JRA ルナシオン「仕上がり問題なし」も大誤算!? C.ルメール起用で勝負気配も二桁着順、スワーヴリチャード半妹が謎の大敗

 12日、13日に苫小牧のノーザンホースパークで、2021年セレクトセールが行われる。今年も将来有望な若駒たちが、高額な値段で取引されることだろう。

 ディープインパクトやキングカメハメハなど歴代の名馬もセレクトセールの出身馬だ。同セールで落札された馬は、全体で見れば数こそは少ないものの、目覚ましい活躍をしている。

 最近のセール出身馬で活躍した馬では、デアリングタクトやサトノダイヤモンド、カレンチャンなどがいる。18年大阪杯(G1)と19年ジャパンC(G1)を制したスワーヴリチャードもそんな活躍馬の1頭だ。14年に1億5500万円で落札されている。

 そのスワーヴリチャードの半妹ルナシオン(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、セレクトセール前日に函館11R五稜郭S(3勝クラス・芝1800m)へ出走した。

 同馬は、一口クラブ馬主「シルクレーシング」の所有馬で、募集価格は一口16万円×500口。同馬主の主な代表馬に挙げられるアーモンドアイが一口6万円、サリオスが一口14万円で、それぞれ500口であったことを考えると、育成段階からかなりの期待を寄せられていたことが分かる。

 新馬戦では、直線で前が壁になる不利がありながら、外へ出されると猛スパートで前を追い抜き勝利。派手な勝ちっぷりからも多くの注目を集めていた。

 その後は、重賞勝利こそはないが、間隔を空けながら大事に使われ5戦3勝の成績を残していた。今回の出走は、6戦目で初めての関東圏以外でのレースとなった。

 ルナシオン陣営はレース前に、「気性的に滞在競馬は良さそう。体は前走より少し減るくらいで、仕上がりに問題ありません。当日のテンションが鍵ですが、力はありますし、スムーズに乗れば、変わり身はあると思う」とデキの良さと同馬の力量の高さをアピールした。

 しかし、レース発走の約1時間前に発表される馬体重発表から、徐々に藤沢厩舎の目論見が崩れていく。同馬の馬体重は、470キロと発表されたが、これは前走から18キロも少ない数字だったのである。

 この馬体減が調整ミスによるものか、万全な仕上がりの結果だったのかは定かではない。しかし、大幅減の馬体重を嫌われたのか、発走1時間前までは単勝オッズ3.6倍の1番人気に支持されたものの、最終的に単勝オッズ4.8倍の3番人気まで支持を落とすことになる。

 さらにレースで同馬はスタートで出遅れ。スムーズにレースの流れに乗ることは叶わず、殿からの追走を余儀なくされる。勝負どころに入っても、行きっぷりは変わらないまま、前との差は縮まらない。最後の直線に入っても見せ場すら作れず、バテた逃げ馬を交わしただけの15着に惨敗した。

 鞍上は今年の藤沢和厩舎の主戦であるC.ルメール騎手だ。厩舎コメントの勝負気配と合わせると、勝算あっての出走だったと思われる。

 それだけに、勝ち馬から3秒6も離された大敗で、前の馬から10馬身も離された15着という結果に何かあったのではと勘繰るファンも、少なからずいたことだろう。

 450キロでデビューしたルナシオンだが、4戦目の2勝クラスを勝利した際には、前走の466キロからから26キロ増の492キロ。馬体重の増加とともに好成績を残してきた馬が、近2走はマイナス体重で連敗を喫してしまった。

「馬第一主義」や「一勝より一生」がモットーの藤沢和師としても、まるで別馬になってしまったかのような二桁着順での連敗は、大きな誤算だったといえそうだ。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

NTTドコモまたしても!? ディズニープラス退会が煩雑すぎ! 過去には解約ページ“隠ぺい”も

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

動画配信サービス「ディズニープラス」の会員が、悪質とすら思える退会手続きの煩わしさを訴えたツイートが話題になっている。運営会社はウォルト・ディズニー・ジャパンとNTTドコモで、苦情に対して「改善に励む」としている。天下のディズニーと言えどコンテンツ力に驕ったようなふるまいはユーザーに悪い印象を抱かせ、今後再入会のチャンスを減らすだけだ。

十数ページに及ぶ退会手続きに「疲れた……」

 ディズニーやピクサー、マーベルなどの作品を扱う定額制動画配信サービス「ディズニープラス」の退会手続きが必要以上に煩雑だと元ユーザーのツイートを発端に、批判が集まっている。

 ディズニープラスは日本国内でサービスを提供していた「ディズニーデラックス」を前身に、2020年6月にウォルト・ディズニー・ジャパンとNTTドコモが運営を開始した動画配信サービスだ。動画配信サービスは数多あるが、ディズニーやピクサー、マーベル、スターウォーズといった唯一無二の圧倒的なコンテンツ力で2021年3月に会員数は全世界で1億人を超えている。

 入会するのであれば、当然ほとんどの人がいつか退会する。ところが、ディ…

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「盗んだiPhoneで銀行口座にアクセスしてお金を引き出す」恐ろしすぎる手口とは

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

高値で取引できることから、盗難の対象になりやすいiPhone。持ち主が紛失に気が付いた場合、「iPhoneを探す」の機能でiPhoneの現在位置を特定したり、遠隔操作でロックをかけたりと、何かしらの対策を打つことで二次被害を防ぐケースがほとんどだろう。

しかし、そんな対策をもすり抜ける悪徳な手口が発見された。ロックがかかっていようとも、「盗んだiPhoneから銀行口座にアクセスしてお金を引き出す」ということが可能だそうだ。

盗んだiPhoneと○○があればお金が下せる?恐ろしすぎる手口とは

 ブラジルで2021年6月、盗難したiPhoneから銀行口座にアクセスしてお金を盗む事件が多発していることが報じられた。そして現地時間7月7日に、ブラジル・サンパウロ警察は事件の犯人から聞き出した手口を発表。犯罪の手順は以下の通りだ。

①盗んだiPhoneからSIMカードを取り出し、ロックが解除されている別のiPhoneに挿入 ②SNSなどで被害者の電話番号に紐づくアカウントを探す ③アカウントを特定したら関連するメールアドレスを見つけ出す ④特定したメールアドレスと電話番…

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スパチャ(投げ銭)で稼いでいるVTuber世界ランキング、3位小鳥遊キアラ、2位百鬼あやめ、1位は?【7月2週目】

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

今や生身のYouTuberを凌ぐほどの人気を誇る「VTuber(バーチャルYouTuber)」。そのVTuberの人気を計る目安のひとつに「スパチャ(投げ銭)」がある。そこで、ここではYouTuberの分析&ランキングサイト「PLAYERBOARD」による7月2週目(2021年7月5日〜7月11日)の週間スパチャ獲得金額の世界ランキングを紹介しよう。果たして先週のランキングで1位を獲得したのは誰だろうか?

【7月2週目】スパチャ世界ランキングで1位を獲得したVTuberは?

 現在、YouTuberの「スーパーチャット(スパチャ)」獲得金額の上位を席巻しているのが、「VTuber(バーチャルYouTuber)」たちだ。VTuberとは、二次元(3Dモデリング)イラストのキャクターがYouTuberとなっているのが特徴で、その多くが美少女キャラである。その人気は凄まじく、生身のYouTuberよりも稼いでいるのだ。そんなVTuberたちの人気の目安となるが「スパチャ」と呼ばれる“投げ銭”の金額であろう。

 そこで、ここではYouTuberの分析&ランキングサイト「PLA…

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パチスロ「黄金時代」に活躍した“名機”も思い出す…命を懸けた男の熱い生き様に思わず涙!!

《コレは面白い!》と打ち込んだパチスロ機種、そしてそのコンテンツそのものに大いに興味が沸き、原作となるコミックスやアニメまで読破、視聴してしまったものを勝手にご紹介させていただいている。

 今回は《サラリーマンをなめんじゃねえ》という名言で有名な『サラリーマン金太郎』。作者は『本宮ひろ志』さん。

 このサラ金だがアニメ化は勿論のこと実写ドラマ、映画化までされているので知名度としても抜群といったところ。パチスロ黄金時代ともいえる4号機時代の活躍も強烈に覚えている。

 相も変わらず漫画三昧の筆者。1日に8話まで無料で読める某Web漫画サイトで『サラ金』を読み始めたのだが本当に止まらない。思わず眼がしらが熱くなりジーンとくる場面もあり、「年を取ると涙もろくていかんな」とまで思う今日この頃だ。

 1万人以上を率いた伝説の暴走族リーダー上がりの主人公『矢島金太郎』が何故かサラリーマンとなり奮闘していく物語だが、ビジネス漫画というよりは一人の男の波乱万丈な生き様を描いたヒューマンドラマ色が濃い作品と言えるのだろうか。

 当然パチスロ化されたタイトルでもあるからこそ取り上げたのだが、主人公はどこまでも男らしく真っすぐで熱い生き方をするのが『本宮作品』の特徴だ。

 20数年前の『週刊ヤングジャンプ』連載時に読んでいた時には筆者もまだ若く、イマイチわからなかった内容(ビジネスの事など)もあった。しかし、今だとしっかり理解できるものが多く、また当時とは違った新鮮さや面白さがある。

 10巻~12巻には日本全国のパチンコ店に小型の場外馬券場を誘致して複合店舗化しよういうエピソードがあるのだが、当時はまだ少なかった『コロナワールド』に代表されるような複合店舗も今はそこそこ増えたなという印象だ。

 すぐに相手を殴ってしまったり、権力者にも遠慮せず媚びず、己を貫き通す事で最終的に信頼を得て何かを勝ち取ってしまう。日本一のヤ〇〇組織の親分とも対等にモノを言い、影のフィクサーに金を貸してくれと言えばポーンと200億円の融資が下りる。

 銀座の伝説のママと結婚し、一国の指導者とも友人になってしまう。こんなサラリーマンは現実にあり得ないだろうが、その熱い生き様には歳を重ねるたびに失っていった大事な『何か』を思い出させてくれ、気持ちを前向きにさせてくれる。そんな男の物語だ。

 ちなみにサラ金としてタイアップ化された機種自体は10機種にも満たないが、本宮氏という事になればグッと増えてくる。もうひとつの代表作である『俺の空』や『天地を喰らう』、『夢幻の如く』等々がそうだ。

 遊技機の実に7割ほどが何らかのタイアップであり、漫画やアニメは特にその割合も大きい。こういった漫画家の方々の理解と協力がなければ、業界的な困難も増えるのかも知れない。

 そういった感謝の意味も込めて、筆者はこれからも漫画をどんどん読みたいと思う。

 とりあえず、今回ご紹介させていただいた『サラリーマン金太郎』は本当に面白い作品。働き盛りの40代くらいの方には、特に刺さるかもしれない。読んだ後は、熱い気持ちを取り戻し「バリバリ働きたい」という思いが沸き上がってくる作品だ。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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甘デジ『牙狼』の爆裂と「100%ST」の安定感が融合!「最大1700発+77%継続」の最強モード装備の「金色スペック」!!

 私は契約事が苦手で、いろいろゴチャゴチャ言われるともう面倒くさいから内容をたいして確認せずにとっとと終わらせたくなるので、地下アイドルとかやっていたらいいカモになっただろう。

 ただ、猜疑心と警戒心が異常に強いので交渉のスタートラインにはめったに立たない。大学生のころ急にスーツのお姉さまに声をかけられ、英会話の営業を匂わせつつもちょっと遊ばない的なニュアンスの誘いをチェリーなのに封殺するほどの胆力なのである。

 ただ、ことパチンコに関しては自ら契約したくなるようなマシンが存在。それは『CRA牙狼金色になれ~ザルバとの契約~』である。

CR牙狼金色になれ』の甘デジタイプとして登場した本機は、機種タイトル通り、ザルバをフィーチャーした機種となっている。

 ザルバとは、黄金騎士であるガロが身につけている指輪に宿るキャラクターでホラーの探知といった能力面に加え、豊富な知識で牙狼をサポート。鋼牙・雷牙・流牙などそれぞれにザルバが存在する。

 甘デジ用として新たに追加された演出でもSP発展時に展開する「ザルバ契約チャンス」や、そのザルバとの契約が成立すると発生する「3Dインパクトカットインザルバ」と大活躍。大当りのカギを握る期待度も兼ね備えている。

 また、STでもザルバに特化した演出が展開される。それが「ザルバの間」で、ザルバが単独で画面に登場しモード中の演出を誘導。リーチがかかればボタンや剣で決着するシンプルな演出となる。

 ST変動中はオーラの色やセリフを強弱で示唆。リーチに展開すればテンパイ図柄やボタンの振動で期待感を演出するなど、チャンスアップが豊富に盛り込まれている。

 もちろん、シリーズに根付いた定番の演出も健在。漆黒牙狼SP、金色牙狼SP、ストーリーリーチはもとより、トータル6つある全回転も甘デジなら全部見ることができるかもしれない。

 大当り確率は1/99.9で、100%確変に突入するSTタイプ。連チャンモードはSTと時短のセットによる甘デジでは定番の電サポモードとなっていて、時短は19回、44回、94回と3つの振り分けから構成されている。

 この時短回数は獲得した大当りラウンドと連動し、4ラウンドなら時短は19回or44回、6or7ラウンドで時短44回、最大出玉をゲットできる16ラウンドなら94回と連チャンの期待度も高くなる。

 約1700発の16ラウンド+100回転電サポモードは全体の6%となかなかの振り分け率を誇り、ヘソ・電チュー共通なので、通常時からでも最大出玉を獲得できるチャンスが転がっている。

 ST6回の連チャン率は約41%で、時短はそれぞれ約17%(19回)、約36%(44回)、約61%(94回)となっている。STを加味したトータルの継続率は最上位モード(時短100回)で約77%と最大瞬間風速は強力なものである。

『CRA牙狼金色になれ~ザルバとの契約~』で、五輪シーズンはホールの金メダリストになれ!

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

 

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JRAピースオブエイト「伝説の新馬戦」級デビューでグランディアを返り討ち!? 川田将雅ダノンスコーピオンに強敵登場か、着差以上の強さを裏付けた衝撃の理由とは

 6月から始まった夏の2歳新馬戦も順調に消化。各地で続々と評判馬がデビューをしているが、期待に応えたケースもあれば、拍子抜けに終わったケースもある。

 そんな中、11日の小倉で見事デビュー勝ちを飾ったピースオブエイトのレース内容は、非常に秀逸だったといえるだろう。

 芝1800mの8頭立てで行われた小倉5Rの2歳新馬。1800mという中距離を使われたことからも、来年のクラシックを視野に入れる期待馬が揃った。

 このレースで単勝1.5倍の圧倒的1番人気に支持されたのはグランディア。同馬は川田将雅×中内田充正コンビで、父ハービンジャー、母は重賞3勝のディアデラノビアという良血馬で、追い切りに騎乗した川田騎手が能力の高さを絶賛していた素質馬だけに無理もない。

 続いて4.0倍の2番人気にヴェローナシチー。ピースオブエイトは2頭からやや離された7.0倍の3番人気に甘んじた。

 しかし、いざレースを終えてみると、下馬評は一変。断然人気のグランディアを寄せ付けない走りで衝撃的なデビューを飾ったのである。

 2着に退けたライバルとの差は1馬身1/2と派手なものではないが、評価したいのはレースの上がり3ハロンのラップである。

 開幕して間もない小倉競馬場は芝もダートもレコードが連発するような高速馬場。速い時計での決着はある程度の想定が事前に可能だったが、1000m通過63秒0というスローペースで流れたこともあり、完全な切れ味勝負の展開だった。

 レースの上がり3ハロン34秒7に対し、ピースオブエイト、グランアディア、ヴェローナシチーがマークした上がりは3頭揃って34秒4と0秒3差と一見、目立った数字ではない。

 だが、3ハロンのラップを見てみると11秒9-11秒6-11秒2の加速ラップとなっていることに気付く。要はスピードを上げないと前の馬との差が一向に縮まらないどころか、離されるラップなのだ。

 当然ながら前の馬を捕らえるにはそれ以上のラップを刻む必要があるのだが、これを難なくやってのけたのがピースオブエイトである。最後の直線で川田騎手も前を行くピースオブエイトを目標に追い出しただろうが、一向に差が縮まらない背中に焦りを感じたに違いない。

 これにはレース後に福永騎手が「初戦としては言うことがないですね」と大絶賛するコメントを残したのも当然。来年のクラシックを目指すパートナーとして将来性を感じたのではないか。

「バテた馬を交わすだけならよくあるケースですが、加速ラップでの差し切りは能力が高くなければ、なかなか出来ない芸当です。破ったグランディアも評判馬でしたから、この勝利は価値がありますね。

それだけに3着以内に入った3頭の実力は相当なものでしょう。そんなレースで完勝したピースオブエイトだけに、後に伝説の新馬戦だったなんていわれることもあるかもしれませんよ」(競馬記者)

 敗れたグランディアに騎乗していた川田騎手は、伝説の新馬戦といわれた6月20日の阪神競馬でデビューしたダノンスコーピオンというお手馬がいるが、ピースオブエイトの走りも引けを取らなかっただけに、新たなライバル登場に警戒を強めたはずだ。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

JRA武豊は「13年前」の無念をウェルドーンで晴らせるか!? ジャパンダートダービー(G1)ソダシの叔母ユキチャンを襲った悲劇とは

 14日(水)には大井競馬場で第23回ジャパンダートダービー(G1、以下JDD)が行われる。

 南関東3歳クラシック3冠レースの最終関門で堂々主役を務めるのは、武豊騎手とコンビを組む紅一点のウェルドーン(牝3歳、栗東・角田晃一厩舎)だ。

 前走の関東オークス(G2)では1番人気に支持されたウェルドーン。道中では好位を進むと、最後の直線で南関2冠牝馬のケラススヴィアを捕らえ、2馬身差をつける快勝。3連勝を飾ったウェルドーンは、牝馬として初のJDD制覇を見据える。

 武豊騎手が8戦1勝と伸び悩んでいたウェルドーンと初コンビを組んだのは、3月の3歳1勝クラスの一戦。そこから一気に才能が開花した。武豊騎手としては、2002年ゴールドアリュール、03年ビッグウルフ、05年カネヒキリに次ぐ、16年ぶり4度目のJDD制覇が懸かる。

 また、武豊騎手が牝馬でJDDに挑むのはこれが初めてではない。08年にはソダシの叔母にあたるユキチャンとのコンビで上位人気の一角を担った。いや、担うはずだったと言った方がいいだろう。

 シラユキヒメを母に持つユキチャンは、その年の関東オークスで白毛馬として初めて重賞を制覇。その時、鞍上にいたのがテン乗りの武豊騎手だった。勝ちタイムの2分14秒7は当時のレースレコード。2着馬に8馬身もの差をつけた純白のアイドルホース誕生にファンから熱い視線が注がれた。

 そして、ユキチャン陣営が次走に選んだのがJDDだった。当時ダートで4戦4勝のサクセスブロッケンという絶対的な存在はいたが、ユキチャンも対抗格の1頭として大いに注目されていた。

 ところが、残念なニュースが飛び込んできたのはレース当日のことだ。

「白毛馬のG1初制覇という期待を胸にレース当日、多くのファンが大井競馬場を訪れました。しかし、待ち受けていたのは『ユキチャン出走取消』の一報。レース当日の朝、馬運車に積み込まれる際に厩務員が異変を察知。全身にじんましんを確認したため、陣営は出走断念という決断を下しました」(競馬誌ライター)

 じんましんで出走取消というと、他には94年の有馬記念を取り消したマチカネタンホイザの例がある。その時は、マチカネタンホイザが飼葉に紛れ込んだクモを食べてしまい、じんましんを発症したと言われている。

「ユキチャンのじんましんの原因等の詳細は結局分からずじまいだったと思います。幸い症状は重くなかったため、1か月後にはクイーンS(G3)で復帰。秋には武豊騎手とのコンビで秋華賞(G1)にも挑戦しました。

その後は、ダート中距離路線で南関東を中心に5歳まで活躍。引退後は繁殖牝馬として今も白毛の血をつないでいます」(同)

 サクセスブロッケンという強敵はいたが、ユキチャンが出走していれば好勝負になっていたかもしれない。武豊騎手は13年前の無念を胸に牝馬でのJDD制覇を目指す。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

テスラ、盟友だったパナソニック“切り”…自社でEV向け電池生産開始、パナと競合関係に

 パナソニックは6月24日、大阪市中央区の大阪城ホールで定時株主総会を開き、楠見雄規氏(56)が代表取締役社長最高経営責任者(CEO)に就任した。2022年4月、持ち株会社体制へ移行し、社名をパナソニックホールディングスに変更する。

 総会翌日の25日、パナソニックは保有する電気自動車(EV)大手テスラの全株式を約4000億円で売却したことを明らかにした。同日、有価証券報告書で公表した。それによると、20年3月末時点で808億9700万円だった保有額が21年3月末でゼロとなった。

 パナソニックはテスラ株を10年、1株当たり21.15ドル、約24億円を投じ140万株を取得した。その後、テスラの株価は21年1月に一時900ドルをつけ、足元でも680ドル前後と、高値圏で推移している。株式分割を考慮すると出資時の100倍以上の価値が生じたことになる。

 手元資金わずか24億円が10年あまりで4000億円に大化けしたわけだ。「テスラに株式売却は通知している」とし、「パートナーシップに影響を与えるものではなく、引き続き良好な関係を継続している」としたが、額面通り受け取る向きは皆無だろう。テスラ株の売却は津賀一宏氏から楠見氏へと体制が転換する象徴的な出来事だったと位置付けられている。

テスラに出資して電池工場を共同で立ち上げ

 株主総会で津賀氏(64)は社長を退き、代表権のない取締役会長に就いた。社長交代は9年ぶりのことだ。12年6月、社長に就任した津賀氏の初仕事は14年3月期からの中期経営計画の策定だった。

 津賀構造改革の方向性が、この中計で見えてきた。核となる事業を家電などの消費者向けのBtoCから企業向けのBtoBに大転換をはかるというものだ。個人向けより値崩れしにくい法人向けビジネスに経営の舵を切ったのである。新しい中計は津賀時代の幕開きを意味した。テレビに代わって、今後のパナソニックの柱となる事業として自動車と住宅を挙げた。

 創業100周年の19年3月期に「連結売上高10兆円」を目指す大方針をぶち上げた。自動車と住宅を成長分野の2本柱に据え、車載電池に巨額投資した。パナソニックが米電気自動車(EV)テスラモーターズと提携したのは07年。テスラにEV用電池の供給を09年に始めた。出資した10年時点ではテスラはまだ1000台ほどの販売実績しかないベンチャー企業だった。米ネバタ州で共同で運営する電池工場「ギガファクトリー1」をテスラと共同で建設することで14年に合意。技術者300~400人を現地に派遣した。

 17年からは米国で車載電池を共同で生産し、テスラの量産車向けに供給。工場が完成する20年までの総投資額は6000億円。このうちパナソニックの投資額は1900億円になる。大手自動車メーカーに直接部品を供給する有力企業は世界に10社程度しかない。自動車部品メーカーはトップが独ボッシュで第2位はトヨタ自動車系のデンソー。6位が同じトヨタ系のアイシン精機である。

 津賀社長は「自動車部品で世界トップ10に入る」と言い切った。テスラ向けの車載電池への投資は、その一環である。

 21年3月期連結決算(国際会計基準)は津賀改革の通信簿となった。オートモーティブ(自動車関連)の売上高は前期比9%減の1兆3394億円。営業利益は20年3月期の466億円の赤字から109億円の黒字に転換した。収益の柱としてきた車載電池事業の売上高は4238億円。テスラ向け電池事業は、この期に初めて黒字になった。

テスラは車載電池を自前で生産する

 テスラの急成長とともにテスラとパナソニックの関係も変化した。テスラの中国工場は19年に稼働したが、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)や韓国のLG化学が電池を供給している。パナソニックは参画を見送り、独占供給体制は崩れた。

 テスラは22年にEV140万台分に相当する車載電池を自社生産する計画を示している。これは従来のパナソニックからの購入量の約3倍の規模だ。テスラは電池の内製化を進め、EVの生産コストの約3割を占める電池の大幅なコスト・ダウンを狙っている。

 イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「サプライヤーを引き続き利用する」と強調する。テスラは低コストの新型電池の開発を進めており、パナソニックは21年中にもテスラが目指す新型電池の試作ラインを導入する計画だった。今回、パナソニックは保有するテスラ株全株を売却した。売却で得た資金は米ソフトウエア大手、ブルーヨンダーの買収原資に充てる。4月に7700億円の巨費を投入、ブルーヨンダーを完全子会社とすることを決めた。

 ブルーヨンダーが得意とする製造現場や物流網の効率化は、今後成長が見込める分野だ。だが、買収額が巨額で、財務体質の悪化が懸念されていた。テスラ株の売却で得た資金でブルーヨンダーの買収資金を賄う決断をしたことの意味は大きい。

 パナソニックはテスラへの依存度を下げ、将来に向けた事業投資に踏み切った。次はテスラがパナソニックを切る番だ。テスラは中国のCATL、韓国のLG化学から電池の供給を受けている。パナソニックだけに頼らず、より安いメーカーから買うことになるとみられている。

 パナソニックは、開発中のEV向け新型電池について量産化に成功すればテスラ以外の自動車メーカーにも供給する意向を示している。テスラが独自生産する新型電池とパナソニックの新型電池が、価格面でも性能面でも競合し、ライバル関係になる。

(文=編集部)

顧客起点のマーケティングDXを加速させる、「DX診断 for システム」

企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を効率的に進めるためには、まずフォーカスするポイントを見定めて、自社のDXの現在地を知ることが重要です。

企業やブランドにとって、競争力の源泉となるのは「顧客に提供する、独自の一貫したコト体験」。この顧客体験の提供を可能にするためには、製品やサービスに対する顧客の反応をデータでトラッキングし、施策を実行するためのシステムが必要です。

そこで、電通、電通国際情報サービス(ISID)、電通デジタルの3社は、クライアントのマーケティングシステム変革を支援する「DX診断 for システム」の提供を開始。今回は、本サービスが生まれた背景と内容についてお伝えします。

「DX診断 for システム」
マーケティング戦略とシステムの両側面から企業のDXの課題を明らかにし、理想の顧客体験を実現するためのマーケティングシステムの実装を推進(リリースはこちら)。

<目次>
開発のきっかけはDX診断を通して聞こえてきた顧客の声
マーケティングシステムの課題を可視化し、システム構成の将来像と実現方法を提示

 

開発のきっかけはDX診断を通して聞こえてきた顧客の声

電通は、これまで培ってきた“人”基点のマーケティングの知見を生かし、クライアントの顧客接点に関する領域のDX化を「マーケティングDX」と定義して、集中的に支援しています。

2020年9月には、「Dentsu Digital Transformation診断」(以下、DX診断)をリリース。これは、下記の各領域において企業や事業のDXがどのくらい進んでいるか、その“現在地”を明確にするものです。

DX診断 for システム図表1

これまで20社を超えるさまざまな業種のクライアントにDX診断を提供。その中で、システム変革に関するニーズが急速に高まっていることが分かってきました。

  • 部署やチャネルごとに個別に最適化が進んでいて、システムの全体像が把握できていない……
  • DX専門組織の立ち上げで新しい方針が打ち出された。現在地をあらためて整理したい
  • マーケティング戦略とそれを実現するためのシステムの間にブリッジがかけられていない……

これらは実際にクライアントから頂いた声の一部です。

また同時に、システム変革にあたっては、システムだけに着目するのではなく、顧客体験を起点に変革をリードすることが求められていることも見えてきました。

システム変革に関するさまざまなニーズに応えるために、電通、ISID、電通デジタルの3社が開発したのが「DX診断 for システム」です。これは、上図の「DX診断」の領域の中の、「②システム変革」を深掘りして、課題と変革の方向性を明らかにするものです。

マーケティングシステムの課題を可視化し、システム構成の将来像と実現方法を提示

DX診断 for システム図表2

「DX診断 for システム」の診断対象となるのは、顧客に最適な顧客体験を提供するためのマーケティングシステムです。例えば、マーケティングオートメーションのような各種チャネルの施策実行基盤や、顧客データの収集・管理基盤のようなものが対象となります。

対象となるのは主に下記のような企業です。

  • BtoC型のビジネスモデルで、顧客向けのデジタル施策や顧客データの活用に課題を感じている
  • 顧客接点となるチャネルはECサイト、アプリ、店舗など
  • ある程度のシステム投資をしているが、システムの個別最適化が進んで全体像が不明確になっている

私たちは、このような企業のマーケティング戦略とシステムの両面からシステム変革課題を明らかにし、統合的かつ実効性のあるソリューションを提案。理想の顧客体験実現のためのマーケティングシステムの実装を推進します。

推進にあたっては、電通、電通デジタルのマーケティング支援力と、システムインテグレーション領域で2500社に及ぶクライアントのシステム課題を解決してきたISIDのシステム構築力が下支えとなっています。クライアントによる自社のシステム領域における評価をもとに、電通グループのメンバーが詳しいヒアリングをして、課題を分析。さらに「6種類の診断結果」を提示し、変革の方向性についてクライアントとディスカッションします。

課題分析では、診断シートをベースに、クライアントのマーケティングシステムを、3つの視点でひもといていきます。

DX診断 for システム図表3

診断シートへの記入にあたってはマーケティング視点、システム視点の両方が必要になることから、マーケティング業務や関連するシステムを把握している担当者に記入してもらいます。

セッションの最終回で提示する「6種類の診断結果」は、下記のようになります。

DX診断 for システム図表4

「DX診断 forシステム」の一番の強みは、マーケティング知見とシステム知見のある人材がワンチームでクライアントに伴走しながら、マーケティング戦略とシステム構築の両方の視点で統合的に診断結果を提示できることです。

例えば、他社のDX診断サービスでは、診断結果だけを提示するものも多いですが、システム開発部分を切り離して別のベンダーに任せると、希望したシステムにならない可能性もあります。そうならないよう、電通グループでは必要に応じてシステム開発から実装、運用までワンストップで対応できる体制や人員がそろっています。

理想の顧客体験を提供するためのマーケティング戦略。そのシステム構築の第一歩として、「DX診断 for システム」を役立てていただけると幸いです。

【お問い合わせ先】
DX診断 for システムチーム dx.for.system@dentsu.co.jp

 

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