パチンコ「爽快90%ループ」が魅力のCR機を完全リメイク!「100連・一撃9万発」クラスの衝撃が再び!?

 ニューギンの新機種『P009 RE:CYBORG ACCELERATOR EDITION』は、2014年に登場した『CR 009 RE:CYBORG』をP機として仕立て直したリメイク機である。時短突破型のゲーム性で継続率が約90%となる「加速RUSH」が本機最大の目玉となる。

 この「加速RUSH」のモチーフにもなっている「加速装置」は主人公009の特殊能力にして009という作品を象徴するものだが、加速装置とは、機械やサイボーグなどに搭載される、知覚や思考、運動速度を高速化する架空の機体制御システムとして知られる。

 ただ、現実でも「加速器」として、電場や地場を利用して粒子に運動エネルギーを与えて加速させる実験装置は存在。この加速した荷電粒子を正面衝突させると非常に高いエネルギー状態を発生させることができるのだが、これは宇宙誕生の「ビッグバン」を擬似的に作り出せるなど科学技術の進歩に貢献する装置なのである。

 さて、今度の「加速装置」が009の最新作の人気と実力に大きく貢献するか、多くのファンが注目しているところであろう。

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 前作のCR版との最大の変更点は大当り確率になる。CR機では1/215.5だった確率が本作では1/199.8と初当りが軽くなった。これにより時短引き戻し率もアップし、RUSHにも突入しやすくなったのである。

 ただ、そのほかの部分でほとんど違いはない。ヘソ抽選時の確変直撃は0.5%で基本的に100回転の時短モードに移行。ここで引き戻せばST100回となる「加速RUSH」に突入し、約90%ループでまとまった出玉を獲得できる流れになる。

 気になる出玉の部分だが、CR版から最大出玉を抑えられているP機の宿命はあるものの、最大出玉となる10ラウンド比率を高く保ちながら5・6・7ラウンドあたりの中間層を手厚くすることでバランスを取り、前作に見劣りしない出玉感を実現している。

 RUSH突入時の平均出玉は6000発以上とほぼ変わらない。「100連オーバー・一撃9万発」といった大記録を打ち立てた前作。それを彷彿とさせる爆裂に期待するファンも多いであろう。

 また、本機にはP機の特性である遊タイムが搭載されていないという面でも互角。というよりは前作を忠実に再現しているといったほうが適切か。完全撤去を迎える人気を博したCR版の「代替」のような意味合いが強いマシンである。

 それを証明するかのように、演出面でもほとんど変更がなく、「超絆ZONE」「天使降臨演出」「ストーリーリーチ~世界の正義を貫け!!」、そして「加速装置」などの重要演出はもちろん、選べる2つの時短モードや回転数で区切られた2部構成のRUSH演出も何の違和感もなくプレイできる。枠さえ変わっていなければ、ほとんど見分けがつかない。

 しかし、その枠の部分でスピーカー性能が向上したり、天激ボタンが搭載されたり、透過版を駆使した009/003ビジョンを採用したりと、ハードの部分で進化という名の「加速装置」が発揮されているのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

JRAの未来はチャンピオンズCのソダシが握るか?注目5頭の検証結果!グランアレグリア、コントレイル、クロノジェネシス引退で群雄割拠の戦国時代突入!

●感動のフィナーレ

 先週行われたジャパンCは、昨年の三冠馬コントレイルが有終の美を飾る見事な勝利を見せた。これでマイルCSを勝利したグランアレグリアに続く引退レースでの勝利。年末の有馬記念ではクロノジェネシスも引退レースを迎えるが、果たして勝利できるだろうか。この秋はJRAの一時代を築いてきたスター達が一斉に引退。いずれもJRAトップクラスの実力馬であり、競馬人気を牽引してきた馬達。ファンとしては寂しい限りだが、新たなスターの誕生に期待したい。その中心は皐月賞と天皇賞(秋)を制したエフフォーリア、日本ダービー馬シャフリヤール、マイルCS2着のシュネルマイスター、そして今週のチャンピオンズCに出走するソダシだろう。

 ソダシは白毛ながら阪神JF、桜花賞、札幌記念を勝利と、その実力は世代屈指。今週のチャンピオンズCで初めてダートに挑戦するが、父クロフネはJRAでも最強と名高いダート王。NHKマイルCを驚異的な追い込みで勝利したが、日本ダービーで敗退。秋はダート路線に変更し武蔵野S、ジャパンCダートを圧倒的な走りで連勝した。その血を引くだけに、ソダシもダートでさらにその素質が開花する可能性は大きい。

 そして白毛というブランドは唯一無二。その存在は今の競馬界で際立っており、ソダシが勝利するだけで社会現象になるほど。それだけに、ソダシの活躍がJRAの未来を担っているといっても過言ではない。しかしこのチャンピオンズCは339万馬券が飛び出したエリザベス女王杯と並び、この秋最大級の難解なレース。そこで競馬情報のプロとして誰もが認めるレジェンドが所属するシンクタンクに、このチャンピオンズCの最新情報を聞いた。

●プロはソダシのダート適性をどう見る

 まずはシンクタンクに所属するレジェンド達をおさらいしておこう。最高顧問を務めるのは、名馬ハイセイコーの主戦騎手を務めた増沢末夫(元JRA騎手・元JRA調教師)。さらにマルゼンスキーの中野渡清一(元JRA騎手・元JRA調教師)、サクラスターオーの平井雄二(元JRA調教師)、武豊よりも早くJRA全10場重賞制覇を達成した安田富男(元JRA騎手)、他にも境征勝(元JRA調教師)など競馬界の大物OBや現役関係者が情報ルートとして在籍。その人脈は騎手、厩舎、馬主、エージェント、外厩、牧場など多岐に渡っている。そのシンクタンクはこの秋も好調のようだ。

「この秋もスプリンターズSの3万8610円的中を皮切りに、マイルCS、ジャパンCとG1レースを連勝。毎週のように厳選した少ない勝負レースで万馬券も的中させていますし、非常に好調ですね。チャンピオンズCに向けても、関連レースのフェブラリーSで2万4940円の万馬券を的中。さらにマーチSでは馬連8320円、3連複2万1460円の万馬券、チャンピオンズCの前哨戦である武蔵野Sでも馬連1790円、3連複5840円、3連単2万7580円とダートの重賞レースで万馬券を仕留めてきました。この結果からも、ダート路線の情報と分析にはかなりの手応えを掴んでいます。もちろんチャンピオンズCも、的中だけでなく万馬券を確信させるような重要な情報を掴んでいますよ」(シンクタンクの担当者)

 やはりこれほどのレジェンド達であれば、マスコミや競馬ファンでは的中できないようなレースを仕留めることができるのは納得。そして気になるチャンピオンズCについては…。

「今年のメンバーを見てみると、ファンとしてはかなりの混戦メンバーに見えるでしょう。昨年の覇者チュウワウィザードはその後1年間未勝利ですし、フェブラリーSを制したルメール騎乗のカフェファラオもかしわ記念で5着に敗れ、夏には芝の函館記念で大敗。昨年3着で武豊騎手が騎乗するインティは2年近く未勝利ですし、地方から参戦するカジノフォンテンがJRAで通用するか未知数。しかも今回はM,デムーロ騎手へ乗り替わりとなっています。前哨戦を勝利したサンライズホープとメイショウハリオはG1の経験がなく、テーオーケインズやダノンファラオもJBCクラシックで敗退。

 そんな状況だからこそ、ソダシの人気が上昇しています。しかし芝の中長距離を使ってきたソダシにとって、激流となりうる中京ダート1800mは危険なコース。展開次第では見せ場もなく大敗、ということも十分に考えられます」(シンクタンクの担当者)

 やはりシンクタンクから見ても、このチャンピオンズCはかなり難解なレースなのだろうか。

「チャンピオンズCは1番人気が過去10年で2度しか勝利しておらず、波乱要素の強いレースです。ファンも頭を悩ましているでしょう。しかしシンクタンクでは、すでに全出走馬陣営から直接本音を入手していますし、各馬の能力比較や展開分析、そして最終的に注目すべき5頭を絞り込むことに成功しています。その中には『高配当の使者』となり得る穴馬も存在しており、配当的にも期待できるレースと断言できます。

 なおこのチャンピオンズCは、ファンの皆様に本物の関係者情報、そして弊社の実力の一端を知ってもらうため、特別に【関係者情報と馬券候補の情報注目馬5頭】を無料公開することになりました。本物の情報とは何か、そのレベルの高さをぜひ体感していただきたいです」(シンクタンクの担当者)

 これはファンにとって大きな朗報だ。誰もが悩むチャンピオンズCの勝負馬を無料で教えてくれるのだ。しかもスポーツ紙などでは入手できないような情報も、合わせて知ることができるのである。これは何を差し置いても利用すべきだろう。またシンクタンクは来週以降に行われる2歳G1レースや有馬記念についても、以下のようにコメントしている。

「2歳戦は情報が命と言われていますが、本物の関係者情報を入手できる我々にとって2歳G1レースは絶好の獲り処で、ドル箱レースになっています。来週の阪神JFは昨年1万7260円の万馬券的中だけでなく、現在8年連続的中。再来週の朝日杯FSは現在4年連続的中、ホープフルSはG1昇格後4年連続的中と確かな実績を誇っています。今年も2歳重賞でしっかり的中をお届けしており、難しい2歳馬の力関係を的確にジャッジできる下地はしっかりと整っています。

 そして、有馬記念も弊社ドル箱G1のひとつ。2018年に3連単2万5340円的中、2019年には3連単5万7860円的中など、過去10年で7勝、現在3年連続的中となっています。今年もクロノジェネシスを筆頭にすでに有力情報が続々届いています。ぜひご期待ください」(シンクタンクの担当者)

 何とも力強いコメントではないか。客観的に見て、これほどG1レースに結果を出している情報は他に見当たらない。彼らが言うように、12月のG1レースはシンクタンクに任せておけば問題ないだろう。このチャンスをお見逃しないよう、12月の大勝負に挑んでほしい。

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※本稿はPR記事です。

助成金5千億円、台湾TSMCの日本誘致は愚かだ…日本の半導体産業は再興しない

世界半導体3大不思議

1.なぜ半導体が不足しているのか

2.どの半導体が不足しているのか

3.なぜ台湾TSMCが日本に工場をつくるのか

 ここ数カ月、半導体のジャーナリスト兼コンサルタントを職業としている筆者としては、これらの問題をなんとしても解決したいと四方八方にアンテナを張り、各種データ解析を行ってきた。そして、とうとうすべての全貌を解明できた。そのきっかけとなったのは、2021年11月18日に、中国の深センで開催されたTrendForce主催のMemory Trend Summitに参加したことにある。

 このSummitでは13件の発表があったが、TrendForceのアナリスト、Joanne Chiao氏による“Wafer Shortages Drives the General Growth of Foundry Capacity in 2022”を聞いて、上記3つの問題の謎がすべて解明できた。さらに、この3つはすべてつながっていることがわかった。

 本稿では、3つの問題を明快に解いてみよう。その解答から導き出される結論は、「TSMCの熊本工場に税金を投入するのは間違っている」ということである。日本政府も経済産業省も、自分たちが犯そうとしている間違いにいち早く気づくべきである。もし再考せずにTSMCの熊本工場に対して手厚い支援を行った場合、あなた方は歴史上で「間抜け!」というレッテルを貼られることになるだろう。

コロナ禍でニューノーマルが定着

 2020年に新型コロナウイルスの感染が世界に拡大し、2021年には人々の生活を大きく変えてしまった。それは、ニューノーマル(新しい生活様式)といわれるようになった。具体的には次の通りである。

・ネット通販では、8週間で過去10年分を売り上げた

・リモートワークを行う人は、3カ月で20倍に増加した

・オンライン学習は、2週間で2億5000万人に拡大した

・オンラインゲームは、5カ月で過去7年分がダウンロードされた

 そして、このニューノーマルの定着により、各種の電子機器が爆発的に売れた。図1は、2021年と2022年における各種電子機器の対前年の出荷台数の増減(%)を示している。

 例えば、リモートワークやオンライン学習に必要不可欠なノートブック(PC)は、2020年に比べて2021年は16.5%出荷台数が増えたということがわかる。しかし、来年2022年は、2021年に比べると出荷台数は7.2%減少する予測となっている。

 このように図1を見ると、コロナ禍でロックダウンや緊急事態宣言が出されてステイホームを余儀なくされた2021年は、ノートブック(対前年比16.5%増)、ゲームコンソール(35%増)、ウエアラブル・デバイス(11.1%増)などが、非常に売れ行きが良かったことがわかるだろう。すると、これらの電子機器に使われる半導体の需要も急拡大することになった。

 では、そのなかで特に需要が集中した半導体は何か?

半導体のテクノロジー・ノードとトランジスタ構造

 図2の上段に、半導体のテクノロジー・ノードとその半導体に使われているトランジスタの構造を示す。半導体には長らく「プレーナ型(平面型)」と呼ばれるトランジスタが使われてきた。テクノロジー・ノードでいうと、0.5μm以上前から採用され、それが高速化、低消費電力化、高集積化、低コスト化のために、微細化を続けてきた。

 そのプレーナ型トランジスタは、90nm、65nm、40nm、28nmまでは順調に微細化が進んだが、それよりもっと微細化するには、3次元のフィン型(これをFinFETと呼ぶ)に構造を変える必要があった。そして、実際に16~14nmあたりから、FinFETにトランジスタ構造が変わった。ここで14nmから10nmに微細化するときに米インテルが生産ラインの立ち上げに失敗したため、TSMCが最先端を牽引する半導体メーカーとなり、7nmから5nmと微細化を進めており、来年2022年には3nmを量産する予定である。さらに、2024年頃に2nmの量産を目指しているが、この際にまたもやトランジスタ構造が変わる。それは、Gate All Around(GAA)と呼ばれている。

28nmに集中する多くの電子機器

 例えば、アップルのiPhone、最先端PCやサーバー用のプロセッサなど、常に高性能が要求される半導体のトランジスタは、プレーナ型からFinFETへ、そしてGAAへ構造が変化する。その際、半導体のチップコストが上昇するが、それよりも高性能であることが優先されるため、微細化を進め、最適なトランジスタ構造が選択される。

 しかし、多くの電子機器は、それほど高性能は必要ない。それより、コストパフォーマンスに優れている半導体を使いたい。それは何かというと、図2の下段に示したように、プレーナ型トランジスタの最後の世代である28nmの半導体である。

 28nmはコストパフォーマンスに優れている。そして、多くの電子機器にとって、必要十分な性能を発揮してくれる(FinFETを使う必要はまったくない)。この28nmの半導体を使う電子機器は多岐にわたる(なお、TSMCなどのファンドリーにとって、22nmは28nmの改良品なので、基本的に28nmと同じである)。

・ノートPCのWiFi用システムLSI(System on Chip、SOCと呼ぶ)、Timing Controller(TCONと略す)

・タブレットのSOCやNAND Controller

・テレビのSOC、TCON、接続用半導体(Connectivity)

・ルーターのWiFi用SOC

・スマートフォン用のSOC(エントリーレベル)、通信半導体(RF)、ディスプレイ駆動用IC(Display Drive IC、DDI)、CMOSイメージセンサー(CMOS Image Sensor、CIS)のロジック半導体、顔認証などに使うイメージシグナルプロセッサ(Image Signal Processor、ISP)、NAND Controller

・自動車用MCU((Micro Controller Unit、通称マイコン)

・ゲームコンソールのSOC、MCU、NAND Controller

・ウエアラブル・デバイスのMCU、ワイヤレスイヤホン用のTrue Wireless Stereo(TWS)、ASIC(特定用途向けロジック)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、接続用半導体(Connectivity)

 28nm(改良品の22nmを含む)の半導体を数え上げたらきりがない。これら28nmの半導体の需要が、コロナ禍で大爆発した。そして、これら28nmは、ほとんどがファンドリーへ生産委託されている。

ファンドリーの売上高シェア

 コロナ禍でノートPC、ゲーム機、ウエアラブルなどの電子機器の市場が急拡大した。そして、多くの電子機器(自動車含む)には28nmの半導体が使われていて、これらの需要も急拡大した。そして、28nm(22nm)のほとんどがファンドリーの生産委託に頼っている。

 そのファンドリーの2021年と2022年の売上高シェアの予測を見てみよう(図3)。シェア1位のTSMCは2022年にさらにシェアを伸ばして57%になると予測されている。2位のサムスン電子(17%)、3位の台湾UMC(7%)のシェアには変動がない。4位の米GlobalFoundries(GF)は1%シェアを下げて5%になり、5位の中国SMIC(5%)のシェアは変わらない。

 では、上記のファンドリーで28nmを生産できるところはどこか?(図4) TSMCが2011年から28nmの量産を開始した。翌2012年、サムスン電子とUMCが28nmの量産を開始した。2013年にはGFが、2015年にSMICが、2018年にはHH Grace(中国)が、それぞれ、28nmの量産を開始した。

 ここで注意が必要なのは、サムスン電子のファンドリーは、主として自社のスマートフォンGalaxy用のプロセッサの生産を目的としているため、次々と微細化を進めており、レガシーな半導体の生産は止めてしまうということである。したがって、現在、サムスン電子は28nmの半導体を生産できないだろう。

 となると、世界的に逼迫している28nmの半導体をつくれるのは、TSMC、UMC、GF、SMIC、HH Graceの5社ということになる。しかし、図3で見た通り、ファンドリーの売上高シェアの過半をTSMCが独占している。したがって、世界的に需要が拡大している28nmの生産委託が殺到しているのは、TSMCであるといえよう。

世界的に足りないのは28nmの半導体

 ここまでをまとめると、コロナ禍によってニューノーマルが定着し、ノートPC、ゲーム機、ウエアラブルなど各種電子機器が爆発的に売れるようになった。そして、それら電子機器に使われている半導体需要が急拡大した。そのなかでもコストパフォーマンスに優れ、十分な性能がある、プレーナ型トランジスタの最後の世代の28nmが世界的に不足していると考えられる。

 要するに、28nmの半導体が「スイート・スポット」になっている。そして、この28nmは主としてTSMCに生産委託されており、TSMCの28nmのキャパシティがボトルネックになっていると推測できる。

 図5に、TSMCのテクノロジー・ノードごとの四半期売上高を示す。UMC、GF、SMICなども工場をフル稼働しているだろうが、世界的にTSMCの28nmのキャパシティが1番大きい。ここに、世界中から生産委託が集中している。飛躍的に28nmのキャパシティを拡大するためには、工場を新設するしかない。しかし、TSMCには、その余裕がないことを以下で説明する。

TSMCの事情

 TSMCは今年2021年に300億ドル(約3.4兆円)を投資する。来年2022年は345億ドル(約3.9兆円)に投資額が増える。社員数も昨年2020年に8000人増員して約5万6000人になり、今年は9000人増やす予定となっている。

 なぜこれほど投資をし、社員数を増やすのかというと、ほぼすべては最先端の微細化を進め、その半導体を量産するためである。今年TSMCは5nmの大量生産を行っている。来年2022年は3nmの量産を開始しなければならない。加えて、2024年から量産予定の2nmのR&Dも同時並行で行わなければならない。

 このように最先端の半導体の量産と開発にすべてのリソースを集中しているTSMCには、いくら世界中から生産委託が殺到しているといっても、10年前のレガシーな技術の28nmの工場を新設する余裕はないだろう。

渡りに船の日本政府の誘致

 このようにTSMCは、最先端は進めなければならない上に、レガシーな28nmの生産委託も殺到するという苦しい状況に追い込まれたと思われる。TSMCは最先端に特化しなければならないが、28nmも無視できない。というのは、今年2021年1月25日には、日米独の各国政府から台湾政府を経由して車載半導体の増産要請をされたこともあり、28nmを放置すると、政府からの圧力が掛かったりするからである。

 ところが、このようなタイミングで日本政府と経済産業省が、しきりに日本への工場誘致を口説いてくる。TSMCの地域別売上高比率では、日本はたかだか4~5%しかビジネスがなく、日本のために工場をつくる合理的な根拠は何もない(図6)。

 しかし、経産省の話を聞くと、28~22nmの月産4.5万枚の工場については、ソニーの熊本工場の隣に工場用地を準備して、インフラも整備し、建設費や製造装置費用の半分(5000億円)を助成してくれるという。さらに、この支援は複数年続き、ソニーやデンソーも協力してくれるという。

 その上、日本政府や経産省やその他のアナリストなどから、「日本半導体の復興のために世界最先端の技術を持つTSMCが来てくれる」と感謝までされる。TSMCにとっては、もう願ったり叶ったりの“美味しい話”である。TSMCの幹部にとってみると、笑いが止まらないのではないだろうか?

TSMCの熊本工場に税金を投入するのは馬鹿げている

 TSMCが正式に熊本に工場をつくることを決定し、経産省も5000億円規模の助成をする(それ以上に複数年の支援をするという話もある)。そして、これをきっかけに世間では日本半導体産業が再興するという話で持ちきりである。日本人とは、なんとまあ、おめでたいことだろうか。

 TSMCはボランティアではないし、慈善事業団体でもない。れっきとした営利企業である。その事業はすべて、営利目的のものである。日本の熊本に月産4.5万枚の工場をつくり、世界的に不足している28~22nmを大量生産し、世界中に売りまくるわけである。そして、その利益はTSMCの懐に入ってくることになる。

 このような営利企業であるTSMCのために、日本の税金を使うのは、はっきり言って間違っている。28~22nmの工場を熊本に建設したいのなら、自力でやってもらえばいいのである。ソニーやデンソーが協力したいのなら、すればいい。しかし、土地、インフラ、助成金など、日本の税金を使うことは許せない。いち納税者として、断固、異議を唱えたい。

日本半導体産業は復興などしない

 そして、TSMCが熊本に工場をつくることによって、「日本半導体産業が復興する」などと寝ぼけたことを言っている政府、経産省、アナリスト、メディアにも言っておきたい。TSMCが熊本に工場をつくっても、日本半導体産業は復興しない。というのは、TSMCが技術移管するのは10年前の技術の28 nm(22nm)に限る。そして熊本工場は、28 nm(22nm)の半導体を生産し続けるが、その先の16~14nmのFinFETに微細化を進めることはないからだ。

 もし、日本半導体産業の復興を実現したいのなら、28~22nmの熊本工場を足掛かりにして、日本人技術者が自力で16~14nmのFinFETを量産できるようにしなければならない。これについては、TSMCは一切、支援してくれない。

 技術者の問題だけでない。16~14nmのFinFETを量産する場合、日本にはその半導体を必要とする設計専門のファブレスが存在しない。したがって、海外の先端ファブレスからビジネスを取ってこなければならない。

 2000年から今日まで、DRAMから撤退した日本半導体産業がSOCで壊滅的になったのは、このようなマーケティングや営業ができなかったことによる。それをいきなり「やれ」と言われてもできるはずがない。

結論

 コロナ禍によってニューノーマルが定着し、各種電子機器が爆発的に売れるようになった。その電子機器用の半導体としては、28nmがスイート・スポットになっており、これが理由で世界的な半導体不足が起きている。ファンドリーの売上高シェア世界1位のTSMCには、28nmの生産委託が殺到しているが、新たに台湾に工場を建設する余裕はない。

 ところが、日本政府と経産省が破格の条件で、熊本に工場の建設を支援してくれるという。しかも、日本半導体産業の救世主的存在として感謝までされている。TSMCにとって、こんなに美味しい話はない。そして、TSMCが熊本工場で量産した28~22nmの半導体は、世界中に販売され、その利益はTSMCの懐に入ることになる。TSMCは日本に工場をつくるが、「日本のために」工場をつくるのではない。自身の利益のために工場をつくるのである。TSMCという、いち営利企業の利益のために、日本の税金を使うべきではない。いち納税者として、TSMCに助成金を出すことに断固、反対したい。

 もし、のちのち「間抜け!」というレッテルを張られたくないなら、政府も経産省も、TSMCへの助成金の支出をやめるべきである。

(文=湯之上隆/微細加工研究所所長)

お知らせ

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●湯之上隆/微細加工研究所所長

1961年生まれ。静岡県出身。1987年に京大原子核工学修士課程を卒業後、日立製作所、エルピーダメモリ、半導体先端テクノロジーズにて16年半、半導体の微細加工技術開発に従事。日立を退職後、長岡技術科学大学客員教授を兼任しながら同志社大学の専任フェローとして、日本半導体産業が凋落した原因について研究した。現在は、微細加工研究所の所長として、コンサルタントおよび新聞・雑誌記事の執筆を行っている。工学博士。著書に『日本「半導体」敗戦』(光文社)、『電機半導体大崩壊の教訓』(日本文芸社)、『日本型モノづくりの敗北』(文春新書)。

・公式HPは http://yunogami.net/

JRA 川田将雅「どんな状況でも行きます」ラウズオンリーユー愛に偽りなし、関係者公認カップルの逃避行を後押しした決め手

 阪神競馬場で阪神JF(G1)が行われる12日、シャティン競馬場では香港国際競走が開催される。今年も多くの日本馬が、4つのG1競走へ出走する見込みだ。

 なかでも注目は、芝2000mで争われる香港カップ(G1)がラストランとなるラヴズオンリーユー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)だろう。

 今年の京都記念(G2)で19年オークス(G1)以来の勝利を掴むと、ドバイシーマクラシック(G1)3着を挟んで挑んだクイーンエリザベス2世C(G1)で約2年ぶりのG1勝利。そして、前走のブリーダーズCフィリー&メアターフ(G1)を快勝して、日本競馬史上初のブリーダーズC優勝を成し遂げた。

 引退レースながら今が1番のピークを感じさせる5歳牝馬に騎乗するのは、前走も騎乗した川田将雅騎手だ。前走勝利に導いた相思相愛のコンビは、妥当な選出と思われるが、今回ばかりは鞍上選びにちょっとしたトラブルがあったそうだ。

 原因となったのは、新型コロナウイルスの変異株のオミクロン株である。日本政府は世界中で発生確認されているこの新種のウイルスの蔓延を防止するため、水際対策を強化。これにより、ようやく緩和されつつあった帰国者の隔離期間が、再び14日間へ延長されることになった。

 オミクロン株が発生していなければ、香港からの帰国者は3日間で隔離期間が終了するため、年末の有馬記念(G1)や翌週の朝日杯FS(G1)も騎乗可能なはずだった。しかし隔離期間の延長に伴い、香港へ渡航することはイコール朝日杯FS・有馬記念に騎乗ができないということにもなる。

 川田騎手は現在JRAリーディング2位のトップジョッキーで、朝日杯FSへ出走するダノンスコーピオンをはじめ多くの馬へ騎乗する予定だった。川田騎手は日本へ残って多数の馬へ騎乗するか、ほとんどの予定をキャンセルしてラウズオンリーユーを選ぶ二択が迫られた。そして、川田騎手は後者を選択した。

 その理由について川田騎手は馬主の『DMMドリームクラブ』を通じて「どんな状況であってもラウズオンリーユーに乗れるなら香港に行くという気持ちに迷いはありません。ラウズは僕の夢を叶えてくれた馬です。乗れるならどんな状況でも行きます」と、パートナーへの熱い想いを発表した。また、ダノンスコーピオンなどの騎乗をキャンセルする件については「ご迷惑をかける方全てに直接経緯を説明して納得してもらいました。全ての方に良かったと言ってもらえるように全力で勝ちにいきます」と、関係者から理解を得られたことも発表した。

 川田騎手はラウズオンリーユーの今年5戦のうち3戦騎乗している。騎乗できなかった2戦は、ともに新型コロナが猛威をふるっていた春先の海外でのレースだ。トップジョッキーで騎乗依頼の多い川田騎手にとって、その2戦はどうしても騎乗を断念せざるを得なかった。

 そんな中、今回川田騎手が断りを入れた関係者が香港行きを認めたのは、ラウズオンリーユーがブリーダーズCを制する快挙を成し遂げたからではないだろうか。ファンのみならず関係者までもがブリーダーズC勝利に沸き立ったからこそ、「最後も川田騎手で」という気持ちになったと思われる。

 果たして、川田騎手は異国の地で再び満面の笑みを浮かべてハートマークを作ることができるだろうか。お熱いカップルのラストバカンスが無事に終わることを願いたい。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

【電通DXウェビナー】 顧客ファーストなDXのススメ

社会が大きな変革期を迎える中、企業の在り方そのものや、顕在化していない課題に目を向け、ビッグアイデアとともに非連続な変革を実現可能にするために
必要なことは?

電通グループならではの「BX(ビジネストランスフォーメーション)」や「DX(デジタルトランスフォーメーション)」のアプローチを、各分野のプロフェッショナルや外部ゲストを交えてさまざまな論点から考察した、ウェビナーの様子をリポートします。

「BX」パートを紹介した前回に引き続き、今回は「DX」パートより、4つのプログラムをダイジェスト形式でお伝えします。

顧客体験ファーストで実現するデジタル変革

平川氏、加藤氏

登壇者は、トヨタ・コニック・アルファ代表取締役の平川昇吾氏。トヨタ自動車の事例をもとに、DXによる顧客体験の改革を実現するためのポイントを紹介しました。モデレーターは電通エグゼクティブDXディレクターの加藤剛輔氏が務めました。

トヨタ・コニック・アルファは、2021年にトヨタ自動車と電通が共同出資で設立した新会社。「データで、ありがとうをつくる仕事。」をミッションに、データを活用した新しいビジネス開発と、販売店におけるDX推進を掲げています。

平川氏はトヨタが新会社を設立した理由について、これまで自動車製造業において“トヨタの強み”とされてきた「現状をスタート地点としたカイゼン文化」や「内製指向」といった文化が、DX推進では足かせとなっていた可能性を挙げます。

「DX推進に必要なバックキャスト型のタスク定義や、推進のノウハウ、スピード感のある改革(=“グリーンフィールド開発”)を行うための独立組織が必要という判断に至ったのです」と平川氏は述べます。

続いて、同社が開発した「オンライン相談」と「スマートカタログ」の紹介がありました。

オンライン相談は、顧客体験の向上と営業活動の効率化を実現するサービス。新型コロナウイルスの流行をきっかけに、自動車販売店でもオンライン接客が浸透しつつあります。しかし、従来のオンライン接客は、「予約確定まで時間がかかる」「質の悪い配信環境」「既存ツールを流用した分かりにくい商材説明」「来店時の引き継ぎ不足」といった課題がありました。

そこで、同社のサービスでは、「即時予約システム」「高い操作性を備えた配信環境パッケージ」「オンライン専用カタログの開発」「メモ機能や写真保存機能などを活用した情報蓄積」を実現。お客さまとの接点づくりや関係性強化、成約率の向上といった効果につながっています。

この取り組みから派生し、実用化に向けて検証を進めているのが、オンライン専用カタログ「スマートカタログ」です。顧客に合わせてカタログをカスタマイズする機能、ワンタップで動画に遷移する機能、複数車種を左右画面で比較する機能などを実装。車の選定から購入までの総合サポートツールを目指しています。また、スマートカタログをはじめ、各種ウェブサイトなどでトラッキングできる顧客の行動データを一元管理して分析することで、1to1のアプローチも推進していく狙いがあります。

平川氏は、今回のプロジェクトで大切にしていることを3つ挙げました。

  1. サービス(CX)ファースト
    お客さまから真に評価されるサービス設計・顧客体験を最初に考え、そのために必要なデータ・システム要件を定義する。
  2. 失敗を数多く経験し、学びながらサービス品質を向上させる
    顧客起点の企画は仮説段階では不確実性が高いため、テストをしながらお客さまのフィードバックをもとにサービスの解像度を上げていく。
  3. 一度ローンチしたサービスは高速PDCAを回しながら常にアップデートし続ける
    一度作って終わりではなく、常にアップデートし続けることで自社サービスの競合優位性を高める。

最後に、加藤氏から「改善しながらグロースさせるのは非常に大切なことだと思う一方で、撤退やピボット(方向転換)のタイミングの見極めも重要で、そのあたりはどのようなプロセスで進めているのでしょうか?」と質問がありました。

「戦略的な合理性はかなり重視しているのですが、短期的な収益性がなくても長期的に販売店のDXに大きく寄与する可能性があるものはまずMVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)のローンチを目指します。ローンチ後に重視しているのがプロダクトマーケットフィットですね。私たちがどんなに良いと思ってもお客さまが使わないものは難しいので、その場合は即時変更または中止することを心がけています」と平川氏は述べました。

構想企画書だけに終わらせない、DX組織立ち上げの成否を握る3つの鍵

八木氏

続いては、電通デジタル執行役員デジタルトランスフォーメーション領域担当の八木克全氏のプログラム。テーマは、DXに向き合う企業の悩みと、その克服方法についてです。

冒頭、八木氏は自動車メーカーや保険会社、大手エネルギー企業の執行役員にヒアリングした、DXに関する要望を紹介。「ビジネスモデル変革をスピーディに推進したい」「自社人材を育成して変革を加速させたい」「DX事業がサイロ化しているので、顧客データ基点で統合し、シナジーを生みたい」といったニーズがあり、構想や計画は描けているものの、「実際に組織や人を動かして具現化し、全社的な成果に結びつけることが難しい」という共通の悩みを抱えていることを指摘します。

なぜ、構想の具現化や全社的な成果の実現が難しいのでしょうか?その背景にあるのが、DX組織の構造的な問題です。

DX組織は、単体事業としてのアプリ開発・運用や統合型データマーケティングに関する成果が求められるだけでなく、新規事業開発系部門と協働した新デジタルサービス開発、既存事業系部門へのDX支援なども推進しなければなりません。しかし、八木氏は「これは非常に難易度が高いことです。なぜなら、それぞれの施策に必要なアプローチやテクノロジー、人材が異なるからです」と述べました。

例えば、DX組織単体の事業はKPI達成のために高速PDCAマネジメントが求められ、テクノロジーはマーケティング系のAIやMAツールなど、人材はUXデザイナーやデータサイエンティストが必要です。

一方、新規事業開発系部門との協業ではベンチャーキャピタル的なアプローチ、FinTechなどサービス領域のテクノロジー、ビジネスプロデューサーなどの人材が欠かせません。既存事業系部門のDX支援の場合、コンサル的なアプローチ、BPR(Business Process Re-engineering)系のテクノロジー、必要な人材は変革プロデューサーやコンサルタントなどになります。

「このように、DX組織は成果期間が異なる縦割りの事業体に向き合わなければならない中、それぞれに必要な機能の違いや、特に人材不足について悩んでいらっしゃる企業が多いのが現状です」と八木氏。

では、この課題を克服するためにはどうすれば良いのでしょうか?

八木氏は、戦略/仕組み化/運用の各層に合わせた“3つの鍵”を提示します。

まず戦略に関しては、テスラが「人類を救済する」というミッションを掲げ、自動車産業のみならずエネルギー産業も含めた大きな社会変革に挑戦することでサステナブルな成長を実現していることを例に挙げ、単なる「デジタル/データの活用」ではなく「人びとを幸せにする社会や顧客サービス創造」で変革ビジョンを持つことが一つ目の鍵になります。

続いて仕組み化の部分では、顧客と従業員の双方が“腹落ち”した状態をつくることで、顧客は自社の商品・サービスを使い続け、従業員は自律的に顧客と向き合い続けるようになり、サステナブルな組織を実現できるといいます。

そして運用については、顧客分析と施策開発をどちらか片方ではなく両方同時に推進していけるチームを作ることが鍵になると述べました。

また、今後はグローバルな市場との戦いも見据えて、「豊かな文化産業や、おもてなし精神、カイゼンのプロセスといった、日本ならではの強みを戦略/仕組み化/運用における“3つの鍵”に組み込むことで、戦えるDX組織にしていくことができると考えています」と八木氏は付け加えました。

最後のまとめとして、八木氏は「今日から何をすれば良いか」についての提言を述べました。

「DX組織単体事業では、はじめに人材調達計画を策定しつつ、まずはシンプルに成果を出す。同時に、新規事業開発系部門と協働体制を確立することで、単体事業のサービス強化を実現する。さらに、既存事業系部門とはPoC(実証実験)を進めてこれまでの成果を証明していく。その結果、成果を武器に全社改革の合意形成が得られ、全社改革の旗振りができるようになるのです」(八木氏)

なお、電通デジタルでは、ビジョンと事業開発を一気通貫する共創型未来デザインプログラムや、生活者の社会的不満から自社の存在意義を再定義し、新サービス開発や顧客体験変革を支援するプログラム、変革専門人材を提供してプロジェクトを生きた社内運動に昇華するプログラム、変革人材育成プログラムなどを用意しています。

八木氏は、「皆さまが企業活動を前向きに推進していくご支援ができればと考えております」と締めくくりました。

LINEとLookerで実現するデータドリブン・マーケティング

丹羽氏

続いて登壇したのは、電通国際情報サービス(ISID)プロジェクトマネージャー/コンサルタントの丹羽ひかる氏。データドリブン・マーケティング戦略に最適なLINEとLookerの活用方法を紹介しました。

冒頭、丹羽氏はデータドリブン・マーケティング実践の障壁を5つ挙げます。

  1. 何から手を付ければ良いのか分からない
  2. 因果関係が不明
  3. データ不足
  4. 経営資源やツールが不足
  5. 組織や人の問題

この中でも、2と3はデータが整理されれば解決できる問題であり、ポイントは1と4の乗り越え方にあると丹羽氏は言います。

まず「1. 何から手を付ければ良いのか分からない」に関しては、「簡単なデータから始めて、クイックウィンをつくることが重要です」と丹羽氏。最初から100%のデータをそろえたり、多額のインフラ投資を行うのではなく、まずは簡単に手に入るデータを用いて成果を出すことから始めることで、データドリブン・マーケティングを進めることができます。

続いて「4. 経営資源やツールが不足」に対しては、「データドリブン・マーケティングのインフラ構築」の重要性を説きます。「時間や費用、ツール、システムがない場合でも、インフラをしっかり設計することがポイントです」と同氏。

この「簡単なデータから始めてクイックウィンをつくる」と、「データドリブン・マーケティングのインフラ構築」の双方を、コミュニケーションアプリ「LINE」と、データプラットフォームの性質を備えたBIツール「Looker」そしてISIDのインテグレーションのノウハウを掛け合わせることで実現できます。

LINEは日本国内の“生活のインフラ”として定着しており、利用者数や利用率が高いだけでなく、LINEでしかリーチできないユーザーも数多く存在します。「リーチ力が高いLINEは、小さく始めて早く成果を出すために有用なサービスです」と丹羽氏。さらに、ユーザーと1to1のコミュニケーションが取れるLINE公式アカウントや、LINE公式アカウントで取得したデータを広告配信に用いる(※1)“クロスターゲティング”が可能なLINE広告を活用することで、より効果的かつ最適なコミュニケーションが実現できるそうです。

Lookerはデータプラットフォームとしての性質を備えたSaaS(※2)型のBIソリューションです。APIや拡張可能な独自の連携機構も備えているので、分析・抽出結果をシームレスに外部連携できるといった特徴があります。

※1=これらのオーディエンスデータはLINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの行動履歴(スタンプ購入履歴、LINE公式アカウントの友だち登録履歴など)、LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類した「みなし属性」および、実購買の発生した購買場所を「購買経験」として個人を特定しない形で参考としているものです(「みなし属性」には携帯キャリア・OSは含まない)。
「みなし属性」とは、ユーザーが「LINE」上で購入・使用したスタンプや興味のあるコンテンツのほか、どのようなLINE公式アカウントと友だちになっているかといった傾向をもとに分析(電話番号、メールアドレス、アドレス帳、トーク内容等の機微情報は含まない)したものです。
 
※2=SaaS(Software as a Service)
ユーザーが必要な機能を必要な分だけ利用できるソフトウェアサービス。


すなわち、LINE公式アカウントやLINE広告をLookerに連携することで、自社システムとの大掛かりな統合をしなくても、クイックウィンをすぐに実現することができるのです。

アカウント連携を実装し、ファーストパーティデータをひも付いた形でLookerに取り込むことで、LINEのユーザー属性補完が可能となり、より詳細な分析をすることができます。さらに、弊社が独自開発したCustomer Match for LINEを使えば、Lookerの分析結果をLINEのオーディエンスとして活用できます。その結果、よりコンバージョンしやすいオーディエンスへの配信ができるようになります」と丹羽氏。実際にJINSでは、LINEとLookerを組み合わせて高度なターゲティングを繰り返すことでデータドリブン・マーケティングの精度を高め続けています。

「弊社ではLINEとLookerを核としたインテグレーションにより、お客さまのデータドリブン・マーケティングを実現させ、競争優位性の獲得に貢献していきたいと考えています」と丹羽氏は述べました。

電通SHOPPING EXPERIENCEが考える、OMO実現に向けたキーポイント

安田氏、石阪氏

最後に登壇したのは、電通グループ横断プロジェクト「dentsu SX(SHOPPING EXPERIENCE)」より、電通デジタルDX領域ビジネストランスフォーメーション部門長の安田裕美子氏と、電通ライブ執行役員の石阪太郎氏。コロナ禍で変化する顧客体験とOMO(Online Merges with Offline)の潮流を押さえながら、今後のキーポイントを紹介しました。

冒頭、安田氏は複数のクライアントから「コロナ後、デジタルチャネルや施策を増やしたがイマイチ効果が見えない」「店舗を削減する方向だが、店舗自体の位置付けをどう考えればいいのか」「OMOとよく聞くけど、EC以外に何から手を付けていいのか分からない」といった相談を受けることが増えたと言います。そのような疑問を解決するためのヒントを提示するのが、本プログラムの主旨です。

dentsu SXは世界的サービスデザイン企業frogと協働し、各業界の有識者ヒアリングや国内外の各業界動向分析をもとに「新たな買い物行動に関するマクロトレンド」を発表しています。その中でマクロなトレンドキーワードに挙がったのは、「サステイナブルで身の丈にあった消費スタイル」「息を吸うようにいつでもどこでも検索」「人の集まる場/ゆるいつながりを買い場に」の3つです。

「例えば、近年は企業の社会課題に対する姿勢・思想への共感が購買を大きく左右しますし、店舗で商品を手に取りながら、もう片方の手にあるスマホで競合商品をチェックします。コミュニティ的な人とのつながりを基点にしたECが登場したり、買い物行動は大きく変化し続けています」と安田氏。

さらに、コロナ禍での顧客の購買体験の実態を詳しく調査したところ、下記3つの購買体験タイプが見えてきたそうです。

  1. デジタル接点に乗り切れない「オンボード困難層」
  2. リアル、デジタルを機能別に使い分け「オンオフ使い分け層」
  3. 購買行動はすべてデジタル「オンライン完結層」

安田氏は、「例えば、オンボード困難層であれば、現状のECやデジタル接客にペインを感じているので、オンボードのための“場”の工夫に潜在ニーズがあります」と、各タイプのペイン・ゲインポイントにOMOのヒントがあることを述べました。

続けて、同氏はOMO実践のためのキーポイントを3つ挙げて解説しました。

  1. チャンネル発想から体験発想へ。「場」をつくれているか?
    いくらチャンネルを増やしてもユーザーの周りに点在している状態では顧客体験の向上にはつながらない。リアルのつながりを活用したデジタルへのオンボードなど、“オムニエクスペリエンス”視点の体験設計が必要。
  2. 従業員のリスキルのためのデジタル支援を、真の支援に。
    従業員のコンシェルジュ化を目指すも、高度で複雑なデジタル活用では逆効果。従業員体験に沿ったシステム構築や、顧客から進んで入力する仕組みづくりを。
  3. 店舗はもはや買うための場ではない。オンライン体験の再定義。
    店舗の役割は購買から、新たな体験価値の提供へ。オンラインでつながる顧客の体験をさらに向上させる目的型店舗に可能性アリ。

プログラムの後半では、石阪氏がdentsu SXの取り組みを紹介しました。

同チームは、オンオフの体験を一貫性のある文脈かつ共感できる体験として提供することを目指しています。具体例を見てみましょう。

例えば、既存店舗の役割の再定義や、中長期的な顧客との関係構築には、「次世代型常設店舗ソリューション」が解決策の一つに挙げられます。

「ある自動車ディーラーはロードサイドに大型店舗を出店していましたが、コロナ禍で集客に苦戦。そこでショッピングセンターに小型の店舗を出店しました。花屋やアウトドアメーカーとコラボすることで“販売”色を低減し、店舗スタッフとの会話を誘発する仕掛けを店内にさりげなく設置することで、オンラインでは実現できないエモーショナルな体験を創出しています」(石阪氏)

もう一つ取り上げたのが、流通を介さずリアルな顧客接点にチャレンジしたいというニーズに対する「ポップアップストア型ソリューション」です。

「ある高級コスメブランドは、ECや百貨店ではリーチできないエントリー層を開拓したいと考えていました。そこで若年層をターゲットにした期間限定の体験型店舗を実験的にオープンし、バーチャルストアも展開。SNSやLINEを活用してクッキーレス時代に向けたテストマーケティングも行い、感情認識AIを用いたデータ収集も試しています」と石阪氏。コロナ禍で不動産物件の流動化が加速していることから、今後もさらに使い勝手の良いオンオフのハイブリッド施策として期待ができるそうです。

最後に石阪氏は、「私たちのミッションは、“購買体験をテクノロジー×クリエイティブで、顧客起点にトランスフォームする”こと。世界の企業のマーケティングを支えるオンのノウハウ、多くのオフのコンタクトポイントで実績を積み上げてきた、人の心を動かすオフのノウハウ、これらを結集させて、クライアント企業のプロジェクトを推進いたします」と述べて締めくくりました。



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アスリートブレーンズ為末大の「緩急自在」vol.15

為末大さんに「いま、気になっていること」について、フリーに語っていただく連載インタビューコラム。唯一、設定したテーマは「自律とは何か、寛容さとは何か」。謎の「聞き手」からのムチャ振りに為末さんが、あれこれ「気になること」を語ってくれます。さてさて。今回は、どんな話が飛び出すことやら……。乞う、ご期待。

為末大氏

──「自律と寛容」というお題の下で、今回は「美しさとは、何か?」というテーマを設定しました。「さびしさ」「ありがたみ」同様、毎回、風変わりなテーマで恐縮です。

為末:いえいえ。この取材は、毎回、楽しみです。大きな疑問っていうんでしょうか。そういうものに、人は魅せられるんだと思います。

──実はこのテーマ、オリンピックが始まる前から、為末さんにどうしてもお伺いしたかったことなんです。たとえば、大相撲。勝ち負けはもちろんですが、観客は力士の美しい所作みたいなものに魅了されますよね?陸上競技でもそうです。記録も大事ですが、なんだ、為末のあの美しい走りは?みたいな。

為末:そう言っていただけると、うれしいです。美しさということでいうと、陸上競技で日本人初のオリンピック金メダリストである織田幹雄さんが「正しい動きは美しい」という言葉を残していらっしゃいます。要するに、機能美ですね。理にかなったものを見せられると、人はそれを美しいものと捉える。

──なるほど。

為末:そして、これは女性の美しさにも通じることだと思うのですが、異性のセクシャルな要素も美しさの一つだと思います。男性女性を問わず、この人のDNAを残したい、みたいな。人が美しいと感じるものには、そうした動物としての本能のような要素があるように思うんです。

──いつものように、話が飛びますね。いいですよ、いい感じです。

為末:そうしたものは、自分の内側にある、生物として普遍的な部分。それにプラスして、社会から刷り込まれた要素というものが、美しさにはあると思います。外の世界に向けて、このように行動すべきだ、といったような。たとえば、大相撲の力士の所作に、外国の人は美しさを感じるのだろうか、とか。つまり、社会に刷り込まれた美しさとは、限られたコミュニティでのみ、機能するものだと思うんです。

──いわゆる秩序からくる形式美、のようなものですね? 

為末:そうです。内なる普遍的な感情、社会から刷り込まれた感情。この二つが、美しさの基本だと思います。それに加えてもう一つ、「文脈からズレたもの」に、人は美しさを覚える。

──「文脈からズレたもの」?

為末:そう。えっ?そう来るの?という、常識を超えたもの。分かりやすい例を挙げれば、アートとか、アスリートのパフォーマンスとか、そういったものです。

為末大氏

──戦国大名たちが、千利休の「茶の湯」の世界にほれ込んだのも、僕らが今、世界で活躍するアスリートのパフォーマンスに夢中になるのも、そうした理屈なんですね。単純にゴールを決めたとか、ホームランを打って点を取った、というだけでなく、そこには「美しさ」がありますものね。「文脈をズラせた瞬間」というのは、為末さんご自身の体験からいうと、どんな状態なんでしょうか?

為末:アスリートのパフォーマンスでいうと、自分の能力を見せつけてやろうという気持ちが消えた瞬間に、美しさが宿るような気がします。観客へ向けて、とか、勝負に勝ちたいとか、そういうことではなく、ひたすら自身と向き合うというか。欲が消えて、目の前の行為そのものに没頭できた瞬間、そこに美しさが生まれる。

──なるほど。僕らが「為末、頑張れ!」と願ったあの気持ちと、千利休が結びつくとは思いませんでした。確かにそこには、同じような美しさがありますものね。

為末:戦国大名が、利休の世界にほれ込んだのも、人をもてなすという純粋な行為を極めたからだと思うんです。戦国の世ですよ。いつ、命をとられてもおかしくない、という。そこに「お、も、て、な、し」の精神を持ち込んだ。当時の世の中の文脈からは、大きくズレている。だからこそ、そこに美しさが生まれる。すさんだ心が解放される、みたいな感覚がおそらくあったのだと思います。

──それでも最期は、秀吉に切腹を命じられる。

為末:美しさを極めたがゆえ、の結末だったんでしょうね。

──そのあたりはぜひ次回、伺いたいと思います。政治の世界でも、ビジネスの世界でも、美しさが求められている。いわゆるオープンとか、透明性、みたいなことです。でも、しょせん、カネが絡む世界。美しさとは、ある意味、真逆の世界です。それでも人は、美しさを求めようとする。自らも、美しくありたい、と思う。

為末:そう考えると、美しさとは、深いテーマですね。(#16へつづく)

(聞き手:ウェブ電通報編集部)


アスリートブレーンズ プロデュースチーム 日比より

今回は、「美しさ」がテーマでした。仕事の中で、プロ野球選手のノックを見る機会がありました。野球好きではあるものの、全く素人である自分から見ても、選手たちのノックを受ける動きは、まるで水のように流れ、美しいものでした。アスリートが鍛錬を重ねていくことで、正しい動きを身に付け、美しいものになるのだと考えます。これは、アイデアにおいても同じではないかとも思います。磨き込まれたアイデアは美しい。では、どうすれば、美しくできるのか。もしかすると、アスリートの鍛錬のプロセスから、ひもとくことができるのかもしれない、そんなふうにも思います。

アスリートブレーンズプロデュースチーム 電通/日比昭道(3CRP)・白石幸平(事業共創局)

為末大さんを中心に展開している「アスリートブレーンズ」。
アスリートが培ったナレッジで、世の中(企業・社会)の課題解決につなげるチームの詳細については、こちら

アスリートブレーンズロゴ

失われたキャンパスライフ…コロナ禍が直撃した「大学2年生」の切実な不安

 新型コロナによる学生への影響として、バイト収入や仕送り額が減ったことなどによる暮らしのダメージ、対面授業が減りオンライン授業にシフトしたことなどによる学びの物足りなさ、そして友人関係やクラブ・サークルにおけるコミュケーション断絶の精神的危機などが指摘されている。

 暮らしのダメージについては、住民税非課税世帯などの授業料を減免し返済不要の給付型奨学金を支給する、文部科学省の修学支援新制度の利用(約27万2000人)に加え、給付金が困窮学生にも支給される見通しだ。コロナ禍で世帯収入が大幅に減ったり、バイトで学費を支払っている学生など、大学などが推薦する人も加わるので、対象は今より広がりそうだ。

 学びの物足りなさについては、対面授業の増加やZOOM活用による少数の双方向授業などの活用で、むしろ多様な学びの機会の展開が期待できるとの声もある。ただ、大学生協連調査には「今までの授業(私の場合1年生の時のもの)を、単位は関係なくもう一度対面で受けられるようにしてほしい。それ以外にも今までの時間に追いつくようなサービスや対策をしてほしい」という切実な意見も寄せられている。

 より深刻な問題は、精神的危機である。実に7~8割の学生が、多かれ少なかれ、人とのつながりが薄くなったことへの不安があるという。

 それらの大学生の実態にアプローチした調査に、文部科学省高等教育局の「新型コロナウイルス感染症の影響による学生等の学生生活に関する調査(2021年3月5日~27日、有効回答者:1744名)」と、全国大学生活協同組合連合会の「届けよう!コロナ禍の大学生活アンケート(2021年7月5日~19日、有効回答者:7832名)」がある。

 文科省の調査は、学生への支援策の検討に役立てる政策意図があり、大学生協連調査の目的は「コロナ禍での大学生の現状やがんばり」を社会や大学へ知らせることである。

 さらに、10月31日に開催された「全国大学生サミット」(全国大学生協連主催、文科省・日本学生支援機構ら後援)は、ZOOMによる大学生のパネラーの意見・感想等の発信や大学の現場で学生の支援をしている専門家の発表があり、生の声のやり取りの中から大学生活の実状が浮かび上がってきた。

失われた大学生活――大学2年生の実感

 下表は、全国大学生活協同組合連合会が実施したアンケートの集計結果である。

 大学生協の藤本昌氏(全国大学保健管理協会ヘルシーキャンパス運営委員)は、この調査結果や全国大学生サミットでの学生の発言、大学の心理カウンセラーによるコメントなども踏まえて、次のように指摘する。

「最も着目しているのは、コロナ禍を想定せずに入学してきている現2年生のメンタルヘルスだ。全国大学生協連の調査は、『不安に思っていること』で、現2年生の無気力、落ち込み、孤独感などが他学年より大きい、と分析している。特に、コロナ禍で受験期を過ごした現1年生との違いは看過できない。

『学生生活は充実しているか』という問いに対しては、現2年生の充実している計は2019秋89.3%→2020秋56.5%→2021夏53.8%で、2020秋から良くなっていない。その背景として、現2年生は、1年次の登校日数が2020年秋2.0日→2021年夏2.6日と、少ないままである。入学後ずっと現在まで、学生同士がリアルにつながりにくい環境が続き、『こんなはずではなかった』という思いが強いのだろう。

 現2年生のメンタルヘルスは、こうした現実を踏まえて、自殺予防も視野に入れて対処する必要があろう。大学の学生相談室・心理カウンセラーとの連携も極めて重要だ」

大学生協アンケートで聞く2年生の声は?

「私はものすごく1人が好きで話すのが苦手な人だから、一人ぼっちなんて耐えられると思ってたけど、実家から700キロ離れたところに上京して家族とも話せないし、課題も山ほど出るし、ずっとオンラインで同級生と顔を合わせることすらない状況が1年続いたら、さすがに苦しかった。誰にも、外にもほとんど出れなかったから街ゆく人にすら認識されないことがとても怖くなって、たまにくる宅配便のおじさんとのたわいのない話だけが唯一の楽しみだったくらい(笑い)。だんだん誰かの人間の話し声を聞きたくなってきて、オンラインが出来て通話をするようになってものすごく、本当にものすごく救われました」(埼玉県/文科系/女性/2年)

「通学が楽になるという面でオンライン授業がいいという学生もいるが、専門科目等の単位を取るだけではない授業は対面であるべきかなと思う。こうした学生の声をもう少し耳に入れて、反映してほしい。急に対面が再開になって通学定期で困っている人がいる。2年もオンラインの環境で、苦労してきた大学生にアフターコロナを担う君たちがどうとか言わないでほしい。真っ暗な将来を突きつけられているようで聞くたびに胸が張り裂けそうな気持ちになる。言葉にもっと責任を持ってほしい。先に対応できることがもっとあったと思う。それなりの対応をしてほしい。高校生などは、授業があり楽しそうに歩いているのに、わたしたちは……と思うことがある。大学生を取り残さないでほしい」(大阪府/文科系/女性/2年)

正常モードに戻れるかどうかも不安

 特に2年生は、3年生以上のように大学生活の思い出も少なく、1年生のようにコロナ禍の大学受験を経て入学する覚悟ができているわけでもない。1人カラオケを楽しんだという声もあるように、いろいろな人とのつながりができる体験が少ない。大学では、2021年10月には運動部の秋の公式戦も始まったが、9月までは活動停止だったので戦闘モードに戻れるかどうか、不安を抱える学生もいる。

 徳島大学のキャリアカウンセラーである畠一樹先生は、「1年のキャリア教育による知識形成を経て、2年では3年からの就活につなげるキャリア意識を形成する大事な時期である」という。

 生きがいや好きかどうか、自分の得意とする分野などのキャリア意識は、自分と向かい合い、多様な社会人との出会い、社会的活動と効率的な時間の使い方を身につける中で生まれる。それらは大学1年から3年前半までの時期に育まれるのである。現2年生は、その時期に登校できなかったブランクは大きい。

 ただ、全国大学生サミットに参加した女子大学生が、コロナ禍に(1)PCスキルに強くなった、(2)友達の大切さに気づいた、(3)オンラインで質問をしたりデータ収集の方法を学べた、とメリットを挙げていた。チャットのやり取りが楽しい、という声もあった。ZOOMでスリランカの学生と友達になったケースもある。

 ゼミのプレゼンのコンテストに応募しようとしたら中止になったので、教員に相談したら、大学が校内のホールを提供してくれて、自分たちで独自のコンテストを開催できた、というレポートをした学生もいた。

 コロナ禍によって失われた大学生活を完全に回復させることはかなわないだろうが、この体験が学生たちのプラスの糧になるように、大学も社会もサポートすべきであろう。

(文=木村誠/大学教育ジャーナリスト)

●木村誠(きむら・まこと)
早稲田大学政経学部新聞学科卒業、学研勤務を経てフリー。近著に『「地方国立大学」の時代–2020年に何が起こるのか』(中公ラクレ)。他に『大学大崩壊』『大学大倒産時代』(ともに朝日新書)など。

パチスロ「一撃大量出玉」も狙える人気シリーズの謎? 老舗メーカー液晶演出に関する秘密を公開

 AT終了後は、66%以上で128G以内に再当選。その遊びやすさとは裏腹に、ひとたび特化ゾーン「麻雀RUSH」や「パトランランチャンス」などにぶち込めれば一撃大量出玉も十分に狙える平和の『麻雀物語4』は、4人のキュートな女性たちによるポップな液晶演出も人気要因のひとつと言える。

 1G純増約2.6枚のAT「麻雀グランプリ」への主な突入契機は規定ゲーム数消化やCZ「麻雀チャレンジ」で、通常時は「パンダーニャ」登場で前兆ステージ「演舞ステージ」へ移行。演舞中は青→緑→赤と本場がアップするほど期待度も高まり、最終的にジャッジ演出クリアでATが約束される。

 CZへは主に強チェリーや斜め竹を機に突入し、これら小役成立時は各種演出で当否を告知。CZ期待度は演出の種類で変化し、ジャッジ演出と同じく失敗と思いきやの復活パターンもある。

 AT中はバトル勝利で赤ドラチャンスへ移行。ここで赤ドラ絵柄が揃えば麻雀RUSHへと繋がり、揃わなければ枚数上乗せが発生する。

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パチスロ新台『牙狼-黄金騎士-』の激アツ解説…「本気出し過ぎ」と大絶賛!?

 通常時・AT中共に豊富な演出で打ち手を最大限に盛り上げてくれる当機だが、みなさんはお気付きだろうか。実のところ、これら演出では麻雀がモチーフでありながら、麻雀を打つシーンが一切、映し出されていないのである。

 正確に言えば、シリーズ第2弾の5号機『麻雀物語2 激闘!麻雀グランプリ』から同シーンはなし。平和の公式YouTube「キュインちゃんねる@HEIWA」内の動画「【麻雀物語】#16 驚愕の真実をお伝えします…【ハルルナ】」では、そんな気になる理由について回答している。

 件の動画では、同チャンネルのメインキャラクター・ハルとルナが「どうして麻雀物語では、麻雀をしてないの?」と質問。ハルは「めっちゃ頭のいい開発者さんが色々と決める」としたが、これについての開発者の答えは、なんと「麻雀をあまり知らなかったから」だそうだ。

 一方、定番化している麻雀RUSH中のダジャレ演出に関しては、当初は「綺麗で真面目な演出を描く予定」だった模様。例えば「海底撈月(ハイテイラオユエ)」という役は「海面に映った月を見て、それを取ろうと海底をすくうこと」との意味なので、「湖に映る月をすくう」イラストにしようとしていたそうだが、会議を重ねるうちに「分かりにくい」「語源を知ってる人は少ない」との話になり、そんなタイミングで「嶺上開花(リンシャンカイホー)」は「リンスとシャンプーが開いてるで良くない?」となり、今の形が出来上がったのだという。

 当たり前のように打っているパチスロにおける演出の、意外な製作秘話。興味のある方は是非とも視聴していただきたい。

誰も知らないアントニオ猪木の真実…根治困難な全身性の難病の正体、有効な薬も乏しく

“燃える闘魂”でお馴染みのプロレスラーで元参議院議員のアントニオ猪木は、11月27日放送のテレビ番組『燃える闘魂 ラストスタンド~アントニオ猪木 病床からのメッセージ~』(NHK・BSプレミアム)に出演、「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」という難病にかかり闘病中であることを告白した。

 猪木の幼少期から青年期にかけては、まさに壮絶という言葉が当てはまる。5歳のときに父親が病死した後、実家の石炭問屋は倒産。極貧生活を抜け出すために猪木は13歳のとき、一家でブラジルに移住するも、現地のコーヒー農園で早朝から夜までの過酷な肉体労働を強いられる。

「猪木はテレビのインタビューなどで当時を振り返る際、目に涙を浮かべながら語ることも。想像を絶する過酷さだったことが窺える」(スポーツ紙記者)

 しかし、その地で運命的な出会いが猪木を待っていた。コーヒー農園での奴隷労働から解放されサンパウロの青果市場で働いていた猪木の強靭な肉体が、たまたま興行で現地を訪問していた当時国民的人気を誇っていたプロレスラー・力道山の目に留まり、力道山に誘われるがままに猪木は帰国。1960年、17歳で猪木は日本プロレスに入門し、プロレスラーとしての人生を歩み始める。

 そして同年9月30日、アントニオ猪木はデビュー戦を迎えるが、その後に猪木と共に日本のプロレス界を牽引する存在となるジャイアント馬場と、奇しくも同じデビュー日となったことは、多くのプロレスファンに知られるところである。若き日の馬場と猪木は“BI砲”(馬場の『B』と猪木の『I』)として、ときにタッグを組むなどして日本プロレスを盛り上げたが、71年に猪木は日本プロレスを除名になったのを機に、新日本プロレスを設立。馬場も日本プロレスを退団し、72年に全日本プロレスを設立。以降、日本のプロレス界の歴史はこの2つの団体を土台に形成されていくことになる。

「新日の立ち上げ当時に猪木と結婚していたのが、女優の倍賞美津子(87年に離婚)。倍賞は自ら新日の宣伝カーに乗り込みウグイス嬢をしたり、金策に駆け回ったりと、新日設立の功労者であることは有名な話。倍賞はインタビューでも当時を振り返り、猪木のことを“アントン”と呼び、“当時は本当に楽しい日々だった”と語っているが、2002年に東京ドームで行われた新日の30周年大会で、猪木がリング立つなかで倍賞がサプライズ登場し、歴史を知る観客たちがドッと沸いたこともあった」(スポーツ紙記者)

馬場と猪木の奇妙な関係

 馬場の全日本は興行という要素を重視する“王道プロレス”、猪木の新日本は“ストロングスタイル”と呼ばれ、よく対比されることもあるが、別のスポーツ記者はいう。

「両団体がスタイルの違う要素を持ったことで、嗜好の異なるファンの受け皿が広がり、結果としてプロレスファンの裾野を広げたことは事実。ちなみに袂を分けた2人が、日本プロレス退団後に戦ったことはないが、79年頃に1度だけ馬場猪木のシングルマッチの話が浮上し、実現直前まで進んでいたことは複数の証言者によって明らかにされている。

 よく2人はずっと敵対関係にあったと思われがちだが、いがみ合っていたわけではないし、対面で会えば“兄貴と弟”という関係に戻っていたといわれている。馬場は猪木の5歳年上でBI砲として日本プロレスの看板レスラーだったのと同時に、それこそ寝食を共にしていた。ただ、日本プロレスでは常に猪木は馬場に次ぐナンバー2という位置づけで、団体も何かと馬場を優遇していたため、猪木のほうがずっと馬場に対して複雑な感情を抱いていたという見方もある。

 直接対決の話も、完全に猪木のほうから方々に話を仕掛けていたもの。読書家で現実派の馬場とは対照的に、ギラギラとした野心のようなものが常に猪木をかきたて続けていた。それが異種格闘技戦の実現や政界への進出などにつながったのではないか」(スポーツ紙記者)

 そんな野心が結実したのが、76年から始まった「格闘技世界一決定戦」だ。猪木は当時の日本では前代未聞の異種格闘技戦を実現。各格闘技界のトップクラス選手との戦いに挑み、“熊殺し”の異名を持つ空手家ウィリー・ウィリアムスやボクシング世界ヘビー級チャンピオンのモハメッド・アリらと死闘を繰り広げ、アリ戦は世界各国に中継された。ちなみに、のちに猪木はプロデューサーとして「PRIDE」の運営に携わり、日本に異種格闘技戦というスタイルを定着させていくことになる。

 その後、猪木は、98年に東京ドームで行われたドン・フライとの引退試合まで、新日を牽引しながら数々の名勝負を繰り広げる傍ら、89年には江本孟紀らとともにスポーツ平和党を結成し、参議院選挙に出馬、当選し政界への進出も果たす。

「自身の引退に向けたシリーズ『INOKI FINAL COUNT DOWN』の第1戦で猪木は、グレート・ムタに扮した弟子の武藤敬司と激突。ムタから顔面に毒霧を浴びせられ、場外の記者席の上でパイルドライバーを食らわせられたり、鉄冊にぶん投げられたりした猪木が、額から流血しながらマジでブチ切れして武藤をチョークスリーパーで落とした。猪木、そして猪木のDNAを引き継いだ武藤の凄みを感じる試合だった」(スポーツ記者)

 まさに“燃える闘魂”を地で行くような熱い人生を送ってきた猪木だが、今年1月からは腰の悪化で入院が続いており、5月には腸捻転で緊急手術を実施。ベッドの上から更新を続けていたYoutube動画内のやせ細った猪木の様子には心配の声も寄せられていたが、今回のNHK番組では難病とも戦っていることが明らかとなった。

蛋白質が臓器や組織に沈着

 この「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」とは、どのような病気なのか。血液内科医で元東京大学医科学研究所特任教授の特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長、上昌広氏は次のように解説する。

「全身性トランスサイレチンアミロイドーシスとは、トランスサイレチンという蛋白質が臓器や組織に沈着することにより引き起こされる疾患である。遺伝により病的なトランスサイレチンをつくり出すタイプと、なんらかの後天的な理由でトランスサイレチンの代謝に異常が生じ、体内に蓄積するタイプに分かれる。後者は70歳代以上の男性に多く、猪木氏は、このタイプと考えられる。

 臨床症状は、トランスサイレチンが蓄積する臓器の異常として現れる。問題になりやすいのは、心筋症と神経障害である。具体的には、心不全、両側手根管症候群、腰椎脊柱管狭窄症、および腱断裂などの形をとることが多い。

 治療薬としては、タファミジスメグルミン(商品名ビンダケル、ファイザー)が開発されている。この薬剤は、体内でトランスサイレチンを安定化させ、組織への沈着を抑制する。ファイザー社が行った第三相臨床試験では、プラセボと比較し、すべての原因による死亡を30%、心血管疾患関連の入院を32%低下させた。現在、全身性トランスサイレチンアミロイドーシスの治療として、有効性が証明されているのは、タファミジスメグルミンだけである。これ以外の治療は、心不全や神経障害への対症療法である。

 タファミジスメグルミンの開発は、この病気の治療開発で大きな一歩だが、現時点で根治にはほど遠い。いったん発症した場合の治癒は望めない。高齢者での発症が多いこともあり、心不全など重要臓器が冒された場合の予後は絶対的に不良である」

(文=編集部、協力=上昌広/血液内科医、医療ガバナンス研究所理事長)

 

パチンコ「10万発」続出の出玉祭り再来か!?「約93.1%継続×高速決着」のRUSHに100%突入する激アツ!!

 これから登場予定のパチンコ新台はまさに激アツ。とびっきりの大物たちが12月から年明けまでズラリと名を連ねています。

 多くのファンが注目しているマシンといえば、間もなくデビュー予定(12月6日)の『P北斗の拳9 闘神』。フルモデルチェンジされた映像も魅力ですが、何より目を惹くのがスペック面です。「約81%継続×1500発+α」を誇るRUSHの突入率は実に約66%。過去作を彷彿させる爆裂に期待が高まります。

 そして、年末(12月20日)にスタンバイしている『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』も見逃せません。ハンドル部分を筐体の中央に配した斬新なデザインで、「右に捻る」ではなく「奥に回す」ことで打ち出しが可能。これによって左右どちらの手でも無理なく遊技できるようになっているのです。

 また、注目のスペック面も極めて優秀。突入率70%を誇るST性能は「約81%×ALL1500発」という安定感と爆発力を兼ね備えた仕上がりです。

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 その後の年明けには「最大3000発×最短0.76秒変動」の『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』や、「約83.3%継続×最大1500発」の『P真・花の慶次3』、前作をスペックUPさせた『P牙狼 月虹ノ旅人絆 GIGA GHOST Ver.』など激アツ新台のオンパレード。ホールが更なる活気に満ち溢れることでしょうが…。

 私が注目している新機種は先述したマシンだけではありません。何より大きな期待を抱いているのが役物(アナログ)機。玉のアクションによる視覚での楽しみと、当ればでかい一撃を併せ持った話題作が着々とデビューに向けて動き出しているのです。

 同タイプで気になる新台は2機種。一つ目がA-gonの『P GOGOピラミッド危機一発4500』で、前作のゲーム性を更に進化させた仕上がりとなっています。

 ピラミッド状に打ち付けられた無数の釘の迷路や、その内部へ玉を送り込むお馴染みのフローは健在。その最下部には新たに2穴クルーンが搭載されており、左側の穴に入ればV入賞(大当り)です(一撃で4500発の払い出し)。

 クルーン実装によって玉の動きを一層楽しめそうな本機ですが、注目すべきポイントは他にもあります。なんとV穴に連続して入賞した際は、切り捨てられずにストックされるとのこと。つまり、2回入賞で9000発、3回で13500発…といった具合に獲得出玉に反映されるという激アツ仕様なのです。

 羽根物などで複数の玉がV入賞した際に「あーもったいない…」と、ちょっと損した気分になった経験は皆さんもあるかもしれません。それが本機はないのです。むしろ歓喜へと変わる激アツ展開を呼び込んでくれます。連続入賞は滅多に起きないと思いますが、非常に興味深いマシンですね。

 そして、役物機といえば『餃子の王将』、『すしざんまい』といった名シリーズを手掛ける豊丸産業の新たなる異色コラボ作も要注目。突入率100%のRUSHでありながら「約93.1%継続×平均出玉7230発オーバー」という驚異のスペックを実現した「アノ台」の詳細が遂に公開されました。

 豊丸産業がコラボ相手に選んだのは、なんと高須クリニック。機種名も『Pyes!高須クリニック~超整形BLACK~』という個性派メーカーらしいタイトルとなっています。

 筐体は、院長である「高須克弥」氏を全面に押し出した作り込み。役物ギミックではシックスパック(腹筋)が躍動して玉を弾くという重要な役割を果たしているほか、演出面でもことあるごとに同氏が登場して大当りまでの過程を盛り上げます。

 注目のゲームフローは『餃子の王将』シリーズなどと似た仕様。役物突破でデジタルが始動し、1/36.9で大当りとなります。大当り後に100%突入する「TAKA須RUSH」は約93.1%継続×高速決着という激アツ仕様。更に、初回大当り時と右打ち中の21.5%が1100発出玉という一撃性も秘めているのです。

 RUSHの平均出玉は7230発オーバーという破格の数値。10万発レベルが続出した役物機『CR今日もカツ丼』を手掛ける豊丸産業だけに、「もしかして今作も?」と爆裂に期待してしまいますね。

 年明けの登場を予定している『P GOGOピラミッド危機一発4500』と『Pyes!高須クリニック~超整形BLACK~』。来年は役物機が一大ムーブメントを巻き起こすかもしれません。

(文=HIRA.777)

<著者プロフィール>

 飲食店やホテルマン、営業など幅広い職種にチャレンジ。どれも長続きせずにいたが、趣味であったパチンコ関連業界へ就職し現在に至る。今では自身の体験談や、業界関係者から入手した情報などを元に記事を作成中。パチスロ4号機にハマっていたいわゆる「北斗世代」で、長きに亘り活躍するシリーズの動向に注目している。主に検定通過情報や、動画レビュー記事を担当。動画は大量出玉を実現した内容を好んで紹介している。