マリエ告発に見る、島田紳助が重んじた“一体感”…明石家さんまは共演者と飲みなど行かず

 4月4日未明、モデルのマリエが自身のインスタグラムでライブ配信をし、「島田紳助から枕営業を強要された」と突然告発し、物議をかもしている一件。ことの真偽はいまだ不明のままだが、天下の「週刊文春」は4月15日発売号でマリエ本人や紳助氏の自宅を直撃。真相に迫ろうとしたのだが……。

 ある週刊誌の記者はことの顛末をこう語る。

「『文春』の追跡記事は、同業の私からすると、『文春』のいつもの切っ先の鋭さから考えると、少々ヌルい内容でしたね。マリエさん本人にしっかり直撃しているのはさすがですが、本人は『全部真実です』と語るのみ。一方の紳助さんのほうは本人は出てこず、“夫人とおぼしき女性”が応対していましたが、その女性も『知りません』の一点張り。また、マリエさんが所属する芸能プロ、レプロエンタテインメントも『担当者が確認中』を繰り返すのみ。つまり、結局なんら事件の真相は明らかにされないままの記事でした。

 マリエさんの告発から記事の入稿まで10日近くもあったわけですから、いつもの文春なら6ページほどの大特集を組んでいてもおかしくない。実際、ネットでは今回の告発騒動は相当話題になっているわけですし、それぐらいのボリュームでやるつもりでいたはずです。それが今回のようにヌルめ2ページになったということは、相当“アンタッチャブルな案件”だったということなんでしょうね」

 それはやはり、芸能界に根強く残る“忖度”ということなのだろうか?

 ある芸能関係者はこう語る。

「まさにそうでしょう。紳助さんはすでに一般人ですし、古巣である吉本興業がわざわざ彼に対し聞き取り調査をするわけもない。レプロもまた、能年玲奈の独立騒動以降、タレントに対して強硬策を取ることで有名となりましたが、こんな“事務所にとって不利な内容”を認めるわけがない。

 紳助さんから枕営業を持ちかけられた際にその場に同席していたとされる出川哲朗さんも大変な状況に追い込まれていますが、所属プロのマセキ芸能社は、『同席していた出川が枕営業をけしかけた』という疑惑に対し、社長名義で声明を出して完全否定。業界内では、『レプロ側からマセキ側に、“枕営業はなかった”と完全否定を貫くから、そちらも否定を貫いてほしい』との“密約”が水面下で交わされた……という噂も駆け巡っていますね。

 一方で、そもそものインスタライブでマリエさんは、かたわらにいた男性にけしかけられて告発しているようにも見え、『マリエは告発本を出す予定があり、その話題作りのための発言だった』という話も出ています。真相はともかく、現時点ではマリエさんが相当不利な状況にあるといえるでしょうね」

現場の“一体感”を重んじる島田紳助、共演者と飲みに行くことなどまずない明石家さんま

 確かに、今回の告発騒動を取り上げるテレビ局が極端に少ないのは事実。では、マリエが語った枕営業の真偽は結局のところ……? 前出の週刊誌記者は、「そういう言葉が仮にあったのだとしても、紳助さん本人は枕営業だなんて思ってもいなかったことは十分あり得る」と語る。

「紳助さんは現場の“一体感”を重んじ、出演者やスタッフらとプライベートでも仲良くなってすぐに沖縄に繰り出し、それを番組企画にしてしまうことも多かった。紳助さんが現役バリバリだった頃は、“チーム紳助”になんとか入り込もうと、みずから深い関係を申し出た女性タレントもいたといいます。要は紳助さんにとってみれば“仲間になるための儀式”といった程度の認識であり、自身の権力を背景に枕営業を強要した……というような認識はそもそもないのでしょうね。まあ今の時代、そのこと自体が非常に問題なわけですが。

 逆に、明石家さんまさんは『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系)で多数の素人女性と共演していても、“卒業スペシャル”の打ち上げ以外では、絶対に共演者と飲みになど行かなかったそう。紳助さんとは非常に対照的ですよね。

 いずれにせよやっぱり疑問なのは、『なぜこのタイミングで?』ということ。決定的な証拠が出てきていない以上、芸能界の忖度を抜きにしても、ワイドショーでもどうしても扱われにくい。15年前のことを突然語ったマリエさんの意図、目的はなんなのか……そこがなんとも解せません」

 果たして、真相が明らかになる日は来るのだろうか?

(文=藤原三星)

●藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara

マツキヨ、買うとガッカリする恐れ…香り強すぎ洗顔フォーム、粘着力強すぎ鼻腔拡張テープ

 グループ全体の日本国内での店舗数が2020年12月末時点で1755店に上る、ドラッグストアチェーン大手の「マツモトキヨシ」。近年は海外への新規出店にも力を入れており、2020年12月末時点でタイに30店舗、台湾に15店を構えるほか、昨年10月18日にはベトナムに「ビンコムセンタードンコイ店」をオープンし、合計の海外店舗数は46店となっている。

 そんなマツキヨを運営するマツモトキヨシホールディングスは、インターブランドジャパンが発表した「Best Japan Brands 2021」の第81位にランクイン。これは世界展開されている日本発ブランドの価値を評価するランキングで、マツキヨHDのブランド価値は前年度から成長率7%増の4.39億ドルと評価され、6年連続のランクインとなった。

 さて、マツキヨでは2006年から、店の愛称をそのままブランド名にしたPB(プライベートブランド)の「matsukiyo」を展開している。お客から高く評価されている商品がほとんどなのだが、なかには残念に思われるような商品も存在するようだ。

 そこで「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」はmatsukiyo商品を独自にリサーチし、「この春、マツキヨで買ってはいけない商品5品」を選出した。失敗しない商品選びのためにも、ぜひ参考にしていただきたい。

ソフトスポンジ 5個入/119円(税別、以下同)

 新生活を迎えて新たに掃除グッズを買い揃える場面も多い春の季節。「ソフトスポンジ 5個入」は、泡立ちやすいスポンジと柔らかいナイロン不織布で、食器などを傷つけることなく汚れを落とすことができるという触れ込みのアイテム。一見すると便利そうだが、実際に使用してみたところ、少々使いにくさを感じるスポンジだった。

 泡立ちやすさに関しては評価できるのだが、スポンジの密度が小さく、食器を洗っている最中に真っ平らに潰れてしまうため、まるで布で食器を洗っているような感覚だ。また、スポンジが潰れてしまう分、手に込める力を強めて汚れを擦り落とす必要があることも不便な点といえる。

 1個当たり約23円と非常にリーズナブルだが、コスパではなく性能を重視するのであれば、もう少しコストをかけて、より弾力のあるスポンジを購入したほうがいいだろう。

うるおい 泡洗顔 本体 200ml/458円

 花粉や黄砂は肌荒れの原因ともなるため、春は肌のケアが大切な季節といえる。この「うるおい 泡洗顔 本体 200ml」は、ふわふわな泡で肌を包み込むように洗顔でき、保湿成分が配合されているため使用後はしっとりした肌になることが特徴とされている。

 しかし、商品に含まれている天然由来のエッセンシャルオイルの香りについては賛否が分かれているのだ。実際に使用したところ、鼻をツンと刺激するほどにクセが強い香りが感じられた。人を選ぶ商品であることは間違いないだろう。

 また、洗顔後も肌が少し乾燥したような感覚があったので、保湿効果はあまり期待しないほうがいいかもしれない。弾力のあるもちもちとした泡によって気持ち良く洗顔できるだけに残念な商品である。

99%除菌 流せるトイレクリーナー 20枚×2P/184円

「99%除菌 流せるトイレクリーナー 20枚×2P」は、2020年10月13日付当サイト記事『マツキヨ、残念すぎるPB商品5選…粘着力が強すぎる絆創膏、すぐに破れるトイレクリーナー』でも取り上げた商品。新たな生活で使う掃除アイテムとして、購入してから後悔しないよう、改めて紹介したい。

 高い除菌効果と24時間続く抗菌効果が備わっていて、掃除後にそのままトイレに流すことが可能、さらにはケースなどに詰め替えずそのまま使えると、クリーナー自体の性能や利便性には優れている。しかし、クリーナーが破けやすいという大きな欠点があるのだ。

 便座などを拭いている間だけでなく、取り出している最中にも破けてしまうほどに脆い。合計40枚入りで184円という低価格を考えると“価格なりの品質”ともいえそうだが、満足に使えないことにストレスが溜まるのであれば、別の商品を買い求めてほしい。

焼きいもスティック 60g/128円

 リモートワークに切り替わってから、以前よりもお菓子をよく食べるようになったという方も少なくないだろう。「焼きいもスティック 60g」はスティックタイプになっていて食べやすいため、まさにそういったシチュエーションに打ってつけの商品のように思えるが、好評な意見ばかりではないようだ。

 食物繊維が豊富で脂質が0gと非常にヘルシーなことが特徴とされているのだが、その弊害なのか味や食感について「パサパサで固い」「甘さはほぼゼロ」といった声が寄せられている。柔らかくて濃厚な甘味が楽しめる、干し芋のような味わいを期待するべきではないかもしれない。

 一方で、「優しい甘さ」「食べ切るのにちょうどいい」と評価する感想も見受けられる。最初からヘルシー志向の商品だと思って購入するのであれば、後悔することはないだろう。

鼻腔拡張テープ個包装肌色 20枚/468円

 鼻腔を拡げることによって鼻の通りを良くし、鼻づまりや眠っている間のいびきを改善するのに役立つ鼻腔拡張テープ。コマーシャルが放送されるような有名ブランド商品が販売されている一方で、マツキヨでも「鼻腔拡張テープ個包装肌色 20枚」が販売されている。

 ほかのブランドの商品と比較すると、かなり低価格となっているが、その分性能に難があると指摘されているのだ。いびきに悩む知人に使用してもらったところ、鼻づまりについては多少解消されたものの、いびきには効果がなく、それどころか剥がした際に相当な痛みを感じる上にテープ跡が残るほど粘着力が強かったという。やはり、性能については今一歩のようである。

 花粉症対策の気休め程度に使用する場合は役立つかもしれないが、本気でいびきを改善したいと考えている方や肌がデリケートな方は買い控えるべきだろう。

 今回取り上げた5品のなかには、まったく役に立たないわけではないが、使う人を選ぶようなクセの強いアイテムも存在する。マツキヨで買い物をする場面では、購入を考えている商品にどういった性能を求めているのかを踏まえて、慎重に商品を選んでほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※情報は2021年3月29日現在のものです。

28枚文書は真っ当なのに…小室圭さんをとにかく糾弾したいワイドショーの事実歪曲とグロテスクな差別性

 眞子内親王の婚約者・小室圭氏に対するバッシングが一向に止まらない。  母親の金銭トラブルをめぐり3年以上にわたって激しいバッシングに晒されてきた小室氏だが、今月8日、沈黙を破って28枚の説明文書を発表した。文書は、母親が元婚約者から交際期間中に受け取っていた金銭数百万円...

パチスロ『秘宝伝』シリーズ最新作が始動!『吉宗』ファン必見の「激アツ情報」も注目!!

 パチスロ6号機時代を牽引する大都技研。『番長』シリーズや6号機最大のヒット作『Re:ゼロから始める異世界生活』、驚愕の知識介入機『いろはに愛姫』など話題作を続々とリリースしている。

 同社といえば、初代の優秀遺伝子を色濃く継承した『吉宗3』の活躍も記憶に新しい。ビッグは3以上の特化ゾーンを獲得でき、平均して「711枚」を獲得できる仕様。消化中は「ビッグ1G」抽選も行われるなど、その破壊力を称賛するユーザーが続出した。

 現在は『政宗3』がホールを賑わせている。AT「幸村決戦」の期待出玉は約1000枚。ヒキ次第では一撃での完走も十分に狙えるという、既存機屈指の性能を実現した。SNS上では万枚のデータが公開されるなど、破壊力の高さを証明したと言えるだろう。

 パチスロ6号機時代へ突入し、その手腕が改めて評価されている大都技研。さらなるサプライズを期待する声は多かったが…。

 一部で話題になっていた「キラーコンテンツ」がついに始動した。パチスロ新台『Sもっと!クレアの秘宝伝 女神の歌声と太陽の子供達PA2』が検定を通過し、早くも大きな話題となっている。

「大都さんが誇る人気シリーズのひとつ『秘宝伝』。初代は4号機時代末期に多くの支持を集めました。その後も初代のゲーム性を進化継承させた『秘宝伝~封じられた女神~』や、ボーナスタイプの『クレアの秘宝伝』シリーズなどをリリース。どれも反響を得ていた印象です。

スペックに関しては様々な情報が浮上していましたが、名前を見る限り『クレア』シリーズのような特徴なのでしょうか。続報が楽しみですね」(パチスロライター)

 早くも注目を集める『Sもっと!クレアの秘宝伝 女神の歌声と太陽の子供達PA2』。ファンを歓喜させる仕上がりとなっているのだろうか。動向に注目だ。

 ヒットメーカーのサプライズを期待する声が続出している状況だが、同社に関連する情報で興味深い内容は他にも存在する。

 サミーネットワークスが運営するスマホ向け無料パチンコ・パチスロアプリ「777Real(スリーセブンリアル)」で、伝説の4号機『吉宗』が配信予定。その事前予約が、4月16日より開始している。

 語り継がれる爆裂を手軽に堪能できるとあって、早くも反響が寄せられている様子。興味のある方は、公式ページをチェックしてみてはいかがだろうか。

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JRA 2年連続「無敗二冠」牡牝誕生に現実味!? ソダシ、エフフォーリアがライバルをリード、春G1を振り返る

 春の幕開けを告げた高松宮記念(G1)も終わり、4月に入って大阪杯(G1)、桜花賞(G1)、皐月賞(G1)が終了。4週連続となったG1開催だが、今週は中休み。来月2日の天皇賞・春(G1)から始まる怒涛の6週連続G1に向け、4月の競馬を振り返ってみたい。

 大阪杯はコントレイル、グランアレグリア、サリオスといったトップクラスの実力馬が参戦したこともあり、戦前からハイレベルの熱戦が期待された。

 だが、三強対決に注目された一戦を制したのは4番人気のレイパパレ(牝4、栗東・高野友和厩舎)。デビューから無傷の6連勝でG1馬の栄誉を手にしている。同世代には無敗で牝馬三冠を制したデアリングタクトもおり、幻の秋華賞馬といわれたレイパパレと真の女王を懸けた対決の実現が待ち遠しい。

 その一方で、大阪杯当日の馬場は降り続いた雨の影響で急激に馬場が悪化していた。重馬場を敗因として挙げた陣営もいるため、抜群の重適性を見せたレイパパレの評価は分かれるところ。名実ともに現役最強を名乗るには、次走で真価が問われることになりそうだ。

 桜花賞は昨年の阪神JF(G1)から大きな勢力図の変化は見られなかった。

 勝ち馬のソダシはデビューから無敗5連勝でG1・2勝目を挙げた。2着サトノレイナスはあと一歩のところまでソダシを追い詰めたが、またしても白毛の女王の軍門に降ってしまった。惜しい競馬とはいえ、連敗しているのは厳然たる事実である。

 鋭い末脚を武器としている馬だけに、東京コースへ替わるオークス(G1)に出走すれば1番人気の支持が濃厚だろう。

 ただ、これまでの4戦すべてで出遅れているように、決して器用なタイプといえないのは懸念材料だ。安定した先行力を持つソダシは、ここまでのレースで抜群の操縦性を披露しており、好位でレースを運べる優位さがある。

 東京の直線は長いといっても、時計の出やすい高速馬場での開催が春の傾向。出遅れ癖を解消しないことには、再び苦戦を強いられる可能性も濃厚か。

 レースでは後ろから豪脚を見せた馬を過大評価してしまうことも多いが、先頭でゴールした馬が勝つのが競馬。前にいるまま押し切るタイプの方が不利を受けたり、コース取りに苦戦するリスクが少ないことは忘れないでおきたい。

 クロフネ産駒が芝の中距離G1で未勝利と苦戦しているが、障害とはいえアップトゥデイトが4000m以上の中山大障害(J・G1)、中山グランドジャンプ(J・G1)を制している。母ブチコもダートの中距離で活躍した馬だけに、距離克服の可能性は十分あるのではないか。

 皐月賞は若干22歳の若武者・横山武史騎手がエフフォーリアとのコンビで2着タイトルホルダーに3馬身の差をつける圧勝。これまたデビューから無傷の4連勝で、鮮烈な印象を残した。

 共同通信杯(G3)のレース後に、C.ルメール騎手が「ダービー馬」と羨んだポテンシャルの高さを存分に発揮したレースぶりでもあった。

「ダービー馬」と評されたからこそ、初となる中山コースの小回りや、初対決のダノンザキッドやトライアル好走組との力関係には評価が分かれたが、終わってみればエフフォーリアの圧倒的な強さばかりが目立つ結果となった。

 また、経験の浅い若手騎手とは思えないほど強気な騎乗を披露した横山武騎手の好騎乗も見逃せない。

 父である横山典弘騎手は、武史騎手と同じ22歳だった1990年にメジロライアンとクラシックに挑戦。いずれも上位人気に支持されたが、三冠レースで勝利することは出来なかった。プレッシャーから解放されたこともあったのか、菊花賞の翌週に行われたエリザベス女王杯(G1)を8番人気の伏兵キョウエイタップで制し、初G1勝利を手にした。

 皐月賞は横山典騎手が98年にセイウンスカイで勝利しており父子制覇。次なる目標は当然ながら、父が2009年にロジユニヴァースで制した日本ダービー(G1)での父子制覇の再現となるが、その可能性は非常に高いかもしれない。

 上がり勝負に一抹の不安があったエピファネイア産駒のエフフォーリアだったが、共同通信杯では33秒4の切れ味で不安を一掃している。このとき2馬身半差の2着ヴィクティファルスがスプリングS(G2)で快勝。3着シャフリヤールは次走の毎日杯(G3)をレコード勝利した上に2着グレートマジシャンはダービー馬候補といわれていた素質馬だった。

 難敵と見られたダノンザキッドは皐月賞で15着に惨敗し、陣営からは状態面の不安説すら出た。デビュー戦0.1秒、百日草特別0.2秒、共同通信杯0.4秒、皐月賞0.5秒とレースを重ねるたびに2着との差を広げているように充実一途といえるエフフォーリア。ダービーでは大本命として無敗二冠に挑むだろう。

 いずれのレースも無敗馬が勝利した4月のG1でレイパパレは6連勝、ソダシは5連勝、エフフォーリアは4連勝と続いた。

 無敗馬の出走予定はないが、今年はこれといって抜けた馬もいない春の天皇賞。94年以来の阪神開催は大混戦となることが濃厚だ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

コロナワクチン、接種の進行管理されず…「国民の何割が接種したか」を把握できず

 4月12日から、新型コロナウイルスワクチンの高齢者への接種が始まった。ところが、接種予約のキャンセルなどで、余ったワクチンが廃棄されたことが確認された。これについて河野太郎ワクチン担当相は、ワクチンを無駄にしないために「まず接種券を持っている高齢者、次に接種券を持っていない高齢者、そうした高齢者がいなければそれ以外の人、さらにそういう人がいなければ、他市、他県の人でも一向に構わない。まったく制約はないので、ワクチンが廃棄されないように、現場でしっかり対応するように」と述べている。

 そんなことが可能かどうなのか。そもそも接種券のシステムはどうなっているかを確認することにした。筆者は横浜市に住んでいるので、まず横浜市のワクチン専用コールセンターに電話をして、ワクチン接種の仕組みを聞いた。

筆者「接種券が届いて予約をして接種が終わると、接種券に1回目が済んだ証明のシールが貼付されるようですが、3週間後にしなければならない2回目の接種は、市のほうから連絡が来るのですか。来ない場合は、いつ予約すればいいのですか」

コールセンター担当者「市のほうから連絡をするのか、しないのかは今のところわかっていません」

筆者「では、自分で勝手に2回目を予約するのであれば、1回目が終わった会場で2回目を予約することができるのですか」

担当者「いえ、それはわかりません。1回目と同じように予約をしていただくことになると思うのですが、今は2回目の予約をどうするのかは、こちらではわかりません」

 そこで厚生労働省のコールセンターに電話をして同じことを聞いた。

筆者「2回目の接種ですが、横浜市のコールセンターで聞いたら、今の時点ではいつどうやって予約するのかわからないということですが、決まっていないのですか」

担当者「自治体に任されているので、こちらではわからないのですが」

筆者「ということは、国では誰が1回目を接種したか、2回目も接種が済んだのかは把握しないのですか」

担当者「ちょっとわかりません」

筆者「河野大臣が、接種会場でキャンセルがあった場合、接種券がなくても接種できる、誰でも接種できるとおっしゃっていましたが、接種券なくてもできるのですか」

担当者「いえ、接種券を持っていない人はできません。しかも、65歳以上の高齢者からというように優先順位が決まっていますから、誰でも構わないということではありません」

筆者「でも河野大臣は、接種券持っていなくても、他県の人でも構わないっておっしゃっていましたよ」

担当者「そんなことおっしゃったんですか」

筆者「はい、記者会見ではっきりおっしゃいました」

 筆者が横浜市厚労省のコールセンターに確認したのは4月16日午後だが、優先順位という条件は付けているが、厚労省にすると、接種券を持っていない人や自治体が違う人でも、キャンセル待ちが可能だということは想定していないのだろう。

接種の管理は困難

 確かに、地方自治体によって対応が異なることはあるのかもしれない。練馬区の説明会資料には「1回目接種時に2回目の予約を取る」と明記されているので、決まっていないのは横浜市だけなのかもしれない。接種される側とすれば、練馬区のように1回目の会場で2回目の予約が取れるのはありがたい。

 2回目は、練馬区のように3週間後の同じ曜日、同じ場所で接種するのが混乱しないと思うが、1回目と同じように別途HPから申し込むのでは、いつ予約が取れるかわからない。予約が混んでいて1カ月以上先に予約が取れたとしても、2回目がそんな遅くなって、ワクチンの効果は同じなのだろうかという不安がある。

 河野大臣に「接種券を持っていなくても、他市、他県であっても構わない」と言われても「接種券を持たずに接種を受けた人は、あとはすべて自己管理です」となると「接種済みシールはくれるのか」「それを接種券が来るまで保管しなければならないのか」「3週間後の2回目は優先的に接種できるのか」といったことを考えると、二の足を踏む人も出てくるだろう。自治体としても、接種券を持っていない人や他市、他県の人に接種した場合、その人の管理(1回目の接種をいつして、2回目をいつさせるのか等)をするのは困難だろう。

「国民の何割が接種したか」がわかるのか?

 今回のワクチン接種は、国や地方自治体は、いったい何をどこまでしてくれるのだろう。インフルエンザワクチンのように「接種してもしなくても、何回接種するのかも、予約から接種まですべて国民の自己責任」というなら、行政(国と自治体)は何をするのかをはっきり説明するべきだ。

 接種するかどうかは自由意志であることはわかっているが、2回目の接種をしたい人は、本当に3週間後に接種できるのだろうか。2回目の接種をする3週間後には、その時点での1回目の人と重なることになる。そうなると「2回目の人は優先的に接種できるのか。それとも1回目の人と同じ条件で早いもの順で予約を受け付けるのか」「2回目は遅くなっても有効なのか、それとも有効期限はあるのか」といったことも説明してほしい。

 たとえば、来年海外旅行をするとき、訪問国がワクチン接種証明書を要求した場合、国はどんな条件で証明書を発行してくれるのだろうか。接種券が証明書になるのであれば、公式書類になる。国や自治体がワクチン接種を保証していない自己申告の接種券で、海外旅行ができるのだろうか。接種券が証明書になるのであれば、海外を予定している(あるいは可能性がある)人は、接種券がパスポートと同じくらいの価値を持つことになる。そうした可能性があるのなら、国はそのことを国民に説明する義務がある。

 ワクチン接種事業は、世紀の一大事業といわれるが、結局、国はワクチンを手配するだけ、地方自治体は接種会場を提供するだけなのだろうか。国も自治体も、1回目と2回目の間隔が3週間だったのか6週間だったのかは把握はしないのだろうか。誰が何回接種したかも把握せず、自治体からの「何人打ちました」という報告だけで「国民の何割が接種したから免疫ができた」と結論付けるのだろうか。

 しかし、毎年2回接種しなければ感染を防ぐことができないとなると、自己申告だけで本当に大丈夫なのだろうか。国民が皆、自己管理できるのだろうか。

(文=垣田達哉/消費者問題研究所代表)

●垣田達哉/消費者問題研究所代表、食品問題評論家

1953年岐阜市生まれ。77年慶應義塾大学商学部卒業。食品問題のプロフェッショナル。放射能汚染、中国食品、O157、鳥インフルエンザ問題などの食の安全や、食育、食品表示問題の第一人者として、テレビ、新聞、雑誌、講演などで活躍する。『ビートたけしのTVタックル』『世界一受けたい授業』『クローズアップ現代』など、テレビでもおなじみの食の安全の探求者。新刊『面白いほどよくわかる「食品表示」』(商業界)、『選ぶならこっち!』(WAVE出版)、『買ってはいけない4~7』(金曜日)など著書多数。

パチンコ「13万発」も達成の衝撃を期待! 新台『P牙狼 月虹ノ旅人』の爆発力は…!?

 パチンコ分野に“爆裂”を提供し続けてきた最強のコンテンツ『牙狼』。その最新タイトルとなる『P牙狼 月虹ノ旅人』のリリースが遂に発表されました。

 キャッチコピーは「全超越」。シリーズ歴代の中で、トップクラスの出玉性能を期待してしまいます。初代『CR牙狼XX』を彷彿とするスペックとも噂されており、生粋の牙狼ファンである私も胸の高鳴りを抑えきれない状況です。

 出玉スピードが気になるところですが、関係者の間では「過去作に比べてブッチギリに速い」という話も。ということは、あの時速3万発と言われる『P10カウントチャージ絶狼』より上という事でしょうか。大当りが秒で決着する仕様に期待が高まるばかりです。

 思えば、私は『牙狼』シリーズの最新作が発表される度に心を躍らせてきました。初代『CR牙狼XX』から始まった爆裂の系譜。旧MAXタイプを基軸に『CR牙狼魔戒閃騎鋼XX』『CR牙狼FINAL-XX』『CR牙狼 金色になれXX』など、高い出玉性能を継承した後継機が活躍しました。

 中でも最も思い出深いマシンは『CR牙狼 魔戒ノ花』でしたね。シリーズ最後の旧MAXタイプとなった本機は、「冴島鋼牙」を父に持つ「冴島雷牙」へ主人公がバトンタッチ。「歴代最強の黄金騎士」という強烈な謳い文句に、衝撃と興奮を抱いたのを今でも覚えています。

 スペック面も『牙狼』の名を冠するに十分すぎるほどの高性能。ひとたび魔戒RUSHへ入れば、ALL2000発の大当りが約77%でループするという完全無欠の仕上がりでした。

 導入前から完全に心を奪われてしまいました。新台入替の初日に早起きして、朝からホールへ特攻。「最低でも万発は出す」という使命感にも似た固い決意のもとに、本機との初実戦をスタートさせたのです。

 打った感じは演出・音楽ともに申し分のない印象で、過去シリーズと比べても見劣りしない満足のいく打感でした。RUSHへ突入する台も徐々に増えてきて、気づけば島中にドル箱が溢れかえるほどの大爆発となっていました。

 島から出るのも一苦労で、ドル箱をかき分けて歩かなければならないほど。もはやお祭り騒ぎとなっていたのです。店員さんが汗だくになりながら対応していたのを今でも覚えています。

 爆裂マシンとしてのパワーを初日からまざまざと見せつけたわけですが、私は『牙狼』の「もう一つの顔」と直面していました。

 それは「大ハマり」です。

 出玉と活気に満ち溢れた島の中で、ただ一人黙々とハマリ続ける事に…。気が付けばデータカウンターの数字は4桁へ達していました。その間は、少しも熱くなれるような展開すら起きなかったのです。

 両隣の台は軽々と万発オーバーの出玉を炸裂。大当りを祝福するV入賞などの効果音が、これほどまで辛く感じたことはありません。その後も爆裂を夢見て続行しましたが、牙狼は最後まで私に微笑んでくれることはありませんでした。

 結局、2000回転の大台に乗ったところでギブアップ。諭吉が10人以上旅立つという散々な結果となりました。この日はやけ酒をするしかなかったのです。意識が飛ぶほど飲み続けました。

 しかし、初日こそ痛い目に遭いましたが、それからは「5万発」を達成するなど十分に爆裂を味わう事ができました。中には「60連」「一撃13万発」など、凄まじい記録を樹立した方もいたようです。

 どんなに大ハマりし投資が膨らんでも、規格外の爆裂によって全てを取り返してくれる頼もしい存在。それこそが私の思い描く『牙狼』なのです。

 最新タイトルとなる『P牙狼 月虹ノ旅人』は、どんな爆裂を披露してくれるのでしょうか。導入が楽しみで仕方ありません。

(文=堀川茂吉)

<著者プロフィール>
 オグリキャップで競馬にハマり大勝負を繰り返してきた。その後は『ウルトラセブン』でパチンコの魅力に心酔し、競馬から離れパチンコ・パチスロのみを楽しむというスタイルを貫いている。ウェブ業界においてはライティング業務に従事。現在はパチMaxの編集部員として、主にパチンコ分野に関する記事作成および編集を行っている。パチスロ4号機時代など過去のエピソードも好んで作成しており、当時だからこそ起こり得た経験談を紹介中。

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JRAマイラーズC(G2)岩田康誠に蘇る「1番人気シンガリ負け」の苦い記憶……。ケイデンスコールを救うのは阪神開催!?

 25日には、第52回マイラーズC(G2)が阪神競馬場で行われる。

 20日現在、『netkeiba.com』の予想オッズで1番人気に支持されているのは、岩田康誠騎手が騎乗予定のケイデンスコール(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。

 2歳時には、新潟2歳S(G3)を制し、翌年のNHKマイルC(G1)でもアドマイヤマーズの2着に好走。その時点では世代屈指のマイラーという評価を得ていた。しかし、3歳夏から4歳秋にかけては8戦して、2桁着順が5回、最高着順はリステッド競走の5着。1年以上にわたる苦しい時期を過ごした。

 復活を遂げたのは今年初戦の京都金杯(G3)。この時が3度目の騎乗だった岩田康騎手は、積極的に先行策を取ると最後の直線で早めに抜け出して快勝。2年4か月ぶりの勝利を12番人気で飾った。その後の中山記念(G2)でも先行策を取り、ヒシイグアスとクビ差の2着に好走。脚質転換も嵌ってか、かつての輝きを取り戻しつつある。

 近2走の充実ぶりからも、本番では1番人気に支持される可能性が高そうだ。そうなると、岩田康騎手にとって1番人気馬でのマイラーズC騎乗は2度目となる。

 さかのぼること9年前。岩田康騎手はリアルインパクトとのコンビでマイラーズCに参戦。実に7番人気までが単勝1桁台という大混戦のなか、押し出される形で単勝6.0倍の1番人気の支持を受けレースに臨んだ。

 7枠14番から好スタートを決め、中団外目を進んだリアルインパクトと岩田康騎手。「馬は落ち着いていて、流れに乗れた」という鞍上の手応えとは裏腹に、3コーナー過ぎに手応えが怪しくなると、直線でも伸びを欠き、まさかの18着に敗れた。

 岩田康騎手が1番人気に支持された重賞レースでシンガリに負けたのは、後にも先にもこの時だけ。当時はロードカナロアやジェンティルドンナなどで“無双状態”だった岩田康騎手にとって、屈辱の敗戦だったことは間違いないだろう。

 その後も、マイラーズCでは、13年クラレント(2番人気、8着)、15年ロサギガンティア(7番人気、8着)、そして18年ヤングマンパワー(5番人気、12着)と人気を下回る惨敗続き。岩田康騎手にとって、あまりいいイメージがないレースと言えるだろう。

 しかし、今年のマイラーズCは改修工事中の京都競馬場に代わって阪神での開催。これがケイデンスコールと岩田康騎手には追い風となるかもしれない。

 かつてのマイラーズCは阪神開催の時期が長く、2004年から11年まで岩田騎手は8度、阪神でのマイラーズCに騎乗している。その間の成績は「0-2-2-4」で複勝率50.0%。馬券に絡んだ4頭の着順は全て人気を上回り、11年には14番人気のクレバートウショウを2着に導いている。

 岩田康騎手にとっては、その時以来となる阪神でのマイラーズC。いいイメージが残っているであろう阪神で“人気以上の着順”を狙う。

パチンコ「時速〇万発」伝説の始まり…現役最強の“スピードスター”が誕生!P機の「重要な事象」が集結した歴史的な週!!

 2020年の4月第3週はパチンコの新台導入の歴史において非常にエポックメイキングな週でした。超重要なトピックが複数あるうえに、全体を通して見るとバラエティーに富みながらバランスのいい機種ラインナップ。

 普通なら話題沸騰の激アツ週となりますが、新型コロナウイルスのあれこれで先行きが不透明な社会情勢によってさまざまなことがかなり難しい状況です。ほとんどのファンがリアルタイムでは打てなかったと思います。

 しかし、本物はどのような境遇でも日の目を見るもの。1回目の緊急事態宣言が解除されるとにわかに注目され、瞬く間に大きなムーブメントを形成したあの『P大工の源さん超韋駄天』がこの4月第3週導入だったのです。

 圧倒的な出玉スピードと驚異の連チャン力でパチンコシーンを支配した『超韋駄天』ですが、同じようなコンセプトである『P10カウントチャージ絶狼』が同じ日に導入されているのも興味深いところ。

 パチンコを彩る大タイトルの『絶狼』はその傍流ではありますが、その命運をこれほどまでに大きく分けた理由はなんだったのか。メーカーが分析していればその内容が気になるところでもあります。

 この『P大工の源さん超韋駄天』のメガヒットによってP機のヒット要因がひとつ確定しました。「出玉スピード=時速」とともに、今後のパチンコシーンに大きな影響を与える新機能が登場したのも4月第3週です。

 それは「遊タイム」。ハマリ救済機能として、規定された回転数を消化すると時短モードに突入させることができるもので、これまで青天井だったプレーモデルのパチンコにパチスロ的な救助のシステムが組み込まれたマシンが登場するようになりました。

 その第1弾となる『Pフィーバー真花月2夜桜バージョン』も4月第3週だったんですね。ライトミドルタイプで「遊タイム」を体感できやすいように配慮しながら、ST突入率100%の安心感と継続率約70%超の連チャン性も楽しめる、「まずは打ってもらわないと」というスペック的なバランスも考えられた機種となっています。

 また、SANKYOは本機と同時に大ヒット機の後継機『Pフィーバー戦姫絶唱シンフォギア2』もリリースしました。初代を完全継承した形での登場ということで、新味はありませんが、「CR機」の初代が市場から消えるその代替としての役割を忠実にこなした印象です。

 このように年度を代表する新旧人気機種や時流を決定づけたスペック性能、未来を活気づける新たな機能の登場など、P機にとって意義の深いメンバーが一堂に会するメモリアルな新台入替え日が2020年4月第3週でした。

 ちなみにこの2020年4月20日は、オレオのクリームを白くする技術まで盗もうとする中国について紹介する記事が掲載されていました。「黒いクッキーにはさまれたクリームはどうしてあんなに真っ白なのか――」。最高の記事の出だしです。ライターとして嫉妬しちゃいますね。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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東北大学が「THE世界大学ランキング日本版」で東大を上回る理由…東京医科歯科大学が躍進

 英国の高等教育専門誌「Times Higher Education」(THE)が、3月に「THE世界大学ランキング日本版2021」を公表した。世界大学ランキングは他にも、英国の大学評価機関「Quacquarelli Symonds」(QS)によるものなどがある。もともとルーツは同じで、THEとQSに分かれた経緯がある。

 THEは5年前から日本の教育会社・ベネッセコーポレーションと協力して、日本版の大学ランキングを公表している。身近なので、マスコミでは注目度が高い。この日本版の評価基準は「教育リソース」「教育充実度」「教育成果」「国際性」の4つである。

 教育リソースは、(1)学生一人あたりの資金、(2)学生一人あたりの教員比率、(3)教員一人あたりの論文数、(4)大学合格者の学力、(5)教員一人あたりの競争的資金獲得数である。

 教育充実度は、(6)学生調査:教員・学生の交流、協働学習の機会、(7)学生調査:授業・指導の充実度、(8)学生調査:大学の推奨度、(9)高校教員の評判調査:グローバル人材育成の重視、(10)高校教員の評判調査:入学後の能力伸長である。

 教育成果は、(11)企業人事の評判調査、(12)研究者の評判調査である。

 国際性は、(13)外国人学生比率、(14)外国人教員比率、(15)日本人学生の留学比率、(16)外国語で行われている講座の比率である。

 以上16の項目について0~100のスコアがあり、その比重に応じて合算し、総合ランキング、分野別ランキングが決まる仕組みになっている。

 教育リソースは客観的データがあるが、教育充実度と教育成果は参加者の評価をベースにしているので、主観的要素が強いといえるだろう。しかし、受験では高校教員の評価、就職では企業人事からの評価が、その大学のブランドイメージを構成する大きな要素となっていることは無視できない。

 国際性は客観的なデータである。やや従来の大学ブランドにない評価基準の印象を受けるが、グローバル化に直面する大学としては欠かせない視点ということであろう。

東北大が東大を上回る理由

 ランキングを見ると、上位に旧帝大系や東京工業大学などの国立大学が並び、筑波大学や広島大学など地方の有力国立大が続く。2018年にはトップだった東京大学が20年、21年は東北大学にトップを譲っているのは、国際性で差がつけられているからである。教育リソースなどは客観的な数字で年による変動が大きくないが、国際性などは大学の方針や姿勢によって数字が動く可能性があるためとみられる。

 それは私立大学でも言える。国際基督教大学はOGの秋篠宮家子女の結婚問題で注目されているが、なんといっても昔から国際性が抜群でトップクラスの高得点だ。教育充実度も、グローバル人材の育成という面で評価されていると言えよう。

 早稲田大学と慶應義塾大学は、この5年間、まさに抜きつ抜かれつの早慶戦を繰り広げている。早大は国際教養学部があり、留学生実数では全大学1位なので国際性が高く、慶大に圧倒的な差をつけている。半面、教育リソースでは医学部のある慶大が上回っている。上智大学は教育充実度がトップクラスだが、教育リソースが弱い。

 GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)と関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)では、立命館大が例年30位前後で健闘している。教育充実度が早慶より高いのが強みだ。明治大、同志社大、立教大、関西学院大、中央大は40~50位で混戦模様。年によって違う。ただ、このクラスの大学は伝統があり、教育充実度が高い傾向にある。

存在感を見せる理工系単科大

 注目は、理工系の単科大学だ。国立では、伝統のある東京農工大学、九州工業大学、電気通信大学はもとより、地域において根強い人気の長岡技術科学大学と豊橋技術科学大学のほか、東京商船大学と東京水産大学が完全統合した東京海洋大学、京都を中心に独自の存在感を強めている京都工芸繊維大学などである。国立だから教育リソースも悪くなく、教育充実度も高い。

 公立では、福島の会津大学も開校時は情報社会先取りの学科で注目されたが、最近は公立らしく地域貢献でも大きな役割を果たしている。

 私立でも豊田工業大学は教育リソースが旧帝大系並みで、ここ数年ランクインしている。トヨタ自動車がスポンサーという強みを発揮している。東京理科大学や芝浦工業大学も、東京の伝統校らしく常にランクインしている。また、新型コロナ禍対策で大きな役割を果たした東京医科歯科大学が、21年は大きく躍進した。

立命館アジア太平洋大と神田外語大の強み

 志願者数トップの近畿大学もこの5年間一度もランクインできなかった50位までに、全国的な知名度があまりなさそうな常連ランク校が数校ある。その双璧が、西は立命館アジア太平洋大学、東は神田外語大学だ。両校とも歴史が浅いので教育リソースはいまいちだが、教育充実度は旧帝大系並みで、21年は早慶を上回る。また、グローバル時代に対応した国際性もトップクラスで、この2項目で50位以内を5年間キープしている。

 大分県にあって、ベストセラーで有名な出口治明学長をリーダーに、留学生比率が高く、ほぼ全寮制の立命館アジア太平洋大は、本家の立命館大をランクでは上回る。

 立命館アジア太平洋大に比べ、東京近郊で日本人学生の多い神田外語大は一般私大のタイプである。18年から下降気味ながら、21年は教育充実度で全国6位、国際性で全国18位をキープしている。学生の満足度が高い傾向にある。OBやOGの活躍によって、これから教育成果の上昇も期待できそうだ。

 女子大の注目株は、公立の福岡女子大学だ。国際性で全国8位。なんといっても、長期海外研修や海外インターンシップなどのExpanding Your Horizons(EYH)プログラムが知られる。また、初年次に原則1年全寮制で留学生と共に暮らすので、異文化に対する理解力、外国語コミュニケーション能力を身につけることができる。

 このように、ランクの順位にこだわるよりも、その大学の強みやセールスポイントを発見し、強みを理解した上で、受験生が自分の意志に見合った大学選びをするには、役に立ちそうだ。

(文=木村誠/教育ジャーナリスト)

●木村誠(きむら・まこと)
早稲田大学政経学部新聞学科卒業、学研勤務を経てフリー。近著に『「地方国立大学」の時代–2020年に何が起こるのか』(中公ラクレ)。他に『大学大崩壊』『大学大倒産時代』(ともに朝日新書)など。