一番利用されいるスマホ非接触決済サービス、急増で3位には「楽天Edy」2位「モバイルSuica」1位は「iD」という結果に

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

各社から様々なサービスが登場してきているスマートフォンの非接触決済サービス。飲食店や食品スーパー、コンビニ、百貨店などどんなショップでも対応可能となっており、あなたも1つや2つ利用しているサービスがあるのではないだろうか。MMD研究所が、2021年7月1日~7月5日の期間で18歳~69歳の男女45,000人を対象に「2021年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」を実施。その結果を集計した最新の利用状況が発表された。

意外にもまだまだ認知度と理解度は低い

 MMD研究所はスマートフォン非接触決済サービスについて、「認知」「内容理解」「利用状況」などの目線からアンケート調査を行っている。

 まず、「スマートフォン非接触決済の認知と利用状況」という項目においては、「非接触決済という言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」との回答が20.5%と最も多く、次いで20.2%の「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない」、3番目には「全く知らない」(18.5%)という回答となった。

 調査対象となった年齢層が69歳までと広かったこともあるだろ…

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Snow Manファンも衝撃の『それスノ』低視聴率の裏事情…ジャニーズ番組の“数字”を検証

 4月11日からスタートしたSnow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系、以下『それスノ』)。初回の視聴率は世帯3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人1.8%という低迷で、危機感を抱いたSnow Man ファンたちが「リアルタイムで観よう」とネット上で呼びかける事態となった。

 それから約4カ月。現状を探ると、意外な事実が浮かび上がってきた。さらに、ジャニーズタレントの番組の根強い人気の源泉も見えてきた。

タイムシフト視聴率が示す“録画組”の存在

『それスノ』が放送されているTBSの日曜昼1時台は、3月末まで『噂の!東京マガジン』がオンエアされていた。しかし、若返りを図る意味もあり、『東京マガジン』は4月からBS-TBSに移行した。ちなみに、『東京マガジン』の地上波最終回の視聴率は世帯9.1%、個人4.7%だったという。

「50代以上から圧倒的に支持されていた番組の後を受けて、いきなり若者向けの番組が始まったわけですから、さすがに視聴習慣はつきづらい。『それスノ』の視聴率は4月18日の2回目も世帯3.6%、個人1.8%、4月25日は世帯4.2%、個人2.2%と、突き抜けてはいない数字です。5月の5週目も世帯4.1%、個人2.3%と、なかなか上がり目がない」(テレビ局関係者)

 早くも窮地に陥りつつある『それスノ』だが、救いがないわけではないという。

「タイムシフト視聴率、いわゆる録画視聴率です。これは、放送から7日以内に再生視聴された割合を示す推定値。この録画視聴率を世帯視聴率に加算することで総合視聴率を出すことができますが、誤差があるため、単純に世帯+録画=総合になるとは限りません。『それスノ』の録画視聴率を見ると、初回の4月11日は0.7%。つまり、総合視聴率は4.2%と、確実に“録画組”がいることがわかります」(同)

 また、最近はリアルタイム視聴率にも変化が見られるようになったという。

「たとえば、7月4日のオンエアは世帯4.6%、個人2.4%と、いずれも上向いています。しかも、F1(女性20~34歳)は2.6%、F2(女性35~49歳)は3.0%、 F3(女性50歳以上)も3.6%と、女性層の視聴者が定着しつつあります。さらに、同日の録画視聴率は0.6%で、総合視聴率は5.0%。つまり、リアルタイムで観られない視聴者も、きちんと録画をして楽しんでいるということです」(同)

ジャニーズ番組の“数字”を検証

 ジャニーズタレントの番組は週末に多い。たとえば、土曜に『いただきハイジャンプ』『KinKi Kidsのブンブブーン』(ともにフジテレビ系)、『I LOVE みんなのどうぶつ園』『1億3000万人のSHOWチャンネル』(ともに日本テレビ系)、日曜には『ニノさん』『スクール革命!』(同)、『相葉マナブ』(テレビ朝日系)が放送されているが、各番組の動向はどうなのだろうか?

「7月3日の『ハイジャンプ』は世帯3.3%(個人1.7%)ですが、録画視聴率が0.2%で、総合3.5%でした。同日の『ブンブブーン』は世帯3.4%(個人1.8%)で録画視聴率が0.3%で、総合3.6%。土曜のフジは朝から夕方まで、どの番組もほぼ録画されていないか、もしくはせいぜい0.1%という録画視聴率の中で、この2番組だけ毎週録画されていることが印象的です。

 また、6月26日の『みんなのどうぶつ園』は世帯9.7%(個人5.8%)、録画視聴率1.5%で総合11.0%。同じ日の『SHOWチャンネル』は世帯9.2%(個人5.5%)で録画視聴率が1.1%で、総合10.2%となります。

 7月4日の『ニノさん』は世帯7.6%(個人4.5%)で録画視聴率が0.4%で、総合8.0%。同日の『スクール革命!』は世帯6.7%(個人3.8%)で録画視聴率が0.6%で、総合7.2%。同じく『相葉マナブ』は世帯9.9%(個人5.7%)、録画視聴率が0.6%で、総合10.3%でした」(同)

 また、気になるのが、最近低迷していると言われる『VS魂』(フジテレビ系)と、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)だ。

「7月1日の『VS魂』は世帯6.2%(個人3.8%)、録画視聴率が1.2%で総合7.4%。同日の『夜会』は世帯6.2%(個人3.3%)、録画視聴率が1.0%で総合7.1%となっています」(同)

 1日のうち特に視聴者の多い時間帯「プライムタイム」で、録画を含めても7%台というのは心もとない感もあるが、やはり一定の視聴層はいるようだ。これまでも“数字を持っている”と言われてきたジャニーズタレントの潜在視聴率の高さが一部証明された形だが、今のジャニーズ戦国時代から抜きん出るのは、どのグループなのだろうか?

(文=編集部)

パチンコ「約96%ループ」×「最大3回」の激アツRUSH!「期待出玉5000発」…斬新スペックの実力は!?

 今年の町男はライトミドルをガン推ししてその性能にあやかろうとパワーのある機種を中心にいろいろ打ち散らかしていますが、今回も気になるライトミドル機を打つことに。

 その機種とは『Pバーストエンジェル3 199Ver.』です。この『バーストエンジェル』シリーズは代々奇抜なスペックが好きなようで、初代は1ゲーム連が93%でループする一般電役だし、2台目は業界初となる「V確」システムを編み出した『CRウィッチブレイド』の進化型。

 そして本作は小当りRUSHのリミットタイプという、かなり風変わりなスペックとなっています。

 確変突入率が100%で確変継続に2回と4回のリミットが設けられていて、初当りの1/3で4回大当り+小当りRUSHを獲得できる「V RUSH」に突入します。逆に2回リミットの場合は確変ワンセット+小当りRUSHとなり、なかなか出玉に差がつく設計でお出迎えですね。

 大当りは3ラウンド約150発固定となっているので、小当りRUSHでどれだけ増やせるかが勝負のカギを握ります。その小当りRUSHは小当り1回あたり平均で約75発を獲得できる出玉性能となっていて、確変中確率が1/25.4、小当り確率が1/1.29なので継続率は約96%を誇るわけです。

 そして、「V RUSH」突入時の期待出玉は約5000発とも言われており、ライトミドルの確率を考えれば出玉感も充分…。

 なはずでしたが、なかなかに厳しい結果が待ち受けていました。わずか数回転で初当りを獲得し、それが約33%の偉いほうを引き当てたまでは完璧だったんですが、確変中の大当りをすぐ引くっ(ダイアン津田で)。

 いやー、STの1/25くらいはまー引けないのに小当りRUSH中の1/25はめちゃめちゃすぐに引けますね。3回中の2回も10回転にさせないで大当りさせちゃうと4回セットの最終出玉が1680発表記の体たらく。

 このシステムはだいぶ打ち手とそのときの調子に影響されるシステムですねー。リミット到達でただちに通常時に戻ってしまうのでループ性がなく、失敗の許されない1回限りの、小当りRUSHは3回ありますが、セメントマッチをモノにしなければなりません。

 もう少し大当り確率が低ければなんとかできそうな気も増すんですが、絶妙にハマらなそうな確率です。あとはループ性が皆無っていうのがやれない印象を助長してますよね。正直、大きく出玉を稼ぐイメージが湧きにくいゲーム性ではあります。

 ライトミドルの当りやすさで初当りをたくさん取る、つまり長時間遊技をしてこそ本領を発揮するタイプのマシンと言えそうですね。ただ、遊タイムは搭載されていないので、そこも自力。人間設定の低い、地肩の弱い、つまりは私のようなパチンカーとの相性が芳しくない機種かもしれません。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

 

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パチスロ「万枚」も余裕の『番長』シリーズ級の面白さ!? 全ては「○○」に集約された「5号機」を振り返る!!

 大手メーカー「大都技研」の主要機種のひとつに、『押忍!番長』シリーズがある。

 現役の『押忍!番長3』も爆発的な人気を誇っており、導入から時間が経過した現在でも「メイン機種」として扱っているホールが多いのではないだろうか。

 筆者が住んでいる近くのホールでも『番長3』の稼働は高く、平日でも「万枚」データを記録する複数の台が見受けられる。その実績は申し分ないだろう。

 そんな『番長3』と類似しており、個人的なお気に入り機種が『盗忍!剛衛門』である。名前がどことなく似ているということもあり、リリース当初から注目していた機種だ。

 通常時は「盗目」を連続で引いてポイントを貯めていき、貯まったポイントに応じてARTの抽選を行う(設定によって当選率は異なる)。

 初当り時はSTタイプの特化ゾーン「鬼粋」から開始となり、通常時で貯めた「鬼賽」の数だけチャンスが継続される。「ベル」、「盗み目」、「レア役」を引けばゲーム数上乗せ。鬼賽が4個以下の場合、再セットされる。

 ARTは純増「約2.0枚」、1セット「20G以上+特化ゾーン」。通常時と同様に、「盗目」を連続して引くことで、「チャンスゾーン」や「絶景RUSH(平均上乗せ約200G)」突入の契機へと繋がる。

 筆者も本機のゲーム性が好きでよく打っていた。通常時に思うところはあるが、初当り時に突入する「鬼粋」は手に汗握る戦いである。

 演出が派手なのはもちろんのこと、レバー音時に発生する効果音(上乗せ確定)が癖になってしまう。「やれてる感」を楽しめるのだ。実は「そこまで上乗せしてない」ということも多いのだが(「20~30G上乗せして終了」なんてことは当たり前のように起こる)。

 もちろん良い印象ばかりを持っているわけではない。初当り時の「鬼賽」はだいたい8個前後持っていることが多いのだが、15~20個持ってても100G超えないことも普通にある。そのままARTに突入し、何も起きず駆け抜けて終了。結果、「200枚程度」獲得して通常時に戻されるということもあった。

 低設定の場合は深いゲーム数まで引っ張られることが多いので、「勝てる気がしない」と感じることも多い機種でもある。その上、事故らせるハードルもなかなか高い。

 それでも、やはり面白いから打ってしまう。今となっては、バラエティコーナーでも見つけるのが困難な感じだが、「鬼粋」の面白さはピカイチだ。まだ打ったことない方は、是非一度堪能していただきたい。

(文=ひろ吉)

<著者プロフィール>

 IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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JRA C.ルメールのアメリカンシードは「消し」! エルムS(G3)渾身予想「◎-○」ワイド万馬券も狙える大波乱のシナリオとは……

 8日、函館競馬場ではエルムS(G3)が行われる。

 例年は札幌競馬場で行われる同レースだが、今年は函館開催の五輪シフト。イレギュラーな開催となるが、G1レースでも勝ち負けできそうな豪華メンバーが顔を揃えた。

 通常は過去の同レースから傾向を探るところだが、コースが違えば結果も変わるのが競馬。函館のダート1700mは組まれるレース数も多いため、先週の結果を参考に予想を組み立てたい。

 先週、函館のダート1700mで、馬券に絡んだ8番人気以下の馬は全て4枠より外。特に1~3枠は複勝回収率で落ち込んでおり、外目の枠を有利と考えたい。

■8月1日週の函館ダート1700m枠番別成績(複勝率、複勝回収率)
1枠【1- 0- 0- 6/ 7】14.3% 38%
2枠【1- 1- 0- 5/ 7】28.6% 58%
3枠【0- 1- 2- 8/11】27.3% 52%
4枠【1- 1- 2- 9/13】30.8% 95%
5枠【1- 0- 1-11/13】15.4% 175%
6枠【2- 1- 0-11/14】21.4% 80%
7枠【0- 2- 0-12/14】14.3% 66%
8枠【1- 1- 2-10/14】28.6% 85%

 また、脚質的には前に有利な傾向。最後の直線距離は260mと短く、後方からの競馬では物理的に厳しい結果となっている。

■8月1日週の函館ダート1700m脚質別成績(複勝率、複勝回収率)
逃げ【2- 1- 0- 5/ 8】37.5% 300%
先行【3- 3- 5-11/22】50.0% 129%
差し【2- 3- 1-30/36】 16.7% 66%
追込【0- 0- 1-23/24】 4.2% 16%
捲り【0- 0- 0- 2/ 2】 0.0% 0%

 4コーナー9番手以降で馬券に絡んだ馬も2頭いたが、どちらの馬もハイペースとなった8月1日の函館4R。ペース次第では届かないこともないだろうが、軸としては前の馬から入りたいところだ。

「◎」は、9番ヴェンジェンス

 気になるのは長期休養明けという点だが、陣営は「じっくり立て直しましたし、息遣いは悪くありません。稽古の動きも良くなってきましたから、スタートをさえ決めれば」と臨戦態勢は整っているといえるだろう。

 昨年のフェブラリーS(G1)では10着と敗れたが、ハイペースに巻き込まれる形で中途半端に先行。4コーナーでは早くも手応えがなくなっていた。

 幸英明騎手が「3、4コーナーで砂を被ると精神的に嫌がっていました」と話したように今回の外枠はプラスとなりそうで、引き続き同騎手が手綱を執ることも心強い。

 一昨年のチャンピオンズC(G1)では、タイムフライヤー、ウェスタールンドに先着しており実績も十分。鉄砲実績もあるだけに、ここは好勝負となりそうだ。

「○」は、大穴で11番ロードブレス。

 前走の平安S(G3)では13着と惨敗しているものの、騎乗した幸騎手が「敗因が分かりませんが、力のある馬なので巻き返してくれるはずです」と次走に期待していた馬。今回、幸騎手はヴェンジェンスに騎乗するため坂井瑠星騎手に乗り替わりとなるが、能力的には侮れないところだ。

 6走前の日本テレビ盃(G2)では2着デルマルーヴルに2馬身差の快勝。続く浦和記念(G2)ではウェスタールンドに先着し、ダノンファラオのハナ差2着と好走している。

 陣営は「前走は疲れが応えたんだと思う。調整は順調ですし、立て直した効果に期待したいですね」と語っており、力を出し切れば好走も可能と見た。

「▲」は、5番タイムフライヤー。

 こちらは昨年のエルムS覇者で、その前には今回と同コースのマリーンS(OP)も圧勝している。

 今年のマリーンSでは12着と惨敗を喫したが、陣営は「本来は折り合いに苦労する馬でもないのですが、前走は引っかかって厳しいレースになりました。叩いて状態は上がっていますから、巻き返しに期待したいですね」と一変を目論んでいる。

 昨年のエルムSでは2着ウェスタールンドに2馬身差で勝利と、こちらも実績は上位。今回はC.ルメール騎手から武豊騎手へと乗り替わりとなるが、その手綱捌きに注目したい。

「△」は、6番ウェスタールンド、7番ソリストサンダーの2頭。

 ウェスタールンドは、前走のプロキオンS(G3)が全く噛み合わず7着。関係者は「前走は時計が速過ぎましたね。追い上げていましたが、前も止まらなかったからね。今回は雨の予報もないですから、持ち味を発揮できると思いますよ」と語っており、昨年2着の実績からも巻き返し十分。枠が少し内の分、ここまでの評価に留めた。

 ソリストサンダーは約半年の長期休養を経て、昨年夏に能力が開花。陣営は「かしわ記念(G1)は勝ったと思いましたが、惜しかったですね。その前のフェブラリーSにしたって、力負けというよりは位置取りの差でしょう。小回りの適性もありますから、そろそろ重賞タイトルが欲しいですね」と自信あり気だ。

 ただ、同馬に関しては今回唯一の距離延長馬。これまでに走った重賞は全てマイル戦で、1700m以上の実績が乏しいことから押さえまでとした。

 なお、人気しそうなところでは3番アメリカンシードを「消し」とする。

 こちらはダート転戦後の3連勝が圧巻だったが、初のダート重賞となったマーチS(G3)が14着。前走の平安Sこそ2着と巻き返しに成功したが、勝ち馬オーヴェルニュに6馬身離された。

 もともと芝を走っていた馬であり、前走の好走も重馬場の軽い馬場。アレキサンドライトS(3勝クラス)も不良馬場であったことから、まだ純粋な重いダートでの適性に不安が残る。

 今回は雨予報もないだけに、思い切ってバッサリと切った。

 以上を踏まえ、印は以下の通り。

◎9番ヴェンジェンス
○11番ロードブレス
▲5番タイムフライヤー
△6番ウェスタールンド
△7番ソリストサンダー

 馬券は三連複で勝負。保険としてワイドも押さえておく。

三連複 フォーメーション
◎○▲-◎○▲-◎○▲△△ 7点

ワイド 流し
◎-○▲△△ 4点
○-▲△△ 3点

 今回は頭数も14頭と少ないため、5頭まで絞った。

 3連複は、人気となりそうなウェスタールンド、ソリストサンダーが同時に来ないことを祈った7点。ワイドは、ヴェンジェンス、ロードブレスの人気がなさそうなことから2頭から広めに拾うが「◎-○」なら万馬券もあり得るだろう。

(文=宍戸ハレ)

<著者プロフィール>
 競馬好きというよりは予想好き。知的推理ゲームをこよなく愛する馬券狂である。券種は基本的に三連複とワイドだが、的中率より回収率重視で軸は殆ど人気薄という生粋の穴党。馬券が当たると異様にテンションが上がるも、年に数回だけという悲しい現実と向き合っている。

パチスロ新台『ディスクアップ2』が遂に始動…「激アマ要素」は健在? パチンコ「確率1/69」「継続率90%超」に続く大物シリーズ最新作にも熱視線!!

 8月2日からの週は、数多くの激アツ新台がデビューしました。

 パチスロ分野では『SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』『パチスロコードギアス 反逆のルルーシュ3』『もっと!クレアの秘宝伝 女神の歌声と太陽の子供達』など、人気シリーズ最新作がホールを盛り上げている状況です。

 また、パチンコ分野には人気アニメを題材とした『PF 機動戦士ガンダムユニコーン』『P世界でいちばん強くなりたい!』を筆頭に、『Pあぶない刑事』や『P火曜サスペンス劇場 最後の推理』『P真・暴れん坊将軍 双撃』といった話題作の他にも多数の注目機種が一挙に登場し、反響を得ています。

 ただ、8月の激アツ新台ラッシュは続きます。大物新台『デジハネPA真・北斗無双 第2章 連撃Edition』が、8月16日より導入予定。待望の『北斗無双』シリーズ甘デジ第2弾が遂にホールへと降臨します。

 スペックは、大当り確率1/99.9の時短突破型。初当りの大半で付与される「時短30回」中に引き戻す事で、バトルメインの確変モード「南北大将決戦」へと突入します。

 その継続率は87.5%を誇り、更に電サポ中の大当りは全て10Rとなるパワフル仕様。爆裂ブランド『北斗無双』の最新作として、相応しい活躍を見せてくれそうですが…。

 ファンを歓喜させる情報は他にも存在します。『北斗無双』に匹敵する激熱タイトルが始動したのです。

○○〇
・『S ディスクアップ2 ZF』(サミー)

・『P地獄少女 華FMZ』(藤商事)
○○○

 パチスロからは『S ディスクアップ2 ZF』が検定を通過。同タイトルといえば、前作の『パチスロディスクアップ』が、技術介入機として根強いファンを獲得しているのはご存じの通りです。

 その魅力は、ビタ押しの成功がダイレクトに「ARTゲーム数の上乗せ」へと繋がる自力感の強さ。そして、フル攻略することで設定1でも「機械割約103%」となる激アマ仕様もロングヒットした要素といえます。

 その続編となる『S ディスクアップ2 ZF』に対するユーザーの期待感は、計り知れないでしょう。スペックに関する詳細は明らかにされていませんが、時期的に6.2号機であることが予想されます。とりあえず、前作のような「激アマ要素」を継承してほしいですね。

 そして、パチンコでは『P地獄少女 華FMZ』がノミネート。こちらも根強いファンを持つ人気シリーズで、今年5月には『P地獄少女 きくりのお祭りLIVE』がリリースされました。

 1/69.9という破格の大当り確率ながら、RUSH継続率は驚異の約91.5%という激熱スペックで登場。遊びやすくも大連チャンに期待できるゲーム性で好評を得ていたマシンです。

 果たしてシリーズ最新作となる『P地獄少女 華FMZ』は、どのようなスペックでユーザーを楽しませてくれるのか。過去作のように、魅力的なスペックで登場してほしいですね。

 今回はパチンコ・パチスロ両分野の激熱タイトル2機種をご紹介させていただきました。それぞれ詳細が分かり次第、各機種の情報を当サイトにて紹介させていただきます。

(文=HIRA.777)

<著者プロフィール>

 飲食店やホテルマン、営業など幅広い職種にチャレンジ。どれも長続きせずにいたが、趣味であったパチンコ関連業界へ就職し現在に至る。今では自身の体験談や、業界関係者から入手した情報などを元に記事を作成中。パチスロ4号機にハマっていたいわゆる「北斗世代」で、長きに亘り活躍するシリーズの動向に注目している。主に検定通過情報や、動画レビュー記事を担当。動画は大量出玉を実現した内容を好んで紹介している。

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JRA レパードS(G3) 前走レコードVホッコーハナミチは「消し」 「◎」はダートで覚醒し勢い十分な良血馬

 東京オリンピック最終日となる8日、中央競馬では3歳馬限定ダート重賞のレパードS(G3)が新潟ダート1800mで行われる。

 新潟ダートコースの特徴は、JRA全場10場の中で最も少ない高低差0.6mが挙げられる。加えて、コーナーがキツめで4つ回る事が影響して、「逃げ・先行」が非常に有利なコース形態となっている。

 そのため、今回は「逃げ・先行」脚質で勝ち上がってきた馬を重視していきたい。

「◎」は、10番のルコルセールだ。

 母の全兄は競走馬・種牡馬両方で大成功をおさめたゴールドアリュール。また、同馬の半兄は、14年マーチS(G3)を優勝するなどダートオープン競走で活躍したソロルだ。

「ダートの名血」と言ってもいい血統背景をもつ同馬は、5月に初めてのダート戦で初勝利を挙げると勢いそのままに1勝クラス、2勝クラスと連勝している。

 前走はスタートで遅れるロスがあったものの、すぐに巻き返し3番手につけると直線で年長馬をグングン引き離した。負かした2着馬は次走勝利しており、レースレベルも決して低くない。また、走破時計は前日同距離を勝ったオセアダイナスティを僅かに上回っている。

 新潟ダート1800mへの対応が鍵となるが、前走の反省を生かし中間はゲート練習を行っているためスタートは問題なさそうだ。また、初めての1800m戦となるが、ソロルの半弟ということで対応可能とみる。

 管理する堀宣行調教師は、輸送や暑さなど課題を挙げているとはいえ、「期待をもって出走できる」と4連勝を見据えている。

 強行軍とも見てとれるローテーションだが、調教後馬体重は512キロと維持しており疲れは見られなそう。勢いそのままに4連勝で重賞初勝利を決めてくれると期待したい。

「○」は、お隣9番のハンディーズピークだ。

 新馬戦を2歳レコードタイムで制したスピードが魅力な馬だ。翌日ロードシュトロームに破られることになるが、ペースが落ち着きやすい新馬戦だったことを考えればこちらの方が価値は上だろう。

 前走は7頭立てだったためレースレベルに疑問符はつくが、休養明けだったことを考えれば悪くないはず。

 鞍上の福永祐一騎手は、「まだ心身共に成長段階。本格化は来年以降かな」と慎重だが、2走前には後の関東オークス(G2)優勝、ジャパンダートダービー(G1)3着のウェルドーンを下している。能力は世代トップクラスと言えるだろう。

 こちらも重賞初挑戦の身だが、能力を出し切れさえすれば通用可能とみる。

「▲」は、15番のメイショウムラクモだ。

 前走は休み明けで初の古馬混合戦と決して楽な条件ではない中、2着に1秒2差つける圧勝をおさめた。走破時計も優秀なため、世代トップレベルは疑いようがないだろう。

 ただ、今回初めて左回りのレースとなる。調教では問題なく走っているとはいえ、気性に問題がある馬だけに実戦ではどうなるか分からない。掛かり癖がある馬であるため、大外発走から、道中上手く前に壁を作れるかが鍵になる。

「△」は、7番ロードシュトロームと8番テイエムマジックと13番タイセイアゲインの3頭だ。

 ロードシュトロームは、今回の逃げ馬候補だ。逃げが有利なコースということで見逃すわけにはいかないだろう。

 テイエムマジックは、前走新潟ダート1800mで1勝クラスを勝利している。休み明けとなるが調教も良くスタートも安定しているため、好位からの差し切りに期待したい。

 タイセイアゲインは、近親に東京大賞典(G1)などを勝ったローマンレジェンドがいる良血馬だ。

 同馬は、過去にルヴァンスレーヴ、エピカリスなどが勝利し出世レースとして知られるプラタナス賞(1勝クラス・東京ダート1600m)優勝馬だ。それ以降、不振に陥っているが間隔を空けたことで走る気持ちが戻っていれば反撃があってもおかしくない。

 上位人気候補では、4番のホッコーハナミチを「消し」とする。

 良馬場でも勝ってはいるが、前走を見る限り「重・不良」馬場がベストだろう。

 また、2勝クラスを1戦で突破している馬が多いのに対し、同馬は突破に3戦を要している。能力は高いが、クラス慣れに時間がかかるタイプに見えるため3歳限定戦とはいえ重賞でいきなり通用するか疑問だ。

 以上を踏まえ、印は以下の通り。

◎10番ルコルセール
○9番ハンディーズピーク
▲15番メイショウムラクモ
△7番ロードシュトローム
△8番テイエムマジック
△13番タイセイアゲイン

 馬券は、馬連で勝負。保険として対抗・単穴が相手のワイドを押さえる。

馬連 流し
◎-○▲△△△ 5点

ワイド 流し
◎-○▲ 2点

(文=寺沢アリマ)

<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

ミネベアミツミ、“隠れたエクセレント企業”の経営研究…世界経済の最先端「半導体」「脱炭素」で稼ぐ

 小型ベアリング大手のミネベアミツミが大胆に事業構造を転換しようとしている。同社が重視している事業戦略は、これまでに蓄積してきたモノづくりの力を活かして、半導体と脱炭素という世界経済の先端分野の2つから、より多くの収益を得ることだろう。

 近年、世界経済全体で半導体の需給はひっ迫している。その状況は2023年頃まで続く可能性がある。それに加えて、脱炭素に関する主要国の政府や企業の取り組みも強化されていくだろう。ミネベアミツミの事業戦略は、そうした世界経済の環境の変化を念頭に置いたものだ。

 今後の展開として、ミネベアミツミは買収戦略による先端技術の取り込みと、その強化を重視している。それに加えて注目したいのが、同社の研究開発体制の強化だ。それは、ミネベアミツミがさらなるイノベーションを発揮し、中長期的な成長を目指すために一段と重要性を増すだろう。

これからの半導体事業の強化の狙い

 旧ミネベアは極小ベアリング(軸受)の生産技術を磨いて成長し、ミニチュアボールベアリング(外径22mm以下)では世界60%のトップシェアを誇る。それに加えて、同社はモータなど電子機器分野にも進出し、回転技術の応用を目指してきた。同社のセグメント情報を見ると、2000年3月期の時点で、電子機器事業の売り上げはベアリングなどを生産する機械加工品事業を上回った。かなり早い段階から旧ミネベアはベアリングという回転に関する技術をモータなど他の機器と結合させることによって成長を目指してきたといえる。

 2016年、旧ミネベアは買収戦略をより重視することによってさらなる成長を目指し始めた。旧ミネベアが重視したのが、アナログ半導体などの製造技術の取り込みだった。そのために、旧ミネベアはミツミ電機との経営統合を行い、ミネベアミツミとして事業を運営し始めた。それに加えて、足許でミネベアミツミはオムロンから半導体工場を買収するなど、買収による半導体事業の成長を重視していると考えられる。

 ミツミ電機の半導体受託製造事業の概要を確認すると、ミネベアミツミが目指している半導体事業の戦略の大枠を捉えることができる。ミツミ電機によると、同社のファウンドリー事業は回路線幅0.35μm~2.0μm(μmはマイクロメートル、0.001 ミリメートル)であり、汎用型の生産ラインに分類される。主な用途は車載や家電などだ。また、ミツミ電機は電圧の調整などに使われるパワーインダクタなどの電源関連装置やセンサ、通信機器の生産も行う。つまり、ミネベアミツミは汎用型のアナログ半導体などを用いて世界経済のデジタル化に対応しようとしている。

 その代表的な取り組みが照明事業だ。同社は、スマートフォンなどIT機器のディスプレイに欠かせないバックライト技術、Bluetoothなどの無線技術など社内の技術を結合し、新しい事業として「SALIOT(サリオ、Smart Adjustable Lighting for the Internet Of Things)」ブランドの照明事業を運営している。見方を変えて考えると、ミネベアミツミは買収戦略を通して半導体など新しい要素を自社に取り込み、イノベーションの発揮を目指している。

脱炭素という成長機会の到来

 半導体に加えてミネベアミツミは脱炭素も重視していると考えられる。一つの見方として、ミネベアミツミは半導体などの生産能力を強化してIoT関連の部品や製品を創造し、それをより効率的なエネルギーの利用や、社会インフラの管理などに用いようとしている。

 社会インフラ市場への進出に関して、2020年2月、ミネベアミツミは他社と連携してIoT街路灯の実証実験に着手した。また、同年10月に同社は京都大学とともに無線給電技術を用いたインフラ点検の実証実験を行った。無線給電技術は自動車の電動化や、再生可能エネルギーを用いて得られた電力の活用などを目指すために重要性が高まるだろう。それを用いてセンサに電力を送り、トンネル内の設備点検を行うことは、社会インフラの保守点検に係るエネルギーの節約や、インフラの持続性向上につながるだろう。同社が得意とするベアリング技術も、風力発電などの普及によって需要を獲得する可能性がある。

 そうした取り組みは、わが国がカーボンニュートラルを目指すために重要だ。2030年までにわが国は温室効果ガス排出量を46%削減し、2050年のカーボンニュートラルを目指している。日本企業にとって重要なことは、目先のコスト増加の可能性に対応しつつ、長期の目線で2050年のカーボンニュートラル実現がもたらすと考えられる収益獲得機会を手に入れることだ。

 ミネベアミツミが進めるIoT技術の開発は、目先、日本企業などが脱炭素に取り組むサポート要因となる可能性がある。長めの目線で考えると、電力管理などのアナログ半導体と円滑な回転を支える技術、各種センサ技術を組み合わせることによって、ミネベアミツミがより効率的な再生可能エネルギーの利用を支えるインフラシステムを開発する展開も想定される。このように考えると、同社に期待される取り組みは、既存の機械や装置などのエネルギー消費性能の向上を支える技術を開発しつつ、中長期的には無線給電やより効率性の高い風力発電システムなどを開発する体制を整えることだろう。

重要性増す研究開発体制の強化

 集合図をイメージしながら考えると、足許の世界経済では半導体需要の高まりと、脱炭素という2つのメガトレンドが進んでいる。2023年頃まで世界経済の半導体の不足は続く可能性がある。脱炭素に関しては、主要国の政府、企業による取り組みが一段と加速するとみられる。ミネベアミツミは買収戦略を実行することによってアナログ半導体の生産能力の強化やIoT関連技術の取り込みなどを進め、2つのメガトレンドへの事業エクスポージャーをできるだけ大きくしようとしているとの印象を持つ。理論的に考えると、その戦略は中長期的な同社の成長に資するだろう。

 今後、同社にとって重要性が増すと考えられることを一つ上げると、それは、研究開発体制の強化だろう。売上高に占める研究開発費の比率は業種によって異なる。例えば新薬開発にコストがかかる製薬業界の研究開発費対売上高比率は高い傾向にある。ミネベアミツミの研究開発費対売上高比率は2020年3月期が3.0%、2021年3月期が3.3%、今期予想は3.2%だ。中長期的な事業運営を考えた時、研究開発費がどう推移するかは、同社全体としてのイノベーション発揮に相応の影響を与える可能性がある。

 スピードアップする世界経済の環境変化に対応しつつ成長を実現するために、買収戦略は必要だ。ただし、足許、世界的に株価が高値圏で推移しているため、買収のコストとリスクは軽視できない。

 買収戦略を進めつつ、同社が新しい発想の実現によってさらなる成長を目指すためには、組織を一つにまとめて、組織全体としてのモノづくりの文化に磨きをかけることが必要だ。研究開発体制の強化はその重要な取り組みに位置付けられ、それに関する費用の推移は経営陣が組織一丸としてのモノづくりに関するコミットメントの表れと解釈できる。

 言い換えれば、同社の経営陣に求められることは、買収のコストとリスクを抑えつつ、多様化する組織の利害を一つにまとめて、新しいモノを生み出そうとする経営風土を醸成することといえる。そうした取り組みが、世界的なシェアを持つベアリング事業に次ぐ新しい稼ぎ頭の育成につながり、事業ポートフォリオ全体での営業利益率の向上を支えるだろう。

(文=真壁昭夫/法政大学大学院教授)

●真壁昭夫/法政大学大学院教授

一橋大学商学部卒業、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。ロンドン大学大学院(修士)。ロンドン証券現地法人勤務、市場営業部、みずほ総合研究所等を経て、信州大学経法学部を歴任、現職に至る。商工会議所政策委員会学識委員、FP協会評議員。

著書・論文

『仮想通貨で銀行が消える日』(祥伝社、2017年4月)

『逆オイルショック』(祥伝社、2016年4月)

『VW不正と中国・ドイツ 経済同盟』、『金融マーケットの法則』(朝日新書、2015年8月)

『AIIBの正体』(祥伝社、2015年7月)

『行動経済学入門』(ダイヤモンド社、2010年4月)他。