「PayPay STEP」の支払い30回を簡単にクリアできる裏ワザがあった! ソフバン・ワイモバ・LINEMOユーザーに朗報

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

人気No,1のスマホ決済サービス「PayPay」では、「PayPay STEP」によってポイント還元率が0.5~1.5%に変化する。たとえば+0.5%(計1%)をクリアするには「1回300円以上/月30回」+「月5万円利用」が必要になるが、これをなかなかクリアできないという人も多いだろう。だが、実はソフトバンク、ワイモバイル(Y!mobile)、LINEMO(ラインモ)ユーザーなら、月30回の支払いは簡単にクリアできる裏ワザがあるのだ。果たしてその方法とは……?

PayPay STEPの条件をクリアするのはかなり厳しい!

2021年10月20日には登録者数4,200万を突破した、人気No,1スマホ決済アプリ「PayPay」。PayPayでは「PayPay STEP」によってポイント還元率が0.5~1.5%に変化するが、その条件は度重なる改悪によってかなり厳しいものになっている。

PayPay STEPの詳細についてはこちらこちらで確認してほしいが、たとえば+0.5%(計1%)をクリアするには「1回300円以上/月30回」+「月5万円利用」が条件になっており、これすら簡単にクリアできないとボヤいている人も多いだろう。

だが、実はソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOユーザーなら、月30回の支払いは簡単にクリアできる裏ワザがあったのだ! 

スマホの料金をPayPay残高で300円ずつ支払えばいい!

PayPay STEPの1%(+0.5%)還元を実現するには「1回300円以上/月30回」と「月5万円利用」をクリアする必要があるが、毎日のようにコンビニで弁当を買っても、なかなか達成するのは難しいだろう。

だが、ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOユーザーであれば、スマホの利用料金をPayPay残高で支払うことができるため、「1回300円以上/月30回」の条件はわりと簡単にクリアできてしまうのだ。

たとえば、スマホの料金が月3,000円なら、300円の支払いを10回繰り返すことができるため、残りの支払い回数は20回になる。これなら、コンビニやネットショップでの支払いを含めて、何とか30回をクリアできるだろう。

いかがだろうか? ソフトバンクグループのPayPayだけに、意外な裏ワザが用意されていた。ソフトバンク、ワイモバ…

続きは【オトナライフ】で読む

パチスロ「引き次第で勝敗が左右」エンディング到達の一撃も!? 自力感満載のタイアップ機を実戦!!

 ひろ吉のパチスロ「実戦」紹介。今回は人気アニメとのタイアップ機『フレームアームズ・ガール』について書いていきたい。

 通常時は40G+αでCZへ突入する周知抽選タイプで、周期中は全役でランナーポイントの獲得抽選を行い、10ptでランナーを1つ獲得となる。40G消化後は「FAガールチャレンジ」に移行し、獲得したランナーに応じて期待度の高いCZにランクアップ。なお、通常時は周期ごとにキャラクター(MY FAガール)が選択され、キャラごとに成功期待度やAT突入率・継続率の性能が変化する。

「FAガールチャレンジ」終了後は、3種類のパネルの中からリール始動したCZへ移行。「青<黄<緑<赤<紫<炎<金」とパネル色に応じて期待度が上がり、CZ成功時は疑似ボーナス「セッションチャンス(SC)」に突入、20G間でAT「FAガールバトル」当選を目指す。

注目/パチンコ「すげぇ神台なんだ!」と実感!! ◆たなみの新台の良いところ見っけ隊◆

「FAガールバトル」は自力バトルタイプのAT。1セット30G+α、継続率は約80%で対戦ガールのHPを0にすれば勝利となる。成立役はもちろん、装備の組み合わせや対戦するキャラとの相性でも勝利期待度が変わる仕様だ。勝利時は戦績ランクによって、継続+ランナー獲得、Vストック、特化ゾーンと報酬が変化する。

 特化ゾーンは「轟雷改モード(ランナー獲得の特化ゾーン)」と上位の「LAST BATTLE(Vストック特化ゾーン)」の2つが存在し、どちらも平均獲得数は5個となっている。さらに「LAST BATTLE」終了後はバトル継続率がアップする「GOLD BATTLE MODE」へ突入だ。

 バトル12連勝後は継続率約90%のスペシャルバトル「EXTRA BATTLE」へ突入し、フレズヴェルクに勝利することができれば、完走濃厚となる「FAガールLIVE SHOW」へ移行する。

 今回は旧イベント日での実戦だったが、お昼からの来店であまり空き台がなく、1500G、ボーナスが8回(設定1:1/258~設定6:1/221)、AT初当りが4回(設定1:1/741~設定6:1/373)と、データ上悪くなそうな本機に着席した。

 開始後、2周期目のCZで、パネル色が橙の「充電くん」が選択され、消化中に弱チェとスイカを引き、難なく突破。だが、ボーナスでは何も引けず、AT突入とはいかなかった。ボーナスといっても20Gしかないので、早くATに入れて出玉を確保したい。

 ボーナス後の1周期目、パネル色は緑の「夜の学校」。スイカを引き、チャンスアップが連発して無事ボーナスを射止める。選択キャラは迅雷(SC中レア役でのAT当選率大幅UP)だったので、ここは期待したい…と思っていると、1G目に突然告知が発生してAT「FAガールバトル」に当選。投資は400枚、早めにATに入れることができて助かった。

 AT中はレア役のヒキが悪かったものの、なんとか1戦目、2戦目を突破、3戦目の1G目(対戦ガール決定画面)にはチャンス目を引き、そのまま「バトル開始」と思ったら下パネルが消灯…おそらくチャンス目で勝利確定となったのだろう。3戦目も無事勝利するが、報酬は戦績ランクB、ランナーは1つという残念な結果となり、4戦目は何事もなく敗北してAT終了となってしまった。

 その後も深いハマりはなく、ボーナスの2回に1回ほどでATに入るが、単発~3戦目の負けばかり。出玉はほぼ現状維持で伸ばせずにいた。

 しかし、9回目のATで、突入時のVストック(設定1:5.47%、設定2:3.13%、設定3:6.25%、設定4:4.69%、設定5.6:7.03%)に当選し、さらに勝利確定の1戦目でレア役を連発。戦績ランクSでVストックを獲得し、2戦目も継続が確定した。

 その後もベル、レア役の引きが良く、3.4.5戦を突破して6戦目、1G目にチャンス目を引き、またもや下パネルが消灯。さらに、6戦目開始前にランナーを複数獲得していたので、装備も整っている。超速の7Gで勝利を果たし、戦績ランクはSS。「ラストバトル」に期待したが、残念ながら「轟雷改モード(戦績ランクSS時の振り分け:轟雷改モード:87.50%、ラストバトル:12.50%)」だった。

「轟雷改モード」中はレア役を引けなかったものの、ベルなどでランナーを5個獲得した。そして、その後も順調に勝利を重ね、12連勝達成からの「EXTRA BATTLE」まで到達できた。「ここまできたら完走させてやる!」と意気込んだが、残念ながら6回目であっさり負けてしまう…。ただ、このATで1500枚ほど獲得できたのでヨシとしよう。

 ここで時間も残りわずかとなったので、実戦終了。総投資400枚、回収1800枚と伸びなくても粘った甲斐があった。細かい設定判別はしていないが、自身では3400回転で、ボーナス16回(1/212.5)、AT初当り9回(約1/377.7)、ボーナス終了画面の武希子(高設定示唆、設定1:2.50%~設定6:5.00%)2回。高設定の可能性は十分にあるが、具体的な設定はいくつかと聞かれると…正直分からない。

 設定については難しかったが『フレームアームズ・ガール』は自力型のATで、レア役を引けなくても「なんとかなる」という印象。自力感の強い台が好きな人にはオススメな台なのかもしれない。

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

【注目記事】

新台『ジャグラー&番長』のNEW情報が話題!パチンコには新たな10万発マシン降臨!?

パチンコ新台「最大出玉約4700個」に続くサプライズ!? 上乗せ99%継続も話題のパチスロ6.2号機も始動!!

パチンコ「確率1/28×確変88%」の超破格マシン! 特殊スペックで驚異の連チャンを実現!!

パチンコ「確率1/28×確変88%」の超破格マシン! 特殊スペックで驚異の連チャンを実現!!

 多様性の時代である。さまざまな分野で細分化されたカテゴリーがあり、そこに一定数のファンが集い文化が形成される。

 多種多様なジャンルに触れることができ、世界を広げられることを容易に行えるよい時代でもあるが、ダイレクトに最小単位に接続できるようにもなった分、専門性が先鋭化され、逆に異文化に触れる機会が減少したようにも思える。

 たとえばテレビ。動画の配信サービスがない時代、ジャンルや世代の垣根を超えて多くのコンテンツに触れられる機会としても機能していた。特に深夜に放映される番組には知的好奇心を刺激するものや普段なら絶対に出会わないような巡り合わせもある。

 真夜中に放送される映画などはまさにそれで、「タクシードライバー」や「時計仕掛けのオレンジ」といったものから「女囚さそり」や「くノ一忍法帖」のような過激なものまで幅広く楽しませてもらった。

 そんな楽しい「くノ一忍法帖」といえば『ぱちんこCRおしおきくのいち忍法帳 28Ver.』が、ユニークなスペックで印象に残っている。

注目/パチスロ「6号機の魅力」を語り尽くす…人気マシンの魅力も丸分かり!!

 20世紀から続く高尾の名物シリーズ『くのいち忍法帳』の第3弾ではあるが、『CRおしおきピラミッ伝』のゲーム性を踏襲。変則スペックによる高継続のRUSHが搭載されている。

 通常時の大当り確率1/28.9で確変突入率が約88%と超破格のスペックとなっているが、初当りのほとんどで電サポを受けられない仕様。しかも電サポ振り分けのメインが3回~12回と非常に少ない回数となっている。

 言っておくが、1種2種混合機ではない。確変中の大当り確率は1/24.9で、潜確を気にしなくてもよい設計ではあるが、大半が12回しか電サポ当りのチャンスがない(残保留4個で当ってもRUSH突入)のでハードルはかなり高いといってよいだろう。

 ちなみに、それぞれのざっくりした大当り期待度は時短3回=約10%、6回=約19%、9回=約27%、12回=約34%となっている。電サポの最高は99回となり、その際は約96.9%の超高確率で大当りを射止めることができる。

 このように厳しい条件な分、一度RUSHに突入すれば確変率88%だけでなく、通常大当りの半分以上で時短99回転が付与されるという格別の連チャン性能を手に入れられるのである。

 確変には30回のリミッターがついているが、時短引き戻しによって連チャンを継続させ、何十回という大当りを刻み続けることも充分に可能となる。

 P機に突入して出玉性能が上がったおかげで、本機のような極端な突破型のシステムにしなくても高い継続率を保持できるようになったが、CR機の名残りというべき特殊な連チャンの仕組みを最後に堪能するのも一興であろう。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

【注目記事】

パチスロ新台「BB711枚・1G連」の次は爆裂タイトル…ビッグ連打の強烈な一撃に期待!!

パチンコ新台「フリーズ」発生でボーナス3個ストック!? ファン念願のビッグタイトルは出玉もレジェンド級!

パチンコ「リミッター規制」が技術革新を後押し…今なお続く人気シリーズ初代が登場!【CR機の歴史~1998年後編~】

甘デジ新台、確変ループタイプから100%STタイプへ! お馴染みの「横スクロール×5ライン」パチンコが遊びやすくなって登場

JRA菊花賞「さぁどうしますかねぇ」 困惑・池添謙一のさらに外!“桃色”吐息C.ルメールはまるで去年の武豊!?

「8枠17番……さぁどうしますかねぇ」

 21日(木)午後、菊花賞(G1)の枠順が発表された直後、そうツイートしたのはヴィクティファルスとのコンビで大一番に臨む池添謙一騎手だ。

 24日に行われる牡馬三冠最終章の菊花賞。今年は京都競馬場が改修工事中のため、42年ぶりに阪神競馬場で開催される。通常はフルゲート16頭のコースだが、菊花賞では18頭が出走できるようになったという。

「先週の秋華賞(G1)はフルゲートが16頭のままでしたが、菊花賞はクラシックレースということもあってか、JRAが調整をつけたようですね。ただし、特例的に18頭立てになったことで、『外目(7~8枠)の馬はかなり不利なのでは?』という声があちこちから聞こえてきます。

実際、池添騎手のツイートでも分かる通り、騎手の立場からも外過ぎる枠は避けたかったという印象は拭えません。このコース(芝3000m)は通常、年に1度、阪神大賞典(G2)でしか使われないうえに、基本的に10頭前後の少頭数になります。外目に入ったジョッキーは難しい騎乗を強いられるのではないでしょうか」(競馬誌ライター)

 17番枠という外目の枠に困惑を隠しきれなかった池添騎手。だが、さらにもう1つ外枠に入ったのがオーソクレース(牡3歳、美浦・久保田貴士厩舎)とC.ルメール騎手だ。ライバル勢からの厳しいマークを受ける立場で、さらに距離ロスが生じればスタミナ切れをおこしてもおかしくない。

「オーソクレースの父は菊花賞馬のエピファネイア、母が中距離G1を2勝したマリアライトなので、3000mという距離はむしろ歓迎。同世代限定なら、なおさら一日の長はありそうです。

ただし、外々を回らされる展開になってしまうと、最後の直線で脚が止まる可能性は高いと言わざるを得ません。また、今年のルメール騎手ですが、G1で8枠に入る確率がかなり高いような気がします……」(同)

 確かに調べてみると、今年のG1レースでルメール騎手が8枠に入る確率は菊花賞を含めたG1・14レースのうち4レースが8枠。その確率は28.6%。昨年が22レース中3レースの13.6%だったので、昨年比で2倍以上となっている。

 8枠に入った時の結果も見てみると、大阪杯(G1)グランアレグリアが2番人気で4着、桜花賞(G1)サトノレイナスが1番人気で2着、そして日本ダービー(G1)サトノレイナスは2番人気で5着。全て人気を裏切る結果に終わっているのも気掛かりだ。

 ファンからも「今年はピンク帽率が高い」という指摘がちらほら見られる。中にはピンク帽率の高さから、武豊騎手の名前を挙げるファンもいたようだ。

「実は昨年の武豊騎手もG1では高い確率で8枠に入っていました。『武豊、もはやお馴染み、ピンク帽』という川柳を披露する強者まで現れたほどです(苦笑)」(同)

 そんなネタにもされた武騎手ですら、昨年の「ピンク帽率」は20レース中5レースの、25.0%だった。ちなみに今年の武騎手はG1で8枠に入ったのは10レース中1レースだけ。ディープモンスターと臨む菊花賞では4枠7番という好枠をゲットし、2年ぶりのG1制覇を狙う。

 話をオーソクレースとルメール騎手に戻そう。「3コーナーから4コーナーでだんだんポジションを上げていかないといけません」とルメール騎手が語ったのは最終追い切り後。つまり枠順が確定する前だ。陣営は「ジョッキー(ルメール)もスムーズな競馬がしたいと言っていたので、ごちゃつかない分、いいんじゃないですか」と強気な姿勢を崩していないが……。

 果たして大外枠に入ったルメール騎手に秘策はあるのか。G1で今年4度目の“桃色”吐息とならないことを願うばかりだ。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

SBI、新生銀行を敵対的買収へ…新生銀、成長戦略を示し買収阻止できるのか

 SBIホールディングスによる新生銀行へのTOB(株式公開買い付け)が佳境を迎えている。10月21日、新生銀行はTOBへの反対を正式に表明し、ついに銀行業界では初となる「敵対的TOB」に発展した。新生銀行によるホワイトナイト探しは難航しており、最終的には買収防衛策を株主に認めさせるだけの「魅力的な成長戦略」を示せるかが鍵となりそうだ。

 SBIが新生銀行へのTOBを開始すると発表したのは9月9日。現在20%保有している新生銀行株を、最大48%まで引き上げることを目指している。SBIは近年、地方銀行への出資を進めており、新生銀行を事実上買収してその核とすることで「第4のメガバンク構想」を押し進めたいのだ。

 その動きを阻止しようと、新生銀行は「ポイズンピル(毒薬条項)」と呼ばれる買収防衛策を導入することを取締役会で決議。SBI以外の既存株主に新株を渡すという内容で、SBIの持ち分割合を相対的に引き下げる効果がある。ただし、株主総会での承認を得た場合のみ、対抗措置を発動するとした。

 両社は書簡をやりとりしながら激しくバトル。結局、買収防衛策の導入を審議する臨時株主総会は11月25日開催予定で、SBIのTOBの応募期限は、総会後の12月8日へと延長された。株主総会で買収防衛策が否決されれば、高いプレミアムがついているのでTOBが成立する可能性は高そうだ。

マネックス証券との提携がTOBの引き金に

 そもそも両社は当初、ここまで対立していなかった。SBIは2019年、新生銀行に対して資本・業務提携を打診しているが、これは謝絶している。とはいえ、翌年の2020年にはSBIが設立した投資ファンド会社「地方創生パートナーズ」に新生銀行が出資しており、両社は話し合いができる関係にあった。

 この関係にヒビが入ったのは、2021年1月に発表された、新生銀行とマネックス証券との証券業務に関する提携だ。新生銀行の投信窓販事業をマネックス証券に譲渡するというもの。

 SBIは、「SBI証券との証券業務に関する提携の提案に対して、対象者(新生銀行)より何らの連絡もなく、突然マネックス証券との提携を発表されたという経緯を踏まえると、誠実な対話が成り立つ関係性は既に失われていたと判断した。(略)当該プレスリリース公表から現在に至るまで、対象者からSBI証券に対して業務提携先選定に係る詳細な説明が行われた事実もございません」(SBIのプレスリリースより)と、怒りをあらわにしている。

 一方の新生銀行は「マネックス証券との業務 提携契約締結の発表を行ったのち速やかに当行よりSBI証券に対して選定結果の説明を行っております」(新生銀行のプレスリリースより)と両社の言い分は食い違っており、どちらが正しいのかはわからないが、これが両者の袂を分かつ大きな原因となった。

 SBI証券とマネックス証券を比べると、口座数、投資信託数、委託手数料率の低さなどで、SBI証券のほうが優位に立っており、SBIが主張する「SBI証券が対象者(新生銀行)との提携先としては最善であった」という主張は、わからないでもない。しかし提携は相手あってのもので、表面的な数値だけで計り知れないものだ。

SBI激怒のもうひとつの原因

 ここまでSBIが怒ったのは、もうひとつ原因があるといわれている。

「新生銀行は今年、撤退を決めた香港でのプライベートバンキング業務で、マネックス証券に借りがあったのです」

 こう話すのは、両者をよく知る金融業界関係者だ。新生銀行は2015年、香港に日本人向けプライベートバンク「日本ウェルス銀行」を開業。新生銀行が50%を出資し、マネックスグループも10%出資している。マネックスの出資分は数億円で、今回の撤退によりほぼ無価値になってしまった。

 さらに、新生銀行の工藤英之社長と、マネックスグループの松本大会長兼CEO(最高経営責任者)は、共に1987年東京大学法学部卒業の同期でもあり、仲が良いというのは金融業界ではよく知られた話だ。

 SBIは新生銀行とのやり取りのなかで、「工藤英之氏が代表取締役社長に就任してから本日までに社外取締役として在籍した実績のある計8名のうち、(中略)計4名の方がゴールドマン・サックス証券株式会社またはマネックスグループ株式会社との関係を有しております。このように社外取締役が特定の出身母体に偏っていることで、公正かつ活発な議論が期待できず、中立性も損なわれると思われる」と言い放っている。

 大株主のSBIには冷たくし、個人的にも親しいマネックスばかりに便宜を図っている新生銀行の経営陣には、ガバナンスが効いていないのではないか――。SBIの北尾吉考社長の目にこう映ったことで、SBIはTOBに踏み切ったのだ。

TOB成否のポイントは?

 では、今後の展開はどうなるのか。SBIによる敵対的TOBの成否は、次の2つのポイントにかかっている。

 1つ目は、新生銀行がSBIよりも好条件を出してくれる「ホワイトナイト」が見つけられるか。2つ目は、11月末にも行われる新生銀行の株主総会で、買収防衛策が可決されるかどうかだ。

 現在、新生銀行はホワイトナイト探しに躍起になっている。財務・法務のアドバイザーとしては、三菱UFJモルガン・スタンレー証券とアンダーソン・毛利・友常法律事務所を指名した。

 あるM&Aアドバイザー幹部によると「新生銀行幹部から何度も『ホワイトナイト』になるスポンサーがいないかと打診を受けている。国内外の企業、ファンドに当たっているが、快い返事はもらっていない」と話す。

 セブン&アイ・ホールディングス、オリックスなどの候補者の名前が挙がるが、TOB発表から1カ月以上たつも音沙汰なし。スルガ銀行の筆頭株主であるノジマという話もあったが、スルガ銀行の経営陣との対立からトラブルとなっており、固辞したという。

 投資ファンドにも打診をしているが、二の足を踏むファンドが多いという。そもそも筆頭株主であった米投資ファンド「JCフラワーズ」は、2019年に持ち株を売却しようとしたが売り先を見つけられず、市場で株式を売却して撤退しているという銘柄だけに、ファンドとしても勝算を見いだしにくいのだ。

 新生銀行は政府による公的資金が入ったままであり、その返済プランも描く必要がある。現在の株価は2000円前後で推移しているが、公的資金を返済するには1株7500円まで株価を引き上げる必要があり、ハードルは高い。

 ホワイトナイトが見つけられない場合は、買収防衛策を株主総会で可決させるしかないが、これも不透明だ。

 SBIは38%という高いプレミアムをつけて買収するとしており、株主にとってはこちらのほうが魅力的に見えるかもしれない。また、SBIが出資している地銀との業務上の相乗効果も期待でき、業績回復の絵を描きやすく見える。

 対する新生銀行は、株主総会で買収防衛策を可決させるためには、株価上昇が見込めるような業績回復のシナリオを株主に示す必要がある。新生銀行の元役員は、現在の新生銀行について、「縮小均衡の施策ばかりで前向きな施策が少なく、優秀な行員から辞めていくという状況が続いている」と嘆いている。

 3カ年中期経営計画はほとんど未達という状況で、直近の中期経営計画(2019~2021年度)では、連結当期純利益の目標を掲げることをやめてしまった。2020年度の連結当期純利益は451億円で、年々減少傾向にある。

 2020年度の業績を見ると、預金・投資信託販売などの「リテールバンキング」のセグメント利益は7億円の赤字。そのうち証券窓販業務は、前述したようにマネックス証券に業務を移管して、なんとか水面上への浮上を目指しているところだ。

 稼ぎ頭はクレジットカード・ローンのアプラス、消費者金融のレイクといった「コンシューマーファイナンス」。セグメント利益299億円を稼いでいる。これは子会社によるノンバンク事業で比較的順調ではあるが、本体との相乗効果は薄い。

 事業法人・金融法人向け融資・サービスを展開する「法人業務」のセグメント利益は175億円で、コンシューマーファイナンスと並ぶもう一本の柱だ。しかし、社員の不満はくすぶっているようだ。

「投資銀行業務へのシフトを進めているのはわかるが、法人向け融資は利ざやが薄いとして、新規融資は非常に慎重になりすぎている」(新生銀行行員)

 既存の融資先との取引を解消にも力を入れており、取引解消に成功した部署には数百万円の収益をつけるという施策まで導入して融資先の足切り進めており、社員の士気が上がっていない。

 もちろん、法人向け融資の利ざやが薄いのはどの銀行も同じで、業務縮小という方針は間違っていないともいえるが、行員の適切な配置がされていないために法人向け融資は仕事がなく、人員が余っている状態で非効率だという。

 こうした厳しい状況のなかで、新生銀行は新たな成長戦略を描くことができるのだろうか。

SBIが株式取得を48%にとどめる理由

 SBIのTOBについても、問題がないわけではない。新生銀行は48%の株式取得で実質支配するというシナリオにクレームをつけている。

「本来的には株主、とりわけ少数株主との利益相反の問題を回避するために、銀行持株会社認可を得て100%の株式を取得されるべきであると当行は考えます」(新生銀行のリリース)

 残り52%の株主にとっては、保有する株式をすべて買い取ってもらえない可能性があり、TOBに諸手を挙げて賛成とは言いにくい面もある。

 SBIとしては少ない資金で効率的に買収を狙っている節があるので、新生銀行が主張する100%の取得は避けたいところだ。また、100%取得となると、金融庁の認可が前提となるほか、銀行持株会社になると不動産業などの業務が行えなくなるなどの縛りがあるため、48%しか持たずに実効支配したいのだ。

 公的資金が残る最後の銀行となってしまった新生銀行。SBI、新生銀行、はたまたホワイトナイトの誰が勝者になるのか、まだ混沌としているが、国民の血税を取り戻すためにも是が非でも再生してもらいたいところだ。

(文=石井和成/ライター)

原価低減の名のもと利益を搾取し続けるトヨタに、日鉄が反旗…他の取引業者に波及か

 日本製鉄が10月14日、トヨタ自動車と中国の鉄鋼メーカーの宝山鋼鉄を相手に電磁鋼板の特許を侵害しているとして提訴したことに波紋が広がっている。トヨタと日鉄といえばそれぞれ自動車メーカー、鉄鋼メーカーを代表する大企業同士で、両社は長年にわたって盟友と呼べるほど深い関係にあった。しかし「原価低減」の名のもと利益を搾取し続けるトヨタに対して、日鉄が反旗を翻した。こうした動きにトヨタの取引先は静観しながらも喝采を浴びせている。

 日鉄は宝山鋼鉄が製造する電磁鋼板が日鉄の特許を侵害しており、この宝山鋼鉄の電磁鋼板をトヨタが電動車に採用しているとして、宝山鋼鉄とトヨタにそれぞれ損害賠償200億円を求めて東京地裁に提訴した。日鉄はトヨタに対して、この電磁鋼板を使ったモーターを搭載した電動車の製造・販売の禁止を求める仮処分も申請するほどの強硬な姿勢を示している。

 日鉄にとってトヨタは、鋼材の最大の納入先であり、両社は長年にわたって密接な関係を続けてきた。それが一転、材料メーカーが最大の納入先を提訴するという異例の対応に踏み切ったのは、「盟友」だったはずの両社の関係が変化してきたことにある。

 国内の自動車メーカーと鉄鋼メーカーは鋼材納入価格を半期ごとに交渉することが慣例となっている。それぞれの業界で国内最大手である両社の価格交渉は「チャンピオン交渉」と呼ばれ、その交渉結果は他社が国内で鋼材価格を決める上での指標にもなっていた。

 しかし、自動車生産台数を増やし、規模拡大を続けるトヨタに対して、日鉄は中国や韓国の安い輸入鋼材に押され業績の低迷が続いた。強大化するトヨタの購買力に、日鉄の発言力は弱まり、韓国や中国の安い鋼材価格を引き合いにするトヨタの値下げ要求を日鉄は受け入れざるを得ない状況が続き、鋼材価格の交渉ではトヨタが完全に主導権を握っている。トヨタにとって日鉄は「パートナー」ではなく「下請け」という位置付けに成り下がった。

 かつて日本を代表していた名門企業の凋落に、忸怩たる思いを抱いていた日鉄の橋本英二社長は、鉄鉱石などの原材料価格の急騰で韓国などの海外鉄鋼メーカーが鋼材価格を大幅に引き上げたのを機に逆襲に打って出る。日鉄は今春、トヨタとの鋼材納入価格の交渉で大幅な引き上げを要求。トヨタはこれに難色を示し、原材料価格の上昇分だけの価格改定を求めたが、日鉄側は「(韓国系などの)他社から購入してもらって結構」と言い切り、鋼材の供給量制限も匂わせた。

 海外製鋼材の価格が急騰していることもあって、日鉄から鋼材供給が制限されると自動車生産に支障が及ぶ。こうしてトヨタは日鉄の「過去最大の値上げ」を受け入れざるを得なかった。トヨタでは、調達部門を中心に日鉄を怨嗟する声は強まり、海外製鋼材の調達量を増やすための取り組みを始めているという。

日鉄の怒りを買ったトヨタの行為

 今回の電磁鋼板をめぐる争いは、トヨタ対日鉄の第2ラウンドとなるものだ。電磁鋼板は電動車のモーターに使われる材料で、電気自動車の航続距離など、電動車の性能に大きく影響する重要な材料だ。日鉄は早くから電磁鋼板の技術を確立し、市場をリードしてきた。しかし、中国や韓国の鉄鋼メーカーも相次いで参入、高収益だった電磁鋼板の市場価格が下落し、電磁鋼板を成長事業としていた日鉄にとっては痛手となっている。

 それでもカーボンニュートラル化に向けて自動車メーカーが電気自動車をはじめとする電動車に重点を置くなか、電動車向けモーター市場の大幅な拡大が見込まれ、電磁鋼板の需要も大幅に増えることが予想される。しかし、電動化するためにトヨタがとった施策が日鉄の怒りを買うことになる。

 日鉄はトヨタの世界初の量産ハイブリッドカー「プリウス」向けに電磁鋼板を供給するなど、電磁鋼板の開発や生産でも両社は深く結びつき、日鉄はトヨタ向け電磁鋼板で高いシェアを持つ。しかし、トヨタは約2年前、宝山鋼鉄の中国製の電磁鋼板の採用を決定した。日鉄の電磁鋼板よりも安いためとみられる。先端材料の開発で協力してきたはずのトヨタに裏切られた格好になった日鉄は、宝山鋼鉄の電磁鋼板を調査。この結果、この電磁鋼板の厚みや成分などが日鉄の特許を侵害していることが明らかになった。

 日鉄はこの事実をトヨタに伝えたもの、トヨタは「宝山鋼鉄の電磁鋼板の取引契約を締結する前に他社の特許侵害がないことを確認した上で契約した。(日鉄の)指摘を受けて、改めて宝山鋼鉄に確認したが。特許侵害はないとの見解が示された」と説明するにとどめ、宝山鋼鉄からの調達を継続する姿勢を堅持した。トヨタは調達する素材や部品のコストにしか興味がなく、「特許侵害していたとしても、それは宝山鋼鉄の問題」との認識だからだ。最大の取引先であるトヨタまで特許侵害で提訴されるとは想定していなかった。トヨタが日鉄を規模の大きい下請けの1社としか見ていない表れでもある。

日鉄を応援するサプライヤー

 日鉄の提訴を受けて公表したトヨタのプレスリリースには「日本製鉄がユーザーであるトヨタに対して、このような訴訟を決断したことは改めて大変残念」とある。トヨタと取引のあるサプライヤーは「普段はサプライヤーのことをパートナーと呼びながら、いざ提訴されると、お客(ユーザー)を訴えるのかと強調するところに、トヨタがサプライヤーをどう位置付けているか透けて見える」と指摘する。

 日鉄トヨタに対して強気な姿勢を続けているのは、日鉄が2021年3月期連結業績が2期連続赤字となり、高炉を閉鎖するなど経営再建しているなかで、トヨタが好業績を続けていることも背景としてある。日鉄としては電磁鋼板の件も含めて、鉄鋼メーカーなどのサプライヤーを踏み台にして成長するトヨタと円満な関係は継続できないと判断した。

 強大な購買力を背景に、サプライヤーに対して「原価低減」の名のもと、厳しいコスト低減を要求し、これを原資に業績を伸ばしてきたトヨタ。これに真っ向から対決姿勢で臨む日鉄を応援するサプライヤーは少なくない。一方のトヨタは日鉄の提訴を機に、トヨタの調達に対するサプライヤーの不平や不満が爆発して、コントロール不能になることを極度に怖れている。

 日鉄の提訴後、自社のテレビCMに出演するなど普段は目立ちたがり屋の豊田章男トヨタ社長は記者会見を開くわけでもなく、雲隠れしている。自身が会長を務める日本自動車工業会の会長記者会見は中止となり、トヨタの21年4-9月期決算発表会見も欠席するとみられる。

「盟友」だったはずの日鉄が袂を分かち、トップの指導力も不在となったトヨタ。日鉄との争いを教訓に、サプライヤーに対する原価低減の手を緩めると、トヨタ本体の業績が悪化するのは確実。今後、鉄鋼メーカーをはじめとするサプライヤーにどう接していくのか、その対応が注目される。

(文=桜井遼/ジャーナリスト)

いるだけで幸せな気分に…「MUJI新宿」リニューアル、ワケあり家電・家具が格安販売

 衣服や生活雑貨、食品など幅広く自社商品を展開する「無印良品」。我々の生活に密着した商品が多く販売されており、“無印系女子”“無印系男子”といった無印の商品をこよなく愛するファンも存在する。

 そんな無印は、地域ごとのニーズに合わせた店舗づくりを進めており、それに伴い9月10日に新宿の旗艦店である2店舗「MUJI新宿」「無印良品 新宿」がリニューアルオープンした。

「MUJI 新宿」は、環境や社会の課題に注目して生まれた商品やサービスに加え、アートやデザインをテーマにした雑貨、家具を販売。一方、「無印良品 新宿」は日々の生活には欠かせない日用品の販売に力を入れている。化粧品や掃除用品、冷凍食品、日替わり弁当など、暮らしのベースとなる日用品の品揃えを以前より重視した店舗へと改装されたという。

 そこで今回、新たにリニューアルされた新宿の無印2店舗が、実際どのように生まれ変わったのかレポートしていこう。

「MUJI 新宿」サスティナブルな商品を揃えた店舗づくりが印象的

 まずは、新宿駅から徒歩4分の場所に立地する「MUJI 新宿」へ向かった。B1F、MBF、1F、2Fの店舗構成となっている。

 1階のフロアには「ReMUJI」の商品が多数販売されていた。「ReMUJI」商品は、2015年から販売が開始された商品で、消費者が必要のなくなった無印良品の衣類を回収し、その衣類を染め直したり、洗い直したりしたリユース商品である。

「MUJI 新宿」では、新たに「ReMUJI」商品のカラーバリエーションを追加。藍色、淡色、墨黒など鮮やかな色に染められた商品が並ぶなかで、「ReMUJI つながる服 シャツ」といった、リユースされたシャツにパッチワーク加工が施された商品も販売されていた。

 回収した衣類のなかで、破れていたり、ほつれていたりしたものはこれまでリユース対象外となっていたが、この店舗では使える布部分をつなぎ合わせて、ポーチや新たな衣類としてリユースし再販売しているのだ。

 なかでも1階フロアで真っ先に目についたのが、「ReMUJI」商品に囲まれて展示されていた「衣類の再生展」というコーナー。「MUJI新宿」と文化服装学院がコラボしてつくられた展示物で、消費者から回収した無印の衣類が天井から吊るされている。まさにサスティナブルをテーマとした作品だった。この展示コーナーは12月31日まで設置されるとのこと。

 不要になった無印の衣類を回収するボックスはこの展示物付近に配置されている。ボックスの上には、回収された衣類がどのようにリユース、リサイクルされていくのかを説明する紙が貼られていた。この回収ボックスは、今回リニューアルされたもう一方の店舗「無印良品 新宿」にも設置されており、今後都内の店舗すべてに配置される予定だそうだ。

 また、「MUJI新宿」には回収・リサイクルセンターが設置されていた。服の回収だけでなく本や、保冷剤、紙袋、PET容器、欠けた食器など、多岐にわたって回収しており、それぞれさまざまな用途で再利用されるという。

 奥に進み、2階へと向かった。2階には、無印ならではのお菓子や食料品の他にIDEEの商品が主に販売されていた。IDEEとは「生活の探求、美意識のある暮らし」をコンセプトに、オリジナル家具やインテリア雑貨の販売、様々な国の伝統作品やアーティストとのコラボレーションプロジェクトなどを展開するインテリアショップである。

 2010年には無印良品とIDEEの共同プロジェクト「MUJI meets IDEE」も展開され、両者は現在でも密接な関係を保っている。無印のシンプルな雑貨とは対照的に、色とりどりの伝統的な雑貨に囲まれ新鮮な気分に浸ることができた。

 再び1階へと戻り、そのひとつ下のMBフロアへ。MBフロアには、衣類や雑貨が主に販売されている。このフロアのメインは「ワケありの商品を販売いたします」の言葉とともに設けられた「もったいない市」。

 ほんのわずかに傷がついていたり汚れていたりするが、使用する分には問題ない雑貨が安く提供されている。赤シールが貼られているものは20%オフ、緑シールは30%オフ、青シールは50%オフとお買い得商品が勢揃い。もう1つ階を下がったB1フロアにも「もったいない市」の商品が多く販売されているのだ。

 B1フロアでは、主に家具や家電を中心としたワケあり商品を販売。一見ワケありに見えない家電商品でも半額ほどに値引きされている商品もあり、すでに「ご売約済み」の紙が貼られている家具もあった。使えれば少し汚れていても気にならないという方は、ぜひこのフロアでお安く購入することをおすすめする。

「無印良品 新宿」従来の無印よりもさらに身近な店舗へ

 続いて「MUJI 新宿」からすぐ近くにある「無印良品 新宿」に向かった。「無印良品 新宿」は、B1F、1F、2F、3Fの店舗構造になっている。

 入店すると今まで見たことがないくらい棚にぎっしり無印の食品が詰め込まれていた。無印の目玉食品のレトルトカレーや冷凍食品まで販売されている。

無印良品 新宿」は、新宿エリア最大の食品の品揃えに加えて、新宿エリア初の冷凍食品取り扱い店舗だという。一時期話題となった日替わり弁当もしっかり販売されている。この日は深川めしが販売されていたが、鮭弁当や鶏めし、牛すき飯などレパートリーも多い。

 2階、3階では生活雑貨や家具を中心に販売されていた。生活雑貨の取り扱い点数に関しても、新宿エリア最大となっているようだ。2階では、化粧品、キッチン用品、掃除用品など日用品が幅広く取り扱われており、3階では寝具や家具、収納用品など少し大きめの日用品が販売。スペースも広めにとられており、ゆったりと商品を見ることができる。

 最後に、B1フロアに降りてみると、衣服を中心に販売されていた。「MUJI 新宿」では白や黒をベースとした服が目立ったが、「無印良品 新宿」では一般的な無印の店舗で販売されている衣類と同じような品揃えだ。ちなみに、衣服の回収ボックスはこのフロアに設置してあった。

 今回リニューアルされた「MUJI新宿」と「無印良品 新宿」は、同じ無印の店舗でもそれぞれまったく系統の異なった店舗スタイルになっており、明確に差別化されていたことが印象的。「MUJI 新宿」では環境問題について考えさせられつつお得な買い物を楽しむことができ、「無印良品 新宿」では生活に必要な日用品がすべて1カ所で揃う非常に便利な店舗へ変化していた。気になった方は足を運んでみてはいかがだろうか。

(文・取材=A4studio)

東京都区部は平均7千万円超…新築マンション価格「うなぎ上り」の報じられない理由

 新築マンション価格がうなぎ上りである。不動産経済研究所の調査によれば、2020年、首都圏1都3県で供給された新築マンションの平均価格は戸当たり6083万円と、ついに6000万円台の大台を超えた。1平方メートル当たり単価でも92.5万円。坪当たりにして305.7万円。1平方メートル当たり初の90万円台、坪当たりでも初の300万円台の大台への突入である。東京都区部に限ってみれば、その価格はなんと7712万円だ。マンションはもはや一般庶民にとっては高嶺の花といってもよい存在になっている。

 リーマンショック前の2007年に4644万円だった首都圏1都3県における新築マンション平均価格は、この14年間で31%もの上昇を示した。

 一方で我々の収入は値上がり分だけ増加しただろうか。厚生労働省が発表する我が国の1世帯当たりの平均所得金額は2007年から18年の間に556万円から552万円と、残念ながらほぼ横ばいで推移している。財布の中身はちっとも増えていないのに、買いたいマンションの価格だけが一方的に値上がりしているという構図になっているのである。

 これでは新築マンションの購入が辛くなるのは当たり前だ。なにせ新築マンションの価格は年収の11倍、都区部ならば14倍もするのだから。この勢いのままでいけば、やがて新築マンションは我々一般国民の手の届かないところに行ってしまうのではないかと不安に駆られる気持ちもうなずける。

 年収があがらないのに家の値段だけが上がる。日本は人口増が止まったどころか、2010年以降は減少に転じた。首都圏への人口流入も明らかに鈍り始め、コロナ禍もあって東京都の人口も転入よりも転出が多い社会減の状況が8カ月連続するなどの事態が起きている。

誰に対して売っているのか?

 ここで私たちが冷静に考えなければならないのが、では「こんなにお高い」マンションを買っているのは誰なのかということだ。

 面白いデータを示そう。2004年当初、首都圏1都3県の新築マンションは8万5429戸が供給されていた。ところが20年はコロナ禍の影響があったとはいえ、2万7228戸と3万戸割れになっている。コロナ前の19年でも3万1238戸だ。首都圏における新築マンション供給戸数はこの15年あまりの期間で、なんと3分の1に縮小している。またこの間、新築マンションを供給するデベロッパーの数は4分の1に減少している。

 新築マンションマーケットは、大相撲でいえば、土俵が3分の1に小さくなって、これまで前頭14枚目までで競っていた力士が、小結以上だけで相撲を取っている状況にある。よく新築マンション業界では、メジャー7(三井、住友、三菱、野村、東建、東急、大京)などと称しているが、残った彼らで小さくなったケーキを分け合っているのが新築マンションマーケットの実態だ。

 つまり、新築マンションはよく売れているから(=需要があるから)、人気で高くなっているのではなく、あんまり需要がなくなったので、デベロッパーが供給を絞ったうえで特定の顧客にだけ販売している構図が見えてくる。

 マーケットが縮小しているためにプレーヤーも少なくなった。では彼らはいったい誰に対してマンションを売っているのだろうか。

 2010年と20年における各年で供給された新築マンションを価格帯別に比較してみよう。仮に分譲価格8000万円以上を高額物件とする。10年では全体の供給戸数4万4535戸のうち、高額物件は1972戸、全体戸数に占める割合はわずか4.4%にすぎない。ところが20年をみると、高額物件は3925戸に膨らみ、全体に占める割合は14.4%に達している。つまり、縮小したマーケットのなかで、メジャー7などのプレーヤーが相手にしている顧客は、一般庶民というよりも「お金持ち」なのだ。

 結論をいえば、最近の新築マンション価格が上昇しているのは、表面的には土地代が上がっているだとか、建物の建築費が上昇傾向にあるなどと分析・説明されるが、本質は違う。あきらかに供給側が客を選んでいるのである。

中古との逆転現象

 8000万円を超えるような物件を喜んで買っている顧客のプロフィールは次の4つだ。(1)富裕層、(2)国内外の投資家、(3)高齢富裕層の相続対策、(4)夫婦ともが上場企業に勤務するパワーカップル、以上だ。

 新築マンションマーケットは、不動産マーケット全体のなかでは年々縮小傾向にあり、もはや業界のなかでは決して大きなセグメントとはいえない。不動産大手が、ここ十数年の間に、マンション供給会社を次々本体から切り離して別会社化してきたのは、その現れだ。

 したがって、メディアなどで新築マンションマーケットを取り上げて、その価格が上がった、上がったと騒ぎ立てるのはマーケットの実態をよくわかっていないとしか思えない。そしてこの話題に翻弄されたあげくに、ローンの低金利や所得税減税などの甘い蜜(罠?)にすがって多額の借金を背負い込む一般庶民のなんと多いことだろうか。

 新築だけを見ずに、中古マンションも視野に入れれば、選択肢はもっと膨らむはずだ。中古マンションの成約件数はすでに2016年以降、新築マンションの供給量を上回るようになっている。新築志向は薄れ、中古との逆転現象が首都圏で生じている。中古価格が上がったと騒がれているが、これから迎える多死・大量相続時代を考えれば、これから住宅を取得したい人たちにとっては、買うのも借りるのも、やがてパラダイスの時代がやってくる。

 ゆめゆめマンション業者の甘い囁きに惑わされないことだ。住宅が不足していた時代の残り香で、新築マンションを追いかけまわすのは令和の時代には終わりにしたいものだ。

(文=牧野知弘/オラガ総研代表取締役)

●牧野知弘(まきの・ともひろ)

オラガ総研代表取締役。金融・経営コンサルティング、不動産運用から証券化まで、幅広いキャリアを持つ。 また、三井ガーデンホテルにおいてホテルの企画・運営にも関わり、経営改善、リノベーション事業、コスト削減等を実践。ホテル事業を不動産運用の一環と位置付け、「不動産の中で最も運用の難しい事業のひとつ」であるホテル事業を、その根本から見直し、複眼的視点でクライアントの悩みに応える。

今年のフリースは買ってはいけない?ユニクロ、素人には要注意な商品5選

 日本のファッションブランドの王者であり、今や世界に通用するファストファッションブランドに成長した「ユニクロ」。2021年5月末現在、国内811店舗、海外1499店舗となっており、ユニクロを運営するファーストリテイリングが海外事業に注力していることがわかるだろう。

 ユニクロの9月の国内既存店売上高は前年同月比で19.1%減、既存店客数は前年同月比で19.0%減。緊急事態宣言下で残暑の日も多かったことも影響し、2カ月連続で前年実績よりマイナスとなった。秋物商戦は10月以降が勝負ということだろう。

 そんなユニクロ、高品質でコスパも優れた服がほとんどで、良くも悪くも奇をてらわないベーシックなデザインが主流のため、基本的には買って損ナシのアイテムばかりなのだが、なかにはごくわずかだが買う際に注意が必要な服も存在する。今回は「この秋、要注意なユニクロの服5選」をリストアップし、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである堺屋大地氏に、おすすめしづらいポイントを解説していただいた。

 今回、以下の3つを基準として選定した。

・ファッションビギナーが着るとダサくなる可能性が高いこと

・“最先端のおしゃれ”すぎて一般ウケしない場合があること

・無理に若ぶっているように見えるなどして女子ウケが悪いこと

フリース カーディガン/5990円(税込、以下同)

 アーティスティックディレクターであるクリストフ・ルメールが率いるデザインチームとのコラボアイテムで、ウールブレンドフリースを使用したカーディガンとなっている。ミリタリーコートのライニングから着想を得て、パイピング始末や前立て裏の布帛使いなどのディテールをデザインしたとのこと。カラーバリエーション(カラバリ)はダークグレー、ベージュ、ダークブラウンの3色展開。

「冬場に防寒性を高めるアイテムとしてアウターの下に着こむならアリですが、秋にこのカーディガンを着るとなると、どうしてもアウター使いになります。アウターとして見ると、オシャレにそれほど興味がないファッションビギナーが手を出すと、一気にオジサン臭いダサさが漂ってしまいそうな要注意アイテム。ファッション玄人であればカッコよく着こなせると思いますので、センスに自信がある方ならおすすめです」(堺屋氏)

フリースプルオーバー(長袖)/1990円

 毛足が短くふくらみのある素材を使用しており、ふんわりと柔らかく、着心地の軽いフリースとなっている。左胸にはテープスライダー付きのポケットが備えられており、スマホなどちょっとした小物を入れるのに便利。カラバリはブラック、ナチュラル、ブラウン、オリーブ、ネイビーの5色展開。

「頭からすっぽりとかぶって着るタイプのフリーストップスで、アウトドアシーンにもハマるカジュアルアイテムとなっています。左胸にデザイン性のあるポケットが付いてはいますが、プレーンなデザインです。要注意なポイントはシンプルすぎるために、着る本人の体型や着こなし方が問われやすいということ。率直に言って、オシャレな人が着ればオシャレに見えるでしょうが、オシャレに疎い人が着れば、いまいちに見えてしまうリスクがあるでしょう」(堺屋氏)

ソフトボアフリースVネックベスト/1990円

 軽量性と保温性の両立が特徴のダブルフェイスフリースを使用し、肌触りのよい柔らかさもウリのVネックベスト。カラバリはダークグレー、ブラウン、ネイビーの3色展開。

「お馴染みのボアフリース素材をVネックベストに落とし込んだアイテムですが、着こなしに失敗するとマタギっぽくなってしまう可能性も……。ユニクロはインナーとしてもアウターとしても着られると推し出していますので、レイヤードしてインナー使いするならアリでしょう。アウターとして着るなら、マタギな雰囲気が出ないように洒脱に着こなせるかどうかがポイントですね」(堺屋氏)

フランネルチェックシャツ(長袖)/1990円

 程良い厚みがあってしっかりとした素材の上質コットン100%を使用したチェックシャツで、クレイジーパターンを採用している。両面起毛を施しているため風合いが柔らかいだけでなく、保温性が高い。カラバリはレッド、ブルーの2色展開。

「網目の大きさで差別化した3種のチェック柄を織り交ぜたクレイジーパターンのチェックシャツとなっており、非常にスタイリッシュなアイテムです。ファッションセンスのある方が着れば攻めたオシャレになりますが、ファッションビギナーが着るとオシャレすぎて“着せられている感”が出てしまうかも。センスにあまり自信がないならば、チェックの種類が一つだけのシャツを着るのがおすすめです」(堺屋氏)

ピーナッツ 2021 秋冬 スウェットシャツ(長袖)/1990円

“カレッジライフを謳歌するおちゃめなスヌーピーたち”をモチーフにしたコレクションで、こちらにはサングラスをかけたスヌーピーが前身頃に大きくプリントされている。カラバリはブルーの1色展開。

「要注意な理由はズバリ、若々しすぎるから。スウェットシャツ自体が二十歳前後の若者に似合うアイテムであり、さらにクールな大学生に扮したスヌーピーが描かれているわけですから、なおさらビジネスパーソンの大人男性には不向きなのではないでしょうか」(堺屋氏)

 フリースといえば、そのコスパの良さがウケて、かつてユニクロが知名度を一気に高めるきっかけとなっていた。しかしその後、フリースが売れすぎて、ダサいイメージがしばらくつきまとっていたことを覚えている方も多いはず。今回はくしくも5点中3点がフリース系だったが、そういう意味ではユニクロのフリースはいまだに要注意といえるのかもしれない。

 ただし、今回紹介したアイテムをファッショナブルに着こなすこともできる。シンプル過ぎるデザインは着る本人のファッションセンス次第で、オシャレにもダサくもなるので、充分に検討して購入していただきたい。

(文・取材=A4studio)

※情報は2021年10月10日現在のものです。

TBS『THE TIME,』視聴率が民放最下位の大誤算…視聴者との感覚のズレか

 10月1日に朝の情報番組『THE TIME,』(TBS系)がスタートし、約3週間経過した。9月30日に終了した『あさチャン!』の後継番組として、「ニッポンの朝がみえる。」をキャッチコピーにスタートし、月~木曜の総合MCはTBSの安住紳一郎アナウンサー、金曜MCは俳優・香川照之が起用されているが、『あさチャン!』時代と同様、『THE TIME,』も視聴率に悩まされているようだ。

 TBSは2014年4月から、平日朝6~8時台に『あさチャン!』を放送していたが、視聴率が振るわず、しばしば“打ち切り説”が浮上していた。そんななか、番組のMCを務めていたフリーアナウンサー・夏目三久が、お笑いタレント・有吉弘行との結婚を機に、9月末をもって芸能界を引退。これと同時に、TBSは『あさチャン!』を終了させ、10月から『THE TIME,』をスタートさせた。

 安住アナは、今や“TBSの顔”ともいえる売れっ子であり、08年から『新・情報7daysニュースキャスター』の総合司会や、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』の進行(不定期)も務めているほか、05年から放送されているラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)も継続中。ちなみに、オリコンが毎年発表している「好きな男性アナウンサーランキング」では、5回連続での1位獲得を経て、09年に殿堂入りを果たしている。

 一方、『THE TIME,』の金曜MCに抜擢された香川もまた人気俳優であり、TBSの大ヒット連続ドラマ『半沢直樹』シリーズのメインキャストを務めるなどしてきたほか、現在放送中の10月期ドラマ『日本沈没-希望のひと-』にも起用されている。

『THE TIME,』が始まった10月1日は金曜日だったが、初回ということで、安住アナと香川が揃って出演。TBSが、世間の好感度、また局への貢献度が高い2人を選出したところからも、『THE TIME,』に対する“気合い”が感じられ、放送初日は朝7時台の平均世帯視聴率6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前日に放送された『あさチャン!』最終回の同時間帯がマークした6.1%を上回るスタートを切った。

視聴率4%台で推移

 とはいえ、他局と比べると決して“好スタート”とはいえない。『THE TIME,』初回が放送された10月1日、テレビ朝日系で坪井直樹アナと新井恵理那アナが総合司会を担当する『グッド!モーニング』は8.1%(朝7時台)、フジテレビ系で井上清華アナが総合司会を務める『めざましテレビ』が7.7%(朝6時10分~8時)、日本テレビ系で水卜麻美アナが総合司会を務める『ZIP!』も6.8%(朝5時50分~8時)を獲得しており、『THE TIME,』は、同時間帯の情報番組のなかで最下位となっていた。さらに、ここ最近の『THE TIME,』は、4%台を推移するようになっている。

 ネット上の反応を見ても、視聴者が“大盛り上がり”している様子はない。初回放送後、ポジティブなコメントとしては、

「安住さん&香川さんコンビのゆる~い雰囲気に癒された」

「朝から堅苦しいのも嫌だし、でもくだけすぎてない感じで良かったよね!」

「おじさん2人で、適度に落ち着きがあって好きだな」

といった書き込みが見られた。

 その一方、

「最初だから局側も力入れすぎてるのか、なんかガヤガヤ、ゴタゴタしてる感じ」

「せっかく安住さんと香川さんを起用したんだから、もっともっと落ち着いた雰囲気でいくべき。思ってたよりもエンタメ色が強くて意外だったわ」

「『バズったワード デイリーランキング』のコーナーとかいらない。“バズり”とかそういうのは『THE TIME,』が終わってから、後継番組の『ラヴィット!』でやればいいじゃん」

という意見も。『ラヴィット!』は、今年3月からTBSの朝8時台で始まった情報バラエティ番組で、MCは麒麟・川島明と同局の田村真子アナが担当。公式サイトで「今の暮らしが10倍楽しくなるライフアイデア発見バラエティ!」「ニュースなし!ワイドショーなし!」などと謳っている通り、バラエティ色全開で放送中だ。

「『ラヴィット!』は当初、ネット上で『朝からうるさい!』などといわれていましたが、『暗いニュースや、出演者同士のワイドショー的なやり取りを見たくないとき、「ラヴィット!」に救われる』という声も多くなっていき、視聴率はイマイチながら、他局の情報番組との差別化に成功しているようです。TBSは、このことを踏まえて『THE TIME,』にも明るいノリを取り入れたのかもしれませんが、視聴者は新番組にまで“ラヴィット!感”は求めていなかった様子。『THE TIME,』は、やはり安住アナと香川の“おじさんコンビ”ということで、おじさんならではの落ち着き、安心感、安定感に期待が寄せられていたのではないでしょうか」(メディア関係者)

危険なハプニングも

『THE TIME,』の視聴率がアップすれば、続く『ラヴィット!』も恩恵を受けられそうだが、TBSに策はあるのだろうか。

「安住は“TBSの顔”的な存在であると同時に、総合編成本部アナウンスセンター局長待遇という役職を持つ管理職でもあり、現社長の覚えもめでたい。一方、香川はTBSの多くのヒットドラマに出演してきた人気俳優。この2人を揃えたところに局としてのこの番組への強い意気込みが感じられ、今の視聴率はかなりの誤算でしょう。実際に視聴者からは“ゴチャゴチャしていて落ち着きがない”という感想も多く、根本的な番組づくりの方針が、視聴者が朝の情報番組に求めているものと乖離しているのかもしれません。

 前の『あさチャン!』が、夏目の所属事務所との関係で7年にもわたり低視聴率ながら続けざるを得なかったこともあり、各局による朝の情報番組戦争で再び存在感を示すべく力を入れているわけですが、これでもしコケれば、まさに“万策尽きた”ということでシャレにならない状況に陥るといえるでしょう」(キー局関係者)

 ちなみに、『THE TIME,』には地方と生中継をつなぐコーナーもあるのだが、10月7日放送回では、CBCテレビ(中京広域圏)の若狭敬一アナがリハーサル中に池へと落ちてしまい、濡れたままのシャツで本番に臨むというアクシデントが発生。さらに、10月19日放送回ではテレビ山口・原千晶アナが山口県長門市の元乃隅神社を紹介中、カメラマンが転倒。ネット上で話題になってはいたものの、心配の声も寄せられていただけに、番組サイドは何よりもまず、こうした危険なハプニングの再発防止を優先すべきなのかもしれない。

(文=編集部)