【参加者募集】電通、「TEAM EXPO 2025」プログラムの一環として、共創型で社会課題を解決する事例紹介イベントを1月21日にオンライン開催

公益社団法人である「2025年日本国際博覧会協会」が実施する「TEAM EXPO 2025」プログラムに共創パートナーとして参加している。電通は、1月21日(金)に同協会との共催で、電通のプロジェクト事例(共創チャレンジ)の紹介を通じて「TEAM EXPO 2025」への理解を深め、共創型で社会課題を解決することについて考えるイベントをオンライン開催する。

「TEAM-EXPO-2025クロストークengawa-KYOTO」案内告知

【イベント概要】
タイトル:
TEAM EXPO 2025 Cross Talk in engawa KYOTO
日時:1月21日(金)13:00~15:20
場所:オンライン開催(ZOOMウェビナーを使用)
参加費:無料(要事前申し込み) 
主催:電通
共催:公益社団法人2025年日本国際博覧会協会

■お申し込みはこちらから

【ゲストスピーカー】(予定)
堺井啓公
2025年日本国際博覧会協会 広報戦略局 局長

安藤慎吾
Plug and Play Japan Smart Cities ディレクター

 
【「共創チャレンジ」プレゼンテーション】
(予定)
・2つの共創チャレンジによるコラボレーション「Femtech and Beyond WITH × FactorISM」
・サーキュラーエコノミー推進「SmaGO 」プロジェクト
・工芸の価値向上を目指す、ジャンルを超えた共創プロジェクト 「KOGEI Next」
・伝わりにくいSDGsの取組みを、もっと伝わりやすく「ハラワッテハラオチ」SDGs
 

■本イベントに関するインフォメーションはこちらから


【インフォメーションに関する問い合わせ先】
電通 広報オフィス 広報部
松島、中島 TEL:03-6216-8041 
Email:koho@dentsu.co.jp
 
【イベントに関する問い合わせ先】
電通 TEAM EXPO 2025 Cross Talk事務局
Email:innovators-for-good@dentsu.co.jp
 

パチンコ一撃8万発マシンで「ラッシュ消失」の悲劇!? 「意外な落とし穴の対策」とは…

 2021年を振り返れば、パチンコシーンは荒々しい性能のマシンで溢れていた印象だ。

P牙狼月虹ノ旅人』や『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』など現在ホールの顔として稼働している機種は、出玉量や出玉速度がパチンコ史上類を見ないほど強力である。

 2022年も引き続き爆裂スペックの登場が期待されている中、早くも規格外のニューマシンがホールで旋風を巻き起こしているようだ。

 それは大都技研の『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』である。

【注目記事】
パチスロ「万枚突破」報告もある超高速6号機… そのスリリングなマシンに関する激アツ情報!
パチンコSS級の新台「右約50%が2000発超え」HYBRID MIDDLEが降臨!導入前の激アツ情報も注目!!

 1月11日に導入されたばかりだが、既に一撃8万発オーバー、終日12万発オーバーなど派手な報告が飛び交っており、現在はどのホールでも空き台を探すことが困難なほど高稼働を実現中だ。

 超出玉の秘密は「一撃3000発」の振り分けにあるだろう。初当たりは55%でラッシュとなるが、突入時は必ず3000発大当りとなる(ラッシュ中は約25%で3000発の振り分けが存在)。

 ラッシュは約77%ループ。振り分けは25%が3000発、約55%が1500発、6%が300発、14%でSTが0から再スタートする仕様だ。

 最大3000発が高ループするため、ツボにハマった時の出玉は正に規格外。最短0.76秒で変動する超高速のSTモードにより、瞬く間に出玉の山を築くことが可能となっている。

 そんな衝撃スペックの本機だが、話題になっているのは出玉だけではない。実は「3000発当りを引いたが1500発で終わり通常へ戻ってしまった」という報告が複数挙がっているのだ。

「これは不具合ではなく『パンク』のようですね。3000発当りは10ラウンド1500発を2連続で発動させることで実現しており、1回目の大当り後に打ち出しを止めてしまうと2回目の大当りが発動しなくなる可能性があるようです。

つまり、3000発当り時は全て『打ちっ放し』にすべきということですね。既に同内容のアナウンスをしているホールも存在するようです。

どうしてもラウンド間で打ち出しを止めたい場合は、ラウンド数に注意することになりますが…あまりオススメできないですよね」(パチンコライター)

 規格外の爆裂スペックだけにパンクは痛恨の極み。これからプレイするユーザーは「3000発当りは打ちっ放し」ということを意識しつつ楽しんでいただきたい。

甘デジ級の確率で「2400発フラグ」「ALL10R×80%継続」を実現! 爆裂タイトル最新作は超激アツ!!

 昨年のパチンコ分野を盛り上げていたメーカー京楽産業.。11万発が報告された『ぱちんこGANTZ極』や、高ループ×右50%1000発の超甘デジ『ぱちんこ 仮面ライダー GO-ON LIGHT』など、出玉性能に優れたマシンを精力的にリリースしていた。

 その中でも、特に大きな反響を得ていたのは『ぱちんこ乃木坂46』であろう。かつて一大ムーブメントを巻き起こした『AKB48』に続く、現役アイドルとのタイアップ機。演出面は、ファンも納得の構成&ボリュームとなっている。

 またスペック面も非常に優秀。大当り確率約1/229.9のライトミドルタイプながらトータルRUSH継続率は約84%、電サポ大当りの半数が約1320発という破格の性能だ。通常大当りの際は必ず「時短50回or100回」が付与されるため、安定感も抜群と言えるだろう。

 そして何よりプレイヤーを熱くさせる要素が、右15%に振り分けられた「LEGEND BONUS」。同フラグは実質次回大当り濃厚(電サポ100回+4回)となり、それによって「BONUS×3回!?」という強力な恩恵を手にできるのだ。出玉を飛躍的に伸ばせる本機最強の出玉トリガーとなっている。

【注目記事】
パチンコ初代『北斗無双』を彷彿させる隠れた爆裂機!「約82%継続×右半分2400発」の激熱マシンが間もなく撤去
パチンコ一撃8万発マシンで「ラッシュ消失」の悲劇!? 「意外な落とし穴の対策」とは…

 このように話題性だけではなく、秀逸な演出&出玉力でユーザーを魅了している『ぱちんこ乃木坂46』。今年もホールの主力機種として活躍してくれそうだが、京楽産業.は本機に続く激アツ新台を発表した。

 先述した「BONUS×3回フラグ」をライトスペックでも実現。甘デジ級の遊びやすさながら「最大2400発×80%継続」という超強力なRUSH性能に熱い視線が注がれている。

『ぱちんこ ウルトラマンタロウ2 超決戦 LIGHT ver.』(オッケー.製)

■大当り確率(通常時):約1/129.9
      (右打ち中):約1/6.4
■ウルトラバトルチャンス:時短回数4回(大当り期待度・約50%)
■ウルトラバトルモード:時短回数200回(大当り期待度:約99.9%)
 ウルトラバトルモード:継続率80%
■特賞出玉:3R・240発 10R・800発
■遊タイム突入条件:大当り間389回転消化後
 遊タイム時短回数:4回(大当り期待度・約50%)
○○○

 大当り確率約1/129.9のライトタイプ。通常時は図柄揃い大当りで「タロウボーナス」となり、ラウンド終了後に移行する時短4回転の「ウルトラバトルチャンス(期待度・約50%)」で約1/6.4の大当りを射止めることができれば、RUSH「ウルトラバトルモード」へ突入だ。

 ウルトラバトルモード中は「時短200回(期待度・約99.9%)」で構成されており、その継続率は80%を誇る。さらに電サポ中の大当り振り分けは「10R・800発比率100%」という圧倒的ボリューム感。これだけでも十分な出玉性能といえるが…。

 本機には更に出玉を上積みできる激熱フラグが存在。それが電サポ大当り時の10%に振り分けられた「10R+無敵ゾーン」である。その恩恵は「BONUS×3回!?」となっており、トータルで「2400発」もの出玉が獲得可能。ライトスペックの常識を超えた強烈な一撃を味わうことができるだろう。

 また本機には遊タイムが搭載されており、大当り間389回転消化後に「時短4回」が付与される。大当り期待度は約50%となっており、次回大当りが約束されるものではないので注意が必要だ。

「ヘソ大当り時の22.5%が240発の出玉のみ(時短なし)という点が気になりますね。75%に振り分けられた時短4回が大当り期待度約50%ですから、初当りからのRUSH突入率は厳しめな印象。この点がどのように稼働へ影響するでしょうか。

ただ、RUSH性能に関しては非の打ち所がありません。甘デジ級の確率で『ALL10R×80%継続』なうえに、2400発フラグまで完備。『LIGHTの常識を超える2400の衝撃!!』という力強いキャッチコピーの通り、凄まじい出玉グラフを形成してくれるでしょう。その活躍に期待ですね」(パチンコ記者)

『ぱちんこ ウルトラマンタロウ2 超決戦 LIGHT ver.』の導入予定日は2月7日。『ウルトラ』シリーズ最新作がどのような爆裂を披露してくれるのか。今から楽しみである。

JRA「言うことがないです」武豊も絶賛したアロゲート産駒から怪物登場の予感も……。 将来性豊かな期待馬を襲ったアクシデント

 16日、中京競馬場で行われた4Rの3歳新馬(ダート1800m)は、松山弘平騎手の1番人気ウィングヘヴン(牝3歳、栗東・茶木太樹厩舎)が優勝した。直線で楽に抜け出すと、後続を見る見るうちに離していく6馬身差の圧勝で、1番人気の期待に応えた。

「まだ良くなっていきそうなので、これからが楽しみです」

 これほどまでの圧勝にも関わらず、松山騎手の口から出たコメントは未来を見据えていた。10分後に中山競馬場で行われたダート1800mの新馬戦を圧勝したチャプリと並んで、これからのダート牝馬界を背負っていく。そんなスケールの大きさを感じさせるレースだった。

 14頭立ての牝馬限定戦。ウィングヘヴンはまずまずのスタートから行き脚がつくと、好スタートを決めて逃げるスマートグランデをマークする形で追走する。その後は隊列が大きく変わることなく、淡々とレースが進み4コーナーへ。

 直線入口で自身に次ぐ2番人気に並びかけて早々に蹴落し独走状態に持ち込むと、あとは突き放す一方。スタートも手前替えも上手に行った上での圧勝に『スポーツニッポン』の取材で茶木師は「強かったです。今日のところは言うことがないです」と、100点満点を与えていた。

 同馬の父は近代の米国競馬において、最強馬との呼び声も高いアロゲートだ。2016年のBCクラシック(G1)で当時世界ランキング1位のカリフォルニアクロームとの接戦を制してトップの座を奪うと、その後も数々の大レースを優勝。また、19年にウィンクスに抜かれるまで、獲得賞金世界歴代1位だった。

 アロゲート産駒といえば、武豊騎手に「半端ない」と、ベタ褒めされたジュタロウなど粒揃い。だが、本馬も着差だけでなくレース内容も優秀で、アロゲート産駒の評価を上げるのに一役買ったといえそうだ。

「走破時計も1分54秒4と、良馬場で行われた新馬戦にしては優秀な時計です。同日の同条件で行われた2Rの未勝利戦より3秒近く速かったですし、6Rの1勝クラスでも連対可能なタイムでした。

血統はゴリゴリの米国血統で、とにもかくにもダートが合うという印象です。毛色もお父さんを彷彿とさせる芦毛で、松山騎手のコメント通り今後伸びていきそうですよ」(競馬記者)

 そんな将来性豊かな芦毛牝馬をアクシデントが襲ったのは18日。所有するキャロットファームから本馬が右前脚の第3手根骨を骨折したと発表したのである。

 まるで疾病によりデビューが遅れ、早逝した父を連想させる早い時期での怪我に、ネット上のファンからは驚きとともに無念の言葉が多く発せられた。

「程度はまだ分からないので何とも言えませんが、これは痛いですね……。左右の違いはありますが、同クラブのグランデマーレも同じ箇所を骨折し、その後復帰しています。競走能力に影響無く、復帰できることを祈るばかりです」(同)

 怪我で2戦目以降は白紙となってしまったが、まだ3歳1月の段階。治療に専念し、ゆくゆくは同クラブの先輩であるマルシュロレーヌに並ぶ偉大なダート牝馬になってくれることを願いたい。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

JRA「耐える 1年だった」藤田菜七子の厳し過ぎた現実!? 菜七子ルール適用も成績右肩下がり、伸び悩みに「ここ2年の自分と何が違うんだろう……」

 悲劇のヒロインは、再び笑顔を取り戻すことが出来るだろうか。

 JRAを代表する女性騎手の一人である藤田菜七子騎手だが、昨年は394鞍に騎乗して14勝で勝率はわずか3.6%。今年でデビュー7年目を迎える中、デビュー年の勝率2.0%に次ぐ低い数字となるなど、苦しい日々が続いている。

 そんな菜七子騎手が、2021年の自身を「“耐える一年”だったように思います」と振り返ったのが、17日からスタートした短期連載『もっと強く。』でのこと。本コラムは、『netkeiba.com』で公開されており、その胸中を告白している。

 詳細については本コラムをご覧いただきたいのだが、やはり本人も気にしていたのは、「ここ2年の自分と何が違うんだろう……」ということらしい。

 女性騎手である菜七子騎手は、その愛らしいルックスも相まって、デビュー前から各メディアや競馬ファンから大きな注目を浴びてきた。成績においても2016年の6勝から翌17年に14勝、18年27勝、19年43勝と、順調に勝ち星を増やし、その存在感を増していった。

 特に話題となったのは、JRAが19年から適用した新規定だ。それまでは、男性騎手と同じルールだった減量特典だが、これにより女性騎手は4キロ減から始まり、勝利数やキャリアに関係なく、見習い期間を過ぎたデビュー6年目以降も、永久に2キロ減が保証されるという特例ともいえる措置である。

 競走馬においては、一般的に牡馬と牝馬の間にある能力差を補うため、性別によって負担重量差をつけられるセックスアローワンスが存在しているとはいえ、騎手については男女平等の条件下で行われている数少ないプロスポーツともなっている。

 よくハンデ戦などで、1キロ=1馬身ともいわれるが、2キロなら単純計算で2馬身のアドバンテージが得られることになる。にもかかわらず、この“あからさまな救済措置”にも思える新規定については、一部のファンから「菜七子ルール」と揶揄する声が出たのも当然だったのかもしれない。

 これにより、菜七子騎手をはじめ、後輩の女性騎手の躍進が顕著になるという見方もされたが、現実は少々厳しい結果が浮き彫りとなっている。

「菜七子ルール」を追い風にデビュー最多勝を挙げたものの、改正2年目となる20年は35勝に留まり、21年は14勝、今年は18戦して未勝利と成績は右肩下がり。20年の2月に骨折し、同年3月下旬に復帰。翌年9月に埋め込んだプレート除去の手術を行って復帰するも、10月には同じ箇所を骨折。ショックのあまり泣き崩れたともいわれるアクシデントがあった。

 永久に2キロ軽い斤量で騎乗できるという大きなハンデをもらいながらも、今のところは、これといった効果が見られていない。

 しかし、負傷によるマイナスがあったとしても、騎乗依頼の減少とともに騎乗馬の質や自身の成績も下がっていることには、本人も危機感を覚えているようだ。

 これに対し、「いろいろ考えました。もちろん、もっともっと改善しなければいけない騎乗技術だったりは当然ある」と前向きな姿勢を見せた競馬界のアイドル。冒頭でも触れた「ここ2年の自分と何が違うんだろう……」という言葉にも、菜七子騎手の置かれている状況が伝わってくる。

 古川奈穂や永島まなみら、後輩の女性騎手の希望となるためにも、今年こそ奮起に期待したいところだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

オリンパス、凄まじいリストラ…祖業=顕微鏡事業やデジカメ事業を容赦なく売却

 オリンパスは2011年に粉飾決算が発覚して以降、ガバナンス(企業統治)改革を進めてきた。19年には「物言う株主」から社外取締役を招いた。顕微鏡や産業用の測定装置などの科学事業を22年4月1日付で分社化する。新会社エビデント(長野県辰野町)が科学事業を承継する。分社後、第三者に売却する方針だ。

 科学事業はオリンパスの祖業である。21年3月期の売上高は959億円で全体の13%を占めている。主力の内視鏡事業の売上高営業利益率は25%だが、科学事業は5%と低い。科学事業は東京都八王子市に開発拠点、新会社の本社となる長野県辰野町などに生産拠点を置く。関連人員は国内に1600人、海外に2200人。人員削減はしない。

 300億円を上限とした自社株買いも発表した。オリンパスは19年8月、ソニーが保有していたオリンパス株の取得を目的に総額933億円の自社株買いを実施している。

「物言う株主」を社外取締役に招く

「役員の間に会社を私物化する意識がまん延し、株主に対する忠実義務などの意識が希薄だった」。粉飾決算に関する第三者委員会の報告書はオリンパスの病理を、こう指摘した。12年4月、笹宏行前社長の下でガバナンス改革が始まった。取締役の半数以上を社外取締役にし、監査役会設置会社ながら任意で指名委員会などを置いた。

 だが、ガバナンス改革は即、業績向上につながらなかった。15年、米国で内視鏡を媒介とする院内感染が発生するなど不祥事が続く。スマートフォンの台頭でカメラ事業は赤字が続いた。19年4月1日、社長が交代した。竹内康雄氏が社長兼最高経営責任者(CEO)に就任した。オリンパス株を5.04%保有する筆頭株主、バリューアクト・キャピタル・マネジメントからロバート・ヘイル氏を取締役として受け入れたことが産業界で話題になった。6月開催の株主総会でロバート・ヘイル氏は正式に就任した。

 バリューアクトは米サンフランシスコに本拠を構えるアクティビストファンド(物言う株主)として著名な存在だった。物言う株主を取締役として迎え入れるのは日本企業として極めて珍しい。併せて指名委員会等設置会社に移行し、経営の監督と執行を明確に分離。社外取締役の比率を3分の2以上に引き上げた。

 事業の選択と集中で医療分野へ特化し、株主の視点が強化された。20年、新型コロナウイルスの感染拡大で業績が悪化した。20年1~3月期は74億円、4~6月期は27億円、7~9月期は199億円の最終赤字を出した。

医療機器関連企業を次々と買収

 苦境から脱出するために資産売却やM&A(合併・買収)を積極化させた。21年1月、デジタルカメラを中心とする映像事業を投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP、東京・千代田)に売却し、撤退した。関連する人員は全世界で約4270人だ。

 映像事業の20年3月期の売上高は前期比10%減の436億円、営業損益は104億円の赤字。ミラーレス一眼カメラを強化、生産拠点の再編に取り組んできたが3年連続の赤字だった。スマートフォンなどの台頭でデジタルカメラは世界的に需要が減少し、直近10年間で営業黒字となったのは1度だけ。累積損失は1000億円に達し、市場関係者から売却の要求が強まっていた。

 一方、医療機器事業のM&Aを加速させた。20年8月、内視鏡の視認性を高める器具を展開する英アーク・メディカル・デザインを買収(買収金額は非公表)したのを皮切りに、11月、整形外科関連の仏エフ・エイチ・オーソ(金額非公表)、12月には呼吸器の製品を手がける米ベラン・メディカル・テクノロジーズを354億円で買収した。

 21年2月、蘭クエスト・フォトニック・デバイスズ(外科分野)を63億円、5月にはイスラエルのメディテイト(泌尿器科)を272億円で手に入れた。科学事業を売却すれば1000億円超が手に入る可能性があり、これを新たなM&A資金に充当する。

 22年3月期の連結純利益(国際会計基準)は前期比8倍超の1090億円になる見通しだ。18年3月期の国際会計基準移行後、最高益となる。新型コロナウイルス禍で延期されていた病院での検査や治療が再開し、主力の内視鏡や治療機器の販売が想定以上に伸びた。

 売上高は17%増の8560億円、営業利益は76%増の1440億円と、従来予想をそれぞれ260億円、40億円上回る。業績を牽引するのは競争力がある内視鏡事業だ。病院の設備投資が回復し、20年に消化器内視鏡の旗艦製品を8年ぶりに新発売した。内視鏡事業の通期の営業利益は1270億円と前期比29%増える見通しだ。

 竹内社長は「5~7年かかるような改革を3年でやる」と強調していた。22年3月期の売上高営業利益率は16.8%を見込み、目標とする同20%に一歩近づいた。収益率の低い科学事業を切り離すことで23年3月期の営業利益率は20%を達成できると見ている。医療機器大手でアイルランドのメドトロニックや米ジョンソン・エンド・ジョンソンなどはコロナ禍でも営業利益率はコンスタントに20%以上を確保している。オリンパスも最低でも20%をキープできるだけの競争力を維持できる体制を築きたいとしている。

 22年3月期に営業利益率20%を達成すれば、竹内社長は公約を果たしたことになる。消化器内視鏡は世界シェア7割を占めるドル箱だが、先進国市場では成熟しつつあり、次の“エース”を育てたいところだろう。

(文=編集部)

 

中国、日本の大学・学術界への「侵略」の実態…学術会議問題で見過ごされた経済安保

 2020年秋に浮上した日本学術会議任命拒否問題から1年あまりが経過した。菅義偉政権での決定は岸田文雄政権でも踏襲されている。いまだに「学問の自律を脅かす行為」と学術界からは批判の声が多いこの騒動の裏側について本稿ではレポートしていきたい。

 筆者も同騒動については昨秋、いくつかの情報を入手して取材に動いていた。任命拒否については「憲法で示される『学問の自由』に違反している」といった指摘もあり批判が巻き起こった。当時の菅首相は「学問の自由の侵害には当たらない」とし、6名の任命を拒否した理由については「総合的かつ俯瞰的に判断した結果」だと説明したが、釈然としない説明に納得するメデイアは少なく、いまだに真相解明を求める声は少なくない。

「中国『千人計画』に日本人 政府、規制強化へ 情報流出恐れ」。21年元旦、読売新聞が書いたスクープは注目すべき記事だった。記事は海外から優秀な研究者を集める中国の人材招致プロジェクト「千人計画」に、少なくとも44人の日本人研究者が関与していたことを明らかにしたもので、政府も規制強化に本腰を入れるというものだった。

 筆者は昨秋以来、学術会議問題を取材するとともに、日本の税金が中国の軍事研究に使われている可能性があるという「情報」を追い続けていた。昨年11月には「日本の奨学金を得た『中国人研究者』が帰国後に『軍事研究』していた」(「週刊ポスト」<小学館/21年11月12日号>)という記事を執筆した。当記事は筆者が入手した極秘資料をもとに、日本の安全保障が脅かされている実態をレポートしたものだった

 記事では、「国防7校(国防7大学)」と呼ばれている学校の中国人研究者が日本の奨学金制度などを利用して来日し、中国に帰国後に軍事研究に従事していた実態を明らかにした。中国の「国防7校」とは、 北京航空航天大学、北京理工大学、ハルビン工業大学、ハルビン工程大学、南京航空航天大学、南京理工大学、西北工業大学の7大学のことを指す。オーストラリア戦略政策研究所などは、国防7大学と関係を持つことについて「非常にリスクが高い」と評価するなど、安全保障的にも要注意となっている機関なのだ。

 これまでの日本の大学は、中国人研究者への危機意識が薄く、安易に受け入れていた実態があった。こうした状況を利用して、日本で“自由”が重んじられてきた分野に中国は狙いを定め、密かに侵略を進めてきた。世界中から研究者を中国に招致する「千人計画」もその一環だろうし、日本の大学が多く受け入れている中国人研究者や留学生も、侵略の先兵となっている可能性があるのだ。だが日本側の対策は遅々として進んでいなかった。

 こうした中国の脅威に対して政府が危機感を募らせているなか、学術会議任命拒否問題は起こったと筆者は分析している。

「安全保障問題」と「思想問題」を混在

 ではなぜ、学術会議任命拒否問題が“不透明”で“理解困難”なものになってしまったのか。それは政府側が任命拒否問題において「安全保障問題」と「思想問題」を混在させてしまったからだろう。

「本来であれば大学からの中国への技術流出・頭脳流出への対応を優先すべきだったのですが、当時の菅首相は学術会議問題を優先させてしまった。それまで政府は任命拒否した学者だけではなく、多くの学者・識者についての思想調査を行っていたようで、反政府的な人物や左派人脈への警戒感があった。そこで政府は思想問題で任命拒否を強行した節が窺えます。

 しかし思想調査では危機の本質は見えない。本来は対中国を視野に入れた安全保障問題として取り組むべきテーマだったのです。それなのに政府が学術会議を疎ましく思っていたのか、思想調査に強く拘ってしまい、本当の問題が見えにくくなったといえるでしょう」(全国紙社会部記者)

 日本国憲法では思想・良心の自由について規定している。つまり憲法に抵触する恐れがある「思想問題」を含めてしまったがゆえに、政府側は任命拒否の理由を明らかにできないという袋小路に入ってしまったのだ。故に対中安全保障というテーマは曖昧となってしまい、知識、技術流出への対応が後手に回ってしまったのだ。

「経済安保」問題

 例えば米国では対中安全保障問題についてはFBIの捜査対象となっている。捜査上、重要となったのは「思想」ではなく、「事実」だった。

 ハーバード大学のチャールズ・リーバー教授は2011年に中国湖北省の武漢理工大の「戦略科学者」として契約し、この地位を通じて千人計画にも関与した。米国においても中国と関わりがあるというだけでは犯罪とならないが、教授に研究助成金1500万ドルを出していた米国立衛生研究所と米国防総省の問い合わせに対して虚偽報告を行ったことが違法と判断され、捜査対象となったのだ。リーバー教授は中国政府が進める海外高度人材招致プログラム「千人計画」への関与について虚偽報告をした罪に問われ、有罪判決が下されている。リーバー教授は、FBIの取り調べに対し、「武漢理工大と連携すれば知名度が上がると考えていた」と供述したという。

「中国への知識・技術流出問題は、今は『経済安保』という言葉で知られるようになりました。経済安保問題を捜査するにあたっては『事実』が最も重要です。何が軍事転用できる技術なのか、どのような研究が安全保障上の脅威となるのかを分析し、突き詰めていくことこそが捜査のうえでは必要となる。

 現代社会においては中国と繋がる理由が“思想”だけとは限りません。今後はリーバー教授のように『利益』を理由として中国に近づこうというケースが増える可能性が高いのです。だからこそ政府は思想調査というアバウトなものを優先するのではなく、技術・知識流出の実態解明にこそ力を入れるべきだったと思います」(前出・社会部記者)

 昨年の10月20日、米国・バイデン大統領が次期駐中国大使に指名したニコラス・バーンズ元国務次官(65)は上院外交委員会の指名承認公聴会に出席し、「中国は米国の安全保障に対する最大の脅威だ」と発言した。米中対立がますます深まるなか、日本国内においても対中リスクは喫緊の課題となっている。岸田文雄新政権において「経済安全保障担当大臣」が新設されたのもその証左であろう。

 より現実に即した安全保障体制をいかに構築してゆくのか。学術会議任命拒否問題の失敗を、はたして日本政府は“教訓”とできるのだろうか。

(文=赤石晋一郎/ジャーナリスト)

●赤石晋一郎/ジャーナリスト

南アフリカ・ヨハネスブルグ出身。講談社「FRIDAY」、文藝春秋「週刊文春」記者を経て、ジャーナリストとして独立。

日韓関係、人物ルポ、政治・事件など幅広い分野の記事執筆を行う。著書に「韓国人韓国を叱る 日韓歴史問題の新証言者たち」(小学館新書)、4月9日発売「完落ち 警視庁捜査一課『取調室』秘録」(文藝春秋)など。

Twitter https://twitter.com/red0101a

Note https://note.com/akaishi01

 

東野・ブラマヨ吉田と吉村・橋下・松井の馴れ合い番組に「偏向」と批判殺到で毎日放送が調査へ! 露骨すぎる維新ヨイショを再録

昨日18日に新型コロナの新規感染者数が東京都を上回り、本日19日も6101人と過去最多となった大阪府。しかも、大阪府の病床使用率は19日時点で31.3%にもおよんでいるにもかかわらず、吉村洋文・大阪府知事は病床使用率が35%に達すれば重点措置の適用を要請するとしており、本...

パチンコ「15R確変」をかけた白熱バトルが魅力の爆裂タイトル…必殺の出玉力でファンをノックアウト!!

 2000年以降に訪れたタイアップ機の潮流はあっという間にパチンコ界を飲み込み、いまや版権を扱っていない機種のほうが珍しいほどである。

 そんなタイアップ作品は、マンガやゲーム、映画にドラマなど多岐にわたるジャンルが展開されているが、マンガやアニメにおいては同一の作者による作品が数多くパチンコ化されているような現象が垣間見える。

『北斗の拳』でメガヒットを放った原哲夫や執筆すれば即ヒット作となる天才・高橋留美子といった面々がすぐに思い出されるが、地味に同じくらいパチンコ業界に貢献している作家が存在する。車田正美である。

 もっとも有名なところでいえば『聖闘士星矢』で、長期間パチンコ・パチスロファンに愛されるコンテンツだが、ほかにも『風魔の小次郎』や『B’T-X』といった作品のタイアップマシンがリリースされている。

【注目記事】
パチンコSS級の新台「右約50%が2000発超え」HYBRID MIDDLEが降臨!導入前の激アツ情報も注目!!
パチスロ「万枚突破」報告もある超高速6号機… そのスリリングなマシンに関する激アツ情報!

 そしてシリーズ化された『聖闘士星矢』に次ぐ車田正美パチンココンテンツが『CRリングにかけろ1』になる。ボクシングを舞台にしたスポ根マンガ。従来の硬派で汗臭いようなボクシングマンガではなく、少年たちがときめくような必殺技を駆使する人間離れした戦いが繰り広げられる内容となっている。

 ギリシア神話をモチーフにするなど「聖闘士星矢」の原型となるようなマンガなのでパチンコとの親和性は抜群。特に当時脚光を浴びていた「バトルタイプ」として登場したのである。

 メインスペックは大当り確率が1/399.6で確変継続率が75.5%のMAXタイプ。出玉有り大当りの6割近くが15ラウンド約1800発。少ないほうの当り(7ラウンド)でも約800発と爆裂性が魅力の仕様となっている。

 大当りラウンドで展開されるボクシングの対戦によって確変か通常かを告知。自キャラとなる竜児とライバル・剣崎順の手に汗握る白熱したバトルの行方に目が離せない。連チャンが特定回数に到達すると原作オリジナルの名シーンが流れる特典もあった。

 また、演出面の特徴として2つのステージ&モードを搭載しており、組み合わせによって多彩なゲーム性を楽しむことができた。ステージは1ラインと5ラインというリーチラインの変化で、ステージのほうは通常のノーマルモードか一発告知を楽しめる沖パチモードの2タイプとなる。

 とはいえ、演出のベースは原作の内容で「ダブルブーメラン」や「ギャラクティカマグナム」、「ハリケーンボルト」に「ジェットアッパー」に「スペシャルローリングサンダー」と、おなじみのフィニッシュブローを駆使したリーチ演出が満載。

 後継機として『ぱちんこCRリングにかけろ1‐黄金の日本Jr.編‐』がリリース。大当り確率が1/397.2で確変80%とスペック力が継承されたマシンとして登場するも、第3弾、第4弾とシリーズが展開できずに終わってしまった。

 ただ、パチスロでは『リングにかけろ1 ギリシア十二神編』や『PACHISLOT リングにかけろ1 ワールドチャンピオンカーニバル編』が登場しており、「リングにかけろ」のコンテンツ力、および車田正美パワーは証明されている。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

内村航平、離婚か、文春報道…妻を追い詰めた内村と母・周子さんの「冷酷な仕打ち」

“体操界のレジェンド”内村航平が、妻の千穂さんと離婚に向けた話し合い中だと、19日付「文春オンライン」記事がスクープした。「文春」によれば、千穂さんは内村と母・周子さんからのモラハラに悩まされているという。

 内村は19歳のとき、自身としては初の五輪となった北京五輪(2008年)で個人総合銀メダルを獲得。続くロンドン五輪(12年)、リオデジャネイロ五輪(16年)で個人総合金メダルを獲得し、世界選手権では09~15年にかけて個人総合6連覇を達成。

 だが、その後はケガに悩まされることに。リオ五輪後にコナミスポーツを退社し、国内初のプロ体操選手として挑んだ17年の世界選手権(モントリオール)で左足を負傷して途中棄権。以降、国際大会での優勝からは遠のき、昨年の東京五輪では種目別の鉄棒で落下し、決勝出場を逃した。

 そして今年1月に現役引退を発表したが、3月12日には引退試合となる「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」がエキシビジョン形式で開催される予定で、日本体操協会は強化本部に新設するアドバイザーコーチのポストに内村を抜擢することを決定。体操界における偉大なる功労者ぶりが窺える。

「内村の練習量と修得した技の数は世界一だといわれるが、過酷な練習や試合が積み重なり、ここ5年ほどは全身が痛むほど体がボロボロだった。それでも東京五輪をはじめ大会に出続けられたこと自体が偉業。その一方、引退会見で本人も『練習していくなかで、このままだと、しんどすぎて先が見えない』と語っていたように、ここ数年、特に東京五輪後は引退も選択肢として相当悩んでいた模様。“ミスターストイック”な内村なだけに、妻につらく当たってしまったのかもしれない」(スポーツ紙記者)

 一方の母・周子さんといえば、“航平愛”を隠さない陽気かつパワフルなキャラで世間から親しまれ、体操に関する活動や講演に加え、たびたびバラエティ番組にも出演する人気者。自身が運営するスポーツクラブ内村や幼児・児童向け体操教室で指導する傍ら大学院にも通うなど“365日休まない”ことでも知られている。

嫁姑間の確執

 そんな周子さんと内村の妻、千穂さんの確執は、これまでのたびたび報じられてきた。たとえば16年に週刊誌「女性セブン」(小学館)は、記事『王者・内村航平を悩ませる、母の露骨な「嫁外し」』を掲載。嫁姑間に確執があると報じていた。

「なぜか内村が出場する試合会場の観客席では、いつも周子さんと千穂さんは離れて座ったり、どちらかのみが応援に駆け付けるなど、一緒にいることを避けているかのようだった。なので、“千穂さんが内村を周子さんに会わせないようにして、周子さんと内村が没交渉状態になっている”“周子さんが千穂さんのことを気に入らず、距離を置いている”といった話が、以前から流れていかことは事実。

 ただ、内村航平も体操一筋で外で遊びまわるタイプでもなく、女性関係などの悪事が取り沙汰されるようなことも皆無で、問題視されるようなことはなかったものの、関係者の間では“嫁姑関係はうまくいっていない”という見方は定着していた。それが離婚問題にまで発展していたというのは驚き。

 周子さんの“航平愛”は相当なものなので、“息子を取られた”という感情があったのかもしれない。また、ケガで不調に陥り常人では想像しがたいほどの葛藤を強いられていた内村にしてみれば、千穂さんの悩みが些細なことのように映り、それゆえに腹立たしく感じたのかもしれない。理由にあったにせよ、千穂さんにしてみれば冷酷な仕打ちだと受け止められても仕方ない」(同)

母・周子さん怒り

 内村も周子さんも、日頃メディアなどで見せる様子からは家族にモラハラを働くようなイメージは感じられないが、精神科医の片田珠美氏は次のように分析する。

「母親の周子さんは、『息子を嫁に取られた』という怒りが強いように見受けられます。息子を持つ母親であれば、誰でも多かれ少なかれこうした感情を抱くもので、それが嫁姑関係をこじれさせることも少なくありません。ただ、周子さんは、一時は息子の髪の毛や爪をコレクションしていたほど溺愛していただけに、よけい強くなったのではないでしょうか。しかも、航平さんは五輪4大会に出場し、個人総合2連覇を含む金メダル3個を獲得した“体操界のキング”です。ですから、母親の一連の言動の根底には、『自慢の息子を嫁に取られた』という怒りがあるような印象を受けます。

『文春』記事によれば、嫁の千穂さんの妊娠が判明したとき、『本当に航平の子ですか』と尋ねたということですが、もし事実であれば、ここにその怒りが端的に表れています。可愛い息子が自分以外の女性を愛し、しかも子供まで作ったという現実を受け入れられなかったから、こういう言葉が口から出てきたとも考えられます。

 それでは、息子の航平さんも妻である千穂さんを庇わず、それどころか千穂さんに冷たく当たり、一方的に離婚を突きつけるようなことをしたのは一体なぜでしょうか。これは、妻の欲望よりも母親の欲望を優先したからでしょう。30歳を過ぎても、航平さんにとって愛着の対象は相変わらず母親なのです。だからこそ、妻をないがしろにするようなことをしたのだと思います。

 こういう男性は世間では『マザコン』と呼ばれますが、実は少なくありません。どこにでもいます。普遍的な問題といっても過言ではなく、古今東西この手の男性に女性は苦労してきました。

 フロイトは『精神分析入門』で次のように言っています。

『息子にとっては、自分のリビドー的願望を母親から離し、誰か現実の肉親以外の愛の対象へとさしむけることが課題となります。・・・これは万人に課せられる仕事ですが、その解決が理想的な仕方で、すなわち心理的にも社会的にも正しい姿でなされることがどれほど少ないかは注目に値します』

 航平さんは、フロイトのいう『課題』をきちんと解決できなかったから、これだけのトラブルになっているのです。ただ、母親の周子さんも子離れがなかなかできそうにないので、この『課題』を解決するのは難しいかもしれません」

(文=編集部、協力=片田珠美/精神科医)

●片田珠美/精神科医

広島県生まれ。精神科医。大阪大学医学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。人間・環境学博士(京都大学)。フランス政府給費留学生としてパリ第8大学精神分析学部でラカン派の精神分析を学ぶ。DEA(専門研究課程修了証書)取得。パリ第8大学博士課程中退。京都大学非常勤講師(2003年度~2016年度)。精神科医として臨床に携わり、臨床経験にもとづいて、犯罪心理や心の病の構造を分析。社会問題にも目を向け、社会の根底に潜む構造的な問題を精神分析学的視点から分析。