JRA、異業種から参入相次ぐ…DMMが偉業!ヴィクトリアマイルと日本ダービー情報も

 東京や大阪などに3度目の緊急事態宣言が発令されるなど、新型コロナウイルスの感染状況が懸念されるなかでも、我々に勇気を与える明るいニュースがある。アメリカのメジャーゴルフであるマスターズ・トーナメントを、松山英樹選手がアジア人として初めて勝利し、メジャーリーグでは大谷翔平選手がリアル二刀流の活躍で全米に旋風を巻き起こしている。さらに競馬も日本馬が活躍し、香港で行われた伝統のG1レース「クイーンエリザベス2世カップ」では、勝ったラヴズオンリーユーを筆頭に日本馬が1着から4着まで独占するという快挙を成し遂げた。

 このラヴズオンリーユーは、大手ECサイトのDMM.comの競馬部門であるDMMドリームクラブの所有馬。馬主として3年目でG1レースの優駿牝馬(オークス)を勝利しただけでなく、5年目で海外のG1レースを勝利したのだ。これには親会社のDMMも驚きの偉業といえるだろう。

 近年は競馬をビジネスと捉え、DMMのように他の事業で成功した企業の参入も増えているという。そういった状況とコロナ前の好景気もあって、以前は減少していた馬主も増加に転じたといわれている。もちろん、今後コロナ禍の影響がどう出るかわからないが、競馬の魅力にはまったく影響しない。

 今は新型コロナウイルスの感染防止対策で、東京や大阪などに緊急事態宣言が発令されている。夏の東京オリンピックを前に、今が感染拡大防止の正念場なのは言うまでもない。

 そんななか日本中央競馬会(JRA)では、今週末に6週連続G1レースの3レース目となる、マイル女王決定戦ヴィクトリアマイルが行われる。昨年はアーモンドアイが圧勝したレース。今年はグランアレグリア、レシステンシア、デゼル、マジックキャッスルといった超豪華メンバーが集結しそうだが、過去には2070万馬券も飛び出すなど波乱のレースとしても知られているだけに、今年も波乱含みといえよう。

 今はコロナ禍で、自宅で楽しめる娯楽を探すのが難しい。欲求不満がたまる人も多いはず。そんな時こそ「競馬」がオススメだ。レースを予想する楽しさ、見る楽しさ、お金をかける興奮、そして的中の感動、ほかのスポーツや娯楽では得られないあらゆる要素が詰まっている。

 そんな競馬を楽しむためにぜひ利用したいのが、完全無料の競馬もりあげサイト「うまスクエア」だ。予想をサポートするためのありとあらゆるデータ、競馬関係者たちの裏話、プロ中のプロによる予想、現役馬主の予想など、ベテランだろうが初心者だろうが誰でも競馬を楽しむためのコンテンツが、すべて無料なのである。

 毎週数十万人の競馬ファンがこの「うまスクエア」を利用しているようだが、今回はそのなかでも特にファンの人気が高いコンテンツを紹介しよう。まずは、すべてのコンテンツのなかでダントツの人気を誇る『重賞攻略パック』だ。このコンテンツの魅力は、

・高確率で馬券につながる過去レースデータ

・レースの結果に大きく影響する枠順のデータ

・的中の鍵を握る人物情報(騎手・調教師など)

・出走馬の状態を示すバロメーターとなる追い切り診断

 といった、予想においてもっとも重要な【データ・キーパーソン・追い切り】の3つに焦点を絞っていることにある。先日行われた皐月賞(G1)では、なんと◎エフフォーリア、○タイトルホルダーの2頭をピックアップ。その2頭が1着2着となり、馬連は4300円の配当を記録している。競馬予想をするうえで、もはや「うまスクエア」の『重賞攻略パック』は欠かせない。

 予想に関するデータの次に人気なのは、トレーニングセンター(トレセン)のさまざまな噂話を集めた『採れたてトレセン情報』だ。JRAでは関東馬が茨城県の美浦トレーニングセンター、関西馬が滋賀県の栗東トレーニングセンターの2カ所に分かれて競走馬が管理されている。そこは競馬ファンが自由に入れる場所ではなく、競馬記者や競馬関係者など特別に選ばれた人間しか入れない。ゆえに競馬に関する情報のすべてが表に出るわけではない。

 この『採れたてトレセン情報』は、競馬ファンなら誰もが気になるトレセン内の“あんな話こんな話”を特別にお伝えするもの。そこに掲載されている情報は、スポーツ紙や競馬専門紙などには載らない裏話が満載。

 たとえば「ジョッキーや厩舎の複雑な関係」「あの騎手がこの馬に乗る意外な裏事情」などで、それらの裏話は時に馬券にもつながるから面白い。皐月賞でも、勝ったエフフォーリアの横山武史騎手、人気薄で好走して3着に入ったステラヴェローチェと吉田隼人騎手をピックアップ。また、アンタレスステークス(G3)でも、勝ったテーオーケインズの乗り替わりの裏事情に着目している。ほかでは読めない“関係者の本音に鋭く迫る、ここだけの裏話”は、見逃し厳禁だ。

 さらに、この春人気上昇しているのが、『カンタン即実践!1分ボックス予想』。レースまで時間がない、信頼できるシンプルな予想が今すぐ知りたいというファンに重宝されているのがコレ。“コース・騎手・距離・血統・穴気配”の5つのNo.1をまとめて買うボックス予想法で、本命馬や相手候補で悩む必要はなく、シンプルに各項目で選ばれたNo.1の5頭を買うだけ。忙しい現代競馬ファンに向けた、即実践できる“1分”馬券予想なのである。

 ほかにも、日米通算381セーブの金字塔を打ち立てた元プロ野球選手であり、所有馬のヴィブロスやヴィルシーナでG1を制した現役馬主・佐々木主浩氏の『大リーグボール22号』、合格率2.8%の司法書士試験を合格した超頭脳を持つ異色の血統予想家・境和樹氏の『穴馬券ネオメソッド』など、とにかく365日競馬を楽しめる充実したコンテンツがすべて無料という「うまスクエア」。今週末に行われるヴィクトリアマイルの最終結論や、さまざまなトレセンの裏話は必見だ。

 そしてこのヴィクトリアマイルが終われば、春競馬最大の注目G1レースが続く。来週末はオークス、再来週末は日本ダービー、そして安田記念や宝塚記念と、日本全国が競馬で盛り上がる。これほどの大一番を付け焼き刃の予想で乗り切ろうとしても、必ず返り討ちに遭うだろう。

 馬券で勝つためには、しっかりとしたデータ、分析、情報が必要だ。その点、それらのコンテンツが詰まった「うまスクエア」は、すべてのコンテンツが無料なのだから、なんの遠慮もなく使い切ることができる。この春競馬をさらに楽しむためにも、ぜひ「うまスクエア」デビューをしよう。

(文=編集部)

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※本稿はPR記事です。

朝ドラ『おちょやん』最終週、離婚後に『桂春団治』に出演した浪花千栄子の“恨み”とは?

 ラジオドラマ『お父さんはお人好し』で、12人の子どもを持つ母親役を務めることになった竹井千代(杉咲花)。5月3日(月)~7日(金)放送のNHK連続テレビ小説『おちょやん』では、ラジオドラマ内でも現実でも本当の母親になれるよう努め、着実に女優の道を歩み始めた。

栗子が死去、千代と春子は本当の親子に

『お父さんはお人好し』の第1話は、藤森家の次男・清二の結婚式当日に花嫁が消えてしまうというドタバタ話。全員の息もピッタリ合って物語が進む中、千代は効果音のドラの音を怖がる子役の介抱をしていて出番に遅れてしまい、台本を2ページ丸々飛ばしてしまう。

 出演者や制作スタッフに緊張が走るが、夫役の花車当郎(塚地武雅)のアドリブのおかげで、無事に放送された。その後も好評を得て、半年が過ぎる頃には、千代はすっかり肝っ玉お母ちゃんが板につき、みんなのチヨ子お母ちゃんとして、一躍人気女優となった。

 一方、千代と離婚した天海一平(成田凌)は相変わらず台本が書けないでいた。そんな中、鶴亀株式会社の熊田(西川忠志)に新えびす座の三周年公演で新作を下ろすように言われ、稽古場に松島寛治(前田旺志郎)を呼び出した。

 一平は、自分はもう限界だと打ち明け、代わりに次の台本を書いてほしいと頼む。すると、寛治は怒りをこらえきれず、つらそうな一平を見て座員たちも苦しんでいる、今の状況から逃げずに自分が抱えていることを脚本にしろ、と叫んだ。そして、それでもダメだったときは引導を渡すと告げた。

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 ある日、『お父さんはお人好し』の1時間の特別番組が決まった。その打ち合わせで、五女・静子役の祥子(藤川心優)が「今度は自分が活躍する回にしてほしい」と訴え、会議室に不穏な空気が流れる中、脚本家の長澤誠(生瀬勝久)が盲腸で入院するという報告が飛び込んできた。

 お見舞いに行った千代は長澤の体を心配するが、長澤は特別番組を無事に放送することだけを考えていた。戦争で傷ついた人を慰めて、もう一度前を向いて歩き出してほしいという気持ちを込めて脚本を書いていることを知り、千代は全力で芝居することを誓った。

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 その日、京都の自宅へ戻ると家の前に祥子の姿があった。厳格な家庭に育った祥子は、学校の成績が下がり始め、両親から芝居を辞めろと言われたため、千代に助けを求めに来たのだった。祥子は一晩泊まることになり、千代はなかなか寝付けない祥子に、ちゃんと両親と向き合って自分の思いを伝えるように慰めた。

 次の台本の読み合わせの日、祥子は両親と話し合い、『お父さんはお人好し』が終わるまでは役者を続けることを約束したと報告した。

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 長澤の調子は芳しくなく、なかなか台本が完成しない中、特別番組の放送当日を迎えた。

 家を出る前に、上田栗子(宮澤エマ)は再び千代に花籠を渡した。そして、水野春子(毎田暖乃)は間違いなく血のつながった姪であり、これからも守っていってほしいと頼んだ。すると、千代は「血がつながっていようといまいと関係ない。春子は大事な家族やから、一生守る。栗子さんもそうや」と伝えた。

 完成した特別番組は、戦争未亡人となった次女の乙子に縁談が舞い込んでくるという話。乙子は再婚を決心するが、戦死したと思っていた旦那の為雄が帰国したことで縁談を断り、藤森家は新たなスタートを切ることになった。

 心温まるストーリーに、聞いていた岡福や鶴亀新喜劇のメンバー全員が泣き笑い、一平は脚本を書くために再び筆を手にした。

―――

 特別番組がNHKの聴取率で1位を獲得してからしばらくして、栗子がこの世を去った。

 千代は春子を養子に迎えて、ちゃんとした親子になりたいと伝えた。春子が「死んだお母ちゃんとお父ちゃんのことを好きなままでええ?」と聞くと、千代は二つ返事で快諾し、2人は本当の親子になった。

『桂春団治』に出演した浪花千栄子の思い

 先週、幼少期から積み重なってきた苦労や不幸が、最後の最後で大きな幸せとなって返ってきた。スカッとするような千代の快進撃に、SNSでは喜びの声がたくさんつぶやかれた。今週は、いつしか千代にとって禁断の場所となってしまった道頓堀へ戻る。そして、トラウマを乗り越えて鶴亀新喜劇の舞台に立つという話だ。

 史実では、千代のモデルとなった浪花千栄子は、一平のモデルである2代目渋谷天外が書いた映画『桂春団治』に出演している。千栄子は花菱アチャコとの共演をきっかけに映画女優となり、替えの効かない唯一無二の役者として、次から次に映画出演の依頼が舞い込んだ。その中のひとつに『世にも面白い男の一生 桂春団治』があったのだ。千栄子は私情を挟まずに、これを引き受けた。

 これだけを聞くと、不倫の末に離婚した夫への恨みはすでになくなっていたように思われるだろうが、そうではない。千栄子と夫婦だったときの2代目渋谷天外は金遣いが荒く、20年間ずっと借家住まいだったが、再婚した途端に家を購入した。これが気に食わなかった千栄子は必死に貯金をして嵐山に土地を買い、家を建てた。そして、「竹生(ちくぶ)」という旅館を開き、養女にした姪(弟の娘)と共に経営。近隣には、茶屋なども開いていたという。

 一国一城の主となった千栄子は、その後も意欲的に映画やドラマに出続け、オロナイン軟膏(大塚製薬)のCMで日本中の誰もが知る存在となった。そして、昭和48年に消化管出血により66歳で死去。その後、勲四等瑞宝章を受章した。

おちょやん』がどんな終演を迎えるのか、しっかりと見届けよう。

(文=安倍川モチ子/フリーライター)

NHKマイルC(G1)逃げ馬バスラットレオン落馬も史上2番目の超ハイペースに……元JRA安藤勝己氏が指摘「差し決着」になった要因とは

 9日、東京競馬場で行われたNHKマイルC(G1)は2番人気のシュネルマイスターが優勝。ハナ差の2着には7番人気のソングラインが入り、1番人気のグレナディアガーズは3着に終わった。

 アクシデントが発生したのはスタート直後。3番人気の支持を集めたバスラットレオンがゲートを出てすぐに躓いてしまい、鞍上の藤岡佑介騎手が落馬。スタート早々に競走中止という波乱の幕開けとなった。

 過去2戦はいずれも逃げ切り勝ちを収めていたバスラットレオン。2枠4番という絶好枠を引き当て、今回もハナを切るとみられていた。そのため、突如逃げ馬が不在となったことでペースは落ち着くと思われたのだが……。

「バスラットレオンが落馬したことで、特に先行馬に騎乗していた騎手には一瞬迷いが生じたと思います。好スタートを決めたランドオブリバティやルークズネストが他馬の様子をうかがいながら先行するなか、200mを通過したあたりでハナを奪ったのが福永祐一騎手とピクシーナイトでした。

この馬も過去2戦は逃げを打っていましたが、大外18番枠に入ったことで、2~3番手に控える作戦も視野に入れていたはず。ところが内枠の先行馬が明確にハナを主張しなかったことで腹をくくったのでしょう」(競馬誌ライター)

 画面越しにはピクシーナイトが押し出される形にも映り、決してハイペースには見えなかった。しかし、画面上に表示された前半3ハロンの通過タイムは33秒7。これは過去10年で最も速く、ダノンシャンティが差し切った2010年の33秒4に次ぐレース史上2番目という高速ラップだった。

 福永騎手はレース後、「いつもはリラックスした逃げを打てるが、今日は道中から張り切りすぎていた。その分、オーバーペースになってしまった」とやや暴走気味の逃げになったことを認めている。

 しかし、バスラットレオンの競走中止が多くの騎手に錯覚を与えた部分もあったと元JRA騎手の安藤勝己氏は自身のTwitterで見解を述べている。

「バスラットレオンが落馬してもうたにしてはペースが流れた。ただ、乗ってるジョッキーとすれば錯覚するで、手応えと相まってグレナディアガーズは動くのが早すぎた」

 おそらく多くの騎手は、バスラットレオンの落馬によって、「ペースは速くならないだろう」と思い込んだはずだ。その思い込みがあったかどうかは分からないが、4角を2番手で通過したグレナディアガーズは結果的に早仕掛けになったことは間違いない。

 一方、ワンツーを決めたのは中団からレースを進めた2頭。勝ったシュネルマイスターは4角9番手、2着のソングラインは同7番手からという差し決着だった。

 さらに掲示板を確保した4着のリッケンバッカーは4角16番手、5着ロードマックスは同11番手から追い込んだ。高速馬場だったとはいえ、上位入線馬の道中の位置取りからも先行馬にはかなり厳しいペースだったことが分かる。

 バスラットレオンの落馬で、漁夫の利を得たと思われた先行各馬。終わってみれば、グレナディアガーズ以外は総崩れという皮肉な結果となった。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

テレビタイム広告枠購入の”決め手”を高速に可視化するには?

テレビタイム広告枠の重要な指標である「テレビ視聴率」。ただし、この指標のみでクライアントの“マーケティングに資する”テレビプランニングを提供することはできません。かつ、クライアントからは“枠の定量的価値の可視化”、いうなればテレビタイム広告枠購入の“決め手”をスピード感のある提供体制で求められるシーンが多くなっていると感じます。

本稿ではそのようなシーンのソリューションとして開発したツール「People Driven Score」について、開発の背景にあった課題感や具体的な活用シーンを中心にお話しいたします。

「令和のテレビパワー」連載バックナンバーはこちら

ワンストップなテレビプランを迅速に提供したい

「People Driven Score」開発には、大きく二つの背景がありました。

まず、これまでのテレビタイムプランニングは、プランニングの川上で精度高くマーケティングターゲットを抽出しても、肝心の枠購入シーンのタイミングで旧態依然とした“性年代の基本階層でのコストパフォーマンス評価”に帰着しがちでした。

そのため、川上のプランニング時と最終購買時でターゲットの分析レベルにギャップが生まれ、プランニングフローの中でのボトルネックが生じていました。そのボトルネック解消の一助になるツール開発を行いたいと考えたのが背景の一つです。

もう一つの背景は、各々のテレビタイムプランナーの分析、評価、整理、提案のフローを“高速に”できるようにしたい、ということです。これまでは高度なターゲットプロファイリングを行うシーンでは、はじめに社内別部署のリソースをアサインし、ゼロからオリエンを行い、アウトプットされた分析結果を各プランナーが整理し、提案するという、数多くの中間プロセスが存在していました。

しかし今では開発ツールを活用することで、その中間プロセス(の一部)をショートカットすることが可能となりました。これによりクライアントから意思決定を頂くまでの中間ディスカッションに時間をかけることが可能になります。

マーケティングデータ(意識/購買)を活用し、番組購入の“決め手”を迅速に提供

「People Driven Score」の活用シーンを少し具体的に挙げてみましょう。

「男女20-34歳(MF1)の視聴率をベースとして、ビール飲用ライト層で、かつ動画配信サービスをよく利用している人をマーケティングターゲットと設定し、そのターゲットが見ている番組ランキングをコスト効率が良い順番で提示してほしいです」

例えば、上記のオーダーのように、マーケティングターゲット視聴率をベースとした番組候補の可視化にも即座に対応が可能です。

peopledrivenscore01

上図をご覧ください。PM視聴率(※1)と意識データをマージさせてコストパフォーマンスを出すことで、A番組の優位性が一目瞭然です。

このようにマーケティングターゲットベースの番組パフォーマンスを定量的に可視化することで、クライアントの番組選定の決め手になると考えます。また、意識データについては「es XMP」(旧CUBIC)のデータソース(約3000項目の意識データを搭載)を採用しているので、あらゆるマーケティングターゲット階層を再現することが可能になるのです。

次に、PM視聴率に購買データを掛け合わせたパターンを紹介します。

「ビール購入割合と視聴率の掛け合わせを基準に、費用対効果も加味した番組をランキングで提示してほしい」。このようなニーズも多々あるでしょう。

peopledrivenscore02

PM視聴率と購買データをマージさせてコストパフォーマンスを出すという、先述の意識データを用いた分析フローと同様のアプローチになります。このような購買データを軸としたプランニングのケースにも対応が可能です。データソースは電通グループ独自のデータ基盤であるPeople Driven DMP®の購買データを連携させ、番組ごとのポテンシャルを可視化しています。

「テレビは視聴率よりも“深い”定量評価指標はないのか?」というクライアントからの問いをこれまで多く耳にしてきました。その一つの解が、今回開発した「People Driven Score」でご提示できると考えています。マーケティングターゲットを軸に番組価値を定量的に示すことができれば、より正確かつ迅速な広告枠購入につながることはもちろん、意思決定や効果測定が必要なシーンでの社内説明の一助にもなるでしょう。

※1 ビデオリサーチ社が展開するピープルメーターというシステムを用いて調査する視聴率データ。関東地区/全国32地区。

テレビの定量的価値が、より求められる時代

テレビの価値の論証アプローチは、日々めまぐるしく変化していきます。その変化の中でテレビ広告のプロフェッショナルである私たちが、「それは分かりません」「その可視化は難しいです」という答えを決して出してはいけないと思っています。しかし、今までのテレビプランニングは“人”起点の価値を可視化することから(一部)逃げてきた歴史があると考えます。

その歴史を打開する一歩が「People Driven TV Planning」であり、そのプランニング概念をもとに開発に至ったのが「People Driven Score」です。今後もこれらのツールをアップデートする計画がありますし、すでに2021年4月改編作業時にも一部先行導入・活用いただいており、大変多くのクライアントから実プランニングを経て良いと評価するご意見を頂戴しております。

引き続き時代のニーズ、広告主のニーズに向き合い、テレビ広告がクライアントのマーケティング活動に資するメディアであるために、高度化、高速化を目指し、「テレビ広告のDX化」に取り組んでまいります。
 

「YouTube+テレビ」でブーストする、これからの動画広告

コロナ禍により自宅で過ごす時間が増える中、幅広い年代に視聴され、存在感を増すYouTube。前回はその市場概況や魅力、YouTubeを活用した企業のマーケティング活動の現状をお伝えしました。

今回は、デジタル領域においてタレント・企業のコンテンツ制作に携わるFIREBUG(※)の営業統括・塚田晃作氏と、放送局と新規ビジネス開発を行う電通・川崎寛氏が、YouTubeとテレビの関係、そして、動画広告の効果を最大化するソリューション「Talent YouTube+TV」について語ります。

※FIREBUG:主にデジタル領域において、タレントのSNSサービスコンサルティング、コンテンツ制作・サポート、アーティストのプロデュース事業などを幅広く手掛ける。エンターテインメントを軸に企業に多角的なマーケティングソリューションも提供。2020年11月、電通と業務提携した。

 

Talent YouTube+TV #2

YouTubeとテレビは互いを補い合える関係

塚田:今、デジタル領域の広告営業をする中で強く感じるのは、広告の手法や種類が細分化してきているということです。これまでは商品やサービスの認知のためにテレビCMを大量に流す手法が取られがちでしたが、ターゲットに合わせた広告の選択肢が増えています。

川崎:私は現在、放送局やコンテンツホルダーのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進をサポートしていますが、テレビとデジタルの違いは当然広告主も意識しています。テレビCMとデジタル広告、それぞれの特性だったり、視聴者層の違いだったり、デジタルの方が広告効果を測定しやすかったりといったことですね。

ここ数年、タレントが自らデジタル分野に積極的に進出し、YouTubeチャンネルや自身のサイト、SNSのアカウントなどを開設し活躍する場を広げたこともあって、広告もデジタルに向かう潮流ができています。とはいえ、一概にテレビよりもデジタルがいいということではありません。どちらも「誰が商品やサービスを語るのか」ということが特に大事だと考えています。

塚田:その中でYouTubeとテレビは視聴者層が異なるので、リーチするターゲットを補い合える関係ですよね。この2つは企画次第で非常に親和性が高くなります。

川崎:テレビはマスメディアなので、どうしても万人向けを意識した枠組みに沿うものが求められがちで、世の中が驚くようなものを発信するのが非常に難しくなっていますね。

それに対してYouTubeはとてもパーソナルなプラットフォームなので、ある程度“非予定調和”なものであっても発信できるところが一つの強みです。ユーザーにとっても、テレビや日常では見られないものを見られるところが魅力ではないでしょうか。ターゲット層のそういったインサイトをうまく汲み取った企画でタレントを起用できることはメリットですし、クリエイティブ性も高められます。

テレビの制作者は、世の中で話題になっていることは紹介していきたいと考えています。YouTube発で注目度の高いものを作れたら拡散し支持も広がっていくはず。私たちは、そういったYouTubeの特性とテレビの特性をうまくつなげる架け橋になっていければと考えています。

タレントと商品の親和性を生かし、これまでの広告と差別化する「Talent YouTube+TV」

塚田:昨年、電通とFIREBUGは業務提携し、今年「Talent YouTube+TV」というソリューションをリリースしました。「Talent YouTube」とは、「タレント自身のYouTubeチャンネル」を指します。「Talent YouTube」での企業タイアップとテレビCMを組み合わせて展開するのがソリューションの骨子です。

基本的なフローは、まず、タレントのYouTubeチャンネルでクライアントの商品やサービスを使ったコンテンツを制作し、公開します。つぎに、そのコンテンツをテレビCM用に再編集し放送します。そしてこのソリューションでは、タイアップする商品やサービスを、タレントが「本当に好きで使っている」といった情報の事前収集・リサーチを進めてキャスティングに生かし、好きだからこその面白さや魅力が伝わるような動画を作ることで、これまでのテレビCMやデジタル広告との差別化を図りたいと考えています。

Talent YouTube+TV #2

川崎:そうですね。だからこそ、クライアントのオリエンの内容をそのままコンテンツに仕上げる形ではなく、タレントが商品やサービスに愛着を持っていて、それらをさらに好きになるという部分を大事にしたい。

例えば、ゲーム会社とタイアップしたコンテンツを作るとして、ゲーム好きのタレントがただプレイして「面白い」とコメントするものを作ってもあまり注目されないでしょう。タレントのYouTubeチャンネルの視聴者は、タレントの私生活や日常に興味を持っています。そこで、例えば通常見られない彼らの私生活にフィーチャーし、その中で仕事の合間や移動などの隙間時間を使ってでもゲームをプレイしている姿が映し出されたらどうでしょうか。わずかな時間でもプレイしたくなるゲームなのだと感じられるコンテンツで、魅力を伝えるということです。

そのようにタレント本人の面白さや視聴者が見たいコンテンツの中に、クライアントの要望と商品の魅力をどううまく融合させるかを考え、電通とFIREBUGのクリエイティブによって、注目されるコンテンツをつくっていきたいと考えています。

塚田:このソリューションではタレントの好感度以上に、取り上げる商品やサービスとの親和性を重視します。広告することが決まって初めて本人がその商品を知るのではなく、本当によくて使っているといった“リアルな声”が大切。それがYouTubeでのタイアップの最大の強みですし、そうして作られたコンテンツをマス層に向けたテレビCMにつなげていきます。

ファンや仲間の「応援」が話題コンテンツへの後押しに

塚田:「Talent YouTube+TV」では、YouTubeのコンテンツをテレビCM化するまでの間にもいくつかのフローをもたせることを考えています。YouTubeコンテンツ自体がバズるような仕掛けを作ったり、主演のタレントとは別のタレントに「応援」してもらうような形でムーブメントを醸成し、テレビCMにつなげるイメージです。

例えば出演するタレントが本当に好きなコスメのタイアップで、そのコスメをキーにしたドラマ形式のコンテンツをクリエイターが作ったとします。それにまつわるPR施策として、同じ事務所の先輩タレントが完成したコンテンツに対して何か反応を示す、応援するようなスキームを作るのも面白い。または、出演者本人が好き、本当に商品を紹介したいという熱意を上手に活用し、商品のPRをできることにタレント自身がけた外れの反応を示していること自体を記事にする手もありますね。

Talent YouTube+TV #2

テレビCMも商品紹介用のものを別途作るだけでなく、YouTubeコンテンツの予告編のダイジェスト的なものにして、後押しする方法もありますね。

川崎:1990年代から2000年代初頭のテレビ放送は、「電波少年」シリーズや「ASAYAN」など、非予定調和で面白い番組がたくさんありましたよね。タレント自身がチャレンジをしている姿を映し出すような、視聴者にとって“展開が読めない”企画をまずYouTubeでやりましょうという。そのYouTube動画の番宣や予告などをテレビCMで行い、見てもらえるきっかけにできればと。

塚田:テレビCMによってYouTubeのコンテンツがさらに注目されるということですね。このソリューションでは企画力を生かしたコンテンツとテレビCMでの拡散力を掛け合わせて、YouTubeの動画広告の効果を最大化していきたいですね。

「総額表示」義務化、なぜわかりにくい表示が横行?某コンビニ「税抜き価格を表示すべき」

 最近、お店で値札を見た際、困惑してしまうという人も多いのではないだろうか。「税抜き価格」と「税込み価格」が併記され、しかも概ね税抜き価格のほうが大きく表示されている。そのため、会計の際に支払ったお金が足りずに、慌てて不足分を支払うというケースが多発しているようである。

 これまでは一般的に税抜き価格のみが表示されていたが、4月1日から「総額表示」が義務付けられた結果、消費者にとって極めてわかりにくい、2つの価格が表示される状況に陥ってしまっている。

 国税庁のホームページを見ると、総額表示の義務付けとは、文字通り総額を表示しなければならないというだけのことであるとわかる。

 具体的な表示例として、
11,000円
11,000円(税込)
11,000円(税抜価格10,000円)
11,000円(うち消費税額等1,000円)
11,000円(税抜価格10,000円、消費税額等1,000円)
と記載されており、これらはいずれもOKとのこと。

 消費者にとって、もっともわかりやすい表示は「11,000円」、もう少し丁寧に説明するならば「11,000円(税込)」で十分であり、これら以上の情報は消費者の情報処理コストをいたずらに大きくするだけであり、煩わしく、さらには往々にして誤解を招くことは明白である。

なぜ、わかりにくい価格表示が横行しているのか

 では、なぜわかりにくい税抜き価格と税込み価格が併記される状況が横行しているのか。しかも、概ね税抜き価格が大きく表示され、税込み価格は小さく表示されている。たとえば、ある大手コンビニでは税抜き価格が赤字で大きく表示されている一方、税込み価格は( )付けで小さく申し訳程度に添えられている。

 筆者の知人が、こうしたわかりにくい価格表示について直接、大手コンビニに確認したところ、「お客様には税抜き本体価格をわかりやすく表示すべきとの考えから、現在の表示内容とさせていただいております」との回答を得ている。税抜き本体価格をわかりやすく表示する理由として、税込み価格は商品を複数購入した場合、1円未満の端数処理により、変動する可能性があるためとのこと。

 ちなみに、国税庁のホームページには「1円未満の端数が生じるときには、その端数を四捨五入、切捨て又は切上げのいずれの方法により処理しても差し支えありません」と記されている。

 しかしながら、わざわざ税込み価格をわかりにくく表示する必要はないのではないかと感じた知人は、さらに「税抜き価格と税込み価格の両方をわかりやすく表示するのでは、問題があるのでしょうか」と質問を重ねたが、「弊社では、“お客様には税抜き本体価格をわかりやすく表示すべき”との考えから、現在の表示内容とさせていただいております。以上が、お問合せへの弊社よりの回答でございます」とのことで終わってしまった。

 マーケティングにおいては、顧客を満足させる4つのポイントとして、「商品」「流通経路」「販売促進」、そして今回の主題である「価格」の重要性が指摘されている。とりわけ、数字のみで簡単にコンペティタの店や商品と比較できる「価格」に、企業がとりわけセンシティブになる理由は理解できる。つまり、自らの店で客に理解しやすいように税込み価格を表示しても、コンペティタに税抜き価格を大きく表示されると客離れが起きると危惧しているのだろう。

 以前、豆乳を製造しているメーカーにインタビューに伺った際に、「健康ブームを背景に消費者のためにトクホ(特定保健用食品)を取得し、その分、売価が10円高くなった。結果、売り上げは大きく低下した。価格の恐ろしさを痛感した」と聞いた話を思い起こさせる。

 では、“わかりやすい価格表示”を実現するには、どうすればよいのだろうか。もちろん、政府が明確な指針を示すべきだが、そうならないのであれば、スーパーやコンビニなどが加盟するチェーンストア団体などが、顧客満足を第一に業界レベルで統一した基準を作成すべきではないだろうか。
(文=大﨑孝徳/神奈川大学経営学部国際経営学科教授)

火災保険は地震火災は補償対象外、認識薄く…住宅再建費用100%補償の地震保険も登場

 今年は東日本大震災から10年目、熊本地震から5年目にあたる。2月13日には福島県沖で地震が発生したほか、3月20日にも宮城沖で地震が発生し、10年前の大震災を思い起こさせた。

 だが、いまだに「自分のところは大丈夫」と思っている人も少なくない。建築技術が進化して地震に強い家もあるが、地震保険は無用の長物なのか。東日本大震災では1200人を経済的に助けた保険代理店、株式会社Miriz代表取締役(本社:宮城県)の渡辺健一さんの経験を通して、地震保険の必要性を検証する。

火災保険の提案

 2011年3月9日、渡辺さんはアメリカのダラス空港で「宮城で地震」という情報を耳にした。「何かの聞き間違えだろうか」と思い周囲を見渡すと、テレビでは三陸を震源としたM(マグニチュード)7.3の地震が発生し大船渡で55cmの津波が観測されたと流れていた。東日本大震災の前震とされる三陸沖地震だ。

 渡辺さんは成田空港に到着して公衆電話に飛びつき、会社も自宅も無事で、お客様にも従業員にも被害はないことを知った。

 東北では、親から子へと地震や津波の怖さが代々伝えられる。宮城県は1978年に発生した宮城県沖地震で、仙台市などで最大震度5(M7.4)を経験しているだけに、危機感を持つ人は多い。渡辺さんは父の代から営んでいる保険代理店の2代目という職業柄もあるが、自身の経験から自然災害への備えの大切さを痛感していた。

 86年、当時小学4年生だった渡辺さんの実家は、「8.5水害」で床上1mまで浸水した。500m先の河川が氾濫したことが原因で、実家は住むことができない状況となった。水害は16都県におよび、死者・行方不明者・負傷者は100人以上、住家・非住家合わせて10万棟以上の被害が出る惨事となった。被災後、当時社長だった父の常男さん(現会長)は、河川から少し離れた場所に自宅を再建して、事務所を兼ねた新居で渡辺総合保険を再スタートさせた。

 その頃の日本は高度成長期にあり、自動車保険の加入者が引きも切らず、損保代理店はそれだけで食べていけるといわれた時代でもあった。しかし、常男社長は「いつ、どんな自然災害が発生するかもわからない。その時に少しでもお客様のお役に立つように」と火災保険の提案にも力を注いだ。

 火災保険は火事の時だけ補償される保険だと誤解されがちだが、国内で発売されている火災保険は火災以外にも風災、水災、雪災、雹災、落雷といった広範囲の損害を補償する。渡辺総合保険は、もともと損害保険だけを取り扱う代理店だったが、2004年に渡辺さんが入社してからは、生命保険も扱うようになった。会社の規模が大きくなり、社員も増え、常男社長が会長に、渡辺さんが代表取締役として経営を担うようになっても、火災保険の提案は親子が先頭に立ち、社員全員で熱心に取り組み続けてきた。

東京海上日動の「超保険」

 渡辺さんの代理店では毎年お盆と年末の2回、すべてのお客様に活動報告や情報提供をするために「ニュースレター」を発送している。11年2月、「1978年に発生した宮城県沖地震(M7.4)から30年以上、大きな地震が発生していない。そろそろ地震が発生してもおかしくはない」と考えた。そこで、すべての契約者に地震保険のチラシを同封して、地震保険をテーマとした「ニュースレター 特別編」を発送した。

 地震保険は、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災・損壊・埋没または流失による被害を補償するもので、一般的に単独で契約することはできない。居住用の家屋と家財のそれぞれを対象に補償をつけることができる。補償範囲は各社共通で、火災保険で設定した保険金額の30~50%の範囲内で地震保険の保険金額を設定することが可能だ。上限は建物では5000万円、家財は1000万円となっている。

 被災した場合の政府による被災者への補償もある。災害により住宅が全壊するなどした世帯に、基礎支援金と加算支援金の最大合計300万円が支給される「被災者生活再建支援制度」がある(単身世帯はそれぞれ4分の3の金額となる)。内訳は基礎支援金(住宅の被害に応じて支給)と、加算支援金(住宅の再建方法に応じて支給)で、次のようになっている。

 しかしながら、自宅を地震や津波で失い、家を再建するのに3000万円必要だとした場合、地震保険から補償されるのは最大で50%となる1500万円、国の補償の300万円を加算しても、1200万円が不足してしまう。

 こうした背景を受け、大手損保では東京海上日動火災保険から「地震危険等上乗せ補償特約」が発売された。これは、地震保険の保険金が支払われる場合に、地震保険の保険金と同額を支払う特約で、「地震危険等上乗せ補償特約」をセットすることで、地震・噴火またはこれらによる津波による損害に対して最大100%まで補償されるものだ。ただし、これをセットするには、東京海上日動の「超保険」(生命保険と損害保険がセットになった商品)の火災保険に加入することが必須だ。

 当時、この特約は他社になく、業界で画期的だと評されていたものの、お客様からは「補償がいいのはわかるが、保険料が1万円以上、上がるんでしょう? いつか地震が発生するといわれているけど、来ないじゃない」といった反応もあり、提案が難しい商品だともいわれていた。

地震保険の重要性を訴える

 そんななか、渡辺さんは「地震危険等上乗せ補償特約」の必要性を熱心にお客様にお伝えした。それには、知人のAさんの実家が阪神・淡路大震災で被災していた影響があった。Aさんの実家は神戸の対岸に位置し、被害に遭った。しかも被害はAさんの実家と斜め前の家の2軒だけで、その2軒は全壊、Aさんの実家は修理費用が800万円かかった。しかし、行政からはお見舞い金と称して7万円が支払われただけだったという。「周囲一帯で被害が発生していないなかで、そんな信じられないことが起こる」という話を聞かされ、住宅ローンが残った家が全壊して家を建て直した場合に二重ローンに陥ってしまう悲劇を知った。

 渡辺さんはAさんから渡された資料や書籍を読み、社員全員にも読んでもらい、ミーティングを実施した。その結果、「地震も津波も起こってほしくはない。けれど、島国の日本では、いつ、どこで地震が発生してもおかしくはない。すべてのお客様に『起こる可能性は低い』ではなく、『可能性は低くても、発生しても困らないように』とお伝えするのがプロではないか」と意見が一致した。以降、地震保険は従来にも増して丁寧に説明した。

 たとえば、地震や津波の発生時は火災を伴う確率が高いが、「地震保険を契約しておかないと、火災保険では補償されない」と伝えると、お客様は一様に驚かれるという。また、「もし自分の身の上に起こったら」とリアルに想像してもらえるように、保険会社に協力を仰ぎ、各地の被災状況を聞いたり、知人から被災地の資料や写真を提供してもらい、被災地の実態や被災者の苦労を伝えるよう工夫を凝らした。

 11年3月9日の三陸沖地震後、ニュースレターを見て地震保険の加入を希望する連絡が何本も入った。

「その時なぜか、不安を感じているお客様に、急いで安心をお届けしなければ、という思いに駆られ、社員総動員で、契約を希望するお客様と面談して、契約手続きを進めました」(渡辺さん)

 3月11日の午前中にも地震保険の契約が完了したお客様がいた。そして同日午後2時46分、東日本大震災が発生した。

(文=鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表)

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【渡辺健一】

株式会社Miriz(ミライズ)代表取締役

本社所在地:

〒989-1225
宮城県柴田郡大河原町字広表29-14 TEL/ 0224-52-6818

仙台本店:

〒980-0811
宮城県仙台市青葉区一番町2-1-2 NMF仙青葉通りビル8F TEL/ 022-393-9650

1977年1月11日生まれ 宮城県柴田郡大河原町出身

趣味 ひとり旅(47都道府県 海外42カ国訪問)

特技 アームレスリング東日本大会優勝

   2005年から10年まで全国大会出場 全日本選手権5位

●鬼塚眞子/一般社団法人日本保険ジャーナリスト協会代表、一般社団法人介護相続コンシェルジュ協会代表

出版社勤務後、出産を機に専業主婦に。10年間のブランク後、保険会社のカスタマーサービス職員になるも、両足のケガを機に退職。業界紙の記者に転職。その後、保険ジャーナリスト・ファイナンシャルプランナーとして独立。両親の遠距離介護をきっかけに(社)介護相続コンシェルジュを設立。企業の従業員の生活や人生にかかるセミナーや相談業務を担当。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などでも活躍。実家が阪神・淡路大震災で被災した経験から、自然災害の取材を精力的に行なっている。

ミニバン「アルファード」が絶好調!トヨタの全車種併売で「ヴェルファイア」の需要も吸収

どんなクルマなのか?

 トヨタアルファード」はLサイズのミニバンです。広くて豪華な室内と存在感の強い外観により、もともと人気車でしたが、最近はさらに販売台数を増やしました。2021年1~3月には1カ月平均で1万1368台を登録しており、コンパクトカーの「ルーミー」(1万3132台)や軽自動車の「タント」(1万4245台)に匹敵します。売れ筋の価格帯が400~550万円の高価格車としては、絶好調に売れています。

人気を得ている理由

 1カ月の売れ行きが平均1万台を超えている背景には、2020年5月に実施されたトヨタの全国的な販売体制の見直しがあります。以前と違ってトヨタの全車を全店で購入可能になり、トヨペット店だけが扱っていたアルファードは、すべての販売系列が扱うようになって台数を伸ばしました。

 逆に姉妹車の「ヴェルファイア」は、基本的にアルファードと同じクルマなのに、売れ行きを下げました。2021年1~3月の1カ月平均は1061台ですから、アルファードの1万1368台に比べると約9%です。フロントマスクなど外観の部分的な違いが、人気と売れ行きの明暗を分けたのです。

 その結果、ヴェルファイアは先ごろの改良でバリエーションを大幅に減らしました。現時点で選べるヴェルファイアは、以前は特別仕様車だったゴールデンアイズIIだけです。ほかのグレードはアルファードで購入します。

 つまりアルファードは、全店が全車を扱う販売体制に移行したこともあり、ヴェルファイアの需要まで吸収して好調に売れているのです。もちろん商品力も高く、Lサイズミニバンを購入するユーザーが求める豪華さ、カッコ良さ、快適性、先進装備などを十分に網羅しています。

気になる8つのポイントチェック&星取り採点

(1)居住空間の広さとシートの座り心地

★★★★★

 車内の広さは国産ミニバンでは最大級です。特に2列目は座り心地が優れ、長距離を移動するときも快適です。

(2)荷物の積みやすさとシートアレンジ

★★★★★

 全高が1900mmを超える背の高いボディで、荷室高に十分な余裕があります。3列目を畳むと自転車も積めます。

(3)視界や小回り性能など運転のしやすさ

★★☆☆☆

 視線の位置が高いので左側面の死角も広いです。ボディは大柄で最小回転半径も5.6~5.8mに達します。

(4)加速力やカーブを曲がるときの安定性

★★★☆☆

 車両重量が約2トンに達する背の高いボディにより、カーブを曲がるときはボディの重さを意識させます。

(5)乗り心地と内装の質感などの快適性

★★★★★

 Lサイズのミニバンとあって乗り心地は快適です。インパネなど内装の仕上げも上質で満足感は高いです。

(6)燃費性能とエコカー減税

★★☆☆☆

 2.5LノーマルエンジンのWLTCモード燃費は10.6km/L、ハイブリッドは14.8km/Lで、燃料消費量が多いです。

(7)安全装備の充実度

★★★★☆

 歩行者や自転車を検知できる衝突被害軽減ブレーキが標準装着され、後方の安全を確認する機能も選べます。

(8)価格の割安感

★★☆☆☆

 内装が上質でディスプレイオーディオなども標準装着されますが、価格も高いので割安とはいえません。

選ぶときに確かめたい3つのメリット

・内装は上質で、1、2列目シートは座り心地も優れ、快適に移動できます。

・足まわりの設定が柔軟で乗り心地が優れ、ノイズは小さく抑えました。

・天井に装着される後席用モニター画面など、さまざまな快適装備を選べます。

後悔しないための3つの要チェックポイント

・床が高く、乗降性は良くないです。視線も高めで左側面の死角が広いです。

・3列目シートは足を前方に投げ出す座り方で、座り心地も柔軟性が乏しいです。

・価格が高めで、購入後に納める燃料代、自動車税、自動車重量税も高額です。

こんなユーザーにおすすめ

 Lサイズのミニバンなので、多人数で乗車する用途に適しています。ただし前述の通り、3列目のシートは座り心地が良くないです。多人数で乗車して長距離を移動する場合は、時々席替えをする必要があるでしょう。

 その意味でピッタリな使い方は、4名で快適に乗車して、なおかつ3列目を畳んで大きな荷物を運ぶことです。アルファードであれば、快適な移動を満喫しながら、自転車なども積載できます。

今後のモデルチェンジ予想

 現行アルファードは2015年に発売されたので、フルモデルチェンジを行っても良い時期ですが、今のところ不明です。現行型が好調に売れており、ミニバン需要は先行きが不透明なので、フルモデルチェンジによる効果も見えにくいためです。安全装備などはすでに改良を受けていますから、次期型の登場を心配して現行型の購入を控える必要はないと思います。

最近の販売状況と安く買うための商談方法

 先に述べた通り、アルファードの販売は絶好調です。価格が400万円を超える車種では、最も多く売られています。今ではトヨタの全店が全車を扱うため、アルファード同士で値引き額や下取り車の査定額を比べると良いでしょう。

リセールバリュー/数年後に売却するときの価値

 アルファードは数年後に売却するときの価値が高いクルマです。トヨタの販売店では「2.5Lエンジンを搭載するS・Cパッケージ(468万1600円)のホワイトパール仕様は、3年近く使っても、420万円くらいで売却できます。アルファードは資産価値が下がりにくく、前期型のアルファードから後期型に乗り替えるお客様も多いです」といいます。リセールバリューが高いことも、アルファードの大きな魅力です。

これが結論!/このクルマの総合評価&コメント

★★★★☆

 アルファードはボディが大柄で運転しにくく、価格や維持費は高めです。1、2列目のシートは快適ですが、3列目は座り心地が良くないので、多人数で長距離を移動するユーザーは居住性を確かめる必要があります。

 これらの注意点をチェックして不満が生じないのであれば、選ぶ価値は高いです。内装のつくりや乗り心地は上質で、装備も充実しており、数年後に売却するときには好条件が期待できるからです。

 機能と価格のバランスを考えると、最も買い得なグレードは2.5Lのノーマルエンジンを搭載するS(398万5000円/7人乗り)です。予算に余裕があるときは、先に述べた2列目シートが豪華なS・Cパッケージも検討しましょう。

(文=渡辺陽一郎/カーライフ・ジャーナリスト)

ヨドバシカメラで見つけた“1万円台の高コスパ空気清浄機”3選!車載用や1台2役も

 昨年来、自宅で過ごす時間が増えたことにより、室内の空気をキレイにしてくれる空気清浄機は日常生活の必需品になりつつある。需要が増したことで多種多様な機種が売り出されることになったため、どの商品を購入すればいいのか迷っているという人も多いだろう。

 ここでは、大手家電量販店の中でも豊富な品揃えを誇るヨドバシカメラで見つけた、1万円台で買えるコストパフォーマンスの高い空気清浄機をご紹介する(価格はウェブ税込み)。

ブルーエア 空気清浄機 Blue Pure 411 Particle+Carbon/1万9800円

 空気清浄機を導入するメリットとしては、花粉やハウスダストの除去、ペットやタバコ、生乾きの洗濯物から発せられる生活臭の改善が、よく挙げられる。こちらの製品は、アレルギー物質の消去と脱臭という空気清浄機に求められる2大ニーズをしっかり解消してくれる上、1万円台で購入することができるコスパの高い一品。

 幅と奥行きはおよそ20cm、高さは約42cmのコンパクトなサイズながら、清浄力は抜群。独自の粒子イオン化技術とフィルター技術の組み合わせにより、空気中の細かな微粒子を吸引し、およそ13畳の広さの部屋にまで対応している。持ち運びが楽なため、日中はリビングや書斎などで稼働させ、夜は寝室に移動して使用するといった形で、使い回しに優れるのもうれしいポイントだ。

 小さいサイズで十分な空気清浄力を誇る本商品だが、静音性にも優れている。フルパワーモードでも生活音に紛れるレベルの音量なので、寝室で利用しても眠りを妨げられることがない。また、ファンに負荷をかけない独自の構造で、省エネ仕様であることもメリット。1時間あたりの電気代はわずか約0.03円と、コストを気にせずに1日中安心して稼働させることができるのだ。

 持ち運びに便利なサイズ感とパワフルな清浄力、高い静音性と省エネ機能を兼ね備えた総合力に優れるアイテムなので、“迷ったときの1台”として確かな商品といえる。

日立 加湿空気清浄機 クリエア ホワイト/1万6800円

 パンデミック収束の先行きが見えず、テレワーク人口は今後も増えていくことが予想されている。自室をオフィス代わりに使い、集中して仕事に臨むためには、快適な空気環境を整える必要がある。こちらの商品は空気清浄機としての機能に加え、加湿器としても利用することができる優れもの。

 乾燥対策といえば冬のイメージが強いが、実は気温が上がるこれからの季節にかけて最も警戒が必要。冷房の効いた部屋で長時間過ごし、冷たい飲み物や食べ物の摂取が増えると血行不良になり、肌が乾燥しやすくなるのだ。本製品は水をフィルターに浸透させ、ファンの風を当てて水を気化することで加湿する方式を採用。加熱を行わないため室温が上昇することはなく、温暖な気候でも快適に使えるのだ。

“1台2役”のメリットを持つ本商品。空気清浄機と加湿器の2台を購入するのに比べ、費用と設置スペースが節約でき、1年中出しておくことができ、片付ける必要がないのも利点。掃除や給水も簡単なため、ズボラな人でも使いやすい。

 臭いの強さに応じて風量を調節するニオイセンサーを搭載しており、調理時など、室内で強い臭いが発生した場合は自動でターボ運転に切り替わり、フルパワーで室内を消臭。原子力施設の換気装置用として開発された高性能エアフィルターを備えており、集塵機能も強力。空気清浄機としてのクオリティが高いのに加え、多機能であるため、さまざまな用途で活用できるアイテムといえるだろう。

デンソー 車載用プラズマクラスターイオン発生機 カップタイプ/1万3620円

 昨年以降、3密を避けるために公共交通機関を利用せず、自家用車を使う頻度が増えたという人は多いだろう。そのような傾向を受けて、ヨドバシカメラでは車の中で使える家電の販売に力を入れている。その中でも、車載用プラズマクラスター発生機であるこちらの商品は、車室内に染みついたタバコの臭いやカーエアコンから排出されるカビの臭いを分解、除去してくれるとあって、売れ筋商品となっている。

 車内のドリンクホルダーに差し込んで使う仕様となっているが、イオンの吹き出し方向が調節できるので、ホルダーの位置に合わせて高濃度プラズマクラスターを放出することが可能。脱臭機能に加え、空気中に浮遊するカビ菌の除去やウイルスの作用抑制にも効果があるとされており、コロナ対策として重宝する人も。静電気を抑制することもできるため、冬場でも活躍すること請け合いだ。

 車載用とうたわれている本商品だが、家の中でも使用することが可能。約280gと軽量かつ手のひらサイズでありながら6~10畳のスペースに対応しており、外出先に持ち出して消臭、除菌を行うこともできる。

 暑さが厳しさを増していくこれからのシーズン、密閉された車の中では汗の臭いも大敵になるが、こちらの商品があれば車内に芳香剤は不要。ウイルス対策とニオイ対策を万全にして、快適なカーライフを送ってみてはいかがだろうか。

 新型コロナウイルスの流行によって、人々の空気環境に対する意識は敏感になっている。バラエティ豊かなアイテムが揃うヨドバシカメラで、自分のニーズをしっかり満たしてくれる空気清浄機を見つけてほしい。

(文=清談社)

池江璃花子のツイートを菅政権やメディアが五輪反対運動封じと開催世論誘導に利用! これまでも池江を強行開催の広告塔に

 中止を求めるネット署名が30万筆を突破するなど、開催強行への批判が高まり続けている東京五輪。だが、ここにきて、池江璃花子選手のツイートをきっかけに、五輪反対の声を批判する動きが出てきている。  池江選手は7日夜、ツイッターにこんなコメントを連投した(抜粋)。 〈Ins...