JRA ユニコーンS(G3)に「注目業界」からサイン!? 全3勝は逃げ切り「◎」前残り想定で、距離延長も「ノックアウト」?

 来週には宝塚記念(G1)を控える中央競馬だが、将来のダートG1馬を探すという意味では今週の競馬も見逃せない。ユニコーンS(G3)は数少ない3歳ダート重賞ながら、近年の勝ち馬の殆どが、その後のG1で活躍する出世レースだ。

 昨年は2戦2勝と負けなしだったカフェファラオが、断然の1番人気に応え優勝。貫禄の横綱相撲で2番手から押し切ったわけだが、先行する他の人気馬がつぶされた結果、3着には11番人気で単勝162.5倍のケンシンコウが入った。

 今年は昨年と違い、どの馬も勝ったり負けたりという成績で難解な一戦。波乱が期待できるメンバーだけに、今週はこのユニコーンSで的中を目指したい。

 昨年はカフェファラオが5馬身差の圧勝を飾り、前述のとおり先行馬が崩れて2、3着は差し馬同士の決着。逆に接戦となった一昨年はワイドファラオが逃げ切っており、2、3着にもある程度前で運んだ馬が粘り込む結果となった。

 近5年を振り返ると、勝ち馬が2着を大きく突き放したレースは差し決着。一昨年のように接戦となったレースは比較的前目での決着となっており、今回は抜けた馬がいないと見て前残りを想定する。

 また、東京のダート1600mは、芝スタートで外枠の方が芝を長く走れる特殊なコース。近年の傾向からも、外枠有利という傾向はチェックしておきたい。

 今回のメンバーで前走3番手以内の先行を見せたのは以下の6頭で、ゲンパチフォルツァ、ローウェル、カレンロマチェンコの3頭は勝利を飾っている。

ゲンパチフォルツァ
イグナイター
プロバーティオ
ローウェル
ピンクカメハメハ
カレンロマチェンコ

 中でも今回人気が予想されるゲンパチフォルツァは、前走同コースで勝利。ただ、前走は大外枠と恵まれたことも勝因に繋がったのではないだろうか。

 しかも勝利したとはいえ、これまで少し物足りなかった馬が上位を独占したレース。今回は不運にも最内枠に入り、人気ほどの信頼はおけないだろうという結論に至った。

「◎」は、14番カレンロマチェンコだ。

 前走は、ダート1400mの昇竜S(OP)を勝利。今回1番人気が予想されるルーチェドーロが4着に敗れたレースで、メンバーレベルも高かったといえそうだ。

 陣営は「スピードが身上の馬だから、今の時計が速い東京は合っていると思います」と今の馬場状態を歓迎。一貫して1400mを使われてきた馬だけに距離は若干長いかもしれないが、週末は雨予報もありダートが締まれば押し切りもあるのではと考えた。

 これまでの3勝は全て逃げ切り勝ちだが、外からなら逃げなくてもマイペースで運べそう。現在2連勝中のカレンロマチェンコだが、近走の内容からはマイルでも侮れず、ルーチェドーロを退けた粘り腰に期待したい。

「○」は、16番ルーチェドーロ。

 こちらは上記でも触れたように人気となりそうな1頭。陣営は「前走(端午S・OP)は芝スタートでモタつきましたが、終いはいい脚を使ってくれました。今回も芝スタートですし、差し脚に期待ですね」と今回も末脚勝負に徹するようだ。

 前走は上手く外に持ち出しスムーズな競馬となったが、今回は大外枠。前走以上にスムーズな競馬が期待できそうである。

 距離が前走から200m延びるが、ゴール前の脚色からは距離延長も歓迎だろう。追走も楽になりそうで、確実に上位争いに加わってくると見た。

「▲」は、12番ローウェル。

 こちらはカレンロマチェンコと同じく、先行で結果を出してきた馬。2走前に3着と敗れている。だが、自らハイペースを作り出し、勝ち馬フルヴォートから1馬身半差に粘ったしぶとさは侮れない。

 このレースに騎乗した団野大成騎手は、レース後「ちょっとペースを速くし過ぎました」とオーバーペースであったことに言及。団野騎手の「このクラスでもやれます」との言葉通り、北村友一騎手に乗り替わった前走は、ハイペースながらも2番手から押し切った。

 近2走は良馬場で持ち時計こそ速いとはいえないが、字面以上に能力を感じる馬。今回、2走前の敗戦以降再び手綱を執る団野騎手も気合が入っているはずだ。

「△」は、6番クリーンスレイト、7番ケイアイロベージ、8番サンライズウルス、11番ヴィゴーレ、13番ピンクカメハメハの5頭をピックアップ。

 クリーンスレイトとケイアイロベージは後方からの競馬を強いられそうだが、ともに前走のレース内容から能力は高そう。

 クリーンスレイトは陣営が「札幌でノーザンの馬を任されているので騎乗できませんが、(前走騎乗した)武史も継続して乗りたかったみたい」と話しており、横山武史騎手のお墨付き。ケイアイロベージにしても、陣営が「抜けた馬がいない今年のメンバーならチャンスはありそうだけどね」と色気を持つ。

 サンライズウルスは少し足りない気もするが、距離延長がプラスに働かないか。陣営も「砂を被るとフワフワしたり、追い出しても真剣にハミを取らなかったりとまだまだ子供。遊びがある分、距離は保つと思います」と、そのポテンシャルに期待を寄せる。

 ヴィゴーレは初ダートも、母がダート短距離で活躍したヴァイセフラウ。ピンクカメハメハもサウジダービーを勝利していることから、侮れない1頭だ。

 なお、人気しそうな馬では、1番ゲンパチフォルツァと4番ラペルーズを「消し」とする。

 ゲンパチフォルツァは冒頭でも述べた通り、前走のメンバーレベルと最内枠に不安。ラペルーズに関しては勝利してきた中央でのダート2戦がともにミドルペースで、速くなった前走で惨敗した辺り、これまでが恵まれ過ぎたと見てバッサリと切った。

 以上を踏まえ、印は以下の通り。

◎14番カレンロマチェンコ
○16番ルーチェドーロ
▲12番ローウェル
△6番クリーンスレイト
△7番ケイアイロベージ
△8番サンライズウルス
△11番ヴィゴーレ
△13番ピンクカメハメハ

 馬券は三連複で勝負。保険としてワイドも押さえておく。

三連複 フォーメーション
◎○▲-◎○▲-◎○▲△△△△△ 16点

ワイド ボックス
◎○▲ 3点

 今回は外枠からの先行馬を中心に、馬券を組み立てた。

 カレンロマチェンコ、ローウェル辺りが粘るなら高配当も期待できそうで、逆にルーチェドーロが突き抜けるなら、クリーンスレイト、ケイアイロベージ辺りが脅威だが、その時はカレンロマチェンコ、ローウェルともに馬群に沈んでいるかもしれない。

 そういえば、先週は格闘技イベントである「RIZIN.28」が行なわれ、YouTuberとしてもお馴染みの朝倉未来選手が失神KOでリングに沈むというニュースがメディアで大きく取り上げられた。

 今週、来週と今度はボクシングで井上尚弥選手、中谷正義選手の注目試合が行われるが、中谷選手の対戦相手がワシル・ロマチェンコ選手。カレンロマチェンコにとって、これは何かのサインになるのだろうか……。(文=宍戸ハレ)

<著者プロフィール>
 競馬好きというよりは予想好き。知的推理ゲームをこよなく愛する馬券狂である。券種は基本的に三連複とワイドだが、的中率より回収率重視で軸は殆ど人気薄という生粋の穴党。馬券が当たると異様にテンションが上がるも、年に数回だけという悲しい現実と向き合っている。

JRAマーメイドS(G3)横山親子が高配当の使者!? 「母娘制覇」狙うクラヴェルに51kgで騎乗!横山典弘が「父の威厳」見せる!?【八木遊のフォーメーション馬券予想】

 20日の阪神メインは、牝馬によるハンデ重賞・マーメイドS(G3)だ。過去10年で“平穏”に収まったのは、「3-2-6」番人気で決まった2017年くらい。今年も上位人気は割れており、出走する16頭すべてにチャンスがありそうだ。

 18年から3年連続で格上挑戦の馬が勝っているが、今年は前走3勝クラスで4着に敗れた13番クラヴェル(牝4歳、栗東・安田翔伍厩舎)を「◎」に指名したい。

 昨年8月に新潟で2勝クラスを勝った後は、3勝クラスで「3→5→4→4」着と惜敗が続いている。ただし戦ってきた相手は決して弱くない。3着に敗れた昨秋の大原Sで先着を許したのは、後に大阪杯(G1)を勝ったレイパパレ。その後もデゼルやウインキートスなどの重賞勝ち馬と差のない競馬をしている。

 前走のシドニーTでは、勝ったソフトフルートに0秒2差をつけられた。前回はともに55kgを背負っていたが、今回はクラヴェルが51kgでの出走。一方のソフトフルートは54kg。前日時点ではソフトフルートの方が人気を集めているが、斤量の差だけ見れば、逆転のチャンスは十分あるだろう。

 血統も魅力的だ。クラヴェルの母ディアデラマドレは、格上挑戦で臨んだ7年前のこのレースを制している。クラヴェルにとって、初の重賞舞台で母娘制覇を狙う。

 鞍上は53歳の大ベテラン、横山典弘騎手。クラヴェルとは6戦連続のコンビとなる。安田翔厩舎とは相性が良く、キングオブコージで昨年の目黒記念(G2)を制している。前日最終6番人気なら、狙わない手はないだろう。

「○」は、横山典騎手の長男・横山和生騎手が騎乗する8番ソフトフルート(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だ。

 シドニーTでクラヴェルを破り、今回が昇級初戦。ただし、こちらは昨秋に大舞台を経験している。昨年10月の秋華賞(G1)では、道中最後方を進むと、上がり最速の末脚を繰り出し、3着に追い込んだ。

 続くエリザベス女王杯(G1)でも6着に入り、そのポテンシャルの高さを示した。その後は自己条件の3勝クラスで2戦連続5着に敗れていたが、前走で念願のオープン入り。昨秋の経験を生かす時だ。

 血統的には、父ディープインパクトの存在が後押しする。過去10年で、ディープインパクト産駒は「3-3-0-8」とマーメイドSとは好相性を誇る。

 斤量の差でクラヴェルを上に取ったが、同斤量なら実力はこちらが上だろう。テン乗り横山和騎手と父・典弘騎手が最後の直線で追い比べを演じれば、高配当は間違いない。

「▲」は6頭いる関東馬のうちの1頭、14番サンクテュエール(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)を指名する。

 こちらもディープインパクト産駒で、前走・福島牝馬S(G3)で復活の兆しを見せる3着に好走した。前走後は、このレースを目標に順調に調整されてきた。杉原誠人騎手から川田将雅騎手への乗り替わりはプラス材料で、シンザン記念(G3)以来の勝利をつかみたい。

「△」はキズナ産駒の2番アブレイズ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 昨年2戦2勝でオークス(G1)に臨んだ逸材も、故障があって復帰後は本来の力を発揮できていなかった。前走のメイS(OP)でようやく連敗に終止符を打ち、重賞2勝目を狙う。

 圧巻の動きを見せたのは1週前追い切り。栗東坂路で49秒2の好時計をマークした。好状態の今なら、トップハンデ56kgを克服してもおかしくない。

「×」は、1番シャムロックヒルと10番キングスタイルの2頭を押さえる。

 アブレイズと同じキズナ産駒のシャムロックヒル(牝4歳、栗東・佐々木晶三厩舎)は、半姉サラスが2年前に7番人気でこのレースを制覇。久々の実戦となるが、調教でいい動きを見せており、最内枠から経済コースを通っての粘り込みに期待したい。

 ディープインパクト産駒のキングスタイル(牝4歳、栗東・田中克典厩舎)は、転厩初戦で2勝クラスを勝ち、今回は格上挑戦となる。410kg前後の小柄な馬体に50kgの軽ハンデ、前走から5kg減は魅力的。無欲の追い込みに徹すれば、3着までなら食い込んでもおかしくない。

 以上、今週は6頭に印を回したが、横山親子が騎乗する2頭をダブル本命という扱いでフォーメーションを組み立てたい。三連複ならどれが来ても万馬券になるだろう。あとはワイドもフォーメーションで押さえておく。

三連複フォーメーション 14点
◎○→◎○▲△→◎○▲△××
ワイドフォーメーション 5点
◎○→◎○▲△

<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。

ライバル不在だったリンガーハット、客離れの本質的原因…「いきなり!ステーキ」の二の舞い?

 全国に約700店舗を展開する長崎ちゃんぽん店「リンガーハット」。2021年2月期の決算では、売上高が前期比28.0%減となり87億円もの赤字を出してしまった。この赤字幅は1962年の創業以来、最大だという。リンガーハットは昨年度、既存店128店舗を閉めるなどして26億円もの特別損失を計上。それがこのたびの業績悪化につながった。

 しかし、もともとリンガーハットは、チェーン展開が難しいといわれる料理「長崎ちゃんぽん」を中心に展開し、ライバル不在という環境を追い風に躍進した企業でもある。不調の原因は果たしてコロナ禍での顧客減だけなのだろうか。フードアナリスト・重盛高雄氏に解説してもらった。

業績不調の原因は消費者とのコミュニケーション不足?

 リンガーハットが創業以来の大赤字を出してしまったのは、コロナ禍による影響といえるのだろうか。

「リンガーハットが業績を落とし始めたのは、実はコロナ禍より前からなんです。2019年から客数も客単価も落ちています。その最大の要因は、リンガーハットの商品的価値と、消費者が求める価値にズレが生じていることでしょう。今の消費者は、飲食店で飲み食いする以外に、体験にお金を使う“コト消費”を求めているんです。

 リンガーハットは、その“コト消費”の動機付けにつながる売り出し方ができていません。例えば、リンガーハットのホームページを見ると、“ちゃんぽんを売っている”ということはわかるものの、消費者が求める“それを食べてどういうふうにおいしいのか”“どういうふうに楽しいのか”が描かれていません」(重盛氏)

 では、その“コト消費”の具体例には、どのようなものがあるのだろうか。

「すかいらーくグループのカフェレストラン『ガスト』では、同グループの中華レストラン『バーミヤン』、から揚げ専門店『から好し』の3ブランドのメニューがテイクアウトできるデリバリー店を出店しました。そして、ただ単にメニューの種類が豊富なだけではなく、各ブランドのコラボメニューも楽しめます。そうした新しい試みは消費者にとって“コト消費”となっているといえるでしょう。

 さらにリンガーハットは消費者とコミュニケーションを取る努力を怠っている傾向にあります。料理にこれをかけて食べたらおいしいとか、これとこれを組み合わせたらおいしいといった情報がホームページに一切書いてないんです。かといって、ちゃんぽんとしての出来も、初めて食べた原体験を上書きする味の向上があるとはいいがたい。数年ぶりに訪れて改めて感動を覚える方は少なく、むしろ失望する方のほうが多いんじゃないでしょうか」

 改良や成長がなければ、消費者が徐々に離れていってもおかしくないだろう。

今後の課題…テイクアウト需要へのプラスαの価値提供

 また、リンガーハットはコロナ禍で増えたテイクアウト需要にもあまり応えられておらず、伸び悩んでいると重盛氏は言う。そこでも、リンガーハットと消費者の間にある大きな意識の違いが原因となっているようだ。

リンガーハットのテイクアウト用容器は、値段が30円(めん類)もします。しかし、電子レンジ対応容器ではないので、『レンジでチンする場合は移し替えてください』と注意書きがあるんです。消費者の立場からすると、無料容器だったらまだしも、30円もする容器であれば電子レンジ対応であってほしいと思いますよね。先ほどの“コト消費”の話とつながりますが、消費者が家に持って帰ってどういうシーンで食べるのか、どういうふうにして食べるのかというイメージができていないんです。

 リンガーハットは客数増加を課題に挙げた月例会を開催しているようですが、いつまで経っても具体的な課題と改善策が見えない。ここがダメだから次はこうしよう、という試みを重ねていくPDCAサイクルがほとんど回っていない状態なんです」(重盛氏)

 その理由はどういった部分にあるのだろうか。

「現最高顧問や現名誉会長として経営にかかわっている創業家の影響力は大きいでしょう。会長が決めたことは社長も従わざるを得ないですし、社長が指示を出せば下はそれを聞かなければいけない。会長の意思決定には誰も逆らえません。一代で築き上げた会社特有の融通が効かない部分は根強くあるのでしょうが、このまま業績悪化が進めば『いきなり!ステーキ』のようにM&Aを余儀なくされてしまう可能性もゼロではないです。

 そのためにも、やはり消費者に対するメッセージ性を明確にすべきでしょう。コロナ禍でもイートインしたいお店、もしくはテイクアウトで選ばれるお店になるにはどうしたらいいのか。それはPDCAサイクルをしっかり回していかないと見えてきません」(重盛氏)

 さらに今後のカギとなるアドバイスを聞いた。

「今後もイートイン需要が爆発的に増えるとは見込めないので、テイクアウトにどこまで“コト消費”としての価値を見いだせるかがカギになるでしょう。“持って帰って食べる”という行為に、プラスアルファの価値をどう乗せていくか――例えば、店内で食べるメニューへの再現性をより高めたり、より楽しい体験ができたりするような商材の組み合わせ。今は外に出かけにくいご時世ですが、自宅で家族とともに食事する時間も貴重な体験の場ですよね。単にモノを食べるのではなくて、そうした体験をどのようにレベルアップしていくかを考えなければいけません。

 消費者の想いに応えられる商品を届けることができれば、食の豊かさは上がっていくのではないでしょうか。単に“コロナだからイートインが増えない、だからテイクアウトにシフトする”といった論点だけで舵を切っていくと、今後もリンガーハットの経営は難航するでしょう」(重盛氏)

 今日の外食チェーンの役割は、モノ消費だけにとどまらないようだ。リンガーハットにも、消費者の胸を躍らせる“コト消費”の研究と提供が急がれる。

(文=二階堂銀河/A4studio)

会社で社員に子宮頸がん検診、有所見率が13%にも…コロナワクチン考察、医師が解説

 新型コロナウイルス感染症の蔓延防止の切り札として、ようやく世界では製薬会社が競って開発したワクチンの接種が始まり、進んでいる国では、もうマスクをしないで外出をしているところも出てきました。日本もこれから接種が本格化することで、コロナの流行が収まることが期待されています。

 今日は、ハイスペック女子の健康と、大いに関係するワクチンの話をしてみたいと思います。

 私の産業医先であるA社では、健康経営に前向き取り組んでいる理解ある経営者の発案で、社員の健康増進のためには会社は何をしたら良いのかをテーマに、真剣な議論を行っています。ここで過日、私は女性社員への子宮頸がん検診を、会社の費用負担で実施してはどうか、と提案させていただきましたところ、これを採用していただき、このほどその結果が出てきました。

 A社が費用負担し、社員が積極的に受けた子宮頸がん検診の結果、所見があり定期的に婦人科でフォローすべき対象となった女子社員は13%にも上り、その有所見率の高さに驚きました。

 子宮頸がんは子宮の入口(頸部)にできるがんで、日本では毎年1万人が子宮頸がんにかかり、約3000人が亡くなっております。発症する年代が若い世代に多く(ピークは30代)、20代、30代の女性で子宮頸がんのために妊娠できなくなる女性が毎年1200人いるという、決して軽視できない病気です。

 さらに、このがんでの死者は、20~65歳の働く女性の世代に集中しており(2019年の死者合計2921人のうち46%の1335人)、働きながら治療を進めていらっしゃる女性も多くいらっしゃいます。

 子宮頸がんのほとんどは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」の感染が原因といわれており、特に2つのタイプ(HPV16型と18型)によるものが子宮頸がん全体の50~70%を占めております。そして、そのHPV感染を予防するワクチンが子宮頸がんワクチンです。

 厚生労働省は、子宮頸がんワクチンでのHPV感染予防と、20歳以降の定期的な子宮がん検診受診とで子宮頸がんはかなり予防できるとしており、HPVワクチンを承認している(世界約130カ国で承認)、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランスなどではワクチンの効果は大きく、2016年までの「10年間で、世界中で7200万人が接種し、HPV感染は90%も減少」という報告もあります。

 これを受けて日本でもワクチンは2013年に定期接種となりましたが、その後、副反応がマスコミで大々的に報道され、現在では「積極的勧奨の中止」となっており、その接種率は当初70%以上でしたが、最近は1%未満となっています。現状を受けて、WHO(世界保健機関)は日本に対して子宮頸がんワクチンの接種率を上げるように勧告まで出しています。

 ワクチンは性交渉を経験する前の10歳代前半に接種をすることが推奨されており、定期接種は小学6年生~高校1年生の間に3回接種するスケジュールです。そして、この子宮頸がんワクチンを受けなかった世代が働く世代になりつつあります。

現状維持バイアス

 今回の新型コロナ感染症のワクチン、これを打てば理論上は感染症への罹患を95%回避できるとのこと。そのリスクである副反応としていわれているのは、接触部位の痛み(67~74%)、だるさや頭痛、筋肉痛(40~50%)などです。接種した翌日には体調不良で仕事を休まざるを得ないという人もいると聞きます。インフルエンザワクチン予防接種よりかなり副反応の頻度は確かに高いようです。

 ワクチンというものは、その効果である傷病への罹患の回避・軽傷化というメリットと、副反応というデメリットを、どうしても天秤にかけなければなりません。今回のワクチン、民間の調査会社の調べでは、29%の人たちが「ワクチンは副反応が怖いから打たない」と回答しているといいます。

 人間の行動には、現状維持バイアスというものがあり、人は変化そのものを嫌います。その背景には「損失回避性」というものが働いているからで、人は利益から得る満足度より同額の損失から得る苦痛のほうが大きいと判断するのです。

「現状を変える」(=ワクチンを打つ)ことによって「何かを失うかもしれない」(=副反応が出る)という不安が、「何かを得られるかもしれない」(=コロナに罹患しない)という期待よりも上回るのが、現状維持バイアスがかかる理由なのでしょうか。

「確かにワクチン接種で副反応が出る確率はかなり低い。一方で得られる利益であるコロナ罹患の回避のメリットは大きい」と頭ではわかっていても、「感染予防できるといっても、リスクが少しでもあるなら不安だし、やめておきたい」といった要因で、客観的に合理的な選択肢の導入に踏み出せなくなるのです。

 さて、(意図的にかどうかはわかりませんが)子宮頸がんワクチンの接種を回避した若い働く世代の女子たちは、このコロナ禍の救世主であるワクチン接種に際しては、この現状維持バイアスに陥ることなく、ワクチン接種を選択するのでしょうか。

(文=矢島新子/産業医、山野美容芸術短期大学客員教授、ドクターズヘルスケア産業医事務所代表)

山野美容芸術短期大学客員教授。ドクターズヘルスケア産業医事務所代表。東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒。パリ第1大学大学院医療経済学修士、WHO健康都市プロジェクトコンサルタント、保健所勤務などを経て産業医事務所設立。10年にわたる東京女子医科大学附属女性生涯健康センターの女性外来、産業医として数千人の社員面談の経験より、働く女性のメンタルヘルスに詳しい。著書に『ハイスペック女子の憂鬱』(洋泉社新書)ほか。

東京五輪、史上最多の金メダル獲得の可能性…開催すればコロナ感染者増加は不可避のジレンマ

 残り約1カ月で東京オリンピックが開催される。それでも新型コロナウイルス感染症の影響もあり、一向に盛り上がる気配がみえない。本当にこのまま開催されるのか――。そんな声が上がる最大の理由は、感染対策を含む準備面が満足にされているとはいいがたい状況にあることが大きい。

 本大会では、選手やコーチ・関係者を隔離し、外部との接触を遮断する「バブル方式」による感染対策が発表されている。バブル方式はNBA(米プロバスケットボール)やテニスの全豪オープン、ハンドボールやフィギュアスケートの世界選手権といった国際大会ですでに採用され、一定の効果をあげている。だが、オリンピック本大会のように競技数も多く、9万人を超えるとされる関係者が訪れる大会での運営は未知数だ。全国紙のオリンピック・パラリンピック担当記者は、次のように話す。

「陽性者を出しながらも、バブル方式を採用することで一応は複数の国際大会を最後まで完遂してきた実績があります。それでも、関係者を含め10万人近い人数が日本を訪れ、1カ月近い日程で33競技を開催するような前例はないわけです。バブルを全面に打ち出して、安全・安心というのは正直、厳しい。おそらく大会中にもコロナ陽性者が増えるという流れは避けられないでしょう」

 特にオリンピックでは他の大会とは異なり、選手は選手村で隔離されることになるが、関係者は選手村への宿泊は不可となるため、盲点はいくらでもある。さらにいえば、選手だけでなく関係者やチームスタッフすべてがルールを厳守できるかというと、疑問符が付く。

「NBAや全豪では、スタッフや関係者を含めて完全なバブル状態だったから感染を抑えられた、という見方もできます。さらに、世界中から多くの人が集まるなか、全員がルールを徹底できるかというと、かなり怪しいでしょう。菅義偉首相は、ルール厳守を求めて、違反者は国外追放も辞さないと明言していましたが、現実的には難しいでしょう。どこまでいっても100%万全とはならないでしょうが、果たして70%や80%まで持っていけるのかというのも、かなり懐疑的な目で見ています」(同)

日本史上最多の金メダル獲得の可能性も

 今大会では、選手の家族や親族は原則として来日不可となっている。だが、“関係者”という爆弾が、コロナ感染の引き金になりかねないと危惧する声もある。JOC(日本オリンピック委員会)関係者は次のように言う。

「“IOC(国際オリンピック委員会)ファミリー”という謎のブルジョアたちが来日予定ですよね。果たして、このコロナ禍で彼らを招待して、高級ホテルで接待する意味はあるのでしょうか。選手たちは、ある程度ルールを守るとみていますが、その一方でIOCファミリーや関係者がおとなしく競技場の往復だけで満足するかというと、とてもそうは思えません。ホテル内のパーティーや、都内に出てどんちゃん騒ぎなどをしないとも限りません。もし、そこでクラスターが発生して、オリンピック後に感染者爆増ということになれば、国民から厳しい目線が向けられるでしょう。そうなると、とても『オリンピックが成功した』とはいえません」

 組織委員会が発表するガイドラインは、このタイミングになっても、まだ完成に至っていない。観客数の正式発表もされていないなか、さまざまなリスクを背負いながらの開催になることは間違いないだろう。ボランティアスタッフの辞退も相次ぎ、医療従事者の確保についても、観客数などが決まらなければ正確な数字を把握することは困難だ。

「選手に対しての医療従事者は確保できていますが、大挙して来る海外メディアや有観客になった際の医療機関までとなると、医療機関に、より多くの協力を仰いでいく必要が出てくるでしょう。一番恐れているのは、メディアや観客のなかでクラスターが起きた際に、対応が後手後手となり、悲惨な事態を招かないかという点ですね」(同)

 そんな状況下でも、ほぼ間違いなくオリンピックは開催される。今回、JOCは「30個の金メダル」を目標に掲げている。メディアのなかには、この個数を大きく上回るのではないか、と楽観的な論調もある。日本を除く参加国の選手は、コンディション不良や調整不足、準備期間が足りないなど、明らかにパフォーマンスを落とすとみられているからだ。

「柔道やバドミントン、卓球、体操、競泳、レスリングといったメダル獲得が有力視される競技以外でも、日本の金メダルは相次ぐでしょう。場合によっては、陸上短距離やサッカーといった、明らかに世界との壁がある競技での金メダルがあっても不思議ではないというくらい、諸外国とのコンディションの差は出てくるとみています。間違いなく日本史上で最多の金メダル数となるでしょうが、それは公平な結果といえるのでしょうか。各社はすでにどういった論調でメダル獲得を報じるか、ということにも頭を悩ませています」(前出・全国紙オリパラ担当記者)

 仮に日本史上最多の金メダルを獲得したとしても、それが“もっとも素晴らしいオリンピック”というには、ほど遠い結果となるかもしれない。オリンピック成功の是非は、閉会後の感染者数の増減にも大きく左右されるだろう。
(文=編集部)

今、フレッシュネスバーガー・カルディ・成城石井で密かに人気の“レモン系”食品とは?

 暑くなってきたこの時期、レモンの酸味が効いた食品が大人気! ネット上でも話題の商品を、その口コミとともにチェックしていきたいと思います!

ガッツリとサッパリが両立「塩レモンチキンバーガー」

 まずは、ハンバーガーチェーン・フレッシュネスバーガーの「塩レモンチキンバーガー」(440円/税込、以下同)。肉厚な鶏モモ肉のクリスピーチキンに、瀬戸内産塩レモンソースを合わせたハンバーガーは、サクッとジューシー、そして爽やかな一品。ネットユーザーの間では、

「フレッシュネスの『塩レモンチキンバーガー』はガッツリとサッパリの良いとこ取りで、最強のハンバーガー!」

「塩レモンソースがチキンとバンズに染みて旨い」

「ほかのハンバーガーも食べたいのに、いっつも『塩レモンチキンバーガー』を選んじゃうくらいには好き」

「暑くなってくるにつれて『塩レモンチキンバーガー』を食べる頻度が上がる」

などと喜ばれています。フレッシュネスバーガーの冷たい「フレッシュ レモネード」や「自家製 ジンジャーエール」(ともにTサイズ360円、Gサイズ420円)にも合いそうですし、テイクアウトして好きなビールで流し込むのも良いですね!

うちカフェに「イタリア産シチリアレモンのチーズケーキ」

 続いては、スーパーマーケット・成城石井の「成城石井自家製 イタリア産シチリアレモンのチーズケーキ」(1070円)。そもそも定番の「成城石井自家製 プレミアムチーズケーキ」(854円)も人気ですが、現在は期間限定で発売中の「イタリア産シチリアレモンのチーズケーキ」に注目が集まっています。シチリア産レモンとコクのあるクリームチーズを使用したレモンチーズケーキには、レモンミルククリームとピスタチオがトッピングされていて、見た目も涼しげ。ネット上では、

「レモンの甘酸っぱさとチーズのクリーミーな味わいに癒される」

「ちゃんとレモンの酸味が効いてるし、ピスタチオがまたアクセントになっていて良い!」

「神がかり的な美味しさ。食後のデザートでもペロッと食べられる」

「この時期、アイスコーヒーといただくのにピッタリ!」

などと大好評です。家でのカフェタイムも楽しくなりそう!

手軽にお店の味「クリーム塩レモンパスタソース」

 最後は、カルディコーヒーファームのオリジナル商品「クリーム塩レモンパスタソース」(171円)! 公式サイトには「レモンの爽やかな酸味にほどよく塩気をあわせ、クリーミィで濃厚な味わいに仕上げました。オレガノの風味がアクセントです」と記載があり、やはりネット上でも「美味しい!」と評判です。

「シンプルな塩レモンパスタも美味しいけど、これは爽やかかつクリームソースのコクもあって大好き!」

「お好みでペッパー、またはチーズ、ニンニクなんかで調整すると、レトルトなのにお店の味みたいになるよ!」

「ベーコンやシメジ、あとはエビとか、わりとどんな具材とも合うから優秀」

「むしろパスタは使わず、肉や魚のソースにしても良いと思う!」

といった口コミが寄せられています。カルディは現在、ほかにもさまざまなレモン商品を取り揃えているので、ぜひお気に入りを見つけてください!

(文=編集部)

 

Snow Man、キンプリの「いじめ問題」を考える…V6や嵐はそれをいかに克服したか

 やる側にとってそれは「からかい」「いじり」のつもりでも、やられる側にとっては「いじめ」となり得る……。こうした“ズレ”は、いつの時代でも人間関係における重要なテーマのひとつだろう。ましてや子ども間の人間関係においてそれが生じた場合、深刻なメンタルの病、そして自殺といった“最悪の事態”までの距離の近さは、大人の比ではないだろう。

 そんなことを考えさせられる、判定の難しい「いじり行為」が今、ジャニーズグループ内において頻発し、ファンを巻き込んで物議をかもしているようだ。

Snow Manの目黒蓮が向井康二に“カンチョー”…2人は共に弁明・反省をブログに掲載

 例えば9人組グループのSnow Man

 5月3日放送のバラエティ番組『アイ・アム・冒険少年 2時間SP』(TBS系)の予告動画において、Snow Manの目黒蓮(24)が、同グループの向井康二(26)に“カンチョー”をしているシーンが流れた。これに対しSNSでは、「痔や脱腸の危険性がある」「子どもが真似するからやめてほしい」といった指摘がファンらしきアカウントなどによってなされた。

 批判の大きさを受けてか向井は、同21日にファンクラブ向け会員ブログを更新、以下のように“弁解”する。

「そんなメンバーと僕がじゃれ合ってることで 僕はなんも怪我とかしてないし それで、嫌な思いもしてへんよ」
「番組とかでちゃんとした流れがあってから メンバーはやってることだってあるし その場の雰囲気も良かったりしてるから 僕たちのじゃれあいが使われたりします」
「一部シーンだけみて 色々と膨らんでいくのが怖くて、、」

 一方、“やった側”である目黒のほうも同24日のブログで、以下のような“反省文”をアップする。

「色んな人が心配してくれてること ちゃんと考えて反省したから安心してね」
「笑わせたいと思ってしてた行動が間違えてたのを気付かせてもらった俺はまた最強に1歩近付けたぜ カンチョーで笑ってくれてた人もありがとう」

 あるいは、5人組グループのKing & Princeキンプリ)。

 5月28日にインスタグラムで投稿したストーリーズや、同30日に行われたインスタライブにおいて、永瀬廉(22)が岸優太(25)を叩くシーンがあり、こちらにもSNSなどでファンから批判の声が寄せられることとなった。これには、以前からキンプリファンの間では、岸に対する他メンバーからの過剰にも思えるいじりについて「ただのいじめではないか」といった声があったことが背景にあったようである。

いきなりデビューした岡田准一を、三宅健や森田剛は快く思っていなかったのではないか

 こうした事態についてジャニーズに詳しいある芸能ライターは、「別に今に始まったことではない」と語る。どういうことなのか。

「例えばV6は1995年にデビューして以降しばらく、合宿所で共同生活を送っていました。当時は、最年少の岡田准一(デビュー当時14歳)を、森田剛(デビュー当時16歳)と三宅健(デビュー当時16歳)がよくいじっていたというのはファンの間では有名な話。岡田は芸能人が多く通う堀越高校に通っていましたが、長野博(デビュー当時23歳)が岡田の体を押さえつけて、森田と三宅がキスマークをつけたこともあるとか。岡田はキスマークをつけた状態で登校し、校内で問題になったといいます。

 今ではこうしたエピソードを“昔の笑い話”としてしばしば語るV6メンバーですが、当時の大人気バラエティ番組『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』のオーディション企画で合格後、大阪から上京していきなりデビューをつかんだ岡田を、ジャニーズJr.時代から“剛健コンビ”で売れっ子だった森田や三宅が当初は快く思っていなかったことはよく知られています。特に“カミセン”内のイジリエピソードは、真偽不明のものも含めれば非常に多く、少なくとも当時の岡田にとっては、いじめとも感じられるつらい経験も多かったのではないでしょうか」

 V6の場合は、“トニセン”という年上メンバーがおり、特に井ノ原快彦(デビュー当時20歳)という“緩衝材”が存在したことや、その後脱退などもなく長く同じメンバーでの活動が続いたことで、本人たちも徐々に精神的に大人になり、そうしたシビアないじりはなくなっていったようだ(それでも岡田は、V6のライブMCでは相変わらず“いじられ役”ではあるが)。

 では、メンバー間の年齢差が少なく、しかもグループのカラーからして“ヤンチャ系”“オラオラ系”だったケースはどうなのだろうか?

「赤西仁や田中聖に殴られてアザになった」と語っていた田口淳之介の悲哀

「2008年2月に『週刊現代』(講談社)が、KAT-TUN(2001年結成、2006年デビュー)内でいじめがあると報じたことがありました。記事によれば、当時メンバーだった田口淳之介(デビュー当時20歳)があるファンに対し、『殴られてアザになった』と腕を見せてきたことがあり、田中聖(デビュー当時20歳)と赤西仁(デビュー当時21歳)にやられたと話していたということでした。この記事では、田口が赤西から『お前、(KAT-TUNに)いなくてもいいよ』『お前のトークは時間のムダ』などと、ファンの前で言われたというエピソードも掲載されていましたね。

 KAT-TUNの場合はメンバーの年齢差が2〜3歳差しかなく、また10代半ばでグループ結成後、ジャニーズJr.時代から大きな人気を獲得して非常に忙しかった。そうしたストレスや年齢的な若さが、グループの仲間に対する、ほとんどいじめといってもいいような行為を生んでしまった一因かもしれません。その後結局KAT-TUNからは、“ヤンチャ”の急先鋒だった赤西と田中、そして“いじられ役”だった田口が脱退していったことを考えると、どこか象徴的ですよね……」(前出・芸能ライター)

 ただし以前であればこうした行為は、追っかけ行為も辞さないコアなファンでもない限り外部の者は知らず、マスコミ報道でもなされない限り表出してくることはなかったのだという。しかし現在は、前述のSnow Manキンプリの例がまさにそうであるように、SNSの発達によってグループ内の人間関係が垣間見えるような動画が量産される時代だ。しかも、いったんファンによって問題視されれば、同じくSNSによって、そうした非難の声はまたたく間に拡散してしまう。いじり・いじめ行為は昔から存在するが、それが表面化しやすくなっているということだろう。

「松島聡やマリウス葉の活動休止は、菊池風磨の激しい“いじり”のせいだ」といった風説がファンの間に流布

 ネットの発達以外にも、若手ジャニーズグループにおいて“いじり問題”が発生しやすくなっている原因があるようだ。

SMAP以降、『男性アイドルもバラエティができて当たり前』の時代が到来したことはよく指摘されるところです。特にこの10年ほどは、大阪芸人の全国ネット番組への進出が進み、“ボケ・ツッコミ”を意識した軽妙なトークができないと、アイドルであっても生き残れない時代になっています。

 ましてやこの数年は、EXILEなどのLDH勢、BTSなどのK-POP勢、JO1などのその他国内勢も伸張して『ボーイズグループ戦国時代』の様相を呈しており、ジャニーズの一強時代はとうに終わりを迎えています。そうした状況下で、若手のジャニーズグループメンバーたちが少しでも“爪痕”を残そうと、テレビ出演や配信動画の収録の際についつい張り切りすぎてしまい、笑える“いじり”としてやったつもりが視聴者を引かせてしまう、というケースも増えているように思われます。

 特に、グループ内でも人気の高いメンバーがあまり目立たないメンバーをいじっていたりすると、ファンにとっては、そのいじりがリアルなものに感じられてしまう。2011年にデビューしたSexy Zone松島聡(デビュー当時13歳)、マリウス葉(デビュー当時11歳)がのちに活動休止に追い込まれるなどしたのも、『トークが達者で年上組でもあった菊池風磨(デビュー当時16歳)などからのいじり行為が行きすぎたせいだ』といった風説がファンの間で根強く語られていましたしね」(前出・芸能ライター)

メンバー間の衝突を“ワチャワチャ感”へと昇華できたグループだけが、「国民的アイドルグループ」の称号を手にする

 ジャニーズグループを長年ウォッチし続け、現在は思春期を迎えた2人の男児の母でもある中部地方在住のある女性はこう語る。

「昔は、ジャニーズグループ内の人間関係やそれに伴う軋轢もゴシップ的に楽しめていましたが、自分が子を持ち、息子たちの人間関係を間近に見るようになり、なかなかそうも言っていられなくなってきましたね(笑)。当たり前ですが10代の子どもはみな繊細で、カラダは大人並みになっても、相手のちょっとした言葉にすぐに怒ったり傷ついたりしてしまいます。うちの子もわりと優しいタイプで、子どもの友人関係を眺めていると、『もっと言い返しなさいよ!』とつい言いたくなってしまう場面も多い(笑)。

 ジャニーズグループを見ていて思うのは、『アイドルというのは、自分ではどうしようもない要素で、芸能人としての“出世”が影響されてしまう』ということ。一般人であれば、勉強や運動、オシャレや言動など、ある程度は本人の努力や気遣いでどうにかなる要素で自分のポジションが決まっていくのでしょうが、アイドルの場合は、生まれつきの“顔面偏差値”や事務所からの“押され度”など、本人にはなかなかいかんともしがたい要素でデビューが決まったり売れていったり……という世界ですよね。

 そういう、本人にはどうしようもない要素を意識させられながら、常に他人と自分とを比較せざるを得ない激しい競争社会を生きていることが、ジャニーズに限らず一般にアイドルグループ内で軋轢、いじめが生じやすい大きな要因のひとつとなっているのかもしれませんよね」

 思えば、SMAP、そしてTOKIOV6など、デビュー当初にはメンバー間の衝突がありつつも、その後大人になるに従ってそうした人間関係のアヤをうまく“ワチャワチャ感”へと昇華できたグループだけが、国民的アイドルへと成長し、脱退者をほとんど出さずに長く愛されるグループへと変貌していくのだ、ということもいえるのかもしれない。

 SixTONESSnow Man、そしてキンプリ……。メンバー間の軋轢をうまく克服し、次に国民的アイドルへと成長するのは、いったいどのグループなのであろうか?

(文=田口るい)

“G7でぼっち”菅首相フォローのため妄想ストーリー流布! 甘利明は「外国の首脳を一喝」、FNNは「カメラがない場面で会話」

 17日に開いた記者会見でも、相変わらず説明能力のないポンコツぶりを露呈させた菅義偉首相。パンデミック下で五輪を強行するというのに、本サイトの記事で指摘したように、「安全安心」の根拠は一切説明できず、「子どもたちに夢や感動を伝える機会になる」とか「会場に直行、直帰をすること...

パチンコチェーン大手が社会貢献活動 光触媒コーティングで学校生活を支援!

 コロナ禍でも安心して通える学校生活へ。パチンコホールチェーン大手のダイナムはこのほど、店舗近隣地域の島根県安来市立島田小学校(ダイナム安来店)と、高知県土佐市立高石小学校(ダイナム高知土佐店)に対して、光の力で菌やウイルスなどを分解・無害化する「光触媒コーティング」を寄贈した。

 同社は2月上旬、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、光触媒コーティングを全店で施行。この光触媒コーティングには60分放置でアルコール消毒以上の効果があるそうで、実際の営業店舗で行った実験では、その光触媒コーティングにより菌やウイルスの代替指標「ATP値」が30分後には60.1%、60分後には78.8%と、時間経過と共に減少し、7時間後には97.1%と、菌類を含む有機物はほぼ死滅したという。
 
 また、施工4週間後に実施したテストでも、同様の水準をキープ。同社では施工後、約3年間の効果持続を見込んでいるとした。

 今回の活動は、同社が積極的に推進する地域貢献活動において、地域のニーズを伺う中で実現に至った。コーティング作業に使用した製品は製造元の株式会社ポッシブルより無償提供され、ダイナム従業員と共に各種教室、職員室、階段、トイレ、体育館などにコーティングを施した。

 この活動について高知県土佐市立高石小学校の弘瀬直美校長は、コロナ禍において子供たちには日常の生活を維持しながら学校生活を送ってもらいたいとの気持ちが常に頭の中にある状態だったそうで、「今回、ダイナムさんからコロナ対策のお話をいただいたことはありがたい機会だと思っています」とコメント。

 コーティング作業をするにあたって事前に全校生徒で自分の机や教室を日常よりも一生懸命清掃したそうで、「磨いたら綺麗になるという工程が、子供たちにとって楽しいと思えたようです」とも語った。

 また、活動には職員、生徒全員が参加したとのこと。社会貢献活動という言葉自体も子供たちにはなじみのない言葉だったそうで、「企業が様々な活動をしているということを伝えるいい教育になったと思います」と感謝を述べた。

 同社は、今後も地域とさらなる共生を目指して、地域社会の発展につながる貢献活動を継続するとのこと。この活動の模様は、公式HPで確認できる。

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『コントが始まる』菅田将暉×有村架純の“恋愛未満”、最終回でいよいよ恋が始まる?

 売れないお笑いトリオ「マクベス」が解散するまでの日々を描く連続ドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系、土曜22時〜)。菅田将暉が人生に悩む売れない芸人を演じ、ほかのトリオメンバーは神木隆之介仲野太賀という同世代の人気俳優が務める。また、ヒロイン役には有村架純を据え、今クールの連続ドラマでは最強の布陣か……と思いきや、視聴率的には1桁台を推移しなかなか苦戦を強いられている(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。

 あるテレビ誌の記者は次のように分析する。

「視聴率は初回こそ8.9%と今のご時世ではまずまずの成績でしたが、そのまま下降線をたどり6~7%を推移。しかし最近は『世帯視聴率はさほど重要視されない』との考えが強いですし、日テレのドラマはHuluですごくよく回るため、5%を下回らなければそこまで問題視はされません。

 しかし、これだけ旬なキャスティングを成立させたわけですから、局としてはもう少しバズらせたかったところでしょう。“敗因”は、間延びした会話劇に終始してしまったところではないかと。ドラマ初回でマクベスの解散が決まり、あとはえんえん、『残された芸人人生をどう生きるか』についてロービートで淡々と描くのみ。3人の会話が自由演技になることも多いのですが、映画的なその“ノイズ感”があまり作用してない。要は、『売れない芸人がどう落とし前をつけるか』という物語として、異様に長いんです。

 また、マクベスの熱狂的なファンという設定の有村架純さんは、3人を支えるという役どころなのですが、かといって菅田とはなかなか恋愛関係にならない。回を追うごとに距離は近づきますが、ファンでありご近所さんというスタンスは変わらない。最終回でどう展開するのかはわかりませんが、これでは明らかに宝の持ち腐れというか、有村さんの無駄遣いではないかと……」

お笑い好きの菅田将暉、『ダウンタウンなう』で号泣したピュアネス

 6月19日放送予定の最終回では、ついにマクベスの解散が描かれるが……では、最終回も観る価値ナシということなのか?

「そんなことはありません。ここまでの9話で解散を引っ張りに引っ張ってきたので、むしろ期待値はMAX状態。おそらく相当ウェルメイドな笑いと涙の最終回を用意しているはずです。『20代後半の芸人がどうやって第二の人生を送るのか』という点のみに話は収斂していくはずなので、最終回だけでも楽しめると思いますよ。

 また、菅田さんは大のお笑い好きで、ダウンタウンに心酔していることでも知られており、『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)でダウンタウンと初共演した際に感極まって号泣したエピソードはファンの間では有名な話。なので、売れない芸人という今回の役も、丁寧に細やかに演じている姿に好感が持てます。

 ただ、マクベスは売れない芸人という設定で毎回コントを披露しているわけですが、演じているのは旬な人気俳優なので、どうしても“売れそうな芸人”に見えてしまう(笑)。結局マクベスのネタが面白いのか面白くないのかもドラマのなかでは判然としないままなので、最終回ではそこにも注目したいですね。そもそも、芸人人生の終わりが決まるところから始まったドラマなので、最終回を観て面白かったら、初回から観直すというのも楽しいと思いますよ」(前出・テレビ誌記者)

菅田将暉主演の2021年新春の月9は、なんと『コントが始まる』前に撮影を終了していた

 現在は主演映画『キャラクター』が公開中の菅田将暉。来年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源義経役を演じる一方、来年1月からのフジ月9枠で『ミステリと言う勿れ』に主演することも発表されたばかり。『コントが始まる』で演じている売れない芸人と真反対の、売れまくっている俳優なのである。

 あるテレビ局関係者はこう語る。

「月9『ミステリと言う勿れ』は、来年の1月からのオンエアなのに、撮影のほうは『コントが始まる』のクランクイン前にはほぼ終わっていたという異例すぎるスケジュールでした。というのも、これから大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の撮影が始まるので、そこしかスケジュールがなかったとか。ということは『ミステリと言う勿れ』は、オンエアの1年以上前にすべての脚本作業やロケの準備を終わらせる必要があったわけで、フジのスタッフ側は相当大変だったと思いますよ。

 また、『鎌倉殿の13人』は菅田さんが長年アニキと慕っている小栗旬さんが主演で、三谷幸喜さんの脚本。菅田さんも相当気合が入っているそうなので、来年は義経役と月9主演とで、さらなるブレイクは間違いないでしょう。

 菅田さんは、今年1月に公開された『花束みたいな恋をした』のほうも、このコロナ禍のなかで興行収入37億円を突破するほどの大ヒットを記録。この作品で共演した菅田さんと有村さんの恋愛ドラマを、『コントが始まる』で期待していた視聴者も多いはずですが、第9話までは手すらつながない(笑)。やはりこの2人の恋愛が描かれなかったことが、視聴率が上向かない一番の要因ではないかと思いますね」

 果たして『コントが始まる』の最終回では、コントではなく恋愛が始まるのか? 我々の想像を絶する結末を期待したい。

(文=藤原三星)

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara