JRA横山典弘「本気ポツン」で父の威厳見せた! AJCC(G2)8戦5勝「相思相愛」コンビでG1獲りも視野、武史エフフォーリアとガチンコ対決待ったなし?

 23日、中山競馬場で行われたアメリカジョッキークラブC(G2、AJCC)は、横山典弘騎手の3番人気キングオブコージ(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)が優勝。一昨年5月に制した目黒記念(G2)以来となる重賞2勝目を飾った。

「ゲートの駐立が良くなったし、道中は折り合いだけ気をつけた。目黒記念を勝った馬ですからね。その後、骨折してしまいましたが、ここで復活できて良かった。今後が楽しみ」

 パートナーの4戦ぶりの勝利をそう振り返った横山典騎手だが、その喜びもひとしおだろう。

 何しろ1勝クラスで伸び悩んでいた同馬にとって、運命の相手ともいえるのが、横山典騎手だった。2年前に出会った両者は、コンビを結成すると4連勝で重賞ウィナーへと駆け上がった。

 AJCCを含めたこれまで8戦の成績は【5.0.1.2/8】となり、勝率はなんと62.5%という相性の良さを誇るのだから、まさに相思相愛の仲といえるかもしれない。

 また、今回の勝利の決め手となったのが、横山典騎手とはもはや“切っても切れない”後方ポツン騎乗である。

 14頭立て芝2200mのレース。最内となる1枠1番からスタートしたキングオブコージだが、ポジション争いには参加せず、横山典騎手は最後方からの追走を選択した。道中でアサマノイタズラがさらに後ろに下げたこともあり、後ろから2番手となったものの、前を行く馬群から少々離され過ぎているようにも映った。

 しかし、レース後には安田翔師も「勝つにはこれしかないという乗り方をしてくれた」と大絶賛。現在のキングオブコージにとって、結果的にもこの位置取りこそベストだったということだ。見ている側には半信半疑でも、最高の結果を導いた横山マジックには驚くしかない。

「後ろからの競馬でも道中の手応えは抜群。勝負どころの3~4コーナーにかけて、しっかりと先行勢を射程圏に入れていました。本人も『折り合いにだけ気を付けた』と振り返ったポジションがあの位置だっただけ。陣営に日経新春杯(G2)ではなく、AJCCを進言したのもズバリでしたね。

外から上がり最速の末脚で差し切ったのも、横山典騎手からすれば計算通りだったということでしょう。今後が楽しみとコメントしていたように、まだ上昇の余地もありそうですよ」(競馬記者)

 これには元JRA騎手の安藤勝己氏も自身のTwitterで「今回はスカッと絞れてた。人気馬が早めに動いて、勝つならこの展開ってノリのイメージで決まったんやないかな」と、横山典騎手の騎乗を高く評価していた。

 また、AJCCには三男である武史騎手もボッケリーニとのコンビで3着に入り、親子で馬券に絡んだことも、父である横山典騎手としては嬉しいはずだ。同じレースに騎乗した際、好結果を出す息子に比して結果が伴わなければ、ネットの掲示板やSNSで一部のファンから“父親参観”と揶揄されることもある。

 だが、“本気を出した” 横山典騎手の手腕を誰よりも尊敬しているのが息子たちだ。偉大な父の姿から学ぶべきものが、まだまだあることを感じたのではないか。

 陣営からの発表によると、今後は一旦放牧に出した後、4月の大阪杯(G1)を目標に調整されるキングオブコージ。武史騎手のお手馬エフフォーリアと激突する可能性も高く、G1の舞台で横山親子の「ガチンコ対決」にも期待できそうだ。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

JRA C.ルメール「大外ブン回し」に疑問の声!? 単勝2.2倍の1番人気も、ちぐはぐ競馬で痛恨の2着…

 22日、中山競馬場で行われた初富士S(3勝クラス)は、大野拓弥騎手の6番人気レッドライデンが逃げ切って優勝。好スタートから先頭に立ってマイペースに持ち込むと、最後まで脚色が衰えずに2勝クラスからの連勝を決めた。

 大野騎手はレース後、「自分のペースで行けました。逃げる形だと気分よく走ってくれます」とコメント。オープンに昇級後も自分の競馬に持ち込めれば、侮れない存在になりそうだ。

 一方、1番人気に推されたC.ルメール騎手とパラダイスリーフ(牡6歳、美浦・木村哲也厩舎)は、追い込み届かず2着に敗退した。

 同馬は、現役時代に重賞を2勝したゼーヴィントの全弟。2019年にデビューから2連勝を決めたが、3戦目の信濃川特別(2勝クラス)3着の後、屈腱炎を発症。約2年間の休養を余儀なくされたものの、復帰戦となった昨年9月の2勝クラスで見事に白星。昇級戦の前走3着を挟んで、今回は単勝2.2倍の支持を集めていた。

 11頭立ての手頃な頭数で行われた芝2000m戦。1枠1番から五分のスタートを切ったパラダイスリーフとルメール騎手だったが、すぐにポジションを下げると1コーナーでは早くも最後方の位置取り。前半1000m通過が62秒1のゆったりとした流れの中、変わらずにシンガリのまま向こう正面を通過した。

 3コーナー過ぎからはルメール騎手の手が動き出したが、なかなか進出を開始することができない。4コーナーで大外を回し、最後の直線残り200mを切った付近でようやくエンジンが点火して猛烈な追い込みを見せたが、勝ち馬のレッドライデンには僅かにクビ差及ばなかった。

 レース後、ルメール騎手は「最後にいい脚を使ってくれましたが、エンジンの掛かりが遅い馬なので、直線が長い方がいいと思います」と話した。

 だが、ファンの反応はあまり芳しくないようだ。

 パラダイスリーフはディープインパクト産駒だがあまりスパッと切れず、どちらかといえば先行して早めに仕掛けて長く脚を使い、流れ込むような競馬が向いているタイプだ。ファンにしてみれば、同馬のエンジンの加速が遅いのは分かりきっていることだった。

 また全3勝のうち2勝を中山コースで挙げており、兄のゼーヴィントも全4勝を中山と福島で記録しているなど、小回り巧者の一族でもある。

 ルメール騎手のコメントがいまいち煮え切らないものであったため、SNSやネットの掲示板には、「エンジンの掛かりが遅いのはみんな知ってる」「過去のレース映像とか見てないの?」「もう少し前で競馬してほしかった」など、疑問の声が多く投稿されていた。

「ルメール騎手は先週の京成杯(G3)を1番人気で敗れた際も、レースは前後半がほぼイーブンのペースだったにもかかわらず、『超スローペースでした』と多くのファンが首を傾げざるを得ないコメントを残していました。ちょっと最近は噛み合っていない印象ですね」(競馬誌ライター)

 もともと年間を通じては、スロースターターとして知られているルメール騎手。翌日に行われたAJCC(G2)でも1番人気のオーソクレースで敗退するなど、メインレースでは苦戦が続いているが、本領発揮はいつになるのだろうか。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

トヨタ「2030年にEVを350万台販売」は非常に無理があると考えられる根拠

 EV(電気自動車)ネガティブのトヨタ自動車が、大変身を遂げた。2030年には30車種、350万台のEVを生産、販売するという。しかし、果たして350万台で販売義務をすべて達成できるのだろうか。30年に向かって課題は山積である。

 EVの販売義務があるのならともかく、なにも規制がない地域で赤字覚悟でEVを売るわけにはいかないというのが、日本のほとんどの自動車メーカーの方針であった。これは、利潤の増大を使命とする企業にとって、ごく当たり前の論理である。

 だが、地球温暖化とその結果としての気候の大幅な変動は収まる気配を見せるどころか、ますます強まっている。世界の二酸化炭素(CO2)の20~25%を排出する交通のゼロエミッション化は早急の課題であり、「赤字だから開発も販売もしない」などというこれまでの論理は、もう通用しない。自動車メーカーは赤字にならないようにEVをつくり、売らなければならない。

 そのために各国政府は国によって違いはあるが、EVの販売に大幅な補助金を用意している。また、充電施設の拡充にたいしても大幅な補助金を付け、自動車メーカーのEVシフトを後押ししている。世界の潮流に遅れまいとするなら、トヨタはもちろん、傘下のSUBARU(スバル)、マツダ、ダイハツも早急にEVを開発し、近々に販売台数の50%をEVにしないと世界の潮流においていかれる。

 補助金は付くとしてもEVの販売義務のない日本で、果たしてトヨタのEV 350万台と、傘下メーカーのEVが売られるのか。それとも強力なEVネガティブキャンペーンの効果か、販売台数の伸びない日本では、トヨタは得意のHEV(ハイブリッド車)で済ますのだろうか。というのは、国内でEVを生産するには、電池工場の建設が必須であり、そのためには工場用の土地の確保から始まって、電池の生産機器、専門家を含めた人的資源の確保が必要なのだが、その噂はほとんど聞こえてこないからだ。

 EVの標準的な電池はリチウムイオン電池である。これを空、海で輸送するには細かな安全管理が求められ、梱包も含めて厳重な荷造りが必要であり、これが電池の価格に上乗せされる。電池を海外から調達したのでは、ただでさえ高いEVの価格がますます高くなり、競争力が落ちる。

 ということで、EVを生産するには生産工場の近隣に電池工場を設ける必要がある。あるいは車体の生産工場と電池工場は少なくとも地続きでなければならない。日本で販売するEVは、日本の工場でつくられたボディに、日本の電池工場でつくられた電池を搭載しなければコスト的に成り立たない。トヨタグループはこれからの数年で用意するしかないのだが、社の総力を挙げての大工事である。

トヨタの想定値を検証

 では、トヨタが30年に想定する350万台のEVというのは、世界的にみて多いのだろうか、それとも少ないのか。そのために世界の代表的な国の2030年におけるEVの販売義務台数を見てみよう。

 世界第2位の自動車販売国の米国は、30年までに新車販売の50%以上をEVとFCEVとする。主力はEVなのでほぼ販売台数の半分をEVにするということになる。現在の販売台数はおよそ1700万台なので、850万台のEVである。大変な数だ。

 一方、ジェトロの調査によると、トヨタの19年における米国の販売台数はおよそ240万台であった。これで類推すると30年には120万台のEVを販売する必要がある。ただし、トヨタ傘下のスバル(70万台)もマツダ(28万台)もトヨタからのOEMでEVを販売すると、2019年ではトヨタとの合計で販売台数は340万台となり、うちEVの販売台数は170万台となる。

 1台当たり70キロワット時のリチウムイオン電池を搭載すると、計120メガワット時の容量が必要になる。トヨタが米国ノースカロライナ州に建設予定の電池工場では、当初80万台分の、さらに拡張されて120万台分のEV電池が生産される予定だが、さらなる拡張が必要だ。

 世界一の販売台数の中国ではどうか。トヨタの19年の販売台数はおよそ160万台である。中国は35年にEV比率を50%にする。30年も同数とすると160万台の半分の80万台のEVの販売となる。マツダがOEMで販売する22万台の半分の11万台を上乗せすると91万台だ。

 欧州ではどうか。EUは35年にHEVを含めてエンジン車の販売を禁止する。欧州の自動車メーカーの大半は30年EVシフトを掲げているので、実際は30年に新車は全面的にEVになるだろう。トヨタの19年の販売台数はおよそ77万台である。EVも77万台と考えなければならないだろう。さらにマツダの25万台を上乗せすると102万台となる。

日本で売るEVが残らない?

 私の計算では、30年には米国で170万台、中国で91万台、欧州で102万台。計363万台のEVを、トヨタは世界で生産・販売しなければならない。おおよその計算なので誤差も大きいが、30年にEVの生産台数が350万台というのは、上記の3カ国・地域でほぼいっぱいである。けっして多くはない。そうなると、自動車販売台数160万台の日本で売るEVは残っていない。

 ここは160万台の50%の80万台とはいわないが、少なからぬ台数のEVを日本でぜひ売ってほしいところだ。搭載できる量のリチウムイオン電池を生産できる工場を建設して、日本市場にも十分な量のEVを供給してほしい。

 さらに義務台数を超えてEVが売れるケースも考えられる。理由は2つで、1つは機能面の向上だ。まずEVのコストだが、電池コストの低減と生産台数の増大、生産性の向上によって大幅に下がることが十分考えられる。たとえばアウディは2年ほどでエンジン車と変わらない販売価格になるといっている。さらに充電インフラが急速に整備される。しかも充電器の性能アップで充電時間が10分以内に縮まる。あらゆる場所で待たずに十分な充電が可能になる。高速道路では走行中の充電も可能になるかもしれない。

 2つ目は、一度EVのユーザーになると次もEVにするというEVの圧倒的な魅力と扱いやすさだ。そして、消費者の心理である。近代資本主義の市場では、新しいものが魅力的に映る。そして時代の最先端の象徴となる。人々はある値以上にEVが増えたとき、雪崩を打ってEVを購入するだろう。そして、環境意識の高まりだ。これまでとは逆にエンジン車に乗るには相当の覚悟が必要になるに違いない。

 こうしたことに加えてEVの価格がエンジン車よりも安くなることも大いに考えられる。それは中国で早くも50万円以下の軽自動車サイズのEVが売られ、大人気だということからも十分に想像できる。30年にEV爆発が起きていると、計画した生産台数では間に合わないことも十分に考えられる。そうしたケースにトヨタはどう対応するかは、もちろん明らかにされていない。

(文=舘内端/自動車評論家)

●舘内端/自動車評論家

1947年、群馬県に生まれる。

日本大学理工学部卒業。

東大宇宙航空研究所勤務の後、レーシングカーの設計に携わる。

現在は、テクノロジーと文化の両面から車を論じることができる自動車評論家として活躍。「ビジネスジャーナル(web)」等、連載多数。

94年に市民団体の日本EVクラブを設立。エコカーの普及を図る。その活動に対して、98年に環境大臣から表彰を受ける。

2009年にミラEV(日本EVクラブ製作)で東京〜大阪555.6kmを途中無充電で走行。電気自動車1充電航続距離世界最長記録を達成した(ギネス世界記録認定)。

10年5月、ミラEVにて1充電航続距離1003.184kmを走行(テストコース)、世界記録を更新した(ギネス世界記録認定)。

EVに25年関わった経験を持つ唯一人の自動車評論家。著書「トヨタの危機」宝島社 「すべての自動車人へ」双葉社 「800馬力のエコロジー」ソニー・マガジンズ

23年度から山形の「電動モビリティシステム専門職大学」(新設予定)の准教授として就任予定。

 

後払い決済、急速に普及の理由…面倒なクレカ加入の手間不要、意外なデメリットも

 ここ数年、欧米を中心に広がりを見せつつあるのが“後払い決済サービス”だ。2019年にはフリマアプリ大手であるメルカリが、スマホ決済「メルペイ」での買い物時に、最大で30万円まで翌月以降の支払いができるサービスを始めるなど、日本でもそのシェアを確実に伸ばしてきている。

 メルペイが行った「消費と支払手段に関する調査」によると、10~50代の800人を対象にクレジットカードや後払い決済サービスの利用状況のアンケートを取ったところ、後払い決済を利用していると答えた人は31.1%もいた。

 後払い決済は文字通り“商品が届いた後に代金を支払うシステム”のことで、日本においてその支払い方法は大きく分けて2通りある。ひとつは「請求型」というもので、後払いシステムの運営会社が利用者に商品と一緒に伝票をつけて届けるというスタイル。伝票が届いた利用者はそれを持ってコンビニエンスストアなどで支払えばいいというわけだ。

 もうひとつは「スマホ型」と呼ばれるもので、ID・会員登録をして使うスタイル。代表的なところでいうと、今年の9月に米ペイパルが買収したペイディが運用しているものが該当する。そこで、経済評論家の佐藤治彦氏に、後払い決済がなぜ今広がっているのか、メリットとデメリットの双方を分析してもらった。

若年層を中心に「後払い決済」が増える背景から垣間見える不景気の影響とは

 今、若者層を中心に後払い決済が伸びているわけだが、佐藤氏は、その理由を紐解くためにはまず若者が置かれている現状について知る必要があると言う。

「今の20代の働き方はご存知のように、4割以上が非正規雇用もしくはアルバイトで安定的な収入がない。そうなってくると当然、若者たちの購買意欲も落ち込み、販売側も購買側への与信のレベルが下がってきてしまうわけです。

 与信というのは、簡単に言うと“商品の代金を支払ってくれるまであなたを信用します”という意味の言葉です。とはいえ、ただ信用するだけでは販売側のリスクが高すぎる。そのため、販売側はリスクヘッジのため“与信管理”を行います。これは、クレジットカードにおける“限度額”がいい例ですね」(佐藤氏)

 与信の低下は、現金払いに続く方法として高い需要を誇ってきたクレジットカード業界にも変化を及ぼしているという。

「クレジットカード会社は常に新規加入者を求めます。これは売り上げの先細りを防ぐため、毎年100万人は出てくる新社会人、つまり20代の若者の加入を狙っているということ。ですが、この層が激変してきているのです。従来であれば、年収400~500万円の1部上場企業の正規社員などを想定していたわけですが、今、その層は圧倒的に少ない。

 当然、クレジットカード会社が行う与信審査の時点で、これまでの基準に満たない人が増え、新規加入する若者も減少してきているわけです。では、若者がクレジットカードでの決済を主としていた市場での買い物をしないのかというと、そうではありません。こういった社会的背景があり、若者たちの間で需要が高まってきたのが後払い決済というわけです」(佐藤氏)

利用者・導入企業、双方の目線で見る「後払い決済」のメリット・デメリット

 では、後払い決済がクレジットカードに比べて、なぜそこまで若者にメリットがあるのか。

「後払い決済の会社は、こうした若年層需要を想定して最初の限度額設定を5万円くらいにして、審査もクレジットカードのように顔写真を撮ったり、何枚も資料を提出したりといった、面倒くさい手間はかかりません。導入が簡単なのです。また審査時に生活情報を根掘り葉掘り聞かれることも少ないので、若者にとってプライドが傷つきにくいのも支持されている要因かもしれません。数千円の商品を買いたいだけなのに、なんでクレカをつくるためにここまで聞かれなきゃいけないんだ、と思う若者は少なくないでしょう。

 後払い決済は支払った金額が明確にわかるのもいいですよね。クレジットカードは、近年コスト削減で明細書を送らずにネットで各自が確認するシステムを導入していますが、実際問題自ら確認しにいくのは面倒です。ですが月収が10万円台の人にとっては、翌月にいくら引かれるかパッとわからないのは死活問題となりますよね。

 また、後払いのなかには分割払いしても金利がつかないプランを導入しているところも多く、リボ払いなどが多いクレジットカードに比べて安心して使えるというのも大きいと思います」(佐藤氏)

 メルカリやアマゾンなど、後払い決済を近年積極的に導入している企業側のメリットはなんなのか。

「ここまでの話とつながってきますが、後払い決済を導入すると若者層をより取り入れられて、市場規模を拡大できるというメリットがあります。ほかには、後払いシステムの運営会社に払う手数料が低いので、導入ハードルが低いこともメリットでしょう。これはアメリカと日本が現状ほぼゼロ金利なので、後払いシステムの運営会社は手数料を高く設定しなくても、十分利益が出るという仕組みによるものです」(佐藤氏)

 だが当然デメリットもあるはず。利用者、導入企業側がそれぞれ懸念すべき点は何か。

「クレジットカードのリスクと同じですが、後払いは手元にお金がない状態でも買えるので、要らない物やそもそも払えない物を買ってしまうリスクは必ずあります。ついつい支払い義務を忘れてしまう危険というのは、当然のことですが付いて回ります。

 導入企業からすると、デメリットよりメリットが大きいといって差し支えないでしょうね。これまでの後払い決済だと自社で債権のリスク、つまり消費者が支払いをしてくれないかもしれないというリスクを負わねばなりませんでしたが、近年は多くの場合、後払いシステムの運営会社側がそのリスクを肩代わりしてくれますから、その不安も軽減されているのではないでしょうか」(佐藤氏)

 後払い決済の今後について佐藤氏はいう。

「今後の経済政策で金利額が上昇すれば、後払い決済を利用するメリットが利用者・導入企業の双方で低下する可能性もゼロではないでしょう。ですが、それはあくまで可能性のひとつ。現状大きなデメリットはないと見ていいと思います。ただ、今後若者以外の層にも広めていくためには、ポイント制度を深く活用できるようになってきた30~50代、言い換えるなら“クレジットカードが使いやすく育ってきた層”も取り込めるかどうかがカギとなります。もっと別のメリットを感じさせる部分を開拓していく必要はあるでしょうね」(佐藤氏)

 若者層の経済状況の変化によって普及が加速した後払い決済。若者たちの間で浸透してきているこのシステムが、今後どのように日本社会の決済手段として根付いていくのか、これからも注目だ。

(文=編集部)

セブンのアプリを最大限お得に使い倒す方法!nanacoとの連携でボーナスポイントも

 セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの3大コンビニはそれぞれオリジナルアプリをリリースしており、お得な割引クーポンや商品の無料配布、さらに、最近増えている「ひとつ買うと関連商品がタダでもらえるキャンペーン」などを展開している。

 ここに各種ポイントサービスやQRコード決済などをからめるとさらにお得になるのだが、各サービスが複雑に入り組んでおり、しっかりと使いこなすのはなかなか難しい。

 そこで、改めて各コンビニアプリを解説し、初心者でもお得に使えるテクニックを伝授する。今回は、3大コンビニで最も店舗数が多いセブン-イレブンのアプリを解説していく。

割引クーポンやバッジが豊富なセブンアプリ

 セブンの公式アプリは無料でダウンロードできる。会員登録を済ませれば、すぐにクーポンを利用したり、キャンペーンなどに参加したりすることが可能だ。

 特徴は、割引や無料のクーポンが次々と配布されること。たとえば「おにぎり30円引き」「セブンカフェ30円引き」などは使い切れないほど送られてくる。他にも飲料、食品から日用品、そしてビールや酎ハイの無料クーポンなど、バラエティに富んでいる。これらのクーポンの中には、年齢や性別、そして利用履歴によって配布されるものあるようだ。さらに、おにぎりやコーヒーなどを一定数購入すると、ボーナスとしてもうひとつ無料でもらえるキャンペーンも随時開催中だ。

 たとえば「セブンカフェ10杯購入ごとに1杯無料」は、10杯買えば1杯無料のクーポンが配布される。これは前述の割引クーポンを使った購入でもちゃんと1杯にカウントされるので、仮に30円引きのクーポンをフルに使ったとすると、レギュラーサイズのコーヒーが1杯61円ほどになる計算だ。

 こうしたキャンペーンは随時行われているが、対象期間が決められているので期限切れに注意。また、手に入れた無料クーポンも引き換え期限が決められているので、速やかに交換する必要がある。

 また、セブンのアプリには「バッジ」と呼ばれる機能もある。これはセブンカフェやおにぎり、惣菜などの購入、複数店舗でのアプリ利用、アプリの起動日数などカテゴリごとに点数が加算され、ゲージが上がるというシステム。点数が増えると、銅、銀、金、プラチナとバッジのランクが上がっていき、期間限定のキャンペーンや景品が当たる抽選に参加できるようになる。

 ランクアップしたバッジが集まると「セブンカフェ30円引きクーポン」「お弁当20円引きクーポン」などが入手でき、ミュージシャンのライブやグッズの抽選権なども獲得できる。

 ただし、これらはすべて買い物時にアプリ上部にある会員バーコードを読み込まないとカウントされないため、注意が必要だ。キャンペーンごとに違うコードを探す必要はなく、すべて一括で反映されるので買い物の際の「ひと手間」を惜しまないようにしよう。

セブンのアプリ内でPayPay決済が可能

 セブンのアプリを有効活用する際に外せないのは、PayPayとの連携だ。もともとセブンは2019年7月に独自のQRコード決済「7pay」を開始したが、直後に不正利用被害が続出し、被害総額は3000万円超えの大騒動に。そして、わずか2カ月後の同年9月末にサービスの停止を発表した。これを受けて、セブンは独自路線をあきらめてPayPayとの連携に舵を切り、21年2月末にようやく実施された。

 この連携により、セブンのアプリの下部中央にあるマークをタップすれば、すぐにPayPayの決済画面に転移することができる。さらに、最初からこのバーコードを提示して支払えば、セブンのアプリ会員コードのスキャンも同時に行ってくれる。このシステムを知らずに、セブンの会員バーコードを提示して、さらにPayPayを提示して決済している人をよく見るが、ワンアクションでできることを知ってもらいたい。

 前述したキャンペーンやバッジについても、アプリ内でPayPay決済するだけでそのログが反映されるので、レジ会計の時短にも役立つ。

 また、PayPay払いなら、PayPayボーナスだけでなく同時にセブンマイルも利用額に応じて貯めることができる。セブンアプリでPayPay 決済を行えば、0.5%(基本還元率)のPayPayボーナスと同じく0.5%のセブンマイル、合計1%の還元が受けられるのだ。

 セブンマイルは電子マネーのnanacoに変換できたり、セブン&アイ・ホールディングスで使える特典クーポンと交換ができたりと、お得に運用できる。

nanacoとの連携でボーナスポイントも

 セブンマイルを重要視するなら、nanacoでの支払いの方が相性が良い。セブンアプリ内ではnanaco払いはできないので、別途nanacoのアプリかカードでの支払いとなる。ただし、自分のnanacoとセブンアプリが連携していれば、買い物情報などはnanacoから反映される。そのため、別途セブンアプリの会員証を提示しなくてもよいので、スマートに買い物ができる。

 ちなみに、nanacoも基本還元率は0.5%のため、PayPay同様に0.5%のセブンマイルと合計1%の還元が受けられる。

 また、nanaco支払いでボーナスポイントを獲得できることがある。キャンペーン対象商品をnanacoで購入すれば、20~120のボーナスポイントがもらえるのだ。nanaco利用者にお得なキャンペーンは随時行われているので、アプリのトピックス欄を逐一チェックしてみよう。

 このように、メリットやお得度が大きいセブンアプリ。nanacoやPayPayと紐づけていなくてもクーポンやキャンペーンには参加できるため、セブンを利用する人はアプリを入手していて損はない。利用履歴がさまざまなサービスに影響するため、クーポンを使わないときや少額の買い物などでも、必ずバーコードを読み込んでおこう。

(文=清談社)

TBS、2021年に活躍した女子アナ5人…江藤愛、山本里菜を抑えた1位は?

 2021年に活躍した女子アナを民放キー局5局ごとにベスト5のランキングで紹介するこの企画。第4回目はTBS編をお届けする。果たしてどんな顔ぶれになるのだろうか。

 まず第5位は、田村真子アナ(25)である。現・衆議院議員の田村憲久(57)の長女であることは広く知られているが、ここにランクインした大きな理由は、4月からスタートした朝の情報バラエティ『ラヴィット!』のMCに抜擢されたこと。視聴率的には苦戦しているが、これは田村アナの責任ではない。むしろコンビを組む麒麟・川島明(42)との息もピッタリの進行ぶりで、“日本でいちばん明るい朝番組”らしくいつも楽しい雰囲気が漂っている。

 面白かったのは“年末年始に家族で観たいディズニー映画SP”が特集された日だった。そのなかで『カールじいさんの空飛ぶ家』のVTRが紹介されると、出演者たちが揃ってすすり泣きし始めたのである。田村アナも作品に浸っていたかのように大号泣。ところが、その理由を聞かれると、「私、観たことなくて」と衝撃の告白。当然のようにスタジオはざわつき、出演者の1人からは「あんなの観た人の泣き方だったから!」とツッコミが入るほどだった。どうやら彼女的には、おじいさんが本当に空を飛んでいく話だと思ったという。感受性豊かな人柄がしのばれるTBSの“朝の顔”。田村アナには今後も番組内でのハプニングに期待したい。

 続く第4位は、山本里菜アナ(27)だ。進行アシスタントを務める『サンデー・ジャポン』を筆頭に、情報系・バラエティ系の番組で大活躍。ほかには春改編からMCを担当している『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』や『ひるおび!』の火・木リポーター&プレゼンター、『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~SOUDORI~』のMCなどを担当中だ。さらに、TBSラジオでも『土曜朝6時 木梨の会』に週替わりアシスタントの1人として出演している。

 山本アナといえば、やはり『サンジャポ』だろう。担当して今年1月でもう5年目に突入する。話題の転換が彼女の大事な役目だが、スタジオトークが白熱したり、脱線して思わぬ方向で盛り上がったりするなど、生放送ならではの展開で、進行が“押してしまう”ことがしばしばある。残ったコーナー自体がお蔵入りにならないように彼女が発する「次へ参ります」のタイミングがかなり絶妙なのだ。

 また、積極的な進行でテキパキと仕切るだけでなく、スタジオトークやVTRにも表情豊かに素直なリアクションをみせてくれる。今やTBSを代表するバラエティの顔だけに、今後ますます活躍していくことだろう。

TBSの大黒柱が第3位

 第3位は“TBSの大黒柱”江藤愛アナ(36)だ。秋改編までは情報ワイド番組『ひるおび!』の全曜日でアシスタントを務めていたが、それ以降は月~水の3日間担当になった。代わりに新しい朝の報道・情報番組として始まった『THE TIME,』の木・金のサブキャスターを務めることになった。要は週の前半は“午前〜お昼の顔”、後半は“早朝〜朝の顔”になったワケだ。

『ひるおび!』では総合司会の恵俊彰(57)から全幅の信頼を置かれているため、そのまま同番組だけでもよかったと思われるが、やはり『THE TIME,』は局のエースアナ・安住紳一郎アナ(48)を投入、社運をかけた大型番組だけに、万全の体制を取りたかったのだろう。特に金曜日の司会はアナウンサーではなく、俳優の香川照之(56)だからなおさらだ。実力派の江藤アナが控えているから金曜日も安心して観られる。この2番組に加えて『CDTV ライブ! ライブ!』の進行役も単独で担当している。

 また、2021年春の人事異動ではアナウンス職のまま、“エキスパート特任職トップスペシャリスト(アナウンスセンター内の課長に相当する役職)”へと昇進した。これは人事発令時点での社歴は12年目で、局の女子アナとしては異例の早期昇進とされている。まさに名実ともに“TBSのエース女子アナ”となった。ベテランといってもいい年齢に差し掛かっているが、江藤アナの活躍はまだまだ続きそうだ。

 第2位は20年入社の若手・野村彩也子アナ(24)である。父はご存じ、狂言師の野村萬斎(55)でバリバリのサラブレッドなのだが、入社2年目にしてその期待に見事に応えている。現在の担当番組は『王様のブランチ』の隔週サブMCに『よるのブランチ』のサブMC、『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~』と『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』の進行キャスター。そして秋改編で『THE TIME’』の木・金のサブMCを任されるように。

『THE TIME’』は月~水のエンタメキャスターを勤めていた『あさチャン!』の後番組だが、秋改編までは『ひるおび』の月~水と『ゴゴスマ – GO GO! Smile!-』の隔週水曜日に最新ニュースも担当していたので、入社2年目とは思えない番組担当数だった。また、TBSラジオでも『エンタメ満載! ここだけの話』のパーソナリティを務めているほか、期首特番などの不定期番組も多数担当。さらに、『最愛』の最終回でドラマ初出演も果たしている。まさに“売れっ子アナ”なのである。

 若手のころからこれだけ多ジャンルの番組を経験するのは、今後に向けてのプラス材料ともいえる。TBSの“将来のエース候補”は今後もますます走り続けていくに違いない。

TBSでもっとも活躍した女子アナは意外な人物

 さて、注目の第1位は、入社6年目の日比麻音子(ひび・まおこ)アナ(28)だ。これまでの4人と比べると世間的な知名度は低いかもしれないが、“隠れた実力派”である。

 秋改編で『Nスタ』の月・火のニュースプレゼンターを担当し、ロケリポートなどをこなしたかと思えば、『ひるおび!』では金曜日アシスタントを務め、番組内で放送される『JNN NEWS』も担当。バラエティでは『オオカミ少年』のアシスタントMCに、『王様のブランチ』の隔週出演。音楽番組では『CDTV ライブ! ライブ!』の中継リポーターも務めている。加えて『水曜日のダウンタウン』でもロケ企画の進行を随時担当しているほか、定期的に放送される特別番組にも引っ張りだこ。TBSラジオでも『アフター6ジャンクション』の水曜パートナーとして出演。つまり、日比アナは細かい仕事を地道にきちんとこなしているのである。

 さらに大きかったのは、東京オリンピックだ。秋の番組改編で終了してしまった朝の情報・報道番組『あさチャン!』でスポーツキャスターを担当。オリンピックの開会式当日から閉幕式翌日までの間は、同番組と並行しながら国立競技場前と国際放送センター内の特設スタジオからTBS系列の競技中継や生放送の関連番組に連日、出演していたのである。

 オリンピック・パラリンピック閉幕後の2021年11月28日には、クイーンズ駅伝2021のテレビ中継で第2中継所の実況担当としてスポーツ中継の実況デビューも果たした。TBSの現職の女子アナによるスポーツ中継の実況は史上2人目という快挙でもあった。

 眉毛も細くしない、自然な太さのままでナチュラルな美貌が目を引き、可愛い感じの雰囲気が満載だが、アナウンス力も確か。エースとはいわないまでも、完全に“エース級”である。逆に身体のことを考えると仕事量を減らしてもいいのではないだろうか。現に21年12月14日から1週間にわたって体調不良のため、生放送のレギュラー番組を休んでいる。とはいえ、今後も頑張る日比アナの姿が目に浮かぶ。

 以上がベスト5の顔ぶれである。5人中3人が入社5年目以内の若手というポイントが注目点だ。かたや惜しくも圏外となったのは、入社7年目で『S☆1』を担当し、局を代表する女性スポーツアナウンサーの上村彩子アナ(29)や、入社6年目で『news23』でフィールドキャスターを務める山本恵里伽アナ(28)、『THE TIME,』の月・火・水・金サブキャスターに抜擢された宇賀神メグアナ(26)などがいる。経験値を積み重ね、まさにバリバリ活躍できる時期に差し掛かっているだけに、彼女たちからも目が離せない。

(文=上杉純也/フリーライター)

「静岡県民が悪、の印象操作」?池上彰・リニア特番に批判続出…JR東海が制作協力

 23日に放送されたテレビ番組『池上彰が直撃取材!リニア新幹線とニッポンの未来』(テレビ朝日)で、リニア中央新幹線建設で静岡県の工区の着工が始まらない問題が取り上げられ、SNS上では一部で“静岡県を悪者にしているような番組”だという声もあがるなど、物議を醸している。

 静岡工区をめぐっては、南アルプストンネルの工事期間中に湧水が約500万トン、山梨県側に流出すると試算されており、大井川流域の水量が減少する懸念があるため、静岡県の川勝平太知事は県内の工事許可を出していない。

 これにより、昨年12月にJR東海の金子慎社長も「(開業の)メドが立っているわけではない」と認めるなど、27年の開業が困難になっている。

 同番組内ではジャーナリストの池上彰氏が金子社長にインタビューを敢行。まず、リニア建設の目的について金子社長は、一日当たり15万人以上が行き来する東京・名古屋・大阪を結ぶ太い動線である東海道新幹線の災害時のバイパスをつくることであると説明。また、一部で懸念されている巨額の工事費用負担によるJR東海の財務圧迫の可能性について、

「収入が(コロナ前の)2018年度の9割まで戻れば、年間3000億円くらいを、100%なら4000億円を投入できる。十分つくれる」

と説明した。

金子社長「“なんとかしたい”という気持ちはあるんですが」

 そして池上氏が「静岡県知事が強硬に、こう難色を示していますよね? これは想定外でしたか?」と切り出すと、金子社長は白い歯を見せながら“ハハハ”と笑い、次のように述べた。

「まだ静岡県が納得をいただけるような案がお示しできていないわけですが、おっしゃっていることは分かりますから、ぜひ努力をしていきたいと思います。“なんとかしたい”という気持ちはあるんですが、具体的提案ができるまでの形のものになっていないとうことです。

 想定外というとあれですが、このプロジェクトは大きなプロジェクトで、リニアという事業を私たちがやると言わなきゃですね、(住民が)心配なさったり不安になることもなかったわけなんで、そこは申し訳ないと思っておりますので、なんとか一旦、こういう不安や懸念が生じたことはですね、しっかりと不安を解消するというか、払拭するよう努力をしていかなくちゃいけないと思っております。

 まだ(課題が)残っているところはありますが、地域のいろんな心配に私たちは一生懸命に汗をかいて取り組むつもりですから、そういうことを前提にですね、ご理解をいただきたいということです」

 インタビューのVTR終了後に司会のアナウンサーに「(金子社長は)知事には会いたいような、会いたくないような、どうだったんでしょうか?」と聞かれた池上は、

「タイミングを探るという言い方をしてましたね。今そのまま行っても、はねつけられるだけだから、なんらかの案を持っていかなければならない。それを一生懸命考えている、そんな状態でしたね」

とコメントした。

 続けてスタジオのガダルカナル・タカは、次のように持論を展開した。

「(金子社長は)“一生懸命がんばってる”と言ってくれてるんですけど、“じゃあ、どうする?”ってものが、はっきり見えない状況だと、知事としてもなかなか“うん”と言えない気持ちもわかりますし、ただ、知事のほうも、これだけ“水が大切だ心配だ”というのであれば、もっともっとJRの社長のところに押しかけて行って、話をするってことも、してもいいのかなという気がするんですけどね」

ルート変更案と部分開業案を否定

 番組内では建設に反対する静岡県民たちの声を紹介するVTRも紹介され、池上氏が「川勝知事の発言、一挙手一投足で、周辺が“どうなるんだろう?”と思う、JR東海が頭を抱えるという、そういう状況が続いてますよね」と解説する場面も見られた。

 このほかにも、インタビューで金子社長が静岡県をルートから外す「ルート変更案」について、整備計画・環境アセス・工事認可・工事開始・土地取得など「法律に基づき、いろんなステップを踏んでやってきている」ため、「現実的なことを考えると、ちょっと難しいというのが、私たちの考えです」と否定。さらに、静岡工区をのぞくかたちでの「部分開業案」についても、

「(東海道新幹線の)バイパスにならないんですよね。途中、山梨県側から岐阜県、長野県側から、やっぱり通じないと意味を持たない。品川から名古屋まで結んで初めて大きな機能を発揮するプロジェクトですから」

と明確に否定したが、放送中からSNS上では、次のように放送内容に疑問の声が多数あがる事態となった。

<「静岡県民と知事が悪」の印象操作が酷かった>(原文ママ、以下同)

<開通しないのは静岡が静岡がって 世間からのイメージを静岡が悪みたいなイメージを植え付ける様な番組をやっててほんまやり方おかしい>

<報道の仕方ひとつで、静岡県民がこのようにも言われるわけです。なぜ静岡県民がこのように言われなくてはいけないのでしょうか…>

<一見“中立です”風の番組>

<なんで県民がこんなに反対してるのかもっと詳しく掘り下げて欲しかったなあ。ごねてるって感じの番組に見えて悲しい>

リニアは国家プロジェクトだと言い方すり替えて静岡県民を脅すJR東海金子社長と池上彰>

<ただのJR東海アゲ番組>

<JR東海の提供じゃないのか(笑)>

<リニア絶賛番組?>

 確かに番組内では、「品川まで45分!待ちわびる“長野県駅”で」「リニア開通『できるだけ早く!』愛知・大村知事“熱弁”」などのテロップと共に開業を待ちわびる他県の住民の声が紹介される一方、それとは対照的に開業に反対する静岡県民や川勝知事のVTRが紹介されており、“静岡県だけが反対しているせいで開業が困難になっている”と受け止める視聴者も出ているようだ。

「番組内ではJR東海社員の案内で、リニア工事の現場を池上氏がレポートする場面なども見られ、番組制作においてJR東海の協力を受けているのは事実」(テレビ局関係者)

見えない打開の兆し

 全国紙記者はいう。

「そもそもJR東海が工事着工前に、環境アセスで水の問題を把握した上でしっかりと静岡県に伝えて、工事の合意を取り付けていなかったことが問題の発端。JR東海現名誉会長の葛西敬之氏が安倍晋三元首相の強力な支援者だったこともあり、安倍政権時代に国がリニアの開業前倒しや財政投融資資金の投入を表明して、計画が一気に加速したが、国の全面的なバックアップもあったことから、JR東海も“一県の問題くらいなんとかなる”と軽く考えていた節もある。

 ただ、静岡の川勝知事はリニア工事反対を掲げて昨年再選されており、少なくてもあと4年は着工できないという見方も強い。この問題では一貫してJR東海の金子社長は“静岡の反対で開業は困難”“最大限努力する”と言いつつも、いまだに水の問題をどうするのか具体的な方法を示していない。打開の兆しが見えず、このままだと延々と膠着状態が続く。JR東海はどうするつもりなのかも見えてこない」

 金子社長は同番組のインタビューで、リニア開業によって「(東京・大阪・名古屋がつながり)一つの巨大都市圏になる」と語るが、いったいそれは、いつのことになるのだろうか――。

(文=編集部)

 

パチンコ「一撃11万発」射程の猛爆RUSH…その突入率が更にアップした激アツ仕様!! 新台分析- P牙狼 月虹ノ旅人 絆GIGA GHOST ver.-

 他を圧倒する出玉性能を武器に、パチンコ旧MAX機として一躍ヒット機種へと登り詰めた『CR牙狼XX』。そんな偉大なる初代の誕生から今日に至るまで数多くのシリーズ機がリリースされ、爆裂タイトルとしての地位を確立してきた。

 そんな『牙狼』の爆発力をP機で見事に再現したのが、『P牙狼 月虹ノ旅人』。RUSHとなる「魔戒CHANCE」は、初代を彷彿とさせる出玉性能(81%継続×ALL1500発)を実現しており、それが基本1G連で決着するというスピード感も持ち合わせている。

 一撃11万発すら射程に収めた驚異的な火力で多くのユーザーを魅了。昨年を代表する爆裂機の一つとして、抜群の存在感を放っていた印象だが…。

 この快進撃は2022年も続きそうな気配。『P牙狼 月虹ノ旅人』のスペックを更に強化した激アツ新台が、間もなくホールへ導入される。

【注目記事】
パチスロ台を自宅に置いたら、とんでもない事態に?近隣トラブルにもなりかねない「家スロ」の注意点
パチンコ「新たな無双の面白さ」提供する最高峰の爆速…激アツの俺速スペックより気になる要素が!?

『P牙狼 月虹ノ旅人 絆GIGA GHOST ver.』(サンセイR&D)

■大当り確率:1/319.68
■賞球数:3&1&5&15
■カウント:10カウント
■ラウンド数:3Ror6Ror10R
■魔戒CHANCE突入率:53.1%
■魔戒CHANCE継続率:81%
■遊タイム:非搭載
■ラウンド振り分け
・通常時
「6R+魔戒CHANCE」6.2%
「3R+魔戒CHANCE」46.9%
「6R通常」46.9%
・右打ち中
「10R+魔戒CHANCE」81%
「10R通常」19%
○○○

 大当り確率1/319.68のミドルタイプで、基本的なゲーム性は『P牙狼 月虹ノ旅人』を踏襲。前作と大きく異なるのは、「遊タイムが非搭載」という点である。

 それによって、初当り時の魔戒CHANCE突入率は「50%→53.1%」に上昇。初回獲得出玉に関しても「3R・450発→6R・900発メイン」へと強化されている。魔戒CHANCEの性能は「81%継続×ALL1500発」と変わらないため、順当にスペックアップしているといえるだろう。

 また、演出面に関しては『P牙狼 冴島鋼牙』や『P真・牙狼』で搭載されていたW液晶「ギガゴーストビジョン」を採用。前作より更に表現力が上昇している点も本機の特徴だ。

『P牙狼 月虹ノ旅人 絆GIGA GHOST ver.』の導入予定は1月24日。今年も『牙狼』がホールを出玉で満たしてくれるのか。その活躍に期待である。

パチンコ「一撃11万発」射程の猛爆RUSH…その突入率が更にアップした激アツ仕様!! 新台分析- P牙狼 月虹ノ旅人 絆GIGA GHOST ver.-

 他を圧倒する出玉性能を武器に、パチンコ旧MAX機として一躍ヒット機種へと登り詰めた『CR牙狼XX』。そんな偉大なる初代の誕生から今日に至るまで数多くのシリーズ機がリリースされ、爆裂タイトルとしての地位を確立してきた。

 そんな『牙狼』の爆発力をP機で見事に再現したのが、『P牙狼 月虹ノ旅人』。RUSHとなる「魔戒CHANCE」は、初代を彷彿とさせる出玉性能(81%継続×ALL1500発)を実現しており、それが基本1G連で決着するというスピード感も持ち合わせている。

 一撃11万発すら射程に収めた驚異的な火力で多くのユーザーを魅了。昨年を代表する爆裂機の一つとして、抜群の存在感を放っていた印象だが…。

 この快進撃は2022年も続きそうな気配。『P牙狼 月虹ノ旅人』のスペックを更に強化した激アツ新台が、間もなくホールへ導入される。

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『P牙狼 月虹ノ旅人 絆GIGA GHOST ver.』(サンセイR&D)

■大当り確率:1/319.68
■賞球数:3&1&5&15
■カウント:10カウント
■ラウンド数:3Ror6Ror10R
■魔戒CHANCE突入率:53.1%
■魔戒CHANCE継続率:81%
■遊タイム:非搭載
■ラウンド振り分け
・通常時
「6R+魔戒CHANCE」6.2%
「3R+魔戒CHANCE」46.9%
「6R通常」46.9%
・右打ち中
「10R+魔戒CHANCE」81%
「10R通常」19%
○○○

 大当り確率1/319.68のミドルタイプで、基本的なゲーム性は『P牙狼 月虹ノ旅人』を踏襲。前作と大きく異なるのは、「遊タイムが非搭載」という点である。

 それによって、初当り時の魔戒CHANCE突入率は「50%→53.1%」に上昇。初回獲得出玉に関しても「3R・450発→6R・900発メイン」へと強化されている。魔戒CHANCEの性能は「81%継続×ALL1500発」と変わらないため、順当にスペックアップしているといえるだろう。

 また、演出面に関しては『P牙狼 冴島鋼牙』や『P真・牙狼』で搭載されていたW液晶「ギガゴーストビジョン」を採用。前作より更に表現力が上昇している点も本機の特徴だ。

『P牙狼 月虹ノ旅人 絆GIGA GHOST ver.』の導入予定は1月24日。今年も『牙狼』がホールを出玉で満たしてくれるのか。その活躍に期待である。

JRA“イジメ”のような神展開に霜降り明星・粗品ブチ切れ確実!? これぞ「逆神」たる所以か…狙い通りの単騎逃げ成功も、まさかの1、2番人気強襲で撃沈

 23日、中京競馬場で行われた東海S(G2)は、7番人気のスワーヴアラミス(牡7歳、栗東・須貝尚介厩舎)が勝利。最後の直線で粘りこみを図る1番人気オーヴェルニュをきっちり捕らえて、重賞3勝目を飾った。

「最後は『頼む、伸びてくれ』と必死に追いました」

 そんなスワーヴアラミスの主戦・松田大作騎手の思いが届いた一戦は、先に抜け出したオーヴェルニュの団野大成騎手が「勝ったかと思ったんですが……」と言えば、4着の2番人気サンライズホープの幸英明騎手も「惜しい競馬でした」と悔しがる“どんでん返し”が、最後の最後に待っていた。

 そんな劇的な逆転劇を呼び込んでしまったのは、もしかしたらあの男かもしれない。

「本気の競馬予想をしていきたいと思います」

 自身の公式YouTubeチャンネルでそう力強く語ったのは、「生涯収支マイナス1億円君」こと霜降り明星の粗品だ。詳細はぜひ動画をご覧いただきたいが、粗品といえば連敗に次ぐ連敗で昨秋から年末年始の競馬を盛り上げた1人。ファンの間ではすっかり予想が全く当たらない“逆神”として定着している。

 東海Sの予想動画もすでに30万再生超え(23日現在)と、その人気ぶりは留まるところを知らない粗品だが、今回も「僕が買わなかったら来るし、買ったら来ません」と、悲痛?な“競馬あるある”から予想に入った。

 そんな粗品が本命に指名したのが、4番人気のアイオライト(牡5歳、美浦・武藤善則厩舎)だ。

「内枠を引けたのが理想的」「高い確率でハナをとれる」と単騎逃げを狙っての抜擢だったが、実際のレースでは、粗品の本命アイオライトがハナを切って、最後の直線も先頭で迎えるなど粗品の展開予想はバッチリ。

 ついに連敗脱出、そして逆神卒業かと思われたのも束の間……先行馬のサンライズホープはともかく、差し馬だったオーヴェルニュまで早めに来られる逃げ馬にとっては最悪の展開で、アイオライトはあえなく沈没……。最後は13着に大敗した。

「アイオライトとしては厳しいレース展開になりました。鞍上の菱田裕二騎手も『前走ほど楽に逃げられなかった』と、有力馬に早めに来られてしまったことを悔いていましたね。

ただ結果的には、1、2番人気の2頭が早めに逃げ馬を潰しに行った結果、伏兵スワーヴアラミスの差し切りが決まった展開。もしアイオライトがもっと楽に逃げられていれば、まったく違った結果になったと思いますし、粗品さんの予想も決して的外れというわけではないと思うのですが……持ってないですね(笑)」(競馬記者)

 これこそまさに、今最も注目されている“逆神”が呼び込んでしまった結果なのだろうか――。

 粗品としては2着オーヴェルニュも「紐からは絶対に外せない」と評価しており、3着ブルベアイリーデも買い目に入っていただけに、またも痛恨のハズレとなってしまった。

 ただ、あえて敗因を述べるなら「重賞でも十分通用すると見て本命に決めました」というところの字幕が「“重症”でも十分通用する……」となってしまっていたところで、肝心の運を呼び込むことができなかったのかもしれない。

 自ら「生涯収支マイナス1億円君」と称し、自虐ネタで爆死を繰り返している粗品。その人気と注目度はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いだが、逆に本命に指名された陣営は堪ったものではないだろう。「ヤメテくださいよー」というアイオライトと菱田騎手の声が聞こえてきそうだ。

 ちなみに粗品はレース後にも、結果報告の動画をアップしている。そちらにもぜひ注目していただきたいが、結果が結果だけに今回も爆笑必至の内容になることは間違いなさそうだ。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。