甘デジ「究極奥義」や初代・無双を完全継承も始動…「北斗フィーバー」到来の予感!?

 新たな「北斗フィーバー」到来を予想する声も多い。

 大手サミーは業界を代表する『北斗の拳』シリーズ新機種を続々と発表。パチンコファンから熱視線を浴びている状況だ。

 現在ホールでは、究極闘神スペックと銘打たれた『P北斗の拳9 闘神』が絶賛稼働中。「RUSH突入率約66%」「約81%継続×ALL1500発」と、時代が求める要素を完全搭載している。豊富な予告演出を用意するなどファン必見の仕上がりと言えるだろう。

 出玉スピードなどに対しネガティブな意見もあるが、「BATTLE MODEカッコいい」「秘孔チャッカーが優秀」といった意見も目立つ。「12万発」データも確認されるなど、ポテンシャルの高さを証明しているといった印象だ。

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 次世代の「闘神」となるか。今後の動向に注目したいところだが、同シリーズといえばスピンオフ作品といった位置づけの『北斗無双』最新作も大きな話題だ。

 同社は、かねてより噂されていた『P真・北斗無双 Re:319ver.』の特設サイトを開設。「現行ホールの覇者」初代の遺伝子を受け継いだ最新作の、詳細が明らかになり期待の声が続出している。

『P真・北斗無双Re:319ver.』

■大当り確率:約1/319.7→約1/71.1
■賞球数/カウント:1&2&5&15/10C
■確変割合:ヘソ→50% 電チュー→100%(ST130回)
■電サポ回数:100回or130回
■大当り出玉・振り分け
・ヘソ
「6R確変・約900発」50%
「6R通常・約900発」50%
・電チュー
「10R確変・約1500発」70%
「3R確変・約450発」30%
○○○

 大当り確率約1/319.7のミドルタイプで、初当り時のST突入率は50%。非確変時は先代と同じく100回の時短が付与される。やはりSTは130回で、この間の大当り確率は約1/71.1とST継続率は上昇。電チューでは10R約1500発が70%となっているため、先代に勝るとも劣らない一撃性を堪能することが可能だ。

 各種法則、保留、ギミックといった演出面に関しても先代を踏襲。親しまれたゲーム性を完全再現した最新作が、偉大なる初代のような快進撃を見せるのだろうか。来年の導入が待ち遠しいが…。

 この流れでサミーは、甘デジ分野にも『北斗の拳』シリーズ最新作を投入予定。「高継続」と「ストレスZEROの高速消化」が新たな期待感と可能性を生み出す。


『P北斗の拳8 究極乱世』

■大当り確率:約1/99.9→約1/35.4
■賞球数/カウント:1&4&10/10カウント
■確変割合:ヘソ:0.1%/ST64回
      電チュー:100%/ST64回
■電サポ回数:32回or64回or164回or298回or379回
■遊タイム:電サポ379回※低確率(低確率時短含む)299回転後に発動
■大当り振り分け
・ヘソ
「10R確変・1000発」0.1%
「3R通常・300発」99.9%
・電チュー
「10R・約1000発」15%
「6R・約600発」15%
「4R・約400発」45%
「2R・約200発」25%
○○○

 2019年発売『P北斗の拳8』の甘デジスペックを発表。製品サイトをオープンし、スペックやゲームフローなどを公開した。

 スペックは大当り確率約1/99.9のSTタイプ。初当り時は99.9%が3R通常で、ラウンド消化後に時短32回の「救世主MODE」へ移行…というのが基本的な流れだ。この間に大当りを射止めることができれば、RUSH「究極乱世MODE」へ突入する。

「ST64回・継続率88%『究極乱世MODE』では、多彩なショート当りで北斗らしい爽快感を表現。勝利で高ラウンドのチャンスとなる『ボスバトルルート』を搭載するなど、高継続・高速消化が活きる構成となっているようですね。

右打ち中は15%がST+時短100回濃厚の10R・約1000発という振り分け。継続率は合算で約88%、最大で約94%と連チャン力は申し分ありません。ヒキ次第では大量出玉も十分に狙える設計でしょう。ハードルは高めですが用意された恩恵は大きいですし、好評を得られそうな感じがします」(パチンコライター)

 究極奥義、ここに炸裂。『P北斗の拳8 究極乱世』が、甘デジ分野に旋風を巻き起こすのだろうか。本機を含めた「北斗シリーズ」たちが、どのような反響を得られるかに注目したい。

JRA 池添謙一「ポテンシャルは高い」武豊は“制御不能”も代打職人で一変!? 朝日杯FS(G1)アルナシームの「価値ある」4着

 19日、阪神競馬場で行われた朝日杯FS(G1)は武豊騎手の3番人気ドウデュースが優勝。競馬界のレジェンドが「基本そんなに手のかからない馬」と評した素質馬で、過去21度挑戦して1度も勝てなかった鬼門を突破してみせた。

 その朝日杯FSには、武騎手が前走騎乗し、ドウデュースと正反対の性格の馬も出走していた。それが、池添謙一騎手の8番人気アルナシーム(牡2歳、栗東・橋口慎介厩舎)だ。

 モーリス産駒で近親にシャフリヤールやアルアインがいる良血馬。7月函館の新馬戦を武騎手とのコンビで制すると、2戦目には過去の勝ち馬が続々とG1を制していることで知られる東京スポーツ杯2歳S(G2)へ出走した。

 スタートをアオり気味に出て最後方からの競馬になると、アルナシームはレース中盤から武騎手の制御が全く利かなくなってしまい、一気に先頭まで追い上げることに……。4コーナーでは後続を大きく離したが、最後は失速して6着に敗れた。

 レース後の武騎手は「ノーコントロールだった。レースに行ったらコントロールが利かなくなった。気性の問題かな」と、アルナシームの気性の難しさに言及。ファンからも、同じく前進気勢の強いメイケイエールが、引き合いに出されるほどだった。

 今回の朝日杯FSは武騎手がドウデュースへ騎乗するため、陣営から白羽の矢が立ったのが池添騎手だった。

 同騎手は19年のマイルCS(G1)をインディチャンプや昨年の安田記念(G1)をグランアレグリアで勝つなど、「代打職人」としても有名だ。さらに「暴れん坊」の異名がある三冠馬オルフェーヴルの主戦を務め、今年のスプリンターズS(G1)ではメイケイエールをテン乗りで4着へ導くなど、性格に難のある馬を制御する技術に長けている。

 1週前や最終追い切りに騎乗して、アルナシームとコンタクトを取った池添騎手。その成果か返し馬やゲート裏でも、エキサイトせず我慢していた。

 レースでは前走同様スタートでアオって後方からの追走となったが、暴走することなく何とか折り合った。内枠で出遅れた上、折り合いに専念した分、位置取りがインの後方となってしまったのは痛恨だった。直線は荒れた内を突くしか進路が無かったものの、メンバー上がり3位の脚を繰り出して4着と健闘した。

「阪神競馬場が3ヶ月間のロングラン開催。この影響でインコースの芝が傷んでいるため、内を通った馬は、外と比べて伸びないのが目に見えていました。道中で何とか外に出せていれば、よかったのですが……。同じく内を突いて伸び切れなかった先週のナミュールと同じようなレース展開となってしまいました」(競馬誌ライター)

 ナミュールは先週同じ舞台で行われた阪神JF(G1)で、1番人気に推された馬だ。しかし、ゲートで後手を踏み、直線で荒れた内を突いてひと伸びするも、4着に敗れた。

 ナミュールのレースについて元JRA騎手の安藤勝己氏は「この馬だけは力負けやないで、桜花賞での巻き返しに期待したい」と、自身のTwitterで“負けて強し”であることを強調していた。

 アルナシームはナミュールと枠順や道中の不利の有無などの違いはあるが、レース内容は非常に似ている。ナミュールほどではないかもしれないが、安藤氏の言葉を借りればアルナシームも“負けて強し”の内容だったといえそうだ。

 そんな期待を寄せる走りを見せてくれたのは、他ならぬ池添騎手の騎乗があったからだろう。外枠だった前走に対し、今回が内枠で前に壁を作りやすい状況だったとはいえ、道中は掛からず何とか折り合った。折り合えたからこそ、直線で伸びづらい内から脚を伸ばせたのだろう。

 池添騎手はレースから約2時間半後の18時に自身のTwitterを更新し「ポテンシャルは高いと思います」と、アルナシームの素質の高さを評価した。初騎乗でこれだけ見せ場を作れた池添騎手。今後もアルナシームに継続して乗るなら、クラシックでも期待できる存在となりそうだ。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

関西スーパー、H2Oとの経営統合、なぜ否決から賛成に一転?株主総会での真相

 経営統合をめぐる関西スーパーマーケットオーケーの争いが臨時株主総会から1カ月半ぶりに最終決着した。12月14日、最高裁はオーケー側の特別抗告を棄却、これにより臨時総会における賛成決議を適法とする大阪高裁の決定が確定。翌15日、関西スーパーはエイチ・ツー・オーリテイリング傘下のイズミヤ並びに阪急オアシスとの株式交換方式による経営統合を実行に移した。

 ある株主の投票をめぐり神戸地裁と大阪高裁の判断が逆転した今回の騒動。果たしてその日、現地ではどんなことが起きていたのか。また、一連の攻防戦からどんな背景事情が読み解けるのか。あらためて振り返ってみたい。

白紙のまま投票

「あとで番号とかで突き合わせて分かるから、いいか」

 10月29日、兵庫県伊丹市にある伊丹シティホテル3階「光琳の間」で開かれた関西スーパーの臨時株主総会。午前10時の開会からおよそ3時間40分後にようやく始まった採決で、株主席に座る60代前半の男性はそう呟きつつマークシート方式の投票用紙を透明のプラスチック製投票箱に入れたとされる。「賛成」「反対」「棄権」と、本来なら意思表示として塗りつぶすべき3つの欄は空白のまま。この行為があとあと大問題となることなど、この時点では思いも寄らなかったのだろう。

 この日、男性は自らが役員を務める会社の代表としてはるばる山口県から来ていた。会社が保有する関西スーパー株は26万2000株。これは発行済み株式総数の0.87%に相当した。会社はすべての議案に賛成することを決めており、10月22日、株主番号と議決権個数が予め印刷された所定の「議決権行使書」と、それと一体の「委任状」に、それぞれ賛成の「○」をつけ、代表取締役社長の署名とともに代表印を押して返送していた(委任状の委任先代理人名の欄は空白のままだった)。

 そうした上で会社は総会2日前の10月27日、関西スーパーに対し連絡を入れていた。委任状を郵送済みだが、当日は関係者を派遣して議事を傍聴したい旨を伝えるためだった。会社として経営統合案の行方にかなり高い関心があったのだろう。

 こうして会社の代表として男性は会場まで来たわけだが、念押しするように別の書面も持参していた。男性が会社派遣の代表者であることを証明する「職務代行通知書」がそれで、そこにも全議案に賛成する旨が記されていた。午前9時から始まっていたホテル2階の会場受付で、男性はそれも提出した。

 傍聴希望の事前連絡を入れていた法人株主は少なくなかったようだ。関西スーパー側はそうした株主から派遣されてきた代表者には当日の意向を確認する作業を行っていた。傍聴とともに投票も行う代表者には投票用紙が入った「株主出席票」を渡し、投票はせず傍聴だけ希望する代表者には「関係者」と書かれたストラップを渡すのである。

 この時、件の60代男性は少し迷ったようだ。「傍聴」という言葉から、男性はそれを希望する者は別室でモニターを見ることになるのでは、と想像したのである。思いとしては会場に入ってやりとりを直接聞きたかった。そこで「出席」か「傍聴」かを問われ、「出席」と返答した。そして男性は株主出席票を手に3階の「光琳の間」へと入って行った。

 午後1時40分、議長を務める関西スーパーの福谷耕治社長は採決に移ることを説明し、議場は閉鎖された。およそ10分後、投票箱を持った関西スーパー社員複数が会場を回り、投票用紙を回収し始めた。

 この時、男性は受付で渡された投票用紙に当然気づいていた。が、事前に議決権行使書を郵送してあることから、ここでさらに投票すると二重計上になるのでは、と考えた。管理畑を長く歩んだ男性は他社の株主総会に出席した経験も豊富だ。それらでは、事前の議決権行使書や委任状を集計した段階で賛否が決していることが通例だった。だから一般に総会当日の採決は拍手や挙手など厳密とはいえないような方法で行われることが少なくない。男性にとってマークシート方式の投票は初めての経験でもあった。

 この間、会場では注意事項がアナウンスされていた。投票用紙を白紙で出すと「棄権」とみなされ、事実上反対と同じ効果を持つこと、賛成でも反対でもない時は投票用紙を入れず「不行使」としてほしいこと、それらだ。ただ、事前に議決権行使書や委任状を提出済みの場合に関する説明はなかった。

 投票箱が回ってきた。男性は右手で白紙のままの投票用紙をつまみ、下端だけ投票箱に入れた状態で、関西スーパー社員に尋ねた。

「私は事前行使していますので、そちらでもう意思表示していますから。入れて大丈夫ですか?」

 関西スーパー社員は即答できず、黙ったままだ。

「私はすでに事前行使をしているので白票のまま入れます。取り扱いについてはよろしくお願いします」

 そのように語りかける中で冒頭の発言も出たとされる。投票用紙には投じた株主が判別できるよう受付番号が記されていた。だから白紙のまま投票用紙を入れても事前の議決権行使書と突き合わせれば、そちらで賛成意思が表示済みと分かるはずだと男性は考えたわけである。その際、男性は人差し指で投票用紙左上の角をトントンと叩いた。この様子は会場後方に設置されたカメラの映像記録に残っていた。大阪高裁はこれを受付番号を指し示す行為と認定している。

いったんは「否決」に

 午後1時55分頃、すべての投票用紙が回収され、議場閉鎖は解除された。集計後、午後3時に再開する予定とされた。が、接戦のため集計は予想外に時間がかかった。再開予定だった午後3時頃、休憩を午後4時まで延長することがアナウンスされた。

 それからホテル内を歩き回るなどして時間を潰していた男性は不安を感じ始めたようだ。自身が白紙のまま入れた投票用紙の取り扱いがその後どうなったのか心配になってきたのである。

 この時点で男性は知るよしもないが、公正な総会運営を行うため裁判所によって選任された検査役弁護士も見守る中、ホテル2階に設けられた集計会場では結果が判明していた。「集計完了」。会場でそう声が上がったのは午後2時50分頃とされる。約7分後、検査役弁護士は係員から「議決権行使集計結果報告」を受け取った。経営統合案に関する第1号議案への賛成は65.75%。特別決議に必要な3分の2にはほんのわずかだが届かない。つまりは否決だ。午後3時20分頃、検査役弁護士は3階の会場に戻った。

 男性がエスカレーターに乗って1階から2階に上がり、受付に訴え出たのは午後3時40分頃のことだ。男性は2階「朱雀の間」に通され、関西スーパー側の代理人を務める森・濱田松本法律事務所の弁護士複数に経緯を説明した。5分後、検査役弁護士がやって来て同じ説明をした。会社側代理人は男性の説明を受け、いったんは投票用紙を基に「棄権」と集計していた議決権を、その意思を鑑みて「賛成」と集計し直すのが適当との方針を固めていた。検査役弁護士はその説明を聞き、午後3時50分頃、会場に戻って行った。

 午後4時10分頃、総会は再開され、採決の結果が読み上げられた。第1号議案への「賛成」は66.68%。経営統合案は可決されたのである。もっとも、会場に居合わせたオーケーをはじめ他の株主は裏側で異例の事態が進んでいたことなど微塵も知らない。6日後、検査役弁護士が作成した中間的な報告書で経緯を知り、「棄権」が「賛成」に転じた適法性に疑義を抱き神戸地裁に差し止め請求を申し立てることとなったわけである。

分かれた大阪高裁と神戸地裁の判断

 果たして、男性の会社が保有する26万2000株の議決権はどう扱われるべきか。

 一連の経緯を踏まえると、男性の会社が議案に賛成する意思を強く持っていたことは明白だ。じつのところ、委任状の取り扱いや採決方法など株主総会に関する事細かな実務について厳密な法律的定めはなく、各社統一のルールもない。こと採決方法に限れば公正さが担保されているなら議長の裁量に委ねられており、それゆえ事前に賛否が決していれば当日は拍手や挙手で会場の株主に賛否を問うことも許容されているのが実際だ。

 大阪高裁は総会における株主意思の確認を最も重視した上で、そうした裁量的な実際面に立てば関西スーパーによる今回の取り扱いは適法であるとの判断を示した。最高裁も「議決権行使者の意思が賛成するものであることが明確であった事等……原審(=大阪高裁)の判断は結論において是認することができる」と判示している。

 これらに比べると、神戸地裁の判断は寄せ集めたそれぞれのルールに縛られた四角四面の色彩が濃い印象だ。「棄権」と「不行使」の違いがアナウンスされていたことを重視し、個々の行為に民法の委任契約や会社法の包括的職務執行権限(男性は副社長ではあるものの代表取締役に任じられていた)を当てはめ、事前の議決権行使書を無効とし、かわりに当日の投票用紙の記載を優先するとした判断は、どこか窮屈だ。

 投票時の男性の行動は関西スーパー側の説明不足から生じた側面もあるが、これについて大阪高裁は「(その)責めを……無理からぬ誤認により議決権を行使した株主に負わせるのは相当でない」とし、どことはなしに神戸地裁の判断をたしなめている。一連の司法判断の捻れをめぐっては今後も議論が続くことになるだろうが、個別事案ごとの固有の事情によって司法判断は異なってしかるべきだし、それを前提とすれば、大阪高裁による今回の判断は血の通った人間味を感じさせるものと言えなくもなく、どこかほっこりさせられる。

グループ企業同士の相互不可侵

 さて、今回の騒動はもうひとつ、食品スーパー業界で歴史的に積み重ねられた背景事情を垣間見せるものでもあった。

 じつは件の60代男性が役員を務めるのは関西スーパーの同業者だ。業界中堅で東証1部上場のリテールパートナーズの傘下にある丸久(山口県防府市)がそれである。男性、つまり清水実氏は、丸久の副社長兼管理本部長兼グループ管理部長であり、リテールパートナーズでは専務の座にある。丸久は山口を中心に約90店舗、同じ傘下のマルキョウ(福岡県大野城市)は福岡中心に九州全域で約85店舗を展開している。

 丸久が関西スーパー株を持ち、会社提案に強い賛成の意思を示したのは、おそらくは両社が「オール日本スーパーマーケット協会」(AJS)に加盟する企業同士だったからと思われる。1962年に設立され、現在、57社が加盟するAJSはプライベートブランド(PB)の「くらし良好」を共同開発するなど会員間の結びつきが強い。「全国スーパーマーケット協会」や「日本スーパーマーケット協会」と、ほかにもよく似た名称の団体が存在するが、業界全体を網羅するそれら一般によくある団体とAJSとは機能面で一線を画している。

 食品スーパー業界には同様の集まりが少なくない。代表格は共同仕入れ会社「日本流通産業」を核とする「ニチリウグループ」(加盟・15社・3生協)や、同じく「シジシージャパン」が核の「CGCグループ」(加盟・206社)だ。ニチリウグループの代表企業はライフコーポレーションや平和堂など。CGCグループはアークスやアクシアルリテイリング(原信やフレッセイを運営)といったところである。

 全国各地の個人商店から有力企業が続々生まれた食品スーパー業界では、昔の戦国時代さながらの陣取り合戦が繰り広げられてきた。合従連衡が進みイオンとセブン&アイ・ホールディングスの2強がリードする現在もそれはさほど変わらない。地方密着度が高い生鮮品や日配品が主力アイテムである以上、ローカルチェーンにはそれなりの強みがあり、ナショナルチェーンといえども、そう簡単に全国平定ができる話ではない。そんな群雄割拠の業界だからこそ、大手への対抗策として各地のチェーンが共同仕入れなどを通じ同盟関係を結ぶ例がいくつか見られてきた。それが先述したニチリウグループやCGCグループ、それにAJSだ。

 それらは同時に相互不可侵同盟でもある。例えばニチリウグループの場合、かつて滋賀と岐阜の県境には高い壁が聳えていた。地理的にいえば、関ヶ原あたりだ。滋賀が地盤の平和堂は地元でかなり高いシェアを誇り、裏を返せば店舗網は飽和状態に近かったが、そこより人口密集度が高い岐阜や愛知に進出することはなかった。同じニチリウ系のグランドタマコシ(愛知県一宮市)が店舗網を築いていたからだ。このため平和堂が当初打って出たのは北陸だった。

 が、時は流れやがてグランドタマコシは競争力を失い経営不振に陥る。結局、2004年に倒産。この時初めて平和堂は店舗網の譲り受けスポンサーに名乗りを上げ、岐阜・愛知に進出することとなる。今や両県では22店舗を展開中だ。他方、同じニチリウ系で和歌山と三重を地盤とするオークワもグランドタマコシ倒産後に東進を本格化。2008年に名古屋が本社のパレを子会社化するなどして、現在、愛知・岐阜で28店舗を数える。

 もっとも、両県が問答無用の草刈り場になったかというとそうでもないようだ。平和堂、オークワ両社の店舗網を子細に眺めると、それぞれの店舗の商圏はあまり重なっていないともされる。グループ企業同士の相互不可侵が今も保たれているのかもしれない。

 とはいえ、ここ十数年でニチリウなど食品スーパー同盟は徐々に大手に切り崩されつつあるのが実情だ。茨城県発祥のカスミはイオンとの提携を機に2004年、ニチリウグループを脱退。現在はマルエツやマックスバリュ関東とともにユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスを形成している。東京が地盤のいなげやも同じ経緯を辿り、2005年に離脱している。同様に埼玉が地盤のベルクは2006年にCGCグループを脱退。中国・四国に幅広く展開するイズミはセブン&アイと提携した後の2020年にニチリウグループから離れた。

 AJSを見ても各社は独自に生き残りの道を模索し始めている。思いがけず騒動の発端を作ったリテールパートナーズは2018年、岐阜を地盤に急成長を遂げた独立系のバローホールディングス、それに北海道が地盤でCGC系のアークスという、店舗網の重複が当面起きそうにない同業と3社間の資本業務提携を結んでいる。そして関西スーパーは百貨店中心のエイチ・ツー・オー傘下での生き残り策を選んだ。独立系のオーケーの提案を蹴った末のことだ。

 振り返れば、結果的に関西スーパーはAJS仲間の丸久の賛成票で最後、薄氷の勝利を掴んだ格好だ。AJSやニチリウといった集まりは現実の国際社会でいえば、北大西洋条約機構(NATO)をはじめとする集団安全保障体制みたいなもの。時代の変化によって業界の構図は大きく刷新されつつあるが、それでも今回の攻防劇は業界特有の安保理論が今なお健在なことを垣間見せたものだったといえそうだ。

(文=高橋篤史/ジャーナリスト)

JRA M.デムーロ「低迷」のきっかけはドウデュースの調教師!? 復権に欠かせないのは失った信頼関係の改善か

 19日に阪神競馬場で行われた朝日杯FS(G1)をドウデュースで制した武豊騎手は、通算22度目の騎乗で待望の同レース初勝利を手に入れることに成功した。

 この勝利でJRA・G1完全制覇にリーチとなった競馬界のレジェンドを後押ししたのが、友道康夫調教師だ。師は海外を含むG1で通算15勝、先週の開催を終えた段階で全国リーディングトレーナー3位。今回の朝日杯FS以外にも、ダービー2勝をはじめ、多くのG1馬を世に送り出してきた。名実ともに関西を代表するトレーナーの1人である。

 そして友道厩舎の躍進の原動力となっているのが、川田将雅騎手だ。トップジョッキーの一人として、近年の活躍も目立つ実力派でもある同騎手への騎乗依頼は、ここ1、2年で急激に増えている。

 2019年には1年で7回だけの騎乗依頼だったが、2020年には22回、2021年には騎手の中で一番多い37回に。重賞も2人のコンビで今年2勝を挙げた。今月12日に行われた香港国際競走でラヴズオンリーユーのラストランを勝利で飾った川田騎手だが、残念ながら、14日間の自宅隔離が求められている。

 そこで鬼の居ぬ間にと言わんばかりに、存在感を放っているのがM.デムーロ騎手だ。

 12日の阪神JF(G1)はサークルオブライフ、18日のターコイズS(G3)でもミスニューヨークを勝利に導き、2週連続の重賞勝利という好結果を残した。

 そんな絶好調のデムーロ騎手だが、過去2016年には騎手の中で友道厩舎から1番多い29回の騎乗依頼をもらうなど、2人のコンビでG1・ 2勝を含む重賞4勝。M.デムーロ騎手の通算勝利数を見ても、厩舎別で友道厩舎の馬での勝利が39勝と3番目に多く、かつては強い信頼関係を築いていた。

 しかし、M.デムーロ騎手が、2019年天皇賞春(G1)に友道厩舎のエタリオウに騎乗した際、その騎乗内容に友道師が苦言を呈すなど、それまで良好だった両者の関係の風向きが変わり始めた。

 特に印象的なのが、M.デムーロ騎手とのコンビで朝日杯FS(G1)、NHKマイル(G1)を制したアドマイヤマーズが乗り替わるなど、騎乗依頼が減り続けた結果、今年はここまで騎乗依頼数はゼロ。それまで蜜月関係にあったコンビも、今となっては実質絶縁のような状況といえる。

 そんなM.デムーロ騎手とは対照的に川田騎手への騎乗依頼は年々増加。それに比例するかのように、年間の勝利数を増やした川田騎手と、減っていったM.デムーロ騎手の明暗が浮き彫りとなっているかもしれない。

 25日の阪神C(G2)ではラウダシオン、26日の有馬記念(G1)ではステラヴェローチェとのコンビ参戦を予定しているM.デムーロ騎手。華々しい活躍を見せたかつての姿を取り戻すためにも、再び友道厩舎からの信頼を得ることが、名手の復活に欠かせないかもしれない。

(文=長尾りょう)

<著者プロフィール>
 はじめての競馬、ジャパンCで5番人気シュヴァルグランの単勝を当て、競馬にハマる。オルフェーヴルのように強いが、気性が荒く、成績にムラのある馬が大好き。今までで1番忘れられない馬券は、2018年の有馬記念ブラストワンピースの単勝。

動向注目の「神戸山口組」が組指針発表で健在ぶりをアピールか…絆會は新代紋がネットに拡散

 12月13日に、六代目山口組が例年通り、年末の会合を開催したが、対立関係にあるとされる神戸山口組は、その日に会合を開催させなかった【参考記事「六代目山口組が年末会合を開催」】。巷では、かねてから山口組分裂問題は六代目山口組の圧倒的有利なまま、近々終結を迎えるのではないかと囁かれている一方、完全な問題解決までにはまだ時間がかかるのではないかと指摘する声もあった。さらにここの来て、そうした見方を裏付けるような動きがあった、関係者が口にしているのだ。

 「毎年、山口組では12月13日に事始めや納会を開催させ、そこで来年度の組指針を発表させるという習わしがある。それは神戸山口組も同様だった。だが今年はそういった会合を開催させていない。しかし、来年の組指針は発表されたようだ」(業界関係者)

 神戸山口組が令和4年度の向けて発表したといわれる組指針は「刻苦義励」。関係者によれば、その意味とは「心身を苦しめてでも、信念のために励むこと」だという。

 「この組指針を見ても、神戸山口組サイドは、当面は分裂問題終結につながる何らかの動き、つまりは解散などをするつもりはないのではないか。つまりはどんなに組織が弱体化しても、来年も現在のような姿勢を続けていくということかもしれない」(ヤクザ事情に詳しいジャーナリスト)

 実際にそうなれば、危惧されるのは六代目山口組の対応だ。なぜならば、六代目山口組は神戸山口組の存在自体を認めていないからだ。仮に神戸山口組が、昨今のように攻撃的アクションを起こさず、沈黙を継続したとしても、六代目山口組としては、その状態すら認められないということになる。つまりは「もう抗争する時代ではない」といわれている中でも、神戸山口組を消滅させるべく、何が起きてもおかしくはない緊張状態が続いていくというわけだ。

 「どういった決着を迎えるのかは、もちろんワシらにはわからない。ただ神戸山口組の存在を認めてしまえば、これまでのヤクザ社会における伝統的な盃の意味を否定することになる。いったん親子の盃を交わした人間が、親に反抗し、山口組の代紋を掲げ続けることは許されないからだ。神戸山口組が解散なりして、山口組の代紋を下さない限り、問題が解決されることはないだろう」(六代目山口組某二次団体組員)

 そうした一方で、山口組とは一線を画しているのが、かつては分裂騒動のさなかにい絆會(旧「任侠山口組」)といえるだろう。12月13日、絆會は会合を開催させたが、そこで配られた絆會の代紋が現在、SNSなどで拡散されているというのだ。

 「今では組織側が意図せず、重要な情報がすぐにネットなどで出回る時代になりました。もちろん信憑性は定かではないものを含めてです。今回は、絆會の会合が開催された翌日に、かつて使用していた山口組の菱の代紋のイメージとはかけ離れた、絆會の新しい代紋がネットに出回りました。ただ代紋は隠すものではなく掲げるもの。ネットに拡散されたとはいえ、そもそも組員らに配られ、公になったものですから、拡散状態は放置しつつ、“脱山口組”を果たした絆會の新しい姿を業界内外に印象づけるのではないでしょうか」(在阪記者)

 今年も残すところわずかとなったのだが、それぞれの組織が新しい年に向け、スタートを切ったといえるのではないだろうか。

(文=山口組問題特別取材班)

パチスロ新台「MAX90%のボーナス連チャン」大ヒット沖スロATがついに復活!新台分析―パチスロ編―

 怒涛のボーナス連チャンで人気を博したアノ沖スロATが再臨。ユニバーサルエンターテインメントはこのほど、最新タイトル『沖ドキ!DUO』をリリースする。

 大ヒットを記録した初代以降、高ベース化による出玉速度の減少や一撃性の低下などで予想以上の反響を得ることができなかった本シリーズ。だが、有利区間3000Gに伸びた6.2号機となる『沖ドキ!DUO』は、より初代の打感に近い仕上りになっているようだ。

 BIGとREG、2種類の疑似ボーナスで出玉を増やす本機は、レバーONでハイビスカスが光ればボーナス確定という完全告知タイプで、ベルナビ35回のBIGは約210枚、ベルナビ10回のREGは約60枚の獲得が見込める。

 消化中はもちろん、予告音発生とともに第3停止までボタン停止音が続けばビッグ1G連が確定。その際は点灯するランプに要注目で、リール左の「ハナちゃんランプ」が点灯すれば、ビッグ1G連のみならず天国モード以上も確定するようだ。

 連チャンを司るモードは全10種類で、通常モードB移行後は50%以上で天国モード以上に昇格する様子。天国モード、ドキドキモード、超ドキドキモードへの移行は32G以内の連チャン確定で、ドキドキモードは80%、超ドキドキモードは90%で同モードがループすることとなる。

 また、本機には特殊モード、天国準備モード、ドキドキ準備モードといった新モードも搭載されており、特殊モード時のボーナスは基本的にREGとなるようだが、モード昇格後はドキドキモード以上に期待できるようだ。

 このほか、本機には自力で天国モードが狙える「ドキハナチャンス」なるシステムも採用されており、このドキハナチャンスはボーナス後33G目に発生する可能性あり。ここでチャンス役を引ければビッグ+天国モード以上が確定し、チャンス役を引けなくとも50%でボーナスが確定するようだ。

 滞在モードはハイビスカスの点灯パターンで示唆されるほか、ボーナステンパイ音の通常パターン以外はビッグ+天国モード以上が確定。さらに、カナちゃん&ハナちゃんのふたりのボイスが発生すれば激アツのようだ。ボーナス終了画面や「シーちゃん・サーくんランプ」による示唆もあり、点灯はデフォルト、点滅は上位モードのチャンスだと思われる。

「嫌い」を解釈するとむしろ楽になれる理由。

こんにちは、コピーライターの阿部広太郎です。

あなたにとって「好き」とは何ですか?

ここ数年で、「好き」という言葉がキーワードになったように感じます。「好きなことで生きていこう」や「好きを仕事に」というようなメッセージを見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。

そもそも、ここで意味する「好き」とは何だろうかと考えてみた時、それは、好き勝手に、自由気ままに、やりたい放題やろう、ということではないと思うのです。「好き」を見つめるということは、自分の気持ちに素直になることだと考えています。

日々ニュースやSNSの情報に触れて、時に振り回されてしまう今、自分の気持ちに素直に向き合うのも難しいなと感じることがあります。

自分が心惹かれるものは何か?一度立ち止まり、自分の心を受けとめ、解釈してみる。そうすることで、そこに向かって歩みを進めていきたくなる「好き」はおぼろげでも見えてくるはず。

「好き」を考えることは、自分の羅針盤を見つけることだと僕は考えています。

好きな人と嫌いな人を通じて、自分を浮き彫りにしていこう。

一人一人の心にあるやわらかな感性を見つめていくために。自分自身の「好き」と、真逆の「嫌い」を自覚するためにやっているワークショップがあります。

「好きな人」と「嫌いな人」に名前をつけてください。

「好き」と「嫌い」は、言葉になりにくい感覚的な部分も多いけれど、「好きな人」と「嫌いな人」であれば比較的イメージしやすいのではないでしょうか?自分の気持ちを一度見つめてみよう、というのが狙いです。

止められてもまるで磁石のように引き寄せられていく「好き」という感情。一方で、1ミリでも遠ざけたい、そうはなりたくないと心から叫びたくなるような「嫌い」という感情。

磁石のN極とS極のような、両極端にある感情を見つめることで、自分が浮き彫りになっていく感覚があります。生きてきた中で、出会ってきたたくさんの人たち。「好きだなあ」としみじみ思う人もいれば、一方で、「二度と会うもんか、嫌いだ!」と思う人もいたはず。

このワークショップは決して、好きな人、嫌いな人の実際の名前を書いてください、という問いかけではありません。

自分の内面をのぞき込むように「好きな人」と「嫌いな人」を思い出していく。そして、心に浮かんだその人物像に名前をつけてみたいのです。

それはどんな人でしょうか?
「好き」や「嫌い」は、どんな共通項を持っているでしょうか?
あなたならどんな名前をつけるでしょうか?

実際にコピーライター養成講座のワークショップで名付けた例を見てもらいながら話を進めていきます。

好きは自覚することで、どんどん接近することができる。
 

『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』
『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』 P.68より引用

名付けられた「好きな人」はどんな人なのか、順に説明するとこうなります。

「創造しい人」
→どんな時も創造することをやめない人

「映画版ジャイアン」
→普段はちょっとなあ……と思っていてもいざという時、異常に頼りになる人

「実家の毛布みたいな人」
→まるで毛布で包まれるように、とてつもなく安心感のある人

「終日快晴」
→いつ会っても明るくてごきげんな人

「嫌いな人の嫌いな人」
→合わない人の合わない人は、きっと嫌いが一緒で気が合う人

それぞれの名前を見て、あなたはどう思ったでしょうか?

今回のお題に取り組む時、まずは自分の感じたことを説明文として書き出すことがスタート地点になります。「名前をつける」という行為を通じて、自分の感情をちょっと俯瞰して見ることができます。

「騒々しい」をあえて「創造しい」とするように、引用できる表現がないか?
「映画版ジャイアン」のように、有名な物語に似たような状況がないか?
「まるで実家の毛布みたい」のように、何かにたとえることができないか?

好きという気持ちを、のぞきこんだり、離れてみたりしながら、自分の好きの正体を明らかにしていきます。

好き、惹かれる、という人物像が見えてきたら「こうありたい」と自分自身にリマインドすることができるし、目指す先が見えてくるとも言えます。「好き」は自覚することで、どんどん接近することができるのです。

「嫌い」を放置してはいけない。むしろ見つめて楽になろう。

『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』
『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』 P.69より引用

名付けられた「嫌いな人」がどんな人なのかも説明していきます。

「レディー・我々」
→私が! 私が! と我が強く、あまりにも主張が激しい人

 「揚げ足鳥太郎」
→良いところに目を向けず、人の揚げ足ばかりを取ろうとしてくる人

 「言い訳大臣」
→言い訳しているばかりか、ふんぞり返って偉そうな人

 「縁の下の太鼓持ち」
→縁の下で支えるというより、媚びへつらってばかりいる人

 「妖怪二枚舌」
→あっちこっちで人を欺くような都合の良いことばかり言っている人

「嫌い」という感情の取りあつかいには気をつけたいと思います。このワークショップをやってみて感じたことがあります。

「粗探しをする人」「傲慢な人」「自慢話ばかりする人」など、ダイレクトな表現で「嫌い」を表現する人が多くいました。人は、好きよりも嫌いなことを言う方が饒舌になるし、歯止めがきかなくなるのだと思います。悪口で盛り上がることも、だれしも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

だからこそ、オブラートに包むことを心がけたいのです。
それはつまり、ユーモアに包むということだと考えています。

まず、自分にとっての嫌いな人とは何か?を捉える。そこから、「レディー・ガガ」「大臣」「妖怪」のようにみんなの知っている名称にひもづけてみたり、「揚げ足鳥太郎」のように擬人化してみたり、自分の口から外に出る時に、やわらかく包む。

「ああ、なるほど!」と自分にも相手にも受け取りやすくしてあげる。というのも、「嫌いだ」というどす黒い感情は、放置しておくと炎症が広がっていくし、抱えていると支配されてしまいます。

棘をつくり心の中を転がり出してチクチクするし、考えたくもないのに気になってしまう。そういう時こそむしろ「嫌い」を見つめてみる。

「人の振り見て我が振り直せ」という言葉には、なるほど、と思います。「嫌いな人は鏡に映った自分」という言葉には「そんなことあるかな?」と半信半疑ではあるけど、その人を見て嫌だと思う時に自分の心の何かが反応しているのは間違いありません。

似た部分があるとしても、絶対に遠ざけたいと思うにしても、それを考えることは、自分の生々しい感情と対峙することに他なりません。そこに痛みが伴うかもしれない。けれど、正体が見えて、輪郭をつけて、言葉にできたら楽になります。

『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』 ディスカヴァー・トゥエンティワン、288ページ、1650円(税込)、ISBN 978-4799327371
『それ、勝手な決めつけかもよ?だれかの正解にしばられない「解釈」の練習』
ディスカヴァー・トゥエンティワン、288ページ、1650円(税込)、ISBN 978-4799327371

 
「阿部さん、私の場合『好き』がなかなか見つからなくて……」

そんな相談を頂いたこともあります。そういう時は「嫌い」から考えることを薦めています。自分にとっては何が嫌いで、避けたい事態は何なのか?嫌いを見つけた上で、ユーモアに包むと、壺に蓋をして「封印」の張り紙を貼ることができたような安心感が生まれます。そこを避けて歩いていけば自ずと心地よい「好き」へと辿りつけるのではないかなと。

自分の心を見つめる、解釈する。僕の著書『それ、勝手な決めつけかもよ?』は、自己解釈本として書き上げましたので、ぜひご覧ください。心が軽くなるヒントがきっと見つかると信じています。

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『ギャル子ちゃん』作者、児ポ輸入で逮捕…懲役の可能性も、所有品の多さも焦点

 児童の裸などが掲載された写真集をドイツから輸入したとして、愛知県警豊田署は20日までに、関税法違反(禁制品輸入)の疑いで、漫画『おしえて! ギャル子ちゃん』(KADOKAWA)の作者、鈴木健也容疑者(40)を逮捕した。共同通信の記事『児童ポルノ輸入疑いで漫画家逮捕』によると、逮捕容疑は昨年9月と同10月の2回、児童ポルノ写真集計6冊をドイツから国際書留で輸入した疑いという。『ギャル子ちゃん』はTOKYO MX系でアニメ化された人気作品で、ネット上に衝撃が走った。

 共同の報道によると、同署は千葉県船橋市の鈴木容疑者宅で、児童の裸などが掲載された書籍46冊を押収したという。また、同署の話として鈴木容疑者が「日本では手に入らない海外の児童のヌード写真がどうしても欲しかった」などと供述していることを伝えている。

 Twitter上では、鈴木容疑者が今月6日から音信不通になり、14日ごろ「家族が警察に捜索願を出した」との情報が拡散。しかし、同日、鈴木容疑者の関係者が「無事に見つかりました」と投稿するなど騒ぎになっていた。そうした背景からか、日本国内のTwitterでは20日、「漫画家逮捕」がトレンド入りした。

 KADOKAWA関係者は声をひそめて話す。

「アニメ化もされていたこともあり、関係各所には衝撃が走っているようです。局や製作会社など、いろいろなところに深刻な影響がでるので。いずれにせよ、作者が児ポがらみで逮捕されるのは完全にアウトです。今後、クリエイターとして復活できるかどうかは、“るろ剣”の件もあるのでなんとも言えません……」

「禁制品の輸入」は10年以下の懲役

 “るろ剣の件”とは、2017年11月、18歳未満の少女が出演している児童ポルノ動画を所持していたとして、人気マンガ『るろうに剣心』(集英社)作者の和月伸宏氏が児童ポルノ禁止法違反(単純所持)容疑で書類送検されたことだ。当時、和月氏は『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』を「ジャンプSQ.」(同)に連載中だった。一時は連載打ち切りもささやかれたが、18年6月から再開した。では、今回の事件はどう見れば良いのか。

 全国紙元司法担当記者は今回の事件を次のように語った。

「今回の事件のポイントは、当局が児童ポルノ法違反の単純所持容疑ではなく、関税法違反で逮捕しているところです。

『関税法第69条十一の八』では、『児童ポルノ(児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律第二条第三項に規定する児童ポルノをいう)』として輸入を禁じています。児ポ法の単純所持の法定刑は1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。しかし今回のような“八号貨物”に関する『関税法の禁制品輸入』だと10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金となり、段違いに重くなります。

 しかも名古屋税関は20日、関税法違反容疑で鈴木容疑者を名古屋地検岡崎支部に告発しています。また逮捕容疑になっている6冊のみならず、愛知県警が押収した46冊という“ブツ”の“多さ”もあると思います。犯行態様から見て『つい出来心でやってしまった』とは言いがたく、当局は計画的かつ継続して大量に輸入していたとみて、かなり厳しく調べるのではないかと思います」

(文=編集部)

 

パナソニックと花王アタック がタッグを組み「#センタク」プロジェクトを始動[Alexandros] 書き下ろしの新曲をテーマソングに起用

パナソニックと花王アタックは、毎日の家事のひとつである洗濯を楽しみ、喜びを感じてほしいという思いから共同プロジェクト『「#センタク」プロジェクト』を、10月19日の[洗濯を楽しむ日]からスタートした。

「#センタク」プロジェクトのキービジュアル

プロジェクトをスタートするにあたり、コロナ禍の洗濯に対する世の中の声を広く集めるため「#1019人のセンタクのホンネ」調査を実施。調査を通して、洗濯の困り事や失敗談、洗濯の好きな部分やうれしくなったエピソードなど、それぞれの洗濯あるある話を集めた。集まった世の中の声を「#わたしのセンタク」「#センタクのギモン」「#わたしとあなたのセンタク」の3つに分類し、洗濯ひとつをとってもさまざまな考え方・価値観・悩み、があることを発見した。

#1019人のセンタクのホンネからの抜粋

また、洗濯のさまざまな疑問を解決する『「#センタク」マニュアルムービー』を公開。#ただしいセンタク、#あたらしいセンタク、#しんじられるセンタクのまずは3つの視点から、洗濯の疑問を解消している。今後、ムービーを通じて洗濯におけるさまざまな選択肢を届け、それぞれのライフスタイルに合ったニューノーマルな#センタクを提供していく。

#センタクマニュアルムービーの一部

さらに、プロジェクトの始動と同時に、人気ロックバンド[Alexandros]の川上洋平さんが書き下ろした新曲をテーマソングとして起用した#センタクCMを公開。楽曲制作にあたり川上さんは、「“洗濯”というものを深く考えたときに、“つつましさ”だったり、“今日までの自分を洗い流して、明日また生まれ変わる、尊い行為”だと感じました」とのコメントを寄せている。

「#センタク」のCMに出演する[Alexandros]の川上洋平さん
公開中の「#センタク」のCMには、作詞・作曲を手掛けた[Alexandros]の川上洋平さん自身が出演し、書き下ろした新曲の弾き語りを披露している。

また、今回注目すべきは、メディア・PRMIXでのプロジェクト展開である。10月19日から約一週間、渋谷・新宿・道頓堀でのOOHジャックで#センタクCMを放映し、Twitterではパナソニック・花王・[Alexandros]公式アカウントが連動してファンを巻き込んだ掛け合いを繰り広げた。他にも、Youtubeでの動画配信や、[Alexandros]川上洋平さんがDJを務めるラジオ番組「おと、をかし」(パナソニック冠提供)ではオリジナルコーナーで#センタクプロジェクトを紹介しつつ、番組連動型のラジオCMを展開するなど、メディアを横断した複合的な施策を実施。広告にとどまらずフィールドを広げ、リーチとエンゲージメントを最大化した。

渋谷でのOOH放映
渋谷でのOOH放映
道頓堀でのOOH放映の様子
道頓堀でのOOH放映
Twitterのトレンドテイクオーバープラス
Twitterのトレンドテイクオーバープラス

■パナソニック特設ホームページはこちら 

■花王特設ホームページはこちら 

■「#センタク」CMはこちら

■10月19日[洗濯を楽しむ日]とは
10月は秋晴れになることが多く、気温・湿度ともに「洗濯日和」と呼ぶのにふさわしい季節。また、体育祭や文化祭、行楽などで汚れものが多く出るシーズンでもあり、この「洗濯日和」をきっかけに、単に家事労働の軽減を呼びかけるのではなく、積極的に「洗濯」を楽しめる日にしてもらおうと10月19日(1000せん・19とく)を記念日として制定。
 

映画レビュー「天使の分け前」

劣悪な環境で生まれ育ったロビー。1人の大人からスコッチウイスキーの世界に導かれ、一気に人生を好転させていく――。

投稿 映画レビュー「天使の分け前」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。