JRAマイルCS、衝撃のマイル女王誕生!2020年グランアレグリアの圧勝から見る連覇の可能性。そして浮かび上がる逆転候補の穴馬

●史上初の牝馬による連覇は?

 今週JRAで行われるマイルCS(G1)は、過去にシンコウラブリイ、ノースフライトといった牝馬が勝利。また牡馬ではタイキシャトル、デュランダル、ダイワメジャーらが連覇を果たしているが、牝馬で連覇した馬はいない。その偉業に挑むのがグランアレグリアだ。

 ここまで14戦してG1レースを5勝、そのうち4つがマイル戦というマイル女王である。特に昨年は安田記念でアーモンドアイを破り、秋もマイルCSを勝利して春秋マイルG1制覇を達成。今年になっても春のヴィクトリアマイルを4馬身差で圧勝しており、安田記念と天皇賞(秋)ではともに僅差の2着3着と敗れたものの、今もまだ現役最強マイラーの称号に異論をはさむ余地はない。

 同馬はノーザンファームが生産したディープインパクト産駒。サンデーレーシングにて総額7000万円(1口175万円)と、牝馬ながら高額で募集されたようにデビュー前から期待された馬であった。募集時の評価を見てみると

「その立ち姿から滲み出る良血馬独特のオーラは、王道路線を歩むことを義務付けられた本馬の天命を示しているかのようです」

 と絶賛。確かにデビューからの活躍を見れば、誰もが納得するもの。ここまで獲得総賞金は9億4000万円を超え、10億円まであと僅か。5歳牝馬ゆえにサンデーレーシングの規定で来年2月までに引退するのは既定路線であり、このマイルCSを勝利して10億円を突破させたいところ。しかも場合によってはここが引退レースとなるかもしれないわけで、陣営としては是が非でも勝利したい一戦であろう。

 ここで昨年のマイルCSを振り返りながら連覇の可能性を探ってみたい。昨年はグランアレグリアを筆頭に、レシステンシア、ラウダシオン、アドマイヤマーズ、インディチャンプ、ケイアイノーテック、ペルシアンナイト、サリオスと出走馬の約半分にあたる8頭がマイルG1の勝ち馬というハイレベルな一戦。レースはレシステンシアが前半1000mを58秒5で逃げ、グランアレグリアは出遅れて最後方からの競馬となったスプリンターズSとは異なり、好スタートから5番手の好位置をがっちりキープ。そして直線で難なく抜け出すと、上がり2位の脚を使い快勝、2着にインディチャンプ、3着はアドマイヤマーズ。派手な着差はなかったが、誰が見ても完勝と言える内容であった。今年のメンバーを見てみると負かしたインディチャンプ、サリオス、サウンドキアラらとは勝負付けが済んだ印象。初対決となるダノンザキッド、グレナディアガーズの伸びしろは侮れないが、最大のライバルは安田記念で差のない3着だったシュネルマイスターか。それとも筆者が見落とす意外な穴馬がいるのだろうか

●やはり存在した波乱の使者

 マイルCSは波乱続きのレースで、昨年グランアレグリアが勝利するまで1番人気は10連敗だった。しかも3連単がなかった時代を含めて、2002年から2019年まで毎年万馬券が飛び出していたのだ。その傾向を考えれば、今年のマイルCSは波乱必至で万馬券が飛び出す可能性は非常に高いと考えられる。ならば取るべき選択肢は一つしかない。万馬券的中のプロである暴露王を活用するのが最適解だ。そこで急遽暴露王に取材を試み、マイルCSに関する最新情報やこの秋の傾向について話を聞いた。

――暴露王さんから見てこの秋はどんな傾向ですか?

担当者 コロナ禍の影響もあり、昨年同様に外国人騎手の来日がないことで多くの中堅ジョッキーの活躍が目立ちます。彼らはもともと人気になりにくい騎手であり、多くのマスコミもあまり注目していないので、高配当になりやすいという恩恵もあり、我々としては多くの万馬券的中に繋がっています。またコロナ禍で制限されていた馬主の口取り撮影なども解除され、多くの関係者の意気込みが変わってきたようにも思います。それらはなかなか表に出ることではありませんが、我々は現場の提携記者からしっかりとその詳細を把握しています。

――実際にこれまで的中させた万馬券はどれほどですか?

担当者 この秋は60万馬券を筆頭に6本の10万馬券を的中、払戻額も優に100万円を超えています。重賞でも神戸新聞杯の893倍などを的中させていますが、実のところ今週のマイルCSはこの秋最大級の勝負レースとなる可能性が高そうです。

――マイルCSについてどんな情報を入手していますか?

担当者 マスコミの記事と比較すると正反対の話も大きく、非常に面白い状況ですね。我々が聞いている話では、前走人気で敗れて今回人気を落としているある実力馬陣営からは、『前回はあくまでも叩き台。ここが狙いで、前走は全く度外視していい。大勝負になるよ』といった話や、ある人気馬陣営からは『今回は調整に失敗したけど、そんなことを公に言ったら、あの厩舎はダメだと叩かれるから言えない』といった話も届いています。他にも多くの裏ネタやオフレコ話が入っていますが、それらをまとめるとこのマイルCSは、ある穴馬の激走が期待でき、しかも万馬券が見込めるレースとなっています。

――万馬券の可能性と推定配当はどれくらいですか?

担当者 我々が注目する穴馬が馬券に絡めば、グランアレグリアやシュネルマイスターが相手であろうが、万馬券はほぼ確実です。しかも勝利すればかなりの配当になるでしょう。この秋的中させた60万円馬券を超えるかは、マスコミの報道次第でオッズが変わるので何とも言えませんが、それでもこの秋的中させたレースの中で上位に入ってくる可能性があります。

――その情報を知ることはできますか?

担当者 この情報を提供してくれた関係者としては、マスコミを通じて公にはできない情報ではありますが、より多くのファンに知っていただき万馬券を的中してほしいというのは本音です。そして我々も、コロナ禍がひと段落したこともあり、これから競馬を盛り上げていきたいと思っています。そこで今回、まだ暴露王を知らなかったという方に限り、この穴馬情報、そしてマイルCSの買い目を無料で提供することにします。実際にその買い目通りに買うだけでも万馬券が狙えます。ぜひ多くのファンの皆様に利用していただきたいですね。

 暴露王は東西のトレセンで活動する凄腕の競馬記者たちと独占提携し、彼らがスポーツ紙や競馬専門紙、さらにテレビやインターネットなどのマスコミ媒体では公開できない情報をファンに提供している。つまりトレセンで入手できる本当の情報は、マスコミではなく暴露王を通じて知ることができるのだ。その結果暴露王は、年間300本という驚異的な万馬券的中をノルマとし、毎年それをクリアし続けている。今年も早々に300本のノルマ達成は目前であり、後は昨年の357本を超えられるかどうかが焦点となっている。これだけの万馬券実績を持つ暴露王の情報が無料で聞けるのだ。このチャンスを逃さず活用し、マイルCSは万馬券を狙うべきだろう。そして来週のジャパンCに向けて、しっかりと資金を稼いでおきたい。

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※本稿はPR記事です。

JRAマイルCS(G1)「代打の神様」池添謙一の一発に要注意!? 現役屈指の乗り替わり職人がグレナディアガーズと虎視眈々

 21日に阪神競馬場で行われる秋のマイル王決定戦、マイルCS(G1)。今年はG1馬6頭が登録しており、豪華メンバーが揃いそうだ。

 今秋のG1戦線では、スプリンターズSでピクシーナイト、天皇賞・秋でエフフォーリアが勝利し、3歳馬の活躍が一際目立っている。

 そして今回のマイルCSに登録のある3歳馬5頭の中では、今年のNHKマイルC覇者で、前走の毎日王冠(G2)で春のマイル王ダノンキングリーを下したシュネルマイスターが人気を集めそうだ。

 だが、同じく3歳のG1馬で、今回デビュー戦から全てのレースで手綱を取ってきた川田将雅騎手から池添謙一に乗り替わるグレナディアガーズ(牡3、栗東・中内田充正厩舎)も侮れない1頭だ。

 池添騎手といえば、G1での代打騎乗を依頼されることが多い。大舞台ではマイナスの要素と言われる乗り替わりにもかかわらず、ここ一番の勝負強さを発揮して結果を出す異色の凄腕ジョッキーとして知られている。

 有力なお手馬を多く抱えるトップジョッキーとしては珍しく、昨年はG1で騎乗した11頭の内、なんと8頭が乗り替わりでの騎乗だった。2019年にはインディチャンプでマイルCSを、昨年はグランアレグリアに騎乗した安田記念を代打で見事に勝利している。

 ただ今回、主戦の川田将雅騎手がもう1頭のお手馬であるダノンザキッドに騎乗することや、グレナディアガーズについて川田騎手はかねてから気性が難しい、まだ改善するところが多い馬であると話していることもあってか、今回はG1馬としてはやや評価が下がっている。

 ただ、池添騎手といえば、当代きっての名手である武豊騎手、横山典弘騎手をしても手を焼いたメイケイエールを、スプリンターズS(G1)で4着に導くなど、乗り難しい馬の扱いは得意とするところ。1週前追い切りでもさすがG1馬という抜群の動きを見せたグレナディアガーズに池添騎手も好感触を掴んだ様子で仕上がりも良さそうだ。

 マイルCS歴代最多の4勝を誇り、大舞台で無類の勝負強さを発揮してきた代打の神様・池添騎手。渾身の一撃でグレナディアガーズのG1・2勝目をどう導くか注目である。

(文=椎名佳祐)

<著者プロフィール>
 ディープインパクトの菊花賞を現地観戦し競馬にのめり込む。馬券はアドマイヤジャパン単勝勝負で直線は卒倒した。平日は地方、週末は中央競馬と競馬漬けの日々を送る。

仏当局、罪の隠蔽の疑いでユニクロを捜査…中国の店舗数が国内を逆転、経営リスクも

 カジュアル衣料品の「ユニクロ」を展開するファーストリティリングは10月14日、2021 年8月期連結決算を発表した。柳井正会長兼社長は衣料品のサプライチェーン(供給網)に関し、「人権侵害は容認しない」と宣言した。中国新疆ウイグル自治区で生産される綿に強制労働の可能性が指摘された問題が、ユニクロの経営リスクとして浮上しており、柳井氏はトップとして人権重視の姿勢を強く打ち出した。

 中国の新疆ウイグル自治区をめぐる問題では、4月8日の決算会見で「人権問題というよりも政治問題であり、われわれは常に政治的に中立だ」(柳井氏)とコメントし、明言を避けてきた。新彊ウイグル自治区で採れる綿花は「新彊綿」と呼ばれ、高品質なことで知られているが、ウイグル族の労働者の強制労働という人権問題が存在することが指摘されてきた。

 新彊ウイグル地区の団体が関わった衣料品などの輸入を禁止する措置に違反したとして、米税関当局はユニクロのシャツの輸入を差し止めた。フランスの司法当局はウイグル自治区での人権問題をめぐり、「罪の隠蔽」の疑いでユニクロのフランス法人など4社を捜査した。

 柳井氏は10月14日の会見で、供給網の監査体制について説明した。ユニクロ店舗の6割超は海外にあり、うち約半数は中国に立地する。もし、中国で不買運動が起きれば経営に深刻な打撃を与えかねないという事情がある。

 これまでも中国国内では、少数民族ウイグル族の弾圧に対して懸念などを表明したブランドをめぐり不買運動が勃発。中国3位の独アディダスや4位の米ナイキなどが軒並み減収に見舞われた。「我々は政治的に中立だ」との姿勢から初めて「人権侵害は容認しない」と一歩も二歩も踏み込んだ。これが不買運動を誘発することにならないかと、注目されている。

 一方で柳井氏は「安易な政治的立場に便乗するビジネスは死を意味する」「多くの企業に政治的選択を迫る風潮に疑問を感じる」とも訴えた。中国という巨大マーケットにおける経済成長と、人権のどちらを優先するのかは、両天秤に掛けるような種類の話ではない。

 ファストリの株価は、ウイグル自治区の問題を嫌気して下落。4月9日の同社の株価は大きく値を下げ、終値は前日比マイナス3090円の8万7890円だった。その後も、人権問題について明確な姿勢を示していないとの海外投資家の懸念が強まり、株価は左肩下がりとなった。10月14日の決算会見で、柳井氏が「人権侵害は容認せず」と述べたため、今度は、皮肉にも「不買運動への懸念」(衣料関連を担当するアナリスト)から売られた。

 10月25日の東京株式市場で一時、前週末(10月22日)比3550円マイナス(4.87%安)の6万9230円まで崩落。20年10月14日以来の安値(年初来安値)をつけた。21年3月2日の年初来高値11万500円から37.3%下げたことになる。中国リスクが経営の根幹を揺るがしている。

21年8月期は中国事業が過去最高を更新

 業績は好調だ。2021年8月期の連結決算(国際会計基準)は、売上高に相当する売上収益は前期比6.2%増の2兆1329億円、営業利益が66.7%増の2490億円、純利益は88.0%増の1698億円だった。巣ごもり需要を取り込んで2期ぶりに最高益となった。21年8月期の配当は当初予定通りの年480円とした。

 業績を牽引しているのは海外の事業だ。営業利益が2.2倍の1112億円に達した。国内のユニクロ事業は17.7%増の1232億円と比較して勢いの差は歴然としている。為替差益が膨らんだことや米国のジーンズ子会社の清算益を計上した効果も後押しした。

 現地でシェア1位の中国事業について見ておこう。中国・香港・台湾で構成するグレーターチャイナの21年8月期の売上収益は前の期比16.7%増の5322億円、営業利益は52.7%増の1002億円。売上収益、営業利益ともに過去最高となった。

 中国では外資系アパレルへの逆風が強まっている。人権弾圧問題に懸念を表明したブランドは不買運動にさらされ、こうした有名ブランドの受け皿となった地場のブランドが存在感を高めた。外資離れの影響と分析されているが、「ユニクロの商品の人気も以前ほどではなくなった」との現地のバイヤーの声がある。

 中華圏の業績見通しについて22年8月期の上半期(21年9月~22年2月)は減収減益を見込む。柳井社長は環境の変化を認めており、「(ローカルブランドの伸長の)影響をあるかも知れない」と述べ、「今後は大都市だけでなく、ユニクロの知名度の低い2、3級都市にも出店していく」と戦略の見直しを示唆した。

 11月6日、北京市で初めてとなるユニクロのグローバル旗艦店が、北京のファッションを牽引する繁華街「三里屯」の一角にオープンした。中国の旗艦店としては上海の2店舗に続き3店舗目。今後は、年間100店ペースで出店するという高い目標を掲げ、地方都市に店舗網を広げていく。

 ユニクロが中国に進出してから30年。180あまりの都市で850を超える店舗を展開しており、日本の総店舗数を上回る。今後、中国事業への傾斜は強まることはあっても減速することはなさそうだ。

 国内ユニクロ事業は消費税の総額表示への切り替えに合わせて、実質的に約9%の値下げを実施した割には、客数は伸びていない。国内は「事業改造の年」(柳井氏)とし、企画・生産・販売の仕組みをつくり直した。22年8月期は国内は減収・減益になるが海外のユニクロがそれを補う。

 柳井氏は「グローバルで商売してきたことが生きてくる」と語る。海外ユニクロはグレーターチャイナが下半期、順調な予測が立つことに加え、北米の赤字幅が「大幅に縮小、今後、黒字転換できる」(同)と強気だ。欧州もコロナ下で収益構造の変革が進み、「大幅増収、黒字を達成」(同)する。

 この結果、22年8月期連結決算の売上収益は前期比3.1%増の2兆2000億円、純利益は3.0%増の1750億円を見込み、2期連続の最高益を目指す。年間配当も前期比40円増の520円を計画する。全般に業績は好調なのに株価は低迷。「中国リスク」が深い影を落としている。

(文=編集部)

東電株主代表訴訟、裁判官が原発事故現場を見分…科学を否定した刑事裁判一審と真逆

元会長の勝俣氏、出廷せず

 東京電力福島第一原発事故の刑事責任を問う強制起訴裁判の一審では、被告の勝俣恒久元会長(81)が先頭で入廷し、次に武黒一郎元副社長(75)、最後に武藤栄元副社長(71)が続き、揃って着席するのが常だった。しかし、11月2日に東京高裁で始まった二審(控訴審)では、最初に武黒氏、続いて武藤氏が入廷し、勝俣氏は姿を現さなかった。閉廷後にわかったことだが、勝俣氏は「体調不良」で欠席したのだという。被告に出席の義務がある一審に対し、二審では被告に出席の権利はあるものの、義務はないとされる。

 この日の初公判には約300人が傍聴券を求めて列を作り、30人だけが傍聴できた。一審初公判の際、傍聴した筆者はベルトを外されてズボンが落ちるという屈辱的な身体検査を受けたのだが、一審の永渕健一裁判長はそうした強権的な訴訟指揮を毎回繰り返し、傍聴人から不評を買っていた。

 だが二審では一転、身体検査を行なう係員の態度が大変丁重になる。さらには初公判の冒頭で二審の細田啓介裁判長は「持ち物検査でご面倒をおかけしてすみません」と詫び、傍聴人を驚かせた。

「百聞は一見にしかず」と批判された一審判決

 二審最大の焦点は、国の地震調査研究推進本部(推本)の専門家らがまとめた地震と津波の予測「長期評価」の信頼性だ。この日、検事役の指定弁護士は法廷で、3被告全員を無罪とした一審判決で事実認定を行なった裁判官自身は津波に関する専門的知見を有していないにもかかわらず、長期評価の信頼性を無理矢理否定してしまった上に、現場検証を一切しないまま、前代未聞の過酷原発事故の判決を書くという、不自然なまでの裁判所の不作為を、「百聞は一見にしかず」ということわざを引用して批判した。一方、弁護側は一審判決に誤りはないとして棄却を求めた。

 一審判決では、「大津波は予測できなかった」とした役立たずな津波専門家の証言や論文を重視し、結果的に津波被害を防ぐことはできなかったものの事前に大津波の襲来を予測し、対策を求めていた専門家の見解を蔑ろにしていた。一審判決からは、科学と科学者への敬意など微塵も感じらないのである。裁判所がこうしたスタンスを取り続ける限り、裁判所の信用は地に落ち、不信を招くだけだ。

 一方、強制起訴裁判と同時並行で進んでいる東電株主代表訴訟では、10月29日、東京地裁の裁判官が福島第一原発に赴いて事故現場を見分した。同じ東京地裁の裁判官でありながら、事実認定への取り組み姿勢がまったく異なる。今後、強制起訴裁判の二審でも現場検証が行なわれ、一審判決が招いていた裁判所への不信を取り除けるのかどうか、注目される。

責任逃れの抗弁はもう通じなくなる?

 3被告は、株主代表訴訟でも被告になっている。ところで、刑事事件として福島第一原発事故の責任者を裁く強制起訴裁判の一審で3被告は、いわば“経営者として無能だった”と言い訳したことで責任逃れに成功し、無罪判決を勝ち取っていた。しかし、民事事件として同原発事故を裁く株主代表訴訟で同じ言い訳は通用しない。“無能”ゆえに東電に損害を与えたとして、数兆円規模ともいわれる莫大な賠償責任を負わされる恐れがあるからだ。

 ただ、これまでの株主代表訴訟での被告側の抗弁をチェックしてみると、概ね強制起訴裁判と同様の主張を繰り返しているようだ。強制起訴裁判と株主代表訴訟の両方で被告の弁護に関わっている弁護士もいるにもかかわらず、この言い訳に潜む“リスク”に気づかなかったのか。明らかな作戦ミスだろう。

 そんなわけで、強制起訴裁判と株主代表訴訟は互いに影響を与え合う関係にある。強制起訴裁判の次回公判は来年2月9日。株主代表訴訟は今月末に結審し、来年春にも判決が出る見込みだ。

(文=明石昇二郎/ルポライター)

●明石昇二郎/ルポライター、ルポルタージュ研究所代表

1985年東洋大学社会学部応用社会学科マスコミ学専攻卒業。

1987年『朝日ジャーナル』に青森県六ヶ所村の「核燃料サイクル基地」計画を巡るルポを発表し、ルポライターとしてデビュー。その後、『技術と人間』『フライデー』『週刊プレイボーイ』『週刊現代』『サンデー毎日』『週刊金曜日』『週刊朝日』『世界』などで執筆活動。

ルポの対象とするテーマは、原子力発電、食品公害、著作権など多岐にわたる。築地市場や津軽海峡のマグロにも詳しい。

フリーのテレビディレクターとしても活動し、1994年日本テレビ・ニュースプラス1特集「ニッポン紛争地図」で民放連盟賞受賞。

ビジネスパーソンが仕事中に「アーモンド」を食べると頭と体に良い理由

 ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれる化学物質です。さまざまな栄養素の分解・吸収に関わっている上、成長促進や皮膚・粘膜を保護して炎症を防ぐ作用がある重要な栄養素です。緑色植物が合成して種子に蓄えますが、動物では肝臓、肉、牛乳、卵に多く含まれています。

 ビタミンB2が欠乏すると、特有の症状として口角炎、口唇の周辺や辺縁のびらん、潰瘍が発症し、眼症状としては角膜炎や虹彩炎、皮膚には紅斑の上に細かい鱗状落屑をきたすこともあります。他のビタミンと合わせて欠乏状態になると、ペラグラ、脚気などを起こします。

日本のビジネスパーソンはビタミンB2が不足している

 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、私たちが1日に接種すべきビタミンB2量が示されており、働き盛りのビジネスパーソンは毎日1.2~1.6mgの摂取が推奨されています。それにもかかわらず、令和元年版「国民健康・栄養調査結果の概要」を見ると1.0mg程度しか摂取できておらず、摂取不足傾向にある栄養素の一つとなっています。

 ビタミンB2はレバーやハツなどの内臓類に多く含まれていますが、これらは苦手というビジネスパーソンも多いですし、仕事の合間に気軽に摂取することができないので、手軽に摂取するならばアーモンドがオススメです。アーモンドは100gあたり1mgを超えるビタミンBを含んでいますので、通常の食生活で不足するビタミンB2を補充するには20g、17粒程度食べれば十分です。

 ビタミンB2が不足がちなビジネスパーソンにとって、摂取の重要性を訴えかける研究結果が神戸大学から報告されました。ビタミンB2のこれまで知られていなかった機能として、老化の原因となる、細胞の機能低下を改善する作用があるというのです。

ビタミンB2の新機能は細胞を元気にすること

 超高齢社会を迎えた日本では医療・福祉問題の解決に向け、健康で長生きするための老化研究の重要性が高まっています。体が老化する仕組みは完全にはわかっていませんが、体をつくっている細胞の老化が一因であることが明らかになっています。

 ここ10年ほどの老化研究から、老化細胞は全身の臓器の機能低下を引き起こす有害な作用を持ち、老化細胞の蓄積を防ぐことで、がんや心血管疾患、アルツハイマー病、糖尿病などの、加齢により発症しやすくなる加齢性疾患の改善や予防ができることがわかってきました。老化細胞の蓄積を抑えて健康寿命を伸ばす医薬品の開発は世界中で熾烈を極めていますが、副作用などの問題から、まだ実用化された薬はありません。

 一方で、ビタミンB2は健康維持に必須な栄養素でありながら、老化との関連は研究されてきませんでした。日常的に摂取している栄養素で細胞老化を制御できれば低コストで安全な抗加齢薬が実現できることが期待されるため、神戸大学の研究チームはビタミンB2が細胞老化に与える影響を研究しました。

 研究チームは、ビタミンB2を細胞内に取り込む役目を担うタンパク質量を増やすことで細胞老化が抑制される現象を発見しました。ビタミンB2は細胞内でフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)という物質に変換され、生命活動に必要な化学反応を促進する作用を持っています。細胞内に取り込まれたビタミンB2がFADに変換されて老化抑制に働いたことが発見されたのです。

 さらに詳しく研究を続けたところ、細胞の老化は、細胞の中にあってエネルギー工場として働くミトコンドリアという小器官と密接に関係していました。ミトコンドリアの働きが弱まると細胞が老化状態に陥っていたのです。そこで、老化状態に陥りそうになっている細胞に対して、ビタミンB2を与えてやると、ミトコンドリアの活性が高い状態が維持され、細胞の老化抵抗性も高い状態が持続することが明らかとなりました。

 このように、ビタミンB2は老化ストレスを受けた細胞のミトコンドリア活性を高め、老化状態に陥るのを防いでいることがわかりました。ミトコンドリアの働きは、老化だけではなく、日常の健康や知的作業の生産性にも大きく関わっていることが推測されています。レバーやアーモンドを積極的に摂取することによってミトコンドリアの活性を高め、細胞を元気にすることによって美しい肌や健康な身体を保ち、知的生産性も上がるなら、職場の机の引き出しにアーモンドをちょっと忍ばせておくのは望ましいかもしれませんね。

(文=中西貴之/宇部興産株式会社 品質保証部)

【参考資料】
厚生労働省「日本人の食事摂取基準 2020年版

厚生労働省「令和元年版 国民健康・栄養調査結果の概要

株式会社ロッテWebサイト Medi Palette

神戸大学 Research at Kobe

吉村知事「自ら1日で文通費100万円」問題の卑劣ごまかし手口! リテラの直撃のあとに自ら公開した体で認めるも悪質手口は隠蔽

 日本維新の会副代表である吉村洋文・大阪府知事がツイートして大きな波紋を広げている、国会議員に毎月100万円が支給される「文書通信交通滞在費」(文通費)の問題。10月31日に当選した在職日数がたった1日しかない衆院議員にも日割りではなく満額の100万円が支払われたことを吉村...

パチンコ10万発越えも記録した孤高のメーカー激アツ新台! 最終当落は「クルーン」との噂も!? 

 玉の動きにとにかくこだわる、孤高のメーカー・A-gon。そんな同社はこのほど、最新タイトル『P GOGOピラミッド危機一髪4500』のティザーPVを公開し、早くもマニアを興奮させている。

 先代『CR GoGoピラミッド』は2017年に登場した。まずはピラミッド頂点のスタートチャッカー「Go」を狙い、ここに玉が入れば羽根が4回開放。この羽根に玉が拾われればピラミッド内部へと移動し、2分の1のルートを幾度となくクリアして一番下のVに玉が吸い込まれれば大当りが約束される。

 大当り中は簡単右打ち消化で、『CR GoGoピラミッド2000』は16R約2,000発、『CR GoGoピラミッド1000』は9R約1,000発の獲得が可能。シンプルながらもクセになるゲーム性は、一部の熱狂的信者を生み出すまでに至った。

 その続編となる『P GOGOピラミッド危機一髪4500』のティザーPVは、「伝説のピラミッド」「再び」との文言と共に筐体の一部分が映し出されるだけで、時間はわずか20秒。詳しい仕様などは一切不明だが、ドクロ穴をすり抜けてVを目指す超アナログ的要素は完全継承されているようだ。

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 また、とある大御所ライターが主宰する公式YouTubeチャンネルのTwitterアカウントによると、最終当落にはクルーンが採用されているとの噂がある様子。4500とのタイトルから大当り=4,500発と予想できるだけに、先代以上のアツさを持ち合わせていることは間違いなさそうだ。

 同社は今年8月、ポップコーンが弾け飛ぶ様を模したパチンコ『PビッグポップコーンA』をリリースした。こちらは筐体中央のスタート口に玉が入れば図柄が変動。99分の1を突破して「S」or「B」or「R」が3つ揃えばポップコーンチャレンジへと発展し、S揃いならば14回、B揃いならば5回、R揃いならば2回下アタッカーが開放→そこを狙い打つことで玉がセットされる。

 その後は筐体中央の超跳躍役物に玉が放出され、役物中央にある回転体に弾かれながらも最終的に手前のVに入賞すれば大当り。約1,221個の出玉獲得の末、50%で「ポップコーンRUSH」へ突入すれば約83%での大当りループに期待できる。

 このマシンのツボにハマった際の爆発力はかなりのもので、導入直後のホールでは10万発越えも記録。

 2018年デビューの3段クルーン&時短を搭載した『CR RAIZINMAN』然り、同社のマシンには出玉性能に長けているものも少なくないだけに、この『P GOGOピラミッド危機一髪4500』の詳細も気になるところである。

小室圭さん、解決金400万円の“出所”…眞子さま、連日、秋篠宮邸に里帰りの理由

 結婚問題をめぐり約4年にわたり日本中を騒がせたお2人の新婚生活が、ついに始まった――。

 10月に結婚した秋篠宮家の長女、眞子さん小室圭さんは14日、生活拠点となるアメリカのニューヨークに向けて出国した。

 出国を目前に控えた14日には小室さんは、母親の佳代さんの元婚約者で金銭トラブルの紛争相手だった男性と面会し、約400万円といわれる解決金を支払うことで合意。「FRIDAYデジタル」に掲載された男性の手記によれば、小室さんは男性に対し謝罪せず、

「様々なことを週刊誌に暴露したことは大変悲しいです」

「学生の頃はAさん(元婚約者)のことを紳士だと思っていました。しかしAさんがやっていることは、紳士だったAさんとは乖離していませんか」

などと非難の言葉を投げかけたという。

 眞子さんと小室さんは17年に婚約内定を発表したものの、同年12月には小室家の借金問題が明るみに出て、結婚に向けた行事はすべて延期に。以降、この問題がお2人の結婚の障害となり続けてきた。それが急転直下で解決となったわけだが、皇室に詳しい記者はいう。

「眞子さんの父、秋篠宮さまは記者会見でも『結婚したい気持ちがあるのであれば(小室さん側が)相応の対応をとるべき』と一貫しておっしゃっておられ、小室さんが金銭問題を解決するというのが、秋篠宮さまがお2人に課された結婚の条件だったということでしょう。

 ただ、小室さんが佳代さんの元婚約相手との面会で語った言葉からは、小室さんが“渋々支払った”というのは明白。ただでさえ今の小室さんは、米フォーダム大学ロースクール留学時に受給した奨学金の返済や、留学前の勤務先である奥野総合法律事務所から生活費として援助を受けていたお金の返済を抱えており、さらにニューヨーク州の司法試験に不合格となり、新たな勤務先である法律事務所での仕事も今後どうなるかわからず、金銭面で大きな不安がある。“払いたくない”という心情になるのは当然でしょう。

 小室さん本人に金銭的な余裕はなく、秋篠宮家が解決金を負担するはずもない。そのため、解決金の全額ないし一部を眞子さんが出したという見方が広がっているわけです。眞子さんは国から皇族費として、成年するまでは年間約300万円、成年後は約900万円を受給しており、一定程度の貯金があるとすれば、それを“夫婦のお金”として解決金の支払いにあてたとしても、おかしくはない。先月の結婚会見では、眞子さまがこの4年間、結婚に向けてかなり前のめりで事を推し進めてきた様子が伺えただけに、結婚のために身銭を切った可能性が高いとみられています」

眞子さん結婚会見、秋篠宮さまの思い

 そんなお2人の前途にとって新たな懸念材料も浮上。小室さんはニューヨークの弁護士事務所に勤務することが決まっているが、10月末にはニューヨーク州の司法試験に不合格となったことが判明。今月に入り眞子さんは2日、10日、11日、13日とたび重ねて秋篠宮邸のある赤坂御用地を訪問しており、どのような内容が話し合われたのかが注目されている。

「司法試験の不合格が伝わった直後の2日の滞在時間は約7時間にもおよび、ニューヨークで2人で結婚生活をやっていけるのかという点が話し合われたのかもしれません。渡航前日の13日にも6時間半も滞在していますが、皇室を離れたとしても眞子さんは今上天皇の姪であり、“将来の天皇”である悠仁さまの姉でもあり、品格のある生活が求められるだけに、秋篠宮さまと紀子さまが大きな不安を抱かれておられても不思議ではありません。

 そもそも秋篠宮さまは、眞子さまが先月に小室さんと共に挑んだ結婚会見で、小室家の金銭トラブルについて“私がお願いした方向で進めていただきました”と語り、さらに小室さんがトラブルの最中にアメリカへ留学したことについて“海外に拠点をつくってほしいと、私がお願いしました”と言い、すべてをご自身が主導したかのような発言をした。特に一般人の金銭トラブルに皇族が介入したかのようにも受け取られる発言には、秋篠宮さまがお怒りをお感じになられておられるという報道も出ています。

 通常、眞子さんや佳子さまが公けに出されるお言葉や、記者会見での質疑応答の内容は事前に秋篠宮さまがご確認されますが、今回は皇室を離れた後の会見ということで、もしかしたら秋篠宮さまはご確認しておられなかったのかもしれません。少なくとも秋篠宮さまが事前に目を通されておられれば、あのような文面にはならなかったでしょう。

 また、4年間にわたり世間を騒がせた“けじめ”を国民に示すべき場であるはずの会見で、小室さんは“誹謗中傷が続いたことで私の母も心身に不調を来たし、仕事を辞めざるを得ない状態にまで追い込まれました”などと強調し、まるで被害者であると訴えているかのようなイメージを多くの人々に与えてしまった。常日頃から皇室の言動や振る舞いが世間からどう見られるのかという“世論”を非常に意識されておられる秋篠宮さまは、会見でのお2人のこうした姿勢にどのようなお気持ちを抱いておられるのか。

 里帰りした赤坂から小室さんと滞在するマンションへ帰るタクシーのなかで、眞子さんがかなりお疲れのご様子で沈痛な面持ちだったのは、何か秋篠宮さまから厳しいお言葉も出されたからだったのかもしれません」(前出と別の記者)

 小室さんは来年2月に行われる司法試験に再チャレンジするとのことだが、お2人が一日でも早く安定した生活を手にされることを願いたい。

(文=編集部)

 

パチスロ「一撃8000G超乗せ」などシリーズ最強の爆裂も… 進化し続ける看板コンテンツで話題を独占!【5号機を支えたトップメーカーの軌跡~KPE~③】

 5号機初期の暗黒時代を支え、後のAT・ART全盛期時代でも華々しい活躍を見せたヒットメーカー。その「軌跡」をご紹介するこのコーナーでは、当時話題だった名機たちをスペックや特徴を交えながら振り返る。

 今回は、前回に引き続き、「KPE(現コナミアミューズメント)」編第三弾だ。

 ゲーム性、演出、BGMと三拍子揃った完成度で熱視線を集めた『悪魔城ドラキュラ』。そんな本機をリリースしたKPEは翌2010年、シリーズ第二弾となる『マジカルハロウィン2』を販売する。

 前作と同様、2種類のボーナスとART「カボチャンス」で出玉を伸ばすタイプの本機。だが、ARTはゲーム数固定&ループ型からストックタイプへと一新されたことで、初代以上のART連チャンを味わうことが可能となった。

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 ARTは基本的にボーナスを経由し、BIGボーナス中に発生する「カボチャ図柄揃い」、レバーオン時に発生するストック告知演出「まじかるちゃんす」、ボーナス終了後に必ず突入するチャンスゾーンでの自力当選、この3つがART当選のメインルートとなる。

 そのチャンスゾーン中は、ストックがない場合は自力6択が発生し、押し順成功でART突入が確定。さらにチャンスゾーン中のミッションモードに成功すると、エクストラミッションに昇格し、カボチャンスに突入するまで約1/2の確率でARTのストック抽選が行われるなど、自力での大量上乗せも期待できた。

 プレミアフラグに関しては、前作踏襲の最上位ART「スーパーカボチャンス(以下、スーパーカボ)」が存在。突入契機は同じく特殊ゾーン「(大)魔界」中のボーナス当選だが、本作では次回レギュラーボーナスでのフェンリルバトルに敗北するまで継続する「無限ART」という扱いとなっている。なお、BIGであれば次回継続が確定だ。

 そして本機最大の見どころは、ART中のカボチャ揃いで突入する上位ART「キングカボチャンス」で、同チャンス中はベル入賞の25%でARTをストック。さらに、この間に引いたボーナス中の「まじかるちゃんす」はすべて金宝箱(5個~10個ストック)になるという特徴を持つ。特にREGは大量上乗せのチャンスで、消化中は毎G、1/6で「まじかるちゃんす」=金宝箱が発生する。

 ボーナス以外のART当選契機は天井(通常時1280G消化で、恩恵はスーパーカボ)のみのため、良くも悪くもボーナスの“ヒキ”がART突入のカボを握っている本機。ただ、CZ中の自力要素やARTの上乗せ性能など、設定不問の爆発力も秘めていただけに、多くのプレイヤーから好評を得ることに成功したのだった。

 その1年後にリリースされた後継機『マジカルハロウィン3』は、新たな上乗せ特化ゾーン「カボRUSH」を搭載するなど、シリーズを重ねていくごとに出玉を強化。ここから“一撃万枚”報告が徐々に見られるようになっていく。

 13年には、『マジカルハロウィン4』をリリースし、スぺックはボーナス非搭載のART特化タイプへと進化。ゲーム数上乗せ+継続抽選+セットストックタイプのART「マジカルラッシュ」が出玉増加の軸となる本機は、疑似ボーナス1G連ゾーンとなる「ビーストバトル」や、ゲーム数上乗せ&疑似ボーナスストック&セット数ストックのトリプル抽選を行う最強特化ゾーン「暴走覚醒ラッシュ」といったさまざまな上乗せゾーンを新たに搭載した。

 一方、最も突入しやすいループ型ゲーム数上乗せゾーン「マジカルアタック」は、基本的に数10G乗せ程度で終わってしまう穏やかな性能となっているが、ツボにハマった時の破壊力は本機最強クラスで、“一撃8000G乗せ”という驚きの報告が写真付きであったほどだ。

 そうした爆裂性能のゆえ、適度な遊びやすさを求める既存のプレイヤーから支持は得られず、長期稼働を実現することはできなかったが、次回作としてリリースされた『マジカルハロウィン5』で原点回帰に成功。先述した『マジハロ2』のゲーム性を踏襲し、遊びやすさと爆発力を兼ね備えたスぺックが好評を呼び、現在も絶賛高稼働中だ。

 さて、KPEというよりも『マジハロ』シリーズ特集となってしまった今回の記事だが、他にも、瞬発力のある出玉が魅力の画期的機能「アクセルAT」を生み出すなど(2014年リリースの『激闘! 西遊記』に初搭載)、突出した開発力でも存在感を示している同社。来年2月以降に迎える “完全6号機時代”においても、これまで培ってきたブランド力とノウハウでヒット作を量産してほしいところだ。

JRA エリザベス女王杯(G1)クラヴェルの3着は「必然」だった!? 横山典弘「今まで最高。一番の仕上がり」に加えてリーチがかかっていた“珍記録”

 14日、阪神競馬場で行われたエリザベス女王杯(G1)は幸英明騎手の10番人気アカイイトが優勝。

 3連単の配当は約339万円と中央G1の3連単高配当ランキング第6位にランクインする波乱だった。だが、10番人気が勝ったとはいえ、2着・3着にも人気薄の馬が入らないとこれほどまで大きな払戻とならない。

 そこで、339万馬券に一役買ったのが9番人気で3着に食い込んだクラヴェル(牝4歳、栗東・安田翔伍厩舎)だ。レースでは後方で脚を溜めると、直線は馬群を縫って抜け出て、ゴール前で3着へ浮上した。

 鞍上の横山典弘騎手は「今までで最高、一番の仕上がりだったし、よく厩舎スタッフがここまで持ってきてくれた。ありがたい」と、クラヴェル陣営を賞賛。

 続けて「みなさんが思っているよりとても難しい、特殊な馬。すごい脚を使っているとみられるが、一つ間違えば掲示板もなかった。勝てなかったが、いい仕事はできた。また頑張ってもらいましょう」と、上手く噛み合っての3着であることを強調した。

 横山典騎手は勝敗に関わらず、レース後のインタビューであまり多くを語らないことで有名だ。ただ、今回は文字数で100文字以上を話している。そこには安田翔厩舎との深い間柄が関係しているそうだ。

「安田翔師はクラヴェル以外でも有力馬を横山典騎手へ任せています。重賞やG1で好走したワンダーリーデルやキングオブコージがそうですね。

そういった関係から、横山典騎手も陣営の渾身の仕上げに意気を感じていつもより饒舌になったのでしょう」(競馬誌ライター)

 安田翔師はクラヴェルについて「460キロを切るくらいでちょうどいいと思います」と、レース前にコメント。そして、クラヴェルの当日の馬体重は456キロと望み通り。名手が手放しで褒めることにも合点がつく。

 だが、それほど状態が良くても勝てなかった。エリザベス女王杯まで重賞3戦連続馬券圏内ながら未勝利の「善戦マン」であるため、勝ち味に遅いタイプともいえそうだが、今回の3着はある意味必然の“定位置”だったのかもしれない。

 実はクラヴェルが3着に入ったことでエリザベス女王杯『親子3代3着』と珍しい記録が生まれたのだ。クラヴェルの祖母は06年の3着馬ディアデラノビア。そして母のディアデラマドレは14年の3着馬である。

「親子3代」で思い出すのが、メジロアサマ・メジロティターン・メジロマックイーンの天皇賞・春(G1)親子3代制覇だ。ブラッドスポーツと呼ばれる競馬でも、親子3代制覇は難しく、日本競馬の主流であるディープインパクトの系統も未だに達成していない。

 更に3頭とも3着に入ったのが同じ4歳時。同じ年齢で同じ着順というのは、偶然にしても出来過ぎている。もしかするとレース前に知っていて、クラヴェルを3着に固定した3連単馬券で一獲千金を狙ったファンがいても不思議ではないだろう。

「ディアデラノビア一族の『親子3代』伝説はまだ残っています。実はディアデラノビアとディアデラマドレは共に愛知杯(G3)を優勝しています。クラヴェルが来年の愛知杯へ出走して勝てば『親子3代制覇』になりますから、忘れないでおきたいですね」(同)

 愛知杯も親子3代制覇となり、その背に横山典騎手が跨っていたなら今度はテレビの前で珍しく口達者な姿が見えるかもしれない。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……