JRA メイケイエール復帰戦に武豊が「ポツン」宣言!? 「どっちかですよね」明言避けるもついに決断か、横山典弘のお株を奪うマジックに期待

 夏競馬も中盤に差し掛かり、クラシックで凌ぎを削った馬たちも戦線復帰。今週は札幌記念(G2)にソダシ、北九州記念(G3)にもヨカヨカが出走を予定している。

 そんな中、一足先に“自身との戦い”に臨むのがメイケイエール(牝3歳、栗東・武英智厩舎)。19日に行われる平地調教再審査で合格すれば、29日のキーンランドC(G3)で復帰する予定だ。

 鞍上はチューリップ賞(G2)以来の騎乗となる武豊騎手。右足甲の骨折により、桜花賞(G1)では騎乗できなかったが、再コンビ結成に気合が入るところだろう。

 前走の桜花賞では、スタートが合わずに出遅れ。代打騎乗を任された横山典弘騎手が後方で控える競馬を試みたが、全く抑えが利かずに暴走して最下位(18着)と惨敗している。

『フジテレビONE TWO NEXT』で放送される『武豊TV!II』で、武豊騎手が「まあ『先々はやっぱりもう1200mしか無理ですね』みたいな話になったんで」と語ったメイケイエール。今回はその言葉通りの1200m戦。2戦2勝と未だ負けなしのスプリント戦に、期待は高まるばかりだ。

「どっちかですよね」

 武豊騎手がそのように語ったのは、キーンランドCでの作戦。「スタート出てくれれば行きたい」と逃げる競馬を希望するが、そこには大きな問題もあるようだ。

 続けて武豊騎手は「でも(スタートが)遅いんですよ」と、メイケイエールが逃げられない可能性を危惧。前走の桜花賞でも出遅れて後方からとなっただけに、スタートダッシュで後れを取るとスプリント戦での逃げは困難だと思われる。

「だと(逃げが無理なら)、もうドンと下げた方がいいですしね」

 これに対し、武豊騎手が語ったもう一つの可能性が後方待機策。とはいえ、チューリップ賞、桜花賞でも折り合いがつかずに暴走してしまった苦い経験もある。

 阪神JF(G1)では後方からの競馬を何とか成し遂げたが、これは大外枠が幸い。内に切れ込まずに、馬群を遠ざけての追走が功を奏した印象である。

 ここから想像できるのは、横山典弘騎手が得意とする、馬群から大きく離れた後方待機策。天才肌の横山典騎手らしい作戦だが、勝つ気がないようにも見えるため、一部の競馬ファンからは「ポツン」といわれるものだ。

 武豊騎手は「馬込みダメだし……引っ掛かっちゃうんで。前に馬がいても行きますよ……乗っかけますね」と、過去の騎乗経験からメイケイエールの乗り難しい気性を解説。この言葉からも、もしスタートで後手を踏むようなら思い切って後ろからということも……。

 昨年の小倉2歳S(G3)では豪快な差し切りを決め、武豊騎手も「相当、能力高いと思いますね」と語っていた馬。約1年ぶりの1200m戦で、再び輝けるのかに注目したい。

(文=北野なるはや)

<著者プロフィール>
 某競走馬育成牧場で働いた後、様々なジャンルの仕事で競馬関連会社を転々とする。その後、好きが高じて趣味でプログラミングを学習。馬券には一切のロマンを挟まないデータ派であるが、POG(ペーパーオーナーゲーム)では馬体派という奇妙な一面も持つ。

【8月18日最新版】FamiPay・PayPay・LINE Pay・メルペイキャンペーンまとめ

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

今やクレジットカードに次ぐ利用率となったスマホ(QRコード・バーコード)決済。各サービスごとにさまざまなキャンペーンが実施されているが、あまりにも多くてよく分からないという人も多いだろう。ここでは代表的なFamiPay・PayPay・LINE Pay・メルペイのキャンぺーンをまとめて紹介するので、自分がよく使っている〇〇Payの特典を見逃さず、もっとお得に買い物をしよう!

FamiPay、水曜と土曜は通常の2倍ポイントがもらえる!

 FamiPay・PayPay・LINE Pay・メルペイ……、日本はまさに〇〇Pay戦国時代を迎えている。だが、各サービスごとに独自のキャンペーンを行っているので、イマイチどれが本当にお得なのかよく分からないという人も多いだろう。そこで、ここでは〇〇Payごとに実施している主なキャンペーンを紹介する。

 今回注目したいのは「FamiPay」だ。8月は水曜日と土曜日にFamiPayを提示して200円以上の買い物をすると、FamiPayで連携しているdポイント・楽天ポイント・Tポイントのいずれかが、通常の2倍付与される「ファミマのアプリ限定!水曜日・…

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『バイキングMORE』坂上忍ら芸能人がUSJで大はしゃぎの呆れた“二枚舌”…テレ朝&日テレも

 野々村真、田中圭、北村匠海、くりぃむしちゅー・上田晋也、陣内智則、沢村一樹、スピードワゴン・小沢一敬、安田大サーカス・クロちゃん、ジャングルポケット・斉藤慎二、森山直太朗……ここ最近、再び急激に増え始めた芸能人の新型コロナ感染者。有名芸能人のほとんどが感染者数最多を更新し続けている東京在住のため無理もないが、これに都民の不満が爆発している。

 というのも、ワイドショーを中心に、各所で密になっている状態を批判したり感染対策の徹底を呼びかけたりしておきながら、自分たちはスタジオでマスクをせずにトークし、さらにはテレビ番組の取材という名目で飲食店やロケに出かける姿勢はいかがなものか、というわけだ。

 もちろん、経済を回すという意味では外食や観光の需要を喚起することは大事だが、一般の視聴者にとって、テレビ局の姿勢はダブルスタンダードや二枚舌に見えてしまうことだろう。

『モーニングショー』後に散歩番組の矛盾

 たとえば、テレビ朝日だ。同時間帯民放トップの視聴率を誇る『羽鳥慎一モーニングショー』では連日、新宿・新大久保や鎌倉の観光客、また各地に集まる海水浴客などを取材している。番組では、彼らの行動を声高に批判している雰囲気ではないが、そうした様子を映す真意としては「こんな人たち、どう思いますか? やめたほうがいいですよね、みなさん?」という注意喚起の意味合いが強いだろう。

 しかし、そんな『モーニングショー』が終わった後に始まるのは、高田純次による散歩番組『じゅん散歩』だ。高田は透明のフェイスガードをつけて街を歩き、行き会った人々と会話している。

「もちろん、『じゅん散歩』を見た視聴者が全員、高田が歩いたスポットに出かけるわけではないですが、『行ってみたい』という好奇心をかき立てられるのが人の心でしょう。そこに『テレビだから』という制作者のおごりや、テレビ局のダブルスタンダードが透けて見える気がします」(テレビ局関係者)

 そんなテレ朝では、オリンピックの番組スタッフ10人が深夜のカラオケ店で飲酒し、そのうちの20代女性が2階の非常階段から転落し、骨折して入院している。『モーニングショー』では8月11日、この真相究明について同局局員でレギュラーコメンテーターの玉川徹氏が訴えていたが、いまだに続報はない。このままウヤムヤに終わらせるつもりなのだろうか?

『バイキングMORE』では芸能人がUSJを満喫

 続いては、フジテレビの『バイキングMORE』だ。8月11日の放送では、百貨店で相次ぐクラスターや救急患者の搬送先が見つからない搬送困難事案を紹介。また、西村康稔経済再生担当大臣によるお盆の帰省自粛の呼びかけを繰り返しアナウンスするなど、注意喚起を行っていた。

 さらに、この日の番組の中でカンニング竹山は「最近、外へ行ったりちょっとロケに行ったり外を歩いたりすると、普通に握手を求めてくる人がすげえ増えてるんですよ、昔より。だから、その感覚って何なんだろうとは疑問に思ったりします」と、人の気持ちの緩みについて異を唱えた。

 加えて、伊藤利尋アナウンサーが現場のドクターの声として「コロナにかかってからでは遅い」「これまであまり症状が出なかった若者にも症状が出ている。若者に感染が広がっている今、若い人にこそ気を付けてほしい」という意見を読み上げ、MCの坂上忍も神妙そうにコメントしていたのだが……。

「そんなコロナのくだりがひとしきり終わった後、夏休み特別企画として、あるロケVTRが流れました。それが、開園から20周年を迎えたユニバーサル・スタジオ・ジャパンに、坂上、竹山、おぎやはぎ・小木博明、高橋みなみが来園し、USJの魅力を丸ごと体験するというものだったのです。

 このVTRが始まる直前、スタジオの伊藤アナが『これ(このロケ)はかなり前ですね、緊急事態宣言の前にお邪魔してきました。今はお伝えしている通り不要不急の外出というのは難しいタイミングですが、VTR、気持ちだけでも一緒に行った気分になっていただければと思います』と“注釈”をつけていましたが……」(芸能ライター)

 そして、芸能人がUSJで大はしゃぎするVTRが始まった。その放送時間は約45分という、かなりの長尺。映像のサイドテロップには「いつか行く日のために…!魅力をご紹介」という、視聴者に「今は行くな」と言わんばかりの“但し書き”があった。

 同番組では、月曜メンバーの野々村が感染して入院、重症化の瀬戸際と報じられている。このロケVTRについて、野々村やその家族はどう思うのだろうか?

行列を生む日テレ『オモウマい店』

 また、日本テレビも“二枚舌”との誹りを免れないという。夕方の高視聴率ニュース番組『news every.』では、メインキャスターの藤井貴彦アナが連日、感染者数の増減とともに感染対策について視聴者に呼びかける姿勢が評判だが……。

「視聴者の心に響くメッセージを届けている藤井アナも、結局、日テレの社員であると実感させられるのは毎週火曜日。『どうか不要不急の外出は我慢して』と言い続けた後、番組の終わり間際に、他のキャスターと後番組の『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』の宣伝をすることが多いのです。言うまでもなく、『オモウマい店』はおもてなしの厚い飲食店を取材するグルメ番組です。

 同番組で取り上げられたことで人気に火がつき、行列が絶えないようになった店も数多くあります。つまり、『news every.』での藤井アナのメッセージを180度覆し、『オモウマい店』で人々の“外食欲”をあおっているわけです」(同)

 同番組のMCを務めるヒロミは、火曜の昼は『バイキングMORE』にも出演している。『バイキングMORE』で腕を組んで人流について語った数時間後、『オモウマい店』ではスタジオで取材VTRを見ながら「行ってみたい」「食べてみたい」を連発しているわけだ。

 8月3日放送の『オモウマい店』では、以前紹介した茨城の中華料理店の“その後”を追跡取材。すると、番組の宣伝効果のおかげで開店前から行列ができていた。

「この取材VTRをスタジオで見ていたヒロミは、ワイプ画面の中で、思わず『こうやって見るとあれだね。テレビにも、まだまだ力はあるね。テレビの力っていうのは』と感嘆。同じくMCのバイきんぐ・小峠英二も『いいですね』と共感していたほか、出演者の『ああやってみんな集まってくれるとね』という声も入っていました。つまり、テレビが人流を生み出していることを認めた形になるわけです」(前出のテレビ局関係者)

 今夏の第5波では日本各地で新規感染者数が過去最多を更新し続けており、収束の見通しは立たない。この現状に関して、テレビに責任の一端はないのだろうか?

(文=編集部)

回転寿司チェーンサイドメニューが美味しいランキング、3位くら寿司、2位はま寿司、1位はやっぱりあの王者?

生活をもっと楽しく刺激的に。 オトナライフより】

今や回転寿司チェーンでは、寿司ネタの豪華さや変わり種ネタなど、寿司そのものの魅だけでなく、麺類や揚げ物などサイドメニューの充実度もお店選びの重要な要素になっている。

ねとらぼ調査隊では、「サイドメニューがおいしい回転寿司チェーン」の人気投票を実施。その結果TOP17が2021年8月に発表された。この記事ではTOP10を紹介しよう。上位は納得の人気チェーンが並んだが、なんとTOP10圏外には、まさかの0票という悲しい結果のチェーンも…。

海の幸における北海道の強さを実感!まずは同率9位~4位を紹介

 同率で第9位となったのは、「元気寿司」「グルメ回転ずし 函太郎」「がってん寿司」。元気寿司は「海鮮茶碗蒸し」などの定番サイドメニューから「生春巻き」、「まぐろチーズ揚げ」など変化球メニューも揃う。函太郎はあまり関東から西の地方民にはなじみがないが、北海道から東北地方を中心に展開する回転寿司チェーン。「ザンギ」や「インカのめざめフライ」など、北海道らしいメニューが充実している。がってん寿司は居酒屋顔負けのフライものも多く、ガッツリお腹が満たせそうだ。

 第8位は「根室花まる…

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パチスロ低設定でも「〇〇次第で大勝ち」可能!?「高設定」掴むも意外な展開へ…

「旧イベント日」はパチスロユーザーにとって心躍る日である。その日はいつも以上に設定が期待できるとあって、朝から非常に気分が高揚してしまう。

 当然ながら広告宣伝等がされているわけではないが、ホールによって特色がある場合が多い。

 例えば今回足を運んだホールでは「特定の末尾」や「少数台機種」がアツいという印象。このことは常連や近所のスロッターならではの情報である。

 同ホールでは朝の並びも少なめだ。プロらしき客も存在するが、状況が読めるまで徘徊を続けている場合が多い。

 筆者は12時頃に到着。あまり朝から歩き回られると迷惑になるかと、午後から参戦することにした。

 さっとホールを確認したが稼働が少なく、状況が読めない。少数台機種にもチラホラ遊技客がついているが、どれも展開は奮わないようだ。

 こうなったら高設定を掘り起こす作業に入らざるを得ない。「少数台機種」は全台高設定となる場合が多いため、手付かずの機種を攻めた。

 該当機種は『シャア専用パチスロ逆襲の赤い彗星』、『ハイパーブラックジャック』、『麻雀格闘倶楽部 参』の3つ。まずは実績重視で『麻雀格闘倶楽部 参』からチャレンジすることにした。

 本機の設定推測要素は様々で、主に「イベントモード突入率」や「AT継続シナリオ」から予想を立てていくことが多い。出来れば高設定濃厚演出が出現してくれれば話が早いのだが…。

 打ち進めていくと「AT継続シナリオ」から高設定の予感はしていたものの、AT当選時の画面で「上々」の文字が出現。設定4以上濃厚の演出である。

 運良く1機種目に正解を掴んだらしく、勝利を確信した。意気揚々とフルスロットルで回していくのであったが…。

 本機は設定不問でヒキが必要となるマシン。ヒキ次第では低設定でも勝てるが、高設定でもヒキが奮わなければ苦しい。

 リプレイの約50%で「運気」が昇格するはずが、大事な場面で昇格を逃す展開が頻発。また、AT終了画面でのレア役は約50%で復活となるが、都合3回の復活チャンスをスルーしてしまう。

 この日は「50%」に泣かされる実戦となってしまった。

 結果は投資552枚、回収1062枚の辛勝といったところ。苦しい展開が多かったため「もっと勝てたのではないか」と欲深い気持ちが出てしまうが、それでも勝利できたことは喜ばしい。

 次回チャレンジする機会があれば、是非リベンジしたい。

(文=大松)

<著者プロフィール>
 4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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部署ごとのDX進捗度と課題を明確化し、ドライブをかける~「DX診断 for インターナル」活用事例~

電通は、これまで培ってきた“人”基点のマーケティングの知見を生かし、クライアントの顧客接点に関する領域のDX(デジタルトランスフォーメーション)化 を、「マーケティングDX」と定義して支援しています。

2020年9月には、「Dentsu Digital Transformation診断」(以下、DX診断)をリリース。これは、下記の各領域において企業や事業のDXがどのくらい進んでいるか、その“現在地”を明確にするものです。

DX診断
診断項目の一部。クラアイントのDXを多角的に分析するため、三つの視点と四つの領域で合計32項目からなる質問を用意。クライアントの回答からDX課題を数値化、診断する。

さらに、2021年7月には、上記DX診断の「④組織・業務変革」にフォーカスした「Dentsu Digital Transformation診断 for Internal Divisions」(以下、DX診断 for インターナル)をリリース。こちらの診断は、企業内の各部門の課題を相対的に可視化して把握することで、全社のDX推進意識を向上させ、ドライブをかけていくことを目的としています。

本記事では、前回に引き続き、ロート製薬のDX戦略デザイン本部・小杉明子氏に、電通トランスフォーメーション・プロデュース局の三浦旭彦氏がインタビュー。「DX診断 for インターナル」の概要と、本診断を実施したロート製薬の事例を紹介しながら、診断のメリットを伝えます。

DX診断


 

各部門の“埋もれたDX課題”の可視化を求め、診断の実施を決めた

三浦:「DX診断 for インターナル」を開発した背景としては、これまでさまざまな企業にDX領域のご支援をさせていただく中で、「社内でどの部門のDXが進んでいて、どこが進んでいないのかが把握できていない」「各部門レベルでDXをどう進めていけばよいのかが分からない」「DX推進の専門部署に所属しているが、他部門のDX推進意識がなかなか高まらない」といった声をたびたびお聞きしていたことが挙げられます。

そこで、DXに関して社内の各組織に関わる課題をより深掘りし、分析できるような診断(ツール)を新しく作りたいと考えました。実は、数年前からそのような形の診断にも取り組んでいたので、そのノウハウをもって、より多くの企業に対応できる診断(ツール)を設計しました。貴社が「DX診断 for インターナル」を実施しようと 考えたのはなぜでしょうか?

小杉:いくつか理由がありますが、何と言っても、まず全社的な「DX診断」を受けてみて、予想通りではありましたが、自社のDXが進んでいないことが要素分解されて可視化されたからです。「ロート製薬のDXとは何か」という着地点や、人・パワー・費用をかけていかなくてはならないポイントなどが定義されていないのが大きな課題だと実感しました。

また、部門ごとのばらつきも感じていました。私が「DX戦略デザイン本部」での業務を進める中で、課題が可視化されている部門からは相談がきますし、私たちも施策が検討できます。しかし、相談がこない部門もある。そこには課題が埋もれているのではないか、と思いました。

そこで、部門単位でのDX診断を希望しました。貴社は先に受けた「DX診断」で、しっかりとしたアルゴリズムで分析結果を出すスキームを有していると感じていたこともあり、ご相談したところ、タイミングよく「DX診断 for インターナル」をリリースされるとお聞きしたので、実施させていただくことにしました。

三浦:ありがとうございます。「DX診断 for インターナル」では、電通のDXコンサルのノウハウをもとに設計した、4領域/35問の設問に対し、クライアントの部署ごとに回答していただきます。そして、DXに関して組織としての傾向や各部署の状況を分析。診断結果として全体総括のレポートと、部署別のレポートをお渡しします。

全体総括レポートイメージ
DX診断for インターナル
部門別レポートイメージ
DX診断for インターナル

診断を実施するにあたり、各部門に質問票へ回答していただく必要がありましたが、みなさまにはどのようにして回答していただいたのでしょうか。

小杉:基本的には、各部門長に代表者として回答してもらいました。ただし、回答を考える際の条件として、各部門のリーダー職またはマネージャー職以上の役職者で、「自部門のDXがどのような状態か」を話し合い、向き合ってもらうように徹底しました。DX推進に関しては、トップからの号令もかかっているタイミングでしたので、ほとんどの部門で積極的に取り組んでもらえましたね。

私自身が「DX診断」を受けたときに、自社のDXの状況に向き合って回答を考え、気付きを得た経験を、各部門のリーダー職以上の人たちにも共有してほしい。そういった思いからの方法でしたが、狙いどおり、各部門内にDX推進の意識が浸透したと感じます。

部門によっては、診断を受けたことをきっかけに、所属メンバー全員でDXに関するディスカッションを自発的に行うなど、各メンバーが「自部門にとってのDXとは何か?」を考える機会をつくってくれました。

診断結果が出る前に、ネクストステップへの自走を始める部門も

三浦:質問票は、各部門の状況をより詳しく分析できるよう、フリーアンサーの設問も入れて設計しましたが、今回、多くの部門から詳しい回答をいただき、私も貴社内でのDX推進意識が非常に高まっていることを感じました。

小杉: 44もの部門に回答をお願いしたので、全部門が期限までに戻してくれるか不安な面もありましたが、結果的に全部門が期限までにきちんと答えてくれたことが、DX推進を担当するメンバーとして大変うれしかったですね。

「自部門のDXについてしっかり考えられてよかった」「質問票は一度回答をお戻ししますが、これから自部門のDXの状況を別途整理していこうと考えています」など、ポジティブな声も届いています。質問票に回答して終わりではなく、各部門がネクストステップを考えるきっかけになった手ごたえを強く感じました。

三浦:この診断は一つのきっかけづくりといいますか、スタート部分の後押しをするものだと考えています。まず重要なのは、自社のDXについてそれぞれの部門に考えていただくこと。それがまさに、「DX推進意識が全社的に根付いていない」といった課題を解決するためのきっかけになるアクションです。そういう意味で、診断を受けた後、各部門が自走して考え、動いてくださっているのは理想的な状況ですね。

小杉:実は、もう一つ副次的な効果がありました。質問票に「顧客体験」に関わる設問が出てきますが、部門によっては、その“顧客”が誰かをイメージしづらい場合があります。マーケティング部門であれば、業務の中で常にお客さまのことを考えていますが、経理や人事、総務など社内のサポート部門の“顧客”は、直接的には自社の社員となるわけです。

今回の診断を実施することで、日ごろ、自分たちの顧客は誰か、ということをあまり考える機会がなかった部門も、あらためて考えるきっかけになった、ともいえます。サポート部門は、社員に対してどういう価値提供ができるのかを考え、それは最終的に必ずお客さまへのいい影響につながります。当初はそこまでの影響を想像していなかったので、大きな収穫になりました。

三浦:DX推進にあたり、貴社では「お客さまをきちんと見る」ことをしっかりと掲げられていましたよね。今回の「DX診断for インターナル」を実施するにあたっても、全部門において例外はなし、という強い姿勢を感じました。だからこそ、診断の質問票でお客さまについて聞いていたことから、DX推進に向けてドライブがかかったのではないでしょうか。

小杉:DX推進のためのアクションとしては、今期は工場のライン業務に従事している社員も含めて全社員に、DXリテラシー講座を受講してもらいました。DXを進めるうえで、社員間の共通の言語とマインドセットをつくりながら、次のアクションにつなげていきたいと考えています。

自社のDXの課題や傾向に関わる因子が明確化、部門間の“競争意識”も後押しに

三浦:「DX診断 for インターナル」では、全体総括レポートの方は、全部門での領域別の取り組み状況や傾向を可視化し、DX推進・成果に影響がある取り組みを特定、課題領域の傾向を把握できるようにします。部署別レポートの方は、自部門・自部署の相対的なポジションの把握と、自部門・自部署が進んでいる、または遅れているDX領域が何か、を偏差値および評価スコア(S~C)で把握することが可能です。また、各部署のDX進捗度を全体順位と各部門内順位で算出し、DX意識醸成につなげます。今回の診断結果を見られたうえでの感想やご意見を、ぜひお聞かせください。

小杉:まず、領域ごとの結果を見たら、予想外の状況になっていて驚きました。DX化が進んでいると思っていた領域が平均値で、そこまで進められていないと思っていたところがずば抜けている。結果として受け止めつつ、診断のベースになるのが「自己評価」ということも考慮し、回答者がどのように判断をしたのかというところも含めて、考える材料をたくさんいただけたと考えています。

また、個別の結果もさることながら、全体の状況がきちんと可視化されたことが重要でした。当社のDXにおける大きな傾向として、いくつか特定の設問との相関関係があることも分かりました。その設問から、今後DXにドライブをかけるにあたっての必要最低限の条件が見えてきたので、部門ごとに「どこを進めるとよいか」が推測できるようになったのは良かったです。

三浦:ありがとうございます。目標に向けて力を入れるポイントや部門別の課題を可視化すること、部門ごとの現在地を明確にすることで、競争意識が芽生える点も、DX推進の一つのドライブになるのではないでしょうか。

われわれは、多くのお問い合わせにお応えして、電通のDX診断ソリューションをシリーズ化して強化しております。前回ご紹介させていただいた「DX診断」は、広く企業のDX課題を可視化するツールです。さらに、今回ご紹介させていただいた社内組織や業務に特化した、「DX診断 for インターナル」、システム領域に特化した「DX診断 for システム」も今年リリースしました。ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】
マーケティングDX診断チーム info.dx@dentsu.co.jp

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甘デジ「爆連」狙いの“ゴン攻め”立ち回り!「あなたの夢をあきらめないで」…「10万発」に近づく“作戦”!!

 行ったり来たり入れ違いプラスとマイナスの収支。いつかどこかでも報われるのが永遠(とわ)の夢。

 あみんなら待つのだろうが、町男はそろそろこの状況にしびれを切らしてきてしまった。そろそろ攻勢に出ないと10万発などまさに永遠の夢となってしまう。岡村孝子も言っている。「あなたの夢をあきらめないで」と。

 したがって、今回は攻めの立ち回りを敢行する。まず座った台は『ぱちんこAKB48桜LIGHTver.』。3カウント大当りが約93%で連チャンするマシンガンタイプのスペックで一撃を狙うのである。

 しかも本機は遊タイムが付いているのでハマリも安心。逆にそこからRUSHを狙えると攻めに守りに完璧な機種。結果しか出さないマシンといっても過言ではない。

 過言であった。25回転で初当りをモノにしたまではよかったのだが、初当り時のラウンド演出「ルーレットチャレンジ」で「満開・満開・劇場・劇場」のちょっとチャンスアップが精いっぱいで目押しに失敗。50%の時短ありを引っこ抜けずに桜散るである。

 気持ちを切り替えて次の機種『ぱちんこCR真・北斗無双 夢幻闘乱』を打とうとしたが、先客が座っていた。しばらくヤメそうにないので仕方なしに代案の『デジハネPA北斗の拳7天破』で勝負。

 ゴイゴイスーと大きく出玉を伸ばしたい気持ちとは裏腹に、34回転でヒットした当りが25回転の電サポ「練気闘座BATTLE」では引き戻せず。リーチに発展してバトルになってもラオウは剛掌波だの天将奔烈だのといった強烈な必殺技ばかり繰り出すのでケンシロウは涙目である。

 だがしかし、諦めるのはまだ早い。初当りの60%は確変なので実は隠れSTである可能性も充分ある。残された望みを託し、電サポが切れてもST回数となる40回転までしっかり回すのである。

 練気闘座BATTLE終了後に突入する潜確or通常の北斗伝承モードでチャンスをうかがうもまるっきり期待できるような演出が発生せずに完スルー。あえなく単発終了となった。

 ここまで厳しい戦いを強いられてきた。もうやることはひとつ。連チャンさせる。その命題にふさわしいマシン『Pゴッドイーターアマデジ神撃90Ver.』で、神も出玉も喰ってやろう。出玉は喰ってはいかん。

 RUSH突入は50%。いくらなんでももうそろそろ引けるだろうとハンドルに力を込めて打ち始めると22回転で大当りをゲットした。しかし、ここまで初当りだけは早いパターンが続いたので、若干嫌な予感。

 だと思ったが、よく見ればリーチ中に図柄が変化して「3」当りではないか。「3」と「7」はたしかRUSH濃厚。最近、「3」でも通常だったりRUSH直撃じゃなかったりと普通の図柄に成り下がっていたのですっかり忘れていた。

 さて、ようやくRUSHに突入し、90%の破壊力を見せつけようと気張っていたら、3発だけでまさかのおしまい。調子に乗ってモードを変えた瞬間に復活チャレンジに回されるとか嫌なムードに。

 で、次で10カウントバトル防御失敗、復活チャレンジで立ち上がれずの連チャン終了となったのである。いやー、このチャンスに出玉を稼げなかったのは大きな痛手。勝負に出て、しっかりやられてしまった。無念。

【F店】
・今回のトータル出玉 +414発(シーズン総収支 +6351発)
・実戦機種 3台(計28台/50台)

これまでの結果
A店【実戦機種26台、コンプリート(大当りさせた)台、16台/33台中・収支 -12249発】
B店【実戦機種21台コンプリート、収支 -16314発】
C店【実戦機種40台コンプリート、収支 +3917発】
D店【実戦機種20台コンプリート、収支 +12249発】
E店【実戦機種20台コンプリート、収支 -803発】

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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JRA川田将雅の「ソダシ潰し」再現あるか!? 「遺恨勃発」オークス(G1)から3ヶ月、2強ムード札幌記念(G2)でラヴズオンリーユーとリベンジマッチ

 22日に札幌競馬場で行われる札幌記念(G2)。フルゲートには満たないが、G1馬4頭が顔を揃え、「スーパーG2」の名にふさわしい一戦となりそうだ。

 注目は牝馬クラシックウイナーの2頭だろう。『netkeiba.com』の予想オッズでは、19年のオークス馬ラヴズオンリーユーが1.8倍、今年の桜花賞馬ソダシ(牝3歳、栗東・須貝尚介厩舎)が2.7倍で続き、他の11頭を引き離している。

 ラヴズオンリーユーは一時期の不調もあったが、今年に入って成績は安定。前走のクイーンエリザベス2世C(G1)を制し、目下の充実ぶりは目を引く。一方、デビュー5連勝で桜花賞(G1)を制したソダシは、無敗2冠を狙ったオークス(G1)でまさかの8着に敗退。その一戦を改めて振り返っておきたい。

 単勝1.9倍の大本命に支持されたソダシ。出走していれば人気を二分したであろうサトノレイナスが不在だったことも、ソダシの敗戦に影響を与えたかもしれない。

「クロフネ産駒が2000m以上の平地重賞を未勝利ということもあり、ソダシには戦前から距離不安も囁かれていました。吉田隼人騎手も認めたように、最後の直線での失速には距離の壁もあったからでしょう。

とはいえ、最大の敗因は周囲からの厳しいマークに尽きると思います。サトノレイナスが出走していれば、プレッシャーも分散され、もう少し楽な競馬ができていたはずです」(競馬誌ライター)

 これは、元JRA騎手の藤田伸二氏も『将雅、そんなイジメんな……』と自身のYouTube『藤田伸二チャンネル』でつぶやいたほど、川田将雅騎手の容赦ない騎乗でもあった。

 オークスでステラリアに騎乗した川田騎手が内のソダシと併走する形で1コーナーに飛び込むと、じわじわと前に出ながらソダシの進路を限定するコース取り。大舞台で外からプレッシャーを受け続けたソダシは折り合いを欠くシーンもあった。

「大本命馬を簡単に勝たせるわけにはいかない」という川田騎手の意地もあったのだろう。

 その川田騎手が札幌記念で騎乗するのは1番人気濃厚のラヴズオンリーユーだ。今年2月の京都記念(G2)で初めてコンビを組むと、同馬を1年9か月ぶりの勝利に導き、復調の足掛かりをつくった。2強ムードの今回は否が応でも意識しあう存在となるだろう。

 ソダシはおそらくこれまでと同じ先行策が濃厚。そしてこれを直後からラヴズオンリーユーがマークするという展開が予想される。

「ラヴズオンリーユーの川田騎手としてもソダシは最大のライバル。枠順とスタート次第ですが、オークスと同じような“ソダシ潰し”を敢行する可能性も高そうです」(同)

 ソダシ陣営としては、是が非でもオークスのリベンジを果たしたいところ。今年の札幌記念は、2強の駆け引きから目が離せない。

(文=中川大河)

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 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

JRA結果を出したのにまさかの「強奪」、重賞初勝利目前の若手騎手が「無念」の乗り替わり!

 22日、小倉競馬場では、サマースプリントシリーズ第4戦・北九州記念(G3)が行われる。秋のスプリンターズS(G1)の前哨戦となるスプリント重賞に、現在20頭が登録している。

 その中で、有力馬として注目されている1頭が、ジャンダルム(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

 デビュー2戦目でデイリー杯2歳S(G2)を勝利し重賞ウィナーの仲間入りを果たすと、続く3戦目のホープフルS(G1)で2着に好走。クラシック候補の1頭として期待されたが、皐月賞(G1)を9着に敗れてから低迷。その後は、マイル中心に使われるも、これといった結果が出ず、G1レースから遠ざかっていた。

 しかし、昨年1月に芝1400mの信越S(L)を勝利してからに徐々に成績が向上。重賞の阪急杯(G3)でも3着に入り、更に距離を縮めて1200m戦となった前走の春雷S(L)はトップハンデで快勝した。

 そして、同時期にジャンダルムの主戦となったのが荻野極騎手だ。デビュー6年目の若手騎手だが、2年目には47勝を上げ「中央競馬年間ホープ賞」を受賞するなど「関西期待の若手有望株」と評価されていた。

 しかし、3年目以降は徐々に勝ち星を減らし、今年はここまでわずか7勝と伸び悩んでいる現状。今年はコロナ禍という状況の中、騎手仲間や一般女性との“合コン”に参加する「素行不良」であることも発覚してしまった。

 そういった経緯もあり、荻野極騎手としてもジャンダルムで北九州記念を制し、名誉挽回といきたいところだっただろう。

 だが、残念ながら陣営はジャンダルムと福永祐一騎手の新コンビを発表。荻野極騎手は「非情通告」ともいえる乗り替わりとなった。

 ジャンダルムは三冠馬コントレイルで知られるノースヒルズ代表・前田幸治氏の所有馬。福永騎手はコントレイル以外にもジャンダルムの母ビリーヴのデビュー戦にも騎乗して、勝利を挙げた縁もある。

 また、管理する池江師は前走後に、「秋はスプリンターズS(G1)を目標に逆算して使っていきたい」と、早くから意気込んでいただけに、重賞未勝利の荻野極騎手より、経験豊富な福永騎手を起用した可能性が高い。

 結果を出しているにもかかわらず、パートナーを奪われる格好となった荻野極騎手は無念に違いないが、北九州記念ではコンパウンダーに騎乗予定。ジャンダルムとのコンビ復活をアピールするためにも、存在感を見せたいところだ。

(文=寺沢アリマ)

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大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。

サクラエビ異変で浮上、日本軽金属「令和の公害」問題…周辺地域に浸水被害、大量不法投棄も

 アルミ総合メーカー、日本軽金属ホールディングス(HD)は7月5日、アルミニウム製品を製造する子会社の日軽新潟(新潟市)が、日本産業規格(JIS)の認証の取り消し処分を受けたと発表した。岡本一郎社長はオンラインで記者会見し、「大変重く受け止めている」と謝罪した。不適切な行為は2007年のJIS認証取得直後から続いていた。

 今回問題になったのは主に住宅建材向けのアルミ製品である。JIS規格と異なる試験を実施していたにもかかわらず、JISマークを付けて出荷するなど4例の不適切行為が確認された。件数は合計で1万件を超え、年間250トン前後出荷していたという。

 日軽金グループは今年5月以降、品質管理体制の不備による処分が3件目となった。最初は子会社の日本軽金属名古屋工場(愛知県稲沢市)で、5月14日付で日本品質保証機構(JQA)からJIS認証を取り消された。名古屋工場では半導体装置などに使うアルミ板を生産している。不正があったのはアルミ厚板の引っ張り強度を確認する試験だった。規定と異なる方法で検査したにもかかわらず、JISマークをつけて出荷していた。

 不正は1996年から続いており、生産性をアップする過程で検査方法が変わったことが原因だったとしている。2018年に同工場の品質管理委員会が不正の事実を把握した後も報告していなかった。取締役会が事態を把握したのは21年4月、JQAの臨時検査後だったという。

 2件目はアルミ加工の日軽形材(岡山県高梁市)の岡山工場が6月30日付でJIS認証の一時停止処分を受けた。岡山工場ではJISマークを表示しない独自規格の商品も製造。このうちの一部アルミ製品についてJISマークを誤表記して出荷していた。出荷量は33トン。

 20年12月、工場の生産性を高める狙いで新しい生産管理システムを導入。この更新手順のなかで不手際があった。日軽形材は5月18日にJQAに経緯を報告。「品質管理体制に不備がある」とされ、JIS認証の一時停止処分を受けた。

 相次ぐ不正の発覚を受け、日軽金HDは6月、社内調査から外部の弁護士などで構成する特別調査委員会の調査に切り替えた。より中立的な視点で不正の実態解明を急いでいる。今後、調査結果と再発防止策を公表する予定だ。

 経営責任について岡本社長は「原因を究明し、再発防止策を進めるのが経営層の責任だと判断している」と述べ、社長の椅子に留まる考えを示した。日本の素材産業では近年、生産現場での不正が次々と発覚した。2017年には神戸製鋼所や三菱マテリアルがJIS認証取り消し処分を受けている。これをきっかけに各メーカーは生産現場の総点検を行ったはずなのに不祥事が後を絶たない。

雨畑ダムの堆砂問題は令和の公害事件

 日軽金HDは別の問題も抱えている。駿河湾産サクラエビの不漁をきっかけに雨畑ダム(山梨県早川町)の堆砂問題にスポットライトが当たり始めた。雨畑ダムは電気を大量に使うアルミニウム製造のための自家発電施設である。蒲原製造所(静岡市)で使用する電力の一部を雨畑ダムの発電が賄っている。19年8月と10月の台風で雨畑ダムの周辺地域に浸水被害が発生した。国土交通省は日軽金に「抜本的な対策」を求めて行政指導をした。同社は20年度からの5年間で700万立方メートル(東京ドーム5杯分)の土砂を搬出する計画を提示し、国に了承された。

 これに伴い土砂除去費用として20年3月期に110億円、21年3月期に162億円の特別損失を計上した。年商4000億円規模で営業利益が250億円、最大でも300億円の日軽金HDにとって、この特損は大きい。毎年新たにダム湖内に流入する50万立方メートルから数百万立方メートルの土砂の対応については具体的に示されておらず、雨畑ダムの堆砂問題の解決への道筋は不透明といえる。

 さらに、雨畑ダムは環境問題にかたちを変えてきた。地元紙の静岡新聞は、駿河湾産サクラエビの記録的な不漁を機に2018年末から「サクラエビ異変」と題した報道を続けている。駿河湾に注ぐ富士川の河川環境に着目し、アルミ製錬を終えた日本軽金属が戦時中からいまだに持ち続けている富士川水系の巨大水利権や上流部の雨畑ダムの著しい堆砂、砕石業者による凝集剤入り汚泥の不法投棄問題などを詳報した。

 サクラエビは静岡県を代表する食材である。駿河湾産のサクラエビの年間漁獲量が近年、低迷している原因は何なのか。静岡新聞の長期企画「サクラエビ異変」は今年2月、公共の利益に貢献したジャーナリズム活動を早稲田大学が顕彰する「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」の文化貢献部門の奨励賞を受賞した。

高分子凝集剤入り汚泥の大量不法投棄

 山梨県は7月26日、採石業者ニッケイ工業(早川町)が長年続けていた高分子凝集剤入り汚泥(ポリマー汚泥)の大量不法投棄で、「合計約22トンの凝集剤が、富士川水系雨畑川に投棄されていた」との調査結果を公表した。河川内への不法投棄は2009年から続いていたことも明らかになった。

 ニッケイ工業は日本軽金属が10%出資している会社だ。雨畑ダムの土砂を浚(さら)い、砂利を採取している。日本軽金属の関係会社である。山梨県の長崎幸太郎知事と静岡県の川勝平太知事は7月27日、静岡県庁で覚書を交わし、「富士川の豊かな水環境の保全に向けた山梨県・静岡県協働プロジェクト」をスタートさせた。富士川水系のポリマー汚泥の残留の実態などを明らかにする。

 阿部知子衆院議員(立憲民主党) の雨畑ダムの堆砂問題についての質問主意書に対し、政府は今年5月、答弁書で「すでに堆砂率(総貯水容量に対する堆砂量の割合)は120%に達している」ことを明らかにし、「必要ならダム撤去の指導を行う」との認識を初めて示した。

 その上で、日軽金が堆砂除去を進めていることから、現時点でのダム撤去は否定した。雨畑ダムの上流では堆砂による洪水被害が発生している。日軽金は今後も継続的に土砂除去費用を計上する必要に迫られるかもしれない。令和の公害と呼ばれる雨畑ダムの堆砂問題は日本軽金属HDの体力を蝕(むしば)んでいく。

(文=編集部)