JRA菊花賞(G1)タイトルホルダー「単勝8倍」は異常オッズ!? 武豊スーパークリークらに匹敵「春のクラシック馬がいても負けなかった」と分析する評論家の根拠と天皇賞秋

 先日の菊花賞(G1)は、横山武史騎手のタイトルホルダーが優勝。皐月賞(G1)2着・日本ダービー(G1)6着と春のクラシックでは善戦止まりだった馬が、3冠目で見事馬名の通り「タイトル」を獲得した。

「2歳の早い段階から、菊花賞を目標にしてきた」

 そう話すのは、タイトルホルダーを生産した岡田スタッド代表の岡田牧雄氏である。ダービー馬ドゥラメンテの産駒であり、育成段階から高い心肺機能と並外れた持久力を有するタイトルホルダーを見て、父が制した皐月賞や日本ダービーではなく、菊花賞を目標にしていたという。

 前哨戦のセントライト記念(G2)では、直線で不利があったとはいえ1番人気ながら14頭中13着のブービー。それでも岡田氏は菊花賞について戦前も強気の姿勢だったということだ。

 そして迎えた菊花賞本番。横山武騎手は自らレースの主導権を握ると、岡田氏の注文通りの持久力勝負に持ち込み、5馬身差の圧勝を飾った。

 実は菊花賞にグレード制が導入された1984年以降、菊花賞を5馬身差以上で圧勝したのは7馬身差の三冠馬ナリタブライアンを筆頭に、エピファネイア、ビワハヤヒデ、スーパークリーク(いずれも5馬身差)しかいない。「強い馬が勝つ」と言われる菊花賞らしく、いずれも複数のG1を勝利した歴史的名馬ばかりだ。

 人気に目をやっても、まだG1未勝利だった若き武豊騎手のスーパークリークでさえ3番人気、ナリタブライアン、エピファネイア、ビワハヤヒデは1番人気であり、ナリタとエピファに至っては単勝1倍台……いわば、大きな差をつけて圧勝して当然の存在だったといえる。

 そんな歴史的名馬たちと肩を並べたタイトルホルダーだが、菊花賞前は単勝8.0倍の4番人気でしかなかった。それも皐月賞馬エフフォーリア、ダービー馬シャフリヤールが不在の状況で、だ。

 冒頭で触れたセントライト記念の敗戦など、臨戦過程を踏まえれば妥当なオッズにも思えるが、実際に5馬身差の圧勝という結果を突きつけられれば、ネットや新聞から必死に情報をかき集めた我々一般の競馬ファンの目が如何に節穴であったかを改めて思い知らされた結果と言わざるを得ない。

 その一方で「前哨戦で13着からの菊花賞制覇。不思議なことではありません」と述べるのが、プロの予想家集団として名高い『ホースメン会議』だ。

「我々も5馬身差の圧勝には少し驚きましたが、実は育成牧場時代に、かつてスマートファルコン(ダートG1・6勝)・マツリダゴッホ(有馬記念)の2頭しか頂上まで登りきれなかった坂路を『タイトルホルダーが登りきった』という情報を早くからキャッチしていました。

つまり、タイトルホルダーは幼少期からすでにG1級のポテンシャルを秘めていたことになります。

その上で岡田さんの『目標は菊花賞』という話、さらにはエフフォーリアとシャフリヤールが不在となれば、上位の評価は妥当。仮にもし春のクラシックホースが揃い踏みだったとしても、3000mなら結果は変わらなかったでしょう。弊社にとっては、それだけ優秀な評価でした」(ホースメン会議関係者)

 『ホースメン会議』は創業40年を迎える、業界では“老舗”と言える予想家集団である。各競馬メディアで解説を歴任している総監督・能勢俊介氏を筆頭に、日刊スポーツの本紙予想を25年にわたって務めた堀内泰夫氏や、大阪スポーツ本紙歴37年の米原聡氏など予想のスペシャリストはもちろん、有馬記念や菊花賞を制した元JRA騎手・東信二氏など競馬界の大御所が多数在籍している。

 業界最大手の情報量を武器に、驚異的な的中の山を築き上げている『ホースメン会議』だが、先月の「当日一番」予想では脅威の的中率80%(5戦4勝)をマーク。多くの会員から感謝の報告が届いていたようだ。

9月11日 紫苑S(G3) 馬連2250円・3連複1万9150円的中

9月18日 初風S(3勝クラス) 馬連3560円的中

9月25日 野路菊S(OP) 馬連1920円・3連単7040円的中

 そんな中、特に反響が大きかったのが、19日に行われた秋華賞トライアルのローズS(G2)である。

 12番人気のエイシンヒテンについて、「専門紙の調教評価は高くないが、実は『最高のデキ』」という裏話を入手。さらに「春の忘れな草賞(L)を1分58秒台で走破した能力は重賞でも通用レベル」「単騎逃げが打てれば一発の可能性は十分」という2つの情報を事前公開し、馬連1万5130円と3連単11万7100円の「W万馬券的中」に成功。

 会員からは「70万円以上、儲けた!」「ありがとう! 創業40年だけあって凄い!」「推奨論拠もさすがプロって感じでした」と、喜びの声が数多く寄せられたという。

 もちろん『ホースメン会議』は今週末の天皇賞・秋(G1)についても、関係者から馬券に役立つ情報を入手済みだ。藤沢和雄調教師と約40年来の付き合いになる米原氏が入手した「グランアレグリア情報」をはじめ、コントレイル・グランアレグリアを脅かす穴馬の情報も確保しているとのこと。

 そして何と競馬ファン拡大の特別企画と題して、天皇賞秋の穴馬3頭】を含めた買い目を無料公開する。おまけに万が一、無料公開の【天皇賞秋の穴馬3頭】を含めた買い目が不的中した場合は、11月28日まで4週間、『ホースメン会議』予想陣の【1日1鞍の渾身予想】を無料で公開する特大サービスを実施するという。

 ぜひ『ホースメン会議』から「関係者情報」を入手して、馬券的中率・回収率の“タイトルホルダー”になろう!

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※本稿はPR記事です。

JRAあわや「引退」の危機脱した関東のベテラン騎手に安堵!? すっかり“更生”した姿にファンは「どちらも捨てがたい」の声

 関東のベテランである松岡正海騎手と北村宏司騎手の両名がついに復帰する。

 松岡騎手は海外や地方を含むG1・5勝。北村宏騎手もキタサンブラックとのコンビで優勝した菊花賞をはじめ、G1・3勝を挙げている関東の中堅的な存在だ。

 北村宏騎手は6月20日のユニコーンS(G3)でピンクカメハメハに騎乗した際、同馬がレース中に急性心不全を発症し、内によれてラチに激突。死亡するというアクシデントに見舞われた。

 その結果、北村宏騎手も内馬場のアスファルトに打ち付けられて右足を骨折。負傷した箇所が悪く、完治まで4カ月を要したが、2週前から調教にも乗れるまで回復を見せているのは朗報である。

「復帰を待ち侘びていたファンも多いでしょう。マスコミにあまり詳細を書かれたくないという事で、復帰時期については明言を避けていますが、近しい関係者には伝えているようです。

どうやら開催替わりの東京から騎乗する予定といわれていますね。まずは体の状態、感覚を見ながら数頭の騎乗に留めて、問題ないようなら徐々に増やしていくみたいです」(競馬記者)

 寡黙な北村宏騎手とは、真逆の性格と言っても過言ではない松岡騎手は、トレセンに姿を現すとマスコミが殺到。饒舌な彼の話を聞こうと、コメントを求めて多くの記者が集まった。

 昨年2月の東京で落馬負傷し、左大腿骨骨折で戦列を離れていた松岡騎手だが、デビューから念願のG1勝利まで苦労を共にしてきた相棒ウインブライトの香港の引退レースに騎乗しようと、昨秋に無理を押して復帰。しかし、普通に歩くのも辛くて足を引きずっていたほどで、当時から周囲は大丈夫かと不安視する声もあった。

「この無理が堪えたのか案の定、状態の悪化を招く事態となり、一時は命の危険にまで及んだそうで、本人も騎手引退を考えたほど……。加えて、プライベートでは離婚もして精神的にはドン底まで落ちていました。紆余曲折あって、かなり時間はかかりましたが、ようやく復帰が見えてきました」(同)

 今年3月に行われた蛯名正義騎手の引退式に松岡騎手は金髪で登場。ファンから「あれは誰だ」と話題を集めたこともあったが、今回はすっかり“更生”して黒髪でのお披露目だった。長髪を後ろで束ねた姿に「どちらも捨てがたい」、「これはこれでカッコいい」という声も出ていた。

 松岡騎手も調教騎乗は再開しており、北村宏騎手と同様に開催替わりの東京から復帰を予定しているとのこと。2人とも復帰2週目にあたる福島記念(G3)の騎乗依頼も舞い込んでいて、人望は勿論、さすがは実績のある人気ジョッキーだと感じさせられた。

 特に北村宏騎手は、師匠である藤沢和雄調教師の管理馬コントラチェックで参戦を予定しているだけに気合いも入る。

 来年2月に迫った恩師の定年引退まで残り約4ヶ月。何とか大きいタイトルを取って恩返しをしたいという思いは強いだろう。性格的には真逆でも、どちらもファンの多い騎手であり、怪我のないようにこれからも長く乗ってもらいたいものである。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

カシオ「G-SHOCK」、復活サービスの狙い…ブランド価値継続へ秀逸な取組

 カシオ計算機の「G-SHOCK」は1983年の発売以降、世界中で愛され、累計出荷個数が1億3000万個を超すロングセラー商品となっている。そんなG-SHOCKに関して最近、興味深い2つの記事を目にした。以下、G-SHOCKに対して、ブランド価値の継続という視点より検討したい。

 マーケティングにおいて、ブランド研究はもっとも活発に取り組まれているテーマのひとつといえる。しかしながら、多くの人が興味を持つであろう”新規ブランドの構築”というテーマは、一般化が極めて難しいからか、あまり見かけない印象である。

 一方、”既存ブランドの価値の評価やマネジメント”といったテーマに関しては、多くの研究が見られる。たとえば、ブランドのマネジメントに関して、「企業ブランドと製品ブランドを、いかに組み合わせて管理すべきか」という問題は、長きにわたり議論が繰り返されている。

 伝統的に日本企業は企業ブランドを、米国企業は製品ブランドを重視する傾向が強いといわれる。トヨタ自動車ならば「トヨタ」という社名を、GMの場合は「キャデラック」や「シボレー」といった製品(群)名を重視するということである。キャデラックやシボレーにおいては、クルマのエンブレムすら独自のものとなっている。

 もちろん、こうしたことは傾向にすぎず、トヨタはレクサスを米国市場に投入する際、トヨタという企業ブランドをまったくアピールしていない。もっとも、米国市場では大衆車というイメージが強いトヨタブランドという背景のもと、高級車ブランドとしてレクサスを立ち上げたため、当然ではあるが。

 また、既存ブランドの活用にかかわるブランド・エクステンション(ブランド拡張)というテーマも、長きにわたり議論が続いている。たとえば、キリンビールの「一番搾り」というブランドは、「黒生」「糖質ゼロ」など7つの商品にまで拡張されている。強い既存ブランドの拡張は消費者に大きな安心感をもたらし、さらに新規ブランドの構築よりも低コストで済む場合が多い。

 一方、何かひとつの商品に問題が生じた場合、そうした影響はブランド全体に及ぶなど、デメリットも存在する。

 また、仮に強いブランドを構築できたとしても、競争が激化する現代の市場において、そうしたブランド価値をいかに維持していくのか、ということも興味深いテーマである。たとえば、一時期大きな話題となったルイ・ヴィトンと村上隆氏とのコラボは、売上の拡大よりもブランドを陳腐化させないという狙いのほうが強かったように思われる。

G-SHOCK「復活サービス」

 10月5日付日本経済新聞によると、カシオはG-SHOCKの過去モデルを修理する「復活サービス」を開始するとのこと。「DW-5000C」や「DW-5600C」など、廃盤で保守サービスも終わっている人気モデル8機種が対象となる。サービス内容はべゼル・バンド・電池の交換であり、料金は1万560円となっている。修理を通じて、過去モデルの保有者情報などのデータを集め、ファンとの関係性強化を図る狙いがあるようだ。

 また、10月14日付カシオ計算機ニュースリリースによると、G-SHOCKのスクエアデザイン5600シリーズをベースに、パーツを組み合わせることで約190万通りから自分好みのG-SHOCKがつくれるカスタマイズサービス「MY G-SHOCK」を、10月20日より自社サイトにて開始するとのこと。自分好みのG-SHOCKがつくれるだけでなく、プレゼントとしての需要も見込んでいるようだ。料金は1万5400円~となっており、注文から3~5週間程度で入手できる

 ブランドを陳腐化させない取り組みとして、一般には継続的な広告展開、新製品の投入、イベントの開催などが盛んに行われている。しかし、こうした取り組みは表層的で、一過性に終わるケースが少なくない。

 一方、上記のG-SHOCKの取り組みは派手さには欠けるかもしれないが、一人ひとりの顧客との関係性を構築・維持・強化する上で極めて有効である。真のブランド価値の継続は、こうした地道な取り組みの積み重ねこそが重要なはずだ。
(文=大﨑孝徳/神奈川大学経営学部国際経営学科教授)

共産党の公約で「非実在児童ポルノ」が衆院選の争点化…表現規制問題の論点整理

 31日の投開票が迫りつつある衆議院議員選挙。与野党がそれぞれに公約を掲げ、論戦を繰り広げる中、インターネット上を騒がす一つの論点が浮上した。日本共産党が公表した「2021総選挙政策」の中で、「非実在児童ポルノ」に対する取り組みに言及したのだ。ネット上では「アニメ、マンガなどの創作物の表現規制につながるのでは」と不安視する声が相次いだ。

 共産党はこれまで一貫して表現規制に反対する立場を取っていただけに、大きく注目を集めた。ネット上での騒動を受け、共産党は18日、公式サイトで以下のような公式見解を表明した。議論の重要な部分であるため、長文だが引用する。

「『7、女性とジェンダー』での記述にあるように、日本共産党は、児童ポルノは『性の商品化』の中でも最悪のものであり、児童に対する最悪の性虐待・性的搾取であって、社会からなくしていかなければならないと考えています。

 同時に、『60、文化』の項にあるように、『児童ポルノ規制』を名目にしたマンガ・アニメなどへの法的規制の動きには反対です。

 今回、『女性とジェンダー』の政策の中に、児童ポルノの定義を「児童性虐待・性的搾取描写物」と変えるとあることをもって、これまでの方針を転換し、マンガやアニメなどの表現物・創作物を法的規制の対象にしようとしているとの理解が広がっていますが、そうではありません。

『児童ポルノ』という言葉については、日本共産党は従来から、被害実態をより適切に表す『児童性虐待描写物』などに改めることを提起してきました(2014年6月17日、参院法務委員会議事録参照)。『児童ポルノ禁止法(1999年成立、2004年、2014年改正)』の保護法益は、実在する児童の自由と人格であり、その規定も、わいせつ性や主観的要素を構成要件とするのではなく、児童への被害の重大性を評価する必要がある、という観点からの提起です。

 今回の『女性とジェンダー』の政策は、一足飛びに表現物・創作物に対する法的規制を提起したものではありません。日本の現状への国際的な指摘があることを踏まえ、幅広い関係者で大いに議論し、子どもを性虐待・性的搾取の対象とすることを許さないための社会的な合意をつくっていくことを呼びかけたものです。

 そうした議論を起こしていくことは、マンガやアニメ、ゲーム等の創作者や愛好者の皆さんが、『児童ポルノ規制』を名目にした法的規制の動きに抗して『表現の自由』を守り抜くためにも、大切であると考えています」

 今回の選挙では共産党のみならず、立憲民主党も公約で「メディアにおける性・暴力表現」に言及。自民党の 「2021衆院選政策 BANK」では、かつて表現規制につながる部分が物議を呼んだ「青少年健全育成基本法」の名が再び現れた。

 SNS全盛の時代ではメディアのみならず、全ての国民が「表現の自由」の当事者になり得る。「表現規制」にまつわる政治の動きが大きくなりつつある今、有権者は何に着目すべきなのか。一連の歴史的経緯と、課題について、表現規制問題の第一人者として長らく国会で政治活動を続けてきた自由民主党参議院議員の山田太郎氏に話を聞いた。(以下、山田氏の解説と見解)

立法時に残された児童ポルノ禁止法の問題点

 今回、共産党さんが公表した「2021総選挙政策」で言及した“児童ポルノ”に関する政策の論点は、大きく3つあると思います。

 まず1つは「非実在児童ポルノ」という用語は何を表しているのかということ。

 2つ目は、一連の主張の論拠としている国連の2016年の特別報告者による勧告です。私は、勧告のもとになった国連人権理事会「児童の人身売買、児童売春、児童ポルノに関する特別報告者」のマオド・ド・ブーア=ブキッキオさん(元欧州評議会事務次長、オランダ)が2015年10月26日に日本で開いた記者会見時の事実誤認発言を問題視し、訂正をさせるように外務省に働きかけを行いました。そうした経緯を知ったうえで、共産党は一連の公約を掲げているのかという点です。

 そして3つ目は児童ポルノの定義を「児童性虐待・性的搾取描写物と改め」と記載されている部分です。

 まずは、現状の我が国の「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」(児童ポルノ禁止法)の論点と問題をご説明します。

 私は2014年4月24日、同法の修正協議の中で「児童ポルノ」という名称を「子どもの性的虐待の記録・児童性虐待記録物」などに変えるべきだと強く主張しました。当時、野党に所属していた私は、共産党の議員とともにこの問題に取り組んでいたのです。

 同法は議員立法だったので、我々が議論して「児童ポルノ」という名称を変えない限り、この法律が何を守る対象にしているのかわからなくなってしまうというのが理由でした。特に問題だったのが、同法で定める児童ポルノの定義です。同法2条3項3号は次のように記載されています。

「三.衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって、殊更に児童の性的な部位(性器等若しくはその周辺部、臀部又は胸部をいう。)が露出され又は強調されているものであり、かつ性欲を興奮させ又は刺激するもの」

 この条文では、「衣服がはだけていて、乳首は出ていないが胸部まで肩が写ってしまっている物」もあたる可能性が出てしまいます。つまり、「それを見て興奮すれば該当する」のです。しかし、世の中には「手フェチ」とか「脚フェチ」とか様々な性癖の方がいますよね。

 ところが、質疑では「(手フェチや足フェチなどは)特殊な人であって、ここでは一般的な人の場合の興奮とか刺激を指します」との見方が大勢を占めていました。この論理では「じゃあ、子どもが虐待されていて興奮する人は普通の人なのですか」との疑問が湧きます。

「普通の人」「特殊な人」の線引きがそうだとするのなら、同法に該当する人は誰なのか。誰もいなくなってしまいますよね。つまり非常にあいまいな規定だったのです。

「顔のみを映した性的虐待中の動画」は対象外

 2014年6月の参議院法務委員会ではさらに、この3号の条文を含め、明らかに被害児童が存在しているのにも関わらず、“児童ポルノ”に該当しない事例が明らかになったのです。

 例えば「性的虐待が実際に行われているが顔のみを写した動画」「性的虐待中の音声」「服の上からロープで縛りムチを使って打たれている写真」などがそれにあたります。

 その一方で、「コスプレ会場で18才未満のコスプレイヤーを撮ったきわどい写真」「被写体は特定できないが18才未満に見える写真」「Facebookなどで収集した子どもの水浴び写真」(親は純粋に成長記録としてアップしている)といった性虐待ではないもの、虐待にあたるか微妙なものが該当してしまう可能性が出てきたのです。

 つまり子どもを虐待から守る法律ではなく、「ポルノ」を禁止する法律になってしまっていたのです。簡単に言うと、児童が“裸かどうか”に重きが置かれしまった。立法の本来の目的は個人法益を守ること、子どもの基本的人権を守るという趣旨だったのに、社会秩序、社会法益を守るものに出口が仕上がっていた。

 だからこそ「性虐待記録物」であれば、実際に虐待させられている事例を確実に対象にできると考え、私は修正要望を出したのですが……。

「児童ポルノ」を「描写物」に変えるとはどういうことか

 では、共産党が今回の選挙で言及した「児童ポルノ」を「描写物」に変えると、どういうことになるのでしょう。もう一段、子どもを守らない法律に変えることになってしまいます。共産党が言及しているように、「描写物」とは創作物、つまり小説、漫画、アニメ、文章などが当たります。児童ポルノの定義を、現行の法律より後退させるのはとんでもないことです。

 私は最初、「描写物」と「記録物」を間違えて記述したのではないかとも思ったのですが、全体の文脈を読んでも「非実在」と入っているので、まさにそれにあたるのです。

 結局、一連の修正協議で「児童ポルノ」を「記録物」に変えることができなったため、同法には大きな禍根が残ってしまったと思います。

 例えば、毎日新聞は2018年12月12日の記事『児童ポルノ 教師ら4.7% 警察庁まとめ所持容疑で検挙』で、「アニメやゲームで児童ポルノを目にした」と記載しました。「アニメ・ゲーム=児童ポルノ」ではありませんよね。私が顧問を務めているエンターテイメント表現の自由の会が主体となって、毎日新聞社会部宛てに質問状を送付しました。

 同社からの回答には次のように書かれていました。

「ご指摘の通り、児童買春・児童ポルノ禁止法が規制対象として定義する児童ポルノには、実在しない児童を描いたものは含まれません。しかし、広義では、児童ポルノという言葉が、実在しない児童を描いたものを指す場合もあると考えています。

 たとえば、欧州評議会が発案したサイバー犯罪に関する条約(略称・サイバー犯罪条約)では、児童ポルノを定義した項目のひとつに、『性的にあからさまな行為を行う未成年者を表現する写実的映像』との記載があります。この項目は実在しない未成年も対象にしていると解釈されています。日本は2012年11月に同条約の締結国となり、条約の内容を承認しています」

 日本とサイバー犯罪条約の関係に関し、この解釈は間違っているのです。その間違いを指摘する上で重要になってくる、国連のブキッキオ勧告の顛末を、次に説明したいと思います。

(構成=編集部、取材協力=山田太郎/自民党参議院議員)

後編に続く

 

メルセデスベンツ・新型Cクラスが劇的変貌…Sクラス並みに拡大、でも旋回性もアップ

 メルセデスベンツ「Cクラス」が新型になり、日本市場導入となった。まずはガソリンエンジンを搭載するマイルドハイブリッドのセダン「C200」である。世界的な半導体不足により、あるいはサプライヤーが点在する東南アジアからの部品供給不足も重なり、生産が滞っている。そのため、ディーゼルエンジン搭載車やステーションワゴンの日本上陸は、年末以降に予定されている。まずは真打、正統派セダンからの展開となった。

 新型C200を前にしてまず驚かされたのは、車格が格段に高まったことだろう。全長は4785mm、先代に比較して80mmも長くなった。全幅は1820mmと、わずか10mmの拡大であり、全高は1435mmで、5mmというささやかな拡大にとどめている。全長の拡大だけが際立っている。

 デザインテイストは新型「Sクラス」と同質であり、相似形を思わせる。フロントマスクの造形や、そこからリアに導かれるキャラクターラインや、あるいは後端にいくに従ってなだらかな稜線を描くルーフエンドとリアガラス、そして極め付きは2ピースとなったリアのコンビネーションランプなど、SクラスのDNAを秘めていることは明らかだ。街中で不用意にすれ違ったら、Sクラスと見間違えてしまうかもしれない。それほどボディは堂々としている。

 となれば、取り回しを気にするのは日本の狭い道を知っているからだ。だが、その点でもSクラス譲りの細工が行き届いている。前輪のステアに同調して後輪が最大2.5度も位相するのである。いわば「4WS」である。4輪がステアすることで旋回性と直進安定性をバランスさせたのだ。

 速度60km/h以下で後輪は、前輪と逆側にステア、フォークリフトの感覚で小回りを効かせる。最小回転半径は先代の5.3mから5mまで短縮している。実際に運転してみると、不思議な感覚に陥るほど、その場でクルリと旋回した。逆に、速度60km/h以上では前輪と同じ方向に位相する。それによって高速安定性を確保するのである。一連の制御もSクラスでのノウハウが注がれていることは間違いない。

 搭載するエンジンは直列4気筒1.5リッターターボであり、発電機と共有する電気モーター「ISG」が組み合わされる。最高出力15kW、最大トルク200Nと、先代比で一気にパワーを高めていることで、発進の瞬間のアシストが力強い。

 ただ、言葉にすれば「マイルドハイブリッド」ということになるのだが、速度が高まればエンジンパワーだけの巡航になるし、電気モーターだけの走行は不可能だ。あくまで発進の瞬間のアシストに徹しており、ISGの存在は聞かされなければわからない。つまり、それほど自然なのである。

 そもそも、全長が延長されたと同時にホイールベースも25mm長くなった。新開発のフロントシートは薄く背面がえぐられている。それにより後席の乗員がゆったり寛げる空間になった。外観からの印象がSクラスと酷似しているように、室内空間も格上にスープアップした。

 格段に車格感を増した新型Cクラスもこれまで同様、このカテゴリーでの販売トップに輝くに違いない。
(文=木下隆之/レーシングドライバー)

●木下隆之
プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員 「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

衆院選、共産党「非実在児童ポルノ」めぐる選挙公約への疑問点と矛盾点

 31日投開票の衆議院選挙に際し、日本共産党が公表した「2021総選挙政策」の中で、「非実在児童ポルノ」に対する取り組みに言及した。このことについて、前編に続き、自由民主党参議院議員の山田太郎氏の見解を以下、掲載する。

2016年ブキッキオ報告の顛末

 まず、国連人権理事会・女子差別撤廃委員会の基本的なロジックを整理します。女子差別撤廃委員会は、「マンガ、アニメ、ゲームそれ自体が、女性に対する性暴力を助長させている」「その原因が女性に対する固定的な概念」にあると強く訴え、「日本はマンガ、アニメ・ゲームを規制せよ」と訴えています。

「犯罪を誘発する可能性がある」というのがその根拠です。この“根拠”について、私は岸田文雄外相(当時)に質問したのですが、岸田外相は「根拠のないものは根拠を求める」と答弁しました。

 また、「マンガ、アニメそれ自体が人権侵害だ」という主張に関しては、岩城光英法務相(当時)が「創作物に人権はない」と答弁しました。創作物に人権を認めてしまうと、テレビドラマの「殺人事件」やアニメやマンガの『名探偵コナン』は成り立ちませんよね。

 では今回、共産党さんが「2021総選挙政策」で触れていた国連人権理事会の特別報告者マオド・ド・ブーア=ブキッキオさん(元欧州評議会事務次長、オランダ)は、どういう人だったのでしょう。2015年10月26日、ブキッキオさんが会見したのですが、非常に多くの誤認発言がありました。発言の概要としては以下の通りです。

・女子学生の3割(後に13%と主張。但し通訳は3割)は援助交際をやっている

・児童ポルノ法の罰則規定が非常に軽い。罰則が科されても罰金だけにとどまることが多い

・被害届が正式に出ないと警察は捜査を躊躇する

・沖縄では、家庭崩壊で家出をすると生き残りのため売春産業しかない

 この「3割」発言は当時も大きな物議を醸しました。私は、その根拠となる数字があるのかどうかを全省庁に問い合わせたのですが、見つかりませんでした。その後、外務省は抗議し、「後日、誤解を招くものであった」との書簡を受け取ったそうです。沖縄の件も同様に明確な根拠はありませんでした。

 一連のブキッキオさんの発言は、日本の女子学生をリスクにさらしてしまいました。つまり「日本は援助交際が流行っている」「罰則も緩く、警察も取り締まらず、沖縄ではすごいことになっている」と英語で世界中に発信してしまったのです。

 私は当時、参議院会館でブキッキオさんと直接面談し、「性欲求」と「虐待」、「わいせつ物」の違い、個人法益と社会法益で違うことを説明しました。そのうえで、同じ政治家として、なにを対策しなければいけないのかを議論し、まず「虐待」を対策しなければいけないということ、わいせつな二次元創作物の対策ではないはずであるということを訴えたのですが、最終的に理解してもらうことができなったようです。

選択議定書・サイバー犯罪条約と日本政府の立ち位置

 今でもはっきり理解されていない方が多いのが、この問題にかかる2つの国際条約です。

 私は2016年2月29日に政府に質問主意書を出しました。この年の3月にブキッキオさんが国連に特別報告をし、勧告が来ることを予想していましたので、それに先駆けて、日本政府が児童ポルノに関し、守らなければいけない条約がどれくらいあるのかをちゃんと調べておこうと思ったからです。

 政府の答弁によると2つの条約があるとのことでした。

 1つは「児童の売買、児童買春及び児童ポルノに関する児童の権利に関する条約の選択議定書」(選択議定書)。そしてふたつ目が、先にお話しした毎日新聞の事例で挙げたサイバー犯罪条約(サイバー犯罪に関する条約)です。

 選択議定書は、同条2cで触れられている通り、実在の子どもしか定義していないので、非実在の子どもは関係ありません。

 サイバー犯罪条約は、第9条では創作物等を含むことにも触れていますが、その部分に関して日本政府は留保しているのです。

 最終的にブキッキオさんは、日本政府が条約に批准していることを挙げて、「児童のポルノ的な描写は描写された児童が現実のものか仮想のものかであるかに関わらず、児童ポルノとされているのだ」と主張し、規制を求めました。

 日本政府は「いずれの文書が国際規範・基準を構成するのかが明らかではないと認識している」「児童の権利委員会はこの点に言及した公式見解を公表したことがない」と指摘した上で、ブキッキオさんの報告と勧告を「国際的規範・基準を形成するものと考えられていない報告書の個人的見解やオプション」であると明確に反論しました。

 とはいえ、私はブキッキオさんの報告すべてに対して批判的ではありません。例えば、日本政府の児童の性虐待に対する対応はどうだったのかという点です。内閣府、法務省、文科省、警察庁など各省庁に児童ポルノまたは性虐待に対処している部署がなかったのです。これは大きな問題となりました。その後、菅義偉官房長官(当時)が中心となって、警察庁が各省庁間の調整機能を担うとして担当部署を置くことになりました。

 いずれにせよ、このブキッキオさんの報告に関し、共産党さんは「日本は、極端に暴力的な子どもポルノを描いた漫画やアニメ、CG、ビデオ、オンライン・ゲーム等の主要な制作国として国際的にも名指しされており、これらを適切に規制するためのより踏み込んだ対策を国連人権理事会の特別報告者などから勧告されています(2016年)」と記載しているのです。

 一連の経緯を知らないのでしょうか。なにを守るのか、どういう内容なのか、機微なものを完全に無視して、取り上げてしまったのではないでしょうか。

韓国のアチョン法、創作物製造が強制性交罪より重罪

 実際に非実在児童ポルノを強く取り締まった事例もあります。韓国では2011年、性犯罪からの児童の保護を謳うアチョン法が制定されました。この法律は創作物も処罰対象となりました。現地に行って関係者に話を聞いてきたのですが、大変なことになっていました。

 マンガやアニメ、ゲームと児童の性被害に関する統計がない中で、同法の対象物には「青少年と認識しうる表現物」も含まれました。仮に因果関係があっても、「被害者である実在児童がいない創作行為の段階で罰していいのか」という論点もあると思います。

 同法が制定された結果、11年時点の児童ポルノ関連の逮捕者は約100人でしたが、12年の逮捕者は22倍の約2200人に激増しました。ゲーム業界の従業員数は12年時点で5万2466人だったものが、規制開始で、14年には25%減の3万9221人まで減少しました。

 極めていびつな部分だと思うのが、同国では成人女性に対する強制性交罪は懲役3年以上とされているにも関わらず、アチョン法では実在児童に対して強制性交をしなくても「マンガ・アニメを製作したら懲役5年以上で就業制限と身元登録がなされる」となってしまっている点です。つまり、実在の人に危害を加えるより、罪が重いのです。

 実在の人物に関する成人わいせつ物を配布すれば、「1年以下の懲役、50万円以下の罰金」となります。一方、アチョン法では、P2Pソフトでアニメをアップロードすると「7年以下の懲役、500万円の罰金、就業制限、身元登録」となります。

 その結果、同法で逮捕された人々が、「わいせつ罪にしてくれ」と申し出る例が続出してしまったのです。

 果たして、この法律は実際の人や子どもを守っているのでしょうか。残念ながら、韓国ではこれだけ厳しい法律を作ったにも関わらず、事件は減りませんでした。

「非実在」の議論はナンセンスでして、実在の被害児童を守れていない現状の日本の児童ポルノ法をもし改正するのであれば、「性虐待記録物」としなければ、前述した3号ポルノ規定を含めて穴がでてしまうのです。

 共産党さんの「2021総選挙政策」では「60.文化」の項目に「『児童ポルノ規制』を名目にしたマンガ・アニメなどへの法的規制の動きに反対します」と書いてある一方、「7.女性とジェンダー」の項目で具体的に表現規制を提言していて、全体として意味のわからない構成になっています。

 児童ポルノ法の未整備部分の課題、本当に子どもたちが守られているのかということ、「記録物」と「描写物」の違い、「国際的な名指し」と捉えている2016年の国連勧告の背景、その報告者についてなど、どこまで理解していたのか。その報告者は日本の子どもたちを守るような取り組みをしていたのか、甚だ疑問です。

 共産党さんだけではなく、ジェンダーという議論は各党で起こっています。ジェンダーは尊いものです。それはあくまでも、実在の人を守るべき方向でなければならないのであって、表現に関してまず言及するものなのでしょうか。

 立憲民主党は次のように記載しています。

「メディアにおける性・暴力表現について、子ども、女性、高齢者、障がい者をはじめとする人の命と尊厳を守る見地から、人々の心理・行動に与える影響について調査を進めるとともに、情報通信等の技術の進展および普及のスピードに対応した対策を推進します」

 この「メディア」に漫画、アニメを含むのではないのかと思われます。自民党も青少年健全育成基本法についての建付けをするという記載があります。これが表現規制につながるのではないかとの危惧もあると思います。私自身は党内にいて、同法調査会の事務局次長を務めてきて、表現規制につながらないように現場で努力してきました。

 各党においても、表現の自由を守るという観点でがんばってもらう人が1人以上いてほしいです。

守るべきなのは「被害がある実在の子ども」

 こうした表現規制の問題にはなぜか「小説・文学」が入ってこないのです。漫画、アニメ、ゲームは青少年健全育成基本条例などの枠組みで、子どもたちに見せてはいけない区分表現だという文脈がある一方、小説は対象外だというのです。

 法務省が公表している「児童虐待に係る事件の検挙人員」によれば、平成30年で強制性交による検挙者は84件中、実父が29件、養父・継父が39件、母親の内縁の夫が13件、その他の男性1件、母親が2件となっています。明らかになっている限り、圧倒的に家庭内が多いのです。「親とはなにか」をまず議論しなければなりません。いずれにせよ、性虐待はそもそも成人が行う事例が大半だと思います。にもかかわらず子どもから、アニメ、ゲームを避けることに妥当性はあるのでしょうか。

「表現の自由」が難しいのは「嫌な話」だからです。ある人にとって「嫌な話」だからこそ、もめるのです。みんなが良いと感じているのなら、そもそも議論になりません。誰かにとっては「嫌な表現」だからこそ、感情的になりやすい。それをお互いが認められるかということが大切だと思うのです。

 エロ・グロ・暴力シーンを推奨はしません。しかし、それらは人間に内在している一つのありようであって、「それをない」としてしまう方がおかしいのではないでしょうか。それをどういう場面で、どうさらすのかは別の話だと思います。区分陳列の議論もあるでしょう。

「根底からやめさせる」となれば、話が違うのです。誰が被害者なのかを、まず考えるべきなのですが、いつの間にかこの議論は、「被害がある実在の子ども」から、「それを見て不快になる人」が対象となり、「不快になるのは人権問題だ」となっていってしまったのです。

「児童に対するわいせつ表現」をなくせば、この世の中から「児童の性虐待という現象」がなくなるのでしょうか。社会はそんなに甘くはありません。むしろ「表現」をなくしさえすれば、「事実がなくなる」という考えこそ、怖くはありませんか?

 リベラルが進むというのは良いことです。個々人の権利が認められていくことに他ならないからです。ジェンダーも非常に尊いことですし、大いに進めるべきだと思います。ただ、極端に偏ってしまうと、それを実現するために厳しい法律を作るとなりかねない。バランスが大切だと思うのです。

 選挙は“お祭り”ですので、「紅勝て!」「白勝て!」と盛り上がり、党派性にエッジが効いて、冷静な議論がしにくい局面になりがちです。私もこの選挙期間中に、この問題を取り上げることに関し、悩みました。しかし、ここで言っておかないと、逆に「非実在児童ポルノ」の議論が先鋭化してしまうと思ったのです。

 似たような話に、昨今だとフェイクニュースの扱いがあります。私も事実と異なる報道や投稿で嫌な思いをしていますので、感情的に言えば「ないほうがよい」とは思います。しかし、そうなると政治家というものは、「匿名表現をやめたほうが良い」と言い出すわけです。

「俺は顔も名前も出して主張しているのにフェアではない」「(誹謗中傷を苦にした元プロレスラーの)木村花さんまで亡くなっているじゃないか」「命を救うためにブロッキングをするべきだ」などという意見が噴出してきます。しかし、匿名でなければ表現できないものもあるのです。党内で私は次のように言いました。

「投票行動は何より尊いことですが、それは匿名で投票しますよね。なぜ実名を記入した上で投票しないのでしょうね」

 ブロッキングもプロバイダなどがデータを全部見て、「良い」とか「悪い」とかを決めるわけで検閲に近いものになる可能性もあります。政治は冷静に考えないと、現象面として不具合や気に食わないことが起こっているときに、取り締まってしまえというムーブメントができると、どんどんそういう社会になってしまいます。選挙とはまさに、そうした契機になり得るので特に気をつけなければいけないと思っています。

(構成=編集部、取材協力=山田太郎/自民党参議院議員)

 

映画レビュー「MONOS 猿と呼ばれし者たち」

人里離れた山岳地帯から、弱肉強食のジャングルへ。裏切り、報復、脱走、そして死。少年少女たちの熾烈なサバイバル劇が展開する。

投稿 映画レビュー「MONOS 猿と呼ばれし者たち」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

甘デジ新台「約1500発」搭載に続く必見マシン…甘い要素が揃った激アツ!!

 下半期も話題作が続々と登場しているパチンコ分野。その中には遊びやすさが特徴の甘デジスペックも含まれており、導入から上々の稼働を実現している。

 今月のデビュー組で注目度が高かったのは、「時速1万5000発」とも評された前作を凌駕するスピード&継続率を実現した『ぱちんこ ウルトラ6兄弟 Light Version』。初当り後の時短40回「6兄弟チャンス」で引き戻すことができれば、継続率約90%「ウルトラ6兄弟RUSH」に突入となる。「甘デジ屈指の連チャン力」といった称賛の声も浮上した。

 遊びやすさとRUSH性能の際立つスペックで登場した『PフィーバータイガーマスクW Light ver.』も注目を集めた1台だ。最高継続率約89%のラッシュを搭載しており、電サポ中は約50%で800発オーバーを獲得できる仕様。ヒキ次第では、甘デジとは思えぬ一撃にも期待できる。

 今後も魅力的な甘デジスペックがスタンバイ。伝説のアイドルとのタイアップ機『Pピンク・レディー 甘デジ』は、100%STへ突入する仕様だ。トータルループ率は約67%で、右打ち中は50%が10R(1000発)とまとまった出玉の獲得に期待できる。シンプル且つスピーディな展開や、用意された名曲を楽しめる点もポイントだ。

 熱狂的ファンを持つ人気シリーズ最新作『デジハネP〈物語〉シリーズ セカンドシーズン』も好稼働を実現しそうな新機種。前作1/199Ver. と大当り比率は同様で、最大出玉は約1500発へとパワーアップしている点が大きな特長となる。

 好評だった演出を手軽に楽しめるだけではなく、納得の出玉にも期待できる魅力的な仕上がり。早い段階より、期待の声が続出していたことも納得だが…。

 名物メーカーが投入する新機種も、甘デジ分野を大いに盛り上げてくれそうな気配だ。「軽い確率」「RUSH突入率100%」「優秀な遊タイム性能」といった特徴を持つ新台など、激アツ機種が参戦を表明している。

『P花満開 月光 THE FINAL』が好調の西陣は、甘デジ2機種のリリースを予定している。

 まずは同社が誇る人気シリーズ最新作『P春一番~恋絵巻~GC250A』。大当り確率1/89.90のSTタイプで、大当り後に突入するSTは50回だ。右打ち中は25%で10R約1,000個の出玉が見込める。

 時短図柄や時短341回の遊タイムも搭載するなど、より手軽に遊べるようになった人気シリーズ最新作。その仕上がりに反響が寄せられている状況だ。

 さらには今年5月にデビューした『P織田信奈の野望 全国版』の甘デジスペックも登場予定。「軽い確率」「RUSH突入率100%」「優秀な遊タイム性能」と、甘い要素が揃った仕上がりへ熱い視線が注がれている。

 甘デジでも100%RUSH突入と安定感は健在。RUSHの継続率は約72%を誇り、右打ち中の20%が10R約900発と展開次第では納得の出玉も獲得できるだろう。

 注目の遊タイムは250G到達で「電サポ379回+残保留4回」が発動。RUSH消化後であれば確率の2倍で遊タイムに到達と、優秀さが際立つ内容だ。その点も稼働に影響を与えそうである。

『P織田信奈の野望 全国版 GC250Aa』

■大当り確率:1/99.90
■天下布武モード時 図柄揃い確率:1/43.17
■天下布武モード突入率:100%
■天下布武モード継続率:約72%
■電サポ回数:50回+残保留最大4回
■遊タイム突入条件:250G到達時
■遊タイム性能:電サポ379回+残保留4回
■賞球/カウント:1&1&3&6&1&9/10C
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