パンチ佐藤氏が「パチンコ」への想いをアツく語る! 自分との対話には「お酒」「パチンコ」「サウナ」が大切

 メディアで再三、トークの話題になるなど、芸能人にも多くのパチンコファンが存在する。

 1989年に熊谷組からドラフト1位でオリックス・ブレーブス(現オリックス・バッファローズ)に入団し、数々のパフォーマンスでファンを沸かせた元プロ野球選手で元気配達人ことパンチ佐藤氏も、そのひとり。パンチ氏は業界メディアのシークエンスが立ち上げた公式YouTubeチャンネル「SEQUENCE CHANNEL」の番組「ぱちんこを元気に」に出演し、パチンコにまつわるエピソードを語ったことは当サイトでも報じた通りだ。

 POKKA吉田のペンネームでも活躍する月刊シークエンス発行人及び編集長の岡﨑徹氏が司会を務める当番組で、パンチ氏はパチンコデビューまでの経緯、大学時代からプロ野球時代はパチンコを打たなかったものの、同僚には多くのパチンコファンがいたことなどを告白。パチンコ好きで有名な一流投手の話題から、パチンコをする投手についての気持ちを代弁する場面もあった。

 そんなパンチ氏はニコニコ動画の番組出演がきっかけでパチンコを再開。曰く、野球は打ちたい気持ちが「10割」ではダメだそうで、パチンコも勝ちたい気持ちが「7割」、楽しむ気持ちが「3割」とのスタンスが重要だとも力説していた。

 この内容は記念すべき第1弾での動画で、先日は第2弾が公開。この第2弾では、まずパンチ氏が高尾の『CRリアル鬼ごっこ』の販促担当に就任し、全国で営業活動を行った体験を振り返っている。

 また、同じく元プロ野球選手の定岡正二氏(読売ジャイアンツ)、デーブ大久保氏(大久保博元・西武ライオンズ→読売ジャイアンツ→埼玉西武ライオンズ→東北楽天ゴールデンイーグルス)らと西陣(ソフィア)の『CR球界王』に登場したことも回想。守秘義務契約で言いたくても周囲になかなか言えなかったこと、恵比寿にて3人でファンイベントを行ったことなどを懐かしんだ。

 このほか、パンチ氏はもうひとりの自分と対話する時間として、お酒、パチンコ、サウナが大切だとも説明。パチンコに通ずるサウナの話では岡﨑氏と共に大いに盛り上がる中、「自分は自分」と独自の見解を述べている。

 何事も「7:3」の割合、もうひとりの自分の声を聞くことを心掛けるというパンチ氏のトークは、わずか16分ほどの尺ながらも深く考えさせられる。大負けした日の夜などに視聴すれば、心が洗われること必至であろう。

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JRA グラスワンダー主戦騎手「溺愛」で今年0勝の息子ジョッキーと共倒れ状態……往年のライバル横山典弘から「痛恨不利」も“同情の声”が集まらないワケ

 3日、福島競馬のメイン11Rテレビユー福島賞(3勝クラス)は、2番人気のアカノニジュウイチ(牝4歳、美浦・尾関知人厩舎)が優勝。昨年のクイーンC(G3)で4着、スイートピーS(L)3着と、あと一歩でクラシック挑戦が叶わなかった素質馬が、1200mでその才能を開花させている。

 アカノニジュウイチにとっては、前走の千葉日報賞(2勝クラス)に続く連勝。いよいよ重賞再挑戦が視野に入ったが、このレースは後味の悪い勝利となってしまったようだ。

「最後の直線の入り口で進路を求めて外側へ出したんですが、その際にペイシャドリームとナンヨーアミーコの進路が狭くなる不利がありました。これには鞍上の横山典弘騎手も思わず後ろを振り返っていましたが、幸いなことに過怠金5万円の処分で済んだようです。

かなりの混戦だったので、ああいったアクシデントが起きやすい状況でしたが、大ベテランの横山典騎手でも、さすがに一瞬は肝を冷やしたでしょうね」(競馬記者)

 一方、不利を受けたペイシャドリームは力なく13着でゴールした。今年まだ未勝利の的場勇人騎手にとっては、数少ない主戦を任されている馬だけに力が入っていたはずだが、不完全燃焼の結果に終わってしまった。

 しかし、ペイシャドリームを応援していたファンの声は意外にも厳しいものだったようだ。

 この日は福島の開幕日。先行有利な馬場コンディションだっただけに、前走を3番手から競馬したペイシャドリームの先行力に期待したファンも少なくなかったようだ。

 だが、レースでは特に前に行くそぶりも見せずに中団から。最後の直線を迎えた際も後方にいたところをアカノニジュウイチに前に入られ、そのまま万事休すという内容に終わった。

 それだけに、レース後には一部のファンから「前に行ってほしかった」「何故、あんな位置に」と、的場勇騎手の騎乗に疑問の声が上がっており、中には「いい加減に他の騎手に替わってほしい」と惨敗続きに業を煮やしたファンもいたようだ。

「結果的には前が潰れたレースだったので、(前に行かなかった)的場勇騎手の判断がそこまで悪かったとは思いませんが、やはり今年0勝ということもあって、ファンの風当たりが厳しくなっている印象です。今回は不完全燃焼の結果に終わってしまいましたが、このクラスでも3着が2回ある馬。どこかで一発を期待したいですね」(競馬記者)

 今年未勝利どころか、3着以内にも入ったことがない的場勇騎手。調子が上がらない選手のやる事なす事にファンが懐疑的な目を持ってしまうのは競馬も同様だ。ちょっとしたことで風当たりが強くなってしまうのは、アスリートの宿命ともいえるだろう。

 ただ、その一方で、そもそもここまで成績が低迷した的場勇騎手が、騎手を続けられていることが異例だという。

「今年まだ未勝利の的場勇騎手ですが、ここ3年間が1勝→2勝→1勝ですから、特に苦戦しているというわけではありません。最後に二ケタ勝利を挙げたのが2014年の14勝ですが、普通ここまで成績が低迷すると引退を考えるジョッキーがほとんどです。

それでも的場勇騎手が現役を続けられているのは、本人の意思も然ることながら、やはり父の的場均調教師の存在が大きいですね。正直、的場勇騎手の騎手生活は父・的場均調教師に“おんぶに抱っこ”と言われても仕方ない状況だと思います」(別の記者)

 実際に、この日まで合計39鞍に騎乗している的場勇騎手は所属フリーという立場ながら、その内29鞍が的場均厩舎の所属馬という極端な偏りを見せている。

 これでも的場均厩舎の成績が上々なら、まだ「親子の話」というだけで済むかもしれない。だが、的場均厩舎もここまで1勝止まり。昨年こそ6勝したが、一昨年、3年前ともに1勝と、まるで息子の成績と心中しているような状況だ。

 無論、競馬界でも、ある程度親が子の面倒を見ることは珍しいことではない。例えば、このレースに勝利した横山典騎手の息子には、和生、武史という2人の現役ジョッキーがおり、自身の騎乗依頼を息子に回したりすることもあるそうだ。

 その結果、横山典騎手は今年ここまで17勝止まりと、昨年の63勝ペースからは大きく遅れてしまっている。だが、その一方で和生騎手、武史騎手はともにブレイクし、騎手として独り立ちできるまでに成長した。

 的場均調教師といえば、騎手の現役時代はライスシャワーやグラスワンダーといった歴史的な馬の主戦を務めた名手だ。同じ関東の腕利きとして、横山典騎手と何度も大レースでしのぎを削った間柄だが、息子の活躍という点では明暗が大きく分かれてしまっている。(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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 今ではパチスロにおける基本的な攻略法ともいえる「小役のカウント」。かつては4号機『パチスロ北斗の拳』でその重要性が提唱され、同じく4号機『南国育ち(-30)』でもベル出現率が設定推測のサブ要素として活用できた。

 箱型パチスロとしての5号機第1弾『新世紀エヴァンゲリオン』では、ベル及びスイカのカウントが必須。ボーナス出現率が低めな仕様だっただけに、その出現率が大きなポイントとなった。
 
 ただ当時、小役カウンターはメジャーな存在ではなく、一部のパチスロ専門店で景品として置かれていた程度。「パチパチくん」と呼ばれるピンク色の小役カウンターはオークションにて高値で取引され、多くのプロは交通量調査などで使用されるカウンターを所持していた。

 一方、パチスロは通常時の小役出現率に設定差を設けたマシンが続々と登場。いよいよカウンターの需要が高まると、それに目を付けたパチスロ必勝ガイドやパチスロ必勝本などの各種攻略誌が独自の小役カウンターを販売した。

 また、スマホが普及すると、小役カウンターのアプリも登場した。

 もはや、1人1台以上が当たり前の時代。稀に小役カウンターの使用を禁止するホールもあるが、基本的には遊技に欠かせないアイテムのひとつといえるだろう。

 そんな中、攻略情報サイト大手のDMMぱちタウンが、満を持して小役カウンター「かちタウン」を製造。SNS上で所属ライターたちがその旨を告知し、大きな反響を呼んでいる。

 同カウンターは本体約103㎜×34.2㎜×10.3㎜で、本体上部にOFF/ONスイッチとリセットボタンを搭載。本体画面は上下2列のカウントが可能で、本体左側の上/下ボタンでカウント列を選択できる。

 加えて、同じく本体左側のA/B/Cスイッチを押せば、カウント対象が切り替えられる仕組み。最初に座った台を「A」、移動した先では「B」といった具合に、異なる対象のデータをカウントできる。

 もちろん、カウントの加算や減算、確率算出もOK。これらは、本体右側にある各種スイッチなどを切り替えることで確認できるようだ。

 カラーはクリアブラック、クリアレッド、クリアラメピンク、クリアブルー、ホワイトの5色で、価格は税込み3,000円(送料無料)。公式サイトで購入できるので、興味のある方は是非ともチェックしていただきたい。

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パチンコ初代を彷彿とさせる新台『牙狼』への「リベンジマッチ」を決行!!【濱マモルの のほほんコラムVol.103~此処で会ったが百年目~】

 過去に当コラムで書いたと思うが、基本的に年間収支はプラスである。

 パチスロを打ち始めて30年ほどで、年間で負け越したのは1度だけ。ただその1年は、パチスロではなく1台のパチンコのセイで収支が大幅下落したわけで、個人的には、そのパチンコに対して猛烈な怨みがある。

 驚くなかれ、件のパチンコで抱えた年間負債は140万円。魔戒チャンス突入率は50%と聞いていたのに4分の1を切る突入率だし、そもそも初当りを引けないし、ようやく突入した魔戒チャンスも継続率82%と謳いながらもすぐ終わりやがる。それでもいつかは反動で大爆発してくれるだろう。そう信じて打ち続けた結果、笑えない金額を溶かしてしまったのである。

 ここまで書けば大半の方はお気づきであろうが、その機種とは2008年に登場した『CR牙狼XX』のことである。

 これだけ負けても挑み続けたのは根本的に面白かったからであり、すっかりハマったアタシは原作も全話視聴。スナックで酔っ払えば主題歌を熱唱したことも多々あったが、何だかんだ言ってもこの惨劇はトラウマとして心の奥底に刻み込まれたのか、以降、数々の続編がデビューしてもほとんど打つことはなく、シリーズの存在自体を遠ざけていた。

 だが2021年6月、問題作が現れた。初代を踏襲した『P牙狼 月虹ノ旅人』は1種2種混合タイプで、魔戒チャンス突入率は50%、継続率は81%。ゲーム性の流れも初代を継承しているばかりか、30分ほどで20,000発を吐き出すなど出玉増加速度は格段にアップしており、正直なところ、初代中毒者としては意識するなというのが無理な話なのである。

 むしろ、気持ち的には此処で会ったが百年目。じわじわと奪われた、新車の軽自動車を買えてしまうほどの金額を絶対に回収してやろうと目論んだアタシは早速、ホールへ出撃したわけだが、期待通りというかそれ以上というか、敵ながら完成度はかなりのものであった。

 何かわちゃわちゃやっていても、特に大当りに繋がらない演出。アツめの予告からスタートしても、その後の演出パターンで徐々に期待度が低下する引き算式構成。そうかと思えば、意外な演出組み合わせであっさりと当たる潔さ。

 通常時はどれを取っても初代を彷彿とさせるもので、そりゃあ吐き気がするほどロマンチック………ならぬ調整なのに朝イチからフル稼働なのは納得であり、これならば相手にとって不足なし、存分に怨みを晴らしてやろうとハンドルを握り続けたのだが、どうやら相性の悪さもそのまま受け継がれたようで、10数年ぶりのリベンジマッチは4万4千円の投資で魔戒チャンス突入率は2の0。都合144万4千円を取り戻せる日は来るのでしょうか。

(文=濱マモル)

東京五輪、表彰式の音楽が破格の壮大さ…大河『青天を衝け』の作曲家が作曲、ロス五輪に匹敵

 東京2020オリンピック競技大会が、もう3週間後に迫ってきました。世界中で勝ち抜いてきたトップアスリートたちの4年に一度(今回は5年ぶり)の挑戦や闘いを見ることができるのも楽しみですが、音楽家の僕としては、やはり表彰式で流れる音楽がどうなのかも、とても興味深いところです。

 一つひとつの競技で演奏される表彰式の音楽。今回のオリンピックでは339回、パラリンピックでは539回の計878回、演奏されるそうです。その競技数だけでも驚きですが、演奏家が一つでも音を外してしまったら、日本国内だけでなく世界中に生中継で流れてしまうことになります。海外の視聴者にとって、自国選手が金メダルを獲った時に、例えばトランペットが音を外してしまったら最悪でしょう。想像するだけで、背筋が凍るような気分になります。

 とはいえ、今の日本人の演奏レベルは高いので、まずは大丈夫でしょう。一方、作曲家が大変なことは確実です。もし大会の最初から音楽の評判が悪かったとしても、増していく悪評とともに、世界中で聴き続けられてしまうこととなります。

 そんな大変なオリンピックの表彰式の音楽、タイトル「Tokyo 2020 Victory Ceremony」を担当したのは、作曲家の佐藤直紀さんです。最初に結論を言いますと、素晴らしい音楽です。

 佐藤さんは映画『ALWAYS 三丁目の夕日』(東宝)で、第29回日本アカデミー賞・最優秀音楽賞を受賞し、ドラマ『コード・ブルー』(フジテレビ系)の音楽も手がけた、売れっ子中の売れっ子の作曲家です。佐藤さんの名前を知らなくても、誰もが彼の音楽を一度は聴いたことがあると思います。

「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一の人生を描いた、現在放送中の大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)のテーマ音楽も担当していらっしゃいます。若き渋沢栄一が大志を持って進んでいるかのような堂々とした音楽から始まり、金管楽器が中心となって華々しくも高い演奏技術を求められる場所が出現し、その後、現代の人々の心に寄り添うような、心を癒し、励ます音楽が続いていく、聴き応えのある音楽です。特筆すべきは金管楽器の部分で、まるで1984年ロサンゼルス・オリンピックの表彰式の音楽を彷彿とさせます。

アメリカ映画音楽の大巨匠を彷彿とさせる佐藤直紀さんの音楽

 ちなみに、ロサンゼルス・オリンピック表彰式の作曲家は、アメリカ映画音楽の大巨匠、ジョン・ウィリアムズでした。映画『ジョーズ』(ユニバーサル・ピクチャーズ)や『スター・ウォーズ』(ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ)などの音楽を手掛けた彼がつくった曲は、これまでのオリンピック音楽とはまったく違うものでした。当時の僕はこれを聴いたとき、度肝を抜かれただけでなく「今後、これ以上のオリンピック・ファンファーレがつくられるのか?」と思わされるくらい凄いインパクトを受けました。実際に、これらの音楽はグラミー賞を受賞し、その後もオーケストラや吹奏楽団にて盛んに演奏されています。

 そんなジョン・ウィリアムズの音楽を彷彿とさせてくれた佐藤さんが、どのような音楽をオリンピックのために作曲したのか、開会式までのお楽しみと思っていましたが、6月3日に発表されました。

 コンセプトは、「アスリートのための賛歌」。佐藤さんは、次のようにコメントしています。

「奇をてらわずにアスリートが輝くことだけ考えた。世界のアスリートが表彰台に上がった時に気持ち良く授与されることを願っております。第1優先としてアスリートのために曲を書きました。開催されることを願って楽しみにしております」

 実際の演奏を聴いてみると、”奇をてらわずに”どころか、フル・オーケストラだけでなく合唱まで入っているような壮大で破格な音楽です。ジョン・ウィリアムズのときのように、佐藤さんに驚かされました。

 オリンピックの表彰台の音楽ですが、実は難しいことがあります。それは、個人戦と団体戦によって表彰式の時間が異なるなか、選手がどのタイミングでも気持ち良く表彰台に上がれることが重要となるからです。確かに、メダリストが3名しかいない陸上100m走と、多くのメンバーがメダルをかけてもらうサッカーの団体競技では、表彰式の時間がまったく違いますし、そもそもアスリートたちは音楽の盛り上がりのタイミングに合わせて表彰台に上がるわけではありません。

 つまり、音楽のどの部分であっても、感動的に表彰台に上り、メダルを受けとれることが重要なのです。決められたストーリーに音楽のほうが合わせていく映画音楽やドラマ音楽とは作曲のコンセプトが違うわけで、そんななか、世界中の人々の感動を増幅させる音楽を作曲することは、とても高難度だと思います。

 佐藤さんの東京オリンピック表彰式の音楽は、日本で開催されることを意識した和テイストというよりも、むしろ世界の人たちが、このコロナ禍の中でスポーツと音楽によって感動を共にするようなグローバルな音楽です。合唱パートは母音だけで歌うことで、特定の言語のように一部の人々にしか理解できないのではなく、世界中の人々が一緒に共感できるようになっています。

 最後に、表彰台自体にも日本人らしいこだわりと、世界に向けたメッセージがあるようです。表彰台のデザインは大会エンブレムを手掛けた野老朝雄さんで、エンブレムと同じ市松模様を立体化した日本らしいデザインなのですが、その素材はすべて使用済みプラスチックを集めたリサイクルだそうです。

 コンセプトは、「リサイクル、デザイン、テクノロジーがつながり、新たなレガシーを生み出す」というものです。資源の乏しい日本は、美的感覚と技術力をもって発展を遂げてきました。世界に視野を広げても、いつか資源は枯渇するかもしれませんが、さまざまな困難を人間の知恵で乗り越えることができるはずです。これは、今、世界中の人々がパンデミックで苦しんでいるなかで行われる今回の東京オリンピックを通じた、人間全体へのメッセージだと思うのです。
(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。ジャパン・アーツ所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

JRA三冠トレーナーから信頼される苦労人も大ショック!? 昨年ブレイクも「今年1勝」の逆戻り……最愛パートナーと離れ離れ

 先月30日、大井競馬場で行われた地方競馬のグランプリ・帝王賞(G1)は、松山弘平騎手騎乗のテーオーケインズが並み居る強豪を差し置いて優勝。待望のG1勝利を冠名と同じ“テーオー賞”で達成した。

 そんななか、レース当日には4年前の帝王賞優勝馬が転厩するという報道が流れた。ケイティブレイブ(牡8歳、美浦・清水英克厩舎)である。

 ケイティブレイブはダートG1を通算3勝している強豪馬である。また、19年3月に腸捻転によって生命の危機に瀕しながら、8か月後に戦線復帰し初戦で勝利を挙げたことから、不屈の馬としても知られている。

 そんなケイティブレイブだが、昨年の帝王賞を最後に長期休養に入っており、多くのファンにとってはその後の情報が全くなかったため、まさに転厩のニュースは寝耳に水であった。

 そして、ケイティブレイブの転厩により、1人の騎手がまたも苦境に立たされた。同馬の主戦だった長岡禎仁騎手である。

 長岡騎手は12年に美浦所属としてデビュー。しかし、落馬負傷による大怪我などが原因で、18年までの7年間で59勝と苦しんでいた。

 そんな状況を打破するため、長岡騎手は19年に栗東へ所属を変更。そこで、出会ったのが当時ケイティブレイブを管理していた杉山晴紀調教師だ。

 長岡騎手は毎朝のように杉山晴厩舎の調教の手伝いをし、それを通じて杉山晴師と信頼関係を築いた。そして、実現したのが昨年のフェブラリーS(G1)におけるケイティブレイブの騎乗だった。

 当時のケイティブレイブは、成績不振の影響で最低人気の評価だった。しかし、普段から同馬の調教に跨り関係を深めていた長岡騎手のエスコートに応えて2着に激走。長岡騎手はG1初騎乗で大仕事をやってのけ、一躍全国にその名を轟かせた。

 ケイティブレイブは次走のかしわ記念(G1)でも、長岡騎手とタッグを組み2着に好走。ケイティブレイブの検索サジェストに「長岡」と表示されるほど、このコンビは競馬ファンを中心に定着していった。

 長岡騎手はこれを機にプチブレイク。勝ち星こそ激増とはならなかったが、昨年の小倉記念(G3)で杉山晴厩舎のアールスターで重賞初勝利を達成した。

 そんな好転しつつある状況で起こった転厩劇。長岡騎手は転厩先の清水英調教師とは関係性が薄い。美浦時代を合わせて、清水英師の管理馬に騎乗したのは通算で10回のみだ。

 もちろん、オーナーから騎乗依頼をもらえば再びコンビを組める。同馬オーナー瀧本和義氏は、フェブラリーSの鞍上に長岡騎手を指名した本人であり、レース後に「騎乗は完璧でした」と長岡騎手を称えていた。

 しかし、ケイティブレイブの次走エルムS(G3)の鞍上に選ばれたのは団野大成騎手だった。

 団野騎手は、瀧本氏の所有馬・清水英師の管理馬にそれぞれ1度しか騎乗していないことから、異例の抜擢と言えるだろう。しかし、3年目の今季は初勝利含む重賞2勝に加え、武豊騎手と並んで30勝をマークしている売り出し中の若手。8歳のベテラン馬に活がいい若手を乗せたい陣営の思惑があったかもしれない。

 一方、選ばれなかった長岡騎手は、団野騎手と対照的に前年より成績が下降。今季は1勝止まりと苦しい状況である。

 長岡騎手は、今週3鞍の騎乗を予定している。ここは三冠牝馬デアリングタクトを育てた杉山晴師が「強い気持ちでレースに乗ってくれる」と賞賛する手腕を決して多くない騎乗機会で発揮して、再び瀧本オーナーを振り向かせたいところだろう。

 ケイティブレイブとは“夢”を見たかもしれないが、2着2回とあと一歩G1制覇には届かなかった。このままでは終われないはずだ。

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

パチンコ「高速消化と即当り」で瞬時に出玉が激増! 「ST駆け抜け防止」など画期的システムを搭載したビッグタイトル登場!!

 RUSHは電サポ「10,000回」で、継続中は約41.1分の1で大当り、約153.7分の1で転落小当り抽選。このRUSH中に3連続で大当りを引ければ「PREMIUM FEVER」発動の後に第2のRUSH「覚醒HYPER」へと昇格するSANKYOの最新タイトル『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』が目下、話題沸騰中である。

 それもそのハズ。同社は各種テレビ番組等で当機のCMを放送しており、10年ぶりに解禁となったパチンコ機種CMに目を奪われる者も多い。その革新的なゲーム性と相まって、8月の導入が今か今かと待たれている状況だ。

 一方、同社は先日、こちらも最新パチンコ『P宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(製造:ビスティ)の製品サイトを公開。7月5日導入を前に、ついにその全貌を明らかにした。

 同名アニメをモチーフに据えた当機は、大当り確率約319.7分の1のV確STタイプ。初回大当り時の確変突入率は50%で、通常大当り時は消化後に突入する時短100回の「チャンスタイム」で引き戻せれば確変へと昇格する。時短引き戻しを含めた確変突入率は約63.5%となる。

 確変「超波動RUSH」はST120回、大当り確率約64.6分の1で、継続率は約85%。確変中の大当りは70%で10R、1,500個が選ばれることから、ひとたび確変を射止められれば瞬く間にドル箱を積み上げることができる(30%は2R、約300個)。

 また、当機には「PREMIUM RUSH」なるシステムも搭載されており、10R「PREMIUM BONUS」発動時(5%)など初当り時の25%で突入。このPREMIUM RUSHはST120回+時短9,880回で、当選時は次回大当りがほぼ約束されるST駆け抜け防止の救済措置的な位置付けだ。

 演出について説明すると、まず通常時は変動開始時の「古代進&森雪カットイン」、リーチ前の「波動エンジン」、リーチ直後の「一斉掃射」、リーチ中の「テレサ光臨」などといった予告演出発生でチャンス到来。

 リーチには上位リーチ発展を目指す「キャラリーチ」、銀河CHANCEアイコン完成で発展する「銀河リーチ」、出力最大で発展する「VSリーチ」などがあり、「トランジット波動砲リーチ」は発展した時点で大チャンスとなるようだ。

 波動砲RUSH中は1~100回転、101~120回転で演出が変化し、前者は高速消化と即当りによるスピーディーな展開が魅力。後者は手に汗握るバトル演出が展開され、「滅びの方舟BATTLE」発生で大当りに期待が持てるようだ。

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JRA「遅れてきた大物」エスコーラはサリオスよりサラキアに共通点!? 日本レコード更新のド派手な圧勝劇も、記者が「辛口」だった理由

「なんとか未勝利戦がある内に勝ちきることができてよかったです」

 この時期になってくると度々耳にする“崖っぷち”から脱した馬たちを称えるコメントだが、今回ばかりはそんな次元の話ではなさそうだ。

 3日、小倉競馬場に衝撃が走った。3Rの3歳未勝利戦を勝ったエスコーラ(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)の単勝オッズは1.6倍という圧倒的な支持だったが、それですら「美味しい」と思える配当だったのかもしれない。

 16頭立ての芝1800mのレース。スタートでやや出負けしたエスコーラだったが、鞍上の川田将雅騎手が素早く中団へ誘導。前に行きたい馬も多く、未勝利にしては厳しい流れの序盤になった。

 レースが動いたのは、向正面に入ってすぐだ。中団の外に持ち出されたエスコーラは、外からポジションを上げ、一気に先頭に躍り出た。

 ここから残り1000m、エスコーラのワンマンショーが開幕する。

 1000mを通過したところで完全に集団を引っ張る形になったエスコーラ。開幕週の良馬場とはいえ、小雨が降る中で1000m通過58.7秒は未勝利馬にとっては厳しいペースだ。しかし、そんな流れの中で、エスコーラは逆に後続を大きく引き離しにかかる。

 やや暴走気味にさえ見えたエスコーラだったが、手応えはまったく衰えることがなかった。川田騎手がゴーサインを送ると、一気に後続に絶望的な差をつける。結局、川田騎手が1発のムチも入れることなく、最後は2着馬に大差をつけた独走劇だった。

 衝撃はそれだけでは終わらない。勝ち時計の1:43.8は芝1800mにおける日本レコード。3歳の未勝利馬が、グランデッツァが2014年の都大路S(OP)で記録したレコードを7年ぶりに更新したのだ。

「いや、驚きました。小倉競馬は今日から開幕ということもあって、1R(芝1200m)の勝ち時計が1:07.9という好タイム。速い時計が出る1日になる予感はありましたが、まさか日本レコードが更新されるとは……。それも(レース数が多い)1800mですからね。

勝ったエスコーラは、サラキアの全弟、サリオスの半弟という超良血馬。単勝1.9倍に推された1月のデビュー戦で4着に敗れて以来のレースでした。途中からハナに立って、レースを引っ張ってのレコードですから、この時計の価値は高いですね。陣営も成長を待って、じっくりと仕上げてきましたが、想像以上の走りでした」(競馬記者)

 こうなってくると、気になるのは遅れてきた大器エスコーラの今後の進路、そしてシャフリヤールやエフフォーリアといった世代トップクラスとの比較だろう。ド派手な初勝利となったが、ある記者は意外に辛口だ。

「レース後、川田騎手が『性格に難しいところがある』ともコメントしていましたが、まだ荒削りな印象ですね。スタートで遅れたことは、1月のデビュー戦と同じなので川田騎手もある程度想定内だったと思いますが、向正面の入り口で外に出たのは、川田騎手が出したというよりは馬の方が曲がり切れずに外に出た感じでした。

そこから再び馬群に戻るスペースがなかったので、仕方なく前に行った感じですね。非常にインパクトのある勝ち方でしたが、逆に言えば大味な競馬。未勝利戦であれだけ派手に勝つ必要はあまりありませんし、川田騎手としては馬群の中でしっかり我慢させて、勝負どころで脚を使う競馬を教えたかったと思いますよ。

一度使ってガス抜きもできたでしょうし、シャフリヤールやエフフォーリアといったトップクラスと戦うためにも、まずは“競馬”をしっかり覚えたいですね。荒削りな分、伸びしろは大きいと思います」(別の記者)

 思い返せば、エスコーラの全姉のサラキアも3歳夏の小倉(青島特別・当時500万下)に出走し、芝1700mの日本レコードを樹立。格上挑戦で臨んだ次走のローズS(G2)では2番人気に支持されるなど、一気にスターダムへ伸し上がった。

「なんとか未勝利戦がある内に勝ちきることができてよかったです」

 川田騎手らしい何とも模範的なコメントだが、陣営が見据えているのはもっともっと「上」だろう。初勝利で歴史に名を刻んだエスコーラの今後は、異例の注目を集めることになりそうだ。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

パチンコ「新台データ速報」で意外すぎる結果が判明! 「甘デジ」は中高年層、「役モノ」は若年層に人気…

 遊技業界のマーケティングリサーチを行うシーズリサーチはこのほど、6月14日から同20日までの7日間におけるパチンコ及びパチスロの新台データ速報(全国版)を公開した。

 6月14日、パチンコはマルホン工業の『P天龍∞2』、京楽産業.の『ぱちんこ 仮面ライダー GO-ON LIGHT』が全国デビューを果たした。

『P天龍∞2』は2017年に登場した『CR天龍∞』の続編で、筺体中央にある3段クルーンを突破できれば大当り確定。当機には新たな試練「無限回廊」が採用されており、第1クルーン失敗時は「スペシャルルート」からの復活もある。

 大当りは1,200発×5回1セットで、約6,000発の出玉獲得が可能。加えて、大当り後はおかわりを賭けた自力クルーン「龍GATE」でのガチ抽選が始まり、ここで首尾よく手前の穴に入賞できれば再び5セットの大当り獲得、即ちダブルの大当りで約12,000発を得られることとなる。

 大当り確率約99.9分の1の『ぱちんこ 仮面ライダー GO-ON LIGHT』は、2020年9月に誕生した『ぱちんこ 仮面ライダー 轟音』の甘デジバージョン。初回大当り終了後は主に時短120回、継続率約70%の「ショッカー殲滅RUSH」がスタートし、ここで7揃い大当りを射止められれば「強チャッカー」発動→時短がST(大当り確率約64.8分の1)へと昇格し、継続率は約85%まで跳ね上がる。

 また、強チャッカー発動中は大当り時の50%で10R、約1,000個の出玉を獲得できる。

 これら2機種のうち、平均遊技時間が長かったのは『ぱちんこ 仮面ライダー GO-ON LIGHT』。比較的遊びやすい仕様だからか、30代のみならず40代、50代、60代からの支持も厚かった。

 対する『P天龍∞2』は、『ぱちんこ 仮面ライダー GO-ON LIGHT』と同じく30代の客層が最も多かったものの、20代以下からも人気。こういったアナログなマシンは高年齢層に受ける傾向が強いだけに、意外な結果と言える。

 一方、パチスロは北電子の『ノーゲーム・ノーライフ THE SLOT』が導入を開始した。

 超人気ライトノベルを原作としたメディアミックス作品とのタイアップマシンである当機は、1G純増約2.5枚の差枚数管理型ATが出玉増加の主軸。主なAT突入契機はCZと疑似ボーナス「ストラテジーゲーム」で、後者は自身の選択で報酬振り分けが変化する。
 
 AT突入後は、まず「キングスギャンビット」or「十の盟約」で初期ゲーム数を獲得し、特化ゾーン終了後はAT「ラブ・オア・ラベッド2」が発動。消化中はピース獲得や「クリティカルチャンス」成功によるキングズギャンビット突入、或いは直乗せ当選させることでロング継続へと発展する。
 
 そんな当機は新台が1機種のみということもあってか、6月7日導入の新台で最も平均遊技時間が長かった『パチスロ 百花繚乱 サムライガールズ』と同数値を記録した。客層については30代が最も多く、これとさほど変わらぬ数値で20代以下が追随。若者を中心に認知度が高いビッグタイトルだけに、同作品のファンが遊技したと考えられる。

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洞窟探検に魅入られた男の「危機一髪」エピソード

 洞窟。ライトがなければ何も見えないような暗い空間。進んでゆく道の先に何があるのかは誰も知らない。生涯忘れられないような絶景が待ち受けていることもあれば、死に直結するような事故が起こることもある。


 一方から見ればロマンが溢れ、また一方から見れば恐怖の世界。そんな洞窟の探検に人生を捧げた男がいる。吉田勝次氏だ。


 吉田氏にとっての初の洞窟探検は28歳のとき。もともと暗いところは苦手だったが、洞窟探検サークルの存在を知り、自分でも洞窟に入れるのではないかと考えたのだ。


 はじめての洞窟はごくごく普通の横穴だったが、入ってみると異世界のように思えた。暗闇の中を這うように進んでいく吉田氏のテンションはすぐに最高潮に達し、「オレがやりたかったのは、こういうことなんだ!!」と目の前が明るくなるようだったと回想している、


 紆余曲折あった人生。10代の頃から、もやもやを抱えていた。そんな吉田氏の心は洞窟にわしづかみにされた。

 

■体が狭い通路にはまり込み…命の危険も


 吉田氏はよく「洞窟って危なくないんですか?」と聞かれることがあるという。 確かに落石の危険性があるし、岩と岩の間に挟まって動けなくなるんじゃないかと思うこともあるだろう。道に迷って帰り道が分からなくなることもあるんじゃないか。


 そうした不安に対する吉田氏の回答は、「そうです。おっしゃる通り、洞窟は危険がいっぱいです」。


 岐阜県にある、とある未踏洞窟を1年かけて調査していたときのことだ。吉田氏は洞窟の奥のほうで下方に延びる狭い通路の入り口に出くわした。あたりはぬかろみでドロドロ、入り口は人が一人通れるかどうかほどの大きさだった。


 とりあえず頭を突っ込む吉田氏。すると、通路は下へ45度くらいの角度で傾斜しており、奥でさらに狭くなっている。その先は行ってみないと分からない。吉田氏は頭から這うようにしてゆっくり進んでいくが、下り坂で床がぬかるんでいるため、体が滑り落ちはじめたのだ。


 ピンチに陥る吉田氏。途中で体が狭い通路に完全にはまり込んでしまい、動けなくなってしまう。さらに、よく見てみると、その先は行き止まり…。45度の斜面をうしろ向きに這い上がらないといけないのだが、もがいても変化はない。


「ヤバい! この状況はマジでヤバい!!」


 恐怖が襲いかかってくる。しかし、ここで過呼吸になったら、酸欠になりかねない。さらに、頭部を下にして長時間動かないでいると、低体温症や頭部の血圧上昇で死に至る可能性もある。


 まずは自分を落ち着かせる吉田氏。そして、動かせる両手だけでこの窮地を脱そうと、指を泥に突き刺して、少しずつ体を動かしていく。窮地に追いやられてから30分ほど、なんとか脱出できたが「ものすごい長い時間に感じられた」と述懐している。


 ◇


 生きるか死ぬかのスリル。その先にある誰も見たことのない世界。これほどまでに美しいものがあるのか、そう思わせてくれる絶景。


 『洞窟ばか』(扶桑社刊)には洞窟探検のスリリングな魅力が小気味よい文章でつづられている。今回は「危機一髪」のエピソードを取り上げているため、もしかしたら怖さを感じたかもしれない。しかし本書を読むと、そうしたエピソードも含めて、洞窟にすっかり魅了されてしまうだろう。


 「洞窟探検ほど面白いものはない」という吉田氏の言葉は、真であると思わされる。そんな一冊だ。(金井元貴/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。