ブランドと生活者がSNS上で交わる・買える「ソーシャルコマース」とは?

ソーシャルコマースとは何か?
イラスト:金井沙樹

コロナ禍で生活者の在宅時間が増えました。

その結果、以前以上にオンラインで商品・サービスを購入することが当たり前となり、ソーシャルメディアで情報と接する機会も多くなりました。

SNSなどのソーシャルメディア上で、生活者とブランドがコミュニケートし、その場で商品・サービスを販売する。それが「ソーシャルコマース」です。

本稿では、電通グループのバーチャル横断組織「Dentsu Commerce Room」でソーシャルコマースに特化したプロジェクトチームのリーダーを務める金用國が、今こそ企業が知っておきたいソーシャルコマースの基本を解説。アメリカ、中国、韓国における取り組みも紹介します。

<目次>
「SNS上の投稿」から直接商品を購入できるソーシャルコマース
販売者と視聴者の双方向コミュニケーションが生まれる「ライブコマース」
ECの膨大な機会損失をリカバーする、ソーシャルコマースの可能性
すさまじい勢いでソーシャルコマース機能を拡充するFacebook
車や不動産もソーシャルコマースで売れる時代

「SNS上の投稿」から直接商品を購入できるソーシャルコマース
 

ソーシャルコマースの購入プロセス

ソーシャルコマースの一番分かりやすい形は、ソーシャルメディア上の誰かの「投稿」に、そこで紹介されている商品・サービスの購入ボタンが付いていて、欲しいと思ったらその場で決済までできる、という状態です。

Facebookをはじめとする海外の大手プラットフォーマーの間では、この「ソーシャルメディア上で直接決済できる機能」を実装する動きが加速しています。

例えば、SNSで知り合いがおすすめしている商品を欲しくなったとき。従来であれば商品をウェブで検索してECサイトや店舗で購入していましたが、ソーシャルコマースでは、「知り合いの投稿」から直接商品を購入できるようになります。

コロナ禍以前から、若い世代を中心にSNSは生活の一部として浸透しており、SNSで積極的に欲しいモノやサービスの情報収集をしたり、SNS上の口コミを参考にしたり、著名人のアカウントから話題の商品が生まれるといった現象は起きていました。

そこにコロナ禍が訪れたことで、ショッピングのデジタルシフトはますます進みました。その帰結として、これまでは情報収集や情報交換の場だったSNSで、シームレスなショッピング体験を実現する環境が急速に整いつつあるのです。

販売者と視聴者の双方向コミュニケーションが生まれる「ライブコマース」

現在、インフルエンサーなどが動画プラットフォーム上でライブ配信を行いながら、リアルタイムで商品・サービスを販売する「ライブコマース」がアメリカや中国、韓国で盛んです。日本でも少しずつ盛り上がりを見せていますが、このライブコマースもソーシャルコマースの一種です。

ただ、この説明だけ聞くと、昔ながらのテレビ通販を思い浮かべる方も多いかもしれません。

ライブコマースと通販(いわゆるインフォマーシャル)との最も大きな違いは、ライブコマースは販売者と視聴者の「双方向コミュニケーション」によってコンテンツが形成されるという点です。

従来の通販(インフォマーシャル)とライブコマースの違いはLinked、Interactive、Various、Entertainingといった要素の有無にある。
従来の通販(インフォマーシャル)とライブコマースの違いはLinked、Interactive、Various、Entertainingといった要素の有無にある。

テレビ通販の場合、話上手なプレゼンテーターが一方的に商品を紹介しますが、ライブコマースでは視聴者がチャット機能を使ってリアルタイムで質問し、プレゼンテーターがその場で質問に答えてくれます。

また、視聴者数やコメントに応じて話す内容を変更したり、サプライズ的に特典を付けたりなど、臨場感あふれる演出を臨機応変に仕掛けることができます。

視聴者が購入したいタイミングで、画面をタッチしてすぐに決済できる点もライブコマースの大きな特徴です。

ECの膨大な機会損失をリカバーする、ソーシャルコマースの可能性

 

欧米の複数の調査(※)によると、ECサイトでユーザーが商品をカートに入れたまま結局購入しなかった商品、いわゆる「カゴ落ち」の割合は、約70%にも上るそうです。

「カゴ落ち」を引き起こす大きな要因のひとつが、決済までのプロセスの煩雑さです。決済のフローを簡略化し、デザインを改善することで、約70%の損失のうち、35%程度をリカバーできると考えられているそうです。

*出典:“41 Cart Abandonment Rate Statistics” by BaymardInstitute,Mar 2019.
*出典:“41 Cart Abandonment Rate Statistics” by BaymardInstitute,Mar 2019

ソーシャルコマースは認知から購入までのプロセスが非常にシンプルで、SNS上で直接決済できる機能も整備され始めています。つまり、ソーシャルコマースの普及で、EC市場全体が大きく底上げされる可能性があるのです。

筆者は、ソーシャルコマースの本質を、マーケティング活動におけるコミュニケーションのあり方に変化を起こすことだと思っています。

まず、従来のEコマースやプロモーションは企業からの一方的な情報発信が主流だったのに対し、ソーシャルコマースはSNSなどのソーシャルメディアを活用することで、企業と生活者の双方向コミュニケーションが可能になります。

多くの生活者にとってSNSは、私的な趣味やコミュニティーを楽しむためのもの。そこに商品やサービスを押し売りするのではなく、コミュニケーションをとりながらブランドの世界観やストーリーを伝えることで、生活者と良好な関係を継続的に築くことができるようになるのです。

さらに、企業からの情報発信のみならず、「生活者から生活者」への情報発信も生まれます。近年は、身近な友人・知人やインフルエンサーからの情報を購買行動の参考にする生活者も少なくありません。

さらに、自分が投稿した商品が買われることでインセンティブを得られるような設計ができれば、自分の好きな商品やサービスを魅力的に紹介する投稿がどんどん増えるでしょう。ソーシャルコマースは企業側にとって、購買の可能性を引き上げる重要なチャネルになり得るのです。

  • 「カゴ落ち」で発生している機会損失の改善
  • 生活者との双方向コミュニケーションによるブランドイメージ向上
  • 「生活者起点のコマース」という販売チャネルの拡大

これが、企業がソーシャルコマースを活用するメリットだと筆者は考えます。

ソーシャルコマースは業種・業態を問わず、さまざまな企業のニーズに応えられるマーケティング手法です。

  • ブランドの若返りを図り、若年層との関係性を強化したい。
  • ECプラットフォームに依存せず、新しいチャネルを広げたい。
  • これからECを始める、またはスモールスタートしたい。
  • 従来のデジタルマーケティングやマスマーケティングが効きにくくなっていると感じる。

このような悩みをお持ちの企業は、ぜひともソーシャルコマースの導入を検討してみてはいかがでしょうか?


すさまじい勢いでソーシャルコマース機能を拡充するFacebook 

今後ソーシャルコマース市場がどう発展していくのかを推察する指標として、日本に先行して盛り上がりを見せている米Facebookの動向を追ってみましょう。

現在アメリカで注目を集めているのが、「Facebook」や「Instagram」におけるソーシャルコマース機能の拡充です。

まず、アメリカでは外部ECサイトに遷移せず、「Facebook」や「Instagram」上で直接商品を購入・決済できる「チェックアウト機能」を実装しました。

また、企業が「Facebook」や「Instagram」などプラットフォームを横断して共通のオンラインショップを無料で開設できる「Facebookショップ機能」というサービスをリリース。日本でも今年6月から提供を開始しています。

「Instagram」では、フィードやストーリーズなどの投稿に商品をタグ付けすることで、タップすると商品名や金額などの詳細が表示され、そこからシームレスに商品のECサイトに遷移させる「ショッピング機能」を2018年から日本でも提供しています。

さらに、これらのサービスを支える独自の決済システム「Facebook Pay」や、インフルエンサーやパブリッシャーが協業関係にある企業のショッピングタグ(商品や価格を表示させるタグ)を投稿に付ける機能 、ライブ配信中にファン とコミュニケーションをとりながら商品を表示しセールスを行う「ライブショッピング」など、米国ではソーシャルコマースを促進する機能を次々とテスト導入しています。

そしてFacebookは上記のソーシャルコマース機能拡充に紐づけて、広告配信の新サービスも積極的にリリースしています。例えば以下のようなものです。

■ブランドコンテンツ広告…企業がインフルエンサーと連携して、インフルエンサーのアカウントから広告配信を行う。

■ダイナミック広告…利用者の閲覧履歴に基づく動的な広告を配信できる。

■コラボレーション広告…ダイナミック広告を用いて直接ECサイトやアプリに遷移する。

ここまでで分かるように、ソーシャルコマースによって、生活者は「いつもアクセスしているソーシャルメディア上で、信頼できる人物の紹介する商品を、その場で購入できる」ようになり、利便性が向上します。

また、前項で紹介した通り、ソーシャルコマースは企業側にとってのメリットも大きく、Win-Winの状況が生まれつつあります。

そしてソーシャルコマースの“場”を提供するプラットフォーマー側も、手数料や広告費などでキャッシュポイントの増加が見込めます。Facebookのようにソーシャルコマース機能に注力するプラットフォーマーは世界的に増えていくでしょう。

車や不動産もソーシャルコマースで売れる時代

最後に、中国のソーシャルコマースの活況をお話しします。

コロナ禍でOMO(※)が一層加速する中国では、さまざまな企業がライブコマースを展開し、大きな盛り上がりを見せています。

※ OMO
Online Merges with Offline。オンラインとオフラインの融合、つまりネットと店舗(オンラインとオフライン)の垣根をなくし、顧客目線でカスタマージャーニー設計することを意味するマーケティング概念。
 

それも、タレントやKOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるインフルエンサーだけでなく、百貨店の販売員やアパレルの店舗スタッフなど、自社の「接客のエキスパート」がライブ配信を行うケースが急増しています。
 
販売される商品は、ファッションやコスメなど、SNSを積極的に活用する若年層をターゲットとしたものに加え、化粧品、家具、家電まで幅広くカバーしています。最近ではEコマースとは全く無縁だった車や不動産まで、ソーシャルコマースで販売することが実際に起こっています。

ソーシャルコマースで高額な商品を扱うことに驚く人もいますが、海外の状況を見ていると、実はブランドの世界観やストーリーが購買行動に大きな影響を及ぼすラグジュアリーブランドこそ、ソーシャルコマースとの相性が良いようなのです。

すでにアメリカや中国では多くのハイブランド、ラグジュアリーブランドがファンとのエンゲージメント構築、SNSからブランドサイトへの誘導にソーシャルコマースをフル活用しています。中にはターゲット層に合わせて、1社で20以上の「Instagram」アカウントを使い分けている企業もあるほどです。

こうした動きは近い将来、日本にも広がってくると思います。つまり、「ソーシャルメディアで売るのは若年層向けの商品」という常識が変化し、車や不動産、家電など、オンライン購入はハードルが高いと思われていたあらゆる業種・商材が、当たり前のようにソーシャルメディア上で購入される時代が来るということです。

今後ますますテクノロジーが進歩し、ソーシャルメディアが生活に浸透していくことを考えると、ソーシャルコマースのポテンシャルの高さは計り知れず、企業としては積極的に活用しない手はありません。

とはいえ、まだ日本ではそこまで浸透していない領域のため、何から手をつけるべきか分からない企業の方も多いでしょう。

次回は、日本におけるソーシャルコマースの現状と展望、今後ソーシャルコマースをうまく活用するために押さえておきたいポイントを解説していきます。

「国内電通グループによるソーシャルコマースに特化したプロジェクトチーム」について詳しく知りたい方は、こちらの座談会記事もぜひご覧ください!

電通的マーケティングDXの歩み、現在地、そして未来

電通による“人”基点のマーケティング「People Driven Marketing(※)」(ピープル・ドリブン・マーケティング)も、4年目を迎え、「PDM4.0」として大きく進化しました。 

本連載では、電通人と企業のゲストたちが、マーケティングとデータの未来を語った「People Driven Marketing® 実践ウェビナー2020」3日間の模様を、ダイジェストでレポートします。

今回は、電通グループでディレクターを務める中津久美子氏が登壇したセッションの内容を紹介。電通が注力するマーケティングDX(デジタルトランスフォーメーション)の全体像について、これまでの経緯と現在の取り組み、そして今後の展望を語りました。

※People Driven Marketing
https://www.dentsu.co.jp/business/pdm/
電通が提唱する、データ&デジタル時代に対応した“人”基点の統合マーケティング・フレームワーク。課題を人(People)基点で捉え直し、電通グループが持つ最先端のマーケティング手法を統合して、顧客の持続的な成長を支援していく。

 

Dosolutionsサイトへのリンク
※課題解決マーケティング情報サイト「Do!Solutions」でも、本ウェビナーの特集ページを開設しています。より詳細なレポートはこちらへ。

生産性向上のDXと、新たな価値を創造するDX

中津氏

ここ数年で耳にする機会が増えた「DX」というキーワード。新聞や書籍、インターネットなどでさまざまな定義付けがされていますが、冒頭で中津氏は改めてDXの定義を行いました。

中津氏は、DXは二つの局面に分けて定義できると言います。一つ目が、「ビジネス上の要請・課題を、ICT技術を利用して解決すること」。二つ目が、「ICT技術活用による課題解決にとどまらず、ビジネスモデルそのものを変革し、新たな価値を提供すること」です。

前者がプロセスの効率化やコスト削減に寄与するのに対し、後者は事業戦略を含めたプロセス全体の刷新、ビジネスの改革、時には新たな産業構造の創造をもたらします。

「電通グループがこれから注力したいと考えているのは、二つ目の局面。DXの力で新たな顧客体験を創出し、顧客数の増加、エンゲージメントの強化、売り上げの増加を実現していきます」と中津氏は述べました。

では、電通が目指すマーケティングDXとは具体的にどのようなものなのでしょうか?その前に中津氏は、DXの歴史を簡単に振り返りました。

Marketo社の日本上陸が、マーケティングDXの本格的な幕開けに

2000年代前半には、すでにさまざまな顧客体験がデジタル化しつつあったものの、「デジタルマーケティングという言葉はまだなかったと記憶しています」と話す中津氏。

そこに一石を投じたのが、「CRM」(顧客関係管理)と「LTV」(ライフタイムバリュー)という考え方。いずれも顧客との“関係性”を重視した概念です。

これらの概念が生まれたことで、マーケティング領域では、新規/既存などステージによって顧客を区分した上で、顧客に応じたカスタマイズやパーソナライズが求められるようになっていきます。

当時の日本企業ではマーケターが手作業でコミュニケーションの出し分けを行っていましたが、2014年にアメリカのMarketoが上陸したことで状況は一変。コミュニケーションの「1to1」化を支援するマーケティングオートメーションツールが台頭し、複雑化するデジタルマーケティングがより早く正確に実行できるようになりました。

「この時が、本格的なマーケティングDX時代の幕開けだったのでは」と中津氏は振り返ります。ちなみに、電通デジタルの前身である電通イーマーケティングワンは、Marketoの日本法人設立に携わっています。

電通の動きとしては、2016年に電通デジタルを設立。広告とCRM領域の双方のデータを統合し、デュアルファネルで一気通貫したマーケティングを目指す専門組織として立ち上がりました。

X-Stack(クロス・スタック)
「X-Stack(クロス・スタック)」とは、オンライン/オフラインを統合したデータを基にAI・機械学習で事業成果の予測モデルを構築し、マーケティング施策を最適化する電通デジタルのソリューション。

また、国内電通グループ全体でも、従来の広告領域に加えて、新規事業・サービス開発、マーケティング戦略全体の策定、カスタマーサクセスといった領域にサービスメニューを拡大し、あらゆるビジネスデザインに対応できる体制をつくり上げてきました。

電通グループのサービスメニュー

「各社がマーケティングDXに必要な領域を磨いてきたのです」と、グループ全体で“電通的DX”の基盤が培われてきたことを中津氏は説明しました。

業務の断絶を乗り越える、電通グループの三つの強みとは?

マーケティングDXの実現に向けたテクノロジー環境や基盤が十分に整った一方で、国内電通グループとしては組織ごとに業務が細分化、個別最適化され、業務の断絶が生じていました。

そこで実施されたのが大規模な組織変革。2020年、純粋持ち株会社の電通グループが誕生し、「Integrated Growth Solutions」というメッセージを掲げて、グループ内の多様なケーパビリティーの統合、マーケティング領域を超えた顧客のトップライン成長の支援を目指しています。

さらに中津氏は、業務の断絶を乗り越えるポイントとして、国内電通グループの三つの強みを挙げました。

強み① データ
マーケティングデータのみならず、さまざまなデータを収集・統合。不足するデータを加えながら顧客の「解像度」を上げ、磨き続けています。

さらに、ウェブのログデータ、テレビ視聴ログデータなど電通独自のデータを連携した、量・質ともに日本最大級のデータベース「People Driven DMP」も日々進化し続けています。

強み①

強み② テクノロジー
現在のマーケティングにおいては、Adobe、Google、Salesforceなどが提供する各種マーケティングツールやサービスの使いこなしは必須です。国内電通グループには、そうしたテクノロジーのエキスパート企業群がそろっています。あらゆるマーケティングクラウド製品に精通し、DMP/CDP、そしてAIに関しても、顧客ニーズに応じてさまざまなメニューを提供できます。

強み②テクノロジー

強み③ クリエイティビティー
電通に求められているのは、データやテクノロジーを駆使して、新しい価値を創造すること。電通グループに脈々と受け継がれてきたクリエイティブのDNAをフルに発揮して、マーケティングDXによる新しい価値の創造にチャレンジしていきます。

“人”基点のマーケティングは、企業で働く“一人一人”に向けても展開する

セッションの最後に、中津氏はこれから電通と国内外電通グループ各社が実現していきたいことについて語りました。

「People Driven Marketing は“人”基点の統合マーケティング・フレームワークとして、毎年進化を遂げてきました。今後は、エンドユーザーだけでなく、クライアント企業で働く社員の方々を基点にした変革も必要だと考えています。

例えば、電通デジタルではコロナ禍における顧客対応の在宅化ソリューションを提供しているのですが、活用いただいたクライアントから“顧客との結びつきが以前よりも強くなった”という声を頂きました。結果として、リアルで会っていたときよりも、企業と顧客のエンゲージメントを高めることに成功したのです。

企業の方々の働き方にフォーカスをすることで、顧客体験も変えていく。このようなDXに積極的に挑戦していきたいと思います」

また、中津氏は究極のパーソナライズとして「リアルタイムマーケティング」をキーワードに挙げました。「例えば、マーケティング部門のみならず製造部門やバックオフィスも、顧客データを基に、すべての企業活動がリアルタイムに連動・反応していく。そのような世界が、技術的には実現可能なところまで来ています」と中津氏。

「マーケティングの普遍的な力は、人の気持ちを動かしていくこと。今後も企業と顧客とのエンゲージメントを変革し、クライアントの成長に継続的に貢献してまいります」と述べ、セッションを閉じました。


※本ウェビナーのより詳細なレポートは、「Do!Solutions」の特集ページをご覧ください!

 

破綻した東京ミネルヴァ法律事務所…ほかにもいた“武富士人脈”広告代理店の“餌食”

「弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所」(以下、東京ミネルヴァ)は50億円を超える負債を抱えて、2020年6月24日に東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた。負債のうちの約30億円は消費者金融などから回収済みの過払い金(契約者が利息制限法の上限金利を超えて支払っていた金利)で、本来、依頼者へ引き渡していなければならないものだった。

 回収済みの過払い金は、東京ミネルヴァと「非弁提携」(弁護士以外の者が弁護士の名義を利用して利益を得ること。弁護士法違反)の関係にあったと疑われている、元武富士社員らが経営する広告代理店「リーガルビジョン」(以下、LV)へ流出していた。東京ミネルヴァの代表の川島浩弁護士は、「週刊新潮」(新潮社)7月9日号のインタビューで次のように話している。

「テレビやラジオ、新聞、ネットなどで出張相談会を告知して集客します。相談会は全国各都市で2週間から3週間、開くことが多いのですが、会場を訪れた人の過払い金返還請求の訴訟を受任する。LVが整えた会場で、お飾りの弁護士は受任するだけでいいわけです。いずれにせよ、これらの広告費が経営を圧迫しているのは明白でしたが、売り上げを上回る請求が削られることはありませんでした」

 しかし、法律事務所がLVと取り引きを始めれば、東京ミネルヴァのような立場へ追い込まれかねないことは、10年前、松永晃弁護士が告発していた。月刊誌「紙の爆弾」(鹿砦社)2010年8月号の「『債務整理業』に横たわる『非弁行為』の不法を告発!」と題する記事で、松永弁護士は次のように話している。

「DSC(筆者注・LVの前身)が要求する広告料は不当に高い金額です。私が了承していない金額については支払う必要はありませんが、仮に支払ったとした場合のシミュレーションをしたところ、当事務所は大幅な赤字となり、まったく経営が成り立たなくなります」

 2010年1月末の時点で、DSCが取り引きする弁護士事務所と司法書士事務所は約300だったという。DSCとの取り引きを疑問視する関係者は、松永弁護士以外にいなかったのであろうか。

「考え方が違うようだし、まだ未熟だから、別の法律事務所に行ったほうがいい」

「紙の爆弾」の記事が世に出てから半年後、高木啓成弁護士が松永弁護士へ電話をかけてきた。そのときの事情は2013年3月13日付の高木弁護士の陳述書にまとめられている。これは、後述する訴訟へ提出された。以下、陳述書から引用する(一部中略)。

―――

 当職は、東京都新宿区の東京エスペランサ法律事務所に、立ち上げの時期である平成22年(筆者注・2010年)10月から、平成23年(同・2011年)2月末日まで所属しておりました。

 平成23年1月中旬ごろ、東京エスペランサ法律事務所の田村公一弁護士は、同法律事務所の会議室にて、株式会社DSCの関係者と会議を行なっておりました。

 話の内容は、債務整理案件について、DSCがもっているノウハウを利用して地方に広告を出すこと、DSCが地方での法律相談会を補助し、そこに東京エスペランサ法律事務所の弁護士が法律相談を行うこと等でした。

 当職は、DSCがどのような業者であるかについては一切存じませんが、当時、債務整理に関する業者が高齢の弁護士を食い物にするような事件が報道されていたこと等の事情から、債務整理案件については、広告業者に任せるのではなく、自分たちでやるべきだと思いました。

 しかし、田村公一弁護士は、経営が未だ安定しないことを心配してか、DSCと取引をすることに非常に前向きであり、当職との間で意見が対立することになってしまいました。

 当職は、すぐにインターネットで「紙の爆弾」の松永弁護士の記事を見つけました。

「紙の爆弾」を入手したため、当職は、その内容を読み、そのうえで、今回、被告となっている松永晃弁護士に電話で連絡を取り、「紙の爆弾」の内容について詳細の説明を聞きました。

 そして、同2月7日、当職は、最後通告的に、田村公一弁護士に対して、「紙の爆弾」及び松永弁護士に聞いた内容を引用しながら、DSCとの取引を行わないように、と伝えました。

 すると、数日後、田村公一弁護士は、当職に対して、「考え方が違うようだし、高木先生はまだ未熟だから、別の法律事務所に行ったほうがいい。」と伝えました。結局、当職は、2月末にて東京エスペランサ法律事務所を去ることになりました。

―――

 高木弁護士に取材を申し込むと、「当方にも草案が残っていましたので再度読みましたが、事実、その通りの内容です。今頃になって被害が顕在化して非弁提携が問題になっていますが、当職としては、こうなることは明らかだったものと思います」というコメントが返ってきた。

「非弁提携のような違法行為はしていません」

「東京エスペランサ法律事務所」(以下、東京エスペランサ)の代表の田村公一弁護士は、「リクルート事件」などの著名な刑事事件の弁護人として知られ、折に触れてマスコミに登場していた。筆者は、1993年に薬物取り締まりに関する取材で知り合い、2007年まで年賀状のやりとりがあった。

 2017年6月、田村弁護士は死去し、東京エスペランサは閉鎖された。高木弁護士の後任の川端啓之弁護士を取材すると、「私は田村弁護士に雇われていたので、経営者を差し置いて発言する立場ではありませんが……」と前置きして次のように話した。

「東京エスペランサ法律事務所はDSCと取り引きしていましたが、非弁提携のような違法行為はしていません。事務所を閉鎖するときも、依頼者とトラブルはありませんでした」

 田村弁護士が所属していた第二東京弁護士会に、「田村弁護士の死後、依頼者から苦情が寄せられたか否か」と質問したが、「対外的には公表していない」(副会長の西川研一弁護士)とのことだった。

非弁提携に対する認識が甘すぎた、裁判所と弁護士会

 2013年2月、DSCは、『紙の爆弾』の記事で名誉を毀損されたとして、松永弁護士に損害賠償を請求する訴訟を提起した。一方、「鹿砦社には、訴状どころか、抗議すら来ませんでした」(松岡利康社長)という。裁判が始まると、松永弁護士は自分の主張を裏づけるため、高木弁護士の陳述書を証拠として提出した。

 同年8月、東京地裁は「DSCは非弁提携を計画していたが、断念した」などとして、松永弁護士に損害賠償を命じる判決を言い渡す。2014年8月、最高裁で松永弁護士の敗訴が確定した。【東京ミネルヴァ“破産問題”で問われる「裁判所と弁護士会の責任」防げたはずの武富士支配】の記事で指摘したとおり、非弁提携に対する認識が裁判所も弁護士会も甘すぎたのである。

 裁判所と弁護士会のお墨つきを得て、DSC(LV)は取り引きを拡大する。東京ミネルヴァ以外の法律事務所で何も起きていないはずがない。

(文=寺澤 有/ジャーナリスト)

新型コロナ、ワクチンや集団免疫での収束は期待薄か…スペイン風邪との類似点と相違点

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、フランスでは再びロックダウン(都市封鎖)を行い、米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計によると全米では11月24日時点で累計1200万人超が感染、死亡者数も25万人を超え、事実上の外出禁止を促す州もある。全世界では約6000万人が感染し、約140万人が死亡している。

 日本においても感染者数は連日、各地で過去最多を更新し、25日時点での累計感染者数は全国で13万5846人い上る。この状況を受け、菅義偉首相はGo Toトラベル・Go Toイートの見直しを表明、混乱をきたしている。

 長引くコロナ禍において、日本のみならず世界が注目するのはワクチンの誕生だ。現在、世界で100を超えるワクチンの開発が行われている。そんななかアメリカでファイザー製薬が、開発中の新型コロナウイルスワクチン候補の緊急使用許可(EUA)を米食品医薬品局(FDA)に申請した。申請が許可されれば、感染リスクが高い医療従事者や高齢者に投与される運びとなるが、現在のスピード開発には期待の一方で、安全性を危惧する声もある。

 一般的にワクチン開発には5~10年を要する。その過程は下図の通りであり、どの過程にも多くの時間を要する。しかし、現在、ファイザーのワクチン開発を牽引するドリミッツァー氏は、2009年の新型インフルエンザによるパンデミックの際、スイス・ノバルティスでワクチン開発に取り組んだ経験がある。そのときに3つのワクチンを生み出し、“過去最速のパンデミック対応”として世界に称賛された。そういった背景が、ファイザーがワクチン開発に一歩リードした状況を生み出しているのだろう。

 現在、ファイザーがFDAに緊急使用許可を申請したワクチンは、4万3000人が参加した治験で「95%の確率で感染を防いだ」との暫定結果を発表しており、“有効率95%”という数字に世界が大きな期待を寄せている。しかし、この有効率95%という数字は誤解を生みやすい表現である。100人が接種して95人に効果があるということではない。

 ワクチンの有効率とは、ワクチン接種と非接種のグループにおける発病率を相対的に比較したものである。有効率95%とは、たとえば「ワクチン非接種グループ1000人のうち100人に発病」したのに対し、「ワクチン接種グループでは1000人のうち5人に発病」したことを表す。95%の有効率という言葉はセンセーショナルだが、副作用のリスクや重症化の予防など、まだまだ不明な点が多いのが現状だろう。

スペイン風邪と類似する感染拡大

 1918年から翌19年にかけてアメリカで発生したインフルエンザは、スペイン、仏、英国などヨーロッパ各地に広がり、「スペイン風邪」と呼ばれた。感染は全世界に広がり、日本での感染は第三波で収束した。

 感染拡大と減少を繰り返した経緯は、新型コロナウイルスの感染拡大にも類似するように感じる。

 ワクチンも有効な治療薬もなかった当時、感染収束は集団免疫の獲得によると考えられている。当時の交通手段に比べて格段に人の往来が激しい現代、第三波の中、ウイルスの拡散は考える以上に広範囲に及ぶだろう。そうなると、新型コロナについても集団免疫を獲得して収束に向かうというシナリオに期待したくなるが、専門家は一様に集団免疫獲得は厳しいとの見方を示す。

 そこで、世界的感染拡大に歯止めをかけるためにはワクチンの誕生が期待されるが、直ちにできる感染予防は、我々各人が「手指消毒、三密回避」を遂行することである。そういった感染予防が目に見えた効果をもたらすことは、第一波でも証明されている。

 小池百合子東京都知事は11月19日、会食時に心がける「5つの小」として「少人数」「小一時間」「小声」「小皿(に取り分ける)」「小まめ(な手洗いやマスク着用)」を提唱した。感染拡大を食い止めるのは、我々の行動であることを改めて認識すべきだろう。
(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)



吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。

トヨタ・豊田章男社長の「次期経団連会長」就任は、あるのか?

 11月24日、経団連の中西宏明会長の会見が中止となった。経団連事務局は「治療のスケジュールの都合がつかず、オンラインでの開催も難しい」と説明した。会長会見の中止は9月以降、これで3回目となった。まともに会長会見が開かれていないことを意味する。

 水面下で進められてきた“ポスト中西”の人選が、にわかに騒がしくなってきた。パナソニックが9年ぶりにトップが交代する。来年6月、津賀一宏氏が社長を退き、会長になる。津賀氏は財界活動から距離を置いてきた。まったく関心がないし、面倒だから嫌、というタイプ。ただ、経団連副会長のオファーがたびたびあった。

 会長になって、来年、経団連の副会長を受けることがあるのかどうか。自社のビジネスにプラスと判断すれば可能性はないことはないが、低いだろう。パナソニックは持ち株会社体制に移行するので、会長となる津賀氏は、M&Aなど投資等には現役で関わるつもりだろう。そうなると財界活動なんてやっていられない、という話にもなる。

 それに経団連副会長を受けたら、大阪万博への寄付金増額を求められそうなので、それも嫌だろう。今は、三井住友銀行や東レに任せて「ウチ(パナ)は門真市だから」と言って大阪万博から逃げている。

 もうひとつの注目は豊田章男氏がどうするかだ。もともと財界嫌いだが、若くして社長になったので(53歳)、財界の重鎮らにペコペコするのが嫌だった。しかし、もう64歳。中心にデーンと構えていられる年齢になった。トヨタ自動車は章男氏の息子へのバトンタッチが現実味を帯びてきている。一旦、番頭に付いて社長業を学ばせるだろうから、そのタイミングが近くやってくる。

 一部報道で、銀行(三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行執行役会長)が経団連の会長候補という話があったらしい。闘病中の中西会長が任期を1年残して、来年退くかどうかにかかっている。「本人は続投のつもりだ」(中西氏の周辺)とも伝わってくる。

 銀行や総合商社は「裏方」としてやってきたので、普通なら経団連会長はない。ただ、現在、副会長を務める平野氏は「出たがりタイプ」(三菱グループの長老)で、勲章ハンターといわれた東芝の故・西室泰三さんに似ている。「自分から手を挙げないにしても、請われればやる」(同)可能性がある。

 年末年始の経済・産業界のトップ人事の先頭を“ポスト中西”が走るのか。

(文=有森隆/ジャーナリスト)

映画レビュー「佐々木、イン、マイマイン」

上京して役者を目指すが、一向に芽が出ない悠二。ある日、旧友と再会し、高校時代に親友だった“佐々木”との日々を思い出す――。

投稿 映画レビュー「佐々木、イン、マイマイン」映画遊民 映画をもっと見たくなる! 映画ライター沢宮亘理の映画レビュー、インタビューetc に最初に表示されました。

パチスロ『6号機ジャグラー』間もなく降臨!「555」に関連する「激アツ情報」も話題!!

 導入時の注目は高いものの、大半の6号機が短命で終わっている印象。そのような状況で、大都技研のグループ企業「サボハニ」が手掛けた『吉宗3』は好稼働をキープし希望を与えた。

 偉大なる初代を踏襲したゲーム性など、本機の仕上がりを称賛する声は多数存在。低迷する6号機市場の起爆剤となってくれそうな気配だ。

 新機種の『アカメが斬る』や『パチスロ 七つの大罪』『パチスロ 学園黙示録HIGHSCHOOL OF THE DEAD GOLD』、も好調。パチンコサイト「パチビー」の全国稼働ランキングの上位に入る(25日時点)など、『吉宗3』に続く活躍も期待されている。

 さらには業界を代表する超大物『北斗の拳』シリーズも始動。『パチスロ北斗の拳 宿命』の製品サイトが公開され熱視線を浴びている。

 スペシャルムービーでは「100%直AT」「ストレートAT」「ベース約35.8G」といった興味深い文言を紹介。徐々に明らかになってきた「6.1号機・北斗の拳」に対する反響は大きくなっている状況だ。

 今後の動向が気になるところだが、にわかに盛り上がり始めているボーナスタイプへ注目するユーザーも確実に増えている。

 大ヒットを果たしたという印象は薄い本分野だが、今後の豪華ラインナップに期待の声が浮上中だ。

 パイオニアは『ハナハナ』シリーズ初の6号機『ニューハナハナゴールド』を発表。5号機とは変わらぬ打感を実現した仕上がりを評価する関係者は多い。

 SANYOは看板機種『海物語』を完全告知マシンのボーナスタイプで投入予定だ。『S Lucky海物語』は、ビッグが6号機最高峰の約260枚を実現。シリーズの魅力を活かした演出も搭載するなど、ファン必見の要素は満載だ。

 両機ともにボーナスタイプ市場を盛り上げてくれそうだが、“救世主”としての期待が大きいのは北電子が誇る国民的パチスロ『ジャグラー』シリーズだろう。6号機『アイムジャグラーEX』が、12月にデビューを果たす。

 2種類のボーナスで出玉を増やすシンプルな仕様で、BIGは252枚、REGは96枚の払い出しを得られる。5号機の『アイムジャグラーEX』に比べ純増枚数は減ったが、通常時のベースを50枚あたり40Gまでアップさせている点が特長だ。ボーナス合算出現率も、1/168.5~1/127.5まで上昇している。

 出玉率も95.9%~105.2%だったのに対し97.0%~105.5%と、遊びやすい上に納得の出玉を獲得することも可能だ。6号機ノーマルタイプの可能性を示す仕上がりと言えるだろう。ホールで遊技できる日を心待ちにしたい。

 そんな『アイムジャグラーEX』を発表している北電子といえば、公式LINEアカウントを開設したことも話題だ。最新機種やアプリ情報がいち早く届けられるということで、上々の反響が寄せられている。

 また、11月30日まで「LINEアカウント開設記念キャンペーン」も開催中。合計555名に「ジャグラーグッズ詰め合わせ」や「QUOカードPay777円分」など豪華賞品がプレゼントされるという魅力的な内容だ。詳細は同社公式LINEアカウントをチェックしていただきたい。

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JRAジャパンC(G1)「幻の1番人気」が絶好枠をゲット! 3強直接対決「裏の主役」が吃驚仰天の走りで上位陣に迫る!?

 29日(日)に開催されるジャパンC(G1)が発表された。牡馬3冠コントレイルが4枠6番、3冠牝馬デアリングタクトは3枠5番。そして芝G1・8勝アーモンドアイは2枠2番に入っている。

 また6年連続で馬券圏内に入っている1枠1番の最内枠は、カレンブーケドール陣営が引き当てた。今回は3強に次ぐ人気を誇ると見られているが、好枠の“バックアップ”を受けられるとあって、人気上位陣に割って入る好走を期待する声はさらに大きくなっている。

 今年はアーモンドアイを筆頭に、上位人気を予想される馬が順当に内枠に入った。近年のジャパンCには1枠~3枠までの「内枠」が圧倒的に強いという傾向がある。そのため、波乱の決着は期待薄かと思いきや、ジャパンC歴代最多勝利を記録している「馬番14番」を引き当てたのが、あの意外性No.1の馬だとしたら話が変わってくる。注目の8枠14番に入ったのは勝浦正樹騎手で大一番に向かうヨシオ(牡7歳、栗東・森秀行厩舎)だ。

 キャリア68戦を誇るヨシオは今回がG1初出走。ダートを主戦場としていることもあり、今回の出走表明は無謀な挑戦と見られていたものの、ファンが陣営のこのチャレンジを意気に感じたのか、はたまた悪ノリか、開催1週間前には『netkeiba.com』の事前予想オッズで、3強を押しのけて1番人気になるなど人気に火がついている。

 その異例のフィーバー状態となったヨシオが入ったのが8枠14番。ジャパンCだけではなく、同条件の日本ダービー(G1)でも、過去10年で1枠が4勝を挙げ、3着以内に7頭が入るなど、内枠有利はこのレースだけではなく『東京芝2400m戦』の全般に見られる傾向だ。

 そのため外目の14番は分が悪いと考えられている。だが、1981年の創設初年度のジャパンCの勝ち馬メアジードーツが8枠14番で勝利し、さらに2年後の83年にはスタネーラが7枠14番で優勝を達成。

 そして91年には後方から脚を伸ばした8枠14番ゴールデンフェザントが優勝すると、翌年にはトウカイテイオーが8枠14番からナチュラリズムとの接戦を制して栄冠に輝いた。また96年にはシングスピール、2005年にはアルカセットが、それぞれL.デッドーリ騎手を背に7枠14番から優勝を成し遂げた。

 改修工事なども経ているため、当時と同じ状況ではないのは重々承知だ。だが、この歴代最多勝利を誇る馬番14番に今年の意外性No.1の競走馬が入ったという事実を無視することはできないはずだ。

 またヨシオはジャパンCの後には、ダートのチャンピオンC(G1)を見据えていることも判明するなど、話題を振りまき続けている。

 ファンの度肝を抜き続け、今年のジャパンCの裏の主役となったヨシオ。ファンが吃驚仰天する走りを見せてもらいたい。

パチスロ「各地で万枚が続出」情報マシンに“裏モノ”疑惑!? 元「開発者」が実戦で徹底調査!!

 パチスロ分野には、かつて「裏モノ」と称されたマシンが存在していた。正規の基盤を改造することによって、通常とは異なるゲーム性に変更。出玉の波を極端に荒くすることで驚異的な出玉を生み出せる究極の博打台だ。

 過去の規制内容では、ホール側などが基盤を改造できる余地もあった。だからこそ裏モノを設置している店舗と、そうでない店舗で全く異なる挙動を示すケースも少なくなかったのである。

 穏やかな出玉の波が特徴のノーマルタイプ。それが裏モノ仕様となる事で子役が全然揃わない反面、当ればボーナスの連打で瞬く間に万枚を達成できるモンスターへと変貌する。このようにゲーム性が180度変わるのが特徴だ。

 無論、現在は厳しい規制の元で機種製造が行われているので、裏モノが存在する可能性は0に等しい。ただ一部で“噂”や“疑惑”が浮上する機種も希に存在する。

 ネット上で話題になった機種といえば、2017年に発売された『イミソーレXX』だろう。本機は設定6の機械割が約109%というマイルドなノーマルタイプでありながら、万枚達成者が多数現れたとも言われたマシンだ。

「かつての裏モノを彷彿とさせる」との声もあがった出玉の波。果たして『イミソーレXX』はただのノーマルタイプではないのだろうか。「正常基板だと判断された」との情報もあったが…。

 それを調査するべく一人の人気演者が立ち上がった。元遊技機メーカーの開発者という経歴を持つ1GAME TVの「てつ」である。

 自身が代表を務める動画チャンネルより『イミソーレXXに裏モノ調査隊が再び出撃|1GAMEてつの妖回胴中記#154【パチスロ・スロット】』を公開したのだ。

 裏モノと噂されていた『OZ-1』に続く「裏モノ調査隊」の2作品目となる本動画。実戦が始まるやいなや「この台は表ではない。しばらく投資が続く」と早速「裏モノ」を示唆する発言が飛び出した。

 更には、5号機の一部と比較して「裏のほうがユルい」という発言や「100G以内に連チャンする数珠連機」といったお馴染みの「てつ節」も炸裂。本機の解説をしっかりと交えつつ「裏モノ」をチラつかせる軽快なトークを楽しむことができる。

 果たして万枚を生み出す本機のポテンシャルを引き出すことができるのか。興味のある方は視聴してみてはいかがだろうか。

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