JRA「自ブロック制」崩壊の新潟で関東騎手が大ピンチ!? 変則開催が招いたわずか5勝の惨状、関係者でも賛否が分かれた制度の問題点とは

 新型コロナウイルスの世界的な蔓延により、開催が1年延期となっていた東京2020オリンピックだが、23日に開会式を迎え、各地でアスリートたちが熱戦を繰り広げている。日本の金メダルラッシュに大きな盛り上がりを見せる一方で、JRAの競馬開催にも大きな影響を与えた。

 JRAから「7月24日から8月8日は、東京オリンピック開催への対応および暑熱対策の観点から、函館および新潟の2場開催といたします」と発表されているように、昨年と今年の夏競馬は2場での開催となる。

 2019年までのこの時期は、北海道開催に加えて、関東圏では新潟開催、関西圏では小倉開催が行われる、いわゆる3場開催が定番だったが、去年と今年の夏競馬に限っては、オリンピックに配慮して、変則日程で開催される。

 そして、3週間だけとはいえ、「自ブロック制」が適用されないことは競馬関係者にとっても軽視できない事案だ。

「自ブロック制」とは、2012年から導入された制度で、平地未勝利と古馬1勝クラスにおいて、自ブロックを優先するというもの。この制約により、第3場を除く東西主場(夏の福島、新潟、小倉が該当)において、フルゲート割れしない限り、関東馬は関西に、関西馬は関東といったように、他ブロックの競馬に使えない。

 仮に関西馬が新潟の下級条件レースに出走しようとしても、その出走枠が関東馬で占められた場合は、出走が叶わず、小倉のレースを使わざるを得ないということが起こる。

 しかし、今年はこの自ブロック制が適用されないため、先週を含めた3週間は、下級条件を含めた新潟競馬場の全レースで、関東馬と関西馬が同条件で出走枠を争うことになるのだ。

 そもそもこの制度の導入された経緯として、「西高東低」の現状に苦しむ関東馬への優遇措置という意味合いもあるといわれている。関東の関係者からは好意的に受け取る向きも多かったが、関西の関係者からは出走馬のコース適性を考慮した使い分けが出来なくなることなど、マイナス要素への不満も聞かれたように、賛否が分かれる結果となっていた。優勝劣敗の世界で制約が加えられ、自由競争の妨げにもなりかねないと懸念されたのは、当然の成り行きともいえる。

 こうした背景があった中、自ブロック制のメリットを失った関東勢は、新潟競馬で見るも無残な結果に終わっている。

 24・25の両日、新潟競馬で行われたのは全24レース。その勝ち馬25頭の内訳は関西馬19頭に対して、関東馬はわずか6頭。関西馬が圧倒的勝利を挙げた。馬券に絡んだ3着以内に入った73頭の内訳は、関西馬45頭に対して関東馬28頭。猛威を奮った関西馬が6割以上も占める結果となった。

「西高東低」が顕著になった新潟競馬だが、この問題は騎手たちにも大きな影響を与えている。

 勝利騎手の内訳は、関西所属騎手が20勝に対し、関東所属騎手はわずか5勝。こちらも断然、関西勢の圧倒的勝利に終わった。ちなみに馬券圏内に絡んだ73頭に騎乗した騎手をみても、関西騎手11名に対して関東騎手は5名。質量ともに関西ジョッキーが優勢な結果となった。

 基本的に関西馬には関西騎手が、関東馬には関東騎手が騎乗するケースが一般的だが、そこは“実力社会”が見え隠れするシビアな騎手の世界。

 例えば3頭を出走させた美浦・堀宣行厩舎では、そのうち2鞍は新馬戦で、24日は関西の川田将雅騎手がコリエンテスで2着。25日も関西の福永祐一騎手がレヴァンジルで3着。勝利こそ挙げられなかったとはいえ、期待馬のデビュー戦だからこそ、「東西の垣根を取っ払ってまで、関西の実力あるトップジョッキーに依頼した……」と考えるのは不思議ではないだろう。

 昨今の「西高東低」は競走馬だけでなく、騎手にとっても例外ではない。

 リーディング上位の吉田隼人騎手や、僅差で追う横山武史・和生の兄弟騎手など、関東のいわばエース級の騎手が皆、函館で騎乗していたという事実もあるが、関東圏の新潟競馬場で関西騎手に圧倒されては面白くないはず。

「自ブロック制」の“援護射撃”のない残り2週間。関東ジョッキーズの巻き返しに期待したい。

(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

「風水」に基づく仕掛けが原因?中国、全土の超高層ビルで倒壊リスクに警戒 政府が建設禁止命令

 今年5月に中国南部の深圳市中心部にある「賽格広場SEGプラザ)」の高さ356ⅿ、地上72階・地下4階建ての高層ビル「賽格大廈」が2日間にわたって揺れ続け、パニックになったビル内のオフィスにいた約1万5000人が避難した騒動から2カ月以上が経ったが、ビル全体の異常な揺れの原因がようやく判明した。

 ビル最上階の屋上部分に建てられた避雷針兼航空障害灯の役割を果たす2本の角を備えたような尖塔部分(マスト)が上空の風に揺られ、その振動がビル本体部分に伝わって共鳴し、ビル全体が共振する現象が起きていたというのだ。

 しかし、SEGプラザ全体が振動するような現象はこれまで起きたことがなく、今回が初めてだったのはなぜか。それは、このビルが完成してから現在で20年以上たっており、この間、ビル本体に疲労が蓄積して損傷が生じ、20年の年月をかけて、尖塔部分の振動の波長とビル本体が揺れる振動波長が一致したことによって、両者が共鳴したためだ。

 振動が起きないようにするには、尖塔部分を撤去して、ビル本体の損傷を修復しなければならないが、すでに7月20日から工事は始まっており、約1カ月間で終了するという。その後、ビルのテナントは順次、戻ってくる予定だ。

 SEGプラザの大きな揺れは5月18日から20日にかけて、数度にわたって発生した。地上72階・地下4階のビルには、数百の企業のテナントやマンション部分の居住者、レストランや商店などが入っており、これらの1万5000人以上が避難。駐広州アメリカ総領事館も深圳や広州などに居住する米国人に対して、ビルの近くに近寄らないように注意を喚起していた。

 事態を重く見た北京の習近平指導部もこのような異常事態発生後すぐに広東省トップの李希・中国共産党広東省委員会書記に事態の原因究明と安全確認を命じた。習氏としては、中国との関係が悪化しているアメリカから、これみよがしに中国の悪口を言われているようで、中国共産党のメンツにかけても事態を早く収集しろとの厳命ともいえるものだった。

 李氏も今後の自身の出世がかかっているだけに、専門家を中心とする特別調査チームを発足させて、陣頭指揮で対応に当たったが、なかなか原因が究明できずにいたので、ようやく原因がわかって、ほっと一息ついたというところだろう。

500ⅿ以上のビルの建設を禁止

 しかし、写真を見てもらえばわかるが、SEGプラザの屋上に立っている尖塔は避雷針兼航空障害灯としては、極めて大きくて、しかも2本も必要ないように感じないだろうか。実際、中国や香港には高層ビルの最上階付近にビルの間に吹き抜けのような大きな穴が開いているような形になっていたり、最上階に牛の角のような大きな尖塔が建っていたりするようなビルを見ることができる。例えば、香港の中国銀行タワーや香港上海銀行本店ビルである。

 これは、中華圏の風水の名残で、風水とは古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた、「気の流れを物の位置で制御する」という思想である。

 中国政府は7月、500ⅿ以上のビルの建設を禁止し、100ⅿ以上のビルの建設を制限するという通達を全国の自治体に発出したが、中国の高層ビルにはSEGプラザ同様、風水に基づいて、高層階部分になんらかの「仕掛け」をしているビルも多いだけに、中国当局は今後、SEGプラザ同様の現象が起きないかどうか、中国全土の高層ビルをしらみつぶしに検査することも考えられる。

(取材・文=相馬勝/ジャーナリスト)

●相馬勝/ジャーナリスト

1956年、青森県生まれ。東京外国語大学中国学科卒業。産経新聞外信部記者、次長、香港支局長、米ジョージワシントン大学東アジア研究所でフルブライト研究員、米ハーバード大学でニーマン特別ジャーナリズム研究員を経て、2010年6月末で産経新聞社を退社し現在ジャーナリスト。著書は『中国共産党に消された人々』(小学館刊=小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞作品)、『中国軍300万人、次の戦争』(講談社)、『ハーバード大学で日本はこう教えられている』(新潮社刊)、『習近平の「反日」作戦―中国「機密文書」に記された危険な野望』(小学館刊)など多数。

パチンコ「ALL2100発」で魅了した初代「○○」!激アツ要素を受け継いだシリーズ最新作は「爆速93%ループ」!!

 昭和40年代、50年代の第一次アニメ激アツ期は、アニメソングが注目された時期でもある。そのなかでも特に多くの子どもにインパクトを与えたのが「デビルマン」である。

「あれは誰だ」のリフレインから始まり、必殺技のオンパレードとなるBメロといった高揚感あふれるオープニング。それから一転、哀愁や憂い漂う物悲しげな、それでいて心に響くエンディングテーマ。

 アニメの内容はよく覚えていなくとも、主題歌はどちらも1番なら完全に歌えるという人も多いはず。そんな名作アニメはもちろんパチンコにもなっており、『CRデビルマン』の名で2002年に登場した。

 確変中の大当りに「デビルマンのうた」、通常大当りでは「今日もどこかでデビルマン」を楽しめるようになっている。また、大当りが5回以上継続するとDB(デビル爆発)モードと呼ばれる特殊なモードに突入し、専用のBGMを楽しむことができるのである。

 演出面での注目ポイントは「変身」。劇中でもおなじみの「デッビール!」の掛け声によってアキラがデビルマンに変身するアクションをモチーフに、ここぞの場面で変身アクションが発生。リーチ中ならスーパーリーチ発展濃厚。さらに図柄のキャラも変化すれば確変図柄昇格となる。

 そのスーパーリーチは「SDリーチ」や「シレーヌリーチ」といった敵キャラとの対決が繰り広げられる。前者はムザン・ザンニン・レイコックと戦い、後半発展でチャンス。後者はデビルビームを繰り出せば信頼度が大幅にアップする。

 スペックは確変突入率1/2ですべての大当りで時短100回が付与される王道系で、大当り確率が1/356.33、ALL約2100発を獲得できる『LB』、同じ確率で出玉の少ない『MB』、大当り確率が1/325.67の『LA』と3タイプがリリースされた。

 この初代以降は、『悪魔聖戦』『覚醒』といった正統後継機のほか、派生系の『サイボーグ009vsデビルマン』や羽根物『デビルマン倶楽部』『デビルマン倶楽部α』といったシリーズ機が登場。パチンコにおいても人気を誇るコンテンツとなったのである。

 ちなみに、正統後継機は2016年に登場した『CRデビルマン覚醒』の甘デジ以降、5年ほど新作がリリースされなかったが、『Pデビルマン~疾風迅雷~』の新機種情報が公開され、P機で大復活を果たすこととなった。

 この新機種はRUSH93%ループで3カウント大当りを採用したスピード仕様という、迅速果敢で電光石火の出玉性能に大きな注目が集まっているが、本機のために用意されたスペシャルコラボの楽曲など、音楽面でも充実がなされた初代のイズムを受け継ぐ要素も備えているのである。

 これまでも、そしてこれからもファンを魅了し続けるであろう名シリーズ。その全ての原点となるのが、この初代『CRデビルマン』なのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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 今回の主役は西陣『CR爆走R241羽根物RSZ』(2006年)。ハネモノですが2006年といえば世のパチンコは、デジパチがメインとなっておりまして。既にハネモノは低迷しておりました。

 大一商会の『レレレにおまかせ』シリーズなど、ヒット機も僅かながらありましたが、この爆走R241は中々のマイナー機種だったため、名前すら覚えてない人も多いような気がします。

 元々はデジパチであった『CR爆走R241』から派生した機種でありますが、それ自体の印象が薄く、爆走どころかそのままマイナー街道を突き進むことに。

 しかしながら、特異なスペックだったためコアなファン層も密かに存在。マニアック機種好きなファンたちの間では、ちょっとした話題になりました。

 そのスペックとは賞球こそ3&10&11でしたが特筆すべきはそのラウンド振り分けです。

 既にラウンド振り分けのあるハネモノが主流でしたが、その多くはやはり最大ラウンド(15Rもしくは16R)の割合が少ないものが多数派でした。そんな中で本機は、16R=60%という高比率を実現!

 あとは7R=35%・3R=5%で特に連チャン性能なども備えておりませんでしたが、大当りの半数以上が16Rというハイスペック羽根物なのでした。

 大当りラウンド中も羽根ではなく、デジパチタイプのアタッカーで素早く消化。したがってハネモノというよりも、ちょっとした権利物に近いタイプとして認識されるのでした。

 しかし、その反面V入賞への道のりも甘くはありません。

 左側の通常ルートでは1/10の回転体があり、右側のSPルートにも1/5の回転体があります。これが中々の曲者、役物大当り確率としてはかなり辛めだったと思います。

 更にはハイスペックだったおかげで調整も厳しめのホールが多く、V入賞にはかなりの苦戦を強いられる事が多かった印象。その分V入賞した時の喜びも大きかった訳ですが、5%しかない3Rを引き当ててしまった時の落胆もかなりのものでした。

 しかし、ド派手なトラックと過激な出で立ちのトラックウーマンが描かれている盤面とは裏腹に、大当り中のサウンドは非常に可愛らしくそのギャップがまた楽しかったのです。

 とはいえ、全国のホールにも非常に設置が少なく当時からレア機種だったため私の地元にも設置は数店舗のみでした。

 稼働はそこそこで、やはり厳しめの調整でした。しかし、それでも少し運が良ければ万発程度の出玉は容易いようで、ドル箱を5~10箱ほど積み上げているのを見かける事もありました。やはり「権利物か爆裂ハネモノ」といった認識が正しいのかも知れませんね。

 トラックウーマンおそるべし!

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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転職先で感じたプレッシャーランキング、3位「仕事の内容」2位「周囲からの期待」1位は?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

キャリアアップやライフスタイルの変化で転職をした、という人は多いのではないだろうか。ただ、転職にはあるものがつきまとう。それはプレッシャーだ。プレッシャーと言っても仕事内容についてはもちろん、同僚や上司と円滑なコミュニケーションができるか?といったこともそうだろう。

2021年6月、ビジネス上の問題解決を考えるメディア・Biz Hitsが転職経験者500人に「転職先で感じたプレッシャーランキング」を調査。ランキングでは7位までが発表された。1位にはなんとも日本らしい理由が…。

転職にはプレッシャーがつきもの。経験者はどう感じていた?

 7位は「社内ルールがわからない」、6位は「前職と異なる社風」だった。どちらも社の雰囲気や、その会社独自ルールなどの仕事の進め方がその理由だ。フランクな雰囲気の会社もあれば、“The年功序列”という会社もあり、同じ業種でも注意が必要だ。また、「会社固有の社内ルール、手続きがわからない」(男性、転職時35歳)という意見も。“転職=中途採用=経験者”ということで、どちらも「教えなくても大丈夫だよね!」と思われがち。社会人経験はあっても、この会…

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人生が息苦しい人に教えたい 江戸古典落語の登場人物が持つ周囲に愛される知恵

 自分の考え方が周囲と距離があると感じたり、今、置かれている状況にあっぷあっぷしていたりはしていないだろうか。


 そんな人にぜひ読んでほしい本がある。


 『落語に学ぶ粗忽者の思考』(立川談慶著、WAVE出版刊)は私たちの「あるある」な悩みを、落語を例に出しながら、そんなに思いつめなくても大丈夫と説いてくれる一冊だ。


 現代は、ちょっとでも逸れたことをすると批判を受けるし、いつも「人並」「普通」を求められる息苦しさがある。これまで、はみ出し者や負け組でも生きやすい世の中はあったのだろうか?

 

■あわて者だけど憎めない存在の「粗忽者」


 実は、江戸時代の庶民社会は、多様性を許し、少数派さえも優しく受け入れる社会だったと著者で落語家の立川談慶さんは述べる。


 それは、古典落語に登場するはみ出し者たちへの呼び名に表れている。


 本書のタイトルにも使われている「粗忽者」(そこつもの)は「あわて者」「そそっかしい人」のこと。率直に言えば「ドジ」「間抜け」といったところだが、「粗忽者」にはどこか憎めず、応援したくなる人間臭い一面がある。


 他にも「八っつぁん」は「パッとしない男」、「与太郎」は「馬鹿で呑気」というニュアンスがあったが、こうした短所がありながらも、江戸時代の「長屋」では愛され、大事にされていたようだ。


 多様性があり、誰もが自分の居場所を持っていた。それが落語で描かれる江戸の庶民社会だった。

 

■目次を読んだだけでなんだか元気が出てくる?


 本書は、一つ一つの悩みに対して談慶さんが一作の落語を交えながら回答していく形でページが進んでいく。


 まず面白いのが目次だ。悩みに対して、すでに答えが簡潔に書かれている。「ああそうだな」と思える項目が多く、読んでいるとなんだか元気が出てくる。


人に嫌われているような気がしてしまう
 →「他人目線」での自己チェックに長けている


うまくいかないのは全部自分のせいだと思ってしまう
 →責任感が強いということ。それを良い方向に利用する


人と比べて劣っていると感じてしまう
 →能力の凸凹は愛すべきもの。「多様性」を形づくる大切な要素だ


自分が我慢すればいいんだと思ってしまう
 →忍耐強さがあり、トップの器が備わっているということ


的外れなことばかりして空回りする
 →「ズレた人」の存在があるから人類は進歩を続けられる


「忘れスイッチ」を押す
 →「忘れること」とは心を守る能力であり、リセットの好機


 気になるものばかりだが、この中から1つピックアップして、その内容をご紹介しよう。

 

■人に嫌われているような気がしてしまう→「他人目線」での自己チェックに長けている


 自分は嫌われているんじゃないか…。そんな思いから、積極的に人と接することができず、自己嫌悪に陥ってしまってはいないだろうか。


 しかし、「自分は嫌われている」と思っているからこその強みがある。それは、周囲に対して謙虚さを持って振る舞えているということだ。「相手に不快な思いをさせているんじゃないか」と自分を律しているわけだから、誰かに迷惑をかけることも少ないはずである。


 談慶さんは、「百年目」という落語を取り上げ、その主人公である治兵衛の振る舞いに寄り添いながら、「嫌われている」と思っている人は、自分自身を抑えることに長けた「ブレーキ上手」だとして、そういう自分を誇りに思ってほしいと述べるのだ。


 「ひとり上手」「忘れスイッチ」などパワーワードが満載の本書は、今、自分の考え方や置かれている状況にあっぷあっぷしている人にとっての浮き輪代わりになるような一冊だ。


 気持ちがふっと楽になる落語10選も掲載されており、落語に興味があるけれどまだ触れたことがない人にとっては入門書にもなる。


 落語の世界に浸ると、どんな自分でも大丈夫なような気持ちになる。ぜひ、本書を通して、江戸時代の人情溢れる世界に飛び込んでみてはいかがだろう。(新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

東京五輪組織委は選手をコロナから守る気なし!“濃厚接触者との対戦拒否できず、拒否したら負け”のルールがこっそりできていた

「安全安心」が聞いて呆れるずさんなコロナ対策が次々明らかになっている東京五輪だが、問題は、水際対策のザルぶりや選手村のバブル破綻だけではない。選手じたいが感染危機に晒されるような競技運営が平気でまかり通っている。  その典型が、サッカー男子の日本代表と南アフリカ代表の試合...

マクドナルド一番好きなメニューランキング、3位てりやき、2位ダブチ、意外だった1位は?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

名前を聞いたとき、匂いを嗅いだとき、無性に食べたくなるマクドナルド。お手頃価格でサッと食べられるマクドナルドに、誰もが一度はお世話になったことがあるはず。今回、そんなマクドナルドメニューの人気ランキングが発表された。

「好きなマクドナルドのハンバーガーランキング」では「ビッグマック」が堂々の1位に輝いていたが、本ランキングはハンバーガーに限らずすべてのメニューが対象となる。あなたの推しメニューはランクインしているだろうか。それでは早速ランキングを見ていこう。

10位~4位の大半をバーガーメニューが占める結果に

 gooランキング編集部が実施・発表した調査によると、一番好きなマクドナルドのメニューランキング10位は「ベーコンレタスバーガー」、9位は「チーズバーガー」がランクイン。続く8位には朝マックの定番「ハッシュドポテト」、7位には「チキンマックナゲット」とサイドメニューたちが食い込んだ。そして6位には「えびフィレオ」、5位に「フィレオフィッシュ」とシーフード系のハンバーガーメニューが続く。先日のハンバーガーランキングで王者に輝いた「ビッグマック」は4位となった。

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パチンコ新台「一撃2000発×71%ループ」の双撃マシンがまもなく! 運が試される「激アツ情報」も要チェック!

 昨年リリースの『Pとある魔術の禁書目録』が大ヒットを飛ばすなど、パチンコメーカー・藤商事は新時代においても抜群の存在感を放っている。その勢いはとどまることはしらず、8月2日には鉄板コンテンツ『暴れん坊将軍』の最新タイトルをリリース予定だ。

 2021年同社最初のミドルタイプとなる『P 真・暴れん坊将軍 双撃』。ヘソ大当り時の50%でRUSHへ突入する1種2種混合タイプで、出玉増加の軸となる「真成敗RUSH」突入率は約64%。RUSH継続率は約71%となっている。

「真成敗RUSH」では電サポ100回が付与され、この間に1/82で抽選される大当りを射止めることで連チャンを伸ばすゲーム性。1種2種混合タイプだが、ST機のような感覚で楽しめる仕様だ。

 そして、ここでの大当りはオール2000発の出玉が吐き出される「双撃ボーナス2000」がスタート。これは「8R(1000発)×2回」のセットタイプで、新規則機の出玉上限(1500発)を上回る画期的なシステムとなっている。

 さらに、本機には遊タイム機能が搭載されており、通常時957回転消化で発動。ここでの大当りは「約2000発」が得られ、ラウンド消化後は真成敗RUSHへと移行する。

 約2000発の大当りが71%でループするということで、ツボにハマった際の出玉感は現行機トップクラスだろう。それに加え、RUSH突入率は比較的高く、救済機能も万全と、安定感も兼ね備えたスぺックといえそうだ。導入後の稼働が楽しみな一台である。

 そんな『暴れん坊将軍 双撃』を盛り上げるべく、同社は7月26日より導入直前キャンペーンを実施中。導入直前の8月1日まで「QUOカードpay2000円分」が“毎日5名”に当たる激アツキャンペーンとなっている。

 応募方法は同社公式Twitter(@fujimarukun777)をフォローし、該当ツイートをリツイート。当選者は後日ダイレクトメールにて発表されるという。

 なお、該当するツイートは毎回異なる模様。必ず最新の投稿をチェックしてキャンペーンに参加しよう。

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「メルカリで売買しているもの」ランキング、1位は? 効率よく売れるかもしれない狙い目は下位?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

不用品売買アプリ「メルカリ」に関するアンケートが行われた。「メルカリで売買しているもの」の項目では、販売・購入ともに1位から3位までがまったく同じ内容という結果になった。昔からある使い古したものというよりは、「買ってもう満足した」「自分はもう飽きた」というものをサクサクと気軽に売買していけるところが人気の秘訣(ひけつ)なのかもしれない。あなたが売り買いしている商品はトップ3に入っているだろうか?

3位と2位には「飽きるもの」がランクイン

 お金に関するウェブメディア「まねーぶ」で、全国の20~60代のメルカリ利用者500人を対象に調査が行われた。「メルカリで売買しているものとは?」という設問への回答をランキング化したところ、販売・購入ともに1位から3位までが完全に一致する結果になった。  まず3位が「雑貨、インテリア、日用品」。皿やカトラリー、キッチン用品、照明やイス、観葉植物など商品はさまざまだが、比較的生活に密着したモノが多いよう。食卓や部屋の風景は定期的に模様替えしたくなるが、メルカリはそんなときに頼られているのかもしれない。  次に2位には「本、音楽、ゲーム…

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