JRA 日本ダービー(G1)福永祐一が語った勝因と、安藤勝己氏が示唆した「掟破り」の連係プレー。無敗ソダシ惨敗に見た、コントレイルにあってエフフォーリアにないもの

 先週23日に行われた3歳牝馬の頂上決戦オークス(G1)では、単勝1.9倍の無敗の女王ソダシがまさかの8着に敗れ、多くの競馬ファンが失意のどん底に突き落とされた。

 レース後に須貝尚介調教師が「序盤で併せ馬の形になって引っ掛かった」と悔しさを露にした通り、1コーナーで川田将雅騎手のステラリアに、2コーナーでも柴田善臣騎手のストライプに絡まれるなど、大本命ならではの厳しいマークが大きな敗因の1つとなったことは間違いないだろう。

 そうなると心配になるのが、今週30日の日本ダービー(G1)の大本命エフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)ではないだろうか。

 ここまで無敗でクラシック第1弾を制したという点では、先週のソダシと同じ。それも皐月賞(G1)を3馬身以上で制した馬は、1994年のナリタブライアン、2011年のオルフェーヴルに続く3頭目であり、偉大な先輩2頭は後の三冠馬だ。すでに「二冠確定」とまで囁かれるエフフォーリアは、先週のソダシ以上に人気が集中することが予想される。

 ただそれは同時に、ソダシ以上にライバルたちのマークがきつくなることも示唆しているはずだ。

 無敗の皐月賞馬による日本ダービー制覇といえば、やはり昨年のコントレイルが真っ先に挙がる。皐月賞で2.7倍だった単勝オッズが、日本ダービーでは1.4倍まで上昇。ライバルたちも大本命馬の走りをますます警戒していたが、最後の直線で鋭く抜け出すと3馬身差の圧勝で難なく二冠を達成した。

 昨年のコントレイルの快勝劇は、2年連続の無敗三冠を目指すエフフォーリアにとって大きな希望だ。だが、この2頭に「極めて大きな違い」があることは、あまり知られていない。

「前半の位置取りが素晴らしかったし、ノースヒルズ勢が周りを固めたからね」

 昨年の日本ダービー直後、元JRA騎手のアンカツこと安藤勝己氏が自身のTwitterでコントレイルの勝因の1つとして示唆したのが、ノースヒルズ軍団の“連係プレー”だ。

 コントレイルを所有する前田晋二氏らノースヒルズ軍団は、無敗の皐月賞馬コントレイルを筆頭に、きさらぎ賞(G3)を勝ったコルテジア、京都新聞杯(G2)を勝ったディープボンドと3頭の有力馬を送り込んでいた。

 レースでは、その3頭がガッチリと布陣を組むと、最後の直線ではコルテジアとディープボンドが一足先に抜け出したところで、コントレイルが満を持してスタート。大本命馬が順調にレースを進め、あっさりと抜け出した。当時を記者が振り返る。

「競馬はあくまで全馬が全力で勝利を目指す公正確保が最重要なので、あまり大きな声では言えませんが、ノースヒルズ軍団にとっては完璧なレースだったのではないでしょうか。

内から好スタートを決めたコントレイルでしたが、主戦の福永祐一騎手が『2番手(コルテジア)の後ろに入れた、そこが大きかったですね』と話した通り、すぐにコルテジアがその前に出て、ディープボンドが外からぴったりと併走。

これがライバル陣営だったら、コントレイルと福永騎手にとってプレッシャーになりますが、同じ勝負服(正確には若干異なる)がすぐ近くにいたことで安心感があったと思います」(競馬記者)

 大本命馬がレースを勝ち切るには、持てる力を100%出せるかが最大の課題となる。逆に言えば、ライバルたちは“それ”をさせないように様々な駆け引きを行う。安藤氏が指摘した通り、コントレイルにはライバルたちを跳ね返す“仲間”がいた。

 その一方で今年の大本命エフフォーリアは、ノーザンファーム産のキャロットファームの所属馬だ。

「今年の日本ダービーにもノーザンファームの生産馬が数多く出走する予定ですが、キャロットファーム、サンデーレーシング、シルクレーシングといった主戦力の一口馬主クラブは、お互いが長年の覇権を争っている間柄。

実際に、先週のオークスでソダシを厳しくマークしたステラリアは社台レースホースの所属馬でしたし、残念ながら今年のエフフォーリアに、昨年のノースヒルズ軍団のような一体感は見られないでしょうね。同世代相手に実力が抜けていることは確かですが、2番人気だった皐月賞のようなスムーズなレースができるとは限らないと思います」(同)

「2400mで折り合いがポイントになると思う。調教でもリラックスして走れているし、何より賢い馬なので大丈夫だと思います」

『夕刊フジ』の取材にエフフォーリアへの信頼を語った横山武史騎手。能力を出し切れば勝利に最も近い存在であることは誰の目にも明らかだが、果たして待っているのはソダシか、コントレイルか――。

 今年も競馬の祭典が近づいてきた。(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

パチンコ新台『牙狼』とは異なる“爆裂”を実現!?「3000発+α」「最大77%ループ」…スペック・演出ともに「予想を超えた」衝撃作!!

「甘デジをもっと遊びやすく」というキャッチコピーで、サンセイR&Dが生み出した「激デジ」。パチンコ最新機種となる『PA激デジジューシーハニー3』が、遂にホールへ導入された。

『PA激デジジューシーハニー3』(サンセイR&D)

■大当り確率:1/77.74→1/51.84
■ST突入率:100%
■継続率:約72%
■ST回数:32回
■時短回数:0回or50回
■遊タイム:295回※低確率200回消化(時短含む)
■賞球数/カウント:1&2&3&10/10カウント
■ラウンド数;3Ror4Ror10R
○○○

 大当り確率は破格の1/77.74。一般的な甘デジ機種よりも軽い設定ながら、全ての大当り後は100%STへと突入する点が特徴だ。

 このSTは電サポ32回転が付与され、この間に大当りを射止めれば「ST32回+時短50回」のRUSHへと突入する突破型タイプ。その継続率は約72%と連チャン性は十分で、まとまった出玉の獲得も射程に捉えた「激デジ」の名に相応しいマシンだ。

 サンセイR&Dの新たなるスペック展開が好反響を得そうな気配だが、そんな同社の注目新台は6月にも控えている。

 ユーザーが求める出玉性能を体現し、爆裂の代名詞を意のままにしてきた人気シリーズ『牙狼』。その最新タイトルとなる『P牙狼 月虹ノ旅人』が、間もなくホールへと降臨するのだ。

『P牙狼 月虹ノ旅人』(サンセイR&D)

■大当り確率:1/319.68
■賞球数:3&1&5&15
■カウント:10カウント
■ラウンド数:3Ror10R
■魔戒CHANCE突入率:50%
■魔戒CHANCE継続率:81%
■遊タイム突入条件:950回転で魔戒CHANCE突入
○○○

 大当り確率は現行MAX機となる1/319.68。1種2種混合タイプで、初代で好評だった「ラウンドバトル」が搭載されている。また、RUSH突入率50%や高継続&ALL最大出玉など、初代のスペックに極限まで寄せたスペックが特徴だ。

 RUSH「魔戒CHANCE」の継続率は約81%。歓喜の1500発ループにスピード感が添加されることによって、瞬く間に5万発クラスの出玉を吐き出すことも十分に可能であろう。初代がもたらした興奮を、現代に蘇らせてくれそうだ。

 また、本機には遊タイムが搭載されており、950回転で発動。魔戒CHANCEへ直行し、大当り濃厚という強力な恩恵となっている。圧倒的パワーに救済処置も追加された本機に死角はない。

 もはや6月は『牙狼』一色に染まりそうな気配だが、サンセイR&Dの注目新台は7月にも控えている。

 高い出玉性能でユーザーを唸らせてきた『巨人の星』シリーズ。その最新作となる『P巨人の星 一球入魂3000』の公式PVが公開されたのだ。

 大当り確率は1/319帯のミドル仕様。「新たなる3Kスペック」と表現された本機は、RUSH中大当りの50%が3000発となる驚異の出玉力が最大の武器だ。更に大当り中は、情熱ポケットが出玉の増加をアシスト。3000発獲得(10R×3回)時点で平均300発の上積みが見込めるようだ。

 RUSHの最大継続率は約77%。本機が持つ出玉ポテンシャルは、先述した『牙狼』とは異なる爆発力を秘めた魅力的な機種といえるだろう。

 注目の演出面は、星飛雄馬を中心とした人気キャラクターが日本代表となり、世界を相手にしたベースボール大会が繰り広げられる。また、地球という垣根を超えた宇宙規模の「ぶっとび演出」もユーザーを楽しませてくれそうだ。

『P巨人の星 一球入魂3000』の導入予定日は7月。歓喜の3000発ループが、この夏を激アツにする。

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甘デジ「確変なし」でも連チャン可能!? パチンコマジックが炸裂!!

 50%。半分当たって半分当らないこの確率が絶妙なドラマを展開させるとしてパチンコ界で重宝されている。史上最強に売れた『海物語』の確変突入率。激アツ演出の信頼度。そして、現代パチンコにおける連チャンモードの突入率。

 確率的には2回に1回は成功するはずなのだが、1/2と5/10では感覚が異なる。と私などは思っている。ましてや、大当りを引いたうちの50%と大当り確率1/7.7を5回転で引き当てる(正確な大当り割合は約50.12%)のは全然違うのである。

 そもそもが大当り確率が1/10なら5回転させれば50%だろうというような数学センスなのが原因ではありそうだが、確率とは恐ろしいものである。その一方で、確変50%でも2ケタ連チャンしたり、大当り確率が1/320でも数回転で当たったりと面白いものでもある。

 要は捉え方次第。つまりは気の持ちようだとプレーンな精神で挑んだ甘デジ1台目、『PAヤッターマンVVV』。時短で当たれば3連チャンが約束されるとびきりのRUSH性能を有するこのマシン。ここ最近はまったくやれていない1種2種混合機だが、1回リセットしての5回転パターンの突破形式ではなく、初当りの丁半でアリかナシかを占う方式が功を奏したのか、見事に突破演出のバトルを制し、待望のRUSHへ突入。

 初回の時短では大当りを引けなかったが、残保留の「超正義RUSH」で連チャンをスタートさせると3連Vとなる「神正義RUSH」を2回発生させる計8連チャンの快進撃。都合、2500発以上の出玉を獲得したのである。

 いやー、やっと1種2種混合機を克服できた。ただ、ここで調子に乗って次も1種2種混合機行ってダメな結果になるとドツボにはまりそうな気がしたので、同じ50%突破でも『PA海物語3R2』を打つことに。

 ところがここでも50%の魔力を痛感することに。38回転で魚群から大当りを引き当てるもハリセンボン。そこそこ早めに当たったし、安定性のある機種なので長い時間打つほうがメリットを享受できるかと、そのまま続行。

 なんとか持ち玉で釣り上げた大当りはエビで確変ゲットなり。これで少しは連チャンしてほしかったが、3回転後にはサメ停止。こんなときだけ律儀に50%を発動し、本当に『海』はワンセットで終わる。

 ところが、わずか4回転で時短を引き戻す。でもアンコウ。しかし、ふたたび3回転で大当りし数珠連チャン! でもやっぱりアンコウ。連チャンはしているのだが、偶数図柄ばかりでなんかモヤモヤする展開となってしまった。

 さらにもう一発、18回転で時短引き戻しを発生させる鬼引きをみせたのであるが、これまたサメと通常大当り。本来なら5連チャンもして喜びもひとしおのところのはずなのに、スッキリしない勝ち方である。

 ともあれこの『PA海物語3R2』でさらに2000発を超える出玉の上積みを達成できた。久しぶりの快勝である。

【E店】
・今回のトータル出玉 +3226発(総収支 -2427発)
・実戦機種 2台(計18台/20台)

これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート(大当りさせた)台、16台/33台中・収支 -12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支 -16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支 +3917発】
D店【実戦機種20台コンプリート、収支 +12249発】

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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福永祐一キングヘイローの悪夢再び? JRA日本ダービーでエフフォーリアと横山騎手を襲う絶望的な壁、武豊騎手でさえ11年目で勝利。最年少制覇の偉業達成なるか!?

●武豊騎手でさえも10年かかった

 今週は日本中が注目するビッグイベント日本ダービー(G1)が行われる。通常であれば10万人を超える競馬ファンが競馬場に訪れ、大地を揺るがす大歓声の中行われるはずだが、今年は新型コロナウイルスの感染防止対策で入場に制限があり、残念ながら多くのファンはテレビ越しでの観戦となる。

 今年は無敗の皐月賞馬エフフォーリアが、関東の若手トップジョッキー横山武史騎手を背に2冠達成を目指している。だが歴史ある日本ダービーは若手騎手が易々と勝てるようなレースではなく、武豊騎手はデビューから11年目の10戦目にスペシャルウィークで初勝利。福永祐一騎手は22年目で初勝利となっている。それほど日本ダービーの重みは他のレースと異なるプレッシャーがあるのだ。

 特にファンの記憶にとどまっているのが、1998年のキングヘイローと福永祐一騎手だろう。デビュー2年目の福永騎手が出会ったキングヘイロー。皐月賞(G1)はセイウンスカイの2着に好走し、日本ダービーはJRA史上最年少での勝利に期待がかかった。しかしレースの雰囲気にのまれ、今まで経験したことない逃げという戦法で大敗してしまう。レース後は心無い批判も見受けられたが、日本ダービーはそれほどの重圧があるのだ。

●若手騎手を襲う日本ダービーの重圧

 今年エフフォーリアに騎乗する横山武騎手は、父が名騎手の横山典弘騎手で兄横山和生も騎手という騎手一家。昨年ブレイクし過去最高の94勝を記録、トップジョッキーの一人に上り詰めた。4月の皐月賞では見事初のG1制覇を成し遂げたが、この日本ダービーを勝利すれば、JRAとして史上最年少のダービー制覇という偉業となる。果たして横山武騎手はそのプレッシャーを乗り越えることができるのか。

 しかしその前に立ちはだかる百戦錬磨のライバルたちも、虎視眈々と逆転を狙っている。特に桜花賞(G1)2着のサトノレイナスは、NHKマイルC(G1)とヴィクトリアマイル(G1)を連勝したC.ルメール騎手が鞍上ということもあり牝馬ながら不気味な存在。さらに武豊騎手が騎乗するディープモンスター、川田将雅騎手のダノンザキッド、皐月賞に出走しなかった別路線組のワンダフルタウン、シャフリヤール、レッドジェネシス、グレートマジシャンなど、まさに海千山千の強豪が集う。この難解な日本ダービーを紐解くには、最高クラスの情報とレース分析が必須だ。そこで注目したいのがホースメン会議である。

●競馬の神様が設立

 競馬予想の神様と呼ばれ、テレビの競馬中継などで人気を博した大川慶次郎氏が設立したホースメン会議は、競馬ファンに的中の感動を届けるべく、最高の情報と最高のレース分析を追求し、今年で創業40年を迎えている。サラブレなど競馬雑誌の休刊が続く中、これほど長く存続しているのは、実績と人脈と信頼があってのもの。でなければ、早々と淘汰されるのが世の常だ。

 ホースメン会議の中心メンバーを見てみると、それを納得させる強力な大物関係者が揃っている。例えば競馬専門チャンネルやラジオで解説を歴任している能勢俊介氏は、大川氏唯一の弟子として知られ、現在ホースメン会議の総監督を務めている。さらに元JRAジョッキーの東信二氏は、有馬記念(G1)や皐月賞などを制した名騎手であり、その情報網は競馬界に浸透。他にも東西の大手スポーツ紙の本誌予想を何十年も歴任した大御所などが揃い、その陣容は鉄壁の布陣と言えよう。

 さてこのホースメン会議がどれほどの実力を持っているのか、今年に入っての成績を調べてみた。すると想像の斜め上を行く結果が判明したのだ。まず彼らの方針として、すべてのレースを予想するのではなく、事前の情報収集と分析の段階で提供対象レースを1日1~3レースに絞り、的中できる根拠と儲かると判断したレースのみをファンに提供している。もしその基準に達しなければ、例えG1レースであっても提供しないという徹底ぶりだ。ゆえにその的中率は驚愕の数値を叩き出している。

 今年提供した勝負レースの結果を見てみよう。まずわかりやすいのは前開催(3/27~4/18)の提供成績だ。提供実績はなんと8戦7勝、的中率は87.5%と高確率を記録している。しかも低配当ばかりかと思いきや、3連単21万5700円という破格の万馬券を含め3本の万馬券を的中。21万馬券となった4月17日の阪神11RアーリントンC(G3)では、多くのファンが50万円以上の払い戻しを手にしたというから開いた口が塞がらない。

 他にもソダシとサトノレイナスで決着した桜花賞(G1)では、馬連はもちろん8番人気3着ファインルージュを穴指名し、3連単1万400円の万馬券を的中。さらに同じG1レースのフェブラリーS(G1)でも、9番人気ながら2着となったエアスピネルを抜擢し3連単2万4940円の万馬券を的中させている。これほどの実績を見せつけられれば、もはやホースメン会議以外の情報や予想は価値がないといっても過言ではあるまい。

●日本ダービーの見解と提供

 さて、週末は日本ダービーである。過去の実績も重要だが、やはりこの日本ダービーを的中できるかどうか、そこに大きなポイントがあるだろう。ホースメン会議によれば、この日本ダービーは

「情報でも分析でも破格の自信度に達し、すでに提供が決定している。桜花賞で推奨したファインルージュ以上の穴情報馬がいることもあり、万馬券はもちろん好配当が期待できる」

 とのこと。このコメントを聞けばこちらの意識も変わるというもの。しかし話はそれだけに終わらなかった。なんとホースメン会議はこの日本ダービーの情報と3連単買い目を、ファンに向けて【無料で公開】するというのである。競馬の神様の遺志を継ぐ最高の予想家達による究極の結論。今年の日本ダービーを的中させるためにも、その買い目は是が非でもゲットしておこう。※本稿はPR記事です。


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「永遠のライバル」ダイハツとスズキ、電撃的な提携…“EV軽自動車”共同開発の舞台裏

 トヨタ自動車ダイハツ工業、スズキが軽自動車を含む小型の電気自動車(EV)の共同開発を進める。世界的に環境規制が強まるなか、効率化を図り、競争力を高めるのが狙いだ。

 ダイハツとスズキは2020年度の軽の新車販売台数で首位と2位。2社で軽全体の60%以上のシェアを占める。業界トップの座をめぐり、しのぎを削ってきた永遠のライバルだが、EVではトヨタを“接着剤”にして握手をした。ダイハツはトヨタの子会社。スズキはトヨタと株式を持ち合う。3社は車両の一部を共通化するなどし、開発費用を抑える。電気で走行する技術に優れたトヨタに、軽の開発に強みがあるダイハツ、スズキが協力する。トップ2社の参入で軽EVが普及する可能性が出てきた。

「軽もすべて電動化」の衝撃

 政府は20年10月、菅義偉首相が所信表明で「2050年のカーボンニュートラル(温暖化ガス排出実質ゼロ)に向けた実行計画」を明らかにした。目玉は「遅くとも30年代半ばまでに乗用車の新車販売で電動車100%を実現する」との高い目標を盛り込んだことだ。

 ここでいう電動車のカテゴリーには、走行中に有害な排出物を出さないゼロエミッション車(EV、燃料電池車)のほか、ガソリンエンジンとモーターを併用するハイブリッド車(HV)が含まれる。

 二酸化炭素の排出量削減に向け、ガソリン車の販売を将来的に禁じ、電動化を進める動きは世界的な流れだ。すでに欧州などは脱ガソリン車に大きく舵を切っており、日本も追随した格好になった。しかし、当事者である自動車業界、なかでも軽自動車メーカーには動揺が広がった。世界標準の普通車(登録車)に比べて、日本独自の規格である軽自動車は電動化が遅れているからだ。EVどころか、標準的なHVすらいまだ導入されていない。

 スズキの新車も国内で約5割、世界ベースで2割弱がすでにHVになっているが、簡易式のHVだ。大型バッテリーと高出力の駆動モーターを搭載する本格HVは製造原価を考えると「売れる軽」には仕上げにくいのである。「軽もすべて電動化」という政府方針の下、スズキはどうやって生き残っていくのか。資本・業務提携しているトヨタとの関係強化しか道はなさそうだった。20年11月、新型「ソリオ」の発表会の席上、鈴木俊宏社長は「小型車メーカーとしてどのようなHVが適切かを考えている。トヨタのHVを使うこともあるだろうし、価格面からトヨタのパーツを使いながら、独自に開発するということもある」と語っていた。

 19年、トヨタに対する第三者割り当て増資でスズキが手持ちしていた自社株を売り渡し、960億円を調達したが、このうち200億円を自動運転などの研究開発に振り向けた。欧州市場の厳しい環境規制に対応するため20年11月、トヨタからOEM(相手先ブランドによる生産)供給された多目的スポーツ車「RAV4」をスズキブランドで売り出した。

 スズキトヨタの子会社ダイハツは永遠のライバルである。20年度(20年4月~21年3月)の軽自動車の年間販売台数のトップはダイハツで54万9409台。第2位はスズキで53万9396台。その差は1万13万台。激しい販売競争を繰り広げたことを物語る数字だ。その両社が、トヨタを媒介して、小型の電気自動車(EV)の共同開発を進める。「軽もすべて電動化」にする国の目標を達成するしか、軽自動車メーカーとして生き残る道はないからだ。

 軽はユーザーの低価格志向が強い。EVの開発は急務だが、車両が高価になれば思ったように売れず、設備投資分を回収できなくなる恐れだってある。共同開発にはリスクを分散する狙いがあることはいうまでもない。

 トヨタは脱炭素の一環としてHVや水素で走る燃料電池車(FCV)と並行してEVの品揃えを強化する。昨年12月、2人乗りの小型EV「シーポッド」の限定販売を開始した。現時点では法人ユーザーや自治体などしか購入できないが、価格(消費税込み)は165万円から171万円と相対的に安い設定になっている。「シーポッド」の一般向け本格販売は22年に開始の予定だ。

日産と三菱自は22年に軽EVを販売

 日産自動車と三菱自動車は22年に軽自動車サイズのEVを発売する。長さ3.4メートル以下、幅1.48メートル以下などの規格を満たせば軽自動車に区分され、軽の税制が適用されるEVだ。日産と三菱自はプラットフォーム(車台)や電池などを共通化し、コストを圧縮した。電池はEV製造コストの約3割を占める。軽は日常の短距離移動での利用が見込まれるため、充電1回当たりの航続距離を200キロメートル程度に抑え、電池の搭載量を減らした。こうすれば電池の価格を下げることができるわけだ。

 約20万円とみられる国からの補助金分を勘案すると、下位グレードの軽EVは200万円以下になる。自治体の支援と組み合わせれば100万円台半ばで購入できることになるとみている。ガソリン車に近い価格帯となる。

 ホンダは、40年までに世界の新車販売すべてをEVとFCVに切り替える。4月23日に都内で開いた記者会見で三部敏宏・新社長が明らかにした。新車販売すべてをEVとFCVとする計画を打ち出したのは、国内の自動車大手ではホンダが初めて。同社の20年の世界販売台数は445万台で、EVとFCVの販売比率は合計でも1%未満だった。

 ホンダは日本では24年に軽自動車のEVをお披露目する。電動化の目標実現には電池の調達などが大きな課題となるが、20年代後半には独自の次世代電池の開発を完了する。車載電池でモーターを回して走る軽自動車は走行時に二酸化炭素(CO2)を排出しないため、再生可能エネルギー由来の電気を使えば排出ゼロに貢献できると期待されている。ただ、充電時間が長いことや、充電設備が町中に少ないという難点がある。電池の価格が高く、ガソリン車よりもどうしても高価になりやすい。軽自動車では大きな電池を積めず、一度の充電で走れる距離が短くなる。軽のEV化の勝者はどこか。トヨタなのかホンダなのか。

(文=編集部)

JRA キズナ産駒の激走は「警報レベル」に突入!? 16番人気で「53万馬券」演出ハギノピリナだけじゃない、日本ダービー(G1)でも波乱の期待

 23日に東京競馬場で開催されたオークス(G1)は、無敗二冠の懸かったソダシが単勝1.9倍の圧倒的1番人気に推されたが8着に敗れた。

 断然人気のソダシが敗れたとはいえ、優勝したのはM.デムーロ騎手の3番人気ユーバーレーベン、2着もC.ルメール騎手の2番人気アカイトリノムスメのワンツーフィニッシュ。馬連は1880円という平穏な配当だった。

 これに対して3着以内の馬を的中させる3連複は10万9190円、3連単に至っては53万2180円の高配当。大波乱の使者を演じたのは、18頭立てのレースで16番人気の超人気薄だったハギノピリナである。

 同馬は2013年のダービー馬キズナの産駒。オークスにはハギノピリナ以外にも4番人気ファインルージュ、5番人気ステラリアの計3頭が出走していたが、最も人気のなかったハギノピリナが大穴を開けた。

 そこで注目したいのは今年の春G1におけるキズナ産駒の活躍だ。

 同期のライバル・エピファネイアが、デアリングタクト、エフフォーリアなどのG1馬を輩出。種牡馬成績で一歩リードしているが、G1戦線で好走を続けていたキズナ産駒は穴党から密かに注目を集めていた。

 オークスを16番人気ハギノピリナが3着に激走しただけでなく、桜花賞(G1)は8番人気ファインルージュが3着、天皇賞・春(G1)は1番人気ディープボンドが2着、NHKマイルC(G1)は7番人気ソングラインが2着に入っている。

 また、G1以外でもファインルージュがフェアリーS(G3)、ディープボンドが阪神大賞典(G2)、バスラットレオンがニュージーランドT(G2)を制したように勢いもある。

 上位人気に支持された馬以外でも、人気薄で穴を出していることから“キズナ注意報”が出ていたが、ここまで来るといよいよ“警報”レベルまでマークが必要となりそうな雰囲気だ。

 ちなみに今週の日本ダービー(G1)に出走予定のキズナ産駒はバスラットレオン(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎)ただ1頭。前走のNHKマイルCは3番人気に支持されたが、残念ながらスタート直後の落馬による競走中止で不完全燃焼。昨年のダービーをコントレイルで制した陣営が競馬の祭典への出走を決断したからには、何かしらの秘策を用意していても不思議ではない。

 24日現在、バスラットレオンは『netkeiba.com』によるダービー出走予定馬の想定オッズでは、単勝オッズ47.6倍の11番人気。逃げ馬が他に見当たらないことからもノーマークとなる可能性も高い。

 配当的な妙味も十分あるだけに、「今が旬」のキズナ産駒を狙ってみる手もありそうだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

石油の時代は終焉するのか?米国シェールオイル生産が停滞、原油価格が不安定化の懸念

 国際エネルギー機関(IEA)は5月18日、2050年までに世界の温暖化ガス排出量を実質ゼロにするための工程表を公表した。その主な内容は(1)化石燃料関連の新規投資の決定を今年中に停止する、(2)35年までにガソリン車の新車販売を停止する、(3)40年までに石炭・石油発電所を廃止する、(4)50年までにエネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を約7割に引き上げる、などである。

 極めて野心的な内容だが、IEAのビロル事務局長は「(実質排出ゼロ)は難しいが、達成可能だ」との声明を発表、各国政府が強力な対策を採るよう求めた。50年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにすることは、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が定める「産業革命からの気温上昇を1.5度以内に抑える」という目標と合致する。今年11月に英国で開かれる第26回国連気候変動枠組み条約締結国会議(COP26)を前に、IEAとしては具体的な道筋を示すことで「温暖化対策に後ろ向き」との批判をかわす狙いがあったのだろう。

 IEAの工程表は世界に衝撃を与えたものの、IEAの根回し不足のせいか、産油国や民間石油会社からの反応は皆無といっても過言ではない。政府レベルで化石燃料の新規開発を抑制するような具体的な政策を導入している国はほとんどない。英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルの株主はIEAが工程表を公表した18日、年次株主総会で同社の「気候変動対策計画」を承認したが、25年まで新規の化石燃料開発を継続する内容となっている。

 筆者は4月20日付コラムで「原油などの化石燃料は今後『座礁資産』となる可能性が高い」と指摘した。座礁資産とは、社会の環境が激変することにより、価値が大きく毀損する資産のことを指すが、温暖化ガス排出量の大幅削減を余儀なくされている環境下で化石燃料の資産価値は大きく下がる可能性が出てきている。

IEAのレポート、原油市場に混乱をもたらすとの危惧も

 IEAの今回のレポートにより、化石燃料からの投資撤退を進めてきた世界の投資家たちは「自分たちの投資戦略が正しかったことが証明された。ほかの投資家も追随すべきである」と意を強くしていることだろうが、石油関連の専門家からは「今後の世界の原油市場に混乱をもたらす」と危惧する声が上がっている。

 IEAの予測によれば、世界の原油需要は日量約1億バレル(19年)から50年までに同2400万バレルに減少する。原油需要の大幅縮小に伴い、原油生産者は低コストで採掘ができる少数の会社のみが生き残ることになるが、低コストで原油生産が可能な地域は中東に集中している。OPECの世界の原油生産に占める割合は現在37%だが、2050年には過去最高の52%に達するとされている。

  そもそもIEAは、1973年の第1次石油危機を契機に米国のキッシンジャー国務長官(当時)の提唱により、石油危機を再発させないことを目的として74年に設立された国際機関である。石油危機が勃発する可能性が高い中東産原油の依存度を下げるために、非OPEC諸国の増産を支援するなど世界の原油供給の拡大を後押ししてきた。化石燃料をめぐる国際情勢が大きく変わったとはいえ、そのIEAが原油の中東依存度を高める内容のレポートを出したことは皮肉以外の何ものではない。

  IEAは2010年代後半に「原油開発への投資の減少から20年代初めに深刻な供給不足が生じ、原油価格は急上昇するリスクがある」と警告していたが、この問題は杞憂に終わったのだろうか。

シェールオイルの生産が停滞

 筆者が懸念しているのは、このところ米国のシェールオイルの生産が停滞していることである。20年3月時点の米国の原油生産量は日量約1300万バレルを誇っていたが、その後コロナ禍で約200万バレル減少し、そのままの状態が続いている。

 米ダラス連邦準備銀行の調査によれば、シェールオイルの生産コストは高い地域でも平均で1バレル=30ドル台半ばであり、新規の油田開発が採算ラインに乗る原油価格が50ドル前後の地区が多い。現在の米WTI原油先物価格は1バレル=60ドル前半であることから、シェールオイルの生産が本格的に回復してもおかしくないが、そうならないのはシェール企業が投資を抑制しているからである。

 調査会社ライスタッド・エネジーによれば、米国の独立系シェール企業の8割が、今年第1四半期の設備投資額を本業で稼いだ資金(営業キャッシュフロー)の範囲内に抑えている。過去のシェールブームでの投資負担が重く、コロナ禍でさらに赤字が増加したシェール企業は、財務内容の改善のために投資を抑制せざるを得ない。世界的な「脱炭素」機運の高まりも逆風となっており、今回のIEAのレポートはシェールオイルの生産に致命的な打撃を与える可能性がある。世界の原油供給の重要な役割を担うようになったシェールオイルに危険信号が灯れば、世界の原油市場が今後不安定化するのではないだろうか。

「今回のIEAのレポートでもっとも得をするのはOPECだ」との憶測が出ているが、OPECは20日、「IEAのレポートは石油価格の変動につながる恐れがある」と批判した。原油市場におけるOPECの寡占度が高まるものの、IEAのレポートのせいで原油価格が暴落することになれば、原油収入に依存している加盟国の政情が流動化する。

 「石器時代を終わらせたのは青銅器や鉄器などの新しい技術だった。石油も同じ」

 このように指摘したのは、第1次石油危機を招いたアラブ敵対国への禁輸措置を主導したサウジアラビアのヤマニ石油相(当時)である。この「予言」が一気に現実化しつつある現在だが、石油の時代が静かに幕を閉じるかどうかはわからない。

(文=藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー)

●藤和彦/経済産業研究所コンサルティングフェロー

1984年 通商産業省入省

1991年 ドイツ留学(JETRO研修生)

1996年 警察庁へ出向(岩手県警警務部長)

1998年 石油公団へ出向(備蓄計画課長、総務課長)

2003年 内閣官房へ出向(内閣情報調査室内閣参事官、内閣情報分析官)

2011年 公益財団法人世界平和研究所へ出向(主任研究員)

2016年 経済産業研究所上席研究員

2021年 現職

数字で見る、「国内外国人」と「やさしい日本語」

こんにちは、電通ダイバーシティ・ラボの“やさしい日本語プロデューサー”、吉開章です。昨年、「入門・やさしい日本語」という本を発売しました。

やさしい日本語
アスク出版、200ページ、1870円(税込)、ISBN 978-4-86639-352-0

 
やさしい日本語とは、日本語を母語としない外国人など、日本語のコミュニケーションに何らかの困難を抱える人のために、語彙や文法などを調整した日本語のことです。

みなさんの中には、「外国人は英語を話す」と思っている方が多いかもしれません。しかし、日本に住む外国人は、英語より日本語を話せる人のほうが多い、という調査結果があります。

ですから、日本国内で外国人とコミュニケーションをとるとき、日本語で話すことは立派な選択肢の一つです。しかし、日本語を話せるとはいえ、母語が日本語でない方が私たちの普段の会話についていくのは難しいものです。

本連載では、職場や暮らしの中で外国人とのコミュニケーションに役立つ、やさしい日本語のコツをお伝えします。初回は、やさしい日本語が生まれた背景や、外国人の日本語スキルについて、象徴的な数字を交えながら紹介します。

やさしい日本語という取り組みを知っている日本人の割合、29.6%

みなさんは、やさしい日本語という言葉を聞いたことがありますか?文化庁「令和元年度国語に関する世論調査」では、初めて外国人と日本語に関する意識に関する設問が盛り込まれ、国民の29.6%が、やさしい日本語という取り組みが始まっていることを知っていると回答しています。

やさしい日本語
出典:文化庁「令和元年度国語に関する世論調査」

1995年の阪神・淡路大震災で外国人住民の被災率が日本人の被災率の2倍以上であったことから、「緊急のときにも外国人に伝わりやすい言葉は何か」という調査が弘前大学・佐藤和之教授によって行われました。すると実は簡単に言い換えた日本語が一番伝わることがわかったのです。そこから、減災のための「やさしい日本語」の研究が始まりました。

その後も、日系ブラジル人や技能実習生など日本に住む外国人が激増し、行政や公共施設などの日常的な情報発信や業務でも言葉の壁が生まれてきました。このため多言語対応の一つとしてやさしい日本語が注目され、一橋大学・庵功雄教授の研究グループが自治体と連携して平時における<やさしい日本語>の研究に取り組んできました。

2016年には、日本語を学んでいる外国人観光客にはやさしい日本語でおもてなしをしようという「やさしい日本語ツーリズム」が福岡県柳川市でスタート。コミュニケーションのためのやさしい日本語が、観光従事者や一般市民が使えるものとして、注目されるようになりました。

筆者はこの柳川市のプロジェクトの提案者であり、2016年からやさしい日本語の普及啓発を仕事にしていますが、当時は、やさしい日本語の取り組みはあまり知られていませんでした。そこからわずか4年弱。「やさしい日本語認知率29.6%」という数字は驚くべき大きさだと感じています。

コロナ流行後の国内外国人の減少率、1.6%  

新型コロナウイルスの影響でインバウンド客は激減しましたが、2020年末に日本国内に住む外国人(在留外国人)数は全人口の約2.3%となる288万7116人。前年末に比べて1.6%減にとどまっています入管庁発表)。コロナの感染拡大防止は地域社会全体で取り組む必要があるため、国政レベルでの多言語対応が一気に加速しました。厚生労働省は「新型コロナウイルス感染症に関する外国語対応ホームページ」を開設し、やさしい日本語を含む11言語で情報提供しています。

多くの外国人住民が、好むと好まざるとにかかわらずそのまま日本にとどまり、日本人同様に生活し経済を支えています。国内外国人の消費市場は小さくないのですが、「外国人には英語」「外国人には日本語はわからない」といったイメージから、日本の企業で国内外国人市場に注目しているところはまだ少ないのが現状です。

国内外国人で「少しでも日本語での会話ができる」人は、88%

では、国内外国人はどれくらい日本語ができるのでしょうか。2021年2月入管庁発表「令和2年度在留外国人に対する基礎調査報告書」で初めてその実態が明らかになりました。

会話の能力に注目してみると、国籍による差はあるものの、会話がほとんどできないという割合は少なく、多くの人がある程度の日本語会話ができることがわかります。

やさしい日本語
出典:入管庁発表「令和2年度在留外国人に対する基礎調査報告書」

また、文を読むほうに注目してみましょう。以下は避難指示に関する普通の日本語と、フリガナを振って平易な表現に書き換えたやさしい日本語です。

やさしい日本語

それぞれを「よくわかる」と答えた人の国別結果は以下の通りです。

やさしい日本語
出典:入管庁発表「令和2年度在留外国人に対する基礎調査報告書」

このように、普通の日本語をやさしい日本語に書き換えるだけで、多くの人がより理解できるようになることがわかりました。

国内に住む外国人はすでに日本を支える生活者であり、やさしい日本語なら多くのことが理解できます。そのような人たちにとって現代の日本社会は、日本人と同様の生活を享受し、活躍できる環境にあるでしょうか。国や自治体などでは取り組みが始まっていますが、これからは民間企業も例外ではなくなってきます。そして、情報の発信元でもあるメディアや広告に関わる人たちも、その責任の一端を担う存在なのです。

次回は、どのようにすれば外国人にとって日本語がわかりやすくなるか、やさしい日本語のコツをお伝えします。