古文・漢文“不要論”めぐり議論沸騰…問われる、中学・高校で必修にする意味と必要性

 中学・高校で学ぶ「古文漢文」が必修科目として不要だとする意見と、それに対する反対意見がネット上で盛んに議論されている。発端となったのは2月19日に投稿された、ひろゆき氏の以下のツイートだ。

「古文・漢文は、センター試験以降、全く使わない人が多数なので、『お金の貯め方』『生活保護、失業保険等の社会保障の取り方』『宗教』『PCスキル』の教育と入れ替えたほうが良い派です。古文漢文はやりたい人が学問としてやればいいだけで必須にする必要ないかと」

 これに対して賛否両論が巻き起こると、2月26日にはインターネットテレビ「ABEMA」の報道番組『ABEMA Prime』にて、事の発端となったひろゆき氏や有名予備校講師の吉野敬介氏を招いて議論を繰り広げた。IT系企業の役員は言う。

「アメリカのGAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)、中国のBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)などが台頭するなか、世界において日本企業のステータスは低下している。その大きな要因は、日本人の英語力とITスキルの低さです。そもそも日本人は、国際的な公用語である英語を母国語としていないという時点で、ビジネスにおいては欧米人に対して大きなハンディキャップがあり、さらにインドや韓国をはじめアジアの国と比較しても英語力の低さは指摘されています。また、以前からインドや韓国など、小中学校の段階からIT教育に力が入れている国も多いなか、その面でも日本は遅れている。

 こうした状況のなかで、将来なんの役にも立たない古文や漢文を中学・高校で必修科目にして、学生の時間を奪ってしまうことに、果たしてどれだけの意味があるのか。個人的には疑問です。ほかに時間と労力を割くべきことは、山のようにあるような気がします」

 では、実際に古文・漢文という教科を学校で学習することには、どういった役割があり、力を養うのか。『独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』(ダイヤモンド社)の著者で博覧強記の読書家・読書猿氏に伺った。

古文・漢文を学ぶことで得られる、ある“体験”とは

「前提として、どんな分野でも学問を本当に自分のものにしようと思ったら、各自でやりこまないと、身につくとはいえません。学校教育が提供しているのはそのためのきっかけであり“体験”です。古典・漢文の場合でいうと『テキストを普通に読んでも理解できない』という体験ですね。これが身に染みているかいないかで、その後の人生が劇的に変わると思っています」(読書猿氏)

 どういった点で人生が劇的に変わるというのだろうか。

「今の世の中には、わかりやすいものが幅を利かせていますよね。そのせいで、みなさんは、文章というものは基本的に読んだら理解できるものなんだと無自覚レベルで信じています。でもその「信仰」は、理解できない文章を排除することで成り立ってるんです。

 しかし、そうやってわからないものを排除していくと、その人が出合う文献や知識はどんどん限られて貧しくなり、当然騙されやすくもなります。読めないものに出会う体験はそれを防ぐ、という意味で人生が変わってくるということなんです」(読書猿氏)

 自分のなかに取り入れる知識や見聞を増やすためにも“わからない”を体験し、学習のための学習をしておくことが大切だということか。

「言葉の意味がわからないという点では、英語を学習することも同じ役割を果たすんですが、古文漢文は現代の日本語の底に埋まっている言葉なので、ある種“勘違い”で読解できるんです。例えば『おかし』という言葉を『面白おかしい』という意味なのかな?と勘違いができる。未知の言語だとただ分からないだけなんですが、古文・漢文は推測した上で間違えることができるんです。

 実際にどこまで古文・漢文のテキストを理解できるようになるかはともかく、テキストを誤解する経験、そして語彙や文法といった知識を使って誤解を抜け出す経験がとても重要だと思います」(読書猿氏)

 英語は現代にも生きている言語で正解があるものだから、古文・漢文といった過去の文献を読み解こうとすることは、確かに英語を読み解く行為とは質が異なるだろう。

古文・漢文の代わりに学ぶべき教科はある?

 では、古文・漢文の代わりに実用的な知識、例えば「生活保護、失業保険等の社会保障の取り方」「ITスキル」などを教える教科にしたほうがいいという意見もあるが、それについてはいかがだろうか。

「知っておいた方がいい実用的な知識というのはたくさんあるんです。ただ知識というのは更新するもので、時間がたつと陳腐化するんですよ。

 それに学校を卒業した後も学ぶべきことはたくさんありますよね。そのときに学校で学んでいないことをいかに学んでいけるかということが大切で、『魚を与えるのではなく、釣り方を教える』ということが学校の役目だといえます。

 本来、学校というのは生徒を独力で学べる人間にするところなんです。たかだか10代のうちに学んだことで、一生やっていけるなんて、そんな虫の良い話はない。それよりも本を読めるようになっておけば、あとは独学でさまざまなことを学んでいくことができる。この『本を読める』の中には、自分の誤読に気付き、自力で修正する能力も含んでいます。」(読書猿氏)

 学校は生徒たちに“学び方”を学ばせるために機能すべきだという意見は確かにもっともかもしれない。さて、その“学び方”を学ぶツールとして古文・漢文をどういうふうにして学べばいいといえるだろうか。

「国語が得意という人のなかには『勘で解ける』という人もいますが、それだと自分の勘が通用しない文章は読めません。自分が読めない文章に、足りない知識を補給し、一つ一つ推論を重ねて理解できるようになることが大切です。文法というルールを学んで、語彙を覚えて、それらの使い方をマスターして、ロジックを使って考え、読解していく。こうした読み方が身につけば、知識の更新に耐える、一生使える力になります。

 これまでの話の通り、私はこの議題に関してはかなり保守的な意見です。保守の第一原理は『わからないなら変えるな』だと思います。コンピュータ科学でいうところの『動いているプログラムを変更するな』というところでしょうか。

“書き言葉を読むことなんて誰でもできる”という勘違いは、“ちゃんとテキストを読めることがどれほどの力を持つものか”を想像できなくさせていると思います。その意味で、人文知を軽視することの背景にあるものです。繰り返しますが、そうした勘違いが生まれるのは、自分の読めるものしか読んだことがないからです。

 その勘違いを壊すことができたら、人間一人ひとりの知的視野に入る文献の範囲は、人類の知的遺産全体に広がります。このことは決して軽んじられるべきものでないと、私は思います」(読書猿氏)

古文漢文不要論」に対してはさまざまな立場から意見があるが、なかにはこうした意見もあるということは覚えておきたい。

(文=二階堂銀河/A4studio)

ドル箱路線の地下鉄大江戸線で最も“勝ち組”の駅は?タワマン建設ラッシュで人口3倍に

 今ではすっかり東京都民の大動脈となっている「都営地下鉄大江戸線」が2020年12月に開業20週年を迎えた。コロナ禍もあり大々的な催しは企画されなかったものの、記念ヘッドマークをつけた車両が運行するなど、ささやかな記念行事が行われた。

 大江戸線は1970年代から計画があったものの、都交通局の財政悪化などから一時は凍結。その後、まず91年12月10日に光が丘~練馬間が開通し、「都営12号線」として開業した。その路線を都庁前まで延伸し、さらに都内を環状で結ぶという構想で進められ、2000年12月12日に全線開業にこぎつける。

 開業時には路線名が公募され、「都庁線」や「東京環状線 ゆめもぐら」などが有力だったが、当時の石原慎太郎東京都知事の「(実際には6の字型の路線で)環状線ではない」という意見もあり、「大江戸線」となった。

 建設費だけでも1兆3574億円という莫大な予算を投入したため、採算が合うのか、との意見が多かったが、心配をよそに、大江戸線は開業からわずか3年で都営地下鉄全体の黒字化を支えるほどのドル箱路線に。今では1日平均乗車客数97万8206人(19年4月~20年3月)と、平均70万人前後の他の都営3線(浅草、新宿、三田線)を大きく引き離している。

 全国各地650以上の市町村を取材・散策し、鉄道と街の事情に詳しい、まち探訪家の鳴海侑氏はこう評価する。

「新宿副都心の中枢を通りつつ、六本木、汐留といった最先端エリアから両国、上野の下町までを一本で結んだ利便性は唯一無二の存在。ビジネスにも観光にも便利で、まさに大江戸線は東京という街の価値を底上げした地下鉄と言えるでしょう」(鳴海氏)

大江戸線で最も発達した駅は?

 折しも、東京は各所で大規模な再開発が行われており、20年前と比べて様変わりしてきている。そこで、開業当初と現在を比較して最も発達した大江戸線の駅を挙げてもらった。

「総合的に見て『勝どき駅』だと思います。大江戸線開業前の勝どき駅近郊は『晴海』と呼ばれ、だだっ広い工場や倉庫が多いエリアでした。交通網もバスかタクシーしかなく、殺風景な無人エリアという趣でした。しかし、この20年でタワーマンションが多く建設され、都心に近く、おしゃれで便利な住宅地として発展してきています」(同)

 かつて、晴海エリアには唯一といえる大規模施設「東京国際見本市会場」があり、東京モーターショーや東京オートサロン、コミックマーケットなどのイベントが開催されていたが、1996年に東京国際展示場(東京ビッグサイト)がオープンすると共に閉鎖。以降は人が寄りつかない地帯となっていたが、タワマンの建設ラッシュにより、都心に近いベッドタウンとして注目を集め始める。

 中央区の統計によると、勝どき地域の人口は2000年の大江戸線開業当初は9229人だったが、21年2月には2万7182人と、約20年で3倍に膨れ上がった。

 居住者だけではない。01年に完成した「トリトンスクエア」を皮切りに、IT・デジタル系企業なども勝どき駅周辺に拠点を構えるようになり、通勤人口も増加。1日の乗降客数は駅開業時は約3万2000人と予想されていたが、17年には約10万人に膨れ上がり、朝の通勤ラッシュ時にはホームから人があふれ出るほどになっている。

「当初は、ここまで乗降客が増えるとは思っていなかったはずです。対策として、勝どき駅は19年に新ホームを建設、20年6月には改札を新島橋方面に新設するなど、改善を図っています」(同)

 東京オリンピック開催時に選手村となり、その後にマンションとして分譲される予定の「晴海フラッグ」エリアも、最寄り駅は勝どきである。ただし、晴海フラッグから勝どき駅までは徒歩で20分以上かかり、次世代バスによる駅輸送がアナウンスされている。

「タワマン開発ラッシュは隣駅の月島にまで及んでいます。下町の雰囲気が濃厚だった『もんじゃストリート』も高層建築物に囲まれるようになってしまい、かつての風情がなくなってきています。月島も、勝どきに次ぐレベルで様相が変わった駅といえますね」(同)

 また、勝どきは周辺エリアも含めて地価が上昇しているが、コロナ禍を経て、その需要には変化が訪れそうだ。

「リモートワーク普及などの影響でオフィス街や繁華街に出かけることが少なくなり、地下鉄の需要そのものが2割くらい減ると思われます。勝どき駅は『都心へのアクセスのしやすさ』が売りでしたが、それが必要なくなってくると、沿線の人気や発展度にも変化があるかもしれません」(同)

 大江戸線には、現在は終点となっている光が丘駅からの延伸計画がある。光が丘から北西に伸ばし、大泉学園町、清瀬を経由して東所沢までをつなぐという構想だ。

「もし延伸計画が実現したら、今後はそのエリアが発展していくことは間違いないですね。大江戸線は都営なので、予算も厳しく、経営判断的にも建設にゴーサインは出しにくい面はあると思います。でも、建設するとなれば、JRや私鉄のように駅に隣接して大きな商業施設、構内に大きなショッピングセンターや有名チェーンの飲食店を誘致するのも、駅の魅力を高めるひとつの方法なので、大胆な開発をしてもらいたいですね」(同)

 これから、大江戸線が人々の生活にどう寄り添っていくのか。アフターコロナを見据えた今が正念場なのかもしれない。

(文=武馬怜子/清談社)

現役眼科医に聞くブルーライトカット眼鏡の“本当の有用性”…医療団体が抱く憂慮と危機感

 4月14日に、日本眼科学会や日本眼科医会などの6団体が連名で発表した「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」という声明が話題を呼んだことは、先日当サイトでも報じた通りだ。

●ZoffとJINSに「ブルーライトカットは無意味?」聞いてみた…日本眼科学会の声明で

「眼病予防や眼精疲労を軽減できるアイテム」としてここ数年、パソコン仕事の多いビジネスパーソンに人気だったブルーライトカット眼鏡。近年は、スマホやパッドを長時間視聴することも多い現代っ子向けに、「小児用」の販売もさかんであった。

 ところが6団体連名での今回の声明では、デジタル端末から生じるブルーライトについて、網膜に障害を生じることのないレベルであることや、ブルーライトに眼精疲労を軽減する効果がまったくないという研究結果があることを説明。さらに、小児にとってブルーライトカット眼鏡の装用は、近視を進行させるリスクが高まり、ブルーライトそのものの害よりも近視リスクのほうが大きくなってしまう可能性があると警鐘を鳴らし、波紋を広げることとなったわけである。

Zoffは「ブルーライトカット眼鏡を過度に着用をすることが問題ではないか」とコメント

 上記の本サイト記事では、ブルーライトカット眼鏡を扱っている大手眼鏡量販店Zoff、JINSの2社にこの声明に対しての見解を聞いた。回答では両社ともに、留保つきながらも、小児用を含めたブルーライトカット眼鏡の販売自体は継続する意向を明かした。

 特にZoffを運営する株式会社インターメスティックは、「小児にとって【編注:ブルーライトが含まれる】太陽光が心身の発育に欠かせないものであるという研究結果は弊社も承知しておりました」としつつも、「今回のブルーライトカット眼鏡に関する発表は、小児に対して必要以上の状況においてブルーライトカットを推奨することに対する意見と認識しております」と回答。あくまでも、過度に着用をすることが問題ではないかとの見解を示した(同社は、Zoff公式サイト内で同様の見解を掲載)。

 では、果たしてこうしたコメントにある通り、ブルーライトカット眼鏡は「過度に使用しさえしなければ有用性はある」といえるのだろうか。これについて、「以前よりブルーライトカット眼鏡の効果については疑問を持ってた」と異を唱えるのは、埼玉県内で開業する50代の眼科医だ。

「ブルーライトカット眼鏡は、羞明、いわゆるまぶしさを軽減する効果こそあると考えられますが、そもそも網膜への保護効果はほぼないのではないでしょうか。また、小児に対しては必要のないものだと考えています」

 この眼科医はブルーライトカット眼鏡についてこのように懐疑的な見方を示したが、実際、今回問題となっている「ブルーライト」の目への影響については、以前より医学界で多くの議論が交わされてきたのだという。

「スマートフォンが発するブルーライトが失明させることはない」との米学会による声明

 ブルーライトが及ぼす目への影響については、世界的に知られる英学術誌「ネイチャー」を出版するネイチャー・リサーチ社によって展開されているオンライン学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された岐阜薬科大学(岐阜県)の研究グループによる論文が知られている。

 2014年6月に同誌に掲載されたこの論文は、マウスの視細胞に青、白、緑の3色のLEDを用いて光を照射したところ、ブルーライトを含む青と白のLEDを照射した視細胞には障害が起き、ブルーライトが含まれない緑のLEDでは障害が見られなかったという内容。

 また同誌は2018年7月にも、目の網膜に存在するレチナール物質が、ブルーライトが長時間照射されることによって毒性変化を起こし、光受容細胞を攻撃してしまうというトレド大学(米国オハイオ州)の研究グループによる論文を掲載。

 こうしたなかで、目に対するブルーライトのネガティブな影響が世界的に取り沙汰されることとなった。

 しかし、後者の論文が発表された翌月の2018年8月には、米国眼科学会(American Academy of Ophthalmology)が「No, Blue Light From Your Smartphone Is Not Blinding You」(いいえ、スマートフォンが発するブルーライトが失明させることはない)との声明を公開。

 このなかでは、トレド大学による上記論文の著者のひとりに、この研究はデジタル端末が発したブルーライトによって失明することがあることを示すのかを尋ねたところ、「あり得ない」との回答を得たことを紹介。そもそも論文内で示された現象は人体を含む自然界ではまず起こらないとし、ブルーライトが及ぼす影響について過剰に反応すべきではないと結論づけてみせたのだ。

日本眼科学会など6団体が今回の声明を出すに至った背景にある憂慮と危機感

 こうした経緯を見ても、医学界の見解としては、「PCなどから発せられるブルーライトや自然界におけるそれが、人間の目に大きな悪影響を及ぼすとはいえない」というのが大勢のようだ。

「日本眼科学会など眼科系の医療団体が今回のように6団体共同でこうした一般向けの声明を出すなどというのは、かなりレアなことです。それだけ、小児へのブルーライトカット眼鏡装用を推奨する流れについて危惧していたということでしょう。ブルーライトカット眼鏡は小児に対してはほとんど効果のないものであり、むしろ小児の視力発育に悪影響を及ぼす可能性さえある。にもかかわらず、小児に対して有用だともいう科学的根拠のない誤った見解が広まるのを防止したいという強い意志のあらわれと考えてよいでしょうね」(前出の眼科開業医)

 冒頭で述べた6団体共同の声明にもある通り、PCなどデジタル端末の画面から出るブルーライトは、自然光に含まれるブルーライトよりもはるかに少量なのだという。網膜に障害を与えることはまずないというそうした微量のブルーライトを過剰に恐れ、その対策として、特に小児へはリスクとさえなりかねないブルーライトカット眼鏡の装用が眼鏡量販店のプロモーションによって日本で一般化していくことに対し、眼科医療にかかわる各団体が大きな憂慮と危機感を以前より抱いていた、ということのようだ。

ブルーライトカット眼鏡は、「ほぼ効果なし」と結論づけられた「近視抑制眼鏡」と同じ運命をたどるのか

 ちなみにこの眼科医によれば、眼科分野においては過去にも、今回のブルーライトカット眼鏡と同様、その効果について疑問のある商品が売り出されたことがあるという。

「以前、近視抑制効果があるという眼鏡が売り出されたことがありましたが、実際にはその効果は極めて限定的だということが医学的にはっきりし、結局は販売中止されていますね」(前出の眼科開業医)

 日本近視学会の公式サイトによれば、近視予防効果を期待された眼鏡として、「累進屈折力レンズ眼鏡」と「非球面レンズ」の 2種類を紹介。

 累進屈折力レンズ眼鏡とは一般的には老眼鏡として知られ、学童期の子どもにおいて近視を抑制する効果が認められはしたものの、その効果が極めて小さいために一般的には推奨されていないという。一方の非球面レンズを用いた眼鏡にいたっては、その効果を医学的に証明するような結果は得られなかったとされ、両眼鏡ともに近視抑制効果はほぼないと結論づけられているようだ。

 果たして、今回世間の注目を集めたブルーライトカット眼鏡は、この近視抑制眼鏡と同様いずれ消えゆく商品となるのか、あるいは一定の効果アリとして受容されていくのか。今後の行方を見守りたい。

(文=編集部)

インスタで“いいね”殺到のダイソー商品3選!便利アイテム「冷蔵庫収納トレー」に称賛の嵐

 日用品や雑貨など、数多くの商品を手頃な価格でゲットできる100円均一ショップ「ダイソー」。生活をより豊かにする“アイデアグッズ”も取り揃えているため、普段から足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ネット上で話題を呼んだ“ダイソーのバズリアイテム3選”をピックアップしていきます。

自分に“もしものこと”があったときに役立つ!?

 まずは、ダイソーの公式インスタグラムで約2万「いいね!」がついた「もしもノート」(110円)を紹介。同商品は事故、災害、入院など“もしものとき”に備えて、大事なことを家族や知人に伝えることができるノートです。

「自分・お金・健康・ペット・お付き合い」の全5種類を販売しており、それぞれのテーマに合わせたノートが購入可能。たとえば「じぶんノート」には、「パソコンの処理や処分」「SNS」などに関する“お願いごと”を書き込んでいきます。

 使い方も非常に簡単で、「プロバイダとの契約を解除してください」「メールソフトのアドレス帳に登録した人たちに、私のことを知らせてください」といった項目にチェックマークを入れていくだけ。もちろん“他に書き留めておきたいこと”を自由に記入する欄もあるため、家族や友人に伝えておきたい情報のみ記載しておけば大丈夫ですよ。

 実際に購入した人からは、「ノートに情報を書いておくことで、私に何かあっても夫や両親を困らせないで済むと思う」「誰にも話していない内容を書き留めておきたいときに役立つ!」などの声が上がっていました。

冷蔵庫内の小物をスッキリ収納!

 冷蔵庫内の“デッドスペース”を有効活用できる「冷蔵庫収納トレー」(110円)&「AS冷蔵庫収納トレー」(220円)も、ダイソーのインスタグラムで約1.5万「いいね!」を獲得した人気アイテム。冷蔵庫の棚にトレーを取りつければすぐに使える便利商品で、ネット上では「チーズやミルクポーションなどの“小物”をスッキリ収納できた!」「設置方法も簡単だし、冷蔵庫内の無駄なスペースがなくなってうれしい」といった称賛コメントが相次いでいます。

 ちなみに「冷蔵庫収納トレー」は“クリップ型”ですが、「AS冷蔵庫収納トレー」は“引き出し型”なので、より中身を取り出しやすい仕様に。“滑り止め”の機能でトレーがしっかり固定される上に、ストッパーもついているため「勢いよくトレーを引きすぎて棚落ちしてしまった……」という事態も起きません。

 また“クリップ型”の「冷蔵庫収納トレー」は冷蔵庫だけでなく、ものによっては“机”に取りつけることも可能。メイク道具や文房具などの整理収納に役立つので、“机の上になるべく物を置きたくない”という人にもおすすめです。

親子で楽しめる“アート系アイテム”!

 最後に紹介するのは“おうち時間”を充実させるアイテム「マーブリング」(110円)。同商品を使えば、大人はもちろん、子どもでも簡単&手軽に“アート”を楽しめますよ。

 インスタグラムで約1.1万人が「いいね!」をした投稿には、商品の説明とともに“遊び方”も動画でアップ。まずは容器、紙(水面掃除用)、色紙、マーブリングインク(全5色)を用意したら、容器に水を注ぎましょう。

 続いて、水の上に紙(古新聞でもOK)をのせ、水面上のほこりを取り除きます。その後「マーブリング」に付属している「フロート紙」(1枚)を水の中に沈めて、浮き上がったタイミングでフロート紙の上にインク(お好みの色)を1滴ずつ落としてください。

“丸めて棒状にした紙”でフロート紙を横によけるか引き上げた後は、泡立たせずに優しく水面を動かせばOK。最後は色紙の端を持ち、空気が入らないよう水面につけるだけです。

 同商品の利用者からは、「色紙以外にも、いろいろな物に模様をつけられるので全然飽きない!」「遊び方もすごく簡単だから、親子で一緒にハマってる」などの声が続出。二度と同じ模様ができないのも、マーブリングの魅力かもしれません。

(文=編集部)

※商品の価格は記事作成時の実売価格です。

元ジャニーズJr.が語る“古巣愛”…「Snow Manは無限の可能性を秘めている」

 ここ数年、ジャニーズ事務所からの退所者が相次いでいる。そうした際、いわゆる“まとめブログ”において、その退所者のプロフィールを詳細に報じた記事を見かけたことのある読者は多いだろう。しかし最近、その動画版――つまりYouTuberが退所者について解説する動画を投稿すること――が増えているという。

 さらに驚くべきは、現在はYouTuberとして活動する元ジャニーズJr.(ジャニーズファン用語では「辞めジュ」と呼ぶ)が、そうした動画を投稿するケースも増えていること。つまり彼ら“辞めジュYouTuber”は、ジャニーズ事務所時代の“元先輩”について語る動画をせっせと投稿している、ということになるのである。

現役ホストの元ジャニーズJr.が、元キンプリ・岩橋玄樹のプレッシャーの大きさについて語る

 かつて関西ジャニーズJr.として活動し、ジャニーズWESTのバックダンサーなどを務めていた吉岡廉(22)は、退所直後に大阪のホストクラブに勤務していることが発覚して騒動になった。現在もホストとして働くかたわら、YouTuberとしてもさまざまな動画を投稿している。

「吉岡は4月3日に投稿した動画で、3月いっぱいで退所した元King & Prince・岩橋玄樹について言及。岩橋と特別親しかったわけではなかったものの、コンサートなどで一緒にバックダンサーを務めたことがあったようです。岩橋がパニック障害のために長期休養していたことにも触れ、アイドルとしてステージに立つことのプレッシャーがどれほど大きいかを説明するなど、元Jr.だからこそ話せるエピソードを明かしており、ファンからは『病気を理解してくれてて嬉しい』『れんれんの言葉聞いて励まされました』と好意的なコメントが寄せられていました」(芸能ライター)

 さらに吉岡は、「コンサート中にファンサービスをもらえる方法」など、ジャニーズファンに向けた動画もたびたび投稿。そうした動画で彼は、コンサートで好きなメンバーからファンサービスをもらいやすくするためのコツとして「『投げキッスして』『ハートマーク作って』といったシンプルで簡単にできるファンサービスを書いたカンペ(してほしいファンサービスの内容や伝えたいメッセージを書いて、好きなメンバーにアピールするためのうちわ)を出すこと」と説明し、「『このままホテルいこう』『抱いて』といったカンペを見せてくるファンには、ズボンを脱ぐジェスチャーでファンサービスをしていた」と、関西ジャニーズJr.ならではのノリの良さで対応していたとも明かしていた。

 また、ジャニーズ好きのホストでYouTuberの“べりたん”とのコラボ動画「ジャニオタに人生の黒歴史を元ジャニーズJr.と聞いてみたらヤバすぎたwwww」では、Sexy Zoneのコンサート開催日に、会場である大阪城ホールに出向き、現地に集まるジャニーズファンに、これまでの人生における黒歴史についてインタビューするという体当たり企画を敢行。男女トラブルにまつわる黒歴史を明かした2人組のファンに対して、「せめて気持ちよかったら(相手男性を)許したん?」「同じ竿を舐めたと?」といった下ネタを連発するなど、ジャニーズJr.時代には絶対に許されなかったであろうトークを展開していた。

 さらには、元関西ジャニーズJr.の毛利柊和や守屋周斗とのコラボ動画も公開していることから、ネットでは「今もジャニーズJr.同士で交流してるのはうれしい」と喜んでいるファンもいるようだ。

「Snow Manのパフォーマンスの幅が広すぎて無限の可能性を秘めている」と語る元ジャニーズJr.のYouTuber

 吉本興業所属のお笑いコンビ・東京シャンデリアのハラちゃんこと原浩大(27)も、かつてジャニーズJr.として活躍していた時期がある。ハラちゃんは、同じく吉本に所属しているジャニーズ好き芸人とともに、YouTubeで「ウチらジャニーズの為に集まってるけど、観てみる?」略して「ウチみてChannel」を運営。ジャニーズタレントが出演しているドラマや映画のほか、ジャニーズグループのコンサートや舞台のチケットの当確発表時の様子など、ジャニーズ関連の話題を幅広く取り上げており、元TOKIO・長瀬智也や元Hey!Say!JUMP・岡本圭人など、退所や脱退したメンバーにまつわる動画も公開している。

「現役時代には明かされなかったジャニーズJr.ならではの裏話が聞けることもあって、“辞めジュYouTuber”はジャニーズファンの間でも話題に。なかでも最近注目度上昇中なのが、3月11日に動画投稿をスタートさせたばかりの『らこ助チャンネル』です。このチャンネルでは、元関西ジャニーズJr.のプロダンサー“らこ助”が、Travis JapanなどのジャニーズJr.ユニットやSnow Manといったデビュー組のダンス動画を分析しているのですが、解説内容やメンバーを表現する時の言葉選びが“ファンに刺さる”として、大いにウケています。

 らこ助は特にSnow Manのパフォーマンスを絶賛しており、動画では『一度YouTubeチャンネルで取り上げたSnow Manの動画は82万回くらい見てる』『Snow Manのパフォーマンスの幅が広すぎて無限の可能性を秘めていると感じる』『ダンスのレベルがアイドルじゃない』とガチオタぶりを隠すことなく披露。そんならこ助は、Snow Manファンの間で『同じ目線で楽しんでくれてる』『ファンの気持ちを代弁してくれる』と評判のようです。

 これまでの“辞めジュYouTuber”といえば、ジャニーズJr.時代の話や、著名な先輩ジャニーズの話をするというのが鉄板ネタでしたが、らこ助の場合はそのような動画が少ないのも特徴。しかも自身の名前を明かしておらず、身バレ防止のためかマスクやカラーコンタクトをつけているため、ジャニーズJr.時代のファンに動画を見てもらおうという狙いがあるわけでもないようです。純粋に動画の企画力と持ち前のトーク力のみで注目を集めている、新しいタイプの“辞めジュYouTuber”といえるかもしれませんね」(前出・芸能ライター)

 辞めジュのYouTubeチャンネルは、チャンネル登録者数や動画の再生回数といった部分では、元NEWS・手越祐也、元KAT-TUN・赤西仁、元関ジャニ∞・錦戸亮などデビュー組のYouTuberには到底かなわない。しかし、マイナーなポジションだからこそ、自由度の高い企画やコアなエピソードが楽しめるという魅力もあり、ジャニーズJr.時代からのファンにとっては、願ってもない貴重なコンテンツなのだろう。

(文=田口るい)

菅首相が日本会議系改憲集会で自らのコロナ対応失敗を「緊急事態条項」にスリカエる詐欺的メッセージ! 国民投票法も強行採決へ

 盗っ人猛々しいとのはこのことだ。新型コロナの感染拡大が止まらないなか、菅義偉首相は憲法記念日である本日、日本会議が主体となった団体が開催する改憲集会「公開憲法フォーラム」にビデオメッセージを寄せ、そこで「新型コロナへの対応を受けて、緊急事態への備えに対する関心が高まってい...

パチンコ「ド派手な仕様」で瞬く間にファンの心を掴んだヒット作!【レトロパチンコ実戦『レッドライオン』編】

 今回のレトロパチンコ実戦は、ハネモノ西陣レッドライオン

 このレッドライオンですが実に30数年ぶりの再会です。1985年に登場した機械という事で、私がパチンコを始めた頃にはほとんどのホールでは撤去が進んでいたようで。

 出張で行った何処かの田舎町の小さなホールで見かけて、たったの1度だけ遊技した記憶があります。それ以来2度目です。

 私が打っていた西陣のハネモノと言えば『魔界組』、『ミスターフォール』、『ザ・拳法』、『ニュー金棒くん』、『パチンコ大賞』などでしょうか。もう何機種かあると思うのですが本当に思い出せません。

 執筆しながら気づいたのですが上記機種は全てが『人型』系役物です。もしかしたら西陣はこういった『人型』系の役物を使ったハネモノが得意だったのかも知れません。

 とにかくこの時代の『三共』、『平和』、『西陣』の3大メーカー(当時)のハネモノの面白さは群を抜いていたと思います。

 レッドライオンはテイスト的には限りなくゼロタイガーに近いのですが、役物がゼロ戦ではなくヘリコプターになっています。米軍の攻撃型ヘリコプターとして有名な『アパッチ』のような、と言えば分かりやすいでしょうか。

 ゼロタイガーのゼロ戦役物は非常にシンプルでしたが、レッドライオンのヘリは赤く光り、可動し、吠え、爆撃音まで鳴るという当時としてはド派手な仕様で瞬く間にファンの心を掴みました。

 その販売台数は20万台OVERで、ハネモノとしては西陣最高のヒット機となったようです。その西陣レッドライオンと時を超えて相まみえる事ができただけでも感無量ですね。それに加え保存状態も良く、遊技も可能だと言うのですから驚きです。

 後継機種も何機種かリリースされていますが、2004年の『CRレッドライオンS』を最後に止まっているようです。

 2008年にはパチスロ『レッドライオンA1』がリリースされていますが販売台数は非常に少なかったようで、実際に設置されているのは見た事がなかったような気がします。

 ちなみにレッドライオンは当時の規則改正後の機種だったため、1ラウンド内の入賞個数が10カウントまでなのですが、球が1個入賞するごとにランチャー役物のミサイル穴が1つずつ点灯するというアイディアも新しい試みで面白かったように思えます。

 それとやはり効果音が凄く良いですね、まるでシューティングゲームでもプレイしているかのような感覚に陥ります。

 是非ハネモノの後継機種を待ち望みたいところですが、実現は難しいのかも知れません。なので今日のところは、元祖レッドライオンを打つ事でノスタルジーに浸りたいと思います。

(文=電撃しらっち)

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元JRA藤田伸二氏「頭おかしいんちゃうか?」岩田康誠を猛批判! 騎乗馬にムチで“後脚キック”誘発か……ばんえい競馬事件を超える悪質行為「幅寄せ事件」の真相

 先月、JRAから「他の騎手に対し粗暴な行為に及んだ」として、25日から5月8日まで14日間(開催4日)の騎乗停止処分が下されている岩田康誠騎手。

 レース前の返し馬の際、藤懸貴志騎手への幅寄せ、暴言を浴びせた前代未聞の事件。報道では同日にあった審議の際、岩田康騎手が藤懸騎手の態度に納得がいなかったことなどが原因として報じられている。

 ベテランの先輩騎手が約20年も後輩の騎手へ、まるで“煽り運転”を思わせるようなパワハラ行為に及ぶという決してあってはならない事件だが、騎乗停止期間はわずか開催4日。岩田康騎手が今週末のNHKマイルC(G1)開催日には復帰することについて、多くの競馬ファン、そして関係者も少なからず抵抗があるようだ。

 そんな中、「ファンの皆さんや馬主さんにも聞いてもらうべき」と声を上げたのが、元JRA騎手の藤田伸二氏だ。

 自身のYouTube『藤田伸二チャンネル』に登場した藤田氏は、事件があった当日夜にも同チャンネルに出演。岩田康騎手の藤懸騎手への高圧的な態度が本件だけでなく、ずっと以前から続いていたことや、過去に4、5人の後輩騎手をイジメていたことなどを明かしている。

 周囲の騎手の証言を元に「幅寄せ」があったと報じられているが、実際のところ藤懸騎手は騎乗馬と共に元々ラチ沿いにいたところを、岩田康騎手が激突せんばかりのスピードで「突っ込んでいった」という。

 ネット上では本件について「煽り運転」というワードが散見されたが、まさにそれに近いような状況だったようだ。

 また、藤懸騎手に迫った岩田康騎手は、自身の騎乗馬に「思いっきり何度もムチを入れていた」という。藤田氏はこの行為に、岩田康騎手に「自分の馬が藤懸の馬を蹴ればいい」という思惑があったのではないかと指摘している。

 周囲の関係者から本件を聞いた藤田氏は「馬に飯を食わせてもらった」元騎手として「めっちゃムカついた」「スポーツマンシップから大きく外れている」と激怒。「頭おかしいんちゃうか?」と激しく岩田康騎手を批判しているが、これらが事実なら、まさにその通りと言わざるを得ないだろう。

「つい先日、ばんえい競馬の能力検査のレースで騎手が馬の顔を蹴ったことが社会問題になりましたが、藤田氏が語った岩田康騎手の行為は『それを遥かに超える悪質さ』と言わざるを得ません。

もし本当に岩田康騎手が入れたムチが騎乗馬の“後脚キック”を誘発するものであれば、藤懸騎手に対する明らかな暴力行為。藤懸騎手や騎乗していたテイエムマジックはもちろん、岩田康騎手が騎乗していたスウィープザボードも何らかのケガを負っていた可能性は高いでしょう。藤田氏が激怒するのも当然だと思いますね」(競馬記者)

 また、藤田氏は過去に他の後輩騎手も殴られるなど「理不尽な目に逢っていた」と告白しているが、驚くべきことにこれらを岩田康騎手自らが申告したため、JRAサイドもその事実を把握していたという。

 藤田氏はこれを「イエローカード」と指摘し、その上で「一番の疑問」として投げかけたのが、本件の騎乗停止4日間という処分が「甘過ぎないか」ということだった。

「2018年10月に新人だった山田敬士騎手がレースの距離を間違えた際は、約3か月間の騎乗停止となりました。他にも、かつては油断騎乗などで30日間の騎乗停止などがありましたが、これらが過失であったにもかかわらず非常に重い処分になったのは、偏にファンがお金を投資しているレースに大きな影響を与えたからこそ。過失か故意ではなく、JRAが掲げる公正確保に著しく反してしまったからだと思います。

そういった意味では、今回の岩田康騎手の件で長期の騎乗停止処分を下すのは難しいということなのでしょう。

ただ、藤田氏も本件があったレースで2着した藤懸騎手のテイエムマジックが、岩田康騎手の行為がなければ『勝っていた可能性もある』と指摘していた通り、間接的に影響があった面は否めません。そういった意味では、確かに騎乗停止4日間というのは少々甘い気もし、道徳的にはもっと重い処分があってもいいと思います」(同)

「競馬会ももう一回、そういうことを見直した方が良い」と警鐘を鳴らしている藤田氏。前代未聞の事件となった岩田康騎手の処分だが、騎乗停止期間を終えただけで収束というわけにはいかないだろう。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。まれに自分の記事で泣く。

パチンコで『北斗の拳』など「ジャンプ系」は最強!? 期待大の「名作」誕生…その可能性は

 5/10から導入予定のパチンコ新機種を見てみると、3/4がタイアップ機。たぶん、この割合はそのまま年間の比率にも当てはまり、1年間で登場する7~8割は何かしらの版権が絡んだ機種になっていると思います。

 私はマンガが好きなので、マンガに関するパチンコが出てくると興奮しますが、誰もが知るメジャー作品から誰が知っているんだというマイナーなものまで、数多くのマンガパチンコがこれまでに登場しました。が、そこである疑問が。

「どの雑誌に連載されていた作品が多いのだろうか?」

 マンガ雑誌の御三家といえば「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」です。「鬼滅」や「呪術廻戦」のえげつないヒットによって、いまや「ジャンプ」の一人勝ちとった情勢ですが、パチンコのコア層となる40代50代にとっては、もちろん時代にもよりますが、3誌がバランス良く浮き沈みを繰り返して切磋琢磨してきたようなイメージではないでしょうか。

 とはいえ「ジャンプ黄金期」の言葉もあるように、やはりジャンプブランドは飛び抜けた存在として、ライセンスを交渉する部署はジャンプコミックを選びやすくなっているのか。気になるので少し調べてみました。

 結果的には予想通りジャンプに掲載されたマンガが1番多く、『北斗の拳』や『聖闘士星矢』など総勢20機種超え。続いてマガジン、サンデーの順。なんか想像のパワーバランスそのまますぎて逆になんか残念ですね。パチンコらしく「近代麻雀」とか「ビッグコミック」が多かった! みたいな意外性がほしかったです。

 ちなみに、4位はヤングジャンプ、5位が週刊少年チャンピオン。ただ、一応単体の媒体に限定した集計だったので、これ以下のほとんど機種数が変わらない大混戦のなか、例えば、マガジンとヤングマガジン、月刊マガジンなどを「マガジン系」としてカウントすると何か面白い事象が発生するかもと、系統別で調べ直しました。

 するとどうでしょう!

 やっぱり同じ、ジャンプ系>マガジン系>サンデー系のままでフィニッシュです。それ以外が細分化しすぎているんですよね。「ポップコーン」とか「月刊ドラゴンエイジ」とか、初めて聞いた雑誌名もゴロゴロ出てきます。

 ああ、だったら出版社で分類するのはどうだろうか。ビッグコミックオリジナルとビッグコミックスペリオールを分けられたら土台勝ち目はありませんが、サンデーの傘下に入ればまた状況が変わるはず。

 だったんですが、変わりません。集英社(ジャンプを発行)がトップに立ち、講談社(マガジンを発行)、小学館(サンデーを発行)とあとに続く構成が崩れることはありませんでした。ジャンプ強し! ですね。

 ただ、完全にすべてのマンガタイアップ機種を網羅したデータではないので、参考程度に考えてもらえればと思います。

 ちなみに、私が1番パチンコ化してほしいマンガは「ナニワ金融道」です。焦げ付いた融資を無事回収できたら大当り。連帯保証人から金を引っ張ってこれたら連チャンモード突入。高金利RUSHで札束と出玉が飛び交う下世話な感じで最高の仕上がりになると確信しています。高尾さん、どうすかね?

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!

 文字どおり「力くらべ」の一戦となり、見ごたえのあった今年の春の天皇賞(G1)は、福永祐一騎手に導かれたワールドプレミアの優勝で幕を閉じた。

 勝者がいれば敗者もいるのが、勝負事の常。親子騎乗で注目を集めた横山一家の成績は、父・横山典弘騎手のオセアグレイトが13着。弟・横山武史騎手のウインマリリンは5着。兄・横山和生騎手のジャコマルは最下位の17着に沈んだ。

 当日の阪神競馬場では横山和騎手は3頭、横山武騎手は7頭と、複数の馬に騎乗。息子たちとは対象的に、父・横山典騎手の当日の騎乗馬はオセアグレイトただ一頭だった。春の天皇賞へ出走するために「1日1鞍」の限定騎乗をみせた渾身の“一鞍入魂”も、結果は13着に終わった。

 その前日、土曜日の阪神競馬場でも同じ「1日1鞍」となったのが、現在リーディング2位の川田将雅騎手。土曜阪神メイン天王山Sでウルトラマリンに騎乗した川田騎手は、当日はこのレースしか騎乗せず、2番人気に推されるも結果は6着に終わっている。

 関東を代表するベテラン横山典騎手や、トップジョッキーの地位を築いた川田騎手ら、毎週たくさんの騎乗依頼が舞い込むトップジョッキーたち。彼らが選び抜いた1頭で、厳選したレースにしか乗らない「1日1鞍」案件が発生するケースはそう珍しくない。

 競馬ファンの目線では、こうした「1日1鞍」の限定騎乗は“勝負駆け”のサインとも言われている。多くの騎乗依頼を断り、厳選した1頭で挑むレースは好勝負必至……と予想したこともあるはずだ。

 実際のところはどうなのか。

 今年4月まで、川田騎手の「1日1鞍」は直近5年内で6回発生。例えば2020年5月31日、日本ダービー(G1)では7番人気ガロアクリークで挑むも6着に終わっている。

 ほか2018年12月23日の有馬記念(G1)では、2番人気キセキで挑むも5着。2017年8月27日、キーンランドC(G3)の「1日1鞍」騎乗は、2番人気ソルヴェイグで2着。同年6月4日は安田記念(G1)で「1日1鞍」。7番人気サトノアラジンで見事に勝利している。

 集計すると、6回のうち1着1回、2着1回、3着0回。勝率16.7%、連対・複勝率ともに33.3%を好成績とみるか、“一鞍入魂”の割には案外か、意見の分かれるところだろう。

 横山典騎手の「1日1鞍」は意外と多かった。

 今年4月までの戦績では、直近5年内で23回も発生。しかし23回のうち1勝も挙げることなく、2着1回、3着4回という成績が残っている。

 その2着は2019年4月29日、新潟大賞典(G3)ミッキースワローで記録したもの。3着4回のうち1回は2017年8月27日のキーンランドC(G3)で記録。ほか3回は新馬戦、未勝利戦、1勝クラスで発生していた。

 重賞に対しての「1日1鞍」であれば、“勝負駆け”のニオイを感じるが、未勝利戦や1勝クラスで発生した場合は、余計にその不気味さが増す。特に横山典騎手の場合は「なにを考えているか解らない」魅力もあるだけに、今後も「1日1鞍」騎乗に注目したい。

 リーディング上位騎手のなかで“一鞍入魂”騎乗が目立つのは、やはり武豊騎手だ。近5年の「1日1鞍」は、わずか2回。2017年12月24日と28日の2日間で、ともに舞台は中山競馬場だった。

 24日の有馬記念(G1)では、圧倒的人気を集めたキタサンブラックで堂々の1着。28日はホープフルS(G1)で、4番人気ながらジャンダルムを2着に持ってきた。武豊騎手らしいといえばそれまでだが、渾身の“一鞍入魂”で、見事に好結果を残している。

 ちなみにC.ルメール騎手は近5年で「1日1鞍」は一度もなし。冒頭の福永騎手も、近5年でわずか2回。2020年4月18日の利根川特別では6番人気トレンドラインで5着。2019年10月21日東京の未勝利戦では、1番人気ハーレムシャドウで4着と、発生回数も成績も微妙な結果が残っている。

 野球でいうところの一球入魂ならぬ“一鞍入魂”。

 残念ながら「期待しているような成績ではなかった」と言わざるを得ない。もしかすると競馬ファンの “一鞍入魂”騎乗のドラマを見たいという願望が、過剰な期待を生んでいるだけかもしれない。

 いわゆる“全集中”でレースに挑む騎手たちの思惑はいかに……。それを考えるのが競馬予想の楽しさでもあり、難しさでもある。これからも“一鞍入魂”騎乗は、競馬ファンを悩ませるファクターとなることは間違いないだろう。

文=鈴木TKO

<著者プロフィール>
野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界へと電撃参戦。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか、徹底的に追求していきます。