「総額表示」義務化、なぜわかりにくい表示が横行?某コンビニ「税抜き価格を表示すべき」

 最近、お店で値札を見た際、困惑してしまうという人も多いのではないだろうか。「税抜き価格」と「税込み価格」が併記され、しかも概ね税抜き価格のほうが大きく表示されている。そのため、会計の際に支払ったお金が足りずに、慌てて不足分を支払うというケースが多発しているようである。

 これまでは一般的に税抜き価格のみが表示されていたが、4月1日から「総額表示」が義務付けられた結果、消費者にとって極めてわかりにくい、2つの価格が表示される状況に陥ってしまっている。

 国税庁のホームページを見ると、総額表示の義務付けとは、文字通り総額を表示しなければならないというだけのことであるとわかる。

 具体的な表示例として、
11,000円
11,000円(税込)
11,000円(税抜価格10,000円)
11,000円(うち消費税額等1,000円)
11,000円(税抜価格10,000円、消費税額等1,000円)
と記載されており、これらはいずれもOKとのこと。

 消費者にとって、もっともわかりやすい表示は「11,000円」、もう少し丁寧に説明するならば「11,000円(税込)」で十分であり、これら以上の情報は消費者の情報処理コストをいたずらに大きくするだけであり、煩わしく、さらには往々にして誤解を招くことは明白である。

なぜ、わかりにくい価格表示が横行しているのか

 では、なぜわかりにくい税抜き価格と税込み価格が併記される状況が横行しているのか。しかも、概ね税抜き価格が大きく表示され、税込み価格は小さく表示されている。たとえば、ある大手コンビニでは税抜き価格が赤字で大きく表示されている一方、税込み価格は( )付けで小さく申し訳程度に添えられている。

 筆者の知人が、こうしたわかりにくい価格表示について直接、大手コンビニに確認したところ、「お客様には税抜き本体価格をわかりやすく表示すべきとの考えから、現在の表示内容とさせていただいております」との回答を得ている。税抜き本体価格をわかりやすく表示する理由として、税込み価格は商品を複数購入した場合、1円未満の端数処理により、変動する可能性があるためとのこと。

 ちなみに、国税庁のホームページには「1円未満の端数が生じるときには、その端数を四捨五入、切捨て又は切上げのいずれの方法により処理しても差し支えありません」と記されている。

 しかしながら、わざわざ税込み価格をわかりにくく表示する必要はないのではないかと感じた知人は、さらに「税抜き価格と税込み価格の両方をわかりやすく表示するのでは、問題があるのでしょうか」と質問を重ねたが、「弊社では、“お客様には税抜き本体価格をわかりやすく表示すべき”との考えから、現在の表示内容とさせていただいております。以上が、お問合せへの弊社よりの回答でございます」とのことで終わってしまった。

 マーケティングにおいては、顧客を満足させる4つのポイントとして、「商品」「流通経路」「販売促進」、そして今回の主題である「価格」の重要性が指摘されている。とりわけ、数字のみで簡単にコンペティタの店や商品と比較できる「価格」に、企業がとりわけセンシティブになる理由は理解できる。つまり、自らの店で客に理解しやすいように税込み価格を表示しても、コンペティタに税抜き価格を大きく表示されると客離れが起きると危惧しているのだろう。

 以前、豆乳を製造しているメーカーにインタビューに伺った際に、「健康ブームを背景に消費者のためにトクホ(特定保健用食品)を取得し、その分、売価が10円高くなった。結果、売り上げは大きく低下した。価格の恐ろしさを痛感した」と聞いた話を思い起こさせる。

 では、“わかりやすい価格表示”を実現するには、どうすればよいのだろうか。もちろん、政府が明確な指針を示すべきだが、そうならないのであれば、スーパーやコンビニなどが加盟するチェーンストア団体などが、顧客満足を第一に業界レベルで統一した基準を作成すべきではないだろうか。
(文=大﨑孝徳/神奈川大学経営学部国際経営学科教授)

火災保険は地震火災は補償対象外、認識薄く…住宅再建費用100%補償の地震保険も登場

 今年は東日本大震災から10年目、熊本地震から5年目にあたる。2月13日には福島県沖で地震が発生したほか、3月20日にも宮城沖で地震が発生し、10年前の大震災を思い起こさせた。

 だが、いまだに「自分のところは大丈夫」と思っている人も少なくない。建築技術が進化して地震に強い家もあるが、地震保険は無用の長物なのか。東日本大震災では1200人を経済的に助けた保険代理店、株式会社Miriz代表取締役(本社:宮城県)の渡辺健一さんの経験を通して、地震保険の必要性を検証する。

火災保険の提案

 2011年3月9日、渡辺さんはアメリカのダラス空港で「宮城で地震」という情報を耳にした。「何かの聞き間違えだろうか」と思い周囲を見渡すと、テレビでは三陸を震源としたM(マグニチュード)7.3の地震が発生し大船渡で55cmの津波が観測されたと流れていた。東日本大震災の前震とされる三陸沖地震だ。

 渡辺さんは成田空港に到着して公衆電話に飛びつき、会社も自宅も無事で、お客様にも従業員にも被害はないことを知った。

 東北では、親から子へと地震や津波の怖さが代々伝えられる。宮城県は1978年に発生した宮城県沖地震で、仙台市などで最大震度5(M7.4)を経験しているだけに、危機感を持つ人は多い。渡辺さんは父の代から営んでいる保険代理店の2代目という職業柄もあるが、自身の経験から自然災害への備えの大切さを痛感していた。

 86年、当時小学4年生だった渡辺さんの実家は、「8.5水害」で床上1mまで浸水した。500m先の河川が氾濫したことが原因で、実家は住むことができない状況となった。水害は16都県におよび、死者・行方不明者・負傷者は100人以上、住家・非住家合わせて10万棟以上の被害が出る惨事となった。被災後、当時社長だった父の常男さん(現会長)は、河川から少し離れた場所に自宅を再建して、事務所を兼ねた新居で渡辺総合保険を再スタートさせた。

 その頃の日本は高度成長期にあり、自動車保険の加入者が引きも切らず、損保代理店はそれだけで食べていけるといわれた時代でもあった。しかし、常男社長は「いつ、どんな自然災害が発生するかもわからない。その時に少しでもお客様のお役に立つように」と火災保険の提案にも力を注いだ。

 火災保険は火事の時だけ補償される保険だと誤解されがちだが、国内で発売されている火災保険は火災以外にも風災、水災、雪災、雹災、落雷といった広範囲の損害を補償する。渡辺総合保険は、もともと損害保険だけを取り扱う代理店だったが、2004年に渡辺さんが入社してからは、生命保険も扱うようになった。会社の規模が大きくなり、社員も増え、常男社長が会長に、渡辺さんが代表取締役として経営を担うようになっても、火災保険の提案は親子が先頭に立ち、社員全員で熱心に取り組み続けてきた。

東京海上日動の「超保険」

 渡辺さんの代理店では毎年お盆と年末の2回、すべてのお客様に活動報告や情報提供をするために「ニュースレター」を発送している。11年2月、「1978年に発生した宮城県沖地震(M7.4)から30年以上、大きな地震が発生していない。そろそろ地震が発生してもおかしくはない」と考えた。そこで、すべての契約者に地震保険のチラシを同封して、地震保険をテーマとした「ニュースレター 特別編」を発送した。

 地震保険は、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による被害を補償するもので、一般的に単独で契約することはできない。居住用の家屋と家財のそれぞれを対象に補償をつけることができる。補償範囲は各社共通で、火災保険で設定した保険金額の30~50%の範囲内で地震保険の保険金額を設定することが可能だ。上限は建物では5000万円、家財は1000万円となっている。

 被災した場合の政府による被災者への補償もある。災害により住宅が全壊するなどした世帯に、基礎支援金と加算支援金の最大合計300万円が支給される「被災者生活再建支援制度」がある(単身世帯はそれぞれ4分の3の金額となる)。内訳は基礎支援金(住宅の被害に応じて支給)と、加算支援金(住宅の再建方法に応じて支給)で、次のようになっている。

 しかしながら、自宅を地震や津波で失い、家を再建するのに3000万円必要だとした場合、地震保険から補償されるのは最大で50%となる1500万円、国の補償の300万円を加算しても、1200万円が不足してしまう。

 こうした背景を受け、大手損保では東京海上日動火災保険から「地震危険等上乗せ補償特約」が発売された。これは、地震保険の保険金が支払われる場合に、地震保険の保険金と同額を支払う特約で、「地震危険等上乗せ補償特約」をセットすることで、地震・噴火またはこれらによる津波による損害に対して最大100%まで補償されるものだ。ただし、これをセットするには、東京海上日動の「超保険」(生命保険と損害保険がセットになった商品)の火災保険に加入することが必須だ。

 当時、この特約は他社になく、業界で画期的だと評されていたものの、お客様からは「補償がいいのはわかるが、保険料が1万円以上、上がるんでしょう? いつか地震が発生するといわれているけど、来ないじゃない」といった反応もあり、提案が難しい商品だともいわれていた。

地震保険の重要性を訴える

 そんななか、渡辺さんは「地震危険等上乗せ補償特約」の必要性を熱心にお客様にお伝えした。それには、知人のAさんの実家が阪神・淡路大震災で被災していた影響があった。Aさんの実家は神戸の対岸に位置し、被害に遭った。しかも被害はAさんの実家と斜め前の家の2軒だけで、その2軒は全壊、Aさんの実家は修理費用が800万円かかった。しかし、行政からはお見舞い金と称して7万円が支払われただけだったという。「周囲一帯で被害が発生していないなかで、そんな信じられないことが起こる」という話を聞かされ、住宅ローンが残った家が全壊して家を建て直した場合に二重ローンに陥ってしまう悲劇を知った。

 渡辺さんはAさんから渡された資料や書籍を読み、社員全員にも読んでもらい、ミーティングを実施した。その結果、「地震も津波も起こってほしくはない。けれど、島国の日本では、いつ、どこで地震が発生してもおかしくはない。すべてのお客様に『起こる可能性は低い』ではなく、『可能性は低くても、発生しても困らないように』とお伝えするのがプロではないか」と意見が一致した。以降、地震保険は従来にも増して丁寧に説明した。

 たとえば、地震や津波の発生時は火災を伴う確率が高いが、「地震保険を契約しておかないと、火災保険では補償されない」と伝えると、お客様は一様に驚かれるという。また、「もし自分の身の上に起こったら」とリアルに想像してもらえるように、保険会社に協力を仰ぎ、各地の被災状況を聞いたり、知人から被災地の資料や写真を提供してもらい、被災地の実態や被災者の苦労を伝えるよう工夫を凝らした。

 11年3月9日の三陸沖地震後、ニュースレターを見て地震保険の加入を希望する連絡が何本も入った。

「その時なぜか、不安を感じているお客様に、急いで安心をお届けしなければ、という思いに駆られ、社員総動員で、契約を希望するお客様と面談して、契約手続きを進めました」(渡辺さん)

 3月11日の午前中にも地震保険の契約が完了したお客様がいた。そして同日午後2時46分、東日本大震災が発生した。

(文=鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表)

※後編へ

【渡辺健一】

株式会社Miriz(ミライズ)代表取締役

本社所在地:

〒989-1225
宮城県柴田郡大河原町字広表29-14 TEL/ 0224-52-6818

仙台本店:

〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町2-1-2 NMF仙青葉通りビル8F TEL/ 022-393-9650

1977年1月11日生まれ 宮城県柴田郡大河原町出身

趣味 ひとり旅(47都道府県 海外42カ国訪問)

特技 アームレスリング東日本大会優勝

   2005年から10年まで全国大会出場 全日本選手権5位

●鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表

出版社勤務後、出産を機に専業主婦に。10年間のブランク後、保険会社のカスタマーサービス職員になるも、両足のケガを機に退職。業界紙の記者に転職。その後、保険ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーとして独立。両親の遠距離介護をきっかけに(社)介護相続コンシェルジュを設立。企業の従業員の生活や人生にかかるセミナーや相談業務を担当。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などでも活躍。実家が阪神・淡路大震災で被災した経験から、自然災害の取材を精力的に行なっている。

ミニバン「アルファード」が絶好調!トヨタの全車種併売で「ヴェルファイア」の需要も吸収

どんなクルマなのか?

 トヨタアルファード」はLサイズのミニバンです。広くて豪華な室内と存在感の強い外観により、もともと人気車でしたが、最近はさらに販売台数を増やしました。2021年1~3月には1カ月平均で1万1368台を登録しており、コンパクトカーの「ルーミー」(1万3132台)や軽自動車の「タント」(1万4245台)に匹敵します。売れ筋の価格帯が400~550万円の高価格車としては、絶好調に売れています。

人気を得ている理由

 1カ月の売れ行きが平均1万台を超えている背景には、2020年5月に実施されたトヨタの全国的な販売体制の見直しがあります。以前と違ってトヨタの全車を全店で購入可能になり、トヨペット店だけが扱っていたアルファードは、すべての販売系列が扱うようになって台数を伸ばしました。

 逆に姉妹車の「ヴェルファイア」は、基本的にアルファードと同じクルマなのに、売れ行きを下げました。2021年1~3月の1カ月平均は1061台ですから、アルファードの1万1368台に比べると約9%です。フロントマスクなど外観の部分的な違いが、人気と売れ行きの明暗を分けたのです。

 その結果、ヴェルファイアは先ごろの改良でバリエーションを大幅に減らしました。現時点で選べるヴェルファイアは、以前は特別仕様車だったゴールデンアイズIIだけです。ほかのグレードはアルファードで購入します。

 つまりアルファードは、全店が全車を扱う販売体制に移行したこともあり、ヴェルファイアの需要まで吸収して好調に売れているのです。もちろん商品力も高く、Lサイズミニバンを購入するユーザーが求める豪華さ、カッコ良さ、快適性、先進装備などを十分に網羅しています。

気になる8つのポイントチェック&星取り採点

(1)居住空間の広さとシートの座り心地

★★★★★

 車内の広さは国産ミニバンでは最大級です。特に2列目は座り心地が優れ、長距離を移動するときも快適です。

(2)荷物の積みやすさとシートアレンジ

★★★★★

 全高が1900mmを超える背の高いボディで、荷室高に十分な余裕があります。3列目を畳むと自転車も積めます。

(3)視界や小回り性能など運転のしやすさ

★★☆☆☆

 視線の位置が高いので左側面の死角も広いです。ボディは大柄で最小回転半径も5.6~5.8mに達します。

(4)加速力やカーブを曲がるときの安定性

★★★☆☆

 車両重量が約2トンに達する背の高いボディにより、カーブを曲がるときはボディの重さを意識させます。

(5)乗り心地と内装の質感などの快適性

★★★★★

 Lサイズのミニバンとあって乗り心地は快適です。インパネなど内装の仕上げも上質で満足感は高いです。

(6)燃費性能とエコカー減税

★★☆☆☆

 2.5LノーマルエンジンのWLTCモード燃費は10.6km/L、ハイブリッドは14.8km/Lで、燃料消費量が多いです。

(7)安全装備の充実度

★★★★☆

 歩行者や自転車を検知できる衝突被害軽減ブレーキが標準装着され、後方の安全を確認する機能も選べます。

(8)価格の割安感

★★☆☆☆

 内装が上質でディスプレイオーディオなども標準装着されますが、価格も高いので割安とはいえません。

選ぶときに確かめたい3つのメリット

・内装は上質で、1、2列目シートは座り心地も優れ、快適に移動できます。

・足まわりの設定が柔軟で乗り心地が優れ、ノイズは小さく抑えました。

・天井に装着される後席用モニター画面など、さまざまな快適装備を選べます。

後悔しないための3つの要チェックポイント

・床が高く、乗降性は良くないです。視線も高めで左側面の死角が広いです。

・3列目シートは足を前方に投げ出す座り方で、座り心地も柔軟性が乏しいです。

・価格が高めで、購入後に納める燃料代、自動車税、自動車重量税も高額です。

こんなユーザーにおすすめ

 Lサイズのミニバンなので、多人数で乗車する用途に適しています。ただし前述の通り、3列目のシートは座り心地が良くないです。多人数で乗車して長距離を移動する場合は、時々席替えをする必要があるでしょう。

 その意味でピッタリな使い方は、4名で快適に乗車して、なおかつ3列目を畳んで大きな荷物を運ぶことです。アルファードであれば、快適な移動を満喫しながら、自転車なども積載できます。

今後のモデルチェンジ予想

 現行アルファードは2015年に発売されたので、フルモデルチェンジを行っても良い時期ですが、今のところ不明です。現行型が好調に売れており、ミニバン需要は先行きが不透明なので、フルモデルチェンジによる効果も見えにくいためです。安全装備などはすでに改良を受けていますから、次期型の登場を心配して現行型の購入を控える必要はないと思います。

最近の販売状況と安く買うための商談方法

 先に述べた通り、アルファードの販売は絶好調です。価格が400万円を超える車種では、最も多く売られています。今ではトヨタの全店が全車を扱うため、アルファード同士で値引き額や下取り車の査定額を比べると良いでしょう。

リセールバリュー/数年後に売却するときの価値

 アルファードは数年後に売却するときの価値が高いクルマです。トヨタの販売店では「2.5Lエンジンを搭載するS・Cパッケージ(468万1600円)のホワイトパール仕様は、3年近く使っても、420万円くらいで売却できます。アルファードは資産価値が下がりにくく、前期型のアルファードから後期型に乗り替えるお客様も多いです」といいます。リセールバリューが高いことも、アルファードの大きな魅力です。

これが結論!/このクルマの総合評価&コメント

★★★★☆

 アルファードはボディが大柄で運転しにくく、価格や維持費は高めです。1、2列目のシートは快適ですが、3列目は座り心地が良くないので、多人数で長距離を移動するユーザーは居住性を確かめる必要があります。

 これらの注意点をチェックして不満が生じないのであれば、選ぶ価値は高いです。内装のつくりや乗り心地は上質で、装備も充実しており、数年後に売却するときには好条件が期待できるからです。

 機能と価格のバランスを考えると、最も買い得なグレードは2.5Lのノーマルエンジンを搭載するS(398万5000円/7人乗り)です。予算に余裕があるときは、先に述べた2列目シートが豪華なS・Cパッケージも検討しましょう。

(文=渡辺陽一郎/カーライフ・ジャーナリスト)

ヨドバシカメラで見つけた“1万円台の高コスパ空気清浄機”3選!車載用や1台2役も

 昨年来、自宅で過ごす時間が増えたことにより、室内の空気をキレイにしてくれる空気清浄機は日常生活の必需品になりつつある。需要が増したことで多種多様な機種が売り出されることになったため、どの商品を購入すればいいのか迷っているという人も多いだろう。

 ここでは、大手家電量販店の中でも豊富な品揃えを誇るヨドバシカメラで見つけた、1万円台で買えるコストパフォーマンスの高い空気清浄機をご紹介する(価格はウェブ税込み)。

ブルーエア 空気清浄機 Blue Pure 411 Particle+Carbon/1万9800円

 空気清浄機を導入するメリットとしては、花粉やハウスダストの除去、ペットやタバコ、生乾きの洗濯物から発せられる生活臭の改善が、よく挙げられる。こちらの製品は、アレルギー物質の消去と脱臭という空気清浄機に求められる2大ニーズをしっかり解消してくれる上、1万円台で購入することができるコスパの高い一品。

 幅と奥行きはおよそ20cm、高さは約42cmのコンパクトなサイズながら、清浄力は抜群。独自の粒子イオン化技術とフィルター技術の組み合わせにより、空気中の細かな微粒子を吸引し、およそ13畳の広さの部屋にまで対応している。持ち運びが楽なため、日中はリビングや書斎などで稼働させ、夜は寝室に移動して使用するといった形で、使い回しに優れるのもうれしいポイントだ。

 小さいサイズで十分な空気清浄力を誇る本商品だが、静音性にも優れている。フルパワーモードでも生活音に紛れるレベルの音量なので、寝室で利用しても眠りを妨げられることがない。また、ファンに負荷をかけない独自の構造で、省エネ仕様であることもメリット。1時間あたりの電気代はわずか約0.03円と、コストを気にせずに1日中安心して稼働させることができるのだ。

 持ち運びに便利なサイズ感とパワフルな清浄力、高い静音性と省エネ機能を兼ね備えた総合力に優れるアイテムなので、“迷ったときの1台”として確かな商品といえる。

日立 加湿空気清浄機 クリエア ホワイト/1万6800円

 パンデミック収束の先行きが見えず、テレワーク人口は今後も増えていくことが予想されている。自室をオフィス代わりに使い、集中して仕事に臨むためには、快適な空気環境を整える必要がある。こちらの商品は空気清浄機としての機能に加え、加湿器としても利用することができる優れもの。

 乾燥対策といえば冬のイメージが強いが、実は気温が上がるこれからの季節にかけて最も警戒が必要。冷房の効いた部屋で長時間過ごし、冷たい飲み物や食べ物の摂取が増えると血行不良になり、肌が乾燥しやすくなるのだ。本製品は水をフィルターに浸透させ、ファンの風を当てて水を気化することで加湿する方式を採用。加熱を行わないため室温が上昇することはなく、温暖な気候でも快適に使えるのだ。

“1台2役”のメリットを持つ本商品。空気清浄機と加湿器の2台を購入するのに比べ、費用と設置スペースが節約でき、1年中出しておくことができ、片付ける必要がないのも利点。掃除や給水も簡単なため、ズボラな人でも使いやすい。

 臭いの強さに応じて風量を調節するニオイセンサーを搭載しており、調理時など、室内で強い臭いが発生した場合は自動でターボ運転に切り替わり、フルパワーで室内を消臭。原子力施設の換気装置用として開発された高性能エアフィルターを備えており、集塵機能も強力。空気清浄機としてのクオリティが高いのに加え、多機能であるため、さまざまな用途で活用できるアイテムといえるだろう。

デンソー 車載用プラズマクラスターイオン発生機 カップタイプ/1万3620円

 昨年以降、3密を避けるために公共交通機関を利用せず、自家用車を使う頻度が増えたという人は多いだろう。そのような傾向を受けて、ヨドバシカメラでは車の中で使える家電の販売に力を入れている。その中でも、車載用プラズマクラスター発生機であるこちらの商品は、車室内に染みついたタバコの臭いやカーエアコンから排出されるカビの臭いを分解、除去してくれるとあって、売れ筋商品となっている。

 車内のドリンクホルダーに差し込んで使う仕様となっているが、イオンの吹き出し方向が調節できるので、ホルダーの位置に合わせて高濃度プラズマクラスターを放出することが可能。脱臭機能に加え、空気中に浮遊するカビ菌の除去やウイルスの作用抑制にも効果があるとされており、コロナ対策として重宝する人も。静電気を抑制することもできるため、冬場でも活躍すること請け合いだ。

 車載用とうたわれている本商品だが、家の中でも使用することが可能。約280gと軽量かつ手のひらサイズでありながら6~10畳のスペースに対応しており、外出先に持ち出して消臭、除菌を行うこともできる。

 暑さが厳しさを増していくこれからのシーズン、密閉された車の中では汗の臭いも大敵になるが、こちらの商品があれば車内に芳香剤は不要。ウイルス対策とニオイ対策を万全にして、快適なカーライフを送ってみてはいかがだろうか。

 新型コロナウイルスの流行によって、人々の空気環境に対する意識は敏感になっている。バラエティ豊かなアイテムが揃うヨドバシカメラで、自分のニーズをしっかり満たしてくれる空気清浄機を見つけてほしい。

(文=清談社)

池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが五輪反対運動封じと開催世論誘導に利用! これまでも池江を強行開催の広告塔に

 中止を求めるネット署名が30万筆を突破するなど、開催強行への批判が高まり続けている東京五輪。だが、ここにきて、池江璃花子選手のツイートをきっかけに、五輪反対の声を批判する動きが出てきている。  池江選手は7日夜、ツイッターにこんなコメントを連投した(抜粋)。 〈Ins...

パチスロ「意図的連チャン」沖スロは「32G後がアツい」!? メーカー広報が動画で「モード突入の秘密」を解説!!

 ハナハナシリーズ20周年記念作にして、初の疑似ボーナスタイプであるパイオニアの『スーパーハナハナ(-30)』。

 4号機時代にストック機として登場した先代と同じくスーハナモードへ突入すれば32G以内の連チャンが見込める仕様であり、そのスーハナモードへは初当り時の約4分の1で突入すると言われている。

 ただ、この突入抽選は単純に初当り時のタイミングで行われているわけではないとのこと。先日、同社は公式YouTubeチャンネル「パイオニアチャンネル」で動画「スーパーハナハナ/スーパーハナハナ-30 スーハナモード突入の秘密に迫る!!」を公開し、その詳細を明らかにした。

 番組で解説を担当したのは、同社広報の田上氏。まずはボーナスの初当りを引き当てると、ボーナス消化後からが重要と述べた。

 もちろん、初当り時に直接スーハナモードへ入っている可能性もあるとのこと。動画ではスーハナモードへ突入していなかったが、その場合、次は早い段階でのボーナス当選が大きなポイントとなるそうだ。

 動画では56Gでボーナス当選しており、田上氏曰く、こういった早い段階でのボーナス当選はスーハナモードへの大チャンスとなる模様。実際、ボーナス終了後は5Gでハイビスカスが点灯しており、スーハナモードへ突入したと思われる。

 つまり、スーハナモードへの突入パターンは初当り時の抽選よりも、ボーナス終了後の早いゲーム数でのボーナス当選がメイン。当サイトでも設定変更後やボーナス終了後は最大96Gの引き戻しゾーンへ移行すると述べたが、この引き戻しゾーンこそが本機最大の叩き所となるわけだ。

 ちなみに、スーハナモードには連チャン期待度の異なる3種類があり、「スーハナモード」はループ率50%、「超スーハナモード」は同60%、「極スーハナモード」は同70%。

 モード転落時は必ず1段階ずつ移行することから、極スーハナモード昇格時は初当り時を含めて4連チャン以上が約束されるというわけだ。

 滞在モードは各種演出から判別が可能で、「ハイビスカス左だけ点灯」「第3停止時・下皿振動」「SPテンパイ音」などはスーハナモード以上、「ハイビスカス右だけ点灯」は超スーハナモード以上、「ハイビスカス左通常&右高速点滅」「レトロ告知」は極スーハナモードが確定。上位モードほど示唆演出が発生しやすいといった特徴もある。

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JRA 武豊、ウマ娘大ヒットに「非常に嬉しい」も非常識ファン「悪質行為」に牧場から悲鳴……タイキシャトル「たてがみ事件」から2年、競馬ブームの代償

 8日、引退馬が余生を過ごしているヴェルサイユリゾートファームが、公式ホームページのブログを更新。無許可で見学に訪れるファンに対し、改めて警告を行っている。

「最近牧場内にアポイントなしで無断で入ってくる方が増えています。ゴールデンウィーク前から増えてきた印象で、当牧場は完全事前予約をお願いしております」

「引退馬の余生の不安定さ、これをいち生産者としても少しでも解決したい」という想いから、ヴェルサイユファームから分場という形で2018年に誕生したヴェルサイユリゾートファーム。

 こういった牧場を見学する際は、事前にスタッフや関係者から許可を取ることが常識だが「予約なしや見学時間外と分かってたけど、近くに来たんで。と平然と言われるので驚きます」と、現地のスタッフも非常識なファンへの戸惑いを隠せないようだ。

「道路挟んだ放牧地でも見知らぬ車がスーッと入っていくと、とても恐く、走ってなになに?と行くこともしばしば」など、あり得ない行為に及んでいるファンも珍しくないなど、牧場スタッフとファンの信頼関係で成り立っている「牧場見学のマナー」が今、崩壊の危機を迎えている。

「コロナ禍で外出自体が自粛ムードにある昨今に、こうした事態が起こってしまうこと自体に驚きですが、どうやらこういった非常識なファンの中心には、最近大ヒットしている『ウマ娘』から新たに競馬ファンになった人も少なくないのかもしれません。ヴェルサイユファームには、タイキシャトルやメイショウドトウといった『ウマ娘』に出演している名馬もいますしね。

もちろん『ウマ娘』自体には何の責任もありませんが、せっかく競馬が盛り上がっているのに、こういった非常識な一部のファンの行為で、現場の方が迷惑を被るのは非常に残念です」(競馬記者)

 ヴェルサイユファームといえば、2019年9月にフランスのジャック・ル・マロワ賞(G1)などG1・5勝でJRAの殿堂入りを果たしたタイキシャトルと、ジャパンC(G1)などG1・2勝のローズキングダムらの鬣(たてがみ)が切られるという事件があったばかり。

 鬣がフリマアプリの『メルカリ』で出品されるなど、悪質極まりない行為は競馬の枠を超えて大きな問題となり、その後「鬣を切断、所持していた疑い」で女性が逮捕される事件に発展した。

「これで一件落着かと思ったのですが、実はその後、その女性は不起訴処分となっています。札幌地検は不起訴の理由を明らかにしていませんが、切断による『損害額が小さい』ことなどが考慮された可能性があるとのことでした。

ヴェルサイユファームによると、逮捕された女性は自供していたそうですが、それでも不起訴処分になってしまったことは当時も大きな話題になりました」(同)

 また、ブログでは「見学不可などにはしたくないです」と心境を吐露。だが、鬣事件の際には当面の見学を中止したように、これ以上被害が出るようなら、相応の対処をせざるを得ないだろう。いずれにせよ、損をするのはヴェルサイユファームに他ならない。

 先日のニコニコネット超会議に出演した武豊騎手は『ウマ娘』の大ヒットについて「非常に嬉しい」とコメント。「ウマ娘から実際の競馬に興味を持っていただく方も絶対いるだろうし、競馬というものを知ってもらえるのは嬉しい」と前向きな感想を語っていたが、このような状況を招いては本末転倒だ。

 また、こうした被害はヴェルサイユファームに限ったことではないようだ。牧場見学については「競走馬のふるさと案内所」というサイトで、手軽に各牧場の状況や見学マナーを知ることができる。ぜひとも参考にしてほしい。(文=銀シャリ松岡)

 競走馬のふるさと案内所「牧場見学ガイド

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。まれに自分の記事で泣く。

パチスロ『ジャグラー』高設定ゲットを確信も…【濱マモルの のほほんコラムVol.95~パチスロと目的~】

 春の訪れと共にテンションが下がってしまうほど、寒い季節が好きである。

 とにかく暑がりであるから、過去のコラムでも記したように一般的な快適温度のホールでは、基本的に季節を問わずTシャツ一枚。当然、真冬の外出時であっても薄着なわけだが、寄る年波には勝てないもので、気温が低い日は手足が冷えるようになってきた。

 冬の日の朝の並び時は、行儀が悪いことを承知でポケットに手を入れて防寒。床暖房などない自宅では、くつ下に加えてスリッパも履くという二重装備だ。

 ただ、感覚が古い人間だからか、和室に入る際はスリッパを脱いだりするわけで、そのままスリッパを履かずに移動してしまうことも多々ある。まぁそれは脳の退化によるものだと諦めているから別によいのだが、問題は、その都度、娘が嬉しそうにアタシのスリッパを履き、それをいつまでも返してくれないことにある。

 娘曰く、自分も「スリッパが欲しい」のだそうだ。ならば子供用のスリッパを購入してやるというも、どうやらアタシのスリッパがお気に入りの様子。毎回のように頭を下げて返却してもらい、最終的には春になったら娘用としてあげることを約束すると、小躍りするほどに喜ぶのだから、子供とは可愛いものである。

 だが、現状はどうか。お古とはいえプレゼントしたスリッパは、悲しいかな、玄関に放置されたまま。娘は「もったいないから履かない」と訳の分からない言い訳をしているが、察するに、欲しいものを手に入れたということで心は満たされたのであろう。

 アタシもパチスロを打つ際、同じようなことがある。パチスロを打つ目的は、楽しんで勝つということ。そのためにはひとつでも上の設定、贅沢を言えば最高設定を掴み取ることが理想であり、我々は常に各種数値と挙動を照らし合わせながら設定を推測している。

 故に、首尾よく最高設定に座れれば超ハッピー。あとは1ゲームでも多くぶん回して1枚でも多くのコインを吐き出させることに全力を注ぐわけなのだが、実のところアタシは「高設定に辿り着けた」という事実だけで満足してしまうきらいがあり、結果、それを台に見透かされてしまうのか、はたまたレバーを叩く拳に魂がこもらないのか、高設定を確信した瞬間に出玉が急降下することが少なくない。

 先日もそうだった。『PA大海物語4スペシャル With アグネス・ラム』など、複数の遊タイム狙いの後にパチスロコーナーをチェックすると、6000Gほどの消化でボーナス合算103分の1、REG出現率240分の1の『ファンキージャグラー』を発見した。

 ブドウ出現率を逆算しても、6.0分の1と良好。これは間違いなく高設定でしょ、閉店までの残り時間でいくらプラスになるのかなぁ。そんな皮算用をしながらルンルンで打ち始めたのだが、1,200Gほど回して引けたボーナスは、あろうことかREG1回のみ。

 今思えば「こんな優秀台を偶然、見つけられちゃうなんて、アタシってばラッキー」と、その時点で満足してしまった感はあるが、こんな悲劇ってありますかね?

(文=濱マモル)

JRA「3億円」サトノダイヤモンド弟「2年3カ月ぶり」復帰戦を圧勝! 無念のクラシック離脱から「遅れてきた超良血馬」にかかる兄超えの期待

 9日に行われた東京8R(2勝クラス)は、福永祐一騎手の2番人気サトノジェネシス(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が優勝した。

 同馬は父ディープインパクト、母マルペンサ、全兄にはG1・2勝馬のサトノダイヤモンドがいる期待馬。2016年セレクトセールでは3億240万円(税込)で落札された超良血馬だ。

「スタートに不安はあったけど、あとは大丈夫でした」

 初コンビとなった福永騎手もそう振り返った通り、2年3カ月ぶりのブランクを感じさせない大物感十分の走り。

 長期休養明けということもあり、12キロ増の馬体で臨んだ8頭立ての芝2000m戦。ステラドーロがハナを主張して2番手にキタノインパクトがつける。サトノジェネシスはインの3番手からの追走となった。

 少頭数ということもあって隊列に大きな変化もないまま、1000m通過は59秒4のスローペースに落ち着いた。残り800mを過ぎて徐々にペースが上がり、先行争いが激化する中、内で脚を溜めていたサトノジェネシスの脚色にはまだ余裕があった。

 最後の直線で外に持ち出されると、先に抜け出したキタノインパクト目掛けて猛然と襲い掛かる。ゴール手前100m辺りでこれを交わすと2馬身の差をつけて勝利。3着馬はさらに5馬身後方へ置き去りにされたように、力の差を感じさせる内容だった。

「さすが良血馬という走りでした。馬体にはまだ余裕もありましたから、ひと叩きされて次走ではさらによくなりそうな雰囲気です。2着に負かしたキタノインパクトもDMMドリームクラブのディープインパクト産駒で、前走を2馬身差で楽勝していた相手でした。

約3億円の高額馬だけに、元を取るにはまだまだ稼ぐ必要がありますが、楽しみな馬の復活ですね。芝2000m勝ち時計の1分57秒9は、今年の東京開催で最速でしたし、次走も勝ち負けが期待できそうです」(競馬記者)

 2年前のクラシックはゆりかもめ賞(1勝クラス)を勝利した後に屈腱炎を発症して、参戦は叶わなかった。

 16年の菊花賞(G1)を勝利し、有馬記念(G1)でキタサンブラックを破った兄サトノダイヤモンドに追いつくためにも、負けられない戦いが待っている。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

元JRA藤田伸二氏、岩田康誠「斜行勝利」ガッツポーズに大激怒!? 「あんなんしてホンマにええの?」騎乗停止復帰初日、反省の色なしにファンからも不快の声続々……

 9日、中京競馬場で行われた鞍馬S(OP)は、2番人気のクリノガウディー(牡5歳、栗東・藤沢則雄厩舎)が勝利。昨年の高松宮記念(G1)で1位入線しながら降着に泣いた「幻のG1馬」が復活の勝利を挙げた。

 昨年の高松宮記念で1位入線から4着降着の憂き目に遭って以来、8戦連続で馬券圏内を外すなど、極度の不振に陥っていたクリノガウディー。管理する藤沢則雄調教師が「やっとですね、長かった」と喜んだ通り、2018年のデビュー戦以来となる待望の2勝目となった。

 その一方で、この日の鞍馬Sは見守った競馬ファンのすべてが素直に喜べるレースではなかったようだ。

「今回は高松宮記念と同じ中京1200mのレースでしたが、クリノガウディーは最後の直線でまた内に刺さってましたね。審議や降着はありませんでしたが、スギノヴォルケーノやロードアクアといった馬たちの進路を塞いでいたようにも見えます。

元々、左回りの時は内へ刺さる癖を持っている馬ですが、気を付けないと、また高松宮記念の二の舞になってしまうと思います。あと、鞍上の岩田康誠騎手のガッツポーズはいかがなものかと……」(競馬記者)

 記者がそう話す通り、ゴール後にクリノガウディーを勝利に導いた岩田康騎手からは、渾身のガッツポーズが飛び出した。

 ただ、実際に審議にはならなかったものの、JRAは「最後の直線コースで内側に斜行した」として岩田康騎手に過怠金処分を下している。他馬に迷惑をかけての勝利にガッツポーズするという面でモラルやスポーツマンシップに反すると言えるが、この行為は多くのファンが不快に感じたようだ。

「岩田康騎手といえば先日、後輩の藤懸貴志騎手に返し馬の際に暴言を浴びせたとして、異例の騎乗停止処分を受けたばかり。この日から復帰となりましたが、復帰後の最初の勝利がこれでは不快に思うファンがいて当然だと思います。

騎手ですからレースを勝つことが仕事ですし、岩田康騎手が重賞レース以外でもガッツポーズをすることは有名ですが、あのレース内容でも“やってしまう”というのは、さすがに空気を読めないだけでは片づけられない人も多いでしょうね。まったく反省していないと思われても仕方ないと思います」(同)

 この岩田康騎手のガッツポーズには、ネット上の競馬ファンからもSNSや掲示板を通じて「ガッツポーズはダメだろ……」「反省の色なし」「やっぱこの騎手嫌い」といった声が続々……。中には「もうこの騎手を見たくない」「引退してほしい」「こんなに早く復帰するのは理解できない」といった厳しい声もあった。

 そんな中でいち早く反応したのが、元JRA騎手の藤田伸二氏だ。

「あんなんしてホンマにええの?」

 この日のレースを観戦していた藤田氏は、岩田康騎手のガッツポーズを受けて自身のTwitterで「呆れて言葉も無い……………」と疑問を呈すると、反省の色が見られないことに対して「悲しい奴だ…」(原文ママ)と切り捨てている。

「藤田さんは、先日の岩田康騎手の藤懸騎手への行為について、TwitterやYouTubeでずっと抗議の声を上げていましたからね。独自に関係者へ話を聞いて、以前から岩田康騎手が藤懸騎手に限らず後輩騎手をイジメていたこと、岩田康騎手が藤懸騎手の前で自身の騎乗馬にムチを入れるなど脅迫的な行為に及んでいたことなどを明かしていました。

元騎手として許せなかった藤田さんだけに、岩田康騎手に反省の色が見られなかったことは残念だったんだと思います。

今回も勝つには勝ちましたが、レース内容は決して褒められたものではないですし、レース後も案の定、取材に応じたのは(クリノガウディーを管理する)藤沢則雄調教師。マスコミを無視するのはまだいいですが、ファンを無視するのはどうかと思いますね。勝てばいいというものでもないでしょう」(別の記者)

 取材に応じた藤沢則調教師は「先週金曜日に岩田(康誠)騎手に騎乗依頼をして、ずっとまたがってくれていました。騎手のやる気ですね。調教の良さがレースにつながった」と鞍上を盛り立てたが、この勝利を素直に喜べるファンは多くないに違いない。

 異例の騎乗停止処分からの復帰初日とあって、その動向が注目された岩田康騎手。だが、ファンの心象は「最悪」と述べざるを得ないリスタートになってしまった。(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。まれに自分の記事で泣く。