パチスロ「万枚報告」が多数…上乗せ性能トップクラスの爆発機!?

 今回は大人気ゲーム「戦国BASARA」をモチーフにしたタイアップ機で、万枚報告も多く浮上していた『戦国BASARA2(以下、バサラ2)』との思い出を書いていきたい。

 本機は2011年2月に登場。1セット50G+α、純増約1.5枚のAT「BASARA FEVER」を軸にボーナスを絡めながら出玉を伸ばしていくA+ART機だ。

 通常時は「低確」「高確」「超高確」の3つの内部モードが存在し、滞在モードによってART当選期待度が異なる。「BASARA目」出現で発動する「チェリーコンボシステム」がART突入の大きな鍵を握り、チェリーが連続入賞(最大5連)するほどART突入の期待度が高まる。

 ボーナスに関しては、BIG1「慶次揃い(約312枚)」 、BIG2「青7 or 赤7揃い(約204枚)」 REG(60枚)が存在する。BIG中は中段チェリー出現でART確定、REG中は天下統一(3択の押し順当て)を目指す。

 ARTのセット開始時にモード(夕方or夜)抽選を行うのだが、夜モードに突入すれば上乗せ率や上乗せゲーム数がUPする。この上乗せ抽選のパターンを、選択できる点がポイントだ。

 3人の武将は「真田幸村(上乗せ率と上乗せゲーム数のバランスが取れたタイプ)」「伊達政宗(大きな上乗せには期待できないが、上乗せ率が高い)」「前田慶次(上乗せ率は低いが、上乗せ時のゲーム数が大きい)」といった特徴がある。

 とにかく一撃を望んでいるユーザーは、前田慶次を選ぶ傾向にあったのではないだろうか。波に乗った時の破壊力は「万枚」も目指せるポテンシャルを秘めている。筆者は「駆け抜け」が嫌いだったので、 伊達政宗をよく選んでいた。

 最初は爆発力があると認識していたものの、友人から「夜モードに移行しないと厳しい」と聞いていたこともあり躊躇していた。しかし、ゲームの『BASARA』が好きだったこともあって打ち始めたのである。

 もちろん、良い思い出ばかりではない…というより、厳しい結果となったことが多かった印象だ。

 低設定ばかり打っていたのか夜モードに移行することはなく、大きな出玉を獲得できないことが多数。伸びない時は全く出ずに終了することも多々あったので、心が折れてしまったこともある。

 それでも思い出として残っているのは、本機のゲーム性や演出。そして何よりも、一撃性能の高さが非常に魅力的だったということだ。

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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ツタヤ、レンタル大規模縮小は危機ではなく想定通り?着々と進むビジネスモデルの大変貌

 TSUTAYAの最大手フランチャイジー(フランチャイズ加盟企業)であるトップカルチャーが、2023年10月期を目処にレンタル事業から撤退すると今年7月15日に発表した。トップカルチャーが抱えるTSUTAYAは、全国に約1,100店舗以上あるうちの約70店舗にものぼる。

 音楽・映像ソフトなどのレンタル事業の需要が衰退している原因の一つが、サブスクリプションサービスの普及だ。矢野経済研究所が2019年4月に発表した調査によると、2018年度の音楽・映像サービスなどのサブスク国内市場規模は5627億3600万円、23年度には8623億5000万円にまで増加するとの予測もある。

 こうした時流を踏まえ、TSUTAYAのフランチャイズ本部であるカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、どういった未来を見据え、経営計画を立てているのだろうか。また、トップカルチャーのレンタル事業撤退は想定内なのか。CCCの蔦屋書店カンパニー 広報室(以下、TSUTAYA広報)に話を聞いた。

運営本部の方針どおり?

「もともと当社としては、レンタル事業を継続しながらも主事業をレンタル事業から書籍販売事業に転換していく方針を、ここ数年のあいだフランチャイズ加盟企業に向けて提示していました。その方針に基づいて、トップカルチャー様も書籍販売事業を主軸にコワーキング事業や特撰雑貨文具ジャンルの拡大、および話題性の高いテナントリーシングを強化することに決定されたと聞いております。

 ですから、トップカルチャー様はTSUTAYAとしてのレンタル事業から撤退すると発表したものの、当社とのフランチャイズ契約そのものを破棄したのではなく、むしろ目指す方向性は同じと言えるわけです」(TSUTAYA広報)

「撤退」というニュースの見出しだけを見るとマイナスな印象があるが、本質的にはCCCもトップカルチャーも同じ方向を向いているというわけか。

「最大手フランチャイジーのトップカルチャー様とともに、より顧客価値の高い書店事業を進めております。また、TSUTAYA事業全体としても大きな影響はございません。我々の提供するサービスや場のあり方も時代とともに変化しています。

 TSUTAYAは創業以来レンタルショップではなく、ライフスタイルを提案する場所として展開して参りました。お客様の映像や音楽の楽しみ方の変化によりレンタル利用は減ってきておりますが、現在でもネットではなくDVDなどのソフトで映像を楽しみたいというお客様も多くいらっしゃいますので、レンタル事業は継続して参ります。

 例えば『SHIBUYA TSUTAYA』では、映画ファン待望の未DVD化映像作品を含む約6,000タイトルを取り揃えたビデオテープコーナー『渋谷フィルムコレクション』を展開し、多くのお客様にご利用いただいています」(TSUTAYA広報)

 時代の流れに合わせてフレキシブルにサービスを変えていく姿勢は創業時から継続しながらも、DVDやビデオを愛する消費者のニーズのためにレンタル事業も前向きに展開していくとのことだ。

TSUTAYAが今後力を入れる「書籍事業」と新業態「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」

 続いて、今後の主軸にしていく書籍販売事業について展望を聞いた。

「当社の書籍販売事業においては『書店ゼロの街をなくす』というビジョンを掲げています。そのビジョンのもとでは、書店の粗利率の改善が急務と考え、書籍販売事業の収益力向上につながる『買切り施策』や、『AIによる需要予測』などの取り組みを行い、フランチャイズ加盟企業様の店頭での書籍販売事業において粗利率35%を目指しています。

 さらに、2011年にはネット時代におけるリアル書店の価値追求を目的に、本を中心にしたライフスタイル提案書店として『代官山 蔦屋書店』を開業し、多くのお客様の支持を得ております」(TSUTAYA広報)

 そんなCCCは、新業態「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」でコワーキング事業への進出を掲げている。

「今年8月28日にトップカルチャー様の旗艦店である『蔦屋書店 新潟万代』にてSHARE LOUNGEをオープンし、国内では9箇所を展開しています。SHARE LOUNGEは、シェアオフィスの利便性とラウンジのような居心地の良さを兼ね揃えた施設です。こだわりの家具で彩った空間に、フリードリンクやナッツ、超高速Wi-Fiなどの充実したアメニティ、厳選した雑誌をご用意しています。

 また、カフェとしても、コワーキングスペースとしてもご利用いただけます。今後は、人と人が出会うコミュニティの場として、ワークショップやトークイベントなどを開催していく予定です。ライフスタイル提案企業として、新しい働き方を提案するとともに、国内各地に住まれるお客様の趣味嗜好等に合わせて、今後の新規出店を検討して参ります。

 TSUTAYA事業のほかにTポイントの運営、それに基づくデータベースマーケティング事業、グループとしては出版事業も行っている当社では、創業以来『カルチュア・インフラをつくっていくカンパニー』をミッションに掲げ、時代の変化に合わせてライフスタイルを提案してきました。現在はコロナ禍という未曾有の事態に見舞われていますが、時代の変化に合わせてお客様のニーズを先読みした新しいライフスタイルをご提案し、より顧客価値の高い店舗づくりを続けて参ります」(TSUTAYA広報)

 時流に合わせた柔軟で積極的な経営計画を展開するCCCに、レンタル事業の需要衰退に対するネガティブな思いは一切感じられなかった。今まで、一貫してその時代の人々のライフスタイルに合わせたサービスを展開し続けてきた同社は、今後も「カルチュア・インフラを、つくっていくカンパニー。」であり続けるべく舵を切っていくのだろう。

(文=二階堂銀河/A4studio)

JRA川田将雅×ダノンスマッシュはもはや諦めの境地? スプリンターズS(G1)「血統、ローテ、厩舎」トリプルパンチで春秋スプリント王は絶望的か

 子供に大人気の国民的アニメ『それいけ!アンパンマン』で主人公のアンパンマンがしょくぱんまん、カレーパンマンとともに繰り出す必殺技がある。それが“トリプルパンチ”だ。

 3日に中山競馬場で開催されるスプリンターズS(G1)で、そんな“トリプルパンチ”を食らってしまいそうな危険な人気馬がいる。川田将雅騎手とのコンビで、春秋スプリントG1連覇を狙うダノンスマッシュ(牡6歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。

 1日午後時点の『netkeiba.com』予想オッズでは、ダノンスマッシュが1番人気レシステンシアを僅差で追っているが、スプリント実績は前者が断然上。本馬が1番人気に支持される可能性は高い。

 父は国内外のスプリント路線で活躍した快速馬のロードカナロア。ローテーションも得意の休み明けで、管理するのは短距離戦において右に出る者はいないとまで言われている安田隆厩舎である。

 ダノンスマッシュにとって、好走条件はそろっているように思えるが、これらの“長所”が“短所”になり得るのだという。

「血統に関してですが、スプリンターズSのレース史上、父子制覇の例は一度もありません。あのサクラバクシンオーの産駒でさえ、スプリンターズSはのべ32頭が出走し、連対ゼロという結果が残っています。

サクラバクシンオーと同じくスプリンターズSを2度制したロードカナロアも、種牡馬として多くの快速馬を輩出しており、今年も含めて今後何度も(スプリンターズS制覇の)チャンスは巡ってくるでしょう。今年ダノンスマッシュがこのジンクスを破ることができるか注目です」(競馬記者)

 続いて同記者が挙げた2つ目の不安要素。それが前走からのレース間隔だという。

「ダノンスマッシュ自身は休み明けを得意としていて、国内のレースに限定すれば、2か月以上の間隔を取ったときは7連勝中です。しかし、今回は自己最長となる5か月という長期休み明け。フレッシュな状態だとは思いますが、海外帰りということも含めて一抹の不安はあります。

また、1990年にスプリンターズSがG1に格上げされて以降、5か月以上の間隔を空けた馬が勝った例はありません。その成績は『0-3-1-15』で、これもダノンスマッシュにとっては嫌なジンクスと言えるでしょう」(同)

 最後に3つ目のトリプルパンチも同記者が指摘してくれた。

「ダノンスマッシュにとっての最後の不安要素が、短距離にめっぽう強い安田隆厩舎の傾向です。ロードカナロアをはじめ、カレンチャンやダッシャーゴーゴーなどを育て上げ、スプリント戦においてずば抜けた成績を残している厩舎なのは誰もが知るところです。

しかし、年齢を重ねた馬が急激に衰えを見せることも珍しくありません。具体的にいうと、この厩舎の馬は6歳春以降に苦戦する傾向があります。ダノンスマッシュは今年3月の高松宮記念(G1)を制しましたが、安田隆厩舎の所属馬は6歳の4月以降、重賞で『0‐3‐6‐51』と勝利がありません。前走(4月の香港チェアマンズスプリントプライズ=6着)の凡走は、データからすると傾向通りの結果だったのかもしれませんね」(同)

 ダノンスマッシュはこのトリプルパンチ(3つのジンクス)を“打ち砕き”、父と同じ春秋スプリント王の座に就くことはできるだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

10月の超PayPay祭、かつてない規模に?手数料有料化で加盟店の離脱阻止に必死

 いまや多くの人が利用しているQRコード決済。一時期はさまざまなサービスが乱立し、過酷な生存競争が勃発していたが、現在は登録者数4100万人、加盟店340万カ所を誇るPayPayが覇権を握り、次のフェーズに移った感もある。PayPayがこれほどまでのシェアを獲得したのは、ユーザー向けの大型キャンペーンの乱発もあるが、今年9月まで加盟店の決済手数料が無料だったことも大きい。

 PayPayは同社と直接契約しているMPM方式(店舗にあるQRコードをユーザーがアプリで読み取る方式)の個人店に対して決済手数料を無料にしていたが、10月から有料化となる。そのため、負担が大きくなる小規模店舗の一部ではPayPayの扱いを終了するところも相次いでいると騒がれている。

 それでは、今回の手数料有料化は加盟店や消費者にどんな影響をもたらすのだろうか。

「PayPayマイストア ライトプラン」による変化

 PayPayの手数料有料化にならうように、他の主なQR事業者も10月から一律で有料化にする。各社の手数料は次の通りだ(一部事業者は1年間新規加盟店の手数料を無料にするなどの措置がある)。

・PayPay 1.6%/1.98%

・LINE Pay 1.98%

・d払い、au PAY、メルペイ 2.6%

・楽天Pay 3.24%

 これらの数字は一般的なクレジットカードの手数料(2.5〜3.75%)よりも安く設定されてはいるが、やはり売り上げの1〜3%ほどを取られる加盟店の負担は少なくない。

 ただ、今年10月からの有料化は以前からすでにアナウンスされており、加盟店や消費者にとっても寝耳に水というわけではなく、想定済みではあった。

 そもそも今までの無料措置によって、事業者側は莫大な赤字を垂れ流している。例えばPayPayのここ3年の最終赤字累計額は1931億円で、同期間の売上高397億円に比べるとその数字は約5倍。いわゆる「市場獲得のための先行投資」であり、今後は手数料の有料化なしでは事業の存続は厳しいといえるだろう。

 予想される加盟店の離脱を防ごうとするPayPayは基本手数料1.98%に対し、条件付きで1.6%に下げる施策を打ち出した。それが「PayPayマイストア ライトプラン」という月額1980円の有料プラン。PayPayでは「PayPayマイストア」という店舗情報やキャンペーンをユーザーに告知できる加盟店向けのサービスがあるのだが、今回のライトプランは、それへの加入をすすめるものだ。

 このライトプランを契約した加盟店は決済手数料が1.6%に減額されるだけでなく、いまなら最大6カ月間は売上の3%が還元されるなどのキャンペーンも実施しており、加盟店の離脱を食い止めようと必死な様子が伺える。ただし、このライトプランの金額1980円は月50万円以上の決済がなければ相殺しない計算になるため、店舗によっては加入しないで離脱するという選択肢も大いにある。

 とはいえ、PayPayは今後もマイストアのサービス拡大をうたっており、加盟店がライトプランを契約することで新規顧客の開拓や集客につながる可能性も高い。消費者にとっても加盟店が多ければ馴染みの店の情報やクーポンがキャッチしやすくなるなど、双方にメリットが生じることも考えられる。

CPM方式の店舗にメリットは少ない

 このライトプランのメリットを享受できる加盟店はMPM契約店である。PayPayの加盟店にはMPM方式とCPM方式がある。MPMは先述したように、店にPayPayのQRコードが掲示されており、客が読み取って金額を打ち込むものだ。このケースでは加盟店はPayPayと直接契約をし、システムもPayPayのものを利用している。加盟店にとってQRコードを掲示するだけで初期費用がほぼかからないことから、小規模店になるほどこの方式が多い印象だ。

 一方、CPM契約店舗では客のアプリに表示されたバーコードやQRコードをレジのバーコードリーダーや、スマホ、タブレットで読み取って決済する。こちらは既存のクレジットカード決済などに使われるネットワークを経由しているため、システム利用料が追加で発生するという。またCPM契約店舗のなかには代理店を介してAirPAYなどでPayPayの利用ができるようになっている店もある。こうした代理店を介した場合、決済手数料は前述のPayPayが定めるものとは異なる設定となっている。例えばAirPAYにおけるPayPayの決済手数料は3.24%だ。

 街中で見かける、ユーザーがQRコードを読み込む店舗と店が読み取る店舗には、こうした違いがある。また、AirPAYなど代理店を介している店舗はPayPayと直接契約していないため、仮にPayPayマイストアを利用したとしても、店舗情報が登録されていない場合もある。そのため、このような一部CPM店舗には今回のライトプランのメリットはほとんどない。

PayPayマイストア普及のためキャンペーンを実施

 PayPayは、これを機にCPM店舗を直接契約へ切り替えさせ、PayPayマイストアのさらなる拡充を狙っているように見える。

 例えば、現在、街のお店や有名店のクーポンをアプリ上に多数展開させるPayPayアプリのテイクアウトサービス「ピックアップ」では10%還元のキャンペーンを実施中。アプリ内のサービスに関係するキャンペーンを多く実施することでユーザーのアプリ滞在時間増加を促しているのは、PayPayマイストア普及のための布石なのではないかと考えられる。

 実際にPayPay取締役副社長執行役員COOの馬場一氏がPayPayマイストアを含む「PayPay for bussiness」でも市場占有率の高い「スーパーアプリを目指す」と語っているように、社をあげてサービス向上を行っていることが伺える。

 また、PayPayは「街のPayPay祭」と題し、自治体単位で還元キャンペーンを多く展開するなど、さらなる普及を目指している。こちらのキャンペーンでは個人店も対象となっていることが多く、PayPay効果を実感させることで、手数料による加盟店の離脱防止を狙っているのかもしれない。

 このようにPayPayと加盟店の間には10月からそれぞれの思惑が渦巻いており、それは我々ユーザーにとっても大きな影響を与えることは間違いない。

 PayPayは10月18日から大型キャンペーンの「超PayPay祭」を開催予定だが、有料化と重なる時期ゆえに、これまでにない販促を展開すると予想できる。有料化によって加盟店の負担は一時的に増えるかもしれないが、ユーザーにとってはお得かつ便利な決済法であり続けることを期待したい。

(取材・文=清談社)

10月の超PayPay祭、かつてない規模に?手数料有料化で加盟店の離脱阻止に必死

 いまや多くの人が利用しているQRコード決済。一時期はさまざまなサービスが乱立し、過酷な生存競争が勃発していたが、現在は登録者数4100万人、加盟店340万カ所を誇るPayPayが覇権を握り、次のフェーズに移った感もある。PayPayがこれほどまでのシェアを獲得したのは、ユーザー向けの大型キャンペーンの乱発もあるが、今年9月まで加盟店の決済手数料が無料だったことも大きい。

 PayPayは同社と直接契約しているMPM方式(店舗にあるQRコードをユーザーがアプリで読み取る方式)の個人店に対して決済手数料を無料にしていたが、10月から有料化となる。そのため、負担が大きくなる小規模店舗の一部ではPayPayの扱いを終了するところも相次いでいると騒がれている。

 それでは、今回の手数料有料化は加盟店や消費者にどんな影響をもたらすのだろうか。

「PayPayマイストア ライトプラン」による変化

 PayPayの手数料有料化にならうように、他の主なQR事業者も10月から一律で有料化にする。各社の手数料は次の通りだ(一部事業者は1年間新規加盟店の手数料を無料にするなどの措置がある)。

・PayPay 1.6%/1.98%

・LINE Pay 1.98%

・d払い、au PAY、メルペイ 2.6%

・楽天Pay 3.24%

 これらの数字は一般的なクレジットカードの手数料(2.5〜3.75%)よりも安く設定されてはいるが、やはり売り上げの1〜3%ほどを取られる加盟店の負担は少なくない。

 ただ、今年10月からの有料化は以前からすでにアナウンスされており、加盟店や消費者にとっても寝耳に水というわけではなく、想定済みではあった。

 そもそも今までの無料措置によって、事業者側は莫大な赤字を垂れ流している。例えばPayPayのここ3年の最終赤字累計額は1931億円で、同期間の売上高397億円に比べるとその数字は約5倍。いわゆる「市場獲得のための先行投資」であり、今後は手数料の有料化なしでは事業の存続は厳しいといえるだろう。

 予想される加盟店の離脱を防ごうとするPayPayは基本手数料1.98%に対し、条件付きで1.6%に下げる施策を打ち出した。それが「PayPayマイストア ライトプラン」という月額1980円の有料プラン。PayPayでは「PayPayマイストア」という店舗情報やキャンペーンをユーザーに告知できる加盟店向けのサービスがあるのだが、今回のライトプランは、それへの加入をすすめるものだ。

 このライトプランを契約した加盟店は決済手数料が1.6%に減額されるだけでなく、いまなら最大6カ月間は売上の3%が還元されるなどのキャンペーンも実施しており、加盟店の離脱を食い止めようと必死な様子が伺える。ただし、このライトプランの金額1980円は月50万円以上の決済がなければ相殺しない計算になるため、店舗によっては加入しないで離脱するという選択肢も大いにある。

 とはいえ、PayPayは今後もマイストアのサービス拡大をうたっており、加盟店がライトプランを契約することで新規顧客の開拓や集客につながる可能性も高い。消費者にとっても加盟店が多ければ馴染みの店の情報やクーポンがキャッチしやすくなるなど、双方にメリットが生じることも考えられる。

CPM方式の店舗にメリットは少ない

 このライトプランのメリットを享受できる加盟店はMPM契約店である。PayPayの加盟店にはMPM方式とCPM方式がある。MPMは先述したように、店にPayPayのQRコードが掲示されており、客が読み取って金額を打ち込むものだ。このケースでは加盟店はPayPayと直接契約をし、システムもPayPayのものを利用している。加盟店にとってQRコードを掲示するだけで初期費用がほぼかからないことから、小規模店になるほどこの方式が多い印象だ。

 一方、CPM契約店舗では客のアプリに表示されたバーコードやQRコードをレジのバーコードリーダーや、スマホ、タブレットで読み取って決済する。こちらは既存のクレジットカード決済などに使われるネットワークを経由しているため、システム利用料が追加で発生するという。またCPM契約店舗のなかには代理店を介してAirPAYなどでPayPayの利用ができるようになっている店もある。こうした代理店を介した場合、決済手数料は前述のPayPayが定めるものとは異なる設定となっている。例えばAirPAYにおけるPayPayの決済手数料は3.24%だ。

 街中で見かける、ユーザーがQRコードを読み込む店舗と店が読み取る店舗には、こうした違いがある。また、AirPAYなど代理店を介している店舗はPayPayと直接契約していないため、仮にPayPayマイストアを利用したとしても、店舗情報が登録されていない場合もある。そのため、このような一部CPM店舗には今回のライトプランのメリットはほとんどない。

PayPayマイストア普及のためキャンペーンを実施

 PayPayは、これを機にCPM店舗を直接契約へ切り替えさせ、PayPayマイストアのさらなる拡充を狙っているように見える。

 例えば、現在、街のお店や有名店のクーポンをアプリ上に多数展開させるPayPayアプリのテイクアウトサービス「ピックアップ」では10%還元のキャンペーンを実施中。アプリ内のサービスに関係するキャンペーンを多く実施することでユーザーのアプリ滞在時間増加を促しているのは、PayPayマイストア普及のための布石なのではないかと考えられる。

 実際にPayPay取締役副社長執行役員COOの馬場一氏がPayPayマイストアを含む「PayPay for bussiness」でも市場占有率の高い「スーパーアプリを目指す」と語っているように、社をあげてサービス向上を行っていることが伺える。

 また、PayPayは「街のPayPay祭」と題し、自治体単位で還元キャンペーンを多く展開するなど、さらなる普及を目指している。こちらのキャンペーンでは個人店も対象となっていることが多く、PayPay効果を実感させることで、手数料による加盟店の離脱防止を狙っているのかもしれない。

 このようにPayPayと加盟店の間には10月からそれぞれの思惑が渦巻いており、それは我々ユーザーにとっても大きな影響を与えることは間違いない。

 PayPayは10月18日から大型キャンペーンの「超PayPay祭」を開催予定だが、有料化と重なる時期ゆえに、これまでにない販促を展開すると予想できる。有料化によって加盟店の負担は一時的に増えるかもしれないが、ユーザーにとってはお得かつ便利な決済法であり続けることを期待したい。

(取材・文=清談社)

葛飾区の悲願「新金貨物線の旅客化」は実現するのか?新小岩駅~金町駅を最速約17分で結ぶ

 東京都葛飾区には、新小岩駅と金町駅を結ぶ「新金貨物線」(以下、新金線)が存在する。新金線は1926年に新小岩操車場と共に建設され、東京臨海部と千葉方面との貨物輸送を担う重要な路線とされていた。

 しかし、JR武蔵野線の新松戸駅~西船橋駅間の延伸により、貨物経路が南流山~西船橋間やJR京葉線の西船橋~蘇我間を経由するようになったため、新金線を経由する貨物列車の本数は大幅に減少している。

 この路線について、葛飾区は旅客化を目指し、すでに都市整備部交通政策課に専門部署の「新金線旅客化担当係」を設置したほか、将来の整備費を確保するために「新金貨物線旅客化整備基金」を設け、今後100億円を積み立てる予定だ。

葛飾区の悲願である新金線の旅客化

 新金線の施設はJR東日本とJR貨物が保有しており、総延長は6.6km(新小岩信号場駅~金町駅)の単線で、踏切は15カ所ある。

 葛飾区は東西にJR常磐線、JR総武本線、京成本線、京成押上線、京成金町線、北総鉄道北総線などが走っているが、南北の交通はバスに依存しているのが実情だ。南北の中央部を走る新金線の旅客化が実現すれば、区の一体化や地域の利便性が格段に上がるため、以前から構想があった。

 現在、葛飾区が検討しているのは、(仮)新小岩駅~(仮)金町駅は現行の線路を最大限生かした7駅案と10駅案だ。7駅案は、(仮)新小岩駅、(仮)東新小岩駅、(仮)奥戸駅、(仮)細田駅、(仮)高砂駅、(仮)新宿駅、(仮)金町駅。10駅案は、この7駅に加えて、(仮)南高砂駅、(仮)北高砂駅、(仮)西金町駅が加わる。新小岩~金町間の7.1kmを7駅案なら約17分、10駅案なら約22分で結ぶ計画だ。

 葛飾区が2019年3月に発表した「新金貨物線旅客化の検討資料」によると、予測される輸送人員は10 駅案が1日あたり約3万8400人、7駅案が約3万6600人となっている。目的別の輸送人員割合は通勤が最も多く、10駅案が約63%、7駅案が約64%を占める。

 大きな課題となっているのが、国道6号(水戸街道)との平面交差だ。現行でも国道6号と新金線が交差する新宿新道踏切があり、定期貨物列車が通過する際に踏切が下りることが、交通量の多い国道6号の渋滞の一因になっている。

 新金線が旅客化すれば、国道6号がさらに渋滞することが予想されるため、スムーズな通過が前提条件となる。立体化も一案だが、巨額の費用がかかることは避けられない。

 そこで葛飾区は、旅客列車を踏切の手前で停車させ、道路信号が赤信号の間に通過させる方法を検討した。

「この通過方法について国土交通省鉄道局に相談した結果、道路信号と連携していたとしても、鉄道信号に基づいて旅客列車が運行通過するのであれば、鉄道事業法上、ただちに問題があるとはいえないとの見解を得た」(葛飾区)

 鉄道事業法を適用するにあたり、鉄道に関する技術基準との整合や、道路信号に基づいて制御する鉄道信号システム、運行定時制の確保、過走等に対する安全確保が課題となる。今後、葛飾区は関係機関と協議しながら、これらの課題を検討していくという。

 さらに、国道6号以南の(仮)新小岩~(仮)新宿駅間を先行整備し、同区間を「第1整備検討区間」とする段階的な整備手法も検討している。第1期整備で終端駅となる(仮)新宿駅には折り返しと退避の機能が必要になるため、島式のホーム形態を想定している。

 また、新金線の(仮)高砂駅と京成線の京成高砂駅が約500m離れるため、両駅の連絡方法も課題になっており、検討が続けられている。このほか、新金貨物線の線路は使わず、同線の上方空間にモノレールやAGT、新交通システムを整備する案も新たに検討した。1kmあたりの建設費はモノレールが約100億円、AGTが約80億円となっている。

 この新金線旅客化構想以外にも、葛飾区は、東京メトロの半蔵門線や有楽町線の延伸実現に向けて、江東区、墨田区、松戸市、東京都、千葉県と共に「地下鉄8・11号線促進連絡協議会」に加盟している。また、江戸川区と足立区と共に「環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会」を設立し、環7線に沿って北区の赤羽駅と江戸川区の葛西臨海公園駅を結ぶ高速鉄道構想の実現に向けても動いている。

 そういう中で、城東地区の発展の起爆剤としても期待される新金線の旅客化は実現するのだろうか。

(構成=長井雄一朗/ライター)

葛飾区の悲願「新金貨物線の旅客化」は実現するのか?新小岩駅~金町駅を最速約17分で結ぶ

 東京都葛飾区には、新小岩駅と金町駅を結ぶ「新金貨物線」(以下、新金線)が存在する。新金線は1926年に新小岩操車場と共に建設され、東京臨海部と千葉方面との貨物輸送を担う重要な路線とされていた。

 しかし、JR武蔵野線の新松戸駅~西船橋駅間の延伸により、貨物経路が南流山~西船橋間やJR京葉線の西船橋~蘇我間を経由するようになったため、新金線を経由する貨物列車の本数は大幅に減少している。

 この路線について、葛飾区は旅客化を目指し、すでに都市整備部交通政策課に専門部署の「新金線旅客化担当係」を設置したほか、将来の整備費を確保するために「新金貨物線旅客化整備基金」を設け、今後100億円を積み立てる予定だ。

葛飾区の悲願である新金線の旅客化

 新金線の施設はJR東日本とJR貨物が保有しており、総延長は6.6km(新小岩信号場駅~金町駅)の単線で、踏切は15カ所ある。

 葛飾区は東西にJR常磐線、JR総武本線、京成本線、京成押上線、京成金町線、北総鉄道北総線などが走っているが、南北の交通はバスに依存しているのが実情だ。南北の中央部を走る新金線の旅客化が実現すれば、区の一体化や地域の利便性が格段に上がるため、以前から構想があった。

 現在、葛飾区が検討しているのは、(仮)新小岩駅~(仮)金町駅は現行の線路を最大限生かした7駅案と10駅案だ。7駅案は、(仮)新小岩駅、(仮)東新小岩駅、(仮)奥戸駅、(仮)細田駅、(仮)高砂駅、(仮)新宿駅、(仮)金町駅。10駅案は、この7駅に加えて、(仮)南高砂駅、(仮)北高砂駅、(仮)西金町駅が加わる。新小岩~金町間の7.1kmを7駅案なら約17分、10駅案なら約22分で結ぶ計画だ。

 葛飾区が2019年3月に発表した「新金貨物線旅客化の検討資料」によると、予測される輸送人員は10 駅案が1日あたり約3万8400人、7駅案が約3万6600人となっている。目的別の輸送人員割合は通勤が最も多く、10駅案が約63%、7駅案が約64%を占める。

 大きな課題となっているのが、国道6号(水戸街道)との平面交差だ。現行でも国道6号と新金線が交差する新宿新道踏切があり、定期貨物列車が通過する際に踏切が下りることが、交通量の多い国道6号の渋滞の一因になっている。

 新金線が旅客化すれば、国道6号がさらに渋滞することが予想されるため、スムーズな通過が前提条件となる。立体化も一案だが、巨額の費用がかかることは避けられない。

 そこで葛飾区は、旅客列車を踏切の手前で停車させ、道路信号が赤信号の間に通過させる方法を検討した。

「この通過方法について国土交通省鉄道局に相談した結果、道路信号と連携していたとしても、鉄道信号に基づいて旅客列車が運行通過するのであれば、鉄道事業法上、ただちに問題があるとはいえないとの見解を得た」(葛飾区)

 鉄道事業法を適用するにあたり、鉄道に関する技術基準との整合や、道路信号に基づいて制御する鉄道信号システム、運行定時制の確保、過走等に対する安全確保が課題となる。今後、葛飾区は関係機関と協議しながら、これらの課題を検討していくという。

 さらに、国道6号以南の(仮)新小岩~(仮)新宿駅間を先行整備し、同区間を「第1整備検討区間」とする段階的な整備手法も検討している。第1期整備で終端駅となる(仮)新宿駅には折り返しと退避の機能が必要になるため、島式のホーム形態を想定している。

 また、新金線の(仮)高砂駅と京成線の京成高砂駅が約500m離れるため、両駅の連絡方法も課題になっており、検討が続けられている。このほか、新金貨物線の線路は使わず、同線の上方空間にモノレールやAGT、新交通システムを整備する案も新たに検討した。1kmあたりの建設費はモノレールが約100億円、AGTが約80億円となっている。

 この新金線旅客化構想以外にも、葛飾区は、東京メトロの半蔵門線や有楽町線の延伸実現に向けて、江東区、墨田区、松戸市、東京都、千葉県と共に「地下鉄8・11号線促進連絡協議会」に加盟している。また、江戸川区と足立区と共に「環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会」を設立し、環7線に沿って北区の赤羽駅と江戸川区の葛西臨海公園駅を結ぶ高速鉄道構想の実現に向けても動いている。

 そういう中で、城東地区の発展の起爆剤としても期待される新金線の旅客化は実現するのだろうか。

(構成=長井雄一朗/ライター)

日テレ・TBS・テレ東が同時間帯で起用…バラエティで日向坂46争奪戦が過熱のワケ

 今、日向坂46をめぐって各局で熾烈な争奪戦が繰り広げられている。たとえば木曜夜7時台の『THE突破ファイル』(日本テレビ系)、『プレバト!!』(TBS系)、『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(テレビ東京系)という同時間帯の3番組が、争うように彼女たちを起用しているのだ。

「モーニング娘。やAKB48など、これまでもブレイクしたアイドルグループのメンバーがゴールデン帯の番組にブッキングされることはありましたが、ここまで競うようにオファーが相次ぐケースは極めて異例のことです」(テレビ局関係者)

 もちろん、個人での指名も多い。齊藤京子がヒコロヒーと共演する20分のバラエティ番組『キョコロヒー』(テレビ朝日系)は、この10月7日(6日深夜)から2時間早い24時台に昇格、しかも30分に拡大する。ちなみに10月2日には、テレビ朝日の深夜14番組の中から一番おもしろい番組を決める「バラバラ大選挙」で視聴者投票1位を獲得した記念に、23時から1時間SPを放送する。

 また、キャプテン・佐々木久美は、同じく10月から千原ジュニアとともにトークプログラム『2分59秒』(テレビ朝日・Abema)を担当する。これは9月29日で終了した、佐々木が東野幸治と組んでいた『みえる』の枠でオンエアされるものだ。松田好花は、10月から『日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』(ニッポン放送)でラジオ番組のパーソナリティに初挑戦する。

 ほかにも丹生明里、渡邉美穂、松田は交代制で、オリエンタルラジオ・藤森慎吾とeスポーツリーグの新番組『X-MOMENT Presents CHOTeN ~今週、誰を予想する?~』(テレビ東京系)にレギュラー出演する。もちろん、グループの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/略称:ひなあい)、『ひなちょい Season2』(ひかりTVチャンネル)も好調だ。

日向坂がテレビ界を席巻する理由

 こうして、徐々にテレビの真ん中に来つつある日向坂。『ひなあい』司会のオードリーをはじめ、有吉弘行、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、宮川一朗太、また現在は『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)のMCである土田晃之、ハライチ・澤部佑も、かつては『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で彼女たちの体当たり精神を感じ入ってきた。

 いったい、なぜそこまで彼女たちは“求められる”のだろうか?

「まず、各局が若者層の取り込みを急いでいることが挙げられます。ドラスティックにとらえれば、若者の視聴者をテレビにつなぎとめるための人材とも言い換えられますが、いずれにしても、彼女たちを使えばそれだけ大きな反響があることは確かです。

 さらに“名は体を表す”というように、日向坂のハッピーオーラが受け入れられているのだと思います。もちろん別のグループ名でも十分に活躍できたメンバーですが、考えてみれば、齊藤京子、加藤史帆、上村ひなのなど、個性的な面子が多い中、『日向坂』というグループ名がうまく包んでくれている気がします。

 もちろん、その上村や佐々木久美、松田好花など、アイドルとバラエティで求められる役割とのギャップに悩むメンバーもいるとは思いますが、現在のテレビ界に欠かせないグループであることには変わりありません。

 ただ、変に合わせて順応していくというよりは、少し居心地の悪さがあるぐらいのほうが、テレビをつくっている人間としては逆に起用したくなるものです。みちょぱや若槻千夏といった“ド”バラエティのタレントは、ほかにもいますからね。アイドルとバラエティタレントの狭間でもがく姿こそが、応援したくなる要因ではないでしょうか」(同)

 では、日向坂のメンバーたちはどこで“覚醒”したのだろうか?

「やはり、そもそもの始まりが欅坂46(昨年10月に櫻坂46に改名)のアンダーグループ『けやき坂46』だったことが大きいでしょう。当時のオーディション要綱には『けやき坂は欅坂46のアンダーグループ』と明記されていました。当初、アンダーが何を意味するのか知らないメンバーもいたようですが、要は2軍ですよね。

 乃木坂46が『AKB48の公式ライバル』という“比べられるアイドル”から出発したように、彼女たちも『漢字さん』と『ひらがなけやき』と比較される戦略で名を売っていった。しかも、当初は長濱ねるが欅坂と兼任していました。そこに入ってきたほかのメンバーは、彼女への畏敬の念とともに、自分たちの存在意義に大いに悩んだそうです。しかし、長濱の兼任が解かれて欅坂専任となり、のちに日向坂46というグループ名をもらったことでカラーが鮮明化し、よりキャラを出せるようになったのでしょう」(同)

 かつて『全力!欅坂46バラエティーKEYABINGO!3』(日本テレビ系)では、欅坂とけやき坂がSNS上の視聴者のコメントの多さを競う企画が行われていたが、今思えば残酷なコーナーだった気もする。そんな“微妙な関係性”について、潮紗理菜はグループが日向坂46に改名した半年後、こう語っている。

「いままでは漢字さん(欅坂46)がメインで、けやき坂は“おまけ”みたいな存在なんじゃないかと心配していたこともあった」(「EX大衆」2019 年8月号)

乃木坂や櫻坂にはない魅力とは

 そんな日向坂は、ほかの坂道グループと何が違うのだろうか?

「大きな違いは、誰がバッターボックスに立っても結果を残してくれるところではないでしょうか。もちろん、ほかのタレントが話している中をいきなり割って入るようなことはできないときもありますが、そうした振る舞いを過度に要求するのは酷。ほかには、団結力からくる全員野球というか、全員選抜の面が乃木坂や櫻坂よりも強いことが挙げられます。つまり、グループ全体で盛り上げてくれるところです。6thシングル『ってか』のジャケット写真のテーマは『日向坂46の不思議な文化祭』とのことですが、いわば女子高生たちによる『終わらない文化祭』を見ているような感覚です」(同)

 しかし、絶好調の日向坂にも死角がないわけではないという。

「現在のメンバーは三期生までで22人。今後、追加募集することもあるでしょう。ただ、これはグループの宿命ですが、どうしても一期生のイメージが強くなる。しかも、日向坂の場合はクセの強いメンバーばかりですからね。現在中核を担うメンバーが卒業していったとき、どう次世代にバトンを渡し、日向坂のブランドイメージを育てていくかが大事になってきます」(同)

 目下、アリーナツアー「全国おひさま化計画 2021」公演中の日向坂。次の目標は、新型コロナで昨年の開催が見送りになってしまった東京ドームライブだ。感染状況次第では今年の年末開催の期待も高まる中、実現すれば、さらに人気に弾みがつくことだろう。「おひさま化計画」が着々と進みつつある日向坂の、さらなる活躍が楽しみだ。

(文=編集部)

吉野家・すき家・松屋、今秋の要注意商品6選!塩分過多?タケノコがトラップに?

 牛丼チェーンといえば、手軽に安価でおいしい牛丼を食べられ、特に平日の昼時は多忙なビジネスパーソンに愛される外食チェーンだ。大手3社の吉野家すき家、松屋は駅前にも数多く展開されており、多くの方にとって馴染みがあるだろう。

 昨年度の通年業績では赤字を記録した吉野家ホールディングスと松屋フーズホールディングスは、今年度第1四半期の連結業績ではプラスに転じている。また、すき家を展開するゼンショーホールディングスの純利益も前年同期比プラス約75億円と、3社とも好調な業績といえる。

 そんな牛丼チェーン各社は、おいしいメニューを多く展開して人気なのだが、なかには残念ながら、人によってはおすすめできないメニューも存在する。今回は、そうした要注意商品を独断で6品ピックアップしたので、その理由と共に紹介していこう(価格は税込み)。

吉野家/月見牛とじ御膳(並盛)/657円

 昨年、秋限定で販売してヒットした吉野家の「月見牛とじ御膳」。その好評を受けて、今年9月3日からは「月見牛とじ丼」なる新商品とともに新発売することとなり好評を博しているのだが、本品に限っては好評ばかりではないようなのだ。

「牛丼」大盛ぶんの牛肉を2個分の溶き玉子で綴じ、甘辛い特製すきやきたれと月に見立てた生玉子が特徴の本品だが、一部SNS上では“味が濃いめ”“ちょっとしょっぱい”“タレがしつこい”と味付けに不満の声を漏らす方もいる。

 その評判の真偽を確かめるべく食べてみると……味はもちろんおいしいのだが、確かに味付けは濃いめ。新商品で同じく月見シリーズの「月見牛とじ丼」は比較的あっさりしているにもかかわらず、本品はなぜか塩気が強い。塩分を気にしている方にとっては要注意商品だろう。

吉野家/鯖みそ定食/657円

 続いては、同じく吉野家から「鯖みそ定食」をご紹介する。脂がよく乗った鯖はじっくり煮込まれ、赤白の合わせ味噌で合わせていて骨ごと食べられる。ご飯との相性が抜群の定食だ。

 牛丼チェーンとしては珍しい煮魚定食で、体に良いことを売り文句にしているのだが、ネット上では“塩分も多いし、必ずしも体によくないのでは”と疑問視する声が出ている。

 確かに栄養成分表を見てみると、実際はなかなかの数値を出していて、エネルギーは878kcal、食塩は7.5g。ちなみに牛丼並盛は635kcal、食塩2.7gだ。味はもちろんおいしく、生臭さなどもなく、骨ごと食べられて非常に食べやすいのだが、減塩生活を余儀なくされている方には少々おすすめできないだろう。

すき家/サーモン丼(並盛)/580円

 続いてご紹介するのは、8月18日からすき家で新発売となった「サーモン丼」。サーモンの脂の乗った身が魅力の海の幸だ。

 しかし、SNS上では“サーモンの味が薄い”との声も出ているのだ。実食してみると、とろとろとした食感は良くておいしいのだが、サーモン自体の味は存在感がやや薄いので、少し物足りない気持ちになるのもわかる。

 サーモンを使ったメニューは、プレーンな「サーモン丼」以外に「サーモン・まぐろたたき丼」や「しらす・サーモン丼」、「サーモン丼ねぎ塩レモン」といったメニューがある。100~300円追加して何らかのブレンドを加えた丼のほうが、サーモンのおいしさもより際立つためおすすめだ。

すき家/四川風麻婆丼(並盛)/580円

 すき家は牛丼以外にも多様なメニューを出していて、海鮮メニューだけではなく「四川風麻婆丼」といった中華料理も展開している。本品は、豆板醤などを使用し、さわやかな柑橘の香り漂う青山椒で味付けした麻婆丼だ。

 牛丼チェーンが専門外の中華料理に踏み込むだけあって味にはこだわっているのだが、SNSでは“たけのこ入ってて、好きじゃないから困った”“これはタケノコ丼だ”と具材に苦言を呈する声があがっている。

 そう、ホームページを参照すればもちろんわかることなのだが、本品のなかにタケノコが入っていることはメニュー表や写真ではわかりづらい。実食してみると、絶妙な辛さと山椒のスパイシーさが美味なのだが、確かにタケノコの食感の存在感は大きい。タケノコが苦手な方にとっては、ちょっとしたトラップだろう。

松屋/ビフテキ丼(にんにくごま醤油)/750円

 5品目は、松屋が今年9月7日から新発売した「ビフテキ丼(にんにくごま醤油)」だ。こちらは松屋フーズホールディングスが展開する外食チェーン「ステーキ屋松」が監修し、昨年売り切れが相次いだ「牛ステーキ丼」を「ビフテキ丼」に名を改めた商品である。

 2種類展開された「ビフテキ丼」のうちの「にんにくごま醤油」は、ごま風味が香るさっぱりとした醤油ダレが牛の旨味を引き出した商品だ。しかし、SNS上では“お肉の量がかなり物足りず、ご飯大盛りにしたからご飯が余らないようにお肉をちょっとずつかじりながら食べたのに、それでもご飯余ったから醤油だれをかき集めながら食べた”と、肉の量が足りない、もしくは味が薄いと言及されている。

 食べてみたところ、味つけ違いの「ビフテキ丼(香味ジャポネソース)」と比べると、確かに味が薄いような印象。ごまと醤油のいいが香りがするが、香味ジャポネソースに比べると、ご飯がどんどん進むような濃い味付けではないかもしれない。

松屋/アンガス牛焼ビビン丼(並盛)/580円

 最後に紹介するのは、松屋の「アンガス牛焼ビビン丼」。ビビン丼といえば松屋の定番であり人気メニューだが、「ビフテキ丼」や「牛焼肉定食」と同じく、本品も今年8月10日からアンガス牛が使用されることとなった。

 そのマイナーチェンジが従来のファンの一部のお気に召さない様子だ。“ビビン丼の良さが消えてるみたいで残念”“ビビン丼感が薄くて物足りない。普通の焼肉丼って感じ”といった声が散見される。

 実食してみると、以前と決定的な差があるかと言われたら微妙なところで、味が大幅に変わったわけではない。遡ると、今回のアンガス牛への改変よりさらに前は、牛肉ではなく豚肉を使ってビビン丼を提供していた経緯もあったため、そうした味の変化に従来の熱心なファンのなかには苦言を呈したくなる人もいるのだろう。

――この秋、要注意な牛丼チェーンのメニューの紹介は以上となる。各チェーンが季節の新商品を展開するなか、つい不満を漏らしたくなるヘビーユーザーもいるのだ。しかし、基本的にはおいしいメニューがそろっているため、あくまで一部の意見という前提を忘れないでおいてもらいたい。

※情報は2021年9月21日現在のものです。

(文=A4studio)

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