パチスロ「シリーズ最大の迷機」で奇跡の万枚! ハイエナ稼働から“強烈フラグ”連発で大量上乗せに成功!!

 ご存知の通り、パチスロ5号機はART・AT機の普及によって一気に射幸性が向上。筆者もありとあらゆるマシンに手を出し、何度も“一撃万枚”を経験しているが、その中には珍しい機種も含まれている。

 世の中に「万枚報告件数ランキング」なる統計結果があるとすれば、トップに食い込む機種は間違いなく、稼働率が高いかつ設置台数の多いマシンだろう。なかでも、爆裂機でお馴染みの『ミリオンゴッド』シリーズや幅広い層から支持を得た『北斗の拳 転生の章』などのヒット機種は、ほぼ確実に上位に食い込んでいるはずだ。

 一方、『修羅の刻』『ゴルゴ13‐薔薇十字団の陰謀‐』『吉宗〜極〜』といったマイナーな機種も負けてはいない。

 設置台数は少なかったものの、5号機随一の爆発力で万枚を量産し、特に『修羅の刻』は誤爆率があまりに高いことから、早々に撤去したホールも見られた。ちなみに、当時筆者も上記の機種を頻繫に打っており、5000枚以上の出玉を何度も叩き出した経験がある。

 スロッターなら誰もが憧れる「万枚」。先述の通り、それを叶えるためには、機種自体に“万枚のポテンシャル”があることはもちろん、大量導入されていて設定に期待できるホールの人気機種であることも重要だが……その条件に当てはまらない(?)予想外のマシンで万枚を達成したのだ。

 それが登場したのは、いまから8年前の2013年。AT機が台頭し始めた頃である。そうしたなかで、5号機に一大センセーションを巻き起こした『エヴァンゲリオン』シリーズの第7弾『EVANGELION ART』がデビューした。

 本機はシリーズ初のART機で、3種類のボーナス(覚醒BIG、通常BIG、REG)と純増約1.6枚のART「EVA RUSH」で出玉を増やしていく仕様。また、押し順ベルがすべて林檎(レア役)に変換されるコンバートシステムという一風変わった機能まで搭載されており、この林檎が出玉増加のカギを握る。

 ビッグタイトルということで前評判は非常に高かったものの、時代が追いついてなかったのか、導入後の稼働はイマイチ。先のコンバートシステムや演出面など、全体的な仕上りに対して手厳しいツッコミが入り、大量導入していたホールでは閑古鳥が鳴いていた。

 シリーズ初の失敗作……いや迷機となってしまった『EVANGELION ART』。そんな本機を、筆者はハイエナメインで立ち回っていた。

 詳細は割愛させていただくが、ある条件が揃うと期待値が発生し、なおかつリスクも低い本機でのハイエナ。全盛期は1日に10台前後、多い日で20台以上も触ったことがあるぐらい、頻繫に打っていた記憶がある。

 打つ条件が限られているため、1台あたりの投資額は数千円程度、早々に見切りをつける必要があるのだが、そんな立ち回りを何度も繰り返していると、とんでもない大事故が起こったのだ。


 その日も本機のハイエナで立ち回っていたのだが、数台目で早々にARTをゲット。そのART中にBIGを引くなど、順調に出玉を伸ばしていた。

 その勢いは止まることを知らず、フリーズから上位ARTが確定する覚醒BIGを引き、そこで200G以上の上乗せに成功。さらに、その覚醒中のREGで、ART8セットが確定する殲滅REGへ昇格というラッキーパンチもあり、大台の5000枚まで見え始めた。ちなみに、この殲滅REGは設定1でも2400枚以上の期待値がある強力フラグだ。

「エヴァのハイエナでこの展開……今日はツイてる!!」頭の中はすでにお花畑状態、夕飯は「叙々苑か久兵衛、いや今回はあえてフグ料理にするか」と悩んでいると、なんと2回目のフリーズが降臨! さらに、通常REG中の押し順ベルを全問正解させ、ふたたび上位ARTへ突入するというオマケ付きだ。

 こうなったらもう誰も止められない。大量上乗せこそなかったものの、ボーナスを設定6以上の確率で引き続け、引き戻し込みで最終的には11000枚以上の出玉を獲得したのだった。

 ちなみに、この日の夕飯は結局マック。せっかく大勝ちしたのに、安いメシで済ませるんかい!とツッコミたい気持ちは分かるが、これはスロッターの「定番あるある」なのでご勘弁いただきたい。

(文=華光パチ助)
<著者プロフィール>
「光り」に心を奪われた快楽主義のフリーライター。当初はジャグラー派だったものの、『沖ドキ!』の登場によってハイビスカスにドハマり。今では『ハナハナ』シリーズ含む完全告知台全般を好んでよく打っている。最新パチンコ機種の新台情報、5号機の昔話や実戦記事などをメインに執筆中。

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オンライン賽銭サイト「カミムスビ」は詐欺になる?全国の神社が注意喚起の異常事態

 “神社と人を結ぶ”と標榜する神社データベースサイトの「カミムスビ」が、オンラインで全国の神社にお賽銭を送れるとする機能を実装し、それに対して複数の神社が疑問の声を上げて物議を醸していた件につき、カミムスビが公式サイトで釈明した。

 カミムスビはオンラインで賽銭を投げる機能をサイト上で公開。それに対し、複数の神社が「無許可で神社の名前と写真が使われている」「当神社はオンライン賽銭なんてやりませんし許可した覚えもありません」「当神社はカミムスビとは何も契約をしておらず、一切関わりがありません」など、無関係であるとして、無許可掲載であることを訴えた。

 また、カミムスビから入金されたこともないとして、詐欺の可能性があると注意を呼びかけるツイートも続出した。

 カミムスビは、「神社業界は現在“約7割が経営難”という状況にあり、こうした現状を非営利でサポートするために作られた」とアピールし、オンライン上で集めたお賽銭を全国各地の神社に送金する役割を果たすと謳った。

 ネット上で詐欺ではないかと疑いの声が続出したことを受けてカミムスビは声明を出し、「現在SNSにて話題の賽銭の内容ですが、詐欺行為は断じて一切行っていません」として、悪意がないことを強調。

 そして7月12日、公式サイト上に「各所に対する確認不足や、サイト上での説明不足等により各関係者、神社関係者様、ご心配ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんでした」と謝罪文を掲載。

 さらに、神社本庁と話をして、今回の騒動の経緯と悪意がなかったことを理解してもらったと説明。組織の体制や理念なども説明して、一部共感や応援の言葉ももらったと述べる。

 そのうえで、「金銭の受け渡しなどが絡む機能は実装しない」「掲載許可を得てから神社情報を登録」を約束したという。これまでカミムスビは、国内のほぼすべての神社を網羅し、1年に2日しか公開されない神社へも賽銭を送れるかのようになっていた。

 一方、昨年11月に神社本庁に相談した際、「お賽銭に限らず、クラウドファンディングやオンライン祈祷、授与などの金銭の絡む機能に関しては、事前の周知と理解が必要となるため、控えるように」との指導を受けていながら、各神社に相談することなく「オンライン賽銭機能」を今年5月から実装したと明かしている。

 このように、神社と契約することなく、また神社の了承を得ることもなく、まるでお賽銭を受け取る代理人であるかのようにして、参拝希望者などからお賽銭を集める行為は、詐欺に当たらないのだろうか。山岸純法律事務所代表の山岸純弁護士は、次のように解説する。

「オンライン賽銭自体は、ご利益の価値など、神道の協議如何を除いては、法律上の問題はないでしょう。しかし、『奉納する』つもりもないのに金銭を集めたのであれば、詐欺罪(刑法246条。10年以下の懲役)が科せられます。しかし、『賽銭が1万円を超えたら奉納するつもりだった』とのことであれば、残念ですが詐欺罪は成立しません。要するに、『こうするつもりだった』という“頭の中のこと”は、ほぼ立証不可能なので、警察としても手が出せないということです」

 また、当サイトを運営する法人が、登記上の住所に実体がなく、無関係な人の住所であったことから、疑惑を深めることになった。ちなみに現在は、バーチャルオフィスを法人の住所としている。カミムスビが行っていた“無承諾で賽銭を集める行為”は、詐欺罪の成立が難しいとはいえ、多くの混乱を巻き起こしたことは間違いない。今後の運営がどのように行われていくのか、注視していく必要があるのではないだろうか。

(文=編集部)

山岸純/山岸純法律事務所・弁護士

時事ネタや芸能ニュースを、法律という観点からわかりやすく解説することを目指し、日々研鑽を重ね、各種メディアで活躍している。芸能などのニュースに関して、テレビやラジオなど各種メディアに多数出演。また、企業向け労務問題、民泊ビジネス、PTA関連問題など、注目度の高いセミナーにて講師を務める。労務関連の書籍では、寄せられる質問に対する回答・解説を定期的に行っている。現在、神谷町にオフィスを構え、企業法務、交通事故問題、離婚、相続、刑事弁護など幅広い分野を扱い、特に訴訟等の紛争業務にて培った経験をさまざまな方面で活かしている。

産駒「G1・193勝」最強種牡馬ガリレオの凄さは何だったのか!? 欧州のサンデーサイレンスと言われる所以

 10日、欧州の大種牡馬として知られるガリレオが亡くなった。持病の左前脚の負傷が深刻になったことから、安楽死の措置がとられた。

 突然の大種牡馬の訃報に、世界中のホースマンが嘆き悲しんだ。日本では、「残念ですね。本当に素晴らしい競走馬でした」と武豊騎手が哀悼の意を表した。

 一方で、ガリレオは日本との関係性が薄い。近年は、海外競馬の馬券発売も始まったことで、海外馬の父としてガリレオの名を見る機会こそ増えたものの、JRAに所属した経歴があるガリレオ産駒はこれまで19頭と決して多くない。

 欧州最強種牡馬との呼び声の高いガリレオが、どれほどの実績をあげてきたのか取り上げてみよう。

 ガリレオは1998年にサドラーズウェルズとアーバンシーの間で生まれた。母アーバンシーは、93年の凱旋門賞(G1)優勝馬で同年のジャパンC(G1)に出走したことがある。

 現役時代はエイダン・オブライエン厩舎に預託され、無敗で英ダービーを制覇。続けて、愛ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスCと無敗でG1を3勝する快進撃を見せた。通算8戦6勝の3歳で現役を退き、02年から種牡馬生活をスタートする。

 初年度産駒が続々とデビューし始めた05年、遂に「大種牡馬ガリレオ伝説」が幕を開ける。その中から、06年英セントレジャーS(G1)を制した後、08年のジャパンCに出走したシックスティーズアイコンなどG1馬を4頭輩出した。この数字は、サンデーサイレンスの初年度産駒G1馬5頭の数字に僅かに及ばないが、ディープインパクトとは並んでいる。

 2年目以降から、後継種牡馬として名高い馬を輩出し始めた。この年の代表格であるテオフィロは、種牡馬として18年香港ヴァーズ(G1)でリスグラシューなど日本馬を破ったことで有名なエグザルタントを輩出。また、今年の小倉大賞典(G3)を制したテリトーリアルもテオフィロ産駒だ。

 3年目の代表格は、ニューアプローチが挙げられる。父同様に英ダービーなどG1を3勝し種牡馬入りすると、初年度から欧州最優秀2歳馬に輝くドーンアプローチを輩出した。日本では、20年の共同通信杯(G3)を制したダーリントンホールの父として有名だ。

 5年目は、日本競馬と関わりが深い馬が2頭生まれた世代である。牡馬の代表格で、G1競走6勝を誇るケープブランコは、現在日本で種牡馬繋養されている。牝馬の代表格のリリーオブザヴァレーは、引退後社台ファームで繋養され、16年に青葉賞(G2)を勝ったヴァンキッシュランを産んだ。

 そして、6世代目には最高傑作フランケルを輩出する。日本では、モズアスコットやソウルスターリングの父として知られているが、現地では欧州競馬史上最強馬として有名だ。現役時代は、14戦14勝うちG1は10勝し9連勝と圧巻の成績をおさめた。現在は、ガリレオの後継種牡馬として英国郊外で繋養されている。

 その後も、マカヒキが出走した16年の凱旋門賞(G1)を優勝したファウンドやそのレースの2着馬ハイランドリール、昨年の凱旋門賞で武豊騎手騎乗予定だったジャパンなど数多の活躍馬を種牡馬として輩出してきた。

 現在まで、英愛リーディングに輝くこと12回。産駒のG1馬は92頭、産駒G1勝利数は193勝だ。また、92頭の中にクラシック制覇を達成した馬は41頭おり、その1/4にあたる11頭がクラシックを複数勝利している。

 これほどの産駒成績をおさめた種牡馬は、日本の種牡馬で例えるならサンデーサイレンス以外当てはまらないだろう。サンデーサイレンスは、ガリレオが生んだフランケル同様にディープインパクトという日本最強馬を世に送り出した。そして、ディープインパクトはフランケル同様、偉大な父に劣らない種牡馬成績をおさめている。

 11日函館3Rで、ガリレオの孫にあたるピエドラアギーラが勝利しているように、ガリレオ亡き今も、その血を継ぐ馬は生きており、今日も世界のどこかで走っている。大種牡馬ガリレオの伝説は、まだ終わらない。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

JRA夏の新馬戦は「小学校の運動会」⁉ トラウマ残る「ムチ連打」はご法度、“メイクデビュー”の知られざる騎乗ぶりを徹底解説!!

 早いもので7月も半ばに差し掛かり、2歳新馬がデビューした6月から、1ヶ月半が経とうとしている。

 6月5日に幕を明けた今年の新馬戦は、7月11日までに44戦を消化。その成績を調べると、やはり気になるのが、評判馬が集まったジョッキーたちの戦績だ。

 先に結果を記せば、さすが全国リーディング上位を争うトップジョッキーたち。すでにクラシックロードを見据え、将来性豊かな新馬たちを自らの“お手馬”にすべく、夏場の新馬戦でも好結果を残している。

 先週の話題をさらったのが福永祐一騎手だ。

 10日の小倉5Rをサイードで勝利してから、11日に行われた2鞍の新馬戦も勝利。2日に渡るメイクデビュー3連勝の離れ業を演じた。

 ここまでメイクデビューで大活躍している福永騎手。新馬戦13鞍に騎乗して6勝、2着2回、3着3回と他の騎手を圧倒。勝率46.2%、連対率61.5%、複勝率84.6%は驚異的な成績だ。

 これに続くのが川田将雅騎手。

 こちらは新馬戦10鞍に騎乗して5勝、2着1回、3着2回と素晴らしい成績。勝率は福永騎手を超える50.0%を記録している。

 競馬場のスタンドや、大音量の場内放送、そしてファンファーレなど、見るモノ聞くモノ全てが珍しく、キョロキョロと物見ばかりする新馬たち。

 無事にゴールまで走ってくれれば“御の字”といえる、不安だらけの新馬戦で記録した川田騎手の勝率50.0%は、2回に1回は新馬を勝利に導くという特別な数字でもある。

 特に一戦必勝を狙い、今後の出走ローテを優位に進めたい陣営にとっては、まさに“心強い”ジョッキーといえるだろう。

 ちなみにここまで44頭の新馬が勝ち上がった計算になるが、そのうちの4分の1にあたる11頭を、福永、川田の両騎手が“抱えている”点は覚えておきたい。

 一方で新馬戦に騎乗する騎手について、勝利数だけで判断するのは早計かもしれない。

 かつて「新馬戦では、なるべくムチを使わないようにしている」とコメントしたのは、歴代2位の2943勝をあげた現役時代の岡部幸雄騎手。

 レースについてなにも知らない新馬たちは、あまりにも沢山のムチを叩かれることで、レースが嫌いになり、次走に影響が出るケースがあるという。

「初体験」で痛い思いをしたら、後々まで影響が出るのは当然のこと。常々「馬優先主義」を貫いていた岡部元騎手の発言は説得力があり、これは名手・武豊騎手も同主旨のコメントを残している。

 実際に横山典弘騎手などはレース中、新馬に対して少しでも不利があった場合は、そこから無理せず、馬を追わない騎乗が目立つ。これは決して「真剣に追わない」といったわけではない。新馬にレースに対して嫌な思いをさせたくない、レースを嫌いにならないようにという配慮にほかならない。

 サラブレッドが生まれるのは、だいたい2月から6月にかけて。つまり夏場の2歳新馬は、生まれてから2年ほどしか経っていないことになる。一般的に、馬の年齢×4〜5が人間の年齢といわれていることから、この時期に登場する新馬たちは、人間でいうところの8歳〜10歳。そんな「小学校の運動会」でもある新馬戦でビシビシとムチを叩かれたら、トラウマになることは必至だろう。

 さらに体力的にも「未完成」な新馬たち。初めてのレースではゴール前で力尽き、真っ直ぐ走らないこともしばしば。一流ジョッキーたちは、こうした背景をふまえてメイクデビューに挑んでいるのだ。

 果たして、前述した福永騎手や川田騎手が新馬戦でムチを連打しているだろうか。またメンタル面でもフィジカル面でも「未完成」な新馬たちの背に跨り、どんな騎乗方法で新馬を御しているのか。

 もちろん、馬券的中への飽くなき探究も興味深いが、新馬戦にはこうしたレースの見方があることも、新馬戦の楽しみ方の一つといえそうだ。

(文=鈴木TKO)

<著者プロフィール> 野球と競馬を主戦場とする“二刀流”ライター。野球選手は言葉を話すが、馬は話せない点に興味を持ち、競馬界に殴り込み。野球にも競馬にも当てはまる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を座右の銘に、人間は「競馬」で何をどこまで表現できるか追求する。

「政府債務=将来世代の負担」は誤り?政府債務の予算制約はインフレ率、賢い財政支出の姿

はじめに

 経産省が6月に公表した「経済産業政策の新機軸~新たな産業政策への挑戦~」が話題になっている。その趣旨はこうである。

「単なる量的な景気刺激策でなく、成長を促す分野や気候変動対策などへの効果的な財政支出による成長戦略が、新たな経済・財政運営のルール」

 実際、中国のみならず、欧米においても、国民の生活と安全を確保すべく、大規模な財政支出を伴う強力な産業政策を展開している。

背景にある世界の変化

 こうした背景には、まず英国のEU離脱や米中貿易摩擦、各国の保護主義的な動き等に加え、新型コロナウィルスの影響により、世界経済の不確実性がかつてないほど高まっていることがある。一方、中国が急速な経済成長を遂げる中でも、先進国は長期にわたって低金利、低成長、低インフレにとどまっている。そして、賃金低迷と格差拡大に加えて、新型コロナウイルスの影響により、産業間や国間で成長が二極化する「K字型」回復も懸念されていることがある。

 こうしたなか、世界規模でデジタル化が急速に進展し、経済・社会システムの再設計と企業経営のDX化が加速している。一方、AIやIoT、ロボット、バイオ、量子コンピューターなどの技術が飛躍的に進捗することで、これらの分野への研究開発投資が世界的に増加している。実際、中国は2015年5月に産業戦略となる「中国製造2025」を公表し、次世代IT・ロボット産業や新エネ自動車等の重点強化産業を育成し、科学技術力・サプライチェーン強化やコア技術国産化を表明している。

 かつては「産業政策」を強く批判していた欧米でも、「サプライチェーン強靭化」や「戦略的自律」を標榜して、産業政策を展開している。背景には、中国のハイテク分野で技術力向上が顕著となり、米中の技術覇権をめぐる争い等がある。そして、戦略産業の育成やグローバル・サプライチェーンの見直し等、各国で経済安全保障に関する取り組みが強化されており、欧米でも競争力のある新産業育成と技術イノベーション政策を重視している。

 特に、半導体の要となる技術において、国際的な機微技術の管理強化の動きが活発化しており、世界経済の減速や生産拠点の多元化の要請から、グローバル・サプライチェーンの一部に国内回帰の動きも出ている。また、世界的なカーボンニュートラルの加速により、再・新エネ、スマートシティ、革新的エネ・環境技術開発が進展しており、廃プラスチック等に関する循環経済への関心の高まりなどもあり、結果として新たな産業政策が台頭するのは当然の帰結といえよう。

成長戦略としての財政政策

 これまで、我が国の産業政策は、時代の変化に応じて変遷してきた。すなわち、伝統的な産業振興・保護から、相対的に政府の関与を狭める構造改革アプローチである。しかし、この政策では十分な景気浮揚はなっておらず、デフレリスクが依然として解消されていない。

 そこで今回、経産省から打ち出されたのが、国民の生活と安全を確保すべく、大規模な財政支出を伴う強力な経済産業政策の新機軸だ。すなわち、気候変動対策や経済安保、格差是正等の将来の社会・経済課題解決に向けてカギとなる技術分野や戦略的な重要物資、規制・制度等に着目し、政府の関与を拡張するというものである。このため、経済産業政策の新機軸では、マクロ経済政策の新たな見方として、単なる量的な景気刺激策ではなく、成長を促す分野や気候変動対策などへの効果的な財政支出による成長戦略が、新たな経済・財政運営のルールとなることが示されている。

 実際に2013年以降、米ハーバード大学のサマーズ教授は、先進国経済が「長期停滞」にあると診断し、積極財政が最も有効と主張している。そして、ファーマン元CEA委員長と共著の「低金利時代の財政政策の再考」(2020年11月)でも、低金利で国債償還費は低下することからすれば、それを考慮しない「政府債務/GDP」はミスリードとしている。また、政府は予算均衡よりも利払いをGDP比で抑える運営が望ましく、今後10年間は償還費の急騰やGDP比2%以上になるのを避けつつ、成長を促進する分野に焦点を当てた財政政策を行うべきであり、ゼロ金利で不況下における財政拡張は財政の維持可能性をむしろ改善・安定させるとしている。

 ブランシャールMIT名誉教授も、2019年1月に公表した「公的債務と低金利」で、経済成長が金利を上回るような低金利の米国では、公的債務は財政コストにはならず、厚生面でのコストも小さいと主張している。同年5月に公表した「日本の財政政策の選択肢」でも、日本は悪性の「長期停滞」にあると診断しており、需要不足で金融政策の限界にある日本では、プライマリーバランス赤字が長期にわたって必要になると主張している。

 さらにイエレン財務長官も、FRB議長だった2016年当時の講演「危機後のマクロ経済研究」で従来の供給側中心の成長理論を批判し、需要不足が低成長を恒久化させる恐れを指摘しており、長期の成長のためにはマクロ経済政策により総需要を拡大し、高圧経済にする必要があると主張している。そして財務長官になって以降も、今年1月の上院財政委員会指名承認公聴会にて、低金利下における大規模な財政出動による成長戦略は、財政の持続可能性を改善すると主張している。

 我が国においても、西村清彦・土居丈朗両氏が日本経済新聞に寄稿した「コロナ後の財政金融運営~マイルドなインフレ視野に~」(2021年3月)の中で同様の提言をしている。具体的には、日本経済はかねてから総需要の傾向的低迷から生じる低インフレ・低成長の問題を抱えており、コロナ禍はそれをさらに悪化させ、回復には他国よりも時間がかかる可能性を指摘している。そして、政府は真に効果的な需要喚起策で成長戦略を実現して、マイルドなインフレを目指すことを明確にする必要があり、そのために財政収支改善のペースを落としたほうが良い情勢なら、厳選して真に効果的な財政政策で総需要とインフレを後押しするものにすべきとしている。

必要な政府債務評価の転換

 しかし、日本の政府・国会や学会において今のところこの考えが主流にはなっていない。この理由として、政府債務が将来世代の負担という誤った認識が国民の間に蔓延ってしまっていることがある。

 事実、政府債務が過大になれば、景気の過熱により金利が上昇して民間部門の資金調達がひっ迫するという現象が起きる。しかし、少なくとも現状でそうした現象は起きていない。背景には、民間の資金需要が異様に弱く、政府債務残高を大きく上回る民間の金融資産残高がある。そして、将来世代に巨額な政府債務が引き継がれても、同時にそれ以上の民間部門における金融資産も引き継がれるという状況の下で、どう政府債務を評価すればよいか。

 頼るべきはインフレ率であろう。特に日本のマクロ安定化政策面では、90年代後半以降、中央銀行の独立性が重視されるという特徴があった。しかし、アベノミクスをきっかけにインフレ目標2%達成に向け、政府と日銀の政策連携が強まって以降は、アベノミクス以前のマクロ安定化政策とは状況が異なることも事実である。

 こうしたなかで、最もアベノミクス以前のマクロ安定化政策と異なるのは、政府と日銀の政策連携である。中立金利が大幅マイナスに陥り、金融政策のみでは緩和的な金融環境をつくることができない日本においては、政府債務の予算制約はインフレ率であり、その範囲内でいかにデフレ傾向が次世代に引き継がれることを是正することこそ、賢い財政支出に課された重要な使命の一つと言える。

 諸外国を見ても、中国は「中国製造2025」のなかで、R&D(研究開発)投資の伸び率年平均7%以上を目標としている。また、「国家周生期回路産業投資基金」を設置し、半導体関連技術に計5兆円を超える大規模投資を実施している。これに対して、米国バイデン政権の成長戦略でも、コロナ対策としての「米国救済計画」で約1.9兆ドルの支出に加え、産業政策を含む成長戦略案として、物理的なインフラ・研究開発等への投資を含む「米国雇用計画」、人的インフラへの投資を含む「米国家族計画」の3段階に分けて打ち出している。

 EUでも、今年5月に電池や半導体といった戦略的な重要物資のチョークポイントを分析し、特定国への依存を低減させ自立化を図っていく新たな産業政策を公表する一方で、昨年7月に打ち出された「EU復興パッケージ」では、イノベーション支援やグリーン・デジタルへの移行などのために、合計で約1.8兆ユーロの予算を計上している。

 このため、この機会に海外の産業政策の検証を行いつつ、時代の大きな変化に合わせて「産業政策の新機軸」を確立し、実行していくことが、今回経産省が打ち出したメッセージである。しかし、この取り組みがうまくいくには、経産省にとどまらず、政府全体としての対応が必要であることの認識が必要であろう。菅政権には、グローバルスタンダードとなった新たな産業政策を速やかに決断・実行に移していくことが求められる。

(文=永濱利廣/第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト)

<参考文献>

経済産業省「経済産業政策の新機軸~新たな産業政策への挑戦~」(2021年6月)

経済産業省「経済産業政策の重点について」(2021年4月)

Summers, Lawrence H. 2015. Have We Entered an Age of Secular Stagnation? IMF Economic Review 63: 277–328.

Blanchard, Olivier. 2019. Public Debt and Low Interest Rates.American Economic Review 109, no. 4: 1197–1229.

オリヴィエ・ブランシャール 田代毅「日本の財政政策の選択肢」PIIE(2019年5月)

西村清彦・土居丈朗「コロナ後の財政金融運営 マイルドなインフレ 視野に」経済教室(2021年3月12日)

●永濱利廣/第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト

1995年早稲田大学理工学部工業経営学科卒。2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年第一生命保険入社。98年日本経済研究センター出向。2000年4月第一生命経済研究所経済調査部。16年4月より現職。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会理事、跡見学園女子大学非常勤講師、国際公認投資アナリスト(CIIA)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、あしぎん総合研究所客員研究員、あしかが輝き大使、佐野ふるさと特使、NPO法人ふるさとテレビ顧問。

住吉会と稲川会の和睦が深まる一方で、先が見えぬ山口組分裂問題は6年目へ

使用禁止措置が続ている山口組総本部

 今年3月に群馬県内で起こった衝突をきっかけに緊迫状態が続き、すわ全面抗争に突入か!? と思われた関東の巨大組織、住吉会稲川会が和睦したのは記憶に新しい。その後、小川修司・共和一家七代目総長を会長とした新体制を発足させた住吉会であったが【参考記事「住吉会が新体制を発足」】、新人事をすべて発表することは見合わせる事態となっていた。その理由とは、住吉会十三代目幸平一家の加藤連合会・小坂聡会長が、稲川会系組織との衝突の責を負う形で謹慎となっていたからだった。

 「加藤連合会といえば、住吉会でも別格といわれる加藤英幸総長(住吉会代表代理で、十三代目幸平一家総長)が興した組織で、住吉会きっての武闘派として知られる組織です。加藤総長の跡目を継承したのが小坂会長で、新体制では会長代行の重責に就任しています。しかし稲川会との抗争で謹慎に入っていたことから、その発表を見合わせていたようです」

 その謹慎処分も解除され、6月28日から始まった住吉会の業界関係組織への書状披露の全国行脚では、小坂会長も姿を見せている。そして住吉会の最高幹部らは稲川会を訪問し、晴れて良好な関係であることを業界内外に知らしめたのである。

 「住吉会と稲川会の仲裁には、住吉会と親睦の深い親分が尽力をされた。あまり知られていない話だが、小坂会長の謹慎を解除するにあたっても、そうした第三者的な、ある大きな力も働いたともいわれている」

 この訪問により、関東の巨大組織の全面抗争が回避され、再び和睦が深められたということのようだ。

 一方で現在も続くのが、日本最大組織、山口組の分裂問題である。オリンピックが目前に迫り、かつコロナ禍の影響からなのか激しい動きは起きていない。一時は複数の独立組織の団体が分裂問題を解消させるため、何らかの動きを見せるのではないかと業界関係者の間で囁かれていたのだが、その後、大きな進展を迎えていない。

 「分裂問題の解消とは、必然的に神戸山口組の解散ということに直結する。神戸山口組が存続する限り、六代目山口組サイドは、手を緩めることはないだろう。一時は10団体近くの独立組織が和解へと乗り出すのではないかとも見られていたが、その後、何らかの動きは起きていない。まだ時間が必要となるのではないか」(業界関係者)

 六代目山口組と神戸山口組は、現在も特定抗争指定暴力団に指定されている。特定抗争指定暴力団とは、対立抗争状態にあり、市民の生命・身体に重大な危害を加えるおそれがある組織が指定されるものだ。これにより、公安委員会が定めた警戒区域内における事務所の使用禁止や組員の活動が制限されている状態が続いている。“山口組の聖地”ともいえる神戸市灘区にある山口組総本部も現在は使用することができない状態だ。

 この使用禁止制限を解除させるには、当局の特定抗争指定暴力団の指定から外されなければならないのだが、では、解除される条件とは一体、どういったものなのか。

「それは目に見えた分裂問題の終結です。分裂問題の原因となった神戸山口組がなくならない限り、いくら六代目山口組が勢力で圧倒し、一時のような危険な抗争状態でなくなっていたとしても、当局が特定抗争指定暴力団から外すことはないでしょう。すなわち当局サイドとしても分裂問題の終着点は、神戸山口組の解散を意味することになります。現状、神戸山口組は劣勢といわれながら、山口組と対峙する形で存続しています。分裂問題もまる6年を迎えますが、分裂前の状態に戻るまでにはまだ時間がかかるのではないでしょうか」(ヤクザ事情に詳しいジャーナリスト)

 確かに事件はいつも突如として起きるものだ。逆説的にいえば、分裂状態が続いている以上、何が起きてもおかしくはない状態が続いているということでもある。特定抗争指定暴力団を解除しないという当局の姿勢からも、その可能性は否定できないのだ。

(文=山口問題特別取材班)

パチスロ新台「人気シリーズ最新作」が“ゲーム数上乗せ特化型”へ進化! 育成パチスロは「ワールドロード」昇格でAT完走が濃厚!!

 競走馬を育成することで大当りへと近付くシステムと、破壊力ある出玉性能。コナミアミューズメントのパチスロ『GI優駿倶楽部』シリーズは初代5.5号機の登場以降、その秀逸なゲーム性で多くの熱狂ファンを生み出している。

 8月出走予定、シリーズ第3弾となる『GI優駿倶楽部3』は上乗せ特化型AT機能「GIロード」が出玉増加の主軸。前作までと同じく通常時は週単位(8G×平均8週)で競走馬の育成を進める周期抽選で、今作は競走馬の育成に加えて新人調教師「まい」の育成レベルによってもさまざまな恩恵を得られることとなる。

 大まかな流れを説明すると、まず周期開始時は「ブリードゾーン」で育成馬を決定。今作は種牡馬と繁殖牝馬の組み合わせで育成馬が変化し、ここでのチャンス役成立時は文字通りチャンスを迎える。

 1ヵ月(4週目・8週目)が経過すると「マンスリーチャンス」突入の可能性があり、まいの育成レベルに応じて「調教タイム」や「まい☆チャレンジ」などが発動。後者はAT期待度60%の「まいまい☆ボーナス」当選に期待できるCZで、消化中のBAR揃いでまいまい☆ボーナスへと結び付く。

 周期終了後は「新馬戦」へと発展し、「まこまこリベンジカップ」で大チャンス。レース中はチャンス役で勝利書き換え抽選が行われ、勝利で「クラシックボーナス」がスタートする。

 クラシックボーナスは「ムービーパート」と「クラシックチャレンジ」の2部構成で、前者消化中は成立役に応じて勝利ストック抽選が行われる模様。後者ではクラシック3連戦が展開され、1勝でもできればAT確定、2勝以上でAT開始時に突入する特化ゾーン「MMらっしゅ」の性能がアップする。

 ATは1G純増約3.0枚で、前作までのシナリオによるセット管理型からゲーム数上乗せタイプにシフトチェンジ。消化中は直乗せや特化ゾーン「UST」などの上乗せ系イベントが約40分の1で発生し、1セット10G、継続率50%の特化ゾーン「ワールドチャレンジ」で4戦目の海外レースに勝利できれば完走濃厚のAT「ワールドロード」へ昇格する。

 また、AT中の約8192分の1で発生する「UMA揃い」はいきなり海外レース「ドバイワールドカップ」へ移行。AT完走へと大きく前進する、激アツの瞬間といえるだろう。

 AT終了時は「カンパイチャンス」の発生で30G以上の上乗せ。非発生時は通常時へ戻ることとなるが、ボーナス後を含めて「ブリードゾーン」から「南国ゾーン」へ突入した場合は高確率で競走馬&まいの育成レベルがアップするほか、約33%でのボーナス当選もある。前作までの「温泉ステージ」的な位置付けと捉えてよさそうだ。

 なお、天井は666G消化or後輩レベルMAXの2種類で、前者は新馬戦勝利が濃厚。後者はまい☆チャレンジ成功に期待でき、フリーズへと繋がるレアパターンもあるようだ。

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麻薬で逮捕の五輪スタッフはアグレコ社員…五輪やサッカーW杯に不可欠な“物凄い企業”だった

 コカインを使用したとして、警視庁麻布署は麻薬取締法違反容疑で東京オリンピック(五輪)スタッフとして来日していた英国籍の男4人を逮捕した。逮捕された4人が所属していた仮設電源設備・冷暖房施設レンタルの世界的大手Aggreko(アグレコ、本社・英グラスゴー)の日本法人Aggreko Events Services Japanは13日、ロバート ウェルズ代表取締役名で以下のようなプレスリリースを発表した。

「アグレコは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に携わる弊社人員4名が麻薬に関わる事案で警察に留置されていることを承知しております。

 当社は、警察の捜査に全面的に協力しております。また、警察の捜査を受けている4名は現在職務から解かれており、今後弊社では徹底的な調査を行う予定です。

 当社は今回の事案が、日本の皆様、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、選手の皆様、東京オリンピックが安全に実施されるために尽力されている多くの皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。本件に関する会社としての責任を深く認識し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のプレイブックを遵守するため全力を尽くします。

 アグレコの業務を実施する全ての日本のチームメンバーには、常に最高水準のプロフェッショナリズムを維持し、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会のプレイブックを遵守しなければならないことを徹底しております。

 また東京大会の業務に携わる全ての職員は、業務開始前に弊社の行動規範と麻薬・酒類に関する規定に遵守するという文書に署名しております。

 当社は、これら規範と規定の違反に対しては一切の許容を許さない厳しい対応方針を取っております。違反行為があった場合は、内部懲罰規定に基づき厳罰を科しています。

Aggreko Events Services Japan 株式会社 代表取締役 ロバート ウェルズ」(原文ママ)

 逮捕された4人は容疑を全否認しているという状況のようだが、会社として「厳罰を科す」などと強いメッセージを打ち出した形だ。同社は東京2020オリンピックオフィシャルサポーターでもある。

東京電力福島第1原発事故時に仮設電源設備を提供

 アグレコは大規模音楽イベントやスポーツイベントの照明やカメラ、スコアボードなどへの電源供給を事業の柱としている。これまで大規模音楽フェスティバル「英グラストンベリー・フェスティバル」や、日韓サッカーワールドカップ、米NFLスーパーボウル、2019年に日本で開催されたラグビーワールドカップでの電源設備提供活動に従事。五輪には1988年ソウル大会から参入した。

 東京五輪では発電・配電用途の仮設電源システムを提供し、全43 会場と選手村、メインプレスセンター・国際放送センターにおける放送、テクノロジー機器、競技用照明などの重要電源を供給する予定だ。アグレコは2018年12月14日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と電力供給契約を締結する際、「競技・式典の大会運営と世界への映像発信が着実に行えるようにサポートする」とのコメントを発表している。

 一連の報道や同社の発表によれば、今回逮捕された同社社員4人はこの仮設電源システムのメンテナンス要員だったようだ。東京電力幹部は話す。

「オリンピックやサッカーワールドカップなどの大規模イベントは、既存の配電・電源設備だけでは到底賄えません。世界中からプレスが押し寄せるので、彼らの放送業務に必要な電力を供給する必要も出てきます。アグレコさんは、2011年3月11日、東日本大震災時に発生した弊社の福島第1原発事故へも重要なご支援をいただきました。全電源を喪失した発電所に同年6月までに200メガワットの仮設発電設備を提供していただき、原子炉冷却や事故の被害拡大防止に貢献していただきました。

 コロナ禍で忘れられがちですが“復興五輪”という大会テーマを踏まえると、アグレコさんがオフィシャルサポーターというのは、福島の現場に関わった人間からすればうなずけるところもあります」

アグレコの即時謝罪、国内の“反五輪感情”への配慮か

 一方、今回のように広い意味での“五輪関係者”として訪日するメンテナンス要員の行動管理に関し、別の東京電力社員は語る。

「アグレコさんほどの巨大企業だとスタッフの数も膨大です。いくら行動規範と薬物・酒類に関する規定に署名させても、いい大人のスタッフの一挙手一投足を完全に管理するのは無理でしょう。

 今回の件に限って言えば、日本に来ていきなり薬物に手を染めたというのは考えられないので、常習者ではないでしょうか。会社はそれすらわからなかったということです。五輪関係者というと、アスリート本人やその周辺、国際オリンピック委員会や各スポーツ団体の構成員だと思われがちですが、今回逮捕された社員のように、電力や輸送など大会インフラに従事する要員も多く含まれています。そして、インフラ関連の技術者は職人気質の人が多いものです。

 アグレコさんの即時謝罪と当該社員の即時厳罰処分には“五輪関係者への注意喚起”と、くすぶり続けている日本国民の五輪へ反感への配慮の意味合いもあったのではないでしょうか。大会組織委の事件公表もこれまでになく早かったですしね。

 来日した多くの五輪スタッフは宿舎と会場の往復だけで頑張っています。が、日本のように『他人が我慢しているから自分も我慢する』という風潮を“良し”としない国も多いです。また、どれほどルールを厳格化しても、それを破ろうとする人間は必ずいるでしょう。とにかく五輪をきっかけにしたクラスターが発生しないと良いのですが」

(文=編集部)

 

パチンコ新台「伝説のゲーム」4タイトルが遂に製品化! ゲーム感覚で楽しめる「小当りRUSH」が魅力!!

 7月11日、任天堂が1996年に発売した北米版「スーパーマリオ64」が、オークションにて156万ドル(約1億7,000万円)で落札された。これは、2日前に記録した「ゼルダの伝説」の87万ドル(約9,600万円)を大幅に上回る、ビデオゲーム史上最高の価格。今回出品されたのは、未開封の初期ロット品だという。

 昨年7月には「スーパーマリオブラザーズ」が11万4,000ドル(約1,260万円)で落札されるなど、レトロゲームのコレクターは全世界に存在する。パチンコ・パチスロファンにもゲーム好きは多いことであろうが、そんなゲーム好き、とりわけ1980年代のゲームに熱中した者たちにとっては、これから紹介するマシンはまさしく垂涎ものといえるのではなかろうか。

 業界をけん引し続けるユニバーサルエンターテインメントはこのほど、『Pナムココレクション』の発売を発表。製品サイトのオープンと共にプロモーションムービーを公開した。

 ナムコとはもちろん、現在はバンダイナムコアミューズメントに社名変更したアミューズメントブランドのことで、本機では「パックマン」「ゼビウス」「ディグダグ」「ドルアーガの塔」と伝説の4タイトルをゲーム性の核として採用。大当り確率176.5分の1(765=ナムコ)のライトミドルタイプ、89.2分の1(89=パック)の甘タイプ、計2種類のバージョンを9月に同時リリースするそうだ。

 出玉トリガーは小当りRUSH「ナムコラッシュEX」で、残機3つがなくなるまで継続。ラスト1機時は敵の攻撃を回避できればRUSHが続くなど、ゲーム感覚で小当りRUSHを楽しむことができる。

 また、RUSH中に一定のスコアをクリアできれば「マッピー」や「スカイキッド」などといった懐かしのゲームサウンドのほか、『クランキーコンドル』や『ゲッターマウス』をはじめとする同社が誇る名機たちのBGMも開放。ハイスコアを達成すればするだけ、ノスタルジーに浸れるといったメリットもある。

 演出については8bitサウンドとドット演出で当時の雰囲気を完全再現しており、SPリーチにはディグダグ「プーカァをやっつけろ!!」、ゼビウス「アンドアジェネシスをやっつけろ!!」、ドルアーガの塔「クオックスをやっつけろ!!」などを用意。

 パックマン「フルーツをとりかえせ!!」は激アツのようで、プロモーションムービーではボタンPUSH指示からの役物作動→7図柄での大当り…といった流れを確認できる。

 令和の時代に昭和の名作をパチンコで体感できるとは、なかなか乙なもの。詳しい情報が入り次第、当サイトでもお届けするので、まずはプロモーションムービーをチェックして気持ちを高めておこう。

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知らない間に不調になっているかも? 目と体のセルフ・チェック法

 パソコン仕事をしていると蓄積するのが目の疲れ。最近目がつらくて……と悩んでいる人は少なくないでしょう。


 もちろん他にも目の疲れを増長させるものはあります。例えばスマートフォン。今となっては私たちの生活に欠かせないツールですが、近距離で画面をじっと見るわけですから、目に大きな負担をかけていることになります。


 でも、自分の目の疲れ度を客観的に知ることができれば、何らかの対策は打てるはず。そこで『不調が消えて目がよくなる! 1分「視力」リセット』(今野清志著、宝島社刊)から、「自分でできる目のセルフ・チェック法」をご紹介します。もし疲れていることが分かったら、ぜひ目を労わりましょう。

 

■毎朝の視力チェックで視力の低下に気づく


 目の不調は少しずつ進んでいきます。特に視力の低下はいかに早く気づけるかが大事。小さなサインを逃さないようにするために、著者の今野さんは毎朝の視力チェックをすすめています。


 食卓の側や洗面所の壁に視力検査表を貼り、片方の目をつぶってどこまで見えるかチェックをします。検査表は3メートル用が一般的で、自分の食卓の席から3メートル離れたところに貼り、座ったらチェックするように習慣付けをしましょう。また、検査表が手に入らない場合は、カレンダーなど身近なものでもOKです。

 

■目の疲れ度をチェックする方法


 目の疲れ具合をチェックするには、目を閉じて、まぶたの上から中指でやさしく眼球全体を押してみます。決して強く押さないようにしましょう。このとき、眼球がぷよぷよして押し返す感覚があったでしょうか? 柔らかさや弾力を感じない場合は、目が疲れている状態だと今野さんは言います。

 

■疲労の原因となる体の酸素不足をチェックするには


 目と体の疲労の原因である体の酸素不足のチェックは「中府」というツボで行います。これは、鎖骨の指1本分下を肩に向かってたどり、腕の骨のつけ根との境目のくぼみにあり、肺の気が集まるとされるツボ。左右に2カ所あります。


 ここを押してみて、もし痛みを感じるようであれば、目も体も酸素不足のサイン。疲れが取りにくい状態といえます。今野さんによれば、普段の生活でなんともないと思っていても、この中府を押すと痛みを感じる人は多いそう。注意が必要です。

 

■酸素不足の原因、呼吸の深さは大丈夫?


 内臓が硬くなっていると、横隔膜が下がりにくくなり、呼吸が浅くなりやすくなります。そういう状態になっていないかチェックする方法を紹介しましょう。


 まず、仰向けに寝て、おへそを中心に半径10センチほどを両手の中指で時計回りに押していきます。このとき3秒かけて息を吐きながら1センチくらいの深さでへこむように押し込みます。押したときに痛みなどがなく、ゴムまりのような弾力を感じるならOK。つっぱり感や痛みを感じる場合は、内臓が硬くなっているサインです。


 ◇


 不調のサインを早めに察することができれば、深刻化する前に目や体を労わることができるようになるはずです。


 特に目は毎日酷使しがちですから、気を配りたい場所。本書にはこうしたチェックポイントのほかにも、目の疲れや不調に対するトレーニングなどが紹介されていますので、参考にしてみるといいでしょう。(新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。