後悔しない人生のために必要な「たった1つのこと」とは? – 私たちはなぜ「やるべきこと」をやれないのか、「やめたいこと」をやめられないのか

「なんて自分は意志が弱いんだろう?」と思うことはありませんか。スマホを見てダラダラ、先延ばしグセ、衝動買い、人間関係でいつもイライラ……その行動、実は「意志の弱さ」は関係ありません!「脳のしくみ」のせいなんです。脳のスペシャリストが私たちをいつも裏切る「脳の自動反応」の正体を解説。脳科学、心理学、哲学の観点から「ダメな自分」から抜け出すための実践的な方法を教えます。

「部下の話を聞くのが苦痛」な上司が知らない…メンタルを削らない“ずるい共感術” – 伝え方ひとつで部下が動き出す 上司の「コミュ力」大全

部下が動かない、Z世代との距離感がつかめない……そんな悩みを解決するのが、ソフトバンクで「汐留の母」と呼ばれた澤田清恵著『伝え方ひとつで部下が動き出す 上司の「コミュ力」大全』(ダイヤモンド社)だ。生身のリーダーに求められる最強の武器は生成AIには代替できない「コミュ力(共感力)」。単なる同情ではなく、相手の視点を論理的に理解する「認知的共感」の技術を体系化した、悩める上司たちの「読むサプリ」だ。呼吸を合わせる基本から、自身の無意識を言語化する応用、さらには「飲み会の失敗事例」や「エース部下の退職」といった実例に基づく「しくじり」分析まで網羅。表面的なテクニックではなく、心・技・体を整え、信頼で組織を動かすための実践的ノウハウが詰まった決定版!

「資料がまとまらない人」が無意識にハマる2つのワナ【戦略コンサルが解説】 – ニュースな本

じっくり考えて資料を作成したいのに、情報が整理できず考えがうまくまとまらない、という経験は誰にでもあるはずだ。そんな時、思考のプロである戦略コンサルタントはどう対処しているのだろうか。デロイト トーマツで10年以上のキャリアを重ねてきた筆者が思考のコツを解説する。※本稿は、戦略コンサルタントの望月安迪『コンサルタント3年目までの必修ビジネススキル キャリアを踏破するためのサバイバルマップ』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

「コミュ力の高い人」は、褒められたとき何て返す?…「鉄板の切り返し」3選 – 定番読書

話し方についての本は数あれど、“おもろい話し方”というテーマの本はなかなかないのではないか。「ネタのゴーストライター」という元芸人のネタ作家が著者となり、ロングセラーになっているのが、『おもろい話し方――芸人だけが知っているウケる会話の法則』だ。もちろん芸人の笑いの真似はできないが、そのエッセンスで雑談力を高めることはできるという。今よりちょっとだけおもしろく話せるようになる、その極意やお作法とは? (文/上阪徹、ダイヤモンド社書籍オンライン編集部)

【なぜ大人は夢を持てなくなるのか】ビリギャル著者・坪田信貴さんが語った「夢の正体」 – 毎朝1分日記

「夢を持て」と言われると、なぜか苦しくなる。 若い頃は自然に語れていたはずなのに、大人になるにつれ、夢は「現実的かどうか」「叶いそうかどうか」で選別されていく。努力も経験も重ねてきたのに、なぜか未来にワクワクできない。その背景には、日本人が無意識のうちに刷り込んできた「夢の定義」そのものがあるのではないか。 私は『奇跡が起きる毎朝1分日記』の著者として、毎朝5時55分から無料の「1分朝活」を行っています。心と行動を整える短い習慣ですが、毎週月曜日はゲスト講師をお迎えしています。今回のゲストは『ビリギャル2(正式名称:勝手な夢を押しつける親を憎む優等生と、東大は無理とバカにされた学年ビリが、現役合格した話/サンマーク出版)』の著者・坪田信貴さんでした。坪田さんが「1分朝活」で語られたのは、夢を“取り戻す”ための、意外なほどシンプルな考え方でした。

【究極のジョブホッパー】屋台ラーメンから大作家へ! 江戸川乱歩が大逆転できた最強の武器 – ビジネスエリートのための 教養としての文豪

正気じゃないけれど……奥深い文豪たちの生き様。42人の文豪が教えてくれる“究極の人間論”。芥川龍之介、夏目漱石、太宰治、川端康成、三島由紀夫、与謝野晶子……誰もが知る文豪だけど、その作品を教科書以外で読んだことがある人は、意外と少ないかもしれない。「あ、夏目漱石ね」なんて、読んだことがあるふりをしながらも、実は読んだことがないし、ざっくりとしたあらすじさえ語れない。そんな人に向けて、文芸評論に人生を捧げてきた「文豪」のスペシャリストが贈る、文学が一気に身近になる書『ビジネスエリートのための 教養としての文豪』(ダイヤモンド社)。【性】【病気】【お金】【酒】【戦争】【死】をテーマに、文豪たちの知られざる“驚きの素顔”がわかる。文豪42人のヘンで、エロくて、ダメだから、奥深い“やたら刺激的な生き様”を一挙公開!

スタートアップは、なぜ自分ごとの課題から始める必要があるのか? – 増補改訂版 起業の科学

スタートアップが成功できるか、失敗して消えてしまうか? それを決めるのは、Product Market Fit(PMF:プロダクト・マーケット・フィット/市場で顧客に愛される製品・サービスを作ること)を達成できるかどうかにかかっている。『増補改訂版 起業の科学 スタートアップサイエンスVer.2』(田所雅之著、ダイヤモンド社)は、起業家の8割が読み、5割が実践する起業本のベストセラー『起業の科学』を9年ぶりに大改訂した最新版。本連載では同書から抜粋して、スタートアップの成長を加速するポイントについて、わかりやすくお伝えしていきます。

2分でわかる! 「イスラエルってどんな国?」パレスチナ問題を1からおさらい〈再配信〉 – 読むだけで世界地図が頭に入る本

ニュースで見聞きした国、オリンピックやW杯に出場した国、ガイドブックで目にとまった国――名前だけは知ってるけれど、どんな国なんだろう? 本連載では、世界212の国と地域をわかりやすく解説します。位置関係がスッと入り、国とエリアの特徴が面白いほどわかる! 経済、エネルギー、人口、紛争、敵対国、同盟国、環境問題――複雑な世界の重要問題がスッキリわかる!

【クレームは「最初の30秒」】クレーム対応のプロが目をつけるただ一つのポイント – クレームは「最初の30秒」で9割解決

「クレームがなかなか終わらない」と悩む方へ。クレーム対応のプロが、最初の30秒で相手の感情をコントロールし、対話ができる状態へと切り替える具体的な方法を紹介。

日本半導体再興の中核「SATAS」とは何か…ラピダス連携で問われる設計力の再構築

●この記事のポイント
経産省主導で始動した最先端半導体技術センター(LSTC/SATAS)は、ラピダスと連携し設計・研究開発を担う中核機関である。製造偏重から設計主導への転換を狙うが、人材不足、政策継続性、収益化の課題が成否を左右する。EDAやIPなど周辺産業への波及も投資判断の鍵となる。

 日本の半導体政策は、明確に次の段階へと移行している。

 TSMCの熊本工場稼働、そして2ナノメートル世代の量産を掲げるRapidus(ラピダス)への巨額支援――。ここ数年、報道の中心は「製造拠点の復活」に集中してきた。しかし、2025年以降、経済産業省が本格的に動かし始めたのは、それを補完する「もう一つの中核機能」だ。

 最先端半導体技術センター(LSTC)。通称「SATAS」である。製造を担うラピダスが「筋肉」だとすれば、SATASは「頭脳」に相当する。設計・研究開発・人材育成・国際連携を束ねる司令塔として、日本の半導体戦略の中核に位置づけられている。

 過去、日本はDRAMやロジック分野で世界を席巻しながらも、設計力とエコシステムの構築に失敗し、競争力を失った。その反省を踏まえ、「製造偏重からの脱却」を掲げる今回の政策は、いわば“第2幕”に入ったと言える。

●目次

SATASの実像…「研究所」ではなく“接続装置”

 SATASは従来型の国立研究機関とは異なる性格を持つ。

 その本質は、研究成果を「量産」に接続するためのハブ機能にある。産業技術総合研究所(産総研)、東京大学、東北大学など国内アカデミアに加え、米国のNSTC(National Semiconductor Technology Center)や欧州のCEA-Letiといった海外機関とも連携し、国際的な研究ネットワークの一角を担う。

 特に重視されているのが、以下の3点である。

 ・次世代ロジック(2nm以降)に関するプロセス技術の研究
 ・設計と製造を統合するための技術基盤整備
 ・人材育成と産業横断的な連携の促進

 半導体産業に詳しい経済コンサルタントは次のように指摘する。

「日本は研究単体では世界トップレベルの成果を出してきたが、それが製品化に結びつかない“デスバレー”に陥ってきた。SATASはこの断絶を埋める“接続装置”として設計されている点に意義がある」(元半導体メーカー研究員で経済コンサルタントの岩井裕介氏)

 また、装置・材料メーカーを巻き込んでいる点も重要だ。東京エレクトロンやSCREEN、信越化学など、日本企業が世界シェアの多くを占める領域と研究開発を一体化させることで、「製造プロセス全体の最適化」を狙う。

なぜ「設計」が勝敗を分けるのか

 今回の政策の核心は、「設計力の再構築」にある。半導体の付加価値は、もはや製造だけでは決まらない。むしろ、設計(アーキテクチャ)とソフトウェアとの統合こそが競争力の源泉となっている。

 その象徴が、NVIDIAの台頭である。同社は製造を外部に委託しながらも、GPU設計とソフトウェア基盤(CUDA)を一体で構築することで、AI市場における圧倒的優位を確立した。

 生成AIの普及により、この傾向はさらに強まっている。現在の主戦場は、汎用チップではなく、用途特化型のAI半導体(ASIC)である。グーグル、アマゾン、マイクロソフトといったビッグテックが自社チップ開発を進めるのも、設計主導の競争に移行しているためだ。

 一方、日本はこの領域で明確な遅れを抱える。

 製造技術では復活の兆しが見える一方で、設計人材、EDA(設計ツール)活用、IPビジネスといった領域は依然として海外依存が大きい。SATASはこの構造的弱点を補う役割を担う。

「ラピダス単体では、受託製造の枠を超えることは難しい。設計力がなければ、価格決定権も持てない。SATASの成否は、日本が“設計主導型”へ転換できるかにかかっている」(同)

見落とされがちな「3つの構造的リスク」

 国家プロジェクトとしては異例のスピードで進むSATASだが、ビジネス視点で見れば、複数のリスクが存在する。

(1)政策継続性と意思決定スピード
 半導体産業は、数年単位で技術世代が更新される。これに対し、国家予算や制度設計は年単位で動く。

 過去のエルピーダやルネサスの事例でも、政策の遅れや方針転換が競争力低下の一因となった。今回も、政権交代や財政制約が長期計画に影響を与える可能性は否定できない。

(2)人材獲得競争の激化
 半導体エンジニア、とりわけ設計人材は世界的に不足している。

 TSMCやIntel、NVIDIAなどは高額報酬で人材を確保しており、日本の研究機関や大学ベースの枠組みでは、報酬・柔軟性の面で競争力を確保できるかが課題となる。

 特に、EDAツールを使いこなせる設計人材や、AI半導体のアーキテクト人材の育成は短期間では実現しにくい。

(3)商業化(マネタイズ)能力の不足
 最大のリスクは、技術を収益に変換する能力である。

 日本は「優れた技術はあるが、ビジネス化が弱い」と指摘され続けてきた。SATASで生まれた技術がラピダスを通じて量産されても、顧客獲得や市場開拓に失敗すれば、収益化には至らない。

「半導体は“技術産業”であると同時に“顧客産業”でもある。誰のために作るのかが明確でなければ、どれだけ技術が優れていても市場では勝てない」(同)

注目すべき「周辺領域」

 SATASの影響は、半導体メーカーに限定されない。むしろ、周辺領域に新たな成長機会が生まれる可能性がある。

 注目すべきは以下の分野である。

 ・EDA(設計支援ツール)関連
  設計高度化に伴い需要が拡大。現状はSynopsysやCadenceなど外資が支配的だが、検証や特定用途のツールでは参入余地がある。

 ・IP(設計資産)ビジネス
  Armに代表されるライセンスモデル。SATAS発の技術がIP化されれば、高収益モデルの構築が可能。

 ・検証・シミュレーション領域
  AIチップの複雑化に伴い重要性が増す分野。ソフトウェアとハードの統合検証が鍵となる。

 ・材料・装置の高度化領域
  既存の日本の強みを活かしつつ、次世代プロセス対応の付加価値が期待される。

 これらは工場投資に比べ資本効率が高く、利益率も高い「ライトアセット型」のビジネスである。SATASの進展は、日本における半導体産業の“収益構造そのもの”を変える可能性を持つ。

「最後の機会」を活かせるか

 日本の半導体産業は、過去に世界の頂点に立ちながら、その地位を失った。その要因は単なる技術力不足ではなく、「設計・製造・市場」の分断にあった。

 SATASは、その断絶を埋めるために設計された国家プロジェクトである。

 製造拠点の復活だけでは不十分であり、設計力とエコシステムの再構築が不可欠であるという認識は、これまでの政策とは一線を画す。

 一方で、人材・制度・ビジネス化という構造的課題は依然として重い。

 投資家やビジネスパーソンにとって重要なのは、この動きを単なる産業政策としてではなく、「産業構造の転換」として捉えることだ。SATASの成否は、日本が再び半導体の価値創造の中心に戻れるかどうかを占う試金石となる。

 その進捗は、今後数年の日本経済を左右する重要なシグナルとなるだろう。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部、協力=岩井裕介/経済コンサルタント)