定額制動画配信サービス週間ランキング、3位転スラ、2位ヒロアカを超える圧倒的な1位は?【7月24日調べ】

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

マーケティング会社・GEM Partnersが毎週発表している、複数の定額制動画配信サービスの結果を横断して集計する「定額制動画配信サービス ウィークリーランキングTOP20」。先週のランキングでは1位を堅守した「東京リベンジャーズ」が前週からさらにポイントを伸ばし、その人気ぶりをあらためて世間に印象付けた。はたして今週はどのような波乱が巻き起こるのだろうか…。

定額制動画配信サービス最新版が発表される

画像は(Amazon.co.jp)より引用

 トップ5から見ていくと、5位に入ったのは53ptの「鬼滅の刃」だ。トップ3から陥落した格好だが、安定して上位に食い込んでくるところからまだまだ鬼滅ブームの熱が冷めていないことがわかる。4位には「名探偵コナン」がランクイン。ポイントは56ptだ。

 そしてトップ3入りを果たした3位に登場したのは「転生したらスライムだった件」(59pt)となった。7月から始まった第2期第2部の好調ぶりが伺える。そして2位には61ptを獲得した「僕のヒーローアカデミア」。惜しくも1位獲得とはならなかったが、4位からのランクアップは見事というべ…

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35歳で転職した理由ランキング、3位「区切りと考えた」2位「倒産や経営状況の悪化」さて1位は?

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「35歳の壁」や「35歳限界説」という言葉で表現されるように、希望の転職ができるのは35歳までという通説がある。とはいえ、この通説を覆し転職を成功させ年収アップを果たした人がいるのも事実。今回、株式会社ビズヒッツが運営するメディア「Biz Hits」は、35歳で転職をした男女97人を対象に「転職した理由に関する意識調査」を実施。理由だけでなく転職後の年収、困難度などをランキング形式で発表した。

35歳の転職にはハイパフォーマーとしてスキルが必須!

 35歳での転職を難しくさせる大きな要因の一つが、採用要件の変化だと考えられている。たとえば、20代ではポテンシャル採用のような、経験・スキルを問わないものや、経験を問う場合でもその業界・職種の経験が3年以上であれば構わないものなど、将来性や成長を考慮した採用募集が多い。一方で、30代、特に30代後半では、ほとんどが社会人経験を10年以上積んでいるため、企業側は、高い専門性やスキル、マネジメントの経験などを求め、採用要件が厳しくなる傾向がある。これが、35歳以上の転職は難しいといわれるゆえんだ。

 このように言われるなか、B…

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【8月2日最新版】楽天ペイ・d払い・au PAY・ゆうちょPay・J-Coin Payキャンペーンまとめ

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今やクレジットカードに次ぐ利用率となったスマホ(QRコード・バーコード)決済。各サービスごとにさまざまなキャンペーンが実施されているが、あまりにも多くてよく分からないという人も多いだろう。ここでは代表的なFamiPay・PayPay・LINE Pay・メルペイのキャンぺーンをまとめて紹介するので、自分がよく使っている〇〇Payの特典を見逃さず、もっとお得に買い物をしよう!

「d払い」が夏のキャンペーンを大量に実施中!

 楽天ペイ・d払い・au PAY・ゆうちょPay・J-Coin Pay……、日本はまさに〇〇Pay戦国時代を迎えている。だが、各サービスごとに独自のキャンペーンを行っているので、イマイチどれが本当にお得なのかよく分からないという人も多いだろう。そこで、ここでは〇〇Payごとに実施している主なキャンペーンを紹介する。

 今回注目したいのは「d払い」だ。常設の「ネット限定 毎週おトクなd曜日」では金曜・土曜に+2%ポイント還元されるほか、「d払い予約・注文サービス」では+1%還元される。また、12月末まではd払いを初めて利用すると+50%還元されるキャンペーンも展開…

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パチスロ「投資4000枚」の大惨事!? 5号機屈指の「荒波マシン」で悲劇到来…

 ハイリスクハイリターン――。5号機の中でいえば、今は亡き『ミリオンゴッド-神々の凱旋』が記憶に新しいだろう。本機が描く出玉の波は非常に激しく、終日で5000枚以上負け、逆に1/8192の「GOD揃い」や赤7揃いからの「SGG-EX」で大量に上乗せし、一撃万枚なんてことも多々あった。

 これは『凱旋』に限った話ではなく、筆者も以前、とある機種でとんでもない一日を体験したことがある。それは、6号機でも話題の人気シリーズ『絶対衝激2』を遊技している時に起きた。

 本機は2013年にリリースされた5号機で、純増約2.9枚のAT「衝激RUSH」と疑似ボーナス「PLATONIC BONUS(以下、PB)」で出玉を伸ばしていく仕様だ。レア役などで突入するCZ『絶対領域』、あるいはPB中の赤7揃いからAT当選を目指すのが王道ルートとなっている。

 そんな本機を朝一から実戦した筆者。だが、展開は芳しくなく、『PB』は当たるものの、ATにはまったく繋がらないという状況が続いた。約75枚しか獲得できない疑似ボーナスなので、投資も嵩んでいく。

 ATへ突入しないまま、1000G、2000G……と消化。「これいつ当たるんだ……?」と思いながらも、投資が4000枚に到達したとき、ようやく初ATをゲットしたのだ。この時は「お願いだから早く当たってくれ!」と心の中で何度も嘆いていたのを、今でも鮮明に覚えている。

 しかし、投資はすでに4000枚オーバー。いくら爆発力があるとはいえ、一撃でこの枚数を出すことはなかなか難しい。ましてや、単発終了なんてことが起きたら本当の地獄である。

 結果、特に特化ゾーンなどは入らなかったものの、一撃1500枚ほどを回収して実戦終了。

 基本的に筆者は波が荒い機種が嫌いだ。それゆえ、今回のような「1台に4000枚投資」という実戦は、10年以上のパチスロ人生で初の出来事だった。

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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パチンコ「一撃1万発オーバー」も期待の激アツ!「大量出玉」を呼び込む「ダイナミックな役物冒険劇」に夢中!!

 いやー、『うまい棒』のことが気になって夜も眠れません。ベッドで横になっても体がアツくなってじわーっと汗をかき入眠が妨げられるこの感じ。絶対に『うまい棒』のせいです。

 そんな『Pうまい棒4500~10500』ですが、公式にも非公式にも続々と情報が出てきまして、ますます早く打ちたい気持ちが増幅されます。一撃1万発オーバーも可能なその出玉性能に注目が集まりますが、それは結果論であって、町男的には「はじめに役物ありき。役物は神なり」なのですよ。まさにパチンコ福音書。

 では、その役物機構をつぶさに確認していきましょう。まず、本機は『餃子の王将3』のようなヘソ入賞形ですね。釘の隙間から横方向に進入していくトラディショナルな一発台の玉の入り方ではなく、盤面上部に搭載されたワイド液晶の下部に設置されたヘソ型の入賞口に道釘からアプローチしていく、デジパチのようなタイプです。

 なので役物確率は辛そうですね。ヘソ式を採用したということは、ある程度頻繁に役物入賞しないとストレス溜まりますから。したがって、その入賞量に対応した役物的な困難さを伴わないとバランスが取れません。

 まして一撃1万発超えもある機械。当然、デジタル確率にもよりますが、感覚的にはやはり『王将』に近い打感だろうと推測されます。

 さて、ヘソに入賞するとスロープを右に左にダイナミックに役物内を横切るような動きをしますが、左から右に流れるメインスロープでは、「クルクル橋」「押し出し役物」「うまいプレス」という3つの障害が待ち受けています。

「クルクル橋」は縦回転に可動する風車のような役物で、アポロチョコのような溝が外周に付けられていて、タイミングがあえばその溝を渡し橋のように玉が横に進んでいきますが、うまくいかないとそのまま下方向に落下しハズレ玉になるようです。

 ちなみに、「クルクル橋」のうえにはクルーンが備わっているので「クルクル橋」にアタックする玉は常に一定のタイミングではなく、通過可否の予測がつきづらい構成になっています。

「クルクル橋」を突破するとすぐ次なる関門「押し出し役物」の出番。役物の外壁からランダムに突起してきて玉をスロープからコースアウトさせようと動きます。ただ、この障害はそれほど脅威になっていない印象で通過率は高そうかも。

 そして「うまいプレス」。うまい棒のパッケージに登場するオリジナルキャラクター「うまえもん」が乗っているプレス機? 乗物? が上下に可動するのですが、これは「押し出し役物」と逆に、プレスされることで正規のルートに導く働きをしています。プレスをスルーするとハズレですね。

 ただ、このメインスロープの下でトロッコのような役物「うまみ号」が左右に動いていて、ハズレ玉がうまくこの「うまみ号」に拾われると最終関門まで玉を運んでくれる救済処置も用意されています。

「うまみ号」は3つの関門どこででも救いの手を伸ばしてくれる最高にイカした役物となっているのです。平和の台にはこの救済がよく組み込まれていますよね。この機能によってゲーム性の幅と奥行きが何倍にも広がります。

 いよいよ最後。立ちはだかるのは「タコ」でした。『ホー助』のような回転体の赤ポケットに入賞すれば直下のスタートチャッカーに入ってデジタルが回転します。赤ポケットは十字に4つ。その間にハズレ穴がそれぞれ2つずつ設けられているようです。つまり見た目上は1/3でしょうか。

 と、『Pうまい棒4500~10500』の役物構成ならびにゲームの流れは以上のようになっています。いやー本当に早く打ちたい!

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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凱旋門賞(G1)にまたも「新星」出現! 世界女王スノーフォール&ラブと激突か……「去年よりも強くなっている」未完の大器が4連勝でいよいよ本格化

 先月31日、英グッドウッド競馬場で行われたリリーラングトリーS(G2)は、ワンダフルトゥナイト(牝4歳、英・D.ムニュイジエ厩舎)が勝利。本馬はこれでG1・2勝を含む4連勝となった。

 未完の大器がいよいよ本格化を告げている。

 3歳春のクラシックに出走することが叶わなかった遅咲きのワンダフルトゥナイトだが、昨年10月のロワイヤリュー賞(G1)でG1初制覇。さらに愛オークス馬のイーブンソーなど好メンバーの揃った英チャンピオンズフィリーズ&メアズS(G1)を連勝して3歳シーズンを終えた。

 古馬になり、長期休養明けで迎えた今年6月のハードウィックS(G2)で3連勝を飾ると、夏の祭典・キングジョージ6世&QES(G1)に登録。いよいよ超一線級との激突が期待されたが、陣営は馬場を理由に回避……返す刀で4連勝を飾ったのがリリーラングトリーSだった。

 2800mのG2を2馬身差の完勝したことにムニュイジエ調教師は「彼女は恐らく去年よりも強くなっている。(今後は)距離を延ばすよりも、むしろ短くした方が上手くいきそうだ」とクラシックディスタンスへの挑戦を表明。

 気になる次走については「次はヨークシャーオークス(G1)かドーヴィル(仏・競馬場)で走ることになるだろう」と話し、そこからヴェルメイユ賞(G1)や凱旋門賞(G1)といったビッグタイトルを狙いに行くようだ。

「ワンダフルトゥナイトの次走の候補に挙がっているヨークシャーオークスですが、どうやら英・愛オークスを圧勝したスノーフォールや、先日のキングジョージ6世&QESで1番人気だったラブ、昨年のブリーダーズCターフ(米G1)を制したタルナワなどの有力馬が出走プランの候補に挙げています。

もし、そこにワンダフルトゥナイトも出走することになれば、間違いなく秋の凱旋門賞を大きく占う一戦になりそうです」(競馬記者)

 毎年8月に行われるヨークシャーオークスは、昨年の覇者ラブを始め、一昨年にはエネイブル(凱旋門賞連覇)、3年前にはシーオブクラス(凱旋門賞2着)が勝利するなど近年、凱旋門賞と密接な関係を持つ重要なレースになっている。

 日本からはクロノジェネシスやディープボンドが出走を予定している今年の凱旋門賞だが、欧州では早くも前哨戦から世界中の注目を集める一戦になるのかもしれない。

(文=大村克之)

<著者プロフィール>
 稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。

トヨタ・新型ランクル、発売前に注文殺到→受注停止の謎…納車まで4年、価格高騰の可能性も

 6月10日、トヨタ自動車の「300系」と呼ばれる新型「ランドクルーザー」が世界初公開された。ランドクルーザーは1951年8月に初代「BJ型」が誕生して以来、人々の安全・安心を支えるクルマとして、世界中のユーザーに選ばれ続けてきたトヨタを象徴する一台。

 現在では年間30万台以上が販売され、世界170の国と地域で累計1040万台の販売台数を記録している。そういったユーザーの「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」というニーズに応えて、信頼性、耐久性そして悪路走破性を鍛えて、進化し続けてきた唯一無二の存在がランドクルーザーなのだ。

 そのランドクルーザーが生誕70周年を迎える2021年。長年にわたる技術の積み重ねと最新技術の融合によって基礎から一新した、フラッグシップモデルであるランドクルーザーが今夏、正式発表・発売となる予定だ。

 新型ランドクルーザーは、2007年に登場した「200系」の後継モデルとなるステーションワゴンタイプだ。「ランドクルーザーの本質である信頼性・耐久性・悪路走破性を進化させつつ継承すること」、そして「世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走りを実現する」との2点が開発の狙いとなっている。

 これを実現するために、クルマの骨格やパワートレインを刷新しているのが特徴だ。ランドクルーザーのDNAを守る礎であるフレーム構造のボディを踏襲しつつ、トヨタのクルマ構造改革である「TNGA」を採用した新GA-Fプラットフォームを採用。この新シャシーによって、ボディ剛性を高めるだけでなく200kgの車両全体の軽量化も実現した。

 そして、ランドクルーザー伝統の悪路走破性をさらに向上させるために、接地性を向上させるE-KDSS(電子制御のキネティックダイナミックサスペンションシステム)や、ドライバー視点で障害物を可視化できるマルチテレインモニター、走行路面を判定し自動でモード選択してくれるマルチテレインセレクトなどの新技術を搭載している。当然ながら、最新世代の運転支援システム「トヨタセーフティセンス」も全車標準装備となっている。

 新型ランドクルーザーに搭載される予定のパワートレインは、新開発の2種類のV6ツインターボエンジンを採用。ガソリンエンジンは最高出力415ps、最大トルク650Nmを発生する3.5L V型6気筒ツインターボ。そして最高出力309ps、最大トルク700Nmを発生する3.3L V型6気筒ディーゼルツインターボエンジンだ。両エンジンに組み合わされるトランスミッションは10速ATで燃費性能も向上している。

 グレード構成はガソリンエンジン搭載車がスタンダードな「GX」「AX」「VX」に、オンロードの走行性能に磨きを掛けた「ZX」、そしてタフなオフロード性能を実現した「GR-SPORT」の5グレード。乗車定員は、GX、ZX、GR-SPORTが5人乗り、AX、VXが7人乗り。ディーゼルエンジン搭載車はZXとGR-SPORTの2種類で、どちらも7人乗りとなる。またGR-SPORTのフロントグリルは専用デザインとなり、英字で「TOYOTA」の文字が輝く。

 さらに、ランドクルーザーは車両盗難が多いことで知られているが、新型はエントリーグレードのGXを除く全グレードに指紋認証システムを標準装備し、セキュリティ対策を大幅に強化しているのが特徴だ。

注文殺到→受注停止の理由

 先代モデルから全面刷新された新型ランドクルーザーは、正式発表・発売前にもかかわらず、すでに受注が開始されている。しかも、受注が殺到し、すでに納車まで約4年かかるともいわれているのだ。そんななか、7月21日現在、新型ランドクルーザーの受注が停止されているのだ。受注停止期間は8月1日までとなっているが、延びる可能性は高い。

 新型ランドクルーザーが受注停止に追い込まれた理由は、輸出や転売目的で予約した人が多いからだ。現在、事前受注の内容を確認しており、輸出・転売目的が疑われる受注に関してはキャンセルになるといわれている。

 人気の高いクルマを事前に予約し、プレミアム価格で転売するケースが増えている。こういったことが増えると、本当に欲しい人がクルマを手に入れられないだけでなく、「未使用中古車」として販売される車両価格が高騰するといった、コンサートチケットなどの転売と同じことが起きてしまうのだ。

 そのような事態を防ぐために、現在受注ストップとなっている新型ランドクルーザー。正式発表された時に、納車までの期間が一体どれくらいの長さになるのか。大変気になるところだ。
(文=萩原文博/自動車ライター)

こどもの時間と大人の時間、どれほど違う?

てんてんさん作品_1

こどもは時計ではなく「できごと」で時間を計っていた

こどもは大人の時間感覚でまったく動いてくれない。「保育園に遅刻しちゃうよ」と言っても朝食をだらだら食べているし、「電車が行っちゃうよ」と言ってもダンゴ虫を転がし続けている。公園やおもちゃ売場に行くと、そこらじゅうで親が「早くお昼ごはんを食べに行こう」「もう5時だよ。いいかげんに帰ろう」と、動かないこどもたちに説得を重ねて失敗している。不思議生物・こどもは、なぜこんなにも時間にルーズ(?)なのか。彼らはどんな時間を生きているのか?

今回は「時間学」の研究者である千葉大学の一川誠先生をお迎えして、こどもの視点ラボの石田文子と沓掛光宏が大人とこどもの時間感覚の違いについて聞きました。

石田:こどもの視点ラボは「大人がこどもになってみる」ことで、こどもを理解するための活動をしています。でも今回は、どうやってこどもの時間を経験すればよいかわからなかったので、まず、写真家のてんてんさんと一緒に「こどもの時間」を可視化してみました(冒頭の写真作品)。

沓掛:こちらはてんてんさんのお子さん、(撮影当時)4歳のいとちゃんの朝の行動を定点カメラで撮って1枚の写真にまとめた作品です。お母さんはキッチンと食卓を行ったり来たりという感じでしたが、いとちゃんは猫とじゃれあったり、あれこれおもちゃで遊んだり、机やソファにのぼったり、テレビを見たり、着替え中もふざけたりと、実にたくさんのことをしていました。

石田:公園バージョンもあるんだよね。

沓掛:はい。こちらは公園での30分。すべての遊具で遊び尽くすというか、可視化すると改めてけっこうな行動範囲だなと。一方、お母さんは「見守る」行動が中心でした。

てんてんさん作品_2
撮影風景
定点カメラで約20秒に1回シャッターを押し、いとちゃんの動きを1枚にまとめた。

一川先生(以下、先生):すごく面白い作品ですね。大人に比べてこどもがいかによく動いているかがわかって興味深いです。

石田:これを見るだけでも、こどもの方がずいぶん時間を長く感じている気がしますが、実際どうなんでしょう?

先生:大人とこどもの時間感覚がかなり違うことは、さまざまな研究でわかっていることです。心的要因として、人間は多くのイベントを体験すればするほど時間を長く感じる傾向にあります。この写真のように短時間で多くのことを体験すると、当然、感じる時間は長くなります。こどもは大人より代謝がいいので、身体的要因からも時間を長く感じています。

沓掛:代謝がいいと時間を長く感じるんですか?

先生:はい。こどもほどではないですが、大人でも運動して代謝をあげると時間を長く感じますよ。そもそもこどもは、時計という道具を使い慣れていないので「1時間がどれくらい」という感覚がありません。起こった出来事の多さで時間の長さを推測する、いわば「できごと時間」で生きているんです。

石田:「できごと時間」ですか!確かに、小さい子は時計の見かたすら知らない。そのことを大人はうっかり見落としているかもしれません。

先生:そうですね。こどもが時計に合わせて行動するというのは、大人が思っているほど容易なことではないんです。

衝撃!こどもに「早くして」と言ってもムダだった!?

石田:先日、こどもが小学校に入学したんですが「8時までに家を出なきゃいけないよ、あと5分だよ!」と言ってもまったく急ぐ様子がありません。時計の時間を認識できるようになるのはいつごろなんでしょう?

先生:一般的に発達心理学でいわれているのが、「昨日・今日」「明日・あさって」など、過去と未来の感覚がついてくるのが6歳くらい。もちろん個人差はありますが。小学校にあがって時計を基準にした生活習慣に慣れていくことで、9~10歳くらいでやっと大人と同じ感覚になるといわれています。

石田:9~10歳ですか!ということは、うちの子はまだわかってないですね。いや、わかってない感じがヒシヒシとします(笑)。

沓掛:ということは、「おやつは後で」とか「公園は明日だよ」と言っても、当然幼児は理解していないということでしょうか?

先生:「今じゃない」ことはわかっても、どのくらい待てばいいかはわからないでしょうね。なぜ今はダメなのかピンときてないと思いますよ。

石田:じゃあ「早くして!」もわかっていない?

先生:「早くする」「急ぐ」というのが時間的にどれくらいなのか理解していないので、単純に怒られている感覚しかないでしょうね。

石田:私のここ数年間の「早くして!早く早く!」は「こらー!こらこら!」と同じだった、ということですかね……。衝撃です。申し訳なかったという気持ちにすらなります。では、こどもに何かをやめてもらいたいとき、急いでもらいたいときはどうすればいいでしょう?

先生:先ほどお話ししたように、こどもはイベントを目印に時間を判断するので「ちょっとだけ」ではなく「1回だけ」とはっきり回数で伝えたり、「この歌が終わったら終わりだよ」とイベントを基準にしたりすると理解しやすいでしょう。急いでほしいときは「競争だよ」「どっちが早く着替えられるかな?」というふうに、やってほしいことに集中できる指示を出してあげるといいと思います。

石田:このお話、5年前にお聞きしたかったです(笑)。

沓掛:今日からやります。すぐやります。

こどもと大人の「体験」の数を比べてみた

石田:先生の著書で、「食事というイベントは、大人にとっては栄養摂取のための単独の出来事だが、こどもは食事の間ですらいろいろな出来事を体験している(※)」というお話を読んでとても面白いと思い、食事時間の行動を観察して可視化してみました。

※出典:「大人の時間はなぜ短いのか」一川誠著(集英社新書)


沓掛:うちの3歳児と私の行動、7歳の息子さんと石田さんの行動。それぞれを円グラフにしたものです。食べたり話したりする以外に、手についたヨーグルトで遊んだり、こぼして泣いたり、歌をうたったり、動きまわったりと、食事の間だけでも実にいろんなことをしているなぁと改めて思いました。

3歳児の食事

7歳児の食事

石田:うちもです。食べ物で遊んでしまうので注意すると、すねて食事を中断してしまったり、機嫌を直したかと思うと踊りだしたり……。

先生:面白いですね(笑)。やっぱり、お子さんの方がかなりイベントの数が多い。お二人の場合はお子さんを叱ったりこぼした食べ物の掃除をしたりというイベントがありますが、大人が1人で食べていると「話す」もないので「食べる」だけのグラフになりますよね。そうすると、後から思い出したときにとても時間は短く感じます。しかも、「食べる」という行為自体はルーチン化していく出来事なので「体験した」という感覚もどんどん弱くなり、そもそも記憶にすら残さなくなっていくんです。

石田:そういえば、1人で食べた昼ごはんのことはぜんぜん思い出せません……。

沓掛:ルーチン化した普通の出来事は記憶に残らない。ということは、逆に、初めての体験が多いこどもは大人より相当長い時間を生きていそうですね。

先生:そうですね。でも、初めての体験をするこどもと過ごすことは、親にとっても初めての体験です。こどもと一緒にいることで親も時間を長く感じられていると思いますよ。

沓掛:それは親にとってうれしいことですね。こどもの1日(日曜日)の行動も円グラフにしてみました。これでも少し省いているほどで、ものすごい量のイベントの数でした。

3歳児の1日の流れ
7歳児の1日の流れ

先生:なるほど。7歳でもこんなにイベントの数が多いんだな、ということが可視化されていてとても面白いですね。

沓掛:3歳児は「寝る」「食べる」以外はほとんど遊んでいるんだな、と改めて思いました。しかも午前中の方がやることの数が多く、夕ごはん以降はイベントの数が減る傾向にありました。

先生:それは意外ですね。代謝があがってきて体が動きやすいのは午後なんですが。朝起きてすぐは集中力がもたないので、それでいろいろな遊びに手をだしている可能性はありますね。夕ごはん以降というのは、こどもの場合、就眠時間が近いために動きがスローになっているのかもしれません。昔は日の出と日の入りを基準に起きて寝ていましたから、こどもは大人よりも行動が昔のペースに近いのかもしれませんね。

石田:現代は寝る時間がどんどん遅くなるのに伴って、こどもの寝る時間も遅いことが問題になっています。

先生:身体的にはほんとによくないですね。寝る時間や食事の時間が遅いと、生活習慣病にかかるリスクもあがってきます。

石田:こどもでもですか?

先生:はい。将来、生活習慣病である糖尿病や高血圧などが起こりやすくなります。このことはもう少し知られてもいいことかな、と思います。

石田:将来の健康にも関わってくるというのは驚きです。気を付けたいですね。寝る時間が遅くなると、起きる時間も当然遅くなります。まだ集中できないうちに学校の授業が始まってしまって授業についていけなくなり、学力が低下する、という話も聞いたことがあります。

先生:起きてから集中力が高まるまで、2時間くらいはアイドリング的な感じですからね。頭がシャキッとしてくるのは1時間後くらい、体を動かすなら起きて2時間後くらいがよいと思います。

「見守る」より「一緒に遊ぶ」方が、大人もお得!

石田:ところで、大人でも時間がすごく長く感じるときがあります。こどもの公園などにつきあっているときです。まだ遊ぶの?もう帰ろうよ、と。

先生:人が行動しているのを見ているだけの「待つ」という行為は、時間を長く感じさせます。人間はなにもしないと時間経過に注意を向ける傾向にあって、時間経過に注意を向ければ向けるほど時間はどんどん長くなる。そのときの「待つ」はとても長いんだけど、充実した感覚ではないので、後で記憶としてたどると短くなっています。

石田:そのときは長く感じているのに、思い出すと短いんですか!なんだか損ですね……。
大人はこどもといるときのスタンスをもうちょっと変えた方がいいですね。

先生:充実した感覚は「豊かな時間」として記憶に残り、思い出されやすくなりますから、ただ待っているより一緒に遊んだ方がいいでしょうね。

石田:そういえば、こどもが3歳くらいのころ、公園に行こうとしても道草が多くてなかなか公園に着かないことにイライラしていたんですが、ある時ふと「道端で時間をつぶせているんだ。ラッキー!と考えよう」と意識を変えたら、とてもラクになりました。

先生:単なる「移動」をイベントに変換したわけですね。大人は公園に行ってからを「遊び」と考えがちですが、こどもにとっては道でいろいろなものに出合うことも「遊び」。それも含めて「公園へ行こう」ってことですからね。

沓掛:ほんとにそうですね。ところで、あれこれ道草するのとは逆に、ずーっと砂場で遊び続けているときもあります。こどもは大人よりも集中力があるのでしょうか?

先生:興味がないことに関しては、こどもの集中力は大人より持ちません。10分くらいが限界ではないでしょうか。この場合は、砂遊びという一つのイベントに集中しているだけなので、そんなに長く時間がたっている意識がないんだと思います。日が暮れてくるとさすがに時間経過を感じるでしょうが、日中の明るい時間に「もう1時間たったよ」と言われても、本人はピンとこないでしょうね。

石田:なるほど。一つのイベントを楽しんでいただけなのに「いつまでやってるの!」となぜか親が怒っている。こどもからすると理不尽でしょうね。

沓掛:ところで先生、赤ちゃんの時間感覚というのはどんな感じなんでしょう?

先生:3歳より前のこどもの時間感覚はよくわかっていません。より「できごと時間」を生きている傾向が強いようだ、ということぐらいでしょうか。現在・過去・未来の感覚がありませんから、より即時的に「今」を生きている側面が強いのではないかと思います。

石田:「できごと時間」を生きているのだから、いろいろなものに触れさせてあげることがやっぱり大事ですかね?

先生:多すぎる必要はありませんが、お散歩に出かけて何かを見せてあげたりすることは、学習の準備という意味でも大事でしょうね。

インタビューの風景
一川先生へのオンラインインタビューの様子

大人には多くの「盗まれた時間」があった

石田:私の悩みになってしまうのですが、こどもといると「早く早く」と言ってしまうことが多くて、自分はせっかちなのかな?と思っていました。せっかちな人とそうでない人というのは、生まれついた性格なんでしょうか。

先生:生まれついた性格よりも、生活習慣の影響が大きいといわれています。せっかちな人は心理学用語では「Aタイプの人」と言いますが、時間を効率的に使ってうまくいった成功体験がAタイプを助長するようです。ひと昔前のモーレツ社員がその典型ですね。寝ることもムダと感じてしまうため、睡眠時間は短い。ムダがあることにイライラするためにストレスが多い。そういう要因から、Aタイプは心疾患や高血圧など循環器系の病気にかかりやすいといわれています。Aタイプじゃない人のことを総称してBタイプと言うことが多いですが、病気のリスクは低いです。

石田:せっかちなのは、仕事上はよくても健康上はよくないんですね。

先生:いや、Aタイプの人が労働生産性が高いかと言うと、長い目で見るとそうではありません。アクセルをふかし続けていられる時間はそんなに長く持ちませんから。時計は人間が作り出した道具ですが、現代はその道具に人間が使われているところがある。こんなに時計が出回ったのは、日本では戦後から。いわば長い人類史の中でたった75年ほどです。もっと昔は「一刻、二刻」と、2時間単位くらいを行動の目安にしており、人間の時間感覚はそもそも分刻みで生活するようにできていません。急に分刻みの生活をしようとしても身体的にも無理がかかりますし、チームとしての生産性も実は下がりやすい。今のやり方は持続可能な働き方とは言えないと思います。

石田:なるほど。すきま時間にも打ち合わせを入れてしまう、自分の働き方についても考えさせられます。こどもと一緒のときも、仕事のメールを確認したりするためについスマホを見てしまい、「ケータイばっかり見て」と言われてしまいます。自分では長く見ないように気を付けているつもりなんですが……。

先生:スマホやPCを見る時間を、人は過小評価する傾向にあります。検索したりネットサーフィンをしている時間です。リンクにつながるまでや、キーワードを入力して目当ての情報にたどり着くまでに実はけっこうな時間がかかっているんですが、イベントとしては認識しない。その時間を人間は正当に評価しないので「盗まれた時間」になってしまう。なんとなくネットサーフィンをしていたら2時間くらいたっていた、というのは「盗まれた時間」の典型です。

石田:「盗まれた時間」。こわいですね!スマホを見ている時間は自分が思っているより長いということを意識して、こどもと一緒のときはとくに気を付けたいと思います。

沓掛:最後にお聞きしたいのですが、こどもの時間を大人が疑似体験したいと思ったら、どんなことをすればいいでしょう?

先生:とりあえず、時計やスマホを体からすべて外して、体験で時間を計ってみることでしょうか。時計もスマホも持たないで無人島のリゾートにでも行って、非日常を生きてみる。それがこどもの日常にいちばん近いかもしれませんね。

石田:なるほど!その発想はありませんでした。非日常に身を置くことは、日々新しい体験をしているこども(の感覚)に近そうです。でも、大人はスマホや時計がないことにソワソワして、慣れるまでに数日かかってしまいそうですね(笑)。

先生:短い時間でも新しい土地にいって時計を見ずに過ごしてみると、面白い発見があるかもしれませんよ。

沓掛:夏休みなどにぜひやってみたいです。いやー、すべてがこどものためにも自分のためにもなるお話ばかりでした。ものすごく面白かったです。

石田:本当ですね。貴重なお話、ありがとうございました。

今回も目からウロコの学びがたくさんありました。

●こどもは時計を理解していないことを忘れずに。「ちょっとだけ」「早く」ではなく、「1回だけ」「ママと競争だよ」と行動に移せる指示をだしてあげよう。

●こどもが遊んでいるのをただ待つ時間は、長く感じるが思い出には残らない。どうせなら一緒に遊んで、充実した「豊かな時間」として記憶に残そう。

●こどもは体験ごとに時間を推測している。砂遊びなど、一つの体験に熱中しているとき、本人はそれほど時間がたったと思っていないことを知っておきたい。

●スマホで検索している時間を、人は過小評価している。自分が思っているより長い時間スマホの画面を見ているので、こどもと一緒のときはとくに気を付けたい。
スケジュールに追われ、時間に使われている大人と、一つ一つの体験を大切に生きているこども。よりよい人生を送るためには、大人はこどもから「豊かな時間の使い方」を学ぶべきかもしれません。まずは時間を気にしないでいい日をつくって、日暮れまでこどもと一緒に遊んでみたいと思います!

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JRA福永祐一「来年まで楽しみ」ルージュスティリアはまるでワグネリアン!? シャフリヤールの黄金タッグが揃って高評価、強過ぎた故に陥った誤算「下手に乗った」と反省

 1日、新潟競馬場で行われた5Rの2歳新馬戦は、福永祐一騎手騎乗の1番人気ルージュスティリア(牝2、栗東・藤原英昭厩舎)が優勝。単勝1.4倍の圧倒的支持を受けた期待馬が、モノの違いを見せつけてデビュー勝ちを飾った。

 史上2頭目となる無敗の三冠馬となったディープインパクトは、現役引退後に種牡馬としても9年連続リーディングサイアーに輝いた名馬。その死から2年の月日が経ったばかりだが、晩年の産駒から楽しみな牝馬が登場した。

 今年デビューした2歳の新馬戦でまだコマンドラインが1勝を挙げたのみ。少々意外な結果にも感じるが、ようやく真打ちが登場したかもしれない。

「能力が高い。スケール感がある」

 シャフリヤールを擁して日本ダービー(G1)を制した福永×藤原の黄金タッグ。その二人をして能力の高さを裏付けるコメントがレース前から飛び出したのがルージュスティリア。勝って当然の期待馬に陣営が求めていたのは、勝利の二文字よりも勝ち方だった。

 ところが、驚くことにレース後、福永騎手から出たのは、「下手に乗ってしまった」という反省の弁。ルージュスティリアが強過ぎたが故に名手のプランに誤算が生じてしまったようだ。

 10頭立て芝1800mのレース。好スタートを決めたルージュスティリアは、行き脚がつき過ぎて先頭に立つ勢い。福永騎手としては、取りこぼしのリスクを避けるため、好位追走のイメージが頭にあったと推測がつく。

 レースの主導権を握ったオヒロイチョウサンが逃げた流れは、1000m通過が65秒9という超スロー。手応えのよかったパートナーを一旦なだめて、中団の6番手までポジションを下げたとはいえ、前残りだけは避けたい思いもあったのだろう。

 残り800mを過ぎて外から進出を開始したルージュスティリアと福永騎手のコンビだが、抜群の反応を見せて最後の直線半ばで早々と先頭に躍り出る。後方から上がってきたスターズオンアースの末脚に一瞬冷やっとする場面もあったが、内容的には完勝といえる。

「4角で前を射程に入れておこうと予定していたけど、結果2ハロン以上追わせてしまった」

 これが前述の反省となった訳だが、「でも調教より芝でさらに良かった。来年が楽しみになった」と、振り返ったあたりは能力の高さを再確認できたということだろう。

「超スローで究極の切れ味勝負となりましたが、自分から勝ちに動いて上がり3ハロン32秒7で押し切ったのはさすがです。福永騎手とのコンビで32秒台の上がりを駆使して新馬勝ちした馬といえばワグネリアンを思い出します。

ワグネリアンはヘンリーバローズとハナ差の辛勝でしたが、ルージュスティリアは早めに動く誤算がありながら3/4馬身差の完勝ですから……。“来年も楽しみ”というからには、G1級の評価をしていると考えられますね」(競馬記者)

 祖母に米G1・3勝馬ワンデスタもいるルージュスティリア。同馬のスケールを語る陣営からディープインパクト、シャフリヤールの名前が出てくることも異例といえるが、それだけ評価が高いということ。

 今年のダービーには牝馬のサトノレイナスが挑戦したが、もしかしたら来年のダービーにルージュスティリアの姿があっても驚けないかもしれない。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

新型コロナワクチン、副反応で起き得る心筋炎とは?かぜ症状や胸の痛み、息切れは要注意

 新型コロナウイルスワクチンの接種率が高まる一方で、副反応に対する不安も広がっている。

 7月9日に、ヨーロッパ医薬品庁が米ファイザーと米モデルナのワクチンに関し、副反応として極めてまれに心筋炎や心膜炎を発症する恐れがあると結論付け、製品情報に記載するよう勧告したことを受け、さらにワクチン接種に不安を持つ人が増えている。厚生労働省はすでに6月の時点でワクチンの副反応と思われる心筋炎、心膜炎が起きる可能性を示唆しており、医療機関では、そういった副反応の可能性を踏まえてワクチン接種を行っている。

 過度な不安を抱かないためにも、心筋炎とはどういった症状かを正しく理解し、万が一に備えてから接種を受けるべきだろう。

 加藤勝信官房長官は6月24日の記者会見で、ファイザー製ワクチン接種後の副反応とみられる心膜炎や心筋炎が、国内で12例あったと公表した。アメリカ、イスラエルなどワクチン接種率が高い国でも、副反応とみられる心筋炎の報告があり、30代以下の若い男性に起きやすい傾向にあるという。

 厚労省は6月13日の時点で、日本国内の1714万人がファイザー製ワクチンの接種を受け、そのうち156万人に1人の割合で心筋炎や心膜炎の症状が確認されたと公表している。こういった報告を受け、政府や専門家は一様に「接種を控えるようなものではない」と評価しているが、学校での集団接種なども検討されている今、多くの不安の声が上がっている。

 心筋炎の副反応が出た人の多くは軽症で改善しているというが、その症状とはどういったものなのか。有明みんなクリニック・有明こどもクリニック・有明ひふかクリニック理事長、小暮裕之医師に聞いた。

「心筋炎、心膜炎のなかでも急性の場合は、最初はかぜのような症状が数日続き、突然、心不全症状が起き、ごくまれにですが、最悪のケースは死亡することもあります。原因は、心臓を動かしている筋肉(心筋)や心膜にウイルスが感染して炎症を起こす病気です」(小暮裕之医師)

 かぜなどのウイルスでも起きる可能性がある心筋炎だが、初期には気づきにくいため、ワクチン接種後は十分な経過観察が必要となる。

「早期に気づき治療することが大事ですので、若い世代の男性は特に、ワクチン接種後は経過観察をしっかりしてほしいと思います。ワクチン接種後4日程度は体調変化には十分注意し、かぜのような症状以外にも胸の痛みや息切れが見られることがあるので、そういった症状があらわれた時は速やかに医療機関を受診してください。しかし、これまでの心筋炎の副反応が出た方々は幸い軽症ですので、過度に不安になる必要はないでしょう」(同)

 若年者では新型コロナウイルス感染により心筋炎になるケースもあり、その症状はワクチンの副反応よりも頻度が高いことがわかっている。ワクチン接種により、感染予防だけでなく感染した際の重症化予防を図るメリットがある。重症化を防ぐことができれば、コロナ感染は脅威ではなくなり、日常を取り戻すことができる。ワクチンの重要性を理解し、接種への不安を拭うことが重要である。
(文=吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト)



吉澤恵理/薬剤師、医療ジャーナリスト
1969年12月25日福島県生まれ。1992年東北薬科大学卒業。薬物乱用防止の啓蒙活動、心の問題などにも取り組み、コラム執筆のほか、講演、セミナーなども行っている。