パチンコ「わずか数分で5000発」の超・神速スピード!! 新規則「最強の"一発台"」の真相が明らかに……?【パチンコ新台―徹底考察―】

 最強の"出玉スピード"と囁かれていたアノ「神作」の正体がついに判明。一撃「◯000発」をわずか数分で獲得できる?ニューギンの「パチンコ最新作」が話題だ。

『P EXZEUS』

パチンコ「わずか数分で5000発」の超・神速スピード!! 新規則「最強の一発台」の真相が明らかに......?【パチンコ新台―徹底考察―】の画像1
ニューギン HP」より

 ニューギン「ハヤブサプロジェクト機」第一弾となる『P EXZEUS』。10R×4セットを一気に、高速に消化できる役モノ系パチンコとなっている。

 10R×4セットで獲得できる出玉は約5000発で、その消化時間はわずか7分。「神は待たせない」といった謳い文句通り、まさに"神業"のスピードを実現している。そこで気になるのは主なスペック面だが......これ以上の情報はまだ明らかになっていない。

 そんな中、一部関係者の間で大当りに関わる"有力情報"が浮上している。

「実際に公開されている筐体を見ると、1発台特有の筐体中央に入賞口があり、その下には皿が搭載されていますね。それらの関門を潜り抜けてようやく、大当り抽選を行うスタート口に入るようなシステムかと思われます。

気になる大当り確率ですが、平和の一発台『綱取物語』に近いと言われています。1/30前後となるのでしょうか。やや重い気もしますが、役モノ内への入賞率が重要ですから。こればかりは実際に打ってみないと把握できませんので、導入後の稼働に注目です」(記者)

 立て続けに当てることができれば、時速4万発も可能と言われる本機。出玉性能が低下した新規則機の中では、トップクラスの性能といっても過言ではない。


パチンコ「わずか数分で5000発」の超・神速スピード!! 新規則「最強の一発台」の真相が明らかに......?【パチンコ新台―徹底考察―】の画像2

 また、一発台にもかかわらず、液晶へもアツイ視線が注がれている。

「メインは玉の動きが楽しめる役モノ系なのですが、筐体の左端には液晶と思われる物体が。公式サイトには機種名のゼウスをはじめ、ギリシャ神話に登場する女神たちが勢揃いしているんですよ。それらが演出として登場する可能性も十分あるでしょうね。

その女神たちのデザインが非常に可愛く仕上がっている印象。パチンコファンの間では『アルテミスが一番』『アテナも捨てがたい』と早くも論争が巻き起こっています」(同)

 最近のニューギンでは珍しい役モノタイプの『P EXZEUS』。そして「ハヤブサプロジェクト」とは一体......。ニューギンの今後の展開から目が離せない。
(文=編集部)

寿司屋で「梅」より高価な「竹」を多く売る方法…アンカリング効果の活用より検証

「Gettyimages」より

 皆さんは同じ長さの直線が矢の向きによって異なった長さに見える「ミュラー・リヤー錯視」を見たことがあるでしょう。



 これは本来、直線とは無関係な矢印の向きが、人間の知覚を惑わしているのです。多くの錯視は、物体の見え方が背景の色、影の濃淡、描写法(遠近法)などに影響される効果を狙ったものです。視覚以外の知覚も同様で、人間は一見、無関係と思われる要素に惑わされてしまうことが多くの研究からわかっています。

 マーケティングにおいてこのような例を紹介するため、まずは、ダン・アリエリーの行った「ECONOMIST」という週刊誌の年間購読の選択実験を説明しましょう。同誌の年間購読プランA、B、Cのどれを選ぶかを、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院の学生100人に訊いた結果が下の表です。

・プランA:ウェブ版「エコノミスト」の購読 59ドル - 16人
・プランB:印刷版「エコノミスト」の購読 125ドル - 0人
・プランC:印刷版およびウェブ版のセット購読 125ドル - 84人

 プランBはプランCと同じ料金ですが、ウェブ版が含まれていないため、合理的な消費者であれば、当然、プランBを選びません。次に選択肢からプランBを除いて、同じ学生100人にプランAとCのどちらを選ぶか訊いた結果が以下です。

・プランA:ウェブ版「エコノミスト」の購読 59ドル - 68人
・プランC:印刷版およびウェブ版のセット購読 125ドル - 32人

 ここで興味深いのは、選択肢がプランAかCだけの場合、より安いプランAを選ぶ人が多いのに対して、誰も選ばないまったく無意味なプランBが選択肢に加わっていると、値段の安いウェブ版よりセットのほうが選ばれたことです。プランAとCの相対的な評価が、プランBの有無に影響を受けたため、この現象はアンカリング効果(係留効果)と呼ばれています。

 この場合、出版社は、誰も選ばない印刷版のみのプランBをオトリ商品として提示することによって、より高価なセット版の販売を増やすことができます。では売り手はオトリ商品によるアンカリング効果をどのように使うかを紹介しましょう。

 ある寿司屋では2種類の盛り合わせ、高価格・高品質の「竹」と低価格・低品質の「梅」を提供していて、現状、これらの注文は半々です。売上アップのために店主は「梅」より「竹」の注文を増やしたいのですが、どのようなオトリ商品を提供するべきでしょうか? ここでは、2つの対策が考えられます。

A)「竹プラス」を出す(妥協効果)

「竹プラス」は「竹」と中身(品質)は同じですが、食器を高級にしたり「期間限定」を名乗ったりすることによって、より高額になっています。図1は、価格軸と品質軸のマップ上に3種類の盛り合わせをプロットしたものです。「竹プラス」は賢い消費者には選ばれないため、無関係な選択肢、つまりオトリ商品となります。「竹」の「梅」に対する弱みは高価格なことですが、「竹」と同品質でさらに弱みが大きい「竹プラス」が存在することで、「竹」の弱みが和らぐ効果があります。劣った属性(価格)の範囲を広げることによって、それほど悪くないと感じさせることから、妥協効果あるいはレンジ効果と呼ばれます。

図1

B)「梅プラス」を出す(魅力効果)

「梅プラス」は「梅」と中身(品質)は同じですが、食器を高級にしたり「期間限定」を名乗ったりすることによって、「竹」と同じ価格になっています。図2は、価格軸と品質軸のマップ上に3種類の盛り合わせをプロットしたものです。「梅プラス」は賢い消費者には選ばれないため、無関係な選択肢、つまりオトリ商品となります。「竹」の「梅」に対する強みは高品質なことですが、「竹」と同価格なのに品質が低い「梅プラス」が存在することで、「竹」の強みが引き立つ効果があります。優った属性(品質)に関して、より劣ったオトリを加えることで、一層魅力的に見えることから、魅力効果あるいはフリークエンシー効果と呼ばれます。

図2

C)妥協効果>魅力効果

「梅」に対する「竹」の選好を増加する妥協効果と魅力効果ですが、どちらの効果がより強いでしょうか? プロスペクト理論などで提唱されているように、人間は利得増加よりも損失回避を重視します。「梅」に対する「竹」の弱みは損失、「梅」に対する「竹」の強みは利得と解釈できるため、弱み(高価格)を和らげる妥協効果は強み(高品質)を増強させる魅力効果より強くなります。

D)妥協効果+魅力効果

 妥協効果と魅力効果の相乗効果を狙って、図3のような「竹」より高価格かつ低品質な「オトリ」商品を販売したら、「梅」に対する「竹」の販売比率をもっと増やせるのではと考える読者もいるのではないでしょうか? 両方の属性(品質と価格)の値を同時に操作した「オトリ」商品だと、人は品質の違いと価格の違いとをトレードオフにかけて、頭の中でさまざまな計算をするため、妥協効果や魅力効果が弱まってしまいます。どちらか片方の属性値のみを変えることによって、商品間の優劣がより明確となり、妥協効果あるいは魅力効果が強く出ることが実験で確認されています。
(文=阿部誠/東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授)

図3

パチスロ『北斗の拳』ファンに朗報! 大手サミー「業界初!?」パチンコに続き「NGスペック」も導入!!【人気メーカー最新情報】

パチスロ『北斗の拳』ファンに朗報! 大手サミー「業界初!?」パチンコに続き「NGスペック」も導入!!【人気メーカー最新情報】の画像1

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業界大手サミー激熱情報が続々!
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パチスロ6号機『パチスロ猛獣王 王者の咆哮』のリリースを控えている業界大手サミー。

 人気シリーズ『獣王』最新作は、純増約6.0枚の「高純増ATタイプ」で登場だ。『初代・獣王』の「サバンナチャンス」を強く意識した仕上がりとなっているなど、往年のファンも納得の1台と言えるだろう。

 そんな話題作を発表したサミーより、ファン必見の情報が届いた。

『パチスロ蒼天の拳 朋友』配信開始!

 2019年2月12日(火)より、Android向けパチンコ・パチスロゲームアプリ「777TOWN for Android」(スリーセブンタウン for Android)で『パチスロ蒼天の拳 朋友』が配信された。

パチスロ『北斗の拳』ファンに朗報! 大手サミー「業界初!?」パチンコに続き「NGスペック」も導入!!【人気メーカー最新情報】の画像2
サミーHP」より

 新規則最高峰の「純増6枚」を実現した本機。シリーズ伝統のモードシステムを踏襲しつつも、新規演出や新システムが多数搭載されている。敗北しない限り継続する「伝説のバトルボーナス」を完全継承するなど、話題となった1台だ。

 まだ6号機を遊技していないユーザーへのアピールになるかもしれない。興味を持っていたものの、手が出せずにいたユーザーの方にとっては朗報と言えるのではないか。

【アプリ概要】
・名称 :パチスロ蒼天の拳 朋友
・配信日 :2019年2月12日(火)
・対応OS :Android
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パチンコも話題作を投入!

 2月18日には「業界初!?」となる「横」ドラムの『デジハネCRAぐるぐるダービー』がデビューを果たす。

 これまでのドラムパチンコとは一味違うゲーム性を実現した仕上がり。非常に遊びやすいスペックとなっている点も好感が持てる。

 3月には新スペック「GTR」第1弾を導入予定だ。

パチスロ『北斗の拳』ファンに朗報! 大手サミー「業界初!?」パチンコに続き「NGスペック」も導入!!【人気メーカー最新情報】の画像3
サミーHP」より

・大当り確率:約1/319.7→約1/50.4
・ラウンド:6R or 16R
・賞球数:1&4&15
・カウント:9カウント
・確変割合:65%
・時短回数100回
・最大出玉:約2160個
○○○

 スペックは約1/319のミドルタイプ。確変継続率は65%、通常大当り後は必ず時短100回が付与されるなど馴染みある仕様という印象だ。

 出玉増加をアシストする「小当りRUSH」を搭載。7図柄揃いの大当り時は16R「頂JOE BONUS」(払い出し2,160個)となり、大当り終了後は小当りRUSH「GTR(限界突破RUSH)」に突入だ。

 バトル敗北まで継続する「GTR」はほぼ毎ゲーム小当りを獲得できる。敗北しても必ず時短100回が付与されるため、引き戻しからのRUSH再突入にも十分期待できそうだ。

(文=編集部)

ゾゾタウン、前澤社長の存在が経営リスク要因に…株式時価総額1兆円が消失

前澤友作社長のツイッターより

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ)の前澤友作社長は2月6日、自身のTwitterアカウントで「しばらくツイッターはお休みさせてください」「本業に集中します。チャレンジは続きます。必ず結果を出します」とツイートした。

 前澤社長といえば、女優・剛力彩芽との交際や、米宇宙開発ベンチャー「SpaceX(スペースX)」と契約して民間人として初めて「月に行く」と宣言したり、合計1億円の「お年玉」を贈呈する企画を実行に移したりするなどして、世間に話題を提供し続けてきた。

「前澤社長は話題づくりを株価上昇策としてきた」(中堅証券会社の新興株担当アナリスト)との辛口の批判がある。足元を見透かされたかたちで株価を大きく下げた。

 前身のスタートトゥディの株価は2018年7月18日、上場来最高値の4875円を付けた。同年10月1日に社名をZOZOに変更してからは、株価はズルズルと下がり続け、今年に入ってからも回復せず、2月8日、一時は昨年来安値の1621円まで下落した。株式時価総額は昨年7月18日の1兆5192億円から5051億円へ下落し、1兆円が消えてしまった。

目玉のゾゾスーツの失敗でPB事業は125億円の赤字


 前澤社長は1月31 日、ZOZOの19年3月期第3四半期の連結決算発表で、「申し訳なく思います」と陳謝し、通期見通しを下方修正した。売上高は従来予想の1470億円から1180億円(前期比20%増)へ、営業利益は400億円から265億円(同19%減)へ、純利益は280億円から178億円(同12%減)へ引き下げた。期末配当も従来予想の22円から10円に減配する。前期は17円だった。減益になるのは1998年の設立以来、初めてという。

 下方修正した最大の要因は、鳴り物入りではじめた「ゾゾスーツ」の無料配布だ。スマートフォンで計測したデータを基に、体型に合ったスーツやジーンズのプライベートブランド(PB)商品を購入できるというもの。しかし、顧客がゾゾスーツを取り寄せても採寸しないケースが相次いだ。中国の生産工場から商品到着まで、最大で5カ月の遅延が発生するなど誤算続きだった。そのためPB事業は125億円の赤字を計上する見込みになった。今期200億円としていたPB事業の売上目標を30億円に引き下げた。

 前澤社長はPB事業を通販と並ぶ経営の柱に育てる考えだった。ゾゾスーツが出足からつまずいたことで、生産体制を含めてPB事業のビジネスモデルの練り直しを迫られることになる。

大手出店企業の退店相次ぐ


 本業である通販事業「ゾゾタウン」でも、大手アパレルの出店停止が相次いだ。ZOZOは18年12月25日、有料会員への割引サービス「ZOZO ARIGATOメンバーシップ」を開始した。年3000円(税別)または月500円(同)を払い会員になると、月5万円(税込み)を上限に10%割引で買い物ができる。ゾゾタウンを初めて使う場合には、最初の月は30%割引となる。割引の原資はZOZOが負担する。

 出店企業にとって安売りしたくない新商品も割引の対象となる。ブランド価値が損われるとして出店を停止する企業が相次いだ。アパレル大手オンワードホールディングスは「23区」や「自由区」など百貨店などに展開する主要ブランドの出品を取りやめた。子供服大手三起商行が運営する「ミキハウス」も撤退した。ミキハウスの木村皓一社長は、「週刊新潮」(新潮社/1月24日号)で撤退した理由をこう語っている。

「あんなセールやられたらさすがにアカンわ。イメージダウンやで。1月7日の朝に担当者から報告があって、即決や。画像見てこれはアカンなって。『ブランドイメージをダメにすることだけはせんように』って担当の部長にも言ってあったから」

 宝飾ブランドを展開する4℃ホールディングスや、カジュアル衣料のライトオンも撤退すると報じられた。1255の出品企業のうち42店舗が商品の販売を見送ったという。セレクトショップ大手のユナイテッドアローズは、インターネット通販サイトの運営を「ゾゾタウン」から自社運営に切り替える。ユナイテッドアローズは出品を継続するが、ZOZOの対応次第では退店する企業がさらに増える可能性もある。

 大風呂敷を広げて株価を押し上げ事業を拡大させる手法は、米電気自動車ベンチャー、テスラのイーロン・マスクCEOと似ていることから、「前澤社長は日本のイーロン・マスク」と評せられたこともある。マスク氏はMBO(経営陣の自社株買い)をテコに上場廃止するといった動きを見せ、既存株主の反対などで、それを撤回するなどして市場(マーケット)の信用を失った。

 ちなみに前澤社長は昨年、「批判したい奴も嘲笑いたい奴もどうぞどうぞ。そんなの屁でもないわ。」とツイートして話題を呼んだが、2月にツイッターの休止宣言をすると、皮肉にもZOZOの株価は一瞬上昇した。
(文=編集部)

「スーフリ事件」和田の「真相告白」に怒りの声。再燃する「広告塔でテレビ局アナ」正体やメンバー素性探し

「スーフリ事件」和田の「真相告白」に怒りの声。再燃する「広告塔でテレビ局アナ」正体やメンバー素性探しの画像1

 16年前、400名以上の女子大生が性的暴行の被害者となり社会問題にもなった、早稲田大学の「スーパーフリー事件」。その主犯格として懲役14年の刑に処された和田真一郎氏が、「週刊新潮」(新潮社)のインタビューに登場し、騒然となっている。

 詳細は本誌をご覧いただきたいが、すでに44歳となった和田氏が刑期を終え、現在正体を隠してひっそりと働いていることや、女性への集団暴行を続けた経緯、その時の心境、服役中の更生プログラムによって自分の犯した罪の大きさを知ったこと、被害者への贖罪の意志などが述べられている。

 当然ながら「今さら何を」「同情してほしいのか」「罪は消えない」と、刑期を終えた途端表に出てきた和田氏への厳しい意見がほとんどの状況だ。

 また、過去に週刊誌で和田氏が別の収監者との文通で「反省ゼロ」の文面が明らかになり、彼の意見を余計信じられなくなっている部分もある。他の表現が見つからないほどに、懺悔が「今さら遅い」のだ。

「スーフリ事件」は、集団暴行の法律を一部変更させるほどの事件だった。いまだ被害者の中には苦しんでいる人もいる中、犯行グループの多くは社会に出ている。

 そして今回、和田氏が登場したことで「再燃」する人物たちもいる。

「『スーフリ事件』発覚後、すでにテレビ局に内定が出ていた女性アナウンサーが『スーフリに関与していた広告塔』と、一部で報じられ大きな騒ぎになりましたね。その人物はネット上で『特定』されるなどして、現在でも画像が残っています。他にも『広告に写っていた女性メンバーの写真』なども出回っており、事件に関わっていたと把握されている現一般女性も多いです。また、逮捕されず大手企業で働いている男性の名前と顔も出回っています。

スーフリの『ギャルズ』と呼ばれるメンバーは、暴行を手助けし、暴行された女性を慰めて泣き寝入りさせる役割を担っていたという話も。こちらも悪質極まりないものですが、和田氏が出てきたことによって、再びメンバーの洗い出しなどがネット上で起きそうです」(同)

 和田氏は裁判の際、他の逮捕されたメンバーに「和田の命令でやった」と一様にいわれたそうだ。現在は納得していると記事では語っているが、今回の登場は、和田氏なりの罪を逃れた連中への「復讐」なのだろうか。

池江璃花子選手・白血病、「早期発見」報道への疑問点…女子選手の定期的血液検査の重要性

池江璃花子選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

 競泳女子の池江璃花子選手が12日、白血病を患っていることを公表した。来年の東京五輪では金メダルの有力候補と目されており、日本水泳界のみならず海外にも衝撃を与えているが、弱冠18歳の女性アスリートの勇気ある告白に、各界から応援の声が上がっている。

 白血病は「血液のがん」と呼ばれ、難病というイメージが強いが、近年では若い世代で白血病を発生した人のうち7割以上は治っているとされる。また、JALSG(日本成人白血病治療共同研究グループ)のHPによれば、日本における白血病発生率は2009年では年間人口10万人当たり6.3人(男7.8人 、女4.9人)となっており、骨髄性白血病が喫煙と関連があるために喫煙者の多い男性に多いという。

 白血病という病気について、血液内科医で元東京大学医科学研究所特任教授の特定非営利活動法人・医療ガバナンス研究所理事長、上昌広氏に解説してもらった。

上昌広氏の解説


 メディアでは、『「白血病」治療のカギは“早期発見”』『池江は現在入院中担当医師「早期の発見だった」』などの報道が目につく。

 厳密に言うと、これらは医学的には誤りだ。白血病は血液の病気であり、血液は全身を循環する。胃がんなど固形がんのように1カ所で病変が生じ、全身に転移するものと違う。早期発見や手遅れという概念はない。

 白血病治療の予後を規定するのは、遺伝子や染色体の異常に基づく分類だ。早期診断か手遅れかという議論は、そもそもない。池江選手に関して、遺伝子や染色体の異常についての情報は公開されておらず、彼女の予後がどうなるか予断は許さない。

 私が気になるのは、1月13日に都内で実施された競技会で、自身の日本記録から4秒以上遅れたこと。18日からのオーストラリア合宿で、練習中に激しく肩で息をするなど異変が見られたといわれる点だ。おそらく、この時期に白血病による貧血が進んでいたのだろう。決して早期診断ではない。

 白血病の恐ろしいのは、突然死することだ。もっとも多いのは出血だ。特に脳出血は危険だ。2000年に急性前骨髄球性白血病で亡くなったアンディ・フグ選手がそうだったといわれている。

 池江選手の場合、脳出血による突然死を防いだという点では「早期診断」といえなくもない。ただ、貧血が顕在化するくらいだから、血小板も減っていたはずだ。出血しなかったのは、単に幸運だった可能性が高い。

 私が不思議なのは、池江選手のような一流の女性アスリートが定期的に血液検査を受けていなかったと考えられることだ。貧血は競技成績にダイレクトに影響する。男女を問わず、筋肉量が多いアスリートは貧血になりやすく、生理による出血がある女性はなおさらだ。最近は定期的に血液検査を受けるアスリートも珍しくない。精度は落ちるが、採血をしなくてもヘモグロビンの濃度が測定できる「アストリム」などの非観血的測定装置もある。選手やスタッフがやる気になれば、容易に実施できる。

 もし、池江選手がヘモグロビン濃度をチェックしていれば、1月の時点で本当の意味での早期診断ができていた可能性がある。白血病はもっとも進行が速いがんだ。数日の遅れが命取りとなる。逆に数日診断を早めるだけで、出血のリスクを相当減らすことができる。

 多くの人が池江選手の一刻も早い競技復帰を願っているが、医学的に一般的な事例と照らし合わせた場合、東京五輪は難しいかもしれない。焦らず完治させて、2024年の五輪を目指してほしい。

 一方、スポーツ界は今回のことをきっかけに、女性アスリートの健康問題、特に貧血問題に取り組んでもらいたい。定期的な血液あるいはヘモグロビン検査の導入を検討してはどうだろう。
(文=上昌広/医療ガバナンス研究所理事長)

東京23区、大規模スーパーが出店しても近くの商店街がシャッター通り化しない謎と答え

 全国の商店街が「シャッター通り化している」といわれるなかで、ひとり気を吐いているのが東京の商店街だ。銀座、表参道、浅草、かっぱ橋などといった特殊な商店街だけではない。日常の買物需要にこたえる「近隣型商店街」も、東京では今なお活況を呈しているところが少なくない。

 2016年度の「東京都商店街実態調査」によると、23区には1942の商店街があるそうだ。人口10万人当たりに換算すると、およそ21カ所。ちなみに、多摩地域は同じ人口10万人当たり約14カ所。中小企業庁の「全国商店街実態調査」による全国平均値は10万人当たり約12カ所なので、多摩地域は全国平均と大差ないが、23区には商店街が突出して多いことになる。

 14年の「商業統計調査」からも、東京の商店街の力が垣間見えてくる。図表1は、一般的な商店街での買い物とは購買動機が違う百貨店と、販売形態が異なる無店舗販売(通販など)を除いた業態別の販売額構成比を求めたものだ。23区ではスーパーマーケットのウエイトが低く、専門店のウエイトが高いことがわかる。一方、東京都多摩地域と埼玉、千葉、神奈川の各県をあわせた首都圏近郊部では、全国平均以上にスーパーのウエイトが高く、専門店のウエイトが低い。これは、専門店が集まった商店街パワーの強さが23区に特徴的な傾向であることを示す傍証にほかならない。


「東京の」あるいは「首都圏の」商店街が活力を保っているのではない。「23区の」商店街だけが特別に元気なのだ。

「郊外の大規模スーパーが原因」という嘘


 23区の商店街が元気を保っている理由として、「地価が高い東京では、大きな駐車場を備えた大規模スーパーが出店しにくいからだ」という説がある。だが、これは事実ではない。

 23区の専門店(すなわち、専門店の集合体である商店街)は大規模な総合スーパーとの競合以上に、食品スーパーをはじめとした専門スーパーとの競合に勝ち残っている。そもそも、メディアも識者も口を揃えて主張し、その結果、誰もが疑いを持たない「郊外部への大規模スーパーの出店が商店街のシャッター通り化を進めた」という考え自体に誤りがある。

 総合スーパー(あるいは総合スーパーを核店舗とした大規模なショッピングセンター)は、なるほど目立つ存在ではあるが、数が限られるため、その影響力はさほど大きなものではない。もう一度、図表1に戻ってほしい。総合スーパーの販売額シェアはたかだか5%ほどで、コンビニエンスストアよりも小さい。

 さらにいえば、総合スーパー(GMS:General Merchandise Store)は、その名が示す通り、消費者のワンストップ購買ニーズへの対応を大原則とする業態であり、基本的に人が集まりやすい場所を最適立地とする。その代表が駅前だ。たとえば、JR総武線での筆者の帰路ルートをたどると、新小岩駅前に西友が、小岩駅前にイトーヨーカドーが、市川駅前にはかつてと比べ規模は縮小したがダイエーが、船橋駅前にイトーヨーカドーが店を構えている。読者が住むまちの駅前にも、総合スーパーがあるのではないだろうか。

すでに内部崩壊が始まっていた商店街


 総合スーパーが郊外化を始めるのは、1992年に当時の大店法が改正施行され、地元との出店調整が廃止されて以降のことだ。これにより、総合スーパーは出店ラッシュの時代を迎え、本来は必ずしも好立地とされていなかった郊外部への進出に拍車がかかることになる。

 図表2は、過去35年間の専門店数の推移を追ったものである。なるほど1992年の大店法改正が商店街に打撃を与えたことに間違いはない。しかし、小売店の数はその前から減少トレンドを示していた。92年の法改正は、この傾向を後押しするものとなったにすぎない。大規模スーパーが郊外化し始める時点で、すでに商店街は内部崩壊を始めていたのだ。


 その後、小売店を取り巻く環境は、2000年6月の大店法の廃止と大店立地法の施行(地域経済的視点に基づく大型店出店規制の自由化=郊外化のさらなる促進)を経て、07年11月の改正都市計画法の施行によって、ようやく都市計画の視点に立った無秩序な郊外化の規制が始まることになる。

 しかし、図表2が示すように、政策的な郊外出店規制は商店街再活性化の効果をもたらすことができなかった。理由はひとつしか考えられない。商店街の内部崩壊は、絆創膏を貼るような目先の対応では解決できないレベルにまで達してしまっていたからだ。

メガストア激戦地でも元気な「砂町銀座」


 先日、久しぶりに江東区の砂町銀座商店街を訪れた。大規模なスーパーが少ない東京23区の中で、江東区は例外的なメガストアの激戦地だ。店舗面積1万平方メートル以上の総合スーパー(総合スーパーないしは大型の食品スーパーを核店舗とするショッピングセンターを含む)は23区に36店あるが、そのうち6店舗が江東区に集まっている。

 店舗面積ベースで見た江東区のメガストア集積度はもっと高く、6店の合計で23区全体の2割に及ぶ16万平方メートルを数える。2位の墨田区、3位の葛飾区がともに7万平方メートル強であることと比べると頭抜けて多い。なかでも、区内メガストアのビッグ3が集う砂町地区は激戦地中の最激戦地である。

 そんな厳しい環境に追い打ちをかけるように、10年には店舗面積3万平方メートル超のアリオ北砂が砂町銀座の目と鼻の先にオープンした。大規模スーパーが商店街のシャッター通り化をもたらしたのであれば、砂町銀座商店街は消えてなくなっていてもおかしくない。

 なるほど、人をかき分けないと前に進めなかったほどのにぎわいは影を潜めていた。それでも通りは多くの人であふれ、行列ができている店も少なくない。


 都営地下鉄大島駅前のサンロード中の橋商店街は、アリオ北砂から直線距離で1㎞強。2000台を超える駐車場を備えるアリオ北砂にとって、十分に商圏射程内にある。

 300mほどの間におよそ90店が軒を連ねるこの商店街の最大の特徴は、食料品店の多さにあった。その意味では、大規模スーパーの影響をより強く受けやすい。こちらは苦戦やむなしか。いや、今も4割を食料品店が占め、八百屋だけで6店が元気に営業中だ。

全国平均の2.3倍!「銭湯一極集中」の東京


「23区の商店街が活力を保ち続けているのは人口が増えているからだ」という説は正しくない。商店街が内部崩壊を始める1980年代後半、地方部の人口はまだ増加中であったが、23区ではその15年以上前から人口が減り続けていた。江東区の人口は近年急増しているものの、砂町地区は横ばい、大島地区も微増にとどまる。

 サンロード中の橋商店街には銭湯がある。砂町銀座も、商店街の中ではないが、近くに銭湯が営業を続けている。

 2016年の「経済センサス」によれば、東京23区には人口10万人当たり5.5軒の銭湯(一般公衆浴場業)があるという。全国平均(2.4軒)の2.3倍。人口シェア7%の東京23区に、我が国の銭湯の6軒に1軒にあたる17%が集まっていることになる。まさに「銭湯一極集中」だ。

 時代が進むとともに消えていく運命に見舞われていった商店街と銭湯。この両者が、世のトレンドの最先端を走る東京23区に残り続けている。その奥に何が潜んでいるのだろうか。

 今はもうすっかり様変わりしてしまったようだが、かつて銭湯がまちに息づいている地方都市が、筆者の知る限り2つあった。三重県伊賀市上野地区(旧上野市)と千葉県香取市佐原地区(旧佐原市)。いずれも名うての「まつりまち」で、まつりを担う地区ごとのサロンの役割を銭湯が果たしているというのが、地元の共通した意見だった。

東京の商店街や銭湯が過去の遺物にならない理由


 かつて小売店は10時開店、18~19時に閉店が普通だった。セブン-イレブンの名が示す通り、7時に開店し23時まで営業しているコンビニは、ほかの店が閉まっているときでも利用できる、一種の隙間産業として登場する。初期のセブンのキャッチコピーは「開いててよかった」だった。

 公共料金のコンビニ支払いが始まった1987年を境として、コンビニは急増していく。それは、コンビニが物販施設からコミュニティ施設へと進化していく過程でもある。「開いてます」だったローソンのキャッチコピーは、91年に「マチのほっとステーション」へと変わる。今やコンビニは、公共料金の支払いはもとより、各種チケットの発券、預金の預け入れや引き出し、通販購入商品の受け取りなど、物販施設の域を大きく超えた存在へと姿を変えた。

 そんなコンビニでも、店員との会話は無機質なマニュアル問答でしかない。これに対して、商店街での買い物はまずコミュニケーションから始まる。顔馴染みになると、話題が的を射てくるから会話も弾む。お年寄りや子どもたちの見守りも、商店街の大きな役割だ。2011年の東日本大震災は平日の昼に発生したが、住宅地でこの時間帯にまちの事情に精通している男手が集まっている場所は商店街くらいしかない。

 商店街の最大の存在価値は「まちのキーステーション」であること。東京では、今もその機能が保たれている。

 情報は東京から地方へと伝播していく。しかし、情報量が多くなれば、その内容は表面をなぞるだけのものになってしまう。たとえば、入浴の効果を高めるグッズやノウハウの情報はあふれていても、要するに興味の対象は「入浴」という行為だけ。だとしたら、銭湯はノスタルジーか物珍しさの対象にしかなり得ない。商店街もまた然りで、モノを買うだけの場所となれば、スーパーとの勝負は厳しい。かくして、銭湯も商店街も過去の遺物と化していく。

 しかし、情報の発信源である東京は銭湯や商店街のもうひとつの価値をしっかりと評価し続けている。

「東京ひとり勝ち」とは、パワーゲームの結果として東京だけが勝ち残ったのではなく、日常生活の価値評価において、地方が次々と白旗をあげていった結果だったのではないだろうか。一番肝心な人々の日々の生活のあり様を「東京発」という名ばかりの薄っぺらな情報に一方的に委ねた時点で、商店街と同じように地方は内部から崩壊を始めたのではなかったのだろうか。

 東京の商店街や銭湯を前にしたとき、筆者にはそんな想いがよぎってくる。
(文=池田利道/東京23区研究所所長)

アイデアが生まれる感覚を身体でつかむ~企画身体学

電通は、2018年の「電通インターンシップ」を東京本社、関西支社、名古屋支社で実施。参加した学生たちは、第一線で活躍する電通のクリエータ―やプランナーによる講義や演習を通して、人の心を動かすアイデア発想法を広く学びました。

本連載では、インターンシップの講師を務めた電通社員が登場。それぞれが自分の思考法や企画術、仕事の取り組み方などについて語ります。

第1回は、クリエーティブソリューション・ディレクターの小布施典孝が、アイデア力を身に付けるためのスキーム「企画身体学」を紹介します。

企画を考えることはスポーツに似ている

僕は、アイデア力を身に付けるためのスキームを「企画身体学」としてまとめていて、若いクリエーターに講義をする機会も頂いています。なので、ここではその内容についてお話しできればと思います。

まず、「企画身体学」を考えた経緯ですが、企画を考えることはスポーツに少し似ているな、と思ったのがきっかけです。

というのも、僕は学生時代に体育会野球部に所属していて、練習量だけは誰にも負けないぐらい頑張った自負があったのですが、悲しいことにさっぱり上達しませんでした。なので、ただやみくもに量をこなせば上達するわけではなく、うまくなるためにはセンスのようなものが必要で、そのセンスをつかむ方法を分かった上で練習をしないといけない、ということを強く感じました。

その後、電通に入社し、企画の仕事をしていく中で、どうすれば良い企画が出せるようになるのかを考えていました。知識をどんどん蓄えれば、ヒットする企画が生み出せるようになるのかというと、どうも違う。やはり企画が上手になるためのセンスのようなものが必要で、センスを高める方法が分からないままに量をこなしていてもアイデア力というのはなかなか身に付かないと感じました。

では、どうすればセンスを高められるのか?野球はヒットを打った時の感覚を自分の中に染み込ませていくことで、次第にヒットを打てる体質になっていくのだと思います。だとしたら、それを応用するとどうなるんだろう、と考えました。つまり、良いアイデアを思い付いた時の感覚、その時の脳の回路の使い方を自分の中にストックしていくことで、良いアイデアが出せる体質になっていくのではないか。

そこで、ヒットする企画を生み出せる人は、どのように脳の回路を動かしているのか、はたまた自分がいい企画を出せた時は、なぜその企画を生み出せたのか、それらを研究し、「企画身体学」としてまとめました。これは、アイデアの発想法や企画力を身に付けたい人のための手引きのようなものです。

「企画身体学」詳説!

「企画身体学」では、アイデアを生み出すための方法や企画を考える時のポイントなどを幅広く解説しています。ここからはその内容についていくつか紹介します。

●好奇心の毛穴が開く体験

人に面白いと思ってもらえるアイデアを生み出すためには、まずは自分が遊び心を持っていろいろな体験をして、好奇心の毛穴が開くような感覚をたくさんインプットしていくことが、何よりも大切です。

最近では、レビューを読むだけでも、行った気になったり体験した気になったりしがちだからこそ、きちんとその場に行って自分の肌で感じることが、とても重要です。なので、「自分の好きなものはコレ」と決めつけることなく、これも興味が持てるかもしれない、あれも好きかもしれない、そう思って、楽しんでみることが、企画体質になるための第一歩だと思います。

●初動脳のインストール

お題を出された時に、まずどこから考え始めればいいのかという、はじめの頭の動かし方の反射神経みたいなものを、僕は「初動脳」と呼んで重視しています。この「初動脳」を身に付けるためには、たくさんのケーススタディーを知識として頭の中に詰め込むだけでは不十分で、自分の身体を一度通す「追体験」によって、筋肉をつける必要があります。

自分がいいアイデアだな、と思うケースがあったら、そのアイデアが生まれた元々のお題はなんだったかを想像してみます。そして、そのお題が自分に与えられたとしたら、どう脳みそを動かすことで、その好きなアイデアにまでたどり着くのか、そのアイデアがポンっと生まれる追体験を自分の体を通して何度かシミュレーションしてみるのです。そうすることで、自分になかった筋肉をつくっていくことができます。知識のインプットよりも、筋力のトレーニングの方が、アイデア体質になっていく上では、重要だと認識しています。

●アイデアの腸内発酵時間

最新の学説では、「腸は第二の脳」どころか「腸は第一の脳」という説があるそうです。これは、人は脳ではなく腸で物事を考えていて、それが信号として脳に送られているという説です。自分の経験を振り返っても、アイデアというのは、考えたらすぐ出てくるものではなく、何かの拍子に突然ふっと脳に湧いてくることの方が多い。もしかしたら腸内細菌が一生懸命考えてくれていて、その中の面白いものを脳がキャッチしているだけなのかもしれません(笑)。

でも、そう考えると、腸内細菌に考えさせる時間=アイデアを発酵させる時間が必要で、そのために、課題や与件、ターゲットインサイト、最近面白いと思ったこと、話題になっているニュースなど、とにかく思いつく限りのことをごちゃごちゃに混ぜ込んで、体の中にカオス状態をつくることが重要です。なぜなら「カオス状態からの発酵」という時間があって初めてアイデアは出てくるからです。そもそもアイデアというのはロジックの延長線上には発見できないものなので、最初から理路整然と考えないことがポイントです。

●思考迷子を救う道しるべ

意図的にカオス状態をつくるわけなので、途中で何を考えればいいのか、何を考えていたのか、自分でも収拾のつかない局面がやってきます。慣れてくると、この局面になったということはゴールが近い、という気持ちになれるのですが、どのみち思考迷子になっている状態なので、この状況を打破する道しるべを持っておくと便利です。

基本的に、どんな領域のどんな企画も、「現状把握→課題→コアアイデア→エグゼキューション」の四段論法でまとめることができるので、この一本線を常に頭に入れておくことがいいと思っています。

アイデアは理路整然としたロジックからは生まれないので、意図的につくり出したカオス状態がまずあって、そこからモンモンとした発酵時間を経て、ある時、アイデアが突発的に生み出されるというプロセスをたどります。ですが、そこで生み出されたアイデアは、なんとなく直感的にはいいアイデアだと思えるのだけど、なぜだか分からない、という状態で生み出されるので、どんな一本線を引くと、誰にでも分かる4段論法として言語化ができるのか、最後は左脳でしっかりと整理していくことで、研磨されていきます。このプロセスはとても大切なので、インターンの学生たちにも重要な点として伝えています。

●偶発性を呼び込む環境設定

アイデアは、五感の受ける刺激が変化することで生まれやすくなるといわれています。例えば、夜寝る前に照明を落としたらアイデアが浮かんだ、などの話をよく聞きますが、それは身体感覚が変わるからです。音楽を聴いたり、シャワーを浴びたり、街を歩いてみたり、五感に与える刺激を変える環境をつくり出すことが、偶発的にアイデアが浮かぶきっかけになります。なので、外部刺激の与え方を、自分なりに工夫してみるといいのではないでしょうか。

一方で、これは逆の話ですが、「意図的にゾーンに入る」ことも大切だと思っています。スポーツの世界でよく言われる超集中状態を“ゾーン”と呼びますが、気がついたら2〜3時間たっていた、という超集中状態こそが、あらゆる無駄を削ぎ落とした切れ味鋭いアイデアを磨き上げてくれます。最近では、ひっきりなしにメールやメッセが飛んでくるので、そういうものを一切気にせずにゾーンに入れる時間を持てるかどうかが、生産性向上にもつながってくると思います。自分がゾーンに入りやすい時間帯や空間を、自分なりにどう確保しておくかがポイントです。

●アイデアジャンプで高く飛ぶための踏み込み台探し

企画における踏み込みとは、課題設定を指します。高くジャンプするためには、グッと踏み込む必要があるように、飛躍したアイデアを生むためには、課題をどれだけ深掘りできるかが重要です。

例えば、「肩凝り」という課題を解決するために、マッサージや鍼治療をするのは対処療法で、肩凝りの原因が目の疲れにあるなら、目を治さないといけない。つまり、踏み込み設定というのは、肩が凝っているから肩を治すアイデアを考えることではなく、肩が凝る原因を深掘りして、目が疲れているということに気付くこと。課題を深掘りすることで、本当に解決するべきことが見えてアイデアが生まれます。

●うなずき同調呼吸法

どんなにいい企画も、最後はお題を出してくれた依頼主に採用されないことには、何の価値もありません。そういう意味では、僕らクリエーターがクリエーター目線で、いきなりこれがいいアイデアです!と提示するのは、乱暴なことだと思っています。しっかりと依頼主の目線で納得してもらえるように、オリエンテーションの咀嚼から始めて、「まず僕たちはこう考えました。でもそれだとここに落とし穴があると思いました。そこで次にこう考えました。でもこの部分が足りないことに気付きました。そのためこう考えました…」という感じで、考えたプロセスをきちんと説明することが大切です。

そのために、企画書はだらだらとした文章ではなく端的にまとめたり、プレゼンテーションの場では、企画書をめくるタイミングや話すスピードなども調整し、息を吸う・吐く、というのもシンクロさせていくなど、いかに気持ちよくうなずいてもらえるか、聞き手の立場に立って考えつくすことがポイントです。

アイデア力が伸びる人は、素直な人

クリエーターとしての自分は、自分の中にある世界観を世の中に打ち出したい、という表現欲求よりも、誰も疑っていない常識や、当たり前の慣習に目をつけて、それをひっくり返すことで、多くの人に気づきを与えたい、という欲求の方が強いタイプです。

インターンに講師として参加し、学生たちと接していると、短期間ですごく伸びるタイプの学生がいることを実感します。一方で、社内の後輩で初めはまったく伸びずに、4・5年ぐらいたって、突然開花するタイプもいます。アイデア力が伸びる人ってどんな人なのでしょうか。自分も、多くの後輩たちを見てきましたが、スキルうんぬんよりも、実はその人の性格が大きく影響するのではないか、と最近感じています。

若手についていえば、アイデア力が伸びるタイプは、結局は何でも吸収しようとする素直な人に尽きる、と思っています。クリエーターだからといって個性的でなければいけないってことはない。でも意外と、個性的に見せているけど、すごい素直な子っていうのもいますよね。

一方で、思い込みが激しいタイプやプライドが高い人はあまり伸びない気がします。伸びしろにフタをしてしまっている感じでしょうか。なので、いかに自分のプライドを壊せるかというのは大切なポイントだと思います。「美学は持つべきだけど、壊せるものでもある」ということを本能的に分かっている人の方が伸びる気がしますね。

アイデアの出し方は、本来的には手取り足取り教えてあげるものではないと思っています。これまでの経験上、教えてあげる、というスタンスをとった時はあまりうまくいかず、一緒に成長していく、というスタンスの時の方が、自分も含めて一緒に成長していけた実感があります。「教育」というよりも、共に育つ「共育」の考え方ですね。

おそらくそれは、アイデアの仕事が、知識の伝達ではなく、身体感覚の伝授によって身に付くものだからではないでしょうか。一緒に走って、跳んで、汗かいて、感覚をつかんでいく。だからこそ、この先輩、自分の走り方とは違うけど、ちょっとまねしてみようかなって、自分の殻を軽やかに壊せる素直な人が伸びるのかもしれません。

チームづくりも同じで、完成された「できる人」だけでそろえたチームよりも、「できるようになりたい」と思っているガツガツした人たちでチームをつくる方が僕は好きです。そっちの方が、とんでもない爆発が起きることがあるからです。この勢いやハングリー精神みたいなものは、アイデアを生み出す仕事においてはかなり重要で、そのガツガツ度を嗅ぎ分ける嗅覚は、自分の中でいつも大切にしてチームづくりをしています。

「企画身体学」は、つまるところ自分の中にある感覚を取得する術です。野球の打撃フォームも人によってバラバラなように、アイデアでのヒットの打ち方も、人それぞれ違うはずです。僕自身も、まだまだ理想のフォームにたどり着けていないので、これからも引き続き模索していきたいと思っています。

桜田五輪担当相の池江選手への無神経発言は安倍政権の五輪至上主義が生んだ! 斎藤工主演映画の五輪描写にもクレーム

 安倍内閣の閣僚からまたもやとんでもない発言が飛び出した。  12日、東京オリンピックでの活躍が期待されている水泳の池江璃花子選手が白血病と診断されたことを明かしたが、桜田義孝五輪担当相は、池江選手の闘病に対してこのように述べたのだ。...

パチンコ「極限」仕様で「名機」復活! 初代DNAを引き継ぐ話題作が降臨!!【新台―徹底考察―】

 ゲーム性やシステムなど一風変わった機種を開発。コアなファンを獲得しているパチンコメーカー豊丸産業が、2019年も抜群の存在感を見せている。

 そんな同社が初の「設定付き」パチンコを発表した。

 演出を極限まで絞り音と動きで魅了。熱狂的なファンを創出した、あの「パチンコ名機」が復活を遂げる。

『P平家物語RELOADED』(豊丸産業)

4月8日導入予定
パチンコ「極限」仕様で「名機」復活! 初代DNAを引き継ぐ話題作が降臨!!【新台―徹底考察―】の画像1
豊丸産業HP」より

■大当り確率:1/145.6( 1/55.9)~1/129.8( 1/49.8)
■確変突入率:100%
■転落確率:1/53.0
■電サポ回数:0回or100回
■電サポ突入率:通常時 33% / 電サポ中 100%
■賞球数:4&1&3&8&11
■出玉:5R(400個)or 10R(1100個)
○○○

 2001年に発売された『CR平家物語』。多彩な演出が主流の時代に、あえて立ち向かって人気を博した本機は大きな反響を得ることに成功した。

そんな『CR平家物語』の正統後継機が登場。「SPリーチの真価を問い直す!」との言葉通り、発展するだけでアツくなれる「極限まで研ぎ澄ました」リーチ演出が特徴だ。演出×サウンドの圧倒的融合など、初代DNAを継承した仕上がりと言えるだろう。

スペックは新時代に対応した3段階設定マシン。確変割合は100%で、転落抽選による継続方式を採用した。電サポ中の大当り期待度が設定により変化するという新要素が取り入れられている。

「大当りは5Rと10Rの2種類ですが、特図1・2共に60%で10Rが獲得できます。まとまった出玉を得ることができそうですね。電サポ中はたとえ転落しても100回までは保証されるなど、広い層に支持されそうなスペックではないでしょうか。

パチンコ「極限」仕様で「名機」復活! 初代DNAを引き継ぐ話題作が降臨!!【新台―徹底考察―】の画像2
豊丸産業HP」より

初代の魅力を継承しているだけではなく、設定を搭載するなど新しい時代に合わせた要素も備わっていますしね。『CR平家物語』ファンはもちろん、初代を知らないユーザーも楽しめると思いますよ」(パチンコライター)

 プレーヤーの好みで演出タイプ(保留先読みの有無、演出モードの新or旧)をカスタマイズできるなど、誰もが楽しめる機種に仕上がった。

「17年越しのアンチテーゼ」と紹介された『P平家物語RELOADED』は、旋風を巻き起こすことができるのだろうか。導入は4月8日を予定している。