河野太郎は「モデルナワクチン供給3分1」を4月に知りながら隠し、無茶な職域接種を強行! 都議選後にしれっと言い出す背信

 菅政権のワクチン接種計画のデタラメさが明らかになった。「6月末までに4000万回分の供給を受ける」とぶち上げてきたモデルナ製ワクチンについて、昨日6日になって、河野太郎・規制改革担当相が記者会見で「その後、モデルナ社との協議で調整し、6月末までに供給を受けたのは1370万...

パチンコ新台「高速過ぎる」ラッシュが「ヤバい」!? 「現行最強クラス」の出玉性能に唖然…

 パチンコメーカーSANKYOといえば大ブームとなった「戦姫絶唱シンフォギアシリーズ」のイメージが強いかもしれないが、「機動戦士ガンダムシリーズ」も重要コンテンツの1つである。

 2013年に登場したMAXタイプ『CRフィーバー機動戦士ガンダム』はオール2000発&約77%ループという爆発力で人気を博し、後に様々な後継機を生み出すこととなった。

 2016年リリースの『CRフィーバー機動戦士ガンダムLAST SHOOTING』は約1/319のミドルタイプでありながら、約83%という高ループでユーザーを魅了。

 2018年には『CRフィーバー機動戦士Zガンダ厶』が登場すると約65%の確変ループながら確変= 2400発の出玉性能で多くのファンを獲得した。

 2019年は『Pフィーバー機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』をリリース。ライトミドルタイプの遊びやすさはそのままに、約82.2%の継続の爆発力も兼ね備えた完成度の高いマシンだ。

 そして2021年、待望のシリーズ最新作『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』が発表された。

「機動戦士ガンダムユニコーン」は「逆襲のシャア」以後の宇宙世紀を描いた作品。特に初代ガンダムファンに支持者が多く、大人こそ楽しめる内容となっている。

 大当たり約1/ 319でラッシュ突入は60%。約81%でループする仕様だが、初回当りの20%で1500発× 2が約束される振り分けも存在するなど、ツボにハマれば「現行最強クラス」の性能を堪能できるだろう。

 原作で人気を博したAimerの「re:i am」や「StarRingChild」といった楽曲も収録されており、同楽曲で消化する大当りは堪らない時間となること必至だ。

 既に試打動画も配信されているが、今回はその中より個人的に気に入っている1GAMEの『【全国最速新台案内】1GAMEてつがPフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン徹底解説!!』をオススメしたい。

 1GAME「てつ」といえば元遊技機メーカーの開発者で知識豊富な人物。ユーモアも持ち合わせており、解説の経験も豊かなため、試打実戦には相応しい人材といえる。

 そんな「てつ」も本機の解説には難航する場面も存在。ラッシュの消化が早すぎて言葉を発する前に図柄が揃ってしまうのだ。この高速消化は一見の価値アリ。

 気になる方、ご興味のある方は是非チェックしてみてはいかかだろうか。

(文=大松)

<著者プロフィール>
 4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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JRA 「こんな状態で出すな」戸崎圭太のポツン騎乗に非難の声!? 最終レースで逆転狙ったファンから非難轟々、大波乱に一役買った人気馬の轟沈はなぜ起きたのか

 7月に入り、「荒れる」ことでお馴染みの夏競馬が本格的に始まった。4日に行われた3歳重賞のラジオNIKKEI賞(G3)では、早速3連単の払戻が31万6180円と大波乱。多くのファンの頭を悩ませたことだろう。

 一般的にメインレース終了時点で、収支がマイナスのファンの大半が考えることは1つ。最終レースを的中させ、マイナスをプラスにして巻き返すことである。

 しかし、ラジオNIKKEI賞の後に行われた福島最終12Rでは、“逆転”を目論んで馬券を購入した一部のファンにとって阿鼻叫喚のハプニングが発生した。

 原因となったのは、ホウオウルバン(牡3歳、美浦・池上昌和厩舎)である。

 単勝オッズ10倍以下の馬が6頭いる混戦模様の一戦であったが、同馬は5番人気の支持を受けた。

 同馬を管理する池上師は、「前走は疲れがあった。今回はチークピーシーズを着用。福島1700mは少し忙しいかもしれないが、地力の高さと馬具効果でカバーできれば」と、レース前には期待の大きさが読み取れるコメントをしていた。

 しかし、同馬はスタートで後手を踏み、最後方からの追走を強いられる。徐々にポジションを上げていくのかと思いきや、勝負どころに差し掛かってもむしろ離される一方。池上師が少し忙しいとレース前に懸念していたが、少しばかりではなかった。結果的に最下位こそ免れたがタイムオーバーを適用されるほどの大敗を喫した。

 その一方、レース後には同馬に期待していた一部のファンからは不満の声が噴出した。怒りの矛先は、見方によっては勝つ気のない無気力騎乗に見える、後ろから回って来ただけのポツン騎乗となった戸崎圭太騎手と池上師である。

 ネットやSNSでは、「こんな状態でよく出そうと思ったな」「公正競馬とは何なのか」といった過激な意見も見られたほどだった。

 しかも、ホウオウルバンは今回が約3ヶ月ぶりの実戦。確かに連戦による疲労で余力が残っていなかったという訳でもないだろう。池上師が話していたように、前走時のような疲労はないと考えるのが自然である。

 実際、前走時の最終追い切りが美浦南Wで一杯に追って「71.5-55.9-41.9-14.0」であったのに対し、今回は同じコースで「66.8-51.7-38.3-12.9」を馬なりでマーク。少なくとも数字的には、前走より走れる状態にあったと考えられる。

 そこで、浮上してくるのが、同馬が今回初めて着用した馬具のチークピーシーズである。チークピーシーズとは「頭絡の頬革にボア状のものを装着したもので、左右を見えにくくして前方に意識を集中させる効果を期待して用いられる」(JRA公式サイトより)という矯正馬具の一種である。

 現役の有名馬では、オジュウチョウサン(牡10歳、美浦・和田正一厩舎)などが、この馬具を愛用している。最近では、ギベオン(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)が、金鯱賞(G2)で大金星をあげたが、チークピーシーズを着用した効果もあったと考えられている。

 ただ、こうした馬具の使用に一定の効果が見込める一方、逆効果も考えられる。田辺裕信騎手はかつて、自身のコラムにて「(マイナス効果は)警戒しすぎることでしょうか。効果がありすぎて進んでいこうとしない馬もいる」とコメントしている。

 三冠馬で有名なオルフェーヴルは、12年天皇賞・春(G1)にて、チークピーシーズ同様の効果が見込めるブリンカーを初めて着用。しかし、レース本番では、なかなか進んでいこうとせず、単勝1.3倍の支持を集めながら11着と惨敗した。

 今回のホウオウルバンもレースでの行きっぷりが、明らかに悪かった。現段階では故障や心房細動といった発表もされていないため、もしかしたらこれまで装着したことのなかったチークピーシーズが原因でレースに集中できなかったという可能性も考えられる。

 タイムオーバーの規定により、ホウオウルバンは8月4日までレースに出走することはできないが、また競馬場で元気な姿を見せてくれることを祈るばかりだ。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

旭川医科大への不法侵入で記者逮捕、違法性は阻却される?北海道新聞が調査報告を発表

 北海道新聞社は、6月に同社の記者が北海道旭川市の旭川医科大学で行われた学長選考会議の取材中に、立ち入りが禁止されていた大学の建物に入った疑いで逮捕された件について、7日朝刊で調査報告を掲載した。

 報告によると6月22日、旭川医科大で吉田晃敏学長の解任をめぐる学長選考会議には同社の記者4人が取材に当たったという。このうち、入社1年目の記者が指示を受け、会合が開かれていた建物の4階に向かった。大学側から入構禁止が発表されていたが、この記者には伝わっていなかった。

 新人記者は会議のあった部屋のドアの隙間に自分の判断でスマートフォンを差し入れて会議内容を録音。これを大学職員が発見して現行犯逮捕された。

 北海道新聞社は、新人記者を単独で校舎内に立ち入らせたことや、倫理上、無断録音は原則禁止するとした指針が徹底されていなかったことなどが問題だったと発表。小林亨編集局長は「事態を重く受け止めている。記者教育や組織運営の在り方などを早急に見直す」としつつ、そのうえで「事件にひるむことなく、国民の知る権利に尽くす」と発表。

 この事件については多くの新聞記者から、新人記者が逮捕されたことへの違和感を綴る声が続出している。特に、メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)は、「旭川医大で取材中の女性記者逮捕・身柄拘束に関する抗議声明」を発表。「報道機関による取材・報道の自由に抵触し、取材活動に委縮効果をもたらしかねない重大な問題をはらんでいる」と批判している。

 私人逮捕した職員は、新人記者に身分や目的などを尋ねたものの明確な返事はなく、さらに逃げようとしたため、学外者が許可を得ずに無断で構内に侵入したと判断し、警察に連絡したとしている。一方WiMNは、記者が警察に対して記者であることと取材目的を明らかにしており、逃亡や身元不明の恐れがないため、逮捕・身柄拘束は行き過ぎた措置だと批判している。

 さらにWiMNは、「国立大学法人である旭川医大は国民の税金で維持されており、その庁舎は国民の財産」であるとして、研究・教育活動の妨害や器物損壊の恐れがあるといった特段の理由がないかぎり、「取材記者の通行も当然認められるべき」との見解を示している。ほかにも複数の新聞記者が、取材活動では住居侵入の違法性が阻却されるといったツイートを行っている。今回の騒動に関し、山岸純法律事務所代表の山岸純弁護士は、次のように解説する。

「建物や囲いがされた土地など、所有者や管理者が『立ち入り禁止』としている場所に許可なく立ち入れば、住居侵入罪が成立します。今回も、立入り禁止の区画にいたとのことなので、間違いなく住居侵入罪が成立します。

 これに対し、『取材活動の場合、違法性が阻却される』という考えもあるようですが、『正当な業務としての取材活動』であれば、刑法35条の規定により違法性がないとも考えられます。しかし、『許可を得ずに忍び込み、許可を得ずに録音する』取材活動は、到底『正当な業務』とはいえないので、違法性は阻却されません」

【刑法35条】

「法令又は正当な業務による行為は、罰しない」

 逮捕された北海道新聞の記者は48時間、身柄を拘束されたのちに釈放されたが、警察は在宅で捜査を続けている。ジャーナリストや新聞記者たちは、今後の取材活動への影響が出るおそれがあるとして、捜査の行方に高い関心を示している。

(文=編集部)

山岸純/山岸純法律事務所・弁護士

時事ネタや芸能ニュースを、法律という観点からわかりやすく解説することを目指し、日々研鑽を重ね、各種メディアで活躍している。芸能などのニュースに関して、テレビやラジオなど各種メディアに多数出演。また、企業向け労務問題、民泊ビジネス、PTA関連問題など、注目度の高いセミナーにて講師を務める。労務関連の書籍では、寄せられる質問に対する回答・解説を定期的に行っている。現在、神谷町にオフィスを構え、企業法務、交通事故問題、離婚、相続、刑事弁護など幅広い分野を扱い、特に訴訟等の紛争業務にて培った経験をさまざまな方面で活かしている。

松坂大輔が引退、実は音楽界にも“怪物”がゴロゴロ…意外と体力勝負なオーケストラ楽員

 “平成の怪物”と呼ばれ、日米で活躍した松坂大輔投手がとうとう引退を決めました。1980年生まれの彼が、西武ライオンズ(現埼玉西武ライオンズ)の選手として初登板したのは、高校を卒業したばかりの1999年4月7日。8回2失点で勝利投手として華々しいデビューを飾りました。

 その後、オリンピックの代表選手に2度選ばれるなど、それこそ怪物ぶりを発揮し、27歳の時には念願の米大リーグ入り。6年、総額5200万ドル(当時のレートで約61億円)というビッグな契約にも驚きましたが、ボストン・レッドソックス移籍後、最初シーズンでチームはワールドシリーズに出場。さらに松坂投手は、日本人初のワールドシリーズ勝利投手となりました。

 当時のアメリカでは、「マツザカはジャイロボールを投げる」という噂まで流れ、アメリカの打者も目を白黒させていました。

 その後、怪我や故障が続いて、以前のような活躍は見られなくなり、とうとう引退することになったのは残念です。大活躍の時間は短かったとはいえ、とてつもない投手だったのは間違いありません。

 スポーツの場合、最盛期はあっという間に過ぎていくので、体力も知力もまだまだあるような年齢で引退となってしまいます。現在、松坂大輔は40歳で現役を退くことを決意したわけですが、彼と同世代の投手は多くがすでに引退し、現役を続けているのは福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手のみとなりました。

 野球選手としては多くが引退するとはいえ、一般社会ではまだまだ働き盛りで、将来の出世を願いながらバリバリ働いている年齢です。

高齢になっても働ける音楽家

 実は、演奏家も同じく、40歳ごろはもっとも乗りに乗っている年齢でしょう。体力の衰えを感じ始める50代になっても、その音楽には磨きがかかっていきます。定年のないアメリカのオーケストラでは、60代、70代を迎えても、そのオーケストラの顔ともいえるような有名な演奏者が活躍していますし、ヴァイオリンやピアノのソリストで、80歳の大巨匠がいるような世界です。

 とはいえ、そんな怪物は特別として、オーケストラの演奏家は、実は体力勝負です。「これって、ほとんど体育会系じゃない?」と思うような世界なのです。

 ドイツのオペラ作曲家ワーグナーの作品に、『ニュルンベルクの大歌手』という有名なオペラがあります。内容は愛あり、笑いあり、ドイツ精神あり、悪だくみあり、大騒ぎありの“なんでもあり”の大人気オペラなのですが、その第3幕の演奏時間は、なんと2時間。演劇と違って、オペラはずっと音楽が流れているわけで、特に弦楽器などは弓を持った右腕と、弦を押さえている左腕を下ろすこともほとんどなく、ずっと弾き続けているのです。

 それどころか、その前の第1幕でも80分、第2幕も60分。体力だけでなく精神的にもへとへとになりながら、トータル4時間半近くも、ずっと椅子に座り続けて演奏するのです。スポーツの世界でいうならば、まるでマラソン選手のように、ずっと集中して体を動かし続けているわけですが、時間的な面だけを考えればマラソンよりも長いことになります。

 もちろん、オペラ劇場のオーケストラも毎晩毎晩、こんな長いオペラを演奏しているわけではありませんが、ほかにも日本では年末の風物詩ともなっている、ベートーヴェンの『第九』も、75分ほどかかる大曲です。それを12月の1カ月間に10回以上演奏しているオーケストラもあります。

 特に『第九』は、体力も精神力も奪われる“演奏が大変な交響曲”として、オーケストラ界では有名な曲です。弦楽器と木管楽器はほとんど演奏し続けるので、陸上競技でいえば長距離ランナーですが、金管楽器や打楽器は一時も気を抜けず、自分の演奏する場所では最高のパフォーマンスを出し切らなくてはならないので、短距離ランナーのようです。しかも、曲が長大なので、トランペットやトロンボーンの奏者は中距離を全力疾走するような状況で、すべての体力、気力を出し切って演奏しているのです。

 そんなに体力や気力が、何歳になっても続くわけはないので、いつかは演奏家も引退することになります。特に、唇を厳しく使って演奏する楽器であるトランペット、ホルン、オーボエなどは、年齢の影響を受けやすいと聞いたことがあります。もちろん、プロのオーケストラ奏者は、日々の訓練を怠らずに一定レベルを保ってはいますが、それでも一般社会で65歳定年制が進みつつあるなかで、オーケストラでは55歳や60歳が定年のところがほとんどです。

 その点、指揮者と作曲家は定年なんてありません。ソリストも同様ですが、自分でどうしても辞めたくならないかぎり、依頼があり続ければずっと現役です。

 1882年イギリス生まれの指揮者レオポルド・ストコフスキーは、アメリカの名門オーケストラ・フィラデルフィア管弦楽団の指揮者を務めた大巨匠ですが、彼の才能は音楽だけでなく、人並み外れた長寿でした。1965年に日本のオーケストラを指揮するために来日した時は83歳。

 さらに、亡くなる前年の1976年には、CBSコロンビアレコードと6年契約を結びました。27歳の松坂投手がレッドソックスと結んだ契約年数と同じですが、その時のストコフスキーは94歳。なんと満了時に100歳を迎えるほどの契約だったのです。

(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男

 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。

 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。

 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。

 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。

 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。エガミ・アートオフィス所属

オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

飲食店に営業制限の一方、豊洲・五輪選手村の周辺にバーベキュー施設林立…東京都政の混乱

 「Smart FLASH」(光文社)は7日、記事『豊洲市場付近のビアガーデンに “ノーマスク外国人” 殺到…五輪関係者も癒やしの場に』を公開。東京オリンピック(五輪)の各国選手団やスタッフが、選手村の対岸にあるビアガーデン(バーベキュー施設)に集まり、“ノーマスク”でビールやカクテルを楽しんでいる模様が紹介され、同日午前には「癒しの場」がTwitter上のトレンドにランクインするなど物議を醸した。

 豊洲には、報道で取り上げられた店舗以外にも大規模なバーベキュー施設が複数存在する。都の緊急事態宣言明け以降、バーベキュー施設は次々に営業を再開し、イベントも開いている。そのなかには、東京都江東区が設置する「豊洲ぐるり公園」も含まれる。同公園でのバーベキュー施設の運用に関して、同区の指定管理者である豊洲パークマネジメントJVの広報担当者は次のように語る。

「今月5日から営業再開させていただいています。『まん延防止等重点措置』発令期間は、江東区からの要請に基づき『酒類の提供・持込禁止』で営業をしています。最近は確かに外国人の方のご利用も増えているので、今後、五輪関係者の方の利用も踏まえ、外国語での注意喚起など対策を徹底していきたいと考えています」

 また、豊洲で営業するほかの複数の事業者からも今回のFLASHの報道に対し「スタッフの感染防止対策は徹底しているし、ああいう部分だけ切り取られても……」「風評被害ではないか」などとの声も聞かれた。

バーベキュー施設の豊洲林立の背景に小池都政の失敗?

 そもそも、なぜ豊洲にはこうしたバーベキュー施設が林立しているのだろう。東京都職員OBはその現状に関して次のように説明する。

「2018~19年ごろ、豊洲市場周辺にはバーベキュー施設が次々に開業しました。東京五輪の需要を見込んだ出店です。都の豊洲全体の再開発後に流入する新住民の存在を踏まえている部分もあるとは思いますが、五輪が最大の出店の契機だったことは間違いないでしょう。“そうした業態の事業者”が豊洲に多数出店した背景のひとつに、都の豊洲市場移転計画の混乱も少なからずあると思われます。

 小池百合子都知事が就任して以降、豊洲市場の移転計画が物議を醸したことはご存知の通りです。当初の移転計画では市場本体の移転だけではなく、市場の付帯的な観光施設の整備計画も含まれていました。

 いわゆる『千客万来施設事業用地問題』です。当初、都は物販・飲食に加え温浴・宿泊も可能な大型複合商業施設『千客万来施設』の整備を目指していました。都の公募に応じた『すしざんまい』運営会社の喜代村と大和ハウス工業の両社が運営する予定だったのですが、条件が折り合わず2015年に計画は白紙になりました。

 再公募した結果、神奈川県小田原市の温浴施設事業者・万葉倶楽部が16年3月に運営することが決まったのですが、ちょうどそのころ例の豊洲市場移転問題が浮上。小池知事が築地市場跡地を『食のテーマパーク』として再開発をする方針を示したことで、万葉倶楽部が難色を示すことになりました。

 築地とのお客の取り合いになることは必至ですから、事業者としては当然の判断だったと思います。結局、施設は『豊洲江戸前市場(仮称)』という名称になり、着工は2020年に延期になりました。つまり、同施設の開業は東京五輪に間に合わないことが確定したのです。

 こうした一連のゴタゴタの結果、豊洲市場周辺はコアとなる観光施設が一定期間不在となり、対岸の五輪選手村関係者の観光・飲食の受け皿に“空き”が生じました。そのため恒久的な施設を建設せずに、期間限定で状況に応じて機動的な展開が可能な屋外型・半屋外型のバーベキュー施設の出店につながったのではないでしょうか。

 ちなみに20年1月、同施設の予定地に3年間の期間限定で整備されたのが現在の商業施設『江戸前場下町』です。これも、五輪需要を見込んだ“つなぎの施設”です。

 事業者にしてみれば五輪期間中に収益の最大化を見込んで開業しているので、これからの期間、必死に営業することになるのは自明でしょう。積極的に集客をしている飲食施設が選手村付近にあるのだから、五輪関係者は当然利用するでしょうし、それを止めることは誰にもできません」

 東京五輪誘致時に政府や東京都が声高に“おもてなし”を主張し、多額の公費が投入された五輪関係者向けの各種事業はどうなったのだろう。結局、開会式を前にした土壇場で“おもてなし”が民間に丸投げされている側面があるのかもしれない。

 その一方で、酒類を提供する東京都内の飲食店は、五輪期間中の感染拡大を防ぐため今も営業制限がかかっている。また今春の花見シーズンには、都が都民に対し屋外での飲み会や“路上飲み”を厳しく規制したことも記憶に新しいのだが……。

 東京オリンピック開会まであと16日。さまざまな矛盾をはらんだまま、間もなく“平和とスポーツの祭典”が始まろうとしている。

(文=編集部)

 

JRA C.ルメール函館「逃亡」が生んだ快勝劇!? 「不完全燃焼」ボーデンとヴァイスメテオールに騎手の明暗、 丸山元気のリベンジを呼び寄せた裏事情

 先週末、福島競馬場で開催された3歳の中距離重賞・ラジオNIKKEI賞(G3)は、丸山元気騎手の4番人気ヴァイスメテオール(牡3、美浦・木村哲也厩舎)が優勝。2着ワールドリバイバルに2馬身半の差をつける快勝で、秋の飛躍を予感させる内容だった。

 この勝利に丸山騎手は「イメージ通り乗れてよかったです。リズム良く行けましたし、手応えも楽でしたね」と会心の勝利を振り返り、ヴァイスメテオールを管理する木村調教師も「強い競馬でしたね。良い秋を迎えることが出来る競馬が出来ました。この後はゆっくりと休ませます」と手応えを掴んだ様子。

 その一方で、木村厩舎はラジオNIKKEI賞に1番人気のボーデンと4番人気のヴァイスメテオールの2頭が出走。まさに「2頭出しは人気のない方を狙え」という競馬の格言通りの結果となった。

 下馬評を覆して勝利したヴァイスメテオールに対し、1番人気に推されながら6着に完敗したのは武藤雅騎手とボーデンのコンビだ。

 実力的に勝ち負けを期待されたが、スタートで後手を踏むと、道中もリズムに乗れないまま後方からの競馬。ようやく動き出したと思えば、最終コーナーでも大外を回す大味な騎乗で実力を発揮できないまま終わってしまった印象である。

 さらに開幕週の福島は内が伸びる馬場状態。この日のレースも外を回した馬の苦戦が目立っていた。それだけに、1枠2番の内枠を活かし、距離のロスが少ない騎乗で上手く立ち回った丸山騎手と、終始外々を回らされた武藤騎手の明暗が際立つ結果となった。

「騎手の差でしょうね。ヴァイスメテオールはデビュー2戦で丸山騎手が乗っていたため、馬の癖なども把握していてイメージが出来ていました。対するボーデンの武藤騎手は騎乗を予定していた北村宏司騎手の怪我によって急遽回ってきたチャンス。

デビューから3戦の手綱を執っていた川田将雅騎手でも『能力の高い馬ですが、非常にコントロールが難しい』と言っていたように気性面に課題のある馬でした。トップクラスのジョッキーならまだしも、経験が浅い若手騎手のテン乗りですから、この結果も仕方のないところでしょう」(某トラックマン)

 また、丸山騎手は一度ヴァイスメテオールを降ろされた中で再び巡ってきたチャンス。何とかしようという意気込みが違っていたのは当然かもしれない。

 関係者の話によると、吉田勝己氏名義のボーデンとヴェイルネビュラの2頭を田辺裕信騎手と丸山騎手に振り分ける事になっていたため、水面下で田辺騎手がヴァイスメテオールに騎乗する可能性もあったという。

 元を正せば近2戦で手綱を任されていたC.ルメール騎手が、暑さを理由に函館での騎乗を選択した関係でこのような流れになったというのが裏事情のようだ。

 ただ、丸山騎手は過去にステルヴィオを任されたこともあるように、ノーザンのお気に入りで関東ではクラブ馬への騎乗も多い。好結果を導いたことで、さらに評価も上がったはず。

 今後もルメール騎手に有力馬がかち合った際には、大舞台でのチャンスも回ってくるのではないか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

パチンコ「伝説のゲーム」復活に大興奮!?『新ハナビ』『まどか☆マギカ』など激アツ新台に続く「新感覚RUSH」!!

 デビューから長期稼働を記録した『SLOT魔法少女まどか☆マギカ』の正統後継機が始動。ユニバーサルエンターテインメント(以下、ユニバーサル)は、パチスロ新機種『SLOT劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』を発表し熱視線を浴びている。

 初代の長所を継承しつつ、新規要素が追加されたシリーズ最新作。導入予定となっている8月を待ちわびるファンが続出中だ。

『まどか☆マギカ』最新作の仕上がりに期待は高まるが、同社の新機種の中で最も大きな反響が寄せられているのはホールへ導入が始まった「ハナビ」シリーズの『新ハナビ』だろう。

 導入から好稼働を見せている本機は、5号機『ハナビ』のゲームフローを完全継承。設定は「1」「2」「5」「6」の4段階で、ボーナス確率は約1/ 156.0~1/ 131.6と5号機『ハナビ』に比べアップしている。

 全ての技術介入要素を駆使すれば、設定1でも機械割は「102%」に達する本機。そのスペックの甘さは、既存機屈指と言っても過言ではないであろう。新演出など様々な要素も追加されている6号機『新ハナビ』が、長期稼働を実現できるかに注目したい。

 パチスロ分野へ熱狂を呼び込んでいるユニバーサルだが、さらなる激アツ新台を発表し話題だ。

 新感覚小当りRUSH搭載の『Pナムココレクション』機種サイトとPVを公開中。大当り確率1/17(ナ)6(ム).5(コ)のライトミドルタイプと、大当り確率1/8(パッ)9(ク).2の甘タイプを同時リリースする。

「これまでパチスロで展開されていた夢コラボですが、ようやくパチンコでも実現しましたね。『パックマン』『ゼビウス』『ディグダグ』『ドルアーガの塔』という伝説の名作を一度に楽しめる仕様。この時点で、ファミコン世代のテンションは爆上がりでしょう。

小当りRUSHをゲーム感覚で楽しめる点もポイント。残機の数だけ続くという新感覚のシステムと、あの頃の興奮を蘇らせてくれそうな8bitサウンド&ドットキャラによる演出が他とは異なる魅力を生み出しそうです。期待したいですね」(パチンコライター)

 ファミコン世代のみならず、若い層にも好まれる要素を有した『Pナムココレクション』。導入は9月を予定している。

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パチンコホールが「ワクチン接種」に協力。「ZENT岡﨑インター店」は平面駐車場を無償提供

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として期待が高まるワクチン接種。2月からは医療従事者、4月からは65歳以上の高齢者を対象に接種がスタートし、7月5日現在、国内の累計接種人数は31,621,774人で、うち2回接種完了人数は17,501,173人としている。

 接種方法は様々で、公共施設や自衛隊大規模接種センターによる大規模接種、企業や大学が設置する場所での職域接種のほか、病院や診療所での個別接種もある。大手芸能プロダクション所属のタレントたちが集団で接種している様子をテレビで見た人も多いことであろう。

 そんな状況下、愛知県や岐阜県でパチンコホール「ZENT」を運営する善都は、愛知県岡﨑市が進める新型コロナウイルスワクチン接種に協力すべく、接種会場の1つである竜美丘会館の近隣に店舗を構える「ZENT岡﨑インター店」の平面駐車場を最大150台、無償で提供することを決定。その旨を公式HP上で発表した。

 接種日は7月1日(木)・8日(木)・24日(土)・29日(土)で、接種時間は15時から18時。これに併せて駐車場を14時から19時まで提供するという(8月以降は未定)。

 店舗駐車場から接種会場の竜美丘会館ホールまでは岡﨑市が無料シャトルバスを運行予定だそうだ。

 新型コロナウイルスワクチン接種時の臨時駐車場については、最大手チェーンのダイナムも2021年4月12日から7月30日までの期間、「ダイナム福島郡山東店」の店舗駐車場の一部を郡山市に無償提供中。

 この活動は同社が推進する地域貢献活動において、地域のニーズを伺うために郡山市役所を訪問した際、ワクチン接種会場の駐車場不足という課題に直面していたことから始まったそうで、郡山市新型コロナウイルスワクチン接種プロジェクトチーム室長の松田信三氏は「駐車スペースに困ることなく接種会場へ行くことが可能となり、市民の皆様から大変感謝されております」とコメントしている。

 また、岡山県、広島県、埼玉県、千葉県、神奈川県などにパチンコホールを展開する成通グループも「ハリウッド津山店」で5月12日から実施中。ワクチン接種会場となった店舗に隣接する石川病院からの要請により、平面駐車場10台分を7月29日までの接種実施日にあたる各週木曜日に提供している。

 地方都市にあるパチンコホールは巨大駐車場を完備している店舗が多い。ホール企業の協力で新型コロナウイルスワクチン接種がスムーズに進めば、パチンコファンとしても誇らしい限りである。

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天才は「スキル」で超えられる 元BCGマネジャーが明かす仕事の極意

 職場で評価されていないと感じたり、努力が報われないとフラストレーションがたまるもの。ただ、くさったりやる気をなくしたりする前に、自分の仕事を振り返ってみると打開策が見つかるかもしれない。


 『変える技術、考える技術』(実業之日本社刊)は、ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)でマネジャーを務めた高松智史さんが「報われない自分」から抜け出すための「スウィッチ」を授けてくれる一冊。


行動を変えれば、結果も変わり、周囲からの評価も変わる。では、行動をどのように変えればいいのか。本書を下敷きに高松さんにうかがった。今回はその後編だ。


高松智史さんインタビュー前編を読む(外部サイト「新刊JP」)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

 

■「フレームワークバカ」「打ち手バカ」「Taskバカ」に注意


――「フレームワーク=制約」という意見は新鮮でした。制約は取り払って考えた方がいいに決まっているのに、この本で「フレームワークバカ」と指摘されているように、ビジネスの現場ではとかくものを考える時にフレームワーク的な思考がされがちなのが不思議です。


高松:端的にいえば「教えやすい」ということだと思います。これがこの本で一番言いたいことでもあるのですが、ビジネスって「答えがないゲーム」じゃないですか。ここまでのお話にあった「愛と想像力」にしても「チャーム」にしても、その人なりのやり方があるわけで、正解や公式のようなものはありません。


 一方で、フレームワークって「4P」とか「3C」とか、一見答えがあるように見えるし、明快に見える。だから使いやすいし広がりやすいんだと思います。


 ただね、コンサルティングファームではフレームワークなんて使わないです。


――そうなんですか? そもそもコンサル業界から広がった考え方だと思っていました。


高松:僕はBCGに8年いましたけど、ほとんど使ったことがないです。たとえばハーバード大学を出てBCGに入ってきて、最初のミーティングで「ファイブフォース分析で…」なんて言ったら、シーンとするでしょうね。そのくらい使わない。


 答えが出ているものに対して整理する時には使うかもしれませんが、少なくともあれは何かを考えたり生み出すためのものではないですよ。何かを生み出すのに使っても「ホームランは絶対打てないけどヒットを打つ可能性は少し上がるかもしれないね」くらいの効果しかないです。制約を設けたほうが考えやすいこともあるので。でも、それで出てきたアウトプットの質なんて知れています。


 「フレームワーク」と同じように広まっているもので「ロジカルシンキング」もありますけど、あれもゴミです。いらない。


――「フレームワーク」にしても「ロジカルシンキング」にしてもそうですが、わざわざ思考に枷をはめるようものが広まっているのは日本特有のことなのでしょうか。


高松:特に日本とか韓国はその傾向が強いとは思いますが、日本特有かというとそうではないと思います。ただ、フレームワークにしてもロジカルシンキングにしても、「問い」よりも「答え」に価値が置かれる社会に相性がいいとは思います。


――「ビジネスは答えのないゲーム」という、この本のメッセージにつながるお話です。答えに価値を置くことに慣れすぎると、答えのない世界でどう動けばいいのかわからなくなりそうです。


高松:最低限「自分は答えのないゲームをやっている」ということがわかっていればいいんですよ。そこがわかれば行動は変わります。


 たとえば、これからYouTubeを始めようというときに、今現在登録者1万人いる人を見つけて「どうやったらうまくいくんですか?」といきなり聞く人は「どこかに答えがあると思っている人」です。こういう人は救いようがない。だけど、誰にでも当てはまるような答えがないことがわかっていれば、もっと別のアプローチをとりますよね。


 答えだとか攻略法とか裏ワザがあって、誰かがそれを持っていると考えるのは、ビジネスにおいてはまちがいです。


――「打ち手バカ(課題を深掘りせずに施策から考えてしまう人)」「Taskバカ(同様にタスクから考えてしまう人)」の話は思い当たることが多かったです。こうした人たちはなぜ生まれてしまうのでしょうか?


高松:それはバカだから、というのは冗談で、やはり先ほどのお話にあったように「答え」が好きなんでしょうね。


 あるモテないAさんにどうやったら恋人ができるのか、というときの「打ち手バカ」の思考は「マッチングアプリやろうぜ」で、「Taskバカ」の思考は「Aさんの過去の恋人について聞く。そのあと、友達にも話を聞く」です。でも、これって全然ダメですよね(笑)。


 本当なら、「今現在Sさんは恋人を作るためにどんな活動をしているのか」「それがなぜうまくいっていないのか」「そもそも恋人は必要なのか」などなど、現状に対しての問いを立ててからやるべきことを考えないといけません。「問いを持った部族は生き残ったが、答えを持った部族は滅びた」というネイティブ・アメリカンのことわざがあるように、本当に大切なのは問いの方なんですよ。


――「答えのないゲーム」だからこそ「いかに本質な問いをたてるか」がキモになるわけですね。


高松:そうなのですが、これは難しいことです。いい問いというのは、クライアントなり、友達なり、恋人なり、関係する人についてリアリティをもって考えることでしか到達できません。そこで結局は「愛と想像力」に戻るわけです。


――ビジネス書の読み方についてのお話で、「読書は価値観を醸成するためのもの」というのが新鮮でした。知識を得るために本を読む人が多いなかで、読書を通して価値観を醸成するためにどんなことをすべきでしょうか。


高松:価値観とはその人の生活に根差したものです。だから「自分の生活でいうところのこういう話かな?」というように、実生活と照らし合わせながら咀嚼することが大切です。


 本を読みながらメモを取る人がいますが、そこがないとメモを取っても意味がないですし、実生活と紐づく気づきが得られたら、メモなんて取らなくても記憶しますよ。


 本を読みながらメモを取る人は、旅行に行ったり食事に行くとなんでも写真に撮る人に似ています。どちらも、見たものを記憶するためにやっているようでいて、実は記憶を自分の頭の外に保管することで、むしろ記憶をしないようにしています。そうすると自分の中の他のものと混じり合って変化することがないんですよね。それはもったいない。


――ファクトにこだわりすぎて「示唆」が抜けてしまうというのもありがちです。もちろんファクトはファクトで大事なわけですが、そこから示唆を導き出すための訓練方法についてお聞きしたいです。


高松:僕が教えている「考えるエンジン」講座に来てください、というのは冗談ですが、ファクトから示唆を出すって難しいですよ。コンサルタントでもほとんど理解できていません。


 ただ、日常で訓練することはできます。下世話な話ですが、彼氏が携帯電話を裏返して置いていたら「浮気しているのかな」と考えたりするじゃないですか。それだってファクトから導き出される示唆です。そうやって見たものからあれこれ想像してみる訓練をしてみるといいかもしれません。


 そしてもう一つ、誰かの話を聞くときは「これはファクト、この部分は示唆」というように区別して、ファクトと示唆の線引きをしてみるのも訓練になるはずです。


――最後に、読者の方々にメッセージをお願いいたします。


高松:まずは若い部下を持つ上司の方は、部下に口うるさく言うよりも、この本を部下に渡していただきたいです。そうすれば部下から煙たがられることもないですし、仕事の仕方について部下と議論を深める土台になります。もちろん、書いてあることが違うと思ったら、大いに僕を悪者にしていただいて構いません。


 そして若手社会人の方は、東大理3を出ているようなトップクラスの頭脳を持つ人以外は、この本に書いてあることをひとまず暗記して実践しなさいと言いたいです(笑)。地頭で勝てなくても、この本にあるスウィッチのところを実践していけば、絶対勝負できるので。


 僕もBCGに入った頃は「採用ミス」と言われていたくらい優秀ではなかったのですが、優秀な人から学んだことを言語化して実践することで、最終的には優秀な人よりも秀でることができました。仕事って「センス」や生まれ持ったものでは決まらないんです。


 世の中には「天才」と言われる人がいますけども、そういう人のほとんどは「スキル」で超えることができます。この本にはその「スキル」を詰め込んだので、ぜひ実践して天才を超えていただきたいです。
(新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。