【マンガ】チャレンジ! 「楽しかったです」を使わずに作文を書ける? – こども言語化大全

「うちの子、語彙が少ないのでは?」「自分の意見をちゃんと言えない」‥‥‥。子どもの「言葉にする力」の衰えを危惧する声が増えています。文章の専門家・山口拓朗氏が著した『12歳までに身につけたい「ことば」にする力 こども言語化大全』(ダイヤモンド社)は、マンガと「言葉を使ったゲーム」を通じて、子ども(小学校低学年~高学年)が楽しく言語化能力を身につけられる画期的な一冊。今回は、「言語化とは何か?」「言語化できるとどんないいことがあるのか?」を小学生にもわかりやすく描いた水谷さるころさんによるマンガを本書から抜粋して、紹介します。

「だから最近ワクワクしなかったのか…」目標に縛られてはいけない本当の理由 – 「やりたいこと」はなくてもいい。

社会的な「成功レール」の崩壊、どんどん不確実になる未来、SNSにあふれる他人の「キラキラ」…。そんな中で、自分の「やりたいこと」がわからず戸惑う人が、世代を問わず増えています。本連載は、『「やりたいこと」はなくてもいい。』(ダイヤモンド社刊)の著者・しずかみちこさんが、やりたいことを無理に探さなくても、日々が充実し、迷いがなくなり、自分らしい「道」が自然に見えてくる方法を紹介します。

トヨタ1強体制を加速させるか…300万円台「ランクルFJ」がSUV市場を揺さぶる

●この記事のポイント
トヨタが2026年に投入する新型「ランドクルーザーFJ」は、300万円台という価格でラダーフレーム構造を採用した本格SUVとして注目を集めている。受注停止が続くランクル300・250の需給逼迫を緩和する“調整弁”としての役割が期待される一方、日本市場では競合不在の状態が続き、トヨタ1強体制をさらに強化する可能性も指摘される。2.7Lガソリンエンジンやパートタイム4WDなどコスト重視の設計により、「室内の狭さ」「乗降性の悪さ」「4WDの使い勝手」といった弱点も存在する。実用性と資産性を兼ね備えた“道具としてのクルマ”である点を理解できるかが購入判断の分かれ目となる。

 2026年の国内自動車市場において、間違いなく“台風の目”となる一台が姿を現そうとしている。トヨタ自動車が投入する新型「ランドクルーザーFJ(以下、ランクルFJ)」だ。発売は同年5月以降と見込まれており、すでに市場では“争奪戦”を前提とした期待が過熱し始めている。

 現在、ランドクルーザーシリーズ(300、250、70)は、いずれも需要過多により国内受注が実質停止。中古車市場では新車価格を上回る“価格逆転”が常態化し、需給の歪みは極限まで達している。そうしたなかで登場する“第4のランクル”は、需給逼迫の解消に向けた切り札となるのか。それとも、さらなる混乱を招く引き金となるのか。

 本稿では、このランクルFJを単なる新型車ではなく、「市場構造を変える装置」として捉え、その本質に迫る。

●目次

「受注停止」でも売れる…トヨタが描く需給コントロール戦略

 まず押さえるべきは、トヨタが現在直面している“異常な需要環境”だ。SUV(スポーツ用多目的車)市場全体は拡大基調にあるが、とりわけラダーフレーム構造を持つ本格オフローダーは供給が追いつかず、事実上の「売りたくても売れない」状態にある。ランクル300は納期数年、250も同様に長期化、70は限定供給──この状況は、メーカーにとって機会損失であると同時に、ブランド価値を維持するジレンマでもある。

 ここで投入されるのが、よりコンパクトで生産効率の高いランクルFJだ。自動車アナリスト・荻野博文氏はこう指摘する。

「FJは単なるエントリーモデルではなく、“需給の緩衝材”として設計されている可能性が高い。高価格帯モデルに集中した需要を一部吸収し、ランクルブランド全体の熱量を維持する役割を担うとみられます」

 つまりFJは、“売るための車”であると同時に、“待たせすぎないための車”でもある。顧客を他ブランドへ流出させないための、極めて戦略的なプロダクトと言える。

競合不在の現実…日本SUV市場の“空白”

 では、このFJの競争環境はどうか。結論から言えば、極めて「競合が弱い」市場に投じられる。

 かつてこの領域では三菱自動車「パジェロ」が存在感を放っていたが、現在は事実上の不在。各社の現行ラインナップを見ても、FJと真正面から競合する車種は見当たらない。

・スズキ「ジムニーシエラ」:オフロード性能は高いが、サイズ・快適性・積載性でFJに劣る

・三菱「パジェロスポーツ」:海外主力だが、日本市場では空白状態

・ホンダ「パスポート」:北米主軸で、サイズ・価格ともにFJより上位

 結果として、FJの最大の競合は“他社ではなく自社”になる。具体的には、都市型SUVである「カローラクロス」や、中古市場で価格高騰が続く「旧型FJクルーザー」だ。これは、トヨタがセグメント全体を“内製化”している構図ともいえる。

 荻野氏は次のように分析する。

「現在の日本市場は、“トヨタ内での競争”に近い状態だ。他社が不在の領域では、価格帯や用途別に自社製品を並べることで需要を囲い込む戦略が成立する。FJはその典型例だ」

 この構造こそが、「トヨタ1強」をさらに強固にする要因でもある。

300万円台の裏側…“割り切り”としての設計思想

 ランクルFJの最大の魅力は、300万円台後半と見込まれる価格設定にある。ラダーフレーム構造を持つ本格SUVとしては異例の“低価格帯”だ。

 だが、その価格は決して「お得」だけで成立しているわけではない。明確な“割り切り”の上に成り立っている。搭載が見込まれるのは2.7Lガソリンエンジン。ハイブリッドや高出力ターボではなく、信頼性とコストを優先した選択だ。この時点で、トヨタがFJを「ラグジュアリーSUV」ではなく「実用車」として位置づけていることがわかる。問題は、その割り切りがユーザー体験にどのような影響を与えるかだ。

■購入前に直視すべき「3つの死角」

(1)想像以上に「狭い」室内空間

 FJはコンパクト化と悪路走破性を両立するため、全高を高めつつ全長・全幅を抑えている。その結果、室内空間、とりわけ後席はタイトだ。

 ドア開口部は狭く、乗降性も決して良好とは言えない。ファミリーユースを想定する場合、この点は“試乗ではなく実用目線”で確認する必要がある。

(2)パートタイム4WDという“割り切り”

 FJはフルタイム4WDではなく、2WDと4WDを手動で切り替えるパートタイム方式を採用する見込みだ。

 これはオフロード性能や燃費の面では合理的だが、雨天時の高速走行や日常使用においてはフルタイム式に劣る場面もある。

「パートタイム4WDは“理解して乗る”必要がある仕組みだ。知らずに乗ると違和感につながるが、理解すれば非常に合理的な選択でもある」(同)

 つまり、この仕様は“性能の問題”ではなく、“使いこなしの問題”といえる。

(3)高さが生む「乗り降りの壁」

 悪路走破性を高めるための高い最低地上高は、日常利用では“乗り降りのしにくさ”として表れる。

 特に高齢者や子どもにとっては、この高さがストレスになる可能性がある。ステップ装着などの対策はあるものの、根本的な解決にはならない。

万人受けはしないのに売れる理由

 ここまで見てきた通り、ランクルFJは万人向けのクルマではない。快適性や利便性を求めるなら、カローラクロスやハリアーのほうが適している。それでもなお、このクルマが売れると予測される理由は明確だ。

「本物のラダーフレーム車」が、この価格で手に入るからである。荻野氏はこう総括する。

「FJの本質は“所有する価値”にあります。単なる移動手段ではなく、耐久性・信頼性・ブランドを含めた“資産性”を持つ点が評価されるでしょう」

 ランクルブランドは世界的に高いリセールバリューを持ち、過酷な環境でも走り続ける信頼性で知られる。FJは、そのエッセンスを比較的手の届く価格帯に落とし込んだモデルだ。

 ランクルFJは、需給逼迫の緩和という意味では「救世主」となり得る。しかし同時に、トヨタへの需要集中をさらに強める「加速装置」としても機能する。つまりこのクルマは、市場を“正常化”する可能性と、“独占化を進める”リスクの両方を内包している。

 そしてユーザーに突きつけられる問いはシンプルだ。このクルマの“不便さ”を受け入れられるか。ランクルFJは、快適な乗用車ではない。あくまで「道具」であり、「使いこなす対象」だ。その本質を理解せずに手を出せば後悔するが、理解したうえで選ぶなら、これほど魅力的な選択肢もない。

 トヨタが仕掛けたこの“劇薬”が、日本の自動車市場にどのような変化をもたらすのか。その答えは、発売後の受注状況がすぐに示すことになるだろう。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=荻野博文/自動車アナリスト)

「若い人に教えてあげたほうがいい…」養老孟司が語る、防災では足りない大地震への備え – ニュースな本

南海トラフ地震に備えて、ハザードマップの確認や防災リュックの準備を進める人が多い。しかし、いざ都市機能が止まり、住む場所や食料の確保が長期的に難しくなれば、それらの対策は意味をなさない。養老孟司と内田樹も実践する、大災害が起きても生き延びるための意外な備えとは?※本稿は、東京大学名誉教授の養老孟司、神戸女学院大学名誉教授の内田 樹『日本人が立ち返る場所』(KADOKAWA)の一部を抜粋・編集したものです。

デジタル遺産の盲点…FX・ネット証券・暗号資産、遺族が知らぬ間に損失が膨らむことも


●この記事のポイント
デジタル化の進展により、相続の現場では「見えない資産」と「気づかない負債」が新たなリスクとなっている。ネット証券や暗号資産、電子マネー、サブスクリプション契約などはスマートフォン内にしか痕跡が残らず、遺族が把握できないケースが増加。特にFXや信用取引の追証、継続課金サービスの解約漏れ、電子契約による連帯保証などは、死後も損失が膨らむ可能性がある。相続放棄にも3カ月の期限や単純承認の落とし穴があり、事前の対策が不可欠だ。税理士は、パスワード共有ではなく資産・負債のリスト化による「可視化」が最も現実的なリスク管理だと指摘する。

 相続といえば、故人が所有する不動産や預貯金、通帳や印鑑の所在を確認する――。そんなかつての常識は、いまや通用しなくなりつつある。

 スマートフォン一台で金融取引から契約、資産管理までが完結する現代において、相続の現場は大きく様変わりした。遺族が把握できない「デジタル資産」が増える一方で、その裏側には、放置すれば損失が膨らむ“見えない負債”が潜んでいる。

 特に問題となるのは、デジタル上で完結する資産や契約の存在が可視化されにくい点だ。結果として、遺族が気づかぬままコストが積み上がり、相続財産を目減りさせるケースが現実に増えている。

●目次

「見つからない資産」が生む、新たな相続リスク

 デジタル資産の最大の特徴は、「存在に気づけない」ことである。ネット銀行、ネット証券、暗号資産、電子マネー、ポイント。これらは紙の明細や郵送物が届かず、スマートフォンやPCの中にしか痕跡が残らない。端末のロックが解除できなければ、遺族はその存在にすらたどり着けない。

 さらに見落とされがちなのが、「権利」としての資産だ。例えば、以下のようなものが挙げられる。

 ・所得税の還付金や過払い金請求権
 ・個人間の貸付金やクラウドファンディングの出資
 ・ゴルフ会員権、リゾート会員権のデジタル証書
 ・YouTubeや電子出版などの収益受領権

 これらは現金や不動産と異なり、目に見える形で残らない。結果として、遺族が把握できず、永続的に“休眠資産”として埋もれてしまう可能性がある。

 税理士の村井綾乃氏はこう指摘する。

「従来は“見落とし=取りこぼし”でしたが、デジタル時代は“存在に気づかない”という次元に変わりました。把握できなければ、相続手続きの俎上にも乗らないのです」

 つまり、デジタル化は資産形成の効率を高める一方で、「相続不能リスク」という新たな問題を生み出しているのである。

静かに膨らむ「負の遺産」――3つの典型リスク

 より深刻なのは、資産の見落としではなく、「負債の見逃し」である。以下の3つは、実務上とりわけ問題となりやすい。

(1)FX・信用取引に潜む「追証リスク」

 ネット証券で行われるFX(外国為替証拠金取引)や株式の信用取引は、本人の死亡後も市場変動の影響を受け続ける。

 通常、一定の損失が出ればロスカットが発動されるが、急激な相場変動時には決済が間に合わず、証拠金以上の損失、いわゆる「追証」が発生する可能性がある。問題は、遺族が口座の存在に気づかないまま時間が経過する点だ。

「相続人が把握していない状態で相場が大きく動けば、結果的に“負債だけが残る”ケースもあり得ます。金融資産というより、レバレッジ商品は“リスク資産”として明確に区別すべきです」(大手証券アナリスト)

 とりわけボラティリティの高い局面は、想定外の損失が一気に顕在化するリスクがある。

(2)止まらないサブスク課金

 動画配信、音楽サービス、クラウドストレージ、オンラインサロン、ジムなどの月額課金。これらは本人が死亡しても自動解約されることはない。

 クレジットカードや口座が凍結されるまでの間は引き落としが続き、凍結後も未払いとして督促が発生するケースがある。1件あたりは少額でも、複数サービスに加入していれば、年間で数万円、長期化すれば数十万円規模の損失となる。

「サブスクは“便利さ”の裏側で、契約の分散化が進んでいます。本人以外が全体像を把握するのは極めて難しく、結果として解約漏れが発生しやすい構造です」(村井氏)

 サブスクは“資産を食いつぶす静かなコスト”として、見過ごせない存在になっている。

(3)デジタル化で見えなくなる「連帯保証」

 もう一つの盲点が、連帯保証人としての地位である。近年はクラウドサインなどの電子契約が普及し、保証契約の記録が紙ではなく、メールやクラウド上にしか存在しないケースが増えている。遺族がこれを発見できなければ、債務不履行が発生した時点で突然、請求が届くことになる。

「保証債務は“資産ではないが相続される義務”です。しかも電子契約では痕跡が分散しているため、把握の難易度が格段に上がっています」(同)

 これはまさに“ステルス負債”と呼ぶべきリスクである。

「相続放棄」は万能ではない

 こうしたリスクへの対抗策として挙げられるのが「相続放棄」だ。だが、これも決して万能ではない。相続放棄には、「相続開始を知ってから3カ月以内」という厳格な期限がある。デジタル資産の調査に手間取れば、この期限を容易に超えてしまう。

 さらに注意すべきは、「単純承認」とみなされる行為だ。

 例えば、スマートフォン内の電子マネーを少額でも使用した場合、それが「相続財産の処分」と判断され、相続放棄が認められなくなる可能性がある。

「善意の行動が、結果的に放棄の権利を失わせることもあります。デジタル資産は“触らない”ことが重要な初動対応になる場合もあります」(同)

 つまり、相続放棄は“最後の防衛策”であって、事前の準備を代替するものではない。

中高年世代が今すぐやるべき「最後のリスクマネジメント」

 では、こうした問題にどう備えるべきか。結論はシンプルだ。パスワードを共有する必要はない。重要なのは、「資産と負債の所在を可視化すること」である。

 具体的には、以下のようなリストの作成が有効だ。

 ・利用している金融機関・証券口座の一覧
 ・加入しているサブスクサービスの整理
 ・FX、信用取引などのリスク資産の明記
 ・連帯保証や貸付などの債務関係の記録

 これらをエンディングノートや信頼できるデジタル管理サービスに残し、その存在だけでも家族に伝えておくことが重要だ。村井氏はこう強調する。

「デジタル資産は“持っていること”より“伝わること”が重要です。リスト化は、家族への負担を減らす最も現実的な手段といえるでしょう」

デジタル時代の相続は「情報戦」

 かつての相続は、「資産をどう分けるか」が主題だった。しかし今は、「何が存在するのかを把握できるか」という情報戦の側面が強まっている。

 スマホの中に蓄積された金融・契約情報は、適切に引き継がれれば資産となる。一方で、放置されれば負債へと転じる。デジタル化が進むほど、この差は拡大する。

 見えない資産と、気づかない負債。その両方を可視化することこそが、これからの相続における最重要課題であり、同時に“最後のリスクマネジメント”でもある。

 遺族にとっての負担を減らし、自らの資産を確実に次世代へ引き継ぐために――。「死後のスマホ」をどう扱うかは、すでに個人の問題ではなく、社会全体の課題となり始めている。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=村井綾乃/税理士)

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