カローラクロス、発売日は9月14日?ヤリスクロスとRAV4の中間サイズで“鬼に金棒”のトヨタ

 いつも話を聞いている新車販売事情通によると、トヨタ自動車カローラクロス」の発売は、半導体供給不足などの問題もあるので、あくまで予定となるが、9月14日とのこと。ちなみに、生産開始は8月30日が予定されているそうだ。

 昨年7月にタイでワールドデビューして以来、メディアではたびたび国内導入を期待するニュースが飛び交っていたが、ついに日本国内でも正式発売となるようだ。

 筆者が調べた限りでは、カローラクロスはタイのほか、インドネシアや台湾、ベトナム、マレーシア、フィリピンなどのASEAN諸国のほか、南米のブラジルなど新興国でのラインナップだけでなく、北米市場でもすでにデビューしている。日本市場でのデビューは、だいぶ後発になったといっていいだろう。

 販売現場でも、カローラクロスの国内導入を歓迎する声が大半となっている。カローラクロスが国内デビューを果たせば、「ライズ」「ヤリスクロス」「C-HR」、カローラクロス、「RAV4」「ハリアー」のほか、「ランドクルーザープラド」と「ランドクルーザー」も加わり、トヨタのSUVラインナップは隙間のない、緻密なものとなるのである。

 足りないと言えば、北米や中国などでラインナップされている、3列シート仕様がメインとなるクロスオーバーSUVの「ハイランダー」ぐらいになるが、これも中国の一汽豊田汽車で生産され、中国市場でラインナップされているハイランダーの兄弟車「クラウン クルーガー」が国内導入されるのではないかとの情報が流れている。

 セールスマンに聞くと、「ヤリスクロスは納車まで半年ほどお待ちいただかなければならないほどの人気となっておりますが、“ボディサイズが小さい”とのお声もいただきます。その逆に、RAV4では“ちょっと大きいねえ”というお声をいただきます。この2車の中間に位置するサイズとなるカローラクロスが国内デビューを果たせば、まさに“鬼に金棒”となります」と大きな期待を寄せている。

新型アクアの販売は意外に不発?

 7月19日に新型「アクア」を正式デビューさせたトヨタだが、8月下旬予定で新型「ランドクルーザー300」を、そして前述したように9月14日にカローラクロスと、今後、あまり間隔を置かずにニューモデルを相次いでデビューさせる予定となっている。当初は「GR86」も、紹介した3車と近い間隔でデビューするのではないかとされていたが、GR86は11月に正式発売予定となっている。

 アクア、ランクル、そしてカローラクロスと、人気を集めそうなモデルの相次ぐデビューに販売現場も期待を寄せていたのだが、7月19日にデビューした新型アクアは予約受注も少なく、やや不発気味で発売を迎えたとのこと。「納期も2カ月ほどですので、目立って遅くなっておりません。お客様の反応は薄いものとなっております」(前出のセールスマン)と、販売現場も想定外の状況に戸惑いを見せている。

 それとは逆に、8月下旬に正式発売予定の新型ランドクルーザー300は、7月上旬現在で納車待ちがなんと“4年”と、かなり長期の納期遅延となっており、8月1日まで新規受注の受付を一時停止している。

「納車待ち4年ともなれば、発売直後には中古車で買い求めようという動きもあるので、デビュー直後に新型ランドクルーザーを売却すれば、新車での車両本体価格以上の買い取り額が提示されるのはほぼ間違いないです。そのため、予約受注のなかには、納車直後に売却することを目的とした“転売ヤー”や、海外への輸出を目的とした受注も数多くあるのではないかとし、それを洗い出して予約キャンセルを要請し、納期遅延期間を短縮する。受注停止は、そのためのものだったようです」(前出の事情通)

 つまり、短期間で3台の新型車がデビューするのだが、そのうちのアクアはやや不発気味で、今後販売苦戦も予想されるのが現状。新型ランドクルーザーは売りたくても納車まで4年待たせることになるので、積極的に販売促進活動ができる状況にはない。結果的には、3台のうち唯一積極的に販売促進活動ができ、販売実績も期待できそうなのはカローラクロスのみとなってしまっているのである。

「9月14日発売というのは、非常に“ビミョー”なタイミングです。65歳以上のお客様を対象に“サポカー補助金”が用意されておりますが、こちらの受付終了予定が9月24日となっております。カローラクロスについて、早めに予約発注をいただき、初期ロットの配車のなかにご希望される車種があれば、サポカー補助金の申請および交付もギリギリ可能となることも考えられますが、一般的には間に合いません。

 当然ながら9月中の新規登録もほぼ間に合いませんので、2021事業年度締めでの半期決算セールの実績としては見込んでいないようです。年内に新規登録が間に合う分は2021暦年締めでの年間ノルマ実績として含み、それ以外は2021事業年度締めでの年間ノルマ実績としての計上を狙っているようです」(前出のセールスマン)

カローラクロスへの乗り替え需要に期待の声

 予約受注段階では、自分が売ったお客(既納客)のなかからターゲットカスタマーを抽出して販売促進活動を行うのだが、「現行RAV4にお乗りいただいているお客様のほか、ヴァンガードや、数はかなり減りましたがクルーガーなど、絶版SUVに乗られているお客様も狙いどころですね。ヴァンガードは海外輸出を目的とするバイヤーに人気が高いので、下取り査定額が好条件となることも多いのでおすすめしやすいのです。さらには、ヤリスクロスをすでに乗られているお客様にも積極的にアプローチしていきたいですね」(前出のセールスマン)。

 残価設定ローンが普及してきたことで、入れ替え時には30万円から40万円ほどの現金は必要となるのだが、月々の支払い額が大きく変わることなく新車に乗り替えることができるならば、納車後1年以内でも新車へ乗り替える人は意外なほど多いとのこと。

 ヤリスクロスについては、「やっぱりボディが小さいねえ」といった声も多いそうなので、カローラクロスをすすめやすいそうだ。また、ライズに乗っているお客のなかにも「ダウンサイズしすぎた」といった人も見受けられるので、カローラクロスの乗り替え母体になると考えているようだ。

 また、国内仕様の「カローラ ツーリング」(ステーションワゴン)はグローバルモデルより小さいこともあり、荷室も狭く、使い勝手が悪いとの不満もよく聞くので、「それなら」ということでカローラクロスへの乗り替えは十分期待できるだろう。

 新型車の販売促進活動というと、年式の古いクルマに乗っている人がメインのように思いがちだが、今時は年式の古い車種に乗っている人は、致命的な故障が発生するか、初度登録から13年超となり自動車税がアップでもしない限り、なかなか新車に乗り替えてくれない。むしろ、新車購入して間もない人のほうが新車への乗り替えに積極的な姿勢を見せるのが、コロナ禍での“ニューノーマル”になりつつあるといっても言い過ぎではない状況だ。

 車名に知名度が抜群な“カローラ”が入っている人気のSUVなので、リセールバリューの良さは太鼓判もの。カローラクロスを“人寄せパンダ”として、ヤリスクロスやRAV4およびハリアーをすすめることもできるので、販売現場では「今度こそ」と期待する声が日増しに大きくなってきている。

(文=小林敦志/フリー編集記者)

マツキヨ、酷評レビュー4品…「パサパサ」焼きいもスティック、「剥がれやすい」傷パッチ

 1932年に「松本薬舗」として創業し、約90年間にわたって多くの人に親しまれてきた大手ドラッグストアチェーン「マツモトキヨシ」。今年10月には、同じく大手ドラッグストアチェーンである「ココカラファイン」との経営統合を控えており、大きな関心を集めている。

 しかし、このところの経営状況は芳しくないようだ。マツモトキヨシホールディングスが発表した決算報告によると、2021年3月期(2020年4月1日~2021年3月31日)の売上高、営業利益、経常利益は、それぞれ前年同期比ー5.7%、ー16.1%、ー14.7%とすべての項目で減少。「ココカラファイン」と経営統合して以降は業界首位の座に手が届くと見込まれているため、長い目で見守るべきなのだろうか。

 そんなマツキヨは、PB(プライベートブランド)「matsukiyo」やマツキヨグループ限定のコラボ商品の開発にも力を入れているが、なかには評判がイマイチの商品もちらほら。そこで、今回は「買うべき・買ってはいけない調査班」が、マツキヨのこの夏、買うには”要注意”な商品を独自で調査。実際に購入して、その使い心地などを確かめたうえで紹介していくので、参考にしていただければ幸いである。

matsukiyo キズを早くきれいに治すパッチ 超薄型 顔用14枚/525円(税込、以下同)

 生活のなかでうっかり顔に傷をつくってしまうことがあるが、顔の傷を晒して歩くのは恥ずかしいという方も少なくないだろう。そんなときに活躍してくれるのが、傷用のパッチだろう。

「matsukiyo」からも「キズを早くきれいに治すパッチ 超薄型 顔用14枚」が525円で販売されており、「目立たなくていい」との声が上がっているのだが、使用の際には注意が必要だ。というのも、この商品を購入した一部のユーザーから、”剥がれやすさ”を指摘する声が多く挙がっているのだ。

 実際に使ってみると、エンボスフィルムという特殊フィルムが表面に採用されているためか、素肌に貼ってもほとんど目立たなかったので驚いた。しかし、貼って半日もする頃には端が浮いてきてしまったので、剥がれやすいという指摘もうなずけた。

 とにかく顔に貼っているパッチを目立たせたくないという方には良い商品かもしれないが、半日以上パッチを貼り替える余裕のない方などには、おすすめできない商品となっているのである。

メラノCC 集中対策マスク 大容量 30枚/998円

 夏は日焼けと無縁ではいられない季節。大前提として日焼けの予防は大切だが、もし日焼けをしてしまった場合にはアフターケアが重要になってくる。そんなときに活躍してくれるという触れ込みで販売されているのが、マツキヨ限定のパック「メラノCC 集中対策マスク 大容量 30枚」。だが、こちらの評判に耳を傾けると気になることがある。

 多くのユーザーが口にしているのが、パックのサイズが顔に合わないということ。「鼻と口の間がほぼ無いに等しい」「目の周りが不自然にあいていてカバーできない」などの意見が、あまりにも多い。

 実際に買って使用してみると、確かに目の周りがかなり大きく空いており、鼻と口の間にはほとんどマスクがないことが確認できた。マスクが足りていない部分が出てきてしまうため、なんとか合わせようとして引っ張ると、次は顎や頬が出てきてしまう。マスクの保湿効果は実感できたので悪い商品とまではいえないが、やはり使い心地の悪さは否定できないだろう。

matsukiyo カーペットクリーナー すじ入り替 90シート×3巻入/283円

 カーペットに落ちる髪の毛やホコリなどの汚れの疎ましさは、どの季節にも共通している。しかし、裸足で過ごすことが増える夏であれば、普段以上にその不快感を抱くのではないだろうか。そのため、カーペットクリーナーをかける機会も増えるかもしれないが、マツキヨの「カーペットクリーナー すじ入り替 90シート×3巻入」は、購入する前に十分検討することが肝要だろう。

 実はこの商品、マツキヨ公式オンラインストアにおいて、購入者から「粘着力がない」との指摘を多く受けているのだ。なかには「口コミを書かずにはいられないくらい酷い」という書き込みまで見受けられた。

 手で触れてみた感じは、粘着力が弱いこともなさそうに思えたが、実際にカーペットのうえで転がしてみると、確かに粘着力が頼りない。カーペットの上の細い毛は絡め取ってくれるが、少し大きいホコリやカスなどはくっつかないのだ。一応、目的は果たしてくれるのだが、「わざわざマツキヨでこの商品を選ぶ理由はないのでは?」と思わずにはいられない。

matsukiyo 焼きいもスティック 60g/138円

「matsukiyo」からは、食品も多く販売されている。小腹が空いたときにサっと食べられるような小袋のお菓子やヘルシーな食品が多く、現代人のニーズを汲み取って開発している印象だ。しかし、「焼いもスティック 60g」に関しては、あまり良い評価が聞こえてこない。

 公式サイトでこの商品のレビュー欄を見てみると、「一口で捨てました」「パサパサで固く、端の方は少し焦げた匂いがしました。味も甘くなく美味しくなかったです」など、なかなか辛辣な声が目立っている。

 実食してみると、確かにかなり固めで、噛み切るのにひと苦労。味に関しては、甘さが少ないどころか味をほとんど感じることができず、まるでゴムを食べているかのように感じられた。商品名を聞かずに食べれば、いもを使ったお菓子であることさえ当てられないだろう。

「matsukiyo」からは、ユーザーから好評を博すお菓子も多く展開されているので、わざわざこちらを選ぶ必要はないだろう。

 基本的には低価格で、品質にも優れた商品を多く出している「matsukiyo」だからこそ、イマイチな商品を引き当ててしまったときの後悔がより大きく感じられてしまうだろう。この記事を参考に、満足のいく買い物をしていただけると幸いである。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※情報は2021年7月6日現在のものです。

揺れる横浜市長選挙、立憲推薦の山中竹春氏と若手のエース中谷一馬氏に聞いた(上)

 8月22日投開票の横浜市長選挙が大混乱の様相を呈している。これまでカジノ誘致が主要争点となっていたが、菅義偉政権の支持率低迷が深刻なこともあり、これまで推進の旗を振っていた自⺠党神奈川県連の大多数が一気に方針転換。彼らが支援するのは、カジノ誘致の反対を表明している前国家公安委員⻑の小此木八郎氏。そのほかにも現職の林文子市長、元神奈川県知事の松沢成文氏、元長野県知事の田中康夫氏など候補者は10人程度が見込まれ多い。それなりに有力候補がそろい、全く先の読めない選挙情勢となっているが、立憲民主党が推薦する前横浜市医学部教授の山中竹春氏と、同党の若手のエースと評される中谷一馬衆議(横浜市港北区・都筑区の神奈川7区選出)にインタビューする機会を得た。上下2回にわたり、政策方針などについて幅広く聞いた。

―神奈川県は菅義偉首相のお膝元、その県庁所在地の横浜市の首長選挙ということもあり、今回の横浜市長選挙は盛り上がりそうですね。山中さんはこのコロナ禍で研究者として注目を集めました。

山中)ありがとうございます。「中和抗体」というのがキーワードになりましたけど、コロナのワクチンが日本人にも効くというデータを初めて出すことができて、それがかなりマスコミにも取り上げられるようになり、日本全体で知ってもらった。あれは多くの日本人がワクチン接種に向かうきっかけになるデータとなったと思うので、すごく良かったです。

中谷)報道ステーションやミヤネ屋など様々な報道番組で大絶賛でした。

山中)多くの出演機会を頂きましたし、ニュースなどでも各社に報道して頂きました。ワクチンが変異株に効く、ベータ株、デルタ株等にも効果を発揮する、また2回打てば免疫がより上がるという結果でしたが、海外との結果とも遜色、矛盾のない結果でしたので、日本人でもそういった結果を得られたのは凄く良かったですね。

―山中さんのご経歴について伺いたい。

中谷)山中さんはもともと文系の政治経済を早稲田で勉強されたのに、そのあと大学院に行って理工学を学ばれてデータサイエンティストとして活動されていったんですけれども、どういう気持ちがあってこちらの道に進んだのか、是非教えて頂きたいと思います。

山中) まず、高校が早稲田の附属高校で、ラグビー部でずっと朝から晩までラグビーをやっていました。とにかくこの練習の苦しみから逃れたいと思ったことが何度もありましたが(笑)、全国大会出場を目指して本気でやっていました。附属高校ということもあって、ラグビーに専念しすぎて、恥ずかしながら将来のことを高校生の時にはあまり深く考えていなかったんですね。それで、いったんは政治経済学部というところに行ったのですが、最初は実はアルバイトばっかりやっていたのです。

―どんなアルバイトをやっていたんですか?

山中)本屋さんや居酒屋の店員、ビルの清掃、もう色々やりましたね。多分高校の時にラグビーをやっていて自分の時間が取れなかったので、社会活動と言ったら言い過ぎですけどアルバイトに精を出していました。その時にできた交友関係が未だに続いたりもするので、それはそれで凄く良かったです。でもアルバイトをやりすぎて結構大学の単位を落としちゃったんですね。

―そうなんですね、意外ですね。

山中)奨学金を借りているのに、留年したらまずいなと思いまして、そこから勉強し始めたんです。それで、勉強し始めたら、経済学というよりも経済、政治、社会の現場から生まれるデータを分析して、それに基づいて意思決定をするという方法論が面白くて。そうしたら、今度は、分析手法の理解を深めたいなと思い、数学科に潜り込んで数学や統計学の授業聞いてたんですね。数学科の先生たちも、最初はなんだ君はみたいな感じだったんですけど、ずっと一番前に座ってるし、質問も良くするんで、最後は凄く可愛がってもらいましたね。

中谷) その多様な経験があったから、今の山中さんを作られたんじゃないのかなと思いました。居酒屋でバイトしたり、ビル清掃をやったり、みんなと同様の経験をしたこともそうですが、政治経済を学んだことも、今、政治の世界に挑戦されていることを踏まえれば、人生には、無駄なことはないんだなとつくづく思います。

 そして、やっぱり山中さんが、専門とされているデータに基づいたさまざまな意思決定というのは、とってもとっても大事だと思うんですよ。

 今の政権なんか見ていても、本来は、EBPM(Evidence-based Policy-making = (根拠に基づいた政策立案)的な発想で、意思決定を行うことが必要なのに、今逆になっていて、PBEM(Policy-based Evidence-making = 政策に基づいた根拠づくり)。要するに、偉い人がこれをやるって決めたから、根拠を後付けで持ってこいと。そんな政治になってしまっていることに凄く憂いた想いを持っています。

山中)そうですね。今のコロナ対策は、尾身会長など公衆衛生の専門家たちが色々と提言をしていますが、政府があまり専門家の意見を重要視せずに意思決定をしていると言うのは、マスコミの報道でも伝えられているところです。8割おじさんとして有名だった西浦先生は、データを使ってシミュレーションして、コロナの感染者数を予測したり、将来のことを予測したりするのですが、私の専門性にすごく近く、シンパシーを感じますが、あまり受け入れられず、政府のコロナ対応が後手後手になっています。科学が政策に寄与するという大切なところが分断された結果、国民に自粛ばかり求める後ろ向きのコロナ対策になってしまったことは残念だと思います。

データから考えるカジノ誘致問題

中谷) あらゆる政策において、本当はその根拠となるデータは絶対に必要なはずなのに、政権維持をどうするかという着眼点で意思決定をしているんじゃないかと不満に思っている方は沢山いらっしゃると思います。

 横浜市においても、例えばカジノの場合、自治体が良くなります的なメリットとされる部分だけが切り出されて喧伝されるんですが、リスクだったりマイナス効果だったりとか結果として他の国がどうなったかというデータがほとんど議論されていないのに、一部の既得権者を中心に意思決定が進められていて、とても歯痒く思っています。

―その点、山中さんはどう思われてますか?

山中)全く同感です。例えばシンガポールではカジノうまくいってますよと賛成派の方がよく言ったりするんですけど、横浜市とシンガポールでは事情が違うんですよね。例えば、治安や風紀が乱れると言うことはないと、シンガポールの事例を出しているんですけど、シンガポールは反社会的勢力の心配をする必要がありません。一方で日本ではまだまだ懸念が残っています。また、シンガポールのカジノの入場料は今日本で予定されている額よりも高額に設定されています。シンガポールでは、個人を追跡できる監視社会になっている点も問題防止の上で大きい。このように状況が日本と違うのに、シンガポールの例を出して「カジノはこうですよ」と言っています。

 成功事例だけをピックアップし、都合の良いデータ取り上げることを”チャンピオンデータ”と言いますが、チャンピオンデータだけで議論するのは誠実ではないと思います。

中谷)おっしゃる通りだと思います。世界では約130の国や地域でカジノが解禁されているのに、一番うまくいったとされているところの良い部分だけを切り取って、他の国や地域のデータが全く尊重されないというのは、どう考えてもおかしい。韓国では依存症や治安対策でマイナス7.8兆円ぐらいソーシャルコストがかかっている。でもギャンブル産業全体の売り上げは1.6兆円ぐらいしかない。ということは、マイナス6兆円の負の効果が出ていて、国民全体からするとそれって全く潤っていないじゃないかという話になります。また、外国人観光客がたくさん来て、それで「横浜市が良くなるんだ」みたいな話を喧伝される方もいらっしゃいますけど、韓国の事例では、99%は国内の人がカジノを使っていて、外国人観光客って1%ぐらいしか使ってないんですよ。日本でも、外国人に「カジノを使いたいですか」という調査をしたら、カジノを利用したいと言った人はたったの”9%”。選択項目のダントツ最下位のカジノを持ってきても、特定の利権者しか潤わないと言うことは明らかなので、私は、このカジノを止めたいなと思ってるんですが、山中さんどうですか。

山中) カジノは、数が多すぎて世界的に過当競争なんです。アジアには、マカオやシンガポールなど名だたるカジノがいっぱいある中で、横浜にカジノを作れば、経済も税収も蘇るっていうのは、甘すぎるを超えて酷すぎる試算。しかも、コロナ前の試算ですから、今はコロナで生活も変わり、カジノもオンラインカジノが盛んになりつつあります。普通のカジノは、狭いところに窓もなく押し込められて、人々が密集してゲームに興じる三密そのものですから、過去の産業となりつつあります。そのカジノを、どう正当化するというのか。

 長く続いた自民党一強状態の下、根拠もなく「ムラの論理」や政権維持が至上命題となり、意志決定に歪みを招く体質は開催中の東京五輪でも露呈し、国民全体の信用低下につながっている。今回の横浜市長選挙でも当初のカジノ推進からの方針転換など、その体質が如実に表れており、厳しい民意を突きつけられそうだ。インタビューの続編では、日本の遅れが決定的となっているデジタル分野での政策方針について聞く。

(構成=編集部)

「絶対に見るなよ!」オカルト懐疑派のケンドーコバヤシが“不意打ち”を食らったヤバいネット番組

 ケンドーコバヤシ、グラビアアイドルの橋本梨菜、オカルトニュースサイト・TOCANA編集長の角由紀子の3人が、過激で不思議な未知の世界にいざなう超絶過激バラエティー『「ほんトカナ!?」ケンドーコバヤシの絶対に観ないほうがいいテレビ!』(Amazonプライムビデオ他で配信)。

 毎回、ケンコバが「絶対に見るなよ!」とクギを刺すが、見るなと言われれば、余計に見たくなってしまうのが人の性というもの。しかも、ヤラセなしの衝撃映像を連発し、「地上波では絶対に見られない」と話題沸騰中だ。これまでに扱ったテーマは種々雑多だが、“オカルト懐疑派”を自認するケンコバは本心では一体どのように感じているのか? 忖度なしの直球質問をぶつけてみた。

――ケンコバさんは占いなどが嫌いなようですが、本心ではこういうオカルト的でアングラな番組をどのように感じていますか?

 基本的にこういう話題にはすごく懐疑的なんです。でも、めっちゃ好きでもあるんですよ。それは心のどこかで、本当に宇宙人がいたり、呪いがあったら面白いのになと思っているからでしょうね。だから、頭ごなしに否定もしないし、肩入れもしません。むしろ懐疑派だから「今のはどういうことですか?」と客観的に質問ができていると思っています。

 呪いの回(第4話)でも、美人占い師の方が僕の大事な部分の形を見事に当てて、びっくりしましたね。本当にスピリチュアル的なパワーで透視したのか、それともあの方の性の経験則から導き出したのか。真相が気になります(笑)。

――やらせなしの衝撃的な映像が話題になっています。一番印象に残ったことは何ですか?

 宇宙人の回(第3話「宇宙人“濃厚接触者”大集合!『プロフェッショナル 宇宙人の流儀』」)では、クセの強いゲスト同士がぶつからないかヒヤヒヤしていたんです。だけど、なぜか皆さんものすごく仲良くなっていて、まさかの牧歌的な光景が楽しかったですね(笑)。でも呪いの回では、魔術師の方が“アストラル(幽界)パンチ”を繰り出した直後に、マジで地震が発生したんですよ! 偶然だったのか、必然なのかは分かりませんが、記憶に残る強烈な体験でした。

――この番組は「人生に役立つかもしれない何か」を学ぶことが全体を通じたテーマでもあります。学べたことはありますか?

 はっきり言って、学びはない(笑)。でも合理的ではないことのほうが絶対に面白いじゃないですか。僕は「それを知って、何の得があるの?」ということをどんどん吸収していきたいタイプですし。毎回、その道にどっぷりハマった個性が強すぎるゲストがやってきますが、彼らにストップをかけずに自由に発言させる番組があって然るべきだとも思いました。学びはないけど、世の中に必要な番組ですよ。

――ちなみにケンコバさんが一番知りたいことって何ですか?

 怯えや恐れですね。僕はそれを持ち合わせていないので、作り物のホラー映画なんかは見る気もしないけど、むしろガチで危険な人、ヤバい人を見かけると自分から近寄って行っちゃうんですよ。先日も地上波の番組のロケ中に、テレビに映したら完全にマズい人がずっと後ろをくっついてきたのですが、その人とばかり絡んでいたんです。そうしたら(バイきんぐの)小峠英二に「オンエアできねえだろ! あんた何考えてんだ?」とガチで怒られました(笑)。この番組だったら配信しちゃうんだろうけど。

――怖いものが全くないんですか?

 暴力は怖いですよ。あとは女性のドライさに触れた時ですかね。あんなに盛り上がっていたのに、こんな風に手のひらを返せるのかって。女性の本質には常に怯えと恐れを感じまくりです(笑)。

――番組は全12話です。これから配信される話もあります。今後の見どころを教えてください。

 今後のテーマも「刺されちゃった人」など、かなり面白いんですよ。橋本梨菜がかなり体を張っていますが、最終話では胸を出すかも(笑)。だから絶対に見るなよ!

(構成=中野龍/フリーランスライター)

パチスロ「兎味ペロリナ」など“超人気演者”登場で話題に! 超優秀「天井システム」を搭載したパチンコもリリース! 先鋭メーカー「2021年上半期」を振り返り

「アクセルAT」「スラッシュAT」など画期的なシステムを多数開発。ヒットメーカー・コナミアミューズメントは、5号機のパチスロシーンを大いに盛り上げた“立役者的存在”だが、その存在感は現在の6号機時代でも健在だ。

 6号機が本格始動した2018年秋に『戦コレ![泰平女君]徳川家康』をいち早くリリースした同社は、昨年8月には業界初の6.1号機『戦国コレクション4』を発表。いずれも予想以上の反響を得ることができなかったが、こうしたアグレッシブな姿勢を評価する声は多い。

シリーズトップクラスの爆発力!パチンコ動画界の人気演者登場でも話題に!

 今年に入ってからもその勢いは衰えず、1月には人気シリーズ最新作『麻雀格闘倶楽部 真』をリリース。通常時のゲーム性は前作までの流れを汲み、基本的には周期準備を経て対局へ発展するゲーム性で、人気雀士との対局で勝利することができればAT「格闘倶楽部ボーナス」へ突入する。

「格闘倶楽部ボーナス」は純増約5.0枚の差枚数管理型ATで、その枚数はアガリ時の点数で決定(最大480枚+α)。消化中は、四神リプレイ揃いで消化後に突入する「四神闘技場」の勝利ストックが加算される。
 
 この四神闘技場は本機最大の出玉トリガーとなっており、勝率60%の勝負を4勝できれば「真 格闘倶楽部RUSH」がスタート。同RUSH中は約23分の1で発生する上乗せや特化ゾーン突入などで、平均して約1,400枚の出玉増加が見込める。運良くいけば有利区間完走も見える出玉性能といえるだろう。

 一方の演出面は、シリーズでお馴染みの人気雀士に加え、人気マルチタレント「兎味ペロリナ」がテーマソングを担当。また人気パチンコライターでプロ雀士でもある「沖ヒカル」も出演するなど、見どころ満載の仕上りとなっている。

「遊びやすさ」と「爆発力」を兼ね備えた話題作! RUSH終了後も大チャンス!

 同社のパチスロ部門を代表する人気シリーズ『戦国コレクション』初のパチンコが3月に登場した。

 スペックは大当り確率1/199.8のライトミドルタイプ。初当り時は大半が3Rとなり、消化後には30回転のST「修羅モード」へ移行し、ここで1/42.6の大当りを射止める事ができれば「ST30回+時短170回」の「戦コレRUSH」へと突入だ。

 RUSHの継続率は約80%。右打ち中の50%が最大出玉「約1230発」となるので、まとまった出玉獲得も十分に可能だ。

 本機最大のポイントは低確率状態500回転消化後に発動する遊タイム機能で、RUSH終了後に時短170回転が付与されるため、遊タイム到達までの消化G数はわずか330回転。RUSH終了後も低リスクで次回大当りが狙える安心スペックといえるだろう。

 なお、遊タイム発動後は「時短750回」が付与。そのため、引き戻し率は約98%と、RUSH突入がほぼ約束される。

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『ただ離婚してないだけ』“ヤバすぎる”と大反響…北山宏光が覚醒、ジャニーズの重要俳優に

 Kis-My-Ft2・北山宏光が主演を務める7月期の連続ドラマ『ただ離婚してないだけ』(テレビ東京系)が今夜(28日)に第4話を迎える。漫画家・本田優貴氏による同題作品(白泉社)を実写化した“不倫サスペンスドラマ”だが、本作で北山の評価が急上昇し、今後の躍進に期待が寄せられている。

 今年8月にCDデビュー10周年を迎えるキスマイ。メンバーは個々でドラマやバラエティの仕事も展開している。北山はグループの冠番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)や『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)で見せるキャラクターから、どちらかというとバラエティ色が強い印象だが、2013年に『裁判長っ!おなか空きました!』(日テレ系)でドラマ初主演を果たし、19年には主演ドラマ『ミリオンジョー』(テレ東系)が放送されたほか、映画初出演かつ初主演作『トラさん~僕が猫になったワケ~』も公開された。

 そして、今年は1月期のSexy Zone・佐藤勝利とのダブル主演作『でっけぇ風呂場で待ってます』(日テレ系)を経て、現在『ただ離婚してないだけ』で単独主演中。北山が同ドラマで演じるのは、フリーライター・柿野正隆。小学校教師である妻・雪映(中村ゆり)と結婚7年目ながら、新聞配達やガールズバー勤務をしている夏川萌(萩原みのり)と不倫しているという、なかなかクズな役どころだ。

 21日放送の第3話では、正隆が萌の妊娠を知るも、堕胎するよう告げ、彼女は困惑しながらもそれに従うことに。堕胎して以来、連絡を無視する正隆に不満を募らせていた萌は、雪映の妊娠を知るなどして正気を失っていく。その結果、包丁で雪映を襲おうとし、止めようとした正隆ともみ合ううちに、萌が死んでしまう……という衝撃の展開を迎え、視聴者を驚かせた。

 ちなみに、7月7日に放送された第1話から「衝撃的」と反響を呼び、「ネットもテレ東」や「TVer」などでの見逃し配信の再生数が1週間で187万回を突破。テレ東の番組における1週間での再生数でも歴代2位となり、北山は「テレ東プラス」に「沢山の方々に見ていただけてとても光栄です」などとコメントを寄せていた。

 そんな北山の演技に関しても、ネット上では「明るいイメージだったけど、こんなクズの役もいけるんだな」「原作の正隆より冷たい感じ」「最初は“ジャニーズか~”っていう気持ちで見てたけど、結構上手いじゃん」「北山くんはむしろ正隆みたいなクズキャラが“ハマり役”なのかもしれない」などと評価されている。

“クズ役”が注目浴び始めたジャニタレ

 ちなみに、近年はジャニーズタレントの“クズ役”が注目を集めることが多い。

「ジャニーズといえば、ドラマや映画の王子様的なポジションだったり、ヒーロー的存在だったりすることが多いのですが、たとえばジャニーズWEST・重岡大毅は、19年7月期放送の『これは経費で落ちません!』(NHK総合)で演じたお調子者の営業マン・山田太陽役で好感度を上げた後、20年1月期の連ドラ『知らなくていいコト』(日テレ系)の野中春樹役では主人公・真壁ケイト(吉高由里子)の婚約者という立場から“闇落ち”していく姿を演じて見せ、『重岡くん、演技の幅がすごい!』『ジャニーズにこんな逸材がいたとは』と話題になりました」(芸能記者)

 一方、重岡よりも役者歴が長い関ジャニ∞・大倉忠義は、これまで「演技力がない」などと言われることも多かったが、今年1月期の主演ドラマ『知ってるワイフ』(フジ系)で演じた剣崎元春は、妻の澪(広瀬アリス)や家庭と向き合おうとしない“ダメ夫”という役どころで、「大倉くんは“見ててイラつく男”を演じるのが上手すぎる」「明るくて爽やかなキャラクターより、こういうクズみたいな役で輝けるタイプ」と評価されていた。

「ジャニーズだからといって全員が“王道イケメン”の役を得意とするわけではなく、“クズ役”でこそ本領発揮するタレントもいるのでしょう。現在、“ジャニーズ俳優”の中でも活躍の場を増やしている重岡は、今期の連ドラ『#家族募集します』(TBS系)で初のゴールデン・プライム帯主演を務めています。キスマイでは、これまでに藤ヶ谷太輔、玉森裕太がゴールデン・プライム帯で連ドラ主演を経験していますが、北山もこの流れに乗ることができれば、近いうちにゴールデンで主演できるかもしれません。

 それどころか、重岡がジャニーズWESTの知名度を広げたように、北山の躍進がキスマイの今後をも左右する可能性もあります。後輩グループが続々と頭角を現すなか、最近のキスマイはやや落ち着いてしまっていましたが、北山の俳優業が活発化すれば、キスマイ全体の注目度も再上昇するでしょう。北山がキスマイのみならず、これからのジャニーズの鍵を握る重要な俳優の一人になるかもしれません」(芸能記者)

 グループのCDデビュー10年目の記念イヤー、北山のさらなる飛躍に期待したい。 

(文=編集部)

 

小山田圭吾「擁護論」がまかり通る日本人の精神構造…「障害者いじめ」による死亡者が出続ける文化的特異性

「障害者いじめ」で東京オリンピック・パラリンピック開会式の音楽担当を辞任に追い込まれた小山田圭吾氏の「炎上」がなかなか鎮火しない。

 所属事務所社長がインタビューで、「この五輪の仕事は(本人も)あまり乗り気ではなかったんです。私も本来は引き受けるべきではなかったと思います」と述べたことが、せっかく消えかけている炎に燃料を大量投下することになっているのだ。

 一方、ワイドショーでも芸能人がこの問題に対しての考えを求められ、「やったことは許されたことではないが、誰でもこのような恥ずべき過去があるのでは」「あまり一方的に叩きすぎるのも、いじめではないか」という「露骨な擁護論」を展開して、さらに灯油をぶっかけるようなことになっている。

 小山田氏がやったことは「いじめ」などという甘っちょろいものではなく、「暴行」や「虐待」という違法行為。しかも、被害者側が一生消えない心の傷を、さらに雑誌で笑いモノにするということまでしている。さらに問題なのは、世間に公になるまで、ネットでいくら指摘されても、本人が謝罪や釈明の姿勢をまったく見せていなかった点だ。これらを「若気のいたり」「誰でもスネに傷がある」などとかばうのは、善悪のネジがぶっ飛んでしまっているといわざるを得ない。

 だが、実はこういう無理筋な擁護論を展開する人が、日本社会にはかなりいる。事実、問題発覚当初から、SNSや芸能人・有名人の中で「小山田氏=過去を蒸し返されて理不尽なバッシングを受ける被害者」という主張も散見されていた。

「その時代の価値観を知りながら評価しないと、なかなか難しいと思う。今の価値観で断罪してしまうことは」(お笑い芸人・太田光氏/TBS系『サンデー・ジャポン』内の発言)

「大昔の発言や行動記録を掘り出してネットで超法規的にリンチするのはよくないと思うので、いくらいじめが嫌いでもこの糾弾には乗れないですね・・・」(批評家・東浩紀氏/自身のSNSで言及)

 小山田氏の「障害者いじめ自慢」インタビューは、これが掲載された90年代の「鬼畜系サブカル」という時代背景が生んだもので、それを今の価値観で裁くのはフェアではなく、「リンチ」だというのだ。

 ただ、これもビミョーな話だ。確かに当時、そういう分野はあったが、日本社会の一般常識で「障害者をいじめて笑う」ことを正当化するようなカルチャーはなかった。むしろ、当時は愛知県の中学2年生男子が、11人から壮絶ないじめを受けて自ら命を絶つといったような「いじめ自殺」が多発して、このような悲劇をどう防ぐのかということが盛んに論じられていたのだ。

 ちなみに、当時のインタビューでは、ライターが「いじめ被害者」の自宅に乗り込んで、小山田氏との対談を要請しているのだが、その際のやり取りで、被害者の母親は「正直自殺も考えました」と述べている。「サブカルチャー」や「時代」などというスカスカの言葉で片付けられない悪質な話なのだ。

「いじめ」を「子供の悪ふざけ」に矮小化

 また、「大昔」の話を叩くのは良くないというが、被害者への謝罪などの「けじめ」をつけていないハラスメントでそのような主張をするのは、日本だけだ。

 例えば、アカデミー賞を受賞した名優・ダスティン・ホフマンは、1985年の出演映画の撮影現場で、インターンに性的嫌がらせをしたことがメディアに告発され、謝罪に追い込まれている。同じく演技派として知られるケビン・スペイシーも、1986年に子役の男の子に性的な関係を持ちかけたことが告発され、全方向からバッシングを受けて、謝罪声明文を出している。

 集団イジメ、暴行、虐待、セクハラや性的暴行などの加害者側は、時が経てば自分が何をしたのかという記憶が薄れていく。時には、インタビューを受けた当時の小山田氏のように、「あの頃は俺もヤンチャだったなあ」という感じで、「いい思い出」になってしまうこともある。

 対照的に、被害者の心の傷というのはいつまでも経っても癒えることはない。30年経過しようとも、何かのきっかけでフラッシュバックする。小山田氏のような著名人からハラスメントや暴行を受けた被害者などは、テレビなどのメディアでその顔を見て、恐怖の記憶が一瞬でよみがえってしまうこともある。だから、世界では、「大昔」のことであっても、人権を蹂躙するような罪はいつでも蒸し返され、バッシングや法的な制裁を受けるのが、「常識」なのだ。

 しかし、日本はそのような感覚が希薄だ。「いじめ」という言葉によって、集団暴行や精神的な虐待の罪を「子供の悪ふざけ」という感じで矮小化するようなカルチャーがあるからだ。

 小山田氏が辞任した後、従兄弟である音楽プロデューサーの田辺晋太郎氏はSNSで「はーい、正義を振りかざす皆さんの願いが叶いました、良かったですねー!」と批判する人々を揶揄したが、この挑発的な言葉がすべて物語っている。

「大昔の子供の悪ふざけ」程度でバッシングをするのは、「行きすぎた正義の行使」だと考える人たちが、この国には一定数いる。

 このような「いじめを悪ふざけに矮小化する日本」の現実は数字にもよく出ている。厚生労働省によれば、2019年度に全国の自治体などが確認した障害者への虐待の被害者数は3169人で、うち2人が死亡している。相談・通報は前年度より533件多い9110件で過去最多を更新している。

「障害者いじめ」を自慢していた小山田氏が「被害者」として擁護される一方で、「本当の被害者」は手を差し伸べられることもなく増え続けているのだ。

小山田圭吾も運が悪いよな」「揚げ足取られて可哀想」なんてことを言っている間は、この醜悪な現実を変えていくことはできないのではないか。

(文=長谷十三)

パチンコ「3万発」比率50%オーバーの衝撃デビュー!「甘い確率」で「MAX機レベル」の出玉性能が激アツ!!

 先日、大手メーカーSANKYOがパチンコ新台『PF マクロスフロンティア4』のリリースを発表しました。

『マクロス』シリーズといえば、『ガンダム』と肩を並べる同社のロボットアニメ激熱タイトル。連チャンによってスピードが加速する『Pフィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン』の導入が間近に控えている状況ですが、個人的にはそれ以上に期待がかかるマシンですね。

「ついに来たか」と鼻息を荒くして本記事を綴らせていただいているわけですが、その理由は私が『マクロスフロンティア』の大ファンだからに他なりません。

 前作の「3」はちょっと残念な仕上がりでしたが、『CRFマクロスフロンティア2』は演出・出玉ともに申し分ない仕上がりで夢中になって打ち込みました。あまりの面白さに、原作アニメも全て視聴。更には実機を購入したほどです。

 ボーダーラインも甘く、導入当初から多くのユーザーを虜にした激熱マシン。「ライトミドル界の神台」と絶賛する声も挙がるなど、熱狂的なファンも数多く存在しました。

 本機は大当り確率1/199.8のライトミドルで、1種2種混合タイプ。初当りの約51%がRUSHへと突入するのですが、そのルートは直行と「Vチャレ」経由の2種類あります。

 初当り時の約9.9%に振り分けられた「2R+Vチャレ」を引いた際は、「電サポ4回+残保留1回」が付与。この間にV入賞されることができればRUSHへ突入する流れです。V入賞口はランダムで開閉を繰り返しており、直ぐ上にあるストッパーが解除されるタイミングが噛み合えばV入賞できるというゲーム性です。

 ここでは、ストッパーが作動したタイミングである程度V入賞できるか否かを判別することが可能。大当りを視覚で楽しむことができるので、非常に楽しく遊技できました。

 また、このVチャレはRUSH終了後にも「泣きの1回」として発生します。ここで引き戻せた時は再びRUSHに復帰できるので、成功時の脳汁は半端ではありませんでしたね。

 肝心のRUSH性能は、トータル約77%継続と連チャン性能も十分。更に約2000発近い出玉を獲得できる15R大当りが40%で訪れるため、波に乗った際の爆発力は極めて強力でした。

 この台はライトミドルの甘さとMAX機並みの出玉性能を兼ね備えたハイブリッド。馴染みのホールでは、導入初日に半数以上が3万発オーバーと大暴れしていましたよ。あの衝撃のデビューは今でも忘れられません。実機を買ってしまうのも、仕方のないことでしょう。

 ちなみに、この『CRフィーバーマクロスフロンティア2』に関しては、現在も設置しているホールが存在します(7/27現在、Pワールド調べ)。興味のある方は撤去前にチャレンジしてみるのもアリかもしれません。

 シリーズ最新作となる『PF マクロスフロンティア4』には、過去作を超える衝撃を期待したいですね。

(文=HIRA.777)

<著者プロフィール>

 飲食店やホテルマン、営業など幅広い職種にチャレンジ。どれも長続きせずにいたが、趣味であったパチンコ関連業界へ就職し現在に至る。今では自身の体験談や、業界関係者から入手した情報などを元に記事を作成中。パチスロ4号機にハマっていたいわゆる「北斗世代」で、長きに亘り活躍するシリーズの動向に注目している。主に検定通過情報や、動画レビュー記事を担当。動画は大量出玉を実現した内容を好んで紹介している。

 

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モットーは「安くて走る馬」で有名な大物馬主が爆買い!? 高額落札2頭に計1億円オーバーの「奮発」した背景

 27日に北海道新ひだか町にある北海道市場にて、2021年北海道セレクションセール(以下セレクションセール)が行われた。

 セレクションセールは、日高軽種馬農業協同組合が主催する競走馬のセリ市。主に日高、胆振地区の生産牧場中心に十勝や青森、九州地区からも生産馬が上場する。

 落札価格や参加者の数から、今月上旬に行われたセレクトセールより規模が小さい点については否めない。しかし、過去の取引馬の中には、ダートG1を10勝したホッコータルマエ、16年高松宮記念(G1)優勝馬ビッグアーサーなどのビッグネームが名を連ねている。

 セレクションセールには、「メイショウ」の冠名で有名な松本好雄氏、「ニシノ」「セイウン」の西山茂行氏はじめ競馬ファンお馴染みの馬主が多数参加している。また、日本中央競馬会(JRA)といったセレクトセールでは見かけない名前もお目にかかれる。

 そして、このセールには、「シゲル」でお馴染みの森中蕃氏も参加している。森中氏は、「安くて走る馬を見つける」をモットーに毎年多数の競走馬を購入することで有名な馬主だ。また、所有馬の世代の区別をつけるため、毎年決まったテーマで馬名をつけるユーモアさが好評で、野菜や役職の名前など“珍名馬” といわれる類の馬名もある。そんな森中氏の所有馬は多くの競馬ファンから「シゲル軍団」の愛称で知られている。

 森中氏は約50年前から馬主を続けているだけに、障害重賞や今は亡きアラブ系重賞で活躍した馬を所有していたこともあるが、G1とはまるで縁がなかった。その過去を払拭するかのように、近年になって森中氏のもとに2頭の競走馬が現れた。

 1頭目が、シゲルピンクダイヤ(牝5歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)だ。同馬は17戦して未勝利戦の1勝のみだが、19年桜花賞(G1)2着をはじめ重賞で活躍しており「最強の1勝馬」の異名がある。森中氏に初めてのG1勝利を届けるのではと意識させた馬であった。

 もう1頭が、シゲルピンクルビー(牝3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)だ。今年3月のフィリーズR(G2)を勝利し、森中氏に初めてサラ系平地重賞勝ちを届けた。

 2頭の共通点は、姉妹であることが有名だが他にもある。それが、2頭とも森中氏がセレクションセールで落札している点だ。

 シゲルピンクダイヤは17年に約1700万円、シゲルピンクルビーは19年に約3000万円の価格で落札された。

 このような背景から、森中氏にとってセレクションセールは、“相性抜群”のセールといえるかもしれない。森中氏が近年セレクションセールにて1億円以上の爆買いをしているのもうなずける。しかも、これまで最高が2年前の1億1600万円だったのに対し、今年は1億3000万円と自己最高記録を更新している。

 1億3000万円の内訳は、約4000万円の馬が2頭、約3000万円の馬が1頭など合わせて5頭。セレクトセールでは4000万円台の落札実績はあるが、それより落札価格が低い傾向にあるセレクションセールでも、同じ値段で落札するのは異例とも言えるだろう。

 ちなみに、森中氏は来年デビュー馬の一部をファンから募集し名付けるプランを、スポーツ報知のインタビューにて公表している。今回セレクションセールで落札した馬は来年デビュー予定であるため、もしかしたらファンから募集した馬名が採用されるかもしれない。

 様々な面から今後もシゲル軍団から目が離せなくなりそうだ。

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

「もし発注なければ…」 五輪、関係者用弁当「1日・数千食」廃棄、納入業者側の“複雑な事情”

 東京オリンピック(五輪)関係者用の弁当が大量廃棄されていたことが分かり、Twitter上などで物議を醸している。発端は今月24日放送の『報道特集』(TBS系)が、会場運営ボランティア用のおにぎりや弁当などが廃棄されていることをスクープしたことだ。廃棄量は1日当たり数千食分に及ぶという。『報道特集』公式Twitterアカウントは27日、続報として以下のように内閣官房が弁当の大量廃棄を認めたことを報じた。

 同報道によると、大量廃棄の原因は大会が無観客開催となり、ボランティアが減少した一方で、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(組織委)が当初計画通りの個数の弁当を発注したことが原因とみられる。組織委は28日、五輪開会式当日の国立競技場で4000食の食品ロスが発生したことなどを公表し、謝罪した。今後、発注数を調整するという。

弁当バイト女性「じゃあ私たちはどうすればよかったのか」

 ネット上では「東京大会が掲げる“持続可能性に配慮した食材の調達”に反する行動ではないか」などと政府や組織委の無駄遣いを批判する声が目立つ。一方で、実際に五輪関係者向けの弁当などの製造に携わっている20代アルバイト女性は次のようにやるせない思いを吐露する。

「捨てられているのが、私が勤めている会社のお弁当なのかどうかはわかりませんが、もし仮に自分が作っていたものが、そのまま捨てられていたのだとすると正直、凹みます」

 女性は6月下旬、東京都区内の事業所が募っていた「国際スポーツ大会関係者向けの弁当製造」のアルバイトに応じた。週4日のシフト勤務で時給は1350円だという。女性は度重なる政府・自治体の緊急事態宣言に伴う飲食店の営業自粛で、勤務先の飲食店を解雇された。雇用保険には加入しておらず、途方に暮れていたところを友人から“ネット上で高額の弁当製造バイトの求人が出ていること”を伝えられ、「飲食店勤務の経験が活かせそうだったから」応募したのだという。女性は次のように続ける。

「“まかない”付きというのも魅力でした。正直、首都圏での一人暮らしは物価が高くて、生活費に困っていたので。外国人の方もいますし、年齢層も結構幅広いです。仕事はおかずの盛り付けとか、清掃、洗い物とかいろいろあります。みんな自分の話はしませんが生活に困っているみたいで、少しでも割の良いバイトをしたくて応募しているみたいです。

 自分たちが作ったものが大量にポイ捨てされているのもショックですが、かといって、このバイトが無くなってしまうのも困ります。オリンピックが無観客になって不要になったボランティア分の発注が無ければ、私は雇われていなかったかもしれません。組織委が分量を調整するのであれば、今までと同じようなシフトが入るのかも不安です。

 都内の(新型コロナウイルス)感染者数が拡大していることで毎日、若い人たちの外出を批難するような論調のニュースを見て気分が落ち込みます。“無駄なお弁当”を作ってそれでお金を稼いでいることも、コロナ禍で仕事のために外出しなければいけないことも全部、自分が悪いと言われているみたいで……。私たちはいったいどうすればいんですかね」

 東京五輪に関わった国民が、不必要な負い目を感じなくてはいけないのはなぜなのか。フードロスの問題もさることながら、コロナ禍の適切な事業者支援のあり方や、生活困窮者対策、雇用対策など幅広い検証が必要だろう。

(文=編集部)