「やったのか」と父に問われ、「やっていない」と答えると、返ってきたのは慰めでも励ましでもなかった――。2009年の「郵便不正事件」で、当時厚生労働省の局長だった村木厚子氏は無実の罪で逮捕されるが、その後、無罪を勝ち取る。障害者雇用や少子化対策、働く女性の支援など、日本社会の変化の最前線を歩み続け、のちに女性として2人目の事務次官に就任した。その揺るがない強さは、どこから生まれたのか。医師で作家の鎌田實氏が、村木氏へのインタビューを通して、その信念と人生観の源泉に迫る。※本稿は、医師の鎌田 實『女の“変さ値”』(潮出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
「女が東大に行ってもろくなことはない」――そんな父の言葉に、「そんなことないわよ!」と声を上げた母。その一言が、後にシンガーソングライターとして時代を切り拓く加藤登紀子氏の人生を動かした。引き揚げ体験のなかで「空だけを見て育った」という少女は、見えない壁を壁とも思わず、自分だけの道を歩いていく。医師で作家の鎌田實氏が、その自由でしなやかな人生観の源流に迫る。※本稿は、医師の鎌田 實『女の“変さ値”』(潮出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
「無能なうなずき役」――テレビの世界でそんな言葉を浴びながら、阿川佐和子はなぜ第一線に立ち続けることができたのか。怒りで壁を壊すのではなく、笑いと軽やかさで「ガラスの天井」を越えていく。その生き方の秘密を、医師で作家の鎌田實氏が阿川氏との対話を通じて読み解く。※本稿は、医師の鎌田 實『女の“変さ値”』(潮出版社)の一部を抜粋・編集したものです。
栄養バランスを考えず、朝食を適当にとっていないだろうか。医師の筆者が提唱するのは、7つの視点から献立を検討するという考え方だ。腸内環境を向上させ、筋肉量が増えるなど、体にいい影響を与える食べ方とは?
ヨーグルトともずく。一見意外な組み合わせだが、腸内環境を整えるうえでは理にかなった食べ方だ。腸内で善玉菌を増やすには、善玉菌そのものとそのエサを同時にとることが重要になる。これはシンバイオティクスと呼ばれ、いま医療の現場で注目を集めている。毎日の食事に取り入れやすい、最強の食べ合わせ術を医師が解説する。
日本という同じ国にありながら、住民の健康状態には都道府県ごとに大きな差がある。健康寿命日本一の静岡県と、平均寿命ワースト1位の青森県。その差は毎日の食事から生まれているのではないかと医師の筆者は指摘する。各地の病気と食事に関するデータをもとに、健康な県と不健康な県を分ける食習慣の違いを探る。