「自己肯定感」に代わる新たな概念「自己存在感」とは

自己肯定感を高めるために、成功体験を積もう」
「こどもの成長には自己肯定感が大事」

 などなど、自己肯定感という言葉はあちこちで使われ、すっかり有名になった。

 いいところも悪いところも自分のすべてを受け入れて、自分らしく生きようという意味で使われることが多いが、あまりにこの言葉が氾濫しすぎる状況にちょっとした息苦しさを覚えることはないだろうか。どうにも肯定できないところを内面に抱えつつ生きるのが人間というものだし、成功の味だけでなくほどほどに「負け方」を知っておくのも大切なことだ。

「自己肯定感」に代わる新たな自己認識「自己存在感」とは


 『自己肯定感ハラスメント』(辻秀一著、フォレスト出版刊)の著者であり、スポーツドクターとしてアスリートたちのメンタルサポートをしている辻秀一氏は「自己肯定感を上げて、自信をつけて、頑張る」という構造がジュニア時代から拡大していて、結果や成功だけを追い求められ、かえって苦しんでいるようなシーンがよく見受けられる、としている。

 自己肯定感は自分への無条件の肯定だが、やはりそこには自分の外側にある条件や評価・常識・比較などが関係してくる。そこには真の幸せはない。そこで本書では、自分自身や内側にある心持ちや感情などの存在に目を向けて「自己存在感」と言う別の視点の思考法を持つことの大切さを紹介する。

 自己肯定感は「肯定する」「高める」「否定してはいけない」といった認知的な評価が必要。一方、自己存在感はこのような認知的な評価は必要ない。そもそも人は誰でも生きて存在していて自分の「ある」ものを持っているので、そこに視点を置けばいい。目指す必要も人と比べる必要もないのが自己存在感だ。他人からどう思われるかよりも、自分がどう在るか、ということである。

 目標や夢にも認知的な捉え方と非認知的な捉え方がある。認知的には「夢を目指す」という使い方をする。目指す夢、叶える夢とは別に、「持つ夢」というのが非認知的な考えに沿った夢であり、自己存在感的な考え方だ。持っている夢は自分自身の中にあるので、誰かに評価されたり、叶ったかどうかを査定されることもない。自身の内側に夢を持って生きていること自体が大事なことで、それは自分を整え、生きる基盤となるエネルギーを生み出していくことになる。

 夢を叶える自己肯定感よりも、夢を持っている自己存在感は安定していて自分自身を地に足をつけさせてくれる。自己存在感は、自分らしく心を整えるためのものでもあるのだ。

 自己存在感は、自分の居場所が今ここに自分の中にあるという安心感をくれるもの。自己肯定感主義の世界に疲れてしまったという人は、自分の心を守るためにも、自己存在感という新しい考え方を取り入れてみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

『ゲームセンタータンポポ』の接客…現在のパチンコ店との比較~昭和のテーマパークを目指して~

 何回も恐縮ですが、私の原稿の多くは『ゲームセンタータンポポ』からヒントやアイデアを頂いてます。直近のパチンコやスロットからでも良いのですが、その原点となるとひと昔前の原風景を出発点としたいのです。その点はご容赦下さい。今回は、その接客や対応などを観ながら、現在のパチンコ店と比較考察します。

 以前も紹介したと思いますが、同店では昭和から平成にかけてのパチンコ店を再現。箱の上げ下ろしや球流しもセルフサービスですし、接客もサービスも当時を再現しています。

 不便なところを了承してほしいなどの趣旨が店内に貼り出されていたり、同店のオーナーである【ひげ紳士】さんの著書『ひげ紳士の挑戦記~大衆娯楽を取り戻す~』にも似たような内容が記されています。

 もう何回も来店している皆さんならお分かりだと思いますが、店員の「ひげ紳士」さんも「はざま」さんも、本当にその当時の店員さんを上手く演出してくれています。

 店内のマイクパフォーマンスは当たり前のことですが、特にひげ紳士さんと仲良くしてしまうと様々なサービス? があります。例えばあまりにも大当りし過ぎて連チャンしてドル箱を積むと如実に嫌な顔をしていたり、今後は当らないように鍵穴に指で押してオカルト的な動作をしたりしてくれます。

 これだけではなく、それぞれの機種説明もお2人が丁寧に教えてくれます。サービスも当時を再現していると書かれていても、当時はもっとひどかった印象でしたけどね。

 現在のパチンコ店でもサービス(いわゆる接客)は、法人さんによってはホスピタリティコンテストを実施しているほど向上したと思います。

 でもどうでしょうか、私にはどうしても型に入ったマニュアルガチガチの接客に見えてなりません。仮に機種説明でも同じです。「あっ、これは実際に打っていない説明だな?」と感じることがあります。また長く話すことも、あまりない気がします。

 しかし、ひげ紳士さんやはざまさんの機種説明は「活きた機種説明」という感じです。現在では、機種説明や確率POPがあるのが当たり前ですね。実際に何度も何度も打ってきている感覚は、その言葉の発し方から異なっていますし。

 かつ同店でユーザーさんからのデータも、しっかり取り入れているのも分かります。当時の一部のパチンコ店では、稼動がなかった小規模なパチンコ店にありがちだったかもしれませんが、このような会話がしょっちゅうあった記憶が私にはありました。店員による箱の上げ下ろしがあったかもしれません。

 また同店は、昭和のテーマパークを目指しているようです。テーマパークの代名詞といえば、あの千葉県浦安市にある某リゾートパークが出てくるのではないでしょうか。

 私は幼少の頃に数回しか訪れたことしかないのですが、「いやにおせっかいな感じがするなぁ」と思いましたが、後に一緒に楽しく迎えてくれた接客をホスピタリティと理解しました。もちろん、その頃はホスピタリティの意味が分からなかったです。

 私もパチンコ店に勤務して、パチンコ好きを活かして自分なりにホスピタリティを築いてきましたが、『タンポポ』のひげ紳士さんやはざまさんのホスピタリティはそれを上回ってました。

 機種説明や仲良くしてくれるだけでなく、特に印象に残っているのは、中々パチンコ店では見られない「お出迎えとお見送り」を1人1人にしっかり実施されているシーンです。店の出入口まで足を運んでしっかり会釈なさっていますが…。

 今のパチンコ店はどうでしょうか?
 店舗規模は年々大型化し、設備も自動化が進んでいますが、接客はマニュアルに沿ったモノですので、何度も書いていますが一義的な感じを受けてしまいます。

 パチンコ店の出入口は複数あっても、気が付かない限りお出迎えやお見送りを実施しているでしょうか? 色々なパチンコ店に行ってますが、実施していないホールは多い印象です。これを実施するだけでも、かなりパチンコ顧客の来店動機を少しでも上げることは可能だと思います。

 ひげ紳士さんやはざまさんの行動は、同業者として多く見習うところがあります。一義的な接客は、意外とすぐに見破られてしまいます。言葉は悪いかもしれませんが、味気ないというか…。

 ひげ紳士さんの場合は、もうひとつのパチンコ店『チャレンジャー幸手店(幸チャレ)』と『タンポポ』の接客の脚色について、上手く変化をつけているのです。幸チャレについては、あらためて伺って、また詳しくは述べる予定です。気になる皆さんは、単に打つだけでなく、その接客を学ぶことをお勧めいたします。

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

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パチスロ「6号機マニア」がハマる爆連型AT!! 展開次第で6000枚オーバーも…

 ATタイプの6号機で重要なことは「ATの面白さ」であろう。その点で『パチスロ TIGER & BUNNY SP』の自力感溢れるATは好評の印象だ。

 AT中は小役の連続がキモだ。ベル5連で上乗せが発生し、以降ベル連の度に上乗せ。15連で完走期待度95%の特化ゾーン「マックスドライブ」へ突入する。

 ハズレ連も重要。ハズレ5連続で疑似ボーナス「スペシャルラウンド」に突入するが、ボーナス終了後1G目にハズレを引けば再度疑似ボーナスに突入する仕組みだ。

 ベルやハズレの連続中にレア役を引いても連続が途切れない点は親切な設計。例えばベル4連後にスイカを引いても次ゲームがベルであれば5連続扱いとなる。

 こうして自力でATを伸ばしていく本機は筆者もお気に入りの1台。設定に期待できる日に空き台となっていればつい座ってしまう。

 本機の設定推測はモード移行に注目。600G+αが天井となるモードA・Bの他、天井が400G+αのチャンスモード、300G+αの引き戻しモード、100G+αのSPモードが存在する。

 詳しい数値は公表されていないが、実戦上は高設定ほどモードAの選択率が低く、チャンスモード以上の選択率が高い。

■200Gの時点で「フェスティバルステージ」への移行がなければモードAorBが濃厚

 主にモード天井やマップ当選がメイン。それだけにモードAは踏みたくない。モードB以上であれば設定1でも出玉率102%を超えるが、モードAはマップレベルが600Gまで弱く、多くの場合は天井まで連れて行かれてしまう。

 モードAは設定推測としても展開としても厳しいのだ。見抜き方は様々。モード示唆の「アイキャッチ演出」は出現した時点でモードB以上濃厚となる。CZのゲーム数加算ゾーン「アビリティチャージ」が10G以上継続してもモードA否定だ。

 200Gの時点で「フェスティバルステージ」への移行がなければモードAorBが濃厚。その上でマップ当選が確認できればモードBであったと判断して良いだろう。

 この日実戦を行った際はAT終了画面で「設定3以上濃厚」となる銀トロフィーが出現。モード移行に関しては初当り8回中5回がモードC以上となった。

 結果は残念ながら260枚のマイナス。立て続けにモードAを引き寄せてしまい、CZも両方スルーしてしまえば負けざるを得ない。

 ATで大量獲得が出来なかったことも敗因の一つだろう。どこかで一撃を掴めていればプラスで終われたかもしれない。

 ATではベル4連、ハズレ4連が頻発しイマイチ波に乗りきれなかったことが悔やまれる。

 設定は3と予想するが自信はない。隣で金トロフィーを出していた若者は終始早い初当りで完走2回を含む6000枚オーバーとなっていた。次回こそはそんな展開を掴みたい。

(文=大松)
<著者プロフィール>
 4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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パチンコ総差玉「991,500発」の大盤振る舞いも話題の実力メーカー! 甘デジでも充実の出玉感を実現!!

 魅力的なパチンコ機を数多くホールに送り出してきた実力メーカー藤商事。そんな同社といえば、非凡な爆裂性で人気を博した「天国モード」搭載の新機種『Pアレジン プレミアム』をリリースした。

 本機は1/148で抽選されている天国モード移行を目指すゲーム性。滞在ゲーム数は平均16回転で、ここで大当りを射止めることができれば最上位となる超天国モードの門が開かれる。

 超天国モード中は約1/5で大当りを抽選している激アツ状態で、そのループ率は充実の約85%。さらに大当り出玉は全て約1250発のため、強烈な一撃にも期待できるプレミアムな仕上がりだ。

 導入初日には数々の大量出玉報告が飛び出した本機。中には総差玉「991,500発」という大盤振る舞い状態となったホールもあったという。往年の爆裂機を彷彿とさせる活躍ぶりといえるだろう。

 そんな偉大なる名機を復活させた藤商事は、甘デジ分野にも注目の新機種をリリース予定だ。「右ALL2000発」という強烈なRUSH性能でユーザーを魅了した人気タイトルの最新作が、遊びやすさと充実した出玉感を引っ提げてホールへ降臨する。

『PA真・暴れん坊将軍 99Ver.』(藤商事)

■大当り確率:1/99.9→1/59.4
■真成敗RUSH初回突入率:トータル約40%
■真成敗RUSH継続率:約70%(ST70回)
■賞球数/カウント:3&1&11/10C
■大当り振り分け
・ヘソ
「4R・440発+真成敗RUSH(ST70回)」0.5%
「4R・440発+成敗RUSH(時短50回)」99.5%
・電チュー
「9R・990発+真成敗RUSH(ST70回)」50.5%
「4R・440発+真成敗RUSH(ST70回)」49.5%
○○○

『P真・暴れん坊将軍 双撃』が大当り確率1/99.9の甘デジとなって登場。初当り時は大半(99.5%)が時短50回の成敗RUSHへと移行し、ここで引き戻すことでRUSH突入となる突破型のゲーム性となっている(トータル突入率約40%)。

 連チャンモード「真成敗RUSH」はST70回で構成されており、この間は1/59.4で抽選されている大当り獲得を目指す。トータル継続率は約70%と、連チャンに期待できる仕様だ。

 右打ち中の出玉比率は50.5%が「9R・990発」と、甘デジながらしっかりとした出玉を得られる点も魅力だろう。

「RUSH突入までのハードルが高めな点(約40%)が気になりますね。遊タイムもないので、個人的には『もっと間口が広くていいのでは?』といった印象を受けました。この点が稼働に少なからず影響しそうな気配です。

ただ、ひとたびRUSHに突入させれば、優れた出玉性能を味わうことができます。甘デジ分野を盛り上げる暴れん坊として、活躍してくれるのではないでしょうか」(パチンコ記者)

『PA真・暴れん坊将軍 99Ver.』の導入は5月を予定している。ホールで打てる日を楽しみに待ちたい。

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JRA桜花賞(G1)「ヴィブロスみたい」福永祐一も絶賛の大器! 前走重賞勝ちも「ラスールが出てれば勝ってた」覆したい安藤勝己氏の低評価

 10日にゲートが開かれる、牝馬クラシック第一弾の桜花賞(G1)。1月のフェアリーS(G3)を勝利以来、3ヶ月ぶりの実戦で桜の戴冠を目指すのが、3戦2勝の関東馬ライラック(牝3歳、美浦・相沢郁厩舎)だ。

 本馬は、2019年の札幌2歳S(G3)の勝ち馬で、翌年の菊花賞(G1)で5着したブラックホールの半妹。父はゴールドシップからオルフェーヴルに替わったが、8分の7までが同血にあたる。

 昨年10月のデビュー戦では、コントレイルの全弟サンセットクラウドらを抑えて1番人気に支持されると、直線ノーステッキで抜け出して快勝。手綱を執ったM.デムーロ騎手も「超強かった」と絶賛した。

 2戦目の京都2歳S(G3)は8着に敗れたが、どうやら関西への輸送に失敗した模様。馬運車に乗るのを極度に嫌がったようで、管理する相沢師も「全てがダメだった」と話していることから、実質的にはノーカウントの一戦だったと見てもよさそうだ。

 先述のフェアリーSでは、ゲートの出こそ遅かったものの、道中外々を回りながら着差以上の完勝。デムーロ騎手の口からは「クラシックを狙える馬」とのコメントも飛び出している。

 今回の桜花賞では、そのデムーロ騎手が2歳女王のサークルオブライフに騎乗するため、今回は福永祐一騎手と新コンビを結成する。

 同騎手は1週前追い切りで本馬に跨っており『東京スポーツ』の取材によると「小柄でも牝馬らしい、いい切れ味を感じさせる身のこなしをする。ヴィブロスとか、あんな感じですかね」と、自身の手綱で秋華賞(G1)を勝った名牝を引き合いに出すなど、好感触を得ているようだ。

 また、相沢師も「とても具合がいい。いまでは馬運車に乗るのも問題ない」と話している。京都2歳S後は馬運車に乗るトレーニングも課すようにしたとのことで、それ以来となる関西への輸送になるが、今回は好勝負が期待できそうである。

 気になるところを挙げるとすれば、フェアリーSの優勝馬がまだ桜花賞を勝っていない点だろうか。

 ただ、ここ2年はスマイルカナとファインルージュが連続して3着に好走している。輸送や調教技術が確立され、休み明けでも結果が出せるようになった現在であれば、優勝馬が出るのはもはや時間の問題だろう。

 また、ライラックは祖母が桜花賞2着のブルーリッジリバー。07年の勝ち馬ダイワスカーレットなどを輩出しているスカーレット一族の牝系でもある。まさに桜花賞にはうってつけの血統だ。

「そのダイワスカーレットの主戦だった元JRAの安藤勝己氏は、フェアリーSのレース後、自身のTwitterに『ラスールはこっちに出てれば勝ってた』と投稿。どうやらライラックよりも、前日のシンザン記念(G3)で7着に敗れた馬の方を上と見たようです。

ライラックには、安藤氏のジャッジを覆すような走りにも期待したいところです」(競馬誌ライター)

 ちなみに安藤氏は、今年の桜花賞は全体的にやや小粒であるとの評価を下しているようだが、果たして結果はどうなるだろうか。運命のスタートが切られるまでもうしばし待ちたい。

(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

JRAデアリングタクト世代「52戦0勝」の衝撃…日本最高・種付料1800万円エピファネイア「バブル」崩壊で、エフフォーリア復活にも暗雲

 中央競馬は春のG1シーズンの真っただ中。今週末は牝馬クラシックの第1戦・桜花賞(G1)が行われるなど、今後も毎週のようにビッグレースが開催される。

 一方で馬産地ではいよいよ種付けの時期を迎える。現代競馬において血統が重要なのは言うまでもなく、どの繁殖牝馬にどの種馬をつけるかは馬産ビジネスの根幹ともとれる。牧場関係者は今頃、未来のスターホース誕生に向けて、競走馬の配合に様々な思いを巡らせているはずだ。

 2022年の各種牡馬の種付料を見ると、エピファネイアが1800万円で種付料1位となっている。2位のロードカナロアが1500万円、3位のキズナ、コントレイルが1200万円であるから、エピファネイアはダントツトップの額である。昨年の1000万円から倍額に近い金額アップがあったのにもかかわらず、年末の時点で種付けは既に満口。馬産地での種牡馬・エピファネイアの評価の高さが伺える。

 2016年の供用開始以来、毎年200頭以上の肌馬を集め、初年度産駒から3世代続けてG1ホースを輩出しているエピファネイア。種牡馬界を牽引する者として「ポスト・ディープインパクト」の最有力候補とみられていたが、ここにきてその種牡馬価値を揺るがす「3つの疑念」が浮上している。

 まず、エピファネイア産駒には全体的に「早熟」の傾向がみられる。

 初年度産駒が5歳を迎えた今日までに、古馬になってからJRAのG1で連対した例は1つも無い。馬券内に食い込んだ例も21年・エリザベス女王杯(G1)でのクラヴェルの3着のみ。古馬になってからの重賞勝利も21年・アリストテレスのAJCC(G2)1例のみである。そのアリストテレスも4歳・1月という若い時期での勝利以降、重賞戦線で苦戦を強いられている。

 重賞に限らず産駒の全成績をみても、勝率・複勝率は年を重ねるごとに低下している。2歳時の複勝率は31.1%と好成績なのに対して、5歳時の複勝率はわずか9.6%に留まっている。加えて、現5歳世代は今年に入り、のべ52レースに出走しているが、勝利数はゼロである。このようにデータ面でもハッキリと「早熟」の傾向が表れている。

 2つ目の懸念は、産駒に「虚弱」体質が目立つ点だ。

 初年度産駒にして無敗の牝馬3冠を成し遂げたデアリングタクトは4歳春に繋靱帯炎という、引退してもおかしくないレベルの大怪我を負った。幸いにも回復は順調で、春のG1へ出走を予定しているようだが、全盛期のパフォーマンスが戻る保証は無い。また、昨年の菊花賞(G1)で2着のオーソクレースは、1月のAJCC後に屈腱炎を発症。回復が難しいとのことで、残念ながら先日引退が発表された。

 この体質の弱さは、エピファネイアの母・シーザリオに由来すると思われる。シーザリオは日米のオークス(ともにG1)を制した名牝であるが、アメリカ遠征後に発生した故障が原因で引退。また、シーザリオはエピファネイアに加えてリオンディーズ、サートゥルナーリアと3頭のG1馬を輩出しているが、この3頭はいずれも母同様に怪我での引退を余儀なくされている。

 3つ目の懸念は、産駒の成績が「不安定」な点だ。

 エピファネイア産駒は他の上位種牡馬に比べると、勝ち上がり率(=産駒が1勝を挙げる割合)が低い。過去に種牡馬を牽引したキングカメハメハは48.0%、ディープインパクトは63.0%であるのに対して、エピファネイアの産駒は35.5%に留まっている。

 現役種牡馬でみても、キズナ産駒の42.9%、ロードカナロア産駒の41.3%に比べて、エピファネイア産駒の数字は物足りない。産駒の能力の振れ幅が大きい「爆発型」の種牡馬であり、1800万円の種付料を回収できる産駒は今後も一部に限られるだろう。

 エピファネイアの種付料は供用開始から数年は250万円であったが、デアリングタクト、エフフォーリアの活躍で「バブル的に」急激に種付料が高騰している側面がある。

 一方で今月に入り、大阪杯(G1)でのエフフォーリアの惨敗、オーソクレースの怪我での引退など、エピファネイアにとっては逆風となる話題が続いている。今後はレイデオロ、コントレイルといった新種牡馬の台頭も予想され「ポスト・ディープインパクト」の争いはさらに過熱するだろう。

「早熟」「虚弱」「不安定」3つの疑念を振り払い、1800万円の種付料に見合う価値を証明できるのか。エピファネイア産駒の今後の動向に注目していきたい。

(文=エビせんべい佐藤)

<著者プロフィール>

98年生まれの現役大学院生。競馬好きの父の影響を受け、幼いころから某有名血統予想家の本を読んで育った。幸か不幸か、進学先の近くに競馬場があり、勉強そっちのけで競馬に没頭。当然のごとく留年した。現在は心を入れ替え、勉強も競馬も全力投球。いつの日か馬を買うのが夢。

パチンコ新台「確変突入率75%・トータル継続率83%」 安定感抜群の“神スペック”がついに登場!

 『Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン』 や『CRF戦姫絶唱シンフォギア』 など、パチンコ界の革命機ともいえる機種を数多く発売してきたメーカーSANKYO。そんな同社は5月9日、「神スペック」 という名にふさわしいマシンをリリース予定だ。その名も『Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』 である。

 本機は人気ライトノベルとのタイアップ機で、2018年には北電子からパチスロが発売されている。ファンからは「ダンまち」 という愛称で呼ばれており、かなり人気の作品だ。

『Pフィーバーダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』 (SANKYO) 5月9日導入予定

■大当り確率:1/319.7→1/59.0
■確変突入率:75%
■継続率:トータル83%
■賞球数:2& 1& 3& 5& 15
■ラウンド:4R・6R・8R・10R
■出玉:約600or 900or 1200or 1500個
■電サポ:100or 120回転or次回まで

○○○
 本機は大当り後に必ず100回もしくは120回転(2連目以降)の時短が付与される仕様。初当り後は100%の確率で「GOLD RUSH」 へ突入し、大当りが「HYPER眷族BONUS」であれば次回大当りまで継続するRUSHへ、一方の「冒険者BONUS」 は時短or確変となり、仮に内部状態が確変であれば時短100回(or120回転)以降も電サポが継続する。内部確変中は「マジ神告知」が発生する可能性があり、その発生率やタイミングは選択キャラによって変化するようだ。

高突入&高継続の神スペック!

 本機の魅力はなんといっても“確変突入率”と“確変継続率”の高さである。確変突入率は75%もある上、同様の突入率を実現した『P神・天才バカボン~神SPEC~』(Daiichi)や『Pゴッドイーター究極一閃』(サンセイR&D)と異なり、本機は通常大当りを引いた場合でも100回もしくは120回転の時短が付与されるため、確変までの間口が非常に広いのだ。

 また、継続率もトータル83%と非常に高く、さらに10R1500個の割合が50%(確変・通常の合計)なので、連チャン&大量出玉に期待できる。

 演出面については、大当りラウンド中にキャラクターを選択してゲーム性をカスタマイズできるなど、原作ファンにとって堪らない仕上りといえる。最近は突入率が低い代わりに出玉力や出玉スピードにこだわっている台も多いので、バランスの取れたスペックを求めている人にはオススメの1台だ。

(文=S.S0083)
<著者プロフィール>
これまで消防士やWEB制作会社に入社した経験あり。専門学生時代に新聞奨学生のブログを書いたことで文章の魅力に取り憑かれる。現在はフリーランスのWEBライターとして活動中。10代の時にパチスロデビューし、実戦を踏まえた関連記事も作成してきた。最も好きな機種は『学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD』。

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JRAゴールドシップ&タマモクロスで「阪神競馬場◎」!? 桜花賞(G1)ではなくオークス(G1)へ「元気娘」が出世レースで“切符”を狙う

 4月10日、阪神競馬場では忘れな草賞(L)が行われる。同日・同競馬場で行われる牝馬クラシック第1戦、桜花賞(G1)に注目が集まるが、こちらもオークス(G1)に向けて賞金加算を目論む馬が集まる重要な競走である。

 急坂を2度越える阪神2000mは、この時期の牝馬にとっては非常にタフな舞台。こうした2ターンの消耗戦でこそ力を発揮しそうなのがシーグラス(牝3歳、美浦・武藤善則厩舎)である。

 昨秋のデビューから3戦は東京競馬場で使われていたが、全く結果を残せず。しかし年明けに小倉の未勝利戦で2着に好走。するとその後は中1週で未勝利戦、あすなろ賞(1勝クラス)を連勝。輸送の無い小倉滞在だったとはいえ、1か月で3戦という厳しいローテーションを苦にせず勝ち上がってきた。

 今回は初の阪神競馬場への対応がカギになるが、コーナー4つの小倉2000mへの条件替わりで一変したことを考えれば、同じ右回りの阪神コースも問題ないだろう。また、前走のあすなろ賞では馬場が渋る中で、3角からの「超ロングスパート」で勝利。スタミナに関しても非凡なものを持ち合わせており、2度の急坂も苦にしないはずだ。

 シーグラスは父ゴールドシップ、父母父メジロマックイーン、母母父タマモクロスと阪神競馬場で活躍した名馬が名を連ねている。この3頭で宝塚記念(G1)を4勝しており、今回の阪神・内回りへの適性が受け継がれていると考えれば、シーグラスの好走にも期待が持てる。

 また、忘れな草賞と同じ阪神2000mで行われた先週の大阪杯(G1)では、全5勝を小倉で挙げていたアリーヴォが単勝7番人気ながら3着に好走。小倉と現在の阪神で問われる能力が類似しているとすれば、アリーヴォ同様に小倉で実績を積んできたシーグラスも力を発揮できるだろう。

 賞金的には桜花賞にも抽選の必要なく出走可能であったが、陣営は桜花賞へは登録すらせずに忘れな草賞を選択。ここで堅実に賞金を加算して、より適性が向きそうなオークス、秋華賞(G1)への出走を確実にする算段と思われる。

 実は忘れな草賞は、近年ではミッキークイーンやラヴズオンリーユーといったオークス馬を出している「出世レース」である。シーグラスが順当にここをクリアするようならば、今後のG1戦線での活躍も楽しみになってくる。

 大人気競馬アプリ『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)にも登場する名だたる名馬たちから受け継いでいそうな阪神適性。スキル「阪神◎」の発動が期待できる今回、シーグラスのポテンシャルアップに期待したい。

(文=エビせんべい佐藤)

<著者プロフィール>

98年生まれの現役大学院生。競馬好きの父の影響を受け、幼いころから某有名血統予想家の本を読んで育った。幸か不幸か、進学先の近くに競馬場があり、勉強そっちのけで競馬に没頭。当然のごとく留年した。現在は心を入れ替え、勉強も競馬も全力投球。いつの日か馬を買うのが夢。

【パチンコ実戦】お座りほぼ一発で「軽く万発」の大勝利!? 甘デジかと思ったらミドルタイプ……凡ミスが生んだ逆転劇

まさかのライター来店日でホールは大賑わい!まず1台目に選んだ機種は…

 最近は雨が多くて気分も晴れないなぁーと、時代が時代ならミクシィにポエムとして載せてしまいがちな発言をしつつ、ちょっと遠出して新装オープンのお店へ向かう。

 到着して判明したことだが、この日はどうやら有名ライターが番組収録のため来店していたようで、平日にも関わらず朝の抽選時間には多くの人で賑わっていた。どれくらいの人数が並んでいたのか不明だが、おそらく200人以上はいたと思われる。

 抽選番号は「124番」……うーむ。新台として入ったパチスロ『アラジンAクラシック』(サミー)や、パチンコ『Pとある魔術の禁書目録 Light PREMIUM ver. 』(JFJ製)はどうも狙えそうにない。

 仕方ないと思い、パチンコの甘デジコーナーをぶらぶらしてみると、『PAスーパー海物語 IN 沖縄5 with アイマリン』(三洋物産、以下:三洋)に有名ライターが着席していた。

 話には聞いているが、この「沖縄5 with アイマリン」はなかなか面白いらしい。私は前作『CRAスーパー海物語 IN 沖縄4 with アイマリン』(三洋)との相性は最悪で悪い印象しかないが、打つ台もないし、有名ライターにあやかり打ってみようと着席した。

 チラッと見てみると、そのライターさんはハイビスカスが光れば大当りとなる「ハイビスカスモード」を選択していた。だが、私はシリーズでお馴染みの「沖縄モード」が好きなのでこのモードで実戦をスタート。

 打ち始めて4回転ほどでマンボウチャンスからサクッと当る。大当り=ST100%という点は「甘海」の嬉しいところだが、そのSTで大当りを射止められず、その後の時短もスルー。まぁ、そこまで引き戻し率が高いわけではないので仕方ない。打てそうな台は空いてないし、台の調子も良さそうなのでこのまま続行する。

 その後も66、62、85回転とサクサクと当るのはいいのだが、肝心のST・時短中の連チャンがない……。「連チャンが欲しいな」と欲をかきすぎたのか、その後220回転まで持っていかれてしまい、『アイマリン』は断念。

 さて、次は何を打とうとブラブラしていると、新台の『Pとある魔術の禁書目録 Light PREMIUM ver. 』に空台が!すぐに台を確保して着席した。

台を間違える凡ミスが判明!! しかし怪我の功名でまさかの万発超え!!

 台に座り、玉貸ボタンを押して「いざ出陣!」と意気込むが、ここであることに気が付いた。

 この台と左隣の台に新台の札は差さっておらず、右隣の台には新台の札が……。よく見れば、台も盤面も非常に既視感がある。

 なんとこのお店、「ライト版」と「ミドル版」を隣同士で設置していたのだ。なんてわかりにくい島構成にしているのか……。多少怒り気味だったが、玉貸ボタン押してしまったし、勘違いしたのは私の方。それにすぐに退席するものちょっと恥ずかしい。

 「仕方ない、5000円くらい遊んで席を立つか」と思い玉を打ち出す。すると、玉が2発ほぼ同時に入り、2発目が入った途端に「入賞時デバブル演出」が発生!

 そして「スペルインターセプト連続予告」から「ヨハネのペン予告」へ発展し、VSフィアンマへ。対戦中の演出はそこまで強くなかったものの、見事に大当り。

 まさかの1/319を2回転で当ててしまうとは……思わぬ展開に少し手も震えている。

 まだ気持ちの整理もできていないうちに大当りラウンドがスタート。この機種も『沖縄5 with アイマリン』同様にST突入率が100%なので、大当りラウンド中は安心して右打ちできるのは本当に嬉しい。

 そして突入したSTがあれよあれよと連チャン。『アイマリン』で苦戦したし、そのお詫びかな?」などと調子の良いことばかり考えてしまう。

 気が付けば、獲得出玉は一撃万発オーバー。特定条件で発生する、歓喜の「アクセラレータエンディングボーナス」も見ることができた。

 それにしても「アクセラレータSTモード」は本当に楽しい。「たまには他のモードにしてみるか?」と思うのだが、結局アクセラレータを選んでしまう。

 台選びのミスに気付いた時には「やってしまった」と後悔したが、終わってみれば満足する結果となった。

■実戦内容

1台目『PAスーパー海物語 IN 沖縄5 with アイマリン』
投資:3000発
回収:0発
差玉:-3000発

2台目『Pとある魔術の禁書目録』
投資:125発
回収:12000発
差玉:+11875発

合計差玉:+8875発

○○○
 本日の総収支は約+8800発と、大台の+10000発まであと一歩届かず。あと2連くらいしていれば突破していただろう。しかし、こういう時に限ってその2連が非常に遠いのである。

 とはいえ、甘デジで使いすぎてしまった玉をミドルタイプで回収するという、まさかの逆転劇に非常に満足している。こんな日もあるもんだなぁと思いながら店を後にした。

(文=ロマニスタ鈴木)
<著者プロフィール>
 好きなゲームキャラクターがモチーフのパチンコ『CRソニック』でホールデビュー。
その後パチスロも遊技するようになりドハマりする。好きな機種は5号機時代のSNKプレイモアが出していた機種たち。パチンコでは甘デジやライトミドルを好んで打つ。サッカーと猫をこよなく愛し、週末はJリーグの試合を平均6試合くらい見ている。

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JRA「しばらく顔も見ていない」武豊×幸四郎兄弟の“疎遠”露呈!? 桜花賞(G1)ウォーターナビレラで今年「絶不調」弟を救えるか

 10日、阪神競馬場では牝馬クラシック第1弾の桜花賞(G1)が行われる。

 7日には枠順が確定し、1~2番人気が予想されるナミュールとサークルオブライフはそろって8枠に入った。スタートに課題を抱えるナミュールは、大外18番枠。距離ロスを差し引いても、この枠はプラスに働きそうだ。一方のサークルオブライフは、管理する国枝栄調教師が「仕方ない」とコメントしたように、16番枠は割引材料といえるだろう。

 そんななか、『netkeiba.com』の予想オッズで3番人気に推されているウォーターナビレラ(牝3歳、栗東・武幸四郎厩舎)は、絶好枠の3枠6番を引き当てた。

「これまでの競馬を見ても分かる通り、一瞬の切れ味では“2強”に劣りますからね。内すぎず、かつ偶数番という、これ以上ない枠だと思います。

鞍上の武豊騎手は、枠順確定前の共同会見で『枠順とか他の馬の出方で、戦法はいろいろある』と話していましたが、この枠と並びなら逃げ宣言をしている(2枠4番の)パーソナルハイを見ながら好位3~4番手にはつけていくのではないでしょうか。前走の反省もありますしね」(競馬記者)

 記者が話した前走とはチューリップ賞(G2)のこと。好スタートを決めたウォーターナビレラはいったんハナに立ったものの、あえて控える競馬を試した。ところが直線で進路をなくし、追い出しのタイミングが遅れると、不完全燃焼の5着に終わった。

「それまで馬込みでレースをしたことがなかったため、前走はあえて馬群の中で競馬をさせたようですね。

水曜日の共同会見で武騎手は『馬も全く戸惑うことなく、問題がなかった』と話していましたが、馬込みでも競馬ができることが分かったのは大きな収穫だと思います。それでも前走の失敗を踏まえ、前目からより積極的に動いて行くのではないでしょうか。ただ、その会見で武騎手から少し気になる発言もありました」(同)

 桜花賞の共同会見において、弟でウォーターナビレラを管理する武幸四郎調教師から何か言葉があったかを問われた武騎手。「何もないですよ。逆に心配になるくらい連絡もないですね。しばらく顔も見ていない」と、おどけた表情ではあったが、そう記者の質問に答えた。

「会見は水曜日でしたから、枠順が決まってからしっかりと話し合うのだと思います。ただ偉大な兄が騎乗するので、乗り方は一任しているかもしれません。

それよりも武幸厩舎は今年勝ち鞍が伸び悩んでいます。嫌な流れを断ち切るためにも、兄とともにG1タイトルを獲りたいでしょうね」(同)

 開業2年目の19年に年間14勝を挙げた武幸厩舎。20年に28勝、21年には34勝と、右肩上がりで勝ち鞍を伸ばしている。ところが今年は4月第1週を終えて、まだ4勝。ペースにして、年間15~16勝というスランプに陥っている。

 開業5年目でぶち当たった壁。これを乗り越えるためにも、レースまでに兄としっかりコミュニケーションを取って結果を残したい。果たして武兄弟は、そろって表彰台に上ることはできるだろうか。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。