絵が描けなくても漫画制作…World Maker、少年ジャンプ+の強かな狙い

 コロナ禍による巣ごもり需要の影響もあり、現在「鬼滅の刃」を筆頭に空前の漫画ブームが到来している。2020年の紙と電子の合計から算出したコミック市場が推計6126億円と、1978年の統計開始以来過去最大の市場規模になったことが発表されているのだ。

 そんななか、昨年9月22日に集英社が運営する漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」が、漫画ネーム制作サービス「World Maker」を発表。“絵が描けなくても漫画がつくれる”をウリにリリースされたサービスで、発表当初SNSでは大きな話題を呼び、さまざまな意見が飛び交っていた。

 無数のパーツを組み合わせてオリジナル漫画ネームがつくれるため、絵が描けない人でも問題ないということらしいが、World Makerとは具体的にどういったものなのか。そして、World Makerをリリースした「少年ジャンプ+」編集部にはどんな狙いがあるのか。コンテンツプロデューサーで敬和学園大学人文学部准教授のまつもとあつし氏に話を聞いた。

漫画のネームにこだわった「少年ジャンプ+」の目的

 漫画業界でいうところの「ネーム」とは漫画の設計図のようなもので、コマ割りをしてセリフを書き、大まかな絵も描くというものだが、World Makerでは何ができるのだろうか。

「最初にユーザーが文章を書いて脚本をつくります。その脚本でWorld Makerを使うと、テキストに沿ってコマ割りがある程度自動的に行われ、そこにキャラクターを置いていくといったように自分でカスタマイズすることができるのです。

 手書きでネームを描く際は、キャラクターがどっちを向いているか、どういう表情をしているかといった構図が重要視されていましたが、World Makerならあらかじめ用意されたキャラクターを、簡単にタッチ操作で配置していくことができる。漫画の設計図であるネームを極めて手軽に、スマホだけで制作することができるようになったわけです。

 これまでネームを描くというのは、漫画家の先生がご自身で描いていたり、漫画のことをよくわかっていて、かつネームを描ける漫画原作者が描いたりしていたのですが、その裾野を広げるためにWorld Makerが生まれたのだと考えています」(まつもと氏)

 漫画のネームを描くには、基本的には絵は汚くても問題はないのだが、それでも最低限の絵心や知識は必要だった。けれどWorld Makerがあれば、それらがなくて大丈夫ということか。

 World Makerがリリースされてまもなく「World Maker ネーム大賞」が開催され、SNSでも多くの反響が寄せられていた。World Makerでつくったネームを応募して大賞を受賞すると、賞金が出るのはもちろん、そのネームを元にプロの漫画家が漫画にして、「少年ジャンプ+」に掲載するというものだ。「少年ジャンプ+」編集部にはどんな狙いがあるのか、まつもと氏はこう推測する。

「ネームを描ける原作者を発掘するための、新たな才能を見つけたいという狙いは明確にあるでしょう。World Makerのターゲットは絵よりも物語を極めたいという人なわけです。例えば、これまでは小説投稿サイトに小説を投稿していたタイプの人が、このサービスを使えば漫画表現に近いところで自分が考えた物語や世界観を提示することができますよね。

 漫画家になりたいという人よりも、優れた物語を世に送り出したいといった脚本家やシナリオライターの人たちが、文字というかたちだけでなくネームというかたちでプレゼンテーションできるようになるので、「少年ジャンプ+」編集部はそういった層を漫画業界に取り込んでいきたいということでしょう。大賞賞金が30万円であったり、読み切りの掲載を確約していたりということから、ただの“お試し”という意味合いでは開催していないはずです。

 もちろん、World Makerというツールそのものの認知度向上と、使い勝手の向上という点も狙いとしてあるでしょう。使ってみたユーザーが感じた要望を参考にしたり、出来上がってきたネームを見て、もう少しこういうふうに改善したほうがいいかなという、アップデートの方向性が見えてくると思いますからね」(まつもと氏)

漫画は縦読みスクロールの“スマホ時代”に突入する?

「少年ジャンプ+」編集部が漫画のネームに対してここまで熱量を注ぐ背景には、これまで発表されてきた作品の特徴が関係しているという。

「ジャンプ系の漫画には、絵を描く作画担当とお話をつくる原作担当に分かれている作品が少なくありません。物語の構成力が極めて優れている優秀な原作者がいないとつくれない漫画というものもあります。そういった優れた原作者をもっと発掘しようというのが、『World Maker』が生み出されたそもそものきっかけだったのではないでしょうか。

 従来の漫画ネーム大賞などでは、お話をつくれる原作者候補を発掘するという目的ながら、応募者自身でコマ割りをしておおまかな絵を描く必要があったわけです。ですがWorld Makerを使えば鉛筆すらいらず、『World Maker ネーム大賞』はスマホだけで応募までできるため、応募するためのハードルは非常に下がりますよね。

『少年ジャンプ+』編集部が重要視しているのは“新しい面白さ”という点ではないでしょうか。漫画自体が“スマホ時代”に突入しており、ネーム原作者に求められるスキルやセンスが変わってきているのも事実です。そのため、編集部側も新しいタイプの原作者を発掘したいと考えているのでしょう」(まつもと氏)

“スマホ時代”への突入とはいったいどのようなことを指しているのだろう。

「紙の見開きをベースとした従来の漫画をつくる場合、漫画特有の“文法”のようなものが求められます。例えば、ページの切り替わりの箇所で、次のページをめくりたくなるようなコマを最後に置いて、ページをめくった最初のコマで答え合わせをするような展開を用意しますよね。ところが現在、韓国発のデジタルコミックの一種である『ウェブトゥーン』の人気が世界的に拡がっている背景などもあり、スマートフォンに対応した縦読みでスクロールしていける漫画も一ジャンルとして成り立ちつつあるため、これまでの漫画の文法といったものが再構築されていく時期にきているのです」(まつもと氏)

「ウェブトゥーン」の影響は、日本の漫画事業を海外展開させるためには欠かせない要素となってくるようだ。

「日本で生活していると、漢字ベースの漫画や見開きベースの漫画に違和感がありませんよね。ですが日本の漫画は左開きになるので、海外の読者には普段読んでいるアメリカなどのコミックとは逆の方向で読ませることになります。そのため、海外で日本の漫画はコアなファンのコレクターアイテムといった認識で、海外の書店ではあまり売られていないのが実情です。

 そういった環境のなかで、日本の漫画を海外展開させるには、やはりスマホが重要になってきます。今後欧米などでも『ウェブトゥーン』的な縦読み漫画がさらに浸透していく可能性がありますから、日本の漫画もそちらを意識せざるを得ないというわけです。

 私は大学の授業の一環として実際にWorld Makerを利用したことがあるのですが、従来どおりの紙ベースを想定した見開き漫画のネームをつくろうとすると、少し物足りないと感じる場面はありました。ただし、縦読みのスクロールのネームを描くぶんにはほとんど問題がなかったのです。ですからWorld Makerは、今後もっと浸透していくであろう縦読み漫画を意識したサービスでもあるのでしょう」(まつもと氏)

「少年ジャンプ+」編集部がWorld Makerをリリースしたのは、絵が描けない優秀な人材を漫画業界に引き込むという目的だけではなく、スマホ対応の縦読み漫画時代も見据えた一手ということなのかもしれない。

(文・取材=海老エリカ/A4studio)

妻が年収100万円超えてでも社会保険に加入すべき5つの大きなメリット

 6つの「年収の壁」を抱えるパート主婦の働き方と社会保険に加入すべき理由についてご紹介している今回のコラム。後編では、実際にどれくらいの年収で働く妻が多いのかから見てみよう。

年収150万円未満が半数以上を占める

 このような状況のなか、現状としてパート妻の年収はどれくらいなのだろうか? 総務省「2018年家計調査」によると、100万円未満が30.9%と最も多くなっている。さらに、100~149万円19.3%、150~199万円8.2%、200~299万円14.1%、300~399万円9.7%、400~499万円9.7%、500万円~699万円5.8%、700~999万円2.2%となっており、150万円未満が半数以上を占めている。やはり、「年収の壁」を意識して働き方をセーブする妻が多いということか。

 ただ、年別に見ると、2013年は100万円未満が35.6%、100~149万円19%、150~199万円8%、200~299万円12.8%となっており、100万円未満は減少。年収が少しずつ増加していることを踏まえると、徐々に年収の額にかかわらず働く女性が増えてはいる。

負担が増えても社会保険に加入する5つのメリット

 そこで、筆者が最もお伝えしたい、年収106万円あるいは年収130万円を超えて働くこと。つまり社会保険に加入するメリットについてご説明しよう。主に次の5つが挙げられる。

(1)健康保険の「高額療養費」の限度額が下がる

 高額療養費は、病気やケガをして高額な医療費がかかった場合の力強い味方ともいえる公的制度だが、所得と年齢に応じて限度額が設けられている。

 例えば、年収120万円のパート妻A子さんが、医療費として月額7万円の支払いを1年間したとしよう。年額84万円である。高額療養費は、夫の扶養に入っている場合、世帯主である会社員の夫の月収で判断される。そのため、70歳未満で一般的な収入(370~770万円)の場合、約9万円を超えないと適用にならない。A子さんの夫の年収は600万円のため、60万円の負担はそのままだ。

 それが、A子さんがあと10万円分パートを増やして、130万円になり、社会保険に加入したとする。前編の試算の通り、A子さんは年額約18万6,000円の社会保険料を支払わなければならない。しかし、A子さんの年収から、高額療養費の限度額は5万7,600円に引き下げられる。つまり、8万円から限度額を差し引いて2万2,400円が戻ってくる。

 さらには、高額療養費が1年間で3回以上該当すれば「多数回該当」が適用になるため、4回目から限度額のハードルはさらに下がり、4万4,400円になる。これによって、加入前と加入後の医療費負担の差額は26万7,600円になり、社会保険料を支払っても8万円以上プラスになる。

<加入前>7万円×12カ月=84万円

<加入後>57,600円×3回+44,400円×9回=57万2,400円

<差額>26万7,600円>18万円6,000円

 A子さんの治療が2年目以降も続くようなら、その効果はもっと大きくなるはずだ。

(2)働けなくなった場合に「傷病手当金」が受けられる

「傷病手当金」とは、健康保険に加入している本人が受給できる公的な所得補償制度である。入院せずに自宅で療養していたとしても、病気やケガが原因で働けない状態であれば対象になる。受給額は、1日につき標準報酬日額の3分の2。ざっくり言って、A子さんの毎月の給与が10万円なら、1カ月丸々休んで給与が出ない場合、約6.6万円が受け取れる(実際には、ここから社会保険料などが差し引かれる点には注意すべし)。

 支給される期間は、1つの傷病につき最長1年6カ月。仮に、1年間、6.6万円が支給された場合、約80万円となる。しかも、税金はかからない。

 なお、支給される期間については、2022年1月以降、「傷病手当金の支給期間の通算化」の改正によって、使い勝手が良くなる。これまでは、実際に受給した期間とは関係なく、支給を開始した日から1年6カ月後に受給期間が終了となっていた。これが改正後は、断続的な取得であっても通算して1年6カ月まで取得できるようになる。

(3)勤務先の「付加給付」が利用できる

 A子さんは120万円→130万円のケースだが、106万円でも同じこと。しかも、106万円で社会保険に加入が義務付けられているのは、今のところ大企業が中心だ。

 大企業に勤務する会社員が加入する「健康保険組合(組合健保)」には、法定給付に加えて独自の上乗せがある「付加給付」の制度を設けていることが多い。先ほどの高額療養費の限度額以上に、付加給付の限度額はハードルが低く、例えば1カ月の医療費が2万円を超えた分はすべて戻ってくるといった手厚い内容のものもある。傷病手当金についても、1年6カ月に加えて6カ月などと上乗せされる。

 パート先が子会社の場合、親会社の福利厚生をそのまま流用しているケースもあるので、確認をしてみよう。

(4)自身の年金が増える

 専業主婦あるいは夫の扶養の範囲内で働く妻は、国民年金の第三号被保険者になる。ここから外れて、社会保険料を支払いようになると、第二号被保険者として厚生年金に加入することになる。専業主婦の場合、65歳から受け取れる年金は老齢基礎年金のみ。第二号被保険者になることで老齢厚生年金も上乗せされる。

 老齢厚生年金は収入に応じて金額が変わるので、劇的に増えるわけではないものの、ちゃんと自分名義の年金が増える。その上、一定の障害状態に該当した場合には、障害年金も受け取れる可能性があるなど、公的保障が格段に手厚くなることは間違いない。

(5)iDeCoの活用メリットが広がる

 老後資金のために「つみたてNISA」をやっている人も多いだろう。これ以上に税制優遇の恩恵を受けられるのが「iDeCo(個人型確定拠出年金)」である。専業主婦も利用可能だが、そもそも、税金を支払っていなければ、優遇すべきもの(税金)自体ない。

つみたてNISA」は、配当や運用益が非課税になるだけだが、それに加えてiDeCoの掛金は全額所得控除となり節税効果が高い。2022年5月以降、加入可能年齢が60歳から65歳に改正される。「今から始めても遅いのでは?」と思っていた人には朗報だろう。

30代後半から40代の女性は検討する価値は大

 このように、社会保険に加入するメリットは非常に大きいのだが、とくに強くお勧めするのが30代後半から40代の女性だ。というのも、この年齢は、まさに子宮頸がんや乳がんの罹患リスクが高まる年齢だからである。

 がんは、高齢になればリスクが高くなるので、50代でも状況は同じ。ただ、30代、40代といえば、子どもがまだ小さい、住宅ローンを抱えている、収入・貯蓄がそれほど多くない年代に該当する。ここで病気になった場合、医療費だけでなく、働けなくなった場合の収入減の影響は多い。

 病気やケガに備えて、医療保険やがん保険に加入している人も多いだろうが、家計を握る妻は、節約のため自分の保障は後回し。一家の大黒柱である夫や子どもの保障を優先させがちだ。しかも、これだけの保障を民間保険で備えようとすれば、どれほど保険料がかかることか。想像もつかない。

 男性の育児休業が取得しやすくなる「育児・介護休業法」の改正が2021年6月の国会で成立した。2022年4月以降、育児休業を取得しやすい雇用環境整備を義務化やパートやアルバイトなどの有期契約労働者の育児・介護休業取得要件を緩和、男性による出生時の育児休業取得可能な制度の新設などが行われる。

 まさに、時代は「夫は内(家)へ、妻は外へ」となりつつある。妻の働き方に夫の協力は欠かせない。妻が働くことで、夫に家事や育児の負担が増えると、これまで二の足を踏んでいたご家庭も、ご夫婦そろって前向きにご検討いただきたい。

(文=黒田尚子/ファイナンシャル・プランナー)

●黒田尚子/ファイナンシャル・プランナー

1969年富山県富山市生まれ。立命館大学法学部卒業後、1992年、株式会社日本総合研究所に入社。在職中に、FP資格を取得し、1997年同社退社。翌年、独立系FPとして転身を図る。2009年末に乳がん告知を受け、自らの体験から、がんなど病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行うほか、老後・介護・消費者問題にも注力。聖路加国際病院のがん経験者向けプロジェクト「おさいふリング」のファシリテーター、NPO法人キャンサーネットジャパン・アドバイザリーボード(外部評価委員会)メンバー、NPO法人がんと暮らしを考える会理事なども務める。著書に「がんとお金の本」、「がんとわたしノート」(Bkc)、「がんとお金の真実(リアル)」(セールス手帖社)、「50代からのお金のはなし」(プレジデント社)、「入院・介護「はじめて」ガイド」(主婦の友社)(共同監修)など。近著は「親の介護とお金が心配です」(主婦の友社)(監修)(6月21日発売)

冬は「ミカンと緑茶」が最強の組み合わせである理由…薄皮のスゴい健康効果とは?

 これからの寒い季節、自宅ではコタツで過ごす、あるいは在宅勤務はコタツで、というビジネスパーソンも多いのではないでしょうか。コタツにお茶とミカンといえば、日本の家庭の典型的な冬の風景ですが、実はこのお茶とミカンの組み合わせが、スーパーフードペアリングであることが最近の研究でわかりました。

 その話題に入る前に、まずはミカンの栄養価について見てみましょう。

旅人の 蜜柑くひ行く 枯野かな (正岡子規)

道々に 蜜柑の皮を こぼし行く (高浜虚子)

 ミカン(蜜柑)は俳句の世界では冬の季語ですが、累々と実ったミカンをもぎとって食べ歩く姿を描いた俳句は多くの俳人が詠んでいます。それほど道行きのいたるところにミカンの木があるのが、日本の古典的風景なのでしょう。

ミカンの薄皮はスーパーフード?

 日本においては日常的な食品のミカンなので、栄養価について考えながら食べるビジネスパーソンは少ないのではないかと思いますが、実はミカンはさまざまな希少な栄養成分を含んだスーパーフードであることがわかっています。

 その代表は、なんと言ってもビタミンCです。ビタミンCが病的に欠乏すると壊血病を発症し、出血、歯や骨の発育不全、疲労、乳幼児の貧血、発育障害などの症状を呈します。昔の旅人がミカンを食べながら歩いたのは、経験的にミカンに疲労回復効果があることを感じ取っていたのかもしれません。

 また、多くの人がもぎ取って捨ててしまう白い筋、あるいは薄皮にはヘスペリジンという化学物質が含まれており、動脈硬化や高コレステロール血症に効果があるとされています。

 ヘスペリジンの健康に良い効果は、たとえば、コレステロールや血圧の低下作用、骨密度の低下抑制、敗血症に対する保護効果。さらに、ヘスペリジンは抗炎症作用を示すことが最近見いだされ、風邪にミカンが良いと俗説的に言われるのは、実はビタミンCの効果ではなく、ヘスペリジンの影響が大きいのではないかと言われているほどです。さらに、ヘスペリジンは抗不安作用も示し、コタツに入ってミカンを食べるとホッと心が落ち着くのも、ヘスペリジンの効果かもしれません。

ミカンとお茶はベストパートナー

 さて、コタツにミカンと言えば、あとは熱々の緑茶が欲しいところです。緑茶の効能については、すでに紹介している通り、緑茶に含まれるカテキンもさまざまな良い効果を私たちにもたらしてくれます

 日本の健康長寿は、このような多彩な食素材から構成される日本食が寄与していると考えられます。日本食に用いられる個々の食材に含まれる特徴的な栄養成分が体に及ぼす影響についての研究は数多くありますが、私たちはさまざまな食材を組み合わせて摂取しており、それらの複合作用について知ることは重要です。

 私たちの体では、体内に取り込まれた食品成分を感知する多くのセンサーが活躍して、食品成分が体の健康に関する機能を発揮する上で重要な役割を担っています。

 緑茶の重要成分である緑茶カテキンは、細胞表面にあるカテキン受容体というタンパク質に結合することで、さまざまな生体調節機能を発揮することが知られています。ビタミンAがカテキン受容体の量を増加させ、カテキンの生体調節機能を増強することは、科学者の間では広く知られています。こうした食品成分の相互作用を、機能性フードペアリングといいます。

 九州大学の研究者らは、ミカンなど柑橘由来のポリフェノールがカテキンへの体の反応を増強することで、カテキンによる抗肥満作用、抗がん作用、抗アレルギー作用、筋萎縮予防作用などを向上させることを明らかにしました。また、統計的調査においては、緑茶と柑橘類の併用摂取はがんの発症リスクを低下させることが示されています。

 最近、新型コロナウイルス感染流行による外出自粛や在宅勤務のために運動不足となる人が増え、肥満者の増加が懸念されていますが、緑茶の摂取は肥満予防の有効な手段の一つです。しかし、カテキンで肥満を予防するには、大量の緑茶を摂取する必要があり、抗肥満薬として緑茶を使用することは現実的ではありませんでした。そこで科学者が注目したのが、ミカンの薄皮に含まれるヘスペリジンです。

 今回、30~75歳の健康な日本人男女60名を二つの群に分け、片方は比較対象として麦茶を飲んでもらい、もう片方の群にはヘスペリジンを混合した緑茶を、それぞれ12週間摂取してもらう実験を行いました。

 その結果、ヘスペリジンを添加した緑茶を摂取した人では、麦茶を摂取した人に比べて、体重ならびにBMIの増加が抑制されることがわかりました。さらに50歳未満の人では、体重とBMIの抑制に加えて、内臓脂肪、体脂肪率、血中悪玉コレステロール比の増加の抑制も観察されました。

 新型コロナウイルス感染症に加えて、長期休暇などでコタツで過ごす時間が増えると、ますます肥満傾向が増加してしまうことが予想されますが、緑茶とミカンという、私たち日本人がごく普通に摂取している食品の組み合わせがそれを抑制できるかもしれないなんて、ちょっと驚きですね。

(文=中西貴之/宇部興産株式会社 品質保証部)

【参考資料】

九州大学プレスリリース

ドンキ、これは買って損なし5品…便利&激安の電動歯ブラシ、激ウマのツマミ

 日用品などをリーズナブルな価格で販売している総合ディスカウントストア、ドン・キホーテ。ド派手なポップや、ところ狭しと商品が並べられた独特な店内ディスプレイなどで、いまだ消費者を飽きさせない魅力を発信し続けている。

 そんなドンキは、プライベートブランド「情熱価格」を2021年2月にリニューアルしたばかり。安さを一番に重視していたこれまでの商品開発姿勢を反省し、顧客と一緒に商品を作る“ピープルブランド”という意味での“PB”を目指すことを宣言。そのリニューアルに合わせて、顧客からの“ダメ出し”を受け付けるためのサイト「ダメ出しの殿堂」を開設している。

 このように商品に真摯な姿勢で向き合ってきたおかげもあってか、「情熱価格」にはユーザーから高評価を獲得している商品が盛りだくさん。そこで今回は、ドンキの“この冬、買うべき商品”を5つピックアップした。買い物の参考にしていただけると幸いである。

電動歯ブラシ製造マシーン/767円(税込、以下同)

 毎日の歯磨きをより快適にしようと、これまで使っていた歯ブラシから電動歯ブラシへの乗り換えを考えたことがある人は意外と多いだろう。しかし、その値段を見て購入を踏みとどまってしまった、といった経験も、またありがちな悩み。そんな人にお教えしたいのが、「情熱価格」の「電動歯ブラシ製造マシーン」だ。

 こちらはその名の通り、電動歯ブラシを“製造”できる商品。普段使っている歯ブラシを、単4電池を入れた本品にセットしてスイッチを入れるだけで、まるで電動歯ブラシを使っているような歯磨き体験ができるという。

 実際に使ってみると、その使い心地が本物の電動歯ブラシさながらで驚く。電源を入れた状態で歯ブラシの先に注目すると、その毛先が細かく振動しているので、普段の歯磨きでは磨きにくい歯間や歯の溝にも入りこんでくれそうに見える。また、普段使っている歯ブラシを挿し込むだけなので、家族や同居人ともシェアしやすいのが嬉しい。これが698円ならば、洗面台に1台置いておいても損はないだろう。

情熱価格プラス 極旨サラミ/437円

 寒さの厳しい冬場ならば、外出せずにおうちでしっぽりお酒を嗜むのもアリだろう。しかし、いくら家飲みとはいえ、おつまみはちゃんと美味しいものを選びたいという人も多いだろう。「情熱価格」の「極旨サラミ」ならば、そんな人のお眼鏡にもかなうかもしれない。

 厳選された原料を使用したこだわりの「極旨サラミ」は、「情熱価格」のおつまみにしてはやや高めの398円で販売されている。しかし、ネット上では「今まで食べたなかで1番美味しい」との口コミも見受けられるので、そのクオリティには期待ができそうだ。

 本品の大袋の封を開けた瞬間からサラミらしい深みのある匂いが一気に広がった。そして、サラミの包装を剥がして一口かじると、その食べ応えに驚かされる。市販のおつまみのサラミにしてはかなりジューシーで、噛みしめるほどに旨味が溢れ出してくるような感覚がある。それでいて、スパイシーなアクセントも効いているのでメリハリもある印象。“極旨”という商品名は伊達じゃないといえるだろう。特にワインやビールがお好みの人は、ぜひおつまみに「極旨サラミ」を試してみてほしい。

水の激落ちシート/327円

「情熱価格」からは、掃除や洗濯などのシーンで活躍する日用品も豊富にラインナップされている。そのなかから今回ピックアップしたのは、「水の激落ちシート」。こちらは掃除のシーンに欠かせないメラミンスポンジ、「激落ちくん」シリーズを手がけるレック社とのコラボ商品だ。

 本品は、アルカリ電解水を使用したウエットシートとのことで、水拭きではぬぐいきれないキッチンまわりの汚れを浮かせて落とすことができるという。ネット上での評判を見ると、「かなりの用途で活躍」「コスパも良く気に入り過ぎて永遠にリピートしています」など、なかなか好評を博しているようなので、その実力にも期待が高まる。

 実際に本品を使ってキッチンを掃除してみたところ、コンロの周辺や電子レンジの中の頑固な油汚れがスルスルと拭き取れた。また、普段ならば洗剤を吹きかけて布巾などでこすり、その布巾を洗う……という工程を踏まなければいけないところを、これ1枚でサっと拭いてそのまま捨てられる点もかなり便利。ぜひともキッチンの周辺に置いておきたい一品だ。

やさしい甘さのカカオケーキ 10個入/327円

 コタツや毛布にくるまって、ぬくぬくと過ごしたい冬の夜。テレビを見ながら家族やパートナーとのんびりとお菓子を食べて過ごすシーンもあるだろう。そんな場面にあると嬉しいのが、「やさしい甘さのカカオケーキ 10個入り」。

 10個のカカオケーキが個包装になって入っている本品は、長文で商品の魅力をアピールしたパッケージが印象的。ネット上では「甘過ぎず、苦味もありナイス」「お買い得、そしてすごく美味しい」「量を考えたら、これは安い」など、味とコスパの両面で好評を博しているようなので、実食にも期待が高まる。

 ゴールドの個包装を開けると、7cm×4cmくらいのチョコケーキが姿を見せた。さっそく一口かじると、濃厚なチョコレートの味わいが口いっぱいに広がる。スポンジ部分は生チョコを思わせるほどになめらかな口どけで、「情熱価格」のこだわりが感じられるはず。それでいて、くどさをほとんど感じさせないという点もお見事だ。これならば、大人も美味しく食べられるだろう。

情熱価格PLUS 米屋がこだわった 五・五合IHジャー炊飯器 IH絶品ごはん/1万978円

「情熱価格」は、オリジナルの家電商品を積極的に発売していることでも知られている。2017年からこれまでに4モデルを発表しているPC「MUGA」シリーズも、新モデル発売のたびにマニアの間で密かに話題になっている印象だ。だが、価格を抑えようとする姿勢が影響してか、その評価は大きく分かれることが多いよう。

 そんな家電ジャンルのなかでも、アイリスオーヤマとコラボした「情熱価格PLUS 米屋がこだわった 五・五合 IHジャー炊飯器 IH絶品ごはん」は、ネット上での評判がすこぶる良いのである。アルミとステンレスの2層構造を銅コートで包んだ蓄熱厚釜を採用しており、さらに釜底の丸みが対流を起してお米をかき回すため、一粒一粒にしっかり熱を通すという。

 ネット上の声を見る限り、「お値段以上の凄く良い品でした」「デザインもいいし炊きあがりも文句なしです」「お米も艶々していてもっちりしていて最高級の美味しさです」と、その価格と実力、デザインなどが好評だ。1万円程度と手を出しやすい価格設定のため、炊飯器の買い替えを検討している人にとっては、十分に候補に入ってくる商品なのではないだろうか。

 ドン・キホーテの「情熱価格」には、この冬も気になる商品が目白押し。気になる商品を見つけた人は、ぜひお早めに店頭に足を運んでみてほしい。

(取材・文=A4studio)

※情報は全て2021年12月24日時点のものです。

テレ朝、2021年に大活躍した女子アナベスト5!“女王”弘中綾香アナは何位?

 2021年を振り返って、もっとも活躍した女子アナとしては、果たしてどんな顔ぶれが並ぶのか。

 今回から5回にわたって民放キー局5局それぞれの女子アナを、2021年の活躍度順にランキングしていくことにしよう。第1回目はテレビ朝日編である。

 まず第5位は、2005年入社の久保田直子アナ(40)だ。現在は『大下容子!ワイドスクランブル』の火・水のコーナー担当など5本のレギュラーを持っている。なかでも進行役を務める『マツコ&有吉 かりそめ天国』での気取らないキャラクターは言うことナシ。マツコ・デラックスと有吉弘行という2人のクセ者相手に、ありのままの自分をさらけ出す姿は好感度高である。ときに他人には隠しておきたいエピソードを語るなどして、ちゃんと笑いを取っている点もポイントが高い。

 また、各種スポーツ中継でも欠かせない存在である。特に2021年は東京五輪の中継も担当と、大活躍であった。30代後半で開花した“遅咲き”の女子アナに、来年も期待したい。

 第4位は“テレ朝の女王”弘中綾香アナ(30)だ。現在、3本のレギュラーバラエティを抱えているが、そのうちのひとつである冠番組の『ノブナカなんなん?』は、今年10月の改編期に土曜のプライムタイムからゴールデンタイムへと枠移動を果たすなど、さすがは今をときめく人気女子アナ。

 また、解答者として不定期出演する『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』でも、慶應義塾大学卒の才媛らしい名解答を連発、団体戦ではチームに欠かせない戦力になっている。 さらに、忙しいなか2月にフォトエッセイ集『弘中綾香の純度100%』(マガジンハウス)、7月には写真集『ひろなかのなか』(講談社)の2冊を刊行。盤石すぎるほど盤石な活躍ぶりをみせてくれたといえよう。

ベスト3は?

 いよいよここからはベスト3の発表だ。まず第3位は16年入社の森川夕貴アナ(28)である。森川アナといえば、この秋まで『報道ステーション』の木・金の女性メインキャスターを担当していたが、番組リニューアルに伴って卒業。代わって平日夕方の『スーパーJチャンネル』の火~金メインキャスターに起用された。

 さらに、『サンデーステーション』のメインキャスターは続投と、入社以来一貫して報道畑をメインに歩いている。それもこれも、清楚で上品で、28歳という若さの割にしっかりしたイメージを漂わせている点が大きい。そして何より安定感が抜群である。夜の顔から夕方の顔へと華麗に転身を遂げたテレ朝のニュース番組期待のホープには、今後ますますの活躍が期待されよう。

 第2位は“大ベテラン”大下容子アナ(51)である。2020年6月26日付で役員待遇のエグゼクティブアナウンサーに昇進したが、その後も局の現職最年長の女子アナとしてお昼の冠番組『大下容子ワイド! スクランブル』のメインキャスターを堂々と務めるほか、特別番組への出演を続けている点は大きい。特に2021年10月31日に行われた衆議院選挙の開票速報番組『選挙ステーション2021』では、元NHK政治部記者の大越健介キャスターとタッグを組んでMCを担当。ベテランの安定感を発揮し、慌ただしいスタジオをきっちりと仕切ってくれた。齢50を超えても衰えることなく、ますます輝きを放っている。

 さて、注目の第1位である。入社2年目の若手・安藤萌々アナだ。安藤アナといえば、2020年4月1日の入社式直前に『グッド! モーニング』でいきなりデビューを飾ったことで話題になった。同番組では月~金の女性サブキャスターとしてスポーツコーナーや交通情報を担当。さらに同年11月からは『サンデーステーション』でスポーツキャスターを任されている。

 そんな彼女が、2021年3月末で『グッド! モーニング』を卒業すると、すぐに『報道ステーション』の月~木のスポーツキャスターに抜擢された。つまり、継続出演している『サンデーステーション』を含め週6日、夜のニュース番組でスポーツコーナーを担当しているのである。言うまでもなく、東京五輪中継でも入社2年目とは思えないほど出番が多く、大活躍も大活躍。もはやテレ朝の“スポーツの顔”といえるが、局として何がなんでも安藤アナを一人前のスポーツキャスターに育てようという意志が感じられる。

『報道ステーション』のスポーツコーナーの最後を飾る“熱盛”のVTR振りでは、たまにスベることがあるが、それもご愛嬌。今後ますます活躍するだろうという期待を込めて、文句なしの第1位である。

 最後に、惜しくもベスト5入りを逃した女子アナを2名、紹介しよう。入社2年目の渡辺瑠海アナ(24)と新人の田原萌々アナ(23)だ。渡辺アナは10月からリニューアルされた『報道ステーション』の月~木のメインキャスターの1人として大抜擢、田原アナも同じく10月から夕方の『スーパーJチャンネル』にニュースコーナー担当キャスターとして起用された。猛烈な勢いで追い込んできた形だが、惜しくも届かなかった。それでも、2022年の活躍は期待大で、とても楽しみな存在である。

(文=上杉純也/フリーライター)

維新躍進で御用ジャーナリスト勢力図に異変!? ほんこん 、橋下、宮根ら維新応援団が増殖、常連の田崎スシローは…

 権力に尻尾をふるコメンテーターのみなさんを表彰するリテラ恒例の「御用ジャーナリスト大賞」。前編(https://lite-ra.com/2022/01/post-6130.html)で紹介した10位から6位には谷原章介、ブラマヨ、三浦瑠麗、岩田明子、夏野剛などなかなか香ば...

RIZINで八百長、久保が事前LINE認める…シバター虚偽説明か、逆に久保を批判

 大みそかに行われた総合格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.33」での注目マッチ、Youtuber・シバターと元K-1王者の久保優太の対戦をめぐり八百長疑惑が浮上している件で、2日、久保は、事前にシバターから試合のシナリオを持ち掛けられ、それに応じていたことを告白。真剣勝負とみられていたRIZINでの一戦に“台本”があったことがわかり、格闘技ファンたちは騒然となっている。

 試合では序盤、久保はシバターに何発かキックを浴びせ、シバターは土下座やタイガーステップなどのパフォーマンスを見せるも、なぜか久保はそのままK-1仕込みの強力なキックとパンチを畳みかけて相手を倒すような姿勢を見せず、逆にシバターから右パンチを受けてダウン。さらに久保は立ち上がったところでシバターから飛びつき腕ひしぎ逆十字固めを決められ、わずか1ラウンドの2分16秒で敗北となった。

 しかし、翌1日には久保の妻の親族を名乗る人物が、Twitter上で久保とシバターが事前に試合の流れについてLINE上で打ち合わせをしているタイムラインのスクリーンショットを投稿。そこには次のように書かれてた。

・シバター「多分いつでも私を仕留められると思うので 出来れば2ラウンド目に決めてください 視聴率や、てんちむさんにラウンドガールお願いしてたりするので 1ラウンド目はめちゃくちゃ私ふざけるので 1ラウンド目うまく時間潰して 2ラウンド目で本気で倒しに来てください」

・久保「いつでも倒せるだなんてとんでもないです!僕の良いのが当たれば倒れる、シバターさんの良い技が極まれば極まる。というどっちもあり得る展開だと思います!」

シバターはLINEを「捏造」と否定

 もし、このやりとりが事実であれば、真剣勝負が前提のRIZINだけに“ヤラセ”といわれても仕方がないが、シバターは1日、自身の公式Youtubeで動画を投稿し、次のように疑惑を否定していた。

「当人ですので、はっきり言います。私、シバターは、昨日の久保さんとの試合において一切の八百長はしておりません」

「(ネット上で出回っているLINEのスクショについて)まったく身に覚えはありません。あれ捏造なんじゃないですか? 誰がなんのために画像をつくったか、わからない」

「もし仮に万が一、あれが本物だったとしたら、シバターからそういう打診が久保さんに送られていたとしたら、久保さんって元K-1チャンピオンなんでしょう? プロ格闘家でしょう? 絶対のんじゃだめでしょう。のんだふりをしても、1ラウンドでマジに仕留めにいかなきゃ駄目でしょう。もし1ラウンドを流すつもりだったとしても、もしシバターが本気で仕掛けてきたら、対処しなきゃダメでしょう。プロなんだから」

 シバターから公然と批判とも受け取れる言われ方をされた久保優太は2日、「青汁王子」の名で知られる三崎優太氏のYouTubeライブ配信で電話取材に応じ、次のように語った。

「“(試合を)辞退してすいません”みたいな連絡が(シバターから)DMで飛んできて。“いやいや、どういうことですか? 冗談だったんじゃないんですか?”みたいな感じで。実際は辞退するって話が進んでいて、ケガをしているというか“パンチをもらうと身体が痺れるのは本当だ”って言っていて、“一発でももらうと試合ができないので、試合を欠場するんです”みたいなことを」

「(シバターは)“台本というか、約束事をやってくれるのだったら契約しようと思うんですけれど”みたいなことを言っていて。僕もすごく心苦しくて。カード発表されてスポンサーさんとか、無理してくれている方のチケットとか、サラちゃんも入場の準備をしてくれていたりとか、動き出していちゃって。RIZINの運営もそういうふうに動いてくれているわけじゃないですか、試合をやるために」

「とりあえず、まずは試合を成立させることを優先させないといけなかったので、考えて“わかりました”ということで返信させてもらって。“シバターさんの意向に沿うので試合をやってください”みたいな感じで応えちゃったんですね」

「シバターさんの提案だと“1ラウンドに決着をつけないでくれ。顔面パンチは殴らないで、蹴りは思い切り蹴っていい、蹴りはいくらでも蹴っていい”ということで。“そういう約束とかを守るので”っていうことですね」

「(シバターは)“顔に障害があって、パンチをちょっとでも顔にもらうと痺れちゃって”。で、娘さんとかがいて“今日も娘にクリスマスプレゼントを”って話をしていて。“家族が大事だな”って話をされていたんですけれど、僕のなかで揺さぶられてしまった」

揺らぐRIZIN全体への信頼

 また、シバターが否定しているLINEのスクショについて「あれは本物です」と断言しており、シバターの「まったく身に覚えはありません」という説明は虚偽ということになるが、スポーツ紙記者はいう。

「確かにそういわれてみれば、序盤の両者の動きを見る限り、あそこで久保が一気にキックとパンチで攻め込めばシバターをダウンに追い込めたように思え、久保が攻撃をセーブしていた感もあったし、パンチはほとんど使っていなかった。

 LINEでシバターは『色々考えたのですが、明日は台本なしでやりましょうか』と言いつつも、1ラウンドで勝負をつけることは避けてくれと要求し、それに久保優太も応じている時点で、完全に八百長といえる。さらにこの試合はJMOC(日本MMA審判機構)の公式試合でもあり、当人同士だけの話ではすまされず、RIZIN運営元の監督責任が問われることになり、徹底した調査が求められる」

 久保は1日、自身のTwitter上で「正直者が馬鹿を見るのか。騙されるより騙される方がいいのか。自分は真面目に誠実に紳士に生きたい」と投稿していたが、別のスポーツ紙記者はいう。

「“1ラウンドでは勝負をつけない”という台本を持ち掛けられたほうの久保が、その約束を破ったシバターに負けて怒っているのは理解できるが、真剣勝負だと信じてチケットを買って足を運んでいたファンたちへの裏切り行為であることには違いない。さらに罪は重いのは、こうしたケースが1つでも発覚すると、“他の試合でも八百長があるのではないか”という世間からの疑いの目がRIZIN全体に向いてしまう点。RIZINへの根本的な信頼が揺らぎかねない」

 シバター、久保、そしてRIZIN運営元による釈明が待たれる。

(文=編集部)

 

「究極の目押しパチスロ」に感激! 大手サミーさらなる活躍も期待!!

 導入から半年が経った現在も稼働好調なサミー『Sガメラ』。サミークラシックと称し展開しているこのシリーズですが、待望の『SアラジンAクラシック』と『Sディスクアップ2』のリリースも控えておりますね。

 2022年1月15日にはそれに先駆けて『第二回P-SPORTS超ディスクアッパー選手権 HYPER決勝大会』が東京のサミー本社で開催されます。この決勝では全国7ヶ所で行われた予選を勝ち抜いた目押しの猛者たちが熱い戦いを繰り広げます。

 その決勝出場者の中に、実は私の知人がいるのです。ぜひ優勝して頂きたいところですが、他の出場者の中には目押しファンタジスタとしても有名なパチスロライター『ひやまっち』氏や第一回大会優勝者の『よしお』氏も含まれており激戦は必至のようです。今から楽しみで仕方がありませんが…。

 今回は知人宅に赴き、そんな『超ディスクアップ』に挑戦してみました。

【注目記事】
パチスロ「平均獲得1000枚オーバーの強烈AT」や「超変則設定」マシンなど話題作を立て続けにリリース! トップメーカーが歩んだ2021年を振り返る
パチンコ「右ALL2000発×ST継続率82%」の爆裂レジェンドが現役引退…CR版『牙狼』で最後の真っ向勝負!!

 この超ディスクは第一回大会に合わせて2020年に¥331000で、一般向けに限定販売された競技用目押しゲーム的なパチスロ機。ですが、これが本当にめちゃくちゃ楽しいんですよ。画像の通り畳の上に置かれていますが(笑)。

 私自身はホールでもディスクアップを好んでは打ちませんが、これにはハマりましたね。目押しも特別に上手な方ではなくベストスコアは18000P程ですが、何度も何度も遊んでしまいました。

 回数を重ねていく内にコツも掴んで上手くなっていくのも実感でき、ベストスコアが更新されるとこれがまた凄く嬉しいのです。まぁ、決勝進出者たちのスコアが概ね40000P前後というのはとてつもなく高い壁だということをよ~く実感できます。

 ただし、ホールに設置されている訳でもなく所持している方は非常に少ないため実際に遊べる機会は中々ないと思われます。設置しているゲームセンター等もあるらしいので、もし見かけた時は是非とも遊んでみてください。本当にハマっちゃいますよ。

 それにしても2000年に登場した4号機の初代『ディスクアップ』はそれほど人気爆発という感じでもなく、個人的にもあまり打った記憶がないのですが、サミーの名物キャラである『エイリやん』がこの初代ディスクで初登場したことだけは当時も話題になりよく覚えています。

 2007年に登場した5号機『ディスクアップオルタナティブ』もそれほど目立った活躍はしなかったと思いますが、やはり2018年の『パチスロディスクアップ』でしょうか。

『甘い』マシンの代表として長期稼働しておりますが、それも間もなく撤去。現在も約3800店舗に設置中だけに、最新作の方にも期待がかかるところです。そして前述した第二回大会に合わせて、『超ディスクアップHYPER』の一般向け販売も開始されており…こちらも目が離せませんね。

 そういった意味でもより一層の活躍が期待されるサミーですが、まずは『第二回P-SPORTS超ディスクアッパー選手権HYPER決勝大会』を『いちファン』としてしっかりと楽しみたいと思います。

リンク
↓ ↓
第二回P-SPORTS 超ディスクアッパー選手権HYPER (sammy.co.jp)

 

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

パチスロ「現行機屈指の激アマ」「4号機時代のリバイバル」など注目作を続々投入! トップメーカー「2021年の軌跡」を振り返り!

 今年も4号機時代のリメイク機を中心に多数の話題作を投入したユニバーサルエンターテインメント。そんな同社が歩んだ「2021年の軌跡」を、編集部がピックアップした3機種とともに振り返りたい。

『SLOT新ハナビ』

 先代『5号機ハナビ』のシステムを踏襲した本機は、2種類のボーナス(BIG:最大202枚、REG:最大112枚)と、BIG後に突入するRT「花火チャレンジ」「花火GAME」で出玉を伸ばしていくお馴染みのゲーム性。

 BIG中は、前作と同じく左リール中段に赤七絵柄をビタ押しして1度だけ9枚役を奪取→以降は逆押しフリー打ち消化で最大払い出し枚数を得られる仕様で、一方のREGは毎ゲーム、中押し消化で全リールに氷絵柄を狙えば15枚獲得=最大獲得枚数というゲーム性へと変化。これらを駆使することで出玉率は設定1でも「102%」に達し、その甘さは6号機屈指と言っても過言ではない。

『SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』

 本機は、純増約2.5枚の差枚数管理型AT「マギカラッシュ」が出玉増加の軸。主な突入契機は、規定ゲーム数消化やCZ、レア役からの直撃当選などで、CZ「朽ちた墓地」はAT以上が濃厚となる。

「マギカラッシュ」は初期枚数100枚以上からスタートし、消化中は新機能「ソウルジェムシステム」があらゆる場面で発動。ソウルジェム点灯中は対応役(ハズレ、リプレイ、ベルなど)を引ければレア役扱いとなり、これが「マギカアタック」や「ワルプルギスの夜」といった上乗せ特化ゾーンと絡み合うことで、大量上乗せに期待できるわけだ。

 2G継続の「マギカアタック」は、まず1G目でソウルジェムシステムが発動し、2G目は成立役に応じて報酬を振り分ける流れ。青プレートは「10枚以上の上乗せ」、緑プレートは「30枚以上の上乗せ」、赤プレートは「50枚以上の上乗せ」、金プレートは「ビッグボーナスorエピソードボーナス」、紫プレートは「ワルプルギスの夜」が濃厚となる。

 その「ワルプルギスの夜」は、最大継続80%のループ型上乗せゾーンで、継続ごとに上乗せするお馴染みのゲーム性。枚数上乗せ時に「もう一撃!」カットインが発生すれば追撃が発動し、上位互換の「超追撃」が発生すれば毎ゲーム90%ループで上乗せが発生するなど、一撃大量上乗せも可能だ。

 5号機初代ほどの大ヒットには至っていないが、高設定域の安定感がバツグンゆえ、特定日は朝一から満席になることも珍しくない本機。来年以降もホールを大いに盛り上げてくれることを期待したい。

『CCエンジェル』

 本機は、BIG(最大206枚)とREG(最大80枚)のボーナスに加えて、BIG終了後に突入するRT「ANGEL GAME」を搭載。

 気になるボーナス合算確率は、設定6で1/118.7、設定1でも1/149.3と6号機ノーマルタイプ屈指の軽さを誇る。獲得出玉こそ少なめだが、立て続けの連チャンでまとまった出玉獲得にも期待できる仕様となっている。

 初代を踏襲した演出面も要必見で、4号機時代の代表的なリーチ目のほか、一見ハズレ目のように見えるマニアックなリーチ目も搭載。低設定でもボーナス確率が非常に軽いことから、終日打てば大量のリーチ目を拝むことも可能だ。

JRA 3連勝で重賞制覇「元クラシック候補」と狙う新春のお年玉! 中山金杯(G3)超人気薄想定も昨年ブレイクの「若武者」と挑む複穴候補はコレ

 5日、中山競馬場では今年最初の重賞レース、中山金杯(G3)が行われる。

 過去5年の勝ち馬はすべて1~3番人気以内と堅めの結果だが、2桁人気の伏兵も3度馬券に絡んでいる。「複穴」でお年玉をゲットするチャンスは十分にありそうだ。

 そこで狙ってみたい穴馬がオウケンムーン(牡7歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

 菊花賞(G1)を勝ったオウケンブルースリ2世代目の産駒として、2017年にデビューした同馬は、2戦目の未勝利戦を6馬身差のレコードで圧勝。そこから3連勝で共同通信杯(G3)を制覇したことで、一躍牡馬クラシックの有力候補の1頭となった。

 だが一冠目の皐月賞(G1)で12着に敗れると、日本ダービー(G1)15着、菊花賞ではシンガリの18着に大敗。その後は20年のオクトーバーS(L)で3着に入り、一度馬券に絡んだものの再浮上までには至らず。21年も5戦未勝利と精細を欠いたまま今日に至っている。

 一見するとノーチャンスに思われそうな同馬だが、中山金杯では関東の若武者・菅原明良騎手と新コンビを組むことが想定されている。

 ここに突破口が見つけられそうだ。

 昨年、キャリアハイとなる75勝を挙げてブレイクを果たした菅原明騎手だが、オウケンムーンを管理する国枝厩舎とは【5-2-6-19/32】勝率15.6%、連対率21.9%、複勝率40.6%の好成績。これは同騎手が昨年、20回以上コンビを組んだ厩舎の中でトップの勝率と複勝率だった。

 8月の阿賀野川特別(2勝クラス)では、同厩舎のモクレレでV。ディープインパクト×アパパネの良血馬を勝利に導いた姿が印象に焼きついているファンも多いのではないだろうか。同馬は単勝20倍を超える人気薄でもあった。オウケンムーンにとっては非常に心強い新パートナーとなりそうである。

 また中山金杯が行われる中山芝2000mは、菅原明騎手が得意にしている舞台でもある。

 同騎手の昨年の同コース成績は【4-2-2-12/20】勝率20%、連対率30%、複勝率40%という高い数字。通算でも複勝率は33%を超えており、19年の9月には13番人気の伏兵シトラスクーラーで2着に入り、三連単241万円の特大馬券を演出している。

「オウケンムーン自身も4年前とはいえ、1月の中山2000mで勝利した経験がありますね。近走の成績は冴えませんが、約1年前の白富士S(L)では、勝ったポタジェから0秒4差の7着に食い込んでいます。

あまり馬格がない方なので、馬体の減りにくい寒い時期の方がいいタイプなのかもしれません。また、菅原明騎手と国枝厩舎の組み合わせは好成績を誇っています。金杯では夢馬券的な要素として、馬券に組み込んでみるのも面白いかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 同馬は『netkeiba.com』の事前オッズによると、単勝16番人気前後の超伏兵的な扱いとなっている。もちろん来るのは簡単ではないだろうが、ハンデ戦だけにハマればどデカいお年玉が期待できそうだ。新春から大きな夢を見たい。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。