パチンコ店を襲う「最強クレーマー」に精神崩壊の危機…「閉店後も続く攻撃」を止めたのは「最強スペック」!?

 昨年から外出する機会はめっきりと減り、デリバリーで食事を頼むことが多くなりました。

 自炊や飲食店で食べるよりも割高ではありますが、好きなものをいつでも気軽に頼めるので便利で快適すぎます。今ではデリバリーなしでは過ごせない体質となってしまいました。

 しかし、ときには注文とは違うものが届いたり、汁物が配達中にもれてビチャビチャになっていることも…。調理するスタッフや配達員の方々も、忙しい中で対応しているのでしょう。そういったことも踏まえ、私は特に文句を言わずに届いたものを食べるようにしておりますが…。

 やはりトラブルも起きてしまうようで、クレームを出される方もいるようですね。私も注文したものが3時間経っても届かなかった時は、さすがに店へクレームを入れさせていただきました。その際は店側の確認ミスで、非常に丁寧な対応をしていただいたことで不快な気持ちにはなりませんでしたが。

 話を戻させていただきますが、このようなクレーム問題は飲食店に限った話ではありません。その中でも「一方的な言い分」で迫ってくるクレーマーの対応は、どの職種であっても苦労されているのではないでしょうか。

 私がパチンコ店で働いていた時も、クレーマーの対応に難儀した経験がございます。お客様から「出ないぞ!」「金返せ!」と強い口調で責め立てられることもありますが、これはホール店員であれば誰もが通る道です。それは耐えられるのですが…。

「最強クラスのクレーマー」ともなると話は変わって参ります。

 もはや「一つ一つの言動が鋭い刃」の如く研ぎ澄まされており、心をズタズタに切り裂いてくるのです。牙を向けたその姿はまさにモンスター。その強力な精神攻撃は、時にしてホール店員の心を折ります。思い出すだけで嫌な気持ちになってしまう…それほどに、驚異的な破壊力を誇っていました。

 今回は私が遭遇した「唯一無二の最強クレーマー」とのエピソードを紹介させていただきます。執念深く怒りをぶつけ、スタッフの退勤時間さえも捻じ曲げた「最強クレーマー」との戦い。「強力な精神攻撃」を耐えた末に、予想しなかった結末が待っていたのでした。

 あれは5年ほど前。ホールへ一人の女性客が来店し、他のスタッフへ何かを訴えかけておりました。もの凄い剣幕で明らかに怒りを露わにされているお客様。ただならぬ空気を感じた私は、対応しているスタッフへ「何があったんですか?」とインカムで尋ねました。

 すると、「自分も良く分かりませんが、なぜか凄く怒っています」という不可解な返事が返ってきたのです。怒っている理由が分からずに困り果てているスタッフに助け舟を出すべく、私も女性客の対応に向かいました。

「どうされましたか?」と私が聞くと、そのお客様は「どーしたもこーしたもないわよ!」「1回も大当りなしよ!」「私を陥れるつもりね!」とまくし立てるように言い放ってきたのです。

 その鬼気迫る勢いに圧倒されつつも、冷静に話し合いができるように言葉を選んで慎重に対応しました。しかし、この方は怒りを鎮めるどころか言動が更にエスカレート。いつしか私は、ひたすら口撃を耐えるだけのサンドバッグと化していたのです。

 その言葉は「〇ソ店員!」「ボッタクリ!」(これ以外の内容は、とてもじゃありませんが公表できません)など、品のある容姿からは想像できない過激なもの…。自分の話している内容に怒りを覚え、更に腹を立てるといった激情タイプの方でエンドレスに対応が続きました。

 30分ほどが経った頃でしょうか。この女性客もさすがに疲れた様子で、ぶつくさと文句を言いながら私から離れていったのです。解決はしませんでしたが、ひとまず解放されてホッとしたのを覚えております。

 それからというもの、このお客様はスタッフの間で「クレーム婦人」と呼ばれ、恐れられる存在となりました。

 この方の遊技している台をスタッフが通りかかると、必ずといっていいほど「こっちくるんじゃないわよ!」などの文句を言ってくる状況。もはや誰も近づきたがらない存在として恐れられておりました。誰もが「そんなに文句があるなら来なければいいのに…」と思っていたはずです。

 そんな「クレーム婦人」の魔の手は、いつしか営業時間外にも及ぶことに…。あろうことか、閉店後の店に電話をかけてきたのです。

 電話に出たのは閉店作業中のホール責任者でした。電話越しでも持ち前のマシンガン口撃は健在で、約1時間は拘束されていたと思います。これによって、店の売上管理やホールコンピューターの締め作業が大幅に遅れ、退勤時間は深夜1時を過ぎることとなってしまったのです。

 閉店後の電話は、その後も数日にわたって続きました。明らかに仕事に支障をきたしているので「クレーム婦人」の電話番号からの着信は、余裕がないかぎり受けないようにしていたのですが…。

 向こうもそれを察知したのか、違う電話番号でアプローチをかけてきたのです。長電話を終えて、やつれた顔で「まんまとやられたよ…」と話していたホール責任者の顔は今でも覚えております。

「こんな地獄の日々がいつまで続くのだろう…」。そんな絶望的なことを考えていたある日、信じられない光景が私に飛び込んできました。

 なんと…常に眉間にシワを寄せ、我々を見れば過激な文句を浴びせてきていた「クレーム婦人」が、満面の笑みで私に話しかけてきたではありませんか!

 予想外の出来事に驚きを隠せませんでしたが、どうやら『ぱちんこCR真・北斗無双』で3万発を超える大連チャンを炸裂させた模様。「この店もたまにはいい事するじゃない」と、やわらかい表情で話してきたのでした。

 あの衝撃的な笑顔は今でも忘れられません。それからも、自身が納得できない時などは相変わらず文句を言っておりましたが、閉店後に電話がかかってくることはなくなりました。

 最強のスペックは、最強のクレーマーさえも笑顔にさせる。その様子を間近で体験できた思い出深いエピソードでございました。

(文=ミリオン銀次)

<著者プロフィール>
 ホール店員・雀荘店員といった職種を経験。それらを活かし、ライターとして活動中。特に力を入れているのはパチンコ・パチスロ分野で、自身の遊技体験やホール店員時代のエピソードを中心にしたコラムを執筆している。パチンコ・パチスロ歴は10年以上で「打ちたい台をトコトン打つ」がモットー。結果として、目も当てられない大敗を多く経験。「悲惨なエピソードも明るく紹介したい」といった拘りを持つ。

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全国ブランド牛肉人気ランキング、3位飛騨牛、2位米沢牛、1位は納得のあのお肉?

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焼肉、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ。牛肉といえば“肉の王様”というイメージも強く、高級料理で使われる場面も多い。また、全国各地に「○○牛」というブランド牛も多数存在し、A5ランクなど上質なものは100gあたりの値段も目を見張る金額となることも少なくない。今回は、そんなブランド牛肉の人気ランキングについてご紹介していきたい。

全国のブランド牛肉の人気順位が明らかに

 国内最大級のランキング情報サイト「gooランキング」は5月31日、世界的にも高い評価を得ている和牛をテーマとして、全国のブランド牛肉の人気ランキングを発表した。  3位となったのは岐阜県の「飛騨牛」だ。「飼養期間が最も長い場所が岐阜県である」「飛騨牛銘柄推進協議会登録農家制度にて認定・登録された生産者により肥育されている」といった4つの厳格な基準をクリアした牛のみが認定されるブランド牛肉だ。きめ細かでやわらかな肉質と美しい霜降り、食べると口内に広がる上質な香りと味わいが特徴とされている。  2位には山形県の「米沢牛」がランクイン。山形県南部に位置する置賜3市5町で育てられた黒毛和牛で、“三大和牛”のひ…

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JRA 池添謙一騎手があの「人気競馬漫画」とコラボ!? 安田記念(G1)丸2年「勝ち星無し」真っ黒な馬体のダノンプレミアムと起こす「黒い奇跡」

 東京競馬場5週連続G1開催のフィナーレを飾る、第71回安田記念(G1)。

 昨年はグランアレグリアに騎乗し、持ち前の勝負強さでアーモンドアイを撃破。見事に安田記念を制覇したのが池添謙一騎手だ。

 今年は2019年のマイラーズC(G2)以来、勝ち星から遠ざかっているダノンプレミアム(牡6歳、栗東・中内田充正厩舎)に騎乗する。今回がテン乗りとなるため、2週連続で調教に跨り感触を確認。「コンタクトが密に取れた。以前と比べることはできないが、状態が良いのは間違いない」とコメント。どうやら初めてコンビを組む相棒から好感触を得ているようだ。

 SNSでも度々情報を発信している池添騎手。先日は自身のTwitterに『みどりのマキバオー』の作者である、漫画家のつの丸氏に描いてもらったと思われる似顔絵を投稿。大きな話題を呼んでいる。

『みどりのマキバオー』は1994年から98年の間、『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた、つの丸氏による人気競馬漫画だ。主人公の競走馬であるミドリマキバオーが、様々な出会いや別れを経験し、競走馬として成長して行く姿を描いた作品である。

 後にフジテレビ系列でアニメ化され、今年からは『グリーンチャンネル』でも再放送がスタート。連載が終了してから20年以上が経過した今でも、その人気は衰えることを知らない。

 今回の似顔絵は、池添騎手が『netkeiba.com』に連載している動画『謙聞録-kenbunroku-』に、つの丸氏がゲスト出演した際、サプライズでプレゼントされたもののようだ。オルフェーヴルに跨り指を1本立てた池添騎手が、鼻水やよだれを垂らした『つの丸テイスト』で描かれている。他にも、マキバオーが描かれたサイン色紙や、池添騎手とつの丸氏のツーショット画像が併せて投稿された。

 これを見たネット民から、「似てる」「羨ましい」「さすがつの丸先生」といった声が相次ぎ、また「カスケードより強そう」「服を着ていてよかったです」といったコメントも付いた。池添騎手も相当に気に入っている模様で、今回の似顔絵をさっそくTwitterのプロフィール画像に設定したようだ。

 その真っ白な馬体から「白い奇跡」と呼ばれたミドリマキバオー。日曜日、池添騎手が安田記念で跨るダノンプレミアムは、マキバオーとは対となる、青鹿毛の真っ黒な馬体を誇る。17年の朝日杯FS(G1)以来のG1制覇、果たして「黒い奇跡」を起こすことは可能だろうか。

 また、安田記念を連覇した騎手は過去に保田隆芳元騎手、岡部幸雄元騎手の2人しかいない。先週は福永祐一騎手が史上3人目のダービー連覇を果たした。今週は池添騎手の史上3人目の安田記念連覇にも期待したい。(文=冨樫某)

<著者プロフィール>
キョウエイマーチが勝った桜花賞から競馬を見始める。まわりが学生生活をエンジョイする中、中央競馬ワイド中継と共に青春を過ごす。尊敬する競馬評論家はもちろん柏木集保氏。以前はネット中毒だったが、一回りして今はガラケーを愛用中。馬券は中穴の単勝がメイン、たまにWIN5にも手を出す。

30代男性の年収が一番高い職種ランキング「平均558万円」を稼ぎ出す1位は?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

自分の年収が同世代と比べてどの程度の位置にあるのか。サラリーマンなら誰しも一度は気になったことがある内容だろう。しかし自分の周りの人に年収を聞こうとすると角が立つ可能性もあり、相手にどう思われるかということも不安になってしまう。そんな控えめな人にもぜひとも知っていただきたい平均年収のデータが、type転職エージェントから発表されている。

今回は、年代別・業種別の平均年収の中から、30代の数字をクローズアップしてご紹介していきたい。

30代男性の平均年収は558万円!

 人材紹介サービスのtype転職エージェントが2019年7月~2020年6月に同サービスに登録した正社員の年収を基に算出した「平均年収ランキング一覧」によると、30代全体の平均年収は497万円、男性558万円、女性423万円だったという。ちなみに20代では全体平均380万円、男性423万円、女性356万円。30代に突入し、キャリアを重ねて順調に年収アップしている様子が伺える。  グラフ化された年収分布によると、30代男性で最多となった年収は「500万~600万円未満」で、23.5%を占めた。次いで多かっ…

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パチンコ新台『P牙狼 月虹ノ旅人』ファン待望の「超爆裂」に加え…激熱な「サプライズ」を用意!?


 パチンコ分野に続出している「爆裂情報」。昨年の『P大工の源さん 超韋駄天』で実現した「45分で3万発」「140連チャン」報告に続き、景気の良い内容が次々と浮上している状況だ。

 最短3秒で決まるハイテンポなSTを搭載した『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ2』の「1時間足らずで125連撃」や、「3000発が60%でループする」という『Pフィーバーゴルゴ13 疾風 ver.』の「終日7万発」という歓喜の声が話題になった。

 注目度では「シリーズ最強のSUPER小当りRUSH搭載」と宣言する『ぱちんこ GANTZ極』が他を圧倒した印象だ。

 最大のウリである「超GANTZ EXTRA」の期待出玉は「大当り1500発+SUPER小当りRUSH1500発」の約3000発。これら「出玉の塊が約72%でループ」するという強烈すぎる性能を実現している。

 導入後は、その破壊力を証明。「12連で5万発」「11万発のデータを確認」といった報告が話題になり、大きな反響が寄せられた。

 止まらないP機の快進撃。この勢いは、さらに加速しそうな気配である。

 7日からの週には、業界初の新システム「返り咲きST」を搭載したパチンコ新機種『Pバジリスク~桜花忍法帖~』が降臨予定。大当り確率1/319.68のミドルタイプで、大当り後は100%STへ突入する安定感の高い仕様だ。

 最大120回継続するST の残り20回は、第2のBONUS「うたかたの刻」がスタート。そこでは「約1000発の獲得&大当り」を狙えるという特徴がある。また「うたかたの刻」で、次回大当りが濃厚となる時短10000回に期待できる点もポイントだろう。

 旧ST機の弱点を完全払拭したゲーム性を実現。STの継続率は約75%と連チャン力も有しているため、歓喜の出玉記録を生み出す可能性も十分にある。導入後の反響に注目したいが…。

 やはり“目玉”となりそうなのは、サンセイR&Dが誇る爆裂レジェンド『牙狼』シリーズだろう。大旋風を巻き起こした初代のスペックを強く意識した最新作が、ホールへ熱狂を呼び込む(西日本6/7、東日本6/14から順次導入予定)。

『P牙狼 月虹ノ旅人』

■大当り確率:1/319.68
■賞球数:3&1&5&15
■カウント:10カウント
■ラウンド数:3Ror10R
■魔戒CHANCE突入率:50%
■魔戒CHANCE継続率:81%
■遊タイム突入条件:950回転で魔戒CHANCE突入
○○○

 1種2種のミドルタイプで出玉のカギを握る「魔戒CHANCE」突入率は50%。継続率81%、右打ち中の大当りは全て1500発と「初代を彷彿とさせる爆発力」を誇る。さらに、近年のヒット要素であるスピード感も装備と死角はない。

「魔戒チャンス」中の演出もポイント。初代を踏襲したバトルが展開する「BATTLE BONUS」のほか、最後の一撃に継続を賭ける「心滅BONUS」、タイマー0で告知が発生する「大河開眼BONUS」の演出を選択することが可能だ。

「遊タイム」も搭載されており、低確率950回転消化で「魔戒CHANCE」へ突入という強力な内容となっている。スペック的な強化も施されていると言えるだろう。ファンの期待に応えてくれそうな魅力的な仕上がりだ。

「“全超越”本命適合」と紹介された『P牙狼 月虹ノ旅人』が間もなくデビュー。早い段階より熱視線を浴びていた本機が、驚愕の爆裂情報を生み出しそうな気配だが…。

 そんな『P牙狼 月虹ノ旅人』に関する必見の新情報が存在する。サンセイR&Dは、本機の導入記念リツイートキャンペーンを6月4日から開催中だ(6月18日まで)。

 応募方法は「同社公式Twitterアカウントをフォロー」→「キャンペーン期間中に対象のツイートをリツイート」で完了。抽選で合計777名にオリジナルQUOカードPAY(500円分)が「毎日その場で当たる」という内容だ。

『P牙狼 月虹ノ旅人』の導入を盛り上げる激アツな情報と言えるだろう。詳細は公式ページを確認していただきたい。

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 パチンコメーカー「高尾」の人気機種といえば、「カイジ」「HOTD」シリーズが挙げられる。どちらも新作が発表されるたびに、大きな反響が寄せられる印象だ。

 先月デビューを果たした『P弾球黙示録カイジ5電撃チャージ』も、デビューから上々の稼働を実現。出玉力×スピードを有した本機に対し「現役最高峰スペック」といった声も浮上している。

 そんな『P弾球黙示録カイジ5電撃チャージ』に続き、同社が誇る人気シリーズも動き出した。甘デジスペックに「破壊力」が備わった、人気機種が間もなく導入されるので紹介したい。

『P閃乱カグラ2 パイまみれ99Ver.』(高尾)

P閃乱カグラ2 胸躍る199Ver.』の甘デジバージョンが登場。RUSH突入までの流れだが、通常時は大当り確率「1/99.9」の当りを目指す。RUSH突入率は「約44.4%(直行込み)」、右打ち時「約1/9.1」の1種2種混合機だ。

 通常時の大当り振り分けは、「10R(0.5%)」「5R(99.5%)」の2種類。5Rの当りがメインとなり、10RはRUSH直行となる。

 ラウンド終了後、「閃乱チャレンジ(時短1回+残保留4回)」へ移行。計5回転で、大当り確率「約1/9.1」を射止めることができればRUSHに突入だ。

 出玉獲得のメインとなる「爆NEWパイパニック」は継続率「約75.7%」、54.6%で10Rと甘デジながらも“まとまった出玉”が期待できる仕様。その時点で興味を惹かれるが、12.8%で時短181回の次回大当り濃厚となる振り分けが存在する点も見逃せない。

 本機には遊タイムも搭載。通常時299回転消化することで、時短181回へ突入する。大当りが濃厚となる安心要素を搭載したと言えるだろう。

 スペックの感想だがRUSH継続率は前作に比べ落ちたものの、10R比率がわずかに上昇。甘デジにしては継続率「約75.7%」と高めだ。一度RUSHに入ってしまえば、万発も十分に射程圏内だろう。

 RUSH突入率が「約44.4%」と、50%を切ってしまっている点は不安要素でもあるが…。遊タイムが搭載されているなど、狙いところがある点を好むユーザーもいるのではないかと思っている。

 導入台数は甘デジという事で少なめだと思うが、スペックは優秀だと思うので反響は期待できるのではないだろうか。遊技できる機会があれば、ぜひ狙ってみたいところだ。
 

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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今までの投稿動画は違法?「初音ミク」のYouTubeでの収益化が解禁に、「PCL」規約に明記

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「初音ミク(はつねみく)」を始め、数々のボーカロイドを手掛けてきたクリプトン・フューチャー・メディアが、2021年6月1日、公式にアマチュアクリエーターによるYouTubeでの収益化を解禁すると発表した。これまでも「ニコニコ動画」では大量に初音ミクの動画が投稿されてきたが、これはいったいどういうことなのか? 今回は素朴な疑問について解説しよう。

えっ!? 今までの投稿動画は違法だったの?

 2021年6月1日、クリプトン・フューチャー・メディアは、ボーカロイド(VOCALOID)など歌声合成ソフト用音源「初音ミク」「鏡音リン」「鏡音レン」「巡音ルカ」「MEIKO」「KAITO」を使ったYouTubeへの投稿動画において、アマチュアクリエーターが「YouTubeパートナープログラム」を利用して収益化することを解禁すると発表した。  このニュースを聞いて「えっ!? 今までだって山のように初音ミクの動画が投稿されていたし、歌だって聞けてたよ?」と不思議に思う人も多いだろう。もしかすると「これまでの初音ミクの動画って違法だったの?」と勘違いしてしまうかもしれない。しかし、これ…

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パチンコ「一撃30連」「9万発達成」など歓喜の声が続出!?「1500発×高ループ」が超スピードで展開される話題のマシン!!

 ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、高尾の超人気シリーズにしてパチンコファンは全員大好きな『カイジ』のシリーズ最新作『P弾球黙示録カイジ5 電撃チャージ』(以下カイジ5)だ。

 本機は『ver.A』と『ver.B』の2タイプが同時に導入されているが、9割方が前者なので、本記事に書いてある内容は『ver.A』のことだと思っていただきたい。

 ちなみに、両者の大きな違いはRUSH時の継続率とラウンド比率で、『ver.A』が82.6%ループ、1500発比率79.5%なのに対し『ver.B』は継続率が約84.1%で1500発比率が67.1%となっている。

 上記のようにパワフルな連チャン力を生み出すのが時短128回転で展開する「Eカードバトルモード」である。転落抽選方式を採用したこのモードは、約1/24の転落フラグを引く前に右打ち中の大当り確率約1/6.2を獲得する勝負となる。

 しかし、転落しても規定回数まで電サポが保証される従来の確変転落抽選とは異なり、転落=一発アウトでモードが終了するのである。したがって確変タイプの転落抽選よりもっとスリリングでヒリヒリするゲーム性なのである。

 ただ、転落後に残保留1個による引き戻しチャンスが存在。「ファイナルチャレンジ」と呼ばれる泣きの1回で利根川を土下座させられれば再びEカードバトルモードに復帰することができる。

 このファイナルチャレンジの引き戻し率約16%とEカードバトルモードの継続率約79.3%を合わせた数値がループ率約82.6%となる。そして、大当りのほぼ80%で獲得できる1500発の出玉感が合わさって強力な爆発力を生み、「一撃30連超え4万発」「○○で9万発出た」のような夢の大量出玉が報告されている。

 さらに、特筆すべきはそのスピード性能である。一説によると「時速4万発」もあるのではないかという加速力で、あの『大工の源さん超韋駄天』に引けを取らないペースで出玉が吐き出されるのである。

 この圧倒的RUSHへの突入は、初当りで50%の直撃大当りを獲得するか、もう半分の大当り後に展開する時短1回+残保留1個の抽選による「ファイナルチャレンジ」によって成し遂げられる。

 初当りで50%の抽選に漏れても右打ちで2回RUSH突入を賭けたチャレンジを行わせてくれるので実質的なRUSH突入率は約64.9%(1/65536で抽選されている突発時短も含む割合)となっている。

 爆発的な出玉性能を持つRUSHを装備しているわりには意外に突入率が高く、「良心的」な印象もある『カイジ5』。高尾の持つ独特な雰囲気によって好き嫌いが二分されそうだが、「実は強かった」というような『大工の源さん超韋駄天』に対する裏番長的な存在でカルトな人気を博すかもしれない。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA鳴尾記念(G3)土曜重賞「複勝率81.8%」川田将雅「◎」で、ブラストワンピース&サンレイポケットは自信の消し!【八木遊のフォーメーション馬券予想】

 5日の中京競馬場メインは第74回鳴尾記念(G3)。昨年は10番人気パフォーマプロミスが優勝し、三連単8万円超えの高配当が生まれた。今年もメンバー的に堅くは収まらないだろう。大波乱とはいかなくとも、中波乱狙いで予想していきたい。

 昨秋から京都競馬場の改修工事が始まった影響で、今年は中京芝2000mを舞台にした重賞が3レース(愛知杯、きさらぎ賞、金鯱賞)行われた。種牡馬別で見ると、ディープインパクト産駒が「2-2-2-7」と安定した成績を残している。

「◎」は、出走13頭中唯一のディープインパクト産駒、7番サトノソルタス(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎)だ。

 前述した3重賞に限らず、ディープインパクト産駒は中京芝2000mが大の得意。2020年1月以降に挙げた勝ち鞍は「21」に上る。これは2位キズナの5勝を大きく上回り断トツだ。サトノソルタス自身も同条件で行われた昨年3月の金鯱賞でサートゥルナーリアの2着に好走した実績を持つ。

 展開も味方しそうだ。メンバー的にはショウナンバルディが逃げの手を打ちそうだが、他の有力馬は中団から後方に控える可能性が高そう。前走の新潟大賞典(G3)で積極的に先行したサトノソルタスは、おそらく3~4番手から競馬をしてくれるだろう。これまで4角通過が4番手以内のときは「2-1-1-0」と複勝率100%。川田将雅騎手なら、いい位置を確保してくれるに違いない。

 その川田騎手は2020年以降、中京芝2000mで「8-3-4-11」と好成績を残す。複勝率57.7%は、同期間に騎乗機会が10回以上ある32人中堂々の1位だ。今年「5-3-1-2」、複勝率81.8%という土曜重賞なら3着以内は堅いとみて、サトノソルタスを本命に指名したい。

「○」は、11番クラージュゲリエ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)。

 テン乗りのC.ルメール騎手で臨んだ前走の中山記念(G2)は3番人気に支持されたが、位置取りが悪く9着に沈んだ。今回は3か月ぶりの実戦となるが、この1か月間は坂路を中心にしっかり乗り込まれてきた。1週前には栗東坂路で自己ベストを1秒以上更新する51秒8をマーク。もともとは皐月賞5着、日本ダービー6着という実力馬。2年半ぶりの勝利をあげてもおかしくない。

 鞍上を務める松山弘平騎手は、先週土曜の中京で3勝の固め打ち。20年以降、池江泰寿厩舎の馬では「5-3-2-9」と相性はいい。特に中京では、「3-1-1-1」と複勝率83.3%をマークしている。

「▲」は9番ヒンドゥタイムズ(牡5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)。

 鞍上は先週ダービー3勝目を挙げた福永祐一騎手。昨年もコントレイルでダービーを制し、翌週の鳴尾記念を人気薄パフォーマプロミスで勝利した。

 ヒンドゥタイムズ自身は13戦全て4着以内と堅実タイプ。ただし左回りコースは「1-0-0-2」で、右回りに比べるとやや信頼感に欠ける。3番手に評価を下げたのはその分だけだ。

「△」には、展開利が見込める8番ショウナンバルディ(牡5歳、栗東・松下武士厩舎)を指名する。

「本当に中京は相性がいい。鞍上(池添謙一騎手)も2度目の上積みを加味すればチャンスはある」と陣営から勝負気配が漂う。実際、中京コースは「2-0-1-1」で、唯一の着外は昇級初戦となった昨年12月の中日新聞杯(G3)で0秒3差の4着だった。

中2週と詰まったローテーションだが、2週続けて坂路で好時計をマーク。単騎逃げがかなえば、粘り込みがあっても驚けない。

「×」は2頭を押さえる。1頭目は6番ブラヴァス(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)。近2走は重馬場で大敗を喫しているように、陣営の懸念は馬場状態。天気予報を見る限り、土曜は朝から快晴で、馬場は急激に回復するだろう。良に近い稍重まで回復すれば一気に浮上する。

 最後に押さえるのは3番ユニコーンライオン(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)。昇級初戦を迎えるが、長期休養明けの2走前は18番人気で3着に激走。中1週で迎えた前走で1年10か月ぶりの勝利を飾った。今回はさらに中2週と間隔は詰まっているが、最終追い切りの動きも抜群。休養期間中に馬が変わったとみて、大駆けに期待したい。

 上位人気が予想されるサンレイポケットとブラストワンピースはともに「消し」とする。

 サンレイポケットは、前走の新潟大賞典(G3)で重賞初制覇。充実度は認めるが、今年5戦目でお釣りがあるかどうか。さらにコーナー4つを回るコースは通算「4-2-0-6」だが、オープン昇級後は「0-0-0-3」。大外枠もプラスには働かないだろう。

 3年前に有馬記念を勝ったブラストワンピースは、圧勝があっても不思議ない実績馬。しかし、前走の有馬記念は心房細動で競走中止。6歳を迎え、期待より不安の方が大きい。今回は見送りが妥当という判断だ。

 以上、6頭に印を回した今回は◎○▲を打った3頭中2頭は3着以内に入るというフォーメーション馬券で勝負する。

三連複フォーメーション 10点
◎○▲→◎○▲→◎○▲△×

<筆者プロフィール>
八木遊
競馬、野球ライター。スポーツデータ会社、テレビ局の校閲職などを経てフリーに。2021年から、Twitter(@Yuuu_Yagi11)にて全重賞の予想、買い目、年間収支を掲載中。

三菱商事の屈辱、商社4位に転落、丸紅にも敗北…垣内社長の経営責任問題が焦点に

 総合商社7社の2021年3月期連結決算(国際会計基準)で王者・三菱商事が4位に転落した。5月7日の電話会見で垣内威彦社長は「資源価格の低迷やローソンの減損により、計画未達となったことを重く受け止め、反省すべきは反省する」と語った。4位転落で22年3月決算で任期を迎えることになる垣内社長の経営責任問題が急浮上した。

 原料炭の市況悪化や子会社ローソン関連で減損損失を計上し、純利益が前期比67.8%減の1725億円と激減。従来の会社予想(2000億円)をも下回った。ローソンののれん代や固定資産の減損836億円が大きく足を引っ張った。17年に5割超を出資していたローソンを子会社にした。のれん代は20年3月末時点で1500億円あった。今回、新型コロナウイルスの拡大でコンビニエンスストアの売上が減るなか、回復に時間がかかるとの判断から減損に踏み切った。

 三菱自動車の減損と構造改革費用が計200億円、垣内社長の肝煎りで出資したシンガポールの食糧・食品会社オラムの減損と会計処理で99億円。これに加え10~30億円規模の減損や評価損などが16件で、300億円超に達した。

 東京株式市場の取引時間中の決算発表を受け、5月7日、三菱商事の株価は一時6%安まで下落する場面があった。同社は22年3月期配当を134円に据え置くと表明。資源高による22年3月期の業績の急回復と増配への期待感が一気に剥落し、失望売りがかさんだ。22年3月期の純利益は2.2倍の3800億円を見込んでいるが、それでも3位にとどまる。長らく首位に君臨していた三菱商事は、収益構造の改革の遅れから経営の正念場を迎える。

「垣内さんはちょっとクセのある人物。三菱グループ内でもいまいち信用度は低い。小林健会長も自分で選んでおきながら、実は垣内さんとは馬が合わない。言いなりになると思って社長にしたが、今になって、その失敗に気づいたようだ」(三菱グループの長老)

 こうした辛辣な垣内評が聞かれるようになった。“ポスト垣内”は小林会長の意向が前面に出てくるかもしれない。そうなると、後継者選びに波乱が起きる。有力候補と取り沙汰されているのは常務執行役員電力ソリューショングループCEOの中西勝也氏である。三菱商事は傘下にスーパーやコンビニエンスストアがあり、食品の卸部門も強力だ。小売・サービス事業と家庭向け電力を融合させた新しいビジネスの創出が窮地に陥っている三菱商事に“活”を入れるとすれば、中西氏が“ポスト垣内”の最短距離にあるとの世間の評価通りになるのだが、小林会長が強権を発動することになると、どうなるのだろうか。22年3月期決算の9月中間決算の数字とそれに付随した人事が、一つのヒントになるかもしれない。

伊藤忠は純利益、株価、時価総額で首位となり「三冠王」を達成

【総合商社7社の最終利益】

社名     21年3月期の実績     社名    22年3月期の見通し

伊藤忠商事  4014億円(▲19.9%)     伊藤忠商事  5500億円(37.0%)

三井物産   3354億円(▲14.3%)     三井物産   4600億円(37.1%)

丸紅     2253億円(黒字転換)   三菱商事   3800億円(120.2%)

三菱商事   1725億円(▲67.8%)   丸紅      2300億円(2.1%)

豊田通商   1346億円(▲0.7%)    住友商事   2300億円(黒字転換)

双日      270億円(▲55.6%)     豊田通商   1500億円(11.4%)

住友商事  ▲1530億円(赤字転落)   双日      530億円(96.3%)

(カッコ内は前期比増減率。実績の▲は赤字の実額。伸び率の▲は減)

 伊藤忠商事は悲願に掲げていた純利益、株価、時価総額で業界首位となり「商社三冠」を達成した。財閥系商社の背中は遠かったが、岡藤正広会長が経営トップの座に就いて10年あまりで悲願が成就した。

 伊藤忠は21年3月期に減益になったものの、非資源分野を中心に影響を最小限に食い止め、純利益で三菱商事を抜き、5年ぶりに首位に返り咲いた。豪州で鉄鉱石を生産するIMEAの取り込み益が906億円、中国のCITICの取り込み益が725億円、タイで配合飼料や畜産事業を展開するチャロン・ポカパン(CPグループ)の事業再編に伴う株式再評価益が402億円に達した。この3社(2033億円)で連結純利益の半分を占めた。

 伊藤忠は15年、日本企業最大の対中投資となる6000億円を投下してCITIC株を取得した。当時の株価は13.8香港ドルだった。これが3月末に7.36ドルまで下落したため、「日本の決算基準に則り単体決算で2427億円の減損損失を計上した」(鉢村剛副社長兼CFO)。国際会計(IFRS)基準では監査法人にも確認の上、「減損は不要と判断した」という。さらにコロンビアで一般炭を産出するドラモンドも21年3月期に撤退を決め、同年3月期単体決算で948億円の損失を出した。その結果、単体決算は713億円の赤字(20年3月期は2484億円の黒字)となった。「コロンビアの一般炭事業から撤退に伴う連結決算の影響は軽微だった」としている。

「新型コロナウイルス禍を乗り越え、成長軌道に戻る年にする」。石井敬太社長COO(最高執行責任者)は5月10日のオンライン会見で力を込めた。22年3月期の純利益は21年同期比37%増の5500億円と2年ぶりに最高益の更新を見込む。

 三井物産の21年3月期決算はモザンビークの炭鉱事業などで損失を出したが、鉄鉱石価格の上昇もあり14.3%の減益にとどめた。丸紅は農業・食料関連が好調で、20年3月期の過去最大の赤字(1974億円の赤字)から一転、大幅黒字となった。

 豊田通商は自動車販売の回復が貢献し、ほぼ前期並みの利益を計上。双日は自動車や金属・資源が苦戦した。住友商事はマダガスカルのニッケル鉱山がコロナで操業停止を余儀なくされ、過去最大1530億円の赤字(20年3月期は1713億円の黒字)に転落した。

住商は22年3月期決算で黒字転換

 住友商事は22年3月期の最終利益で2300億円の黒字に転換する。マダガスカルのニッケル鉱山の操業が再開し、新型コロナで打撃を受けた鋼材や自動車製造部門も回復する。原油など資源価格の上昇が追い風となる。減損などの一過性の損失も減り最終黒字を見込む。5月10日、不動産や農業で稼ぐなどの新しい方針を打ち出したが、株価への反応は鈍かった。

 石炭火力発電所という世界の脱炭素の流れに逆行する動きをどうやって止めるのかが、大きな経営課題となっている。インドネシアで大型火力発電所「タンジュン・ジャティB」の5・6号基を建設中だ。「2040年代後半には石炭火力から撤退する」と中期経営計画では明らかにしているが、「タンジュン・ジャティBの1~6号基だけで年間200億円程度の利益貢献がある」(外資系証券会社の商社担当のアナリスト)と試算されている。この穴を何で埋めるのかである。

「24年3月期に連結純利益3000億円以上」という高いハードルを掲げている。実現すれば過去最高益になるが前途は平坦ではない。しかも、21年3月期決算では一過性の損益を除いた純利益の“真水”の部分で丸紅に抜かれた。これを好感して丸紅株は上昇したから皮肉である。

 住商と丸紅の時価総額の差は21年年初に5000億円あったが、およそ半分の水準にまで縮小した。22年3月期の最終利益は両社とも2300億円の見込み。激しいつばぜり合いが予想される。

伊藤忠、3カ年計画で6000億円の最終利益を目指す

 伊藤忠は連結における好決算の余勢を駆って、24年3月期までの中期3カ年計画を発表した。それによると期中に6000億円の最終利益を達成し、年間配当は1株100円を目標にする。年間配当は22年3月期が同94円の予定で、「業績を上方修正すればさらに増配する」方針。21年同期は同88円だった。

 岡藤会長は異例の長期政権となっているが、「首位の地位を不動にするまでトップとして君臨する」(岡藤氏の周辺)と考えているようだ。カリスマ経営者の引き際は「最終利益6000億円を余裕を残して達成できるかどうかにかかっている」(同)。

 確かに連結決算レベルでは利益が着実に増えている。22年3月期の利益予想5500億円はアナリスト10人のコンセンサスの平均(5163億円)を上回っている。株式市場の期待に応えており、株価は上場来の最高値(3656円、4月1日)をつけている。永遠のライバルの三菱商事は“ポスト垣内”を誰にするかが重要になる。三菱グループの主要企業が軒並み斜陽といわれるなか、三菱商事がいち早く回復軌道に戻れるのかどうか。まさにトップの人選にかかっている。

(文=編集部)