「キャリア甲子園2018」に向けて 電通・小布施氏、高校生にアイデア発想法を講義

マイナビの運営するキャリア教育サイトMY FUTURE CAMPUSは10月27日と28日、「未来を変える180分『プロのアイデア発想法とは?』~ヒット連発のクリエーターが高校生向けに初講義」を東京のJR新宿ミライナタワーと大阪のグランフロント大阪タワーでそれぞれ開催した。

高校生がチームを組んで企業からのテーマに挑戦するビジネスアイデアコンテスト「キャリア甲子園2018」に向けた特別講義として実施したもので、講師に電通のクリエーター・小布施典孝氏を招き、思い付きではない、人の心を動かすアイデア発想法を学んだ。

冒頭、マイナビの相木良介副編集長は「大学生向けのイベントに立ち会うことが多いので、高校生は新鮮。高校生向けのキャリア甲子園と、大学生向けのキャリアインカレ、二つのビジネスコンテストを主催しているが、キャリア甲子園は頭の柔らかさや吸収力もあってか、非常にレベルが高い。今日は、学校ではあまり教わらない企画の立て方とアイデア発想法を学んでほしい」と、あいさつした。

講義前半では、普段なかなか知ることのできない、アイデアを考えるための基本講義から始まり、小布施氏が手掛けた事例や、アイデアや企画によって普段とは見え方が変わったケース、ヒット作を元にしたアイデア発想法を学んだ。そして後半は学んだことを生かし、参加者が様々な事例をもとにアイデアを発想し実践する場とした。

小布施氏は、「子どもの1歳の誕生日にお父さんはどんなプレゼントを準備するのがいいか」「街にさまざまなコーヒーがあふれている今、どんなコーヒーがヒットすると思うか」などの例題を出し、参加者は演習に臨んだ。

高校生たちは、自身のアイデアを発表するのに非常に意欲的で、ポジティブな主張が強く、会場は熱気にあふれた。

小布施氏は「何でも吸収しようという気持ちが前面に出ていて、素晴らしいと思った。今日の気持ちを忘れずに、学んだことを整理して、キャリア甲子園のプレゼンに生かしてほしい」とエールを送り、講義を締めた。

キャリア甲子園2018は、11月30日までプレエントリーを受け付けており、書類審査締め切りが12月11日、プレゼン動画応募締め切りが来年1月10日、決勝大会は3月17日に予定されている。

 

 

キャリア甲子園公式サイト:http://careerkoshien.mycampus.jp/

写真提供:マイナビ

超現実ライド型シアター「ヘキサライド」がダイバーシティ東京 プラザに誕生! 第1弾は「攻殻機動隊 GHOST CHASER」

江東区の商業施設・ダイバーシティ東京 プラザが11月2日にリニューアルオープンし、日本初上陸のライド型VRアトラクション「hexaRide(ヘキサライド)」が登場した。

ヘキサライドに使用される新型機器「Q-Ride」は、ユーザーが装着するヘッドマウンドディスプレーに連動して、6方向可動装置による12人乗りの座席がダイナミックかつ繊細に動く。360度VR映像とともに特別な浮遊感や疾走感を体感でき、圧倒的な没入感を楽しめるのが魅力だ。

試乗

第1弾コンテンツは、漫画、劇場映画、テレビアニメなどさまざまなメディアで展開されている近未来SFの代名詞的作品「攻殻機動隊」。

本アトラクションのために、ベネチア国際映画祭などのVR部門に正式招待され、高い評価を得ている「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」の東弘明監督とプロダクションI.Gが映像を制作。VR映像の最高峰の美しい映像にライドの動きが完全にシンクロした、今までにないVR体験を実現した。

アニメ1
アニメ2
©士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

一般オープン前日に行われた内覧会ではヘキサライドを手がけるブロージェントテクノロジーズの設立者兼CEOの歐陽志宏氏があいさつ。多くの関係者への感謝を述べるとともに「作品の世界に入り、テーマパークレベルの体感ができるこの世界最新の小型アトラクションを全世界に広げていきたい」と抱負を語った。

あいさつ1

続いて登壇したブロージェントジャパンエンタテインメント社長の古川公平氏は、同プロジェクトの経緯を解説し「ブロージェントテクノロジーズの高い技術に感銘を受けたことから同プロジェクトが始まった。乗れば素晴らしさが分かるので、ぜひ体験してほしい」と語った。

あいさつ2

第2弾コンテンツには、人気漫画・アニメーション「進撃の巨人」の上映が決定している。

公式サイト:
https://www.hexaride.jp/

公式Twitter:
https://twitter.com/hexaRide_jp

公式Facebook:
https://www.facebook.com/hexaRidejapan/?modal=suggested_action

電通ギャルラボの「#女子タグ」マーケティングとは?

今や情報も商品やサービスも、簡単に手に入るものが増え、個人でも情報発信や商売ができるようになりました。消費者の目は肥えてきており、うそも見破られる時代の中で、消費者の「妥協しない」傾向がこれからも進行することは想像に難くないでしょう。

そんな時代にものを売るためには、「価値のある商品」をつくることはもちろんのこと、それだけではなく「信頼できる情報を持っている」と信じられている情報発信者に商品を伝え広めてもらう必要があります。

女性の消費研究を進める電通ギャルラボ(以下、ギャルラボ)では、「同じものに興味を引かれる人」「同じ特徴を持っている人」「同じ経験をしている人」「同じものに参加している人」にSNSのハッシュタグのように「タグ」をつけて可視化する「#女子タグ」を開発しました。そして、「#女子タグ」を持つ人の中で、あるジャンルに対してオタク的ともいえる深い知識や情報を持っている人を「ジャンル別イノベーター」とし、注目しています。

なぜギャルラボは「#女子タグ」をつくったのか。マーケティングに「ジャンル別イノベーター」をどう活用していくのか。本連載では、ギャルラボオリジナルのジャンル別イノベーターマーケティングについて解説します!

ジャンル別イノベーターを見いだす「#女子タグ」とは?

ギャルラボは、いくつかの調査を経て、2017年に関東エリア12~39歳女性1151人に対してインサイト発見のためのd-campX調査を実施。その回答をジャンルごとに合計117個の#女子タグに分類しました。そのうち、女子にありがちなジャンルでオタク的ともいえる深い知識や情報を持っている「#ジャンル別イノベータータグ」を36個、イマドキ女子の行動傾向やトレンドを表す「#イマドキ女子タグ」を81個つくりました。

タグ

中でも「#ジャンル別イノベータータグ」を持っている人を、私たちは「ジャンル別イノベーター」と定義して注目しています。そのジャンルに普通の人以上に詳しい、人に聞かれたり相談されたりしたら答えられるなど、「好き・はまっている・人より詳しい」と自認する人があてはまります。

36個の「#ジャンル別イノベータータグ」36個の「#ジャンル別イノベータータグ」

注目すべきは、調査対象の81.8%が、いずれかの#ジャンル別イノベータータグを持っており、その数は平均5.1個にのぼることです。このことから、ジャンル別イノベーターの多くは、複数ジャンルにおいてオタク的資質を持ち合わせているといえます。

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とはいえ、各分野に対する情報保有量や好き度合いなどの「オタク的資質」がどのくらい深いのか、については人それぞれ異なります。

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ひとりの人の中には、多面的な資質や趣向が共存しています。派手なファッションに身を包んだ女子が、日ごろのコミュニケーション過多な生活の反動で、自宅でひとりの世界に没頭できるゲームやアニメなどに消費することは決して珍しくありません。渋谷で夏に着る水着を買った女子が帰りに政治を語っていたりもするのです。

「#女子タグ」視点で捉えることで、見た目が違っていても同じタグを持つ「マインドが同じ人たち」を一つのグループとして捉え、そこにマーケットを見いだすことが可能になるのです。

消費者の変化に適応する「#女子タグ」マーケティング

多様化を推進する時代の流れとSNSの普及により、生活者の意思決定プロセスが変化していく中では、企業のマーケティング活動をより進化させることが求められます。

インターネットで多様な個性が可視化され、ネットがない世界では互いの存在を知ることのなかった人たちがバーチャルでつながるようになりました。個人やマイノリティー同士がつながっていきコミュニティーが可視化されると、需要も可視化され、企業も個人も新しい物やサービスを提供しやすくなります。結果として物やサービスの選択肢が増えていきます。情報も仲間も商品やサービスも手に入るようになった環境の中で、誰もが自分の好きなものを選び、好きな生き方を選び、好きを突き詰めやすい時代が到来しています。

選択肢が少ないときは、妥協することもありましたが、選択肢が多くなり、妥協しなくてすむようになりました。消費者の意思決定プロセスは、「これでいい」から「これがいい」へと変化していき、より妥協しない傾向が強くなってきているということです。

イラストイラスト

マーケティングのターゲットを「ギャル系女子」「オタク系女子」・・・などのように五~六つのセグメントでざっくりと分類すると、その実像は見えなくなります。

ターゲットを把握するためには#女子タグ視点で捉えることが有効で、これにより、女性たちの特徴や興味、行動パターンなどを細かく分類することができるのです。そして、新しいビジネスチャンスはその重なりにあります。

「同じものに興味を引かれる人」「同じ経験をしている人」などの特徴を見ると、同じタグに反応する人同士に共通するこだわりの世界観が分かります。SNSで「#旅行」の投稿に対して反応するグループと、「#ネイル」の投稿に対して反応するグループは顔ぶれが異なったり重なったりしています。そのグループごとにどのような#女子タグを持っているかという視点で世界観を見るということが重要です。

女性がSNSを中心に自己表現する場が増えている現代、彼女らがジャンル別に発信する個性は可視化されています。多くの人がSNSで情報を収集し、それぞれのジャンルを突きつめている存在が誰なのか?誰が一番信頼できる情報を持っているのか?ジャンル別に情報源として適切だと思われる人を押さえています。

そして、ジャンル別イノベーターが購入しているものを後追いで購入する人が増えています。従来と異なるのは、おすすめしているものではなく「購入している」ものが見られているという点です。本当に良いものが分かるのは、普段そのジャンルの商品・サービスを頻繁に購入・利用している人だということをみんなが知っている今、ジャンル別イノベーターが何を買ったかを知ることが、信用できる情報を手に入れる最も手軽で確度が高い手段だということに行き着いたのでしょう。

つまり、ジャンル別イノベーターは、そのジャンルの市場を動かすカギを担っている人であるといえます。ジャンル別イノベーターは市場の形成において今後ますます存在感を増していきそうです。

第1回は、時代背景から読み解き、なぜ1人の女性を一つのクラスターでとらえるのではなく、複数の「#女子タグ」でとらえる視点が必要なのか、なぜ「ジャンル別イノベーター」に注目することが必要なのかについて解説しました。

次回は、ジャンル別イノベーターを活用したマーケティングやコミュニケーションについてご説明します。


<調査概要>
・調査名:電通ギャルラボ「#女子タグ」発掘のための女子大生調査
・調査機関:企画=電通、実査=ユーキャンパス
・調査対象:サークルアップに登録する全国の大学生1~4年生、女性1000人
・調査手法:サークルアップによるウェブ回答
・調査実施期間:2016年6月8~11日
 
・調査名:電通ギャルラボ「第1回#女子タグ調査2016」
・調査機関:企画=電通、実査=グローバルユーティリティ
・調査対象:全国の15~34歳女性700人
・調査手法:インターネット調査
・調査実施期間:2016年7月1~5日
 
・調査名:「電通d-campX調査」搭載の電通ギャルラボ「第2回#女子タグ調査2017」
・調査機関:企画=電通、実査=ビデオリサーチ
・調査対象:
ビデオリサーチACR/exパネル
東京50キロ圏の女性12~59歳個人(無作為抽出)
2274サンプル(有効回答2125サンプル)
※本文中のデータは、12~39歳個人1151サンプル(有効回答2125サンプル)
実際には12~59歳まで調査しています。
・調査手法:専用タブレット端末貸与による電子調査票方式
・調査実施期間:2017年6月2~18日
 
d-campXは、電通が独自に開発したインサイト発見のための定量的なデータベースです。今回の調査データや「#女子タグ」も搭載されており、マーケティングやプランニング、商品開発などにも活用されています。ギャルラボの「#女子タグ調査」は2017年春夏の関東圏パネルに対する調査実施に加え、2018年は秋冬に実施予定。今後も更新していく予定です。

ロゴ
電通ギャルラボ
2010年3月設立。
若い女の子を中心とする女性たちのパワーを活用し、企業だけでなく社会の活性化までを目指すガールズプランニングチームです。
さまざまな角度からの子たちのインサイト、情報行動などの環境分析を実施し、マーケティング戦略からソリューション提案、アウトプット制作、商品・事業開発、コンサルティングまで、幅広い事業領域でプランニングします。
 
電通ギャルラボの「ギャル」はパワフルな女性を表現する言葉。私たちが注目しているのは、見た目だけではなく、内面から輝けるパワーを秘めている女の子たちです。
彼女たちは新しいブームの火付け役となるだけでなく、日本経済を底上げし、さらにはこれからの世界を変えるキーファクターとなる存在。
彼女たちのパワーを引き出し、日本を、そして世界を元気にすることが私たちの目的です。

米・中間選挙を前に「トランプNO」ミュージシャンが続々! ポール・マッカートニー、ガンズ・アンド・ローゼズも

 現在来日中のポール・マッカートニー。昨年4月以来となる短いスパンでの来日となる今回の「FRESHEN UP JAPAN TOUR 2018」では10月31日、11月1日に東京ドーム、5日に両国国技館、8日にナゴヤドームでのコンサートが予定されている。  そんななかポールに...

入管法改正をめぐる安倍政権のデタラメ…外国人の奴隷労働拡大を狙う一方で官邸が法務省の外国人共生対策を潰していた!

 こんな状態で、一体どうやって法案審議ができるというのか──。臨時国会では、外国人労働者の受け入れを拡大させる出入国管理及び難民認定法改正案(以下、入管法改正案)についての質問が相次いでいるが、きょうの参院予算委員会でも、安倍政権の無責任ぶりが露わになった。  そもそも、今...

明治時代にタイムスリップ、一夜限りの「岡崎明治酒場」華やかに

「明治時代にタイムスリップして伝統・アートを遊ぶ」をテーマに、一夜限りのイベント「岡崎明治酒場」が10月26日、京都市の岡崎エリアで開かれた。伝統芸能、工芸、時代劇など日本が誇る文化やアートに加え、お酒や食事も楽しめる趣向で、9000人を超える来場者でにぎわった。

岡崎公園に設けられた「お祭り屋台・日本酒バー」
岡崎公園に設けられた「お祭り屋台・日本酒バー」

事業の主催は岡崎明治酒場実行委員会。「象徴的空間の活用」「ナイトタイムの活用」という視点から、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部の「平成30年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査に係る試行プロジェクト」として実施された。

岡崎公園の「サケガーデン」には京都ならではの銘酒が並んだ他、「女学生BAR」「ボンサンBAR」など、京都の文化人や料理店とコラボした趣向を凝らしたBARが出現。ロームシアター京都の中庭の「ビアガーデン」には、文明開化の象徴でもある「ビール」や京料理の名店による酒肴を提供、芸舞妓も彩りを添えた。会場ではこの他、「新時代 屋外演奏会」と題し、地元京都で活躍するアーティストがミニライブを繰り広げた。

平安神宮エリアでは、応天門前で未生流笹岡家元・笹岡隆甫氏による花手前が、白砂エリアでは金剛流シテ方・宇髙竜成氏らにより蹴鞠をモチーフにした能舞が披露された。

この他、京都モダンテラスでは、華やかな明治の社交界をテーマに「鹿鳴館コレクション」を実施。ダンスカンパニー「DAZZLE」はイベント会場各所を巡りながら、イマーシブ(没入型)シアター形式の独創的なダンスパフォーマンスを行った。

また、京都伝統産業ふれあい館では、これからの「作り手」「伝え手」「使い手」の関係づくりを一緒に考え、三つの「て」をつなぐ活動を展開するててて協働組合が交流会などを開催した。京都市動物園や京都市美術館でも、国内外で活躍する多様なパフォーマー、アーティストらが和と洋、伝統とモダンを融合させたパフォーマンスで来場者を魅了。かつて山縣有朋や伊藤博文らが会談したという無鄰菴では、和ろうそくだけの特別茶会が催された。

とりあえず土下座、朝礼で吊るし上げ、社長基準でクビ…ワンマン社長の“俺”理論が支配する中小企業の恐怖!  

 労働者にとって最も厄介な存在といえば、常識の通用しないワンマン社長である。今回ご紹介するのは、法律ではなくワンマン社長の“俺”理論が支配する、中小企業の恐ろしさを実感した事件である。  Aさんは、都内で業者向けに食材の販売等を行う中小企業K社で、約10年間正社員として働い...

「2018 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」贈賞式開催

ACCは11月1日、「2018 58th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」の贈賞式を港区のANAインターコンチネンタルホテル東京で開いた。

冒頭、あいさつに立った高田坦史理事長は「今年10月、私たちは団体名を全日本シーエム放送連盟からACCへと改称した。これまでのCMを評価する団体から、クリエイティビティによって日本の産業をアップデートし、イノベーションを促進する団体へと変化を遂げていく。人口減少時代で課題先進国である今の日本だからこそ、未来をデザインする、定説や教科書に捉われないクリエイティビティの力が必要だ。日本経済の活力ある成長のためにビジネス、コミュニケーション、ユーザー・エクスペリエンスをどうつくるか、という課題を解決したクリエイターの皆さまを評価していきたい」と述べた。

あいさつする高田理事長

続いて、優れたCMを長年作り続けたクリエイターに贈られる第7回「クリエイターズ殿堂」で殿堂入りした大瀧詠一氏(故人)、市川準氏(故人)、杉山恒太郎氏、中山佐知子氏、中堀正夫氏、高橋靖子氏への贈賞が行われた。杉山氏は「日本には、CMという海外の方も驚くほどハイクオリティーな映像文化がある。特に若い方には、先人たちが築いた輝かしい映像文化の歴史を学んでいただきたい」と語った。

第7回「クリエイターズ殿堂」贈賞の様子

CM作品の表彰では、フィルム(Aカテゴリー=テレビCM、Bカテゴリー=Online Film)、ラジオCM、マーケティング・エフェクティブネス、ブランデッド・コミュニケーション(Aカテゴリー=デジタル/エクスペリエンス、Bカテゴリー=プロモーション/アクティベーション、Cカテゴリー=PR、Dカテゴリー=デザイン)、メディアクリエイティブ、クリエイティブイノベーション部門の全応募2633点の中から選ばれた各作品が紹介された。

会場には、ブランデッド・コミュニケーション部門Cカテゴリーでゴールドを受賞した「新しい地図」(CULEN)の出演者・香取慎吾さんも登場。「1年前、新しい道を歩むために映像を作った。一歩を踏み出すことが難しかった時も、この映像が僕らの背中を押してくれた。そして今回の受賞が、さらに先へと進む力となる」と語り、受賞の喜びを語った。

トロフィーを持ち受賞の喜びを語る香取さん

フィルム部門クラフト賞の演技賞を受賞した博報堂「かっぱ寿司『やる、しかない。登場』編(他4編)」の出演者・吹石一恵さんは「2日間の撮影を経て出来上がった作品。直接お会いできた方も、直接お会いできていない方にもお礼を申し上げたい」と述べた。

「かっぱ寿司『やる、しかない。登場』編(他4編)」に出演した吹石さん(左)と岡山天音さん(右)

グランプリに輝いた各作品には、佐藤ゆかり総務副大臣から総務大臣賞が、また審査委員長の小和田みどり(マーケティング・エフェクティブネス部門)、暦本純一(クリエイティブイノベーション部門)、小山薫堂(メディアクリエイティブ部門)、菅野薫(ブランデッド・コミュニケーション部門)、澤本嘉光(フィルム部門)、嶋浩一郎(ラジオCM部門)の各氏から、ACCグランプリが授与された。

佐藤総務副大臣とグランプリ受賞者一同。日清食品ホールディングス「チキンラーメンアクマのキムラー」(電通/ドリル)でブランデッド・コミュニケーション部門Bカテゴリーのグランプリを受賞したひよこちゃん(左)の一挙一動には注目が集まった

佐藤総務副大臣は祝辞に添えて、「クリエイターの皆さまには新しい技術も使用し、誰にでも楽しんでもらえるCM作りのためより一層の活躍を期待する」と述べた。

また、総務大臣賞受賞社を代表してあいさつに立ったNTTドコモ副社長の辻上広志氏は受賞の喜びと共に、「さまざまな産業界の皆さまとコラボレーションし、新しい価値を創造することにより一層努力していきたい」と語った。

受賞社を代表しあいさつしたNTTドコモ副社長の辻上広志氏

入賞作品および作品リストはACCウェブサイト内で閲覧できる。

スマホは単なるデバイスではなく、環境である

タイトルの「スマホは単なるデバイスではなく、環境である」の通り、ここ数年のスマホと生活者の関係を見てみると、スマホはデバイスの域を超えて、環境の一種と捉えられると思います。あって当たり前であり、ないととても困る。スマホがない生活は考えられない状況になりました。

何か気になったことがあればスマホで写真を撮り、触れれば気になる情報が視界に入ります。日常行動の多くがスマホありきの行動にシフトしました。私、吉田健太郎の著書『スマホマーケティング』では、このような変化と実態を生活者インサイトとともにまとめています。

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この連載では、モバイルデバイスの利用実態調査や新たに登場したデジタル機器の調査から生活者の心理を探り、ポストスマホについて考えたいと思います。

スマホがいつも手にある環境が与えた影響とは?

ガラケー成熟期の2008年と、2018年の現在では、モバイルデバイスの利用機能は大きく異なっています。

モバイルデバイスにおける利用機能の変化【2008年→2018年】

2008から2018グラフ

ガラケー時代は動画にさまざまな制限があり、ほぼ進化が完了した時点でも動画を閲覧する人は20%にも満たない状況でした。

しかし、今ではスマホで動画を閲覧する人は7割近くとなり、スマホを持つほとんどの人がスマホで動画を見ていることになります。静止画はガラケー時代から流通しており、そこに動画の一般化で、コミュケーションも情報伝達もビジュアルが中心となる環境になりました。

取得可能な情報量が膨大になっていることもあり、生活者は効率的に情報を収集したいと思っています。特に理解が必要なことはテキストを読み込んで理解するよりも、受動的に動画を見るだけで理解する方が楽な上、分かった実感が得られます。ある意味、現時点で動画が「最も効率的な情報理解手段」になっているともいえるでしょう。

ケータイではほとんど利用している人が確認できなかったSNSとインターネットショッピングもスマホでは利用率が50%を超えていて、スマホで開花した領域であることが分かります。

SNSはリアルな友達とつながることはもちろん、趣味など領域別のネットワーク構築が容易で、アクセスするたびに気になる情報が目に留まるようになっています。

インターネットショッピングはどこでも買い物ができる環境を提供し、音楽をはじめとするマンガやアニメなどのコンテンツも場所に依存せずどこでも楽しめる環境が当たり前になっています。

デバイスとしてのスマホが普及し、生活に浸透したことで、このようにどこでも好きなことができる環境が構築されました。生活者は自然と動画を見るようになり、インターネットショッピングで買い物をし、さまざまなコンテンツを楽しむようになったのです。

“ついつい”身を委ねる「沼メディア」と「川メディア」

なんでもできることから“ついつい”使ってしまうスマホは、人々を誘導していくようになりました。

ちょっと気になるコンテンツが無料であればすぐに試してしまい“ついつい”ハマってしまう「沼メディア」の側面。加えて、欲しい商品があったにもかかわらず、その目的があっと言う間に忘却され“ついつい”違う商品の売り場(ネットショッピングのページ)に流されてしまう「川メディア」という二つの側面をスマホは持っています。

沼メディア川メディア

実は生活者は、労せずにハマっていくことや流されていくことをポジティブに捉えています。なぜなら楽に楽しめ、欲しいものが見つかり、買えるからです。

例えば、気になるコンテンツはレビューやSNSなどで、楽しんでいる人が可視化されます。気が付いた時には「面白そう」と感じることも増えています。さらに多くのコンテンツは無料である程度体験でき、もっと楽しみたいと思った時に課金が待ち受ける構造になっています。

もちろん無駄な時間になることもあります。しかし「沼メディア」構造は、何が自分にとってベストなコンテンツなのかを探す労力や、面白いか分からないものにお金を払うリスクを考えると、圧倒的に効率的な環境です。

「川メディア」も、どんなものを買うべきかの判断に時間をかけるより、なんとなく良い評価が多い、ランキングが上位である、SNSで評判が良い、という情報に流されて購入する方が、間違いないものを買った実感が楽に得られます。

大多数の人は楽と便利からは逃れられず、自然と環境に適応していきます。特に便利な環境はどんどん自分の都合の良いように取り入れていくものです。

スマホは使えば使うほど自分に都合の良い情報や興味がある情報の比重が増していき、とても快適な環境になっていきます。わざわざ探しに行っていた趣味領域の情報も、いつものルーチン的なスマホ利用の中でスムーズに得られるようになっていくのです。

スマホ市場の成熟は、人とスマホの関係も成熟させつつあります。10年前では考えられないほど、労せずに楽しく過ごせるスマホ環境ですが、もうこの環境も生活者にとっては当たり前になってきました。

そして世の中にはもっと楽なことや、もっと便利なことが生まれつつあります。この兆しを捉えることで、5年後、10年後の楽で便利な生活が少しずつ見えてきます。

次回は、さらに便利な環境をつくるAIスピーカーの利用実態調査から、スマホの「次」の世界を考えてみたいと思います。

松本人志がネットニュースの切り取り報道を批判! でも過去の発言内容をごましているのは松本のほうだ

「ボクちょっと1個言いたいんですけどね。最近、ネットニュースがね、本当にひどくて」  今朝、放送された『ワイドナショー』(フジテレビ)で、松本人志がまたぞろネットニュースを批判して、話題となっている。安田純平氏の解放について自分が語ったことを歪められたというのだ。  松本...