10月の超PayPay祭、かつてない規模に?手数料有料化で加盟店の離脱阻止に必死

 いまや多くの人が利用しているQRコード決済。一時期はさまざまなサービスが乱立し、過酷な生存競争が勃発していたが、現在は登録者数4100万人、加盟店340万カ所を誇るPayPayが覇権を握り、次のフェーズに移った感もある。PayPayがこれほどまでのシェアを獲得したのは、ユーザー向けの大型キャンペーンの乱発もあるが、今年9月まで加盟店の決済手数料が無料だったことも大きい。

 PayPayは同社と直接契約しているMPM方式(店舗にあるQRコードをユーザーがアプリで読み取る方式)の個人店に対して決済手数料を無料にしていたが、10月から有料化となる。そのため、負担が大きくなる小規模店舗の一部ではPayPayの扱いを終了するところも相次いでいると騒がれている。

 それでは、今回の手数料有料化は加盟店や消費者にどんな影響をもたらすのだろうか。

「PayPayマイストア ライトプラン」による変化

 PayPayの手数料有料化にならうように、他の主なQR事業者も10月から一律で有料化にする。各社の手数料は次の通りだ(一部事業者は1年間新規加盟店の手数料を無料にするなどの措置がある)。

・PayPay 1.6%/1.98%

・LINE Pay 1.98%

・d払い、au PAY、メルペイ 2.6%

・楽天Pay 3.24%

 これらの数字は一般的なクレジットカードの手数料(2.5〜3.75%)よりも安く設定されてはいるが、やはり売り上げの1〜3%ほどを取られる加盟店の負担は少なくない。

 ただ、今年10月からの有料化は以前からすでにアナウンスされており、加盟店や消費者にとっても寝耳に水というわけではなく、想定済みではあった。

 そもそも今までの無料措置によって、事業者側は莫大な赤字を垂れ流している。例えばPayPayのここ3年の最終赤字累計額は1931億円で、同期間の売上高397億円に比べるとその数字は約5倍。いわゆる「市場獲得のための先行投資」であり、今後は手数料の有料化なしでは事業の存続は厳しいといえるだろう。

 予想される加盟店の離脱を防ごうとするPayPayは基本手数料1.98%に対し、条件付きで1.6%に下げる施策を打ち出した。それが「PayPayマイストア ライトプラン」という月額1980円の有料プラン。PayPayでは「PayPayマイストア」という店舗情報やキャンペーンをユーザーに告知できる加盟店向けのサービスがあるのだが、今回のライトプランは、それへの加入をすすめるものだ。

 このライトプランを契約した加盟店は決済手数料が1.6%に減額されるだけでなく、いまなら最大6カ月間は売上の3%が還元されるなどのキャンペーンも実施しており、加盟店の離脱を食い止めようと必死な様子が伺える。ただし、このライトプランの金額1980円は月50万円以上の決済がなければ相殺しない計算になるため、店舗によっては加入しないで離脱するという選択肢も大いにある。

 とはいえ、PayPayは今後もマイストアのサービス拡大をうたっており、加盟店がライトプランを契約することで新規顧客の開拓や集客につながる可能性も高い。消費者にとっても加盟店が多ければ馴染みの店の情報やクーポンがキャッチしやすくなるなど、双方にメリットが生じることも考えられる。

CPM方式の店舗にメリットは少ない

 このライトプランのメリットを享受できる加盟店はMPM契約店である。PayPayの加盟店にはMPM方式とCPM方式がある。MPMは先述したように、店にPayPayのQRコードが掲示されており、客が読み取って金額を打ち込むものだ。このケースでは加盟店はPayPayと直接契約をし、システムもPayPayのものを利用している。加盟店にとってQRコードを掲示するだけで初期費用がほぼかからないことから、小規模店になるほどこの方式が多い印象だ。

 一方、CPM契約店舗では客のアプリに表示されたバーコードやQRコードをレジのバーコードリーダーや、スマホ、タブレットで読み取って決済する。こちらは既存のクレジットカード決済などに使われるネットワークを経由しているため、システム利用料が追加で発生するという。またCPM契約店舗のなかには代理店を介してAirPAYなどでPayPayの利用ができるようになっている店もある。こうした代理店を介した場合、決済手数料は前述のPayPayが定めるものとは異なる設定となっている。例えばAirPAYにおけるPayPayの決済手数料は3.24%だ。

 街中で見かける、ユーザーがQRコードを読み込む店舗と店が読み取る店舗には、こうした違いがある。また、AirPAYなど代理店を介している店舗はPayPayと直接契約していないため、仮にPayPayマイストアを利用したとしても、店舗情報が登録されていない場合もある。そのため、このような一部CPM店舗には今回のライトプランのメリットはほとんどない。

PayPayマイストア普及のためキャンペーンを実施

 PayPayは、これを機にCPM店舗を直接契約へ切り替えさせ、PayPayマイストアのさらなる拡充を狙っているように見える。

 例えば、現在、街のお店や有名店のクーポンをアプリ上に多数展開させるPayPayアプリのテイクアウトサービス「ピックアップ」では10%還元のキャンペーンを実施中。アプリ内のサービスに関係するキャンペーンを多く実施することでユーザーのアプリ滞在時間増加を促しているのは、PayPayマイストア普及のための布石なのではないかと考えられる。

 実際にPayPay取締役副社長執行役員COOの馬場一氏がPayPayマイストアを含む「PayPay for bussiness」でも市場占有率の高い「スーパーアプリを目指す」と語っているように、社をあげてサービス向上を行っていることが伺える。

 また、PayPayは「街のPayPay祭」と題し、自治体単位で還元キャンペーンを多く展開するなど、さらなる普及を目指している。こちらのキャンペーンでは個人店も対象となっていることが多く、PayPay効果を実感させることで、手数料による加盟店の離脱防止を狙っているのかもしれない。

 このようにPayPayと加盟店の間には10月からそれぞれの思惑が渦巻いており、それは我々ユーザーにとっても大きな影響を与えることは間違いない。

 PayPayは10月18日から大型キャンペーンの「超PayPay祭」を開催予定だが、有料化と重なる時期ゆえに、これまでにない販促を展開すると予想できる。有料化によって加盟店の負担は一時的に増えるかもしれないが、ユーザーにとってはお得かつ便利な決済法であり続けることを期待したい。

(取材・文=清談社)

葛飾区の悲願「新金貨物線の旅客化」は実現するのか?新小岩駅~金町駅を最速約17分で結ぶ

 東京都葛飾区には、新小岩駅と金町駅を結ぶ「新金貨物線」(以下、新金線)が存在する。新金線は1926年に新小岩操車場と共に建設され、東京臨海部と千葉方面との貨物輸送を担う重要な路線とされていた。

 しかし、JR武蔵野線の新松戸駅~西船橋駅間の延伸により、貨物経路が南流山~西船橋間やJR京葉線の西船橋~蘇我間を経由するようになったため、新金線を経由する貨物列車の本数は大幅に減少している。

 この路線について、葛飾区は旅客化を目指し、すでに都市整備部交通政策課に専門部署の「新金線旅客化担当係」を設置したほか、将来の整備費を確保するために「新金貨物線旅客化整備基金」を設け、今後100億円を積み立てる予定だ。

葛飾区の悲願である新金線の旅客化

 新金線の施設はJR東日本とJR貨物が保有しており、総延長は6.6km(新小岩信号場駅~金町駅)の単線で、踏切は15カ所ある。

 葛飾区は東西にJR常磐線、JR総武本線、京成本線、京成押上線、京成金町線、北総鉄道北総線などが走っているが、南北の交通はバスに依存しているのが実情だ。南北の中央部を走る新金線の旅客化が実現すれば、区の一体化や地域の利便性が格段に上がるため、以前から構想があった。

 現在、葛飾区が検討しているのは、(仮)新小岩駅~(仮)金町駅は現行の線路を最大限生かした7駅案と10駅案だ。7駅案は、(仮)新小岩駅、(仮)東新小岩駅、(仮)奥戸駅、(仮)細田駅、(仮)高砂駅、(仮)新宿駅、(仮)金町駅。10駅案は、この7駅に加えて、(仮)南高砂駅、(仮)北高砂駅、(仮)西金町駅が加わる。新小岩~金町間の7.1kmを7駅案なら約17分、10駅案なら約22分で結ぶ計画だ。

 葛飾区が2019年3月に発表した「新金貨物線旅客化の検討資料」によると、予測される輸送人員は10 駅案が1日あたり約3万8400人、7駅案が約3万6600人となっている。目的別の輸送人員割合は通勤が最も多く、10駅案が約63%、7駅案が約64%を占める。

 大きな課題となっているのが、国道6号(水戸街道)との平面交差だ。現行でも国道6号と新金線が交差する新宿新道踏切があり、定期貨物列車が通過する際に踏切が下りることが、交通量の多い国道6号の渋滞の一因になっている。

 新金線が旅客化すれば、国道6号がさらに渋滞することが予想されるため、スムーズな通過が前提条件となる。立体化も一案だが、巨額の費用がかかることは避けられない。

 そこで葛飾区は、旅客列車を踏切の手前で停車させ、道路信号が赤信号の間に通過させる方法を検討した。

「この通過方法について国土交通省鉄道局に相談した結果、道路信号と連携していたとしても、鉄道信号に基づいて旅客列車が運行通過するのであれば、鉄道事業法上、ただちに問題があるとはいえないとの見解を得た」(葛飾区)

 鉄道事業法を適用するにあたり、鉄道に関する技術基準との整合や、道路信号に基づいて制御する鉄道信号システム、運行定時制の確保、過走等に対する安全確保が課題となる。今後、葛飾区は関係機関と協議しながら、これらの課題を検討していくという。

 さらに、国道6号以南の(仮)新小岩~(仮)新宿駅間を先行整備し、同区間を「第1整備検討区間」とする段階的な整備手法も検討している。第1期整備で終端駅となる(仮)新宿駅には折り返しと退避の機能が必要になるため、島式のホーム形態を想定している。

 また、新金線の(仮)高砂駅と京成線の京成高砂駅が約500m離れるため、両駅の連絡方法も課題になっており、検討が続けられている。このほか、新金貨物線の線路は使わず、同線の上方空間にモノレールやAGT、新交通システムを整備する案も新たに検討した。1kmあたりの建設費はモノレールが約100億円、AGTが約80億円となっている。

 この新金線旅客化構想以外にも、葛飾区は、東京メトロの半蔵門線や有楽町線の延伸実現に向けて、江東区、墨田区、松戸市、東京都、千葉県と共に「地下鉄8・11号線促進連絡協議会」に加盟している。また、江戸川区と足立区と共に「環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会」を設立し、環7線に沿って北区の赤羽駅と江戸川区の葛西臨海公園駅を結ぶ高速鉄道構想の実現に向けても動いている。

 そういう中で、城東地区の発展の起爆剤としても期待される新金線の旅客化は実現するのだろうか。

(構成=長井雄一朗/ライター)

葛飾区の悲願「新金貨物線の旅客化」は実現するのか?新小岩駅~金町駅を最速約17分で結ぶ

 東京都葛飾区には、新小岩駅と金町駅を結ぶ「新金貨物線」(以下、新金線)が存在する。新金線は1926年に新小岩操車場と共に建設され、東京臨海部と千葉方面との貨物輸送を担う重要な路線とされていた。

 しかし、JR武蔵野線の新松戸駅~西船橋駅間の延伸により、貨物経路が南流山~西船橋間やJR京葉線の西船橋~蘇我間を経由するようになったため、新金線を経由する貨物列車の本数は大幅に減少している。

 この路線について、葛飾区は旅客化を目指し、すでに都市整備部交通政策課に専門部署の「新金線旅客化担当係」を設置したほか、将来の整備費を確保するために「新金貨物線旅客化整備基金」を設け、今後100億円を積み立てる予定だ。

葛飾区の悲願である新金線の旅客化

 新金線の施設はJR東日本とJR貨物が保有しており、総延長は6.6km(新小岩信号場駅~金町駅)の単線で、踏切は15カ所ある。

 葛飾区は東西にJR常磐線、JR総武本線、京成本線、京成押上線、京成金町線、北総鉄道北総線などが走っているが、南北の交通はバスに依存しているのが実情だ。南北の中央部を走る新金線の旅客化が実現すれば、区の一体化や地域の利便性が格段に上がるため、以前から構想があった。

 現在、葛飾区が検討しているのは、(仮)新小岩駅~(仮)金町駅は現行の線路を最大限生かした7駅案と10駅案だ。7駅案は、(仮)新小岩駅、(仮)東新小岩駅、(仮)奥戸駅、(仮)細田駅、(仮)高砂駅、(仮)新宿駅、(仮)金町駅。10駅案は、この7駅に加えて、(仮)南高砂駅、(仮)北高砂駅、(仮)西金町駅が加わる。新小岩~金町間の7.1kmを7駅案なら約17分、10駅案なら約22分で結ぶ計画だ。

 葛飾区が2019年3月に発表した「新金貨物線旅客化の検討資料」によると、予測される輸送人員は10 駅案が1日あたり約3万8400人、7駅案が約3万6600人となっている。目的別の輸送人員割合は通勤が最も多く、10駅案が約63%、7駅案が約64%を占める。

 大きな課題となっているのが、国道6号(水戸街道)との平面交差だ。現行でも国道6号と新金線が交差する新宿新道踏切があり、定期貨物列車が通過する際に踏切が下りることが、交通量の多い国道6号の渋滞の一因になっている。

 新金線が旅客化すれば、国道6号がさらに渋滞することが予想されるため、スムーズな通過が前提条件となる。立体化も一案だが、巨額の費用がかかることは避けられない。

 そこで葛飾区は、旅客列車を踏切の手前で停車させ、道路信号が赤信号の間に通過させる方法を検討した。

「この通過方法について国土交通省鉄道局に相談した結果、道路信号と連携していたとしても、鉄道信号に基づいて旅客列車が運行通過するのであれば、鉄道事業法上、ただちに問題があるとはいえないとの見解を得た」(葛飾区)

 鉄道事業法を適用するにあたり、鉄道に関する技術基準との整合や、道路信号に基づいて制御する鉄道信号システム、運行定時制の確保、過走等に対する安全確保が課題となる。今後、葛飾区は関係機関と協議しながら、これらの課題を検討していくという。

 さらに、国道6号以南の(仮)新小岩~(仮)新宿駅間を先行整備し、同区間を「第1整備検討区間」とする段階的な整備手法も検討している。第1期整備で終端駅となる(仮)新宿駅には折り返しと退避の機能が必要になるため、島式のホーム形態を想定している。

 また、新金線の(仮)高砂駅と京成線の京成高砂駅が約500m離れるため、両駅の連絡方法も課題になっており、検討が続けられている。このほか、新金貨物線の線路は使わず、同線の上方空間にモノレールやAGT、新交通システムを整備する案も新たに検討した。1kmあたりの建設費はモノレールが約100億円、AGTが約80億円となっている。

 この新金線旅客化構想以外にも、葛飾区は、東京メトロの半蔵門線や有楽町線の延伸実現に向けて、江東区、墨田区、松戸市、東京都、千葉県と共に「地下鉄8・11号線促進連絡協議会」に加盟している。また、江戸川区と足立区と共に「環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会」を設立し、環7線に沿って北区の赤羽駅と江戸川区の葛西臨海公園駅を結ぶ高速鉄道構想の実現に向けても動いている。

 そういう中で、城東地区の発展の起爆剤としても期待される新金線の旅客化は実現するのだろうか。

(構成=長井雄一朗/ライター)

日テレ・TBS・テレ東が同時間帯で起用…バラエティで日向坂46争奪戦が過熱のワケ

 今、日向坂46をめぐって各局で熾烈な争奪戦が繰り広げられている。たとえば木曜夜7時台の『THE突破ファイル』(日本テレビ系)、『プレバト!!』(TBS系)、『超かわいい映像連発!どうぶつピース!!』(テレビ東京系)という同時間帯の3番組が、争うように彼女たちを起用しているのだ。

「モーニング娘。やAKB48など、これまでもブレイクしたアイドルグループのメンバーがゴールデン帯の番組にブッキングされることはありましたが、ここまで競うようにオファーが相次ぐケースは極めて異例のことです」(テレビ局関係者)

 もちろん、個人での指名も多い。齊藤京子がヒコロヒーと共演する20分のバラエティ番組『キョコロヒー』(テレビ朝日系)は、この10月7日(6日深夜)から2時間早い24時台に昇格、しかも30分に拡大する。ちなみに10月2日には、テレビ朝日の深夜14番組の中から一番おもしろい番組を決める「バラバラ大選挙」で視聴者投票1位を獲得した記念に、23時から1時間SPを放送する。

 また、キャプテン・佐々木久美は、同じく10月から千原ジュニアとともにトークプログラム『2分59秒』(テレビ朝日・Abema)を担当する。これは9月29日で終了した、佐々木が東野幸治と組んでいた『みえる』の枠でオンエアされるものだ。松田好花は、10月から『日向坂46松田好花の日向坂高校放送部』(ニッポン放送)でラジオ番組のパーソナリティに初挑戦する。

 ほかにも丹生明里、渡邉美穂、松田は交代制で、オリエンタルラジオ・藤森慎吾とeスポーツリーグの新番組『X-MOMENT Presents CHOTeN ~今週、誰を予想する?~』(テレビ東京系)にレギュラー出演する。もちろん、グループの冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系/略称:ひなあい)、『ひなちょい Season2』(ひかりTVチャンネル)も好調だ。

日向坂がテレビ界を席巻する理由

 こうして、徐々にテレビの真ん中に来つつある日向坂。『ひなあい』司会のオードリーをはじめ、有吉弘行、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、宮川一朗太、また現在は『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)のMCである土田晃之、ハライチ・澤部佑も、かつては『欅って、書けない?』(テレビ東京系)で彼女たちの体当たり精神を感じ入ってきた。

 いったい、なぜそこまで彼女たちは“求められる”のだろうか?

「まず、各局が若者層の取り込みを急いでいることが挙げられます。ドラスティックにとらえれば、若者の視聴者をテレビにつなぎとめるための人材とも言い換えられますが、いずれにしても、彼女たちを使えばそれだけ大きな反響があることは確かです。

 さらに“名は体を表す”というように、日向坂のハッピーオーラが受け入れられているのだと思います。もちろん別のグループ名でも十分に活躍できたメンバーですが、考えてみれば、齊藤京子、加藤史帆、上村ひなのなど、個性的な面子が多い中、『日向坂』というグループ名がうまく包んでくれている気がします。

 もちろん、その上村や佐々木久美、松田好花など、アイドルとバラエティで求められる役割とのギャップに悩むメンバーもいるとは思いますが、現在のテレビ界に欠かせないグループであることには変わりありません。

 ただ、変に合わせて順応していくというよりは、少し居心地の悪さがあるぐらいのほうが、テレビをつくっている人間としては逆に起用したくなるものです。みちょぱや若槻千夏といった“ド”バラエティのタレントは、ほかにもいますからね。アイドルとバラエティタレントの狭間でもがく姿こそが、応援したくなる要因ではないでしょうか」(同)

 では、日向坂のメンバーたちはどこで“覚醒”したのだろうか?

「やはり、そもそもの始まりが欅坂46(昨年10月に櫻坂46に改名)のアンダーグループ『けやき坂46』だったことが大きいでしょう。当時のオーディション要綱には『けやき坂は欅坂46のアンダーグループ』と明記されていました。当初、アンダーが何を意味するのか知らないメンバーもいたようですが、要は2軍ですよね。

 乃木坂46が『AKB48の公式ライバル』という“比べられるアイドル”から出発したように、彼女たちも『漢字さん』と『ひらがなけやき』と比較される戦略で名を売っていった。しかも、当初は長濱ねるが欅坂と兼任していました。そこに入ってきたほかのメンバーは、彼女への畏敬の念とともに、自分たちの存在意義に大いに悩んだそうです。しかし、長濱の兼任が解かれて欅坂専任となり、のちに日向坂46というグループ名をもらったことでカラーが鮮明化し、よりキャラを出せるようになったのでしょう」(同)

 かつて『全力!欅坂46バラエティーKEYABINGO!3』(日本テレビ系)では、欅坂とけやき坂がSNS上の視聴者のコメントの多さを競う企画が行われていたが、今思えば残酷なコーナーだった気もする。そんな“微妙な関係性”について、潮紗理菜はグループが日向坂46に改名した半年後、こう語っている。

「いままでは漢字さん(欅坂46)がメインで、けやき坂は“おまけ”みたいな存在なんじゃないかと心配していたこともあった」(「EX大衆」2019 年8月号)

乃木坂や櫻坂にはない魅力とは

 そんな日向坂は、ほかの坂道グループと何が違うのだろうか?

「大きな違いは、誰がバッターボックスに立っても結果を残してくれるところではないでしょうか。もちろん、ほかのタレントが話している中をいきなり割って入るようなことはできないときもありますが、そうした振る舞いを過度に要求するのは酷。ほかには、団結力からくる全員野球というか、全員選抜の面が乃木坂や櫻坂よりも強いことが挙げられます。つまり、グループ全体で盛り上げてくれるところです。6thシングル『ってか』のジャケット写真のテーマは『日向坂46の不思議な文化祭』とのことですが、いわば女子高生たちによる『終わらない文化祭』を見ているような感覚です」(同)

 しかし、絶好調の日向坂にも死角がないわけではないという。

「現在のメンバーは三期生までで22人。今後、追加募集することもあるでしょう。ただ、これはグループの宿命ですが、どうしても一期生のイメージが強くなる。しかも、日向坂の場合はクセの強いメンバーばかりですからね。現在中核を担うメンバーが卒業していったとき、どう次世代にバトンを渡し、日向坂のブランドイメージを育てていくかが大事になってきます」(同)

 目下、アリーナツアー「全国おひさま化計画 2021」公演中の日向坂。次の目標は、新型コロナで昨年の開催が見送りになってしまった東京ドームライブだ。感染状況次第では今年の年末開催の期待も高まる中、実現すれば、さらに人気に弾みがつくことだろう。「おひさま化計画」が着々と進みつつある日向坂の、さらなる活躍が楽しみだ。

(文=編集部)

吉野家・すき家・松屋、今秋の要注意商品6選!塩分過多?タケノコがトラップに?

 牛丼チェーンといえば、手軽に安価でおいしい牛丼を食べられ、特に平日の昼時は多忙なビジネスパーソンに愛される外食チェーンだ。大手3社の吉野家すき家、松屋は駅前にも数多く展開されており、多くの方にとって馴染みがあるだろう。

 昨年度の通年業績では赤字を記録した吉野家ホールディングスと松屋フーズホールディングスは、今年度第1四半期の連結業績ではプラスに転じている。また、すき家を展開するゼンショーホールディングスの純利益も前年同期比プラス約75億円と、3社とも好調な業績といえる。

 そんな牛丼チェーン各社は、おいしいメニューを多く展開して人気なのだが、なかには残念ながら、人によってはおすすめできないメニューも存在する。今回は、そうした要注意商品を独断で6品ピックアップしたので、その理由と共に紹介していこう(価格は税込み)。

吉野家/月見牛とじ御膳(並盛)/657円

 昨年、秋限定で販売してヒットした吉野家の「月見牛とじ御膳」。その好評を受けて、今年9月3日からは「月見牛とじ丼」なる新商品とともに新発売することとなり好評を博しているのだが、本品に限っては好評ばかりではないようなのだ。

「牛丼」大盛ぶんの牛肉を2個分の溶き玉子で綴じ、甘辛い特製すきやきたれと月に見立てた生玉子が特徴の本品だが、一部SNS上では“味が濃いめ”“ちょっとしょっぱい”“タレがしつこい”と味付けに不満の声を漏らす方もいる。

 その評判の真偽を確かめるべく食べてみると……味はもちろんおいしいのだが、確かに味付けは濃いめ。新商品で同じく月見シリーズの「月見牛とじ丼」は比較的あっさりしているにもかかわらず、本品はなぜか塩気が強い。塩分を気にしている方にとっては要注意商品だろう。

吉野家/鯖みそ定食/657円

 続いては、同じく吉野家から「鯖みそ定食」をご紹介する。脂がよく乗った鯖はじっくり煮込まれ、赤白の合わせ味噌で合わせていて骨ごと食べられる。ご飯との相性が抜群の定食だ。

 牛丼チェーンとしては珍しい煮魚定食で、体に良いことを売り文句にしているのだが、ネット上では“塩分も多いし、必ずしも体によくないのでは”と疑問視する声が出ている。

 確かに栄養成分表を見てみると、実際はなかなかの数値を出していて、エネルギーは878kcal、食塩は7.5g。ちなみに牛丼並盛は635kcal、食塩2.7gだ。味はもちろんおいしく、生臭さなどもなく、骨ごと食べられて非常に食べやすいのだが、減塩生活を余儀なくされている方には少々おすすめできないだろう。

すき家/サーモン丼(並盛)/580円

 続いてご紹介するのは、8月18日からすき家で新発売となった「サーモン丼」。サーモンの脂の乗った身が魅力の海の幸だ。

 しかし、SNS上では“サーモンの味が薄い”との声も出ているのだ。実食してみると、とろとろとした食感は良くておいしいのだが、サーモン自体の味は存在感がやや薄いので、少し物足りない気持ちになるのもわかる。

 サーモンを使ったメニューは、プレーンな「サーモン丼」以外に「サーモン・まぐろたたき丼」や「しらす・サーモン丼」、「サーモン丼ねぎ塩レモン」といったメニューがある。100~300円追加して何らかのブレンドを加えた丼のほうが、サーモンのおいしさもより際立つためおすすめだ。

すき家/四川風麻婆丼(並盛)/580円

 すき家は牛丼以外にも多様なメニューを出していて、海鮮メニューだけではなく「四川風麻婆丼」といった中華料理も展開している。本品は、豆板醤などを使用し、さわやかな柑橘の香り漂う青山椒で味付けした麻婆丼だ。

 牛丼チェーンが専門外の中華料理に踏み込むだけあって味にはこだわっているのだが、SNSでは“たけのこ入ってて、好きじゃないから困った”“これはタケノコ丼だ”と具材に苦言を呈する声があがっている。

 そう、ホームページを参照すればもちろんわかることなのだが、本品のなかにタケノコが入っていることはメニュー表や写真ではわかりづらい。実食してみると、絶妙な辛さと山椒のスパイシーさが美味なのだが、確かにタケノコの食感の存在感は大きい。タケノコが苦手な方にとっては、ちょっとしたトラップだろう。

松屋/ビフテキ丼(にんにくごま醤油)/750円

 5品目は、松屋が今年9月7日から新発売した「ビフテキ丼(にんにくごま醤油)」だ。こちらは松屋フーズホールディングスが展開する外食チェーン「ステーキ屋松」が監修し、昨年売り切れが相次いだ「牛ステーキ丼」を「ビフテキ丼」に名を改めた商品である。

 2種類展開された「ビフテキ丼」のうちの「にんにくごま醤油」は、ごま風味が香るさっぱりとした醤油ダレが牛の旨味を引き出した商品だ。しかし、SNS上では“お肉の量がかなり物足りず、ご飯大盛りにしたからご飯が余らないようにお肉をちょっとずつかじりながら食べたのに、それでもご飯余ったから醤油だれをかき集めながら食べた”と、肉の量が足りない、もしくは味が薄いと言及されている。

 食べてみたところ、味つけ違いの「ビフテキ丼(香味ジャポネソース)」と比べると、確かに味が薄いような印象。ごまと醤油のいいが香りがするが、香味ジャポネソースに比べると、ご飯がどんどん進むような濃い味付けではないかもしれない。

松屋/アンガス牛焼ビビン丼(並盛)/580円

 最後に紹介するのは、松屋の「アンガス牛焼ビビン丼」。ビビン丼といえば松屋の定番であり人気メニューだが、「ビフテキ丼」や「牛焼肉定食」と同じく、本品も今年8月10日からアンガス牛が使用されることとなった。

 そのマイナーチェンジが従来のファンの一部のお気に召さない様子だ。“ビビン丼の良さが消えてるみたいで残念”“ビビン丼感が薄くて物足りない。普通の焼肉丼って感じ”といった声が散見される。

 実食してみると、以前と決定的な差があるかと言われたら微妙なところで、味が大幅に変わったわけではない。遡ると、今回のアンガス牛への改変よりさらに前は、牛肉ではなく豚肉を使ってビビン丼を提供していた経緯もあったため、そうした味の変化に従来の熱心なファンのなかには苦言を呈したくなる人もいるのだろう。

――この秋、要注意な牛丼チェーンのメニューの紹介は以上となる。各チェーンが季節の新商品を展開するなか、つい不満を漏らしたくなるヘビーユーザーもいるのだ。しかし、基本的にはおいしいメニューがそろっているため、あくまで一部の意見という前提を忘れないでおいてもらいたい。

※情報は2021年9月21日現在のものです。

(文=A4studio)

岸田体制で “安倍官邸のアイヒマン”元内調・北村滋が官房副長官か…前任の杉田以上の謀略、安倍の意を受けて岸田を監視する役割

 1200万円賄賂事件で国民への説明から逃げつづけている甘利明氏が幹事長、暴言マシーンの麻生太郎財務相が副総裁と、さっそく安倍政権時の「3A体制」を復権させた岸田文雄・次期首相だが、さらに「安倍政治の復活」を証明するような人事案が飛び出した。  というのも、事務担当の官房...

パチンコ「81連・一撃8万発」も話題の激熱タイトルを気軽に堪能できる!!

 ライトミドルタイプとして業界に『ぱちんこAKB48』を彷彿とさせる衝撃を与えたパチンコ『戦姫絶唱シンフォギア』。そのシリーズ第2弾として登場した『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』がこのたび777 TOWNでデビューを果たした。

 導入から1年以上が経過しているマシンであるが、今後も本機をベースとした甘デジタイプや、大当り確率が1/230になる強ライトミドルタイプがリリース予定。今なお大きな存在感を放つ人気機種のひとつで、「81連・一撃8万発」報告があがるなど数々の出玉記録を打ち立ててきた。

 とはいえ、魅力的な新機種が矢継ぎ早に導入される状況では、名機さえも消費されてしまう厳しい現実。導入から1年も経てば多少忘れてしまっている部分もあるので、今回は「振り返り」といった側面もある。

 RUSH突入チャンスとなる「最終決戦」の突破率は約50.6%だが、1%だけヘソからのRUSH直撃が存在するのでトータルの突破率は約51.2%となる。

 一方のRUSHはトータル継続率が約82%。基本は時短7回+残保留4個の構成となるが、大当りの一部では時短11回or99回の振り分けが存在。前者が3%、後者が11%と低い割合ではあるが、それぞれ約88%と99.9%という破格の連チャン率を誇る。

 ちなみに、ヘソからの直撃パターンだと必ず時短が99回転に設定されているのでRUSH突入はもちろん、次回大当りも濃厚となる激熱フラグとなっている。その直撃を初当り2回目に引き当てたのだが、まさかの2連で終了と虚しい結果に終わった。

 これは今回のプレイ内容を象徴する出来事で、最高でも7連チャンと全体的に低調な内容に終始。14回初当りを取って、ちょうど半分の7回RUSH突入し、平均4連チャンというスタッツになっている。

 ちなみに、最高の7連チャンは実戦データの最後に起こったもので、その前はまさかの4連続RUSH非突入。この時点で-5000発くらいの差玉となっていたのだが、くだんの最高連チャンで一気に捲り、プラス収支でフィニッシュ。その出玉性能の一端をのぞかせたのである。

 やはり大当りの半分が10ラウンド約1300発出玉になっているのは強い。同じような1種2種ライトミドルマシンのなかでもスペック力の高さが結果に現れているといえよう。

 1回でも2桁連チャンするとか、平均連チャンを理論値くらいの5、6連くらいまで乗せるとか、もう少し連チャンを伸ばせたら結果はだいぶ違っていたものになっただろう。それでも2000発近い差玉を出せたのはさすがである。

 このように『シンフォギア2』が家で手軽に遊べるようになったのだが、プレイするならひとつ注意点が存在。軽量版でプレイすると液晶の解像度が低いものになっているので、アニメファンや演出にこだわりを持つプレイヤーは通常版がマストになる。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

【注目記事】

パチスロ新台『ジャグラー』最新作は初代踏襲のBIG偏向型! 荒々しい出玉の波は6号機でも健在!? 【新台分析―パチスロ編―】

甘デジ新台「次回濃厚フラグ」完備の超速高ループRUSHを手軽に楽しめる!!

パチスロ「万枚報告」が多数…上乗せ性能トップクラスの爆発機!?

パチンコ「81連・一撃8万発」も話題の激熱タイトルを気軽に堪能できる!!

 ライトミドルタイプとして業界に『ぱちんこAKB48』を彷彿とさせる衝撃を与えたパチンコ『戦姫絶唱シンフォギア』。そのシリーズ第2弾として登場した『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』がこのたび777 TOWNでデビューを果たした。

 導入から1年以上が経過しているマシンであるが、今後も本機をベースとした甘デジタイプや、大当り確率が1/230になる強ライトミドルタイプがリリース予定。今なお大きな存在感を放つ人気機種のひとつで、「81連・一撃8万発」報告があがるなど数々の出玉記録を打ち立ててきた。

 とはいえ、魅力的な新機種が矢継ぎ早に導入される状況では、名機さえも消費されてしまう厳しい現実。導入から1年も経てば多少忘れてしまっている部分もあるので、今回は「振り返り」といった側面もある。

 RUSH突入チャンスとなる「最終決戦」の突破率は約50.6%だが、1%だけヘソからのRUSH直撃が存在するのでトータルの突破率は約51.2%となる。

 一方のRUSHはトータル継続率が約82%。基本は時短7回+残保留4個の構成となるが、大当りの一部では時短11回or99回の振り分けが存在。前者が3%、後者が11%と低い割合ではあるが、それぞれ約88%と99.9%という破格の連チャン率を誇る。

 ちなみに、ヘソからの直撃パターンだと必ず時短が99回転に設定されているのでRUSH突入はもちろん、次回大当りも濃厚となる激熱フラグとなっている。その直撃を初当り2回目に引き当てたのだが、まさかの2連で終了と虚しい結果に終わった。

 これは今回のプレイ内容を象徴する出来事で、最高でも7連チャンと全体的に低調な内容に終始。14回初当りを取って、ちょうど半分の7回RUSH突入し、平均4連チャンというスタッツになっている。

 ちなみに、最高の7連チャンは実戦データの最後に起こったもので、その前はまさかの4連続RUSH非突入。この時点で-5000発くらいの差玉となっていたのだが、くだんの最高連チャンで一気に捲り、プラス収支でフィニッシュ。その出玉性能の一端をのぞかせたのである。

 やはり大当りの半分が10ラウンド約1300発出玉になっているのは強い。同じような1種2種ライトミドルマシンのなかでもスペック力の高さが結果に現れているといえよう。

 1回でも2桁連チャンするとか、平均連チャンを理論値くらいの5、6連くらいまで乗せるとか、もう少し連チャンを伸ばせたら結果はだいぶ違っていたものになっただろう。それでも2000発近い差玉を出せたのはさすがである。

 このように『シンフォギア2』が家で手軽に遊べるようになったのだが、プレイするならひとつ注意点が存在。軽量版でプレイすると液晶の解像度が低いものになっているので、アニメファンや演出にこだわりを持つプレイヤーは通常版がマストになる。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

【注目記事】

パチスロ新台『秘宝伝 解き放たれた女神』の激アツ情報が公開!!

新台『北斗の拳9・無双』&パチスロ6号機の最強ヒットシリーズ新作に動き!!

パチンコ新台「常時ALL1500発×最大約81.2%ループ」の神SPEC降臨!!

JRAスプリンターズS「29年ぶり」の珍事!? グランアレグリア不在でダノンスマッシュ、レシステンシアらが“関東ジャック”

 10月3日、中山競馬場で行われるスプリンターズS(G1)。ファン待望の秋のG1シリーズ開幕戦として注目を集める「電撃の6ハロン戦」だが、今年の出走馬は関東馬が一頭もいないという“珍事”となってしまった。

 ネット上では「関西馬に(中山競馬場の)場所を貸すだけ」、「関東馬がいないなら中京で開催すれば?」といった皮肉なコメントが散見されるなどの“異常事態”が発生。長い歴史と伝統を誇るG1レースの関東馬出走“ゼロ”は、2015年のフェブラリーSまで遡り、芝のG1に限定すると1992年のジャパンC以来となる、実に29年ぶりのレアケースである。

 そもそもスプリンターズSに出走登録していた22頭のうち、関東馬はカイザーメランジェとショウナンバビアナの2頭だけだった。共に除外となって関東馬の出走は叶わなかった経緯がある。

 昨年、このレースを制した関東馬の大将格グランアレグリアが中距離路線に進んだことで、セントウルS(G2)優勝でスプリンターズSの優先出走権を獲得したレシステンシアをはじめ、今年の短距離路線の中心となっていたのは関西勢であることは否めない。

 今回出走するダノンスマッシュやモズスーパーフレア、クリノガウディーらはここ1年の短距離路線ではおなじみのメンバーであり、新興勢力となるピクシーナイトやメイケイエールの3歳勢も、すべて栗東所属馬という現状だ。

 いわゆる「西高東低」の傾向は、今に始まったことではない。

 歴史を振り返れば、1985年に栗東トレセン内で坂路コースが完成してから関西馬の活躍が目立つようになり、東西馬が激突するグレードレースでも好結果を出すようになった。事実、その3年後の88年には、年間の勝利数で関西馬が関東馬を逆転。こうした背景から、93年には美浦トレセン内にも坂路コースが新設されたという経緯がある。

 ところが美浦の坂路を訪れた関西の騎手たちは「いつから坂路が始まるのかと思ったらゴールだった」と口にするほどの低勾配。つまり坂路でありながら、その勾配差が感じられないほどのお粗末な造りだったという笑い話もあったといい、「美浦に栗東と同じ坂路を作ったからといって、現在の東西格差が一朝一夕に解消するものではない」と、関東を代表する名伯楽・国枝栄調教師は、自身の著書『覚悟の競馬論』で見解を述べている。

 こうした調教師たちの声を受けて、JRAは2018年に美浦トレセンの大規模改修に着手。19年には同トレセン内のウッドチップコースの改修工事が完了するなど、徐々にではあるが、美浦トレセンは生まれ変わりつつある。

 その大規模改修の目玉のひとつに挙げられた、新坂路コースの完成目標は22年と来年に迫った。もちろん坂路コースが刷新されれば関東馬が強くなるとは限らないが、先のウッドチップコースの改修を含めて、関東馬の総合的なトレーニング効果が高まることへの期待は膨らむ。

 インターネット投票が当たり前となり、在宅競馬が定着して、急増したといわれる競馬ファン。『netkeiba.com』の発表によれば、先週のオールカマー(G2)の売上は67億円を超え、昨年からおよそ21億円も増加したという。当然、秋のG1開幕戦のスプリンターズSでも売上増が予想されるなかでの関東馬不在は、やはり競馬ファンにとっては寂しい事態だ。

 新たなファンが増加傾向にある今こそ、その熱を冷まさないためにも、30年以上も続く東西格差が一日でも早くなくなることに期待したい。

(文=鈴木TKO)


<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

パチスロ新台『秘宝伝 解き放たれた女神』の激アツ情報が公開!!

 パチスロ分野を長年に亘って牽引し続ける大手メーカー大都技研。6号機時代に入ってからも話題作を投入し、抜群の存在感を放っている。

 そんな同社が、激熱マシンを今後も導入予定。6号機で目覚ましい活躍を見せた人気タイトル最新作『S Re:ゼロから始める異世界生活 ApexV A6』が検定を通過し、大きな話題となっている。

 また、パチンコの爆裂タイトルに『押忍!番長3』のシステムを落とし込んだパチスロ新台『S牙狼-黄金騎士-SA4』のティザーPVを公開。両分野のファンから熱い視線が注がれている状況だ。

 業界を代表する超大物を次々に始動させ、今後のパチスロ分野を大いに盛り上げてくれそうな大都技研の激アツ新台は他にも存在する。

 同社が運営する公式YouTubeチャンネルにて、パチスロ新台『秘宝伝 解き放たれた女神』のPVが公開されたのだ。

 同タイトルは、『押忍!番長』『吉宗』などに続く大都技研の人気シリーズ。過去作の大半が強力な出玉性能を武器とし、反響を得た。また、ノーマルタイプを主軸とした『クレアの秘宝伝』シリーズも、人気のスピンオフ作品として多くのファンから支持を得ている。

 そんな同シリーズ最新作は、1Gあたり純増約2.5枚のATが出玉獲得の主軸。チャンスゾーンとなる「伝説ROAD」や自力ループ型AT「秘宝CHANCE」を駆使して、シリーズ最高峰の上乗せ性能を誇る「秘宝RUSH」を目指す仕様だ。

 PVでは「秘宝CHANCE」の特徴が一部公開されている。GOLD出現でベルナビ回数を上乗せする仕様で、第1ベルナビに出現する宝箱が全て解放された場合にGOLDが上乗せされる様子。他にも多彩な契機からGOLD獲得を狙えるようだ。

 また、お馴染みの伝説ループも健在で、CZ移行→秘宝CHANCE突入という流れがループすることもある模様。これらを駆使して「秘宝RUSH」を目指す流れで、PVでは上位モードとなる『超秘宝RUSH』の存在も確認できた。過去作と同様に、高い爆発力を有した仕上がりに期待である。

 スペックやゲームフローなどの詳細は、続報が発表され次第あらためてご紹介させていただく。

【注目記事】

パチスロ新台『ジャグラー』最新作は初代踏襲のBIG偏向型! 荒々しい出玉の波は6号機でも健在!? 【新台分析―パチスロ編―】

甘デジ新台「次回濃厚フラグ」完備の超速高ループRUSHを手軽に楽しめる!!

パチスロ「万枚報告」が多数…上乗せ性能トップクラスの爆発機!?