元JRA藤田伸二氏「頭おかしいんちゃうか?」岩田康誠を猛批判! 騎乗馬にムチで“後脚キック”誘発か……ばんえい競馬事件を超える悪質行為「幅寄せ事件」の真相

 先月、JRAから「他の騎手に対し粗暴な行為に及んだ」として、25日から5月8日まで14日間(開催4日)の騎乗停止処分が下されている岩田康誠騎手。

 レース前の返し馬の際、藤懸貴志騎手への幅寄せ、暴言を浴びせた前代未聞の事件。報道では同日にあった審議の際、岩田康騎手が藤懸騎手の態度に納得がいなかったことなどが原因として報じられている。

 ベテランの先輩騎手が約20年も後輩の騎手へ、まるで“煽り運転”を思わせるようなパワハラ行為に及ぶという決してあってはならない事件だが、騎乗停止期間はわずか開催4日。岩田康騎手が今週末のNHKマイルC(G1)開催日には復帰することについて、多くの競馬ファン、そして関係者も少なからず抵抗があるようだ。

 そんな中、「ファンの皆さんや馬主さんにも聞いてもらうべき」と声を上げたのが、元JRA騎手の藤田伸二氏だ。

 自身のYouTube『藤田伸二チャンネル』に登場した藤田氏は、事件があった当日夜にも同チャンネルに出演。岩田康騎手の藤懸騎手への高圧的な態度が本件だけでなく、ずっと以前から続いていたことや、過去に4、5人の後輩騎手をイジメていたことなどを明かしている。

 周囲の騎手の証言を元に「幅寄せ」があったと報じられているが、実際のところ藤懸騎手は騎乗馬と共に元々ラチ沿いにいたところを、岩田康騎手が激突せんばかりのスピードで「突っ込んでいった」という。

 ネット上では本件について「煽り運転」というワードが散見されたが、まさにそれに近いような状況だったようだ。

 また、藤懸騎手に迫った岩田康騎手は、自身の騎乗馬に「思いっきり何度もムチを入れていた」という。藤田氏はこの行為に、岩田康騎手に「自分の馬が藤懸の馬を蹴ればいい」という思惑があったのではないかと指摘している。

 周囲の関係者から本件を聞いた藤田氏は「馬に飯を食わせてもらった」元騎手として「めっちゃムカついた」「スポーツマンシップから大きく外れている」と激怒。「頭おかしいんちゃうか?」と激しく岩田康騎手を批判しているが、これらが事実なら、まさにその通りと言わざるを得ないだろう。

「つい先日、ばんえい競馬の能力検査のレースで騎手が馬の顔を蹴ったことが社会問題になりましたが、藤田氏が語った岩田康騎手の行為は『それを遥かに超える悪質さ』と言わざるを得ません。

もし本当に岩田康騎手が入れたムチが騎乗馬の“後脚キック”を誘発するものであれば、藤懸騎手に対する明らかな暴力行為。藤懸騎手や騎乗していたテイエムマジックはもちろん、岩田康騎手が騎乗していたスウィープザボードも何らかのケガを負っていた可能性は高いでしょう。藤田氏が激怒するのも当然だと思いますね」(競馬記者)

 また、藤田氏は過去に他の後輩騎手も殴られるなど「理不尽な目に逢っていた」と告白しているが、驚くべきことにこれらを岩田康騎手自らが申告したため、JRAサイドもその事実を把握していたという。

 藤田氏はこれを「イエローカード」と指摘し、その上で「一番の疑問」として投げかけたのが、本件の騎乗停止4日間という処分が「甘過ぎないか」ということだった。

「2018年10月に新人だった山田敬士騎手がレースの距離を間違えた際は、約3か月間の騎乗停止となりました。他にも、かつては油断騎乗などで30日間の騎乗停止などがありましたが、これらが過失であったにもかかわらず非常に重い処分になったのは、偏にファンがお金を投資しているレースに大きな影響を与えたからこそ。過失か故意ではなく、JRAが掲げる公正確保に著しく反してしまったからだと思います。

そういった意味では、今回の岩田康騎手の件で長期の騎乗停止処分を下すのは難しいということなのでしょう。

ただ、藤田氏も本件があったレースで2着した藤懸騎手のテイエムマジックが、岩田康騎手の行為がなければ『勝っていた可能性もある』と指摘していた通り、間接的に影響があった面は否めません。そういった意味では、確かに騎乗停止4日間というのは少々甘い気もし、道徳的にはもっと重い処分があってもいいと思います」(同)

「競馬会ももう一回、そういうことを見直した方が良い」と警鐘を鳴らしている藤田氏。前代未聞の事件となった岩田康騎手の処分だが、騎乗停止期間を終えただけで収束というわけにはいかないだろう。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。まれに自分の記事で泣く。

パチンコで『北斗の拳』など「ジャンプ系」は最強!? 期待大の「名作」誕生…その可能性は

 5/10から導入予定のパチンコ新機種を見てみると、3/4がタイアップ機。たぶん、この割合はそのまま年間の比率にも当てはまり、1年間で登場する7~8割は何かしらの版権が絡んだ機種になっていると思います。

 私はマンガが好きなので、マンガに関するパチンコが出てくると興奮しますが、誰もが知るメジャー作品から誰が知っているんだというマイナーなものまで、数多くのマンガパチンコがこれまでに登場しました。が、そこである疑問が。

「どの雑誌に連載されていた作品が多いのだろうか?」

 マンガ雑誌の御三家といえば「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」です。「鬼滅」や「呪術廻戦」のえげつないヒットによって、いまや「ジャンプ」の一人勝ちとった情勢ですが、パチンコのコア層となる40代50代にとっては、もちろん時代にもよりますが、3誌がバランス良く浮き沈みを繰り返して切磋琢磨してきたようなイメージではないでしょうか。

 とはいえ「ジャンプ黄金期」の言葉もあるように、やはりジャンプブランドは飛び抜けた存在として、ライセンスを交渉する部署はジャンプコミックを選びやすくなっているのか。気になるので少し調べてみました。

 結果的には予想通りジャンプに掲載されたマンガが1番多く、『北斗の拳』や『聖闘士星矢』など総勢20機種超え。続いてマガジン、サンデーの順。なんか想像のパワーバランスそのまますぎて逆になんか残念ですね。パチンコらしく「近代麻雀」とか「ビッグコミック」が多かった! みたいな意外性がほしかったです。

 ちなみに、4位はヤングジャンプ、5位が週刊少年チャンピオン。ただ、一応単体の媒体に限定した集計だったので、これ以下のほとんど機種数が変わらない大混戦のなか、例えば、マガジンとヤングマガジン、月刊マガジンなどを「マガジン系」としてカウントすると何か面白い事象が発生するかもと、系統別で調べ直しました。

 するとどうでしょう!

 やっぱり同じ、ジャンプ系>マガジン系>サンデー系のままでフィニッシュです。それ以外が細分化しすぎているんですよね。「ポップコーン」とか「月刊ドラゴンエイジ」とか、初めて聞いた雑誌名もゴロゴロ出てきます。

 ああ、だったら出版社で分類するのはどうだろうか。ビッグコミックオリジナルとビッグコミックスペリオールを分けられたら土台勝ち目はありませんが、サンデーの傘下に入ればまた状況が変わるはず。

 だったんですが、変わりません。集英社(ジャンプを発行)がトップに立ち、講談社(マガジンを発行)、小学館(サンデーを発行)とあとに続く構成が崩れることはありませんでした。ジャンプ強し! ですね。

 ただ、完全にすべてのマンガタイアップ機種を網羅したデータではないので、参考程度に考えてもらえればと思います。

 ちなみに、私が1番パチンコ化してほしいマンガは「ナニワ金融道」です。焦げ付いた融資を無事回収できたら大当り。連帯保証人から金を引っ張ってこれたら連チャンモード突入。高金利RUSHで札束と出玉が飛び交う下世話な感じで最高の仕上がりになると確信しています。高尾さん、どうすかね?

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!

 文字どおり「力くらべ」の一戦となり、見ごたえのあった今年の春の天皇賞(G1)は、福永祐一騎手に導かれたワールドプレミアの優勝で幕を閉じた。

 勝者がいれば敗者もいるのが、勝負事の常。親子騎乗で注目を集めた横山一家の成績は、父・横山典弘騎手のオセアグレイトが13着。弟・横山武史騎手のウインマリリンは5着。兄・横山和生騎手のジャコマルは最下位の17着に沈んだ。

 当日の阪神競馬場では横山和騎手は3頭、横山武騎手は7頭と、複数の馬に騎乗。息子たちとは対象的に、父・横山典騎手の当日の騎乗馬はオセアグレイトただ一頭だった。春の天皇賞へ出走するために「1日1鞍」の限定騎乗をみせた渾身の“一鞍入魂”も、結果は13着に終わった。

 その前日、土曜日の阪神競馬場でも同じ「1日1鞍」となったのが、現在リーディング2位の川田将雅騎手。土曜阪神メイン天王山Sでウルトラマリンに騎乗した川田騎手は、当日はこのレースしか騎乗せず、2番人気に推されるも結果は6着に終わっている。

 関東を代表するベテラン横山典騎手や、トップジョッキーの地位を築いた川田騎手ら、毎週たくさんの騎乗依頼が舞い込むトップジョッキーたち。彼らが選び抜いた1頭で、厳選したレースにしか乗らない「1日1鞍」案件が発生するケースはそう珍しくない。

 競馬ファンの目線では、こうした「1日1鞍」の限定騎乗は“勝負駆け”のサインとも言われている。多くの騎乗依頼を断り、厳選した1頭で挑むレースは好勝負必至……と予想したこともあるはずだ。

 実際のところはどうなのか。

 今年4月まで、川田騎手の「1日1鞍」は直近5年内で6回発生。例えば2020年5月31日、日本ダービー(G1)では7番人気ガロアクリークで挑むも6着に終わっている。

 ほか2018年12月23日の有馬記念(G1)では、2番人気キセキで挑むも5着。2017年8月27日、キーンランドC(G3)の「1日1鞍」騎乗は、2番人気ソルヴェイグで2着。同年6月4日は安田記念(G1)で「1日1鞍」。7番人気サトノアラジンで見事に勝利している。

 集計すると、6回のうち1着1回、2着1回、3着0回。勝率16.7%、連対・複勝率ともに33.3%を好成績とみるか、“一鞍入魂”の割には案外か、意見の分かれるところだろう。

 横山典騎手の「1日1鞍」は意外と多かった。

 今年4月までの戦績では、直近5年内で23回も発生。しかし23回のうち1勝も挙げることなく、2着1回、3着4回という成績が残っている。

 その2着は2019年4月29日、新潟大賞典(G3)ミッキースワローで記録したもの。3着4回のうち1回は2017年8月27日のキーンランドC(G3)で記録。ほか3回は新馬戦、未勝利戦、1勝クラスで発生していた。

 重賞に対しての「1日1鞍」であれば、“勝負駆け”のニオイを感じるが、未勝利戦や1勝クラスで発生した場合は、余計にその不気味さが増す。特に横山典騎手の場合は「なにを考えているか解らない」魅力もあるだけに、今後も「1日1鞍」騎乗に注目したい。

 リーディング上位騎手のなかで“一鞍入魂”騎乗が目立つのは、やはり武豊騎手だ。近5年の「1日1鞍」は、わずか2回。2017年12月24日と28日の2日間で、ともに舞台は中山競馬場だった。

 24日の有馬記念(G1)では、圧倒的人気を集めたキタサンブラックで堂々の1着。28日はホープフルS(G1)で、4番人気ながらジャンダルムを2着に持ってきた。武豊騎手らしいといえばそれまでだが、渾身の“一鞍入魂”で、見事に好結果を残している。

 ちなみにC.ルメール騎手は近5年で「1日1鞍」は一度もなし。冒頭の福永騎手も、近5年でわずか2回。2020年4月18日の利根川特別では6番人気トレンドラインで5着。2019年10月21日東京の未勝利戦では、1番人気ハーレムシャドウで4着と、発生回数も成績も微妙な結果が残っている。

 野球でいうところの一球入魂ならぬ“一鞍入魂”。

 残念ながら「期待しているような成績ではなかった」と言わざるを得ない。もしかすると競馬ファンの “一鞍入魂”騎乗のドラマを見たいという願望が、過剰な期待を生んでいるだけかもしれない。

 いわゆる“全集中”でレースに挑む騎手たちの思惑はいかに……。それを考えるのが競馬予想の楽しさでもあり、難しさでもある。これからも“一鞍入魂”騎乗は、競馬ファンを悩ませるファクターとなることは間違いないだろう。

文=鈴木TKO

<著者プロフィール>
野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界へと電撃参戦。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか、徹底的に追求していきます。

劣勢続く自民党、“逆切れ”暴走の兆候も…“新型コロナ対策”と称して強権発動を懸念

「殿のご乱心」と言うしかない事態が続いている。

 緊急事態宣言が出され国民が不自由な生活を送っている最中に自民党議員らは深夜の銀座クラブで飲食、菅義偉首相の長男・正剛氏らによる総務省幹部接待、元法務大臣の河井克行夫妻による大規模買収事件などに見られる数々の汚職・不祥事、“上級国民”の傍若無人な振る舞いが繰り返されている。

 新型コロナウイルス対策にしても、国内で最初の感染者が出てから1年3カ月たっても、有効な策を打ち出せていない。

 これらを受けて、さすがに今年に入ってからの地方選挙では自民党系候補が苦戦している(前回記事『菅政権、選挙連敗で窮地→逆切れの恐れも…自民議員の傍若無人&コロナ無策で国民が嫌気』参照)。特に4月25日の国政選挙の補選と再選挙での“自民全敗”は象徴的だ。10月頃までに実施される総選挙で、自民党が大打撃を受けて、世の中が良い方向に変わるのではないかと観測する向きもある。

 だが、追い詰められた者の“ちゃぶ台返し”もあり得る。最近の例では、ミャンマーの軍事クーデター、中国政府による香港民主化運動弾圧。歴史を遡れば、選挙で大幅に得票率と議席を減らした国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)で、ヒトラーが暴走して独裁色を強めた。

 違う時代や違う国で起きてきたことを現代日本に当てはめるのは荒唐無稽、と考えるのは自由だ。しかし、権力を動かす人たちは狡猾なので、一般市民にそれと気づかれずに、まったく違う手法によって、「ちゃぶ台返し」「逆切れ」するかもしれない。

 そう考えれば、外国で起きていることや過去の歴史に学ぶことは、私たちの身を守ることになるのではないか。

総選挙で負けて逆切れのミャンマー軍事クーデター

 選挙で負けてちゃぶ台返しといえば、今年2月1日に起きたミャンマーの軍事クーデターが記憶に新しい。

 昨年11月18日に総選挙が実施され、アウンサンスーチー率いる国民民主連盟(NLD)が上下両院で396議席(議席率83.2%)を獲得して圧勝。前回の390議席を上回り、民意は示された。

 ミャンマーでは、1962年にネ・ウィン将軍率いるクーデターで実権を握って以降、のちに形式上は民政移管したものの、実質的には軍部による政治支配が続いている。ミャンマーは法律上、議員の4分の1は国軍最高司令官の推薦による現役軍人が就任する。したがって民間に割り当てられた議席のうち3分の2以上を獲得しないと、ひとつの政党で過半数を超えることはできない。そんな悪条件でも、2回の総選挙でNLDは大勝利して軍勢力は惨敗を喫した。

 すると国軍は、選挙に不正があったとしてクーデターを起こし、抵抗する国民を虐殺し続けているのだ。

 視点を香港に移す。幾度となく大規模デモが起き、ついに鎮圧されたことは誰でも知っているだろう。

 2003年、中国当局に反対する言動や表現活動を規制できる国家安全条例を、香港で制定しようという動きに対し、香港市民は大規模な抗議行動を実施した。市民の力が条例案の採択を延期させたのである。これが、21世紀の香港大規模デモの第一波だ。

 2014年には選挙法をめぐる反対デモ、2019年は容疑者引き渡し条例に反対する大規模デモ、翌2020年は反政府的言動を取り締まる香港国家安全維持法に反対する巨大デモが起きた。しかし、同年6月30日に香港国家安全維持法が可決されて以降、香港の市民運動は沈黙を余儀なくされている。市民が国家権力にたてついてきたことに対する意趣返しといえるだろう。

究極のちゃぶ台返しは、選挙で敗北したヒトラー

 他方、1923年のミュンヘン一揆に失敗してからのナチ党は、選挙を重視して急速に有権者の支持を獲得していった。

 1932年7月31日(ヒトラー首相誕生の6カ月前)の国会選挙で、ナチ党は得票率を18.25%から37.2%へ、107議席から230議席へと大躍進して第一党となり、勢いづいた。とはいえ、全議席608に対し230議席だから絶対的な力は発揮できない。しかし、急激な支持の高まりにより、次期選挙で絶対多数を獲得できるのではないかという観測も生まれた。そして3カ月あまり後の同年11月6日、選挙戦になだれ込んだ。

 ところが、勝負をかけたこの選挙でナチ党は得票率を4.18ポイント減らし33.09%、得票数も約200万票減らし、230議席から196議席(このときは全議席584)に後退。第一党の座は保ったものの、直前までの飛ぶ鳥を落とす勢いからすれば敗北といえるだろう。

 ナチスにつぐ第二党は、社会民主党121議席、第三党は共産党100議席だった。共産党は毎回、選挙で着実に議席を伸ばし、この選挙では首都ベルリンで得票率30%を超えて単独トップに躍り出た。

 選挙での後退に加えて、ナチ党自体の財政難、有力政治家離脱に伴う組織の弱体化などの事情があった。つまり、表面的には旋風を起こしているナチ党も、大きなマイナス要因を抱えていたのである。

 このような情勢下、右翼系・保守系の政治家や政党の複雑な駆け引きもあり、翌1933年1月30日、ヒンデンブルグ大統領はヒトラーを首相に任命した。

 ここから独裁完成までのスピードは驚異的だ。権力を握ったところで選挙を実施すれば、今度こそ絶対多数を獲得できるともくろんだヒトラーは国会解散を決め、投票日は3月5日とした。2月4日、憲法に定められた緊急時の大統領権限を利用し、「ドイツ国民の保護に関する大統領緊急令」を大統領に出させた。これにより、公共の安寧が脅威にさらされると当局が判断すれば、ストライキ、政治集会、デモ、印刷物の配布禁止と押収などが可能になった。

 そうなると、社会民主党や共産党は選挙キャンペーンどころか日常活動もままならなくなった。同時に全土でナチ突撃隊が反対勢力へのテロをエスカレートさせていった。混乱の最中の2月27日、国会議事堂放火という事件が勃発。証拠もない状態で、「共産党の陰謀」とのデマを喧伝し、翌2月28日に、いわゆる「国会炎上緊急令」を布告。この緊急令を根拠に、共産党の国会議員、地方議員、共産党幹部の逮捕、全支部の閉鎖、共産党系出版物の発行禁止などがなされた。

 こうして3月5日に国会議員選挙の投票日を迎え、ナチ党の得票率は43.9%に上昇、647議席中288議席を獲得する大勝利を収めた。

 駄目押しは、国会に諮らず政府が法律を制定できる「全権委任法」の成立である。事実上、国会機能がなくなるのだから、独裁が完成する。しかし、この全権委任法を成立させるには3分の2以上の国会議員の賛成が必要だった。本来なら可決できないはずだが、100名を超える共産党国会議員や社会民主党議員を逮捕(一部は国外に亡命)して討議にも投票にも参加させず、1933年3月23日に「非合法的に」成立した。

 大事なのは、国会選挙で敗北したことによる「ちゃぶ台返し」だったことだ。それも、ヒトラーが首相に指名されてから2カ月とたたないうちに、法治国家は完全に解体されたのである。

自民、逆切れの兆候は国旗損壊罪法

 今年に入ってからの自民党の地方議会・首長選では、千葉県知事選は自民系候補が100万票差で負け、山形知事選では相手候補の半分以下の得票など、大敗が目立つのだ。

 前述したようなミャンマーや戦前のドイツの例は、総選挙で負けたことに対する権力者たちの派手でわかりやすいちゃぶ台返しだが、日本の場合は一発逆転的な行動ではなく、手を変え品を変えて自分たちの生き残りを図る可能性が高いであろう。

 それらを予想するのは非常に難しいものの、ちゃぶ台返しというか、逆切れ的な兆候はすでに表れている。

 国旗損壊罪の新設を含む刑法改正案が、そのひとつだ。「自民党は26日、日本を侮辱する目的で日の丸を傷つけたり汚したりする行為を処罰できる『国旗破損罪』を新設する刑法改正案を今国会に議員立法で提出する方針を固めた」(1月26日付読売新聞)という。

「国旗損壊罪法」は、自民党が野党だった2012年に提出して廃案になっていたが、再提出の方針を固めたタイミングに驚く。緊急事態宣言下、営業時間短縮で多くの人が苦しんでいたときに、田野瀬太道、大塚高司、松本純の自民3人組(1月18日)と、公明党の遠山清彦議員が銀座クラブで飲食していた(1月26日)ことは記憶に新しいだろう。

 まさに、国民を侮辱し、政治と政治家を侮辱し、信頼を失墜させる行為を自民党の3人が行っていた時期だった。3人は議員辞職するどころか、彼らが所属する政党が市民を罰する道具の製造に着手したのだ(衆議院に問い合わせると4月21日現在、正式に提出されていない)。

 まさに、ちゃぶ台返しといえる所業である。ちなみに、公明党の遠山氏は議員辞職した。

人権とプライバシー制限の法案が目白押し

 もうひとつ、新型コロナ特措法改正時の流れを思い出していただきたい。

 自民党政府が提出した感染症法の当初案では、入院を拒否した者に1年以下の懲役または100万円以下の罰金。感染経路を割り出す積極的疫学調査を拒否する感染者に50万円以下の罰金を科すという内容だった。さすがに批判を受けて、コロナ犠牲者に刑事罰を科す内容は是正された。

 このほかにも、プライバシーと人権への配慮に欠けるデジタル化関連法案(デジタル監視法案)、少年法の厳罰化、難民申請中の外国人を強制送還させて生命の危機にさらす入管法改正など、人権やプライバシーを制限する法案が目白押しなのである。

 今後は、“新型コロナ対策”と称して強権を振るうことが、もっとも懸念されるところだ。現在、政府や自民党が劣勢に陥っていたとしても安心はできず、ちゃぶ台返しの可能性を念頭に置いておくべきだろう。

 心構えなしで地震が起きるよりは、あらかじめ想定して最低限の備えをしたほうが被害を確実に減らせるからである。
(文=林克明/ジャーナリスト)

設置台数世界一の“ギネスゲーセン店”が語る「コロナ禍」…緊急事態宣言と除菌のお値段

 コロナ禍における飲食店が苦境に立たされていることは、多くのメディアが報じている通りだ。しかし、新型コロナウイルスの流行によってダメージを受けているのは、飲食業界だけではない。同じく深刻な影響を被っている業界として挙げられるのが、ゲームセンターなどのアミューズメント業界だ。1月には東京でも、老舗ゲームセンターとして知られた「シルクハット池袋」(旧名・GAMEサントロペ池袋/東京都豊島区)や「GAME SPOT21新宿西口」(東京都新宿区)などが閉店し、多くのファンたちに悲しみを与えることとなった。

 ライブハウスやパチンコ店と並び、ゲームセンターは感染リスクが高い場所だと考えられており、2020年11月にはなんと、ゲーム業界大手セガサミーホールディングスが、ゲームセンター運営事業を売却、ゲームセンター事業からの事実上の撤退を行うなど、暗い話題が続いている。

 こうしたなか、ゲームセンターはどのような形で生き残りを図ろうとしているのか? 現状を聞くため、クレーンゲームに特化しファンの間では有名なゲームセンター「エブリデイ 行田店」(埼玉県行田市)を訪れた。同店は、2012年にクレーンゲームの設置台数240台というギネス記録を打ち立てたことでメディアに取り上げられるなど、遠方から訪れる客も多いことで知られる人気店。その店長である五十嵐直也氏と、運営会社である株式会社東洋の広報部統括マネージャーである緑川裕一氏に、コロナ禍におけるゲームセンターの運営について語ってもらった。(取材は2021年1月下旬)

ファミリー層のお客が多いため、コロナ禍で売り上げは50%以上の大幅ダウン

――2021年1月7日より発令された「緊急事態宣言」ですが(首都圏の1都3県では3月21日に解除)、やはりゲームセンターをはじめとしたアミューズメント業界は、大きなダメージを受けることとなってしまったのでしょうか?

五十嵐氏:そうですね。当社はクレーンゲームに特化したファミリーアミューズメントで、家族連れの方やご友人同士でいらっしゃる方がメイン。つまり複数人数でのご来店が多いという性質上、どうしても厳しい部分はありました。

――2020年4月に最初の緊急事態宣言が発令され5月に解除され、そこから8カ月ほどで2回目の宣言となったわけですが、この間、平時と比べると売り上げはどうでしたか?

五十嵐氏:それなりに波があったのは確かですが、やはり平時に比べれば少なかったと思います。特に昼間のご来客が減りましたね。当店の場合、学生さんの帰宅時ですとか社会人の方のお仕事後などの来店が多く、15時から17時半ぐらいまでがピークタイムなんです。休日でも、お食事をされたあとに来店される家族連れの方や、遠方からいらっしゃって近くの商業施設に寄ったあとに来店される方が多いもので……。

――ピークタイムである昼間の来客数が減るとなると、かなり厳しいように感じられます。具体的に、売り上げはどの程度減少しているのでしょう?

五十嵐氏:いやあ、それはもう、以前とはだいぶ違いますね。

緑川氏:50%以上の減少ではないでしょうか。

――半減ですか……。そういう厳しい状況下で、どのような努力をされていますか?

五十嵐氏:やはり売り場の作り込みや、それから接客態度などにより気を付けるようにはしていますね。店内の雰囲気や、従業員の挨拶のあるなしだけでも、お客さまからすればかなり印象は違うでしょうし。また、クレーンゲーム自体も、お客様が「取れそうだな」と思えて、100円を投入したくなるような台をより多く用意することで、お客様ひとり当たりのインカムが少しでも増加するよう努めています。ゲームセンター自体はたくさんあるわけですから、そのなかでどう差別化し、お客様に選んでいただける店舗にするか……という点は、やはり非常に重要ですから。

コロナ感染者が発生して業者に除菌を依頼した場合、費用は一店舗で数百万円

――飲食店などでも重要なのが、やはり新型コロナウイルスに対する感染対策でしょう。エブリデイさんでは、どのような対策を?

五十嵐氏:クラスター感染など絶対に起こさないために、換気とスタッフの手指の消毒やうがい、クレーンゲーム台の除菌をこまめに行うことでしょうか。またお客様に対しても、非接触型体温計による検温や、マスクの着用をお願いしています。また、景品の梱包や、お客様の使われた紙幣の消毒なども、できる限りはやっていきたいと思っていますね。過剰に思われる部分もあるかもしれませんが、この状況下でお客様が安心して遊べる環境をつくることこそが必要かなと考えています。

――大手でいえば2020年12月、タイトーが運営するゲームセンター「タイトーFステーション アル・プラザ鶴見店」(岐阜県大垣市)が、従業員1名の新型コロナウイルス感染を発表しています。これはクラスター感染ではありませんが、こうした発表を聞いて、より厳しい対策をとる方針へと転換するようなことはあるんでしょうか?

五十嵐氏:万が一感染者が発生した場合には、全館消毒を行うことになっています。もしそうなってしまった場合には、全従業員が手袋を着用し、一日で数回換えるとか、そういう対策も検討していますね。

緑川氏:1回目の緊急事態宣言の際、弊社代表が、「(感染者を)出さないのがいちばんだけど、もし出てしまった時のために、除菌をやってくれる会社を探しておけ」との通達を出しましたね。

五十嵐氏:うちぐらいの規模の施設で除菌を行った場合でも、数百万円はかかるそうなんですよ。とはいえ、お客様や従業員の安心や安全のためにも、それはもう必要でやらざるを得ないことですからね。

――飲食店チェーンでは、不採算店舗を閉店するといった動きも多く見られます。その点、御社はどのようにお考えなのでしょうか?

緑川氏:2020年の1回目の緊急事態宣言の際には、弊社幹部からそういう話も出ていましたね。

――そうしたなか、全店舗の継続を決められた理由とは?

五十嵐氏:弊社代表が長くこの事業にたずさわってきたというのがもちろん大きいですし、この苦境でも何かしらできることはあるのではないかと言うんです。弊社は全体的に非常にポジティブというか前向きなので、「頑張って乗り切ればなんとかなるよね」という志がある集団であった……というのが大きな要因でしょうね。

昨年の緊急事態宣言では、店舗休業で大量の景品があまり、置き場所探しで大混乱

緑川氏:そもそも、閉店したから出費が減るかというと、そうでもないんですよ。2020年の緊急事態宣言は、タイミング的にゴールデンウィーク前だったじゃないですか。

――第1回目の発令は、2020年4月7日でしたね。

緑川氏:うちの業態って、ゴールデンウィークや夏休みが書き入れ時なんですね。商品の仕入れはだいたい3カ月前に発注するものなんですが、発注時にはまだまだコロナ禍がこんな大変なことになるとは思っていなかったので、例年通り、大量に発注してしまったんです。

――なるほど……。

緑川氏:緊急事態宣言が出たあと、弊社では全店舗を4月8日から臨時休業し、5月30日から営業再開しました。その結果、書き入れ時を逃しただけではなく、大量に発注した商品の在庫にも困ることになりまして、「景品を置く場所がありません! 助けてください!」というチラシを店舗に出したりしましたね(笑)。弊社の場合、景品在庫のためにあえて倉庫をレンタルするなどはしてこなかったので、これまでそこにかかる出費はなかったわけです。景品を置いておくスペースがないからといって雨ざらしにでもしてしまえば商品価値はゼロになってしまいますので、なんとか屋内に押し込めてですね……。

五十嵐氏:もう利益度外視で、「お客様に還元する」ということで、たくさん取っていただいて、助けてもらいましたね。

緑川氏:加えて、毎月の景品発注に対する支払いが当然ありますからね。平時ではそれを日々の売り上げから支払っているわけですが、営業を止めてしまった結果、そちらの資金繰りの問題も発生しました。

――では、2021年1月からの2回めの緊急事態宣言でも、そうした余剰在庫は発生してしまったのでしょうか? そこから3カ月前となると、ちょうどGo Toキャンペーンが本格化した2020年10月あたりということになります。そうした時期に発注するとなれば、やはりある程度多めの発注をしてしまわれたのでは……とも考えられますが。

五十嵐氏:いえ、今回は再流行が来る可能性を考え、かなり抑えた数量で発注していたので、余剰が生まれることはありませんでしたね。

緑川氏:あと、今回の宣言は1月7日からで、書き入れ時である年末年始にかけてはまだ緊急事態宣言が出ていなかったのも、不幸中の幸いでしたね。

五十嵐氏:ただ、例年であれば年末年始は爆発的に来店数が増えるんですが、今回はやはり、かなり少なかったですね……。

アミューズメントが不調な一方で、金価格の高騰でリサイクル事業は好調

――Go To キャンペーンは飲食店や観光業への支援であって、アミューズメント業界は、例えば旅行者の増加によって来店者も増える……という間接的な形でしか恩恵にあずかれなかったのではないですか?

五十嵐氏:今回の緊急事態宣言では、ゲームセンターはあくまで、営業時間の短縮を要請されただけですからね。といって、時短要請に応じた飲食店に対して給付される協力金のような支援もないという状況で……。

緑川氏:2020年の1回目の緊急事態宣言についても、もちろん持続化給付金の申請はでき、給付はされましたが、業界全体に対する直接的な支援はありませんでしたしね。

――やはり国から、何かしらの支援はしてほしいという気持ちはありますか?

五十嵐氏:それはもちろん。

緑川氏:とはいえ、どうしても我々の業界は、あくまでも「娯楽」ですからね。飲食業界などに比べれば、我々の業界の優先順位が低いというのは、まあ理解はできますしね……。

五十嵐氏:ですが、今回のコロナ禍で例えば大人たちはテレワークを強いられ、子どもたちは外で遊べないとか、そういうストレスもあるかと思います。そういった負荷を少しでも軽減させられるサービスのひとつではないかとは、自負しています。だからこそ、支援対象にしていただければ……という気持ちは、正直ありますよね。

――コロナ禍は、まだまだ終息には時間がかかるといわれています。今後の方針などは、御社内ではどのようにお考えなのでしょう?

五十嵐氏:現在は実店舗でのリアルなクレーンゲームの経営をやっているわけですが、それとは別の業態を考えたりはしていますね。例えばオンラインクレーンゲームへの参入といったものもアリでしょうし、時流を見つつ、さまざまな検討をしていくことにはなると思います。

緑川氏:弊社はクレーンゲーム事業以外にも、ブランド品や貴金属などを扱うリサイクル事業もやっております。実は、クレーンゲーム事業が苦境に立たされている一方で、最近は金価格が高騰していることもあり、このリサイクル事業は非常に好調なんです。そういったところでバランスを取っている……というところでしょうか。

**

 ゲーム好きのなかではこれだけの知名度を誇る「エブリデイ」でさえも売り上げが半減し、別事業でなんとかバランスを取っているとなれば、やはりアミューズメント業界におけるコロナ禍の影響は、他業界同様、はかりしれないものがあるといえそうだ。

 続く【後編】では、専門店の視点から見るクレーンゲームの特性や、五十嵐氏が今後の参入分野のひとつとして挙げた「オンラインクレーンゲーム」についての考えを聞いていこう。

(文=編集部)

JRA 天皇賞・春(G1)ディープボンドは惜しい2着! 「競馬界のイチロー」キズナの産駒は泥沼のG1・28連敗……

 2日に阪神競馬場で行われた天皇賞・春(G1)は、3番人気ワールドプレミアが先頭でゴールを駆け抜け、19年菊花賞に続くG1・2勝目を飾った。

 そのワールドプレミアにゴール寸前で差され、3/4馬身差の2着に敗れたのが1番人気ディープボンド(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎)だ。

「今日は自分の競馬に徹して、最後は差し返してくれました。良馬場でも実力が出ていると思います。馬はよく頑張ってくれました」とはレース後の和田竜二騎手のコメント。道悪も想定されるなか、レース当日はお昼前後に小雨が降っただけで、阪神の芝は終日「良」の発表だった。もし、まとまった雨が降っていれば……。結果的に、ディープボンドは天に見放されたといえるかもしれない。

 そのディープボンドは昨年のクラシック3冠レースに皆勤。同馬主のコントレイルの“アシスト役”などと揶揄されたが、着実に力をつけ、前走の阪神大賞典(G2)を快勝。堂々主役として4度目のG1を迎えていた。しかし、ゴール寸前で春の盾を取り逃し、キズナ産駒のG1連敗も「28」に伸びる結果に終わった。

 キズナの初年度産駒となる現4歳世代は、ディープボンド以外にもマルターズディオサ、ビアンフェなど5頭が重賞を計8勝している。1つ下の3歳世代もファインルージュとバスラットレオンが1つずつ重賞を勝ち、キズナの種牡馬としての評価はうなぎのぼりだ。

 種付け料は1年目の250万円から350万円、600万円と徐々に上昇し、今年度は一気に1000万円の大台に到達。ディープインパクトの後継種牡馬としての地位を固めている。

 ただし、前述したようにG1タイトルにまだ無縁というのが唯一のネック。現役時代、そして種牡馬としても同期のエピファネイアが初年度からデアリングタクト、そして2年目産駒からもエフフォーリアというクラシックウイナーを輩出したのとは対照的だ。

 エピファネイアの種付け料はキズナと同じく当初の250万円から今年度は1000万円に上昇。種牡馬としても切磋琢磨し、いいライバル関係を築いているといえるだろう。

 ただしエピファネイア産駒で重賞を勝ったのは先述した2頭に加え、アリストテレスの3頭だけ。産駒の勝利数や勝ち上がり率などでは、キズナがエピファネイアを圧倒している。

 この2頭を少し前の野球界で例えるなら、キズナは高打率を誇るイチロー、エピファネイアは一発の魅力がある松井秀喜といったところだろうか。

 今年の天皇賞・春は、そんなキズナ産駒のディープボンドとエピファネイア産駒のアリストテレスが人気を分け合った。しかし、その2頭を退け、キズナ産駒の悲願を阻んだのはディープインパクトを父に持つワールドプレミアだった。

 国内では長らくディープインパクトの1強時代が続いているが、数年後には戦国時代が到来するとみられる。キズナが群雄割拠を勝ち抜くためにも、そろそろ“第1号”が欲しい。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

木下優樹菜の“やべーマブダチ”…鈴木紗理奈、青山テルマ、佐々木希…華麗なる交遊録の現在

 元タレントの木下優樹菜(33)に、緊急事態宣言下で友人らとバーベキューを楽しんでいた疑惑が浮上し、大炎上している。

 木下は4月25日から26日にかけて、インスタグラムで友人らと家族ぐるみでバーベキューをしている写真を投稿。「美味しすぎて みんなに飲まされて 酔 幸」などとつづっており、お酒を楽しんでいる様子も見受けられた。

 しかし、この4月25日は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に緊急事態宣言が発令された日でもあった。よって件の投稿のコメント欄には、「緊急事態宣言中にあり得ない」「みんな我慢してるのに何考えてんの?」と批判的な声が殺到。ただ、木下はそうした声が気にならないのか、その後もストーリーズでバーベキューの写真を新たに公開していた。

「この日、木下とともにバーベキューを楽しんでいたのは、スタイリスト男性とヘアメイク男性、そして彼らの家族のようです。木下は昨年9月の投稿でも『#20歳からの付き合い』とつづって、この男性らとバーベキューを楽しんでいたことを明かしています。また、3月に木下がオラオラ系ファッションブランド『GALFY』のモデルを務めた際にも、彼らが撮影時のヘアメイクやスタイリングを担当していました」(芸能ライター)

鈴木紗理奈や青山テルマとは疎遠になった一方、ラッパーのt-Aceとはいまでも仲良し

 今回ともにバーベキューを楽しんだ男性らとは長年の付き合いが続いている模様の木下。しかし、タレント時代にお互いのインスタグラムで仲のよさが伝わるプライベートショットをたびたび投稿していた鈴木紗理奈(43)や青山テルマ(33)とは、芸能界を引退して以降、交流がない様子である。

「芸能界引退後に木下がよく交流していたのが、元体操選手の田中理恵(33)。それぞれインスタグラムのストーリーズで、ランチを楽しんだことを明かすなどして親交を深めていたようですが、このところはそのような投稿はなくなっています。

 一方、タレント時代から友人関係にあったラッパーのt-Ace(40)とは今も仲がよいようで、この2月には一緒にラーメンを食べにいったとお互いのインスタグラムで報告していました。t-Aceは木下の芸能界引退後、インスタグラムのストーリーズで『世間に何を騒がれようが本人は心が純粋な人。週刊誌やワイドショーは表面だけ』と彼女を擁護していたこともあり、木下にとっては理解者のような存在なのかもしれません」(同)

 ヒップホップ界で絶大な人気を誇っているt-Aceは芸能界への人脈も広く、彼のインスタグラムには木下のほか、俳優の綾野剛(39)やモデルの西山茉希(35)、元俳優の高岡蒼佑(39)も登場。ちなみに西山は3月11日のインスタ投稿で、t-Aceのアーティストブック『はじめてのクズ。』(宝島社)を紹介し、t-Aceを「遊びの天才」と表現していた。

一時はマブダチだった佐々木希とは疎遠になった木下優樹菜の心の向かう先は?

 木下といえばかつては、芸能活動を自粛中のアンジャッシュ渡部建(48)の妻でもある女優の佐々木希(33)と親交が深かったことでも知られる。しかし、いまや佐々木希の親友といえば、女優の大政絢(30)だ。

「木下と佐々木は同い年で、ともに20代前半の頃にファッション誌『PINKY』(集英社、現在は休刊)のレギュラーモデルを務めていたことから親しくなったようです。当時の2人はハイトーンヘアにギャルメイクで、ともに地元で幅を利かせていた元ヤンキーとささやかれていたこともあって、はたから見ても気が合いそうな雰囲気がありました。2015年には、佐々木の主演映画『さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~』のスペシャル試写会に木下が駆けつけて『親友として感動しました』とコメントしていたこともあったのですが、その後2人は徐々に疎遠になっていったようです。

 そのことは木下の元夫・FUJIWARAの藤本敏史(50)も知っていたようで、昨年6月27日放送の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)で、アンジャッシュ渡部建の不倫騒動の話題になった際、MCの明石家さんまが藤本に『希ちゃんとフジモンの元奥さんが大親友で』と話を振ったことがあったのですが、藤本は『昔はそう(親友)でしたけど、わからないです。どういう付き合いになっているのか、今は』と返答していましたね」(同)

 現在33歳の木下だが、若かりし頃は“おバカタレント”としてバラエティで活躍し、その後結婚や出産を経験、さらに近年では離婚を経て芸能界引退と、かなり“濃厚”な人生を歩んでいることは衆目の一致するところだろう。環境や立場が変わったこともあってか友人関係も変化しているようだが、以前から現在まで変わらぬ付き合いのある友人たちこそが、彼女にとって心から信頼できる“マブダチ”なのかもしれない。

(文=田口るい)

パチスロ「有利区間革命」!? 人気シリーズ最新作は「電撃の3ハロンループ」搭載!

 現在、「ウマ娘 プリティーダービー」なるゲームアプリが人気だ。

 当ゲームは競走馬を萌え擬人化した育成シミュレーションで、「ウマ娘」を育ててレースで勝利を目指すといった内容。

 サイバーエージェントグループのCygamesが手掛け、この大ヒットによりサイバーエージェントは先日の第2四半期決算で、ゲーム事業の売上高が前年同期比42.7%増の639億円、営業利益が同122.3%増の232億円と過去最高を記録した。

 アプリの配信開始は2021年2月24日から。わずか1ヵ月足らずでこの売上なのだから、四半期ベースでフル寄与する次の四半期はさらなる伸びへと繋がること必至なわけだが…。

 パチスロファンにとって「ウマ」と言えば、やはりあのマシン。そう、コナミアミューズメントの『GI優駿倶楽部』を思い浮かべることであろう。

 初代『GI優駿倶楽部』は、5号機時代の2017年に誕生した。『戦国コレクション』シリーズで好評のシナリオ管理システムと実名の競走馬による育成プログラムで人気を博し、長きに渡って高稼働を維持し続けた。

 2019年にデビューした『GI優駿倶楽部2』は、6号機のカテゴリーで前作のゲーム性を発展的に継承。通常時は前作と同じく8~10週程度の稽古で競走馬を育成する周期抽選で、レースに勝てばAT突入→以降もレースに勝つことで連チャンへと結び付く。デビュー後は上々の反響を得ていた印象だ。

 コナミアミューズメントは4月30日、そんな人気タイトルの最新作『GI優駿倶楽部3』の製品サイトをアップ。現在、ティザーPVを公開中だ。

 そのティザーPVでは、お馴染みの女性キャラクター「羽生まこ」のシルエットと共に、多数の競走馬が登場。臨場感溢れるレースと観客で埋まった競馬場が映し出されると、「有利区間イノベーション」「電撃の3ハロンループ」なるワードが浮かび上がる。

 初代、2代目はどちらも11セット目の海外レース勝利で「凱旋ロード」へ突入。さらに、2代目では獲得賞金でモード推測ができる「バヌシステム」、2つの名馬の特徴を引き継げる「インブリードシステム」なる要素も追加されていた。

 おそらく基本的なゲーム性は踏襲されているであろうが、先の2つのワードは一体、どういったシステムなのか。はやる気持ちを抑えつつ、まずは続報の発表を待ちたいところだ。

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 パチンコ業界の景気動向はどうなっているのか。パチンコ業界に特化したマーケティングリサーチを行うシーズリサーチはこのほど、2021年3月期の「パチンコ景気動向指数(DI)調査」の結果を公表した。

 DI調査とはパチンコ業界における景気動向の判定を目的に、2000年6月より四半期ごとに実施しているアンケート調査。今回は2021年3月11日から3月26日にかけてファックス及びWEBアンケートで実施し、72企業、100地域から回答があった。

 DIとは景気局面の総合判断や予測と景気転換点の判定に利用される景気動向指数のひとつ。数値化しにく業況感を指標化できることから、景況の先行きを判断するために使われる。

 この調査によると、過去1ヵ月の収益や売上、粗利などから判断される「全般的業況」は前回比で19.6ポイント良化。事業別でも小規模事業者(1~3店舗)が同15.6ポイント、中規模事業者(4~10店舗尾)が同16.8ポイント、大規模事業者(11店舗以上)が同27.3ポイント良化し、見通しは厳しいものの、3か月後は全ての事業者で回復するとした。

 稼働状況はパチンコが前回比で25.4ポイント、パチスロが同16.6ポイント良化。3ヶ月後はどちらもさらに回復となる見通しだが、パチスロの見通しは厳しいとした。

 今後3ヶ月間の営業施策に関しては、事業規模「変わらず」との回答が最も高く62.5%。続いて「拡大」が4.2%、「縮小」が23.6%で、拡大から縮小を差し引くとマイナス19.4ポイントと縮小の傾向が見られた。

 設置台数については、パチンコは「増台」が15.3%なのに対して「減台」が9.7%と増大傾向。パチスロは「増台」が1.4%なのに対して「減台」が26.4%と減台傾向で、遊技機購入費についても「新台」を減らすとの回答が目立った。

 この調査結果を見ると、パチンコは回復傾向にある一方、パチスロは依然として厳しい状況であることが分かる。当サイトでも報じた有利区間継続数「3,000ゲーム」までの規制緩和は、状況改善への呼び水となるのか。今後の動向に注視したいところだ。

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パチンコ「業界初3つのV獲得率」! 新台『北斗の拳』デビュー前の朗報…大手サミー新作は「あの人気シリーズ」が有力!?


 終日で「8,000枚」超の出玉を吐き出すなど、遊びやすさと破壊力を兼ね備えた『パチスロエンジェルビーツ』がホールを盛り上げている中、サミーは5月10日に『P北斗の拳8 救世主』の発売も控えている。

 北斗の黄金フローが完全復活した当機は大当り確率1/319.7で、バトル勝利で全て10R、約1,500個の出玉獲得が可能。初回大当り時の確変突入率は50.2%で、非確変で付加される時短を加味したトータル確変継続率は約84%となる。

 歴代シリーズの優秀遺伝子を進化継承させた最新作だけに導入と同時に間違いなくホールを席捲するであろうが、同社は先日、そんな当機のデビューを待たずして新たなスペシャルムービーを公開。早くも大きな反響が寄せられている。

 「ぱちんこ新機種 SPECIAL MOVIE」と銘打たれた映像は、「刮目せよ」との文言からスタートする。その後、「業界初3つのV獲得率」とのワードが浮かび上がり、「最大約3,200×83%」との出玉イメージが紹介されている。

 また、「BONUS一挙放出」「唯一無二天刻ループ」なるシステムも気になるところ。「この右打ち、是非など問わず。」との特徴もあるとのことだ。

 映像はわずか46秒。最後は「COMING SOON」で締められているが、多くのファンはそのタイミングで流れた「これだから上海は面白いんだよ」との音声と共に、「©原哲夫・武論尊/コアミックス2001」の表記に着目したことであろう。

冒頭の「刮目せよ」との文言も踏まえると、当映像は同社が誇る人気シリーズのひとつ『蒼天の拳』ではないか…と推察できるわけだ。

 初代『ぱちんこCR蒼天の拳』は、2009年に登場した。もうひとつのバトルボーナス「BATTLE BONUS EVOLUTION」を搭載し、ラウンド中の対戦結果により確変継続の成否がジャッジされる。

 その後は2011年に『ぱちんこCR蒼天の拳2』がデビューするなどシリーズ化。2017年には大当り確率約1/150と遊びやすい『ぱちんこCR蒼天の拳天羅』なども製造した。

 昨年には新たな「蒼拳」として『P蒼天の拳 双龍』がデビュー。RUSH突入率約70%、RUSH継続率約86.3%の「双龍スペック」のみならず、ド派手に進化した各種演出も魅力のひとつだ。

 現状で明確な情報は発表されていないが、当映像が『蒼天の拳』であるならば約1年ぶりの復活となる。検定情報を含めて、今後の動向に注視したいところだ。

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