JRA武豊もデビュー3年目で決断! 海外「武者修行」を決めた団野大成が拠点とするのは川田将雅もお世話になった名門厩舎

 デビュー3年目の団野大成騎手が、夏競馬終了後に渡欧。約2ヶ月間に渡り、海外で武者修行することが発表された。行き先は、近代競馬発祥の地として知られるイギリス。同国の名門ロジャー・ヴェリアン厩舎の調教などを手伝う予定だ。

 同厩舎は3年前の2018年に、名実ともにトップジョッキーに成長した川田将雅騎手も世話になった厩舎だ。

 当時の川田騎手も、団野騎手の予定と同じく約2ヶ月間滞在。イギリスをはじめとする10数カ所の競馬場を転戦して1ヶ月で4勝をマークしている。過去のインタビューでは「(当時のイギリス遠征は)とてもいい勉強になった」と語った川田騎手。関係者の間では、このときのイギリス遠征からより一層、川田騎手の騎乗技術に磨きがかかったという声も多い。

 一方の団野騎手は、デビュー3年目で海外競馬に初挑戦。同じくデビュー3年目にして海外競馬に初チャレンジした騎手といえば、やはり武豊騎手を紹介しないわけにはいかない。

 説明不要のレジェンド。4000勝ジョッキー武豊騎手も、実はデビュー3年目にして海外競馬を“初体験”していた。

 1987年にデビューした武豊騎手は、1989年の夏にアメリカで海外初騎乗。初めて見る海外のジョッキーたちに目を奪われたといい、真似したり、自分なりにアレンジして、少しずつ騎乗フォームを変えたという。

 初騎乗は同年8月31日。7着に終わったものの、2戦目の9月2日には、さっそく初勝利をマーク。まだデビュー3年目で、こうした試行錯誤を繰り返していたにも関わらず、すぐに勝利する“順応性”の高さは、天才といわれる所以だろう。

 この年から、毎年のように海外へと赴いた武豊騎手。2年後の1991年には、アメリカのセネカハンデ(G3)で優勝。自身初の海外重賞初勝利を果たしている。

 さらに1994年には、スキーパラダイスとのコンビでムーラン・ド・ロンシャン賞(仏G1)を制覇。日本人騎手として初となる“国外”G1優勝を飾った。ちなみに同年、ホワイトマズルで凱旋門賞に初騎乗。結果は6着も、大きな足跡を残した。

 その後の海外での活躍はご存知のとおり。フランスではすでに70勝以上を記録。アメリカでも20勝以上、近年ではUAEや香港など、アジア圏での勝利も積み重ねている。

 団野騎手に話を戻せば、今回はビザの関係でレースに騎乗できないこともあり、同じくデビュー3年目で海外武者修行を決断した武豊騎手と、同じような活躍を求めるのは酷というものだろう。

 しかし武豊騎手がそうだったように、海外で初めて目にする騎手の動きや、そのほか日本の競馬では体験できないさまざまな経験を得るチャンスであることは間違いない。

「若いうちに海外で、いろんなことを勉強していきたい」とコメントした団野騎手。デビュー3年目の若手騎手の決断が、後に大きな英断となることを祈りたい。(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

JRA武豊も「赤っ恥」の大興奮!? 注目のキングジョージ6世&QES(英G1)開幕! 古馬最強女王ラブVS「4馬身半完勝」英ダービー馬アダイヤー

 24日、イギリスのアスコット競馬場で夏の祭典・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)が開催される。秋の凱旋門賞(仏G1)と並ぶ、欧州最高峰のレースに今年は豪華なメンバーが集った印象だ。

 昨年は新型コロナウイルスによる経済打撃で、賞金総額が40万ポンド(約6000万円)まで縮小されたキングジョージ6世&QES。出走頭数はわずか3頭に留まり、当時の世界女王エネイブルが5馬身半差をつけて圧勝した。

 87万5000ポンド(約1億3200万円)まで増額される今年は9頭の登録となったが、秋の凱旋門賞を占う好メンバーが集った。

 これには日本の武豊騎手も、自身の公式ホームページで「凱旋門賞の1番人気は、話題の日本産ディープインパクト産駒、スノーフェアリー(牝3歳)が確定的のようですが、それに続く有力馬がこぞって参戦する大一番です」と評し、「どうです? すごいメンバーでしょう? ボクも、本番の凱旋門賞のオファーを待ちながら見るつもりです」と今から興奮を隠せない様子だ。

 ちなみに今、凱旋門賞の1番人気候補として話題になっているのは、スノーフェアリーではなくスノーフォール(牝3歳、愛・A.オブライエン厩舎)である。英国の女傑スノーフェアリーは2010、11年に日本のエリザベス女王杯(G1)を連覇したことからも、武豊騎手の印象にも残っていたのだろう。つまりは、それくらい興奮しているということだ。※現在は修正済み。

 そんな豪華メンバーの筆頭は、古馬最強女王と名高いラブ(牝4歳、愛・A.オブライエン厩舎)だ。

 昨年、日本の桜花賞にあたる英1000ギニー(G1)でG1・2勝目を飾ると、英オークス(G1)は9馬身差の圧勝劇。続くヨークシャーオークスでも5馬身差で古馬牝馬を一蹴し、出走しなかったものの凱旋門賞1番人気が確実視されていた存在だ。

 前走のプリンスオブウェールズS(英G1)では、約10カ月ぶりのレースが懸念されたものの、昨年のBCフィリー&メアターフ(米G1)をレコード勝ちしたオーダルヤを退け、連勝を4に伸ばしている。

 今年、陣営は凱旋門賞挑戦を明言しており、先述したスノーフォールと1番人気を争っている状況。ここで結果を出せば、いよいよ主役争いが拮抗してくるはずだ。

 そんな古馬女王に待ったを掛けるとすれば、やはり新しい力かもしれない。今年の英ダービー馬アダイヤー(牡3歳、UAE.アップルピー厩舎)は、大仕事が期待できる器だ。

 トライアルで2着に敗れたため、英ダービーでは7番人気の低評価だったアダイヤー。しかし、フタを開けてみると4馬身半差の完勝だった。それも3着馬のハリケーンレーンが後に愛ダービー(G1)とパリ大賞(仏G1)を連勝。英ダービーのレベルの高さを裏付ける結果となっている。

 また、ここには愛ダービー2着馬のローンイーグル(牡3歳、英・M.ミード厩舎)も参戦予定。勢いのある3歳馬がここでラブの連勝を止めるようであれば、凱旋門賞はスノーフォールに次ぐ存在として浮上するかもしれない。

 4歳牡馬では、凱旋門賞に参戦予定のクロノジェネシスを下したミシュリフ(牡4歳、英・ゴスデン厩舎)が筆頭候補か。

 昨年の仏ダービー馬は、今年2月のサウジCで日本のチュウワウィザードらを下すと、続くドバイシーマクラシック(G1)でも、日本のクロノジェネシスやラヴズオンリーユーを退けて世界の壁の高さを見せつけている。

 ただ、前走のエクリプスS(英G1)では、今年の仏ダービー馬セントマークスバシリカ、12連続連対中の強豪アデイブを相手に3着。凱旋門賞制覇を目指すのであれば、ここで再び存在感を見せておきたい。

 他にもG1・2勝を含む3連勝中のワンダフルトゥナイト、日本のキーファーズが権利を半持ちし、凱旋門賞で武豊騎手を起用するとみられるブルーム、ジャパンらも登録を済ませている。

 果たして、夏の欧州最大のレースを制し、秋の凱旋門賞へ大きく名乗りを挙げるのはどの馬か。今年は日本からクロノジェネシス、ディープボンドが凱旋門賞の参戦を予定しているだけに、武豊騎手だけでなく、日本の競馬ファンにとっても関心の高いレースになりそうだ。

ホロコースト揶揄の小林氏が演出した開会式「実施は許されない」…入場行進・聖火点灯のみの案も

 東京オリンピック(五輪)開会式の楽曲担当、小山田圭吾氏(コーネリアス)が、過去の“いじめ自慢”問題で辞任したが、不祥事はこれだけで済まなかった。開会式を翌日に控えた今日(22日)になり、開閉会式のディレクターである小林賢太郎氏の解任が発表された。

 小林氏がお笑いコンビ「ラーメンズ」時代のコントで「ユダヤ人大量惨殺ごっこやろう」などという表現を使っていたことに対し、米国のユダヤ人の人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センターは22日(日本時間)、「いかなる人間も、どれだけ創造的であるとしても、ナチスのジェノサイド(民族大虐殺)の犠牲者をあざ笑う権利を有していない」との抗議声明を出した。

 東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会は同日、すぐに小林氏の解任処分を発表したが、小林氏は開会式と閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」を務めており、事実上、演出の総責任者といえる。

 小林氏を解任したとしても、「作品は悪くない」として彼が総合演出をした開会式を実施することは許されるのだろうか。そんな開会式を、外国の人々だけでなく日本人も喜んで見てくれるだろうか。米国のテレビ局は放送してくれるのだろうか。開会式に参加する選手たちは、黙って参加するだろうか。入場行進で、世界中に抗議の姿勢を見せるかもしれない。

 組織委の橋本聖子会長は同日の記者会見で、開会式を入場行進・聖火点灯のみに絞って開催する可能性について聞かれ、「全体を早急に見直しながら、どのようにしていくかということを早急に協議している。早急に結論を出したい」と回答しており、選手の入場行進と聖火点灯だけにするという案も出ているようだが、それだけで済むだろうか。聖火点灯は開会式の最大のイベントであり、小林氏がその演出に一切携わっていなかったとは考えにくい。「ナチスのジェノサイド(民族大虐殺)の犠牲者をあざ笑ったことのある人物が演出した聖火点灯」は、果たして世界中に受け入れられるのだろうか。

組織委の責任は重大

 それにしても、組織委は「誰が、どんな責任をもって、何をしている」のだろう。小山田氏の件では、武藤敏郎事務総長は「我々が1人ひとりを任命したのではない。仲間、気心知れた人たちでやれないと進まない。つくられた全体のグループをそのまま任命した。我々に任命責任があるのは間違いないが、我々が1人ひとり選んだわけではない」と言い、橋本会長も武藤事務総長も「任命責任は我々にある」と述べている。

 21日には、14日に組織委から発表された開閉会式4式典共通コンセプトと五輪開閉会式コンセプトに「復興五輪」の記載がどこにもなかったことについて、橋本会長は「これは確実に入るものだと思っていました」「私自身は入るものだと思っていた」と述べている。

 驚いたのは国民のほうだ。五輪のメインイベントの開閉会式はお友達が集まってつくり、世界に発表するコンセプトは、組織委会長の意向を無視して世界中に発信された。いったい組織委のトップとスタッフは、どんな意思疎通を図っていたのだろう。各々が好き勝手に動いていただけなのではないだろうか。これは、当然ながらトップの責任である。

 しかし、「私に責任がある」と言いながら、誰もなんら責任を取っていない。不祥事を起こした人物を辞任させ、責任を認めている責任者は謝罪するだけである。「五輪が開催されれば、開催以前にどんな不祥事があっても、みんな忘れて肯定的な世論になる」という意見もあるが、果たして今回の東京五輪にそれは通用するのだろうか。どう考えても、「終わり良ければすべて良し」とはならないであろう。「呪われた五輪」といわれている東京五輪、これで不祥事は終わるのだろうか。

 菅義偉首相は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで、五輪について「やめることは簡単だ。楽なことだ」と述べているが、五輪中止という英断をIOCに伝えることができたのは、日本では総理大臣しかいない。

 もしも、どうしても開会式をするのであれば、橋本会長が日本人向けではなく世界に向けた記者会見を開き、さまざまな不祥事に対して誠実に謝罪し、「入場行進と演出のないシンプルな聖火点灯式だけの開会式を行わせてください」と言うしかない。

(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)

●垣田達哉/消費者問題研究所代表、食品問題評論家

1953年岐阜市生まれ。77年慶應義塾大学商学部卒業。食品問題のプロフェッショナル。放射能汚染、中国食品、O157、鳥インフルエンザ問題などの食の安全や、食育、食品表示問題の第一人者として、テレビ、新聞、雑誌、講演などで活躍する。『ビートたけしのTVタックル』『世界一受けたい授業』『クローズアップ現代』など、テレビでもおなじみの食の安全の探求者。新刊『面白いほどよくわかる「食品表示」』(商業界)、『選ぶならこっち!』(WAVE出版)、『買ってはいけない4~7』(金曜日)など著書多数。

 

パチンコ超ヒットメーカーの「黄金期」に生まれた傑作!!【レトロパチンコ『CRアバンギャルド』編】

 今回の主役は、京楽産業が2008年にリリースした『CRアバンギャルド』。

 グラビアイドル中心の芸能プロダクションであるアバンギャルドとのタイアップ機で、当時人気だったグラビアイドルが9名ほど登場します。

 その出演メンバーは1~9までの絵柄順に藤崎奈々子、北村ひとみ、小倉優子、井尚美、浜田翔子、海川ひとみ、眞鍋かをり、折原みか、山川恵里佳となっています。この中に好きなグラドルはいますか?

 あまり私が興味ないからなのでしょうが、正直聞いた事がなかった方もいらっしゃいます(ファンの方ごめんなさい)。その反面、現在でも名前を聞くような方もいらっしゃいます。

 彼女たちは、あくまでもグラビアアイドル。そのため、出演者たちはコスプレなどで登場するのですが、意外と際どい演出はなかったりします。その辺ばかりを期待していたとしたら、若干物足りない部分を感じることもあったのかもしれませんね。

 でも、こういった機種って客層は男性ばかりかと言えばそうでもなくて、意外と女性も多いのは不思議なものです。関係ないですが10年ほど前に豊丸からリリースされた『CR江頭2:50』に関しては、遊技している女性をほとんど見かけた記憶がないですけど(笑)。

 話を戻します。京楽は2004年にも有名なグラドル事務所のイエローキャブとタイアップしたパチンコをリリースしていますが、このアバンギャルドが登場した時期というのが…これまたとんでもない時代なのです。

 現在と比べ、まだまだパチンコ業界自体に活気があふれていたという背景もあるとは思いますが、この前後の機種というのが『CR冬のソナタ2』、『CR必殺仕事人Ⅲ桜バージョン』、『CRキン肉マン』、『CRグラディエーター』などなど。

 正に京楽の黄金期とも言える訳で、新台をリリースすればヒットか大ヒットが当たり前という活躍ぶりでした。

 いやはや京楽…おそるべし…です。

 アバンギャルド自体は、それほど大きなヒットにはなっていないのですが思いがけない場所で見かけてしまい、《そう言えば上司の○○さんが小倉優子好きだったな~》なんて思いながら執筆してしまった次第です。

 ちなみに私のタイプは眞鍋かをりさんです。

 皆さんのタイプは?

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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JRA 5年ぶりの女性騎手から「脱水状態」で騎乗停止騒ぎのアノ騎手まで…2021新人ジョッキー上半期の“通信簿”を大発表!

 全国的に梅雨が明け、いよいよ本格的な夏が到来した。

 夏といえば夏休み。「あの頃はよかったなあ……」と、遠い目で学生時代の夏休みを思い返す競馬ファンもいるかもしれない。

 そんな学生時代を振り返ると、夏休み前に1学期最後の締めとして手渡されたのが“通信簿”だ。楽しい夏休み前に、過酷な現実を知らされた筆者には、嫌な思い出しかない。

 まさにこの時期に手渡される“通信簿”だが、そこで今回は、3月にデビューした8人の新人騎手たちの“通信簿”を記してみた。

 デビュー以来の騎乗ぶりから「心・技・体」にクローズアップ。精神面、技術面、そして体力面の観点から“通信簿”のように5段階で評価。また、学校での生活態度も記されていた“通信簿”に倣って、ひと言コメントも添えている。

 なお、この評価はあくまでも筆者の独断と偏見で評したもの。競馬ファンのなかでも騎手批評については賛否両論、いろいろな意見があるだろう。その辺りはご了承願いたい。

永野猛蔵騎手(美浦・伊藤圭三厩舎所属)
精神面:4
競馬ファンにすっかり定着した感もある「タケゾー」騎手。競馬関係者の血縁はおらず、自らの強い意志でJRA騎手になった過程を知ると、相当なメンタルの持ち主と推測できる。
技術面:5
新人騎手はその減量特典を活かした逃げ・先行騎乗が多いなか、永野騎手は16勝のうち4勝も、最終4角で7番手以下からのマクリ勝ちを決めている。技術的にも「追える」騎手だ。
体力面:4
ダート戦で定評ある永野騎手。ダートで「追える」騎手である以上、ルールの範囲内でムチを連打する“腕力”の強さが求められる。フィジカル面でもさらなるパワーアップに期待。

横山琉人騎手(美浦・相沢郁厩舎所属)
精神面:4
現在118鞍に騎乗して、1番人気に騎乗したケースはわずか3回。そのうち2勝している点は、人気のプレッシャーに潰されないタフなメンタルの持ち主と評価したい。
技術面:3
「もともと障害騎手になりたかった」と公言している横山琉騎手。まだまだ騎乗数が少なく、技術は未知数も、平地と障害の“二刀流”ジョッキーに変貌する可能性はある。
体力面:3
障害騎手を目指すなら、まずは平地競走で体力・技術を磨く必要があるだろう。障害飛越を華麗にこなすには、それ相応の身体のバランスが重要となる。ケガに強い身体づくりも必要だ。

小沢大仁騎手(栗東・松永昌博厩舎所属)
精神面:5
初騎乗初勝利のほか、3月28日には鈴鹿S(3勝クラス)を制して特別戦新人勝利一番乗り。同期のなかで常にトップを走っている印象が強い小沢騎手。先駆者として走り続けるメンタルは、高評価に値する。
技術面:5
ここまで記録した15勝は、トップの永野騎手とわずか1勝差。技術面では同期で一、二を争う存在だ。最終4角で7番手以下からの勝利が3回と、ダートでの差し騎乗が光る。
体力面:4
永野騎手同様、ダートで「追える」技術を伸ばすならフィジカル面の成長は必要不可欠。永野騎手や、角田大和騎手らとの新人最多勝を懸けた“ライバル物語”にも注目したい。

角田大和騎手(栗東・角田晃一厩舎所属)
精神面:5
現在までの騎乗数267鞍は同期最多。その血縁関係も手伝って、毎週たくさんの騎乗馬を得ている角田騎手。なにかと“しがらみ”の多い競馬界で奮闘するルーキーには、強靭なメンタルが見え隠れする。
技術面:3
永野、小沢の両騎手に次ぐ11勝を記録しているものの、2着・3着の多さは気になる点。1番人気に12回騎乗して2勝は、やや寂しい数字だ。「勝ち切る」騎乗技術の習得に期待。
体力面:5
同期最多の騎乗数を誇る角田騎手。調教などを含めると、それだけ乗る体力も必要だろう。日々の体調管理も含めて、将来は幸英明騎手のような“鉄人”になれるか。

松本大輝騎手(栗東・森秀行厩舎所属)
精神面:4
デビュー当時のインタビューでは「同期のなかで一番上手くゲートを出せる自信がある」と豪語。「勝ったほうが目立てる」というコメントも、強心臓の証明か。
技術面:3
最大の魅力とウリは、日本人離れした手足の長さ。日本人には真似できない「大きく馬を動かす」ダイナミックな騎乗技術の習得なるか、貴重な存在なだけに注目したい。
体力面:5
フィジカル面では、同期のなかで“抜きん出た”モノを持っていることは間違いない。JRA史上最長176センチの長身も、じつは178センチまで伸びたという情報もある。

西谷凛騎手(栗東・谷潔厩舎所属)
精神面:3
4月25日に同期最後の初勝利を挙げるも、翌週は体重調整に失敗。騎乗予定をキャンセルする事態となった。その制裁として、5月には騎乗停止の憂き目にあったように、体重管理の失敗は騎手にとってタブー行為。まずは騎手としての心構えや、メンタル面の改善に期待したい。
技術面:2
騎乗数の少なさから、その実力は計れずじまい。師匠である谷潔調教師いわく「身体を作り直す」ため、騎乗停止後は6月まで騎乗を見合わせた経緯もある。なにはともあれ、騎乗数の確保を目指してほしい。
体力面:2
ここまでの騎乗数は、同期ワーストの71鞍。体重を減らすために汗をかき過ぎて“脱水症状”を起こしたと考えられるように、技術面と同じく、体力面も未知数だ。祖父と父に次ぐ、親子3代のJRA騎手である西谷凛騎手には、騎手一家の遺伝子を引き継ぐ“血統面”にも期待したい。

永島まなみ騎手(栗東・高橋康之厩舎所属)
精神面:4
藤田菜七子騎手以来、5年ぶりに誕生した女性ジョッキーのひとり。注目を浴びたデビュー直後は、何かと古川奈穂騎手と比べられることも多かったはず。古川奈騎手の休業後もひとり懸命に奮闘している点は、最大級の評価をしたい。
技術面:3
4勝のうち2勝は逃げ切り勝ち。彼女の武器は、減量特典を活かした、逃げ・先行の騎乗スタイルだ。女性騎手のメリットを活かした積極的な騎乗技術を磨けば、まだまだ勝ち星は増えそう。
体力面:4
ここまでの乗鞍は、2人の男性騎手を超える158鞍。北海道滞在とはいえ、酷暑の夏競馬のタフな環境を乗り切ることができるか。まずはこの夏を“完走”してほしい。

古川奈穂騎手(栗東・矢作芳人厩舎所属)
精神面:5
デビュー直後から活躍をみせ、一躍“時の人”になった古川奈騎手。しかし現在はご存知のとおり、左肩の治療などで戦線離脱中だ。
原因の左肩には、どうやら“脱臼グセ”があったという。当時を振り返ると、レース中に肩の関節が外れて、走行中に関節を嵌め直したようにみえる騎乗シーンを見かけた。精神面でいえば、男性騎手顔負けのガッツは評価したい。
技術面:3
デビュー後に達成した4週連続勝利は、いくら有力馬に騎乗したとはいえ、なかなかできないこと。技術面でもポテンシャルを秘めているだけに、さらなる成長を期待。
体力面:2
騎手にとって「脱臼グセ」は致命傷。リハビリ中はケガに負けない体作りを目標に、ひとまわりパワーアップしてターフに戻ってきてほしい。


 リハビリ中の古川奈穂騎手を含めて、過酷な暑さが続く夏競馬で「心・技・体」の研鑽に励む新人ジョッキー8人衆。ここまでを振り返ると、総じてハイレベルな結果と印象を残している。数年後には“黄金世代”と呼ばれているかもしれない逸材揃いだ。

 夏競馬を終えて、それぞれがどんな成長を遂げて秋競馬に戻ってくるのだろうか。新人8人の行方を、引き続き見守っていきたい。(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール>

野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

「大本命」はナリタブライアン、ツインターボ師匠!? ウマ娘激戦必至「ぬいぐるみ化」を懸け、JRAがアイドルホースオーディション開催決定!

 21日、全国の競馬ファンに朗報が届いた。JRA(日本中央競馬会)が開催を決定した「京都競馬場Presents アイドルホースオーディション」は、ファン投票の上位5頭が「ぬいぐるみ化」されるという魅力的なイベントだ。

 1990年代を全盛期に、今なお根強い人気を誇る競走馬のぬいぐるみ。かつてのようにゲームセンターのUFOキャッチャーで見掛けることはほぼなくなったが、今年もJRAのターフィー通販クラブで販売された白毛の女王ソダシのぬいぐるみが即完売するなど、数ある競馬グッズの中でも圧倒的な人気を誇る。

 今回、JRAがファン投票の対象としているのは「これまでにぬいぐるみ化されていない競走馬」または「すでにぬいぐるみ化されているが、現在ターフィー通販クラブで販売されていない競走馬」である。

 これだけを見ると、特にオールドファンは色めき立つだろう。何せ、重賞を勝ったことがない馬でも、ぬいぐるみ化のチャンスがあるというわけだ。

 例えば、初めて馬券を獲らせてくれた馬、ずっと応援していたが志半ばで早期引退した馬など、個人的に思い入れのある馬のぬいぐるみ化は、競馬ファンなら誰でも一度は夢見たことがあるかもしれない。

 ただし、ここで肝要になってくるのが、ぬいぐるみ化されるのはファン投票の上位5頭であるという事実だ。

 無論、個人的な思い入れで投票するのは自由。だが、あまりにマイナーな馬だと厳しい戦いを強いられるだろう。21日~25日まで毎日投票できるシステムとはいえ、個人の力ではやはり限界がある。

 そうなってくると俄然有利になるのが、今、多くの競馬ファンを虜にしている『ウマ娘』に登場する馬たちだ。

 先日900万ダウンロードを突破した『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)には、数多くの歴史的名馬が登場するが「すでにぬいぐるみ化されているが、現在ターフィー通販クラブで販売されていない競走馬」がモデルになっているウマ娘が多数いる。

 中でも『ウマ娘』プレイヤーの1人である筆者が大本命に挙げるのは、先日20日に導入されたばかりのメインストーリー第4章「滾り、渇望す」で主役を務めるナリタブライアンだ。

 ゲームでは史上5頭目の三冠馬にして、股関節炎と戦い続けたナリタブライアンの不屈の闘志が見事に再現されているだけでなく、そのままアニメ化しても使えそうなクオリティの高さは、視聴者の多くの心を奪ったはずだ。

 もちろんナリタブライアンは過去にぬいぐるみ化されているが、現在ターフィー通販クラブでは販売されていない。妹(弟)を支える姉(兄)として存在感抜群だったビワハヤヒデと合わせて、今回の投票では多くの票を獲得するに違いない。

 他にも、活躍時期から現在ネット上のオークションなどでプレミアが付いているシンボリルドルフ、先日の『みんなのKEIBA』(フジテレビ系)にわずか数十秒登場しただけでトレンド1位になった「ターボ師匠」ことツインターボ。『ウマ娘』の主役級として根強い人気を誇るスペシャルウィークやサイレンススズカ、トウカイテイオー、メジロマックイーンなど、投票上位5頭を『ウマ娘』が独占してもおかしくはない状況だ。

 ちなみに1995年の皐月賞馬ジェニュインに心酔する筆者は、無理を承知で代表産駒のドンクール、片目が見えない隻眼のハンデを負いながらも懸命に活躍したルーベンスメモリー、メジロマックイーンの後継・最後の大物と期待されたホクトスルタンなど、思うがままに投票した。本日も投票するつもりだ。

 25日の投票締め切り後には、見事ぬいぐるみ化の権利を勝ち取った投票上位5頭が抽選で500名(各100名)にプレゼントされる。また、来年1月中旬にはターフィー通販クラブでも販売されるそうなので、ぜひ投票に参加してみよう。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

熱狂的な親子のファンを持つ塾「探究学舎」が、『ドラゴン桜』より“スゴイ”理由

探究学舎」は、受験も勉強も教えない塾。「学びは本来、楽しいもの」として、小学生向けを中心に「驚きと感動」を提供し、熱狂的な親子のファンを持つ。宝槻泰伸氏が2011年に東京・三鷹市に開校し、その後コロナ禍でのオンライン授業が評判となった。

 文部科学省の新・指導要領で2022年春から導入される探究学習は、主体的な学びを促進するものだが、「探究学舎」はその流れを先取りしたものだ。

「探究学舎」は、同じ学びでも漫画『ドラゴン桜』(三田紀房/講談社、2021年にTBS系でドラマ化)とは何が違うのだろうか。「探究学舎」の考え方は、子どもだけでなく、大人にとっても思考を深める上で大いに役立つ。また、授業の内容や組み立て方、授業を進める先生たちのファシリテーション技術など、ビジネスパーソンが仕事に活用できる点がいくつもある。

探究心に火をつける、「探究学舎」の授業

 探究学習は2022年春から高校で導入されるが、小中学校でも特例校で導入されることになった。探究学習は、自分で課題を見つけ、情報収集し、分析し、表現する学習方法。今までの知識偏重型の教育を脱し、課題解決の力を育(はぐく)もうとするものだ。その背景には、高校生の勉強意欲が高まらないという問題がある。

「探究学舎」は、その学ぶ意欲を高める。受験も勉強も教えないが、その代わりに子どもたちが「好きなこと」「やりたいこと」を見つけることができるように、「もっと知りたい!」「やってみたい!」という興味の種をまき、ひとりひとりの探究心に火をつける、そんな興味開発型の学び舎だ。

 その原点は、宝槻氏の幼少期にある。型破りな父親の教育方針が、「探究心に火がつけば子どもは自ら学び始める」というもので、その実体験がベースになっている。

「探究学舎」のすごいところは、『ドラゴン桜』の「東大合格」のためのテクニック習得以上に、一生ものになる「学ぶ楽しさ」や「考える喜び」が体験できるところ。宝槻氏は高校中退後、大検を取得し、京都大学に進学しているが、大学に合格すること以前に、学ぶ楽しさや喜びを体験することを大切にしている。

 筆者にも、小・中学生の二人の子どもがいるが、この「学ぶ・考える喜び」が何より大切だと思っている。受験をする場合でも、この「楽しさや嬉しさ」が得られれば成功。たとえ合格しても、学んだり考えたりするのが嫌いになってしまったら、元も子もない。今の時代もそうだが、これからの時代はますます、一生学び続ける必要がある。学歴を得たら終わりという時代はとっくに終わっている。卒業してからも、新しいことに好奇心をもって「探究」し続ける姿勢が欠かせない。

「探究学舎」の授業に親子ともに熱狂するのは、なぜか

「探究学舎」は、何がそんなにおもしろいのか。どうして子どもたちが夢中になるのか。授業を具体的に見てみよう。

 まず、授業の分野を見ると、宇宙・生命・元素・医療・数学・経済・歴史・芸術・ITなど実にさまざま。人気の科目は「生命進化編」「戦国英雄編」「宇宙編」「元素編」など、入門者向けの授業だ。

 例えば、「生命進化編」では、どんな授業が繰り広げられるのか。カンブリア紀には、どんな生き物が現れて、どう進化し、あるいは絶滅して、今につながるのか? いろいろな古代生物がカードになっていて、時代順に並べたり、グルーピングしたり、カードゲームのように楽しい。まるで、ポケモンカードのようではないか。数人ずつのグループに分かれて話し合うから、誰もが参加できる。不思議な形の古代生物のフィギュアがあるので、さわって遊ぶこともできる。また、生物の大量絶滅がどうして起きたのか、みんなで考えて発表する。「気温が下がった」「食べ物がなくなった」「酸素がなくなった」など、自分の考えを言いたい子どもたちの手がいっせいに挙がる。

 ここで大事なのは、正しい答えを求めているわけではないこと。全然違っていても、「なるほど、そういう見方もあるね」「その考え、おもしろいね」と受け止めて、考えること自体を推奨する。だから、自分なりに考えて発表する楽しさがある。「あっ、思いついた!」と、ひらめいたときのぞくぞくするような嬉しさも実感できる。グループ間で得点を競ったり、親のグループも参加して、いつのまにか子どもグループ以上に熱中していたりする。

 内容自体は、かなり専門的でマニアックなものだが、掘り下げた内容のほうが子どもたちはハマる。そして、「古代生物」を起点にして興味が「生物の細胞」に広がったり、「人類の起源や進化」へと広がったりしていく。

 オンラインの授業でも、全員で発表し合うだけでなく、小グループのホームルームに分かれて濃い時間を楽しめるようになっている。また、オンラインだと体感が少なくなるので、例えば戦国英雄編では、つまようじを木材代わりにしてお城をつくったり、お気に入りの武将の鎧や兜を紙やダンボールでつくって着てみたり、工作やお絵描きなど五感を使った学びが得られる。

 クイズ大会もある。カフート(kahoot!)というノルウェーの教育スタートアップ企業が世界で注目されているが、そのサービスをいち早く取り入れているので、オンラインで簡単に4択のクイズをつくることができるのだ。

 大人のビジネスの世界でも、SDGsなどはゲームをしながら学べる教材がいくつも開発されている。カードゲームだったり、ボードゲームだったりを楽しく遊びながら、ワークショップ形式で学んでいく。大人であっても、興味をもって楽しく接したほうが、学びや気付きは多くなる。

仕事に活かせる、多くの気付き

 筆者はマーケティングのコンサルティングをしているが、ある意味、おもしろがって熱中すればするほど、よいアイデアが生まれる。「これは、難問中の難問だ」「いや、そもそも問題は何なのか」など、考えることに喜びを感じ、「探究する」ことに楽しさを感じている。どれだけ仕事にワクワク感や楽しさを感じられるかが、アウトプットの質に直結する。だから、おもしろがれる点を見つけるのが大事。「探究学舎」の子どもたちではないが、1つの興味点を突破口にして、興味を広げていく。例えば、フリマアプリの場合、「最もメジャーなM社のアプリではなく、R社のアプリを使っている人って、なぜなんだろう?」いう疑問を起点にして、謎解きを広げていく。

 この考える楽しさやひらめいたときの喜びがあるから、学びが深まり進化もしていける。おもしろいと思うから、スキルも上がっていく。

 また、コンサルティングをする中で、プロジェクトチームのメンバーとワークショップを行い、そのファシリテーター(進行役)をすることも多い。ワークショップは問題解決を導き出す有力な手段になるため、日本企業の中でも広がりつつあるが、その成否を決するのが、ファシリテーター。今後、ワークショップや会議を効果的に運営するファシリテーション・スキルが、ますます求められるようになってくるだろう。

「探究学舎」の先生たちは、授業をしている「先生」というより、子どもたちを夢中にさせる「ファシリテーター」に近い。いかに子どもたちに楽しく考えさせるか、ある意味「エンターテイナー」でもある。子どもたちからどんな答えが返ってきても、「おもしろいね!」と受け止め、どんどんアイデアを広げていく。沈滞ムードになったときは、自ら道化を演じてでも、場を盛り上げる。つまり、楽しく考える環境・状況を作り出している。これは、まさに、ファシリテーターの神髄である。

 まさか、子ども向けの教室で、これだけビジネスに活かせる気付きが得られるとは。学びの教材は、さまざまなところにあるものだと、改めて気付かされた。

(文=桶谷功/株式会社インサイト代表取締役)

●桶谷功(おけたに・いさお):(株)インサイト代表取締役 

大日本印刷(株)を経て、世界最大級の広告代理店 J.ウォルター・トンプソン・ジャパン(株)戦略プランニング局 執行役員。ハーゲンダッツのブランド育成などに貢献。2005年、著書「インサイト」(ダイヤモンド社)で日本に初めてインサイトの考え方を体系的に紹介。2010年に独立し、(株)インサイト設立。マーケティング全般のコンサルティングを行う。コンサルティング実績は、食品・飲料・日用品・クルマ・医薬品・百貨店・ファッションEC・C2C・テック系サービスと多岐にわたる。インド・中国などでのインサイト探索・戦略開発や、イノベーション開発、独自メソッドの導入・教育も行う。他の著作に「インサイト実践トレーニング」「戦略インサイト」(ともにダイヤモンド社)など。企業・協会等での講演やセミナー多数。日本広告学会会員。グロービス経営大学院MBA講師。

パチンコ「8万発」も話題となった「爆裂タイトル」が手軽に遊べる!?“謎”多きメーカーの激アツ新台に熱視線!!

 創業時期が早いメーカーとしては珍しく、羽根物で「こんな台があった」という記憶がほとんどない高尾。『ホットライン』や『バリエーション3号』など一発台や権利物は存在したが、羽根物が全盛を誇った時代でも高尾の羽根物は見当たらなかった。

 このように、高尾は「謎」を持つメーカーなのである。

 例えば『トルネードC』。新要件のデジパチとして登場したが保留連チャンやモーニングなど派手な出玉でファンを沸かせていた。しかし、そのゲーム性は誰が意図していたものかよくわからないのである。

 この『トルネードC』には、『トルネード』『B』『E』など兄弟機が多数存在したこともあってか、それぞれ基盤に違うものが仕込まれているなど、怪しい噂も囁かれていた謎の多い台だったのである。

CRピラミッドの謎』と、そのままのネーミングの機種もあったが『大ピラミッ伝』や『おしおきピラミッ伝』と続くシリーズに発展していったような機種もある。

 謎といえば、2003年に登場した『CR虎せます。』この年に優勝した阪神タイガースにあやかってリリースしたのか、黄色と黒の横シマで球団を意識した盤面パターンもある権利物である。

 ただ、高尾の本拠地は名古屋であるし、それまでに野球関連の機種といえば『CR巨人の星』。なぜ急に。しかも、その後に出した野球モノは『侍ジャイアンツ』。むしろ巨人ファンなのではと思わせる。

 思わず突っ込んでしまう系の謎台でほかに印象深いのが『CRくるくるポン萌』。3穴クルーンの役物が搭載された萌えとは反対の硬派なゲーム性となっている。ピンクにクマの柄があしらわれた盤面をして「萌え」を謳う度胸がすばらしい。

 さすがに2010年代にも入るとこういったタイプの機種は絶滅するかと思いきや、最近でも『CRダークフォース』や『CRダークローズ』といった、プレイヤーに謎を思わせる台がしっかり用意されている。

 両機はスペックも特殊だが見た目がもう怪しくて、古い時代に客のまばらな鄙びたホールで片隅に置いてある、スペックもゲーム性もわからないようなマイナー機種の趣きを現代に蘇らせている。

 そんな高尾から登場する新台が『P DD北斗の拳2ついでに愛をとりもどせ!! ラオウ199Ver.』。先に導入されたミドルタイプは「8万発」報告も挙がるなど、その優れたスペックが大きな話題となった。今作は同タイトルのライトミドルバージョンで、2つの異なる特徴を持っている。

 トータルの継続率が約90%と連チャン性がアップしている模様。初回のRUSHではほぼ次回大当りを獲得できる安心設計で、高速消化の爽快RUSHを味わえるようになっている。

 さらに、発動条件が浅い遊タイムを搭載。そのうえ、電サポが30回しか付与されなかったミドルタイプと異なり、今作は大当り濃厚かつRUSH突入も約束されるといった爆上がりの恩恵を受けられるようだ。謎は一切ない期待の新台である。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

 

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 様々なスペックが生み出され、その遊技性に彩りが加えられているパチンコ分野。8月2日の週も、魅力的な新機種が数多く登場予定だ。

 その中の一つである『Pビッグポップコーン』は、役物による物理抽選とデジタルによる連チャンを楽しめる期待のマシン。発売延期からようやくリリースが決定され、アナログファンから熱い視線が送られている。

 通常時は直撃、または役物抽選からRUSH突入を目指すゲーム性。役物内では玉がポップコーンのように弾け飛び、そのまま70秒間を耐え忍べば巨大V入賞口が解放されて大当りとなる。また、70秒に達する前にV入賞するパターンもあるため、これまでにないスリルを味わえそうだ。

 また同日にリリース予定の新台といえば『Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン』も忘れてはならない。大当り確率1/319.7のミドルタイプで、1種2種混合×転落抽選タイプの複合スペック。初当りの60%で突入するRUSHは「約81%ループ×ALL1500発」という類まれな爆発力を有している。

 更に本機は、規定の大当り回数に達すると消化スピードが飛躍的に上昇する上位RUSH「覚醒HYPER」へ昇格。ハイテンポで1500発出玉が連チャンしていく爽快感は現行機トップクラスであろう。名だたる爆速タイトルに続く次世代のスピードスターとなる可能性は高い。

 この他にも、予測不可能の「蒼天上ボーナス」を搭載した『P新鬼武者 DAWN OF DREAMS』や、約95%の超ループ仕様の『P世界でいちばん強くなりたい!』。1回転あたり約99.5%でループする小当りRUSHを搭載した『Pあぶない刑事』など、激アツ新台が目白押しとなっている。

 今回は、そんな8月2日より導入予定の新台の中から、老舗メーカーが手掛ける人気シリーズ最新作をご紹介しよう。ライトミドルながら超高ループを実現し、1000発出玉にも期待できる爆速マシンに、ファンのボルテージは最高潮に達している状況だ。

『Pモモキュンソード閃撃』(ソフィア製)

■大当り確率:1/219.18
■右打ち時図柄揃い確率:1/7.89
■閃撃RUSH投入率:約50%
■閃撃RUSH継続率:約90%
■遊タイム突入条件:550回転到達
■遊タイム性能:電サポ250回+残保留最大4回
■賞球:1&6&2&14&3
■ラウンド:3Ror4Ror7Ror9Ror10R
○○○

 大当り確率1/219.18のライトミドルタイプで、1種2種混合スペック。通常時の大当りは98%が3R大当りとなる(「9R・7図柄揃い(2%)」であればRUSHへ直行)。

 3R大当りを引いた場合は、「電サポ1回+残保留最大4回」の「酒呑童子バトル」へ移行。ここで1/7.89の図柄揃いを射止めることができれば、「閃撃RUSH」へ突入だ。

 RUSH中は「電サポ13回+残保留最大4回」の計17回転が付与され、その継続率は約90%を誇る。大当り振分けは、30%が「7R以上」。偏り次第では、高ループの連チャンによって大量出玉の獲得も十分に可能だろう。

 また、本機には遊タイムが搭載されており、550回転到達で「電サポ250回+残保留最大4回」が付与される。ここでの期待値は約99.99%となり、「閃撃RUSH」への突入が約束される激アツ仕様だ。

「ライトミドルの手軽さで、約90%ループを楽しめるのは大きな魅力でしょう。『超爽快決着』というだけあって消化スピードも極めて速そうです。同様のスペックでリリースされた『PモンキーターンV』が一撃2~3万発クラスの出玉を瞬く間に叩き出していましたが、本機も同様のポテンシャルを秘めていると考えても良さそうです。

ただ、遊タイムの恩恵やRUSH性能が高すぎる点が少し気になります。『甘すぎ注意』というわけではありませんが、ホールの扱い方に違いが出てきそうな気も…。それによってユーザーが受ける印象も変わってくるかもしれません。導入後の動向に注目ですね」(パチンコ記者)

『Pモモキュンソード閃撃』の導入予定日は8月2日。爆速の一途を辿るP機に、新たな歴史が刻まれる日は近いのかもしれない。

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