リクルート、かつてない繁栄…株式時価総額が国内7位に、「インディード」効果が絶大

 新型コロナウイルス禍が深刻化するなか、長年にわたってステータスシンボルとして保有してきた本社ビルを売却する動きが相次いでいる。リクルートホールディングス(HD)は、登記上の本社となっている「リクルートGINZA8ビル」(東京・銀座)を、みずほフィナンシャルグループ系の不動産大手ヒューリックに売却した。売却日は2月5日。売却額は非公表だが、200億円程度とみられている。

 ビルはJR新橋駅近くの銀座8丁目に立地。1981年竣工で地下3階、地上11階建て。ガラス張りの目を引く外観でリクルートのシンボルとして知られる。08年、本社機能をグラントウキョウサウスタワー(東京・丸の内)に移転した後も登記上の本社所在地となっていた。現在はリクルートHD傘下の人材派遣子会社リクルートスタッフィングなどが入居しているが、ビル売却後も賃貸して入居を続ける。

 企業などが保有する不動産を売却と同時に賃貸借する取引をセール&リースバックと呼ぶ。米国で始まり日本でも2000年代から広く使われてきた手法だ。好調な業績を背景に最近は減少していたが、コロナを機に再び増加に転じた。業績が悪化する前に手元資金を確保したいということだ。リクルートHDが銀座の本社ビルを売却するのも保有資産を現金化して財務基盤を強固にするのが狙いだ。

 ヒューリックとの関係は深い。12年、東京・銀座7丁目に保有していた「リクルートGINZA7ビル」をヒューリックに売却した。売却額は約100億円。同ビルは1984年から保有していたが、老朽化に伴い賃借に切り替えた。

 リクルートグループは創業者の江副浩正氏がリゾート施設やマンションなどを手がけ、銀座の一等地にビルを建てるなど80年代に多数の不動産を保有していた。その後の事業再構築で大半を売却したが、本社ビルは最後まで残っていた。リクルートの成長のシンボルを売却したことで保有不動産の整理は完了した。

21年3月期の純利益を上方修正

 21年3月期の連結決算(国際会計基準)の業績予想を上方修正した。純利益は前期比31.3%減の1235億円の見込み。最大1182億円としていた従来予想を引き上げた。登記上の本社ビルの売却は21年3月期の業績に織り込み済みという。

 売上高に当たる売上収益は前期比7.3%減の2兆2246億円(従来予想は最大2兆2446億円)、営業利益は26.6%減の1512億円(同最大1467億円)となる見通し。新型コロナウイルス対策の経済産業省の受託事業である「家賃給付事業」で932億円を売上高に計上する。これが減収が最小限にとどまる理由だ。

 20年11月、新型コロナウイルスの影響で先行きが見通せないとして、「未定」としていた21年3月期の連結業績が大幅な減収減益になると発表した。減収減益になるのは14年の東証1部上場以来初めてのことだ。

 本業では米国の求人サイト「インディード」が好調だ。「インディード」など「HRテクノロジー事業」は下期に売上高が前年同期と比べ約11%増えると予想する。求人広告数がコロナ前の水準に戻ってきた。

 一方、国内ではリクナビなどの「人材領域」の売上高が約28%減と予想。新型コロナの緊急事態宣言が再び発令され、結婚情報サイト「ゼクシィ」や飲食店予約サイト「ホットペッパーグルメ」が引き続き低調に推移する。これまで健闘してきた不動産サイトも販売できる住宅供給戸数が減り、広告出稿が減る可能性がある。

株式時価総額は10兆円の大台に王手

 株価は連日のように高値を更新し、2月25日には年初来高値の5568円をつけた。21年3月期の通期業績予想を上方修正したことが好感され、買いが集まった。14年10月に東証1部に上場した当日の時価総額は1.9兆円だった。今や9.1兆円(3月2日終値時点)。4.8倍になった。全上場企業中第7位である。

 12年に約1000億円で買収した米国の求人サイト「インディード」が株価上昇をもたらした。「インディード」が大半を占めるHRテクノロジー事業の営業利益は712億円と3年で約4倍になった。20年10~12月はHRテクノロジー事業の営業利益が全体の3割に達し、大黒柱に育った。

 日本企業の多くが海外M&Aで失敗するなかで、リクルートHDの「インディード」の買収は数少ない成功例である。凸版印刷、電通グループ、大日本印刷、TBSテレビ、日本テレビ放送網など8社が20年12月上旬、リクルートとの株式持ち合いを解消し、発行済み株式の6%弱、金額ベースで3700億円強の株式を売却したが、「インディード」効果から海外の投資家がすべて引き受けた。

 米国ではオンラインの求人広告や採用サイトで「インディード」がトップ。「インディード」のリクルートとして海外投資家がリクルート株を買った。時価総額で10兆円の大台に乗る日は近い。

(文=編集部)

JRA金鯱賞(G2)キセキとともに兄妹揃ってのV目指して。全妹ビッグリボン、オークス(G1)挑戦へ試金石

 14日の金鯱賞(G2)に注目が集まっている。昨年無敗で三冠牝馬となったデアリングタクト、昨年の香港ヴァーズ(G1)の覇者グローリーヴェイズ、4連勝で初重賞に挑むポタジェなど多くの有力馬たちが注目の的となっているが、現在5番人気の2017年菊花賞馬キセキも根強い人気を誇っている。

 そんなキセキの全妹が金鯱賞前日の13日、中山競馬場7Rで出走する。

 先日、3歳新馬戦を勝ったビッグリボンだ。「誰よりも大きな結果を結べるように」という願いを込められた可愛らしい名前と愛嬌たっぷりのルックスとは裏腹に、レースでのフォームや快走ぶりは兄キセキと瓜二つの力強いものであった。

 前走を振り返ってみよう。2月7日、8頭立てという少数頭で行なわれた新馬戦。スタートから快調にハナを奪って、そこからは常に先頭をキープし、ほとんど独走状態でレースを終えた。終始逃げを打ちながらも上がりはメンバー最速の35.5秒を記録し、後続のピエドラアギーラに4馬身差をつける余裕すら感じさせる快勝を収めた。

 鞍上の西村淳也騎手はレース後、「本当は逃げたくなかったのですが、押し出されて行く形になりました。キセキの妹ですし、良いものを持っています。これからが楽しみです」と語った。

「逃げたくなかった」というコメントは、やはりジャパンCで暴走気味の大逃げを図った全兄キセキのように、気性面の難しさが先々出てしまうことを懸念してのものだろう。だがノーステッキでレースを勝利したことなど、収穫の多い一戦でもあった。

 今回の3歳1勝クラスでは金曜日現在で、1月の京成杯(G3)で4着に入着したヴァイスメテオール、先日のフリージア賞(1勝クラス)3着のアンダープロットについで、3番人気となっている。

 前走では気持ち良く逃げていたビッグリボンも、同等の力を持ったライバルたちを前にどのような位置取りで攻めていくのかに注目が集まりそうだ。

 今回の結果次第では、オークスでの出走も視野に入ってくるであろうビッグリボン。そして彼女が出走した次の日には、全兄キセキの久々の晴れ舞台も控えている。今レースでも名前通りに勝利のリボンを獲得して、週末に兄妹揃って良い結果を収められることを期待したい。

モバイルSuicaのポイント還元率を3%に上げる裏技!楽天ゴールドカードは改悪で無用に?

 今や、我々の生活に浸透したキャッシュレス決済。駅の改札や店の会計などで、何らかのサービスを使っているという人は多いだろう。よりお得に使うために気になるのが、ポイント還元率だ。

 キャッシュレス決済が可能なお店を検索でき、最大限ポイント還元される方法を選んでくれる「AI-Credit」の創設者である足澤憲氏は、「たとえば、モバイルSuicaのポイント還元率は通常の0%から3%にまで増やすことができる」と語る。自称カードマニアで“セコロジスト”の足澤氏に、その手法やお得な使い方などについて聞いた。

モバイルSuicaの還元率をアップさせる方法

――「モバイルSuica」の還元率は通常は0%ですが、どこまで増やせるのでしょうか。

足澤憲氏(以下、足澤) 実は、3%にする“裏技”があります。「Visa LINE Payクレジットカード」は還元率3%ですが、モバイルSuicaにチャージすると、3%還元の対象外になってしまいます。そこで、ミクシィが運営する「6gram」という決済サービスを使います。これは、バーチャルでプリペイドカードを何枚も発行できるサービスです。Visa LINE Payクレジットカードから6gram経由でモバイルSuicaにチャージすると、還元率は3%になります。6gramは招待制ですが、SNSを活用するなどして招待を受け、一度チャージ設定を終えてしまえば、後はモバイルSuicaを使うだけで高還元の恩恵を受けられます。

――注意点などはありますか?

足澤 Visa LINE Payクレジットカードの3%還元が4月末までだということです。ただ、これも6gramを利用して延長することができます。4月末までに6gramの限度額である50万円をチャージしておけば、それを使い切るまでは実質3%還元を受けられるのです。

――では、Visa LINE Payクレジットカードの3%還元が終わる5月以降にお得なカードは何でしょうか?

足澤 前回の記事でも紹介しましたが、還元率0.5%の「エポスゴールドカード」は年間100万円を使うと1万円分のポイントが付与され、実質1.5%還元となります。さらに、ポイントアップショップという仕組みを使えば、指定した3つの店や公共料金の支払いでポイントを上乗せできるようになります。これは6gramを運営するミクシィも対象になっており、エポスゴールドカードで6gramにチャージすると還元率が1%上乗せされ、年間100万円をチャージすると、合計で2.5%還元になります。また、モバイルSuica もポイントアップショップの選択肢にあるので、エポスゴールドカードでチャージすれば還元率を合計3%にすることができます。

楽天ゴールドカードはポイント還元率低下

――利用者の多い「楽天ゴールドカード」は4月からポイント還元率が下がりますが、これが「改悪」と話題になりました。

足澤 楽天ゴールドカードは年会費が2200円かかりますが、「楽天市場」で買い物をすると4%の還元が受けられる特典があります。しかし、年会費無料の楽天カードと同じ2%還元に下がってしまうことになりました。これまでは、楽天市場で年間11万円以上使うのであれば楽天ゴールドカード1択でした。しかし、4月以降は、空港のラウンジ等の使用を考慮しないのであれば、無料の楽天カードで十分です。

――楽天市場以外の特典を利用しない限りは、楽天ゴールドカードを持つメリットは薄いといえそうですね。

足澤 一方、年会費1万1000円の楽天プレミアムカードは還元率4%が維持されます。楽天プレミアムカードの特典である「楽天市場コース」と「お誕生月サービス」を現実的な範囲で考慮し試算すると、楽天市場で年間47万円以上、考慮しない場合は年間55万円以上購入すると、無料の楽天カードよりも優位性が出ます。そのため、多くの人は無料のカードで十分ではないでしょうか。

――なぜ楽天は不評を買ってまで還元率を下げたのでしょうか。

足澤 楽天に限らず、カード会社は当初はお得な条件でユーザーの囲い込みを図ります。しかし、年会費と比較して、ポイント還元をしすぎたという判断がなされたのではないでしょうか。楽天の各種カードは楽天市場以外では1%還元なので、楽天市場でそれほど買い物をしない人であれば、他のカードの方がお得になる可能性もあります。当たり前ですが、自分のライフスタイルに応じて選ぶのがいいでしょう。

(構成=長井雄一朗/ライター)

●「AI-Credit

航空機減便でパイロットの技量低下、安全面に深刻な影響…羽田新ルートの危険性も重なる

 コロナ禍で航空業界の業績悪化や減便、それに伴う社員の採用停止などがクローズアップされているが、安全問題も深刻な状況に陥っていることを忘れてはならない。そのひとつが、乗務機会が大幅に減ったパイロットの技量低下である。

月に1~2回の乗務では技量維持は困難

 大幅な減便を余儀なくされて、国内大手航空会社のパイロットでも国内線では月に2日ほど日帰りで1往復だけ、国際線の長距離便ともなると月に1パターン(例として米州や欧州へ1往復、3~4日の勤務)だけというのが当たり前になっている。こうなると国内線では月間わずか4回の離着陸しか経験できない計算だ。それも機長と副操縦士でシェアするので、ひとりのパイロットは約2分の1の回数にとどまることになる。コロナ以前の通常の月間離着陸回数と比べると、約10分の1くらいだろう。

 これは、パイロットにとって技量を維持するどころか低下を招くことになり、安全運航上深刻な状況になっているといえる。国際航空運送協会(IATA)もこの点について、「航空機が空港に近づく際に機体が不安定になる事例が2020年には急増していて、こうした問題はハードランディング(硬着陸)や滑走路を越えて走行する事態のほか、墜落事故にもつながる恐れがある」とコメントしている。

 実際に日本でも直近で今年1月、雪の新千歳空港で着陸後誘導路に入るのを誤ってオーバーランエリアに入ってしまったり、2月1日には成田空港で着陸の際に胴体後部下面(長さ3.0メートル、幅0.9メートル)を滑走路に接触させるいわゆる「尻もち事故」が起きている。

 もちろん、こうした例は通常期でも起こり得るものであるが、パイロットの乗務機会が減ることによる離着陸の経験不足は、今後もさまざまな不安全運航を引き起こすと考えられ、必要な対策を早急に打つ必要がある。

シミュレーターに加え、路線訓練の付加が必要

 航空会社や国土交通省はパイロットの技量維持について、シミュレーター訓練を適宜行うことでそれを補う考えであるが、それはあくまで技術的な低下を防ごうとするもので不十分である。路線での実運航では毎回、空港や航路上の天候も変わり、進入方式や使用滑走路も異なるので、実乗務機会が少ないのであればコックピットに添乗するオブザーブと呼ばれる慣熟訓練を積極的に行うべきであろう。つまり、実際に操縦桿を握らなくてもコックピットのジャンプシート(2席)に座り、実運航経験を維持することによって「運航の勘」が鈍くなることを防ぐのである。具体的には以下を提案したい。

(1)月間25時間の飛行時間を最低限として乗務割を作成する

(2)各空港の経験資格要件を1年間とするなどの運用面での手当を行う

 月間25時間の飛行時間の確保は、デスクワークの多い役職機長も「運航の勘」を維持するために設けられてきたルールである。各空港の経験資格要件とは、パイロットが定期便で向かう空港には直近1年間に1度は実乗務かオブザーブでの離着陸の経験を必要とするもので、以前は存在したルールである。2000年前後に行われた規制緩和によって、地域別路線グループの内で1つの空港で離着陸を経験すれば、その路線グループ内の全空港での経験が免除されているが、コロナ禍の間はこれを元の運用に戻すことを検討すべきである。

 以上の措置をシミュレーター訓練に付加して、パイロットの技術、運航面での技量維持を図るのである。

 ちなみにコックピット内には通常、2席のジャンプシートがあり、2名のパイロットまでオブザーブフライトが可能である。このオブザーブフライトには乗務手当はつかないので航空会社にとっても大した経費にもならず、交通費と弁当代、それに宿泊する場合にはホテル代程度で済む。安全運航の最後の砦であるパイロットの技量維持のためには、惜しんではならないコストである。

 月に1度や2度の離着陸の経験だけでは、運航の安全が危険水域にあると考えるべきであろう。私自身、1973~74年のオイルショックによる減便の時期に国際線で月に2パターンしか飛べなかったことを経験している。日本航空ではそれを補うべく、アメリカのモーゼスレイクの訓練所で実機による計7回の離着陸訓練を行ったが、それでも路線による経験不足によって不安を感じる日々を過ごしたのを覚えている。

 現在のコロナ禍の乗務機会の減少はそれよりもはるかに大きく、かつてパイロットが経験したことのない状況に突入している。各航空会社と国土交通省は早急に必要な対策を講じてもらいたい。

東京都心新ルートの安全性にも影響

 今やわが国だけでなく世界中のエアラインのパイロットも乗務機会が大幅に減り、その技量が低下している。国によってはシミュレーターによる技術管理も行えないところもあり、そういうパイロットが慣れない東京都心ルートを飛べば、いったいどうなるのか。

 直近の数年だけでも、ボーイング737MAXの2件の墜落事故をはじめ、世界では離着陸時の事故が絶えないのだ。日本の航空会社のパイロットも、この約1年、新ルートを経験して、特にこれまでの海上ルートに比べて強い横風と乱気流に悩まされている実態が浮き彫りになっている。

 パイロット自身が経験した不安全飛行を報告する航空安全情報自発報告制度(VOICES)でも、多くのパイロットが南西風による強い横風(クロスウインド)に苦労したり、高度1000フィートで風の変化が激しくなったり、降下率が瞬時に毎分1000フィートの降下率を超えることによってゴーアラウンド(進入着陸復航)する事例を紹介し、状況によっては以前の南西風に正対する海上ルートに戻す柔軟な運用を求める意見も出されている。

 いくらシミュレーターでの訓練を付加するといっても、刻々と変化する横風や乱気流をシミュレーターでは具現化できないという限界があり、それでもって安全が担保されることはないのである。

 国土交通省はVOICES等で出されているパイロットの生の声にも耳を傾けるべきである。そもそもコロナ禍で各社とも大幅な減便を強いられている今日、運航する航空機が住民に騒音をまき散らし不安を与えることに賛成する国民は誰一人としていない。東京オリンピック開催による増便に備えて、減便のなかでもあえて新ルートを運用するという言い分は正当性に欠け、国交省は一日も早く運用を元の海上ルートに戻す判断を行うべきである。

(文=杉江弘/航空評論家、元日本航空機長)

●杉江弘/航空評論家、元日本航空機長

慶應義塾大学法学部卒、日本航空入社。 DC-8、ボーイング747、エンブラエルE170に乗務。首相フライトなど政府要請による特別便の経験も多い。ボーイング747の飛行時間は1万4051時間という世界一の記録を持つ。2011年10月の退役までの総飛行時間は2万1000時間超。日本航空在籍時に安全施策の策定推進の責任者だったときにはじめた「スタビライズド・アプローチ」は、日本の航空界全体に普及し、JAL御巣鷹山事故以来の死亡事故、並びに大きな着陸事故ゼロの記録に貢献している。 航空問題と広く安全問題について出版、新聞、テレビなどメディア、講演会などで解説、啓蒙活動を行なっている。著書多数。

「軽トラのキャリィが夕陽にばえている!」話題の埼玉の中古車店が語る、オレの写真の流儀

 コロナ禍で、“マイカー回帰”という言葉も聞かれるようになった。公共交通機関ではどうしても“3密”の状態になりやすいことから、比較的安全・安心な移動手段として、自動車を使おうというわけだ。そんななか、埼玉県のとある中古車販売業者が、ネット上で話題だ。その名も「オートサロンイイダ」(埼玉県入間郡毛呂山町)。関東郊外の小さな“中古車屋さん”の何が注目されているのか。店舗を訪れてみた。

 現在、中古車販売店の多くは「カーセンサーnet」(リクルートが運営)、「グーネット」(プロトコーポレーションが運営)などの中古車情報サイトに売りたい車両を登録し、大量の写真を掲載している。しかし、たいていは店舗を背景にしていたり駐車場の壁を背景にしていたりと、まあ、要は「店員さんが撮ったのだろうな」と思われる写真がほとんど。日々大量にクルマを仕入れ、それを売りさばいていかなければならない中古車販売業者にとってみれば、プロのカメラマンをわざわざ雇い、見栄えのよい写真を撮って掲載するような余裕はないのである。

 ところが、今回訪れたオートサロンイイダの車両画像はというと……まあ、とにかくカッコいいのである。ある写真は夕焼け空を背景に、ある写真は木漏れ日射し込む森のなかで……。光の角度もきちんと計算された、どう考えてもプロが撮ったと思われる写真の数々に、「なんだこの、写真にこだわりすぎの中古車販売店は!」とネットでも話題となっているのだ。

 Twitterでは、「メチャクチャいい車に見える」「車への愛を感じる」などの絶賛コメントが多く集まる一方、「この写真を撮りにいくために走行距離を稼いでしまって、車両の商品価値が落ちてしまうのでは」といった心配の声も……。

 実際のところ、どうなのか。誰が撮影しているのか。そもそも、なんでわざわざこうした写真を掲載しているのか。オートサロンイイダ店長の飯田裕樹氏に話を聞いた。

中古車サイトへの型通りの写真掲載は「5分で飽きてしまう」から、撮影にこだわる

「最近になって急に話題になっていますが、実はこうした写真を撮り始めたのは、カーセンサーへの掲載を始めた7~8年前からなんです。もともと私は写真を趣味にしていたのですが、それぞれのクルマに合った写真を撮影して掲載したほうが、そのクルマを所有したときのことをお客さんが想像しやすいのではないかと思ったんですよ。写真がよかったからとうちの店を訪れてくれたり、そこからご成約に至ったり……というケースもそこそこあるので、一定の効果はあるのではないかと思っています。

 カメラは、今は『Canon EOS-1D X Mark III』と『EOS R6』を使っていますね。もともとずっとCanonを使っていて、その後SONYやオリンパス、FUJIFILMなどいろいろとメーカーを乗り換えたのですが、やっぱりCanonの使い勝手がよくて、戻っちゃいました」

 飯田氏によれば中古車販売業界では、コンパクトデジカメ、もしくはスマートフォン搭載のカメラで、車両状態がわかるように前後左右、インパネ周り、シートを倒したところ……などとルーティン的に1台20〜30枚を撮影してアップする、という業者が9割以上、とのこと。

 しかし、そうした写真は「5分で飽きてしまう」と思った飯田氏は、クルマという、中古とはいえそれなりに大きな買い物をすることになる購入者の“ワクワク感”を大事にしたかったのだという。そうした心遣いが、図らずもネットで話題を集めることとなったわけだが、今回のネットでの盛り上がりを、飯田氏はどう考えているのか?

「一応Twitterを使ってはいるんですが、実はあまり見ないんですよね。だから今回の件については、友人経由で聞いたり、あとはたまにTwitterを開くと通知がすごいことになっていたりして、初めて知りました。まあ悪いことではないですし、素直に嬉しかったです。

 とはいえ、この程度のことで記事にしたいと取材までしていただいて、『逆に大丈夫かな』とは思いましたが……(笑)。ただ、カーセンサーなどの掲載写真にはルールがあって、『画面の一定以上の割合を車体が占めていなければいけない』(要は、ヒキすぎてクルマが小さくしか写っていない写真はNG)などの決まりがあります。本当は、もう少し“攻めた”写真も載せてみたいのですが(笑)」

オークションで手に入れたクルマの不具合チェックがてら、撮影場所まで“試運転”

 しかし、ここまでの撮影技術を持ち、こだわった写真を撮っているということは、フォトショップなどの画像加工ソフトで、中古車両のキズなどの“不具合”もいい具合にレタッチしているのでは……?などと邪推もしたくなってくるが、「車体にある傷はきちんとどアップで撮って掲載していますし、足回りなどが錆びていたとすれば、むしろそれがちゃんとわかるように撮影しています」とのこと。

 また、ネットで指摘のあった「わざわざ遠くまで写真を取りにいくことによって、走行距離が無駄に増えてしまうのではないか」との声についても、「問題はない」と飯田氏は語る。

「どんなに車両を動かしたとしても、50kmは動いていませんからね。地方でクルマ通勤している人であれば、そんな距離、2~3日で稼げてしまう距離でしょう。あと、撮影のためのこうした移動は、試運転を兼ねているという側面もある。業者が販売する中古車って基本的に、各地で開催される業者オークションで競り落としたあと、会場から引き取る、あるいはクルマの状態次第では修理工場に運んだ後に引き取るんですよ。

 でも中古車というのは、平坦な舗装路での通常運転では発見できないような故障、摩耗、不具合等が隠れていることもすごく多い。そのため、段差を乗り越えたり、交差点を加速しながら曲がったりと、さまざまな条件下で運転し、そうした故障がないかをきちんとチェックする必要があるわけです。そうした一連の作業を行うついでに撮影場所に行き、撮影をしているわけなので、『無駄に走行距離を増やしてしまっている』という指摘は当たらないと思いますよ」

100万円以上かかっても、マツダRX-7をレストアして乗り回したい

 そもそもオートサロンイイダは、飯田氏の父が18年前に開業。飯田氏自身も自動車整備士になるための学校に通った後、4年ほどカーディーラーで勤務経験を積み、この店で働くこととなったそうだ。もとからクルマ好きであったという飯田氏が写真に魅せられたのも、やはりクルマがきっかけなのだとか。

「もともと、僕の父も昔はスポーツカー乗りでして。僕もその影響で、最初に買うのはカッコいいクルマがいいなと思って、スポーツカーに乗っていたんです。最初に買ったのはホンダのシビックでした。車高も高かったし、アルミホイールとフルエアロを付けただけだったので、今考えるとちょっとカッコ悪いんですけどね(笑)。

 その後、日産の180SXに乗り換えたのですが、乗り換える前にせっかくだから写真を撮っておこうと思って、デジカメで構図なんかもよく考えないで撮影したんです。でもあとでその写真を見た時に、『ああ、この時もよかったなあ』って思えて。それが、写真を好きになったきっかけでしたね。だから写真はデータで保管するよりも、印刷して手元に置いておくのがいいと僕は思っています。データだと、目的がないとなかなかそのフォルダやデータにはアクセスしないじゃないですか。でも印刷しておくと、日常のなかでその写真に触れることができますからね」

 そんな飯田氏は今でもスポーツカーを愛好しており、マツダRX-7の中古車を手元に置き、今後レストアして乗ることを目標としているという。とはいえ、「スポーツカーにも、プリウスのようなハイブリッドカーにも、それぞれよいところはある」とも語る通り、車種に限らずクルマ全般への愛は深いようだ。

15年前には30万で買えたマニュアルのホンダシビックが、いまでは200万円

 そんなクルマ愛をずっと心に抱えながら、中古車販売に携わり続ける飯田氏。しかし今はコロナ禍のまっただなか。この業界への影響も深刻なのではなかろうか?

「いや、それがそうでもなくて。うちの店も、緊急事態宣言が出た2020年4月5月あたりは販売数が落ち込みましたが、それ以降は例年通りまで持ち直した。比較的影響は少なかったと思います。

 最近の業界動向でいえば、軽自動車が高騰している、ということが挙げられるかもしれません。車種にもよりますけど、以前は数万円で仕入れられていたような軽が、今は30万円を超えてくる……なんてことも。長く続く不景気のなかで、車検の費用や重量税、燃費などのランニングコストが圧倒的に安いことが人気の要因でしょうね。

 それからその一方で、スポーツカーのマニュアル車でも大きな価格上昇が見られます。僕が以前乗っていたシビックは、15年前に購入した際には30万円程度でしたが、現在同じものを入手しようと思ったら、200万円程度はかかるのではないでしょうか。こちらは純粋に、数が減りつつあって売り手市場になりつつあるのが要因だと思います。

 その影響か、以前はほぼ価格がつかなかったようなオートマのスポーツカーも軒並み値上がりしていますね。これは、『スポーツカーならマニュアル以外あり得ない!』という昔ながらの考えも持たない人も増えた、というのも大きいのかなと。近頃は、AT限定免許を取得する男性も珍しくないですからね」

 そうした状況下、飯田氏は中古車を買うメリットをこのように語る。

「中古車は、それぞれに魅力がある多くの車のなかから、自分に合った1台をリーズナブルに手に入れる方法としては、有効な手段ではないでしょうか。また写真好きとして言えば、どんなに安くても古くても、クルマを持ちさえすればいろいろな場所に出かけることができ、さまざまな景色が観られ、撮影できるようになるという点も強調しておきたい(笑)。無理のない価格で購入した愛車と一緒にそういう体験する……そのためのお手伝いをできればいいなと考えています」

 オートサロンイイダは、軽トラックと軽自動車、そしてスポーツカーをメイン商品としているとのこと。興味を持たれた方は、“未来の愛車”を探しにぜひとも!

(文=編集部)

コロナワクチン接種は中止すべし…改造RNAが体内に残り、自己免疫疾患を起こす懸念

 新型コロナウイルスのワクチン接種が国内でも始まっています。テレビでは、接種直後に起こる「副反応」の話題が折々報じられますが、その都度、「まれなことなので心配はいらない」との専門家によるコメントも一緒に紹介されるなど、不自然さも隠さず国を挙げて安全性が強調されています。

 そもそも副反応とは何なのでしょうか? 従来のワクチンは、病原体の一部を注射で体の中に入れ、それに対する免疫反応、つまり抗体ができることを期待したものです。免疫反応は注射した部位に起こるものですから、そこが赤くはれたり、痛くなったりするのは期待どおりの出来事であり、これらを副反応と呼ぶのは間違っています。

 医療行為にともなう出来事には「効果」と「副作用」の2つしかありません。国民に恐怖心を呼び起こさせないよう意図的に「副作用」という言葉を避け、「副反応」を使っているだけではないでしょうか。

 では、本当の副作用とはどんなものでしょうか? 国内ではファイザー社のワクチンが認可され、モデルナ社も申請中ですが、元を正せばどちらも米国ペンシルベニア大学の2人の研究者、ワイズマン氏とカリコ氏が開発した方法にもとづくものです。

メッセンジャーRNA

 ここで細胞内の出来事をちょっと覗いてみましょう。たとえば細胞の中でコレステロールが不足したとします。すると、これを血液中から引き込むための物質をつくる暗号コードが、DNAからコピーされます。このコピーが「メッセンジャーRNA」です。次に、それが伝えるコードにしたがって、いま必要な物質が合成されるようになっています。

 ただしメッセンジャーRNAは、細胞内で不足している物質を一時的に補うためのものですから、その使命は原則として1回限りで、すぐばらばらに分解されます。

 さて、新型コロナウイルスの全遺伝コードはすでに解読されています。そこでワイズマンとカリコの両氏は、以下のようなアイデアを思いつきました。ウイルスの表面には多数のトゲトゲがあり、ヒトの細胞表面にくっつき侵入するための手足になっているのですが、そのコードを運ぶメッセンジャーRNAを試験管内で人工的に合成することにしたのです。これを体内に注射すれば、やがて細胞内に取り込まれ、本来の機能を発揮して必要な物質(新型コロナのトゲトゲ)をすぐに合成してくれるというわけです。

 細胞内に突然現れた物質は、いわば怪しい異物ですから、それに対する免疫反応が起こり、抗体がつくられます。この抗体は、しばらく体内に残り、あとあと新型コロナウイルスが侵入してきた際、それらをそっと包み込んで無毒化してくれるという働きが期待できるのです。

 ただし、人工的につくったRNAをそのまま体内に入れると、2つの問題が生じます。ひとつは、あくまで異物ですから、細胞にたどり着く前に破壊されてしまうことです。もうひとつは、メッセンジャーRNA本来の仕組みにしたがって、役目を終えると直ちにばらばらにされてしまうことで、これでは抗体ができる暇もありません。

 ワイズマンとカリコの両氏は、いろいろな実験を行った末、人工のRNAの一部を改造することで2つの問題を同時に解決できることを発見しました。これが新型コロナワクチンの正体です【注1】。詳細は、私のユーチューブチャンネル「新型コロナワクチンは危険」をご覧ください。

論文執筆者がモデルナ社へと転身

 さて、この改造RNAは果たして安全でしょうか? もし、改造RNAが数日で分解してしまうものだとしたら、コロナの抗体は3カ月ほどで消えてしまうため、ワクチンは3カ月ごとに接種しなければならないことになります。逆に、もしずっと長く残ってしまうのだとしたら――。

 自己免疫疾患という言葉をご存知でしょうか。免疫機構が何かの原因で狂ってしまい、自分自身の臓器に対する抗体をつくり、永久に攻撃を続けるようになるという病気です。関節リウマチやバセドウ病などがその代表です。もしかするとワクチン接種を受けてしまった人が、ずっとあとになって「自己免疫性コロナ病」になるかもしれない、というのが最大の心配事なのです。

 昨年の暮れ、両氏は最新の論文を発表しました【注2】。発売開始されたワクチンと“ほぼ同じ”ものを使って動物実験を行ったところ、摂取後9週間まで抗体が増え続けたという報告でした。論文の最後は「モデルナ社のワクチンも有効で安全のはず」と根拠のない言葉で締めくくられ、また表紙には2人のうちのひとり、カリコ氏がペンシルベニア大学からモデルナ社へと転身を遂げたことが小さな文字で記されていました。

(文=岡田正彦/新潟大学名誉教授)

参考文献

【1】Anderson BR, et al., Nucleoside modifications in RNA limit activation of 2’-5’-oligoadenyl synthetase and increase resistance to cleavage by RNase L. Nucleic Acids Res, Aug 3, 2011.

【2】Laczkó D, et al., A single immunization with nucleoside-modified mRNA vaccines elicits strong cellular and humoral immune responses against SARS-CoV-2 in mice. Immunity 53: 724-732, 2020.

●岡田正彦/新潟大学名誉教授

医学博士。現・水野介護老人保健施設長。1946年京都府に生まれる。1972年新潟大学医学部卒業、1990年より同大学医学部教授。1981年新潟日報文化賞、2001年臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」を受賞。専門は予防医療学、長寿科学。『人はなぜ太るのか-肥満を科学する』(岩波新書)など著書多数。

もうGU以外じゃ買えない…機能もコスパも“神”な商品5選!無理なくオシャレで安心

 ユニクロの兄弟ブランドとして人気を博しているGU(ジーユー)は、コロナ禍という逆境を跳ね返す好調を示している。GUを展開するファーストリテイリングが、今年1月に発表した2021年8月期第1四半期決算によると、GU事業の売上収益は4.9%増の765億円、営業利益は9.9%増の136億円と増収増益。

 また昨年12月にはGUの柚木治社長が「ファッションを低価格で提供するのが使命だ」と宣言したうえで、21年から最大3割値下げして商品を提供していくという、消費者に嬉しい発表も話題を呼んだ。

 ユニクロよりもリーズナブルな価格設定でファンを獲得しているGUだが、この記事ではそんなGUの春アイテムのおすすめ服をリコメンド。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「この春、買うべきGUの服5選」をリストアップし、恋愛コラムニストで10年以上のファッションライター経験もある堺屋大地氏に、おすすめポイントを解説していただいた。

 今回、以下の5つを基準として選定した。

・ファッションビギナーでも比較的に着こなしやすいこと

・難易度の高い“最先端のおしゃれ”は目指さないこと

・“ダサい”と思われるぐらいなら無難な着こなしにすること

・女子ウケが良く“ちょっとおしゃれ”と思われること

・無理に若ぶるのではなく、年相応に大人っぽく見られること

デニムカバーオールNT+E/3990円(税込、以下同)

 デニム地を採用したカバーオールで、オーバーサイズとダブルポケットでトレンドを意識したデザインに。カラーバリエーション(カラバリ)はライトブルー、ブルーの2色展開。

「やりすぎていないユーズド感があってカッコいいんですよね。近年のトレンドをおさえたダボッと着るタイプのアイテムで、これなら大人男性でも無理なくオシャレに着こなせるはず。ライトブルーとブルーで違うアイテムに見えるぐらい表情が違うので、色違いでどちらも買ってもいいぐらいです」(堺屋氏)

ウィンドプルーフシェルパーカ/1990円

 防風素材採用で風をシャットアウトし、撥水機能付きで、ある程度の水も弾いてくれるシェルパーカ。生地の裏側にラミネート加工を施しているのもポイント。カラバリはグレー、ブラック、ブラウン、ダークグリーン、ブルーの5色展開。

「このシリーズは以前も紹介したことがありますが、『買うべき』一番のポイントはやはりコストパフォーマンスの高さ。約2000円でこのクオリティのライトアウターが買えるのはすごいです。カラバリが豊富で自分に合う色味が見つかりやすいのもGOOD。機能面でいうと防風・撥水はもちろん、蒸れにくかったり動きやすかったりするので優秀です」(堺屋氏)

オーバーサイズスタンドカラーブルゾン/1990円(値下げ後価格)

 オーバーサイズシルエットやダブルポケットといった流行を感じさせるデザインワークのカラーブルゾン。撥水加工生地で、襟にフードが収納されているため軽い雨程度なら防いでくれる。カラバリはブラック、カーキ、オリーブの3色展開。

「カーキとオリーブがとにかくスタイリッシュだし、オーバーサイズで着るアウターなので、メタボリックなお腹などの体型隠しにも最適です。大きめのポケットは収納力があるので機能性も高いですし、デザインのスパイスとしても効いてますね」(堺屋氏)

ドライユーティリティポケットT(長袖)GA+E/990円(値下げ後価格)

 吸水速乾機能付きの生地のため、汗を搔いても乾きやすいロンT。カラバリはホワイト、ブラック、ベージュの3色展開。

「シンプルながら、左胸にあしらわれた布帛生地のポケットがデザインのアクセントになっているんですよね。機能性を備えつつデザイン性にも貢献してます。このさりげなさがオシャレ。アウトドアコーデとしてもワンマイルコーデとしても重宝しますね」(堺屋氏)

オーバーサイズステンカラーコート/4990円(値下げ後価格)

 オーバーサイズで仕上げたステンカラーコートで、肩を落としたデザインとなっているのが特徴。カラバリはグレー、ブラック、カーキの3色展開。

「寒暖差のある春先には、まだこれぐらいのアウターが重宝しますよね。重すぎず軽すぎないし、キレイめスタイルが好みな人には最適です。ただ、トレンドのワイドパンツと合わせるのはファッション玄人じゃないと難しいかもしれないので、注意が必要ですね」(堺屋氏)

 GUは流行を意識したアイテムが多いため、大人男性からすると攻めすぎている服が多いと感じるかもしれない。しかし柄モノやプリントモノといった派手な服は避け、今回紹介した5つのようにベーシックなカラバリの無地アイテムを中心に探せば、大人男性でもオシャレに着こなせる服も多いのだ。GUでコーデをつくる場合は、無理に若ぶるのではなく、“年相応の若々しさ”を演出できるアイテムを選んでほしい。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」 from A4studio)

※情報は2021年3月12日現在のものです。

“NHKの申し子”黒島結菜、朝ドラヒロイン抜擢は必然…すでにNHKで14作品に出演

 2022年度前期の朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK)のヒロイン・比嘉暢子役を、女優の黒島結菜が務めることが発表された。ドラマの舞台は、黒島の出身地でもある沖縄県で、その北部のやんばる地方(架空の町)になるという。

 ここでひとつ注目したいのは、ヒロインに抜擢された黒島だ。彼女のことを見覚えはあっても、ファンでなければその経歴や人となりまでは知らない人も多いのではないだろうか。そこで今回は、新朝ドラヒロイン・黒島結菜について深掘りしていきたいと思う。

 1997年3月15日沖縄県糸満市生まれの彼女は、小学生時代はバスケットボール、中学生時代はバドミントンや陸上に打ち込むスポーツ少女だった。そんなごく普通の女の子の運命が変わったのは2011年、中学3年のときである。母親から「社会に出たら、どんな職業でも自分のことをアピールするのはいい経験になる」と勧められ、地元のある企業のイメージガールコンテストを受けた。そこで特別賞の”沖縄美少女図鑑賞”を受賞し、同誌にモデルとして出演することになる。それが現在の事務所関係者の目にとまり、芸能界デビューを果たしたのである。

 翌12年4月から教養バラエティ番組『テストの花道』(Eテレ)に”マッシュ”のニックネームでレギュラー出演し、本格的に芸能活動を開始。当時はまだ現役の高校生で、沖縄と東京を往復する日々が続いた。それでも13年1月公開で沖縄復帰40周年記念作品『ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~』で映画初出演。さらに同年1月クールの連続ドラマ『dinner』(フジテレビ系)の第9話にゲスト出演ながら、連ドラ初出演を果たすなど、まずまずの女優人生をスタートさせている。

 最初に注目を浴びたのは、13年11月から放送された1本のテレビCMでの好演だった。NTTドコモ「docomo LTE Xi」のCM『想いをつなぐネットワーク篇』に出演し、なかなか来ない彼をけなげに待つ少女を繊細に演じたのだが、セリフはなく表情と仕草だけで演じたのだ。”間に合わないかも”というせつない表情から、彼の「今出たよ」という連絡に喜ぶ姿は、まさに演技を超えたリアリティショーのそれであり、広く共感を呼ぶこととなったのである。

 そして、この後もCMでの快進撃が続く。14年12月には成海璃子の後任としてクラレ「ミラバケッソ」のCM、15年3月には能年玲奈(現・のん)の後を継いでカルピス「カルピスウォーター」のCMに起用された。

 その一方で、女優活動も本格化させた。14年7月期の『アオイホノオ』(テレビ東京系)で、待望の連ドラのレギュラー初出演を成し遂げると、15年3月公開の映画『あしたになれば。』(ユナイテッドエンタテインメント)で初主演(小関裕太とのダブル主演)を果たしたのである。

 結果的に現在まで映画は主演作を含め、すでに15本近くの作品に出演している。なかでも19年には、堤幸彦監督作の『十二人の死にたい子どもたち』(ワーナー・ブラザース映画)と、周防正行監督作の『カツベン!』(東映)という2本の話題作に重要な役どころで出演した。特に前者では、父親を溺愛するあまり、経営が傾いた父の会社を自らかけた保険金で立て直してもらおうと考え、自殺志願者の集いに参加するという難しい役どころを演じている。

 この作品は、密室での心理戦が見どころのひとつなのだが、そのなかで持ち前の演技力を発揮し、ひと味違う存在感を放ってくれている。まさに”黒島結菜ここにあり”といった感じであった。

朝ドラ、大河などNHK作品にたて続けに出演

 かたやドラマでも、連ドラのレギュラー以外のゲスト出演や単発ドラマなども含めると、すでに30本以上の出演歴がある。なかでも目立つのがNHKの作品だろう。朝ドラは『マッサン』(14年下半期)と『スカーレット』(19年下半期)、大河ドラマは『花燃ゆ』(15年)と『いだてん~東京オリムピック噺~』(19年)といったところだ。

 このうち『マッサン』では、わずか1週間だけの登場だったが、正義感が強く物怖じしない性格の”デコ”役を演じ、強烈なインパクトを残した。『スカーレット』では陶芸家であるヒロインのもとに弟子入りする松永三津役を演じ、話題になった。物怖じせず、押しが強い性格で、さらにヒロインの夫に恋心を抱く役どころだったため、SNSを中心に朝ドラファンをざわつかせたことは記憶に新しい。

 さらに、『花燃ゆ』で高杉晋作(高良健吾)の妻・雅、『いだてん』では主人公・金栗四三(中村勘九郎)の教え子となる村田富江を演じた。特に後者ではテニスや陸上競技で頭角を現し、一躍、競技会のアイドル的存在となる、華のある役だった。

 とはいえ、華だけでなく役柄上、飛んだり走ったりと運動神経抜群なところをリアリティ感に欠けることなく演じなければならない。そういう意味では、沖縄時代にスポーツ少女だった黒島にとってはお手の物だったといえる。

 さて、このほかNHKでは『孫のナマエ~鴎外パッパの命名騒動7日間~』(14年)、『戦後70年 一番電車が走った』(15年)、『恋の三陸 列車コンで行こう!』(16年)、『夏目漱石の妻』(16年)、『アシガール』(17年)、『戦争童画集~75年目のショートストーリー~』『閻魔堂沙羅の推理奇譚』『悲熊』(いずれも20年)、そして名作照明ドラマ『ハルカの光』と『流れ星』(ともに21年)と、14本もの作品に出演している。このうち『戦後70年 一番電車が走った』(15年)では阿部寛とともにダブル主演を務め、高い評価を得ている。

 さらに、土曜時代ドラマ枠の17年秋クール作品の時代劇『アシガール』では単独主演を果たしたが、この作品はのちに続編となるスペシャルドラマが放送されるほどのヒット作となった。演じたのは脚力だけが取り柄の女子校生・速川唯。この唯が戦国時代にタイムスリップし、愛する若君を守るため足軽となって線上を駆け巡るという”超時空ラブコメ”で、生き生きと躍動した姿が実に印象的だった。

 また、ドラマ以外でもNHKの受信料制度をPRするミニ番組『受信寮の人々』に”黒島さん”役で登場したことがあるほか、ドキュメンタリー番組のナレーションでも引っ張りだこの存在になっている点は見逃せない。まさに”NHKの申し子”といった感じで、朝ドラヒロインに抜擢されるのは時間の問題だった。いや、むしろ当然の流れなのかもしれない。

 黒島がすごいのは、NHKのみならず民放の連ドラでも実績を残しているところだろう。16年7月クールの連ドラ『時をかける少女』(日本テレビ系)で主演の芳山未羽役を演じたほか、19年10月クールの『死役所』、20年4月クールの『行列の女神~ラーメン才遊記~』(ともにテレビ東京系)で、いずれも準主役を演じるなど、決して”NHKだけ女優”というワケでもないのである。

 その端正な純和風なルックスで、透明感やクールさも持ち合わせる。きりりとしたナチュラルな眉も特徴的だ。知性が顔から滲み出てもいる。漂わせる雰囲気は幅広い世代から好かれるタイプで、まさにNHKの朝ドラのヒロイン向き。故郷・沖縄を舞台にした作品で弾ける女優・黒島結菜が今から待ち遠しい。
(文=上杉純也/フリーライター)

地上波初放送 映画『Fukushima50』の事実歪曲とミスリード 門田隆将の原作よりひどい事故責任スリカエ、東電批判の甘さの理由

 東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故から10年目の今年、当時の吉田昌郎所長ら原発所員の奮闘を描く映画『Fukushima50』が、地上波ではじめて放送されている。  原作者は、トランプ信者に丸乗りして「大統領選挙は組織的な不正」とするフェイク情報を熱心に拡散したこと...

パチスロ「大量導入」を実現「6号機の大物」が苦戦!?「完走も狙える」などポジティブな意見もあるが…

 パチンコ・パチスロにおいて「萌え台」は欠かせないジャンルの一つである。その中で現在、最も注目を浴びているコンテンツが「アイドルマスター」だ。

 3月8日、同コンテンツをモチーフとして制作された『パチスロ アイドルマスター ミリオンライブ!』がホールにデビューし、話題となっている。

 熱狂的ファンの多いシリーズだけに、秋葉原某ホールでは30台以上の導入を行うなど大量設置に踏み切る店舗も存在し、早くも看板機種として期待されている模様だ。

 そこで今回は本機をピックアップし、実際に遊技してきたファンからの実戦報告や感想をご紹介。

 それらを踏まえて我々編集部が独断と偏見で、本機の将来性をジャッジ。これから遊戯する方、気になっている方は是非参考にしていただきたい。

『パチスロ アイドルマスター ミリオンライブ!』(ビスティ)

 本機は純増最大約4.3枚のAT「シアターフェスティバル」を搭載した6.1号機。AT中は疑似ボーナスである「ライブボーナス」や「アピールタイム」を重ねるゲーム性だ。

 疑似ボーナス当選確率は6分の1以上となっており、レア役等で「シアターフェスティバル」のG数上乗せや特化ゾーンの抽選を行なっている模様。一定条件クリアで「BOOST」に突入し、その間はAT終了まで最大純増で消化可能となっている。

 本機は非常に特徴的な設計で、設定1よりも設定2の方が出玉率が辛い。設定2においてはスイカが約200分の1と、他設定に比べ約2倍の出現率となっているため、要カウントである。

【プレイヤーからの実戦報告】

 実戦の感想としては「映像は素晴らしい」「噛み合えば完走も狙える」「当りが軽い」と肯定的な意見が見受けられ、ファンにとっては概ね満足のいく仕上がりとなっているようだ。

 否定的な意見も存在するが、その大半は「設定2」に関する要素である印象。同設定を懸念し、手を出せずにいるユーザーも多く、低貸しコーナーへの導入を希望する声が目立つ。

【ヒットの可能性は?】

 人気コンテンツや演出の仕上がりなどを踏まえればヒット機種となり得るが、やはり「設定2」が懸念材料だ。良くも悪くも「ホールの扱い」が本機の運命を握っていると言えるだろう。今後の動向に注目したい。

【注目記事】

甘デジ新台「超スピード×継続率約93%」の爆裂マシン!「大本命」との声も多数…天下獲りへ死角なし!?

パチンコ「伝説の名機」と感動の再開!「3強」の中でも抜けていた“手腕”に脱帽!!

甘デジ「10万発」達成も見える“激熱シーズン”到来!? 「大マクり」炸裂なるか!!