JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは

 8日、『うまンchu~競馬でアナタを口説きます!~』(関西テレビ)にて、元JRA騎手の安藤勝己氏と武豊騎手が新春恒例のレジェンドジョッキー対談を行った。

 詳細はぜひ番組をご覧いただきたいが、今年で5度目となる対談は、ビールを片手に武豊騎手の乾杯の音頭でスタート。様々な話題で盛り上がる中、今回もフランス競馬が誇る世界最高峰の舞台・凱旋門賞(G1)について話が及んだ。

 1969年のスピードシンボリの初挑戦から53年。今や、日本競馬の悲願となっているのが凱旋門賞制覇だ。

 昨年は女王クロノジェネシスに加え、前哨戦のフォワ賞(G2)を勝利したディープボンド、そしてこれが9度目の挑戦となった武豊騎手もアイルランド調教馬ブルームで参戦したものの、いずれも惨敗……。またも世界の壁の高さを思い知らされる結果に終わった。

「やっぱり、途中で(気持ちが)折れちゃうんですよね。道悪が苦手で。走り方よりも、イヤになっちゃう馬が多い」

 番組内でそう理由を挙げたのが、武豊騎手だ。この意見には隣にいた安藤氏も「(馬が)走りにくい!やめたー!とか思っちゃう」と同意。日本馬がなかなか経験できない欧州独特の重い馬場コンディションが、本来の力を発揮できない最大の原因になっていると分析している。

 かつてはディープインパクトやオルフェーヴルといった、日本競馬史上最高レベルの馬が挑んでも、頂点には手が届かなかった凱旋門賞。これだけを見ても壁は極めて高いように見えるが、武豊騎手は「『それよりも強い馬じゃないと勝てない』ということはないと思う」と持論を展開。「意外な馬が勝ったりするかも」と続けた。

「武豊騎手が強調していたのは、重い欧州の馬場に対する適性ですね。代表的な馬は、2010年の凱旋門賞で2着したナカヤマフェスタでしょうか。あの馬は同年の宝塚記念(G1)を8番人気で勝ったものの、日本最強という馬ではありませんでした。

光っているのは、2009年の日本ダービー(G1)の激走です。この年は歴史的な不良馬場でした。田んぼのような状況で、出走馬のほとんどがまともに走れずに極端な前残りとなる中、唯一後方から4着まで追い上げたのがナカヤマフェスタ。現役の中でも屈指の重馬場巧者でした」(競馬記者)

 実際に、番組内で過去に凱旋門賞へ出走しなかった馬にもチャンスがあったという話題になると、武豊騎手が真っ先に挙げたのがキタサンブラックだった。

「土砂降りの天皇賞でも勝ったように、ああいう馬場も平気だった」との言葉通り、キタサンブラックは歴史的な不良馬場となった2017年の天皇賞・秋(G1)を勝利。2年連続の年度代表馬に輝いた実力も然ることながら、このレースが最も印象に残っているファンも少なくないだろう。

「行きたかったなあっていうのはありましたね」

 そうしみじみ振り返った武豊騎手は、北島三郎オーナーと有馬記念(G1)で歌った思い出を取り上げ「ロンシャンで“まつり”を歌いたかった」と笑いを誘った。

 昨秋の東京スポーツ杯2歳S(G2)でイクイノックスが重賞初制覇。9日のシンザン記念(G3)にも最有力のラスールを送り込むなど、順調な種牡馬スタートを切っているキタサンブラック。主戦ジョッキーの悲願は、産駒が叶えてくれるかもしれない。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

JRA武豊「キタサンブラックで行きたかった」凱旋門賞(G1)制覇への思い。ディープインパクトより「強い馬じゃないと勝てないということはない」悲願達成のキーポイントとは

 8日、『うまンchu~競馬でアナタを口説きます!~』(関西テレビ)にて、元JRA騎手の安藤勝己氏と武豊騎手が新春恒例のレジェンドジョッキー対談を行った。

 詳細はぜひ番組をご覧いただきたいが、今年で5度目となる対談は、ビールを片手に武豊騎手の乾杯の音頭でスタート。様々な話題で盛り上がる中、今回もフランス競馬が誇る世界最高峰の舞台・凱旋門賞(G1)について話が及んだ。

 1969年のスピードシンボリの初挑戦から53年。今や、日本競馬の悲願となっているのが凱旋門賞制覇だ。

 昨年は女王クロノジェネシスに加え、前哨戦のフォワ賞(G2)を勝利したディープボンド、そしてこれが9度目の挑戦となった武豊騎手もアイルランド調教馬ブルームで参戦したものの、いずれも惨敗……。またも世界の壁の高さを思い知らされる結果に終わった。

「やっぱり、途中で(気持ちが)折れちゃうんですよね。道悪が苦手で。走り方よりも、イヤになっちゃう馬が多い」

 番組内でそう理由を挙げたのが、武豊騎手だ。この意見には隣にいた安藤氏も「(馬が)走りにくい!やめたー!とか思っちゃう」と同意。日本馬がなかなか経験できない欧州独特の重い馬場コンディションが、本来の力を発揮できない最大の原因になっていると分析している。

 かつてはディープインパクトやオルフェーヴルといった、日本競馬史上最高レベルの馬が挑んでも、頂点には手が届かなかった凱旋門賞。これだけを見ても壁は極めて高いように見えるが、武豊騎手は「『それよりも強い馬じゃないと勝てない』ということはないと思う」と持論を展開。「意外な馬が勝ったりするかも」と続けた。

「武豊騎手が強調していたのは、重い欧州の馬場に対する適性ですね。代表的な馬は、2010年の凱旋門賞で2着したナカヤマフェスタでしょうか。あの馬は同年の宝塚記念(G1)を8番人気で勝ったものの、日本最強という馬ではありませんでした。

光っているのは、2009年の日本ダービー(G1)の激走です。この年は歴史的な不良馬場でした。田んぼのような状況で、出走馬のほとんどがまともに走れずに極端な前残りとなる中、唯一後方から4着まで追い上げたのがナカヤマフェスタ。現役の中でも屈指の重馬場巧者でした」(競馬記者)

 実際に、番組内で過去に凱旋門賞へ出走しなかった馬にもチャンスがあったという話題になると、武豊騎手が真っ先に挙げたのがキタサンブラックだった。

「土砂降りの天皇賞でも勝ったように、ああいう馬場も平気だった」との言葉通り、キタサンブラックは歴史的な不良馬場となった2017年の天皇賞・秋(G1)を勝利。2年連続の年度代表馬に輝いた実力も然ることながら、このレースが最も印象に残っているファンも少なくないだろう。

「行きたかったなあっていうのはありましたね」

 そうしみじみ振り返った武豊騎手は、北島三郎オーナーと有馬記念(G1)で歌った思い出を取り上げ「ロンシャンで“まつり”を歌いたかった」と笑いを誘った。

 昨秋の東京スポーツ杯2歳S(G2)でイクイノックスが重賞初制覇。9日のシンザン記念(G3)にも最有力のラスールを送り込むなど、順調な種牡馬スタートを切っているキタサンブラック。主戦ジョッキーの悲願は、産駒が叶えてくれるかもしれない。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

JRA【フェアリーS(G3)予想】C.ルメール&エリカヴィータは余裕の切り! シンザン記念「本線的中」予想が秘蔵の「穴馬」を狙い撃ちして高配当ゲット!

 今週は3連休ということもあり、競馬も3日連続開催となっている。普段なら土日で重賞2レースだが、今週は日曜日と祝日の月曜で1レースずつ開催。その月曜開催の重賞、フェアリーS(G3)を予想していく。

いつも通り、過去10年馬券に絡んだ30頭の前走データを見てみよう。
未勝利戦 9頭
新馬戦 7頭
赤松賞(1勝クラス) 4頭
阪神JF、黒松賞(1勝クラス) 各2頭
条件特別(1勝クラス) 5頭
アルテミスS 1頭
この時期の3歳重賞なら驚くことでもないのかも知れないが、意外にも未勝利戦からの重賞挑戦で馬券に絡んだ馬が最多、次いで新馬戦勝ち上がりの2戦目で重賞挑戦という馬が多い。特別戦を使わずとも重賞なので2着に入れば賞金の加算があり、春に向けて余裕ができる。それも狙ってのことなのだろう。

次いで人気順の成績が以下の通り。
1番人気 1-1-0-8
2番人気 1-0-1-8
3番人気 5-0-1-4
4~6番人気 0-3-5-22
7~9番人気 0-3-3-24
10番人気以下 3-3-0-64
ハンデ戦でも見たことがない偏り具合だ。1番人気、2番人気がとにかくアテにならない。率で見ても本当に人気していた馬なのか……という成績の悪さ。それに比べて3番人気は信頼できる数字だ。率にしても勝率・連対率50%、複勝率60%と非常に優秀。それ以下の人気にしても、率では劣るが数字だけ見ると魅力的。ちなみに近5年で3番人気が3連勝していることも注目しておきたい。

 これを踏まえて「◎」は3番スターズオンアースとする。

 前走は好走歴が多い赤松賞(1勝クラス)。逃げ馬がいいペースで逃げ粘ったところを好位から追い込むも届かず3着。このレースを勝ったのが阪神JF(G1)で1番人気も4着に敗れたナミュール。着差はそれなりについたが、良い物差しになるはずだ。

 この馬は切れる脚が身上で、新馬戦でも2着に敗れながら上がり32.6秒の鬼脚を繰り出している。メンバーを見渡すと前で競馬したい馬が多く、ハイペースから先行馬総崩れになれば出番になるだろう。

 鞍上の石橋脩騎手もこのレースの過去10年で2度連対し、人気薄でも馬券にしているので本馬も上手く持ってくることができるのではないか。シンザン記念(G3)と違い、開催が変更されていないので、過去データは活きてくるはずだ。

 続く「○」は1番エバーシャドネーを指名。

 前走の新馬戦で4番人気とそれほど高評価ではなかったが、先行粘り込みを図る馬をゴール前交わして勝利。このゴール前で交わした馬が、シンザン記念で中穴人気になりそうなマテンロウオリオンだ。

 マイル戦としての時計は平凡だが、前半3ハロン36.3秒と遅めに流れた分仕方ないところはある。むしろ、レースの上がり時計より速い脚できっちり差し切った能力を評価したいところだ。

「▲」は13番ヴァンルーラーを推す。

 前走はアルテミスS(G3)。人気もなかったが、レースでもなすすべなく9着と大敗している。ここを勝ったのが阪神JF(G1)を制したサークルオブライフなので、相手が強すぎたということだろう。

 新馬戦も3着に負けているが、これを勝ったのが阪神JFで人気になったステルナティーア。後にサウジアラビアRC(G3)で2着するなど、相応の実力は備えた馬だったので、これも相手が悪かったと言える。

 とは言え、どこからでも競馬できる上、切れる脚があるので展開に左右されずに差し切るだけの力はある。これまでは相手関係に恵まれなかった感があるが、重賞勝ち馬がおらず、ほとんどが新馬戦か未勝利戦勝ち上がりのこのメンバーなら好勝負可能なはずだ。

「△」は8番ライラックと16番フィールシンパシーの2頭を挙げる。

 ライラックは前走京都2歳S(G3)で、メンバー中唯一の牝馬ということもあってか、いいところなく8着に終わっている。

 ローテーションから考えると消していい馬だが、新馬戦を人気に応えて強い勝ち方をしているので、地力はあるはず。前走から2ハロンの距離短縮となるが、2000mは多少長かった可能性がある。今後はどうなるかわからないが、現時点ではマイル戦くらいで好走できるのではなかろうか。

 フィールシンパシーは前走未勝利戦。本レースと同コースで先行抜け出しから粘りきり、クビ、ハナの勝負を制した。

 血統面が非常に地味なこともあり、近親にも活躍馬がいないので人気しない馬ではあるが、先行してからの粘り腰は見るところがあり、新馬戦でも3番手から粘って2着を確保。上がりの時計も3番手と優秀だったので、メンバーが手薄なここでは押さえるべき1頭だろう。

 人気しそうなところでは、エリカヴィータとスクルトゥーラは消し。

 まずエリカヴィータだが、近親に短距離王のキンシャサノキセキがいることや鞍上がC.ルメール騎手ということもあって人気しているが、勝った新馬戦の内容はそこまで目立ったものではない。

 レースレベルが違うと言えばそれまでだが、▲に推したヴァンルーラーが9着に負けたアルテミスSの時計が1分35秒1。これに対してエリカヴィータの時計は同コースかつアルテミスSの2週前の新馬戦で1分36秒4。人気するほどの能力はないと見ている。

 スクルトゥーラも新馬勝ちでここに臨んできているが、1400m戦というのが引っかかる。マイルより長い距離から距離短縮で臨むなら不安もないが、距離延長となると距離が持つのかどうかが怪しい。

 今回のメンバーには、前走からの距離延長で臨む馬がほかにも3頭いる。スクルトゥーラも含めて、すべてマイル未経験というのは大きく割引材料になるだろう。

 ということで、今回は1番、3番、8番、13番、16番の5頭から3連複BOX10点で勝負とする。

 ヴァンルーラーやフィールシンパシーあたりが激走すると高配当が望めそうだ。とにかく傾向として人気馬がアテにならず、過去10年で3連単はすべて万馬券、3連複でも9回万馬券を記録しており、万馬券にならなかった年も9490円となっている。今年も人気薄の激走に期待したい。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

 

JRA【フェアリーS(G3)予想】C.ルメール&エリカヴィータは余裕の切り! シンザン記念「本線的中」予想が秘蔵の「穴馬」を狙い撃ちして高配当ゲット!

 今週は3連休ということもあり、競馬も3日連続開催となっている。普段なら土日で重賞2レースだが、今週は日曜日と祝日の月曜で1レースずつ開催。その月曜開催の重賞、フェアリーS(G3)を予想していく。

いつも通り、過去10年馬券に絡んだ30頭の前走データを見てみよう。
未勝利戦 9頭
新馬戦 7頭
赤松賞(1勝クラス) 4頭
阪神JF、黒松賞(1勝クラス) 各2頭
条件特別(1勝クラス) 5頭
アルテミスS 1頭
この時期の3歳重賞なら驚くことでもないのかも知れないが、意外にも未勝利戦からの重賞挑戦で馬券に絡んだ馬が最多、次いで新馬戦勝ち上がりの2戦目で重賞挑戦という馬が多い。特別戦を使わずとも重賞なので2着に入れば賞金の加算があり、春に向けて余裕ができる。それも狙ってのことなのだろう。

次いで人気順の成績が以下の通り。
1番人気 1-1-0-8
2番人気 1-0-1-8
3番人気 5-0-1-4
4~6番人気 0-3-5-22
7~9番人気 0-3-3-24
10番人気以下 3-3-0-64
ハンデ戦でも見たことがない偏り具合だ。1番人気、2番人気がとにかくアテにならない。率で見ても本当に人気していた馬なのか……という成績の悪さ。それに比べて3番人気は信頼できる数字だ。率にしても勝率・連対率50%、複勝率60%と非常に優秀。それ以下の人気にしても、率では劣るが数字だけ見ると魅力的。ちなみに近5年で3番人気が3連勝していることも注目しておきたい。

 これを踏まえて「◎」は3番スターズオンアースとする。

 前走は好走歴が多い赤松賞(1勝クラス)。逃げ馬がいいペースで逃げ粘ったところを好位から追い込むも届かず3着。このレースを勝ったのが阪神JF(G1)で1番人気も4着に敗れたナミュール。着差はそれなりについたが、良い物差しになるはずだ。

 この馬は切れる脚が身上で、新馬戦でも2着に敗れながら上がり32.6秒の鬼脚を繰り出している。メンバーを見渡すと前で競馬したい馬が多く、ハイペースから先行馬総崩れになれば出番になるだろう。

 鞍上の石橋脩騎手もこのレースの過去10年で2度連対し、人気薄でも馬券にしているので本馬も上手く持ってくることができるのではないか。シンザン記念(G3)と違い、開催が変更されていないので、過去データは活きてくるはずだ。

 続く「○」は1番エバーシャドネーを指名。

 前走の新馬戦で4番人気とそれほど高評価ではなかったが、先行粘り込みを図る馬をゴール前交わして勝利。このゴール前で交わした馬が、シンザン記念で中穴人気になりそうなマテンロウオリオンだ。

 マイル戦としての時計は平凡だが、前半3ハロン36.3秒と遅めに流れた分仕方ないところはある。むしろ、レースの上がり時計より速い脚できっちり差し切った能力を評価したいところだ。

「▲」は13番ヴァンルーラーを推す。

 前走はアルテミスS(G3)。人気もなかったが、レースでもなすすべなく9着と大敗している。ここを勝ったのが阪神JF(G1)を制したサークルオブライフなので、相手が強すぎたということだろう。

 新馬戦も3着に負けているが、これを勝ったのが阪神JFで人気になったステルナティーア。後にサウジアラビアRC(G3)で2着するなど、相応の実力は備えた馬だったので、これも相手が悪かったと言える。

 とは言え、どこからでも競馬できる上、切れる脚があるので展開に左右されずに差し切るだけの力はある。これまでは相手関係に恵まれなかった感があるが、重賞勝ち馬がおらず、ほとんどが新馬戦か未勝利戦勝ち上がりのこのメンバーなら好勝負可能なはずだ。

「△」は8番ライラックと16番フィールシンパシーの2頭を挙げる。

 ライラックは前走京都2歳S(G3)で、メンバー中唯一の牝馬ということもあってか、いいところなく8着に終わっている。

 ローテーションから考えると消していい馬だが、新馬戦を人気に応えて強い勝ち方をしているので、地力はあるはず。前走から2ハロンの距離短縮となるが、2000mは多少長かった可能性がある。今後はどうなるかわからないが、現時点ではマイル戦くらいで好走できるのではなかろうか。

 フィールシンパシーは前走未勝利戦。本レースと同コースで先行抜け出しから粘りきり、クビ、ハナの勝負を制した。

 血統面が非常に地味なこともあり、近親にも活躍馬がいないので人気しない馬ではあるが、先行してからの粘り腰は見るところがあり、新馬戦でも3番手から粘って2着を確保。上がりの時計も3番手と優秀だったので、メンバーが手薄なここでは押さえるべき1頭だろう。

 人気しそうなところでは、エリカヴィータとスクルトゥーラは消し。

 まずエリカヴィータだが、近親に短距離王のキンシャサノキセキがいることや鞍上がC.ルメール騎手ということもあって人気しているが、勝った新馬戦の内容はそこまで目立ったものではない。

 レースレベルが違うと言えばそれまでだが、▲に推したヴァンルーラーが9着に負けたアルテミスSの時計が1分35秒1。これに対してエリカヴィータの時計は同コースかつアルテミスSの2週前の新馬戦で1分36秒4。人気するほどの能力はないと見ている。

 スクルトゥーラも新馬勝ちでここに臨んできているが、1400m戦というのが引っかかる。マイルより長い距離から距離短縮で臨むなら不安もないが、距離延長となると距離が持つのかどうかが怪しい。

 今回のメンバーには、前走からの距離延長で臨む馬がほかにも3頭いる。スクルトゥーラも含めて、すべてマイル未経験というのは大きく割引材料になるだろう。

 ということで、今回は1番、3番、8番、13番、16番の5頭から3連複BOX10点で勝負とする。

 ヴァンルーラーやフィールシンパシーあたりが激走すると高配当が望めそうだ。とにかく傾向として人気馬がアテにならず、過去10年で3連単はすべて万馬券、3連複でも9回万馬券を記録しており、万馬券にならなかった年も9490円となっている。今年も人気薄の激走に期待したい。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

 

パチスロ『ミリオンゴッド』とは異なる魅力でファンを虜に…世にも珍しい「単位昇格型」特化ゾーン搭載の激アツ5号機を打ち納め

 2022年1月31日が期限となっている旧基準機撤去に向け、その対象となっているCR機に対して別れを告げる実戦を行う「CR終活」。

 ”CR”といっているので基本的にはパチンコをターゲットにしているのですが、パチスロでもどうしても最後に打っておきたい機種が1台だけありますので、今回は特別編としてそのパチスロ機に最後のお別れを言いにいきました。

ミリオンゴッド-神々の凱旋-』や『沖ドキ!』など、爆裂4号機の香りがするパチスロが人気の中心だった頃。ご多分に漏れず町男もその業火に身を投じていた1人ではありましたが、5.5号機でも面白いと思わせてくれる機種がありました。

 それが今回お別れを告げる『パチスロ恵比寿マスカッツ』です。出玉性能という面では前述のマシンたちの足元にも及ばない印象ですが、そういった爆裂機とは異なる魅力がありました。私とは妙に波長が合うゲーム性で、出なくても飽きず打ち込めるマシンなのです。

【注目記事】
パチンコ「最大1500発×高ループ」の出玉特化スペック! 絶妙な大当り確率も魅力の注目マシン!!
2021年「最優良」パチンコが明らかに!出玉の”塊”に期待できる機種が好実績!!

 まず自力感がよりビビッドに伝わってくるところが素敵。チャンスゾーンの「スカッとチャレンジ」や擬似ボーナスの「マスカッツCHANCE」、ARTとなる「マスカッツRUSH」などポイントとなるモードでとにかくチャンス役orレア役を引けばドキドキできます。

 そんなのどのパチスロも同じだろと思われますが、この機種はモード移行だの内部状態だのゲーム数だのと小難しいことをほとんど考えなくていいので、パチスロにそれほど精通していない私でも気軽に打てるんですよ。

 そしてそれぞれのモードで強い役を引けばわかりやすく結果に反映されます。例えば自力チャンスゾーンの「スカッとチャレンジ」ではレア役の強チェリーや強チャンス目を引けば激アツで、「マスカッツCHANCE」当選の大チャンス。

 ただ、その状況を一変させる強チェリーや強チャンス目も通常時で出現してはほとんど意味がありません。擬似ボーナスやRUSHに繋がりにくい印象で、アツそうな演出に発展せずに何事もなく通過していくことも多いのです。

 この理不尽さは、逆に必要なタイミングで必要な役を出現させなければいけないというわかりやすい仕様ともいえます。意味ありげなチャンスゾーンで無駄に引っ張ってメダルと期待感を浪費させる、みたいな素人特有の負担が排除されるわけですね。

 つまり「叩きどころ」が明確なので面白さがぶれないんですよ。ちなみに私は本機のゲーム性は好きですが、出演者にはまったく興味ありません。

 あと、RUSH中では特化ゾーンとなる「PV-ZONE」がアツいんですよ。単位昇格型というなかなかレアなシステムを採用していまして、この特化ゾーンでは「50」を元に減算されていくのですが、その「50」の単位によって上乗せやストックの期待度が変化するというものです。

 一番下は差枚数、つまり50枚払い出されると特化ゾーンが終了するのですが、これが「ゲーム数」や「ナビ回数」と単位が昇格していって、差枚数なら平均25ゲームが、ゲーム管理なら50ゲーム、ナビ回数管理なら165ゲームと滞在を長くできるようになります。

 そしてこの「PV-ZONE」ではレア役で単位昇格、小役でゲーム数上乗せ、7揃いで上乗せ特化ゾーンストックとさまざまな要素が折り重なるので夢中になれるのです。出演者とか全然関係ありません。

 表現は変な言い方になってしまいますが、クソゲー評価の難易度高めなソフトを攻略したいマニア心を触発されるような機種なのですし、ART機としては5号機最高のマシンであると確信しています。

 いろいろな意味でお世話になりました。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

『鎌倉殿の13人』小栗旬の「北条氏」の正体…平氏の子孫の真偽、本当は伊豆の小領主?

結局、「北条氏」ってなんなんだっけ?

 1月9日に第1話が放送される2022年のNHK大河ドラマは、『鎌倉殿の13人』。鎌倉殿こと源頼朝(演:大泉洋)を巡る13人を描くドラマで、主人公は鎌倉幕府の2代目執権・北条義時(ほうじょう・よしとき/演:小栗旬)、三谷幸喜が脚本を務めることでも話題だ。

 そこでここでは、「北条氏ってなんだっけ?」の復習をしてみたい。

 こういう時はウィキペディアが便利なのだが――電子媒体の長所でもあり短所でもあるのだが――とにかく長い。そこで、角川書店(現・KADOKAWA)発行の『日本史辞典』(1966年)の一文を転記しておこう。同書では「北条氏」の項に、①鎌倉の北条氏と②小田原の北条氏を載せ、前者について以下のように記している(一部漢字化した)。

 桓武平氏の分流。貞盛の子孫時家が伊豆介になり、伊豆北条に住み北条氏を称した。時政の代、源頼朝の舅として幕府創設に功があり、執権として幕政を掌握した。続いて子義時、孫泰時の代に頼朝創業以来の有力御家人の勢力を次々に倒し、承久の乱などの難局を巧みに処理して幕府権力を確立。源氏の正統が断絶してのちは、いわゆる執権政治をしいて専制体制を整えた。以後一族の名越・江間・赤橋・金沢・大仏・佐介・桜田などの諸家を、連署、六波羅・鎮西探題、評定衆、諸国守護に配し、御家人を続率して1世紀半に及ぶ幕府政治を維持したが、1333(元弘3・正慶2)元弘の乱で滅亡。

「北条氏は平貞盛の子孫」の真偽…“創出”された北条時方・時家の名、本当はただの小領主?

 ひとつずつ解説を加えておこう。

 北条氏は平貞盛(たいらの・さだもり/平安時代中期、10世紀末の武将)の子孫を称している。貞盛の子・平維将(これまさ)の孫に平直方(なおかた)がおり、義時はその子孫だという。ちなみに維将の兄・平維衡(これひら)の子孫に平清盛がいる。

 近年の研究では、平氏でももっと本流(清盛側)に近い人物が、直方の子孫の婿養子になったとする説も出ているが、筆者は平氏の子孫というのはウソ、偽系図だと思っている。

 北条氏の系図には異説もあるが、必ず北条時方・時家が出てくることでは一致している。時方の子に時家がおり、時政(演:坂東彌十郎)はその子か、もしくは弟という関係になっている。北条氏が平直方の子孫を名乗るのは、直方の娘が源頼義に嫁いで、源義家を生んでいるからだ。この構図は、時政の娘・政子(演:小池栄子)が源頼朝に嫁いで頼家(演:金子大地)を生んでいることと符合する。先祖の直方が源氏の外戚だから、北条氏が源氏の外戚になることは必然なんですよ――と言いたいわけだ。そう考えていくと、北条時方・時家という名前が、平直方・源義家から創出された偽名であることがわかる。つまり北条時政は、父の名前も不確かな小領主だったといえよう。

北条氏は、極めて限られた地域を支配する小領主でしかなかった?

 北条氏は伊豆国田方(たがた)郡北条(現・静岡県伊豆の国市)を発祥とする。

 鎌倉幕府の有力御家人である伊東・宇佐美(うさみ)・狩野(かのう)氏も田方郡を在地としており、天野・仁田(にった)は北条の地にほど近い。『北条義時 これ運命の縮まるべき端か』(ミネルヴァ書房)の著者・岡田清一氏は、「このように隣接して多くの武士が存在することは、当然のことながら、それぞれの支配領域が狭いということを示している」「伊豆国を代表できるほどの『大名』ではなく、しかも名字の地でもある『北条』周辺には、多くの武士が存在したのであり、極めて限られた地域を支配する領主でしかない」と指摘している。

北条時政・義時父子、鎌倉幕府の実権を握り、その子・泰時の直系はついに“得宗家”となり権勢を振るう

 北条氏はそんな地方小領主に過ぎなかったが、時政・義時父子が鎌倉幕府の実権を握り、義時の子どもたち、孫たちが幕府の要職に就き、栄えていく。

 義時の庶長子・北条泰時は「御成敗式目」を定め、名執権として名高い。しかし、そもそも義時は泰時ではなく、次男の名越朝時(なごえ・ともとき)を後継者と考えていたらしい。

 朝時の母は幕府の有力者・比企(ひき)氏の娘、一方の泰時の母は出自もよくわからない女性なので、昔の価値観なら当然、母の身分が高い朝時の方に軍配が上がる。泰時は若い頃、北条ではなく江間(えま)太郎と名乗っていた。つまり、分家筋の扱いだったのだ。

 ところが、比企能員(よしかず/演:佐藤二朗)の娘が源頼家に嫁いで権勢を振るい、北条氏によって滅ぼされてしまう。それがもとで、朝時の母は義時と離婚したらしい。さらに朝時自身の失態があって、泰時が後継者になったようだ。

 以降、泰時直系の子孫が「得宗家」(とくそうけ)と称され、絶大な権力を握る。特別な宗家という意味ではなく、義時の法名が徳宗だったから、その直系の子孫という意味だ。タイミングが合えば、得宗家が執権に就任するが、そうでない時には一族のしかるべき人物に執権職を任せる。しかし、幕府の最高実力者は得宗家の当主であって、執権ではない。いわゆる「院政を敷く」というヤツだ。

北条氏と小田原北条氏との関係とは? 早雲の子・北条氏綱の“思いつき”で北条姓を名乗った?

 冒頭で①鎌倉の北条氏のほかに、②小田原の北条氏がいることを述べたが、両者には血縁関係があったのだろうか。先述した『日本史辞典』には以下のように記されている。

 本姓は伊勢氏。俗に後北条氏という。初代長氏(早雲)が15世紀末に伊豆堀越公方(ほりこしくぼう)を減ぼして韮山により、次いで小田原をおとしいれて根拠地とし、子・氏綱の時から北条氏と称した。孫・氏康の時には関東南半を制圧。戦国大名として巧みに領国を統治し、後北条5代繁栄の基礎をすえたが、氏政を経て氏直の代に豊臣秀吉の征討を受け、1590(天正18)に滅亡。氏政の弟・氏規は豊臣秀吉に仕え、河内丹南2000石を与えられ、ついで狭山1万石の大名として明治に至って子爵となった。

 小田原北条氏の祖は、伊勢新九郎長氏(いせ・しんくろう・ながうじ)、号を早雲庵宗瑞(そううんあんそうずい)といい、北条早雲の名で有名だが、実は北条姓は名乗ったことはない。近年では、伊勢宗瑞と呼ばれることもある(本稿では早雲で表記を統一する)。

 伊勢氏は室町幕府の政所(まんどころ)執事を世襲する名門で、早雲はその支流にあたり、旧名を伊勢新九郎盛時(もりとき)という。早雲の妹が駿河守護・今川義忠の側室となり、その子・氏親(うじちか)の家督相続を助け、今川氏の客将となった。足利将軍家の分家筋にあたる堀越公方を滅ぼして、伊豆を掌中に収め、小田原に進出。子孫は関東を支配する戦国大名となった。

 江戸時代初期に作成された伊勢氏の系図に、早雲の存在がすでに記載されていたのだが、早雲を伊勢の関氏出身の素浪人であるとし、ゆえに早雲は下剋上の象徴とされてきた。しかし、早雲が名門伊勢氏の支流であることが主張され、最近では主流になりつつある。

 早雲の子孫は直系が絶えたが、支流が大名家として存続した。その家が江戸幕府に提出した系図によれば、早雲は鎌倉の北条氏の末裔ということになっている。得宗家最後の当主・北条高時の次男、北条時行の曾孫だというのだ。むろん偽系図である。

 早雲の母には2説あって、政所執事・伊勢貞国の娘とする説と、尾張の横井氏とする説がある。一般には前者とするのだが、筆者は後者だと考えている。横井氏は鎌倉の北条氏の末裔を名乗っているからだ(横井氏は尾張富田荘の荘官の子孫で、富田莊の地頭が北条氏だったので、北条氏の末裔を僭称しているらしい)。

 先述した通り、早雲は北条姓を名乗っていない。名乗りだしたのは子の氏綱からである。しかし、なぜ氏綱が北条を名乗ったのかは定かでない。筆者は以下のように考えている。

家臣「当家は伊豆から始まって、関東に覇を唱える。まるで執権北条氏のようですね」
氏綱「そういえば、先代・早雲殿の母親は横井といって、その北条の末裔らしいぞ」
家臣「じゃあ、いっそ北条を名乗ってはいかがですか?」
氏綱「そうだな。北条だったら、関東管領の上杉よりも正統性がある感じだしな」

 すごくいい加減な感じがするが、苗字に対する当時の感覚はその程度のものではなかったかと筆者は考えている。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)、『日本のエリート家系 100家の系図を繋げてみました』(パブリック・ブレイン、2021年)など多数。

パチンコ新台「RUSH突入=1500発+次回大当り濃厚」現行機最強スペックが爆誕… 大手メーカーの快進撃が止まらない‼

 パチンコ界を長きにわたってけん引する大手メーカー・SANYO。昨年は看板機種『海物語』シリーズを筆頭に、数々の話題作をリリースしたが、その快進撃は今年も続きそうな予感だ。

現行機最強クラスの出玉性能!? 大ヒットシリーズが爆裂スペックで再臨!

 新規則機最大のヒットを飛ばした『P大工の源さん 超韋駄天』(SANYO)。「時速35000発超」という、その圧倒的な出玉スピードで多数のプレイヤーから支持を獲得し、現在も高稼働中を継続中だが、そんな『韋駄天』がさらにパワーアップして帰ってくる。

 同社はこのほど、最新タイトル『P大工の源さん 超韋駄天 BLACK』の販売を発表し、大まかなスペックを明らかにした。

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 先代と同じく、スペックは大当り確率約1/318のミドルタイプで、RUSH継続率は約93%。RUSH突入率は10%ダウンの約50%となっているが、その分、右打ち中の出玉性能が大幅にアップ。右打ち中の最大出玉は990発から1500発へとアップし、さらに10R大当り後は時短127回+残保留1回の「夢源RUSH」となり、次回BONUSが濃厚になる。

 また、その10R大当りはヘソ経由でも獲得できる模様。つまり、RUSH突入=1500発+次回大当りが濃厚という激アツ仕様ということで、右打ち性能に“全振り”した凄まじいスペックといえるだろう。

『源さん』スペックを継承!「超爽快ライトミドル」が3月にデビュー!

「秒速変動×瞬間決着×高継続率」という『源さん』シリーズのゲーム性を踏襲した最新タイトル『Pストライクウィッチーズ2』は、大当り確率約1/229のライトミドルタイプ。  初当り時の大半が「ROAD to ASSAULT」へ移行し、時短1回+残保留4個の計5変動でRUSH突入をジャッジする。その突入期待度は約58%で、7図柄大当りすればRUSH直行だ。

 右打ちは「ASSAULT RUSH」「FINAL WITCH ATTACK」の2部構成で、前者は超高速変動で消化する10カウントRUSH。一方、後者は残保留4回転のファイナルジャッジで、ここでは11種類のゲーム性を任意で選択することが可能だ。これらをトータルした実質継続率は約90%で、最大出玉は1100発とライトミドル屈指の性能を誇る。

遊びやすさと高いRUSH性能が魅力!お馴染みの“強ver.”が登場

 昨年4月に登場した『Pギンギラパラダイス 夢幻カーニバル』。その甘デジバージョンとしてリリース予定の『PAギンギラパラダイス 夢幻カーニバル 強99ver.』は、大当り確率約1/99.9の時短突破型だ。

 ヘソ大当り後は基本的に時短15回が付与され、ここで再度大当り(約1/37)を引くことができれば、時短45回+残保留4個の「カーニバルRush」へ突入。右打ち中の大当り振り分けは10R(820発)・5R(370発)の2パターンで、その一部で次回継続濃厚の時短296回が付与されることもあるため、トータルRUSH継続率は約77%となっている。

 なお、本機には遊タイム機能が搭載されており、大当り間(右打ち中の回転数含む)299回消化で時短379回の「夢幻カーニバルRush」が発動。大当り+RUSH突入が濃厚となる。

若者言葉「やばみ」の「み」はどこから来たのか?

 若者ことばの一種として、「やばみ」や「うれしみ」など、形容詞に「み」をつけて話している人を見たことがないだろうか。この「み」はどこから来ているのか考えたことがあるだろうか。また「これ」「あれ」「それ」といった指示代名詞はどのように使い分けるべきのか。普段使っている日本語だが、考えはじめると悩ましい。

「やばみ」の「み」は文法的に考えると…


 『日本語の大疑問 眠れなくなるほど面白い ことばの世界』(国立国語研究所編、幻冬舎刊)は、国立国語研究所に寄せられた日本語に関する疑問・質問に、国立国語研究所の関係者が答えていく一冊。

 敬語と接客言葉、外来語、歴史で読み解く日本語の不思議の他にも、「やばみ」のようないわゆる「若者ことば」の実態や絵文字、キラキラネーム、手話、干支、外国人の日本語学習なども紹介する。

 「今年の花粉はやばみを感じる」というように使われる「やばみ」。この「み」は、2007年頃からTwitter上で見られるようになったものだというが、いったいどこから来ているのか。

 文法的に「み」は、主に形容詞の後について名詞を作る働きを持つ「接尾辞」と呼ばれるもの。形容詞に「み」をつけて作られる名詞には、「うまみ」「つらみ」「深み」などがある。これらの「み」は、従来用法とも言うべきもので辞書にも載っている。

 では、従来用法では「み」がつかないはずの形容詞「やばい」「うれしい」に「み」がつくのはなぜか。これは本来、「み」ではなく、名詞を作る接尾辞「さ」をつけて、「やばさ」「うれしさ」という形で名詞化する必要がある。しかし、本来のルールでは付かない語、広い範囲の語に「み」つけるという新用法が「やばみ」なのだ。

 他にも理由としては、若者ことばで重視される面白さや新鮮さが動機として考えられる。「さ」ではなく、わざと逸脱した表現である「み」を使うことで、冗談めかしたネタとして自分の感情や欲求を表現することができる。

「これ」「それ」「あれ」はどう使い分けるべきか


 また、普段よく使う「これ」「それ」「あれ」という指示詞をどのように使い分けているだろうか。これらは基本的には、指示対象までの距離やニュアンスによって使い分けられる。

 近距離を指し、目の前にあるような臨場感を伴って対象を指すのが「これ」。中距離の対象、あるいは聞き手の領域にある対象を指す時に使うのが「それ」。遠距離にあり、相手との共感とともに記憶内にある共有知識を指すのが「あれ」となる。

 決して物理的な距離だけで決まるわけではないのがおもしろいところ。普段何気なく使っている言葉だが、使い分けには理由がある。距離だけでなく、さまざまなニュアンスも込められているのだ。

 日常的に使っていたり、目にしている日本語の謎を解き明かす本書。教養を深めると共に、日本語の面白さに気づかせてくれる1冊だ。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

パチスロ5号機「覚醒と天雅モード」のループが出玉のカギ…破壊力の高い傑作が間もなく撤去

 歴史上の有名武将たちが繰り広げるドタバタ劇。そのコミカルな演出ばかりに目が行きがちだが、1月末日に撤去される5号機『天下布武3』は、出玉性能においても他機種とは引けを取らない破壊力の高さを持ち合わせている。

 人気シリーズ三作目となる当機の武器は、「覚醒」と「天雅モード」のループが右肩上がりの出玉推移を創造する1G純増約1.7枚のART機能。主なART突入契機はCZ「布武チャレンジ」で、通常時はチェリー・兜・巻物などを引くことでCZ抽選が行われる。

 CZは契機役で内容が異なり、チェリーでの当選は「信長」、兜での当選は「秀吉」、巻物での当選は「家康」へ発展。各CZ中もその対応役を引くことでチャンスを迎え、演出成功でARTが約束される。

 各役成立時のCZ当選期待度は各役対応別に用意された複数の内部モードで管理され、例えばチェリーを引くとチェリー対応モードの昇格抽選が行われる仕組み。滞在モードはステージで示唆され、内部モード昇格後はCZ当選まで転落しないのが特徴だ。

 ARTへ突入すると、まずは1セット20G継続の覚醒がスタート。消化中は毎ゲーム、約11.8分の1で天雅モード抽選が行われ、当選時は前兆を経ずに即発動する。

 三武将から好みで演出を選べる天雅モードは30Gor130G継続で、この間はチェリー・兜・巻物などを引くことで「家紋玉」を獲得。「赤」「黄」「緑」と3つの家紋が揃えば武将ごとの連続演出が始まり、これをクリアできれば「真・天雅モード」へと昇格する。

 真・天雅モードは天雅モードのゲーム数上乗せ特化ゾーンで、継続ゲーム数は10G+α。継続中はチャンス役成立で上乗せが確定し、チャンス目成立時は真・天雅モードの高確率ゾーン「極・天雅モード」突入に期待できる。

 また、本機は「天下ボーナス」「決戦」と2種類のボーナスを搭載しており、約200枚獲得の前者は消化中の覚醒絵柄揃いでARTorゲーム数上乗せ確定。フリーズを契機とする後者はプレミアム的な位置付けで、払い出し6回(約30枚)までの間、高確率で覚醒絵柄揃い→覚醒ゲーム数が加算される。

 設定推測要素は共通兜A&B出現率、CZ当選率、ART直撃当選率など。天井はART後999Gハマリで、到達後は前兆を経て覚醒に当選する。

パチンコ業界初!?「アルバイトが店舗管理者」に!?

 パチンコ店は風営法の下で運営されているのはご周知のことだと思うが、パチンコ店に限らず営業者は店舗管理者を選任しなければならないことも当然ご存知だろう。

 パチンコ店管理者の多くは店長クラスの役職者を選任することが大半だとは思うが、そこは法人、店舗規模によっても多少違ってくる。主任が管理者の場合もあれば、店長以上が管理者になるケースもあるのだ。

 店舗管理者になるための試験などはないが、一定の条件に該当する者は管理者になれない場合もある。その条件と言うのが非常に細かく多岐にわたるのだが、小さな店舗や法人などでは「前任者が急に退職したため管理者とならざるを得なかった」という方もいることだろう。

 そうやって管理者となった者も、やはり前任者に次ぐ役職者である場合がほとんどか、最低でも社員だと思うだろうが…。

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 私の知る店ではそうではなかった。そこは小型店で店長とアルバイト2~3人でホールを回していたのだが、その店長が突然辞めてしまったのだ。

 従業員が突然辞めてしまうというのはよくある話だとは思うが、その店の店長の上役はオーナーのみ。当然のことながら「管理者はオーナーが引き継ぐ」と思われたのだが、何とオーナーは管理者になることを拒否。1人のアルバイトに管理者を任命したのである。 

 オーナーに選ばれたその男は、可愛がられていた手前か断り切れず、しぶしぶ承諾したのだ。

「そんなまさか!?」と思うかも知れないが、紛れもない事実である。その際には管理者不適合についてじっくりと調べ、所轄にも問題がないかきちんと確認し回答を頂いたそうだ。

 そのオーナーは、そもそも仕事は全て任せっぱなしで「何ひとつとしてやりたがらない」「とにかく楽をしたい」という感じ。それなのに「自分が楽をするため」の労力だけは惜しまないのだから、全くもって不思議である。

 それにしても「信じられない」というか「有り得ない」というか…さすがにこの話を聞いた時は耳を疑ってしまった。少しくらいは店の事が心配にならないのだろうか。

 店長不在の店舗となり「少しくらいは自分が先頭に立って頑張ろう」といった気持ちが、微塵もないのだろうか。真意のほどは分からないが、本当に理解し難い行動だった。 

 気になるのは就任後の様子である。無難なスタートを切った模様。少人数で回していたので、アルバイトといえど本来であれば社員や役職者がこなすような業務もある程度は問題なかったようだが…。

 長続きする訳もなく、程なくしてそのアルバイトも辞めたのだとか。その後は自らが管理者となったのか、それとも他のアルバイトが管理者になったのか…その後の状態は把握できていない。

 いずれにせよ、その店が営業を続けていくのは困難だろう。このような考えのオーナーがトップにいる店では、生き残ることができないのは明白だ。そうでなくとも厳しい時代なのだから。

 こうやってまた古き良き小型店が姿を消していくのかと思うと、ただただ悲しくなるばかり。心からそう思わせるエピソードだった。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。