回転寿司チェーンサイドメニューが美味しいランキング、3位くら寿司、2位はま寿司、1位はやっぱりあの王者?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

今や回転寿司チェーンでは、寿司ネタの豪華さや変わり種ネタなど、寿司そのものの魅だけでなく、麺類や揚げ物などサイドメニューの充実度もお店選びの重要な要素になっている。

ねとらぼ調査隊では、「サイドメニューがおいしい回転寿司チェーン」の人気投票を実施。その結果TOP17が2021年8月に発表された。この記事ではTOP10を紹介しよう。上位は納得の人気チェーンが並んだが、なんとTOP10圏外には、まさかの0票という悲しい結果のチェーンも…。

海の幸における北海道の強さを実感!まずは同率9位~4位を紹介

 同率で第9位となったのは、「元気寿司」「グルメ回転ずし 函太郎」「がってん寿司」。元気寿司は「海鮮茶碗蒸し」などの定番サイドメニューから「生春巻き」、「まぐろチーズ揚げ」など変化球メニューも揃う。函太郎はあまり関東から西の地方民にはなじみがないが、北海道から東北地方を中心に展開する回転寿司チェーン。「ザンギ」や「インカのめざめフライ」など、北海道らしいメニューが充実している。がってん寿司は居酒屋顔負けのフライものも多く、ガッツリお腹が満たせそうだ。

 第8位は「根室花まる…

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パチスロ低設定でも「〇〇次第で大勝ち」可能!?「高設定」掴むも意外な展開へ…

「旧イベント日」はパチスロユーザーにとって心躍る日である。その日はいつも以上に設定が期待できるとあって、朝から非常に気分が高揚してしまう。

 当然ながら広告宣伝等がされているわけではないが、ホールによって特色がある場合が多い。

 例えば今回足を運んだホールでは「特定の末尾」や「少数台機種」がアツいという印象。このことは常連や近所のスロッターならではの情報である。

 同ホールでは朝の並びも少なめだ。プロらしき客も存在するが、状況が読めるまで徘徊を続けている場合が多い。

 筆者は12時頃に到着。あまり朝から歩き回られると迷惑になるかと、午後から参戦することにした。

 さっとホールを確認したが稼働が少なく、状況が読めない。少数台機種にもチラホラ遊技客がついているが、どれも展開は奮わないようだ。

 こうなったら高設定を掘り起こす作業に入らざるを得ない。「少数台機種」は全台高設定となる場合が多いため、手付かずの機種を攻めた。

 該当機種は『シャア専用パチスロ逆襲の赤い彗星』、『ハイパーブラックジャック』、『麻雀格闘倶楽部 参』の3つ。まずは実績重視で『麻雀格闘倶楽部 参』からチャレンジすることにした。

 本機の設定推測要素は様々で、主に「イベントモード突入率」や「AT継続シナリオ」から予想を立てていくことが多い。出来れば高設定濃厚演出が出現してくれれば話が早いのだが…。

 打ち進めていくと「AT継続シナリオ」から高設定の予感はしていたものの、AT当選時の画面で「上々」の文字が出現。設定4以上濃厚の演出である。

 運良く1機種目に正解を掴んだらしく、勝利を確信した。意気揚々とフルスロットルで回していくのであったが…。

 本機は設定不問でヒキが必要となるマシン。ヒキ次第では低設定でも勝てるが、高設定でもヒキが奮わなければ苦しい。

 リプレイの約50%で「運気」が昇格するはずが、大事な場面で昇格を逃す展開が頻発。また、AT終了画面でのレア役は約50%で復活となるが、都合3回の復活チャンスをスルーしてしまう。

 この日は「50%」に泣かされる実戦となってしまった。

 結果は投資552枚、回収1062枚の辛勝といったところ。苦しい展開が多かったため「もっと勝てたのではないか」と欲深い気持ちが出てしまうが、それでも勝利できたことは喜ばしい。

 次回チャレンジする機会があれば、是非リベンジしたい。

(文=大松)

<著者プロフィール>
 4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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部署ごとのDX進捗度と課題を明確化し、ドライブをかける~「DX診断 for インターナル」活用事例~

電通は、これまで培ってきた“人”基点のマーケティングの知見を生かし、クライアントの顧客接点に関する領域のDX(デジタルトランスフォーメーション)化 を、「マーケティングDX」と定義して支援しています。

2020年9月には、「Dentsu Digital Transformation診断」(以下、DX診断)をリリース。これは、下記の各領域において企業や事業のDXがどのくらい進んでいるか、その“現在地”を明確にするものです。

DX診断
診断項目の一部。クラアイントのDXを多角的に分析するため、三つの視点と四つの領域で合計32項目からなる質問を用意。クライアントの回答からDX課題を数値化、診断する。

さらに、2021年7月には、上記DX診断の「④組織・業務変革」にフォーカスした「Dentsu Digital Transformation診断 for Internal Divisions」(以下、DX診断 for インターナル)をリリース。こちらの診断は、企業内の各部門の課題を相対的に可視化して把握することで、全社のDX推進意識を向上させ、ドライブをかけていくことを目的としています。

本記事では、前回に引き続き、ロート製薬のDX戦略デザイン本部・小杉明子氏に、電通トランスフォーメーション・プロデュース局の三浦旭彦氏がインタビュー。「DX診断 for インターナル」の概要と、本診断を実施したロート製薬の事例を紹介しながら、診断のメリットを伝えます。

DX診断


 

各部門の“埋もれたDX課題”の可視化を求め、診断の実施を決めた

三浦:「DX診断 for インターナル」を開発した背景としては、これまでさまざまな企業にDX領域のご支援をさせていただく中で、「社内でどの部門のDXが進んでいて、どこが進んでいないのかが把握できていない」「各部門レベルでDXをどう進めていけばよいのかが分からない」「DX推進の専門部署に所属しているが、他部門のDX推進意識がなかなか高まらない」といった声をたびたびお聞きしていたことが挙げられます。

そこで、DXに関して社内の各組織に関わる課題をより深掘りし、分析できるような診断(ツール)を新しく作りたいと考えました。実は、数年前からそのような形の診断にも取り組んでいたので、そのノウハウをもって、より多くの企業に対応できる診断(ツール)を設計しました。貴社が「DX診断 for インターナル」を実施しようと 考えたのはなぜでしょうか?

小杉:いくつか理由がありますが、何と言っても、まず全社的な「DX診断」を受けてみて、予想通りではありましたが、自社のDXが進んでいないことが要素分解されて可視化されたからです。「ロート製薬のDXとは何か」という着地点や、人・パワー・費用をかけていかなくてはならないポイントなどが定義されていないのが大きな課題だと実感しました。

また、部門ごとのばらつきも感じていました。私が「DX戦略デザイン本部」での業務を進める中で、課題が可視化されている部門からは相談がきますし、私たちも施策が検討できます。しかし、相談がこない部門もある。そこには課題が埋もれているのではないか、と思いました。

そこで、部門単位でのDX診断を希望しました。貴社は先に受けた「DX診断」で、しっかりとしたアルゴリズムで分析結果を出すスキームを有していると感じていたこともあり、ご相談したところ、タイミングよく「DX診断 for インターナル」をリリースされるとお聞きしたので、実施させていただくことにしました。

三浦:ありがとうございます。「DX診断 for インターナル」では、電通のDXコンサルのノウハウをもとに設計した、4領域/35問の設問に対し、クライアントの部署ごとに回答していただきます。そして、DXに関して組織としての傾向や各部署の状況を分析。診断結果として全体総括のレポートと、部署別のレポートをお渡しします。

全体総括レポートイメージ
DX診断for インターナル
部門別レポートイメージ
DX診断for インターナル

診断を実施するにあたり、各部門に質問票へ回答していただく必要がありましたが、みなさまにはどのようにして回答していただいたのでしょうか。

小杉:基本的には、各部門長に代表者として回答してもらいました。ただし、回答を考える際の条件として、各部門のリーダー職またはマネージャー職以上の役職者で、「自部門のDXがどのような状態か」を話し合い、向き合ってもらうように徹底しました。DX推進に関しては、トップからの号令もかかっているタイミングでしたので、ほとんどの部門で積極的に取り組んでもらえましたね。

私自身が「DX診断」を受けたときに、自社のDXの状況に向き合って回答を考え、気付きを得た経験を、各部門のリーダー職以上の人たちにも共有してほしい。そういった思いからの方法でしたが、狙いどおり、各部門内にDX推進の意識が浸透したと感じます。

部門によっては、診断を受けたことをきっかけに、所属メンバー全員でDXに関するディスカッションを自発的に行うなど、各メンバーが「自部門にとってのDXとは何か?」を考える機会をつくってくれました。

診断結果が出る前に、ネクストステップへの自走を始める部門も

三浦:質問票は、各部門の状況をより詳しく分析できるよう、フリーアンサーの設問も入れて設計しましたが、今回、多くの部門から詳しい回答をいただき、私も貴社内でのDX推進意識が非常に高まっていることを感じました。

小杉: 44もの部門に回答をお願いしたので、全部門が期限までに戻してくれるか不安な面もありましたが、結果的に全部門が期限までにきちんと答えてくれたことが、DX推進を担当するメンバーとして大変うれしかったですね。

「自部門のDXについてしっかり考えられてよかった」「質問票は一度回答をお戻ししますが、これから自部門のDXの状況を別途整理していこうと考えています」など、ポジティブな声も届いています。質問票に回答して終わりではなく、各部門がネクストステップを考えるきっかけになった手ごたえを強く感じました。

三浦:この診断は一つのきっかけづくりといいますか、スタート部分の後押しをするものだと考えています。まず重要なのは、自社のDXについてそれぞれの部門に考えていただくこと。それがまさに、「DX推進意識が全社的に根付いていない」といった課題を解決するためのきっかけになるアクションです。そういう意味で、診断を受けた後、各部門が自走して考え、動いてくださっているのは理想的な状況ですね。

小杉:実は、もう一つ副次的な効果がありました。質問票に「顧客体験」に関わる設問が出てきますが、部門によっては、その“顧客”が誰かをイメージしづらい場合があります。マーケティング部門であれば、業務の中で常にお客さまのことを考えていますが、経理や人事、総務など社内のサポート部門の“顧客”は、直接的には自社の社員となるわけです。

今回の診断を実施することで、日ごろ、自分たちの顧客は誰か、ということをあまり考える機会がなかった部門も、あらためて考えるきっかけになった、ともいえます。サポート部門は、社員に対してどういう価値提供ができるのかを考え、それは最終的に必ずお客さまへのいい影響につながります。当初はそこまでの影響を想像していなかったので、大きな収穫になりました。

三浦:DX推進にあたり、貴社では「お客さまをきちんと見る」ことをしっかりと掲げられていましたよね。今回の「DX診断for インターナル」を実施するにあたっても、全部門において例外はなし、という強い姿勢を感じました。だからこそ、診断の質問票でお客さまについて聞いていたことから、DX推進に向けてドライブがかかったのではないでしょうか。

小杉:DX推進のためのアクションとしては、今期は工場のライン業務に従事している社員も含めて全社員に、DXリテラシー講座を受講してもらいました。DXを進めるうえで、社員間の共通の言語とマインドセットをつくりながら、次のアクションにつなげていきたいと考えています。

自社のDXの課題や傾向に関わる因子が明確化、部門間の“競争意識”も後押しに

三浦:「DX診断 for インターナル」では、全体総括レポートの方は、全部門での領域別の取り組み状況や傾向を可視化し、DX推進・成果に影響がある取り組みを特定、課題領域の傾向を把握できるようにします。部署別レポートの方は、自部門・自部署の相対的なポジションの把握と、自部門・自部署が進んでいる、または遅れているDX領域が何か、を偏差値および評価スコア(S~C)で把握することが可能です。また、各部署のDX進捗度を全体順位と各部門内順位で算出し、DX意識醸成につなげます。今回の診断結果を見られたうえでの感想やご意見を、ぜひお聞かせください。

小杉:まず、領域ごとの結果を見たら、予想外の状況になっていて驚きました。DX化が進んでいると思っていた領域が平均値で、そこまで進められていないと思っていたところがずば抜けている。結果として受け止めつつ、診断のベースになるのが「自己評価」ということも考慮し、回答者がどのように判断をしたのかというところも含めて、考える材料をたくさんいただけたと考えています。

また、個別の結果もさることながら、全体の状況がきちんと可視化されたことが重要でした。当社のDXにおける大きな傾向として、いくつか特定の設問との相関関係があることも分かりました。その設問から、今後DXにドライブをかけるにあたっての必要最低限の条件が見えてきたので、部門ごとに「どこを進めるとよいか」が推測できるようになったのは良かったです。

三浦:ありがとうございます。目標に向けて力を入れるポイントや部門別の課題を可視化すること、部門ごとの現在地を明確にすることで、競争意識が芽生える点も、DX推進の一つのドライブになるのではないでしょうか。

われわれは、多くのお問い合わせにお応えして、電通のDX診断ソリューションをシリーズ化して強化しております。前回ご紹介させていただいた「DX診断」は、広く企業のDX課題を可視化するツールです。さらに、今回ご紹介させていただいた社内組織や業務に特化した、「DX診断 for インターナル」、システム領域に特化した「DX診断 for システム」も今年リリースしました。ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】
マーケティングDX診断チーム info.dx@dentsu.co.jp

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甘デジ「爆連」狙いの“ゴン攻め”立ち回り!「あなたの夢をあきらめないで」…「10万発」に近づく“作戦”!!

 行ったり来たり入れ違いプラスとマイナスの収支。いつかどこかでも報われるのが永遠(とわ)の夢。

 あみんなら待つのだろうが、町男はそろそろこの状況にしびれを切らしてきてしまった。そろそろ攻勢に出ないと10万発などまさに永遠の夢となってしまう。岡村孝子も言っている。「あなたの夢をあきらめないで」と。

 したがって、今回は攻めの立ち回りを敢行する。まず座った台は『ぱちんこAKB48桜LIGHTver.』。3カウント大当りが約93%で連チャンするマシンガンタイプのスペックで一撃を狙うのである。

 しかも本機は遊タイムが付いているのでハマリも安心。逆にそこからRUSHを狙えると攻めに守りに完璧な機種。結果しか出さないマシンといっても過言ではない。

 過言であった。25回転で初当りをモノにしたまではよかったのだが、初当り時のラウンド演出「ルーレットチャレンジ」で「満開・満開・劇場・劇場」のちょっとチャンスアップが精いっぱいで目押しに失敗。50%の時短ありを引っこ抜けずに桜散るである。

 気持ちを切り替えて次の機種『ぱちんこCR真・北斗無双 夢幻闘乱』を打とうとしたが、先客が座っていた。しばらくヤメそうにないので仕方なしに代案の『デジハネPA北斗の拳7天破』で勝負。

 ゴイゴイスーと大きく出玉を伸ばしたい気持ちとは裏腹に、34回転でヒットした当りが25回転の電サポ「練気闘座BATTLE」では引き戻せず。リーチに発展してバトルになってもラオウは剛掌波だの天将奔烈だのといった強烈な必殺技ばかり繰り出すのでケンシロウは涙目である。

 だがしかし、諦めるのはまだ早い。初当りの60%は確変なので実は隠れSTである可能性も充分ある。残された望みを託し、電サポが切れてもST回数となる40回転までしっかり回すのである。

 練気闘座BATTLE終了後に突入する潜確or通常の北斗伝承モードでチャンスをうかがうもまるっきり期待できるような演出が発生せずに完スルー。あえなく単発終了となった。

 ここまで厳しい戦いを強いられてきた。もうやることはひとつ。連チャンさせる。その命題にふさわしいマシン『Pゴッドイーターアマデジ神撃90Ver.』で、神も出玉も喰ってやろう。出玉は喰ってはいかん。

 RUSH突入は50%。いくらなんでももうそろそろ引けるだろうとハンドルに力を込めて打ち始めると22回転で大当りをゲットした。しかし、ここまで初当りだけは早いパターンが続いたので、若干嫌な予感。

 だと思ったが、よく見ればリーチ中に図柄が変化して「3」当りではないか。「3」と「7」はたしかRUSH濃厚。最近、「3」でも通常だったりRUSH直撃じゃなかったりと普通の図柄に成り下がっていたのですっかり忘れていた。

 さて、ようやくRUSHに突入し、90%の破壊力を見せつけようと気張っていたら、3発だけでまさかのおしまい。調子に乗ってモードを変えた瞬間に復活チャレンジに回されるとか嫌なムードに。

 で、次で10カウントバトル防御失敗、復活チャレンジで立ち上がれずの連チャン終了となったのである。いやー、このチャンスに出玉を稼げなかったのは大きな痛手。勝負に出て、しっかりやられてしまった。無念。

【F店】
・今回のトータル出玉 +414発(シーズン総収支 +6351発)
・実戦機種 3台(計28台/50台)

これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート(大当りさせた)台、16台/33台中・収支 -12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支 -16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支 +3917発】
D店【実戦機種20台コンプリート、収支 +12249発】
E店【実戦機種20台コンプリート、収支 -803発】

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

【注目記事】

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JRA川田将雅の「ソダシ潰し」再現あるか!? 「遺恨勃発」オークス(G1)から3ヶ月、2強ムード札幌記念(G2)でラヴズオンリーユーとリベンジマッチ

 22日に札幌競馬場で行われる札幌記念(G2)。フルゲートには満たないが、G1馬4頭が顔を揃え、「スーパーG2」の名にふさわしい一戦となりそうだ。

 注目は牝馬クラシックウイナーの2頭だろう。『netkeiba.com』の予想オッズでは、19年のオークス馬ラヴズオンリーユーが1.8倍、今年の桜花賞馬ソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎)が2.7倍で続き、他の11頭を引き離している。

 ラヴズオンリーユーは一時期の不調もあったが、今年に入って成績は安定。前走のクイーンエリザベス2世C(G1)を制し、目下の充実ぶりは目を引く。一方、デビュー5連勝で桜花賞(G1)を制したソダシは、無敗2冠を狙ったオークス(G1)でまさかの8着に敗退。その一戦を改めて振り返っておきたい。

 単勝1.9倍の大本命に支持されたソダシ。出走していれば人気を二分したであろうサトノレイナスが不在だったことも、ソダシの敗戦に影響を与えたかもしれない。

「クロフネ産駒が2000m以上の平地重賞を未勝利ということもあり、ソダシには戦前から距離不安も囁かれていました。吉田隼人騎手も認めたように、最後の直線での失速には距離の壁もあったからでしょう。

とはいえ、最大の敗因は周囲からの厳しいマークに尽きると思います。サトノレイナスが出走していれば、プレッシャーも分散され、もう少し楽な競馬ができていたはずです」(競馬誌ライター)

 これは、元JRA騎手の藤田伸二氏も『将雅、そんなイジメんな……』と自身のYouTube『藤田伸二チャンネル』でつぶやいたほど、川田将雅騎手の容赦ない騎乗でもあった。

 オークスでステラリアに騎乗した川田騎手が内のソダシと併走する形で1コーナーに飛び込むと、じわじわと前に出ながらソダシの進路を限定するコース取り。大舞台で外からプレッシャーを受け続けたソダシは折り合いを欠くシーンもあった。

「大本命馬を簡単に勝たせるわけにはいかない」という川田騎手の意地もあったのだろう。

 その川田騎手が札幌記念で騎乗するのは1番人気濃厚のラヴズオンリーユーだ。今年2月の京都記念(G2)で初めてコンビを組むと、同馬を1年9か月ぶりの勝利に導き、復調の足掛かりをつくった。2強ムードの今回は否が応でも意識しあう存在となるだろう。

 ソダシはおそらくこれまでと同じ先行策が濃厚。そしてこれを直後からラヴズオンリーユーがマークするという展開が予想される。

「ラヴズオンリーユーの川田騎手としてもソダシは最大のライバル。枠順とスタート次第ですが、オークスと同じような“ソダシ潰し”を敢行する可能性も高そうです」(同)

 ソダシ陣営としては、是が非でもオークスのリベンジを果たしたいところ。今年の札幌記念は、2強の駆け引きから目が離せない。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

JRA結果を出したのにまさかの「強奪」、重賞初勝利目前の若手騎手が「無念」の乗り替わり!

 22日、小倉競馬場では、サマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念(G3)が行われる。秋のスプリンターズS(G1)の前哨戦となるスプリント重賞に、現在20頭が登録している。

 その中で、有力馬として注目されている1頭が、ジャンダルム(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 デビュー2戦目でデイリー杯2歳S(G2)を勝利し重賞ウィナーの仲間入りを果たすと、続く3戦目のホープフルS(G1)で2着に好走。クラシック候補の1頭として期待されたが、皐月賞(G1)を9着に敗れてから低迷。その後は、マイル中心に使われるも、これといった結果が出ず、G1レースから遠ざかっていた。

 しかし、昨年1月に芝1400mの信越S(L)を勝利してからに徐々に成績が向上。重賞の阪急杯(G3)でも3着に入り、更に距離を縮めて1200m戦となった前走の春雷S(L)はトップハンデで快勝した。

 そして、同時期にジャンダルムの主戦となったのが荻野極騎手だ。デビュー6年目の若手騎手だが、2年目には47勝を上げ「中央競馬年間ホープ賞」を受賞するなど「関西期待の若手有望株」と評価されていた。

 しかし、3年目以降は徐々に勝ち星を減らし、今年はここまでわずか7勝と伸び悩んでいる現状。今年はコロナ禍という状況の中、騎手仲間や一般女性との“合コン”に参加する「素行不良」であることも発覚してしまった。

 そういった経緯もあり、荻野極騎手としてもジャンダルムで北九州記念を制し、名誉挽回といきたいところだっただろう。

 だが、残念ながら陣営はジャンダルムと福永祐一騎手の新コンビを発表。荻野極騎手は「非情通告」ともいえる乗り替わりとなった。

 ジャンダルムは三冠馬コントレイルで知られるノースヒルズ代表・前田幸治氏の所有馬。福永騎手はコントレイル以外にもジャンダルムの母ビリーヴのデビュー戦にも騎乗して、勝利を挙げた縁もある。

 また、管理する池江師は前走後に、「秋はスプリンターズS(G1)を目標に逆算して使っていきたい」と、早くから意気込んでいただけに、重賞未勝利の荻野極騎手より、経験豊富な福永騎手を起用した可能性が高い。

 結果を出しているにもかかわらず、パートナーを奪われる格好となった荻野極騎手は無念に違いないが、北九州記念ではコンパウンダーに騎乗予定。ジャンダルムとのコンビ復活をアピールするためにも、存在感を見せたいところだ。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

サクラエビ異変で浮上、日本軽金属「令和の公害」問題…周辺地域に浸水被害、大量不法投棄も

 アルミ総合メーカー、日本軽金属ホールディングス(HD)は7月5日、アルミニウム製品を製造する子会社の日軽新潟(新潟市)が、日本産業規格(JIS)の認証の取り消し処分を受けたと発表した。岡本一郎社長はオンラインで記者会見し、「大変重く受け止めている」と謝罪した。不適切な行為は2007年のJIS認証取得直後から続いていた。

 今回問題になったのは主に住宅建材向けのアルミ製品である。JIS規格と異なる試験を実施していたにもかかわらず、JISマークを付けて出荷するなど4例の不適切行為が確認された。件数は合計で1万件を超え、年間250トン前後出荷していたという。

 日軽金グループは今年5月以降、品質管理体制の不備による処分が3件目となった。最初は子会社の日本軽金属名古屋工場(愛知県稲沢市)で、5月14日付で日本品質保証機構(JQA)からJIS認証を取り消された。名古屋工場では半導体装置などに使うアルミ板を生産している。不正があったのはアルミ厚板の引っ張り強度を確認する試験だった。規定と異なる方法で検査したにもかかわらず、JISマークをつけて出荷していた。

 不正は1996年から続いており、生産性をアップする過程で検査方法が変わったことが原因だったとしている。2018年に同工場の品質管理委員会が不正の事実を把握した後も報告していなかった。取締役会が事態を把握したのは21年4月、JQAの臨時検査後だったという。

 2件目はアルミ加工の日軽形材(岡山県高梁市)の岡山工場が6月30日付でJIS認証の一時停止処分を受けた。岡山工場ではJISマークを表示しない独自規格の商品も製造。このうちの一部アルミ製品についてJISマークを誤表記して出荷していた。出荷量は33トン。

 20年12月、工場の生産性を高める狙いで新しい生産管理システムを導入。この更新手順のなかで不手際があった。日軽形材は5月18日にJQAに経緯を報告。「品質管理体制に不備がある」とされ、JIS認証の一時停止処分を受けた。

 相次ぐ不正の発覚を受け、日軽金HDは6月、社内調査から外部の弁護士などで構成する特別調査委員会の調査に切り替えた。より中立的な視点で不正の実態解明を急いでいる。今後、調査結果と再発防止策を公表する予定だ。

 経営責任について岡本社長は「原因を究明し、再発防止策を進めるのが経営層の責任だと判断している」と述べ、社長の椅子に留まる考えを示した。日本の素材産業では近年、生産現場での不正が次々と発覚した。2017年には神戸製鋼所や三菱マテリアルがJIS認証取り消し処分を受けている。これをきっかけに各メーカーは生産現場の総点検を行ったはずなのに不祥事が後を絶たない。

雨畑ダムの堆砂問題は令和の公害事件

 日軽金HDは別の問題も抱えている。駿河湾産サクラエビの不漁をきっかけに雨畑ダム(山梨県早川町)の堆砂問題にスポットライトが当たり始めた。雨畑ダムは電気を大量に使うアルミニウム製造のための自家発電施設である。蒲原製造所(静岡市)で使用する電力の一部を雨畑ダムの発電が賄っている。19年8月と10月の台風で雨畑ダムの周辺地域に浸水被害が発生した。国土交通省は日軽金に「抜本的な対策」を求めて行政指導をした。同社は20年度からの5年間で700万立方メートル(東京ドーム5杯分)の土砂を搬出する計画を提示し、国に了承された。

 これに伴い土砂除去費用として20年3月期に110億円、21年3月期に162億円の特別損失を計上した。年商4000億円規模で営業利益が250億円、最大でも300億円の日軽金HDにとって、この特損は大きい。毎年新たにダム湖内に流入する50万立方メートルから数百万立方メートルの土砂の対応については具体的に示されておらず、雨畑ダムの堆砂問題の解決への道筋は不透明といえる。

 さらに、雨畑ダムは環境問題にかたちを変えてきた。地元紙の静岡新聞は、駿河湾産サクラエビの記録的な不漁を機に2018年末から「サクラエビ異変」と題した報道を続けている。駿河湾に注ぐ富士川の河川環境に着目し、アルミ製錬を終えた日本軽金属が戦時中からいまだに持ち続けている富士川水系の巨大水利権や上流部の雨畑ダムの著しい堆砂、砕石業者による凝集剤入り汚泥の不法投棄問題などを詳報した。

 サクラエビは静岡県を代表する食材である。駿河湾産のサクラエビの年間漁獲量が近年、低迷している原因は何なのか。静岡新聞の長期企画「サクラエビ異変」は今年2月、公共の利益に貢献したジャーナリズム活動を早稲田大学が顕彰する「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」の文化貢献部門の奨励賞を受賞した。

高分子凝集剤入り汚泥の大量不法投棄

 山梨県は7月26日、採石業者ニッケイ工業(早川町)が長年続けていた高分子凝集剤入り汚泥(ポリマー汚泥)の大量不法投棄で、「合計約22トンの凝集剤が、富士川水系雨畑川に投棄されていた」との調査結果を公表した。河川内への不法投棄は2009年から続いていたことも明らかになった。

 ニッケイ工業は日本軽金属が10%出資している会社だ。雨畑ダムの土砂を浚(さら)い、砂利を採取している。日本軽金属の関係会社である。山梨県の長崎幸太郎知事と静岡県の川勝平太知事は7月27日、静岡県庁で覚書を交わし、「富士川の豊かな水環境の保全に向けた山梨県・静岡県協働プロジェクト」をスタートさせた。富士川水系のポリマー汚泥の残留の実態などを明らかにする。

 阿部知子衆院議員(立憲民主党) の雨畑ダムの堆砂問題についての質問主意書に対し、政府は今年5月、答弁書で「すでに堆砂率(総貯水容量に対する堆砂量の割合)は120%に達している」ことを明らかにし、「必要ならダム撤去の指導を行う」との認識を初めて示した。

 その上で、日軽金が堆砂除去を進めていることから、現時点でのダム撤去は否定した。雨畑ダムの上流では堆砂による洪水被害が発生している。日軽金は今後も継続的に土砂除去費用を計上する必要に迫られるかもしれない。令和の公害と呼ばれる雨畑ダムの堆砂問題は日本軽金属HDの体力を蝕(むしば)んでいく。

(文=編集部)

ANAHD、無計画な拡大経営の“しわ寄せ”で子会社CAが犠牲…新LCC設立に疑問続出

 ANAホールディングス(HD)は新型コロナウイルス感染拡大による業績の大幅悪化の打開策として、完全子会社エアージャパン(AJ)を主体としたLCCの「第三ブランド」立ち上げを昨年来打ち出している。全日本空輸(ANA)とLCCのピーチでカバーできないネットワーク補完のためと説明しているが、「LCC路線強化が目的ならピーチとの統合でも十分」(アナリスト)との指摘もあり、業界関係者の間では「国や銀行から支援を受けるための『やってる感』の演出にすぎない」との声が少なくない。

 AJがフルサービスキャリアからの転身を余儀なくされることで、現場社員からは「今でもANAとの待遇差が大きいのに、さらに悪化するのでは」との懸念も上がる。関係者への取材をもとに今回の「第三ブランド」を検証する。

ANAHD、LCCの「第三ブランド」、22年度を目処に運行開始を計画予定も疑問符

 ANAHDは昨年10月、コロナの影響に対する事業構造改革を発表した。そのなかでANA、ピーチに続く「第三ブランド」の立ち上げを表明した。中距離の東南アジア、オセアニア路線などを中心に拡大が見込まれるレジャー需要を担い、国際線の需要動向を見ながら2022年度を目途に運行開始を計画している。この「第三ブランド」の名称などは不明だが、新会社立ち上げでなくAJを母体とすることで認可などのプロセスを省略する。外国人の派遣パイロットの活用により人件費を調整しやすくすることで、将来でのコロナ禍のような緊急事態に対応しやすい体制をつくるという。

 この「第三ブランド」については、計画が発表された当初から、業界内で疑問点が指摘されていた。具体的には、(1)新たにLCCブランドをつくる必要性、(2)競争優位性、(3)外国人パイロットの採用をさも新しいことかのようになぜ打ち出したのか、の3点だ。

 まず(1)については、ANAHDが説明するLCCブランド強化が目的だとすると、ピーチにAJの人員や機材を組み合わせれば済む話で、別に新ブランドを立ち上げる必要はないのではないか。(2)にしても、新ブランドが担う中距離東南アジア、オセアニア路線はすでにJALグループのZIP Air Tokyoやカンタス系列のジェットスター、シンガポール航空系列のScoot、独立系LCCのエアアジアXなど中距離LCCが群雄割拠の状況で、後発組のANAがどれだけ食い込んでいけるか疑問符がつく。(3)は、ANAHDの片野坂真哉社長は派遣外国人パイロットの活用を人件費削減の目玉かのように話しているが、AJでは従来から派遣外国人パイロットを雇っており、今回の発言は不可解だ。

新ブランド設立に「巨額支援の手前、やってる感出す必要」「ピーチのブランドを傷つけたくない」との指摘

 これらの疑問について、ある航空アナリストはこう解説する。

「(1)については、ANAHDとしては現在、国や銀行から巨額の支援を受けており、事業構造改革として『やってる感を出せる目玉』が欲しかったのではないかと推察されます。実際、ANAHDが掲げる計画の中身は、機材導入計画の縮小や、ANAとピーチの連携強化など、地味で当然やるべきことばかりで注目を引くような要素はありません。

(2)との絡みでいうと、ANAHD自身もこの新中距離LCC計画の成功確率は高くないと考えているのではないでしょうか。そもそも中距離LCCは短距離のそれと比較して収益性が芳しくなく、この新ブランドがターゲットにする市場は競争が熾烈です。一方、ピーチは日本のLCCとしては最も成功しています。中距離路線のLCCをこれとは別建ての新ブランドにする事で、首尾良く進まなかった場合に、ピーチのブランドイメージを毀損することなく撤退可能という目論見があるのではないかと考えられます。

(3)については、実際はパイロットではなくて、AJの人件費の大部分を占めるCAの待遇悪化に対する批判を避けたかったのではないでしょうか。現在はフルサービスキャリアであるANA便の運航受託をしているAJがLCCになれば、運航コストの下押し圧力に晒されることは不可避でしょう。この流れでCAのさらなる待遇引き下げも考えられる。人件費削減を進めたい経営陣の主眼はそこにあると考えるのが自然でしょう」

AJのCA「検疫補助業務の次は世間アピールの道具」と批判、現役パイロット「自社養成をケチって外国人で埋め合わせていた」

 本連載では、AJのCAはANAHDが政府から受注した成田空港国際線での検疫補助業務に、十分な感染対策が取られない状況で従事させられている現状について繰り返し指摘してきた。そのなかで、ANAHDがAJのCAに「グループ社員とわからないように」と文書で通知するなど、子会社に対する差別的待遇が本質的問題だと報じた。今回の新ブランド設立についても、AJ社員には事前説明はなく報道で初めて知るといった状況だったといい、不信感が高まるのも無理はない。

 AJはANAHDの片野坂社長によって1990年に設立され、AJのCAはANAのCAと同じ制服を着て同じ業務に従事しながら、ANAのCAと大きな待遇の差を強いられてきた。今回の新ブランド設立で片野坂社長が言及した外国人パイロットの活用についても、ANAグループがHD化以降に急拡大した国際線事業でのパイロット不足の穴埋めをする役割をしてきたという。ANAの現役パイロットはこう話す。

「ANAのパイロットは、伝統的にプロパーの仕事が制限されることへの危惧や勤続年数に応じた年功序列の関係があり、日本人純血主義が取られてきましたが、当初予定の08年から3年遅れで納入されたB787が徐々に運用されてくるにつれ、パイロット不足が深刻化していました。ところが、人件費を抑制したいANA経営陣はコロナ禍前に売り手市場だった新卒採用にまったく積極的ではなく、ここ5年でANAのパイロット数はほとんど変わっていません。

 このような状況のなかで、調整弁として重宝したのが増減しやすいAJの外国人パイロットだったというわけです。AJではコロナ禍前は9割が派遣外国人パイロットで、残り1割をANAのパイロットが出向するかたちを取っていましたが、毎月2週間がむしゃらにフライトして本国に戻って2週間休むといった勤務スケジュールで、しかもその飛行機代はANA持ち。決してトータルコストは日本人パイロットと変わらないか、むしろ高いと言われていました。これだったらきちんと自社養成パイロットをしっかり新卒から鍛えたほうがいいとの声は根強くあったのですが、ひたすらコストを抑えたいANA経営陣には届いてこなかった」

 筆者が調べたところ、ANAの16年のパイロット数は2395人だったが、21年には2444人と5年でたった50人しか増えていなかった。JALがグループ全体で採用を強化し、15年度に2519人だったのが19年度に2766人と200人以上増やしたのとは対照的だ。この現役パイロットの証言から、AJではCAだけでなくパイロットも、ANA本体が国際線拡大を目指す上での「都合のいい人件費の調整弁」として機能してきたことが窺える。

アナリスト「現在のANAの苦境は自業自得の面が強い」

 筆者が取材を通して実感するのは、ANAが国際線に進出したここ30年ほどの歴史を通して、AJは常にANA本体の犠牲になってきたという事実である。ANAグループの経営の中心に常にいたANAHD の片野坂社⻑が設立した「所有物」であることも関係しているとみられるが、コンプライアンス全盛の時代に特定の子会社にこれほどの差別的待遇や人件費のしわ寄せがいくのは、そろそろ見直されるべきではないだろうか。人権上の観点だけでなく、ANAは乗客の命を預かる交通インフラ企業であり、その国際線事業の一角を担うAJの士気やチームワーク低下は安全に直結するのだからなおさらだろう。先の航空アナリストは「現在のANAの苦境は自業自得の面が強い」として以下のように話す。

「日本の航空業界は業績悪化時にCAをレイオフ(一時的解雇)にできないという国際的に見れば特殊な経営環境にあり、ANAグループ全体で人件費を垂れ流しにしてまでCAの雇用を維持しているのはそのためです。そういう意味では片野坂社長以下経営陣は他国の同業よりも難しい舵取りを迫られているといえる。

 しかし、国際航空事業はそもそもリスクの大きい事業です。コロナ禍以前にも米国同時多発テロやSARS、リーマンショックに代表される経済危機等、偶発的な要因によって大幅な収益減に見舞われるという事態を幾度となく経験してきました。だからこそ、欧米の航空会社は急激な需要後退局面では従業員のレイオフによりコストを削減したり、場合によっては積極的に法的整理に進んだりと、様々な生き残り策を講じてきました。国際航空ビジネスの本質的な特性と日本の雇用慣行を考慮すると、2020年の東京五輪を目指してCAを極端に多く採用するなど拡大路線に邁進してきたANA経営陣は、リスク管理の観点からは落第点でしょう」

 ANAはJALの経営破綻を好機に国際線事業拡大に全振りしてきたが、そのツケを払わされているというわけだ。そのAJへのしわ寄せが、強制参加の検疫補助業務や待遇悪化が避けられない新ブランド設立というのだから、「いっそのこと会社都合で退職させてもらって再就職したい」(AJの現役CA)という声が上がるのも、うなずけるというものだ。この再就職についてもAJのCAが早期退職を選んだ場合、5年以内の同業他社への転職が禁じられてきた経緯があり、問題点は改めて報じる。

 米国では大手キャリアがLCC各社との競争激化に対応するため、一部の席を事前指定の上で予約変更や返金など不可として提供するベーシックエコノミーと呼ばれるサービスが広がっているという。新しくLCCブランドを立ち上げること自体がコストと考えられる時代、こういった海外事例を積極的に取り入れ合理的経営を行い、浮いたコストで社員の環境を良くしモチベーションのアップをはかるなどの経営判断を、ANA首脳はすべきではないか。

(文=松岡久蔵/ジャーナリスト)

●松岡 久蔵(まつおか きゅうぞう)

Kyuzo Matsuoka

ジャーナリスト

記者クラブ問題や防衛、航空、自動車などを幅広くカバー。特技は相撲の猫じゃらし。現代ビジネスや⽂春オンライン、東洋経済オンラインなどにも寄稿している。ツイッターアカウントは@kyuzo_matsuoka

ホームページはhttp://kyuzo-matsuoka.com/

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JRA「カナロア×バクシンオー」究極スプリンターの血が覚醒!? 「1分6秒0」驚愕レコード叩き出したファストフォース、北九州記念(G3)でも「フロック視」禁物の理由

 22日、札幌競馬場では白毛のアイドルソダシとラヴズオンリーユーが激突する札幌記念(G2)が開催予定。牝馬のトップ級2頭の対決は、今夏最大の注目となりそうだが、小倉競馬場の北九州記念(G3)も楽しみな一戦である。

 昨年は、ハイペースで逃げ粘るモズスーパーフレアをレッドアンシェルが差し切って優勝。本番のスプリンターズS(G1)では、2頭とも着外に終わったが、10番人気で3着に激走したのは北九州記念で3着のアウィルアウェイだった。今年も本番で一発を狙う馬が揃っただけに、見逃せないレースとなりそうだ。

 中でも前走のCBC賞(G3)を、驚愕のレコード1分6秒0で勝利したファストフォース(牡5、栗東・西村真幸厩舎)の持ち時計は群を抜いている。

 7月3日の小倉10Rでプリモダルクが芝1200m戦を1分6秒4で叩き出し、1999年の北九州短距離S(OP)で武豊騎手とアグネスワールドが記録した従来のレコードを0秒1更新したばかり。22年ぶりの衝撃の余韻も残る翌日、さらに0秒4も更新したスピードは恐るべしだ。

 勿論、芝1200m以外でもレコードが出た小倉コースのコンディションも、レコードの背景にあることは間違いなさそう。だが、前半600mを32秒3という超ハイペースで飛ばしての逃げ切り勝ちは、能力なくして出来ない芸当でもある。

 そんなファストフォースのスピードの根幹をなすのは、父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーという血統。日本競馬を代表する名スプリンターの血が、究極ともいえるスピード決着で遺憾なく発揮されたのだろう。

 その一方、前走の勝利をフロック視する向きもあり、下馬評では伏兵の評価に過ぎないことも確か。とはいえ、再度の激走を予感させるのが今年の変則開催だ。例年であれば、中京で行われるCBC賞はオリンピックの影響で小倉開催。レコード勝ちした同舞台で走れるのは心強い。

「格上挑戦ながら重賞を制したことにより、斤量は前走の52.0キロから3キロ増えて55キロになりますが、500キロを超える大型馬なら大きな割引にならなさそうです。問題はやはりゲートでしょうか。
前走も遅れ気味のスタートから押して押してハナを奪いました。今回は抜群のダッシュ力を誇るモズスーパーフレアとの先行争いが、好走のカギを握るでしょう。追走に手一杯になるようだと、脆さを見せる可能性もあります」(競馬記者)

 このレースを制すれば、スプリンターズSで有力候補の一角に名乗りを上げることも夢ではない。

「行ききれれば、チャンスはあると思っていました」

 前走のレース後、ファストフォースの勝因について、そう振り返った鮫島克駿騎手。好走するには、何が何でも行き切る覚悟が必要となる。

 九州地方は悪天候が続いており、今週末も良馬場での開催は見込み薄かもしれないが、見事勝利を手にして、“晴れやかな笑顔”を見せることが出来るだろうか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

夏+コロナ禍で痛風が増加…中年男性の3割は“痛風予備軍”、コーヒーや乳製品に予防効果か

 新型コロナウイルスの新規感染者は増加の一途を辿り、テレビのニュースやインターネット上は連日、コロナ関連の話題に溢れている。

 収束が見えない状況から感染予防も鑑み、健康診断の先送りをしたり、多少の健康不安があっても受診しないという人も少なくないようだ。こういった状況により、病気の発見が遅れる可能性もある。

 ところで、あなたは自身の「尿酸値」を把握しているだろうか。尿酸値が高いと痛風になるわけだが、コロナ禍に若い世代での痛風が増加傾向にあるという。歩けないほどの激痛といわれる“痛風発作”で発覚するケースも多い。そうなる前に痛風についての病識を持ち、予防を心がけてほしい。函館陵北病院総合診療科の舛森悠医師に、痛風について話を聞いた。

痛風とは

 一般に「尿酸値が高いと痛風」ということは広く知られているが、実際にはどういった理由で尿酸値が高くなり痛風発作のような痛みが出るのだろうか。

「痛風による痛みや腫れが出現するには、3つの段階があります。

1.体内でつくられるプリン体、食事中のプリン体が、尿酸へ分解される

2.血中の尿酸が高くなると関節へ溜まっていく

3.尿酸が溜まりすぎると痛風となり、関節が腫れて痛くなる

 このように、過剰になった尿酸が結晶化して関節に溜まるため、腫れや激痛が起きます」

 尿酸値が高いことに気づかず生活していれば悪化の一途辿ってしまうが、具体的にどの程度の数値になると注意すべきなのだろうか。

「健康診断で『尿酸が高い』と言われる場合は、『尿酸値7(mg/dl)』がひとつの目安になります。尿酸値が7となったら、薬で尿酸を下げる治療を始めるか、医師と相談する必要があります」

「風が当たっても痛い」ことから痛風と呼ばれるが、その痛みの出現は特徴がある。

「夏場に中年男性が片足を痛そうにして歩いている姿を見たことはありませんか。まさに、その症状が痛風です。痛風の9割は男性に起こりますが、女性にも起こりえます。部位はほとんどの場合、足の親指の付け根にできますが、稀に足首・膝・手首が腫れることもあります。関節が腫れ激痛が起きることを“痛風発作”といいますが、発作は24時間以内にピークに達し、通常10日~2週間で完全に消失します。繰り返すことが多く、痛風の患者さんのなかには、『あ、そろそろくるな』と、痛風発作の前兆がわかるという方もいます」

 痛風になる原因は、長年の生活習慣によるものが多く、なんといっても食習慣が大きく影響するという。

「アルコール、肉類・魚介類、砂糖入りソフトドリンク、果糖(果物ジュースやオレンジなどの果物)などを好んで摂取する人、また肥満傾向の人は発症リスクが高くなりますので要注意です」

 また、“意外なリスク”もあるという。それは、遺伝や男性ホルモンが関係しているケースだ。

「尿酸値が高い人は、30歳以上の男性に絞ると、およそ30%に達していると推定されています。つまり、中年男性の3人に1人は“痛風予備軍”といっても過言ではありません。男性の皆さんには、若いうちから痛風の発症リスクを下げる食習慣などを心がけていただきたいと思います」

治療と予防

 痛風発作の強い痛みに襲われた際は、直ちに病院へ行くべきだという。

「痛風の治療は、一般内科や整形外科で大丈夫です。痛みが強いときは、とにかく痛みを抑えるために鎮痛薬を使用します。実は、痛みが強いときに尿酸を下げようと頑張ってしまうのは、逆効果なのです。むしろ、症状を悪くしてしまう可能性があるため、痛みが治まってから2週間程度経過してから、尿酸値を下げるための治療を検討します。痛みがどうしても治まらなかったり鎮痛薬を使用できない時には、ステロイドという免疫を抑える薬を使用することもあります」

 痛風発作の痛みが治まったら終了ではなく、そこからが痛風治療の始まりである。症状に応じた服薬治療と、定期的な検診が必要となる。

「突然の痛風発作によって尿酸値が高いことに気づく人もいるので、普段からの心がけが重要です。一般的な予防対策はもちろん基本となりますが、実は近年、コーヒー・乳製品・ビタミンCが痛風を予防するかもしれない食品として注目されているので、これらを食事に取り入れてみるのもお勧めです」

【痛風予防対策】

・肥満防止

・野菜の摂取:尿酸の排出を助ける

・水分補給:水やお茶を1日1.5~2リットル摂取

・プリン体を控える:プリン体は1日400ミリグラム以内が目安

・禁酒・節酒:アルコール自体が尿酸を上げる

【1日のアルコール適量の目安】

・ビール:中瓶1本(500ミリリットル)

・日本酒:1合(180ミリリットル)

・焼酎:25 度/100ミリリットル

・ウイスキー・ブランデー:ダブル1杯(60ミリリットル)

・ワイン:グラス 2 杯(200ミリリットル)

「ウォーキングや水泳などの有酸素運動を適度に取り入れることは、肥満防止の面だけでなく、痛風予防につながるので、ストレスが多いコロナ禍だからこそ、密を回避した散歩でリフレッシュしたり、今まで忙しくてできなかった新しい趣味を始めるのもよいかもしれません」

コロナ禍に痛風患者が増加する理由 

 実は、夏は痛風が発症しやすい季節でもあり、コロナ禍とのダブルリスクがあると舛森医師は警告する。

「夏場はビールが美味しくなることもあいまって、痛風が流行します。よくあるパターンとしては、“夏に汗をかいた後にプリン体を多く含むビールをゴクり”です。汗をかいて脱水状態になるばかりでなく、アルコールの摂取も体を脱水傾向にします。実は医療の現場では、尿酸値は脱水の目安になることもあるくらいに、脱水によって尿酸値は上下しやすいのです」

 さらに、コロナ禍で痛風患者が増加する原因は、新しい生活様式が大きく影響していると考えられるという。

「コロナ禍で痛風や高尿酸血症患者が3割以上増加したとの結果が発表されています。その原因としては、以下が考えられます。

・出歩けないことによる運動不足

・運動不足や間食による肥満の増加

・オンライン飲み会で、1回あたりの飲酒量が増加

・通院のハードルが高くなることによる治療中断

 コロナ禍での“新しい生活様式”が、痛風になりやすいリスクを含んでいるといえます。リモートワークが一般化して運動不足になり、さらに暑い夏に家での飲酒が増える人が少なくありません。痛風に限らずコロナ禍での健康維持は、個人の心がけが大切です」

 この記事が痛風の予防を意識するきっかけとなれば幸いである。さらに痛風について詳しく知りたいという方は、舛森医師が運営するYouTubeチャンネル「YouTube医療大学」をご覧いただきたい。

(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)



吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。