AI OverviewsやChatGPTなどAI検索「対策」への誤解…EEATの深掘りが重要?

●この記事のポイント
・グーグルが重視する指標であるEEATからさらに深掘りして、LLMが探索してくるように信頼性を上げる
・LLMの検索結果として引っ張られるためにはストーリー性や文脈性があるコンテンツを用意
・グーグルでのキーワード検索が速いスピードでLLMに置き換わっているという状況ではない

 昨年(2024年)に「AI Overviews」をリリースし、一部のキーワード検索について機械学習モデルを活用した検索結果・要約情報をページ上位に表示させるようになったグーグル。先月には米国で「AIモード」をリリースするなどAI検索に注力する姿勢をみせている。世界でOpenAIの生成AIモデル「ChatGPT」などを利用する動きが広まるなか、検索エンジンの利用が減少して従来のSEO対策の有効性が低下したり、ネット関連のサービスを手掛ける企業がサイトへの流入減などの影響を受けるのではないかという見方も出ている。

 前編記事では、AIやLLMへの最適化対策として「LLMO」「GEO」「AI SEO」といったキーワードも注目されているなか、SEOとは何が違うのか、また、企業はすぐにでも本格的にLLMOに取り組む必要があるのかを検証した。今回の後編記事では、引き続きLLMOの必要性や、LLMでの検索への対策を検討する上でカギとなる点などを、専門家への見解を交えて追ってみたい。

●目次

LLMOとして対策すべきこと

 企業はすぐにでも本格的にLLMOに取り組む必要があるのか。前編記事で、カスタムAI開発などを通じてクライアントの課題解決を行う株式会社Laboro.AIの執行役員マーケティング部長、和田氏は「企業側としての対策は、これまでとあまり変わらないのではないか」「ただ、GEOやLLMO、AIエージェントの仕組みなどを知った上で従来と同じことをやるのと、知らないでやるのとでは、対策の仕方や結果は微妙に変わってくるとも考えられます」と語っていたが、Laboro.AIのソリューションデザイン部、シニアソリューションデザイナの白鳥氏は「LLMOとして対策すべきことは、いろいろとあるのではないか」という。

「ChatGPTもAI Overviewsも、ユーザーが欲しい情報がそのまま出てくるので、その情報のもとをたどる必要がないということなんですが、一方で、引用元がどこなのかがLLMから出されるので、企業側としてはそこに自社のURLが載るのか載らないのかという点は、かなり重要になってくると思います。では、そこに載せようとした時に、グーグルが重視する指標であるEEAT(Experience<経験>・Expertise<専門性>・Authoritativeness<権威性>・Trustworthiness<信頼性>)からさらに深掘りして、LLMが探索してくるように一次情報をきちんと載せるとか、LLMは文脈単位で理解するので一つのURLに対して一つの主張、一つの出典があるようにしてシンプルで参照されやすいようにしたり、エンティティも同じワーディングをしたりして、信頼性を上げておくと、引っ張られやすくなるというのが、LLMの特性上あるかなと思っています。

 FAQをきちんと分かりやすく載せましょうというのは、従来のSEO対策でやられていたことですが、これをGEOやLLMOとしてやりましょうという観点は、あまりなかった気がしていまして、そこは目新しい話だと感じます」

長すぎずシンプルな構造

 従来の検索エンジンによる検索とLLMの検索の性質の違いも、押さえておくべくだという。

「従来のキーワードによるネット検索とは異なり、LLMでの検索は悩み相談みたいな感じなので、検索する情報の性質が違うという前提はあると思います。検索キーワードに対してサイト上に製品情報やスペック、利用シーンなどの情報を網羅的に揃えておいて、多くのキーワードも散りばめておいてユーザーが探したものがヒットするような状態を作っておくというのが従来の対策の方向でした。一方、LLMでの検索は、FAQよりもっと前の段階の、ユーザーも何が問題なのかすらあまり浮かんでない、どう聞いたらいいかよくわからないような状態で質問を入力するケースが多いので、その検索結果として引っ張られるためにはストーリー性や文脈性があるコンテンツを用意する必要があるのではないでしょうか。

 例えば『近くにあるコワーキングスペース』をネットで検索すると、これまではリストと口コミの要約、グーグルマップでの位置情報などが結果として表示されていましたが、LLMでは文章で口コミなどを要約して結果を返すので、店舗側としては日頃から口コミに対してこまめに返信するといったことが、結構重要になってくるかもしれません。

 また、コンテンツが長すぎると要約が難しいので、検索結果として引っ張られるのが難しくなってくる可能性も考えられます。LLMの出力トークン数を考えると、あまりに長い文章だと処理できませんし、シンプルな構造のほうが引っ張られやすいかもしれません。グーグルもサービサーなので、答えを出力するのに一定以上の時間はかけられないため、短時間で情報をぱっと読み込めて、ぱっと信頼性が確認できるものが好まれるのではないでしょうか。AI Overviewに論文が引用されて出てくることあまりなく、ウェブページなどが引用されて、その情報が出てくることが多いと思います。なぜかといえば、論文を全部読み込んでいては、短時間に中身をすべて参照してユーザーの求める答えに対して解答を出すというのが処理的に間に合わないからでしょう」(白鳥氏)

LLMごとの特性を意識

 どのLLMに情報をより多く出すことを狙うのかを検討することも重要だという。

「OpenAI o3などは、時間をかけてもきちんとした情報を出す必要がある場合には、論文や政府機関が出している情報などをきちんと読み込んで返すという傾向があるので、どのLLMをターゲットにして出すかというのは重要でしょう。LLMを提供する事業者側は結構そのあたりを考えて設計している気がします」(和田氏)

 企業側としてはLLMOを考えるうえでは、消費者の検索のあり方がどう変わっていくのかも考慮すべきだという。

「グーグルでのキーワード検索が速いスピードでLLMに置き換わっているという状態であれば、企業側も早急に対策をしようという話になりますが、そういう空気はあまりないです。世界的にみると検索エンジンでの検索に比べるとLLMでの検索ボリュームは数パーセント程度といわれており、切迫感はそこまで高くはないでしょう。ただ、ファッションや旅行、医療、法律など、対話型の検索がされやすい業界では、LLMでの検索の比率が高まる可能性も考えられ、業界によって切迫感は違ってくるかもしれません」(和田氏)

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=Laboro.AI)

【2025年最新】MAツール比較11選|中小企業向けおすすめマーケティングオートメーション完全ガイド

「マーケティング活動を自動化し、効率的な顧客育成を実現したい」

中小企業にとって、限られたリソースで最大の成果を出すことは永遠の課題です。MAツールの導入により、見込み客の行動データを基に最適なタイミングで最適なコンテンツを配信し、属人化しがちなマーケティング活動を「仕組み」として確立できます。

  • ☑️ マーケティング活動が担当者任せになっている
  • ☑️ 見込み客の育成がうまくいかない
  • ☑️ データに基づく意思決定ができていない

このような課題を解決するため、本記事では MA の基本知識から選定ポイント、おすすめツール11選まで、中小企業の経営者・マーケティング担当者が知っておくべき情報を網羅的に解説します。自社に最適なMAツールを見つけ、マーケティングの効率化と売上向上を実現しましょう。

MAとは?CRMとSFAの違い

MA(Marketing Automation:マーケティングオートメーション)とは、マーケティング活動を自動化し、リード獲得から育成、営業への引き渡しまでの一連のプロセスを効率化するシステムです。見込み客の行動データを基に最適なタイミングで最適なコンテンツを自動配信し、購買意欲の向上と営業効率の最大化を実現します。

よく混同されるSFA(営業支援システム)やCRM(顧客関係管理)とは明確に役割が異なります。SFAは営業活動そのものの効率化に特化し、CRMは既存顧客との関係維持・深化を主目的とします。MAはこれらの前段階として、潜在顧客を見込み客に転換し、購買意欲を高めて営業に引き渡すまでのマーケティング活動を自動化する役割を担います。

システム 主な目的 重点分野
MA 見込み客育成とキャンペーンの自動化 リード獲得から育成のプロセス
SFA 営業活動の効率化・自動化 案件管理と売上予測
CRM 顧客データの一元管理と全接点の可視化 顧客情報の蓄積

なぜ今MAなのか ― 導入理由と解決できる課題

組織課題の解決(マーケティングの属人化解消)

「マーケティング施策が担当者の経験や勘に頼っている」「効果的な手法が組織で共有されない」といった状況は、中小企業にとって大きな機会損失です。経済産業省が公表した2025年版中小企業白書でも、データに基づき的確な対策を打つ「経営力」や、デジタル化の重要性が強調されています。

多くの企業ではマーケティング活動が属人化しており、Webサイトの更新やメルマガ配信が場当たり的になりがちです。MAの導入により、見込み客の行動シナリオに基づいたマーケティングプロセスを仕組み化できます。成功パターンを可視化・共有することで、個人のノウハウを組織の資産として蓄積し、担当者の退職や異動による影響を最小限に抑え、組織全体のマーケティング力を底上げできます。

プロセスの可視化(見込み客の行動と育成)

マーケティング活動において最も重要なのは、見込み客が自社を認知してから商談に至るまでのプロセス全体を見える化し、適切に育成することです。多くの場合、Webサイトを訪問しただけの「匿名の見込み客」の行動は追えず、アプローチのタイミングや内容が最適化されていません。

MAは見込み客一人ひとりのWeb行動履歴やメール反応などをリアルタイムで可視化します。スコアリング機能により、購買意欲が高まったホットな見込み客を自動で判別し、営業部門へタイムリーに引き渡すことができます。この可視化と自動化により、どの施策が効果的か、どのコンテンツが見込み客の興味を引くかを把握でき、効率的に商談を創出できます。

データドリブンな意思決定(予測精度マーケティングROIの最大化)

経営判断において、データに基づく客観的な意思決定は企業の競争力を左右します。しかし、多くの中小企業ではマーケティング活動の効果測定が不十分で、広告や展示会などの投資対効果(ROI)が不明確なままになっています。

MAを活用することで、あらゆるマーケティング施策のデータが蓄積され、客観的で精度の高い分析が可能になります。どのチャネルから質の高いリードが獲得できているか、どのコンテンツが成約に貢献しているかなどを数値で把握できます。このデータドリブンなアプローチにより、経営者は正確な情報に基づいてマーケティング予算を最適配分し、事業の成長を加速させる戦略的な意思決定を行えるようになります。

生産性向上(自動化/業務効率化)

中小企業のマーケティング担当者は、本来の戦略立案以外にも膨大な作業を抱えています。リスト作成、メール配信、Web更新、セミナー運営、問い合わせ対応など、これらの定型業務が時間を圧迫しています。

MAの導入により、これらの業務を大幅に自動化・効率化できます。ステップメールの自動配信、Webフォームからのリード情報自動登録、スコアに応じた営業への通知など、様々なプロセスが最適化されます。この自動化により、担当者はより価値の高い活動(コンテンツ企画、データ分析、戦略立案)に集中できるようになり、限られた人的リソースで成果を最大化できます。

MA選定で外せない6つのポイント

マーケティング戦略との適合性

自社のマーケティング戦略や顧客の購買プロセスに合致したMAを選ぶことが重要です。システムに戦略を合わせるのではなく、自社の戦略を実現するシステムを選択しましょう。

例えば、地域の税理士事務所の場合、見込み客は「確定申告の相談」から始まって顧問契約まで数ヶ月かけて検討するため、税務セミナーの案内から個別相談への誘導、定期的な税務情報の配信など、信頼関係を築く長期的な育成が必要です。

一方、オンラインで健康食品を販売する場合は、初回購入者に対するフォローアップメールや定期購入への誘導など、リピート購入を促す短期集中型のシナリオが効果的です。

チェックポイント

  • 自社のマーケティングファネル(認知→興味→比較検討→購買)に対応しているか
  • BtoB、BtoCなど、自社のビジネスモデルに特化した機能があるか
  • 扱っている商材の価格帯や検討期間に適したシナリオ設計が可能か
  • Webサイト、メール、SNS、広告など、自社が注力するチャネルとの連携はスムーズか

使いやすさと定着性

どれほど高機能なMAでも、担当者が使いこなせなければ意味がありません。直感的でわかりやすいユーザーインターフェースを持つMAを選ぶことが、社内への定着と活用促進の鍵です。

チェックポイント

  • プログラミング知識がなくてもシナリオ設定やメール作成ができるか
  • 管理画面やレポートが見やすいか
  • ITツールに不慣れな担当者でも操作を習得できそうか
  • 無料トライアルで実際の業務フローに沿って使用感を確かめられるか

データ分析・レポート機能

マーケティング施策を改善するためには、データに基づく分析が不可欠です。施策の効果測定やROI分析に必要な機能が揃っているか確認しましょう。

例えば、メルマガ配信とWebセミナーを実施した場合、「メルマガの開封率20%、クリック率5%、セミナー申込率2%」といった数値から、どの部分で見込み客が離脱しているかを把握できます。また、「Google広告経由のリードは月10件で商談化率30%、展示会経由は月5件で商談化率60%」という分析により、限られた予算をより効果的なチャネルに集中投資する判断ができるようになります。

チェックポイント

  • キャンペーン別の効果測定(開封率、クリック率、コンバージョン率)
  • リードソース(流入経路)別の貢献度分析
  • スコアリングのロジックやレポートのカスタマイズ性
  • A/Bテストなど、施策を改善するための機能
  • 経営層向けのKPI分析機能(リード獲得単価、商談化率、受注貢献度など)

外部システム連携

MAは単独で使うよりも、SFAやCRMといった既存システムと連携させることで効果を最大化できます。将来的な拡張性も見据えた選択が重要です。

チェックポイント

  • SFA/CRMとの連携は可能か(双方向のデータ同期)
  • WebサイトのCMSやECカートシステムとの連携
  • 名刺管理ツール、Web会議ツール、SNSなどとの連携
  • データのインポート/エクスポート機能の柔軟性
  • APIが公開されており、独自のシステム連携が可能か

AI機能と自動化

MAの世界でもAI活用が急速に進んでいます。人的リソースが限られる中小企業にとって、AI機能はマーケティングの精度と生産性を飛躍させる強力な武器となります。

例えば、従来は担当者の経験と勘で「この見込み客はそろそろ営業にパスしよう」と判断していたものが、AIなら過去のデータから「Webサイトを5回以上訪問し、料金ページを閲覧した見込み客の商談化率は80%」といった精密な分析で最適なタイミングを自動判定できます。また、メールの件名も「お疲れ様です」よりも「【限定5社】無料診断のご案内」の方が開封率が30%高いといった有効な施策をAIが学習し、自動で最適な文面を提案してくれます。

チェックポイント

  • AIによるリードスコアリングの最適化
  • 顧客の行動予測に基づく、最適なコンテンツやタイミングのレコメンド機能
  • メールの件名やコンテンツの自動生成
  • 広告配信の自動最適化
  • 経験の浅い担当者を支援する分析・提案機能

サポートとコスト

導入後の成功を左右するサポート体制とコストパフォーマンスを総合的に評価しましょう。特に中小企業では、限られた予算で最大の効果を得ることが重要です。

チェックポイント

  • 導入時の設定支援やトレーニング、運用開始後のコンサルティングといったサポートの充実度
  • 日本語での問い合わせ対応(メール、電話、チャット)の品質と時間帯
  • 初期費用、月額料金(登録リード数やメール配信数に基づく課金体系か)
  • 少人数・小規模からスタートできる料金プランの有無
  • 長期利用での総コストと投資対効果(ROI)の見込み

中小企業におすすめのMAツール11選

BowNow

出典:公式サイト

クラウドサーカス株式会社が提供する「BowNow」は、無料で始められる手軽さとシンプルな操作性で、中小企業から多くの支持を集めるMAツールです。特にBtoBマーケティングに必要な機能を絞り込んでおり、「Webサイトに訪問した企業名がわかる」といった強力なリード獲得機能が特徴です。

サービス名 BowNow(バウナウ)
費用 月額36,000円~
主な特徴 ・見込み顧客の行動解析やメール配信などMA機能が豊富
・ChatGPT連携でメール文自動生成などAI活用が先進的
・無料の導入支援や勉強会で初心者でも定着しやすい
無料トライアル・プラン フリープランあり

おすすめの企業

BowNowは、MAツールを初めて導入する企業や、コストを抑えてマーケティングを始めたい中小企業に最適です。特に「複雑な設定は不要で、すぐに使い始めたい」「営業部門と連携し、Webからの見込み客を効率的にフォローしたい」「まずは無料でMAの効果を試してみたい」といった企業に適しています。

List Finder(リストファインダー)

出典:公式サイト

株式会社Innovation X Solutionsが提供する「List Finder」は、BtoBに特化したMAツールです。シンプルな操作性と手頃な価格帯で、特にデジタルマーケティングの初期段階にある企業を支援することに重点を置いています。マーケティング機能だけでなく、一部SFA(営業支援)の機能も内包しているのが特徴です。

サービス名 List Finder(リストファインダー)
費用 月額45,000円~(税抜)
主な特徴 ・ウェブ来訪者の企業名特定や行動解析などMA機能が充実
・AIによるスコアリングやアプローチ自動化で効率的運用
・無料サポートや操作ガイドで初めてでも安心して定着
無料トライアル・プラン フリープランあり

おすすめの企業

List Finderは、MAとSFAを連携させて活用したい企業や、Webサイトからの有望なリードを営業部門へ素早く連携させたい場合に最適です。手厚いサポートを受けながらMAの導入・運用を進めたい企業にも適しています。

Kairos3 Marketing

出典:公式サイト

カイロスマーケティング株式会社が提供する「Kairos3 Marketing」は、「マウス操作だけでマーケティング活動が完結する」という直感的な操作性を追求したMAツールです。誰でも簡単に使えることを重視しており、導入から運用まで手厚いサポート体制が整っている点も魅力です。

サービス名 Kairos3 Marketing(カイロスリーマーケティング)
費用 月額15,000円~(税抜)
主な特徴 ・メール配信や顧客管理などMA機能が幅広く利用可能
・AIでメルマガ配信最適化を自動化
・導入サポートや操作説明会が充実し定着しやすい
無料トライアル・プラン 無料トライアルあり

おすすめの企業

Kairos3 Marketingは、ITツールに不慣れな担当者が多い企業や、過去に他のMAツールで挫折した経験がある企業に最適です。「とにかく簡単なツールから始めたい」「専任のマーケターがいなくても成果を出したい」といったニーズに応えます。

b→dash

出典:公式サイト

株式会社データXが提供する「b→dash」は、プログラミング知識不要(ノーコード)でデータの統合・活用ができるデータマーケティングプラットフォームです。MA機能だけでなく、CDPやBI、Web接客など、マーケティングに必要な機能を幅広く搭載しており、散在するデータを一元化して活用できるのが最大の強みです。

サービス名 b→dash(ビーダッシュ)
費用 要問い合わせ
主な特徴 ・データ統合やシナリオ設計などMA機能が多彩に利用可能
・AIが顧客分析や施策自動化をサポートし効率化
・ノーコード操作や導入支援で誰でも定着しやすい
無料トライアル・プラン 資料請求・デモの申し込みが可能

おすすめの企業

b→dashは、社内に散らばる様々なデータを統合して、本格的なデータマーケティングに取り組みたい企業に最適です。「エンジニア不在でもデータ活用を進めたい」「複数のツールを一つにまとめて管理コストを削減したい」といった課題を持つ企業におすすめです。

KARTE(カルテ)

出典:公式サイト

株式会社プレイドが提供する「KARTE」は、サイト訪問者やアプリ利用者の行動をリアルタイムに解析し、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを可能にするCX(顧客体験)プラットフォームです。従来のMAとは一線を画し、「個客」の状況に合わせたきめ細やかなWeb接客を得意としています。

サービス名 KARTE(カルテ)
費用 要問い合わせ
主な特徴 ・Web・アプリの行動データをもとに多彩なMA機能を提供
・AIでユーザー属性や行動を解析し最適な接客を自動化
・直感的なUIと充実サポートで運用・定着がしやすい
無料トライアル・プラン 要問い合わせ

おすすめの企業

KARTEは、ECサイトやBtoCサービスなど、顧客一人ひとりの体験価値を向上させたい企業に最適です。「リアルタイムなWeb接客でCVRを改善したい」「顧客データをもとに、よりパーソナライズされたアプローチを実現したい」といった高度なニーズを持つ企業に向いています。

SATORI

出典:公式サイト

SATORI株式会社が提供する国産MAツール「SATORI」は、特にWebサイトからのリード獲得を最大化することに強みを持っています。フォーム入力前の「匿名の見込み客」へのアプローチ機能が充実しており、Webサイトのトラフィックを無駄なく商談機会につなげることができます。

サービス名 SATORI(サトリ)
費用 月額148,000円~(税抜)
主な特徴 ・匿名リードの獲得や育成など独自のMA機能が強み
・見込み客の行動分析やシナリオ作成を支援
・充実した導入サポートと学習コンテンツで定着しやすい
無料トライアル・プラン 要問合せ

おすすめの企業

SATORIは、Webサイトへの集客はあるものの、なかなかコンバージョン(資料請求や問い合わせ)に繋がらないと悩んでいる企業に最適です。「Webサイト訪問者全体にアプローチしたい」「より多くの見込み客を発掘し、育成したい」といった積極的なマーケティングを展開したい企業に向いています。

SHANON MARKETING PLATFORM

出典:公式サイト

株式会社シャノンが提供する「SHANON MARKETING PLATFORM」は、大規模なイベントやセミナーからデジタルマーケティングまで、あらゆる施策を一元管理できる統合型MAプラットフォームです。BtoBマーケティングに求められる複雑な要件に対応できる豊富な機能と、堅牢なセキュリティが特徴です。

サービス名 SHANON MARKETING PLATFORM
費用 月額120,000円~(要問い合わせ)
主な特徴 ・セミナー管理やメール配信など多機能なMA機能を搭載
・顧客データ分析やシナリオ作成を簡易化
・サポート専門のスタッフや豊富な運用支援で定着・活用がしやすい
無料トライアル・プラン デモの申し込みが可能(要相談)

おすすめの企業

複数のマーケティングチャネルを駆使する大企業や中堅企業に最適です。「オフラインのイベントとオンライン施策を連携させたい」「コンプライアンスやセキュリティを重視した運用がしたい」といった高度なニーズを持つ企業に向いています。

HubSpot Marketing Hub

出典:公式サイト

HubSpot Japan株式会社が提供する「HubSpot Marketing Hub」は、世界中で高いシェアを誇るオールインワンのマーケティングプラットフォームです。強力な無料CRMを基盤に、MA、SFA、CMSなどの機能を統合。「インバウンドマーケティング」の思想に基づき、顧客を惹きつけ、関係性を構築するための機能が豊富に揃っています。

サービス名 HubSpot Marketing Hub
費用 月額96,000円(税抜、3コアシート含む)等 ※年額分一括払い
主な特徴 ・顧客管理やメール配信、LP作成等MA機能を一体提供
・AIでリード分析やコンテンツ最適化を自動化し効率化
・直感的な操作性と日本語サポートで導入・定着がしやすい
無料トライアル・プラン フリープラン、有料プランのデモあり

おすすめの企業

「インバウンドマーケティングを本格的に実践したい」「無料から始めて事業の成長に合わせて拡張したい」と考える、あらゆる規模の企業に最適です。マーケティング、営業、カスタマーサービスを一つのプラットフォームで連携させ、顧客情報を一元管理したい企業にも強く推奨されます。

Zoho Marketing Automation

出典:公式サイト

ゾーホージャパン株式会社が提供する「Zoho Marketing Automation」は、Eメール、SMS、SNSなど多岐にわたるチャネルでのマーケティングを自動化するプラットフォームです。強力なCRM機能を内包するZohoエコシステムの一部として、リードの獲得から育成、顧客化までを一気通貫で管理できるのが特徴です。

サービス名 Zoho Marketing Automation
費用 月額1,710円~(税抜、年間払い、10ユーザ含む)
主な特徴 ・メール配信やリード管理など多彩なMA機能を標準搭載
・リードスコアリングやキャンペーン最適化を強化
・充実した日本語サポートと直感的なUIで定着しやすい
無料トライアル・プラン 14日間無料トライアルあり

おすすめの企業

「複数のチャネルを横断したマーケティング施策を実行したい」「Zoho CRMなど既存のZoho製品とシームレスに連携したい」「コストを抑えつつ高機能なMAを導入したい」と考える企業に最適です。

Mailchimp(メールチンプ)

出典:公式サイト

Intuit Mailchimpが提供する「Mailchimp」は、世界的に最も有名なEメールマーケティングプラットフォームの一つです。美しいデザインのメールを直感的に作成できることで定評があり、近年はマーケティングオートメーション機能も強化されています。

サービス名 Mailchimp(メールチンプ)
費用 要問合せ
主な特徴 ・メール配信やリスト管理などMA機能を簡単操作で利用
・AIによる配信タイミング最適化やコンテンツ強化提案
・豊富なテンプレート
無料トライアル・プラン 要問合せ

おすすめの企業

スタートアップ、中小企業、個人事業主、クリエイターなど、まずはEメールマーケティングから始めたい層に最適です。「デザイン性の高いメールを手軽に配信したい」「無料からスモールスタートしたい」というニーズに応えますが、管理画面やサポートが英語である点には注意が必要です。

Benchmark Email(ベンチマークイーメール)

出典:公式サイト

株式会社ベンチマークジャパンが提供する「Benchmark Email」は、メールマーケティングに特化したMAツールです。ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、誰でもプロ品質のHTMLメールを作成できるのが最大の特徴。豊富なテンプレートとAIによるコンテンツ作成支援機能も備わっています。

サービス名 Benchmark Email(ベンチマークEメール)
費用 有料プランは月額1,964円~(税抜、年契約の場合)
主な特徴 ・メール配信やリスト管理などMA機能を直感的に利用可能
・AIによる件名提案や配信最適化、効果的なMAを実現
・操作ガイドや日本語サポートの充実により定着しやすい
無料トライアル・プラン 無料プランあり

おすすめの企業

「とにかく簡単に、見栄えの良いメルマガを配信したい」という企業や店舗に最適です。専門知識がなくてもすぐに始められ、ステップメールやレポート機能など、メールマーケティングに必要な基本機能が揃っているため、MA導入の第一歩として適しています。

まとめ

マーケティングオートメーション(MA)は、もはや大企業だけのものではありません。むしろ、リソースが限られる中小企業こそ、その真価を最大限に発揮できる強力なツールです。属人化しがちなマーケティング活動を「仕組み」へと転換し、データに基づいて顧客一人ひとりと向き合うことで、安定した事業成長のサイクルを生み出します。

特に、AI技術の進化はMAの価値を飛躍的に高めています。AIによる高精度なリードスコアリングや、顧客の行動を予測したコンテンツ提案は、経験の浅い担当者でもベテランのような成果を出すことを可能にします。これは、競合他社との差別化を図る上で決定的な武器となり得ます。

しかし、導入成功の鍵は「自社に最適なツールを選ぶ」ことに尽きます。多機能な海外製ツールから、特定の課題解決に特化した国産ツールまで選択肢は多様です。重要なのは、背伸びをして高機能なツールを導入することではなく、自社のマーケティング戦略やチームのスキルレベルに合致し、現場が「使いこなせる」ツールを選ぶことです。この記事で示した6つの選定ポイントを参考に、自社の課題と目的を明確にしましょう。

幸い、多くのMAツールが無料プランやトライアル期間を設けています。これは、リスクなく自社との相性を試す絶好の機会です。実際の業務フローに沿って操作性や機能性を試し、本当に日々の業務に定着するかを見極めてください。最適なMAツールは、単なる業務効率化ツールに留まらず、企業のマーケティング文化そのものを変革し、未来の成長を牽引する戦略的パートナーとなるでしょう。

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 明日13日会期の折り返しを迎える大阪・関西万博。ユスリカの大量発生やレジオネラ属菌の検出、さらにはパビリオン建設費の未払い問題などトラブルが頻発しているが、「来場者数1000万人突破(関係者含む)」「来場者の満足度は7割超え」といった盛況ムードによって問題を矮小化。「成功...

エネルギー安保、議論は低調=原発・再エネ活用、論点化せず―「深掘り・日本の課題」【25参院選】

 米国によるイラン核施設への攻撃による中東情勢の緊迫化は、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の封鎖懸念を強め、化石燃料を輸入に頼る日本のエネルギー安全保障に大きな影を落とした。エネルギー自給率の向上は積年の課題だが、参院選では、政策全体を見渡したエネルギー安定供給策の議論は低調なままだ。最大のカギである原発活用の賛否は野党間で割れ、推進派の自民も選挙公約では明確に触れずに総合政策集での説明にとどめている。再生可能エネルギーには各党前向きだが、主張には温度差があり、いずれも論点化していない。

◇自民、選挙公約では触れず

 政府が2月に閣議決定したエネルギー基本計画は、過去明記してきた「可能な限り原発依存度を低減する」との文言を削除。脱炭素電源としての原発と再生可能エネルギーを「最大限活用する」方針に転換した。生成AI(人工知能)の普及に伴い、データセンターや半導体工場の新増設で電力需要増加が見込まれているためだ。電力広域的運営推進機関は、2034年度には24年度比5.8%増加の8524億キロワット時になると想定する。

 与党である自民党も24年の衆院選で「原子力の活用など脱炭素効果の高い電源を最大限活用する」としていた。ところが、今回の選挙公約では原発には明確に触れず、「電力の供給力確保に万全を尽くし、エネルギー安定供給に取り組む」と主張。「原発の最大限活用」を前面に打ち出さなかったことから、与野党の対立軸としての原発政策はぼやけ、活発な論戦は起きていない。

◇割れる野党、再エネでもばらつき

 対する野党各党も、原発政策は大きく割れており、再エネ政策の主張にもばらつきがある。例えば、国民民主党は海外依存度の低い電源である原発や再エネを「積極的に活用する」と主張し、エネルギー自給率50%の実現を掲げる。

 一方で、立憲民主党は「原発の新増設を認めない」との方針を掲げ、50年の再エネによる発電100%の実現を主張する。再エネ・省エネについては「公的資金50兆円を含む200兆円を投入する」とうたう。共産党は「原発ゼロ」を訴え、40年度までに電源すべての再エネ化を目指し、れいわ新選組も「原発即時廃止」の立場だ。

 ただ、再エネには二酸化炭素(CO2)を排出しないメリットはあるものの、発電量が天候に左右されるなど安定供給の課題も残る。各党の公約はその解決策までは十分に踏み込んでいない。

 政府は、40年度の電源構成で原発の割合を現在の8.5%から2割程度にまで引き上げ、エネルギー自給率を現在の1割台から40年度に3~4割程度に向上させたい考え。しかし、達成には原発30基超の稼働が必要で、14基にとどまる現状では実現には程遠い。新増設も、国民民主党や日本維新の会などが次世代原発の建設推進を掲げるものの、実現に向けた高いハードルを乗り越えるような論戦の高まりは起きていない。

◇原発、再エネ最大限活用を

 新美陽大・日本総合研究所主任研究員 原発、再生可能エネルギーをともに最大限活用するしかない。特定の電源に依存することはリスクを伴う。原発は再稼働だけでなく新増設も必要だが、見通せない状況にある。再エネも推進すべきだが、発電量が天候に左右されやすく、需給調整が難しい課題がある。

 原発や再エネに関する各政党の主張には違いがあるが、電気料金がどのくらいになるかや、安定供給の観点での踏み込んだ議論はされていない。政府は電気・ガス代を下げるための補助金も支給しているが、焼け石に水だ。エネルギーの安全かつ安価で、安定した供給体制構築に向け、将来の産業構造を見据えた政策を進めるべきだ。

◇原発でなく再エネに投資を

 松久保肇・原子力資料情報室事務局長 政府の原発政策は、依存度低減から、積極活用に転換した。しかし、原発を今後も使っていくべきかの議論は必要だ。東京電力福島第1原発の事故から14年が経過したものの、停止し続けている原発が今なおある。電力の安定供給に助けとならないものに投資を続けている。

 欧米では建設コストが高額となり、原発は競争力のない電源となりつつある。日本は2040年度に電源における原発の比率を2割程度まで引き上げる目標を掲げたが、実現には相当大きな投資が必要であり、是非を議論すべきだ。気候変動が厳しさを増す中、運転までに時間のかかる原発に悠長に投資をしている場合ではない。今すぐ再エネに回すべきだ。(了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/07/12-16:00)

ファストリ、空前の好業績の理由…止まらないユニクロ事業の拡大、国内売上1兆円が視野に

●この記事のポイント
・ファストリの2024年9月~25年5月期連結決算、純利益は前年同期比8%増で最高益
・日本、欧州、北米、東南アジア・インド・豪州地区、韓国のユニクロ事業が好調
・気温に左右されにくいビジネスを展開でき、期を通して通年商品の販売が好調

 ファーストリテイリングは10日、2024年9月~25年5月期連結決算を発表。純利益は前年同期比8%増の3390億円と同期間としては最高益となった。25年8月期通期の業績予想は売上収益(売上高に相当)が前期比10%増の3兆4000億円、純利益は同10%増の4100億円で据え置かれ、過去最高の業績になる見込み。日本、欧州、北米、東南アジア・インド・豪州地区、韓国のユニクロ事業が好調であり、通年商品の在庫を十分にもつことで気温に左右されにくいビジネスを展開でき、期を通して通年商品の販売が好調。店舗販売員の時給アップや正社員の報酬引き上げにより人件費は増加したものの、店舗オペレーションの効率化による生産性向上でそれを吸収している点が注目される。ファストリ好調の理由について、識者への取材を交えて追ってみたい。

●目次

国内ユニクロ事業の売上が1兆円の大台に

 今回発表された業績で注目すべき点について、アパレル業界でトレンドリサーチやコンサル事業などを手がけるココベイ社長の磯部孝氏はいう。

「7~8月に失速せずにこのままでいくと、国内ユニクロ事業の売上が1兆円の大台に乗るほどの勢いです。日本のアパレル市場は年間8~9兆円といわれており、そのうちの1兆円を一つのチェーンが占めるという状況になります」

 ファストリの業績拡大の要因は何か。

「私が観察している限り、東京都心の大型店、例えば銀座や有楽町などの旗艦店には連日、ものすごい数のインバウンドが押し寄せており、それが売上を押し上げている面もあるでしょう。また、感謝祭やゴールデンウィーク商戦などの大型商戦が非常に盛況でして、ファストリが打ち出す施策が今のところ当たっているという印象があります。このほか、海外ブランドのANYA HINDMARCHとのコラボレーションをはじめ、さまざまな仕掛けがファストリの読み通り、もしくは読み以上に成功しているという印象を受けます」(磯部氏)

懸念はグレーターチャイナ

 逆に懸念材料はあるのか。

「米国トランプ政権の高関税政策の影響が指摘されていますが、北米市場はファストリが非常に重要視している市場とはいえ、ユニクロの店舗数は74店(25年6月30日現在)であり、全世界の約2500店舗のうちの数%にすぎないため、全体でみれば影響はほぼないといっていいでしょう。一方、海外ユニクロ事業の柱であるグレーターチャイナが減収減益となっている点は、やや心配の種かもしれません」(磯部氏)

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=磯部孝/ファッションビジネス・コンサルタント)

吉野家HDの業績をラーメン事業が牽引?利幅の確保しやすさ、ラーメン店へのM&Aが活発化

●この記事のポイント
・吉野家HD、25年3~5月期連結決算では苦戦した牛丼事業を、うどん・ラーメン事業の伸長で補う
・「ラーメン世界一」を目指すと宣言し、ラーメン事業の売上高400億円、店舗数500を目標に
・「吉野家」初の麺メニューが好評、新規客層の拡大を狙う

 吉野家ホールディングス(HD)のラーメン事業が伸びている。2025年3~5月期連結決算の事業別の営業利益では牛丼の「吉野家」が前年同期比9.5%減だった一方、うどんチェーン「はなまる」は同9.3%増、ラーメン事業が入る「その他」は同約5倍に増加。全社の営業利益としては同20%増の約10億円となっており、苦戦した牛丼事業を、うどん・ラーメン事業の伸長で補うかたちとなった。「ラーメン世界一」を目指すと宣言し、ラーメン事業を第3の事業ドメインと定めて2029年度に売上高400億円、店舗数500を目標とする吉野家HD。その背景には何があるのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。

●目次

低価格競争が続く牛丼業界とは対照的

 7月4日、同チェーンとしては初の麺メニューとなる「牛玉スタミナまぜそば」(税込767円/店舗によって異なる)が発売され、話題を呼んでいる「吉野家」。その吉野家を展開する吉野家HDは現在、急速に“ラーメン企業化”を進めている。ここ数年、全国各地の比較的小規模なラーメン店・チェーンなどの買収を重ね、2024年にはラーメンに必要な原材料をひととおり製造してラーメン店に販売している宝産業を買収。中長期的にはラーメン事業を牛丼、うどんと並ぶ柱の事業に成長させていくシナリオを描いている。

「大きな背景としては、牛丼チェーンとして競合する『すき家』の運営元であるゼンショーホールディングス、『松屋』の運営元である松屋フーズホールディングスは今や総合外食企業となった一方、吉野家HDは牛丼とうどんの2本に依存している傾向があります。現在のように米と牛肉の価格が高騰して牛丼事業が苦しくなると、それをリカバリーする事業がなく、会社全体として業績が悪化してしまうリスクがあります。少し前から『吉野家』チェーン内で第2の柱として鶏の唐揚げに注力していますが、やはり『吉野家』というチェーンのほかに柱をつくっていく必要があるということでしょう。

 低価格競争が続く牛丼業界とは対照的に、今やラーメンは1000円超えが当たり前になっており、高い付加価値を付けることで比較的高価格帯の設定が可能になり、利幅を確保しやすいのも運営企業側としてはメリットです。また、全国では各地域で知名度の高い小規模なラーメン店・チェーンへのM&Aが活発化していることで、買収を進めやすい土壌が整ってきているといえます」(外食チェーン関係者)

「既存客を飽きさせない」「新規客層の拡大」「話題性」

「吉野家」がラーメン系メニューを発売した理由について、自身でも飲食店経営を手掛ける飲食プロデューサーで東京未来倶楽部(株)代表の江間正和氏はいう。

「その理由は、

・既存客を飽きさせない
・新規客層の拡大
・話題性

を考慮したためだと考えられます。私たちは日々の食事で『何を食べようかな』と考えますが、ずっと同じものばかり食べる人は少なく、『昨日は〇〇を食べたから、今日は〇〇を食べよう』といったようにバリエーションを求める傾向があります。そのため町場の飲食店は日替わりランチを用意したりして、来店回数増加のための工夫をしています。本来はメニュー数を絞り、オペレーションを簡略化したほうが効率的ですが、お客さんに飽きられないよう、来店頻度を上げるために『茹でる』というオペレーションくらいなら加えられると判断してラーメン系のメニューを用意したのでしょう。

 また、麺のようなメニューの選択肢が増えると、女性や家族連れのお客さんが来店しやすくなります。女性にもラーメン好きは多いです。私のクライアント店では日替わりランチでラーメンを出すと女性客が多く来店されますし、子供たちはもちろん麺類大好きです。今までとは違った客層の拡大も狙っていることと思います。

 そして、吉野家のような大手チェーン店が新しいことを始めると、ニュースで取り上げられ、SNSでも話題となります。話題を耳にした人のなかで一定割合の人は来店します。存在を忘れられてしまうと他のお店にお客さんを取られてしまいますので、絶えず自分たちの存在をお客さんに意識してもらう必要がありますが、新商品は『試しに行ってみよう』『最近行ってなかったから久々に行ってみよう』と来店へのきっかけを生み出します。

 このように今回の吉野家の新商品投入は、どんな商売でも大事な『既存客を飽きさせない』『新規客層の拡大』『話題性』を狙ったものであり、『牛玉スタミナまぜそば』が絶対的なエースといえる商品になるかは分かりませんが、そのような試みが重要であることは間違いないと思います。この先に発売される新商品の中から、もしかしたらヒット商品が生まれるかもしれませんし、期待したほどの反応なく麺商品の提供が終わってしまうかもしれませんが、テスティングを込みにして絶えずチャレンジすることが大事ではないでしょうか」

コスパ的には妥当

 ちなみに、「牛玉スタミナまぜそば」は767円という価格を勘案すると、そのクオリティやコスパはどう評価できるのか。

「パッと見た感じでは、牛丼のお肉と刻みネギ、天かすが麺の上に乗せられ、シンプルなつくりです。それに玉子が別盛で提供されました。途中、お好みで備え付けの紅しょうがもトッピング。味は、だし粉のような節系が効いた濃い醤油だれが特徴的です。ちゃんと絡めると牛肉の味を包み込むほど塩味の強い醤油だれで、あっさりしたライスが欲しくなる方も多いのではないでしょうか。麺は細すぎず太すぎず、ほどよく醤油だれに絡みます。コシもまずまずあって良い食感です。

 コスパに関しては、他のラーメン店との比較や吉野家の他メニューとの比較がポイントになると思います。町場のラーメン店が1000円の壁を超え始めた昨今、今回の『まぜそば』は安いといえます。また、日高屋のような他チェーンには600円台後半くらいで各種麺商品を選べるところもあるので、牛丼のお肉がトッピングされていることを考慮すれば、他チェーンとはいい勝負かなと思います。

 一方、吉野家の他商品との比較としては、私の好きな『ねぎ玉牛丼 並』(660円)とトッピングの内容が似ており、約100円の差は米か麺かの違いと、天かすや調味料が加わったことによるものでしょう。よって、吉野家の他商品と比較としても、ほどよい値決めといえるのではないでしょうか。以上より、牛丼屋の麺商品としてはコスパ的には妥当といえ、麺好きがオーダーしやすい商品だと思います」(江間氏)

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=江間正和/東京未来倶楽部(株)代表)

観光地で地価が大幅上昇=訪日客から人気―路線価

 国税庁が公表した2025年の路線価の全国平均は4年連続で上昇し、10年以降では最大の上げ幅になった。特にインバウンド(訪日客)に人気の高い観光地などでは、20%を超える大幅な地価の上昇が見られた。

 全国各税務署の最高路線価で上昇率トップだったのは、2年連続で長野県白馬村だった。上昇率は32.4%で、前年の32.1%を上回った。

 村の観光統計によると、21年に約141万9000人だった観光客数は、24年には約1.9倍の約271万人まで増加。白馬村観光局の福島洋次郎事務局長(50)は「オーストラリアや欧米などからパウダースノーの雪質を求めて多くのスキー客が来る。最近は夏でも外国人観光客が訪れる」と語る。

 全国2位は北海道富良野市北の峰町の30.2%。スキー場の麓にあり、ペンション、ホテルなどの宿泊施設や飲食店が集まる。周辺では近年、リゾート地として別荘などの建設もあり、25年の公示地価では住宅地の上昇率で全国トップとなった。

 東京・浅草の雷門通りは上昇率29.0%で全国3位となった。前年の16.7%から大幅に上昇した。コロナ禍前は30%を超える上昇率を記録したエリアで、平日でも多くの訪日客の姿が見られる。

 江戸時代の町家や造り酒屋といった伝統的な街並みの残る岐阜県高山市上三之町は28.3%で全国4位の上昇率だった。 (了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/07/01-11:09)

マイクロソフトが建設計画中止…「AI期待予測低下→データセンター需要減速」は起きるのか?

●この記事のポイント
・マイクロソフト、一部のデータセンター建設・拡張計画を止めている
・生成AIを軸とした演算需要の急激な拡大は明確
・データセンター需要の減速は、短期的には考えづらい

「Microsoft Azure」を手掛ける米マイクロソフトや米Amazon Web Services(アマゾン ウェブ サービス:AWS)など世界の大手クラウドサービス事業者が、データセンター建設の計画を相次いで中止・見直ししていると伝えられている。AIの開発競争の活発化や利用の広がりにより世界的にデータセンター需要が増大していくと予測されてきたが、電力・水の供給不足が新設のネックになったり、AI関連市場の成長が予想を下回ることで需要が下押しされる可能性も指摘されている。実際のところ世界ではデータセンターの建設にブレーキがかかっているのか。また、将来のデータセンター需要に大きな影響を与える変化が起きているのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。

●目次

マイクロソフト、依然としてデータセンターへの投資に積極的

 マイクロソフトはアメリカや欧州で一部の建設・拡張計画を止めていると伝えられており、電力供給の制約などが要因とみられている。LLM(大規模言語モデル)の開発競争が落ち着き始めて、データセンター需要が予想されていたほど伸びないという見方も出ている。電力不足や水不足、立地エリアでの反対運動、さらには生成AIの事業化(収益化)の遅れなども需要を下押しするという見方もあるが、今後も建設ラッシュは続くと予想されるのか。

 ITジャーナリストの西田宗千佳氏はいう。

「本質的にはそこまで大きく状況が変化しているとは認識していません。マイクロソフトは指摘の地域『以外』では、いまだにデータセンターへの投資を積極的に行っています。

 また、マイクロソフト以外に大きな投資見直しの話はありません。データセンターを構築する上での課題は過去から多く、現状も大きな解決策は得られていません。一方で、生成AIを軸とした演算需要の急激な拡大は明確で、『建築せねば競争に置いていかれる』状況であるのも変わりません。アメリカにおいてはトランプ政権の方針が『AI推進』である以上、個々の事案に変更はあるでしょうが、全体としての流れに変更はありません。

 現状は過剰投資懸念よりも、AI以外も含めたクラウド事業全体の伸びの鈍化や、すでにある設備の見直しといった要因が大きいです。AI事業から見た収益性問題はあり、単純に増やすだけでは効率が見込みづらいです。特に、OpenAIとの関係見直しもあり、マイクロソフトはアセットの最適化から投資見直しを行っていると考えられますが、これを全体傾向と見るのは『まだ』難しいです」

全体傾向は、少なくとも数年は変化しない

 国内では建設予定地周辺の住民による反対運動が相次いで起きており、建設業界全体が抱える問題として、人手不足や建設資材の高騰などの影響で着工やスケジュールの遅れ、さらには建設着工のメドが立たない事例が相次いでいる。

「仮にデータセンターの建設が予想どおりには増えないとすれば、AI自体の需要減速予測が大きな要因になるでしょう。ただし、繰り返しますが、短期的には考えづらいです。予想に比して伸びない(減速ではない)場合、立地や電力需要などの条件が考えられますが、個々の事案に依存すると考えられます。

 そもそもAIの需要減速が原因であれば、戦略自体がその前に変更されるわけで、ビジネスモデル上の変更が出てきます。AIを軸にした成長戦略以外を検討することになりますが、現状のトレンドではそれは考えづらいです。当然、半導体需要は下がるでしょうが、現状も需要を満たせていない状況なので、少々の変化では調整・吸収されてしまうでしょう。

 米NVIDIA(エヌビディア)などのHPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)向け半導体に『明確な影響が出るほど』の変化だとすれば、それはデータセンター需要の減速以前に、全体戦略の見直しという大きな波が先に見えるはずです。

 ただし、AIのニーズが学習ニーズから推論ニーズに移行していくことで、求められる半導体の性質が変わる可能性はありますが、あくまで比率の問題であり、全体傾向は、少なくとも数年は変化しないと予測されます」

 AIの領域ではLLMに加えて、SLM(小規模言語モデル)やAIエージェントの開発・導入も活発化している。そしてAIの活用が進めば他の業務システムや外部システムとの連携は増大し、一方で企業によるAI以外のシステム投資は世界的にみれば大きく冷え込む気配はない。こうした状況を踏まえると、今後も当面の間はデータセンターへのニーズが高まってくると予想される。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=西田宗千佳/ITジャーナリスト)

訪日中国人旅行者の実像② プロファイリングから読み解く

訪日中国人旅行者のリアル③

データをフル活用して、インサイトを深堀りし、訪日中国人旅行者の実像に迫る本連載。前回は、電通が中国最大手のオンライン旅行代理店「Ctrip(シートリップ)」の協力を得て独自に実施した訪日中国人旅行者オンライン調査から得られた変化も踏まえ、旅行目的や購買傾向、消費パターンなど、ビジネスに活用できる重要なポイントを明らかにしました。

今回は、電通中国のデジタル・オーディエンス・データ・プラットフォーム「Merkury」による、訪日中国人旅行者の日常のデジタル行動の情報に基づいた0次分析を通じて、その特徴を深掘りしていきます。日頃からお問い合わせの多い、「旅行客のプロファイル」「旅行時期」「関心の高い人気の旅行先・検索キーワード」、そして「日常的に利用しているアプリの傾向」などについて分析しました。

◼️Merkuryについて
電通中国が運用する12億を超えるデバイスIDを保有するデジタル・オーディエンス・データ・プラットフォーム。そのデータを活用して、中国人旅行者の旅行前・旅行中・旅行後のインサイトや行動を分析し、効果的なカスタマージャーニーの策定、マーケティング戦略の立案、コミュニケーションの実行・実施をサポートしている。

 


訪日中国人旅行者のプロファイルのポイント

・    訪日中国人旅行者セグメントに占める女性の割合が高い
・    年齢層は31~50歳が中心で、居住地は大都市(中国の都市区分でいう、1級・新1級・2級都市)に集中しており、高所得・高学歴
・    その中でも、新1級都市の割合とTGI(Target Group Index)※は1級都市をはるかに上回っており、新1級都市の住民は日本旅行の潜在的なターゲット

※TGI(Target Group Index)とは:
Merkuryの全デバイスIDの平均を100とし、ターゲット層の含有率が平均に対してどれだけ上回っているか、下回っているかを示す指標。100より大きいほど、ターゲット含有率が高いことを示す。

 

訪日中国人旅行者のプロファイル(Merkuryデータから)
※中国の都市区分:
中国では、都市を人口や経済レベルなどさまざまな観点から1級(北京・上海など)・新1級(青島・成都など)〜5級までの6つに分けられている。習慣的なものであり法律などで定められた正式な行政区分ではないが、一般的には中国の大手経済誌「第一財経」とその傘下のシンクタンクが発表する「都市魅力ランキング」が基準とされ、毎年少しずつ顔ぶれが変わる。
参考サイト;中国広播電視台「第一财经发布《2025新一线城市魅力排行榜》 ,刷新过往重新发现」
https://www.smg.cn/review/202505/0166469.html

 

旅行時期:夏休み(7〜8月)・国慶節(11月)・労働節(5月)が多くの人が旅行をする時期

2024年の主要な連休の海外旅行のタイミングの傾向を集計したところ、「夏休み」が最も多く、「11月の国慶節」「5月の労働節前後の連休」「春節」「クリスマス・新年」と続きます。

訪日中国人旅行者の主要旅行時期ごとのボリューム(Merkuryデータから)

人気の旅行先

日本旅行に関連した検索キーワードの傾向をみると、東京を中心とした関東地方(横浜、川崎、鎌倉、千葉、日光)、大阪京都奈良に代表される関西地方、名古屋北海道が日本旅行の主要人気旅行先となっています。

主要旅行時期ごとの傾向をみると、上位の旅行検索先として「東京・大阪・京都・北海道・高山」といった地域の関心が高くなっています。

主要旅行時期における旅行先検索ワード(地域名)

主要旅行時期における旅行先検索ワード(地域名)

季節や時期によって、関心が高まる旅行先にも変化がみられます(例えば、松本石川の関心がクリスマス・新年の期間に高まるといったことなど)。同じ場所を訪れる場合でも、その時期によって旅行者は異なる嗜好(しこう)と旅行ニーズを持っているので、それを踏まえた施策や対策が重要となってきます。

人気検索キーワード

訪日旅行者の検索キーワードは、旅行先の検索行動と比べると、時期による差異はあまりありませんでした。上位25の検索キーワードをみると、主に「①東京・大阪の商業地域」「②日本のローカルブランド」「③定番観光地や人気観光地」が中心となっています。

飲食関連キーワード:
日本のレストランチェーンである「牛角」は、最も検索された飲食関連キーワード。次に多く検索されている飲食関連キーワードは「松屋」。

ブランド関連キーワード:
「資生堂」「花王」「CPB(クレ・ド・ポー ボーテ)」はブランド関連キーワードで上位にランクされ、人気が高く、「Curel」「ライオン」「canmake」などがそれに続く。

旅行期間における違い:
クリスマス・新年期間中は、ブランド関連キーワードの検索数がより高くなる。クリスマス・年末年始の日本旅行はショッピング(プレゼント)への関心が高まる時期であることが想定される。

 テーマパークのトレンド:
「ディズニーリゾート」や「USJ」が検索されており、「ディズニーリゾート」の検索数はどの時節でも上位にあがっている。

主要旅行時期における検索キーワード

主要旅行時期における検索キーワード


 

興味・関心嗜好とメディアコンタクトポイント

日本を旅行中の中国人が、どのようなスマートフォンアプリを利用しているのかについて、Merkuryのデータをつかって分析をしたのが以下の図表です。

訪日中国人旅行者が利用するスマホアプリ・カテゴリー(上位20)


カテゴリーとしては、「SNS」「デリバリー・テイクアウト」「旅行」「学習ツール」関連のアプリ利用率が高く、旅行中の情報収集や旅行を便利なものとするツールが普段よりも積極的に利用されているということがわかります。

具体的には、小紅書(シャオホンシュー、英語名“rednote”)・微博(ウェイボー)・bilibili(ビリビリ)といったSNSアプリ、NetEase Cloud Music(ネットイース・クラウド・ミュージック)の音楽アプリ、Ctrip(シートリップ)などのオンライン旅行プラットフォームは訪日中国人旅行者の利用嗜好性が高いアプリになっています。

特に小紅書は、全体の50%以上が利用しており、訪日中国人旅行者セグメントにとって非常に重要なプラットフォームだといえます。旅行中のコンタクトポイントとして、こうした利用度の高いアプリ・プラットフォームを積極的に活用して、訪日中国人旅行者の認知・行動意思決定に影響を与えるようなアプローチが重要です。

訪日中国人旅行者が利用するスマホアプリ(上位20)

訪日中国人旅行者の主要プロファイル

以上のMerkuryが持つデータを駆使して、訪日中国人の主要旅行者層を特徴的なグループ・ペルソナに分類し、それぞれのグループにおける特徴を掘り下げると、以下のような5つのグループが訪日中国人旅行者の主要プロファイルとして現れてきました。

グループ1:短期間で自由気ままに訪問する層 
グループ2:とにかく日本での買い物を楽しむ層
グループ3:文化的で優雅な旅を楽しみたい層
グループ4:趣味や興味を満たすことを重視する層
グループ5:裕福でゆとりのあるシニア世代

グループ1:短期間で自由気ままに訪問する層
グループ2:とにかく日本での買い物を楽しむ層

グループ3:文化的で優雅な旅を楽しみたい層
グループ4:趣味や興味を満たすことを重視する層
グループ5:裕福でゆとりのあるシニア世代

例えば、グループ1の「短期間で自由気ままに訪問する層」の属性や意識をデータから読み解くと以下のようなことが推察されます。

グループ1「短期間で自由気ままに訪問する層」属性や意識
 
・    上海市や江蘇省、浙江省といった、日本から比較的近い距離の都市に住む人
・    日本旅行は単なる観光地ではなく、地理的に近く、文化的な共感からの慣れ、親しみを持っている
・    特に具体的な目的がなくても、思い立ったら週末など短期間でも訪問する場所になっている

また、SNSなどの投稿内容などのコンテンツからは、以下のようなキーワードに関連付けられる内容に関心があるグループです。

#庭 #週末旅行 #弾丸ツアー #数次ビザ #安い航空券 #夜行便
#エコノミーホテル #魚市場 #omakase #おみくじ #お守り

このようにそれぞれが特徴的なポイントを持ったプロファイルであり、多様化する訪日の目的やデモグラフィックに対応したコミュニケーション設計やメディア選定・キャンペーン展開が求められます。

電通は、このようなデータを駆使して、企業の商品やサービスに対して訪日中国人旅行者のターゲットセグメントを設定し、適切なコミュニケーションについて、メッセージとチャネルの両面からご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:dentsu-gbc@dentsu.co.jp


次回は、中国人の間で幅広く利用されている SNSプラットフォーム「小紅書」から電通に提供されたデータを用いて、訪日旅行者の興味・関心についてさらに深掘りしていきます。


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対日投資拡大で日英が覚書=脱炭素化や生命科学で呼び込み

 内閣府は9日、英国政府と対日直接投資の拡大を目指す協力覚書を締結した。脱炭素化や生命科学などの戦略分野を中心に、英国の政府や企業、投資家と情報共有や交流を促進する。2024年末の対日直接投資残高は53兆円で、このうち英国は9兆円と米国に次ぐ2番目の規模だった。日本は30年に120兆円の対日投資目標を掲げており、目標達成に向けて資金の呼び込みを図る。

 覚書は、日英包括的経済連携協定(CEPA)や「包括的および先進的な環太平洋連携協定」(CPTPP)の意義を強調。技術革新や人的交流を通じて「直接投資がもたらすメリットについて共通認識を持つ」と明記した。 (了)
(記事提供元=時事通信社)
(2025/07/09-18:42)