日本のエシカル消費推進のヒントは、メルボルンにあり!

先日、電通は「エシカル消費 意識調査2020」(以降、本調査)の結果を発表しました(リリースはこちら)。これまでの連載では、エシカル消費とは何か、そして国内でのエシカル消費に対する消費者の意識と傾向、企業が取り組む際のポイントについて紹介しました。

最終回は、本調査から見えた、消費者のエシカル消費意向にどのように応えていくべきか、エシカル消費の先進都市・メルボルンの事例を交えながら考察します。

<目次>
カーボンニュートラルを実現したメルボルン
異業種が連携したポイントサービスで、再生可能エネルギーの選択を後押し
自治体、企業、チャリティ団体が連携して、「食品ロス防止」「地産地消」に取り組む
「価格」と「商品メリット」への納得感を出すためには?

 


カーボンニュートラルを実現したメルボルン

私は現在、オーストラリア・メルボルンに在住し、この地の大学院で、文化産業における社会課題や社会起業について研究しています。緑に囲まれ、芸術色豊かなメルボルン。世界で最も住みやすい都市として有名ですが、2020年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするという野心的な目標を2003年に掲げるなど、気候変動の原因となる排出物への対策を早くから始めた都市の一つです。

そして、2012年以降、メルボルン市が運営する建物や関連事業、季節ごとのイベントなどを、再生可能エネルギーでまかなう取り組みを進め、削減できなかった二酸化炭素排出量をオフセットすることで、毎年、カーボンニュートラル認証を取得しています(※1)。

街中を走るトラムはまもなく再生可能エネルギーのみで動くようになり、企業もより環境に優しい建物や100%再生可能エネルギーを選択するよう取り組んでいます。2016年に政府機関(Sustainability Victoria)が市民に行った調査では、80%の人が気候変動に対して行動することを望んでおり、87%の人が地方自治体は行動を起こすべきだと考えているなど、市民のエシカル意識は高い傾向にあります(※2)。

このように、自治体、企業、消費者がそれぞれの立場でそれぞれエシカルな消費に取り組むメルボルンには、日本がエシカル消費に取り組む上で役立つ、さまざまなヒントがあります。

エシカル消費
メルボルンのランドマーク、セントポール大聖堂。



 

異業種が連携したポイントサービスで、再生可能エネルギーの選択を後押し

本調査から、産業ごとのエシカル消費への取り組み度合いは、消費者の現状認識と期待値に差があることがわかりました。日本市場において今後の取り組みへの期待が最も大きいのは、電力・火力・水道などのエネルギー/インフラ業界という結果が出ました。中でも、再生可能エネルギーの消費意向が高くなっています。

エシカル消費


また、意向はあるものの購入経験のない消費者が多く、エシカル消費へシフトするきっかけや理由が求められる業界としても、エネルギー/インフラ業界が挙げられています。

エシカル消費

一方で、オーストラリアでの引っ越し時に、電力・火力会社を選んだ際、再生可能エネルギーの選択肢が非常に身近であることに気がつきました。オーストラリアは、化石燃料から水素への移行に国を挙げて取り組んでいる最中ですが、民間エネルギー会社や私の通う大学も研究事業への多額の投資を行っています(※3)。

例えば、エネルギー業界のリーディングカンパニーであるオリジン・エナジー(Origin Energy)は、再生可能エネルギーを積極的に取り入れており、サービスの質が高いために人気が高く、2032年までに石炭火力発電から撤退することを約束しています(※4)。

企業側の工夫として、オリジン・エナジーは、大手スーパーマーケットのウールワース(Woolworths)のポイントシステム「everyday rewards」に参入しており、月々の支払いがポイントに加算され、また、オリジン・エナジーに契約した際、ポイントがもらえるなどのキャンペーンで連携しています。

ためたポイントは、同ポイントシステムのパートナー企業である、カンタス航空や、Big W(大手日用品ブランド)、BWS(飲料ブランド)など10社以上で使用できます。ウールワースはオーストラリアの主要スーパーの中でも地域社会への貢献やフードロスへの取り組みに積極的で、さまざまな企業とも提携しており、エシカル意識の高い消費者がエネルギー会社を選ぶときに再生可能エネルギーを選択しやすい、と感じました。
 

自治体、企業、チャリティ団体が連携して、「食品ロス防止」「地産地消」に取り組む

本調査で、人々の認知・共感・実施意向が特に高かったのは「再生可能エネルギー」に加えて、「食品ロス防止」「地産地消」という結果になりました。

エシカル消費

オーストラリアでも食品ロス問題は深刻で、自治体に加えて企業が地域のチャリティ団体などと共に取り組む事例がみられます。
 
●コンポスト用に食品・植物を回収
自治体ごとにルールは異なりますが、私が住むエリアではLandfill(燃えるゴミ)、リサイクルに加えて、各家庭にコンポスト(肥料)用のボックスが配布され、食品と植物を回収しています。他にも、コミュニティごとに公園にコンポスト用ボックスが設置され、肥料がコミュニティガーデンで使用されるなど環境が整っています。

日本でも、コロナ禍で自炊が増えたことにより、自宅用コンポストボックスに注目が集まった印象を受けます。しかし、肥料の使い道に困るという声も聞くため、「食品ロス防止」については自治体がリーダーシップをとってシステムを整えることで、より多くの人が参加しやすくなるのではないでしょうか。

エシカル消費
コンポストボックスには何が受け入れ可能かイラストで表示。料理時には、それを見ながらゴミを分別します。


●チャリティ団体や農家と企業の連携
前述した、大手スーパー・ウールワースは、3つの飢餓救済チャリティ団体と提携し、数百の店舗からまだ食べられる余剰食品を回収。年間2000万食以上の栄養価の高い食事を、ホームレスの方々や難民、パンデミックの影響によって仕事を失ったビザ保有者らに無料で提供することで、食品ロスへの対策を実施(※5)。他にも、地元の農家と協力して、余った食品を動物の飼料や農場の堆肥として利用しています。こうした組織同士の提携を促進することで、消費者が間接的に食品ロスや飢餓といった社会課題に貢献できる機会が広がるでしょう。

エシカル消費
オーストラリア最大のチャリティキッチン、フェアシェア(FareShare)。冷蔵機能付きのバン(写真左)で食材の救済を行い、ボランティアが栄養価の高い食事をキッチン(写真右)で調理。フェアシェアが所有する畑でとれた野菜も加えることでより栄養価を高め、さまざまな理由で食の貧困に陥っている人々へ無料で提供しています(※6)。


●地産地消への高い意識
メルボルンでは、3つの大きなマーケットで常に地元の野菜や肉、魚介類を購入できる環境にあり、生活の中で地産地消を意識する機会が多いように感じます。大手スーパーでもオーストラリア産と書かれた食材が並び、自治体によってはコミュニティガーデンがあり、街中ではよく、“SUPPORT LOCAL(地元産業を支援しよう)”というサインを目にします。消費者が食品、日用品、あらゆる産業において地元のものを選択することや地産地消を意識することで、環境面・社会面・文化面のいずれにおいても良い影響を与えることができます。

エシカル消費
(左)地元の野菜や果物がお得に買える詰め合わせ。Prahranマーケットにて。(右)地域に根ざした店舗や道端で見かける看板。




 

「価格」と「商品メリット」への納得感を出すためには?

本調査から、消費者のエシカルな商品の購入には「価格」と「商品メリット」への納得感が大切であることがわかりました。感じ方には個人差があるため、ここでは、筆者が双方の面で納得したエネルギー会社の具体例をピックアップしてご紹介します。

エシカル消費


●「価格」での工夫
エネルギー会社を選択する際、前述のエネルギー会社オリジン・エナジーのベーシックプラン(使用電力のうち25%が再生可能エネルギー、使用ガスは100%天然ガスエネルギーのプラン)は、再生可能エネルギーを使用していない他社のプランとは、1人暮らし世帯で年間20~30豪ドル(約2000円)の価格差となりました。

他にも、再生可能エネルギーを50%や100%にすると、どの程度金額が上がるかの説明が表示してあり、ソーラー発電設備を住居に設置することなど、細かく設定することも可能でした。予算に合わせて少しずつ再生可能エネルギーを取り入れられるシステムや、前述のポイント制度は価格面での納得感につながりました。

●「商品メリット」での工夫
環境面での商品メリットを感じて再生可能エネルギーを選択している消費者にとって、納得感が高いと感じられるサービスを2つご紹介します。まず、オリジン・エナジーではエネルギー使用量がアプリ上に2時間おきに反映され、それに連動した請求額の変動もリアルタイムで見ることができます。

次に、電力需要が高い「SpikeHours」と呼ばれるピーク時に省エネ目標を達成したユーザーに報酬を与える「Origin Spikeプログラム」を実施しています。ユーザーは、想定を上回る結果を出すことでポイントを獲得し、PayPalキャッシュやギフトカードに交換することができます(※7)。

「SpikeHours」の時刻通知メールでは、再生可能エネルギーへの移行が進む中で、電力網の負荷を減らすために協力し合いましょう、と呼びかけています。企業側がエシカル意識の高い消費者にきちんとサービスを届けることと、消費者側も企業の提供するサービスに積極的に参加すること、双方の行動によって、経済的にも許容可能で環境面への負荷の少ないエネルギー源を確保していくことにつながると思いました。

今回は、本調査をもとに一部の業界の海外事例を紹介しました。これまでの連載でお伝えした通り、エシカルな商品とサービスに対する消費者の需要は国内外で拡大しており、あらゆる企業の活動は、SDGsの達成や持続可能な社会の実現に大きく貢献することができます。地方自治体や企業、チャリティ団体、消費者がそれぞれの立場で取り組む課題は異なりますが、志を共有する組織同士が垣根や国を超えて協力し合うことが必要です。

<参照元>
※1 Climate Change  Mitigation Strategy to 2050, Melbourne together for 1.5℃[Government Report]
https://www.melbourne.vic.gov.au/sitecollectiondocuments/climate-change-mitigation-strategy-2050.pdf
 
※2 Sustainability Victoria [Government Website]
https://www.sustainability.vic.gov.au/
 
※3 JETRO (2020) オーストラリアにおける水素産業に関する調査https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/01/82b3276826014c69/20200042_02.pdf

※4 Origin Energy sustainability and renewables [Company Website]
https://www.originenergy.com.au/about/sustainability.html

※5 Woolworths Sustainability [Company Report]
https://www.woolworthsgroup.com.au/icms_docs/195782_2020-sustainability-report.pdf

※6 FareShare [Company Website]
https://www.fareshare.net.au/what-we-do/

※7 The Origin Spike program  [Company Website]
https://www.originenergy.com.au/spike/



【エシカル消費 意識調査2020の概要】 
・対象エリア:日本全国
・対象者条件:10~70代の男女
・サンプル数:性年代別に各125人ずつ、計1000人を人口構成比でウエイトバック集計
・調査手法:インターネット調査
・調査期間:2020年11月18日~25日
・調査機関:電通マクロミルインサイト
※構成比(%)は小数点以下第2位で四捨五入しているため、合計しても必ずしも100%にならない場合があります。

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パチスロ『番長×牙狼』に続く朗報! 新たな王道への挑戦…「鬼がかり3000スペック」参戦が話題!!

 パチスロ6号機時代で抜群の存在感を放っている大都技研。2021年も万枚報告が多数確認されている『政宗3』や、ボーナスとRTの合算確率は設定1でも約1/ 87.7とシリーズ屈指の遊びやすさが特徴の『もっと!クレアの秘宝伝 女神の歌声と太陽の子供達』を導入しホールを盛り上げている。

 そんな同社は「渾身の一作」を発表。「『番長』『牙狼』2つの遺伝子による奇跡のコラボレーション」と紹介されたパチスロ新機種が話題だ。

 大都技研とサンセイR&Dの協力のもと開発された『牙狼 -黄金騎士-』のティザーPVが公開中。動画内では『押忍!番長』シリーズを思わせる演出や、「牙狼絵柄」が揃うリールアクションなどを確認できる。

 語り継がれる初代の衝撃デビュー以降ホールの主要機種として君臨し続けている『牙狼』と、パチスロ分野を代表する超大物シリーズ『押忍!番長』の強力タッグが実現。ファンを歓喜させる仕上がりとなっているのだろうか。続報が非常に楽しみだが…。

 同社に関する新機種で熱視線を浴びているのは、『牙狼 -黄金騎士-』だけではない。

 高い人気を誇る『Re:ゼロから始める異世界生活』シリーズ最新作が満を持して登場する。

「パチンコ新機種『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』のティザーPVが公開されましたね。映像では『鬼がかり3000スペック誕生』と紹介。『3000発の出玉がポイント!?』との情報がありましたが、内容通りである可能性は高そうです。

前作は一度RUSHに突入すると70%でループする仕様が特徴。小当りRUSH突入時の平均期待出玉は約6400発と強力で、『一撃4万5000発』など出玉性能の高さを体感したユーザーから歓喜の声が浮上しました。評価は様々でしたが、デビュー後はまずまずの反響を得ていた印象です。

異なった魅力を秘めていそうな最新作は、どのような評価を得られるでしょうか。早くも『こっちが本命だったのでは?』『爆発力が高そう』と期待する声が浮上している様子。スペックの詳細が気になるところです」(パチンコライター)

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吉本社員「さっさと辞めろ」…梶原雄太、吉本の退所を示唆、公然と事務所へ批判を展開

 あのお笑いタレントと所属事務所の間で“不穏な空気”が漂っているようだ――。

 監督・脚本を手掛けた絵本『えんとつ町のプペル』(16年)が累計発行部数55万部を記録する大ベストセラーとなり、主宰するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」は会員数7万人を誇る西野亮廣(キングコング)。その相方である梶原雄太が、19日にキングコングのYouTubeチャンネル上に投稿された『【大事件】梶原も吉本興業を退所するかもしれません』というタイトルの動画内で、以下のように発言したことから物議を醸している。

「俺、ものすごい(所属する)吉本(興業)に怒ってるんです」

「(吉本本社で犬の撮影をしたいと申し入れしたが)『ワンちゃんはNGなんです』って言われてさ、調べたら(千原)ジュニアさんの動画で普通に犬と撮影していて。もう1回確認したら、OKが出て、そこで若干の不信感があったのよ」

「今度はルミネtheよしもとの楽屋で撮影したいな、と。西野が(吉本を)退所したから、ルミネに出る機会がなくなってね。1、2年ぶりのルミネで、面白いかなと思って。それを会社に言ったら、『すみません、無理です。ルミネでは徹底しておりまして、出番以外の人間、吉本の社員、マネージャーであろうと、もちろん外部の人間は一切入れないようにしているです』って」

「今度は(新型コロナウイルスの)感染対策をきっちりとしてね、ルミネを貸し切りにして、舞台で撮影したいと申し込んだら、『ダメです。それも出番以外の人に該当してしまうからNGです』」

「思いっきり芸人さんと、吉本外のお客さんと楽屋で写真撮ってんねん!」

「今までで一番キレたんちゃうんかなと。ちゃんとルミネのスタッフが案内してるのよ。そこは徹底せなアカンでしょ。俺たちも死ぬ気でYouTubeやってるわけよ。死ぬ気でもって会議で絞り出してるわけ。こんなかたちでね、SNSの写真でぶち壊されてね」

 これを受け西野も「梶原さんの言い分を聞いて“(吉本は)どうなんだ?”とは思いましたよ」と言い、吉本の対応に疑問を呈した。

相次ぐ騒動

 吉本退所の示唆といえば、今年1月に吉本を退所した西野も、退所直前にTwitter上で「吉本興業の対応がナメ腐っていたので、会社ごとガン詰めしました」などと事務所批判を展開し、「退社する可能性も含めて、吉本興業と慎重に話し合いを進めています」と投稿していた。吉本社員はいう。

「もともとウチの大﨑洋会長は、絵本やオンラインサロンなどを成功させた西野のビジネスセンスを高く評価しており、会社の将来を見据えて見習うべき点も多いという考えだった。2人は直でメールのやりとりをするほどの関係で、西野は退所にあたって大﨑さんに直接報告もしていた。ただ、吉本と仲たがいのようなかたちで辞めていった西野に対し、大﨑さん的には今は“なんとも思っていない”というのが正確なところでは」

 実際に大﨑会長は今年2月発売の週刊誌「フライデー」(講談社)の取材に対し、「西野君は(吉本について)言いたい放題やったから。マネージャー個人のこともあるし、吉本という会社に対しても、役立たずみたいな考え方やから」「社員の士気や熱意は急速に萎(しぼ)んでいったと思う」などと微妙な返答をしている。

 では今回の梶原の発言も、退所への前触れなのだろうか。

「梶原の場合はYouTubeチャンネルを立ち上げる際、吉本から金銭面も含めてサポートを受けており、事務所には恩がある。にもかかわらず、公然と事務所批判を展開しているわけで、“だったら、さっさと吉本を辞めれば”というのが社員たちの本音。

 吉本のタレントは、社員的には“面倒なタレント”と“そうでないタレント”の大きく2つに分かれ、前者の典型が西野や友近、極楽(とんぼ)の加藤浩次。西野と加藤はすでに事務所を去り、どちらかといえば梶原もこっちの部類。過去に失踪騒動を起こしたり、ギャラの取り分についてうるさく会社幹部に要求したり、最近では関西お笑い界の重鎮、上沼恵美子を怒らせたりと、何かとトラブルメーカーですからね」(同)

上沼恵美子“激怒事件”

 梶原は2003年、過労による過度のストレスで心身を壊し、コンビは活動休止となり、西野や事務所にも居場所を明かさず数カ月間にわたり“失踪”。2018年頃から“カジサック”の名でYouTuberとしての活動が目立ち始めてからは、徐々にテレビでの露出も控えめになっていたが、昨年6月にはレギュラー出演していた関西の2番組、『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)と『上沼恵美子のこころ晴天』(ABCラジオ)を同時に降板。両番組でMCを務めていた上沼は『こころ晴天』内で、

「梶原君がね、『東京からしんどい』っていうことで、行ったり来たりが。忙しくなってきてるしね。Youtubeからなんから」

「私も突然聞かされて、“へぇっ”と思ってるんですけども」

と説明。さらに同年7月発売の「女性セブン」(小学館)で直撃取材を受けた上沼は、「(『えみちゃんねる』内での)梶原くんの返しがものすごく下手だったの」「全く役に立っていないとね。それで、吉本さんから辞めさせたいと申し出があった」と語り、2人の確執が取り沙汰される騒動となった。

「問題が起きた『えみちゃんねる』の収録は、緊急事態宣言があけて梶原にとっては久しぶりの収録だった。そこで梶原が何か上沼の神経に触れる言動や失礼だと受け取られる言動をしたのか、もしくは通常通りの収録ができない状況が続きストレスがたまっていた上沼が、収録に参加できない梶原が連絡も寄こさずに相変わらずYouTuberの活動に熱をあげていることを“おもしろくない”と感じてキレたのか。いまだに真相はわかりません」(テレビ局関係者)

 確かに梶原のこうした過去を振り返れば、吉本としては“手を焼いていた”という見方もできなくはないが――。

「梶原は現在、テレビの仕事は少なく、劇場にも出ておらず、活動の大半はYouTube。いくらYouTuberで成功しているといわれても、事務所からしてみれば“だから?”という感じ。もちろん事務所のほうから退所を促すことはないですが、もし梶原のほうから退所を切り出されれば、会社も引き留めることはないでしょう」(前出と別の吉本関係者)

 その梶原は20日、自身のYouTubeチャンネル「梶原雄太の部屋」を更新し、19日の動画での“吉本批判”について「いろいろと話し合いをして解決しましたし、納得しました」と語っているが、事務所との溝は深いようだ。

(文=編集部)

 

パチスロ6号機でも「出玉率103%オーバー」激アマ旋風が再来!? 超ロングヒットを記録する人気マシンの激アツ情報も話題に!

「設定1でも理論上勝てる」そんな“激甘スペック”を5号機で流行らせ、異例の高稼働を実現したサミーの『ディスクアップ』。完全攻略時の出玉率は設定1で103%オーバー、また目押し力がそこまで高くなくても非常に遊びやすいスペックということで、幅広い層から人気を博する一台だ。

 そんな本機も、2018年2月開始の規則改正に伴い、来年1月末を目途に撤去される予定だが、先日後継機と思われる『S ディスクアップ2 ZF』(サミー)が検定を通過。以前から6号機版での登場がウワサされていただけに、ファンからは「やっぱ出るのか!」「6号機でもディスクアップ一筋でいきます!」などと、早くも喜びの声があがっている。

「具体的なスペックはまだ明らかになっていませんが、6号機で登場するということはボーナスの獲得枚数に変化がありそうです。先代はBIGボーナスで最大251枚を獲得できるのに対し、6号機版は同等もしくはそれ以下になると思われます。

そして気になるのは、やはり設定1の出玉率。この点に関しては、オーイズミの『ひぐらしのなく頃に祭2』が “フル攻略で103%”という同様の出玉率を実現しているので、新規則でも激アマスペックが作れることはすでに立証済。つまり、6号機版『ディスクアップ』も勝ちやすいスペックで登場する可能性が高いということです」(パチンコライター)

 新時代でも『ディスクアップ』旋風を巻き起こせるのか。一部の情報によると、「現行機の撤去日に合わせて導入されるのでは?」とのことなので、来年以降の動向にも要注目だ。

 そんな『ディスクアップ』だが、現在同社のオンラインショップ「サミー商店」では、「DISCUPグッズ発売記念 フォロー&RTキャンペーン」を実施中。抽選で各1名に「バケットハット」「ウエストバッグ」「ワークキャップ」が当るという、ファンなら絶対に見逃さない内容となっている。

 応募方法は公式Twitterアカウントをフォローし、対象のツイートをリツイート。ご希望の商品がある場合は「記載の上、引用リツイートをしてください」とのことだ。

 なお、応募期間は9月27日まで。ご興味ある方は応募してみてはいかがだろうか。

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パチスロ「爆裂の新時代が幕開け」設定不問の爆発力で時代を変えた二大巨頭!【5号機を支えたトップメーカーの軌跡~サミー編~③】

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パチスロ6.2号機に「11万発」スペックを完全移植! 終了後は再びAT突入チャンスも!?

データ共有プラットフォーム「delika」、ディスカッション機能を追加しデータによる価値創出を促進

 企業のデータ活用を総合的に支援する、株式会社コネクトデータ(本社:東京都千代田区 代表取締役:安部晃生 以下コネクトデータ)は、データ共有プラットフォーム「delika」に、各データセットに対する議論ができるディスカッション機能を9 月13 日(月)より追加いたします。

「delika」は、オープンデータやビジネスデータを組み合わせることで、価値創出を実現するデータ共有プラットフォームです。あらゆる業種業界の企業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)が喫緊の課題となる中、DX実現に向けた重要な要素である、データ活用を支援しています。

 この度コネクトデータは、データによる価値創出をさらに促進するため、「delika」で公開されたデータに関して議論ができるディスカッション機能を追加いたします。データセット※ごとにデータ提供者とデータ利用者が双方向に交流できるディスカッションスペースを開設し、これにより、データセットに関する質疑応答やリクエスト、データからど
のような価値を導き出せるか等の議論が可能になります。

 コネクトデータは今後も、「テクノロジーによりデータが適切に活用される世界」というビジョンのもと、あらゆる組織や個人のデータ活用を支援し、「データの民主化」をめざしてまいります。

※データセットとは、何らかの目的や対象について収集され、一定の形式に整えられたデータの集合のこと。

【「delika」について】

「delika」はデータの社会的インフラをめざし、「コスト」や「IT 人材不足」などが懸念点となっている中小企業のお客さまや個人のお客さまも導入しやすい、「データの民主化」を実現するプラットフォームです。複数のユーザーでデータセットを安全に共有することができ、シンプルなSQL により、企業内外のデータを組み合わせながら、分析までをワンストップで実現します。

U R L:https://delika.connecto-data.com/

【コネクトデータについて】

株式会社コネクトデータは、企業におけるデータ活用を支援します。データ活用に関する戦略策定、データ分析、人工知能(AI)等データ活用に関するシステムの開発・運用、社内におけるデータ活用人材の育成、各種セミナーについてご相談ください。

【コネクトデータ会社概要】

・名称:株式会社コネクトデータ(Connecto Data Inc.)

・設立:2018 年5 月25 日

・代表:代表取締役 安部晃生

・所在地:東京都千代田区神田佐久間町一丁目8 番4 号 アルテール秋葉原708

・事業内容:データ活用に関するコンサルティング、受託分析、開発、教育・人材育成、執筆、講演

・企業ビジョン:テクノロジーによりデータが適切に活用される世界

・U R L:https://connecto-data.com

JRA 新型コロナ感染2週間で復帰も「めちゃめちゃ元気」! 関係者からは“元気印”、ファンから“穴男”ジョッキーが「復活」アピール!

 9月に替わって間もなく、日本競馬界に激震が走った。なぜなら新型コロナウイルス蔓延から約1年半経って初めてJRA騎手への感染が確認されたからである。

 陽性が判明したのは丸山元気騎手と江田照男騎手の2名だ。幸い大規模な集団感染は確認されず、交流重賞の乗り替わり程度で済んだのは不幸中の幸いだろう。

 特に驚いたのが、江田照騎手の感染判明だ。ファンからは「穴男」の印象が強いが、実はトレセン内では、「元気印」として有名な存在。真夏でも真冬でも全身ピンクの半袖姿で調教に騎乗しており、ベテランの柴田善臣騎手も「エダテルには敵わん」と、舌を巻くほど。

 また、平松さとし氏の取材には「この格好でも風邪をひいた事がない丈夫な身体」と、答えている江田照騎手。それだけ丈夫な身体の持ち主も陽性にしてしまうのが、新型コロナの恐ろしい点かもしれない。

 しかし、早々に丸山騎手と共に復帰しているのはさすが。復帰初日となった15日もトレードマークの全身ピンクの半袖姿でトレセンに姿を現すほど元気で、スポーツ報知の取材に「(コロナの)症状は特に出ませんでした。めちゃめちゃ元気ですよ」と、答えている。

 新型コロナに感染し、症状や後遺症に悩まされる人々が相次ぐなか、特段問題なく復帰できているのは「元気印」の看板に偽りなしといったところか。また、復帰直後のレースでも「穴男」江田照男らしい騎乗を披露し、「復活」をアピールしている。

 舞台は19日中山7Rの芝1800mで行われた3歳上1勝クラス。江田照騎手は、11番人気のヤマニンデンファレ(牝3歳、美浦・辻哲英厩舎)に騎乗した。

 好スタートを切ると、内の各馬が先手を主張しなかったことも幸いして「行けるものならば行ってほしい」という辻師の指示を守ることに成功する。

 前半3ハロン37.4秒、1000m通過61.7秒のスローペースでレースを引っ張れば、雨で馬場が荒れようとも開幕2週目の馬場だ。同じ3歳馬が後方から追い込んできたが、そう簡単に止まらず、同級生の追撃を凌ぎ切った。

 復帰後の初勝利が逃げ切りとは、まさに江田照騎手らしいと言える。「穴男」の異名でファンに親しまれている江田照騎手だが、特に逃げ切りで穴を開けることで知られている。その中でも有名なのが、12年日経賞(G2)のネコパンチだろう。

 14頭立ての12番人気のネコパンチに騎乗すると、大逃げの大胆な作戦に打って出る。一見、「暴走」と勘違いしてしまうほど後続とのリードを大きく開いたが、要所でペースを落として体力を温存。余力十分な状態で4コーナーを回ると、ルーラーシップ、ウインバリアシオンといった実績馬に屈せず。3馬身差で快勝した。

 また、勝利はしていないが大穴を開けたことでファンの記憶に残っているのが、15年のヴィクトリアマイル(G1)だ。

 このときは、単勝オッズ唯一の200倍台と断トツの最低人気だったミナレットとコンビを組んだ。各馬が東京の長い直線を意識して道中脚を溜めるなか、それをよそにミナレットは後続を離した逃げ。直線に入ってもなお後続が追い上げてこず、ミナレットのひとり旅はゴール直前まで続いた。最後は3着となってしまったが、3連単2070万馬券の大波乱を起こした立役者として今も語り継がれている。

 新型コロナの収束が未だ見えず、入場者数制限下での競馬開催だが、コロナに感染しても変わらず存在感を発揮している江田照騎手。今週末もテレビ・ラジオ観戦のファンへ「穴男」の名にそぐわない伏兵馬を馬券圏内に持ってくる騎乗に期待したい。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

河野太郎氏、親族企業の関連企業、中国共産党の影響が取り沙汰…エネルギー政策への影響も懸念

 次の衆院選の“顔”は誰になるのか。河野太郎規制改革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行ら4人が立候補して始まった自民党総裁選。4氏の乱立という、各派閥の統制が取れていない混沌とした状況から、党内では「決選投票は確実」との目算が高まっている。

 各候補者の支持者や党所属議員が自身の生き残りをかけた多数派工作に血道を上げているが、そんな党内の混迷を象徴するかのような状況が現出したようだ。20日夜から、河野氏の公式Twitterアカウントに、以下のような投稿が相次いだのだ。

「北京日端电子有限公司 日本端子(河野一族)60%120万ドル 残りの40%80万ドルを出資している(陳炎順氏)の会社です」(原文ママ、以下同)

「自身の政策とチャイナに支社展開中の河野家経営の日本端子の関係を教えて下さい。①日本端子はソーラーパネルに搭載されるコネクタ開発していますが家族が利するための政策では?②支社がチャイナにあることで対中政策を厳しくできないのでは?投票前に説明責任あると思います」

「河野氏関与の日本端子と中国共産党との関係」に懸念広がる

 投稿者らは、信用調査会社のデータ、中国メディアの報道などをもとに、コネクタ・端子製造の日本端子(神奈川県平塚市)と河野氏の関連を指摘していた。

 前述の投稿にあるように、河野氏の父で元外相・衆議院議長の洋平氏は同社の大株主であり、弟の二郎氏が代表取締役を務めている。そんな同社が、太陽光発電システムの端子製造を主要事業のひとつとしていることと、かねてから河野氏が掲げている再生エネルギー推進政策を関連づけ“利益誘導への懸念”を示しているようだ。

 また、同社の海外の関連会社が中国本土に展開している点も指摘。以下の投稿のように、同社を介した河野氏への中国共産党の影響が不安視されている。

「日本端子の中国子会社である『北京日端电子有限公司』は、日本端子60%、京东方科技集团股份有限公司40%の出資比率であり、河野二郎氏は副董事長であるが、京东方科の董事長である陳炎順氏はエリート共産党員であり、今年6月に全国優秀党員に選ばれたレベルの共産党員です」

「つまり、簡単に言いますと、日本端子が120万ドル出資、残りの80万ドルは、共産党トップクラスの企業が出資して作られた会社が『北京日端电子有限公司』という事です。合法ですが…共産党の血が40%入っている事。モラルの問題です」

ネガキャンか?国政を揺るがす指摘なのか?

 当編集部でもネット上で拡散されている信用調査会社の株主情報を確認してみたところ、確かに洋平氏が5万8000株、太郎氏が4000株を保有していることがわかった。

 河野氏のアカウントへの一連の指摘はネガティブキャンペーンなのか。それとも今後の国政を揺るがすような指摘なのか。河野陣営の総裁選広報グループの担当者は21日午前、「一般論」とした上で次のように話した。

「こちらで企業活動等を把握しているわけではないので、対象会社さんに聞いて頂きたいのですが……。端子メーカーなので、(編集部注:再生可能エネルギー政策推進などと)そういった関係ではないと認識しています。部品メーカーさんなので。現在の日本国内の製造業で中国と一切関わりがないというのは、なかなか難しいのではないでしょうか」

 一方、日本端子総務部に一連の投稿に関する事実関係を確認しようとしたところ、「そういうのは結構ですから」と断られた。河野氏が所属する志公会(麻生派)の自民党衆議院議員秘書は語る。

「仮に指摘が事実だとして、違法なのかどうかという話ではないでしょうか。大事にならないうちに、(河野氏が)ご説明されたほうがいいかもしれません。

 ただ、どんな総裁が誕生するにしても、日米安保を基軸とした対米協調路線は我が国の生命線であり、党としての考えは変わらないでしょう。ただ米国が対中圧力を強める中、国のトップが関与している企業が中国共産党関連企業と資本関係にあるというのは、体面や体裁として良いものではない。大手メディアなどで騒がれれば、尖閣諸島や香港、台湾への圧力で日本国内でも中国政府に対して厳しい見方をしている有権者の方も多いので、イメージダウンは避けられないかもしれません。

 Twitterの投稿を見ている限り、一連の批判を展開しているのは高市さんの支持者が多いようですね。これまでの総裁選でも、各派閥が次の党役員や閣僚のポストなどをめぐって仁義なき戦いをしてきたものですが、野党に対して行われるような“空中戦”はあまりなかったのではないでしょうか。

(総裁選で)勝っても負けても、自民党の大事な人材であることに変わりはありません。党内に異論を包含できる懐の深さが、自民党らしさでもあるのです。政策論や総裁に適した人物かどうかに関し、賛否を尽くして多いに議論し、候補者間で切磋琢磨するのは当然ではありますが、“つぶし合い”はよろしくない。

 つぶし合った結果、傷つくのは党であり、利するのは野党なのです。そうならないよう、各派閥が調整していたのですが、各候補者の支持者の動向に対して統制が効いていないように見えます。

 こうした状況で思い出されるのは、2006年8月15日に山形県鶴岡市で発生した故・加藤紘一さん(元自民党幹事長)の自宅の放火事件(編集部注:右翼団体の幹部を自称する男が放火し逮捕された。男は『加藤が小泉純一郎首相当時の靖国神社参拝に批判的な発言をしていたことに抗議を示したかった』などと供述していた)です。あの時もインターネット上を中心に、一部の支持者の過激な言動が注目を集めていました。

 あの時、加藤さんは自分の名前の紘一が、“八紘一宇”から取られたものであること、郷土の英雄・石原莞爾を敬ってやまないのに“左翼だ”と断じられたことを嘆いておられました。今回の総裁選が、次の衆院選に向けて禍根を残すような戦いにならなければいいのですが」

河野氏は21日午後会見し中国共産党の影響を否定

 21日午後、河野氏は会見で、ネット上の指摘に触れ「私の政治活動に影響を与えるということは全くない。資産報告を毎回しっかりやっており、何の問題もない」と語った。

 総裁選の投開票は29日に行われる。党内の混乱は続きそうだ。

(文・構成=編集部)

 

プロ野球、優勝争いのカギを握る「3人の石川投手」とは?ソフトバンクは最大の誤算に

 シーズン終盤を迎えたプロ野球。9月16日終了時点で、セ・リーグもパ・リーグも上位3チームが混戦状態である。そんな中、好不調を繰り返すなど、目が離せない3人の「石川投手」がチーム状態のカギを握っている。しかも、この3人の成績の浮き沈みは非常に酷似しているのだ。

優勝争いを繰り広げる「2人の石川」

 セ・リーグ2位の東京ヤクルトスワローズ。近年は打線の爆発力に依存するテールエンド(最下位)候補の筆頭だったが、好調要因のひとつに、最年長にして最軽量のサウスポー・石川雅規の奮闘がある。

 167センチ、73キロの小柄なエースは今季41歳。通算176勝(174敗)は「200勝に最も近い男」だ。9月14日現在、登板10試合で3勝3敗だが防御率2.30。先発陣でダントツの安定感を誇る。7月以降は先発5試合すべてで自責点1以下ながら、打線の見殺しで勝ち星から遠ざかっている。

 プロ野球選手とは思えぬ小さな体で1軍マウンドに立つこと20年目。大学出身投手の20年連続勝利はNPB記録でもある。大きな故障もなくエースとして奮闘する姿は、プロアマはもちろん、多くの野球人の刺激になっている。

 ヤクルト投手陣に規定投球回数到達者は皆無。逆転優勝を果たすために、石川は必要不可欠な存在である。投手人生で最大のピンチに陥ったのは2017年。4勝14敗で防御率5.11はプロ人生でワーストの成績となり、チームもダントツの最下位に沈んだ。

 この年、パ・リーグ最下位に沈んだ千葉ロッテマリーンズの最大の戦犯が、3勝11敗で防御率5.09の石川歩だ。前年に14勝5敗を挙げ、防御率2.16で最優秀防御率のタイトルを獲ったが、翌17年は3勝11敗と8つの借金を抱えてしまった。

 このシーズンは2人とも大きな負け越しを背負ったが、翌年はヤクルト石川が7勝6敗、ロッテ石川も9勝8敗と勝ち越した。そう、2人の成績はとても似通っているのだ。

 今季のロッテ石川は2勝2敗(9月14日現在)。6月に肘のクリーニング手術を受け、今季中の復帰は難しいとみられていたが、9月9日に首位攻防のオリックス・バファローズ戦に登板。6回を被安打7、失点2で試合をつくった(結果は引き分け)。

 ヤクルトと同じく、規定投球回数到達者がいないロッテの投手陣。チームの最多勝は8回専任=オール救援勝利で8勝0敗(20ホールド)の佐々木千隼である。ロッテのペナント制覇は、石川の成績次第となるかもしれない。

最多勝から不振に陥った「3人目の石川」

 3人目の石川投手は、福岡ソフトバンクホークスの石川柊太である。

 4年連続日本一のチームは今季、9月16日時点で4位と、誰もが予想だにせぬ結果を招いている。鉄板とも盤石とも表現されるリリーフ陣の離脱があったものの、次々と新戦力が現れる層の厚さは球史でも類を見ないが、最大の誤算は千賀滉大と並ぶエース・石川の変調である。

 昨季は11勝3敗で最多勝と最高勝率の2冠に輝いたが、11日、優勝争いの佳境で最下位の北海道日本ハムファイターズを相手に1回もたずの10失点。9敗目(5勝)を喫した。工藤公康監督から「今は先発ではなくリリーフで自分を取り戻すのも一つの方法」と2試合ほどリリーフとして起用され、一度は調子を取り戻したかに見えた矢先の大炎上となってしまった。

 しかし、ソフトバンク石川は都立の工業系高校から創価大学を経て育成契約となり、気がつけば最多勝投手となった「育成の星」でもある。

 2ケタ敗戦から立ち直って優勝戦線のマウンドに君臨する2人の石川先輩に刺激を受けて、こちらの石川も奮起が期待される。9月19日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦では、先発して5回を投げて自責点2。チームは負けたものの、ゲームをつくった。CS(クライマックスシリーズ)出場を目指すソフトバンクにとって、カギとなるピッチャーだ。

 柊太が雅規&歩と同じ道をたどるか。3人の石川の今シーズン終盤のマウンドが、非常に楽しみである。

(文=広中克生/ライター)

今冬に向け原油価格高騰・ガソリン価格高止まりの懸念…天候・中東リスク、天然ガス価格高騰

 米WTI原油先物価格は1バレル=70ドル台前半と堅調に推移している。9月20日、中国の不動産大手、恒大集団の破綻リスクを背景に米株式市場が大幅に下落した影響を受けて原油先物にも売りが波及したが、下値は堅かった。8月下旬のハリケーン襲来でメキシコ湾の海上油田施設に被害が出ており、この影響が来年初めまで続くとされているからだ。

 ハリケーン襲来前の米国の原油生産量は日量1150万バレルだった。財務体質の改善を迫られるシェールオイル企業は引き続き探鉱投資に慎重であり、原油価格回復に伴う米国の原油生産量の増加はわずかなものにとどまっている。次にOPECの動向だが、8月の原油生産量は前月比21万バレル増の日量2693万バレルと昨年4月以来の高水準だった。サウジアラビアの生産量が18万バレル増加した。

 OPECと非OPEC主要産油国で構成されるOPECプラスは9月1日、引き続き生産量を月ごとに日量40万バレルずつ増加させることで一致した。前回の会合ではアラブ首長国連邦(UAE)が協調減産の延長に反対し、交渉が一度決裂したが、今回は1時間足らずで終了した。次回会合は10月4日に開催される。

 OPECプラスは昨年5月に日量970万バレルの協調減産を開始し、その後需要の回復に合わせて生産量を拡大してきた。今回の決定で減産量の約半分が復活することになるが、OPECプラスによれば、減産幅を縮小しても今年の世界の原油需給はなおタイトな状態が続くという。バイデン米政権は8月、国内のガソリン価格の高騰を警戒し、OPECプラスに増産を要請したが、今回の閣僚協議で7月に決定した方針が変えられることはなかった。

 需要面に目を転じると、国際エネルギー機関(IEA)は9月14日、「10月の世界の原油需要が4カ月ぶりに増加する」との見通しを示した。新型コロナウイルスのワクチン接種の進展に伴い、アジア地域を中心に感染対策で累積していた需要(日量160万バレル)が顕在化するとしている。

天然ガス価格が高騰

 欧州で天然ガス価格が高騰していることも原油価格の上昇を後押しする可能性がある。冬の需要期を控えた時期の異例な出来事の背景には、各国が「脱炭素」のために発電燃料を温暖化効果が少ない天然ガスに切り替えていることがある。

 欧米先進国の主要生産会社が原油や天然ガスなど資源開発への投資を縮小していることも災いしている。米シェブロンのCEOは15日、「新規の開発プロジェクトが抑制されていることで世界はしばらくの間、高いエネルギー価格に直面する」との見通しを示した。

 世界第1位と第2位の原油需要国である米中両国が、原油価格高騰への牽制を強めている。バイデン大統領は16日、国内のガソリン価格が下落しないことの理由を政権内のチームが調査していることを明らかにした。中国も9月に入り「原油の国家備蓄を初めて放出する」と発表したが、原油価格が下落することはなかった。

 関係者の間では今年は厳冬になるため、原油価格は大幅に上昇するとの見方が出ている。バンク・オブ・アメリカは9月に入り、「今年の冬が例年より寒くなれば原油需要が拡大し、供給不足が進む可能性がある」として、「来年半ばに1バレル=100ドルとなる」とする予測は「半年前倒しされる可能性がある」との見方を示した。例年の冬よりはるかに寒くなれば世界の原油需要は最大で日量200万バレル増加し、冬季の供給不足が同200万バレルをはるかに上回る可能性があるというのがその理由だ。

 需要の下振れ要因として、新型コロナウイルス感染拡大の新たな波、テーパータントラム(米FRBの量的緩和縮小をめぐる市場の混乱)、イラン産原油の国際市場への復帰などを挙げているが、冬季の天候リスクが市場を動かす最も大きな要因だというわけだ。

中東地域の地政学リスク

 原油市場の需給バランスのタイト化により原油価格が高騰する可能性が出てきているが、忘れてはならないのは中東地域の地政学リスクだ。

 アフガニスタン駐留米軍の無秩序な撤退を受け、湾岸アラブ諸国の間に「今後も米国の安全保障の傘に本当に頼ることができるのか」との懸念が広がっている(9月14日付ロイター)。米軍撤退により、過激派組織がアフガニスタンに基盤を築くことができ、「自分たちは戦い続けることができる」との自信が芽生えたことを危惧している。

 米国の戦略転換に最も影響を受けるのは、中東地域における最大の同盟国であるサウジアラビアだ。2001年の米同時多発テロから20年になるのを前に、米国政府は機密指定されていた同時多発テロ関連文書の一部を公開した。「サウジアラビア政府が関与した事実を明らかにせよ」と訴える遺族への配慮からだ。開示された文書の内容には同時多発テロにサウジアラビア政府が直接関与した証拠は含まれていなかったが、在米サウジアラビア大使館の関係者がハイジャック犯の後方支援を行っていた事実は示されていた。今後米国内でのサウジアラビアの印象が悪化する可能性がある。機密文書の公開と同じタイミングで米軍はサウジアラビアに配備されていたミサイル防衛システムなどをすべて撤去し、数千人の米兵を引きあげたことも気がかりだ。

 中東地域での地政学リスクが上昇すれば、原油価格の100ドル超えの可能性が格段に高まることになるだろう。原油をはじめとするエネルギー価格の高騰は、2度の石油危機が起こった1970年代のように、物価圧力が高いなかで景気回復が減速する、いわゆるスタグフレーションを引き起こしてしまうのではないだろうか。

(文=藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー)

●藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー

1984年 通商産業省入省

1991年 ドイツ留学(JETRO研修生)

1996年 警察庁へ出向(岩手県警警務部長)

1998年 石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)

2003年 内閣官房へ出向(内閣情報調査室内閣参事官、内閣情報分析官)

2011年 公益財団法人世界平和研究所へ出向(主任研究員)

2016年 経済産業研究所上席研究員

2021年 現職

トレンドデータ活用とAIの予測根拠の提示により、納得感のある潜在ニーズ発掘や打ち手の立案を支援

1.背景と目的

 昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大などによる経済・競争環境の変化を受け、ビジネス課題の解決にあたっても、複雑化する世の中の動向を的確に捉えることが求められています。

 NTT東日本は、スマートイノベーションラボ*1 などにおいてAIによる企業のビジネス活動支援に取り組んでいる中で、企業が個別に保有する情報に世の中の情報(トレンドデータ)を加え、さらにAIの判断根拠を明確化することにより、AIによるビジネスの高度化を促進できるのではないかと考えていました。

 日立は、これまで、XAIの技術開発とともに、さまざまな業種において、株式会社日立コンサルティング(代表取締役 取締役社長:八尋 俊英/以下、日立コンサルティング)と連携し、XAIを業務システムに導入し継続的に運用・改善する体制や仕組みの整備などXAIの業務での定着化に向けたコンサルティングからデータ利活用の仮説検証、提供、運用までサポートし、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の支援に取り組んできました*2。今回、NTT東日本との新たな協創にあたって、企業情報とトレンドデータ を組み合わせ、XAIの分析モデルを構築したほか、業務での適用を想定した検証プロセスの開発を進めました。

2.実証の内容

 NTT東日本の膨大かつ構造的に整備された提案活動データ(商材情報、お客さま訪問や電話応対履歴、成約/失注の取引履歴など)をサンプルとして、これらのデータに新たに世の中の動向を示すトレンドデータ(新聞記事などのキーワード出現日、出現回数増減など)を組み合わせてXAIで分析し、お客さまへの課題解決提案の高度化に向けた効果検証を行います。AIの予測や判断結果の根拠を定量的かつ分かりやすくタイムリーに提示できるため、課題やニーズが顕在化する前に先手の提案活動が期待できるほか、直感や常識に裏打ちされた営業担当者のノウハウとXAI双方の仮説を比較検証しながら、継続的にモデルを改善していくプロセスに基づきAIモデルの高度化を進め、分析結果の訴求力、納得力を向上させていくことを目指します。

各社の役割

 本ニュースリリースは、共同発表のため、重複して配信される可能性がございます。あらかじめご了承ください。

 東日本電信電話株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井上福造/以下、NTT東日本)と株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長兼COO:小島 啓二/以下、日立)は、AIによる企業のビジネス活動支援に向け、予測根拠を説明できるXAI(ExplainableAI)とトレンドデータ を活用したAI予測モデルにより、複雑化する市場動向や競争環境を踏まえた顧客の潜在ニーズを発掘し、営業活動における提案内容の最適化を図る仕組みの実証を9 月10 日より開始します。

・特長1.潜在ニーズや新しい兆候の提言

 予測モデルにおいて新聞記事などの外部データをトレンドデータとして活用し、潜在ニーズや新しい兆候を早期に発見

・特長2.納得感のあるAI 予測結果の説明

 XAIの予測根拠説明を活用し、AI予測結果における成功要因の説明と打ち手案のシミュレーションが可能

・3.今後の展開

 NTT東日本は今回の検証結果に基づき、お客さまからお預かりしたデータを活用するBPO*3などを強化することで、お客さまのビジネス、ひいては社会全体のDX推進に寄与する活動に繋げていくことをめざしています。

 日立は、今回の実証で培ったノウハウを生かし、幅広いお客さまの営業活動の高度化に向け取り組みを進めるほか、今後も、デジタルイノベーションを加速する日立のLumada*4で展開するソリューション・技術を活用し、新たなサービスやビジネスの創出を支援していきます。

*1 スマートイノベーションラボ:AI・IoTに関する技術やビジネスを共同実証する環境。高性能なGPU サーバなどを設置し、パートナー企業や大学などと共に、AIやIoT、エッジコンピューティングなどの技術を活用した実証実験を行っている

*2 日立ニュースリリース(2020 年1 月27 日)「Explainable AI(XAI)を活用し、業務システムへのAIの適用や継続的な運用・改善を支援する「AI 導入・運用支援サービス」を提供開始」 

*3 BPO(Business Process Outsourcing):一連の業務プロセスの外部委託

*4 Lumada:お客さまのデータから価値を創出し、デジタルイノベーションを加速するための、日立の先進的なデジタル技術を活用したソリューション・サービス・テクノロジーの総称。

■本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立製作所 社会ビジネスユニット 社会システム事業部

社会・通信ソリューション本部 イノベーションソリューション第三部

問い合わせフォーム:https://www.hitachi.co.jp/society-inq/

(テレコム分野に関するお問い合わせを選択ください)

日立製作所PR事務局(イニシャル内) 担当:高松・青山

TEL:03-5572-6062 FAX:03-5572-6065 MAIL:hitachi@vectorinc.co.jp

※本記事はプレスリリースです