JRA ノーザンファーム吉田勝己氏がセレクトセール大盛況の裏で「爆買い」未来見据え目をつけたのはトウカイテイオーと走った英国の伝説的牝馬の血

 12、13日の2日間にわたってノーザンホースパークで開催された『セレクトセール2021』は、今年も史上最高の落札総額を記録して幕を閉じた。

 2日間の落札総額が、史上最高の225億5600万円という大盛況に終わったセレクトセール2021の「主役」は、やはりノーザンファームだった。落札価格上位にはノーザンファーム関連の馬がズラリと並び、改めて生産界の1強を示した結果となっている。

 普通であれば、セール結果に一喜一憂してしまうところだが、流石世界のノーザンファームだ。「現在」にとらわれず、「未来」を見据えた行動を起こしている。なんと、セレクトセールと同時進行で別のセールに参加していたのだ。

 それは、イングリスデジタルセールだ。

 豪州のセリ会社「イングリス社」が主催のセールで、現地時間9日から14日にかけて、オンラインで開催された。

 ノーザンファーム代表の吉田勝己氏は、このセールで豪州馬ファンスターを270万豪ドルで購入した。日本円に換算すると約2億2000万円。同セールで、2番目に高い価格が42万豪ドルであったことを踏まえると破格だ。

 この値段に同馬のマネージングオーナーも驚いたようだ。同社のHP上にて、「啞然としている。オンラインセールはもちろん、どんなセールでも270万豪ドルで売れるとは思っていませんでした」とのコメントが掲載されている。

 また同HPにて、勝己氏は、「素晴らしい牝馬を購入できてとても嬉しいです」と喜びを見せた。

 同馬は、1600mを中心に活躍した16年生まれの牝馬。19年フライトS(豪G1)を含む重賞3勝、G1で2着3回の実績がある。血統は父アデレード、母スタースパングルド、母父デインヒル。半姉に、18年クイーンズランドオークス(豪G1)を制したヤングスターがいる。

 勝己氏がセールにて購入した馬は、同馬1頭のみ。また、先述した半姉ヤングスターも今年からノーザンファームで繋養されている。勝己氏は、同馬の母方の血統に目をつけているのだろうか。

 そんな血統の中で目を引くのが、祖母のユーザーフレンドリーだ。

 ユーザーフレンドリーは、デビューから6戦無敗でG1を4勝した89年生まれの英国馬だ。3歳4月デビューと遅かったが、約1ヶ月後には英オークス(G1)を優勝。その後、同年の愛オークス(G1)、ヨークシャーオークス(G1)、英セントレジャー(G1)を制した。

 そして、日本と浅からぬ縁がある。ユーザーフレンドリーは、3歳秋にジャパンC(G1)へ出走。結果は、トウカイテイオーの6着だったが並み居る強豪馬を押しのけ1番人気に推された。

 また、ユーザーフレンドリーの血をもつ馬が日本には数多くおり、ノーザンファームにもアデレードヒルという繁殖牝馬を繋養している。先日のセレクトセールでも、ドレフォン産駒のアデレードヒルの2021が6600万円で落札されたばかりだ。

 ユーザーフレンドリーにとって、キャリア初の敗戦を喫したレースが凱旋門賞(G1)であり、2着に敗れたことで、デビューからの連勝が6でストップした。さらに翌年リベンジに挑むも、今度は22着と惨敗……日本競馬と同じく凱旋門賞にはちょっとした因縁がある。

 もし、この血統から日本競馬の悲願となる凱旋門賞を勝つ馬が出て来れば、それは凱旋門賞で苦杯を喫したユーザーフレンドリーにとっても喜ばしいことだろう。今後も、ユーザーフレンドリーの血統には注目していきたい。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

サッカーとは逆!音楽産業ではイタリアを逆転した英国…モーツァルトが長期滞在した理由とは

 サッカーの欧州選手権「UEFA EURO 2020(ユーロ)」の決勝戦が7月11日(現地時間)、イギリス・ロンドンにあるサッカーの殿堂、ウェンブリー・スタジアムにて行われ、PK戦までもつれ込んだものの、最後はイタリアのGKドンナルンマが止め、イタリアが欧州選手権の2度目のタイトルを手に入れました。イングランドチームは、55年ぶりの国際タイトルをギリギリのところで逃してしまいました。

 本来は、昨年開催されるはずだったユーロですが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期、今年の開催となり、「東京2020オリンピック」と同様に「2020」を大会のタイトルとして残しています。

 僕は、イギリスに通算9年ほど在住していたので、イングランドチームの優勝を期待していましたし、友人のイギリス人からも「今日は決勝だよ」とのメッセージも受け取っているくらい盛り上がっていたのですが、イギリス発祥のサッカーにもかかわらず、ワールドカップも含めて、イングランドチームはなぜか実力を出し切れないのです。

 そこで、この雪辱を東京オリンピックで晴らしてもらいたいところですが、そもそもイングランドは今回のオリンピックの出場権を逃しています。さらに、もし出場権を獲得していたとしても、イングランドチームではなくイギリスチームとしての出場となります。

 ここまで、「イギリス」と「イングランド」をあえて使い分けていますが、実は国別対抗戦であるオリンピックは、イギリスチームを見ることができる唯一の機会です。通常の国際試合では、イギリスチームではなくイングランドチームとして戦うことになっています。イギリス国内には、ほかにもスコットランドチームやウェールズチームもありますが、決して一緒に組もうとしません。これはイギリス発祥のラグビーも同じで、“国際試合”といいながらも、イギリスだけはバラバラに出場することが認められているのです。

 スコットランドやウェールズ、そして北アイルランドにも優秀な選手がいるのだから、イギリスチームとして全土の優秀な選手を集めて戦ったほうがいいのではないか、と思う方もいるかと思いますが、実はスコットランドやウェールズにとっては、渋々イギリス連邦に入っているような気持ちが強く、サッカーやラグビーの時こそ自分たちのナショナリズムを鼓舞できる機会と考えているのです。イングランドにしても、「自分たちだけで戦いたい」との思いになるのです。

 スコットランドは独自の通貨を流通させていますし、ウェールズに至っては、最近では英語ではなく、まったく違う言語のウェールズ語を話そうという機運が高まっているくらい、独立心が旺盛です。スコットランドでは、イギリスからの独立の是非を問う国民投票を行う話が再び盛り上がっています。

 しかし、「イングランドチームではなく、イギリスチームなら世界最強なんだけどね」というのも、イギリス人の負け惜しみとして有名な言葉です。

音楽ではイタリアを上回る大国となったイギリス

 さて、今回はサッカー発祥のイギリスが、サッカー大国のイタリアに敗れたわけですが、音楽産業の世界ではまったく逆で、音楽発祥のイタリアであっても、経済大国イギリスにはかないません。それどころか、現在のヨーロッパの音楽産業は、イギリスの音楽事務所に牛耳られているのです。

 このような状況は、実は18世紀頃から同じで、たとえば『メサイア』の作曲者として有名なヘンデルは、ドイツ人の作曲家としてではなく、音楽の本場イタリアで認められた作曲家として、イギリスに渡って大成功していました。当時のイギリスでは、オペラの歌詞もイタリア語だったくらい音楽といえばイタリアで、イタリアが花開かせた才能を、イギリス人が大金に物を言わせて享受していたのです

 そう考えれば、作曲家モーツァルトの父親の野望にも触れないわけにはいきません。彼は幼少の頃から“天才少年”としてヨーロッパ中を旅していましたが、イギリスのロンドンでは1年3カ月も滞在していました。かなりの長期間ですから、何か意図があったと考えるほうが自然です。ヨーロッパ随一の音楽産業大国であったイギリスで大成功したら一獲千金を得られると、ステージパパのレオポルド・モーツァルトは考えたに違いありません。

 しかし、当時のモーツァルトはわずか8歳だったのでイギリスで職を得ることはできません。ができる年齢でもなく、ロンドンでは、ロンドンではそこで、ドイツの作曲家バッハの息子でありイタリアでデビューしたのちにイギリスで大成功を収めていたヨハン・クリスチャン・バッハ(ドイツの巨匠、ヨハン・セバスチャン・バッハの息子)から、イタリアの音楽スタイルを学んでいました。大成功のためには、イタリアの音楽スタイルをしっかりと身につけることが必須だとよくわかったのか、その後のモーツァルトは、父親に連れられて2度もイタリアに行くことになります。

 そうしてイタリアで作曲技術を完全にマスターしたモーツァルトですが、再びイギリスに行くことはなく、当時、イタリア人作曲家ばかりで占められていたオーストリア皇室に、意気揚々と殴り込みをかけたのです。とはいえ、モーツァルトが35歳の若さで亡くなっていなかったら、お金に困っていた晩年の彼は、一儲けするためにイギリスに渡ったかもしれません。

 モーツァルトが死の床にいたちょうどそのとき、同国オーストリアの先輩作曲家のハイドンは、音楽産業大国のイギリスの音楽プロモーターに高額な報酬で招かれたのです。パトロンである王侯貴族の没落が始まっていたオーストリアからロンドンへ渡り、それまで見たことがないような大規模のオーケストラに作曲して、空前の大成功を収めました。しかし残念なことに、そんなハイドンが意気揚々と帰国したときには、大成功のニュースを話す相手だったモーツァルトはすでに亡くなっていたのです。
(文=篠崎靖男/指揮者)

●篠﨑靖男
 桐朋学園大学卒業。1993年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。その後ウィーン国立音楽大学で研鑽を積み、2000年シベリウス国際指揮者コンクール第2位受賞。
 2001年より2004年までロサンゼルス・フィルの副指揮者を務めた後、英ロンドンに本拠を移してヨーロッパを中心に活躍。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、BBCフィルハーモニック、ボーンマス交響楽団、フランクフルト放送交響楽団、フィンランド放送交響楽団、スウェーデン放送交響楽団など、各国の主要オーケストラを指揮。
 2007年にフィンランド・キュミ・シンフォニエッタの芸術監督・首席指揮者に就任。7年半にわたり意欲的な活動でオーケストラの目覚ましい発展に尽力し、2014年7月に勇退。
 国内でも主要なオーケストラに登場。なかでも2014年9月よりミュージック・アドバイザー、2015年9月から常任指揮者を務めた静岡交響楽団では、2018年3月に退任するまで正統的なスタイルとダイナミックな指揮で観客を魅了、「新しい静響」の発展に大きな足跡を残した。
 現在は、日本はもちろん、世界中で活躍している。エガミ・アートオフィス所属
オフィシャル・ホームページ http://www.yasuoshinozaki.com/

パチスロ「1万5千枚」マシン「究極の刺激」は最高だが…【濱マモルの のほほんコラムVol.105 ありがた迷惑】

 過去、音楽関係の仕事に従事していたからか、自分で言うのもアレだが、パチスロの音にはなかなかうるさい。特にこだわるのが、効果音の気持ち良さ。音色はもちろん、音が発せられるタイミングと長さも重要であり、最近のマシンではセブンリーグの『パチスロ鉄拳4デビルver.』がお気に入りである。

 5号機時代のハイスペックマシン『パチスロ鉄拳デビルver.』の後継機である本機は、ひとたびATへぶち込めれば期待出玉は約1,600枚。その上、有利区間完走後はデビルゾーンでのフリーズ当選に期待できるのだから、その破壊力の高さは6号機屈指と言っても過言ではない。

 聞くところによると、AT完走→デビルゾーンでのフリーズ→AT完走…のループで1万5千枚以上の出玉を吐き出した台もあるとか。なんとも羨ましい話である。

 そんな本機はAT当選時、デビルインパクトでの上乗せ時、AT中の7絵柄カットイン発生時などなど、出玉にまつわるあらゆる場面での効果音がいちいち刺激的。先述のように、本機のATは期待出玉が高いだけあって「アタシってば、パチスロ上手いじゃん」と勘違いさせてくれるほどに上乗せが頻出するし、そんな高揚感も相まって、より効果音が脳内に響き渡るのである。

 大量上乗せが発生すると早々にエンディング画面へと移行し、長時間押し順ナビに従うだけの単純作業へ切り替わる点は否めないが、個人的な認識では、ここは後に訪れるフリーズ高確のウォーミングアップ。リバースロックを引き当てるイメージトレーニングをしながらレバーを叩き続けていれば、意外と早く終わるものである。

 そんなこんなでフリーズ高確のデビルゾーンが始まってからは、トータル20分の1ほどで発生するリバースロックのたびに一喜一憂。このデビルゾーンこそが本機最大の叩き所なわけであり、リバースロック中の吸い込まれるような効果音と間は、他の機種では味わえない究極の刺激なのである。

 よって、デビルゾーンでフリーズ引けず→オープニングチャージ終了後に再びデビルゾーンへ突入した場合はリベンジとばかりに燃え上がるわけだが、先日、隣の台ではこれが4回も繰り返され、1発目と合わせて5回もデビルゾーンへ突入し続けるというミラクルが発生した。

 ただ、デビルゾーンはフリーズを高確率で引けるというメリットがあるものの、内部的には通常時。消化すればするほどコインは減るわけであり、これだけデビルゾーンが続いた隣の台はようやく射止めたATの出玉が半分ほどに。しかも、736Gでジャッジメントバトルが発動した後はデビルゾーン準備へ移行したのか、200Gほどでまたしてもデビルゾーンへ突入し、実戦人は如何ともしがたい表情をしていた。

 デビルゾーンの再突入割合は約12.5%との噂。つまり、ジャッジメントバトル後のデビルゾーン準備への移行はともかく、この引き戻しを4連続で射止める確率は単純計算で24,000分の1以上であり、かなりなレアパターンと言えるわけだが、逆に捉えると、それだけフリーズのチャンスを逃し続けたということでもある。

 きっと、アタシがその立場だったら「じゃあフリーズ引いとけよ」とブチ切れたこと間違いなし。叩き所もこれだけ繰り返した上にハズし続けると正直、ちょっとありがた迷惑かもしれませんね。

(文=濱マモル)

パチンコ新台「時速54,000発」最強最速のラッシュ性能!? 「出玉レコードを塗り替えるのでは?」と業界関係者も大注目!

 超高速のシームレス演出を採用。ヒットメーカー・平和の最新パチンコ『P新鬼武者 DAWN OF DREAMS』が8月2日、いよいよホールに降臨する。

 カプコンの同名大人気ゲームをパチンコに移植した本機は大当り確率319.6分の1の確変ループタイプで、図柄揃いは2R約300個or10R約1,000個の出玉獲得の後に、2Rの阿倫チャンスは演出成功で確変「決戦準備中」へ移行(トータル移行率80%)。この間の演出は「総力戦BATTLE」と「一鬼当千RUSH」の2種類から好みで選択でき、どちらもバトルに勝利できれば「蒼天上BONUS極」が発動する。

 ちなみに、「総戦力BATTLE」は幻魔と最大5人で戦う、文字通り総戦力バトルで、出現する敵の種類や味方の参戦人数で勝利期待度が変化。「一鬼当千RUSH」は入力装置を使ったゲームさながらの演出で、敵のダメージを「0」にできれば勝利となる。勝利期待度は50%で、敗北時は通常ゲームへと転落する。

 その後は本機の真骨頂「バトルモード」がスタートし、バトルに勝ち続ける限り確変+小当りRUSHが継続。大当り間(確変中大当り確率31.9分の1)の獲得出玉期待値は約1,259個にも及ぶ上に、ループ率は80%を誇るのであるから、ひとたびバトルモードに突入させられれば瞬時にして大量出玉を獲得できることであろう。

 ご存じの通り、現在のパチンコシーンは高速出玉マシンが主流だ。その先駆けであるSANYOの『P大工の源さん 超韋駄天』は時速「約36,000発」と評され、初代の優秀遺伝子を進化継承させた『P牙狼 月虹ノ旅人』に至っては時速「40,000発」とも言われている。どちらもホールでは高稼働をキープし続けており、幾度となくスピーディーな出玉感を味わったプレイヤーも多いことであろう。

 一方、本機は製品PV内でわずか11分足らずでの「10,000発」超えを公開。単純計算すれば1時間で獲得可能な出玉は「約54,000発」以上に達するだけに、「出玉レコードを塗り替えるのでは?」と業界関係者たちの期待も大きい。

「新鬼武者」シリーズについては、パチスロ5号機『新鬼武者』がART機の最高傑作と呼ばれるなど、パチスロファンにとってもお馴染みのコンテンツである。導入後はパチスロファンをも交えて、大きな盛り上がりを見せることは間違いないなさそうだ。

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ナミアゲハはなぜミカンの木を見分けられるのか?身近な昆虫の意外な生態

 「野生動物」というとライオンやオオカミ、ゾウやキリンを思い出すが、アゲハチョウやトンボ、バッタやカブトムシといった身近な昆虫たちも立派な野生動物。サバンナに暮らすライオンに負けないくらい、近所に暮らす虫たちも実はダイナミックな自然の営みを繰り広げている。


 『昆虫学者の目のツケドコロ』(井出竜也著、ベレ出版刊)は、そんな昆虫たちを日々観察している昆虫学者の目に見えている昆虫たちの営みの世界が少しだけ垣間見える一冊だ。

 

■ナミアゲハはなぜミカンの木を見分けられるのか


 本書では、タマバチ科の生態や分類を専門に研究している国立科学博物館・研究員の井出竜也氏が、誰もが知っている身近な昆虫を通して見えてくる昆虫たちの面白くて奥深い世界を紹介する。


 アゲハチョウの幼虫であるイモムシは、私たちの目にはどんな草木の葉でもムシャムシャ食べているように見える。ただ、実は彼らはグルメだ。


 アゲハチョウの仲間にはたくさん種類がいるが、その中のナミアゲハの幼虫が食べている葉は決まってミカン科のもの。とはいえ、これは単に好みだけの問題ではない。多くの植物は昆虫に食べられないように、苦みや毒となる成分を蓄えたり、葉を硬くしたり、トゲや毛で覆って食べにくくすることで、昆虫から身を守っている。なので、植物を食べる昆虫は、限られた植物しか食べないものが多い。


 生まれてすぐのイモムシは行動範囲が限られるため、近くに食べ物がなければ生きていけない。となると、ナミアゲハのメスは、卵を産むためのミカンの木を探さなければならない。


 どうやって探すのかというと、最終的な決め手は「味」なのだという。ナミアゲハの前足には、植物に含まれる化学的な成分を感じ取ることができる毛が生えている。その特殊な毛を使って、幼虫の餌として適しているかを確認しているのだ。


 ミカンの木に飛んできたアゲハチョウは前足で太鼓を叩くようにバタバタと動かす。これはドラミングと呼ばれるもので、この動作によって、前足の毛を使い、ミカンの味を確かめているのだ。


 夏が近づき、虫をよく見かける季節になった。本書に紹介されている身近な昆虫を見かけたとき、ちょっと足を止めて観察してみると、ナミアゲハがドラミングしているかもしれないし、イモムシがミカンの葉をかじっているかもしれない。気に掛ければ見えてくる昆虫たちの世界を垣間見てはどうだろう。ちょっとした散歩の時間が、より一層楽しくなるはずだ。(T・N/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

パチンコ・パチスロ「依存問題」の知識向上へ 業界団体「余暇進」が令和3年6月度部会開催

 一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進)は6月吉日、令和3年6月度の部会を開催し、その内容を公式HP上で公表した。

 前回までと同じく全面Web方式で開催された当部会では、本年5月14日から20日までを期間とした「パチンコ・パチスロ依存問題啓発週間」に合わせて、パチンコ・パチスロ産業21世紀会が制作した「Webフォーラム」を視聴したそうだ。

 21世紀会では政府が定めたギャンブル等依存症対策推進基本計画に基づき、3年前より同啓発期間中において社会等に向けて、遊技業界が取り組み依存問題を周知・啓蒙する活動を展開中だ。本年は昨年に引き続き感染症拡大防止の観点から、有識者による各種メッセージを動画コンテンツとして配信した。

 遊技業界は、パチンコ依存問題について2006年から電話相談機関を設立するなど当事者や近親者、支援者向けのフォロー活動をスタート。パチンコ店でも、問題を抱えるプレイヤーに対して適切な応対と相談先を紹介できる人材育成に注力しているそうだ。

 今回は社会向けの動画コンテンツを提供側である遊技関係者も視聴し、改めて依存問題についての知識を深めたとしている。

 また、講演前には会員プレゼンテーションとして株式会社大光から「下水道料金の出口管理」、株式会社アミューズメントプレスジャパンから「パチンコプレイヤー調査2021」の製品紹介があった。

 株式会社大光は、下水道料金の出口管理を経費削減策の提案として紹介。下水道料金は下水道の使用量と徴収されるものだが、内訳として使用量に応じた従量制が設けられているとし、この使用量を測定する排水メーターを下水道本管の手前に取り付けることにより、実際の排出量を正確に測定、正しく使用量が算定されることで、従来よりも下水道料金を低減させられると説明したそうだ。

 業界紙「月刊アミューズメントジャパン」でお馴染みの株式会社アミューズメントプレスジャパンは、同社と他社2社との共同で行われている調査報告書「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2021」についてのポイントを紹介。遊技頻度など遊び方に関する最新の定量調査の結果を示したほか、マクロ視点による遊技動向を把握することで、いかに会員分析の精度を高められるのか…といった内容であることを語ったそうだ。

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50代のメインクレジットカード利用率ランキング、3位JCBカード、2位イオンカード、断トツ1位は?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

ポイント還元率や特典、年会費の有無など、さまざまな視点からクレジットカードを選んでいる人が多いと思うが、クレカ利用の先輩である50代がどんなカードを選んでいるのか気になるところだ。お金に関する情報メディア「まねーぶ」が、全国50代のクレジットカード保有者300人に調査を行い、メインカードで一番選ばれているカードが判明した。

長年クレカを使ってきて、リタイア後の生活も視野に入っている人たちに選ばれるというカードは、どんな特徴を持っているのだろうか…。

メイン利用1位は楽天カードが断トツ。選ぶ理由はお得さを重視

 メイン利用のクレカで選ばれているのは、楽天カードが81人で1位。以下、イオンカードは41人、JCBカードが39人、三井住友カードが30人、dカードが25人と続く。メインカードに選んだ理由は、1位に「ポイント還元率が良い」ことを挙げたのが133人で、2位「年会費が無料」が131人、3位「入会費が無料」が86人と、お得感を重要視していることが見てとれる。この理由については読者の方々も納得するところだろう。

 1位になった楽天カードのポイント還元率は1~3%。一般加…

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甘デジ“爆裂”仕込みの「1000発」供給マシンも話題!「一人勝ち」状態となったトップメーカーの戦略を振り返る

 パチンコのトップメーカー・三洋物産。設置台数のランキングでもトップ10中7台が三洋の機種で占められているほどである。その三洋の看板機種といえば『海物語』シリーズ。先の設置台数ランキングで6機種が同シリーズという人気を誇る。もはや一人勝ち状態といっても過言ではない。

 そして、一大ブームを巻き起こした『P大工の源さん超韋駄天』。これほどわかりやすくヒットし、市場を席巻していった機種も久しぶりではないだろうか。『ぱちんこCR真・北斗無双』以来であろう。

 この『海物語』や『大工の源さん』に代表されるように、三洋といえばオリジナル機種のイメージが強いが、タイアップ機が8割を占めるようなご時世、もちろんタイアップ機種も積極的に導入している。

 ただ、先に挙げた『海物語』や『大工の源さん』が比較的年齢の高い層をターゲットにしているためか、2000年代前半の版権マシンのラインナップはそのファン層からの流入を意識したようなコンテンツが目立つ。

 三洋グループ初となるタイアップ機は動物研究家・畑正憲をフィーチャーした『CRムツゴロウの動物王国』である。同タイトルのテレビ番組は国民的な人気を博したが、演出のベースは『海物語』でオールドファン向けの内容といえるだろう。

 その後もタイアップ機はこの路線を踏襲。その次の版権マシンは『CR加山雄三~海とエレキの若大将』で、「海その愛」や「旅人よ」といった加山のヒット曲が堪能できる。

 そして、この年配向けタイアップ路線の最高峰といえるのが『CR釣りバカ日誌』および『CR男はつらいよ』となる。どちらも日本を代表する笑いあり涙ありのホームドラマである。

 実写映像をふんだんに使用した豪華な演出ながらつくり自体はシンプルに仕上げた内容で、原作の魅力を余すところなく盛り込みながら絶妙にパチンコに落とし込んだ手腕はさすが。

 さらに、『CR釣りバカ日誌』はコメディー要素を尖鋭にし、パチンコ独自のパロディ演出が満載。シリーズ機も製作された人気機種となったのである。

 そんな年齢層高めのファンを大切にする三洋の新機種も中高年が楽しめそうなものとなっている。それが『PAスーパー海物語IN JAPAN2金富士99バージョン』で、演歌の世界観を組み込んだ『金富士』の甘デジタイプとして登場する。

 最大の特長は出玉感。ヘソ・電チュー共通で大当りの半分以上が最大出玉となる10ラウンド約1000発を獲得できるようになっている。さらに、その10ラウンド大当りの一部で298回転の時短が付与されるスペシャルモード「金富士ゾーン極」が搭載されているのである。

 そのほかにも379回転の遊タイムが用意されているなど、連チャントリガーも待機。刺されば甘デジに似つかわしくない出玉量を獲得できるなど、従来の『海』とは少し違うタイプのゲーム性を楽しむことができる。

 安定安心の年配向け三洋タイアップ機は、これからもパチンコファンの癒やしとなるであろう。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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庵野監督100億の男に! 映画「シン・エヴァ」興収収入で大台突破!“人生の半分を費やした作品”にも「感無量」

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3月8日の公開から7月12日までの127日間の累計で映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の興行収入が、大台の100億を突破した。東映は「ご来場いただいた皆様お一人お一人の存在、思いが届かせてくれた結果です。本当に、本当にありがとうございました」とファンに感謝。本作品は、一部劇場を除き21日に終映が決まっているので興味のある方はお早めに。

庵野秀明監督作品としても最高記録に

 本作は、2007年から再始動した「エヴァンゲリオン新劇場版」シリーズの完結編で、「エヴァンゲリオン新劇場版:序」(興行収入20億円)、「エヴァンゲリオン新劇場版:破」(40億円)、「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」(53億円)に続く第4弾だ。タイトルロゴのあとに記されている音譜の反復記号がなんとも意味深だ。  当初は2020年6月27日に公開する予定だったが延期となり、2021年1月23日に公開日が決定したものの、2度目の緊急事態宣言で再延期。3月8日は、待ちに待った公開だけに、ファンの熱も高く、月曜初日にも関わらずチケットは争奪戦になっていた。  初日の興行収入は8億277万4,200円、観客動…

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横山典弘、最内からの「外ポツン」でシンガリ敗退! 中央だけでなく地方でも……、ジャパンダートダービー(G1)ダノンブレットの騎乗に賛否

 14日、大井競馬場で行われたジャパンダートダービー(G1)は、船橋所属の12番人気キャッスルトップが、並み居る中央勢を抑え見事な逃げ切り勝ち。初勝利から4連勝でG1のタイトルを手中に収めた。

 同馬に騎乗していた仲野光馬騎手はこれがG1初制覇であり、重賞も初勝利。キャッスルトップとともに今後も地方交流競走での活躍に期待できそうだ。

 一方、6番人気に支持されながらも13頭立てのレースでシンガリに敗れたのが、横山典弘騎手が騎乗したダノンブレット(牡3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)である。

 1枠1番から半馬身ほど遅れ気味にスタートを切ると、隣のリプレーザに入られたこともあり、すぐにポジションを下げる。ホームストレッチでは後方3番手の外目から追走となる。

 1コーナーで大きく外に回ると、向こう正面に入ってからも1頭だけ終始外目を追走し、4コーナーを回り終えるあたりでは早くも後退。最後の直線で横山典騎手は軽くうながす程度にとどめ、勝ち馬のキャッスルトップから3秒2も離された最下位で入線した。

 レースでは実況でも「ダノンブレット終始外目を追走」と触れられるほど徹底して外を回されており、向こう正面の映像でも、馬群から1頭分ほど外に離れた追走であったことが確認できる。

 横山典騎手といえば、馬群から大きく離れた最後方追走をすることもあり、まるで勝つ気のないような騎乗に感じたファンからは「後方ポツン」と揶揄されることも珍しくない。

 その変幻自在な騎乗スタイルは天才肌の横山典騎手特有ともいえ、賛否両論である。今回は、道中の位置取りこそ俗にいう後方ポツンではなかったものの、1枠1番の最内からあえて外々を回したことには、「外ポツン」と例える一部のファンもいた。

 これが何かの奇策かと思いきや、特に成すすべもなくシンガリに敗れたことで、ネット上で「何しに大井まで来たんだ」「1頭だけ2300mくらい走ってた」「着順もポツン」といった辛辣なコメントも聞かれた。

 この日は武豊騎手も、前走で関東オークス(G2)を勝ったウェルドーンと共に参戦。大井を舞台に武豊騎手と横山典騎手のベテラン対決を楽しみにしていたファンも多かったようだ。武豊騎手は3着と気を吐いたが、横山典騎手の方は残念な結果となってしまった。

「今回ダノンブレットは大きく敗れてしまいましたが、レース後、横山典騎手が『まだ馬が幼く、このレベルで戦うには厳しかった』と話しているように、馬の力が足りていなかったのも事実だと思われます。

大きく外目を回していたのも、まだ馬が幼いためにあまり砂を被せたくなかったという意図があったのかもしれません。いずれにしても今回の競馬はいい経験になったと思われるので、馬自体の評価はそこまで下げる必要もないのではないでしょうか」(競馬記者)

 また、横山典騎手はレッドジェネシスに騎乗した今年の日本ダービー(G1)でも、前述したような「後方ポツン」騎乗にファンからは疑問の声も出ていた。そこへきてダートのダービーでも、ファンから不興を買ってしまった。

 先週は土日ともに騎乗馬がいなかった横山典騎手。同騎手には珍しく小倉競馬に参戦する今週末、関東の大ベテランの手綱捌きに注目したい。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。