ノーベル経済学者が断言!EV市場で今後「圧倒的に強くなるメーカー」とは? – ビジネスを強くする教養

トランプ大統領による突然のイラン攻撃は世界にショックを与えた。中東情勢の悪化は、石油と電気自動車(EV)のビジネスにどれほど影響を与えるのか?ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン氏に緊急インタビューを敢行。個人が投資をする際の判断にもなる「世界経済はこの先、どう変わるか?」について話を聞いた。

OpenAI、なぜ変節?意図しない成功で市場競争・政治に巻き込まれ…米国防総省から多額受注

●この記事のポイント
・OpenAI、米国防総省との間で防衛へのAI利用などについて2億ドル(約290億円)の契約を締結
・累計約2兆円もの出資を受けた米マイクロソフトを、独占禁止法違反で当局に告発することを検討か
・想定外の成功によって、公益重視の営利企業に移行するという苦渋の決断

 OpenAIの変節ぶりが注目されている。同社はこれまで利用規約で軍事関連の活動への自社のAIの利用を禁止していたが(24年に規約を変更し一部を容認)、今月、米国防総省との間で防衛へのAI利用などについて2億ドル(約290億円)の契約を締結したと発表。また、これまで累計約2兆円もの出資を受けた米マイクロソフトを、独占禁止法違反で当局に告発することを検討しているとも報じられている。こうしたOpenAIの変化の背景には何があるのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。

●目次

AIが強いパワーを持って国際政治・経済を動かすものに

 まず、米国国防総省と契約した背景について、エクサウィザーズ「AI新聞」編集長・湯川鶴章氏はいう。

「OpenAIの成り立ちを振り返ると、もともとは2015年にNPO(非営利団体)として研究組織的なかたちで立ち上げられたのが始まりでした。AIを一部の有力企業のものではなく、人類みんなのものにしましょうという思いでOpenAIという社名をつけたくらいです。一つには、彼ら自身が予想していなかったほど会社が成功してしまい、当初はビジネス的に大きな利益を得るつもりはなかったにもかかわらず、市場競争に巻き込まれ、AIモデルの性能を上げていくためには大量の高性能半導体を買わなければならないということで、資金が必要になってきました。NPOのままでは資金が集まらないので、昨年にはPBC(パブリック・ベネフィット・コーポレーション)と呼ばれる公益重視の営利企業に移行するという苦渋の決断をしました。

 そして今度は政治とも関係を持たざるを得なくなりました。AI開発でも軍事でも中国がどんどん米国に追い付いてきて、中国が軍事に積極的にAIを活用すれば、中国に対して民主主義国家のアメリカが不利になる可能性も出てきた。そうなると、米国企業であるOpenAIも『軍事に自社のAIは使わせません』と言っている場合ではなくなり、米国政府には協力せざるを得ないという状況になりました。こうして、自分たちが考えていた以上にAIが強いパワーを持って国際政治・経済を動かすものになり、それらの世界に入るつもりはなかったのだけれど入らざるを得なくなった、ということではないでしょうか」

マルチモデル戦略に行かざるを得ないマイクロソフト

 もともと生成AIの一スタートアップだったOpenAIが大きく成長して世界的に注目されるきっかけとなったのは、2019年からマイクロソフトから累計約2兆円もの出資を受けたことであった。マイクロソフトが初めてOpenAIに投資をしたのは19年。その金額は10億ドルにも上ったことでOpenAIは世界的に注目の的となり、マイクロソフトはOpenAIが開発するChatGPTに使用される言語モデル「GPT-3」の独占ライセンスを取得。23年にはマイクロソフトはChatGPTの技術を活用したAIアシスタントツール「Microsoft Copilot」をリリースするに至った。

 両社の戦略的パートナーシップは今後も継続される。2030年までの契約期間中、OpenAIの知的財産へのアクセス、収益配分の取り決め、OpenAIのAPIに対するマイクロソフトの独占権が継続されることが決まっている。

 そんな両者の間の隙間風がクローズアップされるきっかけとなったのが、今年4月、OpenAIがソフトバンクグループ(SBG)などから400億ドル(約6兆円)の出資を受けることで合意したことだった。両社はAI共同開発事業「Stargate Project(スターゲート・プロジェクト)」を推進するなど蜜月ぶりをみせている。

 マイクロソフトとの間の確執が顕在化しつつある背景は何か。報道によれば、OpenAIが買収を予定している米ウインドサーフのIP(知的財産)をマイクロソフトが利用することに、OpenAIが反対していることが対立を生んでいるという。マイクロソフトはOpenAIに多額の出資をする見返りに、OpenAIの所有するIPを使用する権利を持つ。また、OpenAIが5月に発表した組織再編をマイクロソフトが承認していないことも影響しているといわれている。

「世界中に大企業顧客を抱えるマイクロソフトは、顧客からクラウドサービスのAzure(アジュール)でOpenAIだけではなくてグーグルやメタ、中国のディープシークなども使いたいという要求を受けており、OpenAIだけを優遇するわけにはいかない。顧客に顔を向けたときに、さまざまな企業のAIモデルを使えるようにする必要があり、マルチモデル戦略に行かざるを得ません。

 一方、OpenAIが今、もっとも親密な関係を築いているSBGは、孫正義会長の直感に基づき、数多く存在するAIモデル開発会社のなかでOpenAIに賭けて多額の資金を出資したという側面があり、マイクロソフトとは経営の視線の先が異なります。こうしたなかでOpenAIとしては、『マイクロソフトがあんまりうるさく言ってくるなら、独禁法違反だと当局に告発しますよ』という姿勢をみせているのだと思われます」(湯川氏)

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=湯川鶴章/エクサウィザーズ・AI新聞編集長)

安田不動産、ファーイーストと提携=英国の学生専用住宅事業に共同参画―シンガポール

【シンガポール時事】安田不動産(東京都千代田区)は26日、不動産開発大手ファーイースト・オーガニゼーションのグループ会社ファーイースト・オーチャードと共同で、英国における学生専用住宅の開発事業へ参画すると発表した。

 安田不動産は、3月にロンドンでのオフィス事業に参画したが、英国における事業としては2件目の参画で、英国の住宅市場においては初の事業参画となる。

 英国には世界的な名門大学が多く存在するが、学生専用住宅の供給は限られ、需給の逼迫(ひっぱく)が深刻な課題となっているという。

 ファーイースト・オーチャードは、英国での学生専用住宅の開発・運営で実績が豊富で、共同事業では、同社が組成・運用するファンドを通じ、英国の主要大学が立地する都市の競争力の高い開発用地を複数取得し、安田不動産と共同で開発・賃貸事業を行う。既にグラスゴーとマンチェスターで開発用地を取得済みで、今後も継続的に優良な用地の取得を進めていく予定。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/06/29-18:14)

「成長したがる人ほど成長できない」キャリアのプロの“直球解説”がド正論すぎて、ぐうの音も出なかった – 転職で幸せになる人、不幸になる人 丸山貴宏

「成長したい」という若いビジネスパーソンが増えた。「会社はいつ潰れてもおかしくない」と不安を刷り込まれた世代にとって、自分の能力を高めることは生存戦略だ。しかし、同時に「成長したい」と言いながらまったく成長しない若手に「口だけだな」「期待ハズレだった」と感じた人も少なくないはず。それもそのはず、「成長したい」という言葉は口にするほど成長しにくくなるというパラドックスが生じるからだ。キャリアのプロフェッショナルが詳しく解説する。

今すぐマネできる!孫正義の仕事術/転職の面接/交渉術/会議でのNG・OK発言〈見逃し配信〉 – 見逃し配信

おすすめ記事をダイヤモンド・ライフ編集部がピックアップして、テーマ別に紹介します。今回は、「今すぐ真似できる!孫正義の仕事術」をテーマにおすすめの3記事をピックアップしました。

エーザイ、塩野義製薬、小野薬品工業…24年度決算で唯一「減収減益」だった企業とその要因は? – ダイヤモンド 決算報

デジタル化や脱炭素の潮流が加速し、物価高の影響も続く。足元ではトランプ関税も、企業にとって大きな試練となりそうだ。本連載では、上場企業が発表した直近四半期の決算における売上高を前年同期と比べ、各業界の主要企業が置かれた状況を分析する。今回は大塚ホールディングスやエーザイなどの「製薬」業界5社について見ていこう。

都議選躍進後の玉木代表“大失言”、不倫騒動だけじゃない「国民民主党が女性から支持されない」理由 – Lifestyle Analysis

国民民主党・玉木雄一郎代表による外国特派員協会で行われた会見での一言が話題になっている。女性からの支持がなぜ少ないと思うかを聞かれた質問へ、英語で回答したのだが……。