JRA川田将雅、“極上馬質”確保も「空き巣」失敗!? 1番人気で「6連敗」の大誤算。年始の誓い「壇上のセンター」以前の問題か……

 13日、阪神競馬場で行われた阪神JF(G1)は1番人気ソダシが優勝した。白毛馬のG1制覇はJRAのみならず、世界初の大偉業となった。

 また、裏開催となる中山競馬場ではカペラS(G3)が行われ、4番人気ジャスティンが勝利。交流重賞2勝の実力馬がついにJRAタイトルを手に入れた。

 その一方、川田将雅騎手のレッドルゼルはクビ差の2着に敗れ、1番人気に応えることができなかった。

 現在、162勝で全国リーディング2位の川田騎手。1位のC.ルメール騎手とは36勝差と大きく開きがあるため、2位が濃厚な状態だ。また、獲得賞金ではルメール騎手が43億5253万3000円で、川田騎手とは10億円以上の開きがあり、このタイトルもトップが変わることはないだろう。

 唯一、川田騎手がトップに君臨しているのが勝率である。6日時点では、川田騎手の28.5%に対して、ルメール騎手は26.4%と2.1ポイント差をつけていた。残りの開催日数を考えれば、セーフティーリードに思われた。

 だが、先週末の開催で川田騎手は10鞍騎乗して0勝。これにより差は1.5ポイントまで詰められた。

「川田騎手の騎乗馬は1番人気6回、2番人気3回、3番人気1回とすべて上位人気でした。それで勝てなかったのはかなりの痛手ですね。特に、日曜日はG1の裏開催となる中山で6戦全敗ですからね。普段、関西で騎乗している川田騎手が関東でこれだけ騎乗するのは珍しいので、かなり勝ちに行っていたはずですよ。

今年は騎乗馬を絞っている印象があり、特に関東では顕著です。ジャパンC(G1)の開催日はわずか2鞍ということが象徴していますね。

ただ、先週末はトップジョッキー不在ということで有力馬の騎乗依頼が多く舞い込んだようです。2歳牝馬にこれといったお手馬がいないことから、レッドルゼルの騎乗を優先したことが功を奏したかに思われましたが、1勝もできなかったのは想定外だったかもしれません」(競馬記者)

 今年、川田騎手が関東で1日に6鞍以上騎乗するのは2月22日の東京競馬場以来、約10か月ぶり。この日は9鞍に騎乗し、3勝を挙げる大活躍だった。

 また、一部のファンから”空き巣”といわれるG1開催日に手薄な裏開催で勝ち鞍を稼ぐのも、5月のNHKマイルC(G1)開催日以来である。この時は京都で2勝を挙げていた。

 先週末で上位人気馬に騎乗しながらも、勝ち星を重ねられなかったのは大誤算に違いない。このまま不調が続くようなことがあれば、勝率のタイトルもルメール騎手に譲る可能性が全くないわけではないだろう。

 1月に行われた2019年のJRA賞授賞式に最高勝率ジョッキーとして出席した川田騎手は「今年こそはルメールさんに勝って、この壇上のセンターに立ちたいと思います」とコメントした。

しかし、最悪の場合はセンター以前に、壇上にすら上がれないかもしれない。

 JRAの開催日は残り4日間。最後にひと踏ん張りして、日本人トップジョッキーとしての意地を見せてほしいところだ。

パチンコ史上初「独創システム」実現の“神台”が登場!「約2000発」搭載の新感覚RUSHを堪能せよ!!

藤商事は変わります」

 これは同社の社長が『Pとある魔術の禁書目録』の導入前にPVにて公言していたものである。本機の登場によって、この言葉の通りパチンコメーカーとしての存在感を大きく変えたと言っても過言ではない。

 ライトノベル部門で3100万部の累計発行部数を記録し、堂々の1位に君臨する人気コンテンツとのタイアップ機。デビュー前の注目度は高かったが、最も関心を集めたのは突出したスペック面だ。

 継続率「約79%」で、電チュー7割が約1500発という優秀なST性能。そして大当りさえすれば「必ず突入する」という仕様で、抜群の安定感と爆発力を実現させた。

 出玉性能に特化するために初当りからのRUSHにハードルが生じてしまう既存マシンとは一線を画す本機。瞬く間にユーザーの心を掴み取り、人気機種としてホールで活躍している。

 社長自らが「変わります」と高らかに宣言し、それを見事に体現した藤商事の手腕は見事としか言いようがないが…。

 そんな同社は、次なる一手として累計発行部数7000万部を超える超人気マンガを題材としたパチンコ最新作を発表。パチンコ分野の勢力図を塗り替える勢いだ。

『P FAIRY TAIL2』(藤商事)

■大当り確率:1/199.8
■RUSH突入率:50%
■RUSH回数:77回
■RUSH平均継続率:約70%
■ゼレフバトルモード回数:10回
■ゼレフバトルモード引き戻し期待値:約20.0%
■遊タイム:756回(558回転到達で発動)
■賞球数:1&2&5&11
■大当り出玉:5R約560発・9R or 10R約1000発
○○○

『FAIRY TAIL』のパチンコ第二弾が遂に誕生。本機最大の特徴は、パチンコ史上初となる「ランクアップバトルシステム」を搭載している点だ。

 初当り時(1/199.8)に大当り図柄が「7揃い」であれば「5R+RUSH」で、それ以外の図柄は「5R+ゼレフバトルモードor RUSH」となる。突入率は50%で、どちらを引いた場合も電サポが付与される仕様だ。

「ゼレフバトルモード」は「時短10回+残保留」が付与。ここでの引き戻し期待値は約20%となっている。

 RUSHに関しては「電サポ77回+残保留」が付与される。右打ち中の大当りは約1000発の「FAIRY BONUS」と、約2000発の「SUPER FAIRY BONUS」の2種類。平均継続率は「約70%」を誇り、「約1000発以上が高ループ」するという爆発力に長けたスペックだ。

 また、本機には遊タイムが搭載されており、558回転に到達で「電サポ756回」へと突入。液晶部分のセブンカウンターで発動タイミングを告知する仕様で、遊タイムが発動すれば「勝利濃厚」だ。

「RUSH中はリーチが発生するほどバトル勝率がアップする『ランクアップバトルシステム』が採用されています。リーチは1回目の勝率が約30%で、5回目は『勝利濃厚』です。『テンパイするほど熱くなれる』という他機種とは違うバトルを楽しめそうです。

斬新なシステムに加え、遊びやすさだけではなく爆発力も持ち合わせています。これは大好評の『とある』以上の衝撃を与えるかもしれませんよ。『神台登場!!』と自負する本機の期待は高まるばかりです」(パチンコ記者)

『P FAIRY TAIL2』の導入予定は2021年1月。本機が従来機の常識を覆す活躍を見せてくれそうだ。

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JRA武豊お墨付き馬が「シルバーコレクター」ぶり発揮!? 昇級初戦で通算「18度目」の2着!過去30年の最多記録更新にマジック「1」

 2歳女王決定戦の阪神JF(G1)が開催された13日、準メインとして堺S(3勝クラス、ダート1800m)が行われた。

 このレースを制したのは、4歳馬のタイサイ。2番手追走から、荻野琢真騎手の好騎乗に導かれ、2着に1.1/4馬身差をつけ、オープン入りを果たした。そのタイサイの2着に飛び込んだのが、小崎綾也騎手が鞍上を務めた7歳馬のカフジキング(牡7歳、栗東・中竹和也厩舎)だ。昇級初戦ということもあり、7番人気に甘んじたが、好位から直線しぶとく伸びて、“定位置”の2着を確保した。

 このレースが通算49戦目のカフジキング。2着は、これが実に18度目というシルバーコレクターだ。通算成績は「4-18-11-16」で、2着の数は着外(4着以下)をも上回っている。

 さかのぼること2018年1月。前年の17年夏に1000万下(現2勝クラス)から500万下(現1勝クラス)に降級したカフジキングは、約1年2か月ぶりの勝利を挙げ、2勝クラスに再昇級を果たした。しかし、2度目の2勝クラスの居心地が余程よかったのか、勝ち上がるのに22戦、2年9か月を要した。その間、2着と3着がそれぞれ7回、4~5着も5回を数え、掲示板を外したのは僅か2回だけという安定感を誇り、コツコツ賞金を積み重ねた。

「(カフジキングは)2勝クラスで勝ちあぐねていましたが、スタートセンスが非常に良く、二の脚も使える器用な馬です。常に好位で立ち回れるレースセンスの高さが初の3勝クラスでも生きましたね。2年9か月ぶりの勝利を挙げた前走後には、手綱を取った武豊騎手も『上のクラスでもやれるんじゃないかな』と期待を口にしていたので、7番人気は過小人気だったのかもしれません。

2勝クラスで好走を続けていた時は、一部ファンから『賞金目当て?』という疑いまでかけられていたようです。それが昇級初戦でいきなり2着に好走したので、疑念が蒸し返されるかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 2着が18回という成績は、中央ではほとんど記憶にない。稀代のシルバーコレクターと言われたステイゴールドですら、50戦して2着は12回だった。下のクラスを見ても、過去30年(1990年以降)の最多記録は、サイレントクルーズとエリモマキシムの18回(平地・障害を含む)。つまり、カフジキングはこの2頭に並んだことになる。

 この2走の内容から、3勝クラスを勝ち上がるだけの実力はあるだろう。過去30年では最多となる19回目の2着を達成する前に勝ち上がるかもしれない。

 堺Sで、730万円の賞金を加え、生涯獲得賞金は1億5700万円を突破。年が明けて、8歳を迎えるカフジキングの馬主孝行はまだまだ続く。

忠臣蔵と赤穂事件…「吉良上野介を処罰するなんてムリ!」という“幕府の論理”を考える

江戸城・松の廊下の刃傷事件

 12月14日といえば、忠臣蔵の日である。

 元禄15年12月14日(1703年1月)、本所松坂(現在の東京都墨田区両国のあたり)の吉良邸に赤穂浪士が討ち入り、元高家肝煎(こうけきもいり)の吉良上野介義央(きら・こうずけのすけ・よしなか/よしひさともいう)を討ち取って、主君・浅野内匠頭長矩(あさの・たくみのかみ・ながのり)の仇討を果たした。

 その前年の元禄14年3月14日、江戸城松の廊下で吉良が浅野によって突然斬りつけられた。

浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけたのは、なぜ3月だったのか?

 江戸幕府には高家(こうけ)という、儀式を司(つかさど)り、朝廷や伝統のある寺社などとの交渉を担当する役職があった。幕府は毎年正月に高家を京都朝廷に派遣して年始の挨拶を行い、3月頃にはその返礼として京都から勅使が江戸に下向して幕府に挨拶をする慣習があった。

 天和3(1683)年に高家衆の統括役として高家肝煎が設置され、3人が選ばれた。京都朝廷への年始挨拶は、高家の職務のなかでも重要と考えられていたらしく、それ以降は高家肝煎が担っていた。

 元禄14年の朝廷への年始挨拶は、高家肝煎・吉良義央が担当した。

 1月11日に江戸を立ち、2月29日に江戸に戻って将軍・徳川綱吉に拝謁(朝廷への年始挨拶では、出立および帰府の際に将軍に拝謁し報告することが慣例となっていた)。

 朝廷からの答礼の勅使・院使(天皇および上皇からの使者)が3月11日に江戸に到着した。京都朝廷から公家が下向してくると、江戸幕府は将軍の使者として、老中・高家肝煎が宿所を訪れて慰問した。また、高家の指導のもと、勅使を饗応接待する馳走役(ちそうやく)として、5万石くらいの大名が任命された。浅野長矩のほかには、伊予吉田藩主・伊達村豊(むらとよ)が任命されていた。

 3月12日、江戸城で勅使・院使が将軍・綱吉に拝謁する。

 3月13日、勅使・院使を饗応するための猿楽(さるがく)が催された。

 3月14日、勅使・院使が京都に帰るにあたって、将軍・綱吉に拝謁する。

 そう、京都から年始の挨拶に来ていた朝廷の使者が帰るので、幕府の役人は城内であたふたしていた。

 留守居役(るすいやく/旗本の最高位)の梶川与惣兵衛頼照(かじかわ・よそべえ・よりてる)は、将軍の正室から勅使・院使への贈答品を贈る使者を務めることになっていた。ところが、勅使・院使の拝謁の時刻が予定より早くなると聞き、江戸城松の廊下で吉良義央を呼び止め、その段取りを立ち話していた。

 すると突然、浅野長矩が吉良を背後から斬りつけてきた。吉良は眉間を斬られ、もんどり打った。梶川は浅野を組み伏せた。「殿中でござる。殿中でござる」という名シーンである。

 目付(めつけ/主に旗本の監視役)数人が事件現場に駆けつけて浅野を隔離し、それぞれ尋問したところ、浅野は「一己の宿意(かねてからのうらみ)をもって前後を忘れてしたことである。いかようにお咎めに仰せ付けられようともご返答できる筋はない」と答え、吉良は「拙者にはなんの恨みを受ける覚えもなく、浅野の乱心と見える」と述べた。

 そこで、吉良を輿に乗せて帰宅させ、浅野長矩は陸奥一関藩主・田村建顕(たけあき)の藩邸に預けられた。

 一関藩邸に大目付(主に大名の監視役)が遣わされ、浅野の即日切腹が言い渡された。

 一方、吉良邸には高家肝煎、および大目付が遣わされ、お咎めなしと伝えられた。吉良義央は3月26日に高家肝煎の辞職を申し出、隠居した。

幕府による朝廷饗応の儀礼上のノウハウについて、余人をもって代えがたい人材であった吉良義央

 松の廊下の刃傷事件の原因は何か。

 おそらくその題材だけで1冊書けてしまうので、ここで深入りをするのは避けたいが、最も有力な説は、浅野長矩が高家による指導の見返りとしての謝礼をケチったから、吉良義央が儀礼上のノウハウを正しく伝授しなかったことを恨んだというものだ。

 ただ、考えてほしい。仮に社運を賭けたプロジェクトのプレゼン役に若手が選ばれたとしよう。個人的な恨みで、部長がプロジェクトに関する情報をその若手に教えないようなことがあるだろうか。それでプロジェクトが失敗したら、責任はその若手だけではなく、当然部長にも帰することになるのだ。むしろ、覚えの悪い若手を叱責したら、若手がプッツンしたと考えたほうが妥当ではないか。

 当時、吉良は余人をもって代えがたい人物だった。

 元禄14年3月当時、高家衆の構成は高家肝煎3人、奥高家8人であった。

 その内訳を見ると、経験年数は吉良義央が43年目、2番目の畠山基玄(もとはる)が14年目、以下10年選手が3人。吉良義央が三代目であるのに対して、二代目は戸田氏興(うじおき)しかおらず、家柄に伝承されるノウハウも経験も、吉良ひとりが圧倒的に飛び抜けていた。

 なぜ、ここで何代目かが問題になるかといえば、吉良家は初代・吉良義弥(よしみつ)以来三代にわたって『吉良家日記』を残し、「吉良懐中抄」など膨大な史料が継承されていた。日記といっても「いつ訪れても京都は優美だ。一首、歌でも詠もう」なんて文学的な要素は一切ない。いつ、どこでどういう儀式をして、誰がどの順番で座って、誰に何を贈ったかがこと細かに書かれているのだ。

 儀式は先例重視の世界なので、「はて? 我が家に伝わる日記には、これこれこういうふうに書いてありましたゾ」と吉良サンに言われたら、太刀打ちできるわけがない。

 幕府・朝廷も「吉良サンが仰るんなら間違いないでしょ」と認めていた。まさに余人をもって代えがたい人材だったに違いない。

 わけのわからない田舎大名がプッツンしたくらいで、吉良義央を処罰するなんて、高家衆にとってはあり得ない事態だったに違いない。おそらく浅野の一方的な逆恨みなんだろうが、下手に証言させて、吉良側の瑕疵が出てくるとヤバい。早いところ切腹させてしまえ――というのが、実態だったのではないか。

 忠臣蔵では、浅野が悪くないことが前提になっている。それでないと、仇討の名分が立たないからだ。しかし、吉良は浅野以外にも数多く指導していたはずだ。ただひとり、浅野の謝礼だけが少なく、浅野だけがパワハラを受けていたとは考え難い。むしろ、浅野だけが個人的資質に問題があり、プッツンしてしまったと考えるほうが適切ではないか。

浅野長矩を馳走役に命じたのは、広島藩と仙台藩“和解”のための裏プロジェクトだった?

 実は、浅野長矩を馳走役に命じたのには、知られざる裏プロジェクトがあったという憶測がある。

 浅野長矩は広島藩・浅野家の分家。浅野と共に馳走役に命じられた伊達村豊は、仙台藩・伊達家の分家筋に当たる。

 実は伊達家の藩祖・伊達政宗は、浅野家の藩祖・浅野長政と相性が悪く、絶交を言い渡して以来、広島藩と仙台藩は「不通(ふつう/儀礼的な挨拶すらしない)」大名といわれていた。

 そこで、広島藩と仙台藩の分家同士に一緒の仕事をさせて、そこから広島藩と仙台藩の仲を取り持とうという思惑があったとか。ちなみに、浅野長矩が切腹をする現場となった田村家も、伊達政宗の正室の実家で、江戸時代に入ると伊達家から代々養子を迎え、実質的には仙台藩の支藩のようになっていた。まぁ、そんなんじゃあ、うまくいかなかったんだね。

 そんなこんなで、浅野家と伊達家が和解したのは平成に入ってから。ほぼ400年の時が経っていた。浅野家当主は和解に際し「まさかお会いしていただけるとは思わなかった」と言ったとか、言わなかったとか。さすが、大名家ともなるとケンカのスケールも桁違いなのであった。

(文=菊地浩之)

●菊地浩之(きくち・ひろゆき)
1963年、北海道札幌市に生まれる。小学6年生の時に「系図マニア」となり、勉強そっちのけで系図に没頭。1982年に國學院大學経済学部に進学、歴史系サークルに入り浸る。1986年に同大同学部を卒業、ソフトウェア会社に入社。2005年、『企業集団の形成と解体』で國學院大學から経済学博士号を授与される。著者に、『日本の15大財閥 現代企業のルーツをひもとく』(平凡社新書、2009年)、『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧 日本の六大企業集団』(角川選書、2017年)、『織田家臣団の系図』(角川新書、2019年)など多数。

新庄が「プロ復帰」断念…「悔しいし情けない」とコメントも「多くの人の背中を押してくれた」との意見

 15年ぶりのプロ野球復帰は、残念ながら叶わなかった。

 阪神や日本ハム、メジャーで活躍した新庄剛志(48)が、インスタグラムでプロ野球復帰の断念を発表した。

 新庄は2019年11月、インスタグラムで「みんな、夢はあるかい。1%の可能性があれば、必ずできる」とプロ野球への現役復帰を宣言。移住先のインドネシア・バリ島から今年夏に日本へ戻って本格的にトレーニングを開始すると、9月下旬には阪神時代に指導を受けた「打撃の師」柏原純一とタッグを組んで練習を行った。

 48歳とは思えぬキャッチボールと打撃練習を公開し、その姿には日本ハムで共に日本一に輝いた戦友の田中幸雄も「再びプロ野球で活躍できる」と動画で断言したほど。事実、12月7日に神宮球場で行われた12球団合同トライアウトのシート打撃では第4打席でタイムリーヒットを放ち、大々的に報道された。

 多くのファンや関係者から復帰が望まれたが、古巣の阪神や日本ハムは早々に獲得を否定。日本ハム時代に共に戦った中嶋聡監督率いるオリックスも、ファンから待望視されながらも獲得に動くことはなかった。

 トライアウト後の会見で、新庄は「結果はそんなに意識していなかったが、48歳という年で立てたことが嬉しかった。努力してきたものを見てもらって、少しでも勇気を与えられたかな」とコメント。「今日終わって、6日間でオファーが来なかったら野球は終わり」とも伝えていた。

 そのトライアウトから6日が経過した13日、新庄はインスタグラムで「1%の可能性を信じてやってきたが、今日0%になり、ただただ悔しいし情けない」と発言。「身の程を知りました」「応援してくれたみんな、サポートしてくれたみんなに申し訳ない」ともつづった。

 この報を受け、阪神時代にルーキーイヤーから5年連続で盗塁王に輝いた野球評論家の赤星憲広は、日本テレビ系スポーツ番組「Going!Sports&News」の電話取材で「挑戦するだけでなくて、トライアウトで結果を残した」「たくさんの人に期待を持たせてくれた」とコメント。「年齢を関係なくこのコロナ禍で頑張ってくれたことが、多くの人の背中を押してくれたのではないか」と挑戦を称えた。
 
 また、プロレスラーの大仁田厚も、Twitterで「48歳という年齢でトライアウトに挑戦し、ひたむきに野球を愛している姿、男新庄選手に拍手を送りたい」とつぶやいた。

 新庄は14日、インスタグラムを更新し「さぁまた今日から人生楽しむぞ」と落胆した様子はない模様。今後は、どのような形でファンを楽しませてくれるのであろうか。

萩生田文科相、マスク着用せず料亭で芸者たちと会食…国民へは会食でのマスク着用を要請

 新型コロナウイルス感染症の全国的な拡大は各地で医療崩壊の危機を招いている。菅義偉首相と二階俊博自民党幹事長が継続実施をこだわっていた観光需要喚起策「Go Toトラベル」についても、政府は14日、東京都などで一時停止する検討に入った。東京都の豊洲市場関係者の感染拡大や北海道旭川市でのクラスター発生など、11月にはすでに感染拡大の重大な兆候が表れていた。政府の対応が後手に回った感は否めない。

 そうした対応の遅さの原因の一つとしても指摘されている政府関係者の“慢心”を如実に表す出来事が明らかになり、物議を醸している。12日放送のニュース番組『報道特集』(TBS系)が、萩生田光一文部科学大臣(衆議院議員、自民党細田派、東京24区)が地元八王子市内の某有名料亭で、マスクをつけずに芸者と満面の笑みで会食をしていたことをスクープしたのだ。疑惑の会食について、TBS側に問われた萩生田文科相は「芸者は食事をしていない」「途中中座した」「短時間だった」などと弁明をしているという。

 報道特集によると、会食は11月21日、萩生田文科相は地元経済界の関係者男性2人、芸者3人で行われた。列席者6人は誰もマスクを着用していなかった。菅首相は19日、国民に対して、マスクをつけて会食をすることを徹底するように呼び掛けを実施。21日にも新型コロナウイルス感染症対策本部後の囲み取材で同様の呼びかけをしていた。萩生田文科相の会食は、その呼びかけのわずか1時間後だった。この行動に対し、インターネット上では「萩生田文科相は感染対策の意識が欠如しているのではないか」などと疑問の声が上がっている。

会食の直前には地元学生とマスクなしで記念撮影

 文科省関係者によると、萩生田文科相はこの会食のあった日、日本工学院八王子専門学校に教育現場視察の名目で訪問していたという。AI教育に関する視察ということで、同校のAI実践センターを見学したり、学生たちのプレゼンテーションを聞いたりした後で、『次世代を担う「若きつくりびと」へ』と題して同校の学生250人の前で特別公演をした。その席上、「コロナ禍においても学びを止めないことの重要さ」を特に強調したという。

 そして、ここでも萩生田文科相のノーマスクに関する逸話が生まれていた。同校関係者は当日の模様を次のように語る。

「ちょっとびっくりしたのは、学生や本学の千葉茂理事長と萩生田文科相が記念撮影を撮る際、普通にマスクを外していたことです。大臣が外すのなら……という感じで、みんな素顔で写真に収まっていました。大声で話をするわけではないので、これで感染拡大がどうとかいうものではないのでしょう。マスク警察とか言われたくないですし。それでも、やっぱり、大臣ともなると、ああいう場でどうしても顔を出して、自分を売り込みたいのかなとは思いました」

 八王子市議会、東京都議会時代から萩生田文科相を知る地元八王子の政界関係者は話す。

「市議時代から、萩生田さんは市内の料亭を地元商工会や青年会議所などをはじめ、根回しをするためによく使っていましたよ。アメリカのトランプ大統領が昨年11月に訪日した際も、夕食会の会場として、八王子に本店のある有名料亭の銀座店を安倍晋三前首相に紹介していました。大使館や外務省界隈で『萩生田さんの店』として有名になったとかで、地元の後援会で自慢気に話していました。

 メディアで言われている通り、萩生田さんは安倍さんの側近中の側近で、菅首相とは折り合いがよくありません。そもそも堅物の菅首相と、『昔やんちゃしていた』萩生田さんとでは性格的に合わない。菅首相の発言など気にしていないのではないでしょうか。

 八王子は江戸時代から続く宿場町であり、花柳界もあります。松任谷由実さんのご実家の呉服店をはじめとする古くから続く商家が発言力の高い街です。表も裏も様々な稼業が古くから強固な縄張りを持っているので、この町で政治をやっていくためには昔ながらの利害調整としての『お座敷折衝』は必須です。

 一部週刊誌が萩生田氏の後援会の政治資金に関する黒い噂を指摘していたこともあったと思います。正直、地元民としては萩生田氏がマスクをしていたかどうかより、誰と、どんな話をしていたのかのほうが気になりますね。解散総選挙の話も出ている。地盤固めの一環だとは思います。そして芸者衆を交えて同席となると、ある程度、特定されてくると思いますが……」

 料亭での会食は、文科省をはじめとする官庁の新年度人事や予算編成が動き出す時期と重なる。マスクをしていたかどうかも重要だが、このタイミングで誰と会い、何を話し、そのして会合の飲食代はどのような支払いになっていたのかなど、興味は尽きない。

(文=編集部)

 

 

藤田伸二「あの早仕掛けはなし」武豊に辛口ジャッジ!? メイケイエール阪神JF(G1)に元JRA2人の意見が真っ二つ?

 先週の阪神JF(G1)は吉田隼人騎手の1番人気ソダシが2番人気サトノレイナスとの叩き合いを7センチ差の僅差で制し、白毛馬として初のG1制覇を成し遂げた。

 ソダシはこれでデビューから重賞3勝を含む4連勝。来春のクラシックではデアリングタクトに続く2年連続で無敗の牝馬三冠も視野に入って来る。

 同じくシラユキヒメを祖とするメイケイエールとの白毛一族対決でも話題になったが、”白毛じゃない方”も0秒2差の4着と力を見せる内容だった。直線で一時は先頭に躍り出る勢いでライバルを苦しめた。

 レースではゲートをゆっくり出ると、武豊騎手は馬群には入れず離れた外からの追走を選択。1コーナーから徐々に内へ導いたとはいえ、行きたがるパートナーをなだめるのに苦労していた。

 直線ではあわやというシーンも演出したものの、もう一押しが利かなかったことは掛かり気味の追走だったことも影響したのだろう。

 この敗戦に元JRAの安藤勝己氏は「メイケイエールはユタカちゃんが意図的にスタート遅らせて、大外枠を活かした騎乗。余分な力を使ってあの内容やから、能力はかなりのもん」と高評価。自身のTwitterで武騎手の苦心を察したコメントを出した。

 これに対し、否定的な見解を出したのが同じく元JRAの藤田伸二氏だ。

 不利な大外枠から好戦と評した安藤氏とは対照的に「豊さんらしくない競馬だった。
あの早仕掛けは無しやな……」と仕掛けるのが早かったと評し、「スタートも少し遅らせて折り合い重視で4コーナー手前までは良かったけど……らしくない……」と、Twitterで好騎乗とはいえないニュアンスのコメントを出している

「僅差の4着だけに両者の見解が分かれたことは不思議ではありません。スタートを遅らせて折り合いを優先したという見方は一致しています。それに前後半がイーブンラップに近いレースだったように、あのタイミングで仕掛けたことが早かったのか遅かったのかとなるとどちらともいえません。

ただ、気性面の改善が見られないとマイルは難しいという印象も残りました。道中であれだけ掛かっていたことを考えると、あれ以上抑えるのは難しかったようにも思います。勝った馬も強かっただけに、結果としては善戦だったといえるのではないでしょうか」(競馬記者)

 前走のファンタジーS(G3)ではスタートするやいなや、制御不能にも近い状態で掛かり通しだったメイケイエール。折り合いを欠きながらも強引に押し切っての勝利だった。

 これには名手といわれる武豊騎手も「なだめても抑えが利かなくて、普通ならダメになるパターンでしたが能力がありますね。前半あれだけロスがあっても最後までもつのは凄いと思いました」とその高い能力を認めていた。

 しかしその一方で、「折り合いさえつけば1600mでも大丈夫です。能力はありますが明確な課題があるのでそこですね」と距離延長を懸念していただけに、距離が1ハロン延びたG1の舞台でこれだけ走れたことは大きな自信となっただろう。

パチンコ「キラーコンテンツの蘇生」や「役物機の複数導入」…あの激アツ新台入れ替え“復活”がキーワード

 もういくつ寝るとお正月、にはまだ少し早い時期ですが、新台カレンダー的には来週の12月21日の週で年内の新台入れ替えは打ち止めとなります。『タイガーマスク』や『冬ソナ』など最後を飾るのにふさわしいタイトルがラインナップされていますが、去年はどうだったでしょうか。

 2019年は1週早い12月第3週が新台入れ替えラストウィークとなっていました。一番の目玉は『新世紀エヴァンゲリオン~シト、新生~』です。『エヴァ』シリーズ第14弾で小当りRUSHを搭載したミドルタイプのマシンでしたが、「これぞパチンコエヴァ!」を印象づける高評価を得ることとなりました。

 平均出玉が約1500個という小当りRUSHの上位モード「新生モード」の破壊力も話題となりましたが、なんといっても名機『CR新世紀エヴァンゲリオン~使徒、再び~』を忠実に再現した演出面にファンは歓喜したのです。

 基本、凪変動から、パターン青、リラックスステップアップ予告、レイ背景、そしてスーパーカッコいい次回予告とたたみかけるこのムーブ。熱狂を呼んだ頃の昔のエヴァが戻ってきましたね。

 そして、『エヴァ』といえばアツい法則。予告に対応したリーチに発展しない、ステージの順番が逆になるなどの法則崩れなどがありますが、通常時の大当り濃厚法則はほかにどんなものがあったでしょうか?

チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

 答えは「上段4図柄テンパイ」「下段2図柄テンパイ」「10回転以内にステージ変化」ですね。ほかにも「当たれば確変」、いわゆる「れば確」など打ち込むほどに興奮できる完成度の高さも魅力のひとつです。

 この『エヴァ』以外では『P貞子vs伽椰子頂上決戦』『P一騎当千SS斬 孫策Ver.』『Pバジリスク~甲賀忍法帖~2』といったミドル機が導入されました。このなかで意外に(?)脚光を浴びたのが『バジ2』。

 こちらも小当りRUSH搭載機で『エヴァ』と真っ向勝負。RUSH突入時の期待出玉が約6700発と高い出玉性能で『エヴァ』に迫りましたが、話題になったのはそこではありません。朧ポケットと呼ばれるおまけチャッカーのおかげで玉持ちが劇的に飛躍し、高い回転率を生み出せるのです。

 ここの調整次第とはなりますが、当初は1000円あたり25、26回転の台もざらにあったとか。ちなみに、本機のボーダーラインがどれくらいかわかりますか?

チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

 等価無制限で21回くらいですね。けっして甘くはないですが、回る台はそれだけで打っていて楽しいので、朧ポケットの入賞率は要チェックです。

 さて、この2019年12月第3週は役物を搭載した権利物の新台が2機種同時にリリースされるわりと珍しい状況となりました。『Pホー助くん』とコナミの『ミリオンヴィーナス』ですね。

『ホー助くん』はシリーズ4代目となるのですが、役物としては『餃子の王将』なので、昔ながらのファンにとってはまあまあ違和感のあるゲーム性でした。

 一方の『ミリオンヴィーナス』は3重構造の巨大ルーレット役物で大当りを目指すダイナミックなゲーム性。50%で連チャンする一球役物勝負が激アツです。

 ところで、近年は権利物や役物機にとってよい状況になっていますが、去年、こういったタイプの台が何機種登場したか覚えていますか?

チッ
チッ
チッ
ブブー、時間です。

 羽根物を含めるとなんと15機種! 月に1回以上のペースでホール導入されていたんですね。役物機の復興はおっさん胸アツです。

 以上、2019年12月の第3週新台入れ替えでした。ちなみに、この日、2019年12月16日は明智光秀のLINEアカウントが開設されました。どこにいるか聞くと滋賀県大津市にある自分の墓の場所を表示したりするそうです。

(文=大森町男)

パチスロ「自力感」最高峰の人気マシン…その詳細を知って「より“アツく”」打て!!

 モンスターを討伐、即ち出玉を獲得できるか否かは己のヒキ次第。その自力感の強さは既存機最高峰ともいえるエンターライズの『パチスロ モンスターハンターワールド』が、高稼働を維持し続けている。

 通常時はクエスト受注でモンスター決定→探索と狩猟を繰り返すことで最終的に討伐できればボーナス確定。ボーナスは「モンスターハンターワールド(MHW)」「アイルーボーナス」の2種類で、アイルーボーナス当選時は消化後の作戦決行→「ゾラ・マグダラオス誘導作戦」成功でMWHがスタートする。

 レバーONでの7絵柄自動入賞から始まるMWH。本機は、このMHWが出玉増加の肝であり、MWH中は通常・ミドル・ロング・無限ロングと4種類ある「集中モード」で継続が管理されている。

 MHW中はセレクトパートを経て狩猟パートへ移行。狩猟パート中は、フォーメーションラッシュ(FR)を引きまくることで出玉増加+モンスターへの集中攻撃が可能となるわけだが、FRは「FR高確率」に滞在することで文字通り高確率で当選する仕組みで、このFR高確率は選択された集中モードに応じて平均継続ゲーム数が大きく変化するのである。

 詳しく述べると、ミドルであれば約29.5G、ロングであれば約73.9G継続。通常モードに関しては仲間に「ジョージ(上位)」がいるか否かでも異なり、いなければ約26.2G、いる場合は約31.8Gの継続が見込める。無限は討伐成功まで続く。

 集中モード移行タイミングはモンスター討伐時で、上位モンスターほどミドル以上が選ばれやすい模様。ミドル滞在時での上位モンスター討伐はロング移行の大チャンス到来だ。

 滞在モードはモンスター討伐後に始まる「狩人の宴」開始画面で示唆され、「Riz。」「混沌の剣」は集中ミドル以上濃厚。「全員集合」は集中ロング以上、「ゼノジーヴァ」は無限ロングに大きな期待が持てる。

 ちなみに、青7揃いでのMHWはロングスタートが約束される。

 FR中はベルの押し順が超重要で、同じ第1停止が連続=同じキャラが連続攻撃するほど与えるダメージが増加。リプレイなどを挟んでも、押し順の連続カウントは引き継がれる。

 FRGであれば、与えられるダメージがアップ。討伐対象が古龍時のFRG突入は、原作でも見所のひとつである古龍同士の争いへと演出が切り替わる。 

 狩猟パート中のFR当選率はハズレ「25.0%」、リプレイ2「35.2%」、弱チェリー・スイカ・弱チャンス目「50.0%」、強チェリー・強チャンス目「100%」、これら以外「1.6%」で、リプレイ2での当選時は「狙えカットイン」から「YOU揃い」へと発展。本前兆中にチャンス役が成立すると、同様の数値でストック抽選が行われる。

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JRA苦節8連敗ダノンスマッシュ「あっさりG1ゲット」に主戦・川田将雅の面目丸潰れ!? R.ムーア「勝てる力ある」有言実行の香港スプリント制覇

 13日、香港のシャティン競馬場で開催された香港スプリント(G1)はR.ムーア騎手が手綱を取ったダノンスマッシュ(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が通算9度目のG1挑戦で、ついに優勝。父であるロードカナロアが12年、13年と連覇したレースを制し、親子で香港スプリント制覇を成し遂げた。

 昨年は3番人気に支持されたものの、8着に敗れた。1年ぶりのリベンジを狙ったレースで最高の結果を出せたこともあり、管理する安田隆行調教師の喜びもひとしお。

「ロードカナロアと親子2代での制覇はすごいことで、とても嬉しいです。最高に良かったです。この後はまだ決めていませんが、高松宮記念にはもう一度挑戦したいと思っています」と、今年10着に敗れた来春のスプリントG1を視野に入れた。

 また、この勝利はR.ムーア騎手の好騎乗を抜きにしては語れない。

 レース後、ムーア騎手は「枠が大外だったので、出たなりに勝負しようと思っていましたが、スタートがとても良く、前につけていくことができました。日本での成績を見ても、G1を勝てる力はあると思っていました」とパートナーの実力を評価したものの、ダノンスマッシュには初騎乗。外から勢いよく追い上げると、先行勢を一気に飲みこんだ。

 事前に”予習”はしていただろうが、いきなり結果を出すあたりは、さすが世界を股にかけて騎乗する一流騎手だといえる。

 ダノンスマッシュといえば、これまでG1で上位人気に支持されては惜敗を繰り返す”善戦マン”のイメージが強かった。

 これは同馬に限らず、朝日杯や阪神JF以降のG1を勝てていないダノンプレミアム、ダノンファンタジーや惜敗続きのダノンキングリーを擁するオーナー・ダノックスにとっても課題とされていた。

 前哨戦を勝利しても本番のG1では勝てないことに対し、競馬ファンからは”ダノックスの呪い”と言われていたほどである。

「人気になっても勝てないことで、”G1のダノンは消し”なんて冷やかされていましたから、陣営にとってもこの勝利は嬉しいでしょうね。待望のG1勝利を手にしたことで、将来的な種牡馬入りも視野に入ってきます。

ロードカナロアの後継種牡馬としても注目が大きくなりますし、この勝利を機にさらなる活躍に期待したいですね」(競馬記者)

 ダノンスマッシュが悲願のG1制覇を叶えた一方、主戦を任されている川田将雅騎手は複雑な心境かもしれない。コンビを組んだ今年の高松宮記念で10着に惨敗し、スプリンターズS(G1)でも昨年は3着、今年は2着と勝利に手が届かなかった。

 ただでさえ、昨年のチャンピオンズC(G1)をクリソベリルで制して以来、JRA・G1を連敗中の川田騎手。1年ぶりの勝利が懸かった今年のチャンピオンズCでも単勝1.4倍の圧倒的人気に支持されたクリソベリルで4着に敗れたばかり。

 騎手リーディングではC.ルメール騎手に独走を許し、乗り替わったムーア騎手にダノンスマッシュであっさり勝たれてしまった。

 そろそろいいところを見せないと、G1を勝てないのはダノックスの呪いではなく、川田の呪いなんてことも言われかねない?