映え禁止、短時間調理「地味弁.com」人気の秘密…頑張らない弁当、見直しの機運

 毎日のランチを、出費や健康が気になる外食からお弁当に切り替え、自炊をするようになった、なんて人もここ最近は少なくないことだろう。しかし、そんなお弁当も近年は“映え”が重視されたりと、自炊初心者にとっては少々ハードルが上がっている風潮がある。だが、そんな自炊初心者にとって“地味”という要素を大々的に打ち出したサイト「地味弁.com」は、自炊のハードルを下げてくれる心強い味方だ。

 このサイトには約70種(2021年1月1日現在)のお弁当レシピが公開されているが、例えば「乱切り楽々チンジャオロース弁当」「野菜いろいろプルコギ丼弁当」「チャーハンミートボール弁当」「かんたん甘辛焼き」など、確かに茶色がかなり多めで地味な色合いの地味弁がずらっと並んでいるのである。だがしかし、この地味弁、どれもこれも美味しそうなのだ。

「白黒の食材が際立つ春のモノクロ弁当」/寺井幸也氏考案

「ご飯の旨み引き立つかんたん甘辛焼き」/しらいのりこ氏考案

「乱切り楽々チンジャオロース弁当」/ツレヅレハナコ氏考案

「気分は夏休み! 海の家弁当」/ぐっち氏考案

「しっかりめの味付けでごはんがすすむ! 野菜いろいろプルコギ丼弁当」/和田明日香氏考案

「大きな肉団子で大満足! チャーハンミートボール弁当」/栗原心平氏考案

 実はこの「地味弁.com」、全国農業協同組合連合会(JA全農)が企画するお米の消費拡大を目指すプロジェクト、「NO RICE NO LIFE PROJECT」の取り組みのひとつなのだとか。そこで今回、その詳細について、JA全農の担当者である池山氏に話を聞いた。

簡単に短時間で彩りを気にしない美味しさが地味弁の魅力

 まず、地味弁のコンセプトや定義とはなんなのか。

「見た目は気にせず、華やかさよりも美味しさを追求することで、頑張らなくていいお弁当というのが地味弁です。無理せず、気張らず、みんなが幸せになるお弁当生活を提案していくというのがコンセプトですね。

 具体的に言いますと、我々が提案している“地味弁”の定義は次の5つです。

【お米はマスト!】これはお米を楽しめてこその“地味弁”という考えからです。

【映え禁止!】SNS映えは気にせずにつくるということもポイントとなってきます。

【品数2品程度!】お手軽さは美徳であるという考えから来ています。

【色は3色程度!】こちらはシンプルな美しさを目指してほしいということですね。

【調理時間は10~30分!】長続きの秘訣は短時間調理ですので、継続して習慣化していただくために、こういった提唱もしています。

 簡単に短時間でお米も楽しめるお弁当を目指して、こういった定義づけをさせていただいているんです」(池山氏)

 彩り豊かな一般的なレシピサイトとは違い、見た目が単色になっても気にしないスタイルでレシピを紹介しているということか。では、なぜ“地味さ”に目を付けたのだろうか。

「ピクニックや運動会といったイベントで気合いを入れてお弁当をつくる場面では、色合いにも気を使って、さまざまなメニューを入れ込むのも苦ではないかもしれません。とはいえ、たまのイベントならば凝ったものをつくろうと思えますが、毎日手づくりでお弁当をつくっているような人にとっては、そこまで毎回気を使うのは骨が折れる作業です。

 しかし、いわゆる“映え”を重視しない地味なお弁当なら、手軽につくれて毎日の準備もかなり楽になりますよね。そうすれば、ずっと継続してお弁当に向き合ってもらえるのではないかなと思ったのがきっかけでした。それが最終的に、お米の消費拡大につながってほしいなというのが我々の願いなんです」(池山氏)

 なるほど、“お米消費拡大”という目標から逆算して誕生したのが「地味弁.com」ということのようだ。サイトで紹介されている地味弁たちは誰が考案しているのだろうか。

「『地味弁.com』では、地味弁の定義をしっかり理解してくださる料理家の方にレシピを考案してもらっています。毎年、たくさんの料理家の方にジョインしていただいて、レシピを追加してきました。

 あくまで一例ですが、料理家として料理番組『男子ごはん』(テレビ東京系)などでも活躍している栗原心平さん。料理愛好家・平野レミさんの次男と結婚し、多くもメディアでオリジナルレシピを紹介している料理家の和田明日香さん。米農家の旦那さんと炊飯系フードユニット『ごはん同盟』を主宰している、料理研究家のしらいのりこさんなどがいらっしゃいます。

 こういった料理業界で著名かつ人気の方々に依頼し、現在20名以上の料理家にご登場いただいているので、レシピもかなり多彩になってきました」(池山氏)

「地味弁.com」を開設した反響はなかなか大きかったのだとか。

「レシピは現時点で70種ほど公開していて、Twitterでもその情報を随時共有しています。嬉しいことに、Twitter上では“見た目が茶色いけど美味しそう”とか、“実際につくってみたい”などという声もいただいておりますし、、ウェブなどのメディアでも取り上げていただいたこともあります。

『地味弁.com』は公開から約2年半が経っているんですが、これからも地味弁らしく地味にメニューを追加して、継続していきたいと思っています」(池山氏)

「地味弁.com」以外にも個性豊かなコンテンツを展開している

 次に、「NO RICE NO LIFE PROJECT」を立ち上げた背景を聞いた。

「現在、お米の消費量は残念ながら年々減少している状況で、個人のお米消費量はピーク時の半分ぐらいとなってしまっています。ピーク時というのは60年くらい前なんですが、当時は1人あたり年間120kgほどのお米を消費していたのです。

 また、直近では新型コロナウイルス拡大の影響もありまして、外食でお米を食べる機会というのも減ってしまった方が多いのではないかと思います。こうした状況をどうにかしたいと考え、われわれJA全農では、お米を楽しく、美味しく食べていただきたいという想いから、お米の消費拡大プロジェクトである『NO RICE NO LIFE PROJECT』を立ち上げ、現在もさまざまなプロジェクトを進めております」(池山氏)

地味弁.com」以外には、一体どのようなプロジェクトを進めているのだろうか。

「例えば、普段コロナ禍での運動不足などを背景に体づくりや筋力アップを意識される方が増えたというデータをもとに、お米は筋トレに効果的であるという情報を発信するため、『筋肉×ごはん RICE BODY』というコンテンツを作成しました。最近は糖質を気にしてご飯を食べずに運動されるという方も多いかもしれませんが、実はトレーニングして筋力アップしたいときには、鍛えたい筋肉を動かすためのエネルギーが必要で、その主なエネルギーというのは糖質なんです。糖質のなかでも脂肪が少ないお米は、体づくりにぴったりです。

 このコンテンツは、“バズーカ岡田”の愛称で知られる理学療法士で日本体育大学准教授の岡田隆さんに監修していただいております。岡田さんは柔道全日本男子チーム体力強化部門長を務めた、いわば体づくり、筋肉づくりのスペシャリスト。お米が筋トレをする方にお勧めしたい食材である理由を、詳しく解説していただいています。

 また、お子様にお米を好きになってもらうための食育プロジェクトとして、お米のうたとダンス『ひとつぶ』という曲と動画を制作しました。これはアーティストの吉田山田さんとコラボして作ったお米の曲で、お子様たちに歌って踊ってもらいながら、お米を好きになってもらおうというものです。ダンスと組み合わせた食育コンテンツも、特設ウェブサイトで公開中です」(池山氏)

 そのほかにも、意外にもフライパンひとつで簡単につくることができるという、スペインの名物料理パエリアを特集した『週末はパエリアの日!』というサイトもあるそうだ。また、SNSでもプロジェクトを展開しているそうで、お米キャラクターのライスライダー(@RiceriderZennoh)は、Twitterにて毎日お米の知識を発信しているという。

 最後に、JA全農ではお米の消費拡大のためにどのような活動を行っていくのかを聞いた。

「ここではまだ言えないのですが、ほかにも多くの企画を考えておりまして、そういった企画を通して、みなさんにお米を食べていただけるような情報を発信していきたいですね。今、お米を食べると太ってしまうんじゃないかとか、ご飯を炊くのがめんどうとか、お米に対してネガティブなイメージや悩みを持つ人が増えている印象があります。我々としては、そうした気持ちにきちんと向き合って応えていくことが大切だと思っています。これからも美味しく楽しくお米を食べていただけるような情報を発信していく所存です」(池山氏)

 一見地味に見えるお弁当が並ぶ異色のサイト「地味弁.com」。その裏側を覗いてみると、日本のお米事情を変えていこうと日々奮闘する試みが見えてきた。「NO RICE NO LIFE PROJECT」の多彩なコンテンツ作りと、お米文化の進化はこれからも目が離せない。

(取材・文=海老エリカ/A4studio)

 

話題のアップル・レガシーコンタクト機能、持ち主=故人の意外なメリットと注意点

 アップルは昨年11月9日、iOS15.2に「レガシーコンタクト」機能を追加し、話題を集めていた。これは、事前にアップルアカウントにアクセス可能な人物を指定しておくと、その持ち主の死後、指定された人物がデータやIDを継承できるという機能だ。指定された人物がアクセスできるのは、故人の写真、メッセージ、メモ、ファイル、連絡先、カレンダーイベント、アプリ、デバイスのバックアップなど。指定された人物でもアクセスできないのは、iCloudキーチェーンやライセンスで保護されたメディアなどだという。

 そこで、今回は『デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた』(日本加除出版/伊勢田篤史氏との共著)などの著書を持つ、元葬儀社勤務のジャーナリスト・古田雄介氏に、「レガシーコンタクト」機能が登場した背景や使用することのメリット、注意点などについて聞いた。

持ち主と遺族、それぞれのメリットは?

 そもそも、これまでに故人のデータにアクセスできないことでどんな問題があったのだろうか。

「問題に感じるのは、当然ですが残された遺族や関係者です。デジタル遺品には、ネット銀行の口座やサブスクリプションの契約などお金に絡むものはもちろん、家族写真やメールなど遺族にとっても大切に思えるものもあります。そうした遺品にアクセスできないことに切実な悩みを抱えて、問い合わせをしてくるケースがこれまで多くありました。遺産や大事な思い出がそこにあるのに触れられない状況は遺族たちに大きな負担となります。

 もちろん、遺される人にそんな思いをさせないために、データは本人が生前に整えておくのが一番ですが、やはり急死して取り出せなくなってしまうケースもあります。そんなトラブルを解決するために、今回、『レガシーコンタクト』機能が実装されることになったのでしょう」(古田氏)

 では、この機能は具体的にどういったものなのか。

「故人のiCloudの中身をアプリ単位で指定した人物に託すことができます。つまり、写真は家族に託し、仕事上のファイルは同僚に託すというように、利用者が生前にデータを渡す相手を選べるわけです。

 指定した相手にはスマホやメールなどを介してアクセスキーURLが届きます。持ち主が死亡した際には、そのURLにアクセスして死亡証明書や除籍謄本など、公的に死亡を証明できる書類をアップロードするわけです。するとアップルの確認が入ったのち、iCloudへのアクセスが開放されるという仕組みです」(古田氏)

 公的な死亡の証明書が必要であり、アップルの確認も入るとなればセキュリティの面でも安心だ。では、同機能を利用する際に覚えておくと良いポイントはどういったことだろう。

「遺された人たちにとって一番ありがたいのは、知りたいことや欲しいデータがまとめてあるということだと思います。ですから、持ち主は遺される人が必要とするであろうデータをまとめたうえで、設定するのがいいのではないでしょうか」(古田氏)

 しかし、自分の死後にその機能が発動される持ち主にとっては、どんなメリットがあるのかわかりづらいようにも思える。

「持ち主にとってのメリットはわかりづらいかもしれません。けれど、この機能を利用することで意識が変わり、副産物的に得られるメリットはいくつかあると思います。まず、意識の変化によって提供するデータと見られたくないデータを分けておくなどの準備ができれば、死後の名誉が守られます。これは十分にメリットといえるのではないでしょうか。

 また、これは直接システムの機能から得られるメリットではありませんが、そもそも自分のデータが特定の人に見られてしまうことが日頃から想像できれば、デジタルの持ち物の整理の仕方も変わってきますよね。このように、“デジタル終活の第一歩”として同機能を利用することで自分の死後のことを意識できるようになるのは、いいことなのではないでしょうか」

“恥ずかしいものを含めて財産”である

 では、同機能を使う際、どんなことに注意すべきなのだろうか。

「まず、データを託す相手のデジタルリテラシーを考えてみることが大切です。デジタルに関して知識がまったくない人に託してしまうと、よくわからないまま放置されてしまうということも十分に考えられます。

 また、データを託す相手のメールアドレスはいつまでも有効なわけではありません。親族関係や友達関係が続いていても、そのメールアドレスを永遠に使い続けているとは限らないということを念頭に置き、登録後も数年に一度は確認しておくのがいいかもしれませんね」(古田氏)

 また、古田氏は同機能を使うにしても、スマホのパスワードは遺された人に伝えられるようにしておいたほうがいいと話す。

「ここ数年で、運免許証や健康保険証、財産などの重要なデータがスマホと連携する流れになっています。これらはほとんどの場合、持ち主の死後に放っておかれる類のデータではありませんが、手をつけようにも遺されたスマホのパスワードがわからず、遺族がどうすることもできなくて頭を悩ませるというケースは増えてしまうかもしれません。

 レガシーコンタクト機能を使ってもスマホのロックは解除できないので、スマホのパスワードを書いた紙を重要な書類と一緒に入れておき、いざというときのために遺族にわかるようにしておくといいでしょう。パスワード部分には修正テープを何度か走らせて、スクラッチカードのように隠しておいてください。これで盗み見られる心配がある程度抑えられますから」(古田氏)

 では、この機能が使われるようになることで、社会にどんな変化があると考えられるのだろう。

デジタル終活の認知度・実施度が高まるのは間違いないでしょう。特に、デジタル遺品の塩漬け問題はいくらか解消されるのではないでしょうか。ただ、この機能を利用するか利用しないかはユーザーの自由なので、実際に利用する人はあまり多くないかもしれません。それは今後の浸透具合によるでしょうね」(古田氏)

 しかし、デジタル終活を専門に扱う古田氏は、この機能の登場によって、人々の意識が変化することには強く期待を寄せている。

「デジタル終活がより身近なものになり、“自分の死後、デジタルの城には誰も踏み込むな”なんて考え方はすでに絵空事であることを知ってもらえればいいなと思います。実際、スマホやPCを持つ自分たちは恥ずかしいものも含めて財産を抱えているのだと気がつく、いいきっかけになるのではないでしょうか」(古田氏)

使うも使わないも個人の自由ではあるが、多くの人にとってデジタル終活と初めて向き合うきっかけになるかもしれない。

(取材・文=泥沼蛙/A4studio)

 

人気沸騰中「超ときめき宣伝部」とは何者なのか?世界的なブレイクの兆候

 1月31日に放送された朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)に、アイドルグループ・超ときめき●宣伝部(編注:●はハートマーク/以下、省略して表記)がゲスト出演。一般的にはまだ知名度低めの彼女たちだが、実はネット上に多くのファンを抱えており、その広がりは海外にも。『スッキリ』出演を果たした際は、ツイッターでもトレンド入りを果たした。

 超ときめき宣伝部は、大手芸能事務所スターダストプロモーションの女性アイドル部門「STARDUST PLANET」に属するグループで、ももいろクローバーZや私立恵比寿中学などの後輩にあたる。

 もともとは、2015年4月にケーブルテレビ・J:COMで開始した『生放送!!私立輝女学園 SEASON2』を広めるため、私立輝女学園の「ときめき宣伝部」として“期間限定の部活動”というかたちで結成されたが、2カ月後にはCDデビューし、同12月に開催された初のワンマンライブで、期間限定ではないグループ活動の継続を発表。16年3月に私立輝女学園を卒業したのちも活動は続き、同11月発売のシングル「ガンバ!!」でメジャーデビュー。以降は一部メンバーの入れ替わりもありながら、20年4月に「超ときめき宣伝部」に改称した。ちなみに、彼女たちのファンは「宣伝部員」と呼ばれる。

 メンバーは現在、リーダーの「宣伝部長」こと辻野かなみ(超ときめきブルー)を筆頭に、坂井仁香(超ときめきレッド)、菅田愛貴(超ときめきレモン)、杏ジュリア(超ときめきパープル)、小泉遥香(超ときめきピンク)、吉川ひより(超ときめきグリーン)の6人で活動中。坂井は19年4月からフジテレビ系『めざましテレビ』内のトレンド情報コーナー「イマドキ」の“イマドキガール”も務めるなど単独でのメディア露出も多いが、ほかのメンバーもそれぞれテレビや舞台の仕事をすることも。

「すきっ!」の流行

 そんな彼女たちがグループとして大々的に注目を集めたきっかけは、ときめき宣伝部時代の18年4月に発売したアルバム『ときおとめ』の収録曲「すきっ!」の流行である。21年3月頃からショートビデオプラットフォーム・TikTokで使用されるようになり、同5月には超ときめき宣伝部による再レコーディング・リアレンジ音源「すきっ!~超ver~」を配信リリース。グループの公式アカウントが同曲を使用してTikTokに投稿したオリジナル動画は、1週間で再生回数250万回を突破したことも話題に。なお、この「すきっ!~超ver~」は同9月発売のミニアルバム『すきすきすきすきすきすきっ!』に収録された。

 こうしてネットを中心に知名度が急上昇した超ときめき宣伝部は、昨年の大みそかから今年1月1日にかけて放送された『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2021→2022』(TBS系)でも「すきっ!~超ver~」を披露。そして1月31日放送の『スッキリ』でも特集され、“王道のアイドル路線”が海外でもウケていることなどが紹介されたほか、彼女たちの生パフォーマンスにスタジオが盛り上がる様子も。もちろん、『スッキリ』を視聴していたネット上のファンも大いに沸き、

とき宣の『スッキリ』出演楽しみにしてたんだけど、思ってた以上にガッツリ特集してもらえた! それだけ注目されてるってことだね」

「海外でもとき宣人気が高まってるの知らなかった!」

「楽しそうに応援する海外の宣伝部員たちにニッコリ。国境を越えて共感したわ」

「とき宣は朝から元気いっぱいで可愛いな~! この調子でどんどんテレビ進出してほしい」

「いつか絶対にとき宣のライブに参戦したい! パワーをもらえそう!」

「『スッキリ』さんありがとう。是非またとき宣を呼んでください」

といったコメントを寄せていた。

 昨年はネットでバズった超ときめき宣伝部。今年はテレビ露出を増やし、お茶の間にも“ときめき”を届けてくれそうだ。

(文=編集部)

 

大手パチンコチェーン・NEXUSグループがSDGs活動、「食品ロス削減」と「脱プラスチック対策」へ

 関東を中心にパチンコホール「D’STATION」など展開するNEXUSグループは1月27日、国際連合が定めた「持続可能な開発目標」SDGs活動への取り組みの一環として、「食品ロス削減」と「脱プラスチック対策」をスタートすると公式HP上で発表した。

 同社の飲食事業部では、いまだ続くコロナ禍で飲食店への営業時間短縮や休業要請の影響を受け、多くの食材が行き場を失ったことでフードロスへの意識が高まり、2020年度には社会貢献のひとつとして「子育てママ応援支援企画」お弁当100食を無料配布するなどの活動を行った。

 これらの活動を通じて多くを学んだ同社は、「食品ロス削減」対策を事業部規模で「NEXUS SDGsプロジェクト」の一環として取り組むことを決定。具体的には各店舗ごとに発注数から実際の提供数を数値化して過剰発注を削減すること、食事提供の量をカスタマイズできるようにすること、食品廃棄ロスに対して提供前の廃棄を削減すること、各月での廃棄した量をグラム単位で数値化して共有すること…の4つを挙げた。

 フードロスは、本来食べられる食品を捨てることによる損失を指す。このフードロスは食品製造・卸・小売業・外食産業など事業活動によって出る「事業系フードロス」と、家庭から出る「家庭系フードロス」の2つに大別され、世界の食料廃棄は年間約13億トン、消費のために生産された食料のおよそ3分の1が廃棄されているという。

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 同社は2021年、SDGs活動への取り組みの一環として、紙・プラスチックの代替えとなる石灰石から生まれた日本初の新素材「LIMEX(ライメックス)」を使用した名刺を新採用。これによって名刺1箱で約10リットルの水を守ることが可能で、「安全な水とトイレを世界中に」「産業と技術革新の基盤を作ろう」「つくる責任、使う責任」「気候変動に具体的な対策を」などSDGsの8つの項目に貢献できるという。

 また、2022年1月からは、D’STATION全店舗のコーヒーサービスでマドラーをプラスチックから環境にやさしい紙マドラーに変更。これについても同社は「小さな一歩ですが、社会課題解決のためにできることを、一つひとつ丁寧に取り組んでいきたい」としている。

JRA池添謙一、武豊&横山典弘「大絶賛」から一転…痛恨斜行で騎乗停止。「気を付けていたとは思うんですけど」フェブラリーS(G1)騎乗できず

 5日、中京競馬場で行われた5R・3歳未勝利は、岩田望来騎手の1番人気サブライムアンセムが勝利。単勝2.3倍に応え、3戦連続2着に終止符を打つ結果となった。

 その一方、後味の悪い結果になってしまったのが、2番人気だったハギノモーリスと池添謙一騎手だ。

 実は、結果的には惜敗続きに終止符を打ったものの、勝ったサブライムアンセムは4戦連続2位入線だった。何故なら、最先着でゴール板を駆け抜けたのはハギノモーリスだったからだ。

 13頭立てで行われた芝1600mの一戦。最後の直線で逃げ馬を交わし、最初に先頭に躍り出たのがハギノモーリスだった。このまま粘りこみを図りたいところだが、口向きが悪く蛇行気味の走り。鞍上の池添騎手も手前を替えるなど試行錯誤するも、左右にフラフラするだけで効果的な成果は得られなかった。

 そうこうする内に先頭に並びかけたのが、サブライムアンセムとバンデルオーラだ。池添騎手もここが勝負どころとハギノモーリスにムチを入れたが、結果的にはこれが致命傷となった。

 ムチを打たれたことで外に大きくヨレたハギノモーリスが、並びかけたサブライムアンセムとバンデルオーラと接触……。玉突き事故のようになった2頭がバランスを崩している間にハギノモーリスが先頭でゴールしたのだ。

「うーん、残念な結果になってしまいましたね。レースは結局、審議になって1位入線のハギノモーリスが、被害馬2頭の後ろに入る3着へ降着。2位入線のサブライムアンセムが繰り上がりで優勝ということになりました。

ハギノモーリスはこれがキャリア2戦目ですが、実はデビュー戦となった前走も、同じようにムチを入れられて外へ大きく斜行しています。この時は藤懸(貴志)騎手が騎乗していましたが、今回の池添騎手も気を付けていたとは思うんですけどね……」(競馬記者)

 なおレース後、JRAの公式ホームページでは「第1位に入線した5番ハギノモーリスは、最後の直線コースで外側に斜行し、9番バンデルオーラ(3位入線)および2番サブライムアンセム(2位入線)の走行を妨害しました」として、池添騎手へ19日から27日の9日間(開催4日間)の騎乗停止処分が下っている。これでフェブラリーS(G1、20日)のタイムフライヤーなどに騎乗できなくなった。

 先週のシルクロードS(G3)では、現役屈指のお転婆メイケイエールに復活の勝利をプレゼントし、過去に騎乗した武豊騎手や横山典弘騎手からも絶賛されたという池添騎手。

 他にも「金色の暴君」と称された三冠馬オルフェーヴルや、スイープトウショウなど一癖ある馬を成功に導いてきた名手でもある。しかし、さしもの池添騎手も今回ばかりは手に負えなかったようだ。

 ちなみに1位入線馬が2つ以上降着するのは、2020年の高松宮記念(G1)のクリノガウディー以来。騎乗停止となるジョッキーの反省はもちろんだが、ハギノモーリス陣営にも早急な立て直しが求められて然るべきだろう。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

パチスロ初打ちで大敗も希望!?「コイツの攻略に勤しみたい」と…【濱マモルののほほんコラムVol.134~宣戦布告~】

 シリーズの初打ちは『アラジンⅡ』だった。純粋に集中役で増やすノーマルから、ビッグの連チャンで激増するバージョンなど複数ある裏モノまで、あらゆるタイプを遊技。その後、わりと近所に初代の『アラジン』があると知るや否や、若輩者ながらもベテランたちに交じってモーニングを狙いに行ったものである。

 もちろん、4号機『アラジンA』にもドハマり。スーパーアラチャンを夢見て暇さえあればレバーを叩いたもので、我がスーパーアラチャンの最高記録は100G、且つ収支的にはかなりのマイナスながらも、あのアツい日々は記憶に刻み込まれている。

 おっさんホイホイに捕まったと揶揄されても仕方がない。そんなアタシだけに、サミーの『アラジンAクラシック』には猛烈に反応してしまう。仕事やプライベートの用事などで初打ちがかなり遅れてしまったからか、打ち始めた際の興奮は想像以上のものだった。

 あのボーナス絵柄、あのラクダ絵柄、あのどことなく人を食ったかのような月星絵柄に、各種効果音。配列こそ違えど、おそらく右上がりテンパイよりも下段テンパイの方が単チェリー期待度がアップするであろう点などは、まるで『アラジンA』を打っているかのような錯覚に陥るほどで、気が付けばじゃぶじゃぶとお金をつぎ込んでいた。

 記念すべき、初アラジンチャンス(AC)は単発だった。今作は、まず単チェリーやチャンス役などを機にAC高確率へ昇格し、ここでACを引き当てれば状態準備へ移行。この状態準備中にAC2連目を射止められれば状態へ突入するといった流れだ。

 単発だったということは、状態準備でACを引けなかったということ。公表上はAC高確率中のAC期待度は約60%、状態準備中の同期待度は約40%とのことで、ショート・ロング・超ロングと3種類ある状態は、それぞれ約64%、約90%、95%超でループするという。

 要するに、通常時は基本的にACを2連させなければ状態へ突入しないわけだが、そもそも我が台は単チェリーを引いてもAC高確率へ昇格しないのか、まるでACに繋がらない。思えば『アラジンA』の単チェリー、まぁ厳密に言えば純ハズレ成立時の4分の3で出現するそれからの高確率状態昇格率には設定差があったし、投資が止まらないということは、そういうことなのかもしれない。

 ちなみに、その純ハズレ出現率は高設定ほど低かった気がする。となると、単チェリー出現率にも設定差があるのか。無論、現時点で詳細は不明だが、そんなことを考えながら打つのも一興だ。また、『アラジンA』のACは成立=即発動だった一方、今作のACは当選から発動までに数ゲームの前兆を経ているように感じる。

 結局、初打ち時のAC最高連は有利区間リセット後の引き戻しを合わせて4連。クソ負けしたことは言うまでもないが、AC単発で天井までのゲーム数がリセットされない点など立ち回り要素もあるし、実際、この日は意外と落ちていた。状態突入が確定する天井狙いを含めて、当面の間はコイツの攻略に勤しみたいと考えている。

(文=濱マモル)

JRA【きさらぎ賞(G3)予想】武豊アスクワイルドモアは危険な人気馬!? 少頭数で手堅いレース傾向も、積極的に狙いたい「あの穴馬」が好配当の使者か

 今回は3週前の京成杯(G3)に続く中距離の3歳重賞、きさらぎ賞(G3)を予想していく。

まずはいつものように過去10年、馬券に絡んだ30頭の前走データを見てみる。
未勝利戦 4頭
朝日杯FS、シクラメン賞(1勝クラス)、福寿草特別(1勝クラス) 各3頭
ホープフルS、京都2歳S、シンザン記念、こうやまき賞(1勝クラス)、エリカ賞(1勝クラス)、新馬戦 各2頭
東スポ杯2歳S、若駒S(OP)、条件戦(1勝クラス) 各1頭
条件特別(1勝クラス) 2頭
となっている。2歳重賞を経験してきた馬より、新馬戦や未勝利勝ち上がりですぐの重賞挑戦が少なからずいることに注目したい。これに加えて1勝クラスの特別戦経由というローテーションが王道のようだ。

続いて人気順の成績を見てみよう。
1番人気 3-2-2-3
2番人気 1-3-3-3
3番人気 2-0-2-6
4~6番人気 3-5-2-20
7~9番人気 1-0-1-23
10番人気以下 0-0-0-7
過去10年このレースが多頭数で行われたことは少なく、10頭以上の出走馬がいたのは今年も入れてわずか4回。1番人気が手堅い成績を残しているのは、それと無関係ではなかろう。近5年でも1~3番人気が絡まなかった年がないので、大荒れは期待しにくい。ただ、その近5年で4番人気と6、7番人気がそれぞれ2度馬券に絡んでいることは頭に置いておいていいだろう。

 これを踏まえて「◎」は3番ダンテスヴューとする。

 前走は東京スポーツ杯2歳S(G2)。平均ペースで流れたレースだが、先行勢が早々に崩れて直線よーいドンの競馬。勝ったイクイノックスの強さばかりが目に付いたレースだったが、後方からよく追い上げて着差はついたが4着と善戦している。

 未勝利勝ち上がりで挑んだ前走だったが、未勝利戦も前走も時計が優秀で、前週に行われた同距離同コースの新馬戦の勝ちタイムより、東スポ杯2歳S 4着のタイムが4.3秒も上回っており、レースレベル自体が高かったことを物語っている。

 陣営も「上積みがあり、さらに状態が良くなっている」と自信を覗かせているなど、鞍上も含めて万全の体制で臨んできていそうだ。メンバーが手薄になったここなら勝ち負けは十分あり得るだろう。

「○」は多少穴っぽいところを狙って8番セルケトを推す。

 前走は3歳未勝利戦。デビューが11月の阪神1600mだったが、好位から伸びるも1番人気に応えられずの3着。それに対して前走は距離が2ハロン延びて馬場コンディションも良かったせいか、番手追走からの押し切りで勝利を挙げている。

 新馬戦は条件が揃わずタイムもイマイチだったが、未勝利戦は好タイムで勝ち上がっており、この時期から走った半兄のヴェロックスとよく似たところがある。良血開花にはもってこいの舞台だが、鞍上が重賞94連敗中の岩田望来騎手というのは、やはり不安点として挙がる。素質馬であるのは間違いなさそうなので、上手くエスコートできれば、鞍上の重賞初制覇が見えてくる。

「▲」は人気しそうだが、1番のエアアネモイとしたい。

 前走は2歳新馬戦。外から先手を取って逃げる展開。1000m65.9秒と超スローに落としてまんまとマイペースにハメると、直線では追いすがる後続を突き放すばかり。3馬身差をつけての圧勝だった。

 超スローで流れた分、勝ち時計は褒められたものではないが、逃げた上に上がり3ハロン34.8秒と最速の切れを見せられると他馬も勝ち目がない。

 半兄にダートの重賞勝ち馬であるエアアルマスがいるほか、全兄に菊花賞(G1)に出走したエアサージュのいる良血馬。エアサージュは長いところでも勝っているが、本質は2000m前後の中距離タイプのようで、そのあたりは本馬も傾向を引き継いでいるのではないか。

 陣営も本馬をパワータイプと見て、開催後半の荒れ馬場は歓迎ムード。2戦目の重賞制覇があってもおかしくはない素質馬と見て押さえたい。

「△」は2番マテンロウレオ、7番フォースクエアの2頭。

 マテンロウレオは前走ホープフルS(G1)。速い時計で決着した割に上位3頭は中団より前で残ったのだが、中団後ろからよく追い込んでの6着。3着から7着までは着差0.1秒の大接戦だったので、実力のほどは発揮しただろう。陣営もやや期待込みの好戦必至のコメントを出しているが、上手く立ち回ればチャンスは十分にある。

 フォースクエアは前走が新馬戦。3カ月の休養明けでいきなり重賞挑戦は無謀にも見えるが、未勝利戦から中4カ月の休養明けで好走した例もあるので軽視すべきではないだろう。また、この記事の通り、レースも評価できる内容で素質の一端をうかがわせる。

 人気どころでは、4番アスクワイルドモアは切り。

 ローテーションは前走ホープフルSなので問題はないが、出遅れた上に直線追い込んで届かずの10着大敗。同じように出遅れながらも2着に入った馬がいることを考えると、やはり物足りない。メンバー中唯一の重賞連対馬だったりするが、時計は平凡。勝ち馬だったジオグリフも朝日杯FS(G1)で5着と物足りない結果に終わっているだけに、それほどレースレベルが高くはなかったのだろう。

 ここは前走に引き続いて鞍上の武豊騎手で人気しているところがありそうなので、馬の能力とは関係なく、その程度の理由であれば躊躇なく切れる。

 ということで、今回は1番、2番、3番、7番、8番の5頭で3連複BOX10点勝負とする。

 人気馬を押さえている上、少頭数で穴馬らしい穴馬が不在ということもあって、高配当は望めないが、的中優先でプラス回収を狙っていきたい。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

 

JRA【東京新聞杯(G3)予想】不振のC.ルメール×ファインルージュは余裕の切り! 10年連続万馬券レースで狙いたい絶好の「穴馬」とは

 今回は春のマイル戦線を見据えた有力馬が揃う古馬重賞・東京新聞杯(G3)を予想していく。

 先週だが、根岸S(G3)は1着、3着は狙い通りだったが、よりによって2着がバッサリ切ったヘリオス。ローテーションで消したのだが、本馬の勢いがそれに勝ったということか。武豊騎手に上手く乗られた、という側面も否めない。

 シルクロードS(G3)はメイケイエールこそ来たが、これは誰でも買える1頭。2着はノーマーク、3着は切った馬が来たと、手に負えない結果だった。両馬ともローテーションでは買える馬ではなかったので、仕方なしというところ。むしろ、カレンモエが予想通り飛んでくれたことを良しとすべきか。

 さて、予想に戻ろう。

いつもの通り、過去10年馬券に絡んだ30頭の前走データを見てみたい。
京都金杯 6頭
エリザベス女王杯、阪神C、ニューイヤーS(OP) 各4頭
マイルCS、中山金杯、キャピタルS(L、OP)、元町S(3勝クラス) 各2頭
菊花賞、ターコイズS 各1頭
条件特別(3勝クラス) 2頭
となっている。コースこそ異なるが同じマイル戦で、レース間隔もちょうどいい京都金杯(G3)が最多となっている。エリザベス女王杯(G1)からの転戦馬が多いのは意外だ。

次に人気順の成績を見てみよう。
1番人気 1-0-2-7
2番人気 1-0-1-8
3番人気 3-1-1-5
4~6番人気 3-7-4-16
7~9番人気 2-1-1-26
10番人気以下 0-1-1-57
極端に偏っているが、1番人気と2番人気がまるでアテにできない。もっとも近5年では1番人気が1勝3着1回と、それなりに走ってはいる。が、2番人気は3着1回のみとやはりアテにし辛い。一方3番人気から6番人気までの好走例が非常に多い。該当馬が近5年で10頭と大半を占めているので、狙い目はここだろう。

 これを踏まえて「◎」は13番ホウオウアマゾンとしたい。

 前走は阪神C(G2)。勝ったグレナディアガーズの後方強襲が決まったレースだが、3着ダノンファンタジーの追走をクビ差振り切って2着に粘っている。

 ローテーションは言うまでもないが、近3走の内容がいい。2走前のマイルCS(G1)は5着だったが勝ち馬から0.4秒差、3走前のスワンS(G2)は0.2秒差の3着と負けながらも僅差。

 春まで休養の予定だったが、予想外に状態が良いので始動戦にここを選んでいる。昨年春の同コースで行われたNHKマイルC(G1)では大敗しているが、夏を越して秋3走の内容が良く、さらに状態が上がっているとのことなので、ここは好走が期待できそうだ。

 続いて「○」は1番アオイクレアトールを指名する。

 前走はキャピタルS(L)。スタートで後手を踏んで中団後方に待機し、直線で脚を伸ばしてきたが、前で粘っていたトラインをハナだけ捉えきれず3着に終わった。

 とはいえ2走前の条件戦を快勝してオープン入りし、初のレースが前走。勝ち馬は強かったが、良い内容だったと言える。3走前に1800m戦を使ってブービー負けを喫しているが、近5走でこの1戦を除けばすべてマイル戦。それですべて馬券に絡んでいるので、距離適性は確かと言えよう。

 また、これまで前目の競馬で良績を残してきているが、前走は中団からの差しで好走している。脚質に幅が出てきたので展開不問で走ることができよう。速い時計にも対応できるなど、オープン2戦目のここで実力を示してもおかしくはない。

「▲」は穴馬だが10番エイシンチラーを挙げる。

 前走は若潮S(3勝クラス)。1番人気に推されていたが、先行抜け出しで後続を半馬身抑えて勝利を飾った。

 まだキャリア8戦と若い馬だが、2走前の紫苑S(G3)と2000mの自己条件戦で大敗したことを除くと6戦すべてで馬券に絡んでいる。マイルから1800mが適距離のようで、今回はまさにその条件にピッタリ。

 ローテーション的にも、昨年この若潮Sを勝って臨んだカラテが本番でも勝利を飾っている。陣営も適距離で再度重賞に臨むということで試金石と捉えているようだが、相手が大幅強化されていても、ここで一発があってもおかしくはない。

 不安点を挙げれば、鞍上が主戦のM.デムーロ騎手から柴田大知騎手に乗り替わることと、前走から2kg斤量が増えることか。斤量はこなしたことがあるので何とかなるかもしれないが、鞍上は今年まだ1勝しか挙げておらず、重賞も昨年は勝ち星なしと不安が残る。

「△」は3番ディアンドル、9番カラテ、12番ヴェロックスの3頭とする。

 ディアンドルは前走・京都金杯。中団追走も見せ場なくどん尻負けを喫している。3走前まで遡っても大敗続きで買いにくいところはあるが、4走前の同コースで行われたヴィクトリアマイル(G1)で着差はついたが4着と好走している。また、5走前は福島牝馬S(G3)を逃げ切り勝ちしているなど、本来は力のある馬。G1で好走したコースに戻っての一撃に期待したい。

 カラテは昨年の勝ち馬だが、前走はニューイヤーS(L)。重賞での好走実績も買われて1番人気になったが、中団後方からの追い込みを決めて人気に応え勝利している。

 昨年このレースを勝ったあと、安田記念(G1)で大敗しているが関屋記念(G3)で2着、京成杯AH(G3)で5着と力のあるところは見せている。前走58kgだった斤量も57kgで出られるのは大きい。

 ヴェロックスは前走・京都金杯組。中団後ろからの追い込みを見せるも7着に敗れている。ただ、着差は0.5秒と着順ほどに負けていないのがポイントだろう。

 現実問題としてクラシックを賑わせた実績馬ではあるが、最後の勝ち星が2年10カ月も前の話で、クラシックの後は20年の中日新聞杯(G3)で3着がある程度。19年菊花賞(G1)以降10戦して、掲示板に載ったのも前述の中日新聞杯を含め2回と低迷を極めている。

 陣営からもまったくいい声が聞こえてこないが、そういう馬に限って人気のないときに激走して穴を開けるのはよくある話。ローテーション以外に買い要素はないのだが、いい感じに人気がないので押さえておきたい。

 人気どころでは、圧倒的人気になりそうなファインルージュを切り。

 前走・秋華賞(G1)からの休み明け初戦ということで、好走ローテーションから外れていることも然ることながら、3カ月半の休み明け初戦で勝ち負けできるかどうか。前例がないわけではないが、人気を背負っての好走例はない。

 加えて本サイトでも幾度となく取り上げてきたが、C.ルメール騎手の不振は気にかかる。古馬重賞に3回騎乗しているが、いずれも着外。特にAJCC(G2)では1番人気を背負って飛ばしているので、まだアテにはできないだろう。

 イルーシヴパンサーも人気しそうだが、これも切り。ファインルージュと同じく休み明けが気にかかる。ファインルージュはそれでも前走G1なのでまだ見どころもあるが、本馬は3連勝したとはいえ前走は3勝クラス。そこからの休み明けで好走まであるかどうか。

 ということで、今回は1番、3番、9番、10番、12番、13番の6頭で3連複BOX20点勝負とする。

 人気の一角を担いそうな馬も入っているが、多くは人気薄。10年連続で万馬券が出ているレースだけに、人気薄の激走で高配当を期待したい。

(文=トーラス神田)

<著者プロフィール>
オグリ引退の有馬記念をリアルタイムで見ている30年来の競馬好き。ウマ娘キャラがドンピシャの世代。競馬にロマンを求め、良血馬にとことん目がない。おかげで過去散々な目に遭っている。そのくせ馬券は完全データ派。座右の銘は「トリガミでも勝ちは勝ち」。

 

将来不安があるのに学ばない50代…リスキリングする上司ほど部下に好かれる?

 新型コロナウイルス感染拡大を機に行われた、日本生産性本部の「新型コロナウイルス感染症が組織で働く人の意識に及ぼす影響を調査」(2020年5月)の中で、興味深い結果が読み取れた。

 コロナ禍のなかで今後の収入への「不安を感じる」とする回答を世代別に見ると、もっとも高いのが20代(68.5%)、次いで40代と30代(67%前後)、そして50代(62.8%)はやや低いものの、すべて6割以上で大きな差はみられなかった。

将来不安の中で学ぶ20代、学ばない50代

 一方、新型コロナウイルスの感染流行以降に、新たな自己啓発を「始めた」と「始めたいと思っている」の回答合計を世代別に見ると、20代が54.2%なのに対し50代は31.2%と、差が目立った。つまり、将来不安は変わらないのに、「学ぶ20代、学ばない50代」が浮き彫りになっている。

 この自己啓発については、目的を尋ねるとともに平成30年の能力開発調査との比較が示されている。それによると、同能力開発調査で「現在の仕事に必要な知識・能力を身につけるため」(85.8%)が断然首位だったのに対し、今回は「将来の仕事やキャリアアップに備えて」(46.3%)が首位となったのが象徴的だ。

 若い世代ほど、将来のキャリアを見据えた学びの必要性を強く意識するのは当然だ。一方で、自己啓発意識が低く、自らが学ぶ価値を感じていない上司が、部下の成長とキャリアアップを支援できるだろうか。優秀な若手部下は、この点に敏感である。

 すなわち、部下に“好かれる”重要な条件のひとつは、上司が組織と自らの成長に向けた「学び」を率先垂範することだ。

DX時代に求められるリスキリング

 いま、ビジネスパーソンの間では、「リスキリング」がトレンドとなっている。「新しい技能を身につける(身につけさせる)」「再学習(再教育)を行う」との意味だが、「学び直し」と言い換えてもよいだろう。しかし、あらためてクローズアップされた背景をとらえるには、次の定義が象徴的だ。

「リスキリングとは、新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること。近年では、特にデジタル化と同時に生まれる新しい職業や、仕事の進め方が大幅に変わるであろう職業につくためのスキル習得を指すことが増えている」(経済産業省「第2回 デジタル時代の人材政策に関する検討会」<2021年2月26日>資料『リスキリングとは―DX時代の人材戦略と世界の潮流』リクルートワークス研究所)

 今後は、「DX(デジタル・トランスフォーメーション)」によるビジネスと企業の変革が必至だ。これに対応するには、中堅・ベテラン社員も含め新たなスキルの修得が必須であり、そのための学び直しが不可欠なのだ。現在のリスキリングは、こうした文脈で論じられている。

 確かに、経営や人事の観点からは、第4次産業革命ともいわれる大転換の時代への対応として必然だろう。しかし人によっては、「DXスキルの修得に挑むべき」と迫られれば気後れするし、脅迫観念に追い立てられた学び直しは苦痛だろう。

辛い勉強と楽しい学びの違い

 私は、前職で雑誌「ケイコとマナブ」「仕事の教室」(いずれもリクルート)などの編集長を務めていた。その頃に掲げていたコンセプトは、「脱・勉強宣言」だった。

 勉強は、「勉めることを強いる」と書く。しかし、苦痛に耐えながら勉め、励むような学びはつらいだけだ。そこで、自らの楽しみや喜び、豊かにするための学びとして「脱・勉強」を提唱した。

 私は、そもそも学ぶことは楽しいものだと信じている。そして、楽しいかつらいかの違いは、主体性の有無だ。人は、自分が興味を持ち、心から知りたい、学びたい、身につけたいと思うことなら、他人から言われなくても夢中で学ぶ。それは遊びや趣味のようにワクワクして楽しいものだ。

 私が営む会社では、働く個人が自ら希望して自主的に参加するセミナーや講座も開いている。自ら関心を持ち、学びと交流の場を求めて集う参加者は、積極的で楽しそうだ。ところが、「修得しないと置いていかれる」「試験に合格しないと昇格できない」などの脅迫観念や恐怖心からの学び、また命令されて参加する受け身の研修などは、つらい勉強になりやすい。

 主体性の有無が、つらさと楽しさの分水嶺となるのだ。自らの内面から湧き出す希望やワクワクする関心の延長線上で学んでほしい

学びで人生は変わる

 学びとは、新しい世界を知ることで視野が広がり思索が深まることで、未知の自分を知っていく営みでもある。

 そこで、学びを通して社外の世界に一歩出てみることをお勧めしたい。私たちは、自分の潜在意識や持ち味に容易に気づけない。同質性の高い“会社村”の一員として働くだけでは、なおさらだ。

 まずは、お試しでよいので、社外で学んでみよう。「違うな」「自分には合わないな」と感じたら、やめて別のことにトライすればいい。手応えを感じたら、さらに深めていけばいい。すると、今まで見えなかったやりたいことに出合える場合もある。学びで人生が変わるのだ。

「少にして学べば、即ち壮にして為すこと有り。壮にして学べば、即ち老いて衰えず。老いて学べば、即ち死して朽ちず」

 これは、吉田松陰や西郷隆盛にも影響を与えた江戸時代の思想家・佐藤一斎の至言だ(『言志晩録』第六〇条)。決して、学び始めることに遅い年齢などない。

学ぶための「8つのステップ」

 やりたい仕事、なりたい自分に近づくために、次の8つのステップを紹介したい。

(1)今後の仕事や趣味の充実に向けて、少しでも気になる学びのジャンルの目星を付ける

(2)そのジャンルの基本情報や実態がわかる本を10冊読む

(3)関連する講演会やセミナーに参加する

(4)社会人大学院やスクールに通い、参加型の学びでスキルアップ。共に学ぶ仲間づくりも

(5)属人的な自分の経験値を、資格取得や検定試験で客観評価に変える。

(6)関心ある仕事や活動の内情を学ぶには、弟子入りバイトやボランティアが一番

(7)勉強会は参加するのではなく、主宰者になって最新情報とご縁を広げる

(8)専門以外の教養を幅広く学び続け、専門性を相対化させる

 いかにして固定観念から脱し、自らの成長に向けたワクワクする「学び」に出合うか。そのヒントを得たい方は、ぜひ拙著『50歳からの人生が変わる 痛快!「学び」戦略』(PHP研究所)を参照いただきたい。

(文=前川孝雄/株式会社FeelWorks代表取締役、青山学院大学兼任講師)

前川孝雄/株式会社FeelWorks代表取締役、青山学院大学兼任講師

人材育成の専門家集団FeelWorksグループ創業者であり、人を育て活かす「上司力」提唱の第一人者。リクルートで「リクナビ」「ケイコとマナブ」「就職ジャーナル」などの編集長を経て2008年に「人を大切に育て活かす社会づくりへの貢献」を志に起業。「日本の上司を元気にする」をビジョンに掲げ、400社以上を支援している。

独自開発した「上司力研修」「50代からの働き方研修」、eラーニング「パワハラ予防講座」「新入社員のはたらく心得」などを提供。多様な働く人たちの本音に通じ、四半世紀にわたる現場研究に基づいた研修プログラムで、現場を預かるリーダーたちから圧倒的支持を集めている。

2011年から青山学院大学兼任講師。2017年に(株)働きがい創造研究所設立。情報経営イノベーション専門職大学客員教授、一般社団法人企業研究会 研究協力委員サポーター、一般社団法人ウーマンエンパワー協会理事なども兼職。連載やコメンテーター、講演活動も多数。

著書は『「働きがいあふれる」チームのつくり方』(ベストセラーズ)、『上司の9割は部下の成長に無関心』(PHP研究所)、『年上の部下とうまくつきあう9つのルール』(ダイヤモンド社)、『もう、転職はさせない!一生働きたい職場のつくり方』(実業之日本社)、『50歳からの逆転キャリア戦略』(PHP研究所)、『本物の「上司力」』(大和出版)、『50歳からの幸せな独立戦略』(PHP研究所)、『人を活かす経営の新常識』(FeelWorks)など。最新刊は『50歳からの人生が変わる 痛快!「学び」戦略』(PHP研究所、2021年11月)

●著者が経営する株式会社FeelWorks公式サイト

●同社の出版事業サイト

RT延命の「ステップナビ」機能搭載…パチスロ5号機の可能性を示した画期的マシン

 パチスロ4号機と5号機のリリースが混在する2006年。出玉性能で4号機を上回るべく、新システムを採用したひとつの5号機がデビューを果たした。

 その新システムとは「ステップナビ」機能。発生するナビにあえて従わないことでRTを延命、即ちコイン微増させながら次回ボーナスを待つことができるといったものだ。

『出ましたハクション大魔王』『クラッシュバンディクー』に続くサミーの5号機第3弾『ボンバーマンビクトリー』は、ビッグとREG、2種類のボーナスを搭載。ビッグは456枚の払い出し(純増約300枚)、REGは12ゲームor8回入賞で終了し、どちらも終了後は例外なくRT「ボンバータイム」へ突入する。

 このRTは最大300G継続。消化中はボーナス成立及び白・黒・青と3種類あるボムのいずれかが左リールに停止すれば終了となるが、このRTの延命に大きな影響を及ぼすのが先述したステップナビの存在である。

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 ステップナビはビッグ中のミニゲームクリア、或いはREG中の抽選クリア(1回以上は確定)で加算される仕組み。ビッグ中は「WARNING」の文字が出現すればミニゲーム開始で、赤7揃いビッグならば3択チャンレジ、「赤・赤・白」ビッグならば6択チャレンジに成功すればポイントアップ→ステップナビ回数を得られる。

 このステップナビを保有していれば、RT中のボム成立時はナビが発生。まずは中リール上or中段に赤7絵柄を狙い、そのまま中段停止&右リールでベル非テンパイ時はボムの可能性があるので、ナビに表示されたボム以外の個所を左リールに狙えばパンクを阻止できるのである。

 1度獲得したステップナビは、ボーナス成立やボムを揃えてしまったことでRTが終了しても、一旦内部に貯蓄→次回RT時に発動。よって、RT中にボーナスを引けば引くほど、右肩上がりの出玉推移が継続するというわけだ。

 このステップナビによるRTの延命は「リプパンハズシ」などと呼ばれ、その後、高スペックを誇る同社マシン『パチスロ スパイダーマン2』などにも継承された。

 知識がなければ損をしてしまうことで「万人に平等ではない」との意見もあったが、5号機の新たな可能性を示した画期的な仕様であることは間違いないだろう。