紫綬褒章で奇抜な近影写真公開、長谷部教授のお人柄…巨大な食中植物ハエトリグサ

 政府は長年にわたって学問や芸術分野で功績を残した人に贈られる「春の褒章」の受章者を発表した。今年はジャニーズタレント・俳優の岡本健一氏(52)、アニメ『エヴァンゲリオン』などを手がけた映画監督の庵野秀明氏(61)、作詞家・音楽プロデューサーの秋元康氏(63)、北京スピードスケート金メダリストの高木美帆氏(27)ら688人と20団体が受章し、メディアで大きく報じられた。

 新聞やテレビ局は事前に政府から配布された“受章者名簿”をもとに、報道解禁日に合わせて事前取材を行い、ほぼ定型の記事を公開する。一方で受賞者の所属事務所などは、報道各社に宣材写真の提供や肖像画のようなフォーマルなシーンの写真撮影の場を提供したり、それぞれの公式サイトに掲載したりして、解禁日に備える。そのため、メディアは一様にフォーマルな”受章者近影”を掲載する。そんな中、ひときわ印象深い“近影写真”を打ち出す受賞者がいた。

巨大ハエトリグサとツーショット

 紫綬褒章を受章した大学共同利用機関法人自然科学研究機構「基礎生物学研究所」(愛知県岡崎市)の生物進化研究部門の長谷部光泰教授(59)だ(記事冒頭写真)。写真は同研究所のプレスリリースに掲載されている。博物館での展示会用の展示物として自身が監修した食中植物ハエトリグサ属の植物の大型模型と共に撮影したものという。1枚で受章者の人柄と背景がわかる写真だ。

 同研究所広報室の担当者は写真掲載までの経緯を次のように語る。

「私は(長谷部教授が)スーツを着て、ネクタイを締めているフォーマルな写真を撮りに行こうと思っていたのですが『あれでいいよ』と……。一緒に写っている巨大なハエトリグサの造形物は東京と大阪の博物館で開催されていた特別展『植物 地球を支える仲間たち』に展示されていたものです。

 監修した長谷部教授が、当研究所の一般公開の際にも使いたいということで、研究所に搬入されてきた際に、広報室が4月8日に撮影したもので、研究所の公式Twitterアカウントで投稿したところ、多くの方から好評をいただきました。

 造形物は実在のハエトリグサに比べてはるかに巨大です。『食虫植物の捕獲能力を理解するには、(虫の気持ちになって)食べられる状況を実感する必要がある』という意図のもと、長谷部教授がこのサイズにこだわって作りました。

 長谷部教授は、これまでも自身の研究成果をさまざまな手法で発信しています。今回のような博物館展示の監修協力のほか、カルチャーセンターで市民向けの講演を行ったり、教科書を書いたり、とにかく一般向けの情報発信をすごく重視しています。こういう写真でもたしかに良いのかな、と思い掲載することになりました」

 春の褒章に関する政府発表などによると、長谷部教授は植物進化学の研究、教育に努め、研究成果を著名な国際誌に発表し、国際学会等で基調講演を行い、世界的な研究力強化に貢献してきた。また、植物細胞生物学、植物発生学、植物進化学などの幅広い領域で活躍するたくさんの研究者の養成に尽力したという。

 そのうえで、「最新の知見を講義、講演、ホームページ、教科書などによって、若手研究者育成のみならず、日本国民に広くインパクトを与え、我が国の科学リテラシーの向上に貢献した」ことを受章理由としている。

「無口な植物たちの生き方を翻訳し、紹介するのが我々の仕事」

 長谷部教授は研究所公式サイトで以下のように受賞コメントを述べている。

「今年は、ツツジの赤紫が例年になく綺麗だな、と思っていた折、受章の報を受け、たいへん光栄に存じております。梅雨時に植物を見にでかけたら、運良く晴天で、お花畑が満開といった心境です。

 植物は、我々と同じ祖先から生まれ、長い年月を、地上で一緒に生きてきた親戚です。どこにでも生えていて、とても身近です。でも、我々とは随分違った生き方をしていて、いつも関心させられるとともに、多くのことを学ばせてもらっています。無口な植物たちの生き方を翻訳してご紹介するのが我々の仕事だと思っています。これからも、植物たちと語り続けていこうと思います。

 これまで我々の研究を支えてくださった全ての方々に心より御礼申し上げますとともに、愛おしい植物を育んでくれている地球に感謝致します」(原文ママ)

 派手で大きな業績を残した人以上に、その道を究め、多くの後進を育成した“知る人ぞ知る人”の功績を称えることも“褒章”の大切な精神だ。すでにネームバリューのある人をあらためて称えるばかりではなく、メディアはこういう機会だからこそクローズアップできる人物を掘り下げて取材してほしいものだ。

(文=Business Journal編集部)

 

JRA天皇賞・春(G1)タイトルホルダー16番、ディープボンド「絶望的」大外枠! 揃って入った「死に枠」で二強シナリオは早くも崩壊?

 5月1日に行われる天皇賞・春は、JRAが開催する最長距離となる芝3200mのレースにスタミナ自慢が集結する伝統の一戦。例年に比して小粒といわれるメンバーではあるが、これから始まる6週連続G1開催に向けて、好レースに期待したい。

『netkeiba.com』が公開している単勝予想オッズによると、1倍台の断然人気に支持されそうなのが、阪神大賞典(G2)を制したディープボンド。3倍前後の2番人気タイトルホルダー、3番人気想定のテーオーロイヤルは10倍を超えており、二強以外は大きく離されている。

 下馬評的には、ほぼディープボンドとタイトルホルダーによる一騎打ちの様相。海外でも重賞を制した実力馬と昨年の菊花賞馬の組み合わせだけに、実績的にも他馬とは歴然の差があるということか。

 とはいえ、終わってみないと分からないのも競馬。過去にも堅いと思われていたレースが、想像もつかないような大波乱の決着となった例は山のようにある。

「死に枠」で二強シナリオは早くも崩壊?

 28日に発表された枠順は、タイトルホルダーが16番でディープボンドに至っては18番という大外。二強のどちらも8枠を引いたことで、既に不穏なムードが漂っている。

 また、天皇賞・春の舞台は、例年の京都ではなく昨年に続き阪神での開催。今春のG1は大阪杯と桜花賞の2レースを終えたが、いずれも8番人気ポタジェや7番人気スターズオンアースといった伏兵が勝利する波乱の決着。勝利の決め手となった両レースの共通点は、
吉田隼人騎手や川田将雅騎手の外を回さない「クレバー」なコース取りだった。

 芝3200mの長丁場にもなれば、スムーズな競馬を出来なかったときのロスは、マイルの桜花賞や2000mの大阪杯の比ではない。騎手の手腕が占める比重が高くなるだけに、「長距離は騎手で買え」という競馬の定石に注目したいところ。

 宝塚記念(G1)をミッキーロケットで勝利した和田竜二騎手だが4年前。それより前のG1勝ちは17年前の2001年テイエムオペラオ―まで遡る必要があり、断然人気のディープボンドとて過度な信頼はできないかもしれない。

 タイトルホルダーの横山和生騎手にしても他人事ではない。G1には過去11鞍の騎乗経験があるものの、大舞台での実戦経験の乏しさは大きな割引材料だ。これまでのような人気薄の馬と異なるタイトルホルダーでは、昨年の有馬記念(G1)で5着に入ったが、初G1の懸かる舞台で勝ち負けに期待できる馬とのコンビ。想像を絶するプレッシャーの中で冷静な手綱捌きをできるかどうか。

 そんな両者にとって致命傷となりかねないのが、先述した8枠という不利な条件だ。ちなみに過去20年の天皇賞・春において、3番人気以内に支持された馬は6頭。2012年に3番人気トーセンジョーダンの2着があるくらいで、それ以外の5頭は馬券圏内にも入れない惨敗を喫していた。

天皇賞・春、過去20年で16番以降に入った3番人気以内の馬
2009年アサクサキングス  1番人気9着、スクリーンヒーロー 2番人気14着
2012年トーセンジョーダン 3番人気2着、オルフェーヴル 1番人気11着
2015年アドマイヤデウス  3番人気15着
2016年ゴールドアクター  1番人気12着

 これらを見て気になったのは、実は1~2番人気の馬が一度も馬券圏内に入っていない現実である。データ的には京都開催となるため、阪神開催の今回にそのまま当てはめることに誤差は生じるが、伝統の長距離G1の側面を考えた場合、軽視はしにくいだろう。

 レースが始まる前から思わぬハンデを背負わされてしまったディープボンドとタイトルホルダーの2頭だが、この絶望的にも思える「死に枠」を跳ね返すことが出来るか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

パチンコ「10万発超え」が多発…中古価格も「100万円オーバー」の怪物マシンを今さらながら実戦!

現在も絶賛高稼働中!2021年を代表する大ヒットマシン

 昨年大活躍をしたパチンコ機といえば、SANKYOの『PF機動戦士ガンダムユニコーン』が挙げられますよね。PAA(ぱちんこ広告協議会)主催の『“ファン”が選ぶパチンコ・パチスロ大賞2021』でも見事大賞を獲得しています。

 一時期は下がり気味だった中古価格もまたもや上昇中。ここにきて平均価格は再び100万円オーバーという高値を付けております。今年8月で導入から1年が経つというのに、凄まじいというか素晴らしいというか。今のところ再販もなく、中古で導入したいホールにとっては簡単に買えるような金額でもありませんが、それだけの価値があるということでしょう。

 そんなユニコーンですが、今さらながらホールで実戦してまいりました。

 私は「家スロ」ばかりではなく、ホールでもパチンコ・パチスロを打ちますからね。しかしそこは貧乏業界人の私。なかなか4円パチンコなどには手が出せないのです。 

 となれば、やはり低貸しが中心なのですが、これだけ人気のユニコーンですから、低貸しへの設置は少なめ。仮にあったとしてもフル稼働でなかなか空いていないのです。

 しかし、たまたま覗いたホールで1円Pに空き台が!そりゃもう即着席ってなもんですよ。台確保用のモノを置くまでもなく、椅子取りゲームさながらの素早さで腰かけちゃいましたから。 

 1000円札は2枚ほどありましたが、ヤル気満々で万札を投入。500円区切りではなく、200円区切りなのが地味に嬉しいです。これって低貸しユーザーには意外と大切なポイントじゃないかなと思います。最近では1円パチンコ以下のレートも珍しくありませんが、そんな低レートでワンプッシュが500円区切りだと玉がめちゃくちゃ出てきて、結構これがうっとうしかったりするんですよね。

大ハマりするも……初当りで3000発フラグが降臨!

 さて、打ち始めは一応回転数を計算。1000円あたり大体60回転くらいでした。交換率を考えると決して良いコンディションとは言えませんが、そこは今さらどうこういっても仕方がないこと。それに1万円までは余裕で許容範囲内です。 

 とかいっていたら、投資額は本当に1万円を超えてしまいました。前任者がいくらかは回していますが、私が大当りした時の回転数は912回転……。まあ、全然余裕ですよ(実は決して余裕ではない)。

 しかしながら、初回から3000発確定の「7図柄大当り」を射止めるという幸運。さらに、超高速変動の『覚醒ハイパー』にも突入しましたが、これは確かに気持ちがイイ!本当に爽快なラッシュですね。 

 と思ったのも束の間。それほど継続せずあっさりと終了しました。「俺の10万発はどこに行ったんだよぉぉぉユニコーーーーン!?」という心の叫びも虚しく出玉は全ノマレ。 

 というわけで、諭吉さんが1人ほど行方不明のままですが、その出玉性能の片鱗はしっかりと体感させて頂きました。

 さすがは天下のSANKYO。導入を控えている『PFダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』や『PF蒼穹のファフナー3 EXODUS 超蒼穹3800ver.』にも期待したいところです。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
 業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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土屋太鳳、家族が集まれるのは愛犬のおかげ 土屋家をつなぐトイプードル

犬や猫のペット投稿情報メディア いぬねこ+より】

 ドラマ『やんごとなき一族』(フジテレビ系)で主演を務める俳優・土屋太鳳。映画にドラマにと忙しい彼女ですが、プライベートでは実家で飼っている愛犬に癒されているようです。

広瀬すず、アリスも犬猫が大好き

 太鳳が実家で飼っているワンちゃんは、トイプードルの「エペル」ちゃん。今年2月で2歳になった女の子です。4月の桜の時期には、エペルちゃんと一緒にお花見をする写真をInstagramに投稿。ファンからは「エペルと太鳳ちゃんかわいい」「エペたお×桜めちゃくちゃ素敵です!!」「癒されますね」といったコメントが多数寄せられていました。

 
 
 
 
 
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 土屋家では、幼少期にゴールデンレトリーバーを飼っていたようですが、その子が亡くなって以降はペットを迎え入れていなかったそうです。2020年11月に行われた映画『…

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パチンコ「STよりも時短がアツい」逆転マシン! 新感覚のゲーム性を楽しめる!!

「腐女子」や「山ガール」など、特定の趣味にカテゴライズされた女性を表現する言葉が次々に登場する。その特殊化は「虫ガール」や「狩りガール」など思いもよらないマニアックなジャンルに行き着くことも。

 そんななか、「歴女」に代表される「歴史」にフィーチャーされたグループ分けはわりとメジャーで、「古墳女子」や「御朱印ガール」などに細分化。とりわけ、オンラインゲームに端を発した刀剣ブームを支える「刀剣女子」は近年、注目を集めている。

 刀といえば、大典太光世・鬼丸国綱・数珠丸恒次・童子切安綱・三日月宗近の「天下五剣」を筆頭に、「天下三作(吉光・正宗・義弘)」「日本三名匠(宗近・友成・安綱)」など、奥の深い世界となっている。

パチンコにも奥深い機種が登場

 天皇家ゆかりの刀に「獅子王」という名の名刀があるが、このたびマルホンから導入された『P獅子王』もなかなか奥深いマシンなのである。

 大当り確率が1/220.6のSTライトミドルながらRUSH継続率83.5%という高ループに加え右打ち中の50%が最大出玉となる10ラウンド約1000発で、RUSH中は0.5秒の超速変動で連チャンが展開する最近のパチンコトレンドを追随したスペックになっている。

 しかし、そこはマルホン、単に流行を追うだけのものではない。最大の特徴はRUSH中は「通常大当りなら実質次回まで継続する」特異なゲーム性を採用しているのである。

「STよりも時短がアツい」という斬新スペック

 特にSTを採用している機種において、右打ち中も100%確変突入ではない仕様なら「通常大当り」は忌避すべき憎悪の対象となるはずだが…本機では10000回の時短が付与され、「STよりもアツい」という逆転現象が発生。新感覚のゲーム性となっている。

 RUSHでは、まず30回転継続する「30RUSH」に突入。規定回数に到達するとボタンによるジャッジ演出が行われ、内部的にSTならそこで電サポが終了するが、時短だった場合は「∞RUSH」に昇格し、残りの9970回転消化するまで電サポが継続する。

 ちなみにSTの場合は30回転で電サポが終了するが高確率状態は34回転まで継続するので、電サポが途切れても残保留4個分の消化は必ず見届けよう。

 なお、ヘソ抽選時では通常大当りでも30回転の時短振り分けが存在するので注意が必要となる。とはいえ、10ラウンド大当りでも通常の場合があるなど、見た目からは判断できないので特に支障はない。

 リズミカルに高速変動しならがテンポよく大当りを重ねるSTラッシュの高揚感と、次回大当り濃厚となる時短ラッシュの逆転劇がクセになる『P獅子王』。マニアな「獅子ガール」も登場!? ……それはないか。

(文=大森町男)
<著者プロフィール>
 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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前年最下位から日本一 ヤクルト優勝の転機となった「2つの3タテ」

 各球団とも対戦が一巡りして、前評判通り強いチームあり、戦力は充実しているはずなのになかなか勝てないチームあり、専門家の予想に反して健闘しているチームあり、話題に事欠かない2022年のプロ野球。

 長いシーズンとあって、途中でケガ人が続出したり、誰も注目していなかった新星が登場したり、新外国人選手が大活躍したりなどでチーム状況は変わる。だからシーズン前の順位予想はあまりあてにはならない。それは昨シーズンの東京ヤクルトスワローズの戦いを見るに明らかだ。

専門家はほぼ全員「Bクラス予想」 スワローズはいかに日本一になったか

 昨年日本一に輝いたスワローズだが、シーズン前の評論家の予想はほとんどすべてBクラス(4位以下)だった。それもそのはず2019年、2020年と、スワローズは2年連続でダントツの最下位。加えて大きな補強はなく、新外国人の実力も未知数だったため、2021年に急浮上する要素を見出すのは難しかった。

 実際、阪神タイガースとの開幕3連戦で3連敗。スワローズを2020年から率いる高津臣吾監督は『一軍監督の仕事 育った彼らを勝たせたい』(光文社刊)でこんな思いをつづっている。

 3連敗。これには愕然としてしまった。

 秋季キャンプから、バッテリー力の整備、打撃、守備とあらゆるエリアを数パーセントずつではあるが向上させたはずだった。

 ところがタイガースと戦ってみて、差は縮まるどころか、むしろ開いているのではないか――。それが本音だった。現実の厳しさを開幕早々に突きつけられた。(P26より)

2019年の59勝82敗2分
2020年の41勝69敗10分

 開幕3連戦を終えた時点では、2021年も同様の成績になることが想像できた。

「レギュラー陣は十分に戦える。しかし…」

 最下位だった2シーズンのヤクルトの弱点は、選手層の薄さにあった。高津監督も

“レギュラー陣は十分に戦えるだろう。しかし、複数の選手が長期離脱した場合、スワローズの弱点があぶり出されてしまう”

“認めなければならないのは「一・五軍」というか、他球団の控え選手との力量差を感じたことだ。試合終盤で、先発メンバーをダグアウトに下げると、途端に戦力差が浮き彫りになる。”

 と、その点を課題視していたように、それは2021年シーズンも変わっていなかった。そこで、チームとしては「フルメンバーで戦わないと、一気に離される」という危機感のもと、選手のコンディションにはより気をつけて戦ったという。

 ただ、既存の選手の実力の底上げも着実に行われていた。先発投手では2年目の奥川恭伸が台頭し、正捕手の中村悠平には「なんらかの意識革命が起きた気がする。(リードが)しつこくなったのだ」(高津監督)。リリーフ陣も整備され、分厚くなった。もう一つのヤクルトの弱点であった「バッテリー力」については、着実に改善されつつあった。

 「魔法」のようなものはないし、どれかひとつの湯素が飛び抜けて成長したから優勝出来たわけでもない。すべてのエリアで数パーセント、ほんのわずかな向上、改善が有機的に結びついて勝ちにつながった。(P11より)

 この言葉通り、開幕戦以降のスワローズは大きな連敗もなく戦いを進めていった。中でも選手たちのマインドセットに大きな変化をもたらした転機となったのは、過去10年間で7度日本一に輝いているソフトバンク・ホークスにセ・パ交流戦で3連勝したことだったという。

 ここで、高津監督は「今年のスワローズは戦える」と確信した。鬼門とされていた夏場以降も、過去2年のように選手層の薄さが顕在化することもなく、僅差で阪神タイガースを振り切ってリーグ優勝。クライマックスシリーズ、日本シリーズも勝ち進み、日本一となった。

 スワローズは何が変わったのだろうか。

 技術の向上には時間がかかるし、最下位に終わったチームのメンタルは勝つことで変化させるしかない。それでもすぐに変えられることとして、高津監督は「選手がプレーしやすく、球場に行くのが楽しみになる雰囲気づくり」を挙げている。

 勝っても負けても活気のあるチーム、楽しいチームに。しょんぼりしていては好転する事態も好転しない。高津監督のチーム作りはそんな考え方が土台になっている。

 2021年のスワローズの戦いを振り返る本書は、野球ファンだけでなく、組織をマネジメントする立場の人にとっても学びが多いはず。業績の上がらないチームをどうテコ入れするか。一体感のあるチームをいかに作っていくか。高津監督の言葉はそんな問いへのヒントとなるだろう。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

●新刊JP
シンカンジェイピー/書評や著者や編集者、書店へのインタビュー、出版業界の最新情報、読書を面白くする企画記事などを配信し、読者に「次に読む本」を見つけてもらうことをコンセプトとしたウェブメディア。

パチスロ新台「2400枚突破も余裕!?」の超荒波マシン、新システムを搭載した人気タイアップ機など話題作が多数デビュー!

 人気アニメとのタイアップ機や、“一撃2400枚超え”も十分に目指せる爆裂マシンなど、4月のパチスロ新台も話題作が目白押しだ。

 今回は、そんな注目の新台たちをプレイバック。機種の概要や注目ポイントをまとめたので、打つ際の参考していただければと思う。

『パチスロこの素晴らしい世界に祝福を!』

 純増約2.9枚の2段階ATを搭載した本機は、1周期20Gの周期抽選でCZ→ATを目指すゲーム性。

 周期到達時は2Gor3G継続の「スティールバトル」へ移行。演出成功でCZ以上が確定となり、ランク3以下での成功時は小役解除型CZ「緊急クエスト」、ランク4以上での成功時は期待度累積型CZ「クエスト」がスタートする。前者突破時はポイント上乗せ特化ゾーン「駄女神ぼーなす」となり、後者突破時はATへと繋がる。

 AT初当り時は「このすばチャンス」から始まり、初回は「このすばぼーなす」で100枚以上獲得。以降は「布盗会」でヒロインに勝てれば「ヒロインぼーなす」がループし、布盗会で6人を「盗破」できれば、高継続AT「このすばRUSH」へ昇格となる。

 このすばRUSH中はライフを使ってミッション突入し、クリアでボーナス当選となるゲーム性。30~300枚以上の獲得が見込める「ヒロインぼーなす」中はライフの上乗せ抽選が行われ、サキュバス保留のミッションクリアでスタートする5G+α継続の「サキュバスぼーなす」中は高確率でライフを得られる。

『ぱちスロ ウルトラマンタロウ 暴君SPEC』

 純増約2.7枚のAT「ULTRA RUSH」が出玉増加の軸となる本機。通常時は、1周期約78Gの周期到達、あるいはチャンス役成立でCZ「タイラント撃破チャレンジ」突入の抽選を行い。撃破成功(期待度40%)でAT突入となる。また、通常時の一部で特殊CZ「バルタン星人撃破チャレンジ」がスタートすることもあり、こちらも演出成功でATへと繋がる。

 前半30G+α・後半7Gの二部構成となるAT「ULTRA RUSH」は、前者はリプレイ成立で「ウルトラカウンタ」が1つ点灯し、それが3つ点灯すると「ステージ昇格ジャッジ」が発生。昇格するほど次セット継続期待度も上昇する。

 チャンス役成立時は「ゲーム数上乗せ」や「無敵」ストックを抽選しており、カットイン発生→青BAR絵柄揃いで無敵ストックというパターンもある。

 一方、後半はステージ別の怪獣との継続バトルが行われ、タロウが攻撃or敵の攻撃に耐えられれば継続濃厚。バトル中に「ウルトラマンエース」「ウルトラセブン」「ウルトラマンジャック」など“ウルトラ兄弟”が参戦すれば、RUSH継続に加えて「無敵ストック」や「特化ゾーン」といったさまざま恩恵が得られる。

 そして本機最大のポイントはAT終了後のCZ突入抽選だ。2,400枚完走後であれば必ずCZがスタートし、成功すればもちろんAT再突入となる。先述した通り、CZ成功期待度は40%もあるため、2400枚獲得からさらなる出玉の上乗せを期待できるのだ。

『SLOTえとたま』

 本機は「せるふまっぷ」なる新システムがゲーム性のカギを握り、マップの色と成立役が合致すれば「萌力ポイント」が加算。通常時はこの萌力を100pt貯めれば高確移行orAT抽選が行われ、高確中の100pt到達は文字通り高確率でATへと繋がる。

 ボーナスは約150枚獲得のえとたまぼ~にゃすと、約40枚の獲得が見込めるみにぼ~にゃすの2種類で、前者消化中は萌力100pt到達ごとにAT抽選。みにぼ~にゃすは消化中の告知発生でATが確定し、同ボーナスの一部で発動するべーすぼ~にゃすは、その時点でATが約束される。

 AT「萌力祭(そるらるふぇすてぃばる)」は1G純増約2.0枚、初期ゲーム数50Gで、消化中は萌力100p到達でバトルへ発展。これに勝利できればゲーム数上乗せor特化ゾーンへ突入し、AT中のボーナスは上乗せ確定&バトルストック→勝利で恩恵を得られる。


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『北斗の拳・押忍!番長』など人気シリーズでもお馴染み…

 パチスロの主役といえば4号機の時代から「北斗の拳シリーズ」や「押忍!番長シリーズ」を思い浮かべる人が多いだろう。

 現在でも主役は変わらない。今も昔も実力派声優「千葉繁」の声がホールに響いている。

 名前でピンと来る方は少ないかもしれないが、同氏は「北斗の拳シリーズ」ではナレーションやタイトルコールを担当。「押忍!番長シリーズ」では次回予告の「次回押忍番長!!」というハイテンションな”アノ声”だ。

 千葉繁氏は現在でも引く手数多なレジェンド声優。有名なところでは「ハイスクール奇面組の一堂零」「天才バカボンのレレレのおじさん」「幽遊白書の桑原和真」など枚挙に暇がない。昨今、社会現象となっている呪術廻戦でも「漏瑚」役で出演している。

 パチスロコーナーで「北斗シリーズ」と「押忍!番長シリーズ」の島が近いと千葉繁氏のハイテンションボイスに挟まれるといった事態も頻繁に発生するだろう。

パチンコ・パチスロで活躍する声優は他にも

 パチンコ・パチスロで活躍する声優といえば、忘れてはいけないのが「立木文彦」氏だ。

「カイジシリーズ」の独特なナレーションはお馴染みとなっているが、「麻雀物語シリーズ」も同様だ。「上乗せー!」という掛け声は非常に耳に残る。

 両機種の独特なナレーションを聴いた後に「エヴァンゲリオンシリーズ」をプレイすると、今度は印象が一転。先程のハイテンションと比べ、主人公の父・碇ゲンドウ役の冷徹なセリフは温度差が激しい。

「麻雀物語シリーズ」の隣に「エヴァンゲリオンシリーズ」が並んでいると温度差を直に体感してしまい、パチスロに集中できない可能性もある。

声優に注目すると楽しみ方の幅が広がるかも?

 アニメ版権のマシンや、オリジナルコンテンツのアニメーションが搭載されていることが主流となっている現在のホールでは、声優との縁が近いのかもしれない。

 声優が自分の演じたキャラクターの台を実際にプレイする例も存在する。大都技研「クレアの秘宝伝シリーズ」でクレア役の「明坂聡美」氏が自身のTwitterでプレイ画像をアップしていた話は有名だ。

 YouTubeの実戦動画においても声優が出演するケースが存在。777パチガブチャンネルでは『【新番組】声優×パチンコ実戦!第一話【道井悠のみちづれっ!】』が始動した。

 MCの道井悠氏も「ウマ娘 プリティーダービー」などに出演する実力派声優だが、ゲスト出演している井澤詩織氏も「戦姫絶唱シンフォギア」や「鬼滅の刃」などに出演する人気声優である。

 パチンコ・パチスロをプレイする際は声優に注目すると楽しみ方の幅が広がるかもしれない。

(文=大松)
<著者プロフィール>
 4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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注目のパチスロ新台をリリース予定の大手メーカー

『沖ドキ!DUO』や『バーサスリヴァイズ』、『SLOTマッピー』、『SLOTえとたま』など、魅力的なパチスロ機を提供し続けている大手メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」。

 そんな同社は、5月9より新台『SLOT STEINS;GATE』をリリース予定だ。本機は純増約5.0枚/Gの疑似ボーナスと引き戻しゾーンのループで出玉を獲得するゲーム性。最大ループ率は約86%と高い連チャン性能を誇っている。

 また、本機には「魔眼(リーディングシュタイナー)システム」が搭載されている点も特徴の一つ。電子レンジ(仮)を獲得すると演出失敗時に発動し、期待値を引き継いでやり直しできるという画期的な仕様だ。原作を彷彿とさせる遊技性を、パチスロで再現した仕上がりといえるだろう。

 パチスロ界に新たな可能性を示してくれそうな気配だが、ユニバーサルエンターテインメント関連の激アツ新台はパチンコにも存在する。爆裂タイトル最新作『Pミリオンゴッド-一撃-』(ミズホ製)だ。

 これまで高性能デジパチとして登場してきた同シリーズだが、今作ではスペックを一新した役物ギミック主体のゲーム性。全3つの役物ステージが用意されており、全てを突破してV入賞を射止めることができれば、GG5セット=約5000発を手にできる。

 また、初当り時の1/5でさらにGG5セットが上乗せされるなど一撃の高さは最高峰。『ミリオンゴッド』の爆裂性を見事に再現しているといえるだろう。早くも期待の声が続出中だが…。

 同社は本機に続く超大型タイトルを発表した。今なお絶大な人気を誇る『バジリスク』シリーズ。そのパチンコ最新作が「約96%ループ」の超連チャン特化タイプとなって登場予定だ。

『P真バジリスク~甲賀忍法帖~』(メーシー製)

■大当り確率:1/199.80
■右打ち中実質大当り確率:1/2.99
■真バジリスクタイム突入率:TOTAL約40%
■真セブンラッシュ:TOTAL約96%
■時短回数:1回or5回
■賞球:1&7&9&10&15
■ラウンド:2Ror4Ror6R
■カウント:7or10カウント
■遊タイム:通常時599回消化で発動(時短100回)し、真バジリスクタイムへ突入
○○○

 大当り確率1/199.80のライトミドルタイプ。初当り時は大半(90%)が時短1回の「真バジリスクチャンス」へと移行する。ここで1/2.99を射止めることができれば、「真バジリスクタイム」突入だ。

 真セブンラッシュは「時短5回+残保留3回」で構成されており、そのトータル継続率は「約96%」と現行機トップクラスの連チャン性能を実現。高速消化と即当りが織りなすスピード感も備わっている。

「RUSH突入までのハードルが高め(トータル約40%)なので、ライトミドルとはいえ遊技するには勇気がいる印象。その点が少なからず稼働に影響しそうですね。

ただ、本機にはRUSH直行となる遊タイム(通常時599回転消化で発動)や初当り振り分け(10%)が存在。爆連へのルートが複数用意されているのは打ち手にとって大きな魅力でしょう。好反響を得られるのではないでしょうか」(パチンコ記者)

こ れまでのシリーズ機とは一線を画したゲーム性を提供する『P真バジリスク~甲賀忍法帖~』。導入日は分かり次第、追って報告させていただく。

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JRA厩舎と馬主の悲願は「重賞26連敗中」のC.ルメールがカギ…3億円ホースを日本ダービー(G1)へと導くことができるか

 30日、東京競馬場で開催される青葉賞(G2)。ホースマンたちの夢、日本ダービー(G1)の出走を目指す若駒たちが、本番と同じ東京競馬場・芝2400mの戦いに挑む。

 今年は重賞出走歴のある馬の登録が2頭しかなく、どちらかと言えば“遅れてきた大物候補”の台頭に注目が集まる。その中で人気の一角となることが予想されるのが、C.ルメール騎手が騎乗を予定しているダノンギャラクシー(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。

 父はディープインパクト、母ベネンシアドールの血統はデニムアンドルビーの全弟にあたる良血。ディープインパクトの産駒は2020年生まれが最後の世代となるものの、種付け頭数などを鑑みれば現3歳世代が実質ラストクロップとあって、セレクトセールでは3億1320万円(税込)の値がついたほどの期待馬である。

 昨年11月の新馬戦は2着に敗れたものの、仕切り直した今年2月の未勝利戦では単勝1.7倍の支持に応えて見事に勝利。新馬戦で先着を許したトーセンリョウが今年4月に昇級戦の山吹賞(1勝クラス)を楽に突破したことを思えば、新馬戦の敗戦もそこまで悲観する必要はないだろう。

 その後は3月の大寒桜賞(1勝クラス)に向かう予定で進めていたが、脚元の状態などを見てこれを断念。今回の青葉賞に照準を定め、慎重に進めてきたという。

 管理する国枝調教師は「ちょっとまだ目覚めていない感じ」と才能の開花はまだ先という見立ても含ませながら、「やっぱりダービー、牡馬の大きいところも勝ちたい」と正直な想いを吐露している。

 アパパネやアーモンドアイという2頭の三冠牝馬を手掛けた名伯楽も、日本ダービーは過去8度の挑戦で一度も勝利がない夢舞台。2018年にコズミックフォースで3着に入ったのが最高成績で、昨年は牝馬のサトノレイナスで挑んだが5着に終わった。

 24日のフローラS(G2)では、管理するエリカヴィータが見事な勝利を挙げてオークス(G1)に名乗りを上げた。僚馬が作った良い流れに乗って、2週連続のトライアル勝利、そしてダービーに弾みをつけることができるだろうか。

 また、馬主のダノックスも国枝師と同じようにダービーにかける想いは強い。

「ダノン」の冠名でお馴染み、JRAのG1を8勝している大馬主であるが、こちらも日本ダービーとは縁がない。2019年はダノンキングリーで夢を掴みかけたが、前を行くロジャーバローズを捕まえることができず、クビ差の2着に敗れている。

 今年はキャリア2戦目で共同通信杯(G3)を制し、ぶっつけで挑んだ皐月賞(G1)でも4着と健闘したダノンベルーガという有力馬がいるものの、悲願達成のための矢は何本あっても良いはず。まずはその挑戦権を掴みたいところだ。

厩舎と馬主の悲願は「重賞26連敗中」のC.ルメールがカギ

 調教師と馬主、両者の夢を背負ってトライアルレースに挑むのがルメール騎手。ダノンギャラクシーとはデビューから3戦連続のコンビとなる。

 5年連続でJRAの最多勝利騎手に輝いているように、言わずと知れたトップジョッキーであるが、今年はここまで40勝でリーディング4位と出遅れ気味。首位を快走する川田将雅騎手とは20勝の差が開いており、トップ陥落の危機に陥っている。

 何よりも心配なのが、JRAの重賞で26連敗中という点だろう。サウジやドバイといった海外のレースでは日本馬の快進撃の立役者となるなど、大舞台で存在感を発揮している一方で、国内の重賞は昨年12月のチャレンジC(G3)をソーヴァリアントで勝ったのが最後だ。

 ここまでの戦いぶりを見ると不安も募るが、ポジティブな要素としては、先週から得意舞台の東京に開催が替わった点が挙げられる。

 昨年も年間199勝のうち85勝を東京コースで挙げ、うち56勝を東京の芝で稼いでいたルメール騎手。不振が指摘されている今年もここまで40勝のうち半数以上の21勝が東京コースで、その約7割にあたる15勝が東京の芝で記録したものだった。

 得意舞台での安定感は変わらず、そこに乗りなれた馬で挑むことができるというのは好都合。追い切りでも「前回はエンジンがかかるまでに時間がかかった」と印象を語りつつ、「今日は良く動いていた。良い感じ」と手ごたえを口にしている。

 今週の騎乗を終えると、5月2日からはケンタッキーダービー(G1)に騎乗するため、アメリカに渡ることも決まっている。大舞台に向けて弾みをつけるためにも、自身の連敗記録に終止符を打っておきたいところだ。

 調教師と馬主の夢を背負って、まずはその夢の舞台へのチケットを届けることができるか。負けられない戦いに挑むトップジョッキーの意地に期待したい。

(文=木場七也)

<著者プロフィール>
 29歳・右投右打。
本業は野球関係ながら土日は9時から17時までグリーンチャンネル固定の競馬狂。
ヘニーヒューズ産駒で天下を獲ることを夢見て一口馬主にも挑戦中。