パチスロ「6.2号機」適合ラッシュにファン熱視線!! 「鉄板コンテンツ」に加えて独創的パチンコのパチスロ版も!

 日本遊技機工業組合と日本電動式遊技機工業協同組合は今年4月15日、ゲーム性の拡充を目的として、1,500ゲームが上限となる6号機の有利区間継続数について、3,000ゲームまでとする規制の緩和を決めた。 

 最大約2,400枚の「出玉リミッター」に関してはそのままだが、これでCZ失敗→有利区間リセットによる「振出しに戻る」感が改善されることは確実。新たなゲーム性を生み出すことは困難かもしれないが、例えば『まどか☆マギカ』シリーズの穢れがAT終了後も長期間引き継がれるなど、5号機に近いゲーム性の再現が可能とされている。 

 この新内規「6.2号機」の一般財団法人保安通信協会への型式申請は年5月20日以降の持ち込み分から。市場への登場は早ければ秋頃から…と噂されていたが、どうやら、その通りとなりそうだ。

 コナミアミューズメントは6月15日、公式HPで有利区間3,000G対応機となる新タイトル『マジカルハロウィン~Trick or Treat!~』(製造元:ファイトクラブ)の型式試験適合を発表。発売日については触れていないが、ハロウィンを題材とした内容だけに、それ以前の発売が濃厚と考えられる。

 『マジカルハロウィン』シリーズは同社が誇る看板シリーズのひとつで、魔法使いの少女「アリス」と「ローズ」が活躍する物語。初代『マジカルハロウィン』は2007年に登場し、パチンコを含めて計11作がリリースされている。

 さらに同月18日、大一商会が公式HPで新機種『Sパチスロうしおととら雷槍一閃JH』の型式試験適合を発表した。こちらも有利区間3,000Gに対応したもので、「業界初の6.2号機として、現市場の商品とは一味も二味も違う楽しさを、多くのお客様にいち早く届けられる準備を進めている」とのことだ。

 「うしおととら」は藤田和日郎による漫画で、1990年から1996年にかけて「週刊少年サンデー」にて連載。2015年には第1シーズン、2017年には第2シーズンとしてアニメ化もされ、2018年には同社より『極閃ぱちんこCRうしおととら』がデビューした。

 同機はデジタルとアナログを融合させたマシンで、最終決戦図柄が止まれば「最終決戦チャレンジ」へと発展。その後に役物を突破できれば大当りへと繋がるゲーム性で、「3200ver」「2700ver」「1900ver」と3種類のスペックが登場するほどの人気を博している。

 そんなキラーコンテンツのパチスロ化というだけでなく、同社としても昨年12月の『パチスロ哲也-天運地力-』以来となる新作ということで、早くもファンは大注目。大きな期待を胸に抱きながら『マジカルハロウィン~Trick or Treat!~』共々、新情報の発表を心待ちにしたいところだ。

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セブン、ローソン、ファミマ、セコマ?の「コンビニ勢力図」がすごいとネットで話題!

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

現在ツイッターでコンビニエンスチェーンの出店数を市区町村ごとに調査した全国の「コンビニ勢力図」が大きな注目を集めている。コンビニといえば現代人にとって非常に身近な存在であり、住居や職場の近くにあるとついつい利用してしまうという人も少なくないだろう。そんな中、コンビニエンスチェーンのシェアとは異なる様相が勢力図から見えてきた。今回は、今後のシェア争いに関わってくるかもしれない意外な事実などをお伝えしていきたい。

全国コンビニチェーンの勢力図が話題に

 にゃんこそば(@ShinagawaJP)さんは6月11日、「思いつきでコンビニ勢力図を作ってみた」と、全市区町村がその地域で最も多いコンビニチェーンの色に着色された日本地図をツイッターに投稿。セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなど、コンビニチェーン各社の勢力争いがどのように展開されているかが一目でわかる図となっている。にしても、北海道のセイコーマート勢力は他コンビニが近寄れない鉄壁な布陣とも言える。  この図はネット上でも大きな話題となり、2021年6月21日時点で1.5万件のリツイート、3.2万件のいいね!がつ…

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 唐突だが、私は名前をつけるのが苦手である。ロールプレイングゲームをプレイする際、最初に操作する自キャラの名前を決めることから始まるのが常であるが、このわずか4文字の名前をつけるのに四苦八苦し、何時間も考えた挙げ句、面倒くさくなってゲームをスタートさせずにヤメてしまうのである。

 単純に自分の本名ではなく、ちょっと面白要素の入ったオシャレなネーミングにしたいという欲求からくるもので、普通の人とは違うぞと「センス」を見せたいのである。しかし、何もうまいことが浮かばずに結局は「ああああ」みたいな1番ダサい名前の勇者が誕生する。

 したがって、ネーミングセンスのある人に憧れるのである。パチンコにおいては、タイアップが基本の状況であるし、「出そう」「ヤれそう」「勝てそう」と思わせるようなタイトルをつけるべきなので、私の望むようなセンスを発揮する場面はあまりない。

 しかし、時に天才がつけたに違いないセンスの塊のような機種名をぶっこんでくるマシンもある。その筆頭となるのが『CR GOD AND DEATH』である。

 はっきり言おう。これは完璧な機種名である。まず「GOD AND DEATH」という印象的なフレーズの惹きの強さと同時に「神と死」つまり「天国か地獄か」を言い表し、「DEAD OR ALIVE」のような使い古された表現を使うことなくシチュエーションを巧みに伝えている。

 また、この表現によって、たとえば「バトルモード」のように切迫感のあるスリリングなゲーム性を保持していることが容易に伝えられているのである。実際には、転落抽選が採用されており、まさに神(大当り)と死(転落)が背中合わせで展開するさまを見事に捉えている。

 そして何よりファンタスティックなのが、これがダジャレとしても機能しているところである。「GOD AND DEATH」をネイティブっぽく発音すると「ゴッドアンドデス」→「ゴッアンデス」→「ゴッチャンデス」→「ごっちゃんです」に変換される。

 ごっちゃんです。ここでモチーフである相撲に繋がってくるスーパートリックが隠されているのである。テーマやスペック、ゲーム性といった本機のすべてをこの一言、「GOD AND DEATH」というタイトルで表現しているのである。

 こんなことは天才かぶっ飛んだ人にしか発想できない。控えめにいっても最高である。たぶん、パチンコの歴史のなかでもっともセンスのあるネーミングのデジパチであろう。そして、今後もこれを超えるような機種名はなかなか登場しないはずである。

 スペックについてはいろいろ言及される豊丸だが、過去にもおいても『豊丸とソフトオンデマンドの最新作』『男のマグロ一本釣り』、そして『デラマイッタ』など名前に対してもこだわりを垣間見せていた。

 それは『ダルマゲドン』『炎のジャンジャン飯店』『ロッキンセブン』『パンプキング』『どっ缶!ルーレット』など、オリジナルマシンによる語呂の良さ、言葉のリズム感を重視したタイトル名が多いことからもわかるだろう。

 特に『CR今日もカツ丼』は、ネーミングと出玉の両面でインパクトを与えたマシン。「18万発データ」がネット上に出回るなど、夢のある台として大いに盛り上がった。こんだけ出ればカツ丼より上のご馳走にありつけたに違いない。

 これからも機種名に命を賭けているようなマシンが登場してほしいものである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA宝塚記念(G1)「単勝1.4倍」キタサンブラックが「不可解」な凡走! 武豊でさえ気付かなかった「綻び」がクロノジェネシス、レイパパレに襲い掛かる!?

 27日、阪神競馬場では前期競馬を締めくくる宝塚記念(G1)が開催される。

 その年の総決算的な意味合いも強い有馬記念(G1)に比べ、もうひとつ盛り上がりを欠く夏のグランプリながら、今年は昨年両レースを制したクロノジェネシス(牝5、栗東・斉藤崇史厩舎)と、今年の大阪杯(G1)で強敵相手に4馬身差の逃げ切りを決めた新星・レイパパレ(牝4、栗東・高野友和厩舎)の対決は非常に楽しみである。

 その一方、馬連5098円、3連複38468円、3連単162006円の平均配当が物語っているように、宝塚記念といえば荒れるレースとしても有名だ。過去10年、1番人気に支持された馬はわずか2勝。単勝オッズ1倍台に支持された大本命でさえ、2015年ゴールドシップ(15着)、16年ドゥラメンテ(2着)、17年キタサンブラック(9着)と人気を裏切った。

 確かな能力を持つ馬でも、状態に不安があると力通りの決着とはならない。それだけに各馬の状態の見極めが重要だ。

 ではなぜ、宝塚記念はこれほどまで、人気馬がその実力を発揮できないまま、凡走を繰り返してしまうのか。その理由の一つは、初夏に差し掛かった6月下旬という開催時期が大きく関係していると考えられる。

 春競馬で古馬の目標は古くから春の天皇賞(G1)が主流とされてきた。だが、17年からそれまでG2だった大阪杯がG1に昇格。これにより大阪杯、天皇賞、宝塚記念とG1レースを3連戦する競走馬の心身に掛かる負担が、以前に比して大きくなった。

 また、宝塚記念より前に目標とするレースを使われるため、宝塚記念を迎えるまでに余力が残っていないと、「勝負の前に燃え尽きてしまっていた」ということにもなりかねない。

 その最たる例が、キタサンブラックが単勝1.4倍の圧倒的人気を裏切って9着に惨敗した17年の宝塚記念だろう。G1に昇格したばかりの大阪杯で初代チャンプとなったキタサンブラック。続く春の天皇賞では史上4頭目となる連覇を達成し、06年にディープインパクトが記録したレコードを11年ぶりに塗り替えた。

 そして、キタサンブラックの鞍上はディープインパクトの主戦でもあった武豊騎手。大多数のファンが、圧倒的な強さでG1を連勝した同馬の勝利を疑わなかったのは無理もない。

 しかし、このレコード勝ちこそが、思わぬ凡走のサインだったかもしれない。

 福永祐一騎手が逃げ、佐々木オーナーと禍根を残したシュヴァルグランの奇襲があったとはいえ、いつもなら手応えよく抜け出す最後の直線で、キタサンブラックは抵抗することもなくズルズルと後退。この不可解な凡走に武豊騎手も「正直、分からない」と首を傾げた。

 G1となって、より消耗が激しくなった大阪杯を使われた上に、淀の3200mを走る天皇賞でレコード勝ちの激走をした馬が、疲れを残していないはずがない。

 これが無関係でなかったことは、同レースで2着のシュヴァルグランも宝塚記念で8着に凡走したことからも察しが付く。2頭が力負けではなかったことは、同年にキタサンブラックが秋の天皇賞(G1)、有馬記念(G1)を制覇。シュヴァルグランがジャパンC(G1)を優勝したことからも分かる。


 だが、主戦騎手でさえ気づかなかった「綻び」も、細部まで関係者と強固なパイプを持つことができれば「本当の状態」を見極め、致命的な不安要素を見抜けた可能性がある。

 実はこのとき、キタサンブラックを担当する辻田厩務員は「自分からノッていくというか、内面からにじみ出てくるものがないんですよね。こういうことは初めてで……」と、事前にいつもとは違うパートナーの変化に気付いていたのだ。

 ところが、こういった情報を多くのメディアは大きく報道せず、キタサンブラックの勝利がもはや既成事実であるかのように、耳障りのいいコメントばかりが報じられた。その結果、我々一般のファンは、レコード勝ちという表面的なインパクトばかりに目を奪われて、競走馬が生き物という重大な事実を見落としてしまった。

 そうさせられたのは、大本命馬の好調を伝えたTVや新聞などの一般のメディアの情報を鵜呑みにしてしまったからにほかならない。

 彼らは最終追い切りのジャッジこそ見届けても、刻一刻と変化する状況の変化まではわからない。相手が生き物である以上、レース当日に表面化するほんの些細な異変に気付くことが出来ないのは当然だ。

 これに対し、本当に重要なのは能力を発揮できるだけの状態にあるのか、馬の状態を正確に見極めることができるのかである。

 今年の宝塚記念に出走していれば人気確実だったコントレイルは大阪杯の疲れが抜けず、デアリングタクトはクイーンエリザベス2世C(G1)後に右前肢繋靭帯炎を発症し、いずれも宝塚記念を回避。決戦を前に戦線離脱という憂き目に遭った。

 上位人気が予想されるクロノジェネシスやレイパパレにしても状態の判断を誤れば、危険な人気馬となる可能性は十分にある。

 にもかかわらず、残念ながら我々にはそれを知る手段がない。なんともどかしいことだろうか。

 そこで頼りになるのが一般メディアとは異なる徹底した現場主義で、他の追随を許さない情報量と、その正確さで高配当的中を連発しているプロの集団『競馬セブン』の存在だ。

 元JRA競馬学校教官の徳吉一己氏をはじめ、昭和41年から35年間、専門紙「勝馬」の看板トラックマンとして活躍した古川幸弘氏などトップクラスの精鋭が揃うのが競馬セブン。「トレセン」、「馬主」、「生産者」と、各分野のスペシャリストを中心とする幅広いネットワークを構築している。だからこそ、独自ルートで直前まで関係者の本音や、現場情報の入手を実現している。

 ちなみに今年の宝塚記念についても『競馬セブン』は、激走必至の穴馬を把握しているというから驚きだ。何とかヒントをもらえないかと交渉したところ、「一部でいいなら」という条件で教えてもらえたので、この場で少しだけ紹介したい。

「詳細に関しましては完全オフレコのため公開できませんが、宝塚記念でも人気薄確実な穴馬の激走情報を極秘入手済です。公にはならない勝負ネタということもあって、紙面上の載ることのない大駆け情報ですので、絶対にお見逃しの無いようご注意ください。

グランプリ3連覇の掛かるクロノジェネシスですが、主戦の北村友一騎手の負傷によって今回はC.ルメール騎手へと乗り替わりました。一見、鞍上強化に思えるこの乗り替わりも決してプラスとならない可能性があります。

また、大阪杯を圧勝したレイパパレにしても、コントレイルが同レースの疲れで回避したように、重馬場を激走した疲れは必ずあるでしょう。付け入る隙は十分にあると考えていますよ。

この記事をご覧頂いている方に限り特別に、『宝塚記念・3点勝負買い目』を無料配信致します。しかも、自信の証明として宝塚記念が馬連3点で獲れなければ、有馬記念までの全GI情報も無料公開します。また、次週以降の競馬セブンが誇る馬券師の勝負買い目を無料公開します」(競馬セブン関係者)

 勿論、これらは『競馬セブン』が把握している膨大な情報の概要に過ぎないという。少なくとも「今年の宝塚記念が一筋縄ではいかない」ことは確かのようだ。すでに極秘入手しているという「人気薄確実な穴馬の激走情報」を知るには無料の会員登録を行うのみでいいのなら、登録しない理由はないに等しいといっても過言ではない。

 ただ、情報を垂れ流すだけではなく、一般のメディアが見落としている独自の情報を入手できるからこそ、「プロ」である彼らは大きな利益を得ている。競馬ファンなら誰もが欲しがる垂涎の情報を「完全無料」で手に入れる方法は簡単な手続きのみ。この機会に【宝塚記念・3点勝負買い目】でなんとしてでもプロの最終結論をゲットしよう。

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※本稿はPR記事です

エーザイ、新・認知症薬「610万円」は高額?医療費・介護費全体の抑制につながる?

 エーザイが止まらない。6月18日、株式市場でエーザイ株が急続伸した。株価は一時、前日比1235円(10.8%)高い1万2635円と上場来高値を更新した。6月7日、認知症薬「アデュカヌマブ」が米国で承認されてから同月18日の高値まで、9営業日で株価は63.1%高となった。後述するが、当初の連続ストップ高を経て、売り買いが完全に合致して値段がついた6月10日に、仮にエーザイ株を買ったとしても16.5%高となったわけだ。

 エーザイは6月18日、新型抗がん剤の開発・販売で米製薬大手ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)と提携したと発表した。がん細胞を標的とする抗体と抗がん剤を組み合わせた「抗体薬物複合体(ADC)」と呼ばれる種類の薬で、子宮内膜がんや卵巣がん、肺がんなどを対象に臨床試験(治験)が進められている。

 今回の契約でエーザイはブリストルから一時金で約680億円、今後、最大で2560億円を受け取る。日本、中国、アジア太平洋諸国、欧州、ロシアではエーザイが売り上げ、利益を計上する。

2日連続してストップ高

 6月8日のエーザイの株価の終値は値幅制限いっぱいのストップ高水準の9251円をつけた。昨年11月6日以来約7カ月ぶりの高い水準まで値上がりした。前日比1500円(ストップ高)となり、上昇率は19.35%に達した。

 翌9日もストップ高の1万755円で取引を終えた。連続のストップ高だ。6月10日に、ようやく売買が成立。前日比135円(1.2%)高の1万890円の高値をつけた。エーザイと米バイオジェンの日米連合が世界で初めてアルツハイマー型認知症の進行を抑制する治療薬の開発にこぎつけた。米食品医薬品局(FDA)が6月7日、両社の開発する新薬候補を承認したことで、エーザイ株がはねた。

 認知症の分野に加え、抗がん剤でも新薬の承認を目指し成長へつなげると投資家は捉えた。好材料の2連発で、6月18日は上場来最高値を更新した。6月18日の終値を基準とした株式時価総額は中外製薬(7兆1359億円)、武田薬品工業(5兆8688億円)、第一三共(4兆8880億円)、アステラス製薬(3兆6174億円)に次いで、エーザイ(3兆5810億円)で第5位である。

1人当たり年間約610万円の高額治療費がネック

 エーザイは認知症領域に経営資源を集中してきた。1997年、認知症治療薬「アリセプト」を開発。メガファーマの米ジョンソン・エンド・ジョンソンに先行したが、「アリセプト」は認知機能を一時的に改善する対症療法にとどまり、投与期間が短いという難点があった。

 米食品医薬品局は6月7日、エーザイと米バイオ医薬品大手バイオジェンが共同で開発するアルツハイマー型認知症治療薬候補について、条件付きで承認申請を認めると発表した。長期の進行抑制を狙う世界初の薬として期待されているが、その一方で、有効性の証明に不確かさがあったため、追加の臨床試験が求められた。

 米当局がアルツハイマー型認知症の治療薬を承認するのは18年ぶり。FDAが設置した外部の専門家による諮問委員会は昨年11月に有効性に対して否定的な見解を出していたが、今回、承認に踏み切った。

アデュカヌマブ」はアルツハイマー型認知症の原因物資とされるたんばく質アミロイドベータを除去する効果が認められたことによる。米バイオジェンが2020年にFDAに承認申請をしていた。国内でも20年12月、厚生労働省に承認申請している。

 エーザイは主に日本と、中国・韓国を除くアジアでの先行販売を担い、対象地域の収入のすべてと利益の8割を獲得する。米国と欧州ではバイオジェンが中心となって販売し、利益の45%(米国)、31.5%(欧州)がエーザイに入る。内藤晴夫最高経営責任者(CEO)は、認知症新薬の説明会で「日本では100万人程度がターゲットになる」と述べた。そのうえで「検査体制が充実し、原因物資とされるアミロイドベータを確認できるようになれば、投与対象者は増える」と指摘。「ブロックバスター(年間10億ドルを超える大型医薬品)として貢献してくる」と説明した。

「アリセプト」は症状の悪化を遅らせる効果にとどまるが、それでもピーク時(10年3月期)には3200億円を売り上げた。エーザイは将来の売り上げ見通しを開示していないが、国内のアナリストは「(アデュカヌマブの)ピーク時の売上高は1兆円を超える可能性がある」と推計している。ネックは高額なこと。バイオジェンは米国での治療費は1人当たり年間で5万6000ドル(約610万円)になると公表している。エーザイは国内で100万人を見込む。承認された場合、公的な医療保険財政の圧迫を懸念する声が出ている。

「アディカヌマブ」は確かに高価だが、薬で認知症の進行を抑えられれば、介護費の負担やコストが下がる可能性が高い。この薬の価値は医療費だけでは計れない、と指摘する専門家もいる。国内のアルツハイマー型認知症患者にかかる医療・介護費は7兆円弱と推計されていて、「その過半が介護費」(専門家)との見方もある。

外資系証券のアナリストは強気

 外資系証券会社の目標株価の引き上げラッシュが話題となっている。6月8日付でシティグループが2万円目標とした。ちなみに6月18日の終値は1万2075円(675円高)だった。

 クレディ・スイス証券が1万5000円、ゴールドマン・サックスとBofA証券が各1万2000円。6月17日付でJPモルガン証券が1万4000円で追随した。これに対して、国内証券会社のアナリストは冷ややかだ。野村證券が1万8000円の目標株価をつけているのは、いわば例外。極端に低いのは大和証券。6月18日にいたっても大和は「4700円目標」を維持したままだ。

 4700円ということは6月18日の終値の4割以下である。もし4700円に向けてエーザイ株を空売りして、4700円まで下げたとすると、大きな戦果を挙げることになる。だが、外資系証券会社のアナリストが目標としている1万5000円以上の株価になったりすると損が発生する。

(文=編集部)

トヨタ社長長男=子会社副社長、緊急事態宣言下で“結婚披露宴”…トヨタ幹部やタレント出席

 トヨタ自動車社長の豊田章男氏の長男、ウーブン・アルファの豊田大輔代表取締役と宝塚歌劇団出身の星蘭ひとみさん(本名・吉原真由)の結婚を祝う会が、今年5月8日に東京都千代田区の帝国ホテルで開かれていたことがわかった。出席者は約200人だった。事情を知る関係者からは「事実上の結婚披露宴」との声も聞かれる。

 東京都では4月25日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため緊急事態宣言が発出され、6月20日まで「不要不急の外出・会合」や多人数での飲食の自粛が呼び掛けられていた。

 東京都は結婚式場を休業要請の対象にしていない。一方で、出席者からは「実施するにしても、100人以下まで規模を小さくしたほうが良かったのではないか」との声も聞かれた。

大物芸能人も駆けつけた「お祝いの会」

 結婚式は同日午前10時にホテル内のチャペルで行われた。お祝いの会は同日午後4時半開演で、帝国ホテルで最も広い「孔雀の間」で開かれた。約200人が参集し、在京キー局に冠番組を持つタレントや人気連続ドラマなどで存在感を示す有名俳優らも駆けつけた。

 関係者によれば「新郎新婦のお色直しは3回だった」というが、会合の参加者は話す。

「まず披露宴ではなく“お祝いの会”です。この件に関して、かん口令が敷かれていたはずなのですが……。大輔さんがかつて所属していたこともあってか、トヨタ自動車の幹部も参集していました。緊急事態宣言の影響で当初600人いた招待客を削り、200人にしたという話です。

 緊急事態宣言が出されていたとしても結婚式は人生の節目ですから、“不要不急”には当たらないのかもしれません。ただ100人以上集めて飲食する大規模会合は大丈夫なのか、という不安はありました。50人とか最大でも100人が限度ではないのかな、と。ただ帝国ホテルさんも海外からの観光客が激減し、厳しいでしょうし、中止という選択肢はなかったのかな、と。またお招きいただいたのに、出席しないのは失礼にあたると思いますし、他の招待客も少なからず悩まれたのではないでしょうか。

『緊急事態宣言下で招待したら迷惑がかかる』という理由で、披露宴を延期したり、取り止めたりした若いカップルも私の周りにたくさんいます。感染への不安もさることながら、今、まさにこういう形で取材を受けたり、『自粛警察』と言われるような方々からバッシングを受けたりする不安のほうが大きかったのは確かです」

酒類は提供していないし、ソーシャルディスタンスも守っている

 これまでの政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会などの提言を踏まえる限り、大規模な飲食を伴う会合が感染拡大の端緒になる可能性は否定できないように思える。世間では、前出の参加者が話すように「披露宴を後日に延期する」「実施を取りやめる」など慎重な考えも多く聞かれる。

 ウーブン・アルファの持ち株会社で大輔氏がシニア・バイス・プレジデント(上席副社長)を務める、トヨタ子会社のウーブン・プラネット・ホールディングスに、「大輔氏の披露宴での感染症対策」と「緊急事態宣言下で大規模な結婚披露宴を開催することに対する考え」について聞いたところ、以下のような回答があった。

「東京都からの要請である、酒類の提供の停止、20時までの終了を遵守し、別添の帝国ホテルのガイダンス(文末掲載)に沿って、消毒液・アクリル板の設置・検温の徹底・人的接触距離の確保としての着座の徹底と1テーブルの少人数化など、可能な限りの感染対策を行った上で実施致しました」(原文ママ、以下同)

「披露宴は中止し、友人のお祝い会として、新郎新婦が二人の人生のスタートを友人に報告することと、感染拡大抑止することのバランスを慎重に考え、東京都からの要請を踏まえた上で万全の対策を講じることを前提に、必要最小限の規模にしたと認識しています。緊急事態宣言下でありますが、個人の人生の門出であることにもご理解を賜りたいと存じます」

 ほか、出席したとされる芸能人にも事実確認ため、書面で質問状を送付しているが6月21日までに回答はなかった。

 大輔氏は2011年、慶応大卒。14年に米バブソン大院で経営学修士を取得した後、16年にトヨタに入社。現在は、静岡県の先進技術実証都市「ウーブン・シティ」の開発を担うウーブン・アルファに所属している。星蘭さんとの結婚は今年3月に明らかになっていた。

(文=編集部)

帝国ホテルのガイダンス(原文ママ)

 帝国ホテル東京では 4 月 25 日に発出された緊急事態宣言に伴い、東京都の緊急事態措置等、行政の要請に沿ったガイドラインのもと、お客様が安心してご披露宴を開催していただけるよう、下記のとおり安全対策を講じております。

帝国ホテル 東京

総支配人 金尾幸生

                   記

・緊急事態宣言中のご披露宴ではノンアルコール飲料のみの提供としております。

・カラオケ設備の提供は停止いたしております。

・ご披露宴が 20 時までに終了するよう、お客様にご調整いただいております。

・ホテル入館口にサーモグラフィーを設置し、スタッフが立哨のうえで入館者の検温を実施しております。また、ご来館いただくお客様皆様に手指の消毒ならびにマスクのご着用をお願いいたしております。

・宴会場では、1 時間あたり宴会場室内の空気の量(部屋の容積)の 3~5 倍の量の清浄な空気を新たに供給しております。供給する空気は、外気を取り入れフィルターを通し清浄化しています。また、二酸化炭素の濃度を常に計測しご来館人数に応じて適正な循環量で外気を取り入れる換気システムを導入しております。

・ご披露宴会場については、ご利用毎に消毒を実施いたしております。また、アルコール消毒液を増設してお客様にご利用いただいております。

・テーブルに着席するお客様同士の間隔については、1 メートルを確保できるようお願いしております。また、テーブル毎の間隔についても十分な距離を保てるよう広い会場をおすすめしております。

・ご披露宴会場の受付や卓上等には、アクリルパーテーションの設置をおすすめいたしております。

・ご披露宴会場については、収容人数の 50%以下の人数での開催をお願いいたしております。

従業員の対応

・弊社グループ従業員へマスクを配布し、出退勤時ならびに勤務中の着用を義務付けております。

・従業員通用口にサーモグラフィを設置し、体温の確認と手指の消毒を徹底しております。また 37.5 度以上の発熱や、体調が優れない従業員は、病状回復後 2 日間が経過するまで大事を取って自宅待機としております。

・事務所入室や化粧室の使用後に、必ず手指の消毒を行うようアルコール消毒液を増設しております。

・体調不良時の行動基準と、従業員の健康状態を管理する仕組みを導入しております。

・従業員の不要不急の出張を禁止するとともに、海外渡航の禁止、不特定多数が集まる集会・イベントや職場単位での会食・会合への出席などを自粛するよう指導しております。

 その他、一般社団法人日本ホテル協会による「ホテル業における新型コロナウイルス感染症 感染拡大予防ガイドライン」及び公益社団法人日本ブライダル文化振興協会における『結婚式場業「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」』に則り、運営いたしております。
 

JRA「伝説の新馬戦」は何故そう呼ばれるようになったのか!? ダノンスコーピオン快勝で注目度アップ、実はダービー馬シャフリヤールも条件を満たしていた?

 先週、阪神競馬場で行われた日曜の5Rメイクデビュー阪神は、前評判の高かった馬が複数出走。頭数こそ7頭と少なかったが、これは相手が悪いと対決を避けた馬がいた影響もあっただろう。

 このレースには、古馬相手に追い切りで先着したダノンスコーピオン(牡2、栗東・安田隆行厩舎)、新種牡馬キタサンブラックの期待馬コナブラック(牡2、栗東・清水久詞厩舎)、陣営からリスグラシューに近いイメージがあると評されたルージュラテール(牝2、栗東・矢作芳人厩舎)が対決。ハイレベルの一戦を制したのは川田将雅騎手とダノンスコーピオンのコンビだった。

 元JRA騎手の安藤勝己氏も自身のTwitterで「今日の阪神5Rはメンバー良すぎて少頭数って注目の新馬戦。G1級が何頭かおって、ゆくゆく伝説の…ってなるかもしれないよ」と評したように、このレースから未来のG1馬が誕生しても不思議ではなさそうだ。

 ところでこの「伝説の新馬戦」というフレーズだが、その定義は諸説ある。例としてはとんでもない大波乱の決着となったミナレットや、ミホノブルボンのように逃げ馬として有名な馬が、デビュー戦では後のイメージとは程遠い直線一気で勝利を挙げていたり……。

 後のG1馬が同じレースで一堂に会したケースも有名だ。デビュー戦は最強クラスの馬もいれば、生涯未勝利で終わる馬も同じく出走することもある。実力馬同士が対決した場合、敗れた馬が後のG1馬だったという例も珍しくはない。

 なかでも最もメジャーなものとされるのは、2008年の10月26日に京都で行われた新馬戦(芝1800m)だろう。このレースには後のG1馬がなんと3頭出走していたのである。

 1着のアンライバルドは翌年の皐月賞馬となり、3着のブエナビスタは阪神JFのほかにも桜花賞(G1)とオークス(G1)を制して牝馬二冠を達成。古馬となってからはヴィクトリアマイル(G1)、秋の天皇賞(G1)も勝利した名牝だ。

 それどころか、4着のスリーロールスは菊花賞(G1)を優勝。2着リーチザクラウンはG1こそ勝利することが出来なかったが、日本ダービー(G1)ではロジユニヴァースの2着に入ったように、新馬戦ながら優にG1級のメンバーが集まるレアケースだった。

 この菊花賞当日に行われる新馬戦に「伝説」の印象を決定づけたのが、翌年の10月25日に京都で行われた新馬戦(芝1800m)だ。

 前年の4着馬スリーロールスが菊花賞馬に輝いたこの日、ローズキングダムがヴィクトワールピサとの一騎打ちを制してデビュー勝ち。その後も朝日杯FS(G1)を制し、翌年のジャパンC(G1)ではブエナビスタ(1位入線2位降着)を破って優勝する。

 そして2着に敗れたヴィクトワールピサは、皐月賞でローズキングダムを破って勝利すると、暮れの有馬記念(G1)を3歳にして優勝。古馬となった翌年にはドバイワールドC(G1)で日本馬として初の勝利を挙げたのである。

 また、今年のクラシックでも、ダービーの栄冠を手にしたシャフリヤールがデビュー勝ちしたのは、偶然にも伝説の新馬戦といわれている菊花賞当日だった。このレースでクビ差2着に惜敗したヴィヴァンがもし、今後G1を勝つようなことがあれば、それこそ競馬史に残る大記録となるのかもしれない。

乾汽船、新型の買収防衛策の導入を検討、市場で注目…濫用的な株主権行使に対抗

 投資ファンドから敵対的買収の脅威にさらされている東証一部上場の乾汽船が、新しい買収防衛策を打ち出した。乾汽船は、アクティビストで議決権ベースで31.5%を保有する筆頭株主のアルファレオホールディングス合同会社(アルファレオ)から3年間で13件の株主提案や修正動議のほか、8件の訴訟提起など激しい攻撃を受けてきた。

 これまで防戦一方だった乾汽船がここにきて、アルファレオとその関係者の特定の株主グループをターゲットとする新型の買収防衛策導入を、今月23日に開催される株主総会に諮る。株主の支持を得て、この新型の買収防衛策が導入されれば、アクティビストとの攻防が新たな局面を迎えることになる。敵対的買収が増加する日本の資本市場で、ひそかに注目を集めている。

 乾汽船では、2019年からは、敵対的買収行為を行う株主から「大規模買付行為」がなされた場合に発動される買収防衛策を取ってきた。いわゆる「事前警告型」の買収防衛策だ。今回、これを大きく変更し、アルファレオとその関係者という特定の株主グループだけに限定し、「大規模買付行為」と「濫用的株主権行使」がなされた場合に発動できる新型の買収防衛策に切り替える。有事導入ではない状況で特定の株主グループだけを対象にした買収防衛策の導入は、日本では初めてのことだ。

 乾汽船の乾康之社長は決算説明会の場で、新型買収防衛策導入の経緯を述べた。

「私どもは、上場会社です。株主の皆様の権利に制限を加えることを望んではおりません。そして、対話を重んじ、社会の公器であることに誇りを持っております。ただ、ここ3年の間、努めても理解しあえない特定の株主様とのやり取りを通じ、これでは他の株主様のためにはならないと思うようになりました。改めて振り返りますと、特定の株主様からの真意の掴みかねる多くの行為や、その対応に振り回されることで、経営への集中を欠くことにつながっていたのではないかと思います。これらの行為が、会社の体力を奪い、経営を支配するための準備行為なのではないか、というご指摘をステークホルダーの皆様方から、いただくようになりました」

 要するに、アルファレオ以外の株主から、アルファレオの執拗な攻撃に対処すべきという声が上がってきたということだ。そして、この新型買収防衛策を編み出したのが、企業防衛の第一人者である西村あさひ法律事務所の太田洋弁護士であることを明かした。

「ご縁がありました西村あさひ法律事務所の太田(洋)先生とお話しのなかで、『特定株主様との関係を適正のものに修復できる可能性が高いプランが考えられる』というお話をいただき、同事務所の先生方とお話を進め、今回の総会議案に至りました」(乾社長)

アルファレオの激しい攻撃

 この新型買収防衛策のターゲットとなるのは、アルファレオとその関係者。これにはアルファレオを実質的に保有・支配している東証一部上場のメルコホールディングスの代表で2代目社長の牧寛之氏も名指しされている。要するに、上場会社の社長でありながら、他の上場会社から「招かれざる株主」として名指しされている格好だ。

 メルコは、通信機器のバッファローや流水麺で有名なシマダヤの持株会社だ。アルファレオは当初投資目的で株を取得していたが、メルコ創業者の牧誠氏が他界した18年頃から2代目の牧寛之氏に代替わりし、アクティビストに豹変していく。

 その後、乾汽船への攻撃が激化する。18年6月には、乾汽船の定時株主総会で自社株買いの株主提案を行い、19年2月には帳簿の閲覧・謄写請求を行い、市場で株を買い漁り筆頭株主に躍り出た。

 19年6月の定時株主総会では、乾汽船は買収防衛策を提案。出席株主の過半数の賛成を得て承認されたが、これに対してアルファレオは同年9月、臨時株主総会の招集を請求し、(1)取締役の報酬引き下げ、(2)特別配当、(3)乾康之取締役の解任、(4)自己株式の取得、(5)買収防衛策の廃止を求めた。

 乾汽船の経営陣は、これらの株主提案のうち、(5)買収防衛策の廃止については適法性に問題があるとして臨時株主総会に付議しないことを決定。アルファレオは10月11日、「本買収防衛策の廃止」を議案とする臨時株主総会の招集許可申し立てを行った。

 会社側は、同年11月4日に開催された臨時株主総会には(1)から(4)までの議案を上程し、アルファレオ以外の多くの株主の賛同を得て、いずれも否決された。アルファレオは同年12月3日には、買収防衛策廃止の議案を株主総会に付議しなかったことを理由に、乾取締役の解任請求訴訟を提起。さらに20年3月6日には、買収防衛策の廃止を議案とする株主総会が裁判所により招集許可決定された。

 5月7日を開催日として、アルファレオによって臨時株主総会が招集されたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止を理由に、総会の場に出席できる株主数をアルファレオ自身を含めて3名のみに限定し、さらにアルファレオ以外で出席できる2名については抽選で選ぶといった強硬手段に打って出た。つまり、会社側に賛同する委任状を持参する株主が実質的に総会に出席できない可能性が極めて高くなるというもの。

 これに対して、乾汽船の監査役は4月24日、アルファレオが行おうとしている決議方法に法令違反または著しい不公正があり、かつ、それにより乾汽船に著しい損害が生じるおそれがあるとして、臨時株主総会開催禁止の仮処分を申し立てた。

 最終的には裁判所から示された和解案でアルファレオと和解。5月7日にはアルファレオが招集し議長を務めるかたちで臨時株主総会が開かれ、「会社防衛策の廃止」が付議された。そして現経営陣を批判する動画まで制作し、来場した株主向けに放映した。翌8日には、「2020年5月7日開催の乾汽船株式会社臨時株主総会までの経緯をまとめた動画」というタイトルでその動画をYouTubeに公開、アルファレオは現経営陣に対する徹底批判を展開した。しかしながら、これほどまで工作をしながら、株主の過半数の賛成が得られず「買収防衛策廃止」の議案は否決された。

 これまで乾汽船はアルファレオから繰り返される株主提案や臨時株主総会招集請求に対応し、辛うじてしのいできた格好だが、今もなお取締役解任訴訟など複数の訴訟が継続中だ。

株主権濫用の動きがあれば、買収防衛策が発動

 こうした状況のなかで、乾汽船は「特定株主グループが濫用的な株主権行使を行い、また十分な蓋然性がある」と判断したという。M&Aに詳しい弁護士は、「アクティビストファンドでも、ここまで特定の上場企業に執拗な攻撃を繰り返すのは見たことがない」という。

 アルファレオは濫用的な株主権を行使する蓋然性があると乾汽船が判断した理由として、以下の点を挙げている。

(1)18年6月以降3年間で13件の株主提案や実質的動議を発動し、いずれも株主総会で否決されている

(2)東証の規定により「その他関係会社」に該当する決算内容の開示義務があるにもかかわらず、再三の要請を拒否し、乾汽船は有価証券上場規程違反の状態が続いている

(3)19年9月以降、約2年間の間に乾汽船に8件もの訴訟を提起しているアルファレオの代表社員であるマキスが会社法に基づく公告義務を履践しておらず遵法意識を欠いている

 新しい企業防衛策が導入されるかどうかは、23日の株主総会で決められる。仮に導入された場合、アルファレオに新たに株主権濫用の動きがあれば、買収防衛策が発動されることになる。果たしてアルファレオと乾汽船の攻防戦は今後どうなってしまうのか、まだまだ目が離せない。

(文=松崎隆司/経済ジャーナリスト)

●松崎隆司/経済ジャーナリスト

1962年生まれ。中央大学法学部を卒業。経済出版社を退社後、パブリックリレーションのコンサルティング会社を経て、2000年1月、経済ジャーナリストとして独立。企業経営やM&A、雇用問題、事業継承、ビジネスモデルの研究、経済事件などを取材。エコノミスト、プレジデントなどの経済誌や総合雑誌、サンケイビジネスアイ、日刊ゲンダイなどで執筆している。主な著書には「ロッテを創った男 重光武雄論」(ダイヤモンド社)、「堤清二と昭和の大物」(光文社)、「東芝崩壊19万人の巨艦企業を沈めた真犯人」(宝島社)などを多数。日本ペンクラブ会員。

高級ホテルの価格崩壊止まらず…リッツ、アマンも大幅値引き、ハイアットは1万円切りも

 長引くコロナ禍で、さまざまな業界が変化している。緊急事態宣言の発令によって不要不急の外出を控える動きが大きくなり、レジャーを自粛するようになった人が増えたことから大きな打撃を受けた旅行・ホテル業界も、そのひとつだろう。

 そんななか、ホテル業界では価格競争が激化しているという。今回、ビジネスジャーナル編集部では、ツイッターでさまざまな旅行情報を発信し、3万人以上のフォロワーを誇るHalohalo/お得トラベラー」(@halohalo_travel)氏に、旅行業界の現状について話を聞いた。

Go Toトラベルの半値適用価格よりも、今の定価のほうがなお安い

――現在、旅行業界はどのような状況なのでしょうか?

「以前は日本の旅行業界はインバウンドでおおいに潤っていましたが、ご存じの通りそれがコロナ禍で完全にストップしてしまいましたよね。そのため国内のホテル業界や航空業界は国内需要に頼るしかない状況となり、しかしこの状況で当然お客さんは少ないですから、価格を下げるしかない。というわけで、全体的に低価格化が進んでいます。

 例えば、昨年の『Go Toトラベル』キャンペーンでは、ホテル代が35%割引で、併せて配布された『地域共通クーポン』を含めて正規料金の半額程度で宿泊可能でしたが、現在はそもそもの元の価格がそれよりも安くなっています。4月に3回目の緊急事態宣言が発令されたときは、『Go Toトラベル』時と同程度になるくらいの値下げ率だったのですが、5月末に宣言が延長されたことで、さらに価格が落ちています。この流れは、特に東京のホテルで顕著ですね」

――では、東京以外の観光地でも同じような傾向はあるのでしょうか?

「東京以外だと、箱根周辺や京都も安くなっている印象です。沖縄も一時期価格低下傾向にあったのですが、沖縄観光が本格化する夏に向けて、値段は回復してきているようです。東京の場合は1泊10万円前後もするような超高級ホテルの割引が目立っていて、京都の場合は大浴場付きで1泊1〜2万円程度のホテルが半額程度で泊まれるようになっているケースがよく見られます」

リッツ・カールトン、アマンがディスカウント、ハイアットリージェンシーは1万円切りも

――では、今お得に宿泊できる東京の高級ホテルをいくつか教えてください。

「『ザ・リッツ・カールトン東京』(東京都港区赤坂)は通常1泊2名6万円以上でしたが、現在は、朝食のほかにホテル内で使える1万円の食事券が付いて1泊2名4.6円前後で泊まれます。『アマン東京』(東京都千代田区大手町)は通常であれば1泊2名で12万円以上でしたが、現在は7万円代から泊まれるプランも。また、『ハイアットリージェンシー東京』(東京都新宿区西新宿)は1泊2名で1万円を切っています。

 いずれも『一休.com』や『楽天トラベル』といった予約サイトで出ているプランで、サイトの会員ランクによってはポイントが10倍になったりと、かなりお得。ちなみに『リッツ・カールトン』や『ウェスティン』などのマリオット系列のホテルは、『SPGアメックス』というクレジットカードの入会や利用額に応じて最大7万5000ポイント還元というキャンペーンを6月30日まで行っているので、ポイントを使って持ち出しゼロで宿泊することも可能ですね」

――それ以外に、安さで注目しているホテルはありますか?

「池袋の『ホテルメトロポリタン』(東京都豊島区西池袋)と『サンシャインシティプリンスホテル』(東京都豊島区東池袋)ですね。池袋駅をはさんで真反対に位置するこの2つのホテルはお客の取り合い状態になっているようで、『メトロ』が1泊2名で4500円から、『プリンス』が1泊2名で4300円からという激安価格。ただ、『プリンス』は7月18日までの初夏キャンペーンで1名につきホテルで使える1000円分のチケットがつくので、今のところは『プリンス』が一歩優勢というところです。

 また、6月にオープンしたばかりの『ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条』(京都市中京区西ノ京職司町)は、大浴場やラウンジ、ジムも利用できて、なんと1泊1名1200円から。この『ロイヤルパーク』は、1カ月6.6万円という超お得プランを出して旅行好きの間で話題になっていたのですが、発売直後に即完売。9月にも、2名で2週間宿泊して3.8万円から、さらに3800ポイントのポイントバックというプランを『楽天トラベル』などで出しているようです。

 ちなみに変わり種でいえば、福岡の『クインテッサホテル福岡天神南』(福岡市中央区白金)がおすすめ。このホテルは7000冊あるマンガライブラリーが読み放題で、1泊3000円前後。予約サイトなどで発行されるクーポン使うと2000円代になることもあります。マンガ喫茶とそこまで変わらない値段でホテルに宿泊し、マンガを思う存分楽しめるわけです」

公式で「最安値保証」とあっても、予約サイト経由のほうが安いケースが多い

――最近はホテルの公式サイトで「公式サイトから予約すれば最安値保証!」などと謳われていることも多いですが、それでもやはり予約サイトを使ったほうがお得なのでしょうか?

「確かにそういう場合、純粋な宿泊値段だけを見れば公式サイトからのほうが最安値なのですが、楽天トラベルヤフートラベルなどの予約サイトにはクーポンやセール、ポイント還元などがあるので、それらを使えばやはり、実質的には公式サイトよりも安く泊まれることのほうが多いようです。ただ、公式サイトも各種予約サイトに負けないようにと、朝食やドリンクのプレゼントなど、特典を充実させるところも増えていますね」

――6月21日以降、地域によっては緊急事態宣言が解除となるケースも出てくると思われますが、今後もリーズナブルにホテルに宿泊するためには、どうすればよいのでしょうか?

「ここ数カ月は、緊急事態宣言が発令されたり延長されたりするたびにホテル全体の宿泊価格が下がっていたので、宣言解除となった場合は、やはり少しずつ本来の価格に戻すホテルが増えていくのではないでしょうか。すでに東京や大阪では、6月21日以降は価格を上げているホテルも出てきています。

 なるべくお得に宿泊したいという場合は、複数ある予約サイトの会員ランクによる特典の違いや、セールやクーポン情報をチェックして、どのタイミングでどのサイトから予約するのが一番お得なのか見比べることがポイントです」

 コロナ終息の鍵を握るのはワクチンと治療薬ともいわれているが、一方で感染力の強い変異種によってより強力な措置を取る必要ありとの見方もある。そんな厳しい状況のなか、生き残りをかけてさまざまな取り組みを行なっているホテル業界だが、低価格傾向はいつまで続くのだろうか。

(文=田口るい)

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 ついに政府や東京五輪組織委員会、国際オリンピック委員会(IOC)が国民の不安を徹底的に無視することを高らかに掲げた。本日おこなわれた5者協議で東京五輪を上限1万人の有観客で開催することを決定、開会式にいたっては2万人規模の観客を入れることを容認する考えを打ち出したからだ。...