パチスロ「一撃9999枚オーバー」が頻発…最強クラスの“万枚製造機”が一世を風靡!【5号機を支えたトップメーカーの軌跡~オリンピア・平和~②】

 5号機初期の暗黒時代を支え、後のAT・ART全盛期時代でも華々しい活躍を見せたヒットメーカー。その「軌跡」をご紹介するこのコーナーでは、当時話題だった名機たちをスペックや特徴を交えながら振り返る。

 今回は、パチンコ・パチスロ両分野で活躍する「オリンピア・平和(通称、オリ平)」編第二弾だ。

『南国育ち』『島唄』シリーズといった、4号機時代の人気作を続々とリバイバルする同社は2009~10年、5号機第二弾となる『めぞん一刻〜あなたに会えて、本当によかった〜』『南国育ちスペシャル』『アントニオ猪木が元気にするパチスロ機』などをリリース。ファンから一定の評価を得ることに成功したが、その後しばらくの間はヒット作に恵まれなかった。

 そうして、5号機はAT全盛期を迎え、どのメーカーも一撃特化の爆裂ATを大量投下していくのだが、そうした中で同社は2013年、強烈すぎるAT性能で話題を呼んだ“万枚製造機”をリリースする。シリーズ第4弾となるパチスロ『ゴルゴ13‐薔薇十字団の陰謀‐』だ。

 スぺックは純増約2.8枚のAT機で、出玉増加の軸はAT「(HYPER)GOLGO RUSH」。消化中はレア役によるゲーム数上乗せがメインだが、その一部で発生する上乗せ特化ゾーン「ASSAULT RUSH(以下、AR)」「GOLGO BONUS(以下、GB)」が超強力で、ヒキ次第では“一撃4桁”乗せも十分に期待できた。

 前者のARは、AT中の「ゴルゴ13図柄揃い」で突入し、MAXBETで同図柄が揃う度にG数上乗せ(30~100G)をしていく仕様。その図柄揃いは継続率で管理されており、最大ループ率は91%を誇る。

 後者のGBは、7揃い時の“入賞ライン”によって恩恵が大きく変化し、シングル揃いであれば単なる疑似ボーナスに過ぎないが、ダブル揃いなら「エンディングボーナス」となり、後述する本機最強の上乗せ高確率ゾーン「HYPER GOLGO RUSH」が約束される。

 また、消化中は赤7揃いの抽選を行い、シングル揃いでARが1セット、ダブル揃いなら2セット、3セット以上獲得なら「HYPER GOLGO RUSH」が確定となる。

「HYPER GOLGO RUSH」は10G間の激アツゾーンで、ARの発生確率が1/3.3まで上昇。最終Gが「ゴルゴ13揃い」なら1G延長されるという特典もあるなど、その破壊力は5号機最強クラスといっても過言ではない。

 そして、本機の設定差は通常時にしか設けられていない。そのため、AT中は設定の高低に左右されない強烈な一撃を味わうことができたのだ。

 そうした設計のゆえ、全国各地で一撃万枚が頻発。その暴れっぷりを見かねて、撤去するホールも相次ぐなど、5号機を代表する爆裂マシンとして名を残したのだった。

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JRA逸走の次は「ドン詰まり」、元エフフォーリアのライバルでM.デムーロが大失態!?

 30日、東京競馬場で行われた紅葉S(3勝クラス)は、2番人気のアオイクレアトールが勝利。年初は1勝クラスだった馬が今年3勝目を決めて、オープンクラスへ昇級することになった。

 2着に4番人気オールイズウェル、3着に3番人気ウイングレイテスト。4頭いた単勝オッズ一桁台の馬が、3着以内に3頭入る比較的平穏な決着だった一方、1.9倍の大本命に支持されながら着外に大敗してしまったのが、M.デムーロ騎手のランドオブリバティ(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)だ。

 同馬はかつて新馬戦・芙蓉S(OP)とデビュー2連勝を飾り、一躍世代のトップ評価の1頭に数えられた実力馬。ところが2番人気で臨んだ昨年のホープフルS(G1)で、4コーナーで外に膨れながら逸走するアクシデントによって競走を中止して以降は伸び悩んだ。1番人気で3着に入ったきさらぎ賞を最後にクラシック戦線から脱落し、条件戦からリスタートする身となっていた。

 だが再始動となった前走の糸魚川特別(2勝クラス)では、ほとんど鞍上の手綱が動くことなく快勝。復活を印象付ける強いレース内容が評価され、年長馬と同じ55キロを背負いながらも、大本命に推された。

 16頭で争われた芝1600mのハンデ戦。4枠7番からスタートしたランドオブリバティは、二の脚の速さで3、4番手につける。半マイル通過46秒3と緩みないペースでレースは流れ、最後の直線を迎えた。

 道中はしっかり折り合って手応えが十分だったランドオブリバティだが、四方を囲まれて追い出しができない状況に陥ってしまう。残り300mで隣を走るオールイズウェルが抜け出しを図ろうとしたため、オールイズウェルの後ろに進路を切り替えようとしたものの、今度は新たにトオヤリトセイトに被せられてしまった。

 そのため、ランドオブリバティはまたも周りを囲まれてしまい、いわゆる「ドン詰まり」の状態に。結局ゴールまで進路を見つけることができず、不完全燃焼のまま7着と惨敗した。

「単独の2番手から押し切った前走と異なり、今回は馬群の中で脚を溜めるレース。デムーロ騎手も新たな一面を引き出そうとしたのかもしれませんが、結果的に裏目に出てしまいました。

この日からBコースに替わった東京の芝は内を通る馬に有利な馬場状態。勝ち馬も同じく窮屈になるシーンがありながら、インに拘って抜け出したことを考えれば、運が悪かったですね」(競馬記者)

 レース後のコメントでデムーロ騎手も「直線で抜け出すスペースができなかったのが残念です」と、敗戦を悔やんでいたが、レースを観戦していた一部の競馬ファンからは、SNSや掲示板を通じて「逸走の次はドン詰まりですか」「ルメールは内を上手く突いたのに……」と、恨み節ともいえる声も上がることとなった。

 ランドオブリバティは、翌日の天皇賞・秋(G1)を制することになるエフフォーリアと同じ厩舎で同級生。2歳時には厩舎の双璧ともいわれていた2頭の明暗が、クッキリ分かれることになってしまった。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

京王線刺傷、無差別殺人の模倣の連鎖…死刑のための殺人が続出、犯罪抑止効果に疑問も

 10月31日夜、東京都内を走る京王線の電車内で乗客が切りつけられるなどして、17人が重軽傷を負い、そのうちの1人、70代男性は意識不明の重体に陥っている。この事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された24歳の服部恭太容疑者は「仕事を失って嫌になった。2人以上殺して死刑になりたかった」「ハロウィーンなので人がたくさん乗っていると思い、電車を狙った」などと供述したという。

「2人以上殺して死刑になりたかった」と供述していることから、いわゆる「死刑のための殺人」をもくろんだ可能性が高い。「仕事を失って嫌になった」とも供述しているので、絶望感から自殺願望と復讐願望を抱き、無差別殺人を企てたと考えられ、「拡大自殺」とも呼べる。

土浦市の事件

 同様の事件は過去にも起きている。たとえば、2008年3月に茨城県土浦市で発生した無差別殺傷事件である。

 2008年3月23日、土浦市のJR荒川沖駅で、両手に文化包丁とサバイバルナイフを握りしめた男が、全力で疾走しながら、手当たり次第に人に切りつけた。1人が命を失い、7人が重軽傷を負うこの惨劇を引き起こしたのは、4日前に土浦市内でまったく面識のない男性を刺殺した容疑で指名手配中だった当時24歳の金川真大元死刑囚(2013年死刑執行)である。犯行動機は「複数の人を殺せば死刑になると思った。誰でもよかった」だった。

 金川元死刑囚は、携帯電話を2台所有し、「おれが神だ」「おれがやることがすべてだ」などのメールを自分あてに送っていた。このことからも明らかなように、強烈な自己愛の持ち主であり、起訴前の精神鑑定でも「自分は特別な扱いを受けるべき存在」と思い込む「自己愛性パーソナリティー障害」と診断されている。

 もっとも、現実の金川元死刑囚は、高卒後進学も就職もせず、コンビニなどでのアルバイトを転々とするフリーターにすぎなかったのだから、「(没頭していた)テレビゲームの主人公に比べ、自分は無能」と感じたのも当然だ。こうした敗北感を一発逆転する手段は「魔法」しかないと思ったからこそ、「ファンタジーの世界」に憧れ、「魔法使いになりたい」と望んだのだろう。自分あてにメールを送っていたのも、傷ついた自己愛を補完するためだったと考えられる。

 このように、自己愛的イメージと現実の自分のギャップに悩んでいた金川元死刑囚の根底には、強い自殺願望が潜んでいた。彼は、朝起きて近くのコンビニにアルバイトに行き、帰宅するとゲームで遊んで寝るだけの毎日の中で、「生きがいが感じられず、満たされなかった。満たされるのは、ゲームをしている瞬間だけ」と供述している。

 そのため、自殺を考え始めたが、「痛い思いをするだけで死ねないかもしれない」ので、「一番手っ取り早く他人に殺してもらえるから」と選んだのが、殺人を犯して死刑になるという方法だった。

 逮捕後も、「誰かを殺して死刑になりたかった。ただそれだけ」「今でも死にたい。精神鑑定のときも、刑事責任が問えないと判断されたら、どうしようと思った。死刑にならなかったら、と不安だった」と繰り返しており、「こんなに時間がかかるなら、自殺すればよかった」とまで言っている。

 つまり、金川元死刑囚は、強い自殺願望を抱いていたものの、自分で自分を傷つけるのは痛いし、死にきれないかもしれないから、死刑によって自殺を遂行しようとしたわけで、典型的な「死刑のための殺人」といえる。

東京都江戸川区の事件

 その後も、「死刑のための殺人」は発生している。2015年11月12日、当時29歳の青木正裕被告(2018年に無期懲役確定)が、東京都江戸川区の自宅アパートに当時高校3年だった17歳の少女を連れ込み、首を絞めて殺害し現金を奪った事件である。

 青木被告は、殺害から2日後の14日に自首して逮捕され、強盗殺人と強盗強姦未遂の罪に問われたが、裁判員裁判で「連続殺人をして、死刑になろうと思っていた」などと供述した。その背景には、長年の欲求不満と孤独があったようだ。

 中学時代には同級生から無視される「いじめ」を受けたと訴えており、両親が別居して母親と同居したものの、母親からは愛されず、高校卒業後に専門学校に入学してから独り暮らしを始めたという。また、「人生で友人は1人しかいなかった」とも話している。

 さらに、動機について「バイトでは生活費などが足りず、消費者金融から100万円以上の借金があった。高血圧や、それによる心筋梗塞などの病気もあった。自暴自棄になり、自殺か連続殺人をして死刑になろうと考えた」と語った。また、自首した理由については、「事件を起こしてすっきりしたので、(自殺も別事件も起こさず)自首した」などと述べている。

 いうまでもなく、死刑は最も思い刑罰である。いまだに日本で死刑制度が維持されているのは、死刑への恐怖には犯罪抑止効果があると信じている人が多いからだろう。ヨーロッパのほとんどの国では死刑がすでに廃止されており、EUに加盟するには死刑廃止が条件になっているにもかかわらず、アメリカと日本で死刑制度が存続しているのは、やはり死刑の犯罪抑止効果への期待が大きいからだと考えられる。

 ところが、「死刑のための殺人」を犯す人間がいると、死刑の犯罪抑止効果に疑問符が付きかねない。当然、死刑の是非に関する議論も出てくるはずで、由々しき問題だと思う。

コピーキャット

 しかも、この手の事件は「コピーキャット ( copycat )」、つまり模倣を引き起こしやすい。無差別殺人犯の多くは、先行する同種の事件を模倣するからだ。たとえば、加藤智大死刑囚が秋葉原事件を引き起こしたのは2008年6月8日だが、事件の4日前に、<土浦の何人か刺した奴を思い出した>と掲示板に書き込んでおり、金川元死刑囚が起こした無差別殺傷事件に触発されたことは明らかである。

 さらに、秋葉原事件の後、加藤死刑囚に共感する若者が少なくなく、この事件を模倣するような大量殺人の予告や通り魔事件が続発した。加藤死刑囚自身が、新たな負の連鎖の震源になったわけで、この連鎖はいまだに続いているように見える。

 今回逮捕された服部容疑者も、今年8月に小田急線で乗客が切りつけられた事件を参考にしたという趣旨の供述をしているようで、「コピーキャット」による犯行といえる。こうした負の連鎖をいかにして断ち切るか、そろそろ本気で考えるべきだろう。

(文=片田珠美/精神科医)

参考文献

片田珠美『無差別殺人の精神分析』新潮選書、 2009年

片田珠美『拡大自殺―大量殺人・自爆テロ・無理心中』角川選書、2017年

読売新聞水戸支局取材班『死刑のための殺人―土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録』新潮文庫、2016年

●片田珠美/精神科医

広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。パリ第8大学博士課程中退。京都大学非常勤講師(2003年度~2016年度)。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析学的視点から分析。

 

パチスロ新台「初期枚数最大1000枚」純増約6枚の“最強最驚最恐”ストレートATがまもなく!

 ファン待望の「とある」シリーズ第2弾、パチンコ『Pとある科学の超電磁砲』のティザーPVを立て続けにアップしてファンを賑わせている藤商事はこのほど、こちらも最新タイトル『パチスロリング 運命の秒刻』の製品サイトを公開。「最強最驚最恐スペック」と称する、そのゲーム性を明らかにした。

 お馴染みのホラー映画をモチーフとした本機は、1G純増約6.0枚のAT機能が出玉増加の主軸。通常時はチャンス役、ゲーム数、「亡魂ポイント」によってCZ及びボーナス(疑似)を目指す流れで、チャンス役成立やゲーム数消化で移行する前兆「呪いの7日間」は日数の進行と共に期待度がアップする。

 亡魂ポイントは約40分の1で発生する逆押しナビで獲得でき、累計獲得ポイントは蝶の色で示唆。ポイントが満タン(5ポイント)になれば「運命の分岐」が始まり、その時点でCZ以上が濃厚となる。

 CZは2種類あり、期待度約37%の「怨念解放の刻」は「確率アップパート」と「抽選パート」の2部構成。前半は10G間でボーナス当選率アップ抽選が行われ、後半は最大5回、表示された確率でボーナス当否がジャッジされる。

 もうひとつのCZ「運命の秒刻」は、60秒以内に貞子が出現すればボーナスが確定する模様。その出現パターンは全36種類あるそうで、突入時のボーナス期待度は70%超とかなり高い。

 初当り時は主に「貞子BONUS」が発動し、差枚数約100枚以上獲得まで継続。消化中はベル以外で「井戸ポイント」が蓄積され、井戸ポイントMAXで「超貞子BONUS」への昇格抽選が行われる。

 貞子BONUS消化後は25G+αの「呪いの連鎖」へ移行し、引き戻し抽選。ここでの引き戻し期待度は約62%or約82%or約97%で、3回引き戻した場合も超貞子BONUSへと昇格するようだ。

 本機最大のウリである超貞子BONUSは減算なしのストレートATで、初期枚数は最大1,000枚。継続中はリプレイを契機とする「貞ポイント」10ポイント獲得による上乗せ、リング絵柄揃いによる上乗せ、「絶恐CRASH」「貞子接近ZONE」といった特化ゾーンによる上乗せなどがあり、まさしく最強最驚最恐の出玉を味わうことができる。

 超貞子BONUS後は引き戻しゾーン「貞子接近ZONE」へ移行し、文字通り、引き戻しに期待。これらを経てエンディングへと発展すれば、完走約2,400枚は目前だ。

 気になる導入は12月予定とのことだ。

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【JBCレディスクラシック(G1)展望】大井の7歳牝馬サルサディオーネがJRA勢撃破へ!武豊リネンファッションはG1初挑戦で逆転狙う

 3日(水・祝)、金沢競馬場ではJBCが開催される。3歳以上の牝馬によって争われるのがJBCレディスクラシック(G1)である。

 1800m前後を中心に使われてきた有力馬が多いなか、今年は1500mで行われる。この距離への対応がレースの行方を左右するだろう。

 今年の主役は43戦という豊富なキャリアを誇るサルサディオーネ(牝7歳、大井・堀千亜樹厩舎)。年齢のよる衰えを全く見せず、それどころか7歳の夏を越え、さらなる充実ぶりを見せている。

 もともとポテンシャルは高く、3歳夏のレパードS(G3)で2着に好走し、牝馬ダート路線を引っ張る存在になるとみられていた。しかし、その後は伸び悩み、本格化したのは19年末に大井に移籍してから。

 移籍2戦目の報知グランプリCで重賞初Vを飾ると、1600~1800m戦を中心に成績は安定。3走前のスパーキングレディーC(G3)を6馬身差で逃げ切ると、スパーキングサマーC、そして牡馬相手に日本テレビ盃(G2)も勝利し、怒濤の3連勝でG1制覇に王手をかけた。

 1500m以下の距離は中央時代に2度経験。いずれも東京1400mで、2桁着順に終わっている。ただし、1600mで好成績を残しており、適性よりはやや短い距離だが、対応は十分可能だろう。むしろ心配なのは右回りコースに替わる点だ。

 左右別の通算成績を比べると、左回りの「11-6-3-13」に対し、右回りは「0-0-0-10」。本格化後は、ほぼ左回りに専念しているのも事実だが、強いて不安を挙げるとすれば右回りへの対応ということになりそうだ。

 武豊騎手とのコンビでG1初出走を果たすリネンファッション(牝4歳、栗東・坂口智康厩舎)は安定感が持ち味だ。

 通算成績は「4-6-2-3」で、ダートで掲示板を外したのは1度だけ。武豊騎手とのコンビは4度目となるが、過去3戦は全て2着という結果を残している。

 重賞初挑戦となった2走前のスパーキングレディーCではサルサディオーネに6馬身差の完敗を喫したが、武騎手は「昇級戦で初めてのことが多いなかでいい内容だったと思います。目処が立ちました」と前向きなコメントを残している。

 前走のブリーダーズゴールドC(G3)では久々に逃げの手を打ち、マルシュロレーヌの2着と着実に力をつけている。サルサディオーネと2度目の対戦で前回の6馬身差をどこまで詰められるか。武騎手の手綱さばきにも注目したい。

 レーヌブランシュ(牝4歳、栗東・橋口慎介厩舎)は、前哨戦のレディスプレリュード(G2)を圧勝し、1年ぶりのG1に駒を進めてきた。

 昨年の関東オークス(G2)を制しているようにスタミナは豊富。キャリア13戦中12戦で1800m以上の距離を使われているのが何よりの証拠だろう。唯一走った1600m戦は昨年のヒヤシンスS(L)で、カフェファラオの10着に大敗。やはり1500mへの対応がカギとなりそうだ。

 JRA勢の5歳牝馬2頭にもチャンスがある。

 テオレーマ(牝5歳、栗東・石坂公一厩舎)は、3か月の休み明けで臨んだ前走レディスプレリュードでレーヌブランシュの2着に好走。1500m以下の経験はないが、1600m戦は3戦2勝なので、あっさりこなしても不思議はない。

 マドラスチェック(牝5歳、美浦・斎藤誠厩舎)は昨年のTCK女王盃(G3)で重賞初制覇。大井1800mで行われた昨年の当該レースはファッショニスタにアタマ差の2着だった。鞍上を務めるのは斎藤新騎手。父の管理馬でG1制覇を狙う。

 この他には、昨年の関東オークスで3着の実績があるクリスティ(牝4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)にもチャンスがある。ダートは過去2戦だけだが、今年のヴィクトリアマイル(G1)でハナを切ったように、テンのスピードは一級品。M.デムーロ騎手の思い切った騎乗に期待したい。

 浦和の名門・小久保智厩舎所属のダノンレジーナ(牝5歳、浦和・小久保智厩舎)は、実績的にはやや劣るが、1400~1600mが守備範囲。特に1500m戦にはめっぽう強く、4戦4勝と得意にしている。昨年のこのレースでも4着に好走しており、注意が必要だ。

 サルサディオーネが4連勝でG1初制覇を飾るのか、それともJRA勢が意地を見せるのか。発走は3日14時15分を予定している。

京王線刺傷、なぜ停車後にドア開けず?緊急停車して乗客を脱出させず?車両の難点

 衆院選の投票とハロウィンが重なり人出が多くなることも予想されていた10月31日、事件は起きた――。

 同日午後8時頃、調布駅を発車して明大前駅に向かっていた京王線の京王八王子発・新宿行きの特急列車内で、男が突然、男性乗客の右胸を刃物で刺し、さらに車内にオイルをまいて火をつけるなどして、計17人が負傷した。列車が国領駅に停車後、住所・職業不詳の服部恭太容疑者(24)が駆け付けた調布署員に現行犯逮捕された。

 報道によれば、服部容疑者は警察の取り調べに対し「2人以上殺して死刑になりたかった」などと供述しているとされ、詳しい動機などは今後の調べが待たれるところだが、今回の事件では事件発生直後の京王電鉄の対応も注目されている。

 まず、事件は調布駅発車直後に起きたとされるが、列車は次の駅である布田駅では停まらず、その次の国領駅で停車(注:特急列車であったため、本来は両駅には停車しない)。そして国領駅に停車したものの、車両ドアとホームドアが開かなかったため、乗客らは窓から脱出後にホームドアを乗り越えるという行動を余儀なくされた。

 京王電鉄によれば、乗客が非常用ドアコックを使用したために運転士が停止位置を調整するための加速ができなくなり、本来の停車位置より手前で停まったために車両ドアとホームドアの位置がずれ、ドアが開かなかったという。また、手動でドアを開けることはできるものの、乗客が転落する事態を懸念して車掌はそれを躊躇していたという。

 結果的に乗客たちは刃物を持った容疑者がいる車両内に閉じ込められた格好となったわけだが、一連の京王電鉄の対応は適切だったのか、また、同様の事件が発生した場合に備えて鉄道会社各社は対策を取っているのかなどについて、鉄道ジャーナリストの梅原淳氏に解説してもらった。

梅原氏の解説

――車両はなぜ次の駅の布田駅で止まらずに通過し、国領駅で停車したのか?

梅原氏「調布駅と布田駅との間は600mしか離れていないので、仮に平均速度時速40kmで走行したとしますと、54秒後に布田駅に到達します。犯人が調布駅出発直後に犯行に及んだとして、乗客が車内の非常通報装置で乗務員に連絡したり、乗務員に直接知らせる時間はどんなに短くても1分近くかかるので、運転士が列車を急停止させたその瞬間がまさに布田駅を通過中だったと考えられます。

 布田駅から国領駅までの間の距離も700mと短いので、逆に言えば、これだけの短時間でよく停止できたとは思います。当方が解説のために出演したテレビ局のスタッフが京王電鉄広報部に確認したところ、乗務員への非常ボタンが押されたのは布田駅と国領駅との間で、しかも国領駅に接近していたので急停止させたとのことです」

――なぜホームドアと車両の扉が開かなかったのか?

梅原氏「これもテレビ局のスタッフが京王電鉄広報部に確認したところ、国領駅では所定の停止位置よりも2、3m手前に停止し、位置を合わせてホームドアと連動させて車両の扉を開けようとしたところ、その前に乗客が非常用ドアコックを操作していたので車両を再発進させることができなくなったとのことです。

 しかしながら、停止位置がずれていても非常用ドアコックが操作された扉以外の扉は自動で開けられますし、ホームドアも乗務員から手動で操作して開けることはできたと思います。ホームドアには非常時用の扉があるものとないものとがあり、今回はなかったようです。ただし、ホーム両端の乗務員室部分には手動で開閉できる扉があります」

――線路途中で停車して乗客を降ろすという対応はできなかったのか?

梅原氏「今回は布田駅と国領駅との間で急停止させたところ、たまたま停止した場所が国領駅であったので、それよりも手前で停止することはできませんでした」

――京王電鉄の一連の対応は適切だったのか?

梅原氏「車両の扉とホームドアとを開けなかった、開けられなかった点は不適切であったと思います。まとめますと、実は京王線の車両に限らず、鉄道車両は緊急停止して迅速に乗客を降ろすということをしづらい構造となっており、過去にも問題となりました。車両の扉を開けると危険といっても、海外を含めて過去の事故を振り返ると、扉を開けなかったために大事故となったケースは2003年2月に韓国の大邱の地下鉄で起きた放火事件をはじめとして、たくさんあります。かといって乗務員や駅員に完璧さを期することも難しいので、一連の動作を自動的に行えるシステムの導入が必要かと思います」

(文=編集部、協力=梅原淳/鉄道ジャーナリスト)

 

パチスロ「パネルが違えば中身も違う…!?」~4号機名機伝説~ チェリーバー編Part3【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.69】


 待ちに待った初の新基準パチスロ4号機ということで、各方面より多大なる注目を集めて登場した『チェリーバー』。しかし、ホールに導入されてからの評価は、決して芳しいものではなかった。

 例の「基板改修・再封印」によって従来からの裏モノは多くが淘汰された。しかし、新たな勢力が続々と登場したことで、巷のホールでは激しい連チャン性を持つ旧基準3号機の裏モノが、まだまだ圧倒的な勢力と人気を誇っていた。

 そんな中、ドノーマルでなおかつ中途半端なA‐Cスペックで登場したものだから、はじめは物珍しさで飛びついた客も、「やたらコイン持ちがいいだけで当りも重いし退屈だ」と離れていってしまうのであった。

 まぁ、かつての4号機から5号機への移行期も、そして5号機から6号機への移行期であるいまもそうだが、スペックの高い旧基準機が残っている間は、スペックダウンした新基準のウケが悪いのは仕方のないことである。

 さて、デビューから数ヶ月が経った頃、そんな『チェリーバー』に関する不穏な噂が、業界内のどこかしらから聞こえてきた。

「新たに販売される黄色パネルのヤツは、どうやら連チャンバージョンらしい」

 前にも同じような話があった。そう、『コンチネンタルⅡ』の「青いパネルは連チャンバージョン説」である。

 駆け出しだった自分がページ担当を任され、幾度となくデータ取りをしたのだが、結果からいうと空振り、つまりは完全なるガセネタだった。

 その時のいやな思い出が蘇ってきたのだが、火の無いところになんとやら。またしても担当を任され、実戦検証を行うこととなった。


 結果は、いわずもがな。「青コンチⅡ」と同様、またしても空振りを喰らってしまったのである。

 いったい、どこの誰がこんな噂を流したのだろう。まぁ、それだけ当時は、まだまだ「連チャン機」に対するニーズが高かったということだろう。

 そして、黄パネル騒動から数ヶ月が経った頃、ついにホンモノの連チャンバージョンが首都圏を中心に出現する。

 例によって複数のバージョンが存在したようだが、在りし日の『コンチネンタル』を彷彿されるビッグオンリーの連打の応酬は、例のフラッシュ告知の効果もあって、爽快極まるものだった。

 ところで、4号機からは日電協の規定(内規)により、CPUにセキュリティを向上させたLEテック社の「ワンチップ」を使うことになっていた。

 文字通りこれは、CPUとRAMが一体化したもので、2号機や3号機で蔓延した注射など不正改造に対するガードは完璧、つまり「4号機は裏モノ化できない」とされていた。

 ところが、『チェリーバー』はあっさり裏モノ化した。なぜなのだろう。理由は他でもない。『チェリーバー』をリリースした時点でメーカーのエレクトロコイン・ジャパン社は日電協非加盟で、ワンチップを搭載していなかったからだ。


 そもそも、件のワンチップにしたって、結果からいうとあっさりガードを破られ、4号機時代も半ばになると、3号機時代と変わらず裏モノが氾濫することとなった。

 ノーマルでは売れない台を売るためには、手段を選ばない。対策がされると、「業者」はその技術力をもって打ち破る。その繰り返しである。結局のところ、いつの時代もイタチごっこなのだ。

(文=アニマルかつみ)

「背中を見て学べ」からの脱却。リモート環境のOJTの最適解とは?

2021年9月27日、電通トランスフォーメーション・プロデュース局とFunTreによるウェビナー「テレワーク時代のOJT再開発 "背中を見て学べ"をどう超えるか」が開催されました。

あらゆる業界でリモートワークが導入され、従来のOJTでは教育が行き届かないシーンや、「先輩の背中を見て学ぶ」機会の減少に悩んでいる企業の方が増えています。

リモートワーク環境でのOJTはどうあるべきなのか。そのヒントを探るべく、育成のプロフェッショナルをゲストに迎え、コロナ禍の人材育成に注力する電通の取り組みを交えながらディスカッションが繰り広げられました。

登壇したのは、のべ数百人の企業の人事・育成担当にヒアリングを実施し、アカデミックな知見をベースにニューノーマル時代の新しいOJT導入のソリューションを提供してきた犬塚壮志氏、電通人事局キャリアデザイン・プロデューサーの半田友子氏、リモートワーク下での新しいOJTの方法にトライし続けている電通の戦略プランニングディレクターの佐藤真木氏、そして2021年4月にリモートワーク下で電通に入社した鈴木舞氏。

それぞれの視点から、「背中を見て学べ」を超えるOJTのあり方について語り合いました。

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犬塚 壮志氏:株式会社士教育 代表取締役 教育コンテンツプロデューサー。No.1予備校講師/東大院生として教育の専門家・アカデミック視点から企業人事と研修開発、育成プログラムの開発・講師指導を行う。

半田 友子氏:株式会社電通 人事局 キャリアデザイン・プロデューサー。労働環境改革が進む中、「全社員対象の成長支援策」の企画・運営を担当。社外有識者とともに学習コンテンツ開発を推進、半年間で約70講座を企画プロデュース。

佐藤 真木氏:株式会社電通 第3統合ソリューション局 コミュニケーション・ディレクター。ベテラン社員の経験知を言語化し、シェアを促進するプロジェクトを企画。OJTを中心とする現場教育のスペシャリスト。リモートワーク下の新人や若手社員の育成に注力。

鈴木 舞氏:株式会社電通 第2統合ソリューション局 ソリューション・プランナー。大学生時代の専門は、プロダクトデザインとブランドデザイン。リモート環境下の新入社員として「自分価値」をどのようにつくることができるかを模索中。

リモート環境で噛み合わない、ベテラン/中堅の「話したい」と若手の「聞きたい」

第1部は「現場教育の実践」をテーマに、リモート環境下で新しい現場教育にチャレンジされている佐藤氏、そして実際にその教育を受けた新入社員の鈴木氏が活動内容や実施後の感想などを話しました。モデレーターは犬塚氏が務めます。

犬塚:はじめに、リモート環境下の現場教育に何が起きているのか、佐藤さんからご説明いただけますか?

佐藤:現在、現場教育には3つの状況が生じています。それは、「リモートワークでやりやすくなったこと」「リモートワークでやりにくくなったと自覚できること」「リモートワークでやりにくくなったと自覚できないこと」です。

例えば、リモート環境だと場所を問わずにオンライン会議ができますし、このウェビナーのように動画を通して知見の共有がしやすくなりました。

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逆にリモート環境では対面での丁寧な指導が難しく、親睦を深める機会も減ってしまったと感じる方が多いと思います。

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こうした状況に対処することも大切ですが、私は3つ目の「リモートワークでやりにくくなったと自覚できないこと」をどう自覚して対処するかが非常に重要だと考えています。

例えば、毎日のようにオンライン会議を重ねる中で、ふと「リモートワークでみんなの話が長くなったかも?」と感じたことがありました。それはもしかすると、ベテラン/中堅社員の方が「自分が話し足りていないことに、自分で気づいていない」のかもしれません。若手社員のほうが圧倒的に話し足りていないにもかかわらず、つい先輩のほうが丁寧に説明しようと話し過ぎてしまうケースがあると気付きました。

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犬塚:確かに、画面越しだと会話の流れといいますか、キャッチボールの質が少し変化する気がしますよね。その点、鈴木さんは入社当初からリモート環境下でOJTを受けてきたと思いますが、率直な感想はどうですか?

鈴木:やっぱり、先輩方とお話する機会が圧倒的に少ないので、先輩のいろんな考え方や価値観にもっと触れたいと率直に思います。それから、私たちはオンラインの働き方しか知らないので、先輩方がオンラインで何を伝えられて、何を伝えられないと感じているのか、それすらも分からないことに、もどかしさを感じています。

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犬塚:ベテラン/中堅社員の「もっと話したい」という隠れた欲求と、若手社員の「もっと知りたい」という普遍的な欲求がうまくマッチングしていないという問題があるのですね。

ベテラン/中堅と若手が「主人公」になれる舞台を用意する

佐藤:そのようなミスマッチを解決するためのアクションとして、昨年から「武勇伝のナレッジ化」という取り組みにトライしています。これは複数のベテラン/中堅社員が持っているノウハウやこだわりなどの、いわゆる“武勇伝”を、若手社員がインタビューで引き出し、ナレッジとしてまとめて社内に共有する活動です。

犬塚:「武勇伝のナレッジ化」というタイトルだけでもワクワクしますよね。実は私も今年からこの活動に参加しているのですが、実際にやってみた感想をそれぞれの立場から教えてもらえますか?

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鈴木:まず、日々忙しくされている先輩に「時間をください」と言うのはなかなかハードルが高いので、じっくり話を聞く機会を得られたことがすごくうれしかったです。また、共有していただいたナレッジを自分の中で噛み砕いて資料化するところまでやったからこそ、深く吸収できるものがあると思いました。

そして、何よりも会社の暗黙知というか、「会社の空気」みたいなものを初めて感じることができました。リモート環境だと「私は本当に会社に入ったのかな?」と思うこともあったのですが、この活動を通して、ようやく同じ会社の一員になれたと実感しています。

佐藤:インタビューされる側として感じたのは、話をしながら自分の中でも過去の整理ができて、「そういえば、こんな話もあったな」と、若手に話したいことが次々と生まれました。日々リモートでひたすら業務と向き合っていると、頭を整理する機会が意外となかったりするので、すごく良い機会になったと思います。

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犬塚:ありがとうございます。それでは、今回の取り組みから得られた気付きを教えていただけますか?

佐藤:改めて実感したのは、オフライン中心世代とオンライン中心世代との間に、組織文化の「断絶」があるということです。その現実をしっかりと自覚した上で、ベテラン/中堅社員は組織文化の「語り部」となり、若手社員は組織文化の「継承者」となる。つまり、お互いが「主人公」になれる舞台を戦略的に用意してあげると、新しい循環が生まれ、主体性の発露につながるのではないかと思います。

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「背中を見て学べ」ではなく、暗黙知の「言語化」が求められる時代

第2部は「人事の実践」をテーマに、犬塚氏と半田氏によるトークセッションが行われました。

犬塚:今回、なぜ人事の半田さんにOJTを問うのかというと、数年前から半田さんとお仕事をご一緒させていただく中で、人事=Off-JTと現場=OJTの関係性や、人事の人材育成のゴールに対する半田さんの考え方が面白いと思ったからです。改めてご説明いただけますか?

半田:人材育成のゴールは、経営にインパクトをもたらす人材を育てることだと思います。そう考えると、Off-JTとOJTの教育が分業になっている組織構造は、本来のゴールからズレていますし、新入社員のための教育になっていないと感じます。

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犬塚:そうですよね、半田さんのOff-JTは、現場の課題やニーズを起点に研修プログラムを組んでいる点が非常に印象的でした。そんな半田さんがリモート環境下で課題に感じていることは何でしょうか?

半田:一番の課題はタイムマネジメントです。オフラインだと立ち話で済む話もリモートでは全て打ち合わせの場を設ける必要があるので、うっかりすると1日が全部ミーティングで埋まる可能性もあります。そうならないために養わなければいけないのが、タイムマネジメント力です。

1日分のタイムマネジメントができるようになれば、1週間、1カ月、半年、1年のタイムマネジメントもできるようになっていくので、キャリアデザインにも関わる重要な能力ですよね。このナレッジをどう伝達していくかがポイントだと思います。

犬塚:私自身、予備校講師としてeラーニングを行う中で、ナレッジ伝達の難しさを感じています。そこはOJTの現場が抱えている課題と通じるものがある気がします。

半田:従来の“伝承型のOJT”は「背中を見て学べ」が通用しましたが、リモート環境でのOJTはそれができません。だからこそ必要になるのが、指導者の言語化作業だと思います。なんで自分はこの仕事ができるのか、なぜこの課題を攻略できるのか、そういった教える側の暗黙知をもう一度振り返り、言語化しておくことが欠かせません。

犬塚:なるほど、リモート下で教える側に求められる能力も変化してきているということですね。

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やらされた感がある学びに意味はない

犬塚:もう一つ、予備校講師として課題に感じていたのが、主体的な学びを促すこと。特にリモート環境だと自発性をサポートすることがなかなか難しいと感じます。

半田:前提として、やらされた感のある学びは本人に何も残らないので、意味のある学びにするために自発性はマストだと考えています。それこそ、実際の現場で本人が悩みに直面したタイミングで最適な研修の場を提供できるとベストですよね。何とかしたいという気持ちで来てくれるので、本気度が高いほど吸収できるものも大きいというのが実感値としてあります。

犬塚:確かに、半田さんと一緒に研修用のプログラムを開発した際も、現場で活用することを前提にテーマをかなりミクロに分けて動画を作りましたよね。Off-JTのプログラムでありながら、かなりOJT寄りだったなと。

半田:そうですね。これからはOff-JTとOJTが互いに補完し合ったり、越境したり融合したりするのが人材育成の目指すべき姿だと思います。

犬塚:リモートワークが定着したことで、今後ますます各企業でeラーニングの機会が増えてくると思います。その際に必要なコンテンツを改めて教えてください。

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半田:一つは「言語化/説明スキル」です。リモート環境だとテキストのコミュニケーションが中心で、ウェブ会議でも空気感が伝わらないこともあるので、端的に説明して相手を納得させるスキルが求められると思っています。これはもちろん、教える側にも必要です。先ほど申し上げた暗黙知の言語化も大事ですし、第1部で佐藤さんが言っていたように、自分自身のスキルの棚卸しや、キャリアの可視化にもつながります。

もう一つが、タイムマネジメント力です。弊社でも3年前から取り組んでいるのですが、最近は特に現場からのニーズが強くなっていると感じます。タスク分解や、やらないことを決める方法など、教科書的なコツを新入社員に一度しっかりとインストールしていただくことが大切だと思います。

犬塚:最後に半田さんが考える人材育成の理想像を教えていただけますか?

半田:「社員全員が先生で、全員が生徒」のような状態になるのが理想です。「ここが分からない。ここを教えてほしい」という人がいたら、「それ得意。教えます」という人が自然に集まって、みんなで学び合う。シェアハウスみたいなことが実現できたらいいなあと思います。

犬塚:ありがとうございます。私自身もすごく勉強になりました!

「武勇伝のナレッジ化」モニター募集中!

電通と士教育は現在、ベテラン社員のナレッジシェアに関する新サービスを開発中です。

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今回ご紹介した「武勇伝のナレッジ化」をフロー化。人材の選定から新人・若手向けのインタビュー研修、インタビュー実施までをフォローします。その後、インタビューの書き起こしを魅力的な「教材」にまとめ、共有しやすい場所・形式で格納します。

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ベテラン社員に割いていただく時間はわずか1時間。思わずクリックしたくなるような表紙、中身も文字の羅列ではなく、ワクワクする企画書のような仕上がりになります。

現在、「武勇伝のナレッジ化」のモニター募集を受け付けております。ご興味のある方は、お気軽に下記までお問い合わせください。

https://hidenc.funtre.co.jp/

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太田光の選挙特番、賞賛と非難が噴出で物議…「池上彰を超えてる、薄っぺらい知識」

 第49回衆議院議員総選挙の投票が31日に行われ、投票が締め切られた20時、マスコミ各社は開票結果予想を速報した。

 単独過半数(233議席以上)を獲得するかどうかが焦点となっていた与党の自民党は、公示前の276を下回るものの単独過半数を維持する勢い。連立を組む公明党と合わせて安定多数ライン(240台)を超える情勢で、今月4日に就任したばかりの岸田文雄首相(自民党総裁)は安定的な政権運営を見込めることとなる。

 野党第1党の立憲民主党は公示前の110から少し議席を増やす勢いだが、伸び悩みが指摘されており、この4年間の活動に厳しい評価が下されそうだ。日本維新の会は公示前の11議席から3~4倍程度の大幅増という予想も出ており、公明党(公示前:29)と第3党を争う展開となった。

 開票作業が進むなか、テレビ各局は選挙特番を放送。テレビ東京は恒例となったジャーナリスト・池上彰の“冠番組”『池上彰の総選挙ライブ』で独自かつ鋭い切り口で各政党のキーマンに切り込む。日本テレビは『news zero』でコンビを組む有働由美子と櫻井翔(嵐)をMCに据えた『zero選挙』、テレビ朝日は元NHKアナウンサーの大越健介とテレ朝アナの大下容子の『選挙ステーション2021』、フジテレビは人気アナの宮根誠司と加藤綾子をMCに起用した『Live選挙サンデー』を放送し、各局は安定感のある布陣で挑む。

 そんななか異色なのが、TBSの『選挙の日2021太田光と問う!私たちのミライ』だ。選挙特番には初出演となる爆笑問題の太田光をメインに据え、『news23』キャスターの小川彩佳とTBSアナの井上貴博が脇を固めるという意欲的な試みをみせている。

自民党・甘利氏と激しい討論

 同番組冒頭で太田は、番組名をコールする際に「池上(彰)、あ、池上じゃねえ」とさっそく“ボケ”をかまし、さらに自分の名前を名乗る際に「櫻井(翔)」と発言。かつて櫻井との交際が報じられていた小川を指して「小川さんがムッとしてる」とコメントし、スタジオの笑いを誘った。

 その後、出口調査で自身の選挙区で2番手となり落選の可能性も出ている甘利明・自民党幹事長と中継がつながると、太田は「甘利さん、お元気そうじゃないですね。なんかあったんですか?」と話しかけ、「甘利さん、戦犯ですよね? もし(自民党が)負けたら」と畳みかけた。続けて、甘利氏がUR(都市再生機構)をめぐる口利き金銭授受疑惑が追及されている点が今回の苦戦の原因ではないかと問いただすと、甘利氏は「私はまったく関与していない。週刊誌で初めて全容を知った」と回答。すると太田氏は「それ、今まで通り“秘書がやりました”っていう同じ言い訳なんだけど」と指摘し、以下のように持論を述べた。

「自分の選挙事務所のカネの出し入れすらできなかったっていうのは、こんな人にね、経済再生なんか任せられるのかって、“この人、仕事できないんじゃないか?”って、そんな気がしたんだけど」

 これを受け甘利氏は、TPP担当相時代にタフなTPP交渉をまとめたと強調。太田はその功績を認めながらも「俺は、政治家としての甘利さんの資質にがっかりしたというのもある。受け取ったのが100万円ごときでしょ、たかが」と追及の手を緩めない。甘利氏は、

「『大臣就任祝いに連れてきます』って連れてきて、就任祝いを。(金銭受領の)届け出をしたわけで、それは確認されているわけです」

と説明したが、太田は、

「それはさ、今まで通りの言い訳じゃない。その(100万円という)規模感って、日本経済をなんとかしようっていう、できるんですかって。そんな人に」

と疑問を呈した。

 また、もし自民党が大幅に議席を減らした場合の党幹事長としての進退を問われた甘利氏は、「(自民党)総裁に身柄を預けなくちゃならないと思ってます」と言うと、太田は「総裁がOKって言えば、身は引かないという意味ですか?」と質問。甘利氏が苦笑いを浮かべながら「そういうことを聞く番組ですか?」と口にするも、太田は「そういうことを聞く番組なんですよ、これは」と応戦。最後は「ご愁傷様でした。はいどうも」と締めた。

「太田光の選挙特番めっちゃおもろいな」

 この激しいやりとりを受け、Twitter上では以下のように太田の忖度抜きの追求ぶりに賞賛の声があがる一方、批判も続出する事態となっている。

<選挙について「戦犯ですよね?」と生放送で甘利に聞きに行く太田光マジでヤバい>(原文ママ、以下同)

<太田光の選挙特番が想像以上ですごい>

<すげぇ…爆問の太田さん 一切躊躇せずに裸の王様の自民の甘利氏をバッサリ切ってるwww いつもならテレビに出てくる自民党の政治家はみんな忖度に寄りかかってふんぞり返ってるけど TBSの選挙番組、大分期待できるぞコレw>

<選挙特番、tbsの太田光バカおもろい 甘利幹事長を攻めまくるw>

<太田光の選挙特番めっちゃおもろいな めっちゃズバズバ切り込んでる>

<太田光はどこでも太田光でテレビで観て笑ってる。選挙番組でこんなに笑うことなくない??>

<候補者をイライラさせまくってて草 池上彰よりよっぽどいい>

<TBS選挙番組は太田光最高だ!めちゃ鋭い質問しとるわ。>

<太田光のツッコミがすごい。池上の比でない>

<TBSがカオス>

<こんなにおもろい選挙特番はサイコー>

<太田 口のきき方が不愉快。だからチャンネル変えた>

<太田光の選挙特番をチラッと見たけど性格悪くて見てられない>

<太田は完全に田原と池上の物まねだけど、ただの酔っ払いの愚痴にしか聞こえん。なんだこの番組。選挙番組でもなんでもない>

太田光 選挙特番のMCとして選ばれて張り切るのはいいが、人の話しちゃんと聞いてから発言しなよ>

<太田光の選挙番組 偏向がすぎるから変えた>

<太田光と甘利氏の中継にざわざわが止まらなくてテレビ消した…>

<番組の企画がよいだけに、太田さんの知識と質問準備不足を感じてしまってもったいない>

<太田光さん人の話は聞こうよ。だから山本さんの言うことがわからないんだと思う。薄っぺらい知識だけでなにかを主張する人がMCでいいのか??>

<ただただ太田光が不勉強で失礼極まりないだけやわ>

<太田光が色々ヒドイ件よ…失礼過ぎる>

 テレビ局関係者はいう。

「池上の選挙特番は定評があるものの最近はマンネリ化も指摘されており、スタート当初こそ選挙特番の視聴率争いでトップをキープしていたが、ここ数年は他局に敗れることもあった。太田の政治家への追求は遠慮がまったくなく、失礼だとされるようなことまで平気で聞いており、その意味では池上を超えていると感じるし、視聴者的にも新鮮な印象を持ったのは確か。一方、ため口で失礼な質問を遠慮なく繰り出したり、足を組んで肘をついた姿勢のままで発言するなど不遜とも受け取られる態度にアレルギーを示す声もネット上では多いようなので、不透明な部分はあるものの、視聴率的にはテレ東を抜いて民放トップになる可能性もあるのでは」

 番組内では、太田が自民党前幹事長の二階俊博氏に、いつまで政治家をやるつもりかを質問し、二階氏が「失礼だ」と怒る場面もみられるなど、政治家たちとの丁々発止のやりとりが続いた。

(文=編集部)

 

パチンコ「超速の一撃」も期待の新台が始動…人気メーカー「最重要ブランド」へ迫る!!

 年末にリリース予定の『P真・花の慶次2 漆黒の衝撃 EXTRA RUSH』。スピードとMAXラウンドを合わせ持つシステムを搭載するなど、興味深い仕上がりとなっているようですね。

 ニューギンの柱である花の慶次シリーズ最新機種ということで、非常に楽しみな1台でもあります。

 パチンコ、パチスロ、スペック違いなども含めると既に40機種以上がリリース済みの花の慶次。そこで「10年前に登場したのが何か?」と調べてみたのですが、2011年秋にリリースされたのが『CR花の慶次~焔』でした。そこで今回は、この焔を実戦することに。

 2007年に初登場した『CR花の慶次』、それに続く『CR花の慶次~斬』、『CR花の慶次~愛』に続くメインシリーズとしての第4弾がこの焔になりますが、これらは全てMAXタイプなのですね。

 タイトルごとに若干の違いはあるものの、基本的には突然確変、突然時短、突然通常、小当り、潜伏確変など内部的には複雑に見えます。ただ、それを漢気あふれる熱い演出と融合させた類まれなる優秀なマシンだったと思います。

 販売台数や稼働面においても、上記タイトルは全て成功を収めているのも素晴らしいですね。個人的に一番よく打ったのは斬ですが、初打ちで3万発を叩き出したのは良い思い出です。

 この頃の慶次といえば個人的にはランクアップボーナスなのですが、「外れたと思わせて突如ギミックが落下しボーナスが始まる」という演出は本当にドキドキで最高でした。

 もうひとつたまらなく好きだったのがキャラストーリー疑似連。花の慶次のロゴが《ガタガタガタガタ》と揺れながら始まるアレですね。

 1度で終わりリーチにもならないというガセも多いのですが、2連するとリーチ確定で3連すれば熱い! 4連すれば大当り濃厚ですが、2連や3連でも充分に期待できました。あのキセル予告が拝める可能性も意外と高かったのです。

 この頃の慶次は色々な演出が複合していくのがお決まりでしたが、ガタガタ3連からキセル予告、そして落雷や更には金色ふすまや赤文字タイトルなどがドンドン複合していくんですね。

 もうそうなると灼熱必至! そういった複合しまくりの鬼アツ演出がしっかりと当ってくれるのも慶次の良い点でしたね。そして、まさかの外れからの復活大当り演出も原作を忠実に再現していて最高でした。正に異論の余地がないほどの完成度。

 今回は当時あまり打つ事のなかった焔をじっくりと堪能しましたが、慶次シリーズはこれからも目が離せませんね。

『花の慶次』、『真・花の慶次』のダブル体制で展開していく花の慶次に今後も期待しましょう。では最後に、慶次の名言で締めくくりたいと思います。

『虎はなにゆえ強いと思う? もともと強いからよ!』…。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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