JRA歴代4位の好タイムで新馬戦快勝「イチネンエーグミ」オーナーが所有する「学級馬名軍団」に秘められた「ある法則」とは!?

 3日、福島競馬場で行われたダート1150mの2歳新馬戦は、新種牡馬ポアゾンブラック産駒のイチネンエーグミ(牡2歳、栗東・茶木太樹厩舎)が好スタートを決めてハナを奪うと、最後まで後続を寄せ付けず2馬身差の完勝。同産駒はJRA初出走で見事に初勝利を飾った。

 2歳夏の時点で既に馬体重538キロという、同じ新種牡馬でもポアゾンブラックよりキタサンブラックを彷彿とさせる馬体だったが、レースでは軽快なフットワークを披露。勝ちタイムの1分9秒5は、福島ダート1150mで行われた2歳新馬戦で歴代4位の好タイムだ。

 乗っていた石川裕紀人騎手は、「スタートが良く、後ろから馬が来ると怖がると聞いていたので、その特性を生かしてハナへ。強い内容だったと思う。馬格もあって、これからが楽しみ」と上々の評価。今年開業して調教師生活“イチネン”目の茶木師は、これが通算の4勝目となった。

 父のポアゾンブラックは現役時代に中央・地方合わせて33戦12勝。2014年に盛岡で行われた南部杯(G1)で2着はあるものの、重賞は未勝利。初年度産駒は12頭と決して多くないが、今回の好走をきっかけに人気が集まる可能性も十分に考えられるだろう。

 ところで気になるのが、「イチネンエーグミ」というそのユニークな馬名ではないだろうか。馬主の藤本彰氏は本馬を含めて7頭の馬を所有し、全ての馬にイチネンサンクミやロクネンニクミといった学級名を名付けている。

 一見、ランダムのように学年とクラスが振り分けられているようにも見えたが、どうやらある「法則」があったようだ。

 藤本氏の所有馬にイチネンイチクミという馬がいる。馬名意味を調べると、「1年1組。馬主として1年目で、初めての持ち馬なので」となっており、同じく藤本氏所有のイチネンサンクミでは、「1年3組。3頭目の所有馬なので」となっている。

 藤本氏が馬主○年目に所有した○頭目の馬かによって、馬名が決まっていたようである。

 そして今年、藤本氏が所有する2歳馬はイチネンエーグミとニネンビーグミである。クラスが英語になったことからも、これまで在籍していた小学校から中学校へと「進学」したとみてまず間違いないだろう。

 馬名意味はそれぞれ「1年A組。勝つという大きな夢を教えてくれたクラス」「2年B組。一番を先生とつかんだクラス」となっている。藤本氏がその学年時に在籍していたクラスに、そこで学んだこと・達成したことが馬名意味となっているようだ。

 このことからも藤本氏の次の所有馬は、サンネンに英語クラスの馬名が濃厚であると言えそうだ。果たしてそのクラスで何を成し遂げたのか、または叶えたのか。大きな夢を教えてくれたというイチネンエーグミの今後の活躍にも期待だ。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

甘デジながら「一撃6万発」を生み出す超絶マシン!「連チャン&出玉」を極めた変則スペックは規格外!!

「名は体を表す」というが、最近ではそうではない傾向のほうが目立つような気もする。「新東京国際空港」「東京ディズニーランド」、そして「東京ドイツ村」。

 また、とにかく目立つこと、キャッチーなことが正義となる昨今では言葉のインフレが進み、誰でも「超絶」な力を持ち、「○○過ぎる」何者かになれ、すぐに「神」として振る舞える。今の時代、控えめであることは悪徳であり非利益を被るのである。

 ただ、これまでは悪い意味で語っているが、もちろん逆の作用もある。つまり、名称よりも実態が上回っている場合である。パチンコにおいては、甘デジでありながら、ライトミドルでありながら、大当り確率の規模感よりも大きな報酬を手に入れられるようなパターンである。

デジハネCRスーパーロボット大戦OG』。本機も名前を裏切るマシンで、「デジハネ」を呼称するものの大当り確率は超破格の1/35。もうひとつ下のカテゴリー「ちょいパチ」並みとなっている。

 しかも大当りすれば必ず20回転のSTに突入する仕様となっており、「こんなの絶対負けないやん」と思ってしまうスペックなのである。実際、本機は甘デジでありながら「一撃6万発」の出玉報告が上がるなど、大量出玉によってユーザーを歓喜へ導いた。

 しかし、これにはもちろん仕掛けがあり、100%STに突入するもののだからといって電サポが付与されるとは限らず、実は初当りの80%が電サポ1回転、ST回数以上の電サポを獲得できるのは1.5%と非常に狭き門となっているのである。

 つまり、大当り後の多くを潜確状態で過ごすことになるが、大当り確率が高い分、通常の潜確機より負担は少なくプレイできる。

 まとまった出玉を手に入れるには電サポ中に大当りを引き当てることで突入できる連チャンモード「神激RUSH」への突入が必須。ST20回転+時短20~80回で構成されるこのRUSHは平気連チャン7連以上、平均出玉2000発以上という出玉性能となっている。

 電サポ回数が連チャンのカギを握るRUSH中は3つの告知演出からゲーム性を選べる機能を搭載。完全告知の「キョウスケタイプ」は最終的な電サポ回数を報知するので電サポの上乗せは発生しない。

 一方、上乗せ告知でアツくなれる「リュウセイタイプ」と「マサキタイプ」は、前者が平均的に上乗せを発生させるバランスタイプとなり、後者は最終告知で当該回転の演出に注目である。

 また、当れば電サポ100回転の期待感が上昇する「神激ゾーン」など、RUSH中は即当りがメインとなるが変動中や大当り時にも見逃せない演出が多数組み込まれている。

 突破型で変則スペックとなる『デジハネCRスーパーロボット大戦OG』、甘デジを名乗っているがそのスケールに留まらない超絶なRUSH性能によって生み出される連チャンしすぎる大量出玉を武器にした神威力のマシンなのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA・CBC賞(G3)波乱の香りがプンプン!? 昨年13番人気ラブカンプーの再現は5歳牝馬に期待!【八木遊のフォーメーション馬券予想】

 初夏の中京名物、CBC賞(G3)が今年は場所を替えて小倉競馬場で行われる。

 その小倉は開幕週から超がつく高速馬場となっている。3日(土)には、小倉芝1200mと1800mで日本レコードが飛び出し、午前中から降り続いた小雨の影響は微塵も感じさせなかった。日曜日にかけてさらに小雨が降り続きそうだが、時計の出る馬場は変わらなそうだ。

 特に芝1200mは前が止まらない。土曜に芝1200m戦は4レース組まれていたが、3頭が逃げ切り勝ち、残る1頭も4角2番手だった。ここでも逃げ馬を中心視したいところだ。

 昨年のCBC賞は、阪神の稍重馬場で行われ、13番人気の5歳牝馬ラブカンプーが逃げ切り。2着には11番人気アンヴァルが入り、馬連13万8600円という高配当が飛び出した。これは2020年の全重賞レースの中でも最も高配当だった。コース、馬場は昨年と異なるが、今年も波乱に期待したい。

 ラブカンプーの再現を託すのは、7番プリカジュール(牝5歳、栗東・寺島良厩舎)だ。

 昨年4月にダートで2勝クラスを勝ち上がり、いまも3勝クラスに在籍。重賞初挑戦が格上相手と条件は簡単ではない。しかし、そこはハンデ戦。49kgという最軽量に魅力を感じる。

 3走前の下関S(3勝クラス)は今回と同じ舞台。前半3ハロン32秒8というハイペースで逃げ、17着に敗れた。しかし、ハイペースだったことに加え、この日の小倉芝は明らかな外伸び。プリカジュールだけが内ラチ沿いを走ったが、それでいて勝ち馬とは0秒9差。高速の前残り馬場、そしてその時より3kg軽い斤量を味方につけての逃げ粘りに期待したい。

 また、近2走は障害レースを走っていて、前走は何と58kgを背負っていた。一気に9kg減はもはや反則レベルだろう。さらに、寺島調教師は「障害練習の効果で走りのバランスが良くなってきた」と“障害効果”も見込めそう。

 鞍上には新人の角田大和騎手が指名された。初勝利には時間を要したが、その後は順調に勝ち鞍を伸ばしている。重賞初挑戦でアッと言わせる無欲の逃げを見せられるか。

「○」にはこちらも人気薄、3番ファストフォース(牡5歳、栗東・西村真幸厩舎)を指名する。

 プリカジュールと同じく格上挑戦で、かつ休み明けと買い要素より消し要素の方が多いくらいだ。しかし、帰厩後は栗東坂路でしっかり乗り込まれている点は好感が持てる。

 半兄アデイインザライフが中距離馬だったこともあって、ファストフォースは芝2400mでデビュー。その後は芝とダートの中距離を経て、結局芝のスプリント路線に落ち着いた。父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーで、高速馬場もプラスになるだろう。

 小倉1200mは3走前に2勝クラスを勝ち上がった舞台で、斤量はその時より5kgも軽い52kg。軽量ハンデ2頭のどちらかが穴をあけてくれるという想定だ。

「▲」は熊本県産の9番ヨカヨカ(牝3歳、栗東・谷潔厩舎)。

 デビューから8戦して、唯一掲示板を外したのは桜花賞(G1)。世代牝馬では屈指のスピードを持つ実力馬である。小倉では2戦2勝と、平坦小回りはベストの舞台。

 前走の葵S(重賞)では出遅れて中団から差し込み、勝ちに等しい2着に好走した。しかし、この時の馬体重はデビュー来もっとも軽い446kg。調教ではいい動きを見せているが、成長力には少なからず疑問も残る。ここは3番手までの評価としたい。

「△」は6番ビオグラフィー(牝4歳、栗東・藤岡健一厩舎)。

 小倉芝は2戦してともに7着と結果が出ていない。しかし、自己条件で2連勝し、昇級初戦となった前走の京王杯SC(G2)で5着に粘ったように、今が充実期だ。すんなり番手を奪うことができれば、好勝負は必至だろう。

「×」で押さえるのは、トップハンデ57kgを背負う1番タイセイビジョン(牡4歳、栗東・西村真幸厩舎)だ。

 前走の京王杯SCは2番人気に支持されたが、見せ場なく12着に大敗。前日オッズを見ても、その評価は急落している。しかし、鞍上は土曜3勝の川田将雅騎手。一度叩いた効果にも期待できるだろう。見限るのはまだ早い。

 ハンデ戦らしく、本命・対抗に評価した2頭もそこそこ人気を集めている。思ったほどのオッズはつかないかもしれないが、プリカジュールとファストフォースの2頭からのフォーメーション馬券で勝負する。もし2頭そろって飛び込めば10万馬券も夢ではない。

三連複フォーメーション 9点
◎○→◎○▲△×→◎○▲△×
馬連フォーメーション 7点
◎○→◎○▲△×

<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。

青汁王子vsライバー、“架空請求”問題で主張が平行線…法廷闘争へ突入が不可避の様相

「青汁王子」としてSNSなどでも活躍する実業家の三崎優太氏と、数多くの人気配信者が所属するYouTuber事務所のライバーが、激しい争いを繰り広げ、世間の関心を集めている。

 事の発端は6月28日。業界最大手のYouTuber事務所UUUMとライバーが資本業務提携を発表したあと、ライバーの飯田祐基会長の「これからもクリエイターひとりひとりを幸せに出来るよう尽力致します!」とのツイートに、三崎氏が「うそばっか」とリプライして、その後に飯田氏とライバーへの不信感を暴露し始めた。

 三崎氏とライバーは、「メンズアイドル武道館プロジェクト」として、オーディション合格者6名と三崎氏の7名で結成したアイドルユニット「SNiii」が武道館ライブを行うことを目指すプロジェクトを発足。三崎氏はこれに1億円の私財を投じ、ライバーがプロジェクトを推進することになっていた。

 三崎氏はこれまでに6000万円ほど投入しているが、その使途が不透明だとして、飯田氏とライバーに対して不信感を示す。三崎氏が不審を抱く点としては、人件費が水増し請求されている、また当初、飯田会長が「利益を取らない」と発言していたにもかかわらず、請求額と実際にスタッフに支払われている額に隔たりがあり、“中抜き”しているのではないか、という疑惑などである。

 三崎氏は、信頼が壊れたことでこれ以上のプロジェクト推進は不可能と判断、7月16日にデビューライブを控えていたなかでSNiiiの解散を発表した。その後も、TwitterやYouTubeなどで飯田氏とライバーの問題点を指摘している。

 一方、飯田氏はこの問題に対して公の場では口を閉ざし続けた。そんななか、ライバー所属の人気配信者「コレコレ」が生配信でこの問題を取り上げると、飯田氏はリモートで出演。だが、飯田氏は「不正はしていない」と潔白を主張しつつも、三崎氏が指摘する疑惑については供述を拒否。それでも、コレコレの仲介で“三者会談”をすると、お互いにこの件について今後は公言しないと約束して和解。

 だが、翌日に三崎氏は“新たな疑惑が判明した”として、再び飯田氏とライバーの疑惑を追及。

 その疑惑の中身としては、「使用していないスタジオの利用料が請求されている」「作詞家・作曲家に実際に支払われている額と、三崎氏への請求額に乖離がある」といった不正請求だ。ほかにも、ライバー社が将来的な上場を目指していることから、過去に逮捕歴のある三崎氏と直接取引はできないとして便宜上、別会社を介して取引していたが、その会社も利益を抜き取っており、途中からその会社を介さず取引を持ちかけるなど、一貫性のない対応にも不信感を抱いていると、三崎氏は主張している。

 これらの件につき、Business Journal編集部は直接、三崎氏に話を聞いた。

――まず、飯田氏は確かに「利益は取らない」と言ったのか。また、そのやり取りの証拠はあるのか、契約書には記載されているのか。

「その会話は録音してある。それに対するライバー社の回答は『飯田氏個人の利益は求めないと言ったが、企業として利益を求めるのは当然』というもので、稚拙な言い訳だと思う。企業の会長が利益を放棄しているにもかかわらず、企業としては利益を求めるというのは理解できない。

 とはいえ、利益を取ってもらうのは、別に構わない。しかし、実際に働いていない人の人件費や、使っていないスタジオ代を請求されているのは受け入れられない」

――7月2日付でライバー社が三崎氏への反論文を出したが、それに対してはどのように思うか。

「いずれも稚拙な反論だと思う。たとえば、実際に働いていない人物の人件費が計上されている件について、『当該人物の業務をほかのライバー社のスタッフで肩代わりした』として請求されているが、納得できない。また、未使用のスタジオ代を請求している件については、明らかに架空請求であることを認めている。『返金する』としているが、返せばいいというものではない」

――ライバー社、また飯田氏個人に対して求めることは何か。

「YouTubeなどでも言っているが、利益を取られていること自体はいいとして、架空請求があったことは認めて謝罪・返金してほしい。また、ライブを楽しみにしていたお客さんにきちんと対応するか、こちらが対応するための引継ぎを行ってほしい。すでに私自身や弊社スタッフに対して誹謗中傷などの攻撃を受けている。それらをやめさせるためにも、非を認めてほしい」

 三崎氏は、公的な場でライバー側の架空請求等を明確にし、損害賠償を求めたいとの意向を示し、裁判もやむなしとの姿勢だ。

 この三崎氏の主張をどう受け止めるのか、ライバー代表取締役CEO・市川茂浩氏に話を聞いた。

「弊社は三崎氏から一方的かつ事実とは異なる誹謗を受け続けており、当社からの2回のリリースはいずれも三崎氏からのいわれなき誹謗への回答をやむなくしているに過ぎません。私どもはすでにリリースで債権債務の清算といわれなき中傷の停止をお願いしており、それをお願いするのみです」

 現時点で双方の主張は隔たりがある。それぞれ、裁判沙汰となることもやむなしとの意向が見えるが、はたしてどのような結末を迎えるのだろうか。

(文=編集部)

JRA ラジオNIKKEI賞(G3)3年連続の道悪で「今年も万馬券」必至! 開幕週で内枠有利も狙い目は外!? まさかの「脚質転換」に一発回答の期待大

 夏競馬もいよいよ本番。東京、阪神開催が終わり、札幌開催も函館へと切り替わる。

 今週からは函館に加え福島、小倉開催が始まるが、今回は3歳ハンデ重賞・ラジオNIKKEI賞(G3)の予想をしていきたいと思う。

 梅雨の時期に行われることもあり、近2年は道悪馬場で開催。昨年は上位3頭が8番人気、7番人気、5番人気、一昨年も3番人気、9番人気、6番人気と三連複は2年連続の2万馬券で、今年も雨予報なだけに難解な1戦になりそうだ。

 昨年はバビット、パンサラッサの“行った行った”で、ディープキングは上手く内を立ち回って3着。一昨年は外を立ち回ったブレイキングドーンの差し切り、さらに外からゴータイミングも追い込んだが、マイネルサーパスが内で残して2着に食い込んでいる。

 開幕週で内外はフラットな馬場。基本的に内の先行馬が有利となりそうだが、一昨年のように外からの捲り差しが決まることもありそうだ。

 今年は前走で逃げている馬たちが、こぞって外目の枠。外から先手を奪いに行くとなるとペースは速くなりそうで、内有利も差しが届く流れになると見た。

「◎」は、14番ノースブリッジ。

 前走の青葉賞(G2)では13着と惨敗したが、デビューから2連勝と素質は見せていた馬。特に稍重馬場となった2戦目の葉牡丹賞(1勝クラス)は、2着に4馬身差をつける圧勝だった。

 これまで全てのレースで内目の枠から逃げの手に出ているが、今回は外目の14番。逃げ馬にとっては不利と思われる枠だが「決してハナにはこだわりません」と、今回は控える競馬となる可能性を陣営が示唆している。

 今回騎乗する岩田康誠騎手も「折り合いは心配ない」と話しており、2000mで連勝していることからも、前走からの距離短縮(2400m→1800m)はむしろプラス。陣営も「体の張りは上々だし、前走より覇気があって雰囲気はいい。能力的にも通用すると思いますよ」と状態に自信を覗かせており、脚質転換での差し脚に一発回答を期待したい。

「○」は、7番シュヴァリエローズ。

 こちらは、2歳時にホープフルS(G1)で5着と健闘しており、皐月賞(G1)にも出走。メンバー中で最もレベルの高いメンバーと戦って来たと言っても過言ではなく、今回は相手関係が楽になった印象が強い。

 この馬の場合、むしろ福島の小回りコース攻略がカギとなりそうだが、陣営は「小脚が使えるタイプなので、福島コースにも対応可能ですよ」とコメント。ディープインパクト産駒らしく軽い走りで当日の雨予報は気になるところだが、母がフランスの中距離重賞勝ち馬で重い馬場もこなせる下地はあるのではないかと考えた。

 展開さえ嵌れば能力は上位。ここは素直に対抗評価としておきたい。

「▲」は、2番ヴァイスメテオール。

 スタートが不安定で内枠が不安も、これまでの走りからは能力は高いと見る。

 前走のプリンシパルS(L)こそ4着に敗れたが、前残りの競馬で唯一後方からの追い込み。不良馬場となった2走前の芝2000m戦(1勝クラス)では、2着に3馬身をつける圧勝で道悪適性を見せつけた。

 内枠でもありスタートを出るに越したことはないが、出なくても直線で上手く持ち出せれば通用する可能性も十分。スタートさえ決まれば、一発の期待も持てる馬だろう。

「△」は、3番アサマノイタズラ、4番プレイイットサム、5番ボーデン、11番タイソウの4頭。

 重馬場で行われたスプリングS(G2)組から5頭出走するが、その中ではアサマノイタズラとボーデンが抜けている印象。2着だったアサマノイタズラがボーデンに0.3秒先着したが、今回は斤量が1kg重くなることを考えれば展開次第か。

 また、プレイイットサムは先行馬に絶好といえる内枠ゲット。未勝利からの2連勝で臨む勢いからも押さえておきたい。

 タイソウも休み明けのプリンシパルSで復調気配を見せる3着。少し外目の枠だが、先行力もあり能力的には外せない1頭だろう。

 なお、人気しそうなところでは6番リッケンバッカーを「消し」とした。

 前走はNHKマイル(G1)であわやの4着も、東京の1600mと今回の福島1800mでは条件がまるで違う。これまで好走を見せたのも全てマイル戦であり、ここはバッサリと切った。

 以上を踏まえ、印は以下の通り。

◎14番ノースブリッジ
○7番シュヴァリエローズ
▲2番ヴァイスメテオール
△3番アサマノイタズラ
△4番プレイイットサム
△5番ボーデン
△11番タイソウ

 馬券は三連複で勝負。保険としてワイドも押さえておく。

三連複 フォーメーション
◎○▲-◎○▲-◎○▲△△△△ 13点

ワイド ボックス
◎○▲ 3点

 福島競馬場は、金曜日時点で土曜、日曜と雨予報になっており、内目がどこまで傷むかも大きなポイントか。開幕週ということで、内枠先行馬が1頭は馬券に絡みそうな気はするが、もちろんジョッキーもそれらは意識するだろう。

 前がやり合う流れで、差し有利な展開になることを期待したい。(文=宍戸ハレ)

<著者プロフィール>
 競馬好きというよりは予想好き。知的推理ゲームをこよなく愛する馬券狂である。券種は基本的に三連複とワイドだが、的中率より回収率重視で軸は殆ど人気薄という生粋の穴党。馬券が当たると異様にテンションが上がるも、年に数回だけという悲しい現実と向き合っている。

障がい者の岡部さんが入社して、ライフネット生命の社内全体、社員一人一人が変わった

 世界ろう者陸上競技選手権の銀メダリストである岡部祐介さんですが、前職では練習時間が思うように取れず苦悩していました。2016年、岡部さんはライフネット生命に入社しました。同社は当時、障がい者の雇用をしていませんでしたが、「どのような障がいがあっても、社員にも良い風を吹かせてくれるような人を採用したい」との思いで採用活動を行うなかで、岡部さんと出会いました。

 岡部さんにはアスリートとして大成したいという夢があります、決して自分が有名になりたいからではありません。日本ではまだ認知度が高いとはいえない、ろう者への理解を深める活動を展開することと、過去の自身の経験を振り返って、偏見やいじめを受けがちな、ろうの子どもたちの希望の光となり、バリアフリーな社会を目指すために貢献したいと願っているからにほかなりません。

 同時に、現役生活にピリオドを打ったあとに待ち受けるセカンドキャリアについても真剣に考えていました。入社時点ですでに26歳、選手生命としてもそれほど多くの時間が残されているわけではありません。そのため、ビジネススキルを高め、いろいろな可能性を探りながら、仕事も陸上もバランスよい感覚で全力を注げる環境に身を置きたいという強い思いがありました。

 当初、保険にはまったく関心のなかった岡部さん。

「面談を重ねるうちに、保険会社という未経験のフィールドで新たなビジネススキルを身につけ、視野を広げることが、この会社なら実現できると確信しました」

 こうして晴れて同社のアスリート雇用第一号となり、試合に出場するのもトレーニングも、講演やイベントなどのろう者の啓発活動もすべて業務となりました。人事総務部に所属する岡部さんは、動画やFacebookなどで社内外の広報活動に関わっているほか、契約の締結から社内決裁、請求処理をする総務業務にも携わることになりました。

岡部さんに起こった葛藤

 お客様に関することに誤りがあっては大変なので、同社はPCを使って岡部さんや周囲と相談しながら業務を行っていましたが、岡部さんを理解したいと心から願い見守る中で、あることに気付きだしました。

 ろう者の方にとって、手話が第一言語、日本語は第二言語です。聞こえないなかで第二の言語となる日本語を習得してきたため、岡部さんはメール1通を送るにも、とても悩みながら文章を考えて送っていたのです。また会議の時もスライドを見てもらうことだけではなく、隣に座った人が筆談ボードに要約するように段取りを決めていましたが、伝わり切らないことも多々あることがわかりました。

 一方、岡部さんも、会議の時のように毎回隣に座った方に筆談を頼むのが申し訳ないとの理由で、社内で開催している勉強会の出席も断っていました。毎回欠席となると、周囲も誤解してしまいます。

 こうした葛藤は、飲み会の席でも起こっていました。多くの社員が岡部さんの入社を喜び、歓迎会を開きました。岡部さんを取り囲むように参加者は次々に話しかけていきました。いくら岡部さんが、読唇術が得意とはいえ、同時に一人ひとりの唇を読み取ることは不可能です。その後も飲み会は何度かあり、岡部さんはコミュニケーションがとれておらず、楽しくないことを切り出すことができませんでした。

 みんなが楽しそうに話しているのを見るにつけ、そこに入っていけない自分がいる。子供の頃からこうしたことは何度もありました。けれど、これまでと違って、その輪には自分を受け入れてくれる温もりに溢れていました。だからこそ、余計に切り出せなかったのです。

 岡部さんは他人への気配りができる分、迷惑や負担をかけることを嫌います。岡部さんが遠慮するのは、今まで周囲のサポートを受けながら生きてきた中で、相手への負担を常に考えてきたことがありました。

 岡部さんの思いに気がついた同社は、ボウリングや卓球のような大勢でも一緒に楽しめ、盛り上がることのできるスポーツイベントに切り替えます。団体スポーツは普段見られない一面を垣間見られます。岡部さんと社員同士だけではなく、社員同士も親密になっていきました。

 業務でも、同社はオンラインの手話通訳サービスを導入したり、岡部さんが参加する定例会議等には専属の手話の方に入ってもらうなど、コミュニケーションの環境を整えていきました。

 知ることは理解することの第一歩です。困っていることがあれば、何がどう困っているのか、他に方法はないのか、どうすれば解決できるのか、それこそが障がいの有無に関係のない成熟した社会の始まりです。同社にとっても岡部さんにとっても、理解し合えれば解決の手段が見つかるというかけがえのない経験を重ねていきました。

意識に変化

 ところが、またしても問題が起こります。岡部さんは会社や仲間に気を使いすぎるところがあり、広報から取材や講演の提案を受けても、「恥ずかしい。それに仲間が仕事をしている時に、自分が陸上の話をしていいのか悩んでしまう」と、乗り気ではなかったのです。過去の成績に甘んじる岡部さんではありませんが、間違いなく世界のトップアスリートです。今日までの並々ならぬ努力も実績も、広報担当は十分に理解していました。

 岡部さんの講演や指導を待ち望んでいる人は大勢いると確信した広報担当は「あなたはアスリートとして大成したいんだよね? スポンサー企業様や応援してくださる方に対して、『恥ずかしい』ではなく、きちんと活動報告をするのが仕事でしょう」と表に出たがらない岡部さんの背中を押しました。

 こうして世界のトップアスリートのノウハウを活かした数々の企画が実現することになりました。取材や講演以外も引き受けるほか、出場した競技大会の様子をFacebookなどに発信したり、かねてより希望していた「ろう者の子ども向け陸上教室」も実現しました。この教室に参加したお子さんやご両親から、「運動会のリレーがいつもビリだったのに、脱却しました!」とか「3位になれました!」と大評判を呼びました。

 耳の聞こえる小学生や一般の人に向けての講演やイベントにも出席するようにもなり、参加者の目が輝く様子に触れ合ううち、岡部さんの意識も変わっていきました。講演やイベントの終了後は、振り返りを行い、より内容や展開を充実させてグレードアップをしていき、今では「コロナ禍が落ち着いたら、今後も継続してやっていきたい」と意欲を見せるほどです。

社内に起きた変化

 社員に対しての活動は、毎週実施されている手話講座、手話勉強会の開催、手話部部長としての活動などがあります。ほかにも、ノウハウを活かした企画「岡部体操」やトレーニングの個別相談も実施しています。「岡部体操」は、デスクワークで運動不足になりがちな社員向けに、室内でできる簡単なトレーニングを紹介しています。社員の健康・トレーニングの個別相談も“世界の岡部”さんから直接アドバイスを受けられるとあって、こちらも大評判です。

 社員に手話が浸透するにつれて、ライフネット生命に新たな風が吹きました。同社には、社員同士で感謝の言葉を言い合う文化があります。いくら人事総務部が声かけを行っても、「ありがとう」と言うのは照れるものです。手話の「ありがとう」は、以下の写真のようにとても簡単です。これなら、気軽に「ありがとう」も言えます。「ありがとう」が溢れる社内には、優しさと思いやりが溢れました。

 また岡部さんが入社したことで、岡部さんの身近で働いている人にも影響を与えました。何人かは、手話検定を自主的に受けて合格しています。

 こうしたことは外部のイベント時の対応にも、いかんなく発揮されました。同社はLGBTQの活動も積極的に行っていて、毎年ゴールデンウィークに渋谷で開催される「東京レインボープライド」というイベントにブースを出しています。参加者の方がフォトブースで写真を撮られると、1人につき100円ずつ同社がチャージをして、そのストックを元に全国の図書館等にLGBTQの理解を深めるための児童書を寄付する活動を行っています(2020年は中止、2021年はオンライン開催)。そのイベントには、ろう者も多数訪れますが、今では当たり前のように社員はろう者の方にジェスチャーや筆談で対応できるようになりました。

ダイバーシティという言葉の持つ意味の広がり

 同社にとって、岡部さんは、どんな存在なのでしょう。森亮介代表取締役社長はいいます。

「当社は創業以来『ダイバーシティ(多様性)』を強みとしていますが、5年前に岡部さんが入社されて以降、ダイバーシティという言葉の持つ意味の広がりを、社員がより解像度高く認識できるようになりました。ダイバーシティを活かすためには、自分とは異なる他者への想像力を働かせながら対話していくことが、とても大事だということを実感しています。また、最高の結果を出すためにコンディションを管理して自分自身と戦う岡部さんのアスリートとしての姿勢は、高いプロ意識を持つ他の社員の模範になっています」

 岡部さんに今後の抱負を聞きました。

「業務では、もっとビジネススキルを向上させていきたい。環境に甘んじてはいけないと思いますし、まだまだ勉強することばかりですが、当社は、ろう者の私でも本当に安心して働ける会社だと感じています。ろう者が社会に出ると、日本語は第二言語だということが企業や職場に理解いただけず、業務能力が低く評価されてしまうケースもあると聞いています。たとえ、ろう者を理解してもらえない状況であっても、良い関係性を築き、チャレンジしていかなければならないとも考えます。

 活躍の場が広がるにつれて、聴者との関わりも多くなります。陸上競技では走るのは私一人ですが、そのためには大勢の方がいて、みんなとのチームプレイなのです。だから、社会人としてもアスリートとしても、どんなに大変でも、決して逃げ出したりはできない。支えてくださる大勢の方への責任でもあります。

 デフリンピックの知名度を上げるため、聴覚障害で悩んでいる子供のためにも、アスリートとして邁進していきたいと思います。まだまだ未熟な私ですが、みなさまにご指導をいただいて、全力で取り組んで参ります。来年のデフリンピックは、今度こそ表彰台に昇りたいですね」(岡部さん)

 メダルの期待がかかる岡部さんに、世界を代表するアスリートの方や元プロスポーツ選手も、ろう者としてではなく、一人の現役アスリートとして生き方や競技に関するアドバイスを惜しみなくしています。岡部さんも「聴者の方と一緒に競技をしても負けない力をつけたい」と語ります。

 最後に、とても残酷な質問を岡部さんにしてしまいました。「親を恨む?」と、岡部さんは不思議そうに筆者に聞き返しました。

「両親は、いつも私の最大の理解者であり、応援をしてくれました。私のためにできることはすべてやってくれました。どれほどの時間と労力とお金を費やしたのかと思うと、感謝しても足りないぐらいです。暖かな家庭で育ててもらったからだと思いますが、家族に感謝しても恨むということは一切ありません。

 ただ、耳が聞こえたら、どんな人生を歩んでいただろうとは思います。また違った人生だったんだろうなと思うことは何度もありました。でも、自分に言い聞かせていることがあります。誰かを傷つけるようなことをした覚えはありません。恥じる生き方をしたつもりもありません。だから、胸を張って生きていいんだと」(岡部さん)

 生まれたときから音を聞いたことがないろう者は、声を出すこともスムーズにはできない人がたくさんいます。咽頭に病気などがあって声を出せない人、出しづらい人もいます。そんななかで、ろう者であるがゆえ、ときにいじめや偏見を受けて生きてきた岡部さんは、今、世界のアスリートとして、社会人として、ダイバーシティの溢れる社会の実現に向けて、まっすぐに突き進んでいます。

 きっと少し先の未来では、デフリンピックの表彰台が岡部祐介を待ちあぐねていることでしょう。彼を支える大勢の人の笑顔とともに。

(文=鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表)

●岡部祐介(おかべゆうすけ)さん

1987年(昭和62年)11月25日生まれ、秋田県由利本荘市出身。筑波技術大学産業技術学部を卒業。家族は両親と姉と祖母と猫(茶々丸)。

●鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表

出版社勤務後、出産を機に専業主婦に。10年間のブランク後、保険会社のカスタマーサービス職員になるも、両足のケガを機に退職。業界紙の記者に転職。その後、保険ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーとして独立。両親の遠距離介護をきっかけに(社)介護相続コンシェルジュ協会を設立。企業の従業員の生活や人生にかかるセミナーや相談業務を担当。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などでも活躍。

森永「ふわふわパンケーキミックス」作ってみたら本当に驚異的“ふわふわ食感”で感涙

 近頃、森永製菓の「ふわふわパンケーキミックス」が話題になっている。ことの発端は今年4月、とあるユーザーがTwitterにて「森永のふわふわパンケーキミックス 初めて買ったけど すごいなこれ 3枚でこの厚み 食べた感じはスフレだ 粉糖がついてるのがうれしいね」と同商品を紹介したこと。

 このツイートを見たユーザーからは「今日もこれ食べたけど、パサパサ皆無でふわふわでうますぎるのでみんな食べて欲しい」「こういう商品はありがたい…どうやってふわふわにできるようになってるのか不思議だけど 乾燥卵白とか使ってるのかなー」などのコメントが殺到。5月24日現在までに2.2万回リツイートされ、12.9万件のいいねを獲得し、一躍話題の商品となっているのだ。

“スフレ食感のふわふわパンケーキ”……そう評されるパンケーキを自宅で再現できる理由や、実際のお味が気になるところである。

 そこで、今回は森永製菓のホットケーキ担当者にその秘密をうかがった。また、普段自炊をほとんどしない筆者が「ふわふわパンケーキミックス」を実際につくって食べてみることに。料理初心者でも、美味しくパンケーキを焼けるのだろうか。

森永製菓のホットケーキ担当者にインタビュー――誕生秘話と美味しさのワケ

 では森永製菓のホットケーキ担当者に、まずは「ふわふわパンケーキミックス」が誕生したきっかけなどから聞いていこう。

「主力商品の『森永ホットケーキミックス』はお子様と一緒に楽しむのにぴったりな商品ですが、それとはまた違う食シーンを広げていきたいと考え、2017年頃から『ふわふわパンケーキミックス』の開発が始まりました。

 2010年頃に始まったパンケーキブームでは、薄く焼いてトッピングを楽しむタイプが人気でしたが、2016年頃からは分厚くてふわふわしっとりした食感が主流になっていきました。そこで行列のできる店の品質を目標に、“ミキサーなし、型なしで、フライパンを使ってメレンゲを使ったようなパンケーキを焼けるミックス粉”を目指して開発をスタート。2018年8月に『ふわふわパンケーキミックス』の発売に至りました」(森永製菓 ホットケーキ担当者、以下同)

 パンケーキブームの移り変わりを的確に見抜いている点は、さすがは製菓メーカー。そうして完成した「ふわふわパンケーキミックス」のこだわりポイントも気になるところである。

「商品のネーミングの通り、差別化された“食感”です。これほどしっとりふわふわ食感の分厚いパンケーキが作れる市販のミックス粉は珍しいと思います。また使い切りタイプの便利なパウダーシュガーが同封されているのも特徴で、シロップいらず。おうちでもおしゃれなカフェに来たような非日常感を楽しめます」

 しかし、メレンゲなしでもふわふわに仕上がるのはなぜなのだろうか。

「しっとりふわふわの食感を実現するため、複数種類のデンプンを組み合わせて使用しています。60レシピ以上の試作を経てこの品質にたどり着きました」

 大人も子供も大好きなふわふわ食感は、熱心な商品開発の賜物というわけだ。では、そんな「ふわふわパンケーキミックス」を最大限に美味しくつくるためのポイントは?

「まず、時間をおくと膨らみにくくなってしまうので、生地ができたらすぐに焼いていただきたいです。また、通常のホットケーキの焼き方と違い、スプーンで生地を積み重ねるように乗せ、フライパンにフタをして焼くのもポイントですね。中まで焼けていなかった場合は、パンケーキを1枚ずつ電子レンジで約20秒間ラップをかけずに温めるのがおすすめです」

 最後に同商品のファンや、まだ食べたことがない方へのメッセージを伺った。

「思うように外へ出かけられない日々が続きますが、家の中にいてもカフェで過ごすときのような特別な時間を楽しみたいという方にぴったりの商品です。是非たくさんの方に召し上がっていただけると嬉しいです」

 お話を聞いて、さらに「ふわふわパンケーキミックス」への期待が高まってきた。

調理開始――重要なのは焼き加減 “弱火で根気よく”がキーワード

 では、実際に「ふわふわパンケーキミックス」でパンケーキをつくっていこう。

 同商品のセット内容は、パンケーキミックス(80g)×2袋、パウダーシュガー(5g)×2袋。パンケーキミックス1袋がパンケーキ3枚分にあたるとのこと。

 そのほかに用意するのは卵1個、牛乳40mlだけ。卵と牛乳を混ぜ合わせたものにパンケーキミックス1袋を投入し、1分半練り混ぜる。混ぜ合わせると、粘度が高く重たい感触の生地ができ上がった。

 生地ができたらすぐにフライパンを中火で熱し、濡れ布巾の上で軽く冷ました後、弱火にしコンロに戻す。このとき、しっかりと濡れ布巾の上で粗熱を取っておかないと焦げのもとになるので要注意。

 そして、弱火で火にかけたフライパンに生地を落とす。フライパンにフタをし、じっくりと3分ほど焼いていく。表面に気泡ができてきたら、ひっくり返し、また焼く。このときもフライパンにフタをすると、よりふんわり仕上がるという。

 3分ほど経ったらパンケーキに爪楊枝を刺し、生焼けでないか確認する。火が通っていたら、皿に盛り付けて完成。付属のパウダーシュガーを散らすと見た目も華やかになった。

 実際につくってみた感想としては、焦らず弱火でじっくり火を通し、こまめに焼き具合を確認しながらつくるのが重要なのだろう。筆者は濡れ布巾で熱を取る工程を軽視して一度焦がしてしまったので、みなさんにはお気をつけいただきたい。

実食――“家で食べるパンケーキ”の期待値を軽く超えたクオリティ

 完成したパンケーキは見た目にもふわふわ。率直にいうと、さすがに“パンケーキ専門店のよう”とまではいかないものの、家で焼いたにしては十分な厚みがある。綺麗な円になっていなくても、ボリュームのおかげで美味しそうに見えるのもありがたい。

 実際にいただいてみても、やはり美味しい。弾力としっとり感が市販のパンケーキミックスらしくなく、一口めで“おっ!”と思わされるクオリティだ。火加減や焼き時間をシビアに管理しなくてはいけないのが大変ではあるが、初心者が作ってもこのクオリティに仕上がると考えたら、かなり頼れる商品だろう。

 ちなみに今回は付属のパウダーシュガーをかけていただいてみたのだが、控えめな甘さが生地の味わいを引き立ててくれ、シンプルながらも決して寂しさを感じさせなかった。生クリームやフルーツで豪華に仕上げてアレンジをするとどんな味わいになるのだろうかと、挑戦してみたくもなる。

 また、今回は2袋のうちの1袋を使って調理したのだが、1袋で3枚分作れ、なかなか量がある。朝食としてもおやつとしても、満腹感を得られる満足の量だろう。計6枚分と考えればコスパも良いと感じた。

 市販のパンケーキミックスの期待値を超えてくるクオリティ、そして好みに応じて自在にアレンジが可能、大満足の1食(3枚)が2回食べられる内容量……。これらを踏まえて総評すると、スイーツ好きの方でなくても、試してみる価値アリな商品と言えるだろう。

(取材・文=泥沼蛙/A4studio)

障がい者で“いじめられっ子”だった岡部さん、世界選手権の日本代表選出までの軌跡

 突き抜けるほど爽やかな笑顔が目の前にありました。身長186センチ、シャツの上からでもわかる鍛え抜かれた体――。その人は、気配りのできる人と評判です。しかし、その彼、岡部祐介さんは音のある世界を知りません。

 秋篠宮佳子さまが一般財団法人全日本ろうあ連盟(東京・新宿)の非常勤嘱託職員に就任されましたが、国内では、ろう者(=聴覚障がい者)への理解と認知度は高いとはいえません。ろう者の人口は、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によれば、約29万7000人(2016年時点)、つまり日本国内で1000人に3人が聴覚に何らかの障がいを抱えていることになります。

 アジアのなかでも日本は比較的、ろう者に理解があるといわれるものの、手話言語条令(手話に対する理解を深め、啓蒙を行なう)が成立した自治体は、全日本ろうあ連盟によれば31道府県、15区、296市、62町、2村計406自治体にとどまっています(5月17日現在)。

 ライフネット生命に勤務する岡部さんには、会社員以外に、もう一つの顔があります。16年にブルガリアで開催された「第3回世界ろう者陸上競技選手権大会」の4×400メートルリレーで日本人初の銀メダル保持者であり、来年開催されるデフリンピックの陸上日本代表候補でもあります。デフリンピックとは、オリンピック、パラリンピックと並ぶ、世界規模で開催される聴覚障がい者のための総合スポーツの祭典です。岡部さんは17年に出場したデフリンピックでは4×400メートルリレーで5位に入賞した“世界の岡部”です。

 岡部さんの耳が聞こえないことに気がついたのは、母親でした。「何かの間違いか、一時的なことかもしれない」と一縷の望みをかけて訪れた病院で、「先天性両側感音性難聴」と診断が下りました。先天性感音性難聴とは、聞こえの個人差はありますが、耳の一番奥にある神経に音を伝える役割の内耳に、なんらかの障がいが発生して起こる聴覚障がいです。

 両親は「手術をすれば治りますか? 治療にはどんな方法がありますか? 祐介が治るのなら、なんでもします。どんなに高額でもお金をなんとしてでも集めて治療を受けさせたい」と、すがる思いでドクターに聞くと、「お子さまは重度の難聴です。残念ながら、原因も不明で治療方法は確立されていません。恐らく、話すこともできないでしょう」と、辛い現実を静かに伝えました。

 それを聞いた途端、母親は「私の片耳だけでも祐介にやってほしい! 祐介と交換してやってほしい」と泣き崩れました。「妊娠中の何がだめだったのか?」と自分を責めてばかりの母親に、夫である父親は、妻を一人にさせないことに気を付ける毎日が、その日から始まりました。

陸上競技との出会い

 岡部さんがこの世に音があることを知ったのは、3歳の時です。岡部さんを“耳のハンデがある普通の子”として育てることに決めた両親は、幼稚園に入園させたことをきっかけに補聴器をつけさせました。補聴器をつけて初めて、岡部さんは、この世に音が存在することを知りました。といっても飛行機のエンジン(120デシベル)程度の音が遠くかすかに存在することがわかっただけで、言葉を判別することも、音の高低や強さ、リズム、抑揚も一切わかりません。

 子供たちは時として残酷です。当時の補聴器は大きく、おしゃれとはほど遠いもので、補聴器をつけた岡部さんを見て、「宇宙人」「ロボット」と、はやし立てました。

 ろう者は唇の動きで言葉を読み取る読唇術だけではなく、顔の筋肉の繊細な表情まで読み取って、総合的に言葉を理解することに努めます。それなのに、「どうせ聞こえないから」と適当にあしらわれたり、でたらめなことを話される経験を何度も味わいました。

 ところで、手話と口語の日本語とは意味が異なるものも多く、文法も違います。

「ろう者の私たちは、日本語が苦手で苦労しています。音が聞こえない中で日本語を覚えていったので、『てにをは』を間違ったり、あいまいや遠回しな表現、二重否定は勘違いしやすいです。ストレートで簡潔な文章はありがたいですね。自分ではそのつもりはなくても、簡潔でそっけない文章だと感じさせてしまう場合があります。そんな場合は、教えていただきたいです。常により良いコミュニケーションをとれるように、努力は怠らないつもりです」(岡部さん)

 岡部さんは数え切れないほどのいじめや偏見があったことで、引っ込み思案な少年になってしまいました。小学校、中学校は普通学校に進学しましたが、中学校2年時に秋田の特別支援学校(当時:ろう学校)に転校して、陸上部に入部します。

 陸上部のコーチは、指導の厳しさとハードな練習メニューで有名でした。コーチは、女子生徒にも負ける岡部さんだけを毎日怒るため、岡部さんは父親に「部活を辞めさせてほしい」と頼み込みました。しかし、両親は「続けていれば、いつかきっといいことがある。ビリでもいいじゃないか。一生懸命やり続けることが大切だ」と励まし続けました。

 辛い毎日の中で、両親も姉も祖父母も深い愛情を持って接してくれたことは救いでした。姉は家族の中で誰よりも早く手話を覚え、家族とのコミュニケーションの橋渡しを、祖母は、ことあるごとに読書の重要性を教えました。

 そんな家族の愛情に包まれるうち、岡部さんは覚悟を決めました。本来の真面目で努力家の気性が相まって、何を言われてもめげずにトレーニングに打ち込むうち、少しずつ体力もつき、走る速度も上がってきました。

 そして迎えたのが入部1年後の東北地区ろう学校体育大会でした。毎年7月に東北のろう学校の在校生が集まって体育大会を行う大規模なイベントです。中3になっていた岡部さんは200mに出場し、大会新記録で優勝を果たしたのです。

 今までの鬼の形相はどこへやら、コーチは握手を求めて、ものすごく喜んでくれたのです。鬼コーチが岡部さんに初めて素顔を見せた瞬間でした。

 コーチは「秋田の岡部」が、やがて「世界の岡部」になることを誰よりも早く見抜いていたのです。身長も高く、足の長い岡部さんを見て、ダイヤの原石であることに気がつかず、何に対しても消極的な岡部さんを歯がゆく思っていたのです。厳しさだけではなく、愛情もある人でした。

 優勝したことは、岡部さんに生き方とコミュニケーションの取り方を大きく変えることにもなりました。

「頑張ればきっといいことがあるというのは、本当だったんだと心の底から思いました。ビリであっても、努力すれば、努力した分、どんなに時間がかかっても、自分を成長させてくれるのだと思いました。努力して努力して、それでもだめなら、また努力する。努力することを決して諦めてはいけない。負けず嫌いと言うより、何があっても努力することを諦めない大切さを実感した生涯忘れることのできない出来事となりました」(岡部さん)

海外遠征も全額自己負担

 人との関わりも積極的に行えるようになりました。例えば、車がクラクションを鳴らしても岡部さんには、その音が届きません。「聞こえない」とジェスチャーで伝えても、「ふてぶてしい」と思われ、捨てゼリフを吐かれた経験は限りなくあったと言います。

 補聴器をつけていると、聴者にとっては、自分たちと同じように聞こえるのだろうと誤解してしまいます。特に岡部さんは補聴器をつけても、飛行機のエンジンレベルなら音が存在することがわかる程度です。嫌な思いをするだけだと、今では補聴器もつけないようになりました。聞こえないことで数々の辛い経験をしてきた岡部さんは、いいます。

「『どうせ、わかってもらえない』と決めつけて、初対面の人に、聞こえない、ということも言えませんでした。でも、わかってもらえなくてもいい。まずは筆談で『聞こえません』と伝えていこうと思いました。そんなことさえも一歩踏み出すには、当時の私には大変な勇気がいったのです」(岡部さん)

 ろう者の大学進学も大変です。ITを学びたいと思った岡部さんに門戸を開いたのは、国立筑波技術大学産業技術学部です。この大学は2005年に茨城県つくば市に設立された日本初の視覚障がい者と聴覚障がい者を入学条件にした国立大学法人です。残念なことに、他大学は、ろう者がITを学ぶ環境が整わず、唯一、聴こえない人を受け入れてくれる大学でした。

 入学早々、08年6月に開催された「第5回日本聴覚障害者陸上競技選手権大会」で男子200mに出場し、2位に入賞、早くも頭角を現します。11年の第8回大会においても、400m優勝、4×400mリレー優勝を果たし、卒業後の2014年に開催された「第14回全国障害者スポーツ大会」では、100 mと200 mの2冠を達成し、国内の大会で次々に好成績を残します。“東北の岡部”は、“日本の岡部”へとステップアップを果たしました。

 大学卒業後は、学んだことを活かせる大手電機メーカーに就職をしましたが、これには切実な問題がありました。

「ろう者には、聴者に劣らぬスポーツの才能がある人も大勢います。しかし、あまり知られていませんが、ろう者がスポーツを続けるための支援制度は、国をはじめ行政などにはありません。海外遠征でも、関連費用も含め、全額自己負担で参加するしかないのです。

 私の両親が負担した費用の累積額は、新築の一軒家を建てられる費用に匹敵すると思います。両親には申し訳なく思っていますが、『祐介のお陰でいろんなところに行ける』と言ってくれるのです。

 経済的なことから断念する人を何人もみてきました。素晴らしい才能を持つ次世代の選手も大勢います。才能の芽を摘むことのないように、一人でも多くの方にアスリートろう者のことを知っていただき、応援していただければと願っています」

 会社員を続ける傍ら、横浜市スポーツ医科学センターで「特定スポーツ支援選手」に選出される生活が始まりました。同センターでは指導員や職員、管理栄養士がチームを組んで、岡部さんの体力測定を行い、走るフォーム、栄養状態などを徹底的に科学分析しました。

“世界の岡部”へ

 こうした甲斐があって、ついに“日本の岡部”が“世界の岡部”となる日がきました。13年、カナダで「トロント世界ろう陸上競技選手権」の4×400mリレーの日本代表に選ばれ、日本史上初の銅メダルに輝きました。

 さらに快進撃は続きます。15年には、「第 8 回アジア太平洋ろう者競技大会」で金メダルを受賞し、ついに世界の頂点に立ったのです。16年にブルガリアで開催された「世界ろう者陸上競技選手権」でも、日本史上初の銀メダルに輝きました。

 また、13年の記録が評価され、デフリンピックの日本代表に選ばれます。デフリンピックとは、4年に1度開催される、ろう者のオリンピックです。岡部さんが初出場した13年はブルガリアで開催され、70カ国2879人が出場、400メートルでは準決勝に進出し、4×400mのリレーは6位になりました。17年に臨んだトルコで開催されたデフリンピックでは(世界100か国、3148人の選手が参加)、4×400mリレーで5位に入賞を果たしたのです。

 来年22年5月1日~15日にブラジルで開催される予定のデフリンピックでも、岡部さんは連続3回目の出場を目指しています。

 ところで、岡部さんの自己ベストは200mでは22秒79、400mでは50秒39です。しかし、どんなに努力しても、耳の聞こえる選手にはかないません。ろう者にはスタートダッシュの音が聞こえず、どうしてもスタートで出遅れてしまうからです。

 ではスタートに合わせて光るシグナルも開発されていますが、非常に高額のため、すべての競技で使用されるわけでありません。このため、ろう者の陸上競技では、スタート時に黄色い旗を振る審判の様子を見た別の審判が選手の肩を叩き、それを合図に走り出すこともあります。

 岡部さんは耳にハンデはありますが、心身共に健康な一人の男性です。岡部さんの勤務先にはろう者の採用実績があり、理解ある上司や先輩にも恵まれました。競技生活を続けるためにもこの会社で骨を埋めたいと思っていましたが、転勤となりました。残業が多く、アスリート雇用ではない岡部さんはトレーニングとの両立が困難になってきたのです。会社員を続けるか、スポンサーを見付けて競技に専念するか、岡部さんの新たな苦悩が始まりました。

(文=鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表)

●岡部祐介(おかべゆうすけ)さん

1987年(昭和62年)11月25日生まれ、秋田県由利本荘市出身。筑波技術大学産業技術学部を卒業。家族は両親と姉と祖母と猫(茶々丸)。

●鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表

出版社勤務後、出産を機に専業主婦に。10年間のブランク後、保険会社のカスタマーサービス職員になるも、両足のケガを機に退職。業界紙の記者に転職。その後、保険ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーとして独立。両親の遠距離介護をきっかけに(社)介護相続コンシェルジュ協会を設立。企業の従業員の生活や人生にかかるセミナーや相談業務を担当。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などでも活躍。

マック、超人気バーガーの復刻版がまさかの大不評…香料がきつすぎるシェイクなど要注意商品

 新型コロナウイルスの影響で多くの飲食店が苦しむなか、大手ハンバーガーチェーンのマクドナルドは好調な売り上げを叩き出している。5月全店売上高が前年同月比6.7%増、既存店売上高が前年同月比5.7%増と、相変わらず敵なし状態なのだ。

 そんな日本マクドナルドの1号店ができたのはちょうど半世紀前で、今年は50周年を記念したさまざまな取り組みを実施。特別パッケージとして紙袋やポテト・ナゲットの箱に、アメリカンヴィンテージ感漂う米マクドナルド創成期のキャラクター「スピーディー」がデザインされている。公式ホームページにも50周年特設サイトが開設され、これまでのマックの歴史をアニメーションとともに振り返ることができるようになっているのである。

 お祝いモードに包まれたマックでは、夏の新作商品も登場し、話題を集めている。それらは評判が高い商品も多いが、なかには予想に反して不評の声が上がる商品もある。そこで今回は「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が厳選した「この夏、買ってはいけないマクドナルドのメニュー5品」を紹介していく。

テキサスバーガー2021/490円(税込、以下同)

 復刻が発表されてからユーザーの期待値がかなり高かった「テキサスバーガー2021」。この商品は、20年10月に公式Twitterにおいて、“もう一度食べたいハンバーガー”を募った「#私の推しバーガー」企画で、多くのリクエストが寄せられた3商品のうちのひとつである。

 初代「テキサスバーガー」といえば、スパイシーなバーベキューソースと粒マスタードレリッシュの2種類のソースに、サクサク食感のフライドオニオンとベーコンがアクセントとなった逸品だった。しかし、今回復刻した「テキサスバーガー2021」では、フライドオニオンがトルティーヤチップスに変更されていたのである。

 SNS上では、このトルティーヤチップスに対して「すごく邪魔」「食べにくい」などの批判が噴出。確かに、トルティーヤチップスを中に挟んでしまうことで、“ザクザク”というより“ジャリジャリ”した感があり、食感としてはイマイチとなっている。これならば、以前のフライドオニオンに戻したほうが味も美味しいので、また人気も復活するのではないだろうか。

マックシェイク 黄桃味(無果汁)/(Sサイズ)120円

 今夏、新作マックシェイク商品として登場した「マックシェイク 黄桃味(無果汁)」。黄桃味ということで、一見さわやかな味わいのマックシェイクを想起するかもしれないが、実は少々難ありの商品なのである。

 最初に一口飲んでみると、確かに桃のような味が口内に広がるのだが、後味に香料独特の少しきつい香りが漂ってくるのだ。飲むたびにその人工的な香りが付きまとってくるため、最後まで飲み切るのがきついと感じる人もいるだろう。

 商品名にも「無果汁」と書かれているうえに120円というリーズナブルさを考えれば、このクオリティは仕方ないのかもしれないが、もう少し香料のキツさをなくしてほしかったというのが正直なところである。

ワッフルコーン チョコ&アーモンド/200円

 20年7月に12日付当サイト記事『マック、この夏不満続出の商品4選…味が濃すぎるマクポ&メガマフィン、甘すぎるシェイク』で“買ってはいけない商品”として紹介したが、今年も例年より暑い夏が想定されているため、再度気をつけていただくためご紹介する。

「ワッフルコーン チョコ&アーモンド」は、まず商品名からして惹かれる人は多いだろう。想像通り、冷たいアイスの上にチョコとアーモンドがかけられているのだが、その量は決して満足できる量とはいえない。

 味は間違いなく美味しいが、しっかりしたチョコがけのアイスを想像して注文してしまうとがっかりしてしまう可能性がある。注文する際にはぜひ気をつけていただきたい。

プチパンケーキ/200円

 19年5月12日付当サイト記事『マック、買うと損する(?)商品5選!ダブルチーズバーガー、異彩放つスイートコーン』で“買ってはいけない”商品として紹介した「プチパンケーキ」。朝マックで販売されている「ホットケーキ」を一回り以上小さくした、なんともかわいらしい商品である。

 だが「プチパンケーキ」の薄さが物足りなさを感じさせる要因になっているようだ。以前「ホットケーキ」を“買ってはいけない”商品としてレビューした際に、「驚くほど薄っぺらい」と表現したが、「プチパンケーキ」も同様に驚くほど薄い。

 大きさ自体は、子供も食べやすく、大人が軽食として注文するのにはちょうどいいサイズであるとは思うが、正直、もう少し厚みを持たせたほうが人気は出るだろう。

マックフロート コーヒー/290円

 2019年9月29日付当サイト記事『マック、注文してはいけない“大不評”なメニュー5選…いつも議論呼ぶ「朝マック」のあの商品』にて、“買ってはいけない”商品としてレビューした「マックフロート コーヒー」。暑い夏こそマックフロートシリーズに人気が集まるかと思うが、アイスコーヒーバージョンを購入する際は気をつける必要がある。

 マックフロートの最大の特徴は、ドリンクの上にたっぷりとソフトクリームが乗せられているという点だ。ソフトクリーム自体は甘いため、アイスコーヒーもまろやかな味になるだろう……と思いきや、ソフトクリームの甘さがアイスコーヒーの苦味にすっかり打ち消されてしまっている印象だ。

 アイスコーヒーの苦味とソフトクリームの甘みを同時に味わいたいという方は、100円で購入できる「ソフトツイスト」と、Sサイズ100円で販売している「プレミアムローストアイスコーヒー」を購入することをおすすめする。「マックフロートコーヒー」を購入するより90円お得で、なおかつそれぞれの商品の良さを楽しむことができるはずだ。

 低価格で幅広い商品を展開しているマックだが、それらの商品のなかには意外な落とし穴もある。そういった事情を把握したうえで、夏のマック商品を楽しんでいただきたい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

ワクチン供給停止の元凶・河野太郎が英語版Twitterで“日本のワクチン接種量”を自慢! 海外からツッコミ殺到で世界中の笑い者に

 菅義偉首相が「全国民のワクチン接種を11月までに完了」とぶち上げてから約1カ月。いよいよワクチンの一般接種が本格化するかと思いきや、ここにきて深刻な事態に陥っている。国からのワクチン供給不足により、予約の新規受け付けを停止する自治体が全国で続出しているからだ。  大阪府...