NHK“菅官邸の代理人”専務理事の超異例「4期目続投」の裏に官邸のゴリ押し! クロ現・国谷裕子を降板に追い込んだ張本人

 国民の政権への批判・不満がこれだけ高まっているというのに、ますます官邸に対する忖度をエスカレートさせているNHK。しかも、ここにきてそのことを象徴する異常な人事が発覚した。  NHKで “官邸の代理人”と呼ばれる板野裕爾専務理事野の退任案が一旦出されながら、官邸の意向で...

フジテレビ『みんなのKEIBA』痛恨の「三連単14459.0倍」払戻し!? 2→3→1番人気の決着に佐野瑞樹アナ「違うと思います。ごめんなさい」100万馬券ゲットから数秒でぬか喜びに

 競馬はオッズゲームである。1番人気は1番強い馬がなるのではなく、単勝馬券が1番売れた馬が機械的に選ばれる。

 したがって、単勝人気と三連単などのその他の馬券の配当が、必ずしも完璧に連動しているわけではない。レースが1・2・3番人気の順に決まったからといって、三連単が1番人気の配当になるとは限らないのだ。

 その結果、三連単などの馬券が的中して「思ってたより配当がついたな」と二重の喜びを味わう経験も競馬の醍醐味の1つといえるだろう。

 だが、この日の100万馬券的中は、残念ながら“ぬか喜び”になってしまったようだ。

 27日、宝塚記念(G1)の発走時刻まで、あと20分弱といったところだった。裏開催の札幌ではメインの大沼S(L)が行われ、2番人気の「2番」ダンツキャッスルが中団から抜け出しての勝利。

 2着に3番人気の「3番」スワーヴアラミス、3着は1番人気の「9番」アルドーレと4番人気の「6番」ペイシャキュウによる際どい争いとなっていた。レースは3着が写真判定となったが、いずれにせよ上位人気の決着で堅い配当が予想された。

 しかし、レース中継を行っていた『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)がゴール前のレースリプレイと共に表示した字幕には「三連単最終オッズ 2-3-9 14459.0倍」という文字が……。つまり144万馬券である。

 上位人気の決着とはいえ、1着から3着馬までの人気を正確に把握してレースを見ている人はごく少数派だろう。

 この三連単の馬券を買っていたファンの多くが、なんとなく上位人気の決着とは把握していただろうが、冒頭で述べた通り、競馬はオッズゲームである。例え、単勝上位馬同士の決着であったとしても、単純にそれらの組み合わせの馬券が売れていなければ「えっ、そんなにつくの!?」と、思わぬ配当になることは物理的にあり得るのだ。

 これには番組の司会を務める佐野瑞樹アナ(フジテレビ)も「今ちょっと、(字幕)スーパー出ていましたけど、ちょっと……違うと思います。ごめんなさい」と大慌てで謝罪。思わぬ100万馬券ゲットは、わずか数秒でぬか喜びになってしまった。

「一瞬、驚きましたね。自分は(この馬券を)買っていなかったんですが、『こんなにつくの?』とは思いました(笑)。しかし、よく見ると字幕には『阪神10R』という文字が……。調べてみると、阪神10Rは全然関係ない12-4-5で決着しており、番組制作側のミスはミスなんですが、確かに阪神10Rの三連単『2-3-9』のオッズは14459.0倍でした」(競馬誌ライター)

 さらに大沼Sの写真判定の結果、3着は「9番」アルドーレではなく、「6番」ペイシャキュウがハナ差で競り勝ち、三連複・三連単は2-3-9ではなく2-3-6という決着に……。

 誤った字幕スーパーを出してしまった『みんなのKEIBA』にとっては、まさに踏んだり蹴ったりの結果となってしまった。

 無論、いち早く番組調べのオッズを表示することは、番組サイドによる視聴者への親切心に他ならない。しかし、的中馬券の配当というファンにとっては大事なところでのミスは、時としてどちらにとっても“手痛い”結果を生んでしまったようだ。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

パチンコ「時速4万発」も可能な「超速出玉時代」…全てを置き去る「超スピード機」が参戦!!

 パチンコ分野はスピードに特化した爆速時代へと突入。その先駆けともいえる『P大工の源さん 超韋駄天』は、「時速3万発オーバー」とも言われる驚異的なスピードで瞬く間に人気機種へと登り詰めた。

 そんな本機の登場から1年が過ぎた現在。P機は更なる進化を遂げようとしている。加速の一途を辿る出玉スピードは、もはや「時速4万発」を当然のようにクリアする時代へと変貌しつつあるのかもしれない。

 そのきっかけを作ったマシンと言えば、やはり『P牙狼 月虹ノ旅人』であろう。「81%ループ×ALL1500発」という最強の出玉エンジンを搭載しつつ、大当り決着を僅か3カウントで済ませる圧倒的スピードが加わった最強性能。その実力は、全国から寄せられる出玉記録を見れば明らかである。

「1時間ちょっとで5万発近く出た」「速すぎて払い出しが追い付かない」など、その圧倒的な加速力を絶賛する声が続出。「時速4万発」が標準装備となる激アツの爆速ムーブメントの訪れを、予感しているユーザーも多いのではないだろうか。

 そんな超速出玉時代に悪魔的ハイスピード機が参戦。ニューギンが、激熱タイトル最新作『Pデビルマン~疾風迅雷~』のPVを公開したのだ。

 本機に関しては、適合したタイミングで既に大々的に告知されていた。そこでは「全てを置き去る超スピード」「RUSH実質継続期待値約93.2%」「最速決着1.0秒」といったスペックに関する情報も公開済み。大きな話題を呼んでいた。

 今回のPVでは、美麗な液晶演出で展開される迫力満点のバトルシーンなどが紹介されている。出玉感&演出ともにダイナミックな仕上がりといった様相。ファンのボルテージも最高潮へ達している。

「『デビルマン』は同社における定番コンテンツのひとつ。その最新作という時点で、力を入れている可能性は高いでしょう。適合の段階で公表したことにも『自信の表れ』といった声は多かったですしね。

今、パチンコは超速出玉時代。『P大工の源さん 超韋駄天』の快進撃から勢いが加速し、現在は『時速5万発』といったワードも当然のように聞こえます。この流れで登場する『1種2種スペック史上最上位の悪魔機械』も、衝撃を与えてくれそうな気配。期待しましょう」(記者)

 出玉スピードが加速の一途を辿るパチンコ分野。その流れを汲む本機が、ユーザーに更なる衝撃を与えてくれるのか。期待を胸に続報を待ちたい。

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JRA「メンタル崩壊」大出遅れデビューにファンから悲鳴!? 放馬に絡まれ、鞍上落馬のアクシデント。馬体検査で「異常なし」が確認されたものの……

 27日、阪神競馬場で行われた5Rの新馬戦(芝1800m)は、昨年のダノンザキッドを始め、近年の勝ち馬が次々と出世を果たしていることもあって、戦前から大きな注目を集めていた。

 そんな登竜門を制したのは、1番人気のレッドベルアーム。ゴール前でしっかりと2着馬を捉えた好内容に鞍上の福永祐一騎手も「兄弟で一番いい」と絶賛。共にデイリー杯2歳S(G2)を制したレッドベルジュール、レッドベルオーブ以上の評価ということであれば、いよいよG1制覇も見えてくる。

 一方、そんな華やかな舞台でほろ苦いデビュー戦となったのが、4番人気のローマンネイチャー(牡2歳、栗東・高野友和厩舎)だ。

 単勝7.4倍の4番人気ながら、5番人気が17.1倍だったオッズが示す通り、このレースは上位人気4強の争いになると見られており、ローマンネイチャーへの期待や注目度は決して小さくはなかった。

 しかし、レース前に予期せぬアクシデントが待っていた。出走馬の1頭テーオーコンドルが、藤岡康太騎手を振り落として放馬。あろうことか、そのままローマンネイチャーに絡みに行ってしまったのだ。

 その後、テーオーコンドルがローマンネイチャーに圧し掛かるような状況になって、鞍上の松山弘平騎手が巻き込まれる形で落馬負傷……。ローマンネイチャーは急遽、戸崎圭太騎手へ乗り替わりとなった。

 レース直前の鞍上交代も小さくはないアクシデントだが、それ以上に心配されたのはテーオーコンドルに直接襲われる形になったローマンネイチャーの心身だ。

 JRAは両馬の馬体検査を行い「異常なし」ということでゲートインしたが、案の定というか、両馬とも大きく出遅れ……。特にローマンネイチャーに至っては、歩く様にゲートを出たので致命的な出遅れとなった。

「うーん、放馬したテーオーコンドルはある意味、自業自得というか、仕方ない部分もあったと思うんですが、巻き込まれてしまったローマンネイチャー陣営にとっては気の毒なレースになってしまいました。

なお、落馬負傷した松山騎手は、その後のレースもすべて乗り替わり。宝塚記念(G1)のカデナも浜中俊騎手に乗り替わっています。

放馬した馬が他の出走馬に近づくのはそう珍しいことでもないですが、あそこまで激しく絡むのはレアケースですね。JRAが馬体検査を行った以上、身体的な問題はなかったはずですが、デビュー戦ということもあって、両馬ともメンタル的なダメージは少なからずあったように思います。

特に4着に敗れたローマンネイチャーはゲートが開いてから、しばらく放心していたようにも見えるスタート。最後は勝ったレッドベルアームに次ぐ上がり3ハロン2位の末脚で追い込んできただけに、まともなら馬券圏内もあったかもしれません」(競馬記者)

 この結果に納得できないのは、ローマンネイチャーを応援していたファンだろう。アクシデント後の致命的な出遅れで敗れただけに、SNSや掲示板では「何故、出走させた?」「絶対、放馬で絡まれた影響あるだろ」「出走取消でよかったのでは」「モヤモヤする結果」など、疑問の声が続々……。

 目に見えないメンタル面の問題だけに、放馬したテーオーコンドルに絡まれたことと出遅れたことの因果関係は明らかではない。「これも競馬」と受け止めるしかないということだろうか。(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

パチンコ「最大1500発×継続率85%」「MAX3000発ループ」の圧倒的火力、名機の復刻パチスロなどが登場! 7月5日新台スケジュール

 6月、パチンコはサンセイR&Dの『P牙狼月虹ノ旅人』、SANKYOの『Pフィーバーゴルゴ13 疾風マシンガンver.』、メーシーの『Pバジリスク~桜花忍法帖~』、京楽産業.の『ぱちんこ 仮面ライダー GO-ON LIGHT』、マルホン工業の『P天龍∞2』などが登場。

 パチスロはセブンリーグの『パチスロ鉄拳4デビルVer.』、サミーの『パチスロガメラ』、エンターライズの『パチスロ 百花繚乱 サムライガールズ』、ネットの『チバリヨ-30』などがデビューし、ホールを盛り上げている。

 なかでも初代の系譜を継いだ『P牙狼月虹ノ旅人』は一撃「50,000発」や終日「10万発」、5号機時代に名を馳せた爆裂機の続編『パチスロ鉄拳4デビルVer.』は「15,000枚」を突破するなど、景気良い出玉で注目の的。今年一番の豊作月とも言えるが、7月5日導入予定のタイトルも、これらに勝るとも劣らない話題のマシンが揃い踏みだ。

 まず、パチンコはSANYOの『Pスーパー海物語 IN 沖縄5』、サンセイR&Dの『P巨人の星 一球入魂3000』、サミーの『P蒼天の拳 天刻』(製造:銀座)、ビスティの『P宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』、大一商会の『Pひぐらしのなく頃に~囁~』(製造:ディ・ライト)といったラインナップ。

 沖海シリーズ第5弾となる『Pスーパー海物語 IN 沖縄5』は電チュー大当り時の時短回数120回、引き戻し率を約31%まで高めたことで確変時の期待出玉が約6,610個までアップした点が大きな特徴で、独特なテンションが人気のシリーズ第3弾『P巨人の星 一球入魂3000』はRUSH「一球入魂MAX」で飛雄馬が「3K」を奪えれば「約3,000発」を獲得できる仕様だ。

 サミーが誇る看板タイトル最新作『P蒼天の拳 天刻』は、右打ち時の「V」獲得率に3種類のモードがあるライトミドルスペック。

 同名アニメ作をモチーフに据えた『P宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』は継続率85%、大当り時の70%が「約1,500発」に振り分けられる「超波動RUSH」がウリで、人気タイトルの甘デジバージョンとなる『Pひぐらしのなく頃に~囁~』は、より明確なゲーム性と当選時の最大出玉(約1,350発)比率約81.8%という強い出玉力が融合した至極の一台だ。

 一方のパチスロはエレコの『新ハナビ』、山佐の『パチスロ零』の2機種で、6号機「A PROJECT」第3弾となる『新ハナビ』は5号機『ハナビ』を進化継承。最大のポイントはREG消化時にも技術介入要素を加えたことで、フル攻略ならば設定1でも機械割は102%に達する。

 最恐和風ホラーゲームとのタイアップ機である『パチスロ零』は、最大5G継続する衝撃告知「逢魔刻」を搭載。ここで怨霊が出現すればAT「ゼロ」確定で、AT「ゼロ」中はベルやチャンス役成立、或いは押し順正解で怨霊にダメージ→ゲージをゼロにできれば次セット継続が約束される。

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パチンコ新台「新装直後」狙いで勝利アップ? 大手チェーン共同開発のPBパチンコで遊びやすさが倍増?

JRAレッドベルアームまるで「練習代わり」のデビュー勝ち! 「兄弟で一番」福永祐一からは最大級の賛辞も飛び出す快勝、シャフリヤールの藤原厩舎にダービー連覇の期待

 27日、阪神競馬場で行われた5Rの2歳・新馬は、福永祐一騎手のレッドベルアーム(牡2、栗東・藤原英昭厩舎)が優勝。2着に5番人気アランヴェリテ、3着にはショウナンナダルが入り、3連複は4280円、3連単は1万4140円の払戻となった。

 また、レース前には予想外のアクシデントも発生した。馬場入りの際、放馬したテーオーコンドルにローマンネイチャーが絡まれ、同馬に騎乗していた松山弘平騎手が落馬して負傷。これにより、ローマンネイチャーは松山騎手から戸崎圭太騎手に乗り替わり、宝塚記念(G1)で騎乗を予定していたカデナは浜中俊騎手への乗り替わりが発表された。

 5着キラーアビリティ、8着ダノンフォーナインと人気を裏切ったライバルとは対照的に、1番人気の期待にしっかりと応えたレッドベルアーム。兄のレッドベルジュール、レッドベルオーブはともにデイリー杯2歳S(G2)を制したディープインパクト産駒。

 半弟のレッドベルアームは父がハーツクライに替わったが、デビュー戦を鮮やかな勝利で飾った。

 11頭立ての芝1800m戦。ローマンネイチャーは大きな出遅れ。福永騎手は好位の5番手から追走、川田将雅騎手のダノンフォーナインは3番手の積極的な位置取り。C.ルメール騎手のキラーアビリティは中団やや後方から進む。

 逃げたアランヴェリテのペースは、1000m通過60秒2と平均よりやや速めだったが、福永騎手のペース判断が冴えた。徐々にポジションを上げると、最終コーナーでは先行勢を射程圏に捉える絶好位に取りついていた。

 最後の直線に入って、先頭のアランヴェリテと2番手のショウナンナダルの脚色はまだ十分。懸命に叩き合う2頭の外から楽に交わしてゴール。一見、楽勝にも映るが福永騎手の積極的な競馬が功を奏したといえるだろう。

「逃げた馬が2着に入り、3着も2番手の馬と結果的に前残りのレースとなりました。それだけに早めに上がった福永騎手の好騎乗だったと思います。

500キロを超える馬体でまだまだよくなりそうな雰囲気もありますし、1800mをこなしたことで距離延長も問題なさそうです」(競馬記者)

「兄弟で一番いい。最後は苦しくなったが、いい練習で、いい勝ち方ができました」

 レース後に振り返った福永騎手から手応えを感じたコメントも出たように、次も勝ち負けが期待できそう。

 兄レッドベルオーブは昨年の朝日杯FS(G1)で1番人気に支持された素質馬。兄弟で一番いいと、主戦騎手から最大級の賛辞を受けたからには、陣営が目指す先はクラシックになるだろう。

 今年の日本ダービー(G1)をシャフリヤールで制した「福永×藤原」コンビが、来年も新たな刺客を送り込むか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

自動車部品メーカー・デンソーの変身…CO2回収・再利用技術、世界で重要度高まる

 現在、主要先進国を中心に世界全体で脱炭素に向けた取り組みが加速している。日本は2030年度までに温室効果ガスの排出量を2013年度比46%削減する目標を掲げた。その上で、政府は2050年のカーボンニュートラルを目指す。洋上の風力発電など再生可能エネルギーの利用が遅れている日本が脱炭素を進めるために、二酸化炭素の回収、貯留、再利用に関する技術の重要性は、日増しに高まっているといえる。

 その分野を成長事業に育成しようと、自動車部品大手のデンソーは二酸化炭素の回収と再利用の技術開発に取り組んでいる。同社は自動車の電動化に関する技術などにも取り組み、2035年までにカーボンニュートラルを目指す。

 中長期的な展開を考えると、デンソーの取り組みは、日本企業の脱炭素への取り組みに無視できない影響を与える可能性がある。特に、同社が工場の排ガスだけでなく、社会全体での二酸化炭素の循環を目指した技術開発に注力していることは重要だ。

デンソーが重視する環境戦略

 5月26日、デンソーが事業戦略に関する説明会を開催した。説明資料が掲載されたウェブページを見ると、まず社長挨拶の資料が掲載され、次いで「環境戦略」「安心戦略」「ソフトウェア戦略」、そして「企業価値創造に向けた成長戦略」の順に資料が掲載されている。デンソーは世界大手の自動車部品メーカーだ。その点に着目すると、電機自動車(EV)など自動車の電動化へのシフトを見据えた事業戦略が強調されてもおかしくはない。

 しかし、同社は最初に二酸化炭素の回収と再利用からなる脱炭素(環境)分野での事業戦略を提示した。その目的は、自社の事業活動と社会全体で排出される温室効果ガスを減らすために脱炭素に関する技術を磨き、それによって長期かつ持続的な成長を目指すという同社の決意を表明することだろう。自社の決意を利害関係者(ステークホルダー)にしっかりと認識してもらうために、同社は事業戦略説明のトップに環境戦略をもってきたのだろう。

 それは、行動経済学の理論にある“初頭効果”と整合的だ。初頭効果とは、最初に与えられた情報(第一印象)がわたしたちの認知に鮮烈な印象を与えることと、情報量が増えるにつれて集中力が低下し、注意力が払われづらくなることを言う。

 デンソーのケースに当てはめると、同社は環境に関する説明を事業戦略の最初に置くことによって、脱炭素関連の技術の供給者としての社会的役割の発揮を目指す意思を社内外に明確に示そうとしたと解釈できる。それは足許の世界経済の環境の変化と整合的といえる。

 今、世界各国の政府や主要企業が、急速に脱炭素への取り組みを強化している。その主な理由は、化石燃料の消費によって地球の温暖化が進み、気候変動問題が深刻化したからだ。特に、化石燃料を用いたエンジン車を取り巻く環境は厳しさを増している。例えば、ノルウェーは世界で最初に化石燃料を用いた自動車販売を終了することを目指している。現時点でその目標を2025年に達成することが目指されている。また、2030年までに英国がガソリンとディーゼル車の新車販売を禁止する予定だ。2035年までに米カリフォルニア州はすべての新車をゼロエミッション車にすると表明した。

事業ポートフォリオの発展性向上

 これまで自動車には、約3万点の部品が用いられてきた。それに対してEVの場合、必要な部品が4割ほど減少する。また、自動車の生産方式は、日本の自動車メーカーが得意としてきたすり合わせ型から、デジタル家電のようなユニット組み立て型に移行する。既存の自動車メーカーや内燃機関関連の部品メーカーにとって、EV化の影響は大きい。

 ただ、もともとデンソーはカーエアコンなど自動車の電装関連に強みを持ってきたため、変化への対応力は相対的に高いと考えられる。すでにデンソーはモビリティ関連事業の変革を進めている。同社は、排ガスの検知や浄化技術の向上に加え、自動車などのパワートレイン、自動運転、安全に関する技術の開発を行うだけでなく、それらを束ね、統合的に制御する電子制御ユニット(ECU)や、関連するソフトウェアの開発に取り組んでいる。

 デンソーはそうしたモビリティ関連の事業に脱炭素分野での取り組みを付加することによって、事業ポートフォリオの発展性を高めようとしているように見える。脱炭素に関して同社が重視するのが、社会全体での二酸化炭素の回収と再利用を実現する技術だ。同社は豊田中央研究所と共同で二酸化炭素の循環(回収と再利用を行う)装置を開発し、デンソーの安城製作所に設置した。デンソーによると、二酸化炭素の循環システムの構想が生み出されてから約20カ月の短期間で二酸化炭素の循環装置は開発された。開発スピードの速さは、同社が二酸化炭素の回収と再利用の潜在的な需要は大きく、いち早く取り組む意義は高いと考えていることを示唆する。

 2030年までにデンソーは自社の二酸化炭素回収と再利用技術の事業化を目指す。その上で、2035年までに同社は自社の技術を用いて自社工場の二酸化炭素排出ゼロを目指す。また、そのタイミングでデンソーは二酸化炭素をエネルギーとして利用する事業の売上高を3000億円にする数値目標も掲げた。脱炭素を実現するモノづくりの力を磨くことによって、同社は自社の事業ポートフォリオの発展性を高め、さらなる成長を目指そうとしている。

日本にとって重要性高まる二酸化炭素の回収、貯留、再利用

 中長期的な展開を考えると、デンソーが取り組む社会全体での二酸化炭素の循環利用は、日本企業の脱炭素への取り組みに無視できない影響を与える可能性がある。そう考える理由は、日本の自動車産業に協力という価値観が共有されているからだ。3月に、ルネサスエレクトロニクスの那珂工場で火災が発生した。自動車産業を中心に、多くの企業がエンジニアなどを那珂工場に派遣し、想定を上回るペースで工場の稼働再開が実現された。

 それは、日本のモノづくりの現場力の底力を世界に示した。那珂工場の早期稼働再開は、完成車メーカーと、部品メーカーや下請け企業など複数の企業が長い時間をかけて築いた協力・信頼関係のなせる技(アート)だと評する経済・経営の専門家もいる。

 そうした日本産業界の特性を考えた時、デンソーの二酸化炭素循環技術の実用化が日本経済と社会全体での脱炭素の推進に与えるインパクトは大きいだろう。冒頭で記したように、2030年度までに日本は、温室効果ガスを46%削減する目標を掲げた。それは、日本企業のコストを増加させる可能性がある。電力供給が火力発電に依存している中で企業が温室効果ガスの排出を減らすためには、排出枠の購入や既存施設の改修などが必要になるだろう。それは企業のコスト増加につながる可能性がある。

 その一方で、2050年までの展開を考えると、日本企業の技術力をもってすればカーボンニュートラルを実現することは可能だろう。脱炭素関連の技術開発によって日本企業のビジネスチャンスは拡大するだろう。具体的には、二酸化炭素の回収に用いられる素材や、精密機械など各国の生産活動を支える機器の軽量化、小型化、電動化、水素関連の技術といった分野で日本企業が競争力を発揮する可能性がある。デンソーの取り組みはその先駆けといえる。

 今後、デンソーが実証実験を重ねて二酸化炭素の回収と再利用装置の小型化や運用コストの低減に取り組むことは、製造業を中心に日本企業の脱炭素化を支え、より多くのビジネスチャンス獲得を支える可能性がある。そうした観点から、デンソーの脱炭素への取り組みに注目したい。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

●真壁昭夫/法政大学大学院教授

一橋大学商学部卒業、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学大学院(修士)。ロンドン証券現地法人勤務、市場営業部、みずほ総合研究所等を経て、信州大学経法学部を歴任、現職に至る。商工会議所政策委員会学識委員、FP協会評議員。

著書・論文

『仮想通貨で銀行が消える日』(祥伝社、2017年4月)

『逆オイルショック』(祥伝社、2016年4月)

『VW不正と中国・ドイツ 経済同盟』、『金融マーケットの法則』(朝日新書、2015年8月)

『AIIBの正体』(祥伝社、2015年7月)

『行動経済学入門』(ダイヤモンド社、2010年4月)他。

パチンコ「大当り=最大12000発」の進化した爆裂性!「10万発」報告などお祭り状態… ドル箱を天高く積み上げる昇り龍!!

 マンガ「カイジ」の世界をリアルパチンコ店に現出させたスマッシュヒットの役物機『天龍∞』から約3年半、大いなる進化を遂げた後継機がついにホールに登場した。

P天龍∞2』。基本的なゲーム性は前作から踏襲されている。打ち手に絶望と歓喜の相反する感情を与える3段クルーンはもちろん健在で、今作でも大当りのカギを握る重要なパートになっている。

 縦の直列型で配置されていた3段クルーンは、2段目が左にズレる洒落た構造に変化しているが、3つ穴で上からそれぞれ手前、奥、手前となる当り穴の配置など機能的には変わらない。

 また、1段目のクルーンを逃した際に通過する可能性のある救済ルート(2段目クルーンの右横)から一気に3段目を突けるスペシャル機能や、右打ち時は第一関門を回避して役物の右側から3段クルーンを陥れる「龍ルート」など、前作の魅力を完全に受け継いでいる。

 一方、変更点は飛び込み入賞した直下の第一関門に設置された役物機構で、前作では「龍の爪」と呼ばれる回転体だった部分が、「無限回廊」としてリニューアルされた。

 ここは左右2つの回転体とその周りにある八の字ギミックがシーソーのように可動しながら玉を滞留させる。その2つの回転体の真ん中に搭載された時計回りに回転する丸形ブリッジにタイミング良く誘導され、ステージ手前にある3段クルーンへ続くポケットへの入賞を狙うような流れとなっている。

 ただ、ここはかなりの鬼門となり、入賞した玉の多くは丸形ブリッジによって役物の右側に逸らされハズレとなってしまう。この「無限回廊」では複数個入賞させるより、時間効率がだいぶ下がってしまうが1個ずつトライさせたほうが突破に期待が持てるような印象である。

 そしてもうひとつの変更点、これが新天龍の最大の見どころである「闘龍門」となる。

 本機は3段クルーンを見事に攻略し5回ワンセットの大当りを消化すると直後に「龍の門を狙え」とアナウンスが発生し、3段クルーンの左側に搭載された「龍GATE」への入賞を促す指示が出される。

 この龍GATEに玉が入賞するとゲートの右下にある3つ穴クルーンによって引き戻し抽選が行われ、手前の当り穴に入れば再び6000発の出玉を獲得できる激アツの連チャン機能が組み込まれているのである。

 引き戻し成功時は龍GATE下にあるチューリップに玉を入れれば権利発生となり、あとは初回と同じように右打ちで消化するだけとなる。ちなみに、闘龍門成功時の大当り終了後はこの引き戻し演出が発生しないのでさらなるループは望めない。

 このおかわり6000発機能が追加されたことにより平均的な万発超え台が続出。トータルで10万発を吐き出した優良台など、各地でお祭り騒ぎが露見している。

 ところで、その反面、大当り時にエラーが発生する現象が多発しているようで、一部ファンを困惑させているような事態にもなっている。大当りの瞬間にエラーが出ても焦らずに店員に事情を説明することが肝要。

 振動による不正行為でないかぎり大当りが消滅することはないので、エラーを解除してもらったらすぐに打ち出しを再開、右打ちして保留を貯めることが必要となる。

 しかし、そんな障害もP機を代表する役物機が強力に出玉性能をパワーアップさせて舞い戻ってきた『P天龍∞2』には些事かもしれない。出玉とドル箱を天高く積み上げるホールの昇り龍となるのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA【ラジオNIKKEI賞(G3)展望】皐月賞(G1)「最下位」の雪辱狙うアサマノイタズラVS NHKマイルC(G1)4着リッケンバッカー!

 7月4日、福島競馬場ではJRAで唯一の世代限定ハンデ戦という珍しい条件で行われる重賞・ラジオNIKKEI賞(G3)が行われる。昨年は53kgの8番人気バビットが逃げ切って波乱を演出した。

 まず注目したいのは牡馬クラシック第1弾・皐月賞(G1)に出走したアサマノイタズラ(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)だ。

 その素質をうかがわせたのは、2走前のスプリングS(G2)。7番人気の気楽な立場だったが、中団前目から早め進出の強気な競馬で、直線でいったん抜け出すシーン。しかし、最後はヴィクティファルスに交わされ、アタマ差の2着に敗れた。

 1勝馬の身で臨んだ皐月賞は12番人気。ゲートの出は一息だったが、ここでも果敢に先行策をとった。結果的にインを走った馬が上位を占めるなか、外々を回ったアサマノイタズラは、4角5番手から、直線はまったく伸びず。勝ったエフフォーリアから3秒0差という屈辱の最下位16着に敗れた。

 12月のデビュー戦からほぼ休みなく5戦を消化。前走後には、陣営も「馬もきつかったのかも」とタフなローテーションを敗因の一つとして挙げていた。

 皐月賞から2か月半ぶりの今回はリフレッシュ効果にも期待できるだろう。1週前追い切りを終えて手塚調教師も「リセットした今回は体調がいい」と手応えを感じ取っている様子だ。

 鞍上は引き続き嶋田純次騎手に委ねられる。11年目で臨んだG1初騎乗は残念な結果に終わったが、その経験を糧に2走前に届きかけた重賞初勝利を狙う。

 リッケンバッカー(牡3歳、栗東・西村真幸厩舎)がデビューしたのは昨年6月。惜しい競馬が続き、ようやく勝ち上がったのは今年3月の6戦目だった。

 格上挑戦で臨んだ続くアーリントンC(G3)で2着に入り、NHKマイルC(G1)の権利獲りに成功。本番では11番人気という低評価だったが、道中は後方待機策から最後の直線で上がり3ハロンメンバー最速の末脚を繰り出して4着に好走した。

 この時の3着馬が2歳マイル王のグレナディアガーズ。その差は僅か半馬身という大健闘だった。

 これまで8戦中7戦がマイルで、今回と同じ1800mはデビュー2戦目で1度だけ経験。その時は6着に敗れたが、4角で他馬と接触し、外に大きく膨れる不利もあった。近走の充実ぶりから1ハロン延長は問題ない。近走の充実ぶりから主役を張るチャンスは十分ある。

 モーリス産駒のノースブリッジ(牡3歳、美浦・奥村武厩舎)はひと叩きされ、巻き返しを図る。

 昨秋に新馬戦、そして葉牡丹賞(2歳1勝クラス)を逃げ切ってデビュー2連勝。その後は両前脚の挫石などのアクシデントで休養していた。

 ようやく復帰したのは5月の青葉賞(G2)。2戦2勝と底を見せていない魅力が評価され、4番人気に支持された。ここでも果敢にハナを切ったが、結果的に差し決着となって13着に惨敗。距離も少し長かったため、一気に600mの距離短縮で一発を狙う。

 鞍上は2度目のコンビとなる岩田康誠騎手。もし勝利すれば、史上7人目の全10場重賞制覇を達成する。

 前走のプリンシパルS(L)で1番人気を裏切り4着に敗れたヴァイスメテオール(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)も素質はメンバー最上位かもしれない。

 前走は1~3着馬が道中2~4番手を進んだ先行馬が占めるなか、ヴァイスメテオールは4角10番手から上がり3ハロン最速をマーク。先行できていれば、上位争いに加わっていたはずだ。

 近2走はC.ルメール騎手とのコンビでゲートの出が今一つ。今回はデビューからの2戦に騎乗した丸山元気騎手に手が戻り、逆襲を誓う。

 この他には、皐月賞11着のシュヴァリエローズ(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎)、祖母がアドマイヤグルーヴという良血のボーデン(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)、ジュニアC(L)勝ちヴェイルネビュラ(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎)などが出走を予定している。

 飛躍の秋に向けて新たなスター候補は誕生するか。今年のラジオNIKKEI賞は7月4日15時45分に発走を迎える。

JRA【CBC賞(G3)展望】22年ぶり「小倉開催」は3歳馬の一騎打ち!? 「坂路で絶好の動き」熊本生まれヨカヨカVS「距離短縮」で新味に期待ピクシーナイト!

 7月4日、小倉競馬場では「サマースプリントシリーズ」の第2戦、CBC賞(G3)が開催される。

 夏の中京名物でもあるこのレースが小倉で行われるのは1999年以来、22年ぶり2度目。前回は武豊騎手が騎乗したアグネスワールドが単勝1.2倍の人気に応え逃げ切ったが、今回はどの馬が勝ち名乗りを上げるのか。さっそく展望していこう。

 小倉開催を最も喜んでいるのは、この馬の陣営かもしれない。九州・熊本県で生産されたヨカヨカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎)だ。

 昨年6月にデビューすると、2か月半の間に怒涛の3連勝。九州産馬限定のフェニックス賞(OP)とひまわり賞(OP)を圧倒的なスピードで逃げ切った。続くファンタジーS(G3)では5着に敗れたが、阪神JF(G1)では見せ場たっぷりの5着に健闘。年明け初戦のフィリーズレビュー(G2)2着後は桜花賞(G1)に挑んだが、スタートでやや出負けして17着に大敗していた。

 前走は久々となる1200mに距離を戻して葵S(重賞)に出走。ここでもやや出遅れて中団からの競馬になったが、伏兵レイハリアをハナ差に追い詰め、その実力を改めて示した。

 今回は初の古馬相手となるが、スタートさえ決めれば、そのスピードはひけを取らないはず。3歳牝馬でハンデにも恵まれそうだ。

 そして状態面も上向いている。23日の1週前追い切りは、栗東坂路でこの日の一番時計となる49秒6をマーク。ラストも11秒9と絶好の動きを披露した。九州産の星が2戦2勝の舞台で重賞初制覇を狙う。

 ヨカヨカの相手筆頭は同じ3歳馬になりそうだ。デビュー3戦目でシンザン記念(G3)を制したピクシーナイト(牡3歳、栗東・音無秀孝厩舎)が、引き続き福永祐一騎手を背に2つ目の重賞タイトル獲りに臨む。

 デビューから2戦は1400m、シンザン記念からの3戦はマイル戦を使われてきた。アーリントンC(G3)は2番人気で4着、春の大目標・NHKマイルC(G1)は6番人気で12着に敗れ、やはりマイルは少し長い印象だ。

 前走はバスラットレオンがスタート直後に落馬。逃げ馬不在となるなか、ピクシーナイトがハナを切り、前半33秒7のハイラップで逃げたことが裏目に出た。

 初となる6ハロン戦を選択したということは、陣営としてもマイルは長かったという判断だろう。前走後はいったん放牧に出されたが、今月上旬に帰厩。坂路で3週連続好タイムをマークするなど、状態は上向いている。23日の1週前追い切りでは、栗東坂路で52秒0-11秒9(14.6-13.4-12.1-11.9)と加速ラップを刻んだ。距離短縮で新味を出せるか要注目だ。

 3歳馬2頭による一騎打ちに期待がかかるが、実は夏開催のCBC賞では、3歳馬は大苦戦。通算成績は「0-2-0-24」と勝利がない。そこで浮上するのがタイセイビジョン(牡4歳、栗東・西村真幸厩舎)だ。

 重賞2勝(京王杯2歳S、アーリントンC)の実績馬で、今回は川田将雅騎手がテン乗り騎乗。ちょうど1年前には、NHKマイルCで2番人気に支持されるも4着に敗れ、現在5戦連続で馬券圏外に沈んでいる。

 前走の京王杯SC(G2)はC.ルメール騎手に乗り替わって必勝を期したが、中団追走のまま、直線伸びを欠き12着に敗れた。

 今回は、ビアンフェの2着だった函館2歳S(G3)以来の6ハロン戦。ここで好走すれば、秋はスプリント路線を歩むことになるだろう。古馬の意地を見せつけたい。

 アウィルアウェイ(牝5歳、栗東・高野友和厩舎)は、近3走は2桁着順の惨敗が続く。ただし、今回の舞台は昨年3着に入った北九州記念(G3)と同じ小倉1200m。また、同じく3着に追い込んだスプリンターズS(G1)以来となる松山弘平騎手とのコンビで、復活を果たすならここしかない。

 この他には、ハンデに恵まれそうなメイショウチタン(牡4歳、栗東・本田優厩舎)、前走・京王杯SCは重賞初挑戦ながら逃げて0秒3差の5着に健闘したビオグラフィー(牝4歳、栗東・藤岡健一厩舎)なども侮れない。

 22年ぶりの小倉開催で電撃の6ハロン戦を制するのは、果たしてどの馬か。発走は7月4日15時35分を予定している。