JRAラヴズオンリーユー「日本馬初」のブリーダーズカップ制覇へ。外国馬の動向次第でレースを選ぶ陣営の本気度MAX!

 現地時間11月5日、6日にアメリカのデルマー競馬場で、米国競馬の祭典ブリーダーズカップが開催される。今年は日本馬が多数登録しているが、代表格は川田将雅騎手が騎乗予定のラヴズオンリーユー(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)だ。すでに同馬は現地に到着しており、着々と追い切りを消化している。

 今年は3月のドバイシーマクラシック(ドバイG1、芝2410m)で3着、4月のクイーンエリザベス2世カップ(香G1、芝2000m)で1着と海外でも好結果を残してきた。前哨戦に選んだ国内の札幌記念(G2)ではソダシの2着と惜敗したが、及第点の内容と言えるだろう。ブリーダーズカップ後は再度の香港遠征も控えている。

 10月31日時点で、BCフィリー&メアターフ(米G1、芝2200m)への出走がDMMバヌーシー公式Twitterにて正式に発表された。以前からBCターフ(米G1、芝2400m)とのダブル登録をしていた同馬だが、ここにきてようやく出走レースを決めたようだ。

 このレース選択には、管理する矢作調教師の勝利への執念が垣間見える。

 DMMバヌーシー公式YouTubeチャンネルの10月29日投稿の動画で、矢作調教師は「ギリギリまでメンバーを精査してレースを選びたい」とインタビューに答えていた。その理由は、昨年のBCターフの覇者で、今年の凱旋門賞(仏G1)でも2着したタルナワ(牝5、愛・D.ウェルド厩舎)の存在があるからだ。

 タルナワは初勝利まで4戦を要したが、昨夏から怒涛の快進撃をみせ、G1を3連勝。今年もここまで3戦してG3で1着、G1で連続2着しており、常に勝ち負けを演じている世界トップクラスの強豪だ。

 当初は昨年と同じBCターフのみの登録だったが、途中でBCフィリー&メアターフの方にもダブル登録してきた。それに対して、管理する矢作調教師も相手の出方を伺っていたようだ。一部SNS上では「2頭の直接対決を見たい!」との声も上がっているが、あくまで陣営は勝利に拘る姿勢だ。

 近年海外G1にも参戦する事が多くなった日本馬だが、ブリーダーズカップはいまだ日本馬の勝利はない。歴史を塗りかえる日本馬初のブリーダーズカップ制覇へ、このレース選択が今後の日本競馬史において明暗を分けるかもしれない。

 なおBCフィリー&メアターフは日本時間で11月7日(日)午前5時59分の発走予定だ。インターネットの馬券発売もあるようなので、ファンとしてはさらに楽しみな週末となりそうだ。

(文=ハイキック熊田)

<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?

パチンコ「次回まで電サポ」初搭載…シンプルが故のアツさでファンを魅了!!

 いよいよ復活の「J」が降臨する。第2のRUSH「覚醒HYPER」を搭載した既存機屈指のスピードマシン『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』や、超銀河系スペックの『Pフィーバーマクロスフロンティア4』を導入。

 圧倒的な出玉性能のみならず原作の世界観を組み込んだ多彩な液晶演出でも打ち手を最大限に盛り上げてくれるSANKYOが、今度は極めてシンプルな演出で脳汁を分泌させてくれそうだ。

 かつての「アレンジボール」を彷彿とさせる人気シリーズ最新作の『J-RUSH5』は、歴代シリーズと同じくミドルとライトミドル、2つのスペックを用意。基本的なゲーム性は2015年デビューの『J-RUSH3』を踏襲しており、大当り確率はミドルタイプが288.7分の1となる(ライトミドルタイプは199.8分の1)。

 液晶デジタルはリーチの連続でチャンスを迎え、大当り時はルーレットランプでラウンドを決定(2Ror3Ror10R)。大当り後は例外なく88回or89回、もしくは新採用された「次回まで」の電サポ「チャンスタイム」がスタートする。

 どちらも確変突入率は72%で、通常大当り後の電サポは88回まで。つまり、電サポが89回まで継続した場合は確変確定で、仮に88回で終了してしまっても潜伏確変の可能性がある。この1回転の違いが、本機におけるアツい瞬間のひとつと言っても過言ではないだろう。

 各種法則について説明すると、ルーレットランプの一番右が光ると保留内での大当りが濃厚。青図柄停止時はチャンスアタッカー入賞で点滅するサイドランプによって確変期待度が示唆され、白→青→黄→緑→赤の順に期待度が高まる。もちろん、J図柄のリーチでチャンスを迎える点もしっかりと継承されている。

 また、今作は青図柄停止後に「チャンス目変動」が続き、そのまま大当りするパターンもある模様。各種ランプ演出はサイドランプ点滅、ロゴランプ点滅、枠ランプ点滅、効果音を交えてのヘソランプ点灯でチャンスとなり、ロゴランプや枠ランプに関しては消灯で激アツとなるようだ。

 遊タイムはライトミドルタイプのみ搭載しており、低確率500回転消化で到達。その後は758回の時短が発動するので、大ハマリ台は絶好の狙い目と言えるだろう。

 気になる導入は11月22日の予定。まずは公式HPをチェックして、初陣までに出玉イメージを膨らませておこう。

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JRA「単勝113.4倍」永島まなみが武豊1番人気に4馬身圧勝! 北海道サマーセール682万円の“異端児”ジャマンは第2のデアリングタクトになれるか

 10月31日、阪神競馬場で行われた5Rの新馬戦でどよめきが起こった。

 この日の天皇賞・秋(G1)に騎乗しなかった武豊騎手の大本命馬ホープインザダークが馬群に沈んだからではない。後続をまったく寄せ付けない横綱相撲で圧勝を飾ったのが、単勝万馬券のジャマン(牝2歳、栗東・高橋康之厩舎)だったからだ。

 14頭立て芝1600mのレースだった。スタートを決めた武豊騎手とホープインザダークが敢然とハナを主張したが、そこに「ゲート練習も厩舎のスタッフさんがしっかりとやってくれていたおかげで、すんなりと出てくれた」と、内から抵抗したのが永島まなみ騎手とジャマンだった。

 新人騎手のまさかの抵抗に、1番人気馬で無茶な競り合いに持ち込むわけにもいかない武豊騎手はあっさりと譲歩。若き人馬が堂々とペースの主導権を握った。

 前半の半マイルを49.1秒という超スローペースに持ち込むことに成功したジャマンだったが、単勝113.4倍の馬だけに“泳がされている”に過ぎないかに見えた。何よりも、武豊騎手とホープインザダークが2番手からしっかりと鈴をつけており、普通のレースなら単勝万馬券馬の見せ場は最後の直線までだったはずだ。

 しかし、最後の直線で先に音を上げたのはホープインザダークの方だった。一方、ズルズルと馬群に沈んでいく1番人気馬を尻目に、“枷”が外れたように抜け出したのがジャマンだ。永島騎手が馬場の真ん中に持ち出すと、どんどん後続を突き放していく。結局、最後は4馬身差の圧勝劇となった。

「鞍上の永島騎手がまだ5勝、管理する師匠の高橋康調教師もここまで同じく5勝と苦戦しているコンビだっただけに人気がなかったのかもしれませんが、とても単勝万馬券の馬とは思えない圧勝劇でしたね。レース後に永島騎手が『普段から(調教に)乗せてもらっていて、追い切りもやる毎に動きが良くなっていました』と話していた通り、直前の追い切りの動きも悪くなかったですよ。

もちろん50kgという斤量の恩恵もあったと思いますが、非常に強い競馬でした。来年のクラシックを意識できる逸材だと思いますし、永島騎手としては絶対に手放したくない馬になったでしょう。ここまで同じ女性騎手の古川奈穂騎手など同期に押され気味の永島騎手ですが、この出会いがきっかけになるといいですね」(競馬記者)

 祖母スパークルジュエルの甥にベルモントSやブリーダーズCクラシック(ともに米G1)を勝ったドロッセルマイヤーがいるものの、近親に目立った活躍馬はいない。リオンディーズ産駒だが、1つ上の全兄グロワールミノルが中央で8戦未勝利のまま、今年の夏に地方へ移籍したばかり。昨年の北海道サマーセールにおいて682万円で取引されたジャマンは、デビュー戦から単勝万馬券になるだけの背景がある、いわば“落ちこぼれ”といえる存在だろう。

 しかし、だからといって、それが負ける理由にならないのが競馬だ。この日の4馬身差の圧勝劇は、何が起こるかわからない競馬の魅力が詰まった一戦ともいえた。

「実は昨年に牝馬三冠を達成したデアリングタクトも、当歳時は800万円で上場されるも買い手がつかずに主取りになるなど、決して恵まれた存在ではありませんでした。今から三冠牝馬と比べるのは酷かもしれませんが、ジャマンも前評判をどんどん覆すような存在になってほしいですね」(別の記者)

「フラフラするところはありましたが、直線に入って促すとしっかりと反応してくれた。抜け出して1頭になると周りを気にする余裕があったくらいなので、これからもっと良くなると思います」

 レース後、そう期待を寄せた永島騎手は、これで通算6勝目。仮にジャマンと今回と同じ舞台で行われる来年の桜花賞(G1)を目指すなら、それまでに出走資格となる通算31勝が目標になる。

 師匠の高橋康調教師から「ちょっと勢いをつけてあげたかったし、これで自信を持ってくれれば」とエールを送られた永島騎手。「もっと良くなる」というジャマンの成長ももちろんだが、騎手もまた自身の成長がコンビ継続のカギとなりそうだ。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

JRA武豊「出オチ」で大敗になすすべなし!? 主役から脇役に転落、ダービー馬の甥が単勝万馬券の引き立て役に

 10月31日、阪神競馬場で行われた5Rの2歳新馬(芝1600m)は、永島まなみ騎手の11番人気ジャマンが優勝。単勝オッズ113.4倍の超人気薄ながら、2着アドマイヤジェイに4馬身の差をつける圧勝だった。

 また、同騎手の勝利は8月29日小倉6Rのホワイトターフ以来。約2か月ぶりの美酒となる今年6勝目を手に入れた。

 ジャマンと永島騎手のコンビが上がり3ハロン最速の脚で“圧逃” した一方で、よもやの大敗を喫してしまったのは、武豊騎手が騎乗した1番人気ホープインザダーク(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 同馬はDMMバヌーシーが送り出した評判馬で、血統的にも2012年の日本ダービー(G1)を制したディープブリランテの甥にあたる。鞍上に武豊騎手を迎えてデビューともなれば、デビュー勝ちを期待したファンも少なくなかっただろう。

 14頭立てで行われたレース。5枠8番から好ダッシュを決めたホープインザダークを、武豊騎手はハナを奪う勢いで出していく。これに真っ向勝負を挑んできたのが永島騎手のジャマンだ。

 ライバルを交わして先頭に立つと、ホープインザダークは無理に競ることなく2番手に控える。相手は11番人気の大穴だけに、いつでも交わせるという油断もあったのかもしれない。

 これに対し、隊列がすんなり決まったこともあって、ジャマンはまんまとマイペースの一人旅。前半3ハロン36秒5のスローに落とすと、抜群の手応えで最後の直線を迎えることに成功する。

 あとは直線でバテた逃げ馬を捕まえるだけ。武豊騎手の鞭が1発2発と入り、ゴーサインが出されるもホープインザダークは反応なし。末脚を炸裂させるどころか、そのままズルズルと後退し、後続馬群に飲み込まれてしまった。

「前半の行きっぷりは悪くなかったんですが、ちょっと残念な結果でしたね。2番手から抜け出す横綱相撲に期待したんですが、直線ではアラアラの脚色でした。

距離もマイルですから、血統的にスタミナ切れというには短い気もします。明確な敗因が見当たらないだけに、次走での巻き返しも厳しそうですね」(競馬記者)

 レースを振り返れば、見せ場らしい見せ場もスタート直後だけ。見た目だけならあっさりにも映ったものの、まさかの結末。「出オチ」ともいえそうな敗戦で、決して“負けて強し”という訳でもない。

 武豊騎手と名コンビだったダンスインザダークを母父に持つ血統からつけられた名前の持ち主としては、物足りなさの残ったほろ苦いデビューだった。

 救いがあるとすれば、3歳秋に飛躍した馬が目立つモーリス産駒であることか。この一戦だけで判断するにはまだ早い。もう少し長い目で見たい馬である。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

『青天を衝け』の岩崎弥太郎が感じたシンパシー…土佐藩の地下浪人と三菱商会の数奇な運命

土佐藩の地下浪人の出で、“身分が低い田舎モン”だった岩崎弥太郎

 NHK大河ドラマ『青天を衝け』に、ついに三菱財閥の創業者・岩﨑彌太郎(1835〜1885年/以下、岩崎弥太郎と表記)が登場する。演者は8代目・中村芝翫(しかん)だそうだ。

 そこで、弥太郎ってどんな人だったのか、再確認しておこう。

 岩崎弥太郎は天保5年12月11日生まれ。天保5年は西暦に換算するとおおむね1834年なのだが、弥太郎は12月生まれなので、西暦では翌1835年1月9日にあたるそうだ。弥太郎は渋沢栄一(演:吉沢亮)の5歳年上なのだが、演者の中村―吉沢は29歳差。実際は弥太郎のほうがちょっと先輩だっただけなのだが、『青天を衝け』では親子ほど貫禄の違う人物に描かれるのだろうか。

 話はそれたが、弥太郎は土佐国安芸(あき)郡井ノ口村(現在の高知県安芸市)に地下浪人(じげろうにん)岩崎弥次郎の長男として生まれた。

 阪神タイガースがキャンプをはる、あの安芸市である。高知市から35kmも離れており、東京でいえば、だいたい新宿―八王子間に相当する距離である。ネットで調べると徒歩で8時間かかるそうだ。江戸時代の人間が倍の早さで歩いたとしても4時間かかる。2010年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』では、高知市内にやってきた弥太郎(演:香川照之)が、坂本龍馬(演:福山雅治)に遭遇する場面がよく見られたが、そう滅多やたらには高知市内にまでは出向かなかったのではなかろうか。

 まあ要するに、土佐藩士からすると、弥太郎は田舎モンだったのだ。しかも身分が低かった。

 土佐藩には上士(じょうし)、下士(かし)という厳しい身分制度があり、岩崎家は下士の最上位に属する郷士だった。しかも、弥太郎の祖父・弥三郎が郷士株(=郷士の権利)を売り払ってしまい、武士身分を失った「地下浪人」となった。弥太郎の不撓不屈(ふとうふくつ)の闘志は、身分の低さから来る差別的な待遇に反発して生まれたのだという。

勉学優秀なる岩崎弥太郎、江戸に遊学し、昌平黌教授の私塾に学ぶ

 しかし、弥太郎を成功に導いたものは闘志だけではなかった。

 弥太郎は、そのイカツイ風貌から、ハッタリと強気一辺倒の性格であの三菱財閥を創り上げていったのだと思われがちだが、当時の土佐では3本の指に入る秀才だった。藩主から褒賞されたことを契機に、江戸に遊学し、昌平黌(しょうへいこう)教授・安積艮斎(あさか・ごんさい)の私塾に学んだ。今でいえば、東京大学名誉教授主催の勉強会に参加するようなもので、それだけ優秀だったということだ。

 ところが、父・弥次郎が庄屋とケンカして重度の打撲傷を負い、弥太郎は帰郷を余儀なくされる。さらに父が訴訟に負けたため、弥太郎は憤懣のあまり、役所の壁に役人を侮蔑する落書きをして、獄に繋がれてしまう。

 一説によれば、弥太郎は、同房の囚人から算盤・算術を教えてもらい、その後の人生で大きく成功するきっかけとなった(後日、この囚人の遺族に多額の金品を贈呈した)という。

岩崎弥太郎、吉田東洋に認められ、開成館長崎商会で外国人相手に大活躍、土佐藩家老格に大出世す

 当時の土佐藩家老は吉田東洋(『龍馬伝』では田中泯)。人材登用に積極的で弥太郎も吉田に見いだされて出世の糸口をつかむが、吉田は暗殺されてしまう。しかし、吉田の甥・後藤象二郎(『龍馬伝』では青木崇高)に才能を買われ、弥太郎は開成館(かいせいかん)長崎商会の主任を任じられた。

 実は、この開成館こそが三菱財閥の母体なのである。

 開成館とは、吉田東洋が掲げた富国強兵・殖産興業を推進すべく設立された、土佐藩の貿易商社である。紙、樟脳(しょうのう)、砂糖、茶、鰹節など土佐の産物を販売し、その代金で軍艦や武器を購入することを目的としていた。象二郎が統轄していたのだが、交際や遊興で借財がかさみ、弥太郎はその尻ぬぐいとして派遣されたという。

 開成館は貿易商社だったので、駐留外国人を相手にするのだが、弥太郎は外国人からめっぽう信頼された。他藩に頼まれて案件を処理するほどだった。

 弥太郎は外国人をたぶらかすことがうまかったという説もあるが、私見では弥太郎が外国人にシンパシーを感じていたため、外国人からもほかの日本人とは違うと思われたのだろう。

 浦賀に来航したペリーは当時の瓦版で赤鬼のように描かれていた。日本人にとって欧米人は異物以外の何者でもなく、できればかかわりたくなかった。しかし、その技術と輸入品を手にするためには交渉しなければならない。ゆえに陰ではさんざん罵倒していたに違いない。それは、土佐藩における弥太郎の境遇と同じだった。

 土佐藩士にとって弥太郎は身分の低い田舎モンで、能力さえなければ、席を同じくするような人物ではなかった。弥太郎が高知市内に大きな屋敷を買うと、藩の古老が「岩崎が出世するのを見るくらいなら、長生きなどするものではない」と語ったほど忌み嫌われていた。そんな弥太郎は、外国人と自分の境遇を重ね合わせたのではないか。

 弥太郎は開成館で大活躍して異例の出世を遂げ、慶応3(1867)年11月に土佐藩の新留守居役(しんるすいやく)に抜擢された。新留守居役とは、吉田東洋の藩政改革で設けられた新たな家格で、上士の末席に位置する。つまり、地下浪人の子に生まれた弥太郎が、上士に引き上げられたのだ。さらに明治3(1870)年には土佐藩少参事(しょうさんじ)に昇進。江戸時代の中老に相当する「もうすぐで家老」「ほぼ家老」にまで上り詰めた。

岩崎弥太郎、藩営商社・開成館大坂商会を押し付けられ、1873年、三菱商会が誕生す

 話は前後するが、弥太郎が活躍した開成館長崎商会が明治元(1868)年閏4月に閉鎖され、弥太郎は開成館大坂商会に転勤したのだが、明治政府は中央集権化を徹底させるため、各藩の経済的基盤を取り上げようとして藩営商会の廃止を通達。開成館大坂商会も廃止の対象となる。

 これに対し、土佐藩の最有力者・後藤象二郎と板垣退助は、弥太郎と協議して開成館大坂商会の存続を図り、土佐藩から名目上分離して独立させることを決定。明治3(1870)年10月9日、「九十九(つくも)商会」という廻漕業(海運業)に衣替えした(この名称は高知県下の九十九湾に由来する。ちなみに、この日が三菱グループの創業日になっている)。

 翌1871年、廃藩置県で土佐藩が解体されると、板垣・後藤ら旧土佐藩首脳は弥太郎に九十九商会を払い下げようとした。弥太郎は政官界への転身を考え、いったんはこれを断るが、最終的には受け容れ、1872年に「三川(みつかわ)商会」と改称。さらに1873年に社名を「三菱商会」と改めた。三菱グループの社章が、土佐藩主・山内家の家紋「三つ柏」と岩崎家の家紋「三階菱(さんがいびし)」の合成であることは有名である。

 同時期に明治新政府主導で三井、鴻池、小野組等の富商が出資して、巨大海運会社・日本国郵便蒸気船会社が設立され、三菱商会と熾烈な競争を繰り広げた。

三菱商会、国の海運業者育成の対象となり、日本近海の航路を独占す

 1874年の佐賀の乱の鎮圧、台湾への出兵で、明治新政府は軍需輸送を外国の海運会社に要請するが、中立を理由に断られてしまう。そこで、半官半民の日本国郵便蒸汽船会社に要請するが、消極的な姿勢を示したため、政府首脳は激怒。軍需輸送を三菱に要請し、三菱は全力を挙げて政府に協力した。

 明治新政府の事実上のトップである内務卿・大久保利通(演:石丸幹二)は、いざというとき、外国の海運会社や日本国郵便蒸汽船会社がアテにならないことを悟り、国内の海運業者育成を企図(俗に「海運三策」といわれる)。その対象として三菱を選んだ。

 1875年、政府は日本国郵便蒸汽船会社を解散させ、その所有汽船を三菱に無償交付し、海運施設・倉庫等および従業員・船員を継承。事実上、三菱に日本国郵便蒸汽船会社を吸収合併させた。三菱は政府から制約を課される一方、充分な支援を受け、「政商」と呼ばれるようになる。

 こうした援助を受け、三菱が海外にも航路を拡げると、外国の海運会社との熾烈な競争が始まる。弥太郎はみずからの給料を半減し、幹部の月給の3分の1を減給して大幅に運賃を切り下げ、荷主に有利な金融方法を編み出して、これに勝利。外国の海運会社は三菱と競合する航路から撤退した。三菱は日本近海の海運業を独占し、莫大な利益を手にした。

 しかし、三菱をひいきとする大久保利通が暗殺され、大隈重信(演:大倉孝二)が「明治十四年の政変」で失脚すると、三菱へのバッシングが強まる。

 明治新政府は三井等の反三菱派の実業家を糾合し、1883年に共同運輸会社を設立。共同運輸会社は三菱とことごとく競合する航路を設定し、両社は熾烈な値下げ合戦を行い、両社の共倒れが危惧されるに至った。

 この激闘がピークを迎える1885年2月7日、弥太郎は胃ガンにより死去した。享年50歳。弥太郎の死後、両社は共倒れを危惧して同年9月に合併し、日本郵船会社(現在の日本郵船)を設立した。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)、『日本のエリート家系 100家の系図を繋げてみました』(パブリック・ブレイン、2021年)など多数。

パチンコ「6000発」が即連する怪物マシンを輩出…爆裂の一時代を築いた激熱メーカー

 ニューギンの年末商戦は同社が誇る金看板『花の慶次』最新作で挑むようだ。そのマシンこそ『P真・花の慶次2漆黒の衝撃EXTRA RUSH』である。

『慶次漆黒』の第2弾となるが、スペックは大幅にリニューアル。というよりも兄弟機という扱いになりそうだが、業界初となる「時短EXTRA RUSH」や「天下無双前田慶次ZONE」を搭載するなど力の入れようがうかがえる。

「時短EXTRA RUSH」は、RUSH図柄が停止すると時短回数を再セットしたり、「EXTRA」表示中は時短の減算をストップする機能が盛り込まれ、どこまで続くかわからない期待感を持って臨める。

 また、「天下無双前田慶次ZONE」ではMAXラウンドがスピード感溢れる状態で推移していくようで、その出玉感は『漆黒』を凌駕するという。もうわくわくしかない。ちなみに、11/6には「花慶の日2021-秋の宴-ONLINE」というファンイベントが開催予定。そこで『真・花の慶次3』が公開予定だが、本機の新情報にも期待である。

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 さて『花の慶次』といえば言わずとしれた人気機種で、ニューギンはもちろん、球界を代表する機種であるが、かつての1990年代初頭、平成初期のニューギンを支えていたのは権利物であったりする。

 マスコットキャラクターの「すももちゃん」が1995年発売の3回権利物『ミルキーバー』にて初登場を果たしたことからも当時の力関係がわかるだろう。

 この『ミルキーバー』は、どのホールにも設置されていたと思われるくらい導入されていた超人気マシン。1回3セットの約6000発を獲得できる出玉感とシンプルだが気の利いたリーチ演出で多くのファンを虜にした。

 その前に活躍した権利物は『カーニバル』や『カルメン』、『キューティーバニー』といったところで、連チャン性を持った爆発力が魅力のマシンであった。

 1992年登場の『カーニバル』は一発台に代わる大量獲得マシンとして業界を席巻。停止すればリーチ確定となる「オールマイティー図柄」の採用など見どころも多数存在した。

『カーニバル』には意図的な連チャン機能は搭載されていなかったが、後継機ともいえる『カルメン』には3回権利ながら数珠連チャンが仕込まれ、3回目の権利終了時には即連モードや数珠連モードが組み込まれていたという。

 通常時の大当り確率は1/365だが、50回転以内の数珠つなぎが頻出するなどアツい機種であった。2連しただけでも1万2000発。打ち手を熱狂させるのも当然である。

 そしてその爆裂性は『キューティーバニー』に受け継がれる。上記2機種同様の3回権利機として大ヒットした本機は、3回目の大当り時に一定の条件を満たした際、即連必至の高確モードへ移行するというとんでもない仕組みであった。

 このループによって何万発も平気で吐き出すモンスターマシンとして名を馳せたのである。また、この仕組みを利用すれば意図的に店側で高確率の台を仕込めることもあり、モーニング台を用意していたホールも存在した。

 このようにニューギンの権利物は今の『慶次』並みに一時代を築いたのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

 

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JRA【みやこS(G3)展望】武豊×クリンチャー「18年凱旋門賞以来」のコンビ復活!当該コースで帝王賞勝ち馬を負かしたアノ馬にもチャンスあり

 11月7日、阪神競馬場ではチャンピオンズC(G1)の前哨戦・みやこS(G3)が開催される。過去2年の覇者を含む多数の重賞ウイナーが出走を予定している。

 連覇を狙うのはクリンチャー(牡7歳、栗東・宮本博厩舎)だ。3歳時には牡馬クラシック三冠を皆勤し、4歳秋には凱旋門賞(G1)にも挑戦するなど、芝の中長距離路線で活躍していた。

 しかし、フランスから帰国後は成績が頭打ちとなり、6歳となった昨年にダート路線に転向。安定した末脚でほぼ毎回上位争いに加わっていた。ダートで初勝利を挙げたのは1年前の当レース。その後は4戦して、チャンピオンズC(G1)こそ11着に敗れたが、交流G3を2勝、さらに今夏の帝王賞(G1)は6番人気で3着に健闘している。

 ダート転向後は後方待機からマクる競馬が多かった。しかし、今年に入ってからは逃げ、先行で結果を残しており、自在性も増した印象だ。

 鞍上は凱旋門賞以来、3年1か月ぶりとなる武豊騎手が務める。芝を走っていたころから本馬のダート適性をいち早く見抜いていたという武騎手。ダートではもちろん初コンビとなるが、どんな戦法で臨むのだろうか。

 オーヴェルニュ(牡5歳、栗東・西村真幸厩舎)も芝でデビューしたが、3戦目の2歳11月にダート路線に転向。以後、1800m前後の中距離を中心に走ってきた。

 本格化したのはちょうど1年ほど前。昨年11月からリステッド競走を連勝すると、今年1月の東海S(G2)も勝って、連勝を「3」に伸ばした。

 続くフェブラリーS(G1)は大幅な馬体減も響いたのか13着に惨敗。しかし、3か月の間隔をあけて臨んだ平安S(G3)で馬体重をしっかり戻し、立て直しに成功。アメリカンシード以下に6馬身差をつけ圧勝した。

 しかし、続く帝王賞では7着に敗退。またしてもG1の壁に跳ね返された。ただし、G2以下では力上位。ここでも好勝負必至とみていいだろう。今回の阪神1800mは、昨年12月のベテルギウスS(L)を制した舞台。後に帝王賞を勝ったテーオーケインズに競り勝っている。ここではクリンチャーと並び主役候補の1頭だ。

 オーヴェルニュと同じダート重賞2勝の実績を誇るスワーヴアラミス(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)も侮れない。

 昨年3月に重賞初挑戦でマーチS(G3)を制覇。ダート路線を盛り上げる存在になると思われたが、その後は一転スランプに陥った。

 1年以上にわたる不振(5戦連続5着以下)から復活を遂げたのは今夏の北海道シリーズ。6月の大沼S(L)で59kgを背負って2着に入ると、続くマリーンS(OP)で1年3か月ぶりの勝利を飾った。

 さらに、函館開催のエルムS(G3)も勝って重賞2勝目。前走・白山大賞典(G3)でも3着に好走し、完全にスランプを脱したといっていいだろう。

 エルムS後には、松田大作騎手が「6歳でピークを迎えたくらい」と語っており、勢いは本物。得意のスタミナ勝負に持ち込んで、重賞3つ目のタイトルを狙う。

 前走レパードS(G3)を勝ったメイショウムラクモ(牡3歳、美浦・和田勇介厩舎)は、柴田善臣騎手とのコンビで歴戦の古馬相手に挑む。再びこの馬で自身が持つJRA最年長重賞V記録を更新できるか。

 ロードブレス(牡5歳、栗東・奥村豊厩舎)は、昨年の日本テレビ盃(G2)が最後の勝利。ただし、今年は中央・地方のG3で3着が3度ある。ここでも上位争いに加わってくる可能性は高いだろう。

 19年の当レース覇者ヴェンジェンス(牡8歳、栗東・大根田裕之厩舎)は、3走前に今回と同舞台の三宮S(OP)でクリンチャーに快勝しており、2年ぶりのリピートを狙う。キャリア29戦目で初ダートとなるダンビュライト(セ7歳、栗東・音無秀孝厩舎)もダート適性があれば、大駆けがあっても驚けない。

 例年以上に好メンバーが集まった印象の今年のみやこS。ここを勝ってチャンピオンズCに進むのは果たしてどの馬になるか。発走は15時45分を予定している。

JRA【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】オーソリティ連覇なら38年ぶり!C.ルメールは藤田伸二氏以来の快挙へ、強敵は「初コンビ」M.デムーロ×マイネルウィルトス

 11月7日(日)の東京メインは、伝統のアルゼンチン共和国杯(G2)。ハンデ戦だが、2011年以降の勝ち馬10頭のうち9頭は3番人気以内と比較的平穏に収まることが多いレースでもある。

 今年は絶対的な存在はおらず、混戦ムードが漂う。それでも1番人気はオーソリティ(牡4歳、美浦・岩戸孝樹厩舎)だろう。

 昨年は、青葉賞(G2)以来となる休み明けで臨み、古馬を蹴散らした。中山で開催された1982-83年のミナガワマンナ以来、38年ぶりとなる連覇を狙う。

 その後は、暮れの有馬記念(G1)に出走したが14着に大敗。年明け初戦のダイヤモンドS(G3)で巻き返しを図るもクビ差の2着に敗れた。

 間隔をあけて臨んだ天皇賞・春(G1)で10着に終わると、その後に左下腿骨の骨折が判明。全治6か月と診断され、年内復帰も危ぶまれていた。しかし、経過は順調で、今月上旬に美浦に帰厩すると、坂路・Wコース併用で乗り込まれてきた。

 G2以下では「4-1-1-0」と馬券圏内を外したことがなく、1年前も部位は違うが骨折休養明けで結果を残している。信頼の軸馬候補といえるだろう。

 鞍上は昨年と同じC.ルメール騎手が2度目のコンビ。このレースで連覇を果たした騎手も1992-93年の藤田伸二元騎手(92年=ミナミノアカリ、93年=ムッシュシェクル)を最後に出ていない。

 人馬ともに“レア”なアルゼンチン共和国杯連覇を果たすことはできるだろうか。

 オーソリティの対抗格筆頭はマイネルウィルトス(牡5歳、栗東・宮徹厩舎)か。

 衝撃の走りを見せたのは4月の福島民報杯(L)だった。極悪の不良馬場で行われたレースで、各馬が脚を取られる中、マイネルウィルトスは1頭だけスイスイと末脚を伸ばした。2着馬につけたタイム差は「1秒8」。文字通りの大差勝ちだった。

 その後は重い馬場への適性を見込まれ、凱旋門賞(G1)挑戦の話も持ち上がったが、続く函館記念(G3)で8着に敗れ、同レースへの出走は見送り。挽回を期した札幌記念(G2)は、11番人気で4着に健闘した。

 前走後は一息入れ、秋初戦は一気に500mの距離延長。2000mまでしか距離経験はないが、未知の魅力が漂う。

 鞍上には「マイネル軍団」主戦騎手の座を狙うM.デムーロ騎手が指名された。オークス(G1)のユーバーレーベン、新潟記念(G3)のマイネルファンロンに続く、重賞勝利をもたらすことはできるだろうか。

 アイアンバローズ(牡4歳、栗東・上村洋行厩舎)も初の2500m戦に臨む。ただし、2400mのレースを中心に使われており、距離延長時の成績も3戦して2着3回と結果を残している。

 今春に2勝クラス、3勝クラスを連勝し、一気にオープン入りしたアイアンバローズ。5か月の休養を挟んで、京都大賞典(G2)で昇級初戦を迎えた。混戦模様のなか、やや過剰ともいえる3番人気に支持されたが、1コーナーで不利を受けるなど不完全燃焼の12着に終わった。

 馬体重も18kg増で、若干体にも余裕があったか。叩き2戦目の変わり身に期待がかかる。

 アドマイヤアルバ(セ6歳、美浦・柄崎孝厩舎)の激走にも注意が必要だ。デビューから3歳春の京都新聞杯(G2)までは9戦すべて馬券圏内の「2-6-1-0」と安定していたものの、9着に敗れた18年の日本ダービー(G1)以降は「0-0-1-20」と大スランプ。

 ただ唯一、3着に激走したのが今回と同じ舞台で行われた3走前の目黒記念(G2)だった。単勝オッズ170.7倍のブービー人気で、好位から粘り込み、三連単配当は99万円超。その後は、宝塚記念(G1)12着、オールカマー(G2)8着と凡走しているが、大穴をあけたこのコースで春の記憶がよみがえるか。

 この他には、昨年の青葉賞で3番人気のオーソリティを上回る2番人気に支持された逸材のフライライクバード(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)、前走・京都大賞典でマカヒキを上回るメンバー最速の上がりで4着に追い込んだディアマンミノル(牡4歳、栗東・本田優厩舎)、昨年の阪神大賞典(G2)で2着の実績があるトーセンカンビーナ(牡5歳、美浦・加藤征弘厩舎)などが上位をうかがう。

 “荒れない”ハンデ重賞、今年のアルゼンチン共和国杯は15時35分に発走を予定。オーソリティとルメール騎手の連覇達成なるかに注目が集まる。

パチスロ「蝶ランプ」の元祖…安心の完全告知タイプで登場!!

 パチスロで「蝶」のランプと聞くとオリンピアの『南国育ち』シリーズを思い浮かべるファンも多いことだろうが、実のところ、元祖は同社の4号機『南国物語30』である。

 デビューは2004年で、ゲーム性は完全告知の沖縄仕様Aタイプ。レバーONで筐体上部にある蝶の告知ランプが点滅すればボーナス確定で、ビッグ中はリプレイハズシを駆使することで対フリー打ちよりも20枚ほどの上乗せが見込めた。一部エリアではチューンアップ、即ち裏モノ化されたが、こちらもリプレイハズシの効果は絶大で、あまりの甘さから女性専用台として営業するホールもあったほどだ。

 5号機時代の2016年には、疑似ボーナス機へと生まれ変わった『南国物語』が登場。ボーナスの初当りと連チャンはそれぞれのモードで管理され、どちらのモードも上位に滞在するほど初当り及び「ときめきゾーン」中の連チャン期待度がアップする。

 同年には、低確率状態からCB揃い(チャンス1枚役の取りこぼし)を経てボーナス高確率状態へと移行する『南国物語スペシャル』も誕生。こちらはリアルボーナスの連チャンが味わえるタイプで、設定6はチャンス1枚役の出現率が顕著に優遇されている。

 また、2018年にはボーナスタイプの『南国物語TYPE-A』も世に送り出された。

 このほど平和が製品サイトを公開した6号機『パチスロ南国物語30』(製造:アムテックス)は、初代と同じく沖縄仕様のボーナスタイプ。ボーナスはビッグとREGの2種類で、ビッグは平均264枚、REGは120枚の獲得が見込める。

 ボーナスは単独以外にチェリー重複もあり、単チェリーや2連チェリーはボーナス濃厚。通常時はチェリー成立を察知すべく、毎ゲーム、BAR絵柄を目安にチェリーを狙うのがベストだ。

 レバーONでボーナス成立をお知らせする「蝶ランプ」の告知パターンは多彩で、「高速点滅」「スロー点滅」「蝶のみ点滅」「葉っぱのみ点滅」といったパターンはビッグの可能性大。悦に入りながら7絵柄を目押ししよう。

 REG中は上にチェリーがある方のBAR絵柄を狙って中段にベルを入賞させればサイドランプフラッシュが発生し、その色で設定が示唆される模様。ボーナス終了後の上部ランプフラッシュも同様で、赤や虹の発生は激アツと思われる。

 肝心のボーナス確率はビッグが設定1:287.4分の1~設定6:256.0分の1、REGが設定1:431.2分の1~設定6:316.6分の1、合算は設定1:172.5分の1~設定6:141.5分の1。有効ラインは中段・下段・右下がりの変則3ライン機だ。
 
 なお、導入は2021年1月を予定している。

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JRA【京王杯2歳S(G2)展望】「4戦4勝」C.ルメール&「距離延長はプラス」コラリンが中心!逆転視野は新種牡馬の産駒たち

 11月6日、東京競馬場では京王杯2歳S(G2)が行われる。昨年はダイワメジャー産駒のモントライゼが優勝し、鞍上C.ルメール騎手はこのレース通算4勝目を飾った。

 今年の主役候補も同じルメール騎手のダイワメジャー産駒。叔父にG2・3勝のシャケトラがいる良血コラリン(牝2歳、美浦・岩戸孝樹厩舎)だ。

 6月札幌のデビュー戦(芝1000m)は1番人気に支持されたが、スタート後の不利が響き、4着に敗れた。2戦目は函館芝1200mの未勝利戦で、今度はスタートでやや後手を踏んだが、すぐに挽回。横山武史騎手がうまく内に潜り込み、道中は2番手を進んだ。直線に入って早めに先頭に立つと、そのまま押し切って勝ち上がった。

 続く3戦目は中山芝1200m戦のカンナS(OP)。ここでもスタートで出遅れ後方からの競馬。4コーナーでは8番手という位置だったが、直線で大外に持ち出すと、逃げ馬をとらえ後続馬の追撃を振り切った。

 1000mでデビューしたように、将来的にはスプリント路線を歩むことが濃厚。実際、ルメール騎手も「1400mまでの短距離タイプ」とコメントしている。ただし、スタートがいまいちの現状は、挽回が容易な距離延長はプラス要素と捉えたい。

 また、ルメール騎手はこのレース4戦4勝と好相性を誇る。牝馬の優勝は1998年ウメノファイバーを最後に出ていないが、牡馬相手でもここはコラリンの激走に期待したい。

 8月の新潟マイル戦でデビュー勝ちしたトウシンマカオ(牡2歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)は、1400mへの距離短縮を味方につけたい。

 父はサクラバクシンオーの直仔ビッグアーサーで、現役時代に出走した15レース中14レースが1200m戦。残る1レースも1400mという生粋のスプリンターだった。1600mで勝利を挙げたトウシンマカオだが、血統的にも距離短縮でパフォーマンスを上げる可能性は高いだろう。

 デビュー戦で手綱を取った戸崎圭太騎手も「追い切りから動いていました。それがレースに現れていました。ただ少し前向きすぎるところがあります」と性格的にも将来は1200~1400mが主戦場となりそう。

 ビッグアーサー産駒はこれが重賞初挑戦。いきなり2歳重賞を勝てば、種牡馬としての価値が急上昇することは間違いないだろう。

 新種牡馬シルバーステート産駒のベルウッドブラボー(牡2歳、美浦・和田雄二厩舎)も父に重賞初勝利を届けたい。

 デビューは今回と同じ東京1400m。道中は好位4番手を進んだが、ハイアムズビーチの3着に敗れた。その後は、2歳未勝利、ダリア賞(OP)を連勝し、満を持して秋初戦を迎える。

 この馬の武器はレースセンスの高さ。3戦すべて好位につけ、末脚も確実だ。手綱を取ってきたM.デムーロ騎手も「乗りやすいです」というコメントを残している。ただし、「馬混みが好きではないようで、3~4コーナーではだいぶ気にしていました」とも。

 今回は丸山元気騎手へ乗り替わる予定だが、ポジション取りさえ気を付ければ好勝負に持ち込めるだろう。3連勝で朝日杯FS(G1)へ向かいたい。

 この他にも、ディーマジェスティ産駒のシゲルファンノユメ(牡2歳、美浦・伊藤圭三厩舎)、ロゴタイプ産駒のラブリイユアアイズ(牝2歳、美浦・ 黒岩陽一厩舎)という新種牡馬の初年度産駒にも期待がかかる。

 ロードカナロア産駒のキングエルメス(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎)とヴィアドロローサ(牡2歳、美浦・加藤征弘厩舎)は、いずれも北海道で勝ち上がってきた。前者はクローバー賞(OP)5着からの巻き返しを図る。新馬、すずらん賞(OP)を連勝中の後者は軽い芝への対応がカギを握る。

 ここを勝って朝日杯FS(G1)に名乗りを上げるのは果たしてどの馬か。発走は15時35分を予定している。